一方通行「愛してるぜ美琴…」美琴「いきなり何言ってんのよ…」 (88)

前スレのようなもの
一方通行「愛してるぜ美琴…」美琴「いきなり何言ってんのよ…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382502170/)

前スレ>>1がスレを立て逃げ

荒れる

俺が再利用SSを始める

「乗っ取りはルール違反」と怒られる

仕方無いのでスレ立てる←今ここ

※注意書き
もともと乗っ取り&練習用なんで構想もプロットもプランも無い。時系列は既に狂っている
スレタイ回収が当面の目標
更新は不定期。携帯で空き時間にポチポチやって2レス分くらい溜まったら投下
>>1は電磁通行のつもりで立てたかもしれないがそうなるとは限らない
もしかしたら死人が出るかもしれない。鬱グロもあるかもしれない
俺が鬱グロ嫌いだからやらないかもしれない
俺は一方通行も御坂さんもあまり好きではない(決して嫌いではない)が、書くからには愛情を持って書く
荒れるのでひたすらsage推奨。荒れても気にならない人はageてもオッケー。俺は気にならないからageるかもしれない


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385104338

『学園都市』

超能力開発が学校のカリュキュラムに組み込まれており
二三○万人の実に八割を占める学生達が日々『頭の開発』に取り組んでいる~
その二三○万人の頂点に君臨する七人のレベル5の第三位『超電磁砲』御坂美琴
しかし彼女はレベル5である前に一人の乙女である~これはそんな一人の女の子の恋愛物語


「はぁ…退屈ねぇ…何か面白いことはないのかしら」

「今こうしてお姉様の隣に居るだけで黒子は幸せですの」

「アンタは相変わらずね…てかいつまでも抱きついてないで離れなさい暑苦しい…ん?」

「この糞販売機!俺の金出しやがれぇッ!」
そこには一人の男性が自販機に怒鳴りちらしていた…

「チッ、仕方ねェ能力使って吐き出させるか」

白髪の小柄な男は自販機の前でブツブツ言っていた。
あの自販機は良く知っている。
私の一万円札を飲み込み、今までに127本のジュースを蹴り出した、馴染みの自販機と言っていい。
あの少年の様子だと彼も高額紙幣をやられたらしい。

「ごめん黒子、ちょっと待っててね」

別に助ける義理も無かったが、同じ過ちを犯した同士の親近感でも沸いたのか。
とりあえず自販機に手をついて未だブツブツ言ってる少年に近づいた。

「ちょーっとお兄さん、もしかしてお金飲まれちゃったりしたわけ?」

「あァ!?」

振り向いた彼を見て驚いた。
真っ白な髪に負けず劣らずの真っ白な肌。
ギラリと光る赤い瞳。
私は知っていた。

「俺ァ忙しいンだ。ガキは向こう行ってろ」




コイツは……アルビノだ。

「おィ、聞いてンのか?」

アルビノ……先天性白皮症。
詳しくは覚えてないが、確か先天的に色素を持たず、皮膚が弱いはずだ。
こんな真夏の昼間、しかも直射日光の強い公園なんかにいたら皮膚ガンに罹る可能性もあるだろう。

「もしもーし、お嬢さン頭大丈夫ですかァ?」

すぐに周囲を見渡し木陰を探す。
大きな木の下に影が出来ているがカップルがいちゃついている。[ピーーー]。

「おィおィ、まさか立ったまま気絶してンじゃねェだろォな?」

仕方ない、能力で雷雲を呼び寄せよう。
前に一度できたんだ、今できない道理はない。
演算に集中しろっ……!

「あ、そこのツインテール、オマエ風紀委員だろ? このガキが暑さでヤラれちまってンだ何とかしろ」





「はァ、なンだったンだアイツは」

突然声を掛けてきてそのままフリーズしてしまった少女を
近くにいた風紀委員の腕章をした少女に押し付け
彼は逃げるように公園から抜け出した。
そう、学園都市最強の超能力者が逃げ出したのだ。

理由は簡単、少女を傷つけないため。
彼は学園都市最強の超能力者である。
その強すぎる能力は、彼に近づく全てを傷つける。

(いや、違うな。傷つけてンのは……俺の弱さが原因だ)

一方通行。彼の通り名であり能力名でもあるそれは、
世界中のありとあらゆるモノを掌握できるだけの力を持っている。
それは、使い方を誤れば世界を滅ぼしかねない力

(俺は弱ェ。こンな能力に頼らねェと生きていけねェくらいに)

彼の能力には『反射』がある。
自分に向けられる、ありとあらゆる力を跳ね返す最強の盾であり矛。
弱い人間である一方通行はその能力に縋り、あらゆる悪意から自身を守り続けている。
その結果、触る者みな傷付ける最強で最凶の能力者の烙印を押されようと。
その殻を破るだけの強さを彼は持ち合わせていなかった。

とりとめのない事を考えながら歩いていた彼はふと、重要なことを忘れていたことを思い出した。

「あ、自販機の金……」




―――さま

――集中しろ――
南方140キロ地点に積乱雲を発見、充分に発達し帯電している。

――えさま!

外野が何か言ってるが集中しろ!
私の電荷であの雲を引き寄せる!
あまり強くしすぎると落雷の可能性もある
慎重に慎重に―――

「お姉様が起きられないならこのわたくしめのチューで……」

「うっさい!!!」

轟!!
思わず目の前まで迫ってきていた黒子に向けて電荷放出。
黒こげ黒子の完成だ。
これで死なないどころか後遺症すら残らないのは慣れかはたまたギャグ補正か。

「ひどいですわお姉様! お姉様が眠ったように動かないからわたくしめの熱いベーゼで起こして差し上げようとしただけですのに!」

「そんなことより自販機のトコにいたやつは?」

黒子の戯れ言にいちいち付き合ってたらキリがない。

「そんなことって……! 先ほどの白い殿方ならお姉様をわたくしに任せてどこかへ行かれましたが」

「なんで止めないのよ! アイツ見たでしょ!? 命に関わるかもしれないのに!」

「とてもその様には見受けられませんでしたが……」

駄目だ、黒子はわかってない。

「あの白さ! 目の赤さ! あれはアルビノって病気なの! 直射日光に当たってたら皮膚ガンになっちゃうでしょーが!」

「確かにそうかもしれませんが、その様なことは殿方ご自身でわかっておいでで、対策などもしていらっしゃるのでは?」

うっ、言われてみれば確かにそうかも。
自分のことは本人がよくわかってるだろうし、紫外線を100%反射する日焼け止めなんかも最近発売されてるし。

「ところでお姉様はなにを呆けていらしたのですか?」

「別に呆けてないわよ。あの男を日陰に連れて行こうと思ったけど空いてないから、
ちょっと能力で雷雲呼んで影をつくろうとしただけ」

先ほどの木陰を横目で確認する。
まだカップルがいちゃついてる[ピーーー]。

とりあえず前に落とした分終了
こっからは携帯に戻ってポチポチやります
目標は一日一レス
100レスくらいで終わったらいいなーと思うがプロットもクソもないので不明

44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
乗っ取り自体がこの板じゃ禁止
一方厨は基本的なルールすら守れないのか?
取り敢えず首を吊って死んどけ
2013/11/16(土) 08:39:55.69 ID:DmUIE3Ur0

45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[]
>>44
>>1じゃないから削除依頼したらいいですよ
どうせ練習程度に文章書いてみたかっただけですし
落ちるまではテキトーに遊ばせて貰います

49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
別に荒らしたわけでもないのに、いきなり注意した人間を荒らし呼ばわり
頭が悪いにもほどがある
>>45は自分に賛同しない人間は全て敵という典型的な一方厨だな
ここは少なくても練習する場所じゃないから、チラシの裏ででもやってな
2013/11/16(土) 13:38:16.09 ID:DmUIE3Ur0

51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
>>49
お前が首吊って死んどけとか言うから反応したんだろたぶん
2013/11/16(土) 15:08:59.29 ID:mNRHOY6AO

52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
>>45
勘違いさせたならスマン
ただ、荒らしは放置で乗っ取りにのみ注意するってのは殺人犯見逃して路駐取り締まるようなもんだからさ
その辺どう考えてるのかって思っただけですよ

自分がルール違反なのは認めるよ
ただ、荒らしレスのみでダラダラとレス消費するくらいなら
乗っ取りSSで消費しても同じなかって
もちろん>>1が続き書きにきたら消えますよ
2013/11/16(土) 15:50:46.20 ID:GQergF4DO

53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
>>45は俺だ>>49でしたすみません
2013/11/16(土) 15:52:25.24 ID:GQergF4DO

54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
荒らしも何も釣り目的で立てられたスレだからな
一応依頼出しといて、削除されなかったらこのまま放置が一番
>>52
乗っ取りはルール違反だからどんな理由があろうと駄目
まあ君が言うとおり、荒らしが駄目なのも確かだが
本当に何か書きたいんだったら、自分でスレ立てか何かすればいい
ただ同じ題材だったらどうなるか明白だから、あまりお勧めはしないよ
もちろん書いちゃダメなんて決まりはないから、書くのは自由だけど
2013/11/16(土) 17:12:54.58 ID:z1OcGWEd0

63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
何でルール守らないんだよ
これだから一方厨はって周りから言われ続ける
そもそも電磁通行ですら御坂ファンにとってタブーみたいなもんなんだし
こりゃ害悪って言われても仕方ないわ
2013/11/21(木) 21:55:06.38 ID:Y/hdD61P0

64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[]
>>63
一方厨の頭の中ではこうなってるらしいからな

電磁通行
dic.pixiv.net
>共通項の多さから友好的関係まで発展すること自体はよく見られるという、
ある意味珍しい二人と言えるだろう
とあるシリーズではキャラ人気を2分する男女であり、
妹達をめぐるその因縁の深さからも潜在的なカップリング人気は高い。
二次創作でも多く取り上げられていることから需要が増えてきている
2013/11/21(木) 22:03:00.24 ID:010EAA2B0

65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
おーい、ルール守れって苦言は無視ですかー?
聞こえないふりで乗っ取り通すとか終わってるなあ。さすが一方厨
荒らしがどうとか言ってたが、お前も同列だよ変態野郎
2013/11/21(木) 22:50:28.38 ID:2rm0iUVQ0

66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
オーケイ、誰もいなくなったと思って再開したが予想以上にしつこい人が多いみたいだ
しょうがないからスレ立ててやるが、SS自体初めてなんでここでスレ立てしたことないんだよ
なんでちょっと質問。PCでスレ立てて携帯で更新しても2ヶ月ルールに対応してんの?
それとも同じIPじゃないと別人として処理されたりする?
2013/11/22(金) 00:14:51.11 ID:9oNOTFNDO

68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
口は悪いがルールを指摘する人に向かってしつこい人としか認識してないし、他人を見下しまくってる人のSSなんて読みたくない。
2013/11/22(金) 01:19:19.13 ID:YGhUxd9/o


「クソッ」

たかが一万円、無視しても良かった
超能力者に対する奨学金に加えて実験協力に対する謝礼、能力を利用した商品のインセンティブなど
毎月使い切れないくらいのお金が入ってきている。

だが、一方通行の足は180度回転し、再びあの公園に向かっていた。
金はいくらあっても困らない、自販機に負けたようでムカつくetc.いくらでも理由らしきものは思い浮かぶ。
しかし、そのどれもが白々しく、わざわざ戻るほどのことではないように思えた。
自分でもわからない理由。今戻れば先ほどの少女もいるかもしれないのに。
そこまで考えて、頭をよぎったもう一つの理由。
もしかして、あの少女に会うために―――


「あぁーーーっ! アンタさっきの!!」

俯いていた頭を起こす。先ほど公園で会ったばかりの少女がいた。

「オマエ……」

言葉が出ない。当たり前だった。話すことなど何も無い。
立ち尽くす一方通行の前で少女はキョロキョロと辺りを見回すと、一方通行の腕を掴んだ。

一方通行の『反射』は、単純な力に対しては過度にかかる負担に対してのみ反応する。
軽く掴まれた程度では反射しない。
そうしなければ、缶コーヒーすら持てなくなってしまうからだ。

腕を掴んだまま歩きだそうとする少女。もし拒もうと動けば反射が発動しかねない。
仕方なく連れられて歩く。その先にあってのは、一軒の喫茶店だった。


やめた方がいいよ
俺も禁書ファンだけどお前のようなガキであたまの悪いやつがいるから禁書のブランド?みたいのが落ちてるんだよね
他のSS見て、自分もこんなの書きたい!とか思っちゃった?w
いい加減、目覚ませよ
お前には才能ないし、こんなクソみたいなもの書いても誰も読まないよ
ましてはSS速報のルールすら守れない奴だしな
これ読むくらいなら左翼新聞読んだ方がずっとマシなレベル
まぁ、今回は俺っちがHTML化スレにここの削除依頼してきてやるからいいけど、もう二度とこんなSS書くな
あと、最後に言っておくけど
カプは御坂×佐天、原子通行が至高だろjk

>>29
原子通行なんて今更年上しか見たことないな
それ以外で原子通行オススメってなんかある?


黒子と別れた帰り道、私は再び思考の海を漂っていた。

―――やっぱお節介が過ぎるのかなぁ

最近の自分の行動を振り返ってみる。
風紀委員なりきりに始まって虚空爆破事件に幻想御手、乱雑開放
我ながらよくもまぁこの短期間にこれだけ首を突っ込んだものだと呆れてしまう。
でも、困っている人を目の前にして放っておくことなど出来はしない。
ましてやそれが知り合いなら尚更だ。
良し! やはり私の青春ラブコメは間違ってない!
と、間違っている『自分だけの現実』の強化を終え、前を向くと―――

「あぁーーーっ! アンタさっきの!!」

「オマエ……」

固まる白い少年を前に考える。
コイツとは今日初めて会ったがこれで2回目だ。知り合いと言えるだろう。名前すら知らないけど。
固まったように動かないのはもしかして動けないのではないか?
知り合いが困っている! 助けなければ!
立っているからまだそこまで症状は重くないだろう。とりあえず日の当たらない、できれば涼しい所―――

彼の腕を掴み、手近な喫茶店へ向かう。

「いらっしゃいませー」

喫茶店に入り一番奥の、日の当たらない席に案内してもらう。
とりあえず向かい合って座りメニューを眺めながらふと気付く。

―――私、何やってるんだろ


「……でェ、こりゃ一体何なンだ? 新手のナンパですかねェ」

「な! ナンパなんてするわけないでしょ!」

「じゃあ何で俺は、オマエと、こンなとこにいるンだ。納得のいく説明をしてもらおォじゃねェか」

なにコイツ。なんで上から目線なわけ?

「アンタがあんなとこフラフラ歩いてんのが悪いんでしょーが!」

なンだコイツ。なに逆ギレしてンの?

「俺がどこで何しよォが俺の勝手だろ! それに、どォしたら俺とオマエが仲良く茶ァする原因になるンだよ」

人が心配してやってんのにっ!

「アンタがお日様の下歩いてたら死んじゃうでしょうが!!」

「ェ?」

「え?」

>>29
一部同意だが御坂×佐天と原子通行はナイわ。

>>36
佐天×御坂は映画で目覚めた
御坂さんは百合カプの受けが似合う気がする今日この頃

地の文は一人称ならどっちかに統一しないと見づらいぞ
心の声なら()使う方がいいよ

>>38
ありがとう
俺も統一したいんだけど難しいね
うまくやってみます

彡彡
";;;;(""彡彡
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ三;;;;イ::: ;;;
i;;リ;;;;;;;;Y;;;l ⌒ミi|;;"ii;;彡ミ;;;、
レリ;;;;;;リリ;;ト从(jミミー''"  ,t;;;、 从;;\r'
ッ从(;;(从ミミミ`' 、 ,、-''" '、;;;;从\   狂  く
;;|l;;;;;;トヾ~' 、ミ ~'''ミミ', ○ ,,'、;;;;;;;<
;;t((((ヽ;;;;~' 、~'';;;;、ヽ;;ヽ-'" `'ー-=|   っ

;;;;ヽ、、ミミミ'''ミミ;;ヽ、;;;ヽ))  U ―<
;;;;;;;;;;、ミミミミ、;;;;ヽヽ));;リi|: ,、   ,,,,,ろ   て
;;;;;;;;;;;;;;ミ ヽ;;ヽ、;;;)''i|,,i|;;;;彡''、、   )
:ヽ;;;;;;;;;;} 、ヽ;;tゝj',,、;;;≦≧ミ、ヽ /    る
::'、;;;;;;;;;;ト));;;;;i;;;l:::/;;r'(9O::),r' ::::" ̄)  //

:iiヽ;;;;;ii|| 、i|;;);)|::i|:;;'、 `'シ'"" ::::::: /、  ・・
:i|リ);;从;|i;;;;;;;;;;;;ヽ::"":::`´::" ij ::::::イ /'''" ̄ヽ     rー
 iソノ从|};;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ::::::::::::::::    ' 、;;;;r;;フ" レ'" ̄ヽ/
 {{( l;;;;;|i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::::::::      :::::::::、"

   t;;;l|i;;;;;;;;〈t;;;;;;;;;;;;;ヽ::::::::::::       ,;;;;彡'''ーァ-'
   `''ー、;;;;;;;;;ヽ''-、;;;i、;;;ヽ:::::::  :::::::   ;;;'- ''"´ ::;;"
      `、、;;;;;ミァシ、;;ミi;;;;;;ヽ:::::::::::::     、,;;::、 '´
       `''''''''"   ヽ;;;;;;;;;~''-、:::::::   :::::::....
               `'' 、;;;;;;;;;;;;~''-、:::::::::::::::................::::;r'
                  |;;;;;;;;;;|ヽ;;;~''-、::::::::::::::::::::/

ここまで内容に関する批判なし
面白すぎる電磁通行関係なしに

たったこれだけじゃ面白いかどうかも判別できないけどな
それにキャラ崩壊も半端ないし
急に敬語を使う御坂には違和感しか感じない
っていうか実験なかった前提の一方通行って時点でキャラ崩壊は完全に免れないんだけどな
一方通行が好きな人間って何をもって一方通行が好きって言ってるか理解できない
別に原作通りにしろなんて思わないけど、一方通行って実験ありきでこそのキャラだろ?

>>48
ありがとう
でもSS初心者なもんで、悪い部分の指摘は嬉しいんだ
今後の糧になるしね
ただ、内容を変える気はないので

「……ガキの頃に学園都市に来て以来、ずっと研究所たらい回しなンだよ
そこじゃ名前なンて呼ばれねェ。番号で呼ばれ、能力発動後は能力名で呼ばれた。
使われない名前なンざ無いのと一緒だ。覚えてる意味が無かった」

「けっこう大変な人生送ってんのね」

素っ気ない言葉であったが、それが一方通行にとっては嬉しいものだった。
腫れ物に触るような反応は科学者共だけで十分。
こうやって対等に言葉を交わせる相手は初めてだった。
だから、同情や憐れみを持たずに接してくれるのは有り難いことだった。


「お待たせしましたー。こちらブレンドとケーキセットになります」

話が一段落するのを見計らったように注文の品が届けられる。
本日のケーキはモンブランのようだ。
季節感を全く無視したチョイスだが、学生向けの喫茶店などこの程度だろう。

「でさ、話戻るけど一方通行ってどんな能力なの? さすがに第一位の能力が美白効果抜群ってだけじゃないでしょ」

「一言で言えばベクトル操作だな。触れた物のベクトルを解析して自由に操作出来る」

「言葉で聞いただけじゃイマイチ理解しにくいわね」

「まァな。普段は反射に設定してあって、有害なもンは全て反射してる。
紫外線も反射してて、ずっとそンな生活してたらこンなンなっちまった」


「聞いたことあるわ。確かシャルル=タレーラン……」

「シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール。フランス革命期の外交官だ」

この言葉は決して厨二通行の黒歴史ではない。
れっきとした歴史上の人物が残した名言の一つである。


「そうそれ! 良く覚えてるわねー」

「第一位の頭脳を舐めンな。むしろオマエが知ってる事が驚きだ」

「最近読んだ本にでてたのよ、その言葉が。でもね、当時のフランスでコーヒーと言えばエスプレッソだから
その言葉も砂糖がたっぷり入ってることが前提らしいわよ」

「コーヒーが苦ェばっかりだと思ってンのは思い込みか安モンの缶コーヒーしか知らねェかだ。
だいたい、本の主人公も至言通りの理想のコーヒーに出会ってンじゃねェか。」

「何だ、アンタも読んでたのね」

「コーヒー関連の本は大抵読ンでる。それがライトミス……っと」

一方通行の言葉を遮るように無機質な電子音が鳴る。

「誰だ……っと天井くンかよ」

「友達?」

「違ェよ、カスみたいな研究者だ」

そう言って電話に出る。手持ち無沙汰になった美琴は、手をつけていなかったモンブランに取りかかった。



絶対能力進化実験。学園都市の超能力者第一位である一方通行を絶対能力者へと進化させるこの実験には
実に多くの研究所が関わっており、天井達がいる研究所もその一つである。
学園都市の最終目標は絶対能力者を生み出すことであり、この実験の成否が学園都市、
いや、世界の今後を左右するとまで言われている。

(こいつはそれを解っているのか……?)

「一方通行との交渉は私の仕事だ。貴女が口を挟むとややこしい事になりそうだし、大人しくしておいて下さい」

「心配しないで。私は甘いだけの人間だから。」

「いや、意味が分からない」


二人がとりとめのない会話をしていると、部屋のドアが開き一人の男が入ってきた。

「天井博士、一方通行が来ました。今は応接室に通しています」

研究所の警備員だ。こちらに連れてくるよう言ってあったはずだが、何故応接室などへ通すのか。

「すぐにこっちに連れて来い!」

「ですが……」

「いいから早くしろ!!」

「は、はい」

全く、何故この研究所にはこう使えない人間ばかりがあてがわれているのか。

「芳川博士、くれぐれも口を挟まないようお願いしますよ」

再びドアが開く。入ってきたのは

「よォ、天井くン。下らねェ実験ならブン殴るからな」

被験者、一方通行と

「初めまして、御坂御琴です。今日は一方通行の実験を見学させてもらいに来ました」

実験用モルモット『妹達』のオリジナルである御坂御琴であった。

           ミ\                      /彡
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     ミ____        \  |.  .| /        ____彡
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        /   /   |〕   帝凍庫クン   .||   ´\   \
       /    │   ..|              ||    |     \
     /    /│    |___________j|    |\.     \
     彡   /  │  ./..|   -―- 、__,        |ト、  | ´\    ミ
      彡/   │ ../ |   '叨¨ヽ   `ー-、  || \ |    \ ミ

            │ / ..|〕   ` ー    /叨¨)  ..||   \|     
    r、       |/   !         ヽ,     || \  \      ,、
     ) `ー''"´ ̄ ̄   / |    `ヽ.___´,      j.| ミ \   ̄` ー‐'´ (_
  とニ二ゝソ____/ 彡..|       `ニ´      i|  ミ |\____(、,二つ
             |  彡...|´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i| ミ |
             \彡 |               .|| ミ/
                       |〕 常識は通用しねぇ  ||
                  |             ..
楽しみだな



時間と場所を戻し、再び喫茶店。
一方通行がコーヒーを飲み終えたのを見計らって美琴が席を立つ。

「じゃあ、いきましょうか」

「ちょっと待て、オマエまさか今から行く気か?」

「早い方がいいって言ったのはアンタでしょ」

「はいはいそォでしたそォでした。オラ伝票寄越せ」

「ここは私が奢るって言ったでしょ」

「そンなもン俺は了承してねェ。第一ガキに金出させる気なンざねェよ。」

「別に格好つけなくていいわよ。それに私超能力者だし、結構お金持ってるから」

「俺はそのトップだ。いいから寄越せ。」

半ば強引に伝票を奪い取りカウンターに向かう一方通行。
あわてて後を追う美琴。


「ありがとうございましたー」


喫茶店を出ると相変わらずの夏の太陽。
この憎らしい暑さも隣の一方通行には関係ないと考えると少し羨ましいものがある。

「ごめんね、結局奢ってもらっちゃって。ごちそうさま」

「気にすンな。一応、俺を心配してくれてたみてェだしな。その礼だ」

「ところでさ、研究所ってどこなの?」

「水穂機構の病理解析研究所だ。ここからならバスで15分くらいだな」

「結構近いのね」

「遠けりゃワザワザ行かねェよ。向こうを呼びつける」


「アンタねぇ……ところでさ、勢いで言っちゃったけど、本当に私も行っていいのかな」

一方通行は考える。確かに他人を実験に連れて行くなど普通は有り得ないだろう。
だが、2人の関係がそれを覆すだけのものであれば問題無いはずだ。

「心配すンな。俺の……アレだ、その……と、と友達ってことにすりゃ……」

赤面しそうになるも能力を使い抑える。

「友達ねぇ」

御坂美琴は考える。ただの友達を実験に連れていくことができるのか。
関係が弱い気がする。少なくとも自分は実験に黒子を連れて行ったりは出来ないだろう。
ならば……

「良し! アンタは今から私の恋人ってことで!」

「はァ!? こ、ここここ、恋人ォ!!!?」

「何慌ててんのよ。フリよ、フリ。さすがにただの友達じゃあ入れてもらえないかもしれないじゃない」

「だからって、オマ、オマエ」

「だから慌て過ぎだって。それとも第一位はその程度の演技も出来ないの?」

わずか一時間にも満たない付き合いだが、美琴にはある程度わかったことがある。
一方通行は超能力者であること、その第一位であることにプライドを持っている。
そこをうまく刺激してやれば……

「上等だ格下ァ! そンくれェやってやろォじゃねェか!!」




(楽勝だ、超能力者)



なんだかんだでバス停につく。次のバスまで5分ほど。

「じゃあ少し練習しましょうか」

「はァ? 練習って何の練習すンだよ」

「恋人っぽく振る舞う練習よ。第一位のアンタなら楽勝だろうけどさ」

「おォ、当たり前だ! やってやろォじゃねェか!」

「じゃあなんか恋人っぽいこと言ってみてよ。私も合わせるからさ」

この時、学園都市最高の頭脳がフル回転する。

(俺には恋人はおろか友達すらいねェ。だが)

彼の頭脳には確かに『恋人同士のやり取り』があった。
それは街中で見た、書物に描かれていた、あるいは今ではほとんど見ない、テレビの中で行われていた行動。

(そォいや今日行った公園にもそンなのがいたな)

反射を切る。そんな事に使う演算領域の余裕は無かった。
二万通りのシチュエーションで二万通りの愛の言葉をシミュレートする。
僅か数秒。一方通行の能力の本質が目覚める。
観測した現象から逆算して、限りなく本物に近い推論を導き出す。
そして……

「愛してるぜ美琴…」

「いきなり何言ってんのよ」

「 」

「あ、バスが来たわね」

「 」

「乗るわよ。何固まってんのよ」

「オ、オマ……オマエェェェェェェェェェ!!!!!!」

キャラブレが止まらないがスレタイ回収のためにこうなった
ようやくスレタイ回収
普通なら「ようやく折り返し地点まできました」
などというのだろうが、未だに着地点すら決まってないため不明

俺たちの戦いはこれからだ!
で終わってしまいたい今日この頃

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