スクールアイドルラジオ~第三夜~ (32)

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穂乃果「イエーイ!穂乃果だよ!ファイトだよ!穂乃果だよ!」

花陽「ほ、穂乃果ちゃん?テンションがおかしな事になってるけど」

穂乃果「どうしたの?」

花陽「穂乃果ちゃんについていけてないんだよ」

穂乃果「元気をだして、マイフレンド」

花陽「どういうキャラ?おかしいよね?まだ、ラジオ始まって1分もしてないのに既に崩壊してるよ?」

穂乃果「せっかくのラジオなんだよ?テンションアゲアゲで行かなきゃ!さ、花陽ちゃんも!ハイテンションで自己紹介」

花陽「花陽がハイテンションでいったら自己紹介じゃなくて紹介で事故になっちゃうよぉ~」

穂乃果「上手い!山田く~ん。座布団持ってきて~」

花陽「これは笑点じゃないよ?ラジオ聞いてる人たぶんビックリしてるよ?前回までと全然違うなって」

穂乃果「さあ、花陽ちゃん!いいからハイテンションで言ってみようか」

花陽「ええ~…イエーイ!皆乗ってるか~い?皆のアイドル小泉花陽だよぉ~。」

穂乃果「おお…思いの他ハイテンション」

花陽「穂乃果ちゃんがやれって言ったのにぃ」

穂乃果「いや~いいよ、いいよ。このテンションで今日一日乗りきろうね」

花陽「一日?」

穂乃果「うん!」

花陽「ラジオだけじゃないの?」

穂乃果「せっかくのハイテンションが持ったないでしょ?」

花陽「テンションが勿体無いなんて初めて聞いたよ」

穂乃果「穂乃果、今日の為に話をうんと用意して来たんだよ?」

花陽「嫌な予感しかしないよぉ」

穂乃果「海未ちゃんの暴露話とか」

花陽「やっぱり」

穂乃果「海未ちゃんの暴露話はねいっぱいあるんだよ?」

花陽「怒られちゃうよ?」

穂乃果「大丈夫!海未ちゃんなんて基本子供だから9時には寝てるもん」

花陽「それで、昨日凛ちゃんが酷い目にあってたよ?」

穂乃果「へ?」

花陽「…なんでもない。」

穂乃果「そ、そう?」

花陽「それにしても穂乃果ちゃんは海未ちゃんが好きなんだね」

穂乃果「まあね。長い時間一緒にいるからね」

花陽「幼馴染みかぁ」

穂乃果「というよりも、もう姉妹みたいなもんだよね」

花陽「そうなの?」

穂乃果「うん。一緒に育ったって感じ」

花陽「いいね、そう言うの」

穂乃果「うん。自慢の妹だよ!」

花陽「へ?穂乃果ちゃんがお姉ちゃんなの?」

穂乃果「どっちかと言うとね」

花陽「え?逆だと思ってたよ。完全に海未ちゃんがお姉ちゃんだと…だってどう考えてもズボラでがさつでおっちょこちょいの三拍子が揃ってる穂乃果ちゃんだもん。雪穂ちゃんが姉って言っても納得出来るのに」

穂乃果「さらりと毒舌を吐くね…」

花陽「そんなつもりはないけど」

穂乃果「いやあ、今のは結構な致死量だったよ?」

花陽「そうじゃなくてね?何て言うか、ほら海未ちゃんと穂乃果ちゃんだとちびまる子ちゃんの姉妹のイメージがピッタリだから」

穂乃果「穂乃果がまるちゃん?」

花陽「うん」

穂乃果「じゃあ、希ちゃんがお母さんで凛ちゃんはタマだね」

花陽「タマはサザエさんだよ」

穂乃果「ことりちゃんはたまちゃん」

花陽「紛らわしいなぁ…でも、ピッタリかも」

穂乃果「それにしてもそっか~、聞き流す所だったけど穂乃果は雪穂より下っぽいか~」

花陽「いや、あのね?」

穂乃果「うん…そっか…穂乃果って妹っぽいのかぁ」

花陽「違うよ?違うくないけど違うの」

穂乃果「じゃあ、穂乃果は皆の妹って事で!アイドルっぽいでしょ?」

花陽「前向きだね。随分と前向きなんだね、穂乃果ちゃん」

穂乃果「妹だからこれから多少のわがままは許されるよね?花陽お姉ちゃん?」

花陽「権限を最大限に使用しようとしている」

穂乃果「しよう使用とってwww」

花陽「そしてツボが浅い」

穂乃果「www」

花陽「あまりにも浅いから私のセンスがおかしいのかなって思って来ちゃうよ」

穂乃果「花陽ちゃん!自信を持って!」

花陽「そして、励まされた」

穂乃果「ファイトだよ!」

花陽「大丈夫?これ、大丈夫かな?本当に前回までとテイストが全然違うしこれ聞いてる人面白いかな?私のイメージしてるラジオと全然違うんだけど大丈夫かな?えっ?大丈夫?うわぁ、まさかスタッフさんがokするとは思わなかったよ。もう、四面楚歌だよぉ~」

穂乃果「四川蕎麦?なにそれ?」

花陽「え?本当に聞こえた?四川蕎麦って?ないよ、そんなの…え?あるの?四川蕎麦?」

穂乃果「美味しそうだよね、四川蕎麦」

花陽「うん、もう花陽も凄く気になってきたよ。どんな、お蕎麦なのかな?」

穂乃果「そもそも、四川ってどこだっけ?」

花陽「中国だよ」

穂乃果「じゃあ、四川蕎麦って中華そば?ラーメンじゃん」

花陽「そ、そうだね。そうなるね」

穂乃果「穂乃果は普通にお蕎麦を期待してたよ」

花陽「わからないけどね。普通にお蕎麦かもしれないし」

穂乃果「ま、どっちでもいっか」

花陽「今の時間は何だったの?」

穂乃果「花陽ちゃん今日はよく喋るね?一週間分は喋ってるんじゃないの?」

花陽「口数少ない私だけどもうちょっと多く喋るよ、一週間じゃ」

穂乃果「まあ、そうか」

花陽「そうだよぉ」

穂乃果「まあ、でも一週間分は喋っておきなよ」

花陽「なんで?」


穂乃果「え?喋りたくないの?」

花陽「喋りたくない訳ではないよ?」

穂乃果「え?どっち?」

花陽「いや、喋るよ?喋りますよ?」

穂乃果「なら…どうぞ」

花陽「いや、二人で、ね?」

穂乃果「ああ、花陽ちゃんが一人で喋りたいのかと…一週間分」

花陽「え?ちょっと待って?私そんな事言ったっけ?え?今日どうしたの、穂乃果ちゃん?なんか、いつもとキャラが違うよ?若干面倒だよ?」

穂乃果「え?だって、ラジオだよ?初めてのラジオだよ?そりゃあ、ハイテンションで行かなきゃ!」

花陽「あれ?この会話さっきもしたよね?」

穂乃果「花陽ちゃんもハイテンションで行かなきゃ」

花陽「ええっ、また繰り返すの?このやり取り。史上最速の再放送だよ」

穂乃果「録音し忘れた人はラッキーだね」

花陽「最初から聞いてる人はアンラッキーだよ」

穂乃果「さて、そろそろ海未ちゃんの暴露話に移ろうか」

花陽「するの?暴露?電波に乗せちゃうの?」

穂乃果「大丈夫!熱いハートがあれば」

花陽「海未ちゃんは弄っていく方向なの?」

穂乃果「真姫ちゃんと絵理ちゃんの暴露もあるから大丈夫!」

花陽「なにが大丈夫なの?全然薄まらないよ?敵を増やすだけだよ?」

穂乃果「敵?花陽ちゃんは同じμ'sのメンバーを敵だと言うの?」

花陽「そんな事言ってないよ。そうならない為にやめようって言ったのに」

穂乃果「穂乃果は海未ちゃんを鬼だと思ってるけど敵だと思ったことは一度もないよ」

花陽「穂乃果ちゃんは一度取り返しがつかなくなると思う」

穂乃果「わ、花陽ちゃんに見捨てられた」

花陽「うん、それでいいかも」

穂乃果「え?え?泣くよ?」

花陽「え?やめて?私が悪者になっちゃうよ」

穂乃果「花陽お姉ちゃんは穂乃果の事が嫌いなの?」

花陽「ここで、妹キャラを出してきた!?卑怯だよぉ」

穂乃果「ふふ、この妹キャラがあれば世界征服ぐらい出来るかも」

花陽「そ、それはむりじゃないかな?」

穂乃果「え?出来るよ?」

花陽「なんで自信満々なの?」

穂乃果「だって妹だよ?人気じゃん妹キャラって」

花陽「その理屈だと雪穂ちゃんや亜里沙ちゃんも世界征服を出来ることになるよ?」

穂乃果「あ、今雪穂の事妹って言ったよね?」

花陽「誰も妹じゃないなんて最初から言ってない」

穂乃果「てことは穂乃果はお姉ちゃんって事になるね!油断したね花陽ちゃん」

花陽「うん。なんかもういいや。諦めるよ」

穂乃果「ドンマイ!」

花陽「ねえ、これラジオなんだよ?ラジオらしいことなに一つしてないよ?」

穂乃果「トークしてるじゃん」

花陽「タイトルコールだってしてないんだよ?このままじゃ凛ちゃん絵理ちゃんの記録を越しちゃうよ?ていうかもう越してるよ?」

穂乃果「やった!新記録!」

花陽「不名誉なんだけど」

穂乃果「花陽ちゃんはもう少しチャレンジ精神を持とうよ」

花陽「うん。チャレンジ精神が私にあれば穂乃果ちゃんをとめられたかも」

穂乃果「穂乃果は止まらないよ~ノンストップだよ~」

花陽「ずっと、信号無視してるもんね?さっきから」

穂乃果「赤信号皆で渡ろうフィアウィーゴー」

花陽「意味わかんなよ。ていうか、英語の発音凄い下手だね」

穂乃果「凛ちゃんには負けるけどね」

花陽「いい勝負だよ」

穂乃果「凛ちゃんには負けたくないよ」

花陽「そうなんだ」

穂乃果「それにしても、あれだね」

花陽「どれなのかがわからないよ」

穂乃果「それは分かろうとする努力が足らないよ」

花陽「結構頑張ってるんだけど」

穂乃果「努力が必ずしも結果に比例するとは限らないけどね」


花陽「あのね、穂乃果ちゃんの話を遮るようで申し訳ないけどここら辺で1曲流さないとこの局で伝説を残す事になっちゃうよ?」

穂乃果「残そうよ伝説を。穂乃果、花陽、そして伝説へ的な」

花陽「μ'sでそれは僕たちの奇跡」

穂乃果「いや~凄い強引に行ったね」

花陽「そうでもしないと本当に伝説を残す事になっちゃいそうだったから」

穂乃果「いいじゃん。伝説なんて誰でも残せる物じゃないよ?」

花陽「私は残したくなかったからね」

穂乃果「なんで?天下獲ろうよ!天下統一しようよ」

花陽「統一はしなくていいんじゃないかな?」

穂乃果「目標は高くだよ!」

花陽「そうだね。うん。もう、穂乃果ちゃんの言うとおり」

穂乃果「え?怒ってる?もしかして怒ってる?」

花陽「怒ってないよ。怒ってないけど困ってるよ」

穂乃果「花陽ちゃんも結構物事をはっきり言うようになったね」

花陽「うん。今日、成長したかも」

穂乃果「壁を乗り越えたんだね」

花陽「そうだね」

穂乃果「じゃあ、駆逐しなきゃ」

花陽「駆逐?物騒だよぉ。」

穂乃果「駆逐してやるぅ」

花陽「どう言うことなの?」

穂乃果「…知らない?」

花陽「うん。何の話なの?」

穂乃果「巨人の話?」

花陽「野球?」

穂乃果「違うよ?え?花陽ちゃんは野球好きなの?」

花陽「全然知らないよ。巨人なんかズムサタで見るくらいだよ」

穂乃果「宮本の奴?あ、宮本さんの奴?」

花陽「えらいね。そうだよね。一応アイドルだもんね」

穂乃果「穂乃果はね~澤村が好きなんだ」

花陽「そうなの?なんで?」

穂乃果「面白いじゃん。髪型変えたりさ」

花陽「野球のプレーは?」

穂乃果「穂乃果は高校野球派だから…」

花陽「それも初めて聞いたけど」

穂乃果「穂乃果に高校野球語らせたら凄いよ」

花陽「ま、また今度にするよ」

穂乃果「本当?良かった。嘘だから」

花陽「嘘だったの?なんで、そんな嘘つくの?」

穂乃果「トークを盛り上げる為に」

花陽「私が語ってって言ってたらどうするつもりだったのぉ?」

穂乃果「へへ~」

花陽「もう、ダレカタスケテェ」

穂乃果「お、今日初めてだよね。散々言うタイミングあったのに…出し惜しみしてたの?」

花陽「別に常套句じゃないよ?」

穂乃果「上等?え?穂乃果ケンカ売られてるの?花陽ちゃに?」

花陽「違うよ?え?全然展開がわからないよ」

穂乃果「う~ん。ま、いっか。仲直りしよう」

花陽「ケンカしてないのに仲直りしようがないよ」

穂乃果「う~ん。そっか、仲直りする理由がないと」

花陽「その言い方だと私が仲直りを拒んでる容認聞こえるよ」

穂乃果「でも、仲直りはしないんでしょ?」

花陽「前提にケンカをしてないからね…ねえ、これ本当に本当にラジオで流せる内容なのかな?物凄く心配だよぉ」

穂乃果「大丈夫!スタッフさんを信じよう」

花陽「スタッフさんを疑ってるんじゃないの。むひろ、申し訳ないくらいなの」

穂乃果「だってスタッフさんも面白いって言ってるじゃん」

花陽「…ごめんね。この話はやめよう。私からしといてなんだけどさ」

穂乃果「あやまらないで。顔を上げてマイフレンド」

花陽「また出た。このキャラ。どこで覚えてきたの?」

穂乃果「宝塚の人」

花陽「それは諦めないででしょ?」

穂乃果「ああ、それだ」

花陽「全然違うけど。どうすれば間違うの?」

穂乃果「ごめんなさい。穂乃果が悪かったです」

花陽「え?やめてよぉ。なんか私が穂乃果ちゃんに意地悪してるみたいだよぉ」

穂乃果「ううん。大丈夫だよ。気にしないで?花陽ちゃんこそ大丈夫?」

花陽「急になに、穂乃果ちゃん?好感度上げようとしてるの?」

穂乃果「うん。上げて困るものじゃないから」

花陽「凄い正直だね」

穂乃果「素直が一番」

花陽「なんか今日のラジオで穂乃果ちゃんのファンもイメージが変わるだろうね」

穂乃果「いい機会だね。押し付けられた穂乃果へのイメージからの脱却」

花陽「誰も押し付けてないよ。本当にどうしたの?今日変だよ?いや、いつも変だけど今日はテンションがもう方向性が違うよ?」

穂乃果「本当にサラッと毒を吐くね。いつも、穂乃果の事を変な人だと思ってたんだね」

花陽「そんな事よりね」

穂乃果「そんな事?え?穂乃果が変な人なのはそんな事なの?」

花陽「穂乃果ちゃんはラジオをなんだと思ってるの?」

穂乃果「え?説教に入る感じ?花陽ちゃんに説教なんてμ's史上初なんじゃ」

花陽「あのね、お説教じゃないよ?ないけどね、穂乃果ちゃん絶対にラジオを履き違えてるよね?漫才かなんかと間違えてるよね?」

穂乃果「え?今日の為に研究してきたのに」

花陽「何を参考にしたの?」

穂乃果「ひ・み・つ」

花陽「後で海未ちゃんに電話しなきゃ」

穂乃果「うそうそ。花陽ちゃん怖いよ?花陽ちゃんこそキャラ変わってるよ?」

花陽「だって、今日のラジオ凄く楽しみにしてたんだよ?アイドルのラジオとかいっぱい聞いてきて研究してきたのに」

穂乃果「そうなんだ。だから、今日は緊張しないで喋れるんだね」

花陽「あ、確かに緊張してない…これは穂乃果ちゃんのお陰かも…へ?もう、エンディングですか?」

穂乃果「全然喋ってないよね?」

花陽「喋ってしかないよ。企画コーナーやってないし…へ?あっ…タイトルコールやってない」

穂乃果「高坂穂乃果と」

花陽「へ?今やるの?小泉花陽の」

二人「スクールアイドルラジオ」

穂乃果「第三夜」

花陽「まさか、エンディングでタイトルコールをするとは思わなかったよ」

花陽「コーナーはやってないし曲も1曲しか紹介してないしタイトルコールはエンディングでやるしこれ大丈夫かなぁ?」

穂乃果「大丈夫だよ。後はうまい具合に編集して貰えば」

花陽「そっか…収録なんだっけ…でも、ダメだよぉ」

穂乃果「もお、とにかく次回予告しなきゃ」

花陽「予告って」

穂乃果「ネクスト 穂乃果 ザ ヒント」

花陽「へ?」

穂乃果「トマト」

花陽「ここに来てまだボケるの?」

穂乃果「次回は真姫ちゃんとことりちゃんです」

花陽「なんか珍しい組み合わせ…かな?」

穂乃果「そんな事はないんじゃない?」

花陽「う~ん、まあどっちにしても楽しみだな」

穂乃果「では、次回の真姫ちゃんとことりちゃんをどうか…どうか暖かい目で見てあげて下さい」

花陽「あの…私達のことも多目に見てください」

穂乃果「それでは皆さんよい休日を」

花陽「これ明日放送だから休日じゃないよ」

穂乃果「なぬ」

花陽「なぬってwww」

穂乃果「ええっ!?ここで笑うの?」

花陽「ごめん…www」

穂乃果「さあ、もうこれで終わり」

スクールアイドルラジオ~第四夜~
パーソナリティー
南ことり
西木野真姫

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