ゆるゆりSSは初です
ごらく部
京子「ちなつちゃ~~ん」チュッチュッ
ちなつ「きゃああああ! 結衣せんぱ~い助けてーー!」
結衣「こら京子! またやってるのかお前は」バン
京子「ははは、ごめんごめん」
結衣「ハア……全くお前は、ちなつちゃんを襲わないと死ぬ病気かなんかか?」
京子「なんだよ~結衣、人聞き悪いな~。愛を伝えてるだけだよ~」
結衣「全く……ちなつちゃん、大丈夫?」
ちなつ「はい! ありがとうございます結衣先輩!」キラキラ
京子「結衣はちなつちゃんには優しいんだな。私には優しくないくせにさ~」
結衣「自業自得だ。バカ」
ナンダトー! アーダコーダアーダコーダ
ちなつ「……」
ちなつ(京子先輩は、結衣先輩と仲いいなぁ……)
ちなつ(私も、結衣先輩ともっと仲良くなるために努力しなきゃ!)
ちなつ(そしてその暁には……)クックックッ
あかり(ちなつちゃんどうしたのかな……?)
―――図書館――
ちなつ「……」フムフム
ちなつ「ん? これは……」
ちなつ「一層仲を深めるには、その人と一度距離を置くと良い……か」
ちなつ(よし! 明日からは結衣先輩から少し距離を置いてみよう!)
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続きは9時ごろ投下しまっせ
――翌日――
1-2 教室
ちなつ「あかりちゃん、部活行こー」
あかり「うん。行こうちなつちゃん」
ちなつ「……」テクテク
あかり「……」テクテク
あかり(うう……ちなつちゃんが静かでなんか気まずいよぉ……)
ちなつ(距離を置く……か)
ちなつ(どうしようかな……)ウーン
ちなつ「あーもう!」ブンブン
あかり(ふえぇ……ちなつちゃんがおかしいよぉ……)グスン
ごらく部
スー
パタン
京子「おー! ちなつちゃん!」チュッチュッ
ちなつ「ちょっ! 入って2秒で抱き着いてくるなんて犯罪者か何かですか!?」
京子「厳しいな~ちなつちゃんは」チュッチュッ
ちなつ「助けて結衣せ……」
ちなつ(う……ここで助けを求めたらいつもとおんなじだ……)
ちなつ「もう! いい加減にして下さい先輩!」ドン
京子「おおっと、ごめんごめん今回はやりすぎた」
結衣「いつもだろバカ……」
結衣「ちなつちゃん、困ったことがあったらいつでも言って」
ちなつ「あ…えっと……大丈夫、です。心配かけてすいません」
結衣「…? そうか、ならいいんだが」
京子「そうだ! 今日は久々に王様ゲームでもしようぜ~」ニヤニヤ
結衣「前ロクなことにならなかっただろ…懲りないやつだな全く」
あかり「あかりは王様ゲーム嫌いじゃないよぉ」
あかり(あかりが主役になれるチャンス……チャンス……)
京子「って、あかりいつからここに居たんだ!?」
あかり「ちょっと!? ひどいよ京子ちゃん!?」
あかり「あかりはちゃんとちなつちゃんと一緒に部室に入ってきたもん!」
結衣「ごめんな、あかり。気づいてあげられなくて……」
あかり(なんかあかりが何かしら事情があるかわいそうな子みたいになってるよぉ!?)
で。
遅れて申し訳ない
京子「じゃあ早速王様ゲームしよう!」
あかり「わぁい王様ゲーム あかり王様ゲーム大好き!」
―――――
あかり(あかりは3番かぁ……王様逃しちゃったよぉ……)
京子(2番~~2番~~)
ちなつ(私は1番か……)
結衣「あ、私王様だ」
京子「結衣、面白いの頼むぞ!」
結衣(さっき京子の番号が見えちゃったな……そうだ)
結衣「2番! 今すぐ3kmほど走ってこい」
京子「ちょっと待ったアアア! それはおかしいぞ結衣!」
結衣「お、京子か運がいいな。じゃあ早速走ってきてくれ」
京子「不正だー! 反則だイカサマだぁーー!」
結衣「うるさい! いつもちなつちゃんに迷惑かけてる罰だ!」
京子「くそおおお! 見てろよ結衣ーーーーー!」ダダダ
ちなつ(結衣先輩が私の事を思ってくれてる……)キラキラ
ちなつ(もっと続けていけばさらに効果があるかも!)
あかり「あ、そうだ。ねえみんな、あかりはちょっと教室に忘れ物しちゃったから、行ってくるね」
結衣「わかった。早く戻ってきなよ」
あかり「うん!」
ちなつ(ゆ、結衣先輩と二人きり……//)
ちなつ(ダメよチーナ、ここでボロを出したら終わる……)
結衣「大丈夫? ちなつちゃん、顔が赤いよ?」
ちなつ「いえ、大丈夫です」キリッ
結衣「そう……辛いんだったら言ってねちなつちゃん」
ちなつ「は…はい……」
ちなつ(このままじゃ結衣先輩の思う壺だ……)
結衣「何か悩みがあるんだったら、いつでも相談してね」
ちなつ(距離を置く…距離を…距離……)
ちなつ「その……大丈夫です。」
ちなつ「いつも心配してくれるのはありがたいんですけど……心配しすぎというか……」
ちなつ「なんか……少し、めんどくさいです」
ちなつ(ああああああああああ!! 言っちゃった! もう戻れないよ私!)
結衣「……!!」
結衣「そんな風に思ってたなんて……ごめんねちなつちゃん。これからは気を付けるよ……」
ちなつ「はい、ありがとうございます」
ちなつ(結衣先輩ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごm)
バアン!
京子「ハアッ!! ハアッ! 死ぬほど疲れた……」バタリ
あかり「帰ってきたよ~って、大丈夫京子ちゃん!?」
誰かレスしたら書きまっせ
ちなつ「わ、私は用事があるので先に帰ります! さようなら!」ダダダ
結衣「あっ……」
京子「…? うん、ばいばいちなつちゃん!」
あかり(あんなに急いでどうしたんだろう?)
結衣「……」
―――――
京子「さて、私たちもそろそろ帰るか」
あかり「うん。結衣ちゃんも帰ろう?」
結衣「ああ……」
―――――
京子「それでねー」テクテク
あかり「あはは、すごいね~」テクテク
結衣「……なあ、あかり。最近ちなつちゃんに何か……あった?」
あかり「…? う~ん、そうだ! 今日部活に行くときになんかすっごい考え事してたよぉ」
結衣「……! そうか、ありがとうあかり」
あかり「あ、もう家だからばいばい、みんな~」
京子「おう、気を付けて帰れよ」
あかり「今目の前に玄関があるのに何に気を付けるの!?」
京子「例えば……入ろうとした瞬間上から物が落ちてきて潰されるとか」
あかり「なにそれ怖い……」ブルブル
結衣「ほら、バカなこと言ってないで帰るぞ京子。バイバイ、あかり」
あかり「じゃあね~」パタン
―――――
京子「~~~♪」ピー
結衣「なあ、京子。笑わないで聞いてくれるか?」
京子「お、どうした急に? まあとりあえず話してみてよ」
結衣「実は……」
―――――
京子「へえ、あのちなつちゃんがそんな事言うなんて珍しいねえ」
結衣「やっぱり……私に原因があるよな……」
京子「まあまあ、元気出しなよ結衣」
結衣「それでも……」
結衣「私はいつも頑張って、先輩として接していたつもりだったのに、それがあんな風に思われていたなんて……」ポロポロ
結衣「つくづく自分が嫌になる……」ポロポロ
京子「……」
京子「まあ、大丈夫だって、明日ちゃんと話し合おうよ」
結衣「うぅ……うわあああああああぁ…」ポロポロ
京子「…」ヨシヨシ
―――――
ちなつ「ああああああああ!!!」ゴロゴロ
ちなつ「やってしまったああああ!」ゴロゴロ
ちなつ「だがもう後戻りはできない!」
ちなつ「こうなったら行くところまでいってやる!」
ちなつ「ふう…ふう……」
ちなつ「それにしても……」
ちなつ「あの時の結衣先輩の悲しそうな顔……なんか良かったなあ」
ちなつ「って! 危ない危ない」
ちなつ「変な性癖に目覚めるところだった」
ちなつ「とにかく今日は寝ようっと」
ちなつ「……」スースー
この投下速度はエタる
確率にして100%くらい
>>16
努力するよ
誰かレスしたら書き始めます
翌日
1-2
櫻子「や~いおっぱいオバケ~」
向日葵「死ね」
櫻子「ちょっっ! 一巻の頃みたいな事言うなし!」
向日葵「そっちが何度もそんな事言ってるからですわ」
櫻子「なんだと~~~!」
向日葵&櫻子「うぐぐぐぐぐ……」ギラギラ
ちなつ(……)
―――――
向日葵「はあ、、全く櫻子は……」
ちなつ「ねえ向日葵ちゃん、櫻子ちゃんともっと仲良くなりたいでしょ?」
向日葵「は、はい!? そ、そんなこと……」
ちなつ「まあまあ、私が助言をしてあげるよ」
ちなつ「一度、距離を置いてみるといいかもよ」
向日葵「…? それってどういう……」
ちなつ「じゃあね~私は部活いくから」
向日葵「あっ、待って吉川さん……」
向日葵「……」
ちなつの喋り方がよくわかんね
1-2
向日葵「……」ガラッ
櫻子「あ、向日葵……」
櫻子「早く生徒会室行かないとやばいよ?」
向日葵「うるさいですの……」
櫻子「ん? どうしたんだよ向日葵?」
向日葵「じゃあ行ってきますわ、それじゃ」ガラッ
櫻子「なんだよあいつ……さっきの事まあだ怒ってるのか」
櫻子「……」
櫻子「ふんっ、おっぱいのくせに」
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