一方通行「……ファイナルアンサーッ!!」 (62)
タータターーーーーー ターターター ターーーターーターーターターターターターーーーーーーーーーーー!!
白井「さあ、あなたの人生を変える……いえ、狂わせるかもしれないクイズ$ミリオネア。
それでは、本日の幸運な10名の挑戦者たちを紹介いたしますの!!」
白井「まず始めに常盤台のエース、御坂美琴お姉様!!」
御坂「絶対に全問正解してやるんだからっ!!」
白井「2人目、頭は年中お花畑の初春飾利!!」
初春「私の紹介おかしくないですか……?」
白井「3人目、類人猿!!」
上条「説明しろよ!!あと名前ぐらい言えよ!!」
白井「4人目はシスコン軍曹でおなじみ、土御門元春!!」
土御門「舞夏のために頑張るにゃー」
白井「5人目、これでまさかの第1位、アクセロリータ!!」
一方通行「オイコラ待て」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397055848
白井「6人目は、最近何かと爆発した方がいい気がする浜面仕上!!」
浜面「えっ……えっ?」
白井「7人目、キレると放送禁止のオンパレード、麦野沈利!!」
麦野「まあ、そこら辺は善処するわ」
白井「8人目、露出狂!!」
結標「ちょっと、明らかに面倒くさくなったわよねえ?!」
白井「9人目、天草式十字凄教所属のおしぼりマイスター、五和!!」
五和「はっはい、よろしくお願いします……」
白井「そして最後は、とにかく出番が欲しくてたまらないインデックス!!」
インデックス「……否定できないんだよ」ズーン
白井「以上の方々でお送りしますの……ってアシスタントさん、いかがなさいまして?」
御坂妹(アシスタント)「……オープニングからカンペを無視する司会者がありますか、とミサカは危機感を露わに
します」
白井「時代はアドリブ、カンペなどあってないようなものですわよ?」
御坂妹「……昨日から徹夜で書いてきたのに」グスン
白井「まあ細かいことは置いといて、早速始めたいと思いますの」
白井「まず挑戦者を決定するために、早押し並べ替えクイズを行い……」
御坂「このABCDのボタンを使えば良いのね?」
白井「さすがお姉様、その通りですわ。
そしてその結果、正解者の中でもっとも解答時間が短かった方が挑戦出来るという訳ですの」
上条「あれ、意外と普通にクイズ番組だな……」
白井「当たり前です、類人猿さん。
このわたくしが、そんなぶっ飛んだ企画をするような者に見えまして?」
上条「いや、限りなくそう見えるんですが」
御坂「見えるわね」
初春「見えますね」
インデックス「見えるんだよ」
白井「……それでは、問題ですのー」
一同「「「スルー?!?!」」」
ダダーー……
白井「『次の人物を、年齢が若い者から順に並べなさい』」
浜面「定番っちゃ定番か?」
麦野「問題は選択肢の方ね」
ター ター タン!!
『A:ミサカ10032号 B:ミサカ10777号 C:ミサカ13577号 D:ミサカ19090号』
上条&御坂「「はいちょっと待てえええぇぇぇぇぇえええええええ!!!!!!」」
白井「類人猿はともかく、お姉様まで……何か問題でも?」
上条「早押しからずいぶんぶっ飛んでるよなあ?!てか、妹達のことバラして良いのか?!」
白井「ええ、まあどちらかと言えばギリギリアウトの部類に入りますが」
御坂「じゃあ、何でやったのよ?!これ結構デリケートなやつだからね?!」
白井「……さて、正解発表に参りますの」
御坂「またスルー?!」
白井「正解は……『D→C→B→A』。
いちばん早かったのは、この方!!」
御坂美琴 :
初春飾利 :9.53
上条当麻 :
土御門元春 :5.69
≪一方通行 :0.03≫
浜面仕上 :
麦野沈利 :2.90
結標淡希 :4.61
五和 :
インデックス:
タータターーーーーー ターターターターターーーーーーーーーー!!
白井「アクセロリ―――失礼、鈴科百合子さんの登場ですの!!」
一方通行「テメエ実は何も反省してねェだろ」
一方通行「ンで、俺は何すりゃ良いンだァ?」
白井「あなたにはこれから、わたくしの出す4択問題に答えて頂きますの」
白井「もちろん賞金の方もご用意しておりますので、ぜひとも積極的にチャレンジして欲しいですわね」
白井「賞金は……
Q5:\10,000,000
Q4:\1,000
Q3:\100
Q2:\10
Q1:\1
となっておりますの」
初春「……あの、白井さん?
Q4とQ5の金額の圧倒的な差は一体どういう」
白井「ショートカット、というやつですわよ初春」
初春「なら別に1万円でも良かったんじゃ」
白井「はあああぁぁぁぁぁぁ……これだから初春は。
クイズ$ミリオネアといったら1千万円と相場が決まっているというものですの!!
こんな常識も知らないで、よく風紀委員が務まりますわね!!」
初春「えー……はい、す、すみません?」
上条「0がひい、ふう、みい……8つ?
いやいやそんなことがあるはず無いに決まってるよなこれはきっと上条さんの目が何らかの魔術に侵されて
いてつまりは俺の右手でそげぶもしくはゲンコロすれば」
インデックス「……とうまがおかしくなっちゃったんだよ」
白井「あと最大5問なので、賞金保証がございませんの。
不正解になりますと即刻0円退場ですので、予めご了承下さいまし」
一方通行「なァ、もォさっさと始めねェか?」
白井「そうですわね。
でしたら、ライフラインとドロップアウトの説明は追々いたしますの」
白井「それでは参りましょう、アクセロリ―――失礼、アクセロリータさんのクイズ$ミリオネア!!」
一方通行「……オマエ、番外個体と同じ臭いがするわ」
白井「1円の問題ですの。
『とある第1位が所属していた、暗部内のグループは次のどれ?』」
一方通行「うすうす勘づいてたがよォ、やっぱり俺に関する問題かァ」
白井「『A:ドラゴン B:グループ C:メンバー D:スクール』さあ、どれにいたしますの?」
一方通行「B、ファイナルアンサー」ティラダーー……
白井「正解ですの」
一方通行「オイオイ、こンな簡単だとバンバン1千万流れちまうンじゃねェか?」
白井「ご心配は無用ですわよ、それにあなたもいつまで余裕な表情をしていられるか」
一方通行「?」
白井「そういえば、応援はどなたがいらっしゃっていまして?」
一方通行「……応援なンか呼ンだ覚えはねェぞ」
白井「いや、でも現にあちらに」
一方通行「あァ?」
黄泉川「一方通行!!元気にやってる様で何よりじゃんよー!!」
芳川「……愛穂、すごく目立ってるわよ」
一方通行「」
上条「よ、黄泉川先生?!」
土御門「黄泉川先生来てたのかにゃー……」
浜面「さすが、圧倒的な存在感……」
黄泉川「しっかしあれじゃんよー。
1千万獲ったら、我が家の炊飯器を増やしてくれるんだってじゃん?
いやー助か―――」
一方通行「初耳なンだが!!
てか、アレ以上増やす気だったのかよオマエは!!」
芳川「何だって、料理ごとに使い分けたいみたいよ?
匂いが移るとか何とかって」
一方通行「あンな調理方法しといて、変なこだわり持つンじゃねェ!!」
黄泉川「ハンバーグ用にカレー用、肉じゃが用にスープ用、おっとデザートの方を忘れてたじゃんよパンケーキ用にチ
ョコレー」
一方通行「やめろおおおォォォォォオオオオオオオ!!!!!!!」
上条「なあ、インデックス。
今日の夜さ、夢でうなされるかもしれないけど気にしないでくれ」
インデックス「奇遇だね。
わたしも大量の炊飯器に追いかけられる夢を見そうな気がしてならないんだよ」
白井「……あのー、2問目にいってもよろしいですの?」
一方通行「あァ、すまねェ……進めてくれ」ゼエゼエ
白井「それでは10円の問題に参りますの。
『そんなとある第1位が、自室のベッドの下に隠し持っているのは次のうちどれ?』」
一方通行「ブッ?!」
土御門「あれあれ~?
天下の第1位様も結局は男の子って訳なのかにゃー?」ニヤニヤ
浜面「……一方通行、何だかお前にすげえ親近感沸いてきたわ」シミジミ
一方通行「ちょっと待てちょっと待てオマエらとてつもねェ勘違いしてンじゃ」
白井「『A:秘蔵のエロ本』」
御坂&初春「「……」」ジトーーーーーーーーーー
一方通行「えっ、ちょっ」
白井「『B:秘蔵のDVD』」
五和「……まあ、男の人ですから仕方がないんでしょうね」
インデックス「……わたしから言うことは何もないかも」
一方通行「冤罪だあああァァァァァアアアアアアア!!!!!!!」
白井「『C:秘蔵の盗撮写真』」
結標「今までこんなやつと一緒に仕事してきたのかと思うと……悲しくなるわ」
麦野「あはははははははは!!
あの第1位がムッツリとか、どんだけギャグセンスあんだよテメエ!!」
一方通行「あァ、もォ面倒くせェ!!
俺がベッドの下に置いてンのはなァ、エロ本でもDVDでも盗撮写真でもねェ!!」
白井「『D:秘蔵のコーヒー豆』」
一方通行「それだ、コーヒー豆だァ!!」
白井「ファイナルアンサーですの?」
一方通行「ファイナルアンサーァァァァァアアアアアアアア!!!!!!」ティラダーーー……
白井「……」
一方通行「……」……ゴクッ
白井「……正解ですわよ」
一方通行「うっしゃあああァァァァァアアアアアアアア!!!!!!」
一同「はあああぁぁぁぁぁあああああああ?!?!」
上条「ベッドの下にコーヒー豆入れるかフツー?!」
一方通行「三下も訳分かンねェこと言ってンなァ?
そこら辺にポンと置いといたら、黄泉川の炊飯器の餌食になったり、芳川のカフェインサプリになった
り、打ち止めにこぼされたりするって分かンねェのか?」
一方通行「それだけじゃねェ、この前なンか風呂入ったら、浴槽に湯の代わりにコーヒーが入っててだなァ……。
番外個体の野郎ォ……」
上条「最強……俺が悪かったよ」
一方通行「分かってくれれば良いンだ」ウンウン
上条「お前も苦労してんだな……」
一方通行「互いになァ……」
浜面「そもそもこの流れでコーヒー豆が答えって、なあ?」
土御門「いやー、てっきりDには『全部』とか来るのかと思ったぜよ」
一方通行「テメエらはブッ殺す」
白井「さて、ご友人方との友好も深まったところで、100円の問題に移りましょう」
白井「『次のうち、そんなコーヒー好きの第1位の性癖はどれ?』」
一方通行「……」
白井「『A:リモコン』」
土御門「ないにゃー」
結標「リモート=コントロールね」
白井「『B:エアコン』」
土御門「ないにゃー」
結標「エアー=コンディショナーね」
白井「『C:ユニコーン』」
土御門「ないにゃー」
結標「空想上の動物ね」
白井「『D:ロリコン』」
土御門「これだな」
結標「ロリータ=コンプレックスね」
浜面「すげえ、選択肢にやる気が微塵も感じられない」
一方通行「……」
白井「どうなさいましたの?」
一方通行「……なァ、確かライフラインってやつが使えンだったよなァ?」
白井「ええ、問題が分からないようでしたら使って下さいまし」
白井「観客の皆様に意見を聞く『オーディエンス』。
誰かに電話をかけて助けを求める『テレフォン』。
選択肢を2つに絞る『フィフティ=フィフティ』の3つがありますが、いかがなさいますの?」
一方通行「(俺はロリコンなンかじゃねェ、俺はロリコンなンかじゃねェ……断じて認めねェ!!)」
一方通行「……オーディエンスだ」
白井「オーディエンスですわね?」
土御門「そんなの使わなくても一目瞭z」
一方通行「うるせェ、黙ってろシスコン」
白井「それでは客席の皆様方、正解だと思うボタンを押して下さいですの!!」
一方通行「(頼むぜェ……)」
アニェーゼ「あのにじみ出るオーラ……自分でロリコンって言っちまってるようなもんですね」
アンジェレネ「そうなんですかシスター=アニェーゼ?!じゃあ、わたしもDにします!!」
ルチア「ならば私もDにしましょうか」
心理定規「ていうか、普通に考えてD以外性癖じゃないわよね?」
ゴーグル「まあそうっスよね、俺もDっと……」
美鈴「うーん……あの白いの私にキョーミ無かったみたいだしね~、まあDでいっか♪」
詩菜「あらあら、美鈴さんもそう思うのかしら?
何故か私もDにしなければならない気がするんですよー」
『A:0% B:0% C:0% D:100%』
白井「えー、集計結果はDが100%とダントツですわね」
一方通行「……」シクシク
一方通行「(……まだだ、まだ諦めねェ)」
一方通行「フィフティ=フィフティをしてくれ」
白井「ここから更に2つの選択肢を消していくと?」
一方通行「そォいうことだ」
結標「一方通行?もうそんな悪あがきやm」
一方通行「うるせェ、黙ってろショタコン」
白井「分かりましたの。
ちなみに、個人的には何が残ると思いますの?」
一方通行「是非ともDには消えて頂きたいンだが」
白井「なるほど……それではコンピュータが、答えを2つに絞りますの!!」
ダダンッ!!
A:
B:
C:
D:ロリコン
白井「あら?不具合で3つも答えが消えてしまったようですわね」
一方通行「チクショオオオォォォォォオオオオオオオ!!!!!!」
一方通行「絶対テメエが消しただろ、今の!!」
白井「そんなことないですのー、コンピュータの不具合ですのー」
一方通行「棒読みじゃねェか!!」
土御門「一方通行、そろそろ諦めたらどうだにゃー?」
結標「そうよ、もうさっさと認めたらどう?」
一方通行「……なァ、コレ止められねェのか?」
白井「一応『ドロップアウト』という、それまでの賞金を持って逃げるチキン制度はありますが……。
仮にも学園都市最強の男が、まさか問題から逃げるなんてことはありませんわよね?」
一方通行「……」
土御門「そもそも1択問題なのに、答えないなんてもったいないぜよ」ニヤニヤ
結標「私だったらすぐ答えちゃうけどねえ~」ニヤニヤ
一方通行「(コイツら覚えてろよ)」
一方通行「……分かった、ドロップアウトはしねェ」
一方通行「だから、だから最後にテレフォンを使わせてくれ」
白井「テレフォンですの?
それでは、どちらにお掛けしましょうか?」
一方通行「……打ち止め」
白井「打ち止め様……えーと、少々お待ち下さいまし」
prrrrrrrrr prrrrrrrrr……
浜面「打ち止めちゃんを呼ぶということは……ロリを持ってロリを制す、ってことか」
上条「何だよその残念な名言」
浜面「じゃあ聞くけどよ、お前インデックスちゃんに『俺ってロリコン?』なんて聞けんの?!」
上条「んなことしたら噛み殺されるわ、バカ!!」
インデックス「んー?わたしのこと呼んだ?」
上条&浜面「「いえ、何でもございませんお嬢様」」
インデックス「……2人とも、何だか怪しいんだよ」
prrrrrrrrr prrrrrrrrr…… ガチャ
打ち止め『はーいもしもし、ってミサカはミサカは電話のお決まり文句を口にしてみたり』
白井「こんにちは、わたくしクイズ$ミリオネアの司会を務めております白井黒子と申しますの。
あなたが打ち止め様でよろしいですわね?」
打ち止め『うんそうだよ、ってミサカはミサカは肯定してみる。
ついでに言うと番外個体もいるけれど』
番外個体『えっ?ミサカがどーしたって?』
一方通行「」
白井「ただいま、一方通行さんが3問目の問題で躓いていらっしゃいますの。
30秒差し上げますので、その間にアドバイス等よろしくお願いしますわよ」
打ち止め『うーん……つまり、あの人がクイズをやってて、分からない問題が出てピンチになってるのかな、って
ミサカはミサカは状況説明?』
番外個体『って第1位様の頭脳を使っても解けないような問題が、ミサカたちに分かるかっての』
打ち止め『コラー!!最初から諦めるなー、ってミサカはミサカはお説教!!』
一方通行「……あのォ、今からテレフォン取り消しってのは」
白井「何を今更仰っているのか、全く意味が分かりませんわね」
一方通行「……」
一方通行「(せめて番外個体どっか行けェ!!
アレに聞かれたら、俺はもう耐えられねェぞ……)」
白井「そろそろ行きますわよ、準備はよろしいですの?」
番外個体『はいはーい、ミサカはいつでもOKだよ』
打ち止め『今ミサカネットワークに接続してるから、もうちょっと待』
一方通行「ラストオーダアアアァァァァァアアアアアアア!!!!!!
何ちゃっかりネットワークに接続しよォとしてンですかあああァァァァァアアアアアアア?!?!」
打ち止め『えっ?だって短時間で多くの情報を収集・共有するのには、ネットワー』
一方通行「共有しちゃダメなンだよ!!
とにかくネットワークを切断しろ!!」
打ち止め『……ルール違反みたいなのかな、ってミサカはミサカは渋々従ってみたり』
一方通行「うンうン、ルール違反はいけねェよなァ」
土御門「必死過ぎて涙が出るにゃー……」
上条「最強……」
白井「それでは30秒ですわよ、どうぞ!!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
打ち止め『それでどんな問題なのかな、ってミサカはミサカは少しばかり緊張してみたり』
番外個体『ミサカにも分かるやつでお願いするねー』
一方通行「……打ち止め、それと他1名」
番外個体『他1名ってなにさ!!他って!!』
打ち止め『どうしたの、一方通行?』
一方通行「……そのォ、俺って……俺って……」
打ち止め&番外個体『『?』』
一方通行「……俺ってロリコンなのかなァ?」
打ち止め『……えっ?』
番外個体『違う、ミサカの記憶してた第1位はこんなんじゃない』
打ち止め『えっと、それが問題なの?ってミサカはミサカは一応確認をとってみる』
一方通行「……あァ」
番外個体『マジかよ』
一方通行「マジだァ」
番外個体『……たまにはミサカでも役に立てると思ったんだけど』
一方通行「役に立たないよォで何よりだ、他1名」
番外個体『何ソレ?!てかミサカの扱いひっど!!』
打ち止め『あのね、ミサカはあなたがロリコンかどうかは分からないけど……』
一方通行「打ち止めか……幻滅するなら早くしてくれ、俺も辛いンだ……」
打ち止め『……ミサカは好きだよ?あなたのことが』ニコッ
一方通行「Dだ間違いねェ、ファイナルアンサー」ティラダーーー……
番外個体『第1位?!ちょっと何早まってんの?!』
一方通行「気づいたンだよ、『あァ、俺ロリコンなンだな』って」
番外個体『気づかなくていいよ!!つーか、本格的にどうかしちゃったの?!』
一方通行「どうかしてンのはテメエだ、他1名。」
番外個体『何?!これってミサカがおかしいの?!
ちょ、ちょっとヒーローさんからも何か言って……』
上条「……いや、こいつはただ自分に正直になっただけだ。
認めてやってくれよ、ワースト」
番外個体『ヒーローさあああぁぁぁぁぁあああああああん?!?!』
一方通行「そォいうことだ、邪魔したな」
番外個体『ま、まだ話は終わってn』プツッ、ツーツーツー……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
白井「30秒ですの」
御坂「ずいぶんと密度の濃い30秒だったわね……」
初春「すごく疲れた気がします……」
白井「先程Dでファイナルアンサーと仰っていますが、間違いありませんわね?」
一方通行「あァ、打ち止めのためにもドロップアウトなンかしねェ」
白井「素晴らしい心がけですの」
浜面「……あいつ、輝いてるな」
土御門「……だにゃー」
白井「……」スゥーーー……
一方通行「……」……ゴクッ
白井「……お見事ですの!!」
一方通行「やったぞ!!上条ォォォォォオオオオオオオ!!!!!!」
上条「お前……よく頑張ったな、最強!!」
一方通行「もォ俺は自分を偽らねェ!!ここに誓うッ!!」
上条「その意気だ、最後まで突っ走れ!!」
麦野「バカ同士、気が合うものなのかしら」
結標「さあねぇ……」
白井「さて、盛り上がっているところ申し訳ないのですが、あと2問残っておりますのよ?
それに、今の問題でライフラインは使い切りましたので、残りは自力で解答して頂きますの」
一方通行「問題ねェ」
上条「最強、お前なら絶対にやれるはずだ!!」
一方通行「言われなくても……ハナからそのつもりだ!!」
白井「参りましょう、1000円の問題!!」
五和「そう言えば、まだ3問目でしたね」
インデックス「気分的にはクライマックスなんだけど」
五和「……この調子だと、私たちまで出番が回ってこない気が」
インデックス「……そ、それだけはあってはならない事態なんだよ」
白井「『次のうち、そんなコーヒー好きでロリコンな第1位の周りで、実際に起きたことはどれ?』」
御坂「何だか問題のジャンルが変わった気がするわね」
初春「まあ、今までがアレでしたから……」
一方通行「……さァ、来いよ」
白井「『A:芳川桔梗の就職』」
芳川「……」
白井「『B:芳川桔梗の暴走』」
芳川「…………」
白井「『C:芳川桔梗の覚醒』」
芳川「………………」
白井「『D:芳川桔梗の崩壊』」
芳川「……………………………………………………」
一方通行「くッ……さすがにムズイなァ」
芳川「どうして?!」
一方通行「今ここに芳川がいるってことは、Dの崩壊は無い……」
一方通行「Cの覚醒は意味わかんねェし、Bの暴走?いや、アイツはいつも静かだろォが」
一方通行「Aの就職は……」
芳川「……」
一方通行「ありえねェだろ、芳川だし」
芳川「……」ズーン
黄泉川「桔梗、どうしたじゃんよ?」
芳川「……いえ、私自身の存在にふと疑問を感じてね」
一方通行「これ答えあンのか?」
白井「ええ、もちろん」
一方通行「くそッ!!さっぱり分かンねェぞ!!」
芳川「愛穂、私って何だと思う?」
黄泉川「た、頼むからそんな真顔で、怖い質問しないでくれじゃん……」
白井「とは言いましても、ライフラインは戻って来ませんわよ」
一方通行「だよなァ……」
白井「さあ、これからどうしますの?」
一方通行「あー……なら無難に消去法で行くかァ」
白井「消去法、ですの?」
一方通行「例えばDでやってみっか。
『芳川桔梗は今この会場にいる→崩壊していたら存在しないはず→いやでも崩壊しても再生するかも』
ン?消去できねェ……」
芳川「私ってRPGのラスボスだったかしら」
黄泉川「い、いや多分違うと思うじゃん?」
一方通行「消去法は無理だ」
白井「判断が早いですわね」
一方通行「……他に解決の糸口はねェのか」
一方通行「(……まァ落ち着け、こォいう時は問題文とか選択肢にヒントが隠れてるってのが定石だ)」
一方通行「(問題文には……特に重要そうな点は見当たらねェか。
『コーヒー好き』と『ロリコン』は、『第1位』を修飾する語句だから芳川には関係ねェ)」
一方通行「(選択肢……『就職』『暴走』『覚醒』『崩壊』の4つか。
こいつらになンか関係性を見出せれば……)」
白井「ものすごく悩んでいるようですわね?」
一方通行「……もォ少しで解が導き出せる気がするンだがなァ。
これといった証明が出来ねェんだ」
芳川「何が解よ!!何が証明よ!!私あなたに『落第防止の講師として、再就職する』って言ったわよねえ!!」
黄泉川「ちょ、ちょっと、桔梗が何故かヒステリックになってるじゃんよー?!」
芳川「愛穂、今日の帰りに長めのロープ買ってきて。
……くくるものが出来たから」
黄泉川「くくる、って言ってるじゃん?!
警備員の自宅で一体何するつもりじゃんよ?!
浜面「……なあ、アイツん家大丈夫なのか?」
土御門「まあ大丈夫じゃないかにゃー……多分」
一方通行「(……いや待て、よくよく考えてもみりゃァ『就職』と『覚醒』って紙一重じゃねェか?)」
一方通行「(仮にそォだとして、芳川は『就職したから覚醒したのか』それとも『覚醒したから就職したのか』……)」
一方通行「(つまりは『就職』が先か、『覚醒』が先かってことになる)」
一方通行「(問題はここからだなァ……当て勘でいくしかねェし)」
一方通行「決まったぞ」
白井「考えはまとまったようですわね」
一方通行「答えはAの『芳川桔梗の就職』、これが俺の思考の終着点だ」
白井「一応、理由もお聞かせ願えますの?」
一方通行「理由って言われてもなァ……」
白井「ふむふむ」
一方通行「強いて言えば……芳川、主人公じゃねェじゃん?」
白井「はあ?」
白井「何がどうやったら、その理由になりますの?」
一方通行「……そんなことも分かンねェのか?
だから、オマエは万年大能力者止まりなンだよ」
白井「能力関係ないですわよね?!」
一方通行「オイオイ、これだから三下はァ。
オマエは理解できるだろォ、上条?」
上条「ああ、もう手に取るように分かるな。
白井、何でこんな簡単なことが分からないんだ?」
白井「どこが簡単ですの?!」
佐天「……そうですよね、主人公とかラスボスじゃないと覚醒しませんもんね。
ということはいつも大体脇役の私はいつまで経っても覚醒なんて夢のまた夢」ブツブツ
初春「うわあーっ?!いつの間にか、佐天さんがメチャクチャ沈んだオーラで登場してますぅー?!」
佐天「初春や御坂さんの応援に来ようと思ったんだけど、補修が長引いて遅刻しちゃったんだよ……。
まあ、補修なんか受けてる私に、主人公の素質があるわけが……」
初春「ちょっと御坂さん!!何かフォローを!!」
御坂「えっ、何で私……?」」
佐天「そうだよ初春、我らが主人公の御坂さんに、私の気持ちなんか……」
御坂「いや、で、でもね、あそこにツンツン頭の高校生がいるでしょ?」
佐天「上条さんでしたっけ? それがどうかしました?」
御坂「アイツ、毎日欠かさず補修してるんだけど……主人公よ?」
佐天「ッ!!」
佐天「えっ、そうだったんですか!?
じゃあ、私もまだまだ捨てたもんじゃないですよね!!」パアアアァァァァァアアアアアアア!!
御坂&初春「「(……佐天さんって、単純……)」」
上条「なんだろう、悪口言われた気がする」
白井「……も、もういいですわ。
Aの『芳川桔梗の就職』、これでファイナルアンサーですわね?」
一方通行「……いや、もしかすると違」
芳川「ここまで来て悩まないでくれないかしら?!私の救いが無くなるわよ?!」
一方通行「あー、うっせェ……ファイナルアンサーで構わねェや」ティラダーーー……
白井「……」
一方通行「……」
白井「……」
一方通行「……」
白井「……」スゥーーー……
一方通行「……っ、やっぱダメかァ?」
白井「……」ハァーーー……
一方通行「だがなァ、俺は自分の意志でAを選んだ!!後悔はしねェ!!」
白井「……」
一方通行「……」
芳川「司会のお嬢さんもそんなに溜めないでくれないかしらね?!私のプライド的何かが弾けそうなのよ!!」
黄泉川「桔梗―ッ?!落ち着くじゃーん?!」
白井「……」
一方通行「……」
白井「……一方通行さん」
一方通行「……」……ゴクッ
白井「正解ですわよ!!」
一方通行「……当たったってのかァ?」
白井「ええ、素晴らしいですの」
一方通行「そォか……とォとォ残り1問か」
上条「最強、やったな!!」
浜面「打ち止めちゃんがお前を待ってんだ。
絶対に最後も決めろよ?」
一方通行「オマエら……」
上条「難しい問題が来て、心が折れそうになっても安心してくれ。
いつでも俺たちは仲間だろ?」
浜面「そう、上条の言うとおりだ。
だから、1000万獲った暁には俺に何か奢ってく」
一方通行「はァーまァーづゥーらァーくゥーン?」
浜面「……調子乗りました、すんません」
芳川「うっ、うぐ、うわあああぁぁぁぁぁあああああああん!!!!!!
Aで良かったあああぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」
黄泉川「(……いつものクールな桔梗、カムバック!!)」
~TRIAL \10,000,000~
ターーーターーターーターターターターターーーーーーーーーーーー!!
白井「最終問題、とうとうやって参りましたわね」
一方通行「結局、ここまで来ちまったなァ」
白井「さて一方通行さん、改めてお聞きしますが1000万円の夢は何ですの?」
一方通行「夢、ねェ……」
黄泉川「炊は」ボソッ
一方通行「それは絶対にねェからな?!」
白井「じゃあ、一体何なんですの?」
一方通行「っつってもなァ、俺は正直金には困ってないンだが……」
白井「一応、決めて頂きませんと」
一方通行「あァー……、ならこれにすっかァ?」
一方通行「ガキ共のために全額貯金する!!」
一同「「「(……いい保護者だなあ……)」」」
白井「行きますわよ?1000万円!!」
一方通行「来い!!」
佐天「それにしても1000万って、中々お目にかかれない金額だよねー」
初春「そうですよね~、佐天さんだったらどうします?」
佐天「1000万?んー……例えば、超巨大扇風機を買って毎朝初春に向かってスイッチオン♪とか」
初春「……何ですかその壮大なスカートめくり」
佐天「ダメかなあー?」
初春「もう少し建設的なことに使って下さい!!」
上条「1000万か……モヤシがひとーつ、モヤシがふたーつ、モヤシがみーっつ、モヤシが」ブツブツ
インデックス「とうまーっ?!?!」
白井「『次の人物のうち、男性は誰?』」
一方通行「はァ?ンなもン名前見りゃァだいたい分か―――」
白井「『A:木原円周』」
一方通行「」
白井「『B:木原唯一』
一方通行「」
白井『C:木原導体』
一方通行「」
白井『D:木原公転』
一方通行「……分かンねェぞコレ」
御坂「木原……どっかで聞いたことあるわね」
初春「私もどこかで聞いたことあるんですが……んー、何でしたっけ?」
佐天「あっ!!もしかしてあの時のテレスティーナの名字じゃないですか!!」
御坂「あー……そいつか、あんまり良い思い出じゃないわね……」
佐天「っていうか木原さんたちのネーミングセンス、一体どうなってんですかねー?」
初春「佐天さん、それ言っちゃダメです。何かダメです」
白井「さあ、よく考えて答えて下さいまし」
一方通行「(オイオイ、何だかンだ言っても俺は数多くンしか知らねェぞ?)」
一方通行「(……しっかし、よくもまァここまで訳分かンねェ名前ばっかし付けたもンだ)」
一方通行「さァて、どォしたもンか」
麦野「木原かー、ずいぶん懐かしい名前ね」
浜面「ん、麦野も知ってんのか?」
麦野「まーね、すんごく変な奴だったけれど」
浜面「と言うと?」
麦野「なーんか0次元の研究してたわよ?中々イカレてたわね」
浜面「0次元って……何」
麦野「さあね、3次元も2次元も飽きちゃったんじゃないの?」
浜面「そんな理由じゃねーよな?!」
一方通行「木原数多って男は知り合いなンだがなァ……。
いや、今は天に召されたけど」
白井「残念ですが選択肢にはありませんわね」
一方通行「そこで気になって来ンのがBの『唯一』って奴なンだよ」
白井「なぜですの?」
一方通行「ほら、数多と唯一って相反する意味じゃねェか。
だから性別も逆にならねェかと思ったンだが……」
白井「とすると『木原唯一』は女性ではないか、と」
一方通行「っつーか理屈自体が強引だしなァ……なンとも言えねェ」
白井「まあ、仮にそれが当たっていたとしても、まだ3人残っている訳ですが」
一方通行「『円周』に『導体』、そして『公転』かァ?
……ダメだ、全っ然分からねェ」
結標「土御門、あなたはどれだと思う?」
土御門「どれかにゃー……個人的には『木原円周』ってのが何かこう、そそる気がするんだが」
結標「聞いた私がバカだったわ」
一方通行「Aは『円周』か……。
円周、円周、円周率、円周率、3.14159265……」
白井「……何してるんですの?」
一方通行「いや、連想していったらなンか手がかりがあるんじゃねェかと」
白井「はあ」
一方通行「3.1415926535897932384626433……はァ、チョーカーのスイッチ入れてねェと、演算もだりィな……」
白井「多分全く関係ないと思うのですけれど」
一方通行「26433……3……3、次は9かァ?」
上条「8だ」
一同「「「?!」」」ザワッ
上条「小数第26位以下は、8327950028419716939937510582097494459230781460628620899」
一方通行「オ、オイ上条、一体どォしちまったんだ……」
白井「あなた……何者ですの?」
上条「86280348253421170679821……」
一同「「「ストォォォォォオオオオオオオーップ!!!!!!」」」
上条「4808651……ん?みんなどうしたんだよ、俺のこと見て?」
御坂「そりゃ見るわよ?!どーしたの?!アンタってバカじゃ無かったの?!」
上条「何だよ御坂、そんなはっきり言わなくたって良いじゃねえか……。
あー、どうせ上条さんはバカですよーだ」
御坂「ちょっと待ちなさい、さっき軽く100桁くらい暗唱してたのは何よ?」
上条「円周率か……ちょっと長い話になるけど良いか?」
御坂「何で遠い目してるのよ」
上条「事の始まりは、俺とインデックスとが出会ってしまったことだな」
インデックス「ふぇっ?わたし?」
御坂「……いや、このシスターと円周率うんぬんが繋がらないんだけど」
上条「7月28日……病室で目覚めた上条当麻さんは、何故かいきなりこのインデックスと一緒に暮らすことを告げら
れた」
インデックス「確かにそうだけど」
御坂「……とっても興味が沸いてきたわ、続きは?」
上条「とりあえず、訳も分からないまま同居することになった俺とインデックス。
そう、これが甘かったんだ……」
御坂「それで?」
上条「事あるごとに劣情を催しそうになった俺は、どうにかしてそれを抑えようとした」
御坂「そこの銀髪シスターさんよ、アンタら一体何やってんのかなあ?!」
インデックス「ええっ?!いや、特に何もしてないんだよ!!」
上条「その抑える方法ってのが、円周率の復唱だったんだけどな……。
いやー最初は10桁で済んでたんだけど、回を増すごとに桁も増えてって、今や3826桁まで……」
御坂「回を増すごとって何回よ!!というかそもそも3826桁も覚えなくちゃいけない原因って何よ!!」
インデックス「そ、そんなの身に覚えが無いかも!!」
御坂「アンタ、絶対何か隠してるわよね?」
インデックス「何も隠してなんかないもん!!
まあ、強いて言えば寂しい時に添い寝してもらったりもしたけど……」
御坂「思いっきりそれだあああぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」
佐天「これは……修羅場の予感ッ!!」
初春「またですか、佐天さん……」
御坂「ねえアンタ、どういうことだか一から説明してもらいましょうか?」
インデックス「短髪……目が怖いんだよ?」
御坂「どーゆーこと?」
インデックス「短髪短髪、ここは一つ穏便に行こうね?ね?」
佐天「みっさかさ~ん!!」
御坂「げっ、佐天さん……?」
佐天「やっぱりあのツンツン頭の人が、御坂さんのウワサの彼氏さんで良いんですよね!!
それでそれで、このシスターさんはあの人とどーゆー関係なんですかね!!」
インデックス「何か怖い人が増えたんだよ?!」
佐天「これは私の想像通り、昼ドラによくあるドロッドロの三角関係って奴ですか!!
これはもう色々と応援するしか」
御坂「いやあのこれはその、違うの!!
アイツと私とこのシスターはね、つまりはこういう関係なのであって」
佐天「シスターさん、そこんとこどうなんです?」ズイッ
インデックス「ひ……っ?!」ビクッ
上条「都合100桁くらい言ってみたけど、法則性でもあったか?最強」
一方通行「いや……そもそも円周率の値って無理数だし、やっぱし法則なンかねェよ」
上条「そうか……」
浜面「ってゆーかさ、俺の頭で言えたことでもねーけどよ。
円周率って『π』で良いんじゃねえか?」
一方通行&上条「「?!」」
一方通行「オイ浜面、今なんつった?」
浜面「だから、円周率なんか『π』で良いだろって話だよ」
上条「最強……これは盲点だったな……」
一方通行「あァ、全くだァ……」
浜面「へ?」
そして、道は開かれる
とある3人が集い、思考と思考の糸が繋がることによって……
一方通行「円周、円周、円周率、円周率、π、π、パイ、パイ、ぱい、ぱいぱいぱい……Aは女だな?」
上条「だな」
浜面「お前ら最低だろ?!いや、俺も人のこと言えないけど!!」
一方通行「とすると、軌道計算に円周率が絡ンでくるDの『公転』も女だな?」
上条「だな、一石二鳥一石二鳥」
浜面「ひでえ!!」
上条「てかBの『導体』も『体』の別の読み方を考えれば……」
一方通行「体、たい、たい……てい?……お前天才か!!」
上条「全ては問題の中に隠されてたって訳か……」シミジミ
一方通行「まったくだァ」ウンウン
浜面「いやいやアンタら、思考の原点がほとんど下ネタって分かってます?」
麦野「バニーのエロ動画見てる浜面クンが今更何を」
浜面「うぐっ……?!随分昔のことを……」
麦野「存在が下ネタだから仕方がないかな?」
浜面「……すみませんです」
一方通行「白井、Bだ。これで間違いねェ」
上条「俺たちの完璧な証明が外れるはずがない!!」
浜面「でもやっぱし看過ならねえ、その解き方!!」
一方通行「ファイナルアンサーだあああァァァァァアアアアアアア!!!!!!」ティラダー……
浜面「ブレねえ!!」
白井「……」
一方通行「……」
白井「……」
一方通行「……」
白井「……」
一方通行「……」
白井「……」
一方通行「……」
白井「……」
一方通行「(……それにしても長ェな)」
白井「……」
一方通行「……」
白井「……zzzzz」
一方通行「オイ」
白井「zzzzz」
一方通行「……」
白井「zzzzz」
一方通行「……オイ、そこのアシスタントどォにかしてくれ」
御坂妹「了解しました、とミサカは司会に向かって銃口を向け―――」
白井「……さて―――確かBでしたわね?」
一方通行「……」
白井「ファイナルアンs」
一方通行「さっき言ったっての」
白井「……マジですの?」
一方通行「マジだろ」
白井「……」
一方通行「……」
白井「えー、ここでCM入れません?」
一同「「「待てコラ」」」
御坂妹「提供は統括理事長ですのでCMを挟む必要性はありません、とミサカは断言します。
……あと司会が空気壊してどうすんだよ、とミサカは続けて呆れてみせます」ハァーーー……
白井「……」
一方通行「ハァ……まァちったあ空気読めってことだ」
白井「……」
御坂妹「……少しは反省したのでしょうか?とミサカは様子を伺ってみ―――」
白井「正――――――解!!!!!!おめでとうございますの!!!!!!」
タラララララ タータター ターターターターータター ターターターターータータータタタタターーー ターター ターターーーーーーーーー ジャン ジャン ジャーン!!!!!!
御坂妹「このタイミングで正解発表するとは……やはり更正は難しいようですね、とミサカは再び呆れます」ハァーーー……
一方通行「なンか達成感が微塵も感じられねェンだが」
一同「「「……盛り上がらねー」」」シラーーー……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
~後日談~
打ち止め「うわぁー……ホントに1000万円とったんだ、ってミサカはミサカは尊敬の眼差しでアナタを見つめてみたり」
一方通行「……色々なものを失いながら得た金だァ」
番外個体「だろうね、ミサカもあのロリコン発言は金輪際忘れないからね」
一方通行「冷静になって考えりゃァ俺は一体なンてことをしちまったンだ……ッ!!」
番外個体「ろーりーこん、ろーりーこん」
一方通行「……くっ」
番外個体「『気づいたンだよ、あァ、俺ロリコンなンだなって』」
一方通行「」グサッ
番外個体「『……ミサカは好きだよ?あなたのことが』」
打ち止め「そ、それは……」アセアセ
一方通行「よし、引きこもろう、そォしよう」
打ち止め「やめてー!!ってミサカはミサカは意外とメンタルが脆いアナタを必死でなだめてみたりー!!」
FIN.
……なんかさ、4月に入ったら新生活が想像以上に暇でさ。
……何か想像以上に変なテンションになっちゃんたんだよ。
今回は一方通行のしか書けんかったけど、機会があったら他のキャラでもやってみますー。
ではでは。
……すまん。
一応気づいてると思うけど、最後の答えはBじゃなくてCです。
長々とやりすぎて選択肢間違えたー……。
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