春香「甲子園ですよ!甲子園!」 (75)



私、天海春香!
今日から、この765高校に通う一年生です!

いきなりですけど、私!小学校から今までずーっと野球をしてきたんです!
…なんて、女の子なのに変ですよね?

でもでも!私野球が大好きで、ずっと続けたいってのはホントなんです!
だから高校でも絶対野球部に入る!……って思ってたんだけど……………





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429543848


第1話 野球がない!?




春香「えっ!?この学校野球部ないんですか?」

小鳥「そうなのよ…だからこの入部希望届は受け取れないわ」

春香「そうですかぁ…残念です」

小鳥「ごめんなさい、他の部活を書いてまた出しに来てちょうだい」

春香「……はーい」

長くなる予定なら酉変えといたほうがいいと思う
そういう単純なのはググったらすぐ出てきちゃう


帰宅中

春香(はぁ…野球部ないのかぁ…)

春香(…部活、どうしようなぁ…)

千早「…春香?何か考え事?」

春香「うん、ちょっとね…実はこの学校野球部がないみたいなんだ…」

千早「春香は高校でも野球をやるつもりだったのね?」

春香「そうだったんだけど……」

千早「……ねぇ春香?野球ってどこが楽しいのかしら?私はやったことがないからわからないのだけど…」

>>3
アドバイスありがとうございます
変えました
大変になりましたね
少し前はこんなのなくても平気だったのに


続けます


春香「もう全部だよ!全部!投げて、打って、走って、守って、最高だよ!」

千早「そう…私にはよくわからないのだけど、春香がそこまで野球部が好きなら方法があるわ」

千早「それはね…野球部を作るのよ」

春香「野球部を…作る?」

千早「そうよ」

春香「でも…どうやって作ればいいのかな?」


千早「はぁ…あなた、何も見てないのね」

千早「さっきもらった生徒手帳に書いてあるでしょう?ほらここに…」


部活動細則

ーーーーーー
ーーーーーー

第13条
部を創立を希望する場合は、校長に申請書を提出すること
ただし、部員が5名に満たないものに関しては同好会として扱う

ーーーーーー
ーーーーーー


春香「校長に…申請書を…」

春香「そうすれば野球部が作れるんだね!?」

千早「そういうわけではないわ、部員が5名集まらなきゃ同好会として扱う…」

春香「大丈夫!頑張れば絶対集まるよ!」

千早「……やるのね?」

春香「うん!私、野球が好きだから!」

千早「…そう、頑張って」

春香「千早ちゃん、ありがとう!」

千早「お礼なんて……こまったことがあったらいつでも相談にのるわ」

千早「…じゃあ私、そろそろ行くわね」

春香「うん!バイバイ、千早ちゃん!」


翌日

高木「これは、一体どういうことかね?」

春香「野球部の創立申請書です!」

高木「そんなことはわかっているのだよチミィ…どういうつもりか、と聞いているんだ」

春香「はいっ、えっと…野球がやりたいけど野球部がないから作ろうかなぁー…なんて」

高木「悪いがね、そんな部活を作る予算なんてうちにはないんだよ」

高木「第一、他の部員はどうしたんだね?」

春香「それは…まだ…」

高木「ほぅ…私のとこに来たからには既にそういう準備は出来ていると思ったのだがね」


高木「はい、野球同好会の成立を認める、もう帰りなさい」

春香「でも…私…」

千早「待ってください!!」

高木「如月君!?」

春香「千早ちゃん!?」

千早「校長、そうやって一蹴するのはあまりに酷過ぎでは?もう少し時間をあげても良いと思うのですが?」

高木「むぅ…しかし…」

千早「お願いします!もう少し時間を与えてあげてください!」

春香「えっと…お願いします!」

>>10
とりいれわすれ

高木「……如月君がそこまで頼むなら、時間を与えよう」

春香「えっ?本当ですk…」

高木「2日だ」

高木「2日以内に野球部にあと4人入部を希望するなら、野球部の創立申請書を受理しよう、ただし……」

千早「ちょっと待ってください!たった2日で無茶です!せめて1週間は…」

高木「如月君…本来なら私の一存で拒否できるものを、君がそこまで頼むから私は施しをあたえているのだよ」

千早「しかし…」

春香「大丈夫だよ千早ちゃん、…校長先生、2日あと4人見つければいいんですね?」

高木「そうだ、まぁ無理だとおもうがね」

春香「わかりました、…行こう、千早ちゃん」

千早「えっ?…ちょっと引っ張らな
…」

春香「失礼しました」

千早「…失礼しました」





春香「はぁ…よかったぁ…」

千早「よくないわよ!2日しかないのよ!?そんなんで…」

春香「千早ちゃん」

千早「へ?…な、何かしら?」

春香「大丈夫、私頑張るから」

春香「たしかに2日じゃちょっと厳しいよ…でも諦めたくないから、高校でも野球…続けたいから」

千早「…そう、……本当に春香は、昔から変わらないわね」

春香「えへへ…そういう千早ちゃんは………」

千早「…ん?何かいったかしら?」

春香「ううん…なんでもない…」

春香(変わっちゃったね…なんて言えないよ…)


校長室

律子「いいんですか校長?あんな約束してしまって」

律子「ただでさえこの学校の経営状態は危ないのに、さらに部活が一つ増えるとなると…」

高木「なぁに、2日で4人なんぞ無理に決まってるさ」

高木「まぁ見ておけ、2日後に1人も集まらんかったとわめき散らすのがオチだろう」

律子「だと…いいのですが…」


千早「…じゃあ、私はそろそろ行くわね」

春香「うん、今日はありがとね」

千早「いいのよ、それじゃあ」

春香「千早ちゃーん!バイバーイ!」



春香「……明日から、頑張らないとなぁ」

高木『〔君がそこまで頼むから〕私は施しをあたえているのだよ』

春香「……千早ちゃんって、校長先生と何かあるのかなぁ…」

春香「まぁいっか……よし!ファイト、オー!!」



第1話 完


今日はここまで
見てくださった方、ありがとうございました


第2話




春香「あっ…千早ちゃん、おはよう」

千早「おはよう、その腕に抱えているのは?」

春香「ポスターとビラだよ、昨日徹夜で作ったんだ」

千早「どおりでそんなに眠そうなのね…春香、無理をしてはダメよ」

春香「えへへ……はーい」

千早「春香、私に手伝えることがあったらなんでも言ってね」

春香「………zzz」

千早「…春香?……立ったまま寝てるわね」

千早「ほら、校門の前で寝ないの!起きて春香!」

千早「………もう、こまった子ね」





ーーー
ーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー


春香「千早ちゃん!おっはよー!」

千早「春香、もう昼休みなのだけど」

春香「へっ?そうなの!?」

千早「結局、午前中の授業は全部寝てたわね…」

春香「えへへ…つい眠くなっちゃって」

千早「それよりいいのかしら?部員、集めるのでしょう?」

春香「そうだった!いこっ!千早ちゃん!」

千早「えっ…ちょっ…春香!?」

春香「ほらほら!はやくはやく!」

春香「まずはA組にレッツゴー!!」


A組教室

やよい「うっうー!今日はついに『リトラーズ対チーターズ』の試合を見に行く日ですー!」

やよい「はぁ…楽しみだなぁ……」

やよい「特に、リトラーズのシロマティを生で見れるなんて……」

春香「感激だよね!!」

やよい「うんうん!……あのーどちら様でしょうか?」

春香「…へっ?」

やよいの口調がイマイチくみ取れぬ……


春香「私、天海春香!それよりえっと…」

やよい「高槻やよいですー!」

春香「高槻さんは野球に興味あるの?」

やよい「やよいでだいじょーぶですよ!」

春香「じゃあ…やよいは野球に興味あるの?」

やよい「はい!」

春香「私野球部を作ろうと思ってるんだけど、よかったら入ってくれないかな!?」

やよい「うっうー!面白そうですー!」

春香「ホント!?なら……

やよい「でも…わたしはダメかなー……って」


春香「……どうしてか、聞いてもいいかな?」

やよい「あの、わたし兄弟がいっぱいいて、お父さんたち忙しいから私が面倒見なきゃいけなくて…」

やよい「それにうちびんぼーだし…野球やると色々お金もかかっちゃうから…」

やよい「でも…今日はお父さんたちはやく帰ってくるから、久しぶりに羽を伸ばしてこいーって言われて」

千早「……家の都合なら仕方ないわね」

春香「そっか、……ねぇやよい、その『リトラーズ対チーターズ』の試合、一緒に見に行ってもいいかな?」

やよい「えっ…でも……」

春香「大丈夫!チケットは私達が自分で買うから!」

千早「私、[達]って…どういうことかしら?」

春香「まぁまぁ千早ちゃん、……どうかな?」

やよい「……わかりました!いっしょにいきましょー!」

春香「やったぁ!」

千早「はぁ…仕方ないわね」

千早(こんなことしてて大丈夫かしら…?)



P.M.6:00
後楽園ドーム


プレイボール!
さぁ始まりました伝統の一戦、リトラーズ対チーターズのシーズン初戦………



春香「ほらほら!プレイボールですよ!プレイボール!」

やよい「うっうー!楽しみですー!」

千早「はぁ…私、野球は全然わからないのだけど…」



ピッチャー第1球……投げました!!

ーーーーーー
ーーーー
ーー



ーー
ーーーー
ーーーーーー


春香「いい試合だったね!」

やよい「うっうー!楽しかったですー!」

千早「それより早く帰りましょう、終電を逃してしまうわ」

春香「特に7回裏のシロマティの逆転ホームランが最高だったよね!」

やよい「4回の穢原のタイムリーもよかったですー!」

千早「……聞いてないわね」

千早「早く電車に乗るわよ、明日も学校なんだから」

春香「はっ!そうだった!」

やよい「早くかえりましょー!」


A.M.0:07
765駅


やよい「今日はとっても楽しかったですー!」

春香「また行きたいね!」

やよい「はい!」

春香「…ねぇ、もう一度聞くけど、野球部に入る気はないかな…?」

やよい「うっ…わたしは…」

春香「じゃあ質問を変えるね、やよいは…どうしたいのかな?」

やよい「わたしは……」

千早「春香、高槻さんは……」

春香「わかってる、でも、やよいはこのままでいいのかな…って」

やよい「…………」

春香「……どうかな?」

やよい「…遅くなっちゃったから
今日は帰ります!長介達が心配しちゃうから!」

やよい「今日はありがとうございました!」

春香「あっ…ちょっとやよい!」

春香「……野球部はいつでも歓迎だから!!待ってるからねー!!」




春香「…帰ろっか、千早ちゃん」

千早「ええ…そうね」


A.M.・・
高槻家


春香『やよいはこのままでいいのかな…って』


やよい「わたしは……」

やよい父「どうした?何か悩みごとか?」

やよい「お父さん!わたし……」

やよい父「………ほう、野球を…」

やよい「でもわたし、弟たちの面倒見なきゃいけないし…」

やよい父「やよいはどうしたいんだ?」

やよい「えっと…わたしは…」

やよい父「やよい、お前の人生はお前のものだ」

やよい「でも…」

やよい父「お父さんもっとがんばるから、だからやよいは自分の好きなことをやるといい」

やよい「お父さん……」

やよい父「不甲斐ない父親でごめんな、俺にはこれくらいのことしかできないんだ…」

やよい「ううん……ありがとう、
お父さん」




翌朝

春香「千早ちゃーん!おっはよー!」

千早「おはよう、…高槻さんどうするのかしら?」

春香「大丈夫だよ!やよいちゃんは……」

やよい「あのっ…はるかさん!」

春香「やよい!どうしたの!?」

やよい「あの…わたしも…」

春香「ん?」

やよい「わたしも…野球部に……」

やよい「野球部に……入りたいかなーって」

春香「やよい!!本当に!?」

千早「高槻さん……」

やよい「はい!これから頑張ります!!」

春香「やよい!ありがとう!ありがとう!」

春香「よーし……765高校ーファイトー!」

春香・やよい「オー!!」

春香「ほら、千早ちゃんも!」

千早「お……オー…」


第2話終了
第3話も投下します


第3話


A.M.8:00
校長室



律子「校長、野球部に1人入部希望者が来たそうです」

高木「なぁに…まだ1人さ、あと3人今日中になんぞ…」

律子「そう…ですよね…」


一方A.M.8:00
廊下



野球部員募集!
希望者は1ーCへ!



??「ねぇねぇ真美!やきゅーぶだって!」

??「どーする亜美?」

??「うーん…なんかたのしそーかも!」

??「だよね!……こりゃ行ってみるしかないっしょ!!」



さらに一方A.M.8:00
正門前


春香「いやぁーよかったよかった」

千早「まだ楽観はできないわ、今日中にあと3人見つけなきゃいけないのよ」

春香「そ…そうだった!よーし、今日もがんばろー!オー!」

やよい「うっうー!わたしも手伝いまーす!」




千早「そうそう…高槻さん、これを」

やよい「これって、グローブ…ですよね?」

千早「ええ、あげるわ」

やよい「ほんとですか!?うっうー!ありがとうございます!」

千早「いいのよ、高槻さんの力になりたいだけだから」

春香「千早ちゃんグローブもってたんだー…でもこの前野球したことないって…」

千早「私もよく覚えていないの…なぜ私の家にグローブなんてあるのか…」

千早(何かを…忘れているような……)

千早(……まぁ、いいか)

春香「………?」


P.M.12:20
昼休み

春香「でも…これからどうしよっか?」

千早「そうね…昨日ポスターを一通り貼ったのだから、それを見た人が何人か来るのではないかしら?」

春香「だといいんだけど……」

千早「大丈夫、きっと来るわ」

??・??「たのもー!!」

千早「……ほら」


春香「野球部の入部希望者かな?えっと…」

亜美「双海 亜美!」

真美「双海 真美!」

亜美・真美「二人あわせて!ダブル双海!!」

春香「えっと…亜美と真美だね」

春香「私は天海春香、よろしくね」

亜美・真美「はるるんよろよろー!」

春香「は…はるるん?」


春香「まぁいいや…二人とも双海ってことは、双子なんだよね?」

真美「そだよー、違いは髪形みりゃわかるっしょ!」

春香「うんうん、二人は野球とかやったことあるのかな?」

亜美「ノンノン!でもなんかたのしそーだしね!」

真美「そゆこと!でもでも、経験なくてもたんまいもーだよね!」

春香「…たんまいもー?」

千早「モーマンタイ、つまり問題ないかってことじゃないかしら?」

真美「そーそーそれそれ!」



眠い
寝る
おやすみ

亀更新すまぬ


春香「うん、全然平気だよ!むしろ大歓迎!」

真美「はるるんふとっぱら!じゃ早速今日の放課後から練習だね!」

春香「それなんだけど…実は……」

千早「…まだ、部員の数が足りないのよ」

亜美「えぇー!?亜美達はやくれんしゅーしたいよー!」

千早「あと1人入れば、部として認めてもらえるのだけど……」

真美「じゃあじゃあ!真美達で探してくるねー!」

亜美「そゆことではるるん、まったねー!!」



春香「……行っちゃったね」

千早「あの二人……大丈夫かしら?」


そして放課後


亜美「………」

真美「………」

春香「………そう、結局一人も……」

千早「………」

真美「真美達結構がんばったのにねー……」

亜美「そうだよー……いろんな人に声かけたのにねー……」

真美「渡る世間は鬼ばかりだよぉ……」

亜美「一人くらい来てもいいのにねー……」

春香「……まぁ仕方ないよ、二人ともありがとう」

亜美・真美「はるるん…」

春香「でも…どうしよう……」


P.M.5:00
校長室


高木「それで……あと四人はあつまったのかね?」

春香「えっと…それが……」

高木「その様子だとどうやら……」

春香「あと一人なんです!!もう1日待っていただければ!!」

高木「残念ながら、約束だからね」

春香「そんな……」

高木「じゃあ、そういうことで…」


春香「一日だけ!あと一日だけ待ってください!!お願いします!!」

高木「………話は終わりだ」

春香「お願いします!!お願いします!!」

高木「ええい!やかましい小娘だ!!律子君、このじゃじゃ馬を外に放り出したまえ!!」

春香「まってください!!お願いですから!!」

律子「さぁ、早く出なさい」

春香「……せめて……うぅ………あと一日………だけでも………」



??「うるさいわね……一体なんの騒ぎ?」

高木「……水瀬君!?」

春香「うぅ………ひっく………」

??「……どういうことか、説明してちょうだい?」

高木「その……これには深いわけが…」

??「………詳しく説明なさい」

高木「はっ……実は………」


ーーーーー
ーーー


??「なるほど、そういうことね」

高木「そういうわけで私は……」

??「……待ってあげても、いいんじゃないかしら?」

高木「しかし……」

??「あら?あなたは私に口答えできる立場ではないはずよ?」

高木「………」

??「今の話、聞いてたわね?一日だけ期限をのばしてあげるわ」

春香「えっ…ほんとですか?」

??「ただし、それ以上は看過できないわよ」

春香「………ありがとうございます」

??「礼なんていらないわ……あと一日、せいぜい頑張りなさい」

春香「………はい!!」



千早「……春香!その………」

春香「えへへ……一日だけ期限のばしてもらっちゃった…」

千早「そう……よかったわ」

千早「………でもあの校長相手にどうやって?」

春香「それが……なんか女の子が来て……その人が一日のばしてくれたんだ」

春香「……でも、あの子誰だったんだろう?」


千早「……多分、水瀬さんのことじゃないかしら?」

春香「水瀬…さん……」

千早「そう」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
水瀬 伊織
弱冠15歳にして、世界経済の三分の一を支配している水瀬財閥会長の娘
学業の成績もかなり優秀で、才色兼備という言葉がもっとも相応しい人

水瀬財閥は765高校に20億円の融資をしている
そのため、高木校長を含むすべての学校関係者は彼女に逆らえない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



千早「……といったところかしらね」

春香「じゃあすごい人なんだねー……でもどうしてそんな人がわたしを?」

千早「それは……わからないわ、単なるきまぐれかもしれないし」

春香「でも、助けてくれたんだから感謝しないと!」

千早「ふふっ…そうね」

春香「よーし!明日も頑張るぞー!オー!!」

千早「オー!!……私ったら…もう…」

第3話 完


今日はおしまい
完全にやよいが空気だったなぁ……



遅筆駄文すいませんでした
次話もよろしくお願いします


第4話





千早「春香、おはよう」

春香「あっ、千早ちゃん!おはよう!」

千早「………今日が本当に最後のチャンスよ、頑張って」

春香「うん!ありがとう、千早ちゃん!」

千早「さぁ、早く行かないと学校に遅刻するわ」

春香「はわわ…急がないと!」


765高校校門前


春香「はぁ…はぁ…なんとか……間に合ったね……」

千早「え…ええ……そうね………」

??「あの〜…ちょっとうかがいたいんですけど……」

春香「はっ…はい!なんでしょう?」

??「765高校ってどこにあるかわかりますか?」

春香「へっ?765高校なら……」

千早「目の前のこの建物が、そうですけど」

??「あらあら〜……いつの間にかついちゃったみたい、よかったわぁ〜」

??「ありがとうございます〜、それじゃあ」

ヒラッ

春香「あっ…あのっ……!」

??「〜♪」

春香「……行っちゃった」

千早「……何か落としていったみたいね」

春香「ほんとだ、えっと……」

千早「……タロットカードみたいね」

千早(………運命の輪、一体……)




キーンコーンカーンコーン……


春香「チャイムが……」

千早「……遅刻ね」

春香「はぁ…今日は間に合うと思ったんだけどなぁ……」

千早「とにかく急ぎましょう、まだ先生が来てないかもしれないわ」


教室

春香「はぁ…はぁ…ついたぁ…」

千早「音無先生は…まだ来てないみt……」

小鳥「ふたりとも…おはよう……」

春香・千早「ひぃっ…」

春香「なんだ……音無先生か……」

千早「ビックリさせないでください!」

小鳥「あぁ…ごめんなさい……」

春香(音無先生…また二日酔いかな?)

千早(……間違いないわね)

小鳥「うぅ……あたまいたい……」



昼休み


春香「……なんてことがあったんだ」

やよい「それは災難でしたねー……」

千早「最後の二日酔いのくだりはいらなかったと思うのだけど……」

亜美「いやいや…今回はピヨちゃんの酒癖の悪さに救われましたな!」

真美「ピヨちゃん様々ですな!」

千早「いや…褒められたことでは……」



春香「でもどうしよう…部員も探さなきゃいけないけど、このカードの持ち主の人も探さなきゃいけないし……」

千早「それもそうね…」

真美「じゃあじゃあ!占いの館に行って占ってもらおーよ!」

春香「占いの…館……?」

亜美「そーそー!ほーかごに理科準備室でやってるみたいだよ!」

やよい「結構当たるって評判なんですよー」



春香「占いの館かぁ…よーし!行ってみよー!」

千早「春香!部員集めはどうするの?あまり時間はないわよ」

春香「あっ…そっか……」

亜美「えーっ…占いの館行きたいよー!

真美「真美達占ってもらいたいよー!」

やよい「なら占いで部員のこととカードのこと、同時に聞いたらいいんじゃないですかー?」

春香「そっか!いいアイデアだね!」

春香「千早ちゃん…そーゆーことだから…」

亜美「千早おねえちゃ〜ん」

真美「占いやりたいよぉ〜」

やよい「あの…わたしもちょっと興味あるかなーって」


千早「はぁ…わかったわ、行きましょう」

千早「そのかわり、要件が済んだらすぐ部員探しにいくわよ」

春香「ありがとう!千早ちゃん!」

春香「じゃあみんな、放課後に理科準備室の前に集合ね!」

亜美・真美「あいあいさー!!」

やよい「うっうー!楽しみですー!」

春香「よーし!占いの館にいくぞー!オー!」

あみまみやよい「オー!!」

千早「大丈夫かしら……」


今日はこれまで

お付き合いいただきありがとうございました



お久しぶりです
更新遅くなってすいません
交通事故で入院してしまっていて、一昨日退院しました
これからは通院リハビリだけですみそうです
みなさんも車には気をつけて下さいね

久々に来たので酉覚えてないし、どんな話書いてたかもイマイチ覚えませんが、続き投下していきます


酉メモってた
これで多分あってるかと



放課後
理科準備室前


春香「……これが、占いの館?」

やよい「そう……みたいですね」

亜美「うぇーっ!なんか変なにおいするよ……」

千早「……ホルマリンね」

真美「ほる……なに?」

亜美「とにかくこんなとこに人なんていないっしょー」



春香「でも、ほらこれ!」



【占いの館 やってます】



千早「ここで間違いなさそうね」

やよい「ならさっそく入ってみましょー!」

あみまみ「とつげーき!!」

春香「あっ…ちょっと…!」


ガチャッ!!


??「あらあら、いらっしゃい」

春香「あなたは……」



春香「けさあった人!」

??「あらぁ〜おひさしぶりねぇ、確か……」

??「……そう!夢子ちゃんね?」

春香「……ちがいます」

??「あら?じゃあ……」

??「……わかった!まなみちゃんね?」

春香「それもちがいます」




千早「そもそも、私たちあの時名乗ってないです」

??「あらあら……どおりで思い出せないわけだわ」

春香「ははは……」

春香(なんか……ちょっと……)

千早(……抜けてる、みたいね)

??「……?」


春香「じゃあ、自己紹介しちゃいます!」

春香「私、天海春香ですっ!」

千早「如月千早です」

やよい「高槻やよいですっー!」

亜美「双海亜美っ!」

真美「双海真美っ!」

あみまみ「ダブル双海でーす!」

??「春香ちゃんに千早ちゃん、やよいちゃんに、ダブル双海ちゃんね」

亜美「うあうあー!そーじゃないよーっ!」

真美「こっちが真美で!」

亜美「こっちが亜美だよーっ!」

??「あらぁ〜ごめんなさいね、
真美ちゃん」

亜美「こっちはあm……もういいや」


ホントは四日前提出だったレポートを明日までに出さなきゃいけないので今日はこれまで


これからもぼちぼち書いていきます
おやすみなさい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom