ちなつ「あかりちゃん、いつからそんなに櫻子ちゃんといい感じなの?」
あかり「そ、そうかなぁ……あかりはいつもどおりだけどぉ」
ちなつ「だってあかりちゃんと櫻子ちゃん、すごく楽しそうに話してるもん」
ちなつ「まるで私といるのが詰まんないみたいな……」
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あかり「そんなことないよぉ」
ちなつ「じゃあ今日うちで遊べる?」
あかり「ええとごめん、今日は櫻子ちゃんと遊ぶ約束先にしちゃって…」
ちなつ「……」
ちなつ「もういい、あかりちゃんのばか」
あかり「ごめん、ちなつちゃん!今度絶対ちなつちゃんと遊びに行くって約束するからっ」
ちなつ「ふーんだっ」
~~~~~~
街
ちなつ「今日は約束の日、あかりちゃんったらすでに2分も待たせちゃって全く……」
ちなつ「あっ、来た来た……あ」
あかり「ごめんねちなつちゃん、待っちゃったかな……」
ちなつ「それ何」
櫻子「もうちなつちゃん、それってなんだよ!見ての通り大室櫻子だよ~」
あかり「櫻子ちゃんも入れて3人で遊んだらもっと楽しいかなって」
ちなつ「私、櫻子ちゃん呼んだっけな~」
あかり「えっ、ちなつちゃん櫻子ちゃんのこと嫌いなわけじゃないからいいと思ったんだけどぉ……」
ちなつ「べつに」
ちなつ「私はあかりちゃんをわざわざ特別に遊びに誘ったの」
あかり「えっとあかりは……そんな……」
櫻子(何この気まずさ)
ちなつ「あーあ、つまんない」
あかり「ちなつちゃん、それは櫻子ちゃんがあまりにも可哀相だよぉ」
櫻子「あのぉ…いいっすか、私二人の邪魔しない程度に傍に居るんで」
ちなつ「……」
あかり「……」
ちなつ「あかりちゃん、ご飯食べてきた?」
あかり「あかりはまだだよぉ」
ちなつ「じゃあまず最初にあそこのワックで昼食にしよ」
あかり「うん」
櫻子(私昼飯食べてきたんだよな……)
櫻子「私ワックの割引券持ってるんだけど使う?」
あかり「あかりたちが使っちゃっていいのぉ」
ちなつ「わぁ、櫻子ちゃんありがとー」
店員「お客様ご注文は……」
櫻子「えっと、激辛ってやつ二つと海老カツパーカー一つ。あっ、お持ち帰り用でお願いします」
あかり「とっても美味しいよぉ」
ちなつ「そりゃファストフードだからでしょ」
あかり「……」
櫻子(まあそうだけどさ……)
……………
……………
あかり「えっと、櫻子ちゃんは何も食べなくていいの」
櫻子「ああ私?私家で花子のホットケーキ食べてきたから」
あかり「そうなんだぁ、花子ちゃんホットケーキ作るんだね~」
櫻子「うん……」
櫻子(あかりちゃん、あかりちゃん)
櫻子(私はいいからちなつちゃん)
ちなつ「あかりちゃん、私帰ろっか?」
櫻子「さあて、あかりちゃん次はどこ行こっか~~」
櫻子「ほらちなつちゃんとも相談して!」
ちなつ「だまっててね」
櫻子(逆効果だった……?)
あかり「カラオケとかは……」
ちなつ「ああカラオケいいね~~」
櫻子(待って、私どうすんの?何も歌わずただ座ってんの)
ちなつ「じゃあ早速行ってみよっか」
カラオケルーム
あかり「わぁ~3人でカラオケなんてはじめてだねー」
ちなつ「うん、3時間しかないからどんどん曲入れてこ」
櫻子「わーい」
……
……
……
……
ちなつ「あぁ~ば~しりぃ~~~ ぶぉぉぉぉじょぉぉぉおおおおお~~~」
あかり「わぁ~、ちなつちゃん感情込めて歌うの上手いね~」パチパチ
櫻子(呪い殺されそう……)
ちなつ「そうかなぁ?やっぱり恋愛ソングがいいわねっ」
ちなつ「あっ、この曲、あかりちゃん一緒に歌おっ」
あかり「わぁ、『君の知らない…』だよね!」
櫻子「おお、あのカラオケ人気上位に入っている曲か~~」
ちなつ「この曲は私と結衣先輩をモチーフにした曲なんだからね!しっかり歌詞を噛みしめて歌うの!」
あかり「そ、そうなんだ」ハハハ
~~~~~~
あかり「これじゃ~ひ~と~り~ぼっち~~♪」
あかり「はい、櫻子ちゃんっ」
櫻子「えっわたし?、たーのしーげーな ひとつとーなりのー君」
ちなつ「うっうわぁぁぁぁとぅぁぁあぁぁぁしぃぃぃううわぁぁぁぁぁなにもぉぉぉぉいえぇぇなくてぇぇええぇぇぇぇえ」
あかり「ちなつちゃん、こぶしがすごすぎるよぉ」
櫻子「あははは名曲が……」
……………………
……………………
あかり「ふう、楽しかったね」
ちなつ「そだね」
あかり「櫻子ちゃんが盛り上げてくれたおかげで歌いやすかったよぉ、ねぇちなつちゃん」
ちなつ「まあね」
櫻子「そ、そう?そりゃどうも」
ちなつ「……」
ちなつ「帰ろっか」
あかり「そうだね」
ちなつ「櫻子ちゃん今日はありがと……」
櫻子「えっ、ちなつ今なんて?」
ちなつ「……なんでもないよ」
あかり「今度遊ぶときはもっと楽しくなりそうだね」
ちなつ「またこの三人でね」
櫻子「ちなつちゃん……」
大室家
櫻子「おかえり」
撫子「ひま子来てるよ」
櫻子「あ……」
櫻子(いっけね……そういえば今日向日葵に宿題を手伝ってもらう約束を)
櫻子「先にお風呂入ってこよっかなぁ……」
撫子「着替え取りに行かないで入るつもりなの?」
櫻子「ああもぉわかったって!」
櫻子「ひ、向日葵…向日葵さん……?」
向日葵「櫻子、今日という今日は……」
櫻子(先手を取らなくちゃ……そうだ)
櫻子「そ……その……向日葵のために買ってきたんだ」
向日葵「それがどうしたんですの、そんなもので罪を免れようだなんて」
櫻子「向日葵によろこんでもらいたくて!」
向日葵「え……と、さ…櫻子?///」
櫻子「はいっ、ひまちゃん!」
櫻子(ど、どうだ私の迫真の……)
櫻子「って泣いてる!?」
向日葵「なんだがあの頃が懐かしくなってしまって……」グズ
向日葵「」ハムッ
向日葵「ピリッとしておいしいですわ……」タラタラ
櫻子「向日葵の涎が……」
櫻子(さすがにハバネロ25分の辛さはやばかった)
おわり
以上、櫻子が案外空気の読めるやつだという話でした
オチ投げやり感ゴメンゴ……orz
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