穂乃果「どーしよー！！全然勉強してないよーー！」

ことり「え？」

穂乃果「だって学校なくなったら、別の高校入らないといけないんでしょ？！受験勉強とか！編入試験とか！」

海未「やはり…」

ことり「穂乃果ちゃん落ち着いて」

穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんはいいよー！そこそこ成績良いし！」

凛「そうにゃー！凛なんて…凛なんてーー！」

にこ「あんたはまだ受験終わったばっかりだからいいじゃない……にこなんて、三年なのよ！2年間勉強とは縁もゆかり無かったのに～」

海未「にこ…あなた今年受験生ですよね？」

ことり「ていうか2人とも、出番まだなんじゃ～？」

＊＊＊

穂乃果「いやー今日もパンが上手い！はーむっ」

海未「太りますよ」

穂乃果「」ｷﾞｸ

穂乃果「」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

海未「まさか…すでに……」

ことり「穂乃果ちゃん……」

＊＊＊

絵里「ねえ、ちょっといい？」

3人「は、はい！」

穂乃果「だ、誰？」ｺｿｺｿ

海未「えーと…」ｺｿｺｿ

ことり「たしかー…」ｺｿｺｿ

絵里「生徒会長よ！！」

穂乃果「いや～、ごめん絵里ちゃん、ついセリフ忘れちゃった♪」

絵里「もう、穂乃果ったら、まだ名前で呼んじゃダメでしょ♪」

希「エリチ、嬉しそうやね」

＊＊＊

穂乃果「アンコ飽きたーー！」

雪穂「白あんもあるよ♪」

穂乃果「もっと飽きたーー！」

ほのママ「穂乃果っ！和菓子屋の娘がアンコ飽きたときゃ、言わ…な…………すいません///もう一度お願いします///」

雪穂乃果「はーい」ﾆﾔﾆﾔ

＊＊＊

穂乃果「雪穂、あんた音ノ木坂受けないの？！」

雪穂「だって音ノ木坂なくなっちゃうんでしょ？それに私UTX受けるから」

穂乃果「無理だよ！絶対！成績的に！」

雪穂「確かにレベル高いけど、なんでそー言い切れるの！？」

穂乃果「私の妹だから！」

雪穂「くっ……………確かに…」

穂乃果「ちょっとは否定してよ～！」

＊＊＊

穂乃果「でも！三年生は3クラスあるし！」

雪穂「一年生は？」

穂乃果「1クラス……」

雪穂「ほら、それってもう来年はゼロってことじゃない！」

穂乃果「そんなことない！ことりちゃんと海未ちゃんと絵里ちゃんと希ちゃんとニコちゃんと真姫ちゃんと凛ちゃんと花陽ちゃんとμ'sっていうスクールアイドルをやって、時に解散の危機に陥りながらも、あのA-RISEに見事勝利し、ラブライブで優勝して、新入生いっぱい入学してくれるもん！」

雪穂「おねえーーちゃーん！！それ全部！全部言っちゃってるよ？！」

穂乃果「さらには、海外でライブをしたり………

雪穂「カーーーット！！」

＊＊＊

穂乃果「お母さん？」

ほのママ「…」ｼﾞｰ

穂乃果「お母さーん…？」

ほのママ「…」ﾆﾔﾆﾔ

穂乃果「お母さ～ん！」

ほのママ「！！ 何よ急に？」

穂乃果「さっきからいたよー？お風呂先入っていい？」

ほのママ「いいわ、先入っちゃって」ｽﾀｽﾀ

穂乃果「ん？アルバム？(あれ？卒業アルバムじゃない…？)」

穂乃果「ふむふむ」ﾍﾟﾗ

穂乃果「ほほーう」ﾍﾟﾗ

穂乃果「雪穂ーー！おいでよー！お母さんとお父さんが若い頃デートした時の写真があるよー！」

ほのママ「キャーー！////」

ほのママ「間違えちゃったわ///」

ほのパパ「………///」

＊＊＊

～UTX前にて～

穂乃果「あの…あの人達って芸能人とかなんですか？」

にこ「はぁ～？！あんた！そんなことも知らないの！？」

穂乃果「す、すいませーん！」

ツバサ「ようこそ、UTX高校へ。高坂さん♫」

穂乃果「えっ？」

英玲奈「ツバサ！まだ早い！というか本当にまだまだ先の話だ！どれだけ待ちきれないんだ…」

あんじゅ「完全にフルハウス♪」

トリップ付けます

＊＊＊

海未「そんなことで本当に生徒が集まると思いますか？！」

穂乃果「う…それは……人気が出なきゃだけど…」

海未「その雑誌に出てる子たちは、プロと同じくらい努力し続けてきた人たちです。穂乃果みたいに好奇心だけで始めても上手くいくはずないでしょ！」

海未「はっきり言います……アイドルは無しです！」

穂乃果「う……うわぁーーん！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

海未「！！」

穂乃果「そ、そんなに、はっきり言わなくてもいいじゃん……穂乃果だって一生懸命考えたのにぃ…」ｼｸｼｸ

海未「す、すいません…穂乃果、たしかに少し言い過ぎました…」

穂乃果「そんなこと言いながら、2期の12話では『もうすっかり癖になりました。たくさんの人の前で歌う楽しさが。』とか言うくせに…」ｸﾞｽﾝ

海未「ほ、ほのかぁ！///」

＊＊＊

～音楽室にて～

真姫「愛してるばんざーい ここで良かったー 私たちの今がこーこにあーるー」

穂乃果「愛してるばんざーい 」ｶﾞﾗﾗ

真姫「！！」

穂乃果「始まったばーかりー 明日もよろしくね まだーゴールじゃなーい」

穂乃果「さあ！」

海未・ことり「大好きだばんざーい！負けない勇気～私たちは今を楽しもう～～」

真姫「？？！」

凛・花陽「大好きだばんざーい！頑張れるかーら 昨日に手を振ってほら～前向いて～」

真姫「……」

穂乃果「ねぇ！みんな一緒に！」

μ's「Lah…Lah…

真姫「…………………意味わかんない…」

＊＊＊

～弓道場～

海未「(みんなハート撃ち抜くぞ～バーン♡)」

ｽｶｯ

海未「な、何を考えているのです、私は///」

部員「外したの？珍しい！」

海未「あっ、いや、たまたまです！」

ｷﾞﾘﾘ

海未「(ラブアローシュート!!)」

ﾋｭ………ﾄﾞｺﾞｫﾝ！

海未「……え？」

ことり「海未ちゃーん、ってえええー！どうしたの？！弓道場、半壊してるけど？？！」

海未「ら、ラブアローシュート…です…」

＊＊＊

海未「やっぱり上手くいくなんて思えません…」

ことり「でも、いつもこういう事って穂乃果ちゃんから言い出してたよね」

ことり「私達が尻込みしちゃう所を、いつも引っぱってくれて…」

海未「そのせいで散々な目に何度もあったじゃないですか」

ことり「そうだったね。でも、海未ちゃん、後悔した事ある？」

海未「え………」

海未「…いや。ありまくりですけど？」

海未「逆に、後悔しなかった事がないといっても過言じゃありません！」

ことり「海未ちゃーん！セリフ変えちゃ駄目だよ～。それは確かにそうだけど……」

穂乃果「…」ｼｸｼｸ

＊＊＊


～校舎裏で練習している穂乃果を見る直前の2人～

ことり「海未ちゃん、見て」

ことり「(ここで海未ちゃんが一生懸命に練習している穂乃果ちゃんを見て、手を差し伸べるシナリオだよね♪)」


絵里「ほーら、穂乃果ぁ♡あーん」ｲﾁｬｲﾁｬ

穂乃果「あーんっ」ｲﾁｬｲﾁｬ

穂乃果「いやー今日もパンが上手いっ！」

絵里「まだたくさんあるから、ゆっくり食べましょう//」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ


海未「ほら、ことり……後悔したでしょ？」

ことり「これは何も言えないよ、海未ちゃん……」

＊＊＊

～TAKE2～

ことり「海未ちゃん、見て」

ことり「(今回はしっかり頼むよ、穂乃果ちゃん！)」


穂乃果「ニッコニッコニー！」

にこ「もっと声だして！」

穂乃果「に、ニッコニッコニー！！」

にこ「穂乃果！腕が下がってきてるわよ！」


海未「………」

ことり「……帰ろっか？」

海未「……」


穂乃果・にこ「ニッコニッコニー！！」

＊＊＊

～TAKE3～

ことり「海未ちゃん、見て…」

ことり「(三度目正直だよ！穂乃果ちゃん)」


真姫「ほ、ほのかぁ/// ちょっとっ、こ、こんなところ誰か見られたら……///」ﾊｱﾊｱ

穂乃果「そんなこと言いながら、体は正直みたいだよ♡えいっ」

真姫「ゃん！///そ、そこはだめぇ//」ﾊｱﾊｱ

穂乃果「真姫ちゃんはエッチだねぇ」


海未「…………」

ことり「ねえ、海未ちゃん。わたし、ヤってみようかな…」

海未「！！」

ことり「海未ちゃんはどうする？」

海未「！？！？」

＊＊＊

～生徒会室～

穂乃果「廃校をなんとか阻止したくて！スクールアイドルって今すごい人気があるんですよ！だから！！」

絵里「だったら認めるわけにはいかないわね…」

穂乃果「どうして？！」

絵里「部活は生徒を集めるためにやるものじゃない。思いつきで行動したところで状況は変えられないわ」

穂乃果「…」ｸﾞｽ

絵里「(！！)」

絵里「へ、変なこと考えてないで残り2年、自分のために何をするべきかよく考えるべきよ」

穂乃果「………うぅ//」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

絵里「！？！？」

絵里「そ、そんな顔しないで、穂乃果！ごめん！今の嘘だから！ほ、ほら！これ台本の台詞だから、ね、ね？」

希「エリチ……必死すぎや…」

絵里「なんなら、私と希の2人が入って5人で設立しましょ！ね？うん！それがいいわ！」

希「1話からこんなにNGでるんやなぁ」

＊＊＊

ことり「ああ、これから一体どうすれば…」

海未「どうすれば……！」

絵里・希「どうすればいいの…」

～♫～

穂乃果「だって～、可能性感じたんだ～。そうだ進め～♪」


生徒A「うふふ、あの子急に歌いだしてる」ｸｽｸｽ

生徒B「ほんとだー」ｸｽｸｽ


穂乃果「…/// 後悔したくなぃ… 目のまぇ…ぼくらの…ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ///」ｶｧ

ことり「穂乃果ちゃん！恥ずかしがらないで！」

海未「先が思いやられます…」ﾊｱ