とあるスタジアム 実況&解説
土御門「いやー、とうとう始まっちまうんだにゃー。魔術サイドVS科学サイドの野球試合が」
アレイスター「これまで長かったようで短かったな」
土御門「まったくだぜい」
土御門「2月ほど前お前にいきなり野球大会を開くと言われた時は正直意味不明だったが、ここまでなんとか形になったにゃー」
アレイスター「君の功労には感謝しているよ」
アレイスター「間近でプランの近況を把握する場を設けられたのだから」
土御門「なるほど。選手たちの成長はこの俺も気になるところだぜい」
土御門「ところでアレイスター、この試合の見所と言ったらどこなのかにゃー?」
アレイスター「ふむ。まず第1に『幻想殺し』の成長だな」
アレイスター「これは野球大会を開いたそもそもの目的だと言っていい」
土御門「なるほど。カミやんか……」
土御門「カミやんは確か科学チームのベンチに入っていたな」
被ったり関係なかったりしたら安価下になる。
上条当麻、スタメンか否か ↓2
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土御門「だが、スタメン出場じゃないみたいだにゃー」
アレイスター「当然だな、アレは科学サイドの切り札だ」
アレイスター「先発出場させて体力が尽きてしまってもいいことはない…」
土御門(こりゃスゲー肩の入れっぷりだにゃー)
土御門「たしかにやる時はやる男だ。カミやんの途中出場に期待するとして、」
土御門「そろそろ選手紹介だぜーーいっ!」
アレイスター「ふむ。もうそんな時間か」
土御門「さっさとしねーとスタンドの観客が暴動を起こしかねないぞ」
土御門「大変長らくお待たせしました」
土御門「ただいまから魔術vs科学 第1回ナイトゲームのスターティングラインナップ並びにアンパイヤの紹介だにゃー!」
アレイスター(ウグイス嬢も兼ねていたのか……)
土御門「先攻、魔術サイド! 1番、ショート >>12」
キャラは旧約まででお願いします。新約未読です><
安価遠すぎた ↓2
土御門「先攻、魔術サイド! 1番、ショート レッサー」
アレイスター「新たなる光のレッサーか」
土御門「1番ショートの守備位置にも納得だぜい。奴は足も早く守備力も高い」
土御門「さてさて、お次! 2番、セカンド >>11」
ベイロープ
土御門「さてさて、お次! 2番、セカンド ベイロープ」
アレイスター「あらたなる光で先頭の1,2番打者を固めてきたか。おもしろい」
土御門「なかなか機動力のありそうなメンツだぜい」
土御門「次は3番 ファースト>>14 4番(守備位置 >>16)>>17」
ヴェント
センター
アックア
土御門「次は3番一塁手ヴェント」
土御門「4番はセンターアックア」
>ウォオオオオオオオオオオオオオオオ
>ワアーーーーーーー
土御門「も、ものすごい歓声だにゃーー!」
アレイスター「すでに多くの観客の支持を得ている感じだな」
土御門「神の右席で固められた三番、四番のクリーンナップ。これは長打に期待が持てそうですにゃーっ!」
土御門「えー、情報によると、アックア弁当がバカ売れしているようです」
アレイスター「私も試食している」マグマグ
土御門「………」
土御門「さて気を取り直して、五番はサード(↓1)、6番にはキャッチャーが入って(↓3)」
土御門「さて気を取り直して、五番はサードキャーリサ、6番にはキャッチャーの神裂火織が入ります」
>ウォォォオオオオオオオオオオアアアアアアアア
土御門「こ、これは…歓声がなりやみません。多くの男性客の心をがっちり掴んでいる…!」
アレイスター「英国の第2王女キャーリサに、聖人の神裂火織……とんでもない打線だな」ポロッ
土御門「おいアレイスター、ウインナー落としてるぞ」
アレイスター「す、すまない」アタフタ
土御門「さて7番にはレフトの(↓1)、8番ライト(↓2)」
土御門「さて7番にはレフトの五和、8番ライト・オリアナ=トムソン」
土御門「天草式の五和に運び屋のオリアナ。これは守備力を買われての出場と見て間違いないですか?」
アレイスター「おそらくはそうだろう。これまでの練習試合の記録を見ると、外野の3名はこれまで一度もエラーがない」
土御門「なるほど。外野は鉄壁の守備陣が待ち構えているわけですたい」
土御門「そして最後! 9番には(↓3)が魔術サイドの運命を背負い先発出場します」
土御門「そして最後! 9番サーシャ=クロイツェフが魔術サイドの運命を背負い先発出場します」
アレイスター「ロシア成教のサーシャ=クロイツェフ。これまでの試合データはないな」
土御門「なるほど。つまり実力は未知数というわけですにゃー…。しかしこれは豪華な先発9です!!」
>ウォオオオオオオオ
>アアアアアアアアアアアアアアアラララ
土御門「続きまして、後攻科学サイド」
土御門「1番、センター >>31」
結標淡希
土御門「1番、センター 結標淡希」
アレイスター「結標淡希か。守備力に安定はあるが、打席ではどのようなバッティングを見せてくれるのか楽しみだ」
土御門「そして2番にはセカンドの>>34 3番はサード・>>36」
白井黒子
麦野沈利
土御門「そして2番にはセカンドの白井黒子。3番サードは麦野沈利ですねー」
>キャアアアアアアアアーーーーーーーーー
>オオオオオオオオオオオオオオオオ
土御門「レベル5の出場にスタンドが揺れてますにゃー!やはり超能力者という肩書は大きい!」
アレイスター「1,2とテレポート系が先行し、3番で長打のある麦野沈利。おもしろい打順だ」
土御門「さて、4番には……おおっと!ピッチャーですねぇ」
>オオォォォォオオオオ
土御門「4番、ピッチャー >>40」
青髪ピアス
土御門「4番、ピッチャー 青髪ピアス」
アレイスター「青髪ピアス……彼は魔術サイドのサーシャ同様試合記録が残っていないな」
土御門「青髪の奴、今試合が初出場初登板というわけか…」
土御門「データのない未知数二人の先発登板ってことだにゃー!」
土御門「そして5番、ファースト>>43、6番ショート>>45」
黄泉川
土御門舞夏
土御門「そして5番、ファースト黄泉川愛穂、6番ショート土御門舞夏」
土御門「警備員の黄泉川センセーがファーストに入ったか」
アレイスター「現役アンチスキルの力が超能力と魔術相手にどこまで通用するかみものだな」
土御門「そして六番打者、遊撃手の土御門舞夏ァァァあああああああああああああああああッッッ!!」
土御門「このオレ、土御門元春の義妹にして繚―――」
アレイスター「7番ライト>>48 8番キャッチャー>>49 9番ライト>>50」
御坂美琴
姫神
絹旗最愛
9番はレフトだった
アレイスター「7番ライト御坂美琴 8番キャッチャー姫神秋沙 9番レフト絹旗最愛」
土御門「…………」
>ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
>ミサカサアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン
>ハナテココロニキザンダユメヲミライサエオキザリニシテ~~♪
土御門「今大会最も注目されている第3位に、客席が湧いています!応援歌も流れてるにゃー」
アレイスター「ふむ。やはり学園都市の広告塔を出場させたのは正解だな」
土御門「本人に無許可でポスターまで作ってたしな……」
土御門「アンパイアは、球審:砂皿緻密。1B:マタイリース。2B:木山春生。3B:エイワス」
土御門「以上を持って行われますにゃーーっ!」
後攻、1塁側ベンチ 科学サイド
青髪「なんやめっちゃ盛り上がってきよったなーっ!」
絹旗「はしゃいでないで、さっさとスパイクの紐を結んだらどうですか?」
青髪「せやね。ところで絹旗ちゃんあんまし緊張してないなー」
絹旗「ええ、まあ。こういう空気には練習試合で超なれました」
青髪(だいぶ規模が違うと思うけどなぁ)
監督>>57
かえる
上条「頑張れよ、御坂。上条さんもベンチでしっかり応援しますのことよ」
御坂「う、うん/// アンタもね」
上条「え?」
御坂「アンタのことだからすぐに出番は来るから、身体冷やさないように気をつけなさいよ」
上条「あ、ああ」
一方通行「三下、これ着てやがれ」
上条「さんきゅ。しかしお前までスタメンじゃないとはな」
一方通行「ま、監督にもなンか考えがあンだろ」
黄泉川「あんまり腐れてないみたいで安心したじゃん」
一方通行「誰にものを言ってンだ…」
姫神「上条くん。私。精一杯がんばってくるね」
上条「おう、頼んだぜ姫神」
一方通行「しっかし、最初はキャッチボールすらままならなかったオマエが捕手抜擢とはな…大した出世だぜ」
姫神「私が。一番驚いてる」
絹旗「姫神は超頑張りましたからね。最愛ちゃんが保証します」
姫神「ありがとう」
舞夏「なんだー?内緒で特訓でもしてたのかー?」
姫神「うん。最愛ちゃんには。よくしてもらった」
絹旗「いえいえ、私も超練習になりましたから」
上条「それは知らなかったな」
麦野「私も初耳だにゃーん」
上条「麦野は浜面と特訓してたんだろ?」
浜面ベンチ入りか否か ↓2
浜面「アレは特訓っつーより一方的な―――」
麦野「なにか言った、浜面ァ?」
絹旗(そういえば浜面、よく青アザつくってましたね……)
浜面「大将ぉぉぉ」
上条「やっぱ仲いいんだな。羨ましい」
浜面「人は見かけで判断しちゃいけねえよ」
冥土「さて、一度円陣でも組もうか。作戦を確認するよ?」
先攻 三塁側ベンチ 魔術サイド
アックア「さて、そろそろ試合が始まるのである」
フィアンマ「おいアックア、聞いたか。スタンドではお前のアックア弁当とやらが売れているようだぞ」ニヤニヤ
アックア「ふん。私は販売を承諾したつもりはないがな」
テッラ「フィアンマ弁当は作られませんでしたからねー、フィアンマは嫉妬しているようですよ」
フィアンマ「俺様が嫉妬だと?口に気をつけろよテッラ。この控え選手が」
ヴェント「なんとも綺麗なブーメランね……」
テッラ「私はスタミナに不安がありますからね。この采配には納得してますよ」
フィアンマ「俺様も同じだ」プンスカ
神裂「まさかローマ正教の、さらに神の右席と組むことになろうとは…」
五和「わからないものです、人生って…」
神裂「ええ、ほんとうに」
オリアナ「お姉さんはギャラさえ貰えればどっちにでもつくんだけどね」
土御門『さて、後攻の科学チームの先発9が続々と守備位置についていきます!』
アレイスター『先攻の魔術サイド。1番は遊撃手のレッサーか』
土御門『レッサーはなんと練習試合通算打率5割以上!!』
アレイスター『ふむ。まずは先制点をもぎ取ったほうが流れをつかむ。科学チームは初回を無失点で切り抜けることができるか』
土御門『守備位置についた科学サイドの先発ピッチャー青髪ピアスが投球練習を始めたようです』
青髪(さーて、お客さんがぎょうさん入っとる中で先発。ちょっと緊張するわ)
青髪(でも練習道理のピッチングをせんとな)
青髪の球速>>67
持っている変化球>>69種類
140こうはん
4
変化球4種類↓1~↓4
青髪(ボクの球にスピードはそんなにない…)
青髪(せいぜい140km/h後半。能力者揃いのチームだったら間違いなく遅い方や)
青髪(それでもボクが先発に選ばれたのは、多彩な変化球を持ってるからや)
青髪(カーブ、ドロップ、スローカーブ、ツーシーム)
青髪(三種類のカーブとツーシームのムービングがボクの武器や!)
青髪(そしてボクの球を完璧にリードしてくれるキャッチャーもおる!ボクは負けへんよ)
土御門『さぁ、青髪選手の投球練習が終わり、まもなくプレイボール!』
土御門『スタンドの興奮がこちらにも届いてくるようです…!』
土御門『先頭打者のレッサーだ打席に向かって、そして後続のベイロープがネクストバッターズサークルに入っていきます』
姫神(大丈夫。青髪君、自信持って)
黄泉川(打たれても私らバックが精一杯答えるじゃん)
白井(すばやい捕球を心がけて、送球はあせらず…)
舞夏(打たせていけー、青髪ー)
麦野(さあて、始まりね)
冥土「頑張るんだよ」
土御門『プレートアンパイア砂皿のプレイの合図でただいま試合開始!!!』
>1番 ショート レッサー
>オオオオオオーーーーオオオーーーオオオオーオオーー
アレイスター『とうとうはじまったか』
土御門『青髪の第1球目は……』
姫神(変化球を生かすも殺すもファストボール)
姫神(恐れないで、打者の胸元へ1球)
青髪(りょーかいやで)コクリ
土御門『青髪、第1球振りかぶって、投げた!!』
青髪「オラァァ!!」ブンッ
スパーンッ
ストライーーク!!
姫神(ナイスボール)
レッサー(内角へいいボールでしたね。次はどうくるんでしょう…)
土御門『初球はインコースへのストレート。球速は144km/h』
アレイスタ『ボールラインギリギリのナイスコースだ。これは手が出ないな』
姫神(次は、>>79)
スローカーブ
姫神(次は。アウトコースへ入るスローカーブ)
姫神(打者は140kmのストレートを見た後だからタイミングを外しやすい)
レッサー(次もストレート…もしくは変化球でしょうか…)
青髪(スローカーブ了解や)
青髪(いくで)スクッ
土御門『さて注目の第二球…』
青髪「そりゃっ!」ブンッ
レッサー「キタっ……遅い!?」スカッ
パシッ
ストライーーック
姫神(よしっ!!)
土御門『おおっと今のはスローカーブ……でしょうか?』
アレイスター『だいぶフォームを崩されたな。意表をついたナイスボールだ』
上条「あいつやるなぁ」
一方「ああ。打席から見るとかなり曲がって見えるあのボールだ。俺も最初は三振にとられた」
レッサー(なるほど相手はカーブボーラーでしたか)
レッサー(球速差があるからチェンジアップのように感じました)
レッサー(でも、なんとなくフォームの違いと出だしの速度で見極められそうですね)
レッサー(コンパクトに振るために短く持ちましょう…)
姫神(次は。アウトコースにツーシーム)
青髪(OK。クセ球で打ち取るんやな)
土御門『青髪のスローカーブが決まってノーツー。打者追い込まれました』
アレイスター『次は外してくるか、討ち取りにくるか』
青髪(いくで!!)ブンッ
レッサー(キタッ!ストレート!)
カチッ!!
フェアッ!!
姫神(少し真ん中に甘く入った)
姫神(打球は――――)
姫神「ピッチャー!」
土御門『バットの先。打球はファースト寄りに転がっていき、ピッチャーがボールを取りに行きます』
土御門『青髪が捕球し、1塁へ送球』
↓1
00~40 セーフ
41~99 アウト
土御門『アウトーー!塁審はアウトを宣告!』
土御門『しかしレッサー、とんでもない俊足を見せました!!ギリギリの判断です!!』
アレイスター『内野ゴロでアレだけ走れるのか。次はセーフティもありそうだな』
上条「見たかあの足!ありゃやべえぞ」
一方通行「あァ。能力も使ってねェのにあの俊足か。厄介だな」
黄泉川「危なかったじゃんよ。でもワンナウトね」
白井「ええ、ワンナウト」
レッサー(チッ。もう少しでしだったのに…)
レッサー(しかし最後の直球は手元で沈みましたね。アレがクセ球ってやつでしょうか)
アックア「どうだった。奴の球は」
レッサー「カーブと厄介なムービングを持ってますね」
レッサー「でもあなたの目とバットスピードなら問題ないでしょう」
アックア「ふむ……」
ベイロープ(あの詰まった当たり……なにかあるわね)
土御門『打席には2番のベイロープが入ります』
アレイスター『攻守にバランスがある選手だ。腕も長くリーチがある』
土御門『練習試合では1本ホームランも打ってますにゃ―』
姫神(よし。先頭バッターを3球で抑え切れた)
姫神(ツーシームがいつもより暴れてる)
姫神(このバッターはリーチがあるからアウトコースにも簡単に手が届きそう)
姫神(初球は↓1)
姫神(初球は。落差のある青髪くんの切り札)
青髪(ドロップカーブやて…!? いきなり切り札みせびらかしてええのん?)
姫神(ドロップカーブは。誰も見慣れてないはず)
姫神(最初にちらつかせておけば。警戒させることもできる)
青髪(その攻めの姿勢気に入ったわい!)
土御門『ワンナウト ランナーなし。2番セカンド ベイロープ』
土御門『気になる初球を、投げました!!』
ベイロープ(あははっ! そのスローカーブはレッサーの打席で見たわッ!!)
ベイロープ(真ん中高めの絶好球!!)
ス カ ッ
土御門『大ぶりで討ち取ったーーーーっ!!』
土御門『球速はなんと104km/h』
アレイスター『見事に打者の視線を上下させたな』
青髪「オラッシャアアアアアアア!!!」
姫神「ナイスボール!!」
ベイロープ(フォークかっ!? いや違う。縦スラの曲がり方とも違う)
ベイロープ(縦カーブ……そんな球まで持ってたのか…!!)
ベイロープ(タイミング取りづらい上に落差が大きいわね)
レッサー「すごいですねあのピッチャー」
レッサー「縦カーブなんて珍しい球を。スローカーブとの打ち分けも難しそうです」
フロリス「アンタがあんなにフォーム崩されるなんてね」
五和「……」ゴクリ
姫神(次はカーブ。すこし外角に外しても手を出してくるはず)
青髪(ボクもそうやろ思ってたで)
土御門『さて2球目…!!』
ベイロープ(こいっ!!)
ベイロープはどうした ↓1
ベイロープ(ここは強打者の前にランナーためておくことが大事だわ)
ベイロープ(この速度なら変化しても2番の私には余裕で当てられる♪)
コツン
フェアッ!!
青髪「なっ! バントやて!?」
土御門『絶妙に勢いを殺されたナイスなバントが三塁線近くを転がっていく!』
土御門『ピッチャーとサードが同時に走りだし、フロリス速い!速い!』
姫神「ファースト!!」
麦野「オラァァ!!」
↓1
01~30 アウト
他 セーフ
土御門『判定は、セーフ!!』
土御門『一塁塁審、マタイリースがセーフを宣告したーーーっ!!』
>ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオ
>アアアアアアーーーーアアアーーーアーーーアアアアアアアーーーアーーアーーーアアアーー
アレイスター『はじめてのランナーに会場が揺れているな』
土御門『にゃー!初ヒットはセーフティのバントヒット!!』
土御門『三塁側ベンチ、魔術サイド監督の騎士団長の顔に笑みが現れたにゃー!!』
ベイロープ(よしっ!!)
黄泉川(ちょっとこの子が早かったじゃん)
上条「クソッ…ランナー出ちまった」
浜面「しかもめちゃくちゃ足速くなかったか!?今の子」
一方通行「大体ランナーがいない状況でバントヒット決める奴なンざ足速くて当然だろ」
削板「頑張れ青髪!!」
上条「うわおまっ 起きてたの?」
姫神(ランナーは仕方ない)
姫神(とにかくバッター集中で。次から3,4,5番のクリーンナップ)
青髪(僕は牽制上手くないし、バッター集中しかないな)
土御門『さーてワンナウトでランナーが出ました。俊足のベイロープです』
土御門『そして迎えるバッターはヴェント!! 初回いきなりのピンチだにゃー』
ヴェント「やっと私の番カナー?」
青髪(めっちゃ威嚇してくるなー……)ブルブル
ヴェント「ほーらさっさと投げな」ブンッ
姫神(初球はインコースから真ん中へ入っていくカーブ)
姫神(このバッターに。当てるつもりで投げて)
青髪(お、おっけーや)
アレイスター(バッターに萎縮しているな)
土御門『ワンナウトランナー1塁。大きなリードをとりますベイロープ』
土御門『ランナーを見て、クイックで初球投げました!』
姫神(あ、真ん中へ抜け球!! 危ない!)
↓2 どうなった
土御門『おおっと、投球は真ん中へ――――送りの構えを見せていたヴェント、バットを引いて』
土御門『打ったァァァあああああああああああああああああああ』
土御門『打球はショートを抜け、センターへ』
土御門『投球と同時に進塁を開始していたベイロープ、セカンドを蹴る』
>ワアアアアアアアアアアアアア
結標(打球が速い。この場面でテレポートは危険ね)シュッ
土御門『センターの結標が3塁に送球して、判定はセーフ』
土御門『見事なバスターエンドランが決まってワンナウトランナー1,3塁』
土御門『大歓声がスタジアムを包みます』
青髪「うまく打たれたなー、こりゃアカンわ」
上条「うっわぁ。見事に決められたな」
削板「青髪ィィィ!!根性出せえええええええ! だがっ!よくやった!」
一方通行「ま、抜けた球狙われちゃ仕方ねェ」
土御門『たまらずキャッチャーの姫神が青髪に駆け寄ります』
アレイスター『いきなりの大ピンチだな。しかし即座にヒッティングに切り替えた当たりはさすがだ』
土御門『1塁側ベンチの冥土帰しに動きは……』
↓1
ピッチャー交代
続投
土御門『まだ失点したわけじゃないからにゃー、続投の模様です』
土御門『青髪ピアス、真剣な表情で姫神と会話している様子』
土御門『ネクストバッターズサークルでバットを振るのは4番のアックア』
土御門『魔術側の練習試合では、最多本塁打を記録している魔術きってのスラッガーです』
>オーオーオ オオオオーオオーオオオーオーオーオーオ
土御門『魔術チームの先制チャンスに、スタンドも大盛り上がり』
フィアンマ「さすがだな。俺様なしでもこれだけ戦えるとは」
テッラ「ええ、さすがは十字教徒といったところです」
テッラ「科学の猿ドモなどこのまま一捻りにしてしまえばいいんですねー」
フィアンマ「おい騎士団長。代打俺様だ! こんなオイシイ場面、アックアには勿体無い」
騎士団長「バカを言うな…」
上条「ここでアックアかー……」
一方通行「なンつーガタイしてやがンだ」
垣根「ああ。気迫ってやつがここまで伝わってくるぜ」
削板「でも見てみろ青髪の表情。ありゃスゲー根性入ってるぜ」
吹寄「信じましょう、あのバカを」
上条「ああ」
姫神「大丈夫。これくらいのピンチ。何度も切り抜けてきた」
青髪「女の子に慰められてるようじゃボクもまだまだやね」
青髪「イケるで。ここをなんとしても切り抜ける」
麦野「青髪ィィーーー!打たせてこい!」
白井「セカンドは暇すぎますわよー!気負わずに投げてくださいまし!」
舞夏「今度こそスーパープレーを見せてやるからなー」
青髪「OK。ここは必ず抑えるよ」
姫神(目が。開いた)
土御門『姫神選手が戻っていきます。プレー再開です』
アレイスター『後方のアックアvsレベル0』
アレイスター『気迫と気迫のぶつかり合い。これこそ野球の醍醐味』
姫神(このバッターは。危険すぎる匂いがする)
姫神(どんな球でも打たれそうな。錯覚にとらわれる)
姫神(でも。この状況で歩かせるにはリスクが大きすぎる)
姫神(ここは。目の開いた青髪君を信じて。―――勝負!!)
青髪(初球は↓2か……OK)
青髪(初球はど真ん中にストレートか。強気やな)コクリ
青姫((勝負 !!))
アックア(ほう、レベル0は科学の街では役立たず。そのはずである)
アックア(しかしこの気迫は…)
アックア(テッラやフィアンマならナメてかかる場面。しかし私は手は抜かん)
アックア(ジリジリと伝わる緊張感……おもしろい)
アックア(初球は多彩なカーブか、直球か…どっちがくる)
青髪「オオオオオオラアアアアアァァァアアア!!!」
アックア(この軌道は、真ん中―――!?)
↓3 どうなった
ズドォォォン
ズドォォォン
ズドォォォン
土御門『空振ったァァァああああああああああああああああああ』
土御門『ど真ん中のストレートはミットに吸い込まれる』
土御門『渾身のストレートは今試合最速の153km/h!!!!!』
青髪「うぉああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
姫神「す。すごい……!!」
上条「す、すげー…」
削板「根性ォォォおおおおおおおおおらあああああああああ」
神裂「あのアックアが空振った!?」
五和「信じられません…」
フィアンマ「おいおい…本気かよ?」
アックア「…………」
アックア(間違いなくボールの軌道は目で追えていたが、)
アックア(信じられんな。ただの民間人の学生風情、それもレベル0が)
アックア(並の人間なら消えたように錯覚するほど初速と終速の差がないボールを投げるのか……)
アックア(打者の手元でここまで伸びる『スローボール』もはじめてである)
アックア「さらに気合を入れてかかろう」
土御門『まさかあの二重聖人を空振りさせる速球があるとは…!』
アレイスター『ピッチャーが放った瞬間「終わった―っ!」と叫んでいた自分が恥ずかしいよ』
姫神(よし。強敵が青髪くんの実力を120%に引き上げている)
姫神(ここはひとつはずす。ベース後ろでワンバンさせる気持ちのドロップを)
青髪(了解や)
土御門『初球を空振らせたことでいっきに注意が集まるこの打席!!』
土御門『いよいよ第2球』
↓1 どうなった
青髪(ドロップのニセ球…!!)バシュッ
アックア(真ん中へ……ドロップボールか!)
アックア(すごい落差だ…!)
カチッ!!
土御門『とらえたーーーっ!』
土御門『アックア、低めのボール球に手が出た!! 打球は矢のような速度で外野へ!!』
土御門『打球は左翼手の絹旗真正面』
絹旗(はやっ!?)バシーン
土御門『かるーくキャッチしてツーアウト!!』
土御門『サードランナーは………↓2』
タッチアップ
動かない
土御門『なんとタッチアップで帰塁を開始、俊足のランナーベイロープです』
土御門『これは成功なるか!?』
絹旗「超ナメてますね最愛ちゃんをォォ」
麦野(3アウトね)
麦野(だって絹旗の窒素装甲は―――――)
絹旗「ナメンなァァァァあああああああああああああああ」バシューーーン
土御門『とんでもないレーザビームが捕手へノーバンで戻っていく!!』
土御門『ボールが速い!! 球審の砂皿緻密がアウトを宣告して、3アウト!』
土御門『あのピンチを無失点で切り抜けたピッチャーの青髪ピアスに両側のスタンドから大きな拍手が送られます!!』
>FOOOOOOOOOOOOO
>オオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ベイロープ(参ったねー、レフトは強肩かぁ)
アックア「結局無失点か。大したものである」
アックア(ドロップカーブのキレと変化量は要注意だな)
アックア(そしてなによりウチの打線を苦しめるのは、ヤツの土壇場でのストレートだろう)
アックア(手元で浮き上がっているかのような感覚を覚えた)
アックア(ピンチのあの場面で投げたストレートはこれまでの球とはまるで別物だったのである)
青髪「いよっしゃぁぁぁあああああああああああああ!!!」
麦野「アンタやるじゃない」バシッ
青髪「いたっ!」
白井「ナイスPですの!」
舞夏「さすがに焦ったが結局無失点だぞー」
黄泉川「さすが月詠センセのとこの悪ガキじゃん!」
姫神「おつかれ。青髪君」
絹旗「超ごくろうです青髪」
結標「ナイスよ!」
御坂「おつかれさまー」
青髪「………」
青髪「こんなに美少女たちから褒められるやなんて、ボクぁ明日には死ぬかもしれん」
土御門『それにしてもよくやった青髪!科学サイドはこれで流れをつかむか!』
アレイスター『あの場面を無失点で切り抜けるとは。私の予想をはるかに超えてきたな』
アレイスター『イレギュラーは最高の娯楽だな。ふっふっふ』
3塁側ベンチ
騎士団長「どうだった、ウィリアム」
アックア「貴様から聞いていた話と違うな」
アックア「あの投手はタダの役立たずではなかった」
騎士団長「試合記録0の無能力者だ。警戒するほうがおかしかろう」
神裂「しかし、あなたが凡打を打たされるとは…」
アックア「貴様も聖人の運動能力にあぐらをかかず、心してかかれ」
アックア「ピンチの時手元で伸びてくるあのストレートは、いくら目で見えても厄介だ」
アックア「見えない者には……尚更な」
神裂(あの後方のアックアにここまで言わせるとは……)
土御門『さあ今度は魔術側が守備位置につきます』
土御門『レッサー(遊)ベイロープ(二)ヴェント(一)アックア(中)キャーリサ(三)神裂火織(捕)五和(左)オリアナ(右)サーシャ(投)』
土御門『以上が先発9ですにゃー』
アレイスター『同じくデータのないサーシャ・クロイツェフの投球が楽しみだな』
1塁側ベンチ
上条「おつかれ青髪。よかったぜ初回」
青髪「まあ自分で作ったピンチやったからな」
一方通行「150km代の速球なンて、練習でも出てなかったじゃねェか」
青髪「自分でもびっくりしたわ。最高でも147程度やったからな」
削板「とにかくよく抑えたぞ。ドリンクだ、飲み過ぎるなよ」
青髪「さんきゅー♪」
冥土「さぁ、攻撃開始だ。1番の結標くんと白井くん、機動力ならこちらも負けないよ」
結標「ええ、もちろん」
白井「はいですの!」
土御門『マウンドではサーシャの投球練習が始まったにゃー!』
アレイスター「ほう」
神裂(サーシャの速球は>>125)
神裂(変化球は>>127つ持っています)
神裂(持ち味は>>128)
被ったら安価した
150前半のジャイロボール
120
3
あの小柄のどこにwwwwwwwwww了解です
神裂(サーシャは150kmの豪速球を持っています)
神裂(しかもただの速球ではありません)
神裂(ドリル回転することでマグヌス効果による揚力が発生しないため、彼女の投げる球は落差のあるジャイロ―ボールになるのです)
神裂(しかも重い)
神裂(敵チームの青髪の少年が、意図しない土壇場のバックスピンジャイロを投げるクラッチピッチャーなら)
神裂(サーシャは完成されたお手本のジャイロボーラーです)
神裂(得意な変化球は3つ)
↓1,2,3
神裂(SFF、チェンジアップ、カットボールです)
神裂(サーシャを完璧にリードするのが私の務め。さあいきますよ!!)
サーシャ(第1の投球は、ゆるめのストレート。了解)
神裂(そうです。本気のあなたを見せるのはプレイの合図から)
結標「あれは130kmくらいかしら?案外普通ね」
白井「体格的に見て、速球派ではなさそうですわね」
土御門『まったくのノーデータの2先発。次はサーシャクロイツェフの番です』
土御門『球審砂皿緻密が合図して、いまプレイボールですッ!!』
アレイスター(ずいぶん実況が板についてきたな)
アレイスター「あ、すいませーん。アックア弁当もう一つ」
神裂(結標淡希。大能力者の少女)
神裂(初球はもちろん、あなたのジャイロボールです)
サーシャ(第1の投球ですが、ど真ん中へのジャイロボール。了解)
結標(おそらくカウントはストレートで稼ぎに来るでしょうね。ここはバントよ)
結標(ここでの私の役割は球数を多く出させること? 違うわ)
結標(うちの打線は強力。私の役割は、なにがなんでも出塁すること!!)
上条「サーシャが先発かぁ」
一方通行「どォもくせェな、あの女」
垣根「ああ。あんな小柄な嬢ちゃんが先発……なにかあるな」
削板「そりゃ根性はあるぜ」
土御門『第1球、サーシャがワインドアップで構えた』
土御門『ゆったりとしたきれいなオーバースローで離れた1球は―――ッ』
ズドォォォン
結標「―――ッ!?」
>ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
土御門『バントが当たらない!!!空振り!!!』
土御門『綺麗に真ん中へ吸い込まれていったストレートは、なんと最速153km/hに並びました!!』
アレイスター『あんな小柄の一体どこに力が……おそらくフォームだ』
土御門(じ、自問自答だと…?)
アレイスター『あの無駄のない綺麗なフォーム、しなやかにしなる腕』
アレイスター『ゆったりとしたオーバースローが、あの体躯での球速を可能としているのか……』
結標(手元で相当伸びてくるわね。真ん中に構えたバットにかすりもしない)
結標(すこし落差があるのかしら…?)
冥土(やむをえん。セーフティはバレたらおしまいだ。ヒッティングに切りカエル)サイン
結標(……了解)コクリ
上条「あの結標がバント失敗……」
御坂「あの球、相当やっかいね」
上条「ああ、普通じゃねーよ」
神裂(セーフティは予想外でしたが、結果オーライです)
神裂(次もジャイロ。今度は真ん中高め。どうしても手が出る高さに)
サーシャ(第2の投球ですが、了解です)
結標(ヒッティングも得意な方だけど、あの速度以上に感じる球は厄介)
↓2 どうなった ご飯行ってきます
結標(監督には悪いけど、ここはもう一度セーフティバントしかない!!)
結標(さすがに相手は通じなかったバントを二度使ってくるとは思ってないはず)
土御門『一球で球場を沸かしたサーシャ。第2球を放ります』
土御門『安定したオーバースローから、白球が放たれ――――バントだっ!セーフティバントだ!!』
結標(速い……でもっ!!)
コツン
白井(ここで―――二度目のセーフティバント!?)
神裂「な、なにっ!?」
土御門『意表をつくバントに魔術側の守備が一瞬遅れる!』
土御門『しかしバントした球は前に転がらない!!』
土御門『ホームベースの後ろ、キャッチャーの足元に転がりました!!』
結標(とらえたと思ったのに、まだバットの下なのっ!?)
一方通行「結標の野郎ォ。やりやがった! サイン無視のセーフティバント」
垣根「あっはっはっはっは。常識がねぇな」ケラケラ
絹旗「笑い事なんですか!?」ガビーン
冥土「はぁ。我が強いのが多くて困るね? でも狙いは悪くないから始末に終えない」
冥土「裏をかいたのにまだ敵の球威のほうが上だったね?」
神裂(そう簡単にサーシャのジャイロの軌道は読めませんよ)
神裂(揚力が発生しないことによって、普段我々が目にしている『自然な落差』とは違った『不自然な落差』で落ちるのが彼女のボールです)
神裂(ストレートやスローボールにも当然落差はあります。しかし我々の頭はそれを無意識に計算するので、バットに当てることができる)
神裂(けれど『不自然な落差』というものは無意識の計算ではバットに当てることがこうも難しい)
神裂(あなた方科学側がこの子のボールを攻略するには、まだ早い!!)
結標(幻の速球、ジャイロボール)
結標(当然のような顔してポンポン投げるんだもの。やっぱり怪物揃いだわ)
結標(もうバントは使えない)
結標(次は間違いなく3バントになっちゃうから)
結標(かくなる上はコンパクトなスイングで、なんとか落ち際を叩くしかない)
神裂(相手はおそらくジャイロを狙ってきます)
神裂(狙ってもそう簡単に打てる球ではありませんが、ここは>>146で勝負です)
スプリットで打ち損じを狙う
神裂(狙ってもそう簡単に打てる球ではありませんが、ここはスプリットで打ち損じを狙いましょう)
サーシャ(第3の投球ですが、SFF。了解)
結標(こいっ!)
土御門『サーシャが第3球を振りかぶります。投げたっ!!』
結標(ここでインコースへ速球!)
結標(さっきより遅い!落ち際を……っ!)
結標(いや、さっきの球と違っ―――!!)
カチッ!!
結標「チッ!! ボールの上だったわ!!」 カランッ
土御門『ボールはショート正面』
土御門『遊撃手のレッサー、前に走って―――前進守備でボールを掴んで1塁へ送球、1アウトだにゃーっ!』
ベイロープ「ナイスよレッサー、サーシャ」
レッサー「余裕余裕です! キャーリサ様素早いナイスなカバーですっ!」
キャーリサ「とーぜんなの」
サーシャ「ありがとうございます///」
土御門『先頭打者結標淡希、初打席はショートゴロに倒れました』
アレイスター(ふむ。自身の転移は難しそうだな)
結標「フォークほどの落差はない。おそらく浅く握ったスプリットね」
麦野「豪速球に加えて落ちる変化球か……。りょーかい」
上条「ナイスガッツ結標」
結標「いやー、初打席ヒットならずね……」
一方通行「ま、得体のしれねェ投手相手だ。まずまずの結果だな」
上条「へぇ。お前ってフォローできるやつだったんだな」
結標「意外ね」
一方通行「うぜェ……」
白井(さて、わたくしはわたくしにできることをしませんと…)
神裂(小柄な選手ですね。速球をアウトコースに集めるのがいいでしょうか……)
神裂(とにかく初球は大事です。この打者の場合、バットに当たれば1塁へ飛ばれる可能性があります)
神裂(空間移動系能力者は1塁以降の進塁に能力を使うことを禁じられていますから盗塁の心配はありませんが……)
神裂(とにかく塁には出したくない……初球は↓1です)
神裂(とにかく塁には出したくない……初球はカットボールです)
サーシャ「………」コクリ
白井(練習した通りのコンパクトなスイングで、目指せツーベースですの!)
土御門『打者に迎えるのは2番セカンドの白井黒子』
土御門『出塁率が極めて高い選手だにゃー』
土御門『先頭打者を遊ゴロに討ち取ったサーシャ、第1球投げる!!』
白井(ストレート……?)
白井「っ!!」ブンッ
カチッ
土御門『打球は三塁側へ勢い良く転がるファウル』
土御門『今のは手元で変化してるのかにゃー…?』
アレイスター『前の回、青髪ピアスが投げていたツーシームに近いな』
アレイスター『ジャイロといい今のカットボールといい、両先発は非常に近いピッチングスタイルだな』
白井(手元で変化して打ち損じを狙う球ですわね)
白井(練習で手合わせした青髪さんのツーシームに似てますわ…。けれど変化の仕方が少し違うんでしょうか……)
神裂(非常にコンパクトで上手な流し打ちですね…)
神裂(厄介な打者です。ゴロでも打たれればヒットになるでしょう…)
神裂(次は↓1です)
神裂(外へ直球です)
神裂(打つ気満々のこの打者ならきっと手を出してきます)
サーシャ(了解)
土御門『さあサーシャがゆったりしたオーバースローで投げます第2球』
ズドォォン!!
土御門『大ぶりいいいいいいいい!!空振りでノーボール2ストライク!!』
土御門『やや外にそれるボール球を振らされました』
アレイスター『カットボールがあたった後に豪速球のストレート』
アレイスター『見事な組み立てだ』
白井(思った以上にボールが唸りを上げてきますの……!!)
白井(今のはたしかにボール球でしたわ。次はなにが)
神裂(さて、次はどうしましょうか……)
神裂(あなたに任せますよ、サーシャ)
サーシャ(………)コクリ
サーシャ(第3の投球ですが……↓1)
サーシャ(第3の投球ですが……チェンジアップを投げます)
神裂(なるほど。チェンジアップで引っ掛けさせるのが狙いですか)
神裂(しかしうまく行けば……)
土御門『サーシャが第3球を今投げました』
白井(直球?スプリット?それともカットボール……?)
白井(黒子のバットスピードで捉えられるように、もっとコンパクトに――!!)
白井(遅――っ!?)
白井「まだ、到達しない―――……」
ス カ ッ
土御門『三球三振ーーーーーーーーーっ!!素晴らしいピッチング!!』
>オオオオオオオオオオオオオオオ
土御門『最後のは……チェンジアップ、かにゃー?』
アレイスター『豪速球の後だ。あれだけ綺麗にタイミングを外されたらまず打てない』
白井「まさかまだあんな球を……?」
白井「初速と終速の差がない速球に、真逆のチェンジアップ……」
白井「厄介、極まりないですわね…」
土御門『これで科学サイドはノーアウトランナーなし』
土御門『チャンスを広げられない!』
ヴェント「なかなかやるじゃないのさー」
ベイロープ「ナイスピッチング!」
レッサー「ツーダンツーダン!!あと1つですよーっ!」
一方通行「二者凡退か……悪ィ流れだな」
浜面「でも、次のバッターは」
土御門『さて、先頭2者を討ち取ったサーシャ、次迎えるバッターは、』
土御門『学園都市が誇るレベル5。麦野沈利ですにゃー!』
土御門『なんといっても彼女の持ち味は>>157』
とんでもないパワー
土御門『なんといっても彼女の持ち味はとんでもないパワー』
土御門『超能力とは別の自身の筋力!!』
土御門『チームメイトをノーバンで10メートル以上遠投した記録は末代まで語られること間違いなしだにゃーーーっ!』
麦野(あのグラサン野郎ォォ。好き勝手言いやがって)
麦野(ま、2アウトランナーなし。この絶望的な状況を打破するためには一発デカイのを打つしかないわね)
神裂(さすがはクリーンナップ。少し雰囲気が違います)
神裂(ここは慎重に、まずはアウトローへ速球です。外しても構いません)
サーシャ「……」コクリ
土御門『ここでチャンスを作ることができるか麦野!』
土御門『サーシャが投げます!』
麦野(来る―――ッ!!)
どうなる↓2
ここまでで一旦終わる。6時間近く付き合ってくれた人ありがとうございました
また今度(^O^)/バイバーイ
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