...可能性の話をしよう...

...もし自分が...

...ほかの世界で真逆の人生を歩んでいたら...

...もし自分が...

...世界を守った英雄だったら...

...もし自分が...

...全てを闇に葬った悪魔だったら...

...お前は何を思う...？

...この話はほんの一部の可能性である...

...信じるか否かは自由...

...だが真実を知り...

...『何か』を思った時...

...お前には何ができる...？

...答え？...

...そんなもの誰もが持っている...

...そうだろう？


...一方通行...

ﾄﾞﾜｫ!

一方「うっ...」ﾑｸｯ

一方「...」

一方「...チッ...」

一方「まだ生きてるみてェだなァ...」

一方「...ハァ」

一方「...今日も気分悪ィなァ...」

一方「...」pp..pp..ｶﾞﾁｬ

一方「よォ...今どこだ？」


～

～

一方「...チッ..いつ見ても気持ち悪ィぜ..」

一方「相変わらず街は瓦礫の海...」

一方（そォだ...全てあの日からだァ...）

～

...カッ！

ドワォオオオオオオオオオオオオン！！！
...

学園都市内部で大規模な爆発を確認...ｻﾞｻﾞｯ

..ば、爆発なんてもんじゃねえぞ..！...ｻﾞｻﾞｯ

...お、おい..嘘だろ...ｻﾞｻﾞｯ..ｶﾞﾋﾟｯ..

..おいどうした...応答しろ.....ｻﾞｻﾞｯ.....！？

..なんだ...コイツはっ...！...ｶｯ!

..............................

.....ﾌﾞﾂｯ!

～

一方「...チッ...」

一方「シケちまったじゃねェかァ...」

一方「...！」ﾋﾟｸｯ

一方「...やァっと来たかァ...」

...

一方「おい、さっさと仕事終わらせるぜェ...」

一方「...いつものようにヤツらを消して場を掴ンでやりゃァ...」

一方「こっちのもンだァ...」

一方「...そうだろ？」



一方「超 電 磁 砲 ？」

御坂「...いい加減その呼び方やめなさい」

一方「...悪ィなァ...」

御坂「...まあいいわ...それより...」

一方「...あァ...そォだなァ...」

一方「...お片付けだァ」


ー

この二人が行動を共にするきっかけとなったのは、紛れもなく『あの日』のせいである

『あの日』....

...窓のないビルで、

...謎の爆発が起きた...

...否、正確には謎のエネルギーが放出され...

...それは能力者の脳を破壊していった...

...能力者は暴走...

学園都市内部は、混沌と化した...

...その後内部で被害が収まるはずもなく...

...能力者が壁の外へ侵攻...

...軍はレベル5に手出し出来ず...

...日本は蹂躙された...

...一方通行は反射...

...御坂美琴は電磁バリアにより汚染を防いだ..

...だが...

...彼らに待っているのもまた...

...残酷な運命であった...

ー

一方「...」ｸﾞﾁｬｯ

御坂「...」

一方「...チッ...レベル3でこの汚染かァ...」

一方「やべェなァ...」

御坂「...私達の精神力も十分ヤバイけどね...」

一方「チッ...シケたこと言ってンじゃねェぞ」

御坂「分かってるわ...」

一方「...いいかァ...たまたま敵が同じだっただけだァ...」

一方「テメェが邪魔するなら俺は一人で行く...」

御坂「...」

一方「チッ...」

御坂「...分かってるわ...分かってるわよ...」

御坂（原因は私の分身だもの...）


ー

御坂（...私のせいだ...）

御坂（...全て私の...）

御坂（...だから...）

御坂（...責任は全て残らずとってやる...）

御坂（...あの娘達のためにも...）

一方「！？」ｷﾞｭｲｲｲﾝ!

御坂「！？」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

ドワォオオオオオオオオオオン！！！

.......
..


？「コフー....コフー....」

一方「チッ...いい感じにイカレてやがる...」

御坂「...」

ー
...logm�・get�・er�・y...
...om√hnnσnz㏖?...
....
..
.
一方「...！」

？「」ｸﾞﾁｬｯ

一方「...コイツ...」

御坂「...どうかした...？」

一方「...」

一方「...いや、」

一方「...なんでもねェ...」

一方（なんだ...この感じはァ...）

御坂「...あの近くに着くわよ...」

一方「あァ...」
....
...
..
.
ー

一方「...」ｻﾞｯ

一方「...ここが爆心地かァ...」

御坂「...何も無いわね...」

一方「...取り敢えずあそこに群がってるヤツらをなンとかするかァ...」ｷﾋｯ

御坂「...」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

...c√rgh�・i√?

一方「あァ？」

御坂「何よ...？」

一方「...はァ？こっちのセリフだァ...」

御坂「はぁ？」

一方「...チッ...意味不明なこと口走ってンじゃねェぞ...」

御坂「？....言った覚えないけど...それより...」

一方「あァ」ｷﾞｭｲｲｲﾝ

？「」ｸﾞﾁｬｯ

一方「さァて、スクラップの時間だァ」

ー

...やはり完全に干渉できていない...

...実体化も難しい...

...気づいてくれるだろうか...

...これは正しい？

....言っただろう？いずれ分かる、と...

...賭けるしか道はない...か...

....それもまたひとつの...

√nu�・i...

ー

一方「...」ｷﾞｭｲｲｲﾝ

御坂「...」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

ｼｭｳｳｳｳｳｳｳｳ....

一方「これで全部かァ...」

御坂「...そうみたいね...」

...a�・mtwmtmr...

一方「！？」

御坂「...どうかした？」

一方「...いや...なンでも...........！！」

御坂「？」

一方「...」ｶﾞｻｶﾞｻ...

御坂「...ちょ、ちょっと？」

一方「...」

一方「...！」ｶﾞｻｯ

御坂「...何それ...」

一方「...チョーカー？...みてェだなァ...」

御坂「...急に瓦礫をあさりはじめるからどうしたのかと思ったわ...」

一方「...なンで俺はこんなものを...」

御坂「...はぁ？」

一方「...チッ...何なンだ...これはァ...」

一方「おい、オマエ、幻聴とかしねェか？」

御坂「ちょっと大丈夫？」

一方「しねェみてェならいい...」

一方（...能力者...か？）

御坂「...まあいいわ...でも警戒はした方が良さそうね...」

一方「あァ...反射しとくかァ...」

御坂「...そのチョーカーどうするの？」

一方「...取り敢えず調べる...なンか引っかかるンだよなァ...」

御坂「...それなら私の仕事ね...」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

御坂「...」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

御坂「......え？」ﾊﾟﾁｯ

一方「どォしたァ？」

御坂「...何これ...？」

一方「...危険物かァ？」

御坂「いいえ....少なくとも電子機器じゃない...」

一方「じゃァなンだァ？」

御坂「...言葉でうまく言えない...」

御坂「強いていうなら...」

御坂「ドス黒い...そう...ドス黒いものよ...」

一方「かつての第三位の頭脳でもわからねェ、かァ...」

御坂「...」

一方「...いや、なんでも無い...」

一方「...コイツは捨てておくぜェ...」ｶﾁｬ

ｶｯ

ドォオオオン！！

御坂「ちょ、ちょっと一方通行！」

一方「ちげェ！俺じゃねェ！」

ｼｭｩｳｳｳｳｳｯ!!!

一・御「！？」

？「ｷﾞｬｧｱｱｱｱｱｱ!!!」

一方「...なんだ...コイツはァ！？」

御坂「...これは...なんなの...」

一方「！！」

御坂「あれは...地下通路！？」

一方「みてェだなァ...」ｷﾋｯ

一方「ヤツはこの下から出できたみてェだなァ...」

御坂「この下に行けば...」

一方「あァ...だがその前に...」

？「ｷｼｬｧｱｱｱｱｱｱｱ!!!」

一・御「ヤツを（アイツを）ブっ潰す」ﾀﾞｯ

一方「行くぜェ...」ｷﾞｭｲｲｲﾝ

御坂「...えぇ」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

一方「さっさと終わらせンぞ」

御坂「言われなくてもそのつもりよ」ﾋﾟﾝｯ!

御坂「...」ﾄﾞﾜｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ!!!!!!!!!!

......


...


？「ｷﾞｬｧｱｱｱｱｱｱ!!!!?」

御坂「何っ！？」

御坂「私の超電磁砲が！？」

御坂「アイツ......即死して無い！？」

？「ｷﾞｬｧｱｱｱｱｱｱ」ﾋﾟｷﾋﾟｷ

一方「...再生能力...」ｷﾋｯ

一方「...おもしれェ...気に入ったぜェ...」ｷﾋｯ

一方「おらァ！！」ｶﾞﾝ!

？「ｷﾞｬｫｵｵｵｵｵｵｵ!!!」ﾌﾞｼｬｧｧ...

一方「ケッ...無駄に頑丈なのは褒めてやるぜェ」ｷﾋｯ

？「ｷﾞｯ､ｷﾞｬｫｵｵｵｵｵｵｵ!!!」ﾊﾟｷﾊﾟｷ

御坂（さっさと終わらせるって言ったのは誰よ...）ﾊｧ...

御坂（...でも）

御坂（.....）