~放課後の教室~
穂乃果「クリームパン美味しぃー!」モグモグ
ことり「ふふっ。穂乃果ちゃん、ほっぺにクリームついてるよ?」
穂乃果「えぇー!どこどこ取って~!」
ことり「こーこ♪」フキ
穂乃果「ホントだー!あむっ」パクッ
ことり「ひゃあ!?」
ガラッ
海未「お待たせしました帰りましょ…う…って!どうして穂乃果はことりの指をくわえているんですか!?」
穂乃果「ん?…クリームもったいないかなって」ペロペロ
ことり「もぉ、穂乃果ちゃんっ!お爪の間まで丹念に舐めないでぇっ///」
海未「クリームパン…なるほど、そういうことですか」
穂乃果「海未ちゃんも食べる?あーん」
海未「うっ…あーん///」モグモグ
ことり「穂乃果ちゃんのあーんを断れない海未ちゃん可愛い」
穂乃果「ところで海未ちゃん、弓道部の用事は終わったの?」
海未「はい。穂乃果は補習のプリント終わらせましたか?」
穂乃果「うぅ…もうちょっと、かな?」
海未「どれどれ……まだ1問も解いていないじゃないですか!ことりがついていたのに何故!」
ことり「ゴメンね海未ちゃん!穂乃果ちゃんがお腹すいたって言うから一緒にパン買いに行ってたら、問題解く時間無くなっちゃって」
海未「全く…ことりは穂乃果に甘すぎますっ!」
ことり「う…」
穂乃果「ごめん海未ちゃんことりちゃん!」
海未「このプリントが終わるまで帰れませんからね!」
穂乃果「そんな殺生なー!」
ことり「穂乃果ちゃん頑張って!」
海未「ほら、さっさと終わらせて帰りましょう」
穂乃果「うぅ…」カキカキ
ー数十分後ー
海未「やれば出来るじゃないですか」
穂乃果「えへへー、もっと褒めてー!」
ことり「すごいすごいっ」ナデナデ
海未「穂乃果偉いです」ナデナデ
穂乃果「えへへぇ♪嬉しいなぁ!海未ちゃんもことりちゃんも大好きっ!」
俺「そこだっ!ラブアローシュート!」ヒュンッ
グサッ
穂乃果「う゛っ!?!?」ガクッ
ことり「穂乃果ちゃん!?」
海未「何奴!?」
俺「何がことほのうみだよぉ…何がほのキチだあ!!!」バーン
ことり「俺くん…?!」
海未「なんなんですか貴方!警察呼びますよ!?」
俺「あぁん!?呼べるもんなら呼んでみな…サツなんざ怖かねぇよ」
穂乃果「痛いよぉ、痛いよぉ」ドクドク
ことり「穂乃果ちゃんの頭に矢が刺さってる…海未ちゃんどうしよう!」オドオド
海未「救急車を呼びます!矢は抜いてはいけませんよ!」
俺「へっへへぇ…ざまぁねぇな!ことうみの邪魔をするからだ!」
ことり「こ、ことうみ…?俺くんさっきから何を言ってるの…?」
俺「ことうみが至高。覚えておきな」
穂乃果「痛いよぉ痛いよぉ」
ピーポーピーポーピーポー
海未「貴方は最低です!穂乃果が何をしたって言うんですか…」
俺「…修羅場トリオには萌えるけどなあ、ことほのうみは全く萌えねんだよっ!」ギリッ
バタバタバタッ
警察「お前が不審者か!逮捕する!」カチャ
俺「いやぁあ!!!」ジタバタ
救急隊員「大丈夫ですかー!?」
穂乃果「意識が朦朧とひてきまひた…」
救急隊員「大変だ!すぐに西木野病院へ搬送します!」
ピーポー ピーポー ピーポー
~西木野病院~
海未「ことり、大丈夫ですか?」
ことり「うん…」ブルブル
海未「穂乃果の命に別状はないようですよ」
ことり「よかったぁ」グスッ
海未「えぇ、本当に」グスン
ことり「……………怖かった…」ブル
海未「……ことりはさっきの不審者と知り合いなのですか?」
ことり「……俺くんは私のバイト先のお客さんなんだ」
海未「なるほど…しかし私と穂乃果のことも知っていたような」
ことり「μ'sの追っかけらしいよ」
海未「そんな…!ならば何故穂乃果にあんなことを!」
ことり「わかんない…」
海未「……穂乃果のアンチということですか」
ことり「それは無いと思う!俺くんは箱推ししてくれてたはずだし、穂乃果ちゃんのことハラショーって言ってたもん!」
海未「ハラショー…よくわかりませんが好意的だったんですね」
ことり「うん」
海未「謎は深まるばかりです」
ことり「ねぇ海未ちゃん……ことうみって何なんだろう」
海未「ことうみ…ことうみのせいで穂乃果が危険な目にあったんですよね…私はことうみを許しません…っ!」ギリッ
ことり「うん…私も許せないよ!ことうみのこと!」
バタンッ
真姫「ふぅ、長丁場だったわ」
海未「真姫!?どうして手術室から出て…?」
真姫「私が手術したからに決まっているでしょ」
ことり「すごい!それで、穂乃果ちゃんは…?」
真姫「手術は大成功よ。今穂乃果は安らかに眠っているわ」
海未「死んだみたいに言わないで下さいよ」
ことり「でもどうして真姫ちゃんが手術を?免許持ってるの?」
真姫「ええ。お父様がくれたの」
ことり「ふぅん」
真姫「今日はもう遅いから、二人とも帰ったほうがいいわ。穂乃果のことは担当医の私が責任をもって見ておくから」
海未「よろしくお願いします」
ことり「また明日来るね」
ー次の日ー
絵里「ちょっと!穂乃果の頭に矢が刺さったって本当?!」
海未「はい…変な奴が現れて急に」
凜「物騒だね…」
花陽「それで穂乃果ちゃんは?!」
ことり「真姫ちゃんが手術で縫ってくれたから大丈夫」
希「入院してるん?」
海未「はい。すぐに退院できるらしいですけどね」
にこ「じゃあ今からみんなでからかいに行きましょう!」
凜「賛成!穂乃果ちゃんのお見舞いに行くにゃー!」
~西木野病院~
穂乃果「……ん…」
真姫「おはよう。具合はどう?」
穂乃果「へーきへーき……痛っ」
真姫「無理したらダメよ。傷口が開いちゃうから、ちょっと安静にしていないと」
穂乃果「うん……真姫ちゃん、ことうみって知ってる?」
真姫「ことうみ?聞いたこと無いわね。少なくとも教科書には載っていないはずよ」
穂乃果「そっかぁ」
コンコンッ
ことり「穂乃果ちゃあん!」
海未「穂乃果!具合いはどうですか!?」
穂乃果「いい感じだよ!それより海未ちゃんことりちゃん、私のせいで怖い思いさせちゃってごめんね」
海未「こんな時まであなたは…」
ことり「穂乃果ちゃん…」
にこ「なーんだ。元気そうじゃない」
穂乃果「みんなでお見舞いに来てくれたんだね!ありがとう!」
花陽「サトウのごはん持ってきたからお腹が空いたら食べてね」
凜「凜はチキンラーメン持ってきたにゃ!すぐ美味しくてすごく美味しいにゃ!」
海未「私は10円まんじゅうを買ってきました」
ことり「ことりはコンビニでチーズケーキ買ってきたよ」
絵里「各自自分の好きな物をお見舞いに持ってきたの。私はチョコが好きだからセコイヤチョコレートを持ってきたわ!」
にこ「ちょっと!あんたたちは好きな物に対してこだわりってものが無いの!?」
希「そうやそうや!その点うちは叙々苑の焼肉弁当を買うてきたでぇ」ジャーン
穂乃果「これが1番美味しそう!」
真姫「そういうにこちゃんは何を持ってきたの?」
にこ「私は1番大好きな私を持ってきたわ!それにっこにっこにー♪」
真姫(激カワじゃん…)
絵里「他に欲しいものがあったら何でも言いなさい」
穂乃果「うんっ!じゃあ早速いいかな?」
絵里「ふふ、何かしら?」
穂乃果「穂乃果、絵里ちゃんが欲しい」
絵里「エェ!!!?」
海未「なっ…!!!」
ことり「穂乃果ちゃん大胆…」
にこ「ほら!あんたたちボサッとしてないで出るわよ」ガラッ
花陽「そ、そうだね!あとは若いふたりにお任せして…」
希「嫌やあ!!!!!!!」
みんな「!?」
穂乃果「早く出て行ってくれないかな?希ちゃん」
希「穂乃果ちゃんには悪いけど、エリチは渡さんで」
絵里「希…」
穂乃果「う゛っ!頭の傷口が痛む!絵里ちゃん助けて!」
絵里「え、あっ、どうすれば…」オロオロ
穂乃果「痛いよ痛いよー!絵里ちゃんがキスしてくれたら治りそうだけど」
絵里「…わかった。それで穂乃果が楽になるのなら…」
希「そうはさせんよ!希チョップ!」ビシッ
絵里「うっ」バタン
穂乃果「絵里ちゃん!!!」
希「峰打ちや。それより穂乃果ちゃん、頭痛いのは治ったん?」
穂乃果「ふん。もう少しだったのに邪魔しやがったね」
ことり「何が起きたの…?」
海未「穂乃果どうしたんです!?ちょっと様子がおかしいですよ!」
穂乃果「おかしなことなんか何にもないよ!悪いのはこの焼肉女だもん!」
希「何やて!?あんまりうちを怒らせると、スピリチュアルな死に方するで!!!」
凜「希ちゃんも落ち着くにゃ!」
花陽「喧嘩はダメだよぉ~」
穂乃果「うるさいんだよお!!!絵里ちゃん以外は出て行ってよ!!!」
海未「絵里への執着が異常です!そして恐ろしく短気になっています!」
ことり「きっと頭に矢が刺さったから後遺症か何かが…どうしよう!」
穂乃果「ことうみは黙ってろ!!!」
ことうみ「ことうみ!!?」
花陽「どうしよう真姫ちゃん!」
真姫「大丈夫。私に任せて!」
にこ「真姫ちゃん!持ってきたニコ!」ビュンッ
真姫「ありがとにこちゃん!」パシッ
穂乃果「早く出て行けえええ」
真姫「真姫のスペシャルコンサート!!!」~♪
花陽「なんて安らかな音色…!」
凜「素晴らしい演奏にゃ…!」ジーン
穂乃果「あ……青春が…聞こえてきた…zzz」スピー
真姫「もう安心よ。私のピアノの旋律で眠らせたから」
海未「にこ、このキーボードはどこから持ってきたんですか?」
にこ「病院前のケーズデンキへひとっ走りしてきたのよ。こんなこともあろうかと思ってね」
凜「準備がいいにゃ!」
ことり「穂乃果ちゃん…ことうみって言ってた…!」
海未「はい。それも私達に向かって」
真姫「ことうみって一体どういう意味なのかしら」
希「エリチ…愛してるばんざい」チュッチュ
凜「希ちゃん!何やってるにゃ!?」
希「エリチはうちのモノっていう印しをつけてるの。穂乃果ちゃんには渡さない…」チュッチュ
にこ「寝てるうちにキスマークつけまくるなんて…卑怯よ!」
希「コブラわしわしツイスト」ワシッ!!!
にこ「ぎゃああああ」
希「綺麗ごとだけじゃだめなんよ。恋を成就させるには行動あるのみ」ワシッ!!!
にこ「ぎゃああああ」
真姫「わかったからモウヤメテ!!にこちゃんが死んじゃう!!」
希「これに懲りたら二度とうちの恋路に口出しせんことやね」パッ
にこ「はい゛…はぁ…はぁ」グスッ
希「エリチ…エリチ…」チュッチュ
海未(くっ、狂っています!関わりたくないので放って置きましょう)
ことり「いっけなーい!ことりもう帰らなきゃ!」
花陽「あ、バイトとか?」
ことり「ううん。なんだかお腹すいてきちゃったから…」グゥ
海未「もう、自由過ぎますよことり」
凛「じゃあこれ食べる?」ズルズル
花陽「いつの間にかチキンラーメン食べてる!それは穂乃果ちゃんへのお見舞いでしょう?!」
凛「そうだった!やっちまったにゃ…」
ことり「あはは…それじゃーみんな、また明日ね!」タッ
海未「ことりっ…!…行ってしまいました…」
真姫「ことりのあの素早さ、ほしふるうでわ を装備してるとみたわ」
にこ(真姫ちゃん賢い!)
海未「さて、私達はどうします?」
穂乃果「……zzz」グースカ
絵里「……」
希「エリチ…渡さん…」チュッチュ
真姫「……とりあえずここから出ましょう」
にこ「賛成ね。ちょっと冷静になれる場所で話し合いをしたほうがいいわ」
凛「!!!!」ガクッ
花陽「凛ちゃんどうしたのぉ!?」
凛「にこちゃんがまともなこと言ったから腰を抜かしちゃったにゃ」
~帰り道~
ことり「はぁ…本当はお腹なんて空いてないよ…」トボトボ
ことり(本当は………怖かった!!!)
ことり(穂乃果ちゃんと希ちゃんは絵里ちゃんを取り合ってた…よね…?)
ことり(お友達を取り合うことなんてないもん…希ちゃんはキスマークつけまくってたし…恋愛感情があるんだ……)
ことり(つまり……穂乃果ちゃんも希ちゃんも…絵里ちゃんを好きってことだよね……?)
ことり(変だよ……おかしいよ……)
ことり「女の子同士なのに!!!」
亜里沙「ひゃっ!」ビクッ
ことり「わわっ!驚かせちゃってごめんなさい!」
亜里沙「こちらこそすみません!急に大声出すからハラショーしちゃいました…」
ことり「亜里沙ちゃん!偶然だね♪学校の帰り?」
亜里沙「えっと……はい!」
ことり「そっかぁ。じゃあ途中まで一緒に帰ろっか♪」
亜里沙「い、いいんですか!?」
ことり「?もちのろんだよ♪」
~病院 会議室~
真姫「適当にくつろいで」
花陽「わぁーなんか緊張するねぇ!」
海未「病院の会議室なんて、普段は入れないような場所ですからね」
凛「難しそうな本がたくさんあるにゃー」
にこ「うわっ!これ裸が載っててエロい!ほら見るニコ」バッ
花陽「はわわ…/////」
凛「刺激的だにゃー!真姫ちゃんもこんなの読むのー?」ニヤニヤ
真姫「もう、全部真面目な医学の本だから」
海未「ふざけていないで、希と穂乃果の三角関係をどうするか考えますよ」
真姫「そうね。μ's内で昼ドラやられても困るわ」
花陽「ねぇねぇ、海未ちゃんは穂乃果ちゃんが絵里ちゃんのこと好きって知ってた?」
海未「知りませんでしたよ…正直驚いています」
にこ「希のほうは丸わかりだったけどね」
凛「そうなの?」
にこ「希は暇さえあれば絵里との相性占いばっかりしてるもん」
真姫「穂乃果は絵里のことを好いてるような素振りなかったの?」
海未「ありませんでしたね。というか穂乃果は私にホの字なのかと思ってました」
真姫「なんでまた」
海未「スキンシップ激しいですし、私女の子にめちゃモテですから」
にこ「フツー自分で言う!?とんだ自意識過剰女だわ」
花陽「絵里ちゃんは誰が好きなのかなぁ?」
真姫「もし穂乃果か希のどちらかだとしたら厄介ね。下手したら気まず過ぎてμ's解散の恐れもあるわ」
海未「えっ絵里は私のことを好きなんじゃないんですか?」
にこ「どんだけ自意識過剰なのよ!」
凛「これはもう絵里ちゃんがノンケであることを祈るしかないにゃー」
プルルルル!! プルルルル!!
真姫「こちらDr.真姫……えぇ!?なんですってえ!?」
にこ「どうしたの?」
真姫「……穂乃果に刺さった矢の先端から強力な毒が検出されたらしいの…」
海未「毒!?穂乃果はどうなってしまうのです!?」
真姫「それは……」
このSSまとめへのコメント
俺SSは低評価で下げていけ
つまらん
おーぷん2ちゃんねるのは出来が悪いな