「俺が…俺こそが…」(18)
「ガンダムだ!!」
国王「」
大臣「」
騎士団長「」
「」
騎士団長「…いやいやいや!違うでしょ」
「え?」
騎士団長「いや、『え?』でなくさ。君のどこら辺がガンダムな訳?」
「どこって…鋼鉄のボディに二足歩行でライフル持ってるよ?あと、頭にアンテナね」
騎士団長「…いやいやいや!違うでしょ!どう見ても!」
大臣「違うのか?」
騎士団長「大臣も!何言ってるんですか!違うでしょ!?どこからどう見ても!」
大臣「『でしょ』と言われても…ロボットの事はさっぱりでな」
騎士団長「ろ、ロボット!?何を言ってるんですか!?ロボットじゃありませんよ!」
大臣「む?ロボットではない?ならばこれは全身鎧なのか?それにしては動きが軽い」
国王「どうでもよい」
騎士団長「『どうでもよい』って…」
国王「して、そのほう…ガンダムと言ったか?」
「はい!」
騎士団長「『はい!』じゃねぇよ!お前はガンダムじゃねぇって言ってるだろうが!」
「でも、国王様が…」
騎士団長「てめぇが正直に名乗らねぇのが事の発端だってわかれ!」
国王「(話題が進まん)騎士団長よ」
騎士団長「は!」
国王「こやつの名を知っておるようだが、何と言うのだ?」
騎士団長「(来た!本命来た!これで勝つる!第一部・完!)ジムでございます」
大臣「事務?」
国王「(大臣は放っておいて)ジムとやら」
ジム「はぁぃ」
騎士団長「落ち込んでんじゃねぇ!」
国王「…魔王を倒して参れ、以上」
ジム「…へ?」
国王「要件は済んだ。拒否権は与えない。質問・意見も許さぬ…さっさと行け」
こうして、勇者となったジムは国王の一方的な命令で魔王討伐の旅に出る事になった
一方、その頃魔王城では
魔王「ハーッハッハッハ!」
手下「魔王様!」
魔王「ハーッ…何だ!?我の笑いを妨げる者は!」
手下「お許し下さい、****にございます」
魔王「何用だ?」
手下「人間の国より勇者が旅立ちましてございます」
魔王「勇者か…退屈しのぎには丁度良い、奴を向かわせろ」
手下「ははっ!」
一方、その頃別の国では…
魔王はビグザムかジオングか…
?「隣国では白いジムカスが勇者として魔王討伐に出たそうな」
??「所詮はジムカス。伝説の勇者には程遠い」
???「伝説の剣を抜けるのも伝説の勇者のみ」
?「伝説の剣無くして魔王は倒せぬ」
??「しかし、伝説の勇者は…」
?×3「封印されし者」
所戻って、自称勇者(ガンダム)
ジム「はぁ…『ms知識の無い国王に俺が勇者だと騙s…認めさせる作戦』は失敗したが、魔王討伐の任務には着けた。取り合えず目的は達したな」
ジム「しかし、魔王を倒すには伝説のハイパービームサーベルが必要…アレを抜くには伝説の勇者で無ければならない。さて、どうしたものか…」
?「ほほぅ、伝説の剣をご所望かぃ?」
ジム「誰だ!?」
ジムカスは気付かぬ間に路地裏を歩いていた
ジムカスに話し掛けたのは烏賊にも怪しげな武器商人
怪商人「伝説のハイパービームサーベル…あれは勇者zzの剣だ。しかし、アレ以外にも伝説の剣は存在する」
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