穂乃果「ふっふっふふーん♪」
海未「楽しそうですね」
穂乃果「お、海未ちゃんはわかってくれるかな?穂乃果が楽しい理由!」
海未(きっとアレのシーズンだからだとは思いますが....この子の笑顔は大好きなので....)
海未「わからないです」
穂乃果「ふふ、海未ちゃんでもわからないかぁ〜」ニコニコ
海未「一体なんです?」
穂乃果「今はクリスマスシーズン!!!夢が叶スピリチュアルな期間....街はキラキラ光って、道行く人々はみんな笑顔!寒いことなんて忘れてはっちゃけちゃおーう♪」ニカッ
海未「クリスマス....そういえば気になっていたのですが、よくクリぼっちという言葉を聞きますよね?あれってお友達といるんじゃダメなんですかね?恋人じゃないとクリぼっち扱いなんですか?」
穂乃果「海未ちゃんも今をときめくピチピチの女子高生なんだからそのくらいわからないと〜!お友達とワイワイするのはクリぼっちじゃないよ?文字通りひとりで過ごすことがクリぼっち」
海未「へぇ....お付き合いしている私たちには縁がないものですね」
穂乃果「うん!ずっと一緒だもん」ピトッ
海未「....温かいです」
穂乃果「海未ちゃんも」ニコニコ
海未「穂乃果の甘えん坊はいつ終わるのでしょうか」
穂乃果「女の子なんだから沢山甘えないと」
海未「なら....私も」
ギュ
穂乃果「ふにゃ....///」カァァ
海未「たまには抱き着いてもいいでしょう?」
穂乃果「え、えへへ....まさか海未ちゃんが甘えん坊さんになるとは思わなかったよ〜///」
海未「好きですよ、穂乃果(イケボ)」
穂乃果「ひゃぁぁぁ///」ジタバタ
海未「どうしました?」
穂乃果「海未ちゃんかっこいい〜///」ドキドキ
海未「ありがとうございます」
穂乃果「でも!」
海未「....?」
穂乃果「女の子は可愛いほうがいい!」
クイッ
海未「ひゃ....///」ドキッ
穂乃果「これ、顎クイっていうんだよ。....海未ちゃん、可愛い♪」
海未(うっ....///)ズキュゥゥン♡
穂乃果「そんな可愛い海未ちゃんに、気の早いほのサンタからのプレゼント!」
海未「プレゼント!?な、なんでし―
穂乃果「メリークリスマス(イケボ)」
チュッ
海未「っ!?///」カァァ
穂乃果「....ぅはぁ....可愛かったよ、海未ちゃん」
海未「....完敗です....顎クイからのキスだなんて....もう!これだから穂乃果は........私は愛されるより愛す方がいいのに....」
穂乃果「どっちもでいいじゃん!穂乃果は、海未ちゃんが穂乃果のことを大事にしてくれてるの知ってるもん!」ニコニコ
海未「....ずるいです///」
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穂乃果「あ、その赤くなった顔もダイスキ!」
海未「わ、私だってあなたの無邪気な笑顔がダイスキです」
穂乃果「それならたっくさん笑うぞ〜」ニカニカ
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
海未「はぁ....」ヌクヌク
穂乃果「ふぅ....」ヌクヌク
ほのうみ「こたつ、暖かい♪」
海未「こうしてテレビを見ながらゆっくりするのもいいですね」
穂乃果「うん〜....あ、この相葉くんが抱いてる猫さん可愛いよ!」
海未「本当ですね!スコティッシュフォールドですか....たれ耳がとても愛らしいです」
穂乃果「うんうん!....志村どうぶつ園の動物の赤ちゃんを紹介するの好きだなぁ」
海未「可愛いですもんね」
TKNデスネ
TKN?
トテモ カワイイ ネコチャン デス
アハハハ
穂乃果「これすぐ思いつくのかな?」
海未「ふむ....あいうえお作文とかしてみますか?」
穂乃果「おぉ、いいね、楽しそう」
海未「では、お題は....お互いの名前でどうですか?名字も含めて」
穂乃果「おっけ〜」
〜端折るちゅん(・8・)〜
穂乃果「どっちから発表する?」
海未「なら言い出しっぺの私から....」
穂乃果「よっ!」パチパチ
海未「
こ 凍る風そっちのけ
う 歌う雛鳥の合唱団
さ 先に帰ると微笑んだ
か 彼女に見せたく呼び戻す
ほ 宝石のようなその子の目を
の 覗いてみたら
か 香る夕陽の青春の匂い」
穂乃果「....」
海未「....次」
穂乃果「
そ 爽快な
の 野原の風を
だ 抱きしめて
う 海に飛び込めば
み 見知らぬ世界」
海未「....」
穂乃果「....」
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
穂乃果「うみちゃー!お風呂いこー!」
海未「....ひとりで入れないのですか?」
穂乃果「そしたら海未ちゃんといる時間が短くなっちゃうもん」スリスリ
海未(なんですかこの可愛い生き物!?///)カァァ
海未「いいですよ///」
穂乃果「わぁい!」
海未「ですが、タオルは着けますからね」
穂乃果「はーい」
〜端折るちゅん(・8・)〜
ヌギヌギ
穂乃果「海未ちゃん....下着つけたままじゃ入れないよ?」
海未「う....いざとなったら恥ずかしくて....///」
穂乃果「うーん....なら、穂乃果がすっぽんぽんになればいいんだね!」バサッ
海未「ななななっ!?///」
穂乃果「女の子同士なんだから恥ずかしがることないよ〜........ほら、セクシーポーズ♡」アーン
海未(....体型に合った胸とお尻のボリューム....程よい肉付きの腕や脚....そして幼さの残る局部....全てたまらない///)
穂乃果「....そ、そんなにじっくり見られたら恥ずかしくなってきた....///」カァァ
海未「あっ、ご、ごめんなさい....私ったら....///お詫びに脱ぎます!」バサッ
穂乃果(....!theスレンダー....細い腕、脚、腹、そして手で覆えるくらいの綺麗な胸....可愛いお尻....全てたまらない///)
ほのうみ「....///」
ほのうみ「さ、最高だぜ姉ちゃん///(キャラ崩壊)」タラー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「うぅぅ....寒い....」ブルッ
海未「大丈夫ですか?」
穂乃果「大....丈夫....今日はなんとしてでも明日のイヴのためにご馳走を買いに行かないと」
海未「それならマフラー貸しますよ。首元寒いでしょう?」
穂乃果「ありがとう....うん、海未ちゃんの匂いだ♪」スンスン
海未「わ、私の匂いってなんですか!?くくくっ、臭いのですか!?」
穂乃果「ううん、とってもいい匂いだよ」
海未「いい匂いって....照れてしまいます///」カァァ
穂乃果「....穂乃果知ってるんだよ?」
海未「え?何をです?」
穂乃果「海未ちゃんも、穂乃果の匂いを嗅いでぽわぽわしてたこと」
海未「っ!?....なななっ、なっ、何のことでしょう....」ドキドキ
穂乃果「穂乃果が寝たふりをした時、髪の毛を手で持ち上げて匂いを嗅いだこと」
海未「........」プルプル
穂乃果「知ってるんだよ?」
海未「ごめんなさい....もうそのような破廉恥なことはしません....」
穂乃果「違うの」
海未「....はい?」
穂乃果「....穂乃果に言ってくれればいつでも嗅がせてあげたってこと。なんで言ってくれなかったのさ///」
海未「穂乃果....!!!可愛すぎです!!!」
ダキッ
穂乃果「わっ、ちょ、いきなり!?」
海未「穂乃果ぁ♪」ギュゥ
穂乃果「あわわ....こんな街の中なのに///」ギュ
海未「可愛いものを愛でるのに場所は関係ありません!あったとしても穂乃果が可愛すぎるのがいけないんです」ナデナデ
穂乃果(あぅ....///)
穂乃果「し、仕方ないなぁ....もう少しだけなら撫でてくれてもいいよ///」カァァ
海未「はい♪」ナデナデ
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
にこ「にっくにっくにー!只今クリスマスセール実施中でーす!クリスマスと言ったらチキン。肉厚ジューシーなチキンを....」ピタッ
穂乃果「....」
海未「....」
にこ「....///」
穂乃果「....あ、あの....」
にこ「は、はい....」
穂乃果「それ....ください....」
にこ「〜円になります」
海未「あ、私が出します」スッ
にこ「....200円のお釣りとレシートになります」
穂乃果「....」
海未「....」
にこ「....」
穂乃果「頑張ってね」
海未「頑張ってください」
にこ「....はい///」プルプル
穂乃果「んじゃ、海未ちゃん行こ」
海未「はい。次は....お菓子を見に行きましょう」
穂乃果「え、いいの!?」パァァ
海未「せっかくのクリスマスくらい沢山食べてもいいですよ」
穂乃果「ぅやったぁ♪」ピョーン
海未「ただ、残ったお菓子をパーティ以降にいっぺんに食べるのはダメですよ?ラブライブも近いのですから」
穂乃果「うん!わかってる!」
海未「....約束できるのであれば行きましょうか」
穂乃果「ふへへ....何買おうかなぁ....ポテチは定番でしょ?あ、チョコ系もいいね。ポッキーとか....グミとかも買おうかな」ニコニコ
海未(この笑顔が見たかったのです)ホッコリ
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
穂乃果「くんくん」
海未「ん?何してるのですか?」
穂乃果「あぁ....ずっとブーツだったから靴下の臭いが気になって。でも、臭くなくて安心」
海未「私の靴下がですか....?」
穂乃果「え?」
海未「だってそれ、私のニーソックス....」
穂乃果「え....あ、間違えてた!?///」カァァ
海未「はぁぁ?ちょっとぉ!?///」カァァ
穂乃果「い、いい匂いだったよ!」
海未「なっ、またそれですか....///」
穂乃果「うぅぅ....ごめんねぇ?」ウルウル
海未「うぐっ....その上目遣いはズルイですぅ....」
コンコン....ガチャッ
ほのママ「....穂乃果、海未ちゃん、さっきはおつかいありがとうね?」ニッコリ
穂乃果「あ、うん」
海未「私達は体力が有り余っていますし、お母様はお店の方も大変だと思うのでこれからも頼ってください」
ほのママ「うん、頼もしいわね....♪」
穂乃果「お手伝いしたんだしぃ....?」ニヤニヤ
ほのママ「な、なによ....」
穂乃果「明日はクリスマスイブなんだよなぁ」
ほのママ「....」
海未「穂乃果、やめなさい」
ほのママ「あ、いいのよ海未ちゃん。....ふふ、穂乃果ったら一日くらい待てないの?」クスクス
穂乃果「待てない!」
ほのママ「まぁそう言うと思ったわ。....はい、これ」
穂乃果「おお!プレゼント♪」ピョンピョン
ほのママ「海未ちゃんも」
海未「え、いいのですか!?」
ほのママ「もちろんよ。それじゃ、夕ご飯ができたら呼ぶからね」
ほのうみ「ありがとう(ございます)」ニコッ
ガチャッ....バタン
穂乃果「海未ちゃん」
海未「はい!」
穂乃果「早速開けてみようよ」
海未「そうですね。大きな袋に入っていますが....硬いものではないみたいです」
穂乃果「じゃ」
シュルル....
穂乃果「....あ、クマさんのぬいぐるみだよ♪」
海未「....どれどれ....」
シュルル....
海未「ん、色違いですね!」
穂乃果「海未ちゃんとお揃い?」
海未「はい♪」
穂乃果「わぁ....お母さんわかってるねぇ」
海未「流石です」
ガチャッ
ほのママ「ごめん、言い忘れてたわ」
穂乃果「おぉ....な、なぁに?」
ほのママ「冬休みだけど、あまり夜ふかししちゃダメよ?特に、隣の部屋の雪穂が迷惑してるらしいわ....喘ぎ声、とか....」ニヤニヤ
バタン
穂乃果「....」チラッ
海未「....」チラッ
ほのうみ「....///」カァァ
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
穂乃果「ねぇ海未ちゃん、寝た?」
海未「....いえ、まだです」
穂乃果「じゃあ話そうかな」
海未「な、何をです?」
穂乃果「....これはね、とある女の子のお話」
海未「えっ....怖い話ですか....?私そういうのは苦手で....」
穂乃果「とある高校に、2人の仲良しコンビがいました」
海未「」
穂乃果「その2人はいつも一緒で、片方がひとりの時を見かけないくらい」
穂乃果「....ある冬の日、2人はお買い物に出かけたの。手を繋いで、ラブラブだったみたい」
穂乃果「けど....家に帰ったら奇妙な現象が起こったの」
海未「ひぃ....」ブルブル
穂乃果「....無意識に手に取った靴下を、自分のと勘違いしちゃったんだ」
海未「....ん?」
穂乃果「まさかとは思ったけど、これはきっと妖怪の仕業」
穂乃果「そして夕飯も済ませ、お風呂に入り、その日は寝ることにしたの」
穂乃果「....2人は暗闇の中、隣同士で横になってる。すぐそばには無防備の大好きな人....呼吸から何まで聞こえてくる」
穂乃果「そこで、奇妙な現象がまた起きたんだ」
穂乃果「....だんだん体がいうことを聞かなくなって....」
サラッ
海未「え、ほ、穂乃果....?」
穂乃果「見えない欲望に....飲み込まれてしまいました」
チュッ
海未「んっ....!?///」ジタバタ
穂乃果「ごめんね、ちょっと変な気分になっちゃって....我慢、できないや///」ヌギヌギ
海未「....今日はやけに積極的ではないですか///」
穂乃果「いつも海未ちゃんからだし....たまには穂乃果から....ね?///」サワサワ
海未「ん....///」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「ふわぁぁ....よく寝たぁ」
海未「起きるのが遅いですよ」
穂乃果「何時〜?」
海未「10時です」
穂乃果「え!?ご、ごめんなさい!!!」
海未「いいですよ、今後気をつければ」
穂乃果「....あ、そっか....穂乃果のために無理矢理起こさないでくれたんだよね」
海未「....ま、まぁ、気持ちよさそうに寝てたので」
穂乃果「ありがとうね♪」
海未「ん....朝ご飯食べてないですけど平気ですか?」
穂乃果「うん、あまりお腹すいてないし、ダイエットチャンスだよ!」
海未「無理はしないでくださいね」
穂乃果「はーい....ところで海未ちゃん、穂乃果が寝てるとき何してたの?」
海未「穂乃果のお母様に呼ばれ、朝ご飯を食べて....その後はずっとここで本を読んでいました」
穂乃果「ふぅん....ねぇねぇ、今日はどこか行くよね?」
海未「クリスマスイブですし、ツリーのある広場のところでも行きますか?イルミネーションも綺麗だと思います」
穂乃果「うん、行く行く〜!」ニコニコ
海未「楽しみですね。夕方から行きましょう」
穂乃果「はーい!....ねぇお母さん........あ///」カァァ
海未「お母さん?」ニヤリ
穂乃果「ちちち、違うのっ!決して普段はお母さんに甘えん坊とかじゃないんだからね!///」バタバタ
海未「『お母さんに甘えん坊』ですか....それで私のことを間違えてそう呼んでしまったのですね」ニヤニヤ
穂乃果「あぅ....///」
海未「でも、気になります。どんな感じなんですか?」
穂乃果「わ、笑わない?」
海未「もちろんです」
穂乃果「....お、お洋服を買って欲しいなぁとか、どこどこに食べに行きたいなぁとか....」
海未「....?普通の女子高生のおねだりでは?」
穂乃果「....ごめんなさい....正直に言います....」
海未「はい」
穂乃果「海未ちゃんで再現してもいい?」
海未「いいですよ」
穂乃果「....お母さ〜ん♪」
ギュ
穂乃果「穂乃果ね、テストの点数少し上がったんだぁ♪褒めて〜」
海未「....」ナデナデ
穂乃果「Part2」
海未「はい」
穂乃果「お母さん、この間お出かけした時にね、すごく可愛いワンピースがあったの。でもね、穂乃果じゃ買えなくて....買って欲しいなぁ」ウワメヅカイ
海未「....///」ナデナデ
穂乃果「Part3」
海未「はい」
穂乃果「お、お母さん....さっきテレビで怖いの見ちゃって....一緒に、寝てもいい?」ウルウル
海未「っ///」ナデナデナデナデ
穂乃果「みたいに....///」
海未「....これなら穂乃果の母になってもいいかもしれません....」
穂乃果「冗談でしょ!?」
海未「まぁそれは流石に冗談ですが....可愛かったですよ。女の子らしいというかなんというか....」
穂乃果「子供っぽいって言えばいいじゃん」プクー
海未「私はどんな穂乃果も好きですから、こういう隠れた1面を見れてとても嬉しいです♪」
穂乃果「....むぅ....///」カァァ
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
海未「この生姜焼き美味しいですね」
穂乃果「うん、お母さんが作ったみたいだけど....お父さんとどっか行っちゃったみたい」
海未「雪穂ちゃんはどうしたのです?」
穂乃果「確かに....亜里沙ちゃんの所でも行ったのかな?いつもはちゃんと一言くれるんだけど....」
海未「....たまにはこういうこともありますよ。今の私たちと違って中学校は共学です。ボーイフレンドでもできたのでは?」
穂乃果「む....それなら辻褄が合うけど....妹にボーイフレンド!?」バン!
海未「あわわ、少し落ち着いてください。まだ食事の最中です」
穂乃果「あ、ごめん....」
カチャ
雪穂「ふぅ....疲れたぁ」
穂乃果「あれ?雪穂?」
雪穂「なぁに?」
穂乃果「どこ行ってたの?」
雪穂「家の前で縄跳びしてたけど....冬休みも体を動かそう!みたいな宿題が出てるの」
穂乃果「あ....そう」
海未「全然違いましたね」
穂乃果「そうだよ、雪穂は真面目だから中学生で恋愛なんてしないんだよ」
海未「そうですね。よくできた妹さんです」
モブ男「雪穂ー!休憩終わったらそろそろ行こうぜー!」
雪穂「あ、うんー!モブ男くん、今行くねー!」
ほのうみ「っ!?」ブフォォ
雪穂「....え?」
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
穂乃果「いやぁ、ただのお友達でよかったよ〜」
海未「まさかあそこで男の子が出てくるとは思いませんからね」
穂乃果「うんうん....あれ?この道でいいんだよね?」
海未「はい。このままこの大通りをまっすぐ行けばツリーがあります」
穂乃果「そっか。人が沢山で迷いそうだなぁ」
海未「手を繋いでるから大丈夫です」ニッコリ
穂乃果「ふふっ、そうだね♪」ニカッ
中学生「早く行こうぜー!」
中学生2「待ってよ〜!」
ドスンッ
海未「きゃっ....」
ズサァァ
穂乃果「え、え?だだっ、大丈夫?吹き飛ばされたけど」オロオロ
海未「大....丈夫です....」
穂乃果「あーん....さっきの子達どっか行っちゃったよ....」
海未「いいですよ、大したことないですから....」プルプル
穂乃果「っ!!!何言ってんの!?」
海未「えっ....」
穂乃果「膝から血が出ちゃってるじゃん!!!早く手当てしないと!」
海未「で、でも本当に大丈夫ですから....」
穂乃果「........えいっ」ペタ
海未「痛っ....」ビクッ
穂乃果「大丈夫ですって嘘ついた罰だよ。ほら、触ったら痛いんじゃん」
海未「我慢できるので....」
穂乃果「も〜!!行くよっ!歩ける?」
海未「あ、歩けます」
穂乃果「....急がないとバイ菌が入っていっちゃうからね〜....海未ちゃん脚すごく綺麗なんだから、傷は早く治さないと」ギュ
海未「....はい///」
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
海未「いつもその救急セットを持っているのですか?」
穂乃果「いつもじゃないけど....今日はたまたまね」
海未「....ありがとうございます。迷惑をかけないようにと怪我を我慢しようとしてました。そんなの穂乃果に失礼ですよね」クスクス
穂乃果「そうだそうだ!穂乃果がいるんだから頼ってくれないと困っちゃうよ〜?」クスクス
海未「それでは少しここで休―
ポトッ
海未「あ、すみません、バッグを落としてしまいました」
穂乃果「ん、大丈夫だよ」
海未「今拾........ん?こ、これは?」
穂乃果「......ああっ!!だっ、ダメぇ!」ガシッ
海未「おっと....な、なんですか?それ」
穂乃果「えっと....」
海未「まるでことりの物かのように可愛くラッピングされてて....まさか....」ジトー
穂乃果「違う違う!これは穂乃果のなんだけど....その....///」
海未「なら、なんですか?」
穂乃果「....海未ちゃんへの....クリスマスプレゼント//////」カァァ
海未「えっ....」
穂乃果「ほ、本当はクリスマスツリー前で渡そうと思ったんだけど....見られちゃったなら仕方ないなぁ。海未ちゃん、開けていいよ///」
海未「え、あ、私....」アセアセ
穂乃果「いいから開けてみて///」
海未「は、はい....」
‥‥
海未「....これは....」
穂乃果「ペンダントだよ。海未ちゃんに似合うかなぁって///」
海未「わぁ....嬉しいです....付けてみてもいいですか?」ワクワク
穂乃果「うん、もちろん」
海未「........どうですか?」
穂乃果「似合ってるよ。可愛い♪」
海未「ありがとうございます♪」
穂乃果「気に入ってくれたかな....?」モジモジ
海未「はい!穂乃果から貰うものに気に入らないものなんてありませんし....これ、私から....」
穂乃果「ふぇ?」
海未「私だって用意してるんです。クリスマスプレゼント///」プイッ
穂乃果「海未ちゃん....!」
海未「ど、どうぞ開けてください」
穂乃果「うんっ!」
‥‥
穂乃果「....あ、手袋とマフラー!」
海未「手編みです。気に入ってくれたら嬉しいです」
穂乃果「えっ、編んでくれたの!?....わぁぁぁ....嬉しい!すっごく嬉しいよ!!」ピョンピョン
海未「良かったです♪」
穂乃果「ふふ〜♪暖かい〜」
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
穂乃果「大きいねぇ....」
海未「都内1のクリスマスツリーらしいですよ」
穂乃果「すごいね。....あ、てっぺんには大きなお星様が飾ってあるよ!」
海未「お星様ですか」クスクス
穂乃果「んー?なんか変なこと言ったかな....」
海未「いえ、表現が可愛いなぁと」
穂乃果「ふ、ふぅん....///」
シャンシャンシャンシャン
海未「あ、鈴の音が聞こえてきましたね」
穂乃果「うん、あそこで何かやってるみたいだね。演奏会みたいな感じかな?」
海未「そうですか....イルミネーションもキラキラしてますし....とてもロマンティックですね」
穂乃果「そうだねぇ」ピトッ
海未「あっ....」
穂乃果「海未ちゃんは温かいねぇ」スリスリ
海未「また甘えん坊モードですか?///」
穂乃果「んー....」
海未「....?」
穂乃果「....」ニカッ
海未「....!」ニコッ
穂乃果「....」
海未「....」
穂乃果「海未ちゃん」
海未「はい」
穂乃果「....大好き....離れないでね///」ギュッ
海未「....そのまま返します///」ギュッ
穂乃果「....唇が寂しいんだけど....///」
海未「わかりましたよ。....メリークリスマスです」
チュッ♡
穂乃果「んぅ....はぁ....好き好き♡」ギュゥゥゥ
海未「何してるんですか。私はまだ満足してませんよ」
クイッ
穂乃果「え、あ、あの....///」カァァ
海未「これ、あなたから教わったんです」
チュッ♡
理事長「....不純同性交遊禁止も校則に入れるべきかしら....」
おしまい。
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