男「毒舌幼馴染を更生させる!!」(256)
友「は? どうしたんだ? いきなり?」
男「もうガマンならん!! あいつの横暴にはうんざりだ!」
友「俺、お前がドMで、好きで罵られてるんだと思ってたw」
男「んなわけあるか!! 俺はいたってノーマルですよ」
友「ノーマルな奴が日頃あんな罵声を浴びせられて、平気な顔してられるとは思えんけどなぁ...」
男「とにかく! 俺はあいつに反抗すると決めた!」
友「で具体的になにをするんだ?」
男「ふふふ、聞いて驚くなよ」
男「ズバリ!! あいつの毒舌を実際に実行する!!!」
友「...」
友「...ウッ、お前もうこんな手遅れなくらい調教されてたのか...」
男「いや違えよ! 話は最後まで聞けよ」
男「幼が何故あんな毒舌かは分からんが、あいつは自分の言葉の重みを分かってないんだ!」
友「言葉の重み?」
男「そうだ! あいつの言うことを実行して、自分の言うことでどんな事態を招くか身をもって教えてやる!!」
友「はぁ... まぁ死なない程度に頑張ってくれよ~」
ガラガラ
幼馴染(以下、幼)「男! かえるわよ」
友「噂をすればだな」
男「お前が生徒会の間待っててやったのにそれかよ?」
幼「は? 何言ってんの? あんたが私を待つのは当たり前でしょ?」
幼「毎日だらしないあんたの面倒見てあげてるんだから!」
書き溜めてないのでスローペースです。
これって毒舌じゃなくてツンデレだよね?
男「別に頼んでねぇっての!」
幼「あら~? 毎日、朝起こして、ご飯作って、家事全般こなしてる私がいなくてあなたみたいなダメ人間が生きていけるのかしら?」
友(何その通い妻...)
男「ぐぬぬ... でもそれもおふくろが帰ってくるまでだろ? どってこと...」
幼「おじさんの単身赴任延びて、おばさん帰ってくるの来月になるそうよ?」
男「...」
幼「さぁ帰るわよダメ男♪」
男「...はい」
友(大丈夫なのか、これ?)
幼(ホント、男は私がいないとダメなんだから♪)
友「じゃあな、男、幼ちゃん」
男「あぁ...」
幼「さよなら、友くん」
友(がんばれ、男)
帰り道
男「...」
幼「...さっき友くんと何話してたの?」
男「えっ!! 別にお前には関係ないだろ!!」
幼「関係あるわよ! あなたみたいな見るからに野蛮で変態な男が何かしでかしたら幼馴染の私にまで被害が出るでしょ?」
男「お前は俺をどんな風に見てるんだよ...」
幼「で、何を話してたの? ちなみに黙秘権はないわよ」
男(ちっ、メンドクセェ 深く聞き辛い内容で誤魔化すか)
男「友オススメのオカズの話だ!」ドヤ
幼「お、おかずって///」
男「な、お前には関係ないだろ?」
幼(お、おかずってアレだよね、オ◯ニーするときの...)
幼(もしかして! 男も私を使って!!)
男(よし! 女子ならこの手の話には乗ってこまい)
幼「お...///」プルプル
男「お?」
幼「男の...///」プルプル
幼「男の変態!!!!」ブン
ドカッ
男「痛!!! いきなり叩くn」
幼「変態! 変態! 変態!」
ドッドッドッ
男「痛い! 痛い! ストップ! 幼さんストップ!」
......
...
男「落ち着きましたでしょうか?」
幼「はぁはぁ...」
幼「やっぱり変なこと話してたんじゃない! この変態!」
男「いやいや、そのくらい俺らの年なら」
幼「言い訳はいらない!」
幼「あなたが万年発情期だってことがよーく分かったわ!」
幼「あなたみたいないつ性犯罪に手を染めるか分からない変態は、幼馴染である私が見張ってないとね!」
幼「いくら人様に迷惑しかかけられないクズ男でも犯罪なんて犯したら、おじさんとおばさんが可哀想だもの」
男「」イラッ
男「迷惑しかって言うけど、俺そんなに誰かに迷惑掛けてるか?」
幼「あら? 現在進行形で迷惑掛けられてる人がここにいるけど?」
幼「あなたみたいなダメ男と幼馴染だったばっかりにイロイロ世話しないといけなくてホント迷惑」
男「」イライラッ
幼「ホント、こんなクズ男の幼馴染なんて人生損ばっかりよねー」
男「」ブチッ
男「...ならもういいよ、やらなくて」
幼「は? それであんたが生活できるわけ」
男「いらねぇっつたんだよ!! 聞こえなかったか? お前みたいな毒しか吐かない女なんかいなくても俺は生きてける!!」
幼「毒しかって!!」イラッ
幼「なら私が世話しないでも規則正しく生活してみせなさいよ! どうせできるわけないだろうけd」
男「言ったな!! やってやろうじゃねぇか!! お前なんて必要ないって証明してやるよ!!」 ダッ
幼「あ、男...」
幼「ふんっ! なによ男の奴、どうせ後から泣きついても遅いんだから!」
幼(男には私がいないとダメなんだから...)
男宅
男(はぁ... ついあんなこと言ってしまったもののどうするか)
男(家事全般はおふくろか幼に任せきりだったしなぁ)
男(いや!! ここで折れたら男じねぇ!)
男「とりあえずは飯...の前に朝、幼が干してた洗濯物を取り込まねば」
......
...
男「ふぅ...」
男(俺の分だけだから時間は掛からなかったが)
男「幼のやつキッチリやってくれてたんだなぁ」
男「俺が畳むとなんかだらしないな...」
男(はっ! イカンイカン、あいつを許してはイカン!)
男「あれ? 俺のシャツ1枚足りなくね? 風に飛ばされたのか」
男(まぁいいか、次は風呂沸かして飯だな)
幼宅
幼「男の奴随分粘るわね、もう別れて2時間も経つのに」
幼(どうせすぐ泣きついてくるはず!)
幼(その間に私は男のシャツで...)クンクン
幼(あぁ... 男ぉ)
コンコン
幼母「幼? 男くん家行かなくていいの?」
幼「ひゃい!!」
幼「お、お母さん!」
幼母「あんた大丈夫?」
幼「だ、大丈夫だから!」
幼母「そう、でいいの? 行かなくて」
幼「ど、どうせすぐに泣きついてくるからそしたら行く」
幼母「あら? 喧嘩でもしたの? まぁなんにせよ自分から男くんを助けるって言ったんだから最後までしっかりね」
幼「...」
男宅
男「さて、何を作るか...」
男「空腹を満たすだけならカップ麺でいいんだが」
男「幼の奴に啖呵切った反面、カップ麺ってのも釈だし、ここはちゃんとした料理を作る!」
男「で、何を作るかだが...」
男「ま、まぁ最初はカレーって相場が決まってるしな、カレーにしよ」
幼宅
幼(男がまだ折れない...)
幼(なんで!? 男は私がいないと何も出来ないはずなのに!)
幼(あ! どうせ意地はってるだけだわ! 私が少し優しくしてあげだか泣いて謝るはず)
幼「そうと決まれば、行動あるのみ!」ガタッ
......
...
幼母「あら? どうしたの? そんなに急いで?」
幼「男ん家行ってくる!」
幼母「あらあら、隣だからってそんなに急いだら転ぶわよ」
幼「行ってきます!」
男宅
男「よし、完成! なかなかいいんでないか?」
男「カレーの簡単なサラダ」
男「では、頂きます!」パクッ
男「ん、まあまあじゃねえの? 幼の料理には劣るけど」モグモグ
男「...」
男(なんでいちいち幼が出てくんだよ、もういいんだあんな奴)
男「おいし...」
......
...
男「ふぅ、皿洗い終了」
ピンポーン
男「ん? 誰だこんな時間に?」
ピピピピンポーン
男「は、はいはい、今出ます!」
タッタ
ガチャ
男「誰ですか、こんな時間n」
幼「助けに来てあげたわよ? 感謝しなさい!!」
男「...」
幼「どうせあんたのことだから、私のご飯ほしさにシクシク泣いてるだろうから来てあげたわよ?」ドヤッ
男「...」バタン
幼「ちょ、ちょっと!? なんで閉めるのよ?」
男「うるせえ、帰れ」
幼「な!! なによせっかくこっちから来てあげたのに!」
幼「どうせ、ダメ人間のあんたのことだから夕飯もまだなんでしよ? なんなら私がつk」
男「いらねぇ、もう自分で作って食ったから」
幼「え?」
男「あと、お前が干してたくれた洗濯物も畳んだ、シャツが1枚なかったが」
幼「...」
男「幼、俺のお前がいなくてもなんとかなりそうだわ」ニヤ
幼「そ、そんなわけ...」
>>25
訂正:
男「カレーと簡単なサラダ」
25ではなく27でした
>>30
訂正:
男「幼、お前がいなくてもなんとかなりそうだわ」ニヤ
男「まぁ、とりあえず今日は乗り切れそうだから帰っていいぞ」
男「あ、そうだ明日の弁当も俺の分はいらないからな、自分で何とかするから」
男「じゃあな、おやすみ」
ガチャ
幼「...」
幼(なんで? どうしてなの男? 男は私がいないとダメなはずなのに...)
......
...
男(ふぅ、ちょっと言い過ぎたかな?)
男「いや、今まで俺が言われ続けてきたことに比べればこのくらい!」
男「...寝よ、朝早く起きて洗濯物干さないといけないしな」
幼宅
ガチャ
幼「...」
幼母「あら、おかえり、早かったのね」
幼「...」
幼母「どうしたの? ホント大丈夫?」
幼「...大丈夫よ、男もう寝ちゃってるみたい」
幼「私ももう寝るね...」
幼母「あ、ちょっと」
幼「おやすみ...」
幼母(これは何かあったわね)
翌日
リリリリリリリ カチッ
男「ふぁああ」ノビー
男「起きれた、やってみるもんだなぁ」
男(なんやかんや幼に甘えてたんだな俺)
男「よし!! 洗濯とその間に朝飯だ!」
......
...
男「朝飯と言っても昨日のカレーの残りだが、一日置いたカレーはうまいから良し!」
男「食ったら洗濯物を干して、あ! 弁当は...まぁ初日くらい購買でパンにするかたまにはいいよな」
男「さて、いただきます」
......
...
男「ごちそうさま、次は皿洗って、洗濯物干して、って今日ゴミの日だ出さねぇと!!」
ゴミアツメ
ガチャ
幼母「あら?」
男「あ! おはようございます、おばさん」
幼母「男くんおはよ、男君がゴミ出しって珍しいわね? しかもこんな朝早く」
男「ハハハ...」
幼母「起こしに行くまで起きないっていつも幼がぼやいてるくらいなのに」
男「俺もたまにはように頼らず起きますよ」
男「それに、これからは幼に頼らずいろいろやりますよ!」エッヘン
幼母「あら? それは良い心がけね」
男「とりあえず、ゴミ出しをっと」
ガサッ
幼母「男君もう朝ごはんは食べたの?」
男「あ、はい、昨日の残りですけど」
幼母「あらそう? なんだったらうちで食べていってもと思ったんだけど」
男「気持ちだけ貰っときます」
男「あ、そうだ幼に朝は先に学校に行ってると伝言頼めます?」
幼母「あら、いいけど、何か用事?」
男「...いや、別にちょっとした用事ですよ」
男「じゃあ俺は戻ります、洗濯物干さないといけないので」
幼母「あらそう? たまにはうちを頼ってね」
男「...はい、ありがとうございます」
幼宅
幼「ううん」
幼(私寝ちゃったんだ...)
幼「あ! もうこんな時間!! 男を起こしに行かないと!」
ドタドタ
幼母「おはよ、幼」
幼「おはよ、お母さん! 男の家行ってくる、朝食はそっちd」
幼母「男くんにはさっき合ったわよ」
幼「え?」
幼母「なんでも『幼に幼に頼らずいろいろやります』だって、立派になったわねぇ」
幼「...で、男は?」
幼母「そうそう、今日は用事があって先に学校行くって」
幼「ッ!!??」
ダッ
ガチャ
幼母「ちょっと、幼!!」
男宅
ピピピピンポーン
幼「...」
シーン
幼(男...ホントに私なしで起きたんだ...)
幼(あ、洗濯物もちゃんと干されてる...)
男『お前なんて必要ないって証明してやるよ!!』
幼(もしかしてホントに...)
幼(いや! そんなわけない! だって男は...)
男登校中
男「ふぁああ」
男(やっぱり、早起きしたから眠いなぁ)
男(これからこれが続くのか、大丈夫かな?)
?「あれ? 男くん?」
男「ん? あ、女さん」
女「おはよ! 珍しいね? 男くんがこんな時間に登校してるなんて珍しいね」
男「まあな、女さんは部活の朝練?」
女「うん! もうすぐ大会近いからね!」
男「短距離だっけ? 頑張ってね」
女「うん!」
幼登校中
幼(はぁ、昨日の夜からまともに男と話してない...)
幼(男といっしょじゃない登校なんてはじめて...)
幼友「おーさな!!」ドン
幼「うわっ!! 幼友ちゃん、おどかさないでよぉ」
幼友「ふふふ、ぼーっとしてる幼が悪い」
幼友「どうしたの、浮かない顔して」
幼「なんでもないよ...」
幼友「そういえば、旦那はどこいんの?」
幼「男は先に行った」
幼友「え!! 夫婦二人で登校しないなんてなんかあったの!?」
幼「反抗期?」
幼友(旦那とか夫婦とかはツッコまないんだ...)
幼友「夫婦喧嘩ですか」
幼「喧嘩とかそういうんのじゃ...」
幼友「もしかして、これが発端で離婚とか」ニヤニヤ
幼「そんなことない!!!!」
幼友「うおっ!!」
幼「っ! ごめん、怒鳴っちゃって...」
幼友「い、いいって、からかったこっちが悪いんだし」
幼友「喧嘩の理由分からないの?」
幼「だから喧嘩じゃないって」
幼「なんでも私が必要ないって証明するんだって」
幼友(必要ないって、今までどんだけ頼ってたんだよ)
幼友「ま、まぁ自立するってのは良いことなんじゃない」
幼「そ、そうだけど...」
幼友「とりあえず、学校着いたら話してみようよ」
幼友「私が間に入ってあげるからさ!」
幼「う、うん ありがとね幼友ちゃん」
幼友「いいってことよ♪」
教室
友「うお! 俺より先に男がいるだと!」
男「うっす、てかお前いつもこんな早いのか?」
友「まぁな」
友「で、どうしたんだよ? お前がこんな早いなんて」
男「いろいろあってな」
友「ほう? もしかして、昨日言ってたこと実行に移したのか?」
男「まぁ、そんなとこ」
--男説明中--
友「ほうほう、そんなことになってたのか」
男「だから今日は早起きってわけ」
友「でも、割となんとかなってんじゃん?」
友(今のところは)
男「そうだな、あとは俺とあいつの我慢比べだ」
友「ま、なんかあれば手貸すぜ」
男「マジ! じゃあ今日の昼飯おごt」
友「それはねぇから」
......
...
幼友「おっはよー」
幼「おはよう」
オハヨー
オハヨー
幼友「男くん、おはよう」ゴゴゴゴ
男「お、おはよう幼友」チラッ
幼「...おはよ」
男「お、おう...」
友「よー幼友、幼ちゃん」
幼友「ねぇ男くんちょっといい?」
男「え? まぁ大丈夫だけど」
幼友「そ、じゃあちょっと来て」グイッ
男「ちょっ」
ガラガラ
幼「...」
友「はぁ...」
廊下
男「で、話って」
幼友「なんで幼友と喧嘩してるのかなーって」
男「喧嘩なんて...」
幼友「幼も同じこといってたけど、見るからに様子が変だったよ?」
男「幼が?」
幼友「男くん、幼に幼ちゃんが必要ないって証明するって言ったんでしょ」
男「ま、まぁ言ったけど」
幼友「今まで世話になっててそれは少しひどいんじゃない?」
男「...」
幼友「...」
友「まぁまぁ幼友、そんな剣幕で睨むなよ」
男・幼友「友!!」
幼友「どうしてあんたが」
友「2人が心配だったから?」
幼友「なんで疑問形なのよ」
友「まぁそれは置いといて、男にも言い分はあるんだよな?」
男「あ、あぁ」
幼友「言い分って?」
友「幼友も知ってるだろ? 幼ちゃんの男への接し方」
友「確かに、男はいろいろ世話になってるけど毎日あんな罵声を浴びせられるのどうよ?」
幼友「まぁ確かにちょっとキツイ気がしてたけど」
友「でな、男は幼を更生させたいんだと」
幼友「それと幼が必要ないのと何が関係するのよ?」
男「幼が言ったんだよ『なら私が世話しないでも規則正しく生活してみせなさいよ!』って」
男「だからそれを実行して幼を見返してやろうと思って」
男「ちゃんとなったら幼としっかり話するから今のところはわかってくれないか?」
幼友「...」
幼友「計画は分かったわ、でも私は私なりに幼をフォローする」
幼友「全てが終わったらちゃんと仲直りするのよ?」
男「ああ、もちろん」
今日はここまで
SS書くの初なので割と本筋からずれていってる感じがする
一応、最後は幼をデレデレにさせるつもりなので報復系を見たい人はごめんなさい
教室
幼「幼友ちゃん、男はなんだって?」
幼友(なんて言うべきか)
幼友「お、男はいつも幼にばっか家事とかさせてたから少しは自分でもできるようにしたいんだと」
幼友「こ、これも愛の形かな」アセアセ
幼「あ、愛なんて...///」
幼(そっか! やっぱり男くんには私が必要なんだ♪)
幼友「まぁ少しの間1人でやらせてみたら? 可愛い子にはなんとやらってさ」
幼「そ、そうだね」
幼友(私の前だとこんななのに、どうして男くんの前だとあんな毒舌なのか...)
昼休み
友「男、今日飯どうするんだ?」
男「あー購買で何か買おうかと」
友「だったら、早く行こうぜー いいのなくなっちまう」
男「わーった」
タッタッタ
幼(まさか、男と一緒にお昼ご飯を食べない日がくるなんて...)
幼友「幼、いっしょにたべよー」
幼友(うわー、見るからに不機嫌)
幼「う、うん食べよー」
放課後
友「男、帰りどっか行かね?」
男「あーわりぃ、今日帰りスーパー寄っていくからさ」
友「そっか、いろいろ自分でやらんといけないからか」
友「ならしゃーない、じゃまた今度な」
男「おう、じゃーな」
友「うーい」
男(さてと、とりあえず幼といつも行ってたスーパーに行くとするか)
幼「」チラッ
スーパー
男「さて、何買うかなー」
男「ってかまだ夕飯何作るかも決めてねぇや」
男(そういや、買い物なんていつも幼に任せきりだったなぁ)
男「ま、見ながら決めますかね」
......
...
幼「さーて、どうせちゃんとした目利きのできない男のために『たまたま』通りかかった私がレクチャーをしてあげようじゃないか」フンス
幼「あ、男の奴醤油入れてる! 醤油はこの前買い置き買ってあるのに...」
幼(やっぱり、男は私がいないとダメなんだから! さてそろそろ)
幼「あれ、おとk」
女「あれ? 男くん?」
男「あれ? 女さん、どうしてここに?」
ササッ
幼(な、なんで女さんがここに!?)
男「なんで女さんがここに?」
女「ここのスーパーはタイムセールが良いんだよー、あと少しで開始なんだー」
男「へぇ、そういやときどき幼にこき使われてたっけ」
女「男くんこそどうして、こういうとこ来るイメージないけど」
女「幼さんにやってもらってるイメージ」
男「ぐぬぬ、何を言いますか俺は生まれ変わって家事のできる男になったんです!」
女「なにそれ」クスクス
男「それより、女さん部活は? さっき帰るとき陸上部やってたと思うんだけど」
女「実は無理言って今日は休ませてもらったんだ」
男「ほー、そんなにこのタイムセールが重要なのか」
女「うん、まぁね...」
男「なら手伝ってやるよ!」
女「え!?」
男「こういうのってお一人様何個~とかだろ?」
男「ってか女さんそんなに食わないか、すまんすまん」
男「まぁでも男の方が頑丈だしさ」
女「...良いの?」
男「良いよ、伊達に毎日幼にこき使われてたわけじゃない!」
女「男くんっておもしろいね」クスクス
女「ならタイムセールまで私が家事のできる男(仮)くんにスーパーの目利きの極意を教えてしんぜよう」
男「え? いいの?」
女「いいって、タイムセールで働いてくれるんだからね♪」
男「ま、まぁあんまり期待せんでくださいよ?」
女「さー行くよー」
ジー
幼(何あれ?)イライラ
......
...
男「ふぅ、やっぱタイムセールのおばちゃんパワーはやべぇな」クタクタ
女「その割には喰いついてたね男くん」
男「そういう女さんもね、流石陸上部のエース」
女「鍛えてますから」ッシュ
男「...女さんってもしかして弟いる?」
女「え!? なんで分かるの?」
男「いや今のッシュっての特撮で見たことあってさ、女さん見るタイプじゃないしさ」
女「...うん、下に3人」
男「3人!? それは大所帯だねー」
女「両親が共働きで私が面倒みてるんだけど、ただいま絶賛育ちざかりでさ」
男「だからタイムセールなのか」
女「うん」
男「...なら、これあげる」
女「これさっきタイムセールで買ったお菓子の詰め合わせ?」
女「もらえないよ、私何もしてないのに」
男「いや、師匠にはスーパーの目利きの極意を教わったので」
女「あ、あんなの別に大したことじゃ」
男「まぁまぁ、俺はなんとなくタイムセールに巻き込まれて買っただけだしさ」
男「お菓子も子供が食った方が絵になるだろ」
女「そんなこと...」
男「じゃあさ、今度料理とか家事の極意を教えてよ」
女「え!?」
男「家事のできる男(仮)の(仮)を取るためにさ、師匠!どうかお願いいたします」
女「何それ」アハハ
女「分かりました、でも私の指導が厳しいですぞ?」
男「覚悟の上」キリッ
男・女「...」
男・女「ップ、アッハハハ」
女「そういうなら、このお菓子はありがたく貰ってくよ」
男「おう、弟たちによろしく言っといてくれ」
女「うん、謎の特撮好きの家事のできる男(仮)さんからって言っとく」
男「それはやめて」
女「うそだよー、っともうこんな時間夕飯の準備しないと」
男「おっと、俺も洗濯物しまわないと」
女「男くん今日はありがとうね」
男「なに、俺もいろいろ知れて楽しかった、また頼むよ師匠」ニコッ
女「う、うん...///」
男「あ、そうだ俺のことは呼び捨てで良いよ」
女「え! そんな」
男「弟子は呼び捨てと相場が決まってるじゃん?」
女「な、なら私のことも呼び捨てでいいよ」
男「え!! ま、まぁ良いか」
男「じゃあ改めてよろしくな、女」
女「こちらこそ、男...///」
男「それじゃ、じゃあな」
女「うん、じゃあねー」
ジー
幼(...)イライラ
今日はここまで
男宅
男(女ってもっとボーイッシュで家事とか苦手なタイプだと思ってたなー)
男(人間見かけによらないなぁ、女とか幼とか...)
男「さーて夕飯は何にしようかなー」
男「あ、LINE来てる? 友かな?」
幼
-----------------------------------
男?昨日はうまくできたみたいだけど
2日連続でうまくいくとは限らないわよ
もし私のご飯が恋しくなったら、泣き
ついてきて良いのよ?
-----------------------------------
男(あいつ更生の兆し皆無だな)ハァ
男「で、もう一人は...女さん!?」
男(あーそういや学校の行事の時に連絡用って交換してたっけ)
男「なんだ?」
女
-----------------------------------
男、今日はありがとう!
弟たちもお菓子喜んでたよ!
今度家に呼べーってうるさいけど
それで、師匠として夕飯に困ってるだ
ろう男に料理のレシピを送ります。
今日買ったもので作れると思います。
役立ててくれるとと助かります。
---レシピズラー----
精進せぇよ
師匠より
-----------------------------------
男(女の優しさを1%でも幼に見習わせたい)ブワッ
男(せっかく師匠から貰ったんだ、レッツクッキング!)
男「えーっと? 肉じゃが? 俺には難しいんじゃ、え? フライパンでできるのか 基本カレーと同じ? それなら...」
......
...
男「レシピ道理にやったらちゃんとできた」
男「いや当たり前なんだけど、すげーわかりやすかったなぁ、画像もあったし」
男「もしかして、女が書いてくれたんだよな?」
男「だったら礼を言わんとな」
男「とりあえず、いただきます」パクッ
男「お、うめぇ!!」
男(これで少しは幼に近づけたかな?)
...
男「ふぅ、今日の家事終了っと」
男(今日は女さんに世話になりっぱなしだったなぁ)
男「あ、そうだLINE返信しとこ」
男
-----------------------------------
師匠、ありがとうございます!
おかげでおいしい肉じゃがが作ることが
できました。
今後もご教授お願いしますm(_ _)m
弟子より
ps:ホントうまかった!今度礼させてくれ
-----------------------------------
男「送信!」
男「幼には...、まぁいいかあんな内容だったし」
幼宅
幼「...」
幼(男の奴、既読無視してやがる...)
幼(せっかく、私が手を差し伸べてあげたのに、なんなのよあいつ)
幼(さっきだって、女さんにデレデレしちゃって...)イライラ
幼(どうしてこんなことになっちゃったんだっけ?)ショボン
女宅
女「ふぅ」フロアガリー
女「あ、男から返信きてる! そっかおいしくできたんだ、よかったよかった」ニコニコ
長男「あれ?ねーちゃん何見てるの?」
次男「あ、もしかして、今日お菓子くれた彼氏ー」
三男「ヒューヒュー」
女「べ、別に男くんは か、彼氏とかじゃ...///」マッカッカ
長男・次男・三男(あれ?割とガチの反応じゃね?)
翌日
男宅
男(洗濯物も干した! 朝ご飯はトーストとベーコンエッグを食った! 昼は...購買として)
男「うん、今日も完璧!」
男「いざ行こう!」
ガチャ
男(この時間に出たら女にまた会えるかな?」
男宅前
幼(男の奴結局返信してこなかった...)
幼「でも、今日は寝落ちてない! 」
幼「ここに居れば、男を捕まえられるはず!」
ガチャ
幼(来た!)
男「女にまた会えるかな?」」
幼(!?)
ササッ
男「ん、誰か居たか?」
男「ま、いいか」
幼(なんで隠れたの、私?)
幼(それにさっき女って)
幼(男はもしかして...)
幼(...)
今日はここまで
結末は決まってても流れがうまくまとまらない
失踪はしないようにがんばるけど、投稿ペースは遅くなるかもしれん
すみません
男登校中
男「お!」
女「」トコトコ
男「お?い、女ー」
女「あ、男! おはよう!」
男「おう、おはよう」
女「また会うなんて、何か用事でもあるの?」
男「あ、いや 昨日肉じゃがのレシピ送ってくれただろ?」
男「その礼が言いたくてさ!」
女「そんな! お礼なんていいよ! お菓子貰ったんだし」
女「それにLINEの返信でお礼はもらってるし」
男「いや、こういうのは直に言わないとと思ってさ」
男「言葉にするって意外と大事なんだぜ」
男「ありがとう、女」
男「ホント助かった!」ニコ
女「...///」ドキッ
女「ど、どういたしまして...///」
男「これで家事男子に一歩近づけたかな? 師匠?」
女「ま、まだまだだよ! 肉じゃがくらい初歩だよ!」
男「そうだよなぁ、幼の料理はもっとこう...なんかうまかったし」
女「幼さんの?」
男「あぁ、恥ずかしながら家事はほとんどあいつにやっててもらっててな」
女「...」
男「だからさ、俺、あいつがいなくてもなんとか出来るようになろうと思ってるんだ」
女「え!?」
男「いや、だってあいつに彼氏とか出来たら、俺の世話なんてできないだろ?」
女(あ、男と幼さんって付き合ってないんだ)ホッ
男「と、言うのは後付け」
男「実は口喧嘩で啖呵切っちゃってさ」
女「啖呵?」
男「うん、幼なんていなくても生活できるってさ」
女「だから、家事を覚えてるんだ...」
男「そ、だから昨日のレシピはすごい助かったんだ」
女「そうなんだ...」
男「実際、家事してみたら思ってたより面倒でさ」
男「幼はいつもこんなことしてたんだなー」
女「でも、慣れちゃえばそうでもないよ?」
男「お! 流石、家事マスターは違いますなー」
女「ちゃかさないでよ! それに、男はこれから家事マスター目指すんでしょ?」
男「そ、そうだな...」
男「そうだ!! なぁ女、そっちの買い物に付いて行っていいか?」
女「え!? どうしたの、いきなり?」
男「ほら、技は見て盗めっていうだろ? だから、買い物の極意を見て盗もうかと...」
男「荷物持ちとかでこき使っていいからさ、どう?」
女「そうんなの悪いよー」
男「俺は別にいいんだよ、女が嫌じゃなければ」
女「嫌ってことは...」
女(むしろ、男といっしょだし願ってもだよー///)
女「あ! そういえば、隣町のスーパーで今日お米が安いんだっけ」
男「お! 米か! だったらなおさら男手がいるんじゃないか?」
女「そうだけど... ホントに良いの?」
男「気にしないの、こっちにも見返りはあるんだから」
女「じゃあ、お願いしようかな?」
男「おう! 任せとけ!」
女「よろしくね」
女「って!! もうこんな時間じゃん!! 朝練遅刻しちゃう!!」
女「じゃあ、詳しいことはあとで!」タッタッタ
男「時間取ってわるかった! 朝練がんばれよ!!」
男(部活に、家事に大変だなぁあいつ...)
男「...」
教室
幼「おはよ、幼友ちゃん」
幼友「あ! 幼、おはよ」
幼(やっぱり、男もう来てる... しっかり起きれてるんだ)
幼「ちょっと! おt」
女「お~~と~~こ~~!!」
幼「!!!!!」
男「うおっ!! なんだよ女?」
女「いや、今日のこと話そうと思って!!」
男「それなら昼でもよくないか? もうそろそろ授業始まるのに」
女「いや~、昼休みは午後の授業の課題やらないと」エヘヘ
男「わかった、廊下で話そう」
女「ん」
ガラガラ
男「で、今日はどうするんだ?」
女「うん、細かいことは隣町の○○スーパーに行きながら話すから、放課後校門で待ってて待ち合わせってことで!」
男「了解」
女「じゃっ! よろしく!」
幼(よく聞こえないけど、また一緒に買い物!! どうしよう...)
キーンコーンカーンコーンと思って!!」
>>97
投稿ミスりました
男「それなら昼でもよくないか? もうそろそろ授業始まるのに」
女「いや~、昼休みは午後の授業の課題やらないと」エヘヘ
男「わかった、廊下で話そう」
女「ん」
ガラガラ
男「で、今日はどうするんだ?」
女「うん、細かいことは隣町の○○スーパーに行きながら話すから、放課後校門で待ってて待ち合わせってことで!」
男「了解」
女「じゃっ! よろしく!」
幼(よく聞こえないけど、また一緒に買い物!! どうしよう...)
キーンコーンカーンコーン
昼休み
男「友、飯行こうぜ」
友「ん、また購買?」
男「あぁ」
友「じゃ、行くか」
ガラガラ
幼「...」
幼友「...」
幼友「幼、何あった?」
幼「いや、なんでもないんだけどさ」
幼友(このオーラなんでもなくないんだけどなー)
幼「...幼友ちゃんさ、女さんって知ってる?」
幼友「ん? まぁ知ってはいるよ隣のクラスの陸上部の子だよね?」
幼友(そういや、朝男と何か話してたっけ)
幼「それがさ、昨日スーパーで一緒にいたんだ男と女さん」
幼友「え!?」
幼「偶然だったけど、なんか良い感じだったんだよね」ゴゴゴゴ
幼友(男の奴何やってんのさー!!)
幼「どうもまた一緒に買い物に行くらしくてさ!」
幼友「へ、へぇ」
幼「それでさ、やっぱりここは幼馴染として男が女さんに迷惑かけてないか見に行く必要があると思うの!!」
幼友「え!! いやぁ、男くんもそこまでじゃないんじゃない?」
幼友「それに、幼はひとまず傍観するんじゃ...」
幼「それはそれ、これはこれ」
幼友(どれがどれなんだ...)
今日はここまで
放課後
男「さてと、女はまだかなぁ」
タッタッタ
女「ごめん! お待たせ!」
男「いや、そんな待ってないよ」
男「じゃ、行きますか」
......
...
幼「まさか、生徒会長に捕まるとは...」
幼「男と女さんを見失った...」
幼(スーパーに行くって言ってたし、急いで昨日のスーパーに行かないと!!)
タッタッタ
......
...
隣町スーパー
男「へー、こんなスーパーあったんだ」
女「うん、ここ割と必需品が安くそろって良いんだよー」
男「へぇ」
女「お米以外にも買いたいものあるし、回ってみよ!」
男「おう!!」
スーパー
幼「はぁはぁ...」
幼(男たちはまだ来てないみたいね)
幼(さて、ここで待ってれば2人が来るはず...)
幼(今日は男にガツンと言ってやるんだから!)
......
...
帰り道
男「マジで安かったな!! あのスーパー」
女「でしょ! でも少し遠いいのがね、部活ある日はあんまり行けないし」
男「たしかにな」
女「それより、荷物重くない? いろいろ持ってもらってるし」
男「そんなことねぇよ? 幼にいつも荷物持たされてたしさ」
女「...男ってさ幼さんといつもいっしょだったんだね」
男「ん? まぁ家隣だし、腐れ縁だよ」
女「でも、割と辛辣なこと言われてるんでしょ? 普通なら離れていっちゃうんじゃない?」
男「...まぁ、たしかにな」
男「なんでだろうなぁ...」
女「...」
スーパー
幼(...全然来ない)
幼(流石に、私より先に出てまだ来ないなんてありえない...)
幼(なんで??)
幼(も、もしかして買い物ってのは口実!?)
幼(今頃2人でどこかに...)
幼(それって、デ、デート!?)
幼(そ、そんなのダメ!!!)
幼(また、男がどっかいっちゃう!?)
女宅前
女「あ、ここまででいいよ」
男「ホント?」
男「ふぅ、確かに女の家からだと距離あるな」
女「でしょ? でも、だからこそ今日は男がいてくれて助かったよ」
女「ありがと!」ニコッ
男「おう、こんなんだったらいつでもござれだ!」
男「それに良いスーパー教えてもらったしさ」
男「役得ってやつ」
男「じゃ、俺はこれで」
女「うん、またね男」
男「おう、じゃーな」
女宅
女「ふぅ」
女(男には昨日からいろいろ助けられちゃったなぁ)
女(変な雰囲気だけど、優しくて面白いし)
女(でもやっぱり男は幼さんのこと...)
......
...
男宅前
男「ん?」
幼「」
男(なぜ、俺の家の前に?)
幼「あ!」
男「げっ!」
幼「ちょ、ちょっと何よその反応!!」
男「いや、だってお前がそのオーラ出してるときってロクなことないし」
幼「オーラって何よ!! 私は至って普通よ!!」
男(これは、史上稀に見る不機嫌オーラ...)
男「で、何なんだよ? 俺の家の前で待って」
幼「べ、別に待ってたわけじゃないわよ!」
男「あっそ、じゃあどいてくれ、洗濯物畳んで飯作らないといけないんだよ」
幼「や、やってあげようか、それ?」
男「結構だ」
幼「ご飯だってロクなもの食べてないんでしょ? どうせ」
男「おあいにく様、女のおかげでちゃんとできてるよ」
男(今日だって、レシピ教えてもらったしさ)
幼「!?」
幼「お、女って」
男「あぁ、隣のクラスの女さん」
男「昨日偶然スーパーで遭ってさ、意気投合してさ」
男「主夫友的な?」
幼「...」
男(ん? これはオーラがまたヤバい感じがする、いままでにないくらい...)
幼(このままじゃ男がいなくなっちゃう...)
男「お、おい幼?」
幼「」タッタ
ガチャ
男「お、おい何かってに俺ん家に」
男「ってなんで鍵持ってるんだよ!!」
幼「...おばさんがくれたの、男の面倒見てくれって」
男「おふくろの奴何勝手に...」
幼「」タッタ
男「っておい、勝手に入るなって」
幼「ねぇ男? 男はくつろいでていいよ、今日は私が家事全般してあげるから」ニコッ
男「いや、だからいらないって俺1人でできるし」
幼「いいから、いいから」
男「あ、ちょっ、待てって」
......
...
センタクモノピチッ
イエピカピカー
男「...」
幼「もう、家ホコリ結構あったよ? 何してたの?」
男(そういや、掃除はしてなかったな)
幼(やっぱり男には私が必要だ♪)
幼「じゃあ料理作っちゃうね♪」
男「いいよ、俺がやr」
幼「作っちゃうね♪」ドドドド
男「は、はい...」
男(なんか今日の幼、毒舌じゃないけどいつもより怖い...)
......
...
ズラー
男「す、すげぇな...」
幼「どう、私にかかればこんなもんよ」
男(すごい量だな、しかも俺の好物ばかり)
幼「さぁ召し上がれ」
男「お、おう いただきます」人
パクッ
男(うめぇ!! 俺の作った料理とは一味も二味もちがう!!)
男「うめぇ!!」
幼「ホント!」パー
男「あぁ、俺が作ったのは大違いだな」
幼「あたりまえじゃない!! あんたなんかのと一緒にしないでよ」
男(なんかいつもの調子に戻ってきたな)
男「」ニッコリ
幼「なによ?」
男「いーやなんでも」
幼「ちょっと教えなさいよ、気持ち悪くてご飯食べれないじゃない!!」
男「」モグモグ
幼「ちょっとー!!」
......
...
男「洗い物くらい俺がやるよ」
幼「いいわよ、あんたがやると汚れ残るし」
幼「前に使っただろうこのお皿、汚れが少し残ってたわよ」
男「あ、ホントだ!?」
幼「やっぱりダメね、あんたって」
男「はぁ、ホントだな...」
幼「あら? あなたにしては珍しく素直じゃない?」
男「...いやさ、実際にいろいろ家事してみてさお前の苦労がよくわかったっていうか」
男「もともとお前は毒舌だったし、それでここまでやってもらってたらあれぐらい言われちゃうのかなって
思った」
幼「毒舌って... 私は別に...」
男「だからこそさ」
男「もう俺に構わなくていいぞ?」
幼「え...!?」
男「最初は、お前の言葉にカッとなって言ったことだったけどさ」
男「実際、やってみて俺がお前をどれだけ縛ってるかって分かった」
男「だからこれからは俺のことは気にせず好きなことやっていいぞ」
男「おふくろにも俺から言っとく」
男「お前だって俺と一緒にいたら彼氏だってできねーぞ?」
男「俺はたぶん大丈夫、女にいろいろ教えてもらったしさ」
幼「女...」
男「ほら、お前もいつも言ってただろ『こんな奴と幼馴染だなんて』ってさ」
男「もう、そういうのもいいだろ? もうこんな歳だしさ」
男「だかr」
幼「男さ、今日放課後何してた?」
男「え!? 何って女とスーパーに買い物に...」
幼「嘘!! 私今日スーパーに居たんだよ? なのに男は居なかった」
幼「ねぇなんで嘘つくの? やっぱりデートだったの?」
男「デ、デートってそんなんじゃ」
幼「私の気も知らないで勝手なこと言わないでよ!!」
イラッ
男「気も知らないでって、それお前が言えたことかよ」
幼「なによ?」
男「お前こそ自分の言いたいことだけ言ってこっちの気を考えたことあったのかよ?」
男「たしかに、俺はお前を縛ってたけどキツイあらそう言えばよかったじゃねぇか」
男「大事なこと何も言葉に出さずに遠まわしにグチグチグチグチ」
男「それでどんな気を知れって言うんだよ、えっ?」ドン
幼「うるさい、うるさい!! 私は今まで男のために...」
男「あれのどこが俺のためだよ!!」
男「...もういいお前帰れ」
男「今日は助かった、でも、明日からは来なくていい」
男「幼馴染って関係もこれまでだ」
幼「え!?」
男「あ、そうだ 合鍵返せ」
幼「そ、そんな」
男「お前にはもういらないだろ、俺達は他人同士なんだから」
幼「お...」
幼「男のバカー」ポイッ
タッタッタッタ
ガチャ
男「...」
......
...
夜
男(幼の奴泣いてたな...)
男(やっぱ言い過ぎたよなぁ)
男(誤った方が... って今さらなんて謝るんだよ...)
男「はぁ...」
男(今までも喧嘩はあったけど今回は一番ヒドイかな)
男(って非は俺にも大分あるよなぁ)
女『でも、割と辛辣なこと言われてるんでしょ? 普通なら離れていっちゃうんじゃない?』
男(そういや、なんでだろうな)
男(てか、いつからあいつあんな口調になったんだっけ?)
男(昔はもっと、俺の後にひっついて離れなかった感じだった気が...)
幼宅
幼母「幼ー、ご飯いらないのー?」
幼「...いらない」グスン
幼母「はぁ」
幼母(今回の喧嘩は大分ヒドイみたいね...)
幼母「冷蔵庫に入れとくからお腹すいたら食べな」
幼「...」
______
___
幼稚園時代
幼幼「おとこー まってよー」
幼男「おそいぞ おさな おいてくぞー」
幼幼「ま まってよー」
バタン
幼男「あ!」
幼幼「う うわああああああん」ボロボロ
幼男「な なくな だいじょぶだから」
幼幼「いたいよおおおおおお」ボロボロ
幼男「うう」
幼幼「うわああああああん」ボロボロ
幼男「」ペロッ
幼幼「ひゃん!!」
幼男「」ペロペロ
幼幼「く くすぐったいよ おとこー」
幼男「これで どうだ!」
幼幼「うぅ まだいたい... あるけない...」ジワッ
幼男「なら ほら」サッ
幼幼「え!?」
幼男「おんぶしてやる」
幼幼「で でも」
幼男「うるさい ほら」
幼幼「う うん」
幼幼(おとこのせなかあったかい いいにおい)ドキドキ
......
...
小学生時代
小幼「お、男待ってよー」
小男「うるせー、付いてくんなよ!!」
小幼「え!! なんで?」
小男「これから俺は、モブ男たちと遊ぶんだ!! 女なんか連れてけるかっての!!」
小幼「そ、そんなー」
小幼「どうしてもダメ?」
小男「ダーメだ!!」
小幼「私が女だから?」
小男「そうだ」
小幼「なんで? 私知ってるよ今日男女ちゃんも居るんでしょ?」
小男「げ、なんでそれを」
小幼「」ジー
小男「あ、あいつは良いんだよ」
小幼「なんで?」
小男「そ、それは...」
_________
______
___
パチッ
幼(...私、また寝ちゃったんだ)
幼(懐かしい夢だったな...)
幼(そうだ、私が男と居るためにはもっともっと...)
今夜はここまで
ワンパターンですみません
あともう少しで終わりだけど
書き終わった全投稿とできてるところまで小出しにするのどっちがいいですか?
今日中に完結させる(戒め)
翌日
教室
男(はぁ昨日の今日で幼に合いにくい...)
ガラガラ
幼「おはよう」
オハヨー
オサナオハヨー
タッタッタ
幼「おはよ、男」
男「お、おう」
男(まさか、そっちから話しかけてくるなんて)
男「あ、あのさ幼 昨日のことはごm」
幼「相変わらず冴えない顔してるわね? そんな顔を向けられると私の生気が奪われるからこっち向かないでくらるかしら?」
男(やっぱり、怒ってる? でも、通常運行な気も)
男「あ、いや、ほらきn」
幼「あー、何か呪怨が聞こえるわ 誰かが言っているならすぐに口を閉じてくれないかしら? ね、男?」
男「...」
男(あいつ昨日のことなしにしようとしてるのか?)
幼「」キョウカショシマイー
...
昼休み
幼「」モグモグ
幼友「なんか、今日機嫌が良いね」
幼「そうかな? いつもこんな感じだと思うけど?」
幼友(いやいや、昨日とかひどかったですよ...)
幼友「さては、男くんと何かあったって」
幼「何もないわよ、あんあデク男」
幼友「あら辛辣、最近成りを潜めてただけになんか懐かしいね」
幼「そう?」
幼(そうだ、やっぱりこうじゃないと男は...)
......
...
男「はぁ...」
友「どうした?」
男「昨日幼と大喧嘩したんだけどさ...」
友「いつもそんな感じじゃね?」
男「...いや、泣かせちやって...」
友「うわぁ... 」
友「お前も大概頭に血がのぼりやすいよな」
男「返す言葉もない...」
友「どうせ、幼ちゃんの言葉にカッとなったんだろ?」
男「はい...」
友「で、その後どうしたんだよ?」
男「...頭冷やそうと昨日はそのまま」
男「で、朝あいつに会ったら謝ろうと思ったんだ」
男「そしたら、あいつ昨日のことがなかったかのようにいつも通り話してきてさ」
友「いつもどおり?」
男「そう、いつも通り俺への罵倒」
男「謝ろうとしても遮られるし、あいつ昨日のことなかったことにしてるのかな?」
友「...はぁ、もうめんどくせえよおまえら」
男「は!?」
友「お前は幼ちゃんにどうなって欲しいんだよ?」
男「いや、だから罵倒をやm」
友「お前が罵倒されたくないだけなら幼ちゃんと接さなければ良いだけだ!」
男「そ、それh」
友「それは嫌だってか? でもそれだと結局同じことを繰り返すだけだぜ?」
友「現に以前より状況は悪化してるだろ?」
男「たしかに、そうだけど...だったら」
友「お前が言ったじゃねぇか?」
男「俺が? 何か言ったっけ?」
友「『言葉の重み』だよ」
男「言葉の重み...」
友「俺はお前らの間の問題だからあんまり口を挟まないようにと思ってたけどよー」
友「俺に言わせれば、お前も言葉足らずだよ」
友「と言うより、大事なこと何も言ってないだろ?」
男「大事なことって...」
友「だから、罵倒をやめて欲しいこととその先についてだよ」
男「その先って...」
友「別にお前が罵声を浴びせられたくないだけなら、幼ちゃんをシカトでもなんでも決めればいい」
友「でも、お前はそうしないで喧嘩するんだろ?」
友「結局お前は幼ちゃんの関係を壊したくないんじゃないのか?」
友「自分で幼馴染って関係をやめるって言っておきながら」
男「それは...」
友「どうせ、『幼だったらまたつかかってくるだろう』とか考えてたんじゃねぇか?」
男「...」
友「お前も幼ちゃんも互いに甘えてんだよ」
友「だからさ、もう変に遠回りしないで、一発ガツンと言ってやれ」
友「お前の思ってること、そのまま」
男(俺の思ってること...)
友「そうすりゃきっと良い方に転ぶさ」
......
...
男(よしっ!!)
男「幼、いっしょに帰ろうぜ」
幼(!!??)
幼「....あら? 男の方から来るなんてどういう風の吹き回し?」
幼「何か裏があるんじゃないの? 悪いけど私はあなたの企みに乗ってやるつもr」
男「頼む、大事な話があるんだ」ジー
幼「...分かったわ、行きましょう」
男「あぁ」
スタスタ
......
...
帰り道
幼「」
男「」
幼「...で、話しって何かしら? かれこれ10分近くダンマリじゃない?」
男「大事な話なんだ、それに話す場所も決めてるんだ」
男「だから付いてきてくれ」
幼「何? やっぱり私を人気のないところに連れ込んで何かよからぬことをする気じゃないの?」
幼「これだから男は」
男「たしかに悪いとは思ってるけど頼む」
スタスタ
幼「...」
......
...
公園
幼「ここって...」
男「昔よく一緒にここで遊んだだろ?」
幼「わ、分かってるわよそんなこと!?」
幼「で、話って何かしら?」
幼(もしかして、女さんとのこと...)
幼「くだらないことだったら帰らせてもらうわよ! 私み暇じゃないんだから」
男「なぁ幼、お前俺のこと嫌いだから俺のこと罵倒してるのか?」
幼「!!??」
男「もしそうなら俺はもう本当にお前に関わらない」
幼「ち、違う!!」
男「...俺達昔は二人で笑い合ってただろ? ここで?」
男「なのに、最近ではどっちかがしかめっ面してることが多くなった」
男「俺はまた昔みたいに二人で笑いあっていたいんだよ」
男「だから」
幼「嫌ッ!!!!」
幼「どうして、そんなこと言うの? だってこうしてないと私...」
幼「私は男の傍に居られない...」
男「おまえ何言っt」
幼「男がそう言ったんじゃない!!!」
幼「そのために私はがんばったのに!!!」
幼「なのに!!!」
男(俺が言った? いったい何を)
男「な、なぁ幼、詳しくきかs」
幼(そうだよ、私は男にもっと強く言えるようにならないと...)
幼「もう放っておいてよ!! 男なんて死んじゃえ!!」
幼「あ! ご、ごめんなさい」
ダッ
男「幼!? ちょっと待って」
......
...
男「はぁはぁ...」
男(どこいったあいつ、まさかまかれるとは)
男(...さっきの言葉から察するに幼があんな毒舌になったのは俺が原因らしいけど)
男(いったいなんだ? あいつが俺に強く当たるようになった時って言うと...)
男(...ダメだ思い出せん)
男(死ねなんて言うこと今まではなかったのに... 大丈夫かな幼...)
男「はぁ... っと悩んでもしかたないまずは幼を見つけないと」
......
...
幼「...」
男「いたっ!!??」
幼「!!??」
幼「こ、来ないで!!」
男「悪いけど今日は絶対に引かないぞ」
幼「!!」
ダッ
男「待てっ!! 信号赤だぞ!!」
ププー
幼「!!??」
男「バカ!!??」
ドンッ
キキーッ!!
バンッ!!
幼(あれ? 私車に...)
男「」
幼「男!!??」
幼「返事して!! 男!!」
キャージコヨー
ダレカキュウキュウシャ
幼「男ッ!! 男ッ!!」ユサユサ
男「」
幼(どうして... 私があんなこといったから)
幼「嫌、嫌あああああああああ!!!!」
_________
______
___
小学生時代
小幼「お、男待ってよー」
小男「うるせー、付いてくんなよ!!」
小幼「え!! なんで?」
小男「これから俺は、モブ男たちと遊ぶんだ!! 女なんか連れてけるかっての!!」
小幼「そ、そんなー」
小幼「どうしてもダメ?」
小男「ダーメだ!!」
小幼「私が女だから?」
小男「そうだ」
小幼「なんで? 私知ってるよ今日男女ちゃんも居るんでしょ?」
小男「げ、なんでそれを」
小幼「」ジー
小男「あ、あいつは良いんだよ」
小幼「なんで?」
小男「そ、それは...」
小男「それは、あれだ! あいつの口調さ男みたいだろ?」
小幼「それがなんなの?」
小男「俺達はああいう話し方って掟があるんだよ」
小幼「ああいうってどういう?」
小男「それは... バカーとかアホーとか相手を悪口みたいな...」アセアセ
小幼「なんで友達どうしなのに悪口言うの?」
小男「そ、そういうもんなんだよ!! 男の友情ってのは」
小幼「男女ちゃんは女の子だよ?」
小男「悪口言い合えるくらいの仲ってことだよ! とにかくお前は来んなよ!」
小男「じゃあな!!」
小幼「お、男」
......
...
小幼(男といっしょにいれない...)グスン
小幼(いっしょにいるには男の悪口を言わないといけないって言ってた...)
小幼(でも、男の悪口なんて私言えないよ...)
小幼(だってこんなに好きなんだから...)
_________
______
___
病院ロビー
幼母「幼!!」
幼「お母さん...」
幼母「男君は!?」
幼「今手術終わって寝てる...」
幼母「男母には私から電話しといたから、明日には戻ってくるって」
幼「そう...」
幼母「今夜だけは見といてくれって頼まれたけど」
幼母「あんた、なんでこんなところにいるの!? 男君に付いててあげなさいよ!!」
幼「男の傍になんかいられないよ...」
幼母「...あんたらが喧嘩中ってのは薄々分かってたけど、こんな時こそ傍にいてあげないでどうするのよ!!」
幼「...だって私、男にヒドイこと言っちゃったんだよ... 『死んじゃえ』って...」
幼「そしたら本当に車に轢かれて...」
幼「今回だけじゃない! 私はずっと男にヒドイこと言ってた...」
幼「そうしないと男が離れていっちゃうと思って...」
幼母「あんた...」
幼「でも、そんなの男は望んでなかった」
幼「少し考えれば分かることなのに、男の優しさに甘えてた...」
幼「こんな私は男の傍にいるべきじゃないんだ...」フラ
幼母「ちょっとあんたどこ行くの?」
幼「お母さん、男をお願い 私は帰る...」
幼母「あんたそれ本気で言ってるの?」
幼「うん、あと男に言っておいて」
幼「今までごめんなさい、もうあたなには関わらないって」
フラフラ
幼母「ちょ、ちょっと待ちなさい」
看護師「あの、男さんの保護者の方ですか」
幼母「え? あ、私は代理の者で」
看護師「男さんの容体について先生からお話が」
......
...
幼宅
幼(これで良い)
幼(幸い、男の怪我は大きくないらしいし)
幼(あとは私が男に関わらなければ男は幸せになる...)
ポロポロ
幼「あれ? なんで泣いてるんだろう私...」グスン
幼「これで良いのに...」グスン
_________
______
___
小学生時代
モブ男・男女「じゃあなー」
小男「おう! また明日ー」
小男「ん?」
小幼「」ジー
小男「おい!! なにやってんだよ幼!」
小幼「ひゃい!!」
小男「お前もしかしてずっと俺らのこと見てたのか?」
小幼「...」
小男「来んなって言ったよな?」
小幼「...観察」ボソ
小男「あ?」
小幼「男と一緒にいるために観察してたの、男たちを」
小男「は? 何勝手にやってんだよ! 俺は来るなって言ったのに」
小幼「嫌ッ! だって男と一緒にいたいもん!!」
小男「!?」ドキッ
小男「か、勝手にしろ!!」
......
...
小男「今日は裏山行くぞ!!」
モブ男・男女「オー!!」
幼「」ササッ
......
...
小男「もうこんな時間だ...」
小男「擦り傷も多いし、かーちゃんに叱られそうだぜ...」
小男(こんなことなら崖近くに行くんじゃなかったぜ...)
小男「ん? あれって幼のかーちゃん?」
幼母「」キョロキョロ
幼母「あ!? 男ちゃん!!」
小男「ど、どうも」
幼母「ねぇ男ちゃん、幼見なかった?」
小男「え?」
幼母「それが、帰りが遅くて公園に来たんだけどいなくて」
幼母「一緒じゃなかったの?」
小男(そういや、裏山行く時はいたような... でも帰りはいなかったし先に帰ったんじゃ...)
小男(もしかして!?)
小男「ッ!!」
ダッ!!
幼母「あ!! 男ちゃん!!」
......
...
小幼「足痛いよ... 怖いよ...」ポロポロ
小幼「男...」ポロポロ
小幼「うわああああああん」ボロボロ
小男「幼!!」ザザー
小幼「男!!」パー
小男「はぁはぁ、良かった無事で」
小幼「お、男... うわああああああん」ボロボロ
小男「泣くなよ、もう大丈夫だからさ」ナデナデ
小幼「グスン」
小男「それにしてもやっぱどんくせぇな幼は」
小男「ここの崖から落ちるなんて」
小幼「うぅ」ウルウル
小男「わー泣くなよ!」
小幼「...男どうしてここにいるの?」
小男「お前が帰ってきてないっておばさんに聞いたからもしかしてって思ってさ...」
小男「歩けるか?」
小幼「」ブンブン
小男「なら ほら」サッ
小幼「え!?」
小男「おんぶしてやる」
小幼「で でも」
小男「うるさい ほら」
小幼「う うん」
......
...
小男「やっぱ崖下からだと迂回しないとダメだな、よし!!」
小幼「ねぇ男どうして助けにきたの? 私のこと嫌いなんでしょ」
小男「...なぁ幼カバは逆さから言うと」
小幼「え!? えーっとバーカ?」
小男「うわ、幼にバカって言われたー」
小幼「え!? ち、違うよ!! これは男が!!」アセアセ
小男「あ! おい、暴れるな落ちる」アセアセ
小幼「ご、ごめん! でも今のは男が」
小男「でも言ったのは事実だろ?」
小幼「うー」
小男「でもこれで俺とお前は悪口も言い合える仲になったってことだ」
小幼「え!?」
小男「仲間だから助けた これが理由でいいだろ」
小幼「え!? でも助けにきたときはまだ...」
小男「えーい、細かいことは気にするなー」ダッ
小幼「うわっ!! いきなり走らないでよー」フラフラ
小男「うるせぇ!! お前がグチグチ言うからだよ」タッタッタ
小幼「ちょ、早いよ男ー」
小幼「と、止まって!! 男のバカー」
......
...
翌朝
小男「...」
小幼「どうしたの? そのタンコブ?」
小男「とーちゃんにゲンコツ食らった...」
小幼「なんで?」
小男「...」
小男(幼に怪我させたからなんて言えない)
小男「とーちゃんの大事にしてたボトルシップ壊しちゃってさ」アハハ
小幼「もう、男はホントバカだよね」アハハ
小男「!?」
小幼「どうしたの?」
小男「いや、お前今俺のことバカって言った?」
小幼「言ったよ? それが?」
小男「い、いや...」
小幼「さぁ一緒に学校行こ! 悪口も言い合える仲なんでしょ私たち!」
小男「おう!!」
_________
______
___
パチ
男(...ここは?)
男(俺どうしたんだっけ?)
男(たしか... そうだ幼と話しててそれで...)
男(そうだ!! 車が来て!!)
男「幼ッ!!」バッ
女「うわっ!!!」
男「あれ? おんn痛ってえええええええ!!!」
女「わわ!! ど、どうしよう!? と、とりあえずナースコール」
男(そうだ、俺、幼をかばって車に轢かれたんだっけ)
とりあえず
今日中には終わると思う
残りはあとで
......
...
看護師「もう! 絶対安静ですから激しく動かないでください!」
看護師「彼女さんもちゃんと見といてくださいね」
女「か、彼女じゃないですよ///」
看護師「では、また何かあれば呼んでくださいね」
ガラガラ
男「そういえばなんで女が? てか俺轢かれてから何日経った?」
女「私がいるのはお見舞いに来たからだよ」
女「さっきまで男のお母さんがいたんだけ手続きとかで今は出てるんだ」
女「その間にちょうどいた私が留守を預かってたってわけ」
女「で、男くんは丸一日寝てたんだよ」
男「丸一日かってことは昨日轢かれたのか...」
男「そうだ!? 幼は?幼は大丈夫なのか?」
女「...うん、幼さんはかすり傷程度だったらしいよ」
男「らしいって合ってないのか?」
女「うん、男が怪我したって聞いたから男のクラスにも尋ねたけど幼さん今日は休みだって」
男「そうか... でもよかったあいつが無事で」
男「女も心配かけてすまなかったな」
女「そんな! このくらい普通だよ! あ、リンゴ食べるお見舞いに持ってきたんだ」
男「あーその前にスマホとって貰える?」
女「うん、はい」
男「ありがと」
女「...幼さんに?」
男「...うん、やっぱり心配だし」
男「それに大事な話の途中だったしさ」
男(やっと全部思い出したんだ! あいつの毒舌の理由も、俺の気持ちも!)
prpr
タダイマデンワニデルコトガデキマセン
男「留守電かよ... なら」
男
-----------------------------------
幼、無事か?
俺は目が覚めて割と無事だ
合って話がしたい、返信求む
-----------------------------------
男「...ってそんなすぐ来るはずないかー」
女「...そんなに大事なことなの?」
男「あぁ!! とっても」
男「まぁ向こうから返信来るまで少し待つか」
女「じゃ、じゃあリンゴ切るね」
男「おう、ありがとう」
......
...
ガラガラ
幼友「お! ホントに目覚めてるよ」
友「無事か―男ー」
幼友「大丈夫?」
男「おう! 二人とも!」
友「思いのほか元気じゃねえか」
幼友「もっと死にそうな顔してると思った」
男「うるせー、これでも骨折した手は痛いんだぞ」
友「でも、無事で良かったよ親友」
幼友「ホントホントあんたが死んだら幼が悲しむからね」
男「心配かけたスマン二人とも」
幼友「もーやめてよそんな塩らしい男くんなんか気持ち悪い」
男「人のせっかくの心からの言葉をお前は...」
女「アハハハー」アセアセ
友「あれ? てかなんで陸上部のエースの女さんが?」
男「あぁ、ちょっと前に知り合ってな」
男「紹介するよ、こっちのバカ二人が友と幼友」
友・幼友「誰がバカだこいつと一緒にするな」
男「でこっちが女、いろいろ家事のこと教えてくれた友達だ」
女「よ、よろしく」
友・幼友「よろしくー」
男「ん? そういやなんで俺が目覚めてるの知ってるんだ? 女さんーじゃないよな?」
幼友「ん? 幼から聞いたんだけど」
幼友「そういえばあの子は?」
男(あいつ俺の電話気付いてたのか)
男「あいつには目が覚めてから合ってない」
男「てか、連絡が付かない」
幼友「なにそれ? なにかあったの?」
男「...」
友「...女さんわるいんだけど花瓶の水取り換えてきてくれる?」
女「え? はい」
友「幼友は幼ちゃんに電話、きっと男に庇われたから合いにくいんでしょ?」
友「お前なら話してくれるだろうから電話してきてくれる?」
幼友「う、うん」
ガラガラ
友「まずはすまんかったな」
男「なんでお前が謝るんだよ」
友「お前を焚きつけたのは俺だ、良い方に転ぶどころか事故って笑えねぇよ」
男「お前のせいじゃない実行したのは俺だ」
男「それにこの怪我だって、普通ならもっとヒドイんだってさ」
男「だからきっと良い方に転んだんだろ? うまくねこれ?」
友「バーカ」
男「それに、俺大事なこと思い出したんだ」
友「大事なこと?」
男「うん、あいつの毒舌の理由と俺の気持ち」
友「そっか...」
......
...
prprpr
ガチャ
幼友「あ! やっと出た」
幼『幼友ちゃん...』
幼友「今男くんの病院なんだけど、あんたどうしたの?」
幼『...』
幼友「せっかく、男くん目覚ましたのに」
幼『合えないよ私なんて』
幼友「あー、庇われことで合いにくいんなら大丈夫だと思うよ」
幼友「いつもみたいに、毒舌かましちゃえb」
幼『やめてっ!!!』
幼友「うわ!! ど、どうしたの?」
幼『やめて、もう私男には合わないって決めたの』
幼友「そ、それって」
幼『お母さんは伝えてくれなかったみたいだから幼友ちゃんに頼むね』
幼『今までごめんなさい、もうあたなには関わらないって男に伝えて』
幼『じゃあね』
幼友「あ! 幼ちょt」
プッ
ツーツー
幼友「幼...」
......
...
男病室
ガラガラ
友「おかえり」
幼友「...」
男「どったの?」
幼友「今までごめんなさい、もうあたなには関わらない!」
男「は?」
幼友「って幼があんたに伝えてだって」
男・友・女「...」
幼友「ねぇ一体何がっあったの?」
幼友「事故で庇われたとかそういう感じじゃないよね?」
男・友「...」
幼友「教えてよ」
友「い、いやぁそれがなー」
男「いいよ友、話そう」
友「いいのか?」
男「うん」
友「お前がいいなら」
......
...
幼友「なるほど、今までのアレはそういうことだったの」
幼友「で、真正面から罵倒やめてって言ったら幼が逃げて、そしたら事故っと」
男「そういこと」
幼友「...まず、最初にごめんなさい」
男「え!?」
幼友「この前学校であんたに怒ったでしょ? あんたにはあんたなりに考えがあったのね」
幼友「それなのに一方的に悪者扱いして... ごめんなさい」ペコリ
男「いやいいって、事情を隠してたこっちも悪かったし」
友「いやーでもあの時の幼友は鬼の形相だったしねー」アハハ
幼友「うっさい」ドン
友「痛った!!」
......
...
友「でだ、幼ちゃんとの電話の内容から察するに、お前のやりたかった言葉の重みとやらを察して合いたくないと」
男「心の傷をえぐるな」
女「幼さんに連絡は取れないの?」
幼友「さっきから何回かかけてるんだけどね、音信不通よ...」
友「お前はコレだし幼ちゃんに来てもらう以外合う方法はないしな...」
男「...みんな、今日はとりあえず大丈夫だからこの話は明日しないか?」
友「お前はそれでいいのか?」
男「あぁ、時間が経てば幼の方から見舞いに来てくれるかもしれないしさ」
女「...」
男「俺も目覚めたばかりだし今日は安静にするよ」
友「...そっか、まぁまたなんかあれば連絡してくれ力になるから」
幼友「私もね、幼のためにね!」
女「私もなんでも相談してね...」
男「おう! 今日はありがとうみんな」
友「おう、また明日来るぜ!」
幼友・女「じゃあね!」
男「...」
男(折れたのが腕でよかった! 足が無事なら何とか...)
......
...
幼宅
幼「...」
prpr
幼(非通知... どうでもいいか...)
デンゴンガアルカタハ...
女『幼さんっ!! お願いです出てください!!』
幼(この声女さん?)
ガチャ
幼「もしもし...」
女『あ!! 幼さん!!』
幼「女さんですよね? どうして私の番号をs」
女『男がッ!! 男がッ!!』
幼「!!??」
幼「男がどうかしたの!?」
女『幼さんにどうしても伝えたいことがあるって病院を抜け出して!!』
女『フラフラの体で外に出てまた怪我をしたって!!』
幼「!!??」
女『お願いです! 病院に来てください!』
幼「で、でも私は...」
女『いつまで甘えてるのよ!! あなたがはっきりと自分の気持ちを言わないから男は...』
幼「!?」
女『男はずっとあなたのことを想ってたのに... そのためにこんなに無理にたのに...』
女『あなたはいつまで自分の気持ちに嘘をついてるのよ?』
女『お願い... 最期に男にあなたの気持ちを伝えてあげて...』グスン
幼(自分の気持ち...)
幼「男ッ!!!!」
ダッ
......
...
男病室
幼「男ッ!!!!」
女「幼さん...」グスン
幼「男は?!」
男「」
幼「男ッ!!!!」
幼「ごめんなさい!! 今までヒドイこと言って!!」ポロポロ
幼「男と仲良くなれて、でもまた離れるのが怖かった...」ポロポロ
幼「だから、どんどん口が悪くなっていって...」ポロポロ
幼「男のことが好きだったのに...」ポロポロ
幼「男のことを考えずにヒドイこと言ってきた」ポロポロ
幼「ごめんなさい男!! これからはヒドイこと言わないし素直になるから」ポロポロ
幼「目を覚ましてよ男ッ!!」ポロポロ
女「...」
ガラガラ
男「幼...」
ギュッ
幼「え?」
男「俺こそごめんな... お前にそうするように仕向けたのは俺なのに」
男「忘れるなんて最低だよな...」
幼「え!? え!?」オドオド
幼「お、男大怪我したんじゃ!?」
男「あーあれは女が付いた嘘だよ」
幼「え!!!」
幼「お、女さん!!」ガバッ
幼「いないし...」
幼「一体どういう...」
男「それはだな...」
______
___
数分前
男「よし!」
女「やっぱり!」
男「女!! どうして!!」
女「なんだか決意に満ちた目してから無理すんじゃないかと思ってさ」
男「なんだよバレてたのか...」
女「うん! 友君も気付いてたみたいだよ」
男「俺を止める?」
女「うん、もちろん...」
男「幼が来ないならこっちから行くしかないだろ?
男「幸い歩けるしさ」
女「先生から絶対安静って言われてるんでしょ? ダメだよそんなの」
男「でも、早く言ってやらないと幼はこのままじゃダメになっちまう!!」
女「うん! だから、私来たんだよ?」
男「え?」
女「私が幼さんをここに呼んであげる」
男「どうやって?」
女「私に考えがある」
女「でも、その代わりに頼みがあるんだ」
男「...分かった、とりあえずそれに乗るけど、もし幼が来なかったら無理してでも行くからな?」
女「うん、それでいいよ」
男「で頼みって?」
女「私の気持ちを聞いてほしい」
男「え!?」
女「私、男が好き」
女「まだ知り合ってちょっとだけど、私と付き合ってください」
男「...」
男「...ごめん、その気持ちには答えられない」
女「...それは別に好きな人がいるから?」
男「あぁ、俺は幼が好きだから」
女「そっか...」ポロポロ
男「...ごめん、行くわ」
女「待って! 私の頼みは気持ちを聞いてもらうことだよ」グスン
女「だから、たとえフラれたって幼さんをここに呼ぶ」グスン
男「でも...」
女「いいんだよ、私ちゃんとフラレてすっきりしたからっただけだから!」
男「...ありがとう」
女「こちらこそ、ちゃんと答えてくれてありがとう」ニッコリ
女「それでさ、幼ちゃんを呼びだす方法なんだけどさ」
女「一芝居打って欲しいんだ!」
______
___
男「ってわけで一芝居打ったってわけ」
幼「...」プルプル
男(あ、これはアカンやつ...)
幼「よ...」
男「よ?」
幼「よかったよおおおおおおおおおお」ガバッ
男「うぉ!! い、痛い幼!! 俺怪我してるから!!」
幼「あ!! ご、ごめん!!」
男「それでさ、幼に聞いてもらいたいことがあるんだ」
幼「!!」
男「俺思い出したんだ全部」
男「俺が言ったんだよな悪口言い合えるくらいの仲になろうって」
男「幼はそれを忠実にこなして」
男「結果行きすぎてああなってたって」
男「結局俺の言葉が全部の原因だったわけだ...」
幼「そ、そんなことない!! 言い過ぎた私がいけなくって!!」
男「小学生のころはさ、恥ずかしかったんだ好きな子といっしょにいるなんてさ」
幼「え!!!! す、好きって!!??」
男「俺はずっと俺なんかを頼ってくれる幼が好きだったよ、今も昔も」
幼「え!? え!?」
男「幼!!!」
幼「ひゃ! ひゃい!!」
男「回り道ばっかしてたこんな俺だけど、俺はお前が好きだ!!」
男「付きあってほしい!!」
幼「...」
男「...」チラ
幼「うぅ...」ポロポロ
幼「こんなバカな私でいいなら喜んで」ニッコリ
男「ありがとう」ダキッ
幼「う、うわああああああああん」ポロポロ
男「これからは大事なことはちゃんと隠さず言っていくよ」
男「そうい仲になっていこう」
幼「うん!! うん!! 私ももうヒドイこと言わない! 自分に素直になる!!」ポロポロ
幼「うわああああああああん」ポロポロ
男「」ナデナデ
......
...
翌日
幼友「で、心配して来たらこれか...」
男「あはは...」
幼「えへへ...///」ベッタリ
友「俺らは昨夜いろいろ考えてたってのに...」
女「まぁいいんじゃないですか? 元鞘ってやつですよ!」
幼「あ、あの! 女さん!」
女「ん?」
幼「昨日はありがとうございました! 女さんに叱られなかったら私きっとダメになってたと思うから」
女「いいよ別に、私がやりたくてやったことだし」
女「それに男にすがりつくみっともなーい恋敵の姿が見れたしね」ニヤ
幼「!!?? か、感謝はしてるけど男は譲らないよ」ガハッ!
男「幼、痛いから...」
幼「あ!! ご、ごめん!!」
女「心配しなくても大丈夫! 私昨日きっぱり振られたしねー」
幼・友・幼友「え!?」
女「あー聞かせてあげたかったなぁ 男の幼への思い」ニヤ
女「フルあいてに別の女のことをあんなに言うなんて―」
幼「お、男...///」モジモジ
友「ほー、それは」ニヤニヤ
幼友「詳しく聞かねばならんなー」ニヤニヤ
男「」ダラダラ
男「ウワー テガイタイー コレジャナニモコタエラレナイヨー」
友「うるせえ、いろいろ手伝ったんだ事の顛末全部吐けコラ!!」
幼友「そうよ! そうよ!」
ガヤガヤ
女「まぁいじるのはこれくらいにして」
女「幼さん?」
幼「幼でいいよ」
女「そう? だったら私も女でいいよ」
幼「うん、で何かな女?」
女「私の失恋の先に成就した長い恋なんだからさ! もう手放しちゃダメだよ?」
幼「うん!」
女「もし、また喧嘩でもしたらその時は奪っちゃうからね」ニコッ
幼「その時は望むところだよ」ニコッ
ギャー
ヤメローマジデイタイカラー
......
...
数日後
幼「すぐ退院できてよかったね!」
男「怪我も大したことないし、すぐ学校行けるらしいメンドくせ!」
幼「もう! そんなこと言っちゃだよめだよー」
男「はいはい」
男「てか、この手じゃ家事できねよどうしよ!!」
幼「いいよ、それくらい私がやる」
男「でも、割と苦労かけるだろ?」
幼「そんなことないよ!! 私は大好きな男のお世話ができてうれしいよ!! ずっと一緒にいれすし!」
男「お、おう...///」
男(素直になったせいで破壊力がヤバイ)
幼「今まで私が男の面倒見てたのだって私が男といたかったからだよ?」
男「そうなの?」
幼「そうだよ、男母さんに直談判したんだから」
男「頼まれたんじゃなかったのかよ...」
男「でも、助かるありがとう」
幼「お礼なんていいよ怪我の原因は私にあるんだし」
男「それこそ気にせんでいい」
男「でも、もし治ったら俺も家事はちゃんと手伝うよ」
幼「え!! いいよーだってそういうのって お、奥さんの仕事だし」モジモジ
男「よ、幼...///」
幼「えへへ、ちょっと早かったかなぁ?」
男「幼...」ジー
幼「男...」ジー
女「ふーたーりーとーもー」
男「うお!!」
幼「きゃっ!!」
女「いちゃいちゃするのは良いけど下で2人が待ってるんだからさー」ジト
男・幼「ご、ごめんなさい...」
女「まぁ付き合いたてだし多めに見るよ」
女「な・る・べ・く 早く来てね!」
タッタッタ
男「...はぁ、行くか」
幼「うん!!」
幼「あのね、男」
男「なんだ?」
幼「昔も今もず~~っと大好きだよ?」ニコッ
男「ッ/// な、なんだよ急に///」
幼「男が言ったんでしょ? 言葉の重み」
幼「私決めたんだ! 大事なことは言葉にしていこうってだからさ」
男「...そうだな、俺もそうするよ」
幼「だからさ、大好きだよ男///」
幼「男は?」
男「あぁ俺もだよ」
幼「うー、そうじゃなくてー」
男「わ、分かったよ」
男「ふぅ...」
男「俺も大好きだぞ幼」
男「これからも俺の傍にいてくれ」
幼「うん!!!」ニコッ
【おわり!】
在り来たり&後半だれて申し訳ありませんでした
初めてのSSで全体像はできてても細かいところは考えながら書いてたので
途中だれました
昨今の辛辣な幼馴染の心をポッキリ折ればいい娘になるのではってのが
コレ書いたきっかけでした
分かってくれる人がいたらうれしいです
最期まで見てくれた人がいたらうれしいです
もしかしたら後日談を書くかもしれない
その場合はここに書くと思う
このSSまとめへのコメント
すごい面白かった!