P「安価でアイドルに復讐する。2スレ目」【軽くか徹底的か】 (1000)

モバマスのPがアイドルに復讐する話の2スレ目です。
女の子がひどい目に遭うのは堪えられないよ!、復讐はなにも生まない!という方はそっ閉じ推奨。

前スレ:P「安価でアイドルに復讐する」【ギャグも胸糞も】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393922582/)

終わったアイドル

橘ありす
荒木比奈
日野茜
塩見周子
渋谷凛
佐久間まゆ(ジョイン)
高垣楓(中途)
向井拓海
星輝子(救済)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395879940

P「昨日は星輝子を救ってご飯を食べて寝た」

まゆ「暑くて溶けちゃいそうな夜でしたね♪」

P「不快指数高かった」

まゆ「一つのベッドで寝ましたもんね」

P「誤解を招くことを言うな。それより次を決めるぞ」

まゆ「はーい」

P「次の標的は>>4

まゆ「軽くですか? 徹底的にですか?」

P「>>6

>>4はモバマスのアイドル名を、>>6は軽くか徹底的かをお願いします
それ以外だったら安価下

莉嘉

ksk

徹底的

P「城ヶ崎莉嘉に」

まゆ「徹底的に復讐する。うふ、ステキ♪」

P「まゆの希望を叶えてみた」

まゆ「まゆ、そういうの好きです。でも徹底的にやるだなんて、Pさんは莉嘉ちゃんになにされたんですか?」

P「>>8

何をされたかをお願いします
あまりにも変なのは安価下

逆レイプ

Pの容姿ってどんなんだっけ
良くないみたいだった気がするけど

>>8
かなり無茶な安価だが未遂という事にしておけば何とかなりそうだな
Pのロリコン疑惑を払拭できなかった要因にもなりそうだし
>>9
前スレによるとゲゲゲの鬼太郎みたいな感じだとか

P「逆レイプされた」

まゆ「Pさんまだ本番やってないですよね? まゆは知ってるんですよ?」

P「されかけたが正しい。時期的にはほら、あの時さ。事務所教育がどうのといっていた……知らないか」

まゆ「知ってますよ? 事務所内での低年齢組に対する様々な教育ですよね。芸能界ではどう生きていくか、という」

P「そうだ。知ってたか」

まゆ「その頃あの子達と一緒でしたよね。もしかしてあの子が帰ってくるのが遅かった日に?」

P「そうだ。幸い一桁台の子達はいなかったからよかった」

まゆ「いたら悪影響どころじゃありませんしね」

P「あの年頃、特にプレティーンは微妙な年齢だからな。それに加え、莉嘉は姉に憧れてるところごあるからな」

まゆ「でもなんでPさんなんでしょう? 担当のプロデューサーにやりそうですが……」

P「あの年頃は年上に憧れる。さっき姉を尊敬してるといったのは覚えてるか?」

まゆ「それがどうかしたんですか?」

P「姉と担当プロデューサーが同じなんだ」

まゆ「そういえばそうでしたね」

P「姉が担当プロデューサーに押せ押せなのもあってか、自分もそうなれば憧れの姉のようになれる、そう考えたんだろう」

まゆ「なるほど」

P「姉のように押せ押せをやりたい、しかし自分には知識も経験もない。どうすればいいか考えていたところに」

まゆ「事務所での低年齢組に対する事務所教育……ですね」

P「そうだ。ちょうど性教育のところだったらしい。オレは直接教えてないから詳しくは知らないが」

まゆ「……悪ぶりたい年頃ですからね」

P「担当プロデューサーだと本気が出せない、だからなんの遠慮も要らないオレのところに白羽の矢がたったってわけ」

まゆ「……もしかして莉嘉ちゃんはあの子も利用したんですか?」

P「そういう形になる」

まゆ「…………」

P「包丁が駄目になる。物に当たるな」

まゆ「すみ……ません」

P「倉庫にいって話しかけようとしたら後ろからガツン! 意識が途切れるまで一瞬だったよ」

P「それで、目が覚めたらズボンに手をかけられてたってわけさ」

まゆ「それじゃあPさんの指導棒で指導しちゃいます? まゆもそういう道具探しておきますよぉ」

P「さすがに12歳以下にそういうことは出来ない。する気もない」

まゆ「じゃあどうします?」

P「正直、莉嘉をロリータコンプレックスから救いたいが本人に自覚と意思がないから無理だ。ではオレはどうすればいいか…………"性教育"をするだけだ」

まゆ「まゆはなにか手伝いましょうか? 用意するものがあるなら用意します」

P「部屋とゲストを呼んでくれ。今回はちょっとしたゲストが必要だ」

まゆ「ゲスト?」

P「協力者ともいう。そしてあの事件の当事者たちだ」

まゆ「……あぁなるほど。まゆもタブレットを破壊したときの感触が甦ってきました♪」

P「オレはワルシャワ館にいってくる」

まゆ「まゆは彼女のところにいきます」

輝子「フ、フヒ……おはよう、キノコフレンズ……」

まゆ「おはよう輝子ちゃん。今日は頼みたいことがあるんだけどいいかしら?」

輝子「ほ、他でもない……キノコフレンズのた、頼み事……受けない……わけない……フヒ」

まゆ「事務所から呼んできて欲しい人がいるの。困ったらこれ使ってね」

輝子「だ、誰かな? そしてこれなにかな?」

まゆ「呼ぶのに手間取ったときに使うといいってPさんがいってたわ」

輝子「?」

P「悪澤さん、おはようございます」

悪澤「いやいやこちらこそ久方ぶりですな。今日はなんの用事ですかな?」

P「あるものが欲しいんです。例のスゴい押収物」

悪澤「あぁあれか。精巧に作りすぎて発売中止になったという伝説の……」

P「ちょっと思い付いたことがありまして」

悪澤「……今度感想を聞かせてください」

輝子「誘いに来たのはい、いいんだけど……し、正直……」

城ヶ崎莉嘉「がおー☆莉嘉だぞー!」

PSP「ハハハやめろって。コラ、痛いだろ」

莉嘉「食べちゃうぞー!」

輝子「入りづらいんですけど……こ、こんなときはキノコパワー……は禁止だった。ところでPSPってゲームのこと?」

莉嘉「早くいこーよ☆ピーくん」

輝子「PSP……PSP……PSP…………あっ、PaSsionP!?」

輝子「仕方がないから……ボッチノコでプロフィールをお復習……」

輝子「パ、パッション溢れる12歳……中学1年……し、身長149cm、体重36kg……体脂肪率16.22……スリーサイズは72の54の75……ち、ちなみに私もパッション…………フヒ」

輝子「7月30日生まれの……獅子座B型……左利き…………すごくそれっぽい……フフ」

輝子「埼玉県出身、趣味はシール集め…………キノコのシールとかないかな……フフ」

莉嘉「あると思うよ☆」

輝子「フィッ!?」

莉嘉「おはー☆」

輝子「は、ハロー……」

莉嘉「そんなところでなにしてるのー?」

輝子「ちょ、ちょっと野暮用……フヒ」

莉嘉「ふーん……んじゃ遊ぼー☆」

輝子「あ、はい……ところで……ププロデューサーは?」

莉嘉「ププロデューサー? あっ、ピーくんのこと? ピーくんならおねーちゃんのとこにいったよ☆」

輝子「あ、そっすか……う、家で遊ぼう……そうしよう……ウン、そうしよう……フヒ」

莉嘉「シールかプリクラでも交かん☆しよー」

輝子「祖、その前にもう一件……フフ」

莉嘉「?」

輝子「つ、着いた」

莉嘉「うっわーホコリっぽー☆ なんだかおそーじしたくなっちゃう。ここになんのよう?」

輝子「ちょっ……ちょっとまってて……ポチっと……これで…コッ…よカッし……」

莉嘉「カッカなんのカコ音コォ?」

輝子「お、おびき寄カココせるエサ……キノコよりフヒ……最コッコッコッコワァ適……らしい」

??「ひっ……!」

輝子「フ……ッコフヒ……見付けたッ」

輝子「フ、フヒ……ようこそ……マッシュルーム……へ……フフ」

莉嘉「うわー☆まっくら!」

橘「く、暗いとこなんて怖くありません……」

輝子「い……いま準備するから……フヒ」

莉嘉「コードいっぱい! なわとびしたいなー☆」

橘「テレビ……おっきい……」

莉嘉「薄いよーこれ」

輝子「は、配線が……こ、コンガラガラガラ……フヒ」

橘「見てられません。貸してください」

輝子「ご、ごめん……フヒ」

橘「ここをこうして、あそこをああして……」

莉嘉「ありすちゃんカッコイイー☆」

橘「慣れてるだけです」

輝子「だ、ダサくてごめんなさい……あ、これ」

莉嘉「ヘッドホン……?」

橘「どこかで見たような……」

莉嘉「わっ、頭にジャストフィット! ピッタシ☆」

橘「あぁ……このフィット感!」

輝子「た、楽しんでくれるとうれしい……フヒ」

橘「外さないき……外れる」

輝子「フヒ?」

莉嘉「早くみよーよ」

輝子「は、はい。へ、ヘッドホン付けて」

橘「…………」

莉嘉「ヘッドホンしないの?」

輝子「や、私はイヤホン……派」

莉嘉「あ、このボタンなんだろ☆」

橘「勝手に押さないでください!」

莉嘉「なに?」

輝子「そ、それはノイズキャンセリング」

莉嘉「聞こえなーい!」

輝子「あ、はいすみません」

莉嘉「あっ、始まる☆」

橘「……流れませんね」

輝子「……あ、あれ? ちょっと……待ってて」

莉嘉「直してる間なんか話そー☆」

橘「何かってなんですか」

輝子「こ、恋ばなとか……フヒ」

莉嘉「あ、それいい☆」

輝子「まぁ……私そんなものないんですけど……フヒ」

莉嘉「えー、言い出しっぺじゃん」

輝子「さ……サーセーン」

莉嘉「んじゃありすちゃんは!?」

橘「私もそんな人いません」

莉嘉「嘘だね! アタシこの前見た!」

橘「っ!!」

輝子「フヒ……?」

莉嘉「この前ピーくんとカヒ、カヒェ……カッフェにいたの知ってるよ!」

橘「あ、あれはただのお礼で……!」

莉嘉「えーホントにぃ?」

橘「本当です! それに私の好きな人は……」

莉嘉「担当さんでしょ?」

橘「でゅ、うっ……! わ、私の事よりあなたはどうなんですか」

莉嘉「アタシ? アタシが好きなのはね──」

莉嘉「それでねそれでね、アタシが恋するキモチに年の差は関係ナイナイって思うんだけどピーくんはどう思うって聞いたんだ! 何て答えたと思う?」

輝子「さ……さぁ」

莉嘉「そうだ年の差なんて関係ない!って答えてくれたんだぁー! アーかっこよかったなぁ☆」

輝子「よ、よかったね……」

莉嘉「アタシ、ピーくんとならチューしてもいいかも!」

輝子「き、キス? ま、まだ早いと思う……フヒ」

莉嘉「えー、そうかなぁ? 年の差とかそんなのちっちゃい問題だと思うなー」

輝子「そ、そうかな……」

橘「調べたことがありますが12歳以上ならいたって普通の事だそうです。ところでまだ直らないですか?」

輝子「直ってます……ていうか……さっきから直ってましたけど……フヒ」

橘「早くいってください」

輝子「さ、サーセン……再生する……」

莉嘉「なにかな☆ なにかな☆」

ナレーター「教育ビデオ。知って得する……」

橘「始まりました」

ナレーター「性教育ビデオ」

橘「え?」

P「カメラがまた役に立つとはな」

まゆ「薄暗いのにキレイに映ってますね」

P「そろそろ音声をオンにする」

まゆ「はーい」

ー『イヤァァァアァァァァァァァァ!!!!!』

P「さっそく始まってるな」

莉嘉「グロいよー!! ピーくんのもあんなんだとヤダー!」

橘「…………ウプ」

輝子「フヒ……」

ナレーター『性器クラミジアはクラミジアの1種であるクラミジア・トラコマチスが尿路や性器に感染することで起こる病気で──』

莉嘉「ヤダ……!」

ナレーター『性交・オーラルセックス・キスなどにより粘膜に感染する。感染部位は咽頭、また、男性では尿道、女性では膣内。相手が咽頭感染している場合通常の口づけでは感染する可能性は低いが、ディープキスの場合は感染率が高くなる。また──』

橘「なにも見えないなにも想像しないなにも見えないなにも想像しないなにも見えないなにも想像しないなにも見えないなにも想像しないなにも見えないなにも想像しないなにも見えないなにも想像しない」

輝子「す、スゴ……フヒ」

ナレーター『鵞口瘡(がこうそう)とも呼ばれる口腔カンジダ症は口腔内で発生するカンジダの感染症で──』

輝子「シメジみたい……フヒ」

橘「よ、よく平気な顔してられますね輝子さん……なにも見えないなにも想像しないなにも見えないなにも想像しないなにも見えないなにも想像しない……」

輝子「キノコでな、慣れてるから……聞いてませんよねそうですよね……シメジってます……フヒ」

莉嘉「あっ……あっ……ゥあ……っ……」

輝子「……おしっこの……臭い? ……いやキノコかな」

莉嘉「さ、触っただけで……ひぁっ!」

まゆ「あら、後でお掃除しなくちゃ」

P「あの年頃にあんなの見せられたらああなるよな」

まゆ「仕掛けたのはPさんじゃないですかぁ」

P「あのビデオな、あまりにも詳しく説明していて回収騒ぎになってな」

まゆ「映像つきですものねぇ」

P「……本当に大丈夫か? 来ない方がいいって言ったのに」

まゆ「まゆならもう大丈夫です。それにまゆだけ仲間外れなんて許しませんよぉ?」

P「まゆ……」

まゆ「それに……莉嘉ちゃんが恋出来なくなるって考えると…………うふ♪」

P「そうだな……」

まゆ「人の欲望に漬け込んだのに変わりありません」

P「その点ではありすもだ。子供が持つには分不相応なものだ」

まゆ「せっかくまゆが壊してあげたのにすぐ買い換えるんですものね。そんなに大事なのかしらタブレット」

P「必需品だとさ……終わったみたいだ」

莉嘉「ピーくんのもあんなのかな……でも病気こわい……」

PSP「よっ」

莉嘉「あっ、ピーくん! おっはー☆」

PSP「元気ないなー、どうした?」

莉嘉「ひっ! な、ないよ☆」

PSP「そんな避けなくても……」

莉嘉「ごめん☆」

PSP「美嘉が心配してたぞ。昨日から莉嘉の様子がおかしいって」

莉嘉「恋するオトメ☆だから」

PSP「悩みがないならいい。けどあんまり美嘉困らせるな」

莉嘉「心配ナイナイ☆」

PSP「悩みあるなら言えよ。いつでも相談のるからな」

莉嘉「オッケー☆」

PSP「軽っ」

P「珍しいな。アンチスレ見てるなんて」

まゆ「あれじゃなんだか物足りなくて……」

P「莉嘉が恋出来なくなったじゃ満足してないのか?」

まゆ「満足できません。まゆ、あんなのじゃ満足できない身体にされてしまったんです」

P「ひどいやつもいるものだな」

まゆ「はい、今お茶飲んでます。まゆのラブエキスたっぷりの♪」

P「…………」

まゆ「冗談ですよPさん」

P「かくいうオレも物足りない」

まゆ「だからまゆが満足させてあげます♪ そのためにアンチスレ見てたんです」

P「レスのあったスレはあったか? 場合によってはアンチスレが立たないアイドルもいるからな」

まゆ「ありましたよ。レスもいっぱい。その中で気になったのが>>45>>46>>47です」

城ヶ崎莉嘉への悪口・アンチレスお願いします
あまりにも変なのは安価ずらします。

私の店で万引きしやがった・・・しかも、とぼけやがる。

息してるってだけで腹立つ

クラスメイトだけどあの子にいじめられてる
もう嫌だ

P「万引き……とうとうやったか」

まゆ「とうとう?」

P「あの年頃は悪いことに興味がある。逆レイプ未遂もその一つだ」

まゆ「わからなくもないですけど流石にとぼけるのは……」

P「日付的にオレがいなくなってからか」

まゆ「Pさんがいなくなった影響は大きいですね」

P「マニュアルは残してきたはずだったんだが……」

まゆ「あのプロデューサーさんじゃダメですよ」

P「息してるだけでも腹立つ、かぁ……」

まゆ「仕方ありませんよぉ。あの子目立ちますもの」

P「仮にもカリスマちびギャルと呼ばれてるくらいだからな。学校では人気者だろう」

まゆ「そのカリスマちびギャルさんに苛められてる人もいるらしいですよ。ほら、ここ」

P「いじめ? いじめ……いじめ……いじめ……もしかして男子に突っ掛かったこたかな? 前に小耳に挟んだことがある」

まゆ「合唱での男子ぃちゃんと歌いなさいよぉーですか?」

P「そんなもんだな。男子も変に洒落出したり照れ隠ししたりする年だ。ぶつかりもするだろう。だが、この事とは別だ」

まゆ「はいぃ、まゆがちゃあんとオシオキしなきゃいけません、うふ♪」

P「暴力的なのはダメだぞ?」

まゆ「痛みは伴うかもしれません。うふふ……」

P「用意するものは?」

まゆ「これといっては……あ、ひとつあります。莉嘉ちゃんのお仕事の予定ってわかります?」

P「担当プロデューサーに聞いてみないとわからない。なんとかして聞いておく」

まゆ「お願いします。まゆはちょっと出掛けてきます」

P「気を付けてな」

まゆ「はぁーい。Pさんもお気をつけて」

P「あぁ。しかしもう詰める荷物がないな……擬装するか」

P「……ふぅ」

PSP「ご苦労様」

P「あっ、お疲れ様です。えっと……PSPさん」

PSP「その名前結構広がってんな」

P「あはは、莉嘉ちゃんおしゃべりですからね」

PSP「莉嘉のヤツめ……」

P「城ヶ崎姉妹売れてますもんね」

PSP「これも二人のお陰だよ」

P「この前のラジオ聞きましたよ。あれ、あなたがセッティングしたんですって?」

PSP「そうですね。企画が来たときは驚きました。これも運でしょうかね」

P「ハハハ。これからまた莉嘉ちゃんの付き添いで?」

PSP「いえ、今日はこれから局で打ち合わせです」

P「あれ、莉嘉ちゃん今日はデート出来るーなんて言ってましたよ?」

PSP「また余計なことを……そんな予定入ってたかな?」

P「そういう予定はきちんとしておかないと後々大変ですよ?」

PSP「そう?」

P「ところで城ヶ崎姉妹ってどうですか? 扱いにくくありません?」

PSP「いや、そんなことない。二人ともいい子ですよ」

P「それはよかった。この前苦情があったけどあれ勘違いだったか」

PSP「苦情?」

P「年上に敬語を使わないなんてどんな教育してるんだー!って」

PSP「またあの人かな? 敬語なんて堅苦しいこと気にすんなっての」

P「昔気質の人だから」

PSP「年上とか年下とかそやか小さいこと気にしてるからおっさんはだめなんだよな」

P「まあまあ。ところで莉嘉ちゃんこれからどういう方向で売ってくの? みんな大型ルーキーのPSPさんの噂で持ちきり」

PSP「これからはテレビ中心で売っていこうかと。今月もそれで動いてて。二日後にはまた収録」

P「繁盛でうらやましい。それじゃこれで」

PSP「はい。ご苦労様でした…………誰だっけあの人?」

まゆ「Pさんからメール…………二日後に収録ですかぁ。ちょっと急ぎめにやらなきゃ」

まゆ「輝子ちゃん、まだかしら」

輝子「フ、フヒ……」

まゆ「あら、輝子ちゃん」

輝子「さ……さっきからいましたけど……気付いてないですか……そうですか……」

まゆ「ごめんなさい、考え事してたの」

輝子「慣れてるから……だ、大丈夫……フフ」

まゆ「それで、調べてきた?」

輝子「ばっちり……キノコのように忍んできた……フフ」

まゆ「忍ぶのって楽しいですよね。まゆもよくやります♪」

輝子「い、いじめはよくない……フヒ」

まゆ「水冷たいですよね」

輝子「う、うん……」

輝子「──い、以上……です……フヒ」

まゆ「水責め、物隠し、無視等々……ふふ、腐ってる」

輝子「し……正直……驚いてる」

まゆ「お姉ちゃんは売れっ子アイドル、担当プロデューサーはイケメンさん、自身も売れっ子。いい気にならないほうがどうかしてる」

輝子「そ……それで例の報酬は?」

まゆ「はい、これです」

輝子「い、いい湿り……具合……フヒ」

まゆ「封はあの部屋で開けてくださいね。匂いがすごいので、うふ♪」

輝子「キノコ育てるのに……イイ!」

まゆ「お疲れ様、輝子ちゃん」

輝子「そ、それじゃ……フヒ」

まゆ「笑顔っていいなぁ、ふふ」

まゆ「次は万引きについて……と」

莉嘉「テレビの仕事!? ホント!?」

PSP「あぁ、ついにだ! バラエティだぞ、バラエティ!」

莉嘉「ヤッター! ピーくん大好き!」

PSP「引っ付くなって暑い」

莉嘉「それでそれで収録いつ?」

PSP「明日だ。カブトムシに話しかけて風邪引くなよ」

莉嘉「燃え尽きるまでいっくぞー☆」

莉嘉「やっぱりクラスの男子ってコドモっぽい!」

莉嘉「あー、やっぱお姉ちゃんもそう思う!? だよね、だよね!」

莉嘉「その点、ピーくんってオトナだよねー☆ ハァァ……カッコいいなぁー」

莉嘉「お仕事終わったらまた遊ぼ? え、むり?
ならアタシの宿題手伝ってー」

莉嘉「え? うん……うん……オッケー☆ じゃあお仕事終わったら……ん?」

莉嘉「ピーくんから伝言? 明日はアタシのカブトムシを? ハイハイわかったー☆ じゃね」

莉嘉「……おねーちゃんの雑誌でも読もっと☆」

莉嘉「あぁー、明日が楽しみ☆」

芸人「ハイハイハイハイ始まりましたー。今日のゲストはこの人! 自己紹介もお願い!」

莉嘉「やっほー☆城ヶ崎莉嘉だよー。お姉ちゃんがアイドルやるっていうから、アタシもアイドルやることにしたんだー!」

芸人「お姉ちゃん好きなんだねー」

莉嘉「まね☆」

芸人「生意気盛りやなー」

芸人「まずはこのコーナーから!」

芸人「友達のホンネ!? ウソ!? プライベート丸見えトーク!」

芸人「名前の通りウワサがウソか本当かを検証していこうというコーナー! さっそくVTRスタート!」

??『なんだか万引きしたとかいってる人いたけど莉嘉はそんなことしない。その人の勘違い…………女がやってもマン引き……フフ』

芸人「おーいおいおい今不穏な単語聞こえたで自分!! 万引きってほんまかいなぁ!」

莉嘉「アタシそんなことしないよー☆」

芸人「せやな、ワイは信じてたで莉嘉」

相方「何気なく呼び捨てすんな! 今さっき疑ってたろ!」

莉嘉「この前も間違えられたけどさ」

芸人「さらっとまた爆弾発言!」

莉嘉「偏見?ってのは良くないよね☆」

芸人「カワイイは正義やな」

相方「次ゃこちら──」

女芸人「あっついあついあついあつい!」

相方「熱湯風呂あつそうやな」

莉嘉「アハハハハ」

女芸人「笑うやな!」

芸人「莉嘉ちゃんもやるんやで?」

莉嘉「えー」

芸人「大丈夫あつないあつない」

相方「爆弾発言やめーっちゅーんや。湯、かえっぞ」

女芸人「おい、かえんなや」

芸人「というわけで変えたで」

莉嘉「あっつそー☆」

芸人「水着かわえーなー」

莉嘉「入るねー☆」

相方「勢いいいなー自分!」

莉嘉「っ!」

女芸人「クッソー」

莉嘉「あっ…………熱い熱い熱い熱い熱いあついあついあつい!」

女芸人「あつないやろ。ぶりっこキモいわ」

芸人「芸風変えた?」

莉嘉「限界! も、もうでる……!」

女芸人「肩まで浸かりーやっ!」

相方「鬼やな!」

莉嘉『た、助けてピーくん! 熱いよー!』

PSP「莉嘉のヤツ頑張ってんなぁ」

莉嘉『痛い! 助けて……痛い!』

PSP「うわぁ女芸人さんすげぇ剣幕」

PSP「おっと、そろそろ挨拶回りに──」

莉嘉「うっ……ひっぐ…………痛いよぉ……」

莉嘉「うぅー……まだヒリヒリするよぉ……」

莉嘉「ピーくんもいないし…………どこいったのピーくん……」

莉嘉「なんでアタシがこんな目にあわなきゃいけないの……」

莉嘉「ピーくんめ……」

莉嘉「帰ろ…………あれ?」

莉嘉「ない…………ない……ない……!」

莉嘉「莉嘉のカブトムシ!」

莉嘉「またピーくん黙って虫かごもってたなー!」

莉嘉「ノド痛い……」

莉嘉「ピーくん! 昨日はなんで帰ったの?」

PSP「用事があってな」

莉嘉「ひどい!」

PSP「って言われてもなぁ。もうコドモじゃないんだから帰れるだろ? 帰れなかったのか?」

莉嘉「帰れたよ。帰れたけど……!」

PSP「そう怒るな。ほら、アイスやるから」

莉嘉「怒るよ。カブトムシも勝手に持っていくのやめてよ」

PSP「カブトムシ? 俺は持って帰ってきてないぞ」

莉嘉「ウソつきピーくん!」

PSP「あ、おい……! なんだったんだ?」

莉嘉「クッソー、ピーくんめ……! なんかムシャクシャする! スーパーよろ」

莉嘉「でもピーくんイケメンさんだし、逃したらお姉ちゃん悲しむよねぇ……」

莉嘉「お姉ちゃんとも仲良いし、もう最高だし……」

莉嘉「あ、これも買おう。おっ、あれも」

莉嘉「これも……高い…………」

莉嘉「今月おこづかいピンチだし……どうしよう……」

莉嘉「………………」

莉嘉「ガンバった莉嘉へのごほうび☆」

莉嘉「あれ、これって…………ひ、避妊具だよね?」

莉嘉「……ピーくんのどんなのだろ。さすがにあのビデオみたいじゃないよね?」

莉嘉「前みんなと襲おうとした人のも見られず仕舞いだったなぁ……」

莉嘉「ちょっと乱暴して顔に傷ついても大丈夫そうだったからやったけどうまくいかないんどよね」

莉嘉「肉食系を狙うにはやっぱりライオンみたいに獰猛☆じゃないとね! ありすちゃんもそう言ってたし」

莉嘉「会計しよ」

店員「アンアトアンシター」

莉嘉「よいしょ。お姉ちゃんにメールして帰ろっと」

莉嘉「アタシもピーくんみたいなカッコいいオトナになりたいなー」

警備「キミ、ちょっといいかな?」

莉嘉「えっ」

まゆ「ンフフフフーン、ンフフフフーン♪」

P「やけに機嫌がいいな」

まゆ「嬉しいんですから笑顔にもなります♪ 特に……」

P「特に?」

まゆ「特に莉嘉ちゃんがいじめられるようになったのが♪ ウワサではすごいことになってるらしいですよ?」

P「想像したくないな」

まゆ「顔がにやついてますよ?」

P「元からだ」

まゆ「次どうします?」

P「復讐か救出か……どうするか」

まゆ「まゆはどちらでもいいですよぉ」

P「よし、決めた>>78

復讐か救出かを選んでください
それ以外は安価下

蘭子 救済

P「救済する」

まゆ「協力者は多くて困りませんよね」

P「だな」

まゆ「それで、誰を救います?」

P「アダルト組は難しい。場合にもよるが問題の根が深すぎるし、精神的にも悟りの領域に達してる」

まゆ「加齢って怖いですね。それじゃ19歳以下から捜すことになりますね」

P「そうだな…………よし、決めた。>>81だ」


モバマスの19歳以下のアイドルをお願いします
それ以外だったら安価下

小梅

P「小梅だ」

まゆ「太夫?」

P「白坂小梅だ」

まゆ「あの鬼太郎ヘアーのですか」

P「そうだ」

まゆ「問題なんて……大有りそうですね」

P「暗めなのは問題ないんだが……」

まゆ「ないんだが?」

P「問題は友達とその趣味だ」

まゆ「悪い友達でもいるんですか?」

P「白坂小梅といえばなんだ?」

まゆ「ホラーとスプラッタ好き」

P「あの容姿でホラースプラッタが大好きなんだ。それは売りになる」

まゆ「色んなアイドルいますものねぇ」

P「次は友達だ」

まゆ「失礼ですけどいるとは思えなくて……というか休日に友達と遊んでるイメージがわかないというか……」

P「いなくもないが一般から見たら少ないというレベルだ」

まゆ「……なんにも問題ないと思いますけど? Pさんも友達の数も問題とは思ってませんしね」

P「…………"あの子"が問題なんだ」

まゆ「あの子?」

P「そうか、まゆは知らないか」

まゆ「はい。でもPさんのことならなんでも知ってますよ♪」

P「あの子って言うのはなんていうか……いわゆる幽霊……なのかな」

まゆ「幽霊……?」

P「誰にも見えない友達だ。昔からの友達だとさ。この事を知ってる人は少ない」

まゆ「Pさんはなんで知ってるんですか?」

P「両親から聞いた」

まゆ「なるほど…………ちょっとトイレに…………」

P「さっき幽霊っていったがそれは比喩だ。見えない友達はまんま『見えない友達』だ」

まゆ「は、離してください……! 手を握ってくれるのは嬉しいですけど離してください!」

P「だから幽霊じゃない」

まゆ「…………どういうことですか?」

P「どうやって説明したらいいものか……」

まゆ「ベッドで説明してくれればすぐ理解できます♪」

P「やっぱり幽霊なのかもな」

まゆ「……うぐぐ」

P「あの子の説明をする前に恒例のプロフィールのお復習だ」

まゆ「今日のPさん意地悪だからまゆは手伝いません。ふーんだ」

P「元は一人だったから問題ない。名前は白坂小梅。クールな雰囲気漂う13歳。身長142cm体重34kgBMI値は16.86。スリーサイズは65-50-70」

P「不健康的な白い肌が印象に残る。生っ白いとも見える」

P「兵庫県出身。誕生日は3月28日、牡羊座でAB型。利き手は左」

P「趣味はホラー・スプラッタ映画鑑賞と心霊スポット巡り。ホラー・スプラッタは代名詞ともなっている」

まゆ「…………」

P「ふて寝か…………」

まゆ「…………」

P「"あの子"についてだが」

まゆ「ンーン…………」

P「耳を塞ぐな。塞いだら聞こえないだろ」

まゆ「んーん!」

P「そんなに嫌なの…………しかたないか。勝手に話すから聞きたかったら聞いてくれ──」

白坂小梅「き、今日も、うまく……で、出来た」

ClP「えらいぞ小梅」

小梅「え、えへへ……そ、それで……このホラー映画……い、一緒に、み、見て、みませんか?」

ClP「小梅そういうの好きだなー」

小梅「だ、だめ……?」

ClP「いいぞ。でもいま忙しいからまた今度な」

小梅「う、うん……」

小梅「そ、それでね……プロデューサーさんね、ほ、褒めてくれたの」

小梅「え、う……うん、そ……そうだね……」

小梅「え? ち、ちがう、よ……そんなんじゃないよ……!」

小梅「た、ただ、プロデューサーさん、とは、か、語り合えたら……なって……」

小梅「でも……ド、ドキドキ、する……これってもしかして……」

輝子「そ、その気持ち……き、キノコだね……フヒ」

モバ付かないPってことは765のアイドルも登場するってことでいいの?

小梅「だ、誰……!?」

輝子「ボッチノコ星輝子……です、フヒ」

小梅「な、な、なにか用……?」

輝子「ボ、ボッチセンサーが……ビンビンに……反応……したからきた……フフ」

小梅「ぼ、ぼっちじゃ、じゃない……!」

輝子「お、お近づきの……印に、キノコ……どぞ」

小梅「あ、あ、あり、が、とう……」

輝子「……フヒ」

輝子「私も……よく……キノコに話しかける……フフ」

小梅「そ、そう……」

輝子「コールアンドキノコ……フフ。あ、Pさん呼んでる……着いてきて……」

小梅「ケータイ、の、ストラップ……までキ、キノコ……」

輝子「キノコは私を裏切らない……おまけに……おいしい……フヒ」

まゆ「本当はいない?」

P「あぁ」

まゆ「やっぱり幽霊……!」

P「だから違う。話を聞いてくれ」

まゆ「夜トイレに行けなくなったら起こしますからね!」

P「もうそれでもいいから。それでな、いないっていうのは……」

まゆ「いないというのは?」

P「頭の中にしかいないからだ」

まゆ「頭の中だけにしかいない? エア友達ですか?」

P「そんな単語よく知ってるな。だが、少し違う」

まゆ「あらあらー」

P「イマジナリーフレンズだ。これは直訳すると空想上の友人。つまり……エア友達だな。合ってたな」

まゆ「原因はなんですか?」

P「大体が家庭の事情からだが、小梅の場合は子供の頃からの寂しさからだろう。人間関係に不馴れな子供の頃に起こる現象だ。誰にでも起こりうるからこれ自体は普通のことだ。むしろ子供の成長に重要といってもいい」

まゆ「起きなくてもおかしくないんですか?」

P「そうだ。そしてその"友人"は自分と共に成長する。自分を励ましてくれ、時には傷つけることもある普通の友人。それが小梅には見えている。自分と同じ趣味を持つ人が周りにいなかったのも大きな原因だ」

まゆ「趣味が原因でああなったわけですか?」

P「そうだ。同年代からは気持ち悪がられるだろうな。それともう一つ重要で根深い問題がある」

まゆ「なんですか?」

P「それは──」

輝子「ちょっ、ちょっと……ここで待ってて……その間にキノコどぞ……」

小梅「え、あ、ご丁寧に 、ど、どうも……」

輝子「さりげなく…………キノコをアピール……フフ」

小梅「な、なんだろう、この、部屋……ジメジメ、してる……ま、まさか……!」

小梅「こ、これから、何かに固定され、ちゃ、ちゃうのかな……!?」

小梅「き、きり、切り刻まれるとか……! 器具挿入されちゃうとか……!」

小梅「スプラッタ……初体験……!?」

輝子「ち……違う……この部屋がジメジメ……してるのは……キ、キノコのため……フフ」

小梅「き、キノコで、い、いたずらや、ご、拷問されちゃうの、か、かな……?」

輝子「親友を悪いことには使わない」

小梅「親友……?」

輝子「キノコのこと…………あ、おかしいですよね、そ、そうですよね……わかってました…………フヒ」

小梅「と、と、い、いうか……い、いつからそこに?」

輝子「すぐ……戻ってきてたん、ですけど…………気付かないよね、そうですよね……わかってました……」

小梅「こ、ごめん……」

輝子「あ……用意しなきゃ」

小梅「ゲーム機……?」

輝子「そろそろ来るかも……」

P「お待たせ」

まゆ「……! ……!」

輝子「ようこそ……マッシュルームへ…………フフ」

小梅「す、すごく、暴れてる……」

P「諦めろまゆ。お前が必要なんだ」

まゆ「ず、ズルいです……!」

輝子「セット、出来てる……」

P「ありがとう」

輝子「そ、それじゃ……部屋のはしっこにいる……フフ」

小梅「な、な、なにするの?」

P「変なことはしない。ただ見てもらうだけだ」

小梅「し、知ってる……ゲ、ゲームの、ぷ、プレイ動画……」

P「ヘッドフォンで楽しんでくれ。イヤホン派?」

小梅「ヘッ、ヘッドフォン、でい、いい」

P「それじゃあ楽しんで。そばで見てる」

まゆ「…………」

P「不貞腐れないでくれ」

まゆ「お化けきらいなのに……」

P「生きてる人間よりこわいのはわかる。だが、まゆが必要なんだ」

まゆ「……それで何で必要なんですか?」

P「見てればわかる」

まゆ「まゆああいう画面見てると酔っちゃうんです。あぁ目眩が……!」

P「……重い」

小梅「エ、FPS……って、い、いうのかな?」

『フゥゥンァ……ッハ……!』

小梅「た、弾が……い、いたそう……」

『ボッ……ボキッ』

小梅「左腕が……」

『ガァ……フウフウ……!』

小梅「アァ……い、いたそ……あ、ナ、ナイフで指……」

『……! …………ジェイ…………』

小梅「な、何ていっ、言ってるか…………わ、わかんないけど…………ア、ヒャッ……! え、エッチなシーン……!」

P「しまった……余計なシーンをカットし忘れた」

まゆ「ああいうのは中学生に見せちゃダメだと思います」

P「それで小梅の表情はどうだ?」

まゆ「…………興奮してますね。というかこの匂いは……」

輝子「キ、キノコが……よく育ち……そうなに、臭いする……!」

P「彼女の問題点その2、それは"性的サディスト"の気があるということだ」

輝子「せ……性的サディ……スト?」

まゆ「人の苦しい顔見て悦ぶ危ない人のこと」

輝子「キ、キノコを強要する……ようなもの? キノコの……強要……ダメ絶対」

P「まだ、"気"があるだけで性的サディストそのものではない。だが放ってはおけない」

まゆ「どうやって救うんですか?」

P「"友達"をつくってあげればいい。実際に"いる"友達を。そうすれば"あの子"もいなくなるだろう」

まゆ「でもそんな危ない趣味持ってる人います?」

P「うちには個性豊かなアイドルたちが揃ってる。が……」

まゆ「が?」

P「輝子」

輝子「フヒ?」

P「キノコに集中してるところ悪い」

輝子「な、なにかな……」

P「ハロウィンパーティでなにしたか覚えてるか?」

輝子「フアッハッハッハッハー! これだよこれ! 私の求めてたのは! シイィタケ!ウゥエリンギ! ブナ!シメジ!おっとPの大黒本シメジもだ! キノコキノコキノコキノコキノコキノコキノコー! フアァァァァ! ムァァァジックマァァァァシュルーム!」

まゆ「こっちに飛んできたわよ。あまり散らかしちゃダメ」

輝子「あ、すみません」

小梅「ち、血でに、煮込んだ……臓物、み、みたい……」

まゆ「せっかくのPさんのお肉なんですからもったいないことしちゃダメですよぉ?」

輝子「煮ても焼いても吸ってもイケる特製キノコ♪ オメメがチーカチカ」

まゆ「美味しくなーれ、美味しくなーれ♪」

小梅「こ、こ、これもど、どう……かな?」

輝子「ヒョオォォォォ赤グロいキノコーー!!!」

まゆ「黒人サイズですね♪ 切り取ったらそんな感じ♪ ブラッドソーセージ切り分けといてください」

●●『no……no……no、nonoNoNoNONONONOooooo!!!!! ahhhhhhh!!! aughhhhh!!!』

小梅「男のひ、人の悲鳴……し、食材がよりおいしく、な、なる」

P「…………」

輝子「ン?」

P「……それ必要いるか?」

まゆ「いるかじゃないですよ。黒人さんですよ?」

小梅「な、名前はボ、ボブ……」

P「さすがにやりすぎじゃないか?」

輝子「必要イルカ……フフ」

P「ハロウィンっぽく料理してと頼んだのはオレだけど、さすがに人の悲鳴はいらないだろ。嘘っぽくなる」

まゆ「そうですかぁ? 切断するとあんな感じですよ? なのでロールプレイの範囲内です、うふ♪」

小梅「で、出来た……オレンジ味のミ、ミミ、ミミズ型ゼリー……!」

輝子「夢見るマジックマシュマロか、完成……フヒ。こ、今度は衣装にもキノコ要素をいれてみよう……モデルはドクツルタケとシロツルタケ……死のキノコ天使……フヒ」

小梅「ど、毒はみ、魅力……的」

P「料理にはいれないでくれよ」

まゆ「…………」

P「薬指のサイズなんて測ってどうした?」

小梅「さっ、さっきゲームみてて、お、思い付いた……」

P「フィンガークッキー作るのか」

まゆ「……ンッ……ック……アッハ……ンッアッ……もうイ……アッ……ハァ」

輝子「ハ、ハンバーグの……付け合わせには……キノコが、最適……ウヒ」

P「携帯電話の電波の気持ちがわかった気がする……」

輝子「げ、元気だせ……し、親友……キノコあげるから……」

小梅「やっ、やっぱり食事中、に見るなら、ボッボーンズか、CSI……な、悩む……!」

輝子「キノコが……寄生するのは……ない?」

小梅「き、キノコじゃない、けど、う、宇宙人なら……」

まゆ「…………うふ♪」

P「そろそろ食器並べとくぞ」

小梅「て、て、手伝う」

輝子「焼けろキノコ!ファイアァァァァァ!」

P「いただきます」

小梅「い、いただき……ます」

まゆ「いただきます」

輝子「い……いただきます……」

まゆ「まゆ特製のハンバーグどうぞぉ。まゆの愛情たぁっぷりです」

輝子「キノコどぞ……フフ」

小梅「あ、あり、がとう……」

P「焦って食べるな」

輝子「給食は……いつも最後…………フフ」

小梅「ち、窒息も、い、いいかも」

まゆ「ただ苦しいだけですよ? 酸欠で頭がラリパッパになります」

輝子「ラリパッパなら……キノコの…………得意分野……フフ」

小梅「さ、サイコ系もた、楽しい、よね」

輝子「ふ、フフフフ……」

P「そいつはキノコじゃない。顔に付着しているのは似てるけどキノコじゃない」

小梅「き、気、付かれる……!」

輝子「キノコに殺されるなら……本望……フヒ」

P「お供までキノコ好きになりそうだ。キノコが好きな14歳……うーん」

輝子「ひ……否定された……気がした」

小梅「しょ、しょげな、ないで」

まゆ「お茶入りましたよぉ」

小梅「──そ、それで、振り向いたら……なかったの……首が……!」

まゆ「ひぃ……!」

輝子「キノコに付け替えるべき…………ブ……ブナシメジかエリンギが……いいかも…………フフ」

P「まゆ、腕が痛い」

まゆ「だ、だってぇ……」

まゆ「うーん、まゆは舌を押し付けて上に押し込まれながら舐められるのが……」

P「なんの話をしてる」

輝子「あ……明らかに……キノコの話じゃない……」

小梅「こ、怖い話しす、すぎた、かな?」

まゆ「うふふフフふふ」

P「そろそろお開きにするか」

P「遅くまでごめんな」

輝子「久しぶりの……キノコ談義、よ、よかった……フフ」

小梅「さ、さよ、さようなら……」

P「鍵は閉めていってくれ。手間かけさせてすまない」

小梅「ま、また来ても……い、いい?」

小梅「た、楽しかった、ね」

小梅「こ、今度、オススメの映画も、持って、い、いこう」

小梅「み、みんなで、スプラッタで騒ぎたい……」

小梅「も、持ちきれる、かな……え?」

小梅「あ、うん……それでね、やっぱりあれはは、はずせない、よね……」

P「…………」

まゆ「考え事ですか?」

P「……ん?」

まゆ「考え事ですか。どうかしたんですか?」

P「……小梅のことだ。まゆ、今日は楽しかったか?」

まゆ「楽しかったですよぉ。ハンバーグは結局輝子ちゃんに食べられちゃいましたけど、うふ」

P「…………結局は最大の発散をさせなきゃいけない、と思ってな」

まゆ「最大の発散?」

P「どんなに楽しくてもしっくり来ないことにはストレスの発散にはならない」

まゆ「焦らされてるみたいですね。焦らしプレイ?」

P「視線には気を付けろ。趣味の共有で友達は出来るから問題のひとつ、"あの子"のことは解決するだろうが……」

まゆ「もうひとつの方は残るかもしれない、と」

P「残しはさせない」

まゆ「何事にも犠牲は付き物です」

P「犠牲の上に成り立つか」

まゆ「あっ、今のちょっとかっこよかった♪」

P「…………バイアス掛かりすぎだろう」

まゆ「プラス補正っていってください♪」

P「プラスねぇ…………帰って次を待とう」

小梅「…………」

ClP「何か探しもの?」

小梅「え、あ、その…………」

ClP「今週は遺失物月間か何かか? 楓さんのプロデューサーも探し物してたが見付かったのか?」

小梅「えっと……あ、あ、あの子見なかった?」

ClP「あ、あー見なかったな。出掛けてるんじゃないのか?」

小梅「さっきまで、いた、いたのに……」

ClP「あ、あー! そういやさっき倉庫で見かけたなぁ!」

小梅「え、な、なんで、そんな、ところ……」

ClP「そんな気分だったんじゃないか?」

小梅「いっ、いって、くる……!」

ClP「気ぃつけろよー…………」

ClP「ふぅ…………あれさえなければなぁ」

ClP「一応理解はある方だが…………あれはなぁ……」

ClP「なければこっちも普通のかわいい女の子として受け入れられるのに……」

小梅「こ、ここ……かな……?」

小梅「あ……いた。う、ううん、だ、大丈夫」

小梅「それでね、この前の続き……だけど…………」

小梅「うん……うん……ね? 主人公の名前、いいよね」

小梅「チェーンソーも、持てないのが惜しい……」

小梅「話……?」

小梅「あっ、いや、別に……い、忙しくは、ない、けど……」

小梅「わ、私ひ、ヒマ、だし……」

小梅「それで話って……………………引っ越し?」

小梅「そ、それってどういう……」

まゆ「あれから結構日にち経ちましたね」

P「…………そろそろだ」

まゆ「でも本当に"あの子"が消えるんですか?」

P「一時的にだろうがな。消えることは消える。そうすれば一つ解決だ」

まゆ「問題山積みですものね」

P「一気に片付けられればいいんだけどな。お、来たぞ」

小梅「や、やっぱり、大きいのよ、より、小さいのがいい」

まゆ「大きいのって威圧感感じないかしら?」

小梅「め、目の前に、あ、あったら……写真撮っちゃう……かも。で、でもやっぱり小さい、ほ、ほうがいい」

まゆ「引きちぎられる痛みは怖いわよ?」

小梅「さ、裂けるのは……い、痛いかも…………でもき、気持ちいいとも聞く……の、脳内麻薬が、いっ、いっぱい出るんだって」

P「……イメージって大切だな」

輝子「キノコもイメージとシメージは大事……フヒ」

P「好きなモンスターとスプラッタの話とは思えないな」

輝子「?」

P「わからないならいい」

輝子「そ、そんなことより……私たちは……キノコの解体について話し合おう……フフ」

P「好きなキノコ料理か。オレはそうだな──」

輝子「キノコは……人間から遺伝子的に……一番遠いらしい……」

P「キノコ人間ってすごいキャラだったんだな」

小梅「…………」

P「さっきから落ち着かない様子だな。なにかあった?」

小梅「え、な、なにも、ない」

P「そうか……それでなんの話だっけ?」

輝子「キノコ人間は……人間から遺伝子的に最も遠い……」

P「そうだったそうだった。キノコの武器っていったらなんだろうな」

輝子「……胞子を…………」

まゆ「汗かきませんか?」

小梅「え、え……?」

まゆ「汗、かいてません? 今日レッスンあったわよね?」

小梅「あ、う、うん……」

まゆ「準備できてるから入ってください」

小梅「えっその、えと……」

まゆ「シャンプーはお風呂内の戸棚に。合うといいんだけど」

小梅「……い、いただき、ます」

小梅「お、思わず……入っちゃったけど、よ、善かったの、か、かな?」

小梅「シャンプー……しゃ、シャンプー…………いっぱいある……!」

小梅「ど、どれ使っていいの、か、かな……」

まゆ「左のなんてどうかしら? 小梅ちゃんに合うと思う」

小梅「あ、ありがとう……」

小梅「こ、こんなにシャンプー、あるなんて、す、少し驚き……」

小梅「み、見かけによ……よらずきれい好き? 外見はお化けみたいなのに……」

まゆ「嫌いなんですか?」

小梅「キ、キライ、ではないけど…………」

まゆ「けど?」

小梅「………………キ」

まゆ「うふふ♪」

小梅「ンー!ンー!ムー……!ンムー!」

まゆ「シー、シッ、シッ、シッ、叫んじゃダメですよぉ。あ、今の映画っぽくない?」

小梅「ンッ、ンッ!」

まゆ「素直な子、好きです。、はい、深呼吸」

小梅「フー、スーッ、フー……」

まゆ「鼻息が手に当たってちょっとくすぐったい」

小梅「…………フゥフゥ、フゥ、フッ」

まゆ「落ち着いた?」

小梅「う、うん……」

まゆ「小梅ちゃんとお話ししたくて入ってきたんだけど、お邪魔だったかしら?」

小梅「そ、それは、別にいい、けどその……なにを?」

まゆ「んー…………まゆと同じ手のこと」

小梅「え……?」

まゆ「右手はそうでもない。けど左手は…………ね?」

小梅「な、なんで、わ、わか、わかったの……ち、超能力?」

まゆ「うふふ♪」

小梅「さ、佐久間さんもわ、私と同じ、な、なの?」

まゆ「ほら、この左手」

小梅「あ……」

まゆ「ね?」

まゆ「実際にやりたくなるのはわかる。アクション映画とか恋愛もの見たりした後みたいに」

小梅「う、う、うん」

まゆ「でも実際にやったらだめよ?」

小梅「だ、打撲だから、だ、大丈夫……」

まゆ「痣残っちゃうわよ?」

小梅「う……」

まゆ「……暗い話はこれくらいにして…………洗いっこする?」

P「…………」

輝子「き、キノコみたいに…………お、押し黙って……どうした……の?」

P「ここのところ毎日来てるな」

輝子「え……あ……迷惑……だった? た、楽しくてつい……」

P「だよな……楽しいから来る、当たり前だな」

輝子「うん……」

P「ハァ……」

輝子「キノコ……いる?」

P「……もらう」

輝子「う、受け取って……もらえた……キセキ……」

P「それにしてもまゆ遅いな」

まゆ「呼びましたかぁ?」

輝子「……!」

P「遅かったな」

まゆ「久しぶりに人と入ったので……うふ」

輝子「小梅……ちゃん……は?」

まゆ「のぼせちゃったらしくて……ふふ」

P「なにをしてた」

まゆ「なぁんにもしてませんよぉ?」

輝子「あ……フヒ…………帰らなきゃ」

P「誰かに小梅のことを聞かれたら誤魔化しておいてくれ」

輝子「き、気付かれないことに関しては……任しといて…………フヒ」

P「帰ったか……さて」

まゆ「小梅ちゃんですねぇ。今連れてきます」

P「何を吹き込んだんだか……」

まゆ「ただ希望を聞いただけですよぉ」

P「……なんなんだか」

小梅「お、おま、お待たせ……しました」

まゆ「連れてきましたぁ」

小梅「め、迷惑、かけ、かけてすみません……」

P「迷惑だなんて思ってない。それでなにかな?」

P「穴を開けてほしい……?」

小梅「は、は、はい」

P「穴ってどんな穴だ?」

まゆ「ジュクジュクトロトロした穴ですよぉ」

P「小梅に聞いてるんだ」

まゆ「んもぅ」

小梅「み、耳の……う、上に……」

まゆ「裁縫道具はここに。消毒用アルコールもありますよぉ」

P「趣味が編み物なのに裁縫道具が揃ってるのは最初不思議だった……」

小梅「か、関係ないものが、た、たくさん……!」

まゆ「……ちょっと太いですけどこの針使います?」

P「…………どれがいい」

小梅「こ、これで……!」

P「それ目打ちだぞ? それ下手したら大きな穴空くぞ」

小梅「し、失敗したら……ど、どうなっちゃ、う、うんだろ」

P「千枚通しの方が失敗したときの…………いや言うまい」

まゆ「まゆが押さえてますね♪」

小梅「そ、そこに寝てもい、いいですか?」

P「好きな体勢で。それにしてもなんでこんなことを?」

まゆ「あ、それはですねぇ……」

小梅「と……! と、友達の、あ、あか、証……に」

P「友達の証?」

小梅「ホ、ホラー映画、い、一緒に、見られる人、出来て……うれしい、から」

P「それでこれか」

まゆ「耳たぶのところの、自分で空けたらしいですよ?」

小梅「い、痛かったけど、よ、よかった」

P「……空けるぞ」

小梅「で、出来れば、トントン、た、叩きながら……」

まゆ「──小梅ちゃん、暴れるとPさんがやりづらいですよぉ?」

小梅「ゆ、ゆっくり……ひ、広げて……」

P「結構太いとこまで来てるぞ」

小梅「も、もうちょっとだけ……!」

まゆ「どんな感じですか?」


小梅「み、ミチ……ミチ鳴って、る……フッ……ハッ」

まゆ「ゆっくり深呼吸して」

小梅「フッフー……イッ……!」

P「もう少しやるか?」

小梅「ン、ンッ……ヒュッ、フッ……ヒュッ……む、も、もっ、ちょっと……フアッ……!」

まゆ「痛そ……」

小梅「あ、あり、ありがとう……ございます」

P「あぁ……向こうの部屋にいってる」

まゆ「今日はもう帰りますか?」

小梅「う、うん……遅くなるとし、閉まっちゃうし………………その……ほ、本当にあり、ありがとう」

まゆ「なにがですか?」

小梅「い、一緒に映画……とかみ、観てくれて……」

まゆ「それくらいお安いご用よぉ。見慣れるとなかなか面白くて……うふ♪」

小梅「こ、今度、オ、オススメ、も、もってくる」

まゆ「消毒液もっといる?」

小梅「も、もう大丈夫…………」

まゆ「ふふっ…………あ、下着、そこに置いておくわね」

P「小梅は?」

まゆ「帰りました。見送らなくてよかったんですか?」

P「……あぁ」

まゆ「思い出したんですか?」

P「…………」

まゆ「Pさんは人に好かれる素質があるんです」

P「好かれる素質、かぁ」

まゆ「そういえば小梅ちゃん言ってました。"あの子"、いなくなったらしいですよ」

P「…………そうか」

まゆ「なんでも引っ越すとか言ってました」

P「それが彼女の踏ん切りの付け方なんだろう」

まゆ「ですね……」

P「いつになるかはわからないが、再発はするだろう」

まゆ「前に言ってましたね」

P「その時は…………」

まゆ「精一杯サポートします」

P「頼む……」

まゆ「……はい」

P「彼女にも友達や理解者がいれば、もう少し違ったのかもな」

まゆ「明るい性格になってたかも知れませんね、小梅ちゃん。でも……友達ならまゆたちがいます」

P「輝子とも気が合いそうでよかった」

まゆ「わかってたくせに……ふふ」

P「……寝るぞ」

まゆ「お料理コトコト楽しい時間♪」

まゆ「愛情たっぷり、プリップリー♪」

まゆ「うふ♪」

まゆ「最後はまゆの……」

P「変なものはいれるなよ」

まゆ「変なものなんて入れませんよぉー」

P「あの子たちがいなくなってから全開だな」

まゆ「そうですか?」

P「なによりだけど」

まゆ「それにしても今日は早起きですね」

P「朝から色々見てたからな」

まゆ「まゆの乱れた寝姿見ちゃったんですか?」

P「なにもしないで待っているというのも手持ち無沙汰でな」

まゆ「右手が寂しかったんですか。それで何してたんです?」

P「次のターゲット捜しだ」

まゆ「復讐ですか? 救済ですか?」

P「人助けばかりやるのも本末転倒。初心を忘れちゃいけない」

まゆ「復讐ですか。いい人見つかりました?」

P「おかげでな。見付けたところにいい匂いがしてこっちに来た」

まゆ「昨日、輝子ちゃんが良いキノコ持ってきてくれたのでそれを使ってオムレツを作りました」

P「相変わらず美味しそうだな」

まゆ「昔から作ってますからこのくらいは。ところでターゲットは決まったんですよね?」

P「決まった。ターゲットは……」

まゆ「待ってください。当てます。朝食食べながら話しませんか?」

P「そうしよう。持ってくぞ」

まゆ「はぁーい。それでその子はいくつなんですか? ジュニア? ティーンズ? アダルト?」

P「>>170だ。おっとっと」

ジュニア(12歳まで)かティーン(13から19歳まで)かアダルト(20歳以上)か選んでください

ティン!

P「ティーンだ。ここに置くぞ」

まゆ「ティーンですか。あ、パンはここに置きますね」

P「食べるか。いただきます」

まゆ「いただきます。それでその子はまゆよりかわいいですか?」

P「ん、あぁ」

まゆ「即答だなんて……いけずです」

P「ウソだ、ウソ。比べたことないからわからない。というかそれは誰の真似だ」

まゆ「うーん……あ、わかりました。>>172ですね」

モバマスのティーンアイドルをお願いします
それ以外は安価下

龍崎

千枝ちゃんはティーンだけど12歳……だからきらりんか

   【このスレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ

     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |

   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
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      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。


        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \  >>175 何言ってんだこいつ
   /    (●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)"  )    ___________
   \      。` ⌒゚:j´ ,/ j゙~~| | |             |
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     し'

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僕は熊本県熊本市に住んでいます。
千葉県には行ったこともないし、千葉県についての知識もありません。
ですが、千葉県を題材にしたライトノベルの内容があれなのだということはわかります。
だから千葉県を題材にしたライトノベルの二次創作は控えて欲しいです。
千葉県を題材にしたライトノベルの二次創作を書いている・読んでいるという人、目を覚ましてください。
こんなものの何がいいんですか?
何かためになることが書いてありますか?
一度よーく考えてみてください。
そして千葉県を題材にしたライトノベルの愚かさに気付いた二次創作の作者様はHTML依頼を出してください。
俺ガイル、俺妹などのSS撲滅へのご協力よろしくお願いいたします。

平和を愛する人様へ。

日本には、自衛隊と米軍なる武力組織があります。
民主体制に支配されてるとはいえ、
しょせんは人間です。
武器を持ち訓練され、本質的に市民の敵であることに違いはありません。
莫大な軍事費が国民の負担になっています。
憲法9条に則り、廃止解体するべきです。
民主主義とは、強権に気を許さないことが基本です。

中国と朝鮮民主主義人民共和国には、人民解放軍なる市民の味方があります。
少々目障りな重武装ですが、
彼等も我々と同じ人間です。
邪推は止めましょう。
無防備宣言を日本全土に徹底させ、受け入れましょう。
駐留費用も日本で負担しましょう。
いちいち疑ってたら、何も始まりません。
大体誰も攻めてこないのに、なぜ自衛隊が必要なのでしょうか?
人殺しの自衛隊というマフィア組織は、とても愚かしいことですよ。
それに、自衛隊とは軍隊ではない私兵部隊です。
これはあの悪名高き戦争犯罪者集団、ナチス親衛隊と同じではありませんか?

以上です。

平和を愛する人様へ。

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民主体制に支配されてるとはいえ、
しょせんは人間です。
武器を持ち訓練され、本質的に市民の敵であることに違いはありません。
莫大な軍事費が国民の負担になっています。
憲法9条に則り、廃止解体するべきです。
民主主義とは、強権に気を許さないことが基本です。

中国と朝鮮民主主義人民共和国には、人民解放軍なる市民の味方があります。
少々目障りな重武装ですが、
彼等も我々と同じ人間です。
邪推は止めましょう。
無防備宣言を日本全土に徹底させ、受け入れましょう。
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いちいち疑ってたら、何も始まりません。
大体誰も攻めてこないのに、なぜ自衛隊が必要なのでしょうか?
人殺しの自衛隊というマフィア組織は、とても愚かしいことですよ。
それに、自衛隊とは軍隊ではない私兵部隊です。
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>>609>>100>>507>>380>>690>>118>>778>>669>>911>>977>>133>>277>>489>>507>>604>>3

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました

実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。

じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。

以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。

では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました

一旦終了――――――――――――――
また後で来ます

>>171


まゆ「龍崎薫ちゃん……もしくは佐々木千枝ちゃん?」

P「……怒るぞ。ティーンだっていっただろ?」

まゆ「ちょっとしたおちゃっぴいです」

P「そんな言葉誰に教わった……」

まゆ「地球外生命体?」

P「…………あの人か。それで誰かわかったのか?」

まゆ「諸星きらりでしょ?」

P「当たってる。が、ここにはいないとはいえ年上だ。呼び捨てはまずい」

まゆ「はぁーい」

P「理由までわかるか? わかったら褒めてあげたい」

まゆ「理由なんてアレ以外ないじゃないですか」

P「なんのことかわからないが、果たしてそうかな?」

まゆ「Pさんのことならなんでもわかります」

P「それじゃあ言ってみてくれ」

まゆ「>>213

何をされたかをお願いします
あまり変なの及び意味不明なのは安価下

きらりんパワーを受けて死にかけた
本人は悪気なし

★睡眠代行始めました★
眠たいたけど配信で眠る時間が無い、眠りたいけど実況で眠る暇が無い、そんなときに!
睡眠代行で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに寝てくれます!
モチロン布団を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの床で無差別に横になります!
1時間\1200? 24時間営業 年中無休

     <⌒/ヽ-、___  睡眠代行では同時にスタッフも募集しています
   /<_/____/ 睡眠に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
                眠るだけの簡単なお仕事です!

高校の頃、英語の授業に20代前半の結構イケメンなアメリカ人教師が来た。
授業は一人一人アメリカ人先生に名前を呼ばれ、前に出てマンツーマンで話をするっていう形式。
先生には授業前に生徒の名前をローマ字に直したプリントを渡してた。
授業が始まると片言の日本語で挨拶をする先生に女子連中はキャーキャー言っていたけど それを結構厳しい口調で注意するような真面目な先生だったので、みんな真剣に授業に臨んでた。
授業は順調に進み、結構人気のあった女子の「新保(しんぽ)さん」の番になった。

先生はそれまでやってきたように大きな声で彼女の名前を呼んだ。

「ジャアツギノヒトネ。ンーーアーー・・・ち●ぽ!ち●ぽサン!」 生徒は一瞬凍りついた。教室にいた全員が瞬時に「笑ってはいけない!」と思った。

でも、たぶん「シンポ」と言っているんだろうけど、どう聞いても日本語の「ち●ぽ」だったし
「それまで片言だったのに、なぜよりによって「ち●ぽ」の発音だけがこんなにもネイティブなのか」とか
「なぜか「ち●ぽ」に敬称を付けている」とか考えだすとみんな耐えられなくなった。
結局新保さん以外の全員が爆笑。新保さんは顔を真っ赤にしてうつむいていた。

その様子を見ていたアメリカ人先生は状況が飲み込ていないようなのだが、 生徒の一人がみんなの笑いものになっている状況だけは理解できたのだろう 突然般若のような顔になりその爆笑をかき消すかのような大声で「シャァァラッップッ!!」と全員を一喝した。
その表情とテンションの凄さに、教室は水を打ったように静まり返った。 しかし先生の怒りのボルテージは上がったまま。

新保さんの肩に手を置くと「ナンデ?ナンデミンナち●ぽをワラウ?ち●ぽガナニカシタ?」
全員が「まずお前のせいだ。あと男性生殖器の名称を連呼するのをやめてください」と思っていたと思う。
その後、慰めようとしたのだろう、先生はやさしい口調でうつむいて座っている彼女に語りかけた。

「ち●ぽゲンキダシテ。マエニキテクダサイ。ち●ぽスタンドアップ!」

新保さんも笑った

∧,,∧
 ( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
 / ∽ |
 しー-J

ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。

例1 ID:wwh7KM12 の場合 712 なので712回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. の場合 数字がないので今日は一休み。

さあ、存分に腹筋するがよい!(`・ω・´)

・設定
非常によくできていると思います。pcに引っ掛けた理論はなかなか面白かったです。しかし、あまりにも理論に凝り過ぎており、テンポが悪く、作者にしかわからない自己満足になりかかっている感は否めません。
・ストーリー
天才で最強な主人公を、妹を筆頭としたヒロインが褒めちぎり、敵役がまるで噛ませ犬のように倒されていくのは見るに耐えません。
・キャラ
主人公以外のキャラはすべて主人公の引き立て役であるという印象を受けました。特に妹はことあるごとに兄の凄さを語っており、鼻につきました。
劣等生という設定である意義を損なっているかと。ただ、主人公の天才さを宣伝するために、劣等生なんて設定にしたのかと思えてきます。
・文章
よかったと思います。まず、誤字が少ない。やや平坦な印象は受けますが、不適格な表現もなく、安定して読むことができます。バトルに重心を置くのならもう少し遊びが表現にあってもいいかもしれませんね。
・総評
設定「だけ」はよいですが、後の部分は作者様の自己投影が前面に出すぎており、作品の中身を押しつぶしています。凡作かと。
文章評価: ★★★☆☆ 作品評価: ★★☆☆☆ 信頼度:S5 出版:買わない



佐島勤 [2009年 05月 26日 (Tue) 23時 23分 17秒]

決して短くはない、「鼻につく」「見るに堪えない」「凡作」を最後までお読みいただけましたこと「だけ」は感謝致します。(「見るに耐えない」ではなく「見るに堪えない」が正用法です)
ただご指摘の内容は正直なところ、在り来たりの感を否めません。
ライトノベルの投稿作品講評によく見られるテンプレートを踏襲した通り一遍の批評で、全く参考になりませんでした。
ご自身でも作品を書かれるのか作品批評がご専門なのかは存じませんが、批評を専門となさるのなら、もう少しパターン通りではないご自分なりの視点を身につけられることを、老婆心ながらお勧め致します。
例えば「劣等生という設定である意義を損なっている」とのご指摘がありましたが、この作品は劣等生が努力を積み重ね代償を支払って遂にはエリートを凌駕する、というようなスポ魂的展開のものではありません。
劣等生という設定は、学校の優等生と有能な人材は必ずしも同じではないというアイロニーを込めたものです。
それを単に「劣等生」という単語のみから広く普及している克服型パターンを決めつけ、パターンに沿っていないという理由で批判されてもこちらには何も響いて来ません。
寧ろ、「理論に凝り過ぎていてテンポが悪い」というご指摘で止めておけば、まだしも反省材料として受け容れられました。
もっともそれだとて、既に他の方々からご指摘を頂いていることではありますが。
ネット上には多くの良作が公開されているのですから、見るに堪えない凡作に関わってこれ以上時間を無駄にされないことを、もう一つの、心よりのアドバイスとさせていただきます。

>>212


まゆ「きらりんパワーを受けて死にかけた、ですよね?」

P「ほぼ正解だ。入院はしたが死にかけてはいない。それと本人に悪気はない」

まゆ「Pさんを殺しかけたらきらりちゃん、もうこの世にいませんもの、うふふ」

P「体はそうでもなかったけど入院費自腹は痛かった」

まゆ「つくづく嫌になるところですよねぇ」

P「テンション高いのはいいが周りに注意するようにと注意は促してたんだがな……」

まゆ「案の定効果はなし、と」

P「担当プロデューサーが言っても効果はなかった。むしろテンションだだ上がり」

まゆ「まゆのお化粧道具もいくつかダメになっちゃったの思い出しました。お気に入りだったから残念……」

P「オレはそんなに…………思えば書類を紛失されたな」

まゆ「あの無理やり、Pちゃんに届けるにぃー☆って言ってたやつですね、わかケフッります」

P「無理するな」

まゆ「デストロイヤーきらり☆」

P「アンチ間のアダ名なんてよく知ってるな」

まゆ「それよりいつものやりません?」

P「プロフィールのお復習だな」

まゆ「たまにはまゆから先に。名前は諸星きらり。パッション所属の17歳。身長182cm、体重 60kg、BMIは18.11。スリーサイズは上から91-64-86」

P「最近はまだ成長してるらしい。誕生日は9月1日、乙女座のO型」

まゆ「大きな乙女ですよねぇ。利き腕は右。東京都出身で趣味はかわいい物集め」

P「かわいいもの集めねぇ……」

まゆ「違うんですか?」

P「違いはしないがまぁ……」

まゆ「噂じゃきらりんルームなんてものもあるとかないとか」

P「火のないところに煙は立たず」

まゆ「何かあるんですか……」

P「邪推ともいうがな」

まゆ「軽くですか? 徹底的ですか?」

P「どちらでもいい」

まゆ「あまり乗り気じゃないですね」

P「そんなことはない。今回はまゆが決めてくれ」

まゆ「死にかけたのがトラウマに……可哀想なPさん」

P「だから死にかけては……で、軽くか徹底的か、決まったか?」

まゆ「>>224


軽くか徹底的かを選んでください
それ以外は安価下

徹底的

まゆ「徹底的に……ふふ」

P「まかせた。オレは他にやることがある。だが、なにか手伝うことがあれば言ってくれ」

まゆ「まゆの疲れを取ってくれればそれで♪」

P「……手伝うことがあれば言ってくれ」

まゆ「はぁい。久しぶりにあれやってくれます?」

P「未成年にあれは……用意はしておく」

まゆ「うふ♪ ちょっと部屋で考えてきます」

P「そういえば写真は片付け……もういない」

まゆ「ハァァァ……この部屋に来るのも久しぶり♪」

まゆ「Pさんに囲まれてシアワセぇ♪」

まゆ「Pさんお腹クッションにPさんお尻クッション……あっ、PさんPさんも……!」

まゆ「まゆの繭は作るのに苦労しました。Pさん、まだ持ってるかしら?」

まゆ「さてと…………パソコン開いてカタカタカ」

まゆ「アンチ、アンチアッアッアンチアンチッチー♪」

まゆ「諸星きらり……諸星きらり……あったぁ」

まゆ「きらりちゃん、いい子だけど自分の大きさ考えないものねぇ」

まゆ「痛いお仕置き、気持ちいいお仕置き、うっふふふふ」

まゆ「いっぱいレスある♪」

まゆ「気になるベスト3ィ……>>228>>229>>230

諸星きらりに対する悪口・アンチレスお願いします
それ以外は安価下

きらりパワーのおかげで、杏ちゃんが入院中…許せない

デカイ

深夜、自分以外に人がいない道を歩いていると後ろから突然「ニョワー」という声がして、
振り向くと目を赤く光らせた、とても背が高い大きな女が立っていて、
目が合ったり話しかけたりすると襲われ、襲われた人は…無傷ではあるのだがなぜかカワイイ物好きになるとか。
また、ごく稀らしいがその女に気に入られるとそのまま連れ去られ行方不明になるとか…
その女から逃げてもものすごい速さで追いかけてくるとか、
その女から逃れるためには人形や小さな女の子の写真や絵などを投げつけてやればいいらしい
しかもその女は車にひかれても高い所から落ちても無傷でいられるらしい


という都市伝説があるんだがコイツの事じゃねーよな



まゆ「デカイ。誰もが思うことよねぇ。それが売りですもの」

まゆ「しかもあの高さだと威圧感あるのよね」

まゆ「きらりパワーのおかげで杏ちゃんが入院中、許せない……? あら、とうとうやっちゃったのね」

まゆ「生的な意味で逝っちゃってないといいけど……うふ」

まゆ「長いわ……これってつまりきらりちゃんのことよね? 尾ひれビラビラついてるわぁ……ま、噂なんてこんなものかしら」

まゆ「でも持ち帰る…………もしかして……」

まゆ「あの噂のことかしら? きらりちゃんもまゆみたいに秘密の部屋持ってるのかしら?」

まゆ「通称はきらりんルーム。なんだか監禁してそう…………それにしてもさすが車に轢かれたらダメージあるわよねぇ。軽傷ですみそうなのは否定できないけど」

まゆ「…………あ、イイコト思い付いちゃった♪ さっそくPさんに聞いてみようかしら」

まゆ「Pさぁーーん…………」

諸星きらり「はっぴーですかー☆」

PAP「オッフッ! 今日も元気だなーおい」

きらり「おっすおっす! はぴはぴー!?」

PAP「はぴはぴだよ、はぴはぴ。機嫌いいけど何かあったんか?」

きらり「昨日かわいーの見つけたにぃ☆ そんでお持ち帰りして……にゃは☆」

PAP「どんなの見付けたんだ?」

きらり「それはー……じゃーん☆」

小梅「…………こ、こん、こんにちは……」

PAP「…………ハァァァ!?」

きらり「んぇ? どしたの?」

PAP「物はいいけど人はダメだろ!?」

きらり「細かいこと気にしちゃダメダメだよ?」

PAP「戻してきなさい」

きらり「ぬぃー……」

小梅「あ、歩けます……」

きらり「小梅ちゃんも一緒に練習すぅー?」

小梅「か、か、帰ります」

PAP「一緒にやってくれないか? つか一緒にやった方が良くない?」

小梅「えっ、それ、ど、どういう……」

PAP「練習はすればするほどタメになるってね。きらりも気が済むだろうし。ダメか?」

小梅「わ、わかり……ました」

きらり「にょわー☆ 小梅ちゃんもはぴはぴすぅう!」

小梅「ハァ……ハァ……フゥッ……んぷっ……」

きらり「水飲むにぃ!」

小梅「ンガ……ッポ……ンポ……」

PAP「おいおい、そんなに乱暴にするなって」

きらり「あ、おっすおっすPAPちゃーん!」

小梅「し、死ぬか、と、思っ……た……ヒッ……フゥ、ゥフ」

PAP「大丈夫か?」

まゆ「小梅ちゃん、お疲れ様」

PAP「おっ、まゆじゃないか!」

きらり「まゆちゃん、おっすおっす☆ まゆちゃんも一緒にはぴはぴすぅう!?」

まゆ「こんにちはPAPさん。小梅ちゃん、返してもらえます?」

PAP「あ……あーあーすまんすまん! 何か約束あったのか?」

まゆ「昨日から姿が見えないって噂になってて……」

PAP「昨日からって……もしかしてきらり」

きらり「……にょわー?」

PAP「…………なんでもない」

まゆ「きらりちゃんのお家に泊めてもらったの?」

小梅「えっ、あっ、う、うん……」

PAP「あれ、きらりって寮住まいだろ?」

きらり「実は最近引っ越したんだ☆」

PAP「引っ越した? なんで?」

きらり「あー……にゃー……それはー……」

まゆ「PAPさん、女の子にはふれられたくないこともあるんですよ?」

PAP「え? あー、まぁ……わかった」

まゆ「きらりちゃん」

きらり「んにぃ?」

まゆ「まゆとハピハピします?」

きらり「はぴはぴしていいの?」

まゆ「えぇ、PAPさんもハピハピしたいらしいですよ?」

きらり「ピーちゃんも!?」

PAP「ど、どんとこい!」

きらり「にょわーーーーー!!!ピーちゃんとはぴはぴすぅうううう!!!」

小梅「あ、あの……だ、大丈夫……?」

PAP「あ…………あぁ……いてて」

小梅「しっ、シップ、は、貼る」

PAP「だ、大丈夫大丈夫……オレ身体は丈夫だから」

小梅「大柄な、ひ、人ってすごい……」

PAP「ハ、ハハ…………ところできらりはどこに越したかわかるか?」

小梅「い、いえない……!」

PAP「な? 頼むよ」

小梅「ん、んーんー!」

PAP「手で口隠さないで教えてくれよ……な?」

小梅「ンムンムムー!」

PAP「そんな首振らないでも…………」

まゆ「PAPさん、まだハピハピしますぅ?」

PAP「ま、まゆ!?」

まゆ「小梅ちゃんになにしてたんです?」

PAP「な、なにも……」

まゆ「まゆの口なら貸しますよぉ? ん?」

PAP「な、なんでもない……」

まゆ「それならいいんですよぉ。じゃ、帰りましょ小梅ちゃん」

小梅「う、うん……」

小梅「ね、ねぇ……」

まゆ「はい?」

小梅「い、言わなくて、よ、よかったの?」

まゆ「あの事ですか? 小梅ちゃんは言いたかった?」

小梅「そ、そうじゃ、ないけど……」

まゆ「言ってもいいですがPさんがまだ見付けてないと思うので……」

小梅「さ、探し物?」

まゆ「えぇ……"かわいい物"を」

P「…………ここにもない」

P「やはり寮には置いてないか…………いや置かないか」

P「ここじゃないとすると……きらりんルームだな」

P「それにしてもこの清掃員の服、役に立つ。記者ってのは凄いもんだ」

P「ワルシャワ館の悪澤さんに返しにいくか……」

P「それにしても部屋のあちこち傷付いてるな。やっぱりここじゃ狭かったか。ま、部屋を移す手続きが出来ないままクビだから仕方ないか」

PAP「きらりんルゥムゥゥ?」

高垣「そ。知らないの?」

PAP「知りませんよ。本当なんですか?」

高垣「ホントホント。みんな知ってますよ?」

PAP「うーん……」

高垣「信じるなら私とラストまで行きますか? ふふ」

PAP「あ、ちょっと……行っちゃった」

PAP「きらりんルームねぇ……」

小梅「う、うぅー……あ、頭、クラ……クラ……」

PAP「あ、小梅ちゃん」

小梅「ぷ、パ、PAP、さ、さん……」

PAP「大丈夫?」

小梅「昨日……ま、ま、また、は……ハプハプ……」

PAP「……きらりんルームって知ってる?」

小梅「え……っと、それ、は、その……」

PAP「きらりのこと詳しいよね?」

まゆ「楽しそうですねぇ。まゆも仲間にいれてくれます?」

PAP「まゆ……」

まゆ「はい?」

PAP「…………きらりんルームって知ってるか?」

まゆ「きらりんルーム、ですか?」

PAP「知ってるかなと思って小梅ちゃんに聞いてたんだけど……」

まゆ「ただの噂です」

小梅「き、きらりちゃんに、き、聞いてみれば……」

PAP「…………本人に聞くのはちょっと」

まゆ「噂話ですしね。PAPさんはそんなにきらりちゃんのこと知りたいんですか?」

PAP「担当アイドルのことは知っておきたくて」

まゆ「そうですよね。話してもいいですけど……」

小梅「そ、外、出てる」

まゆ「ごめんね小梅ちゃん」

PAP「?」

まゆ「それじゃきらりんルームのこと話しますね」

PAP「頼む」

まゆ「きらりちゃんが可愛いもの好きなのは知ってます?」

PAP「知ってる」

まゆ「その可愛いものを集めたのがきらりんルームなんです」

PAP「…………それだけ?」

まゆ「はい、それだけです」

PAP「それだけなら隠すことなんてない」

まゆ「鈍感ですねぇ」

PAP「鈍感?」

まゆ「気付かないならそのままでー♪」

PAP「気になる」

まゆ「PAPさんにバレるのがイヤなんですよ」

PAP「どういうこと?」

まゆ「それは──」

P「ただいま」

まゆ「お帰りなさぁい。お夕飯出来てます」

P「ありがとう」

まゆ「今日はどうでした?」

P「見付からなかった。恐らくきらりんルームにあるんだろう」

まゆ「じゃあまだ小梅ちゃんに頑張ってもらいます」

P「すまないと言っておいてくれ。これがうまくいったらなにかプレゼントしないとな」

まゆ「欲しいホラーグッズがあるっていってましたよ?」

P「ホラーグッズか……探しておく」

まゆ「その能力他のことに使えばいいのに……主にまゆのこととか」

P「きらりんルームの噂は広まってるか?」

まゆ「はい。あの女…………楓さんからバッチリ」

P「さすが早い」

まゆ「なんだか尾ひれがついてますがいいんですか?」

P「盗癖のことだろ? 予想通りだな」

まゆ「きらりちゃんに盗癖なんてあるんですか?」

P「かわいいと思ったものを部屋に集めるくらいだからな。知らず知らずのうちに盗ってるんだ。本人に自覚はない」

まゆ「自覚がないって怖い……」

P「あの頃のまゆと比べたらかわいいものだ」

まゆ「そうですかぁ?」

P「それより明日は帰ってきてからなに見ても驚かないでくれ」

まゆ「サプライズパーティーでもやるんですか?」

P「小梅から頼まれた物をもらってくるんだ。今回はあの子にも参加してもらうからな。それで頼まれた」

まゆ「あんまり怖いものだとまゆ漏らしちゃいますよ?」

P「そしたら片付けるだけだ。とにかく不用意に触らない方がいいぞ」

まゆ「はぁーい。きらりんルームの捜索の方はどうします?」

P「それも平行してやる。とにかく明日は小梅をサポートしてくれ」

まゆ「はい。ついでにPAPさんの相手もします」

P「そんなに彼は危ないのか?」

まゆ「いざというときの足止めのためですよ」

P「たしかに邪魔されると厄介。お手柔らかに頼む」

まゆ「それはもうPさんのお腹くらい柔らかい対応します♪」

P「それなら安心だな。念のために手段を聞いておきたい」

まゆ「男性なら誰でも少しはある悩み事。黄色人種、白人、黒人、誰もが持ってる」

P「…………わかった。でも立ち直れなくならないか?」

まゆ「まゆは神様じゃないから全ては分かりかねますが、PAPさんはそんな人じゃないと思います」

P「結構傷つくと思うが……」

まゆ「あとは運を天、です。まゆは個人的には日本人のが……」

P「それ以上言ったら怒る」

まゆ「おしりペンペンします?」

P「受け取った荷物を寝室に置く 」

まゆ「?」

小梅「…………ハァハァ……ハーヒィ……」

まゆ「…………スゴい遊ばれましたね」

小梅「……し、死霊のは、は、腸、み、見たい……」

まゆ「今日はなんですか? ジャイアントスイングでもされた?」

小梅「い、い、行くのが……こ、怖い……!」

まゆ「Pさんがなにやら用意してるらしいですよ? なんでも少し大きな木箱に入れて持ってくるだとか」

小梅「……! が、が、ガンバる……!」

まゆ「あの小梅ちゃんがあそこまでやる気出すなんて……いったい何なのかしら。教えてくれる?」

小梅「く、黒くて、テ、テカテカしてて…………ぶ、ブヨブヨ?」

まゆ「太い?」

小梅「う、うん……!」

まゆ「……意味深なブラッドソーセージでも贈るのかしら?」

P「時間に遅れてしまった……! えぇっとふたりは…………あた」

ル「大丈夫ですか? 時間に遅れるなんて珍しいですね。しかも、そんなに慌てて」

P「いやその……すみません……」

ng@「なんでわざわざ変装までしてきたのに遅れるのかしら。信じられない!」

ル「ちょっと……!」

P「いえ、私が悪いんです。せっかく変装までしてきていただいたのに……」

ng@「まったくよ。こんな変な服まで着せて」

P「なんだか今日は謝りっぱなしの一日になりそうだな……ハハ」

ル「いや、その……この前の件はこちらにも非がありますし……!」

ng@「どこがよ! 壺は壊す、廊下は踏み抜く! おまけに事務所のドアはノブごと引っこ抜く! 立て付けに悪いなんてレベルじゃないわよ!」

ル「尾ひれついてるでしょアンタ……」

ng@「おまけに『意外と狭いにぃー☆』って言われたこっちの身にもなってよ! お父様説得するのに何時間かかったと思ってるのよ!」

P「すみません。指導が行き届いてなくて……!」

ル「そんな頭をあげてください……!」

P「いえ! その上、大事な……大事なお友だちをひどい目に遭わせてしまって……! もうしわけございませんでした!」

ng@「見付かったんでしょうね!?」

P「こ、この通り……」

ル「どこも被害ないじゃない。よかったぁぁぁ」

ng@「…………ぁ」

ル「ん、どうしたの?」

ng@「ちょっとでいいから遠くにいってて……」

ル「え? あなたがそういうなら……じゃ」

ng@「…………」

P「あの……」

ng@「……ごめんなさい」

P「…………」

ng@「……まずは謝るわ。取り乱してごめんなさい」

P「いえ、こちらこそ大事なお友だちを……」

ng@「シャ……あの子のことはいいわよ…………それよりこれ」

P「縫い目……?」

ng@「アンタ一人でやったんじゃないでしょ?」

P「それはまぁ……」

ng@「きちんとした縫い目とグチャグチャな縫い目。見りゃ一発よ」

P「…………なんであの人を追い出した?」

ng@「変な気使わせたくないのよ。壺割ったりしたのだけで真っ青になってたのに……で、これ壊した張本人は元気してるの?」

P「まぁ……いつも通りとしかいえない」

ng@「知らぬは本人ばかり、ね。アンタが謝って回ったのも知らないんでしょ?」

P「それが仕事だから」

ng@「ま、普通はアンタみたいなの誰も気にしないわよね」

P「失礼ですがなにかあったんですか?」

ng@「別にそんな他人行儀なしゃべり方しなくてもいいじゃない。こっちも猫被るのやめてるんだし」

P「それで?」

ng@「バッシングが激しいのよ。ファン同士衝突もね。ああ言えばこう言う、まるで水掛け論」

P「メチャクチャにしたばかりに…………すみません」

ng@「別にあんな壺とか安物だからいいのよ…………こんなこというとまたバッシングされそうね、ふふ」

ng@「アンタの皮肉の聞いた言葉好きよ? なんだっけあの……」

P「どのこと?」

ng@「究極の寝取りはってやつ」

P「結婚式の話か」

ng@「そ。両親からすればそうよね」

P「まだプロデューサーとのことが噂になってるのか」

ng@「まあね。うちのプロデューサー、いい人だし、メガネ男子っての?だし、それでいて爽やか。ま、いわゆる好青年」

P「チョキチョキ」

ng@「は?」

P「ジェスチャー」

ng@「そういえばあの子も好きだったわよね」

P「よくやってたよ」

ng@「……話がずれたわね。それだからプロデューサーのことは好き。だけど恋愛のそれとは全然違う」

P「周りはそんなのお構い無し」

ng@「そ。勘違いしてる人ほど全く根拠もなにもない理論・噂とアイドルをイコールで繋げたがるのよね」

P「その勘違いしてる人が多いのが世の中」

ng@「アンタ、変わったわね……変わらないところもあるけど」

P「…………」

ng@「また今度、ゆっくりお茶でもする? いろいろ気になることもあるし。お墓参りにも行きたいし」

P「考えとく」

ng@「お財布のこともお礼言いたいし。さて……」

P「あの人呼ぶのか?」

ng@「その前に……アレ取り寄せておいたわよ」

P「ありがとうございます」

ng@「危険はないけど気を付けなさい。アンタに言っても仏に説教だけど」

P「釈迦に説法?」

ng@「日本だとそういうわね。もうひとつ聞きたいんだけど…………」

P「なにを?」

ng@「…………やっぱいい……それじゃ呼ぶわね」

P「呼びにいく」

ng@「呼びにいかなくても向こうから来るわよ。待ってなさい……コホン…………エビフライ」

ル「だぁぁぁぁれがエビフライですってぇぇぇぇぇ!」

ng@「ね?」

小梅「…………」

まゆ「小梅ちゃん……?」

小梅「…………」

まゆ「し、死んでる……!」

小梅「ど……ド……ソウ……土葬、が、いい……」

まゆ「どこに埋めたらいいかしら?」

小梅「…………」

まゆ「小梅ちゃん……?」

小梅「もう少し、間、置いて」

まゆ「はぁい」

P「……なにやってるんだ?」

まゆ「お帰りなさい」

小梅「ね、ねぇ……」

まゆ「服の袖を引っ張ってどうしたの? あ、もしかして……」

小梅「お、お帰り、なさい……ご、ごはんにする?」

まゆ「お風呂にする? そーれーとーもー……」

小梅「死」

まゆ「た」

小梅「い、い?」

P「死んだように眠る」

まゆ「あとは好きにしていいらしいわ、小梅ちゃん♪」

小梅「し、死に、げ、化粧……したい」

まゆ「お化粧道具ならまゆのを」

小梅「ま、周りも、か、飾らなきゃ」

まゆ「麻薬カルテルの地下組織みたいにします?」

輝子「死体に……生える……き、キノコもある……らしい」

小梅「く、く、黒魔術の儀式、っ、っぽいのもいい」

P「ところで杏の体調はどうだった?」

まゆ「元気でしたよ。体が動かない以外は」

小梅「ほ、包帯、ぐ、ぐるぐるまき……だった」

P「吊られてるところにきらりんパワー受けたからな。ノーガードで直撃」

まゆ「呼吸困難起こしたって聞きました」

P「吊られてるところにきらりんパワーがノーガードで直撃。なにか起こるかもしれないと危惧してたから、あの二人がブッキングしないようにしてたんだが……」

まゆ「きらりちゃんのプロデューサーが会わせちゃったんですからしかたないですよ」

小梅「わ、私あの、ひ、人苦手」

まゆ「プロデューサーがいうには『化学反応』を見たかったらしいです」

P「あれは衝突事故」

まゆ「ところであれ見つかりました?」

P「見付かった」

小梅「?」

P「二つともな」

まゆ「よかった……」

小梅「あ、あ、あれって?」

P「あれ、持ってきたぞ」

小梅「……?」

P「かごに入ってる」

小梅「…………! いっ、いってくる!」

まゆ「あれって結局なんなんです?」

P「今回使うものだ」

まゆ「なんなんですか?」

P「あとで説明する。小梅のところにいってくる」

まゆ「はーい…………なんなんでしょう?」

まゆ「毎回違う髪留めしてましたけど、この髪留めはお気に入りでしたね……」

まゆ「置いておきましょう」

まゆ「夕飯の支度でもしておきましょ。小梅ちゃん、苦手なものあるかしら?」

P「どうだ?」

小梅「く、く、黒くて、お、おっきい……!」

P「ゆうに25cmはあるだろ?」

小梅「さ、さす、さすが中東」

P「中東か?」

小梅「さ、触ってもい、いい……?」

P「いいと思うけど後で手洗って」

小梅「う、うん……」

P「どんな感じだ?」

小梅「んっ……ふあっ……ショワショワ……ち、チクチク……フゥア……」

まゆ「小梅ちゃーん?」

P「隠そうっ!」

まゆ「何か苦手なもの…………なにしてるんですか?」

小梅「もっ、持ってきて、も、もらったもののか、か、確認」

まゆ「まゆは仲間外れですかぁ?」

P「刺激が強いと思うが……」

まゆ「ちょっとやそっとのことでは驚きませんよ? 知ってますよね?」

P「やめておけ」

まゆ「嫌がられるとやりたくなるのがまゆの悪い癖なんです♪ 知ってるくせにぃ」

P「…………警告はしたぞ」

まゆ「開けーごま!」

小梅「か、固まってる……」

まゆ「……………………」

小梅「し、死んでる……!」

P「気絶してるだけだ。食卓まで運ぶぞ。足持ってくれ」

小梅「お、重い……」

P「本人が起きてるときに言うなよ」

小梅「う、うん……あ、あ、あの……」

P「ん?」

小梅「ま、まゆ、さん……聞いてたのと、ち、違う……」

P「性格がか?」

小梅「キャ、キャラクター……?」

PaP「きらりのやつどこいった……夜まで戻ってこないなんて」

きらり「あー! ピーちゃんにょわー☆」

PaP「ウップ……どこいってた! 仕事終わったら事務所に戻れっていったろ」

きらり「ごめんにぃ……かわいーの見つけたからハピハピしてて……にゃは☆」

PaP「連絡くらいしろよ」

きらり「ケータイダメになっちゃったにぃ……」

PaP「またダメにしたのか。また申請すればいいか……」

きらり「ごめんちゃい……」

PaP「まぁいいけどよ。次からは気を付けろよ」

きらり「ピーちゃん……ありがとー☆」

PaP「抱きつくなって」

きらり「嫌がってないけどー?」

PaP「こんなの痛くも痒くもない、ハハハ」

きらり「うにゃー☆」

PaP「ハハハ。そろそろ離れてくれ」

きらり「いやー☆」

PaP「ところで……」

きらり「んー? なにぃ?」

PP「きらりんルームってなんだ?」

きらり「きらりの好きなものが詰まった部屋のことだよん☆」

PP「どこにあるんだ?」

きらり「そりはまだ教えられないにぃ」

PP「そうか…………まっすぐ帰れよ」

きらり「おやすみ☆」

PP「うーん……」

小梅「お、おはよう……ご、ございます」

PP「あ、おはよう! 小梅さん!」

小梅「お、おはよう、ご、ございます。あ、あの、な、名札……」

PP「名札ぁ? あ、マジだ、ねぇ」

小梅「も、もしかして、ゆ、幽霊の仕業……!」

PP「それはないだろ。そんなことより一つ聞きたいことあんだけどいい?」

小梅「は、はい」

PP「きらりんルームの場所って知ってる?」

小梅「し、知らない……!」

PP「こういったら聞こえ悪いけど前連れ去られたよね? その時のこと思い出してくれるだけでいい。少しでもいい!」

小梅「…………う、うっと……や、その……」

PP「頼む!」

小梅「う、うーんと……」

PP「この前はまゆに邪魔されたけど、小梅なにか言いたがってたろ? 勇気を出して、な?」

小梅「わ、わかった……で、でも私が、いっ、いってい、言わないでね……」

PP「約束する」

小梅「き、き、きらりんルームは──」

きらり「ピーちゃんの名札いいにぃ」

きらり「きらりんルームにお持ち帰り☆」

きらり「かわいいのがいっぱいで幸せー☆」

きらり「楓ちゃんのコンタクトもキレーキラキラ☆」

きらり「かわいいの集めてきらりん☆おん☆ざ☆すてーじ☆」

きらり「あっ! あれもかわいいー☆」

まゆ「きらりちゃん、今ごろかわいいもの見つけてるかしら」

P「恐らくな。手、止まってるぞ。動かせ」

まゆ「はぁーい、ご主人様」

P「…………なんでメイド服なんて着てる」

まゆ「懐かしいの見つけたのでぇ。ちょっとサイズ小さいですが……特に胸元なんてぇ」

P「捲らなくていい。口を動かさず手を動かしてくれ」

まゆ「結束バンドはどうします? もっと用意しますか?」

P「それくらいで充分だとは思うけど、まゆはどう思う?」

まゆ「経験者としては普通はこれだけあればいいと思いますが、きらりちゃん大柄ですからねぇ」

P「わかった。あと2・3セット頼んでおく」

まゆ「はぁい。それにしてもこのきらりんルーム、まるで監禁部屋みたいな雰囲気ありますよね」

P「なにも知らない人が見ればそんなことは感じないが、事情知ってる身としてはな」

まゆ「莉嘉ちゃんの盗癖も困りものですけど、こっちの盗癖も堪りません」

P「そうだ、ん?」

まゆ「なにか見つけたんですか? ラムネ?」

P「いや、違うこれは──」

P「わかったか?」

まゆ「……まゆ、良いこと思い付いちゃいましたぁ」

P「良いこと?」

まゆ「本当は顔隠そうと思いましたがやめました」

P「じゃあ覆面は閉まっておく」

まゆ「お願いします。ところでどれにします?」

P「質問に使うものの事か? そうだな……」

まゆ「3つに絞り混みます?」

P「そうだな。まゆが決めてくれ。オレのはもう決まってる」

まゆ「はぁーい。うふふ、ど・れ・に・し・よ・う・か・し・ら、ままゆのいう通り♪」

P「じっくり決めてくれ。オレは電話をしてくる」

まゆ「いってらっしゃあぁい♪」

まゆ「鉄砲売ってバンバンバン。も一つおまけにバンバン……バン♪」

まゆ「決まっちゃった♪ >>301>>302>>303。うふふ、楽しみ」


アイドルの私物を書いてください。
なるべく食べ物と例以外でお願いします
あんまり変なのは安価下にします
例:椎名法子のポンデライオン人形

飛鳥のエクステ

相原さんのティーカップ

前川のネコミミ

まゆ「飛鳥ちゃんのエクステに雪乃さんのティーカップ、それとみくちゃんのネコミミ、こんなところかしら」

まゆ「Pさんは何を選んだのかしら。楽しみ♪」

まゆ「それにしても、みんな物がなくなって慌ててたのがなんだか懐かしいわ……あら? カップにヒビが……もう使えないわね」

まゆ「飛鳥ちゃんなんていつも通り落ち着いた口調だったけど、内心穏やかじゃなかったのは明白よね。みくちゃんに至っては10年物らしいし」

まゆ「…………ちょっと被ってみようかしら」

まゆ「エクステも……こうかしら?」

まゆ「紅茶……はないから振りで……うふ」

まゆ「なんだかこういうのいいわぁ……」

P「ネコミミメイドエクステンション午後の紅茶。いや、ネコミミ不良メイドの細やかな抵抗といったところだな」

まゆ「ぴ、ぴゃひゃうさん!?」

P「驚くことないだろ。そういうところ相変わらずだね」

まゆ「さ、サボってたわけじゃないんです…………」

P「もう用意するものもないから遊んでても問題ない」

まゆ「な、なんでもしますから許してください……!」

P「怒ってないからなにもしなくていい。それより、小梅から連絡があった。きらりが事務所出たって」

まゆ「す、すぐ用意します」

P「PaP対策も言われた通りばっちり施したらしい」

PaP「…………きらりんルームは一つじゃないわけか……」

小梅「い、いくつもある、か、から……私もどこに連れてかれたのか、さ、さっぱり、わ、わからない。あ、あと…………」

PaP「あと?」

小梅「や、な、なんでも……ない」

PaP「気になる……言ってくれ!」

小梅「う、あ……その……こ、これはウワサ、噂なん、だけど……き、きらりちゃんが……」

PaP「きらりが? きらりがどうした!?」

小梅「お、大きな、おっ、男の人と、へ、部屋に入ってくの……み、見たって人がい、いる……」

PaP「大きな男の人?」

小梅「こ、こく、黒人……だとか」

PaP「大きな黒人と部屋にはいって何を……」

小梅「手繋いで、はい、入って……少ししたら、スッキ、スッキリした、顔で、で、出てくるて……」

PaP「まさか……いや……そんなはずは…………話してくれてありがとう」

小梅「ど、ど、どういたしまし、まして」

PaP「……もうこんな時間か。今日は暗くなるの早いから気をつけて帰れよ」

小梅「う、うん……それじゃ……」

PaP「きらりがねぇ……まさかな」

PaP「しかしたかがウワサでももし本当だったら…………」

PaP「スキャンダルなんて困るぞ……」

PaP「ちょっと見に行くか? いや、もしもドア開けた瞬間……」

PaP「ホント、スキャンダルなんてことになったらこの先困るなんてもんじゃ…………」

小梅「お、お待たせ……」

まゆ「お帰りなさい小梅ちゃん」

P「自分の部屋じゃないからお帰りなさいはどうなんだ?」

まゆ「じゃあいらっしゃい?」

小梅「す、すごい……! 本格的!」

まゆ「小梅ちゃんのリクエスト通りに作ったの。どう?」

小梅「よ、予想、い、以上……! 特にく、首、首輪を吊る、と、ところなんて、げ、芸術的」

まゆ「喜んでくれて嬉しい。でもそんなに飾ってないわよ?」

小梅「そ、装飾じゃ、じゃなくて、ふ、雰囲気出てるのが重……要」

P「そろそろきらりが到着する」

まゆ「早いですね。さすが財閥の……」

P「もう一つのきらりんルームとの連携もばっちりだ」

小梅「え、映画みたい」

P「しかし犯罪スレスレ……いや、ばっちり犯罪の域だぞ?」

まゆ「事後処理を提案して手配までしていただいてありがとうございます」

小梅「あ、ありがとう、ご、ございます……」

P「……共犯ってわけか。まぁ、そもそも巻き込んだのはオレだ。文句は言わない」

まゆ「まゆは自発的に協力してますよ?」

P「来たぞ」

黒服「…………」

P「お疲れ様」

黒服「…………バイ」

まゆ「無口でおっきい人でしたね」

小梅「あ、あんな人ばっ、ばっかりなのかな?」

P「黒人といっても様々だから国によるとしかいえない。日本人と体格がそう変わらないとこもあるし…………なんか話がずれてないか?」

まゆ「あの人たち、うるさくて嫌いなんですよね。物としてしか扱わないし……好きな人は好きなんでしょうけど…………ハァ」

小梅「な、なんの話かわからないけど……ホラーだと、お、面白黒人枠がある」

P「話すのもいいがまずは吊るすぞ」

小梅「は、はい……」

まゆ「服はそのまま」

小梅「く、首輪をつけて……」

P「…………歌わなきゃ駄目なのか?」

小梅「ホ、ホラーにう、歌は……ひ、必要」

まゆ「あのバイオリンのチャンチャンチャンチャンって高い音思い浮かべます」

小梅「チャラチャラチャラチャラとかデューウゥゥン!もす、好き」

P「手を後ろに回して親指に結束バンド頼む」

まゆ「はぁい」

P「…………」

まゆ「なにか考え事ですか?」

P「くだらない駄洒落。気にしないでくれ」

まゆ「黙りながら作業もつまらないですからなにか話しましょうよ」

P「それもそうか」

まゆ「それでなに考えたんですか?」

P「この結束バンドは禁酒のために作られたのかな、と思ってね」

まゆ「?」

小梅「い、飲酒と……ロックをか、かけてるんだと思う」

まゆ「なるほどぉ」

小梅「た、タイの保存に向かないのに、た、タイラップって、おかしいよね……」

P「…………ありがとう」

まゆ「机出して物並べますね」

P「じゃ、次は──」

PaP「きらりが寮に戻ってないぃ?」

??『そうなんですよ。きらりちゃん、ここのところ帰ってないらしくて……』

PaP「今日の夕方は見ましたけど…………何かあったのか?」

??『いま売れに売れてるので何かあったのかと思うと心配で心配で……』

PaP「オレが責任もって捜しておきます! 任してください!」

??『頼みましたよ。それでは』

PaP「…………きらり……」

きらり「…………んにぃ……?」

きらり「あれ……たしか帰る途中で……んあ?」

きらり「ここどこにぃ?」

きらり「頭がボーッとすぅー……」



















まゆ「おはようございます♪」

きらり「…………誰にぃ?」

まゆ「まだ頭が覚醒してないんですねぇ…………まゆですよぉ」

きらり「まゆちゃん……? なんできらり縛られてるにぃ」

まゆ「知りませぇん。わからないんですかぁ?」

きらり「と、とれにゃい……」

まゆ「親指と小指だけでも取るのって大変なんですぉ。よいしょっと」

きらり「それなんなんにぃ……?」

まゆ「わからないんですかぁ? あなたが盗ったものじゃないですかぁ」

きらり「それ、きらりの……」

まゆ「だから違うって言ってるのがわからない?」

きらり「ほすぃかったから貰ったものにぃ……」

まゆ「全部ですかぁ? きらりちゃんは全部覚えてるんですか?」

きらり「そ、そりはぁ……」

まゆ「人から黙って貰うのは盗んだのと同じ。悪いことしたらどうなるかわかる?」

まゆ「あ、答えなくてもいいわ。わかってるわよね?」

きらり「ば、罰をうけるにぃ……」

まゆ「ピンポーン。当たり♪ でもきらりちゃんのことも考えないとね」

きらり「どいうこと?」

まゆ「きらりちゃんが反省してるならオシオキはしないってこと」

きらり「反省してるにぃ!」

まゆ「あら、早い。まだ始まってないですよぉ? 前戯にも満たない」

きらり「どうしたら許してくれるにぃ?」

まゆ「さっき、きらりちゃんが反省してるならっていったわよね?」

きらり「言ってた」

まゆ「そこであれ」

きらり「テーブリュ……?」

まゆ「あのテーブルにあるもののこと思い出したら、許しあげる。思い出せなかったら……うふ♪」

きらり「が、がんばるにぃ☆」

まゆ「ダメだったらその度にオシオキ♪」

きらり「うにゅ……」

まゆ「1つずつ聞いていくからゆっくり考えましょう」

きらり「わかったにぃ☆」

まゆ「うふ、余裕ね♪ じゃあ最初は……>>323

飛鳥のエクステ、相原のティーカップ、前川のネコミミからお選びください
それと同時にコンマ判定。コンマ二桁目が
1、3、5、7、9なら思い出す
2、4、6、8、0なら思い出せない
きらりんの運命はあなたの手に!

飛鳥のエクステ

まゆ「最初はこれぇ」

きらり「細長いヒモ……?」

まゆ「思い出せない?」

きらり「何て言ったか思い出せないにぃ」

まゆ「ゆっくりでいいわよぉ? 時間はたぁぁっぷりあるもの♪」

きらり「エクステ……! それエクステだにぃ☆」

まゆ「誰の?」

きらり「にょわ?」

まゆ「"誰の"エクステ?」

きらり「えっと、えっと……」

まゆ「チッチッチッチッチッ」

きらり「か、数えるのやめてほすぃ!」

まゆ「オシオキの準備ー♪」

きらり「思い出したにぃ☆ 飛鳥ちゃんのエクステ!」

まゆ「本当に?」

きらり「間違いないにぃ☆」

まゆ「…………正解よ☆ 間違ったら小梅ちゃん謹製エクステつけてあげようと思ったのに……残念」

きらり「え?」

まゆ「かわいいらしいわよ?」

きらり「どいうことにぃ?」

小梅「ざ、残念……! 別室待機してたのに……」

P「ボクの名はアスカ。きらりは狙われている!」

小梅「?」

P「なんでもない……」

小梅「が、がんばる……!」

P「それにしても……あれをエクステにしたら気絶するんじゃないか?」

小梅「黒と赤で、き、きれい」

P「グリッターエクステねぇ……光の当たり加減如何によってはまぁ……」

小梅「ワシャワシャ……フフ」

P「楽しそうだからいいか」

まゆ「それじゃあこれは飛鳥ちゃんに返しましょうね♪」

きらり「ゆ、許してくれりゅの?」

まゆ「まだ始まったばかりよ? 次行きましょう」

きらり「まだ続く…………でも負けにゃいにぃ☆」

まゆ「その意気で頑張りましょう♪ 次はぁ>>329

相原のティーカップ、前川のネコミミからお選びください
同時に、誰のものか思い出すコンマ判定。コンマ二桁目が
1、 3、5、7、9なら思い出す
2、4、6、8、0なら思い出せない

繝阪さ繝溘Α

まゆ「次は……これ♪」

きらり「ネコミミだにぇ」

まゆ「ネコミミ。だけど誰のネコミミ?」

きらり「ネコミミといったらみくちゃんだにぃ!」

まゆ「せぇかぁい♪ よく思い出せたわね」

きらり「これであとひとつにぃ☆」

まゆ「 何 言 っ て る の ? 」

きらり「え?」

まゆ「さっきと同じ流れだって思ってたでしょ?」

きらり「違うの?」

まゆ「違うわ」

きらり「ずるいにぃ!」

まゆ「さっきのは初回だからサービス♪ 今回から状況もいってもらうの」

きらり「状況?」

まゆ「そうよぉ? だって状況も思い出してもらわなきゃどうして反省するのか、何を反省するのかわからないでしょ?」

きらり「それは……そうにぃ」

P「まゆらしいやり口だ」

小梅「そ、そうなの……?」

P「目的のためなら手練手管」

小梅「じゃ、じゃあ今回こそ、つ、使える……!」

P「どうだろうな。それにしてもきらりは運がいいな。小梅、ハロウィン衣装に着替えたのに出番ないかもな」

小梅「が、がんばる……!」

P「こればかりは運だからな。ま、計画変えるってのも手だけど、コロコロ変えるのは……おっ、どうやら何か言うらしい」

>>335
コンマ判定。コンマ二桁目が
2か3か9なら思い出す
それ以外なら思い出せない
強運を発揮出来るか

どや

きらり「思い出したにぃ!」

まゆ「言ってみて」

きらり「きらりが事務所で遊んでたときに前からみくちゃんのネコミミかわいいにぃって言ってたから、それでみくちゃんがくれたにぃ☆」

まゆ「本当に?」

きらり「ホントにぃ!」

きらり「これできらりの勝ち☆ あ、まだ残ってたにぃ」

















まゆ「残念♪」

きらり「え……?」

まゆ「きらりちゃんが事務所にいたのは正解。みくちゃんもいた。でも、きらりちゃんの話し方だとみくちゃんが"自発的"にくれたって取れるわ」

きらり「違うにょ?」

まゆ「自発的にあげるわけないじゃない。そのネコミミは昔から使ってたものですもの」

きらり「?」

まゆ「そんな大事なものを簡単にあげるかしら? あっ、考えなくていいわ。どうせわからないから」

小梅「ど、どういうこと……?」

P「みくにきらりんパワーでにょわーしたときにどさくさに紛れて盗んだのがそのときの状況」

小梅「そ、そういえば、わ、私もいろいろ取られた。ゾンビのストラップとか」

P「道理でないと思ったら。それで前川さん……みくはそのあと泣きべそかきながら探してた。よほど思い入れのあるものだったんだろ。見知らぬはずのオレに助けを求めるくらい取り乱しながら」

小梅「こ、今度、ひ、左耳がかじられたネコミミ……あげよう……わ、私のお気に入り……血糊つき」

まゆ「その分じゃ飛鳥ちゃんのこともわかってなさそう」

きらり「…………」

まゆ「やっぱり。飛鳥ちゃんのエクステのこと覚えてないのね。説明してあげる」

きらり「…………」

まゆ「かわいいからっていきなり引っ張るなんてどうかしてるわよねぇ。飛鳥ちゃんは『大きな力を持っていたら、こんなこともある。驚くことじゃない』っていってたけど、泣いてたわよ? 痛い……痛い……って」

まゆ「それじゃあ…………オシオキ♪」

きらり「い、いやにぃ!」

まゆ「だぁんめ♪ あ、さっきの飛鳥ちゃんの分も含めるわ。わかってなかったし」

きらり「わ、わかってた!」

まゆ「さぁーて、こーうーめーちゃーん♪」

小梅「や、やっと出番……」

きらり「こ、小梅ちゃん……!?」

まゆ「あら、驚くことないじゃない。小梅ちゃんも散々可愛がってくれたじゃない♪」

小梅「可愛がられた……」

きらり「や、やめるにぃ!」

小梅「と、届かないから、ふ、踏み台、持ってきた……」

きらり「イヤ! イヤ……!」

まゆ「暴れて小梅ちゃん傷付けたら刺すわよ?」

小梅「前髪の両サイドに……つ、つけて……出来た」

きらり「き、きらりの髪になにするにぃ……! い"っ!」

小梅「エクステ、か、かわいい……!」

きらり「太くて赤いのがワシャワシャ……! なんなんにぃ、なんなのにぃ!」

小梅「ア、アフリカ、オオヤスデのエクステ……」

まゆ「茶髪に黒って不釣り合い」

小梅「そ、それがいい」

きらり「外して! 外してにぃ!」

まゆ「気が散ってたら答えられないわよ? 集中すれば気にならない」

きらり「むり……! むりぃぃぃ! ひぃっ頬になんか当たったぁ」

小梅「足が当たってる……」

まゆ「みくちゃんの分のオシオキは…………これ」

きらり「針? な、なにす……!」

まゆ「ただ爪の間に刺すだけ♪」

きらり「や、やめ……! ぃひっ!」

まゆ「そうねぇ、何回刺そうかしら」

小梅「背中に、は、入られてる……こそばゆそう……!」

まゆ「>>346回にしましょう♪」

手か足か選んでください
同時にコンマ判定。コンマの数字を足した数だけ刺します。00の場合は20回
例).99

はい

まゆ「4回にしましょう♪」

きらり「ち、近づかないで……!」

まゆ「これくらいで泣かないで。杏ちゃんはこんなものじゃなかったのよ?」

小梅「わ、私が……さ、刺したい!」

まゆ「はい、どうぞ。手か足かは任せます♪」

小梅「よ、4回……し、四肢に、い、1回ずつ……」

まゆ「まずはどの指からやります?」

きらり「や、やめりゃ……!」

まゆ「恐怖で声が震えてますよ?」

小梅「ま、まずは……右手のな、中指」

きらり「い、痛いの……や、ヤ……!」

小梅「……えい!」

きらり「ン……! フグッ……!」

まゆ「勢いよくやりましたね。もっとねちっこくやるかと思いました」

小梅「ご、ごめん、な、なさい」

まゆ「小梅ちゃんの好きなようにやっていいのよ?」

きらり「……っ! フッ……!」

小梅「じんわり痛くなってきたみたい♪ 悪い手には釘を指すのが一番」

小梅「さ、裁縫針だけど……」

きらり「ジンジンするにぃ……」

まゆ「まだ余裕そう。小梅ちゃん……」

小梅「左手……く、薬指」

きらり「そ、そこだけは、や、やめ……!」

まゆ「えぇーい♪」

きらり「え"ぁっ……!」

まゆ「ただ指握っただけなのにどうしたんですかぁ?」

小梅「ゆ、ゆっくり……刺すから、だ、大丈夫……!」

きらり「いっ……アッア…………イタ…………」

まゆ「堪えますね。でもまだあと二本残ってますよ?」

きらり「も、もうやめて……きらり……コ……壊れちゃうにぃ……」

まゆ「散々、人のもの壊しておいてなにいってるのかしら」

P「モニター越しとはいえ痛そうだな。それにしても意外と叫ばないんだな」

きらり『あ……あし……!』

P「足に移ったか。小梅にあれを見せたのは間違いだったかな?」

きらり『イタイ……イタイニィ……』

P「足なのに痛いニー……つまんないな」

きらり『んぎぎ……!』

まゆ「すごぉい堪えきりました」

小梅「……ハァ……ハァハァ……い、いい……!」

きらり「う……ウゥッ……イ"……ッグ」

まゆ「痛いんだか快感なんだかわかりませんね」

きらり「もう…………許して……」

まゆ「まだ問題は残ってるんですよ?」

きらり「ヒック……ウッウ……」

まゆ「あら、泣いちゃいました」

小梅「な、泣かないで……」

まゆ「小梅ちゃん優しい♪ でもこれで少しは脳に血が回ったかしら。刺激になってくれると嬉しい♪」

小梅「つ、次は……?」

まゆ「残りはひとつしかありません。思い出せればいいんですけど」

小梅「た、高そう……!」

まゆ「さぁきらりちゃん、これが誰の何かわかるかしら? 何かはわかるわよね?」

>>357
コンマ判定。コンマ二桁目が
4か7なら思い出す
それ以外なら思い出せない
きらりんどうなっちゃうにぃ!

つくづく果報者だきらりんは…!

現実は非情である

きらり「ティ、ティーカップ……!」

まゆ「正解♪ でも誰の?」

きらり「えと……あ、杏ちゃん! や、違った……! んとーんとー……」

まゆ「チックタックチックタックチックタック♪」

きらり「数えるのやめてほすぃ……」

まゆ「まだかしら?」

きらり「わかった! 桃華ちゃんティーカップにぃ!」

まゆ「ふふ♪」

きらり「どう、正解……!?」

まゆ「ハ・ズ・レ」

きらり「…………ウソ」

まゆ「ウソじゃありません。こーうーめーちゃーん」

小梅「で、出番!」

まゆ「このホース持っててくれる?」

きらり「な、なにするにぃ……! なにするにぃ!」

まゆ「うふふ」

小梅「な、なにかななにかな」

まゆ「はい、これ」

小梅「バケツ……? ホースの意味は?」

まゆ「まずは普通のお水をかけてあげましょう。それ」

きらり「ップ……にゃう……!」

きらり「あっ……ヤッ…………ンッ」

まゆ「小梅ちゃん、遊ばないの」

小梅「…………ごめん」

まゆ「これで全身濡れたわね。それじゃ本番♪」

小梅「ば、バケツの出番……!」

まゆ「一緒にかけましょう? せーのっ」

小梅「ふわっ……!」

きらり「にょわっ……! な、生暖かいにぃ……!」

まゆ「ただのお湯じゃないわよ?」

小梅「クンクン……この臭いってまさか」

きらり「お、教えてほすぃ!」

まゆ「後悔しないなら教えてあげる。髪の毛についてる"ソレ"を煮詰めた汁。威嚇の時に出す液だから臭いとれないわよー」

きらり「そういえばなんかく、く、臭いにぃ……!」

まゆ「まゆの暮らしてきたところに比べれば大したものじゃないわよ?」

小梅「す、スゴ、スゴい臭い……」

きらり「臭い……! 臭い臭いにぃ!」

まゆ「少しは反省した?」

きらり「し、したにぃ! き、きらりが悪かったから許してほすぃ……!」

まゆ「…………うーん……どうしようかしら。小梅ちゃんはどう思うかしら?」

小梅「反省してるか、わ、わからないけど……多分は、反省してないかも」

まゆ「小梅ちゃんはそう思うのね」

きらり「そ、そんな……! 許してほしいにぃ! な、なんでも……なんでもするから!」

まゆ「男性との性行為でも?」

きらり「えっ? そ、そりは……」

まゆ「……冗談よ、冗談。まゆはそこまで鬼畜じゃないですよぉ」

小梅「ゆ、許しちゃうの?」

まゆ「許すか許さないかはきらりちゃん次第」

きらり「ど、どういうことにぃ?」

まゆ「ここに2つの私物があります。これを当てられたら許してあげる♪」

きらり「そ、そんなの無理にぃ!」

まゆ「きらりんパワーで当ててくれたらまゆ嬉しい♪」

きらり「ひ、ひとつだけ聞きたいことがあるにぃ……」

まゆ「なにかしら?」

きらり「それは同じ人のものウヒャッ!」

小梅「あ、また入った……」

まゆ「双方同一人物の持ち物よ」

きらり「えっと、えっと……フアッ……!」

まゆ「小梅ちゃん、ティーカップにそこにあるお水淹れておいて」

小梅「わ、わ、わかった」

きらり「わ、わかっヒ、たにィッ!」

まゆ「それじゃ聞くわ。誰のなにかしら?」

きらり「>>369☆!」

誰のなにかを書いてください
あまりにも変なのは安価下
安価下になる例)ままゆのシメシメおパンツ

ほたるの財布

きらり「ほたるちゃんの財布!」

まゆ「きらりちゃんはPさんがそんなものを持ってくると思ってるんですか?」

きらり「えっ? えっ? Pさん……?」

まゆ「自分が殺しかけた人間のこと忘れたんですかぁ?」

きらり「だって、知らない人は、し、知らないにぃ」

まゆ「…………はずれ、うふ♪」

きらり「にょわ?」

まゆ「ハズレです。この中にあるのは──」

P「わざわざ正解を言うのか……」

P「……まゆの好きにさせよう」

P「それにしてもまゆは頑張ってるな。虫苦手だろうに…………いや、平気か」

P「きらりはやっぱり覚えてなかったか。俺のことだけじゃなくあの子のことも…………」

P「そろそろ大詰めだな」

まゆ「思い出しましたか? あっ、ちなみにほたるちゃん、その財布なくして帰れなかったらしくて大変なことになったらしいわ」

きらり「…………」

まゆ「少しは反省したかしら。どう?」

きらり「…………ごめんなさい」

まゆ「私に謝られても困っちゃう♪」

まゆ「小梅ちゃん」

小梅「は、はひ……!」

まゆ「そのティーカップ持ってきて」

きらり「な、なにするにぃ……!」

まゆ「これ、飲んでくれる?」

きらり「なんだかわからないの飲みたくないにぃ! 」

まゆ「…………小梅ちゃん」

小梅「うん……!」

きらり「あ"……アッ! アアアアア!」

まゆ「指握っただけなのに大袈裟♪ その針抜いてほしい?」

きらり「ぬ、抜いて……抜いてぇほすぃ!」

まゆ「本当はその針に電極つけて電気流したいけど我慢するわ。抜いてもいいけどその代わりに、これ飲んでくれるわね?」

きらり「の"っ……飲むにぃ"っ!」

まゆ「良かった。小梅ちゃん、もういいわ」

小梅「え……? あ、わ、わかった」

まゆ「まゆが口に運んであげるからきちんと飲んでください。ね?」

きらり「わ、わかったにぃ……ンブッ」

まゆ「唇がだらしない♪」

きらり「ブッ、チュッ……ング、ンッ、ンクンッ……っあ……ハァハァ」

まゆ「良くできました♪」

きらり「な、なんだか……か、からだが……おか……すぃ…………」

まゆ「おやすみなさい、きらりちゃん。さて、後片付けしましょう」

P「終わった……向こうは片付けと準備に入る」

P「機を見計らって連絡するか」

P「正解が4問中2問か……心苦しいが仕方ない。しかもその2問も正解にするにはどうかと思うものだ」

P「きらりは明日どうなるのか楽しみだ。さて、連絡連絡」

P「…………私です。はい、お願いします」

PaP「その話本当?」

高垣「ホントホント。この前もいったけど仲良くしてるらすぃ。信じてないの?」

PaP「あなたが酔ってなければ信じますけど……さすがにそれは……外が騒がしいな」

高垣「PaPさんだって疑ってるからこうして私をお酒に誘って聞き出そうとしてるんでしょ?」

PaP「そうですけど……にわかには信じられないな。きらりんホームもあるなんて」

高垣「そこは特別の特別が集まってる場所」

PaP「きらりがねぇ…………」

高垣「そらにあれだけ体がおっきいとそれなりの体格の人じゃないと釣り合わにゃい」

PaP「呂律回ってませんよ」

高垣「っれより聞いてくださいよぉ。CoPさん最近全然構ってくれないんですよぉ?」

PaP「その話さっきも聞きました……!」

高垣「痴漢物好きなくせに生意気!」

きらり「…………んぇ?」

きらり「あれ? きらりここでなにしてゆの?」

きらり「昨日はたしか…………あれ? 思い出せないにぃ……」

きらり「…………とにかく事務所に行くにぃ☆」

きらり「汗かいたのかな? ほのかに匂う気がするにぃ」

きらり「おっはよー☆」

PaP「きらり……!」

きらり「あっ、ピーちゃんにょわー☆」

PaP「きらりお前!」

きらり「えっ? ッボゥ」

高垣「うっわーいい音。パァンって」

きらり「い、痛い……いきなりなにするにぃ!」

PaP「なにするにぃじゃねぇ! これ見ろ!」

きらり「新聞? きらりん、新聞なんて読まない」

PaP「ここだ、ここ!」

きらり「火事の記事だね。それが?」

PaP「よく読んでみろ!」

きらり「よくわからないにぃ。この住所がどうかしたの?」

PaP「ここ、お前の家だろ!」

きらり「えっ? あ…………」

PaP「原因はヒーターの消し忘れなんだってな。 あれほどいったよな? 戸締まり火の元確認しろって」

きらり「そ、そんな怒ることじゃ……」

PaP「それだけじゃない! これはなんだ!」

きらり「お財布……?」

PaP「ほたるの財布だ。お前のロッカーに入ってたぞ」

きらり「えっ? 知らないにぃ」

PaP「これだけじゃない。これとこれとこれもだ。みんな事務所内から盗難届が出てる物ばかり。まずはティーカップから説明してもらおうか」

きらり「し、知らないにぃ……!」

PaP「しらばっくれるな! この盗人!」

きらり「っ!!」

高垣「PaPさん、言い過ぎです」

PaP「事実でしょ! 現にほたるちゃんは財布がなくて帰れなくて……! 帰れなくてほたるちゃんは……!」

きらり「ほたるちゃんがどうしたにぃ!?」

PaP「クソ……!」

きらり「ねぇピーちゃん! ピーちゃん……!」

PaP「触るな! 怪我させる気か!? しばらく事務所に顔出すな!」

高垣「あーららー」

ng@「──てな具合ね」

P「てな具合です」

ng@「やっぱりこいつだったのね。かわいければ人の財布だってお構い無しだとは……」

P「探すのに苦労しました。足止めに探索」

ng@「全然そうは見えないけど? ところでうちのSPは役に立ったかしら」

P「それはもう」

ng@「良かった。本当は私が探したかったんだけど他所の事務所だし、なかなか手が出せなくて」

P「これくらい。それにしてもそのカエルの、大切にしてるんですね」

ng@「まぁね。本人も喜ぶと思うわ」

P「そうだと嬉しいですわ。それでは私はこれで」

ng@「待ちなさい。お墓参りの件が済んでない」

P「…………」

ng@「こっちも忙しかったからおちおちいけなかったのよ。だから保護者のアンタに教えてほしいのよ」

P「あとでメールする」

ng@「頼んだわよ」

P「それじゃ……」

ng@「……皮肉なものね。早く大人になりたがってたのに……」

ng@「死んで追い付くなんて……ほんと皮肉」

ng@「私がこのカエルとあったのもその頃だっけ。一年って早いわね……今度イルカのペンダントでも買ってあげようかしら」

ng@「さて、本人に渡しに行こう。これ見たらどんな顔するかしら。にひひ」

P「ただいま」

まゆ「お帰りなさい。お夕飯出来てます」

P「昨日の今日なのに悪いな」

まゆ「いえ。今日は小梅ちゃんとホラー談義しました」

P「幽霊大丈夫になったのか?」

まゆ「あくまでホラー映画や作り物の話です。おばけはちょっと……」

P「そうか…………」

まゆ「深刻そうな顔してどうかしたんですか?」

P「正義ってなんだろうな」

まゆ「正義ですか?」

P「正しさといってもいい」

まゆ「まゆは自分が信じる道、だと思います」

P「……そうだな」

まゆ「…………辛いのはわかります。まゆもそうやって見られてます。でも、そういう見方をされていても気にならなくなりました」

P「みんなそうやって生きている」

まゆ「そうしないと生きていけない。だからPさんとまゆがやってることは正しいんです」

P「そうだな。正しい」

まゆ「だからまゆがあーんして食べさせてもいいんです」

P「その理屈はおかしい」

まゆ「んもう」

P「次はどうするか」

まゆ「ジューニアかティーンかアーダルト♪」

P「どれにするか……」

まゆ「まふはもにょにょにょ、もーにょもふ」

P「食べながら喋るな。>>395にする」

>>395
12歳までのジュニアか13歳から19歳までのティーンか20歳以上のアダルトか選んでください。人物はまた安価します。ティンと来たら書くと思いますが(優柔不断)
それ以外は安価下

アダルト

P「アダルトにする」

まゆ「ンック……アーダルト♪」

P「うーん……」

まゆ「どうかしたんですか?」

P「今回はどっちにするかなと思ってな」

まゆ「手遅れなの多いから救わなくていいんじゃないですか?」

P「場合によっては強力な戦略になるがな」

まゆ「じゃあ>>400

復讐か救済か選んでください
それ以外安価下

復讐

まゆ「ふっくしゅうしましょう♪」

P「アダルト組に復讐か。誰に復讐する? まゆが決めてくれ」

まゆ「そうですねぇ…………>>404>>405

>>404は20歳以上のモバマスアイドルの名前を
>>405は軽くか徹底的か
をお願いします
それ以外は安価下
さぁ今回は誰になるか!

軽く

まゆ「楓さんに軽ーく」

P「あの人途中だったな」

まゆ「そろそろイカせてあげないと♪」

P「あの人はいま、いろんな噂流してるからな。待ちくたびれてるだろう」

まゆ「当初の予定より大幅にずれましたものね」

P「予定通りにいかないってことだ」

まゆ「だけどまだイカせてあげません♪ じっくり真綿を股間に食い込ませるくらいに……」

P「言葉遣いが下品だぞ」

まゆ「どうしましょう、どうしましょう♪」

P「楽しそうだな」

まゆ「そういうPさんは悩んでますけどぉ」

P「楓さんに顔見せるわけにもいかないし、やることがないなと。そんなに準備するものもないだろ」

まゆ「えぇ、まゆ一人で出来ます。Pさんは他の人をお相手すればいいと思いますよ?」

P「一人で復讐するのも…………いや、元は一人だったから問題ないか」

まゆ「それじゃあ、まゆと反対のことやればいいじゃないですかぁ」

P「反対というと誰かを救うのか」

まゆ「苦しむ影に喜ぶ顔ありです」

P「どの層にアプローチするか……大人を救うのは一人じゃできない……ジュニアかティーンだな」

まゆ「まゆの寂しいカラダを救ってくれてもいいんですよぉ?」

P「>>412を救う」

ジュニアかティーンか選んでください
誰かいるならそれも書いてください。
いないなら名前は書かなくていいです(謎の半ギレ)

ほたる!!!!

P「白菊ほたるを救う」

まゆ「白菊ほたるって不幸で有名なほたるちゃん?」

P「そのほたるだ。プロダクションが倒産したって情報が入ったから調べたときに見つけた」

まゆ「でも不幸治ってないですよね。でも仕事は頑張ってると聞いたことあります」

P「不幸な理由は様々だ。話せば長くなるが少なくとも、今不幸な理由は……」

まゆ「それより、プロフィールのお復習します?」


P「そうだな。名前は白菊ほたる。キュート
な外見に反比例して薄幸な13歳。身長は156cm
、体重42kg、体脂肪率は17.26。上から77、53、76。ま、平均的だな」

まゆ「まゆも昔は薄幸でしたよね」

P「その話しはするな。続ける。誕生日は4月19日の牡羊座。血液型はAB型、利き手は左」

まゆ「ちなみにまゆは右も左も不自由なく使えますよぉ?」

P「…………鳥取県出身。趣味は笑顔の練習とアイドルレッスン」

まゆ「それじゃあ、まゆは明日に備えて寝ます」

P「今日は自分の布団で寝てくれ」

まゆ「まゆはいつも自分のベッドで寝てますよ?」

P「あれはオレのベッドだ」

まゆ「あら、奇遇ですね。まゆも同じなんです♪」

P「オレはもう少し考えてから寝る……」

まゆ「お布団暖めておきますねぇ」

P「──人は幸せに恵まれない人のことを薄幸という。また、不運が続くような人のこともいう」

P「努力が実らない人のこともいうらしい。どんなに努力しても空回り」

P「しかし不幸や不運ばかりだけでなく、きちんと幸運にも恵まれている。豆粒ほどの気が付かない幸運に。それに気づければ少しは救われる」

P「ある事務所のある少女も薄幸である。そして不幸や不運の形は様々だ。この少女、いったいどんな不幸かというと──」

白菊ほたる「は、は、はじめまして……白菊ほたるです。実はこういうこと初めてで……あ、あの……私、頑張りますので!!」

中年「意外だね。君くらいの年頃なら慣れていると思っていたよ」

ほたる「ま、前の事務所でも一応経験ありますが……まだまだ不慣れで……すみません」

中年「いやいや、不慣れなのがまたいいんじゃないか!」

ほたる「だ、ダメなところがあるなら言ってください。治しますので!」

中年「じゃ、始めよう」

ほたる「あ、すみません……!」

中年「うっ……と。慌てなくても大丈夫。ゆっくりやろう」

ほたる「どうしても音がなっちゃって……どうしたら鳴らなくなるのかな……」

中年「音が出るのはしかたない。私も恥ずかしながら出てしまう」

ほたる「メチャメチャに広がって音もすごくて……すみません」

中年「ほら、手と口動かして」

ほたる「はい……ンッ、あっつィ……!」

高垣「お疲れ様ですcuPさん」

cuP「お疲れさまっス楓さん」

高垣「そういえば聞きましたか?」

cuP「いえなにも。何の話っスか?」

高垣「ほたるちゃんのこと」

cuP「ほたるがなにか? またドジ踏んだとか」

高垣「ほたるちゃんガンバってるらしいじゃないですか」

cuP「これもほたるのおかげス」

高垣「営業もやってるって聞いたわ」

cuP「営業……?」

高垣「レコード会社の重役さんと一緒のところ目撃したわ」

cuP「もしかしてこの前、人付き合いは大事にって言ったんでその事意識してるのかも」

高垣「さすがcuPさん!」

cuP「おだててもなにも出ませんよ?」

高垣「人付き合いって大事ですよね」

cuP「この業界、人付き合いがすべてですからね」

高垣「でもほたるちゃん薄幸なのよねぇ」

cuP「そこがいいんじゃないスか。プロデュースしがいがあります」

高垣「ところでほたるちゃんってどうやって見つけたの?」

cuP「前のプロダクションが潰れて、困っていたところを拾ったんです」

高垣「まさにシンデレラストーリー♪」

cuP「でも大変で……悪い人から守らなきゃいけないし」

高垣「でも遣り甲斐ありますよね?」

cuP「はい! この前なんて『私……わかったんです。今まで不幸だったのは……cuPさんと逢うために運を使い果たしていたのかも……なんて……』って照れながら言われたときはヤバかった」

高垣「カワイー!」

cuP「やっぱり暗くちゃなにやってもうまくいきません! 不幸なんて吹き飛ばす!って勢いがないと!」

高垣「一緒に頑張れる人がいるってステッキですよね」

cuP「それをいうならステキ、ですよ。でもまぁ、一緒に歩むってのは重要スね」

高垣「憎いね、このこの!」

cuP「正直でいることも重要です。キスしたいけどキスはしないとか」

高垣「ヒュー!」

cuP「この前、手を繋がれたときなんて──」

ほたる「今日は、あ、ありがとうございました……!」

中年「私もイイ一時を過ごさせてもらったよ」

ほたる「わた、私も楽しかったです……!」

中年「この前より自然に出来るようになってきた。こなれてきたね。最初からアソコでやるべきだったな」

ほたる「あ、あぁいう高そうなところって……き、緊張しちゃって」

中年「次はボロ屋みたいなところがいいかな? ハハハ」

ほたる「また……また私にいろいろ……教えてください……あ、あなたの好みに……」

中年「おっと、その発言はアブナイ」

ほたる「ハァ……緊張した…………」

ほたる「あんなに足開いちゃうなんて……」

ほたる「帰ったら練習しなくちゃ……!」

ほたる「口を重点的に……いっぱい使って練習しよ」

ほたる「吸うときはクチビルを……こうやって…………ッチュ……やだっ、音鳴っちゃった」

ほたる「あれ? クチビルで受けるように流し込むだっけ……?」

ほたる「ジュッ、ジュズッ……! や、やっぱり音……」

ほたる「ガンバらなきゃ……! チュ……チュル……」

ほたる「お、音は少し鳴っちゃうけどさっきよりかは……」

ほたる「そういえばお財布にメモが…………なくしたんだった……」

cuP「おっはよー!」

ほたる「お、おはようのございます!」

cuP「おー、おはよう! 昨日はどうだった!?」

ほたる「き、緊張したけど……うまくいきました!」

cuP「えらいぞ! よしよし撫でてやろう」

ほたる「う……や……あ、ありがとうございます」

cuP「それにしてもなんだか元気ないな。どした?」

ほたる「昨日遅くまでレッスンの反復練習してたので……」

cuP「反復練習は大事だがやりすぎは禁物だぞ!」

ほたる「は、はい……!」

cuP「今日もガンバるぞ!」

ほたる「は……はっ……おっ、おーっ!」

ほたる「ハァハァ……お、お疲れさまでした……」

cuP「おうお疲れ! 本当に一人で帰るのか?」

ほたる「は、はい。ひとりで帰るのは慣れてますし……」

cuP「仕事がなければ送れるんだが……」

ほたる「ひ、ひとりで大丈夫……です」

cuP「そっか。じゃな! また明日!」

ほたる「…………急がなきゃ」

ほたる「えっ、3人で、ですか……?」

中年「私の友人がどうしても来たいといってな。もちろん、君がダメだというなら断る」

ほたる「…………いい……です」

中年「よかった。おーい!」

中忍「ハァハァ……初めまして」

ほたる「おっ、おっきい……! 本当に日本人ですか?」

中年「走って来たのか。しかし、ほたるちゃんのその言い方。まるで日本人には大きいのがいないみたいな言い方だな」

ほたる「ん…………チュルッ」

中年「すごい食いつきだな」

ほたる「ズルッズッ……ッハ、汁が顔に……!」

初老「2つ同時なんて食いしん坊やなぁ」

ほたる「じゅ、10分……しか、たっ……たって……! ないのに……に、2回も……!」

中年「私のはどうだ?」

ほたる「ふ、太くて、お、おっきく……アブッ」

初老「自分のは中年ほどでかくないが長いやろ?」

ほたる「の、のどの……奥に通るとき……一気に……ジュル……入るから…………イ……イ」

中年「こんなのはどうかな?」

ほたる「ア"……! す、スゴ……! こ、こんなの知らない……」

初老「見かけによらず大食いやのぉ。ほい、まだまだイケるやろ?」

ほたる「こ、これ、以上……ハッ…………いくの……怖い……! こ、こんなの知ったら……バ、バカになりゅ……」

中年「何て言ってるかわからんな」

ほたる「ハァハァ……ハァハァ……ハァハァ」

中年「久しぶりによく出ましたな」

初老「どうだった?」

ほたる「さ、最初は襲われるのかと……お、思いましたけど……や、優しくしてくれたから……」

中年「たまにはああやって汚ないのも良いものですな」

ほたる「お、男の人に……挟まれるの、は、初めてでしたけど…………くせになりそう、です……もう、戻れな……」

中年「あ、担当プロデューサー君には内緒だぞ?」

ほたる「はい……」

cuP「やっと戻ってこれた……」

高垣「あー……こんばんー……わっ!」

cuP「うわっ! 楓さん!」

高垣「うーしゅ!」

cuP「酔ってますね楓さん!」

高垣「ほたるちゃんは?」

cuP「ひとりで帰りましたよ」

高垣「送り狼にならないのー?」

cuP「なりませんよ」

高垣「ほたるちゃんって言えば面白い話あるんだけど聞きたいですかぁー?」

cuP「酔っぱらいの話は聞きません」

高垣「あのねぇーほたるちゃんがよく会ってるしとしってるー?」

cuP「中年さんでしょ? 知ってますよ。それがなんスか?」

高垣「あの人、アブナイ趣味あるんだって」

cuP「アブナイ趣味ぃ? なんスかそれ」

高垣「女の子躾るのが好きなんだって」

cuP「……………………は?」

高垣「だーかーらー女の子躾るのが好きなの」

cuP「…………その話詳しく聞かせてください」

高垣「簡単な話でー女の子躾て……」

ほたる「ピースサインしながら……撮るんですか? 私、カメラにピースなんて……したことない……うまくできるかな……」

中年「思うまま感じるままを顔に現せば良いだけさ」

初老「用意出来た」

高垣「……カメラで撮るんだってぇ」

cuP「…………」

高垣「怖い顔しないしない」

cuP「腐れオヤジ……!」

高垣「コワーイ」

ほたる「──いいんです……cuPさんと過ごした思い出は消えないって思うから……」

中年「…………はいオッケー」

初老「スッキリした?」

ほたる「は、はい!」

中年「それじゃ今日は泊まって行きなさい」

ほたる「で、でもこんな高級そうなホテル……私なんかが泊まったら……崩壊するんじゃ……」

初老「それはない」

高垣「──それだけじゃなくて他にもいろいろ」

cuP「あのクズども……!」

高垣「あっ、どこ行くの?」

cuP「絶対に許さない!」

高垣「あらら……なんか怒っちゃってる。ホントかわからない情報だけどウソは言ってないから私のせいじゃないよね♪」

中年「昨日はすごかった。13歳とは思えない食い付き方だった」

初老「また誘ってくれると自分、飛び上がって喜ぶ」

中年「相変わらず元気です……っ!」

cuP「オォォォラァァァァ!」

ほたる「ふあっ……フアァァァ……眠い…………」

ほたる「昨日はいっぱいガンバっちゃった…………でも…………」

ほたる「これで少しは変われたよね?」

ほたる「明るくなれって励ましてくれたの……プロデューサーさんだし……」

ほたる「それに…………お仕事の契約も取れた……粘ったかいが…………うぅっ……うれしくて涙が……」

ほたる「な、泣いてちゃダメ……! 嬉し泣きでも心配されちゃう」

ほたる「笑顔の練習しなくちゃ……! 笑顔で契約書渡さなきゃ!」

ほたる「イッ…………これじゃない」

ほたる「イー…………うん、こんな感じ」

ほたる「ニーイーッ…………ンニーッ……」

ほたる「元気よく! はきはきと! 私……変われたから!」

ほたる「私を拾って……育ててくれてありがとう」

ほたる「ちょっと違うかな?」

ほたる「うーん……うーん……」

ほたる「ぶっつけ本番も大切!って教わったの…………忘れてた」

ほたる「早く事務所いって、報告しなきゃ……!」

中年「ウッ……! グッ!」

初老「や、やめないかキミ!」

cuP「このクズがぁぁぁぁ!」

初老「誰か来てくれェ!」

cuP「テメーはアイドルになにしてんだ!! 気持ち悪いのは顔だけにしとけボケェェェェェ!」

中年「ボェッ……オェ!」

cuP「人のカノジョになにしてくれてんだこの色ボケがぁぁぁぁ!高学歴はこれだからイヤなんだよォォォォォ!」

ほたる「高級なホテルって……歩くだけでも別世界……」

ほたる「お土産……買ってこうかな」

ほたる「あ、かわいい……」

??「向こうでケンカやってるらしいよ! おもしろそーだからみにいこーよ冬馬くん!」

ほたる「け、ケンカ……? やっぱり私がいるとろくなことが…………あれ?」

cuP『ふざけんなぁぁ!』

ほたる「プ、プロデューサーさん!?」

ほたる「やめてください!」

cuP「ほたる!!」

ほたる「なにしてるんですか!」

cuP「大丈夫かほたる! 変なことされてないかいや言わなくていいこいつらには罪を……!」

ほたる「……っ! もっ……! もうっ、いい加減にしてください!!!」

cuP「覚悟しろエロオヤジども! ほたるはこう言ってるが俺が許さな──」

ほたる「いい加減にしてください!プロデューサー!!」

cuP「え?」

ほたる「なんでいつも……なんでいつも、そ、そうなんですか……!」

cuP「おい、ちょ、なにいって……」

ほたる「なんでいつも私の……私を否定するんですか!」

cuP「どういうことだ……?」

ほたる「この……この、この際だからはっきり言います……たしかに私が不運なのは……生まれつきです……」

ほたる「でも……でも……だからって……! ヒック、ウッ……ウック、ズッ……だからって当て付けみたいなユニット組まなくてもいいじゃないですか!」

cuP「そんなつもりは……!」

ほたる「私の……私の不運が引き立つような組み合わせ……に、に、ヒッ、するなんて!」

cuP「あれはよかれと思って!」

ほたる「まったく変わりませんでした!むしろいつもより悪くなってました!」

cuP「ほたる、お前そんなこと一言も──」

ほたる「言えるわけないじゃないですか! 前のプロダクションが倒産し、前の前のプロダクションもなくなり! やっと怒られないところに来れたと思ったのに! ゲホッゲホッ」

P「おー、やってるやってる」

P「ほたるさんあんなに感情爆発させるなんて……相当堪ってたんだな」

P「彼女に真実を伝えたときは辛かった」

P「ただ彼女もバカではない。少し引っかかるものがあったのだろう。思い出すのも辛い──」

ほたる「はぁ……今日もダメだった」

ほたる「なんであそこに……葉っぱがあるの……」

ほたる「……心が折れそう…………」

P「こんばんは」

ほたる「不審者!?」

P「違う。君を助けに来た」

ほたる「え?」

P「と言ったら?」

ほたる「え……っと……どこかでお会いしたことあります……か?」

P「どこだろうね」

ほたる「前のプロダクション? それともその前のプロダクション?」

P「まぁ、今は君のファンだとでも思っといてくれ」

ほたる「そのファンの方がなんで……ここに?」

P「そのわりには驚いてないね」

ほたる「え……? あ、こういうことは慣れっこですから。襲われそうなのはいつものことですし……だからお財布に…………あっ、なんでもないです」

P「……その話はさておき、白菊さん」

ほたる「はい」

P「君、幸せになりたい?」

ほたる「……はい?」

P「プロデューサー、cuP君に認められたい?」

ほたる「えっと……あっ、壺売る人ですか?」

P「それとは違うんだけど……今はなんでもいいや。それで、認められたい?」

ほたる「それは……その……認められたい……です」

P「なら着いてきて。無理強いはしないけど」

ほたる「あ……はい」

P「歩きながらで失礼するけど、調子どう?」

ほたる「悪くはない……です。不運ですけど」

P「なにかあった?」

ほたる「……ガンバってたことだめにされ……しちゃって」

P「頑張ってたこと?」

ほたる「小さな鉢植えを育ててたんですけど……ダメにしちゃって……あっ、私のせいなんですが……」

P「君の?」

ほたる「はい。プ……人の邪魔になるところに置いておいたのがいけないんです……それにお薬のあげすぎで……葉っぱがおかしくなっちゃって……よくみもしないであげてたんでしょうか」

P「……鉢植えって?」

ほたる「幸運の……幸運の木なんです、その鉢植え……小さいですけどきちんと……お世話すれば……結局ダメにしちゃいましたけど…………」

P「本当にそれが原因?」

ほたる「はい…………原因は……お水のあげすぎだったのかもしれませんし、お薬をあげすぎたのかも…………あ、いえ、きちんと刺さってなかったのかもしれません」

P「…………他には?」

ほたる「他には…………これも私のせいなんですが……実は……悪い人とお付き合いしてて……」

P「悪い人と……」

ほたる「あっ、その、お付き合いっていってもその……そ、そっ、そういうお付き合いじゃなくて……!」

P「わかってる。それで?」

ほたる「プロデューサーさんに助けていただいて……」

P「それにしては悲しそうだね」

ほたる「前のプロダクションからの付き合いだったので……」

P「そっか」

ほたる「……………………」

P「やって来たことがパーになった」

ほたる「え……?」

P「なんでもない」

ほたる「あの……ところで……」

P「ん?」

ほたる「す、すみません! その……ここは?」

P「目的地。それであそこにいるのが会わせたい人」

中年「…………」

ほたる「あの人は……誰なんですか?」

P「見ての通りおじさんだ。あとのことは自分で探って」

ほたる「えっあっ……はい」

中年「…………」

ほたる「あ……あの」

中年「ん? おぉ、キミがほたるくんだね」

ほたる「は、はい! 白菊ほたると、も、申します!」

中年「そんなに固くならなくていい。立ち話もなんだから、ささっ、そこに座りなさい」

ほたる「は、はい……!」

ほたる「それで……あなたは?」

中年「ん? あぁしまった、自己紹介がまだだったね。私はこういう者だ」

ほたる「えっと…………社長さんですか?」

中年「小難しい横文字に小難しい肩書きだが社長というほどじゃない。ま、いわゆる重役なのかな? 私としてはただの一社員の気分だがね」

ほたる「ごめんなさい……」

中年「謝ることじゃない。それでキミは?」

ほたる「わ、わちしは……私はアイドルやらせてもらってます……」

中年「ほうほう、それで?」

ほたる「──マナー教室?」

中年「そうだ。アイドルの低年齢化に伴って、また、活躍の場が広がってくるのに伴い、"そういう場所"でのマナーというのが大切になってくる」

ほたる「…………」

中年「"そういう場所"といっても如何わしい意味はない。いわゆる公的場所でのパーティーやテーブルマナーだ」

ほたる「あ……すみません」

中年「いやいや、私もややこしい言い方をしてすまなかった。君の年頃なら勘違いしてもしかたない。ところで君はテーブルマナーを知ってるかね?」

ほたる「い、いえ……」

中年「そんなに難しいものでもない」

ほたる「テーブルマナー……やっぱりきちんとしなきゃだめでしょうか?」

中年「そんなことはないが、きちんと出来てれば評価は高い」

ほたる「う、運も良くなるでしょうか……!?」

中年「うん……運?」

ほたる「私……運が悪くて……それでみなさんに迷惑かけてて……」

中年「運が良くなるかはわからないが、少なくともシャンとした姿勢になる」

ほたる「シャンとした姿勢……」

中年「顔を上げて胸を張り、まっすぐ前を見る。そうすれば気分が滅入ることなどなくなる」

ほたる「プロデューサーさんに迷惑ばかりかけてる私でも変われるでしょうか?」

中年「頑張りしだいだな」

ほたる「む、胸張ってがんばります……!」

中年「大いに歓迎する。お互い頑張ろう」

ほたる「は、はい……! 手続きはどうすればいいでしょう……お、お金はどれくらい……」

中年「受講料は事務所からの依頼なら無料だ」

ほたる「事務所からなら……こ、個人的に受けるならどのくらいでしょうか?」

中年「……このくらいだ」

ほたる「せん…………まん…………っ!」

中年「やめるか?」

ほたる「ちょ、ちょっと高いけどガンバって払います!」

中年「事務所からじゃだめなのかい?」

ほたる「プロデューサーさんを……プロデューサーさんを驚かせたいので……」

中年「見上げた姿勢だ。では次の休みにでも──」

ほたる「緊張して死にそうだった……」

P「やぁ」

ほたる「あっ、あなたは……」

P「彼、どうだった?」

ほたる「えっと、少し怖かった……です。でも優しかった」

P「それはよかった」

ほたる「ところであなたはなぜ……」

P「なんとなくフラッと君のところに来ただけだ」

ほたる「なんとなくって……」

P「そういうことってあるだろ?」

ほたる「ありますけど……」

P「彼のことはわかったか」

ほたる「マナー教室をやってると言ってました」

P「そういう説明したのか……」

ほたる「?」

P「今度は頑張れそう?」

ほたる「はい」

P「よかった。それじゃ」

ほたる「あっ……いっちゃいった」

ほたる「今度は……か。ううん…………あれはcuPさんのせいじゃない……」

ほたる「私がバカだったのがいけなかったの……」

ほたる「あ、側溝……」

ほたる「いたっ…………帰ろう」

cuP「こんにちはッス楓さん」

高垣「あ、cuPさんこんばんは」

cuP「最近よく見かけますね」

高垣「聞いた話なんだけどこの前、ほたるちゃん脅してたストーカーを撃退したんだって?」

cuP「あー、その話ッスかー……そんなんじゃないですよ」

高垣「なんだかヒーローみたい♪ 詳しく聞かせてくれない?」

cuP「そんな大したことじゃないスよ。そうだなーどこから話せばいいかな──」

cuP「今日も仕事で遅くなっちまった……」

ほたる「き、今日はありがとうございました」

織田「今日は楽しかった」

ほたる「い、いえ、私の方こそ……昔からよくしていただいて」

cuP「なんだあのキモいの? もしかして……前にほたるが話してたストーカーか? ほたるの話と合致するし……声かけるか」

ほたる「それであの話は……」

織田「きちんと考えるよ。ま、あとはほたるちゃん次第だね」

ほたる「あ、ありがとうございます!」

cuP「おーいほたる!」

ほたる「あ、cuPさん」

織田「その人は?」

cuP「ほたるの担当プロデューサーです」

ほたる「あっ、この人が前から話してる……」

cuP「ちょっと来てください……」

織田「えっ? はい、いいですけど……」

cuP「ちょっと待っててなほたる」

ほたる「あ、はい」

織田「それでなんですか?」

cuP「うちのアイドル付け狙うのやめてくれない?」

織田「は? 付け狙う?」

cuP「ほたるから聞いてるんスよ。訴えてもいいんですよ?」

織田「訴えるっていったい何を……」

cuP「ストーカーですよ。13歳の女の子を付け狙うロリコンを、ね」

織田「私はそんなんじゃ…………いえ、わかりました」

cuP「二度とほたるには近づかなくなよ!」

織田「……………………」

cuP「──って話。なにも面白くないでしょ?」

高垣「いやぁヒーローみたい! …………あれ? これ前もいったような……」

cuP「そんなことより帰らなくていいんスか?」

高垣「帰っても一人……一人暮らしの部屋は暗し……ふふ」

cuP「また始まった」

ほたる「あの……誘ってくれるのは嬉しいんですが……私が来たら潰れてしまいません?」

P「居酒屋に来たくらいで潰れてたんじゃもう店なくなってる」

ほたる「店が潰れないまでも……ビール溢されたり、お水頭から被ったり、前のお客さんで売り切れたり……うぅ、思い出しただけで涙が……」

P「そうなったら屋号を『くちき亭』に変えなきゃ。ハンカチいる?」

ほたる「ありがとうございます……」

P「頼んだものは来た?」

ほたる「はい……でもこれ食べたら食中毒になるかも……」

P「ここに限ってそんなことはない。けど……いってて不安になってきたな……」

ほたる「や、やっぱり!」

P「冗談だって」

ほたる「で、でも……」

P「でも?」

ほたる「先ほどラーメンを頼んだら売り切れでしたし、旬の野菜の天ぷらを頼んだら前のお客さんが全部食べたって……」

P「それはここの名物。ある意味」

ほたる「それにこうやってあなたと二人で座敷に入るなんておそれ多くて……」

P「……………………」

ほたる「だからその…………」

P「オレにもそれはわかる。学生時代いやと言うほど学んだ」

ほたる「そ、そうなんですか……」

P「それにオレとこうして二人きりでいるのも不運って言えば不運だよな」

ほたる「そ、そんな……ことは……」

P「いいっていいって、気を使わなくても」

ほたる「そ、そうじゃなく……私といると不運が移っちゃいます……」

P「心霊写真に間違われたり?」

ほたる「はい……」

P「挨拶しても無視されたり? 無視されてるから挨拶し出さなくなったら、暗いやつってレッテル貼られたり?」

ほたる「は、はい……ん?」

P「昼間言ったことが夜になって「本当にあれでよかったのか? 間違った意味に取られてないか?」と気になって眠れなくなったり」

ほたる「あっ、わかりますそれ」

P「あれ、なんでなんだろうな。その時自信持ってても後で後悔するの」

ほたる「わかります……よくよく考えると『あ、これ違う意味にとられちゃってるかも』って不安になるんですよね」

P「わかるわかる」

ほたる「しゃべり方も、堅いとか暗い何て言われるんですよね……」

P「こっちはそういうつもりないのにね」

ほたる「わかります……わかります……」

P「でもある時ふっと気が付いたんだ」

ほたる「気が付いた?」

P「人生バランスだって」

ほたる「バランス?」

P「簡単に言えば、良いことのあとには悪いこと、悪いことのあとには良いことがってことかな」

ほたる「あ、聞いたことあります。人間万事塞翁が馬……ですよね?」

P「よく知ってるね。でもいま気付いたけど……」

ル「それだとさっきいった言葉と釣り合いが取れないですよ」

ほたる「あの……あなたは?」

ル「ただのしがないプロデューサーです」

P「相変わらず地獄耳ですね」

ル「言葉はきちんと使わないといけませんからね。あの子達の教育にも悪いです」

ほたる「お知り合いですか?」

ル「私に聞いてる?」

ほたる「え、あ、すみません」

ル「さっきも言ったけどただのしがないプロデューサー」

P「竜宮城の総支配人だっけ?」

ル「それだと経営者じゃないですか。ある意味そうですけど」

ほたる「もしかして竜宮小町の……」

ル「ん? そうよ」

ほたる「ウソ……!?」

ル「ウソついてどうすんのよ」

ほたる「でもなんでここに……!」

ル「何でって言われても…………これいっていいのかしら」

P「良いんじゃないか? 階段の脇に書いてあるし」

ル「それもそっか。窓にガムテープでデカデカと貼ってるものね」

ほたる「?」

ル「上が事務所で、今日はここで夕飯を食べてるの」

P「そこでまたあの人が迷子になったってところかな?」

ル「悔しいけど正解。P殿の靴が見えたからまた寄ってるのかと思って開けたら……てところかしら」

ほたる「わ、私なんかと関わったら事務所が倒産しちゃいます! か、帰ります……!」

ル「あー、懐かしい……そういうの」

ほたる「はい……?」

ル「あなた白菊ほたるさんでしょ?」

ほたる「そうですけどなんで私の名前……」

ル「その界隈じゃ有名よ?」

ほたる「そ、そうなんですか……」

ほたる「それはどういう意味で……あっ、言わなくてもわかります」

ル「あ、ごめんなさい」

P「それで、さっきの懐かしいってどういうことですか?」

ル「わかってるくせに……」

ほたる「…………わ、私も気になります」

ル「……ちょっと前の話になるけど、ちょっとした悩みがあったの──」

ル「それであだ名がついたのよ。それにあの子達も言うこと聞いてくれなくて、なんであの子達は……って悩んだりもした」

ほたる「ついたあだ名?」

P「悪魔のエビフライ。いや、悪魔のエビメガネでしたっけ?」

ほたる「エビフライ?」

ル「私が地味だった頃の髪型を知ってる人たちが付けたのよ」

ほたる「地味だったころ……」

ル「髪の毛見ないで」

ほたる「ご、ごめんなさい……!」

ル「で、竜宮がそれなりに売れてきたころ、気が付いたのよ」

ほたる「なににですか?」

ル「人生バランス取るんだなってことに」

ほたる「バランス……それさっきも出てましたけど、それはどういう……」

ル「人生どこかでバランスとるってこと。言葉で説明するのが難しいのよね、これ」

P「こんなに何々でバチが当たりそうって聞いたことある?」

ほたる「あ、聞いたことあります」

P「こんなに幸福だったらいつか嫌なことがあるかも!って意味だね」

ル「それと同じであなたがいま嫌なことを経験しても、それはあなたが不幸や不運を運んでくるからじゃないの。そういうバランスなのよ」

ほたる「バランス…………」

P「こればかりは体験しないとわからないか」

ル「体験ならしてると思いますよ?」

ほたる「私、してるんですか?」

ル「だってこうしてアイドルやってるじゃない。本当に不運だったら何回も事務所変えられない」

ほたる「まぁ……たしかに」

ル「それにさっきといってることが矛盾してるかもしれないけど、この人に会ったじゃない」

ほたる「Pさんに?」

ル「そう。この人がいなかったらうちの事務所とおたくの事務所の仲は最悪になってた」

P「あれは当然のことをしたまでで誉められることじゃない」

ル「あの頃の私は偏見に凝り固まってたとこあるから、あの時来たのがP殿じゃなかったらどうなってたことやら。そういうことってあるでしょ?」

P「まぁ、な」

ほたる「…………わかります」

ほたる「は、恥ずかしながら私にもそういう経験あります…………私がってわけじゃないんで……いえ、やっぱり私のせいです」

ル「どういうこと?」

ほたる「あまり大きな声で言えないんですけど……織田さんって知ってますか?」

ル「織田レコードの?」

ほたる「はい。その人ととのことなんですが──」

ル「あー…………なるほどねぇ」

ほたる「外見で判断した自分が恥ずかしいです……」

ル「私も最初見たときそう思ったわ。悪そうな人って」

P「怪しいのは外見だけで中身は、性格は尊敬できる人だよ」

ほたる「はい。いい人でした」

ル「まるで過去の人みたいな言い方だけど?」

ほたる「もうお付き合いしてませんから……あ、お付き合いっていっても」

ル「わかってるわよ」

ほたる「ですよね…………プロデューサーさんにもわかっててほしかったな」

P「………………」

ル「どういうこと?」

ほたる「……実はさっき話した通り、織田さんとは昔からの付き合いでした。前のプロダクションが倒産してしばらくして、街角でふと再会して食事でも、となったときのことです──」

ほたる「レコード?」

織田「そう、レコード」

ほたる「CDじゃなくてですか?」

織田「昨今はCDが主流だから意外かもしれないけど、レコードも需要があるんだよ」

ほたる「は、はぁ……? でもなんで私なんですか? 他にもっといい人たくさんいますよね?」

織田「失礼を承知でいうならば、理由は君の雰囲気だ」

ほたる「雰囲気?」

織田「最近はオーラというらしいね。君の持つその雰囲気、オーラがぴったりなんだ」

ほたる「よくわかりません……」

織田「何事にもそれが纏う雰囲気というものがある」

ほたる「お花……みたいな?」

織田「花もそうだね。レコードを再生したときのブーップツッという音と君の持つ薄幸な……失礼」

ほたる「あ、いえ、よく言われますので平気です……」

織田「その雰囲気が僕の作ろうとしてるレコードにぴったりなんだ。それに前から歌いたいと言ってただろう?」

ほたる「それは……その……はい」

織田「だからだよ」

ほたる「はい?」

織田「君のその不運にあってもめげない心意気はすばらしい。だから君にこの話を持ってきた」

ほたる「たしかに前から歌いたい……とはいってましたけど…………」

織田「レコードじゃ不満かね? まぁ古くさいイメージは拭えないからな」

ほたる「そ、そうじゃなくて……」

織田「さっきもいったが君だから、君だからこそこの話を持ってきた。それだけじゃイヤ?」

ほたる「そんなことないです……あの本当に受けても良いんでしょうか?」

織田「そうだ。我々も全力でサポートさせていただく」

ほたる「あ……ありがとうございます!」

織田「なんのなんの。おっと、もうこんな時間だ。遅くまですまない。出ようか」

ほたる「は、はい! あ、あの……! ありがとうございます!」

織田「ハハハ」

ほたる「き、今日はありがとうございました! ご飯までごちそうになって……」

織田「あんなのでよければいつでも」

ほたる「…………謝りたいことがあるんですがいいですか?」

織田「なにかね? もしやあの話を断るというのかね」

ほたる「ち、違います!」

織田「ハハハ、冗談だ。それでなにかな?」

ほたる「ストーカーと勘違いしてすみませんでした!」

織田「その事か。それならもういいよ」

ほたる「で、でも……!」

織田「僕もこんな身なりだからね。勘違いされてもしかたない。それに過去にこだわってても良いことはない」

ほたる「は、はい……」

織田「だからそのハの字はやめなさい」

ほたる「すみません……よく言われます」

織田「まぁ、それが君の魅力でも……」

CuP「おーい! ほたる──」

ほたる「それでその話はそれ以上なくなりました…………」

ル「なんとなく察しはつくわ」

P「……完全にはなくなってないんじゃないか?」

ほたる「え?」

P「なんでもない」

ル「うちにもそういうプロデューサーいるもの。あるアイドルが枕してるって勘違いして相手に噛みついた人。その場で勘違いだってわかったから良かったものの……今でも身の毛がよだつ」

P「……悪魔のエビフライさん」

ル「えぇ? ……あ。ご、ごめんなさい中学生の前でこんな話するなんて……! こんな話うちの事務員しか喜ばないわよね!? あ、アハハハハハ……」

ほたる「いえ、気にしないでください……もう中学生ですからそういうのわかります……」

ル「ほんとごめんなさい……」

ほたる「でも…………どんなマイナスイメージ持たれても……アイドルはやめられません」

ル「そういえばなんでアイドル始めようと思ったの?」

ほたる「小さいころから不運なのはご存じ……ですよね?」

ル「そう言われてるわね」

ほたる「小さいころから不運で、なんでこんなについてないんだろうって思ってました。でも、そんなときアイドルを見たんです」

ル「アイドルを……?」

ほたる「それから何回もそのアイドルを見ました。画面の中のアイドルはいつも笑っていました…………だから私もそんなアイドルを目指そうかなって…………ごめんなさい、詳しく話せなくて…………」

ル「なるほどね……」

ほたる「…………だから今回は……」

P「ところでそろそろ席に戻らなくていいんですか?」

ル「はい?」

P「おたくの事務員さん、帰ろうとしてますよ?」

ル「え? あっ! あの人はまた!」

ほたる「……なんだかすごい人ですね」

P「そうだな。パワフルでいて知性もある」

ほたる「私もああなりたい……」

P「なれるよ」

ほたる「なれると……いいです」

P「なにか不安でも?」

ほたる「…………なんにもありません」

P「そうか……おっと、もうこんな時間か。食べて一休みしたら帰らないとな」

ほたる「はい──」

中年「…………」

ほたる「すっ……ハァハァ……すみません! 遅れてしまいました! で、電車、にの、乗り遅れて……!」

中年「おっ、やっとのご到着だね」

ほたる「本当にごめんなさい!」

中年「気にしてない。さ、いこうか」

ほたる「はい」

ほたる「ン…………ジュルッ……あ、音……」

中年「音が鳴るのはしかたがない。馴れるまではどうしても鳴る。私も最初はどうやっても音が鳴ってしまっていた。スープなどの液体はどうしても難しかった」

ほたる「な、なにかコツなどはあるんでしょうか?」

中年「コツはそうだな……唇で受けて口に流し込むようにやるとあまり音がたたない」

ほたる「クチビルで……ン……シュルッ……本当だ」

中年「多少の音は気にしないでいい。そのうち消える。中には音があった方がいいと言う人もいるがね」

ほたる「えっと……次はサラダ?」

中年「とりあえず食べてみなさい」

ほたる「……ほ……あ……」

中年「おっと、お店を広げてしまったね」

ほたる「ア……アム……」

中年「ふむ……」

ほたる「メチャメチャに広がって音もすごくて……すみません」

中年「ほら、手と口を動かして」

ほたる「はい……ンッ、あっつィ……!」

中年「暖かいものの時は気を付けなさい」

中年「サラダの時はお皿を4分の1に分けて、フォークとナイフを使って小さくまとめて食べると食べやすい」

ほたる「4分の1に…………ほ、本当です」

中年「野菜の芯の部分は切って食べると食べやすい」

ほたる「こ、こんな簡単なことに気が付かないなんて……やっぱり私だめですね……」

中年「最初はそんなものさ。さぁ、続けよう──」

ほたる「3人でですか……?」

中年「そうだ。今日は友人が急遽参加したいとのことで……」

ほたる「私は別に……構いませんけど……」

中年「まぁ、今日は場所が場所だから人数が大いに越したことはない」

ほたる「そ、そうですね」

中年「しかし、君がこういうところが初めてだとは思わなかった」

ほたる「以前ならや、屋台のラーメン屋さんにいったら……絶対に屋台壊してます………………今でも不安で……」

中年「おっ、来たようだ──」

初老「あのラーメン屋どうだった?」

ほたる「よ、良かったです……さ、最初は襲われそうでしたけど……」

初老「アソコはいついってもそんな感じ。橋の下にある公園やしな」

中年「だが種類が豊富だ。太麺、細麺、ちぢれ麺、それに……」

初老「どだったほたるちゃん。中年のほど太くないけど長かったやろ?」

ほたる「……はい」

初老「でも若い子ぉは太いのが好きなんやろ?」

中年「その言い方変わりませんね」

初老「将来現役。まだまだ衰えてない」

ほたる「でも意外でした。屋台にもマナーがあるなんて」

中年「どこにでもマナーはある」

初老「あとボッタクリ」

ほたる「ボッタクリ……」

初老「ま、それも社会勉強。にしてもあの屋台にいたねーちゃん、よーけ食ってたなぁ。ほたるちゃんも見かけによらずだったけども、あのねーちゃん、スゴかった。やっぱり外人のねーちゃん、スゴいわ」

中年「銀髪でしたが日本人だと思いますよ?」

初老「いーやありゃ絶対外国人や」

ほたる「ビデオ撮影……ですか?」

中年「あぁ、君が思ったよりスゴくてな」

初老「出来ればピースサインつきで」

ほたる「ピースサインしながら……撮るんですか? 私、カメラにピースなんて……したことない……」

中年「感じたままを顔に出せばいい」

初老「なんか面白いことなかったかぁ?」

中年「うれしかったことでもいい。なにかないかな?」

ほたる「今日、ここの撮影に来る前に……ひとついいことがあったんです。なんだと思いますか?」

初老「お金を拾った?」

ほたる「お金なんて生まれてから一度も拾ったことありません……落とさなかっただけでも奇跡です……」

初老「そんじゃなに?」

ほたる「実はプロデューサーさんに誉められて……よくやってるなって」

中年「ほほう、それはそれは」

初老「しっかし自分、なんや今からエロビデオでも撮影しそうな雰囲気」

中年「ちょっと!」

初老「すまん。つい」

ほたる「本当にそのまま泊まってよかったのかな……」

ほたる「い、良いことばかりで罰当たりそう……」

ほたる「それにしても……中年さん、私と同い年の子がいるんだ……ちょっと驚いたな」

ほたる「あ、もう9時……寝なきゃ」

ほたる「今日のビデオ……明日見せよう……」

ほたる「喜んでくれるかな? 喜んでくれるといい……な」

ほたる「久しぶりのカメラ緊張した……」

ほたる「ちょっと笑顔の練習しよう……」

ほたる「イー……ニー…………ン……」

ほたる「……これ笑顔の練習じゃなかった」

ほたる「いい加減にしてください! プロデューサー!」

CuP「えぇ?」

ほたる「人を殴るなんて最低!」

CuP「だけどこいつは……! それより無事だったかほたる!」

ほたる「触らないでください!」

ほたる「もう……もう……本当にいい加減にしてください!」

cuP「ほたる……?」

ほたる「私になにか恨みでもあるんですか!? 私のやることやること否定して、潰して楽しいですか!!」

cuP「ど、どうしたんだ?」

ほたる「この前だって……この前だって私がやっとつかんだ幸運を踏みにじったじゃないですか! なにを言ったんです!!」

cuP「あれはただストーカーに悩んでたほたるを助けただけで」

ほたる「ストーカー!?」

cuP「ほら、ほたる言ってたじゃないか。昔からのファンにストーカーされて困ってるって」

ほたる「それは"昔"、"ファンの人"に"ストーカーされて"ると勘違いしてしまった話です! 勝手な解釈しないでください! それに!」

cuP「ま、まだあるのか?」

ほたる「私の鉢植えダメにしたのあなたですよね!?」

cuP「違う!」

ほたる「じゃあなんで鉢植えの薬が減ってたんですか! 普通ならあんなに減りません! 誰かが押した跡がありました!」

cuP「よ、よかれと思って……!」

ほたる「それが……! それが余計なんです! 重いんです!」

cuP「……っ!」

ほたる「たしかに私のためを想って行動してくれるのはうれしいです! ですが思い込まないでください!」

cuP「思い込みって……あれはどこからどうみてもやらしいことを……!」

ほたる「……! 私に勝手なイメージを押し付けないでください!」

cuP「勝手なイメージじゃない!」

ほたる「勝手なイメージです! なんですか! 私が幸薄そうだからですか!」

cuP「ほたるを守るために仕方ないんだ!」

ほたる「もう……あなたとは別れます!」

cuP「えっ?」

ほたる「告白されてうれしかった……でも、もう重いんです……!」

初老「付き合う……? 付き合うって突き合うっちゅうこと?」

中年「あなたはこんなときまで……」

初老「あ、大丈夫?」

中年「とりあえず解散……ですね。これ以上は聞いてはいけない」

初老「あいっ変わらずやな、その性格」

P「それで仕事上でもプライベート上でも別れてきたと」

ほたる「はい……」

P「それでcuPくんは?」

ほたる「担当を外れてからは……わかりません……」

P「そうか……」

ほたる「ご飯おごってもらってごめんなさい……」

P「これくらい」

ほたる「私……どこか旅立とうかな……誰もいないところに……そうすれば誰にも……寮も空きますし、備品も壊れなくてすみますし……」

P「……そうか」
















まゆ「それならうちに拐っちゃいましょう♪」

ほたる「あの……」

輝子「お近づきの印に……きのこどぞ……フフ」

ほたる「あ、どうも」

小梅「ゾ、ゾンビ派? そ、それともドラキュラ派、ど、どっち?」

ほたる「ド、ドラキュラ……かな」

小梅「そ、そっか……知ってる? ドラキュラって元はね……」

P「………………」

まゆ「お茶入りましたよー♪」

輝子「あ、ども……」

ほたる「あ、ありがとうございます……」

小梅「あ、ありがと、ご、ごじゃり……ざいます」

まゆ「Pさんのは特製ですよぉ」

P「ちょっとこっちに来て」

まゆ「まだみんないますよぉ?」

輝子「?」

小梅「あ、あわわ……」

まゆ「まだみんないますけど?」

P「なにを考えてる」

まゆ「なにをって、ただ家に誘っただけですよ?」

P「彼女を巻き込んだだろ?」

まゆ「巻き込んだなんてそんな……間接的に協力してもらっただけです」

P「高垣楓が変な噂を流してたのはまゆ、お前のせいだろ?」

まゆ「まゆはただお話ししただけです。元モデルとしての世間話を」

P「プロのモデルと読者モデルじゃ畑が違うだろ」

まゆ「うふふ♪」

P「……だがそのおかげで彼女が救えたのは感謝する」

まゆ「結果は変わらなかったと思いますよ? なににしろcuPの性格を利用するんですもの」

P「彼も悪い人じゃないんだがな。勘違いからの猪突猛進が難点」

まゆ「そこがカワイイじゃないですか♪」

P「なら彼と付き合うか?」

まゆ「付き合えばPさんは嫉妬してくれます?」

P「する。すごくする」

まゆ「ウソばぁっかり、うふ」

P「そろそろ戻らな……くても良さそうだな」

まゆ「……そうですねぇ」

P「………………」

まゆ「………………うふふ♪」

P「腰を押し付けながら振るな……」

まゆ「小刻みに動くの好きでしょ?」

P「さっきの意味がわからないのか?」


ほたる「や、やっぱりこういうことは良くないですよ……」

輝子「わ、私は……キノコの臭いがしたから……来た…………フヒ」

小梅「み、み、見えない…………シャワー室は、ホラー映画での、フ、フラグの宝庫……」


まゆ「…………交ざる?」


ほたる「け、結構です……! 私が入ると不運が移るので……そ、それじゃ!」

P「本当に気付いてなかったのか……」

まゆ「お風呂場でのまゆはポンコツですよーだぁ」

P「楓さんの方は終わったのか?」

まゆ「終わりましたよぉ」

P「じゃあ話してくれ」

まゆ「はぁい──」

まゆ「おはようございまぁーす」

高垣「おはようまゆちゃん」

まゆ「お疲れの様子ですねぇ」

高垣「ちょっとね」

まゆ「売れっ子も大変ですね」

高垣「熟れた売れっ子……フフ」

まゆ「そういえば聞いた話なんですが、楓さんって前はモデルをやってたんですね」

高垣「まゆちゃんもよね?」

まゆ「はい。ですがしがない雑誌のしがない読者モデル。そんなに華やかじゃないです」

高垣「花屋か? 花屋じゃないです……モデルです。フフ」

まゆ「モデルと言えば──」

高垣「そういうことあるある。私もセクハラっぽいことされた」

まゆ「男の人だからしかたないですよね、うふふ」

高垣「私も何度か食事に誘われたことあるけどなんだか、ね?」

まゆ「あらぁ、羨ましい。そういえば白菊ほたるちゃんって知ってます?」

高垣「知ってる。それが?」

まゆ「ほたるちゃんが最近お付き合いしてるどこかの重役さんのこと知ってます?」

高垣「ほたるちゃんの知り合いで重役……何人か知ってるわね」

まゆ「どんな方なんでしょうか?」

高垣「いろんな人がいますよ? 不安そうだけど、どうかした?」

まゆ「ちょっと…………」

高垣「?」

まゆ「ほたるちゃん……大丈夫かしら」

高垣「ほたるちゃんのこと?」

まゆ「あ、いえ……ほたるちゃん薄幸そうですよね? なにか個人的に頑張るらしくて心配で」

高垣「健気よね、ほたるちゃん。本人もいってるけど不運続きらしいわ」

まゆ「不安ですよねぇ」

高垣「この前も電車に乗り遅れた上に痴漢にあったんだとか」

まゆ「まぁ……」

cuP「おはよーうーす」

高垣「ダルそうですね?」

cuP「ちょっとね。昨日もあの子が……」

高垣「ほたるちゃん?」

cuP「……やっぱりなんでもない。それにしても担当プロデューサーのとこにいかないんすか?」

高垣「営業で忙しいらしくて無視されっぱなしですつまんないんだもーん」

cuP「だもーんじゃないですよ。あっ、この前教えてもらったお店のクーポン、期限切れでしたよ」

高垣「えっ? ホント?」

cuP「うそいってどうするんです、ウソいって」

高垣「……あれ、返した方がいい?」

cuP「返さなくていいですよ」

高垣「よかった。もう飲んじゃった♪」

cuP「だと思いましたよ」

高垣「そういえば聞きましたよ。あの事」

cuP「あの事? あっ、インタビューのことか」

高垣「新進気鋭の若手プロデューサーって言われて人気なんですね」

cuP「そんな大したもんじゃないですよ」

高垣「弱冠二十歳でバリバリに働いてるのに?」

cuP「バリバリ……? なんかよくわかりませんがそんなにスゴくないですよ」

高垣「そんなにスゴくない人と付き合ってる人はなんなのかなー?」

cuP「それいうのは卑怯ですよ。それにオレにはほたるが……」

高垣「でもそれは精神的な繋がりでしょ?」

cuP「そりゃそうだけど………………でも、ホントにこんなことしていいんスか?」

高垣「いいんスいいんス。溜まるものは溜まる、でしょ?」

cuP「まぁ……担当外だからいいんスかね」

高垣「うんうん。それにほたるちゃんに手を出して仕事失いたくないですよね?」

cuP「たしかに失いたくないですね。それに欲求って怖いスからね」

高垣「やだ下ネタ……!」

cuP「どの口がいうんスか」

高垣「この口?」

cuP「このこの……!」

高垣「いひゃいいひゃ……ひゃ?」

cuP「どしたんですか?」

高垣「あひょこのはひうへ」

cuP「あ、すみません」

高垣「あそこの鉢植えってほたるちゃんの?」

cuP「あぁそうなんすよ。なんでも幸運の鉢植えだとかで……」

高垣「だからかー………………なんか萎れてない?」

cuP「あっ! またか……この前薬あげたばかりなのに」

高垣「クスリとか水とか足りないんじゃない?」

cuP「やっぱそう思います? そう思ってたんすけどほたるがこれでいい!っていってなかなか言うこと聞かないんスよ」

高垣「はい飲ーんで飲んで飲んで飲ーんで飲んで飲んで、ハイハイ」

cuP「合いの手が生々しいスよ」

高垣「いっぱいあげましたね。男らしい!」

cuP「誉めてもなにも出ませんよ」

ほたる「お……おはようございます…………よかった……事務所ちゃんとあった……」

cuP「おはよっス。来て早々に不穏な発言だな」

ほたる「今日夢で事務所がなくなる夢みちゃって……それが頭から離れなくて……」

高垣「努々忘れられない夢……ふふ」

ほたる「あ、植木鉢……」

高垣「ドキドキしました?」

cuP「ヒヤヒヤした……」

cuP「お疲れさまーっス」

高垣「お疲れさまーっス」

cuP「真似しないでくださいよ」

高垣「フフフ……それよりこれから晩御飯どうします?」

cuP「そうだなー……牛丼屋?」

高垣「たまには気取ったところいきません?」

cuP「っていってもなーあっ、そういやこの前あの人カンカンでしたよ」

高垣「あの人?」

cuP「ほらあのー……何て言いましたっけ……えー……あのおばさん……」

高垣「おばさん? 清掃員さん?」

cuP「お酒が好きで、名前に『お』をつけると時代劇に出てきそうな名前になる人」

高垣「あっ、あっ、わかるわかる。それでカンカンって?」

cuP「お酒の件ですよ。秘蔵のお酒飲んで水で薄めたって怒ってました」

高垣「怒ってましたか」

cuP「怒ってました。だめですよ? 飲んだら飲んだって報告しなきゃ」

高垣「記憶飛んじゃって……」

cuP「まったく……お酒といえば765プロからなんか来てましたよ?」

高垣「765プロから? もしかしてまたワインかな。困ったなー私、ワイン派じゃないんですよね」

cuP「ならくださいよ」

高垣「うん」

cuP「よっしゃ」

高垣「でもワインなんて飲むの?」

cuP「ちょっとプレゼントしたい人がいるんスよ」

高垣「浮気?」

cuP「違います。仲良くしておくと何かと得かなって」

高垣「やっぱりもう少し高いとこいきましょう!」

cuP「えぇー!? ん?」

高垣「んー?」

cuP「あの人、何でこんな時間にこんなところにいるんでしょう?」

高垣「あの人? どの人? あぁ、あの人ですね」

cuP「年齢的にまずくないスか?」

高垣「16歳以上だしいいんじゃない?」

cuP「でも今さっきバーから出てきましたよ?」

高垣「それは……その……ね?」

cuP「なんかあるんスか?」

高垣「女の人に向かってこういいたくないけど……年齢詐称してるらしいって言われてます」

cuP「マジ?」

高垣「マジマジ」

cuP「ショック」

高垣「でも実はお金持ちなんだとか」

cuP「ホントスか?」

高垣「さぁそこまでは」

cuP「人は見かけによらないんですね」

高垣「ほとんどが見かけ通りじゃない?」

cuP「うーん……」

高垣「それにあの人、外国人大好きなんですって。多きおのがいいんだとか」

cuP「大きい……? あー、なるほど」

高垣「うちの事務所の26歳以上はほとんどがそうだって噂ですよ?」

cuP「うーわーショックー」

高垣「フフフ、棒読みでいってもそう聞こえませんよ?」

cuP「あ、バレました?」

高垣「そういえば知ってます? 765プロの三──」

cuP「あーよーうっスぅ……」

ありす「挨拶くらいきちんとしてください」

cuP「……おはようございます橘さん」

ありす「………………」

高垣「おはようございま……す?」

ありす「……おはようございます」

cuP「おはよう」

高垣「なにかあったんですか?」

ありす「ろくに挨拶も出来ない人に挨拶の大切さを説いてました」

高垣「……あ、行っちゃった。cuPさん、なにしたんですか?」

cuP「別になにも。ご機嫌ななめなんじゃないっすか?」

高垣「あなたも不機嫌……もしかしてありすちゃんあの事が原因で……?」

cuP「あの事?」

高垣「担当プロデューサーとうまくいってないって話」

cuP「えっ、でも順調に売れてますよね?」

高垣「そういうことじゃなくて……ありすちゃんも年頃だし……ね?」

cuP「……マジスか」

高垣「プロデューサーさんが振り向いてくれないって愚痴ってたらしいわ。聞く話によると掲示板はその話題で持ちきりなんだって」

cuP「なんかそういうの苦手。担当プロデューサーを好きにならないとダメっていうの?」

高垣「ね。独占欲や依存心強い人って気持ち悪いわよね」

cuP「そっスね。多少はわかりますけど束縛はダメですね」

高垣「束縛するなら即バクッ! フフ」

cuP「それにしてもさっきの橘さんキツかった」

高垣「仕返しでもしたいの?」

cuP「仕返ししたいってわけじゃないっスけども……でもまぁ……多少はね」

高垣「ならする?」

cuP「そんなことできるんですか? なにやっても動じなさそう」

高垣「実はありすちゃん、弱点があるらしいですよ」

cuP「弱点?」

高垣「はい。なぜかは知らないけど、カチカチッて音が苦手らしいの」

cuP「カチカチ? クリック音てやつスか?」

高垣「それそれ」

cuP「今度なにかの機会にやってみます」

高垣「お試しあれぇ。そういえば知ってます? 周子ちゃんのウ・ワ・サ」

cuP「ウ・ワ・サ?」

高垣「周子ちゃん、妊──」

cuP「うあーわーっス」

高垣「ふにゃふにゃですねcuPさん」

cuP「疲れてるんス。ふにゃふにゃにもなりますって」

高垣「あっちの方はバッキバキだけど♪」

cuP「おっさんがここにいる。そういやあれ、
効きましたよ」

高垣「本当にやったんだ。悪い人」

cuP「教えてくれたの楓さんですよ?」

高垣「そうだっけ?」

cuP「そうですよ。それより……」

高垣「あっ、ありすちゃんだ」

cuP「あ、マジだ」

ありす「お、おはようございます……」

cuP「………………効いてる効いてる」

高垣「ニヤニヤ顔で悪い人。あ、これクーポン」

cuP「……今度こそ期限切れじゃないっスよね?」

高垣「うん。けどこれカップル券なんですよ」

cuP「つまり奢れと?」

高垣「他にいく人います?」

cuP「いま…………すぇん」

高垣「それじゃ今日にでも。ありすちゃんとこいってきます」

高垣「あーりーすーちゃーんー!」

ありす「大声で名前呼ばないでください」

高垣「プロデューサーさんとはどう?」

ありす「どうもありません」

高垣「この前教えたことはどうだった?」

ありす「少し反応がありましたがそこまでではありませんでした」

高垣「ありゃりゃ」

ありす「気になってタブレット、タブレットで調べましたが……」

高垣「なんで二度いったの?」

ありす「ちょこっと間違ってました。まず、あれは胸がないとダメだと出ていました」

高垣「えっ、そうなの?」

ありす「情報は的確にお願いします」

高垣「はーい。そういえばコーヒーって飲む?」

ありす「……ミルク入りなら」

高垣「ちょうどよかった。実はお腹空いてるときに甘いコーヒー飲むと胸が──」

まゆ「おはようございまぁす」

ありす「……おはようござ……ます」

まゆ「あらぁ? げっそりしてるわね。しゃべり方が雪美ちゃんみたい」

ありす「……なんでも…………ありません」

まゆ「うーん…………久しぶりのがお腹壊した時って感じかしらぁ?」

ありす「っ!」

まゆ「当たった♪ でもなんでお腹壊したの? お布団かけてなかったの?」

ありす「さぁ…………ただコーヒーが体にいいと教えられたのでそれを実践したら聞きすぎたみたいで……うっ」

まゆ「ブラックコーヒーでも飲んだ?」

ありす「いえ、ミルク入れました……」

まゆ「お腹空いてるときに飲んだ?」

ありす「はい…………その方が健康にいいと聞いたので……」

まゆ「じゃあそれね」

ありす「え?」

まゆ「お腹になにも入ってないときに飲むと胃が荒れたり、お腹下したりするの」

ありす「そうだったんですか…………」

まゆ「誰から聞いたの?」

ありす「それは…………」

まゆ「言えない相手?」

ありす「そういうわけでは……」

まゆ「担当プロデューサーさん?」

ありす「……違います」

まゆ「コーヒー飲むっていったら15以上よね……茜ちゃ、んは飲まなそう。あ、もしかして楓さん?」

ありす「違います」

まゆ「あらぁ、じゃあ誰かしら」

ありす「…………」

まゆ「そんなにジッと見られたら…………ウソがバレちゃうわよ?」

ありす「え……?」

まゆ「楓さんでしょ? ありすちゃんに教えたの」

ありす「なんでわかったんですか?」

まゆ「顔をジッと見つめてたから」

ありす「どういうことですか?」

まゆ「うふふ、気になったらタブレットで検索して♪」

ありす「……あまりタブレットに頼るのもどうかと」

まゆ「あら、意外な発言」

ありす「人から伝わる生の情報も大事だな、と思いまして」

まゆ「成長してるのねぇ……まゆは未だにそういうのに頼っちゃいます」

ありす「でも……人は選んだ方がいいかもしれません」

まゆ「人を見る目も鍛えてるなんてすごい……」

ありす「…………あの」

まゆ「はい?」

ありす「…………やっぱりなんでもありません」

まゆ「ありすちゃん…………ウソはダメ。ちゃんと言いなさい。ね?」

ありす「……楓さんの言うことはあまり信じない方がいいです」

まゆ「なんでか聞いてもいいかしら?」

ありす「なぜかと言われても…………ウソが多いからです」

まゆ「ウソが?」

ありす「はい……他にも犠牲になった人がいるのですが、信じてませんでした。しかしこうも身をもって……その……体験してしまうと……」

まゆ「気を付けるわ。警告ありがとうありすちゃん」

ありす「いえ、それじゃ次お仕事なのでこの辺で失礼します」

まゆ「楓さんがですかぁ……」

まゆ「うーん…………」

cuP「どしたんスか? 腹でも痛い?」

まゆ「cuPさん、そういうこと女の子に言っちゃダメですよ?」

cuP「いや佐久間さんのことが心配なんだよ。それでどうかしたの?」

まゆ「そのぉ…………言いにくいことなんですけどぉ──」

cuP「ありすが?」

まゆ「はいぃ。コーヒーの飲みすぎでお腹を壊したらしくて」

cuP「なんでそんな情報信じたんだ?」

まゆ「さぁ…………年頃ですし色々あるんじゃないですかぁ?」

cuP「いったいどこからそんな情報……タブレットか……」

まゆ「小さい子達がそういう間違った情報を信じないようにしないといけませんよねぇ」

cuP「各担当プロデューサーに徹底してもらうしかない」

まゆ「そういうお仕事してる人に頼むのはどうですか?」

cuP「お金の無駄」

まゆ「必要なことだと思いますよぉ?」

cuP「うーん……各担当プロデューサーに徹底させれば、アイドルたちとのコミュニケーションにもなる」

まゆ「そうですかぁ。それなら……」

cuP「それにそういう人たち信用できないし」

まゆ「…………へぇ」

cuP「プロデューサーってのはアイドルの全てを責任もって管理しないといけない。だからそういう人に任せるのはダメなんだ」

まゆ「難しい話ですねぇ」

cuP「仕事を持ってくるのもプロデューサーだし、レッスンスケジュール以外はほとんど関わらないとね」

まゆ「大変なんですねぇ、プロデューサーって」

cuP「遣り甲斐がある。あ、でもちひろさんをバカにしてるわけじゃないよ?」

まゆ「まゆに言われてもぉ」

cuP「ハハハ、壁に耳ありだよ」

まゆ「障子に目ありですね」

cuP「だな」

まゆ「それなら口はどこにあるんでしょうねぇ」

cuP「え、なんだって?」

まゆ「なんでもありませぇん」

cuP「──ってことがあったんスよ」

高垣「あらら……」

cuP「誰が教えたんスかね」

高垣「どっかで聞いたような情報……」

cuP「聞いたことあるんですか?」

高垣「うん。どこでだったかな」

cuP「見つけたらとっちめてやりますよ」

高垣「そういえば前に年ぅ下の人からの聞いたんだけど──」

cuP「マジっすか!?」

高垣「うん」

cuP「ロリコン最低ですね」

高垣「ね」

cuP「そういやそんな人に会ったことあります。あれはいつだったかな。たしか……着ぐるみのあの子がいたから……」

高垣「なんかあったの?」

cuP「前にアメリカのちっさいプロダクションとの合同企画ありましたよね」

高垣「あったわね」

cuP「その時着てた着ぐるみが欲しかったらしくて息切らしながら頼み込んでましたよ」

高垣「気持ち悪い……」

cuP「ぬ、ぬっ、ぬぬぬっ、ぬぐっ、脱ぐんだァ……!ハァハァ」

高垣「言ってそう」

cuP「小学生以下に手を出すなんて最低スよ!」

高垣「中学生は?」

cuP「中学生はもう大人ですから問題ありません」

高垣「そういえばほたるちゃん捜してました」

cuP「いつ?」

高垣「昨日……?」

cuP「疑問系スか」

高垣「あれは一発企んでる顔でした」

cuP「オヤジくさい!」

高垣「オヤジくさいといえばモデル時代にセクハラしてくる人いました」

cuP「ウワ最低」

高垣「みんな必死に食事に誘ったり、ボディータッチしたりしてきて捌くの大変でした」

cuP「セクハラする男なんて最低だ!」

高垣「みんながっついてきてスゴかったです」

cuP「オトナの距離感てもの知らないんですかねぇ……嘆かわしい」

高垣「セクハラオヤジといえば聞いてます?」

cuP「ん?」

高垣「その様子だと聞いてなさそうですね、あのウワサ」

cuP「また噂ですか……」

高垣「ウワサもバカに出来ないんですよ?」

cuP「でもどこぞの事務員みたいにキモオタが考えたような下卑た妄想は勘弁ですよ」

高垣「ほたるちゃんに関するウワサなんですが、聞きたくありません?」

cuP「それは担当プロデューサーとして看過できないスね。で、ウワサって?」

高垣「最近、夕方におじさんと歩いてるところを見掛けるって話があるんです」

cuP「おじさんと? 父親じゃないんスか」

高垣「寮住まいよ? それにここ東京だから故郷は遥か遠く」

cuP「そういやそうでした……」

高垣「というわけで怪しいおじさんと歩いてるんだって」

cuP「どういうわけですか」

高垣「で、そのおじさんのウワサもあるんですけどぉー……聞きたい?」

cuP「そりゃ気になりますよ」

高垣「そのおじさん、変な趣味があるらしくてですね」

cuP「変な趣味? ロリコンですか!?」

高垣「そう言えなくもないかな。あのね、なんか女の子を"躾る"のが好きらしくてね」

cuP「躾?」

高垣「気に入った子は"そういう"ビデオに出演させるらしいですよ? しかもそのビデオを売ったり関係者に送り付けたり、別の子を紹介させたりするんだとか」

cuP「…………」

高垣「震えてますけど大丈夫ですか? まぁあくまでウワサだからそんなに気にすることは……」

cuP「ちょっと出掛けてきます……!」

高垣「あ、ちょ…………あらら行っちゃった。ま、いっか。さて、帰ってキューッと一杯やりましょー! キュートだけに…………ふふ」

ありす「…………おはようございます」

高垣「おはようありすん」

ありす「変な呼び方しないでください」

高垣「胸どう?」

ありす「どうもこうも間違った情報を教えないでください」

高垣「間違った情報?」

ありす「とぼけないでください。コーヒーの件です。あのあとお腹壊して大変だったんですよ」

高垣「がぶ飲みしたからじゃない? 事務所でもすごい飲んでたわよね?」

ありす「それは……とにかく調べてみたらむ……むにゃ……ねにいいどころかお腹を壊すって書いてありました」

高垣「えっ、それって私のせい?」

ありす「そうです。それに今さっきcuPさんがスゴい顔で出掛けていきましたが、なにか言ったんですか?」

高垣「なにも」

ありす「信じられません。あれは焦りと怒りの顔でした」

高垣「何でそう思ったの?」

ありす「誰が見てもわかります。わからない方がおかしいです」

高垣「タブレットの力?」

ありす「それもありますけど、これはそういったことではなくて」

高垣「自分に自信が無いから知識や勉強を拠り所にするしかないのはわかるわ。それに家庭事情もなんとなくわかるから。でもそういう知識を拠り所にしてると弱いわよ?」

ありす「何を根拠に…………余計なお節介です」

高垣「余計なお節介でもなんでもいい。私はありすちゃんが心配なの」

ありす「なら私に話しかけないでください。あと他の子達にも」

高垣「……なんで?」

ありす「わからないんですか?」

高垣「心当たりがまったくない」

ありす「…………もういいです。さようなら」

高垣「──ありすちゃん、なんだったんだろ?」

高垣「余裕がないのかな?」

高垣「ていうかあれからcuPさんは暴行罪で捕まらなかったのはいいんだけど、週刊誌にホテルでのこと素っ乱抜かれてどこか飛ばされちゃうし」

高垣「私は私でだーれも話聞いてくれないし、遊んでもくれない。なにかわるいことしたかしら?」

高垣「お酒もおいしくない…………」

高垣「ハァァァ…………高齢独身ってこんな感じなのかな……」

高垣「あ、お酒…………」

高垣「買いに……もう門限過ぎてる……憎き門限……!」

高垣「…………する気分でもないし……寝よう」

まゆ「──そして、楓さんは独りぼっちになってしまいましたとさ。うふふ」

P「…………それで終わりか?」

まゆ「そんなわけないじゃないですかぁ。まだあと二、三手は考えてあります♪ でもひとまずはこれで」

P「ならいい。何かやることがあれば用意する」

まゆ「はぁい。でもしばらくは休息時間をあげましょう。考える時間をあげないとフェアじゃありません♪」

P「そうだな。またしばらく空けるか」

まゆ「うふふ♪」

小梅「や、やっぱり……み、み、見に行くべき、か、かな?」

輝子「じゃ、邪魔しちゃ……ダメだと思う」

ほたる「で、デバガメは……ね?」

小梅「でもやっぱりこういうフラグは……」

まゆ「楽しそうですねぇ。なんのお話ですかぁ?」

ほたる「アフイィッ!」

まゆ「そんなに驚かなくても……」

輝子「元気のでるキノコ……どぞ……フヒ」

まゆ「……ありがとう輝子ちゃん。ほたるちゃん、ちょぉっとこっちへ」

ほたる「は、はい……!」

小梅「む、向こうって、た、たしか……」

輝子「キノコの間ならぬ……開かずの間……フヒ」

小梅「し、心配だね、し、ショコちゃん……!」

輝子「そうだね、こ、コーウメちゃん……フヒ」

P「なんの物真似だ」

輝子「あ、親友……」

P「まゆとほたるは?」

小梅「ふ、ふたりなら……あ、開かずの間にいった」

P「開かずの間?」

輝子「奥の……部屋」

P「開かずの間……言い得て妙だな。だが、あそこはまゆの部屋だ」

小梅「自分の、へ、部屋…………か、隠し部屋!?」

P「まゆの部屋にそんなのはない……」

なんか書き込めない
テストついでに1つ

救済して集まる人たちによってはすんごい方向にいく場合があります。ご了承ください。例えば小梅を助けた場合、ああいう方向にいきます。もう遅いですがきらりと時子さんを合わせると……空前絶後前代未聞フランク・シナトラな方向に(過大)
また、軽くか徹底的かで理由が異なる場合もございます。ご了承ください。

ほたる「ほ、本当に似合ってますか?」

まゆ「ぴったり」

ほたる「ほ、本音を言うなら……この格好じゃなくても……」

まゆ「コスプレ」

ほたる「コスプレ? それって……」

まゆ「これにエッチな意味はないわよ? ほら、雰囲気出しっていうのかしら。そういうもの」

ほたる「で、でもこの格好は……」

まゆ「お姫さまがいい? お姫さまならエスニック風のしかないけどいいかしら? あった、これこれ」

ほたる「布が……薄い……! ごめんなさい……やっぱり普通の格好で……」

まゆ「そう」

ほたる「ごめんなさい……! ごめんなさい……!」

まゆ「謝らなくていいわ。あ、メイドなんてどうかしら?」

ほたる「そ、そういうのも……」

まゆ「ざぁんねん……あ♪」

ほたる「今度はなに…………手袋?」

まゆ「ハロウィンの時に着けてたものの右手だけどいいかしら?」

ほたる「これなら……」

まゆ「サイズ合うといいんだけどぉ」

ほたる「あ、大丈夫です」

まゆ「良かった」

ほたる「……………………あの」

まゆ「んー? なにかしらぁ?」

ほたる「なんでその……協力するんですか?」

まゆ「誰に? ほたるちゃんに?」

ほたる「そ……そうじゃなくて」

まゆ「あぁ、Pさん?」

ほたる「は、はい……」

まゆ「なんでと言われても……どう答えようかしらぁ……」

ほたる「す、すみません! すみません! 過ぎたこと聞いてすみません!」

まゆ「うーん…………助けてくれたからかしら」

ほたる「助けてくれたから?」

まゆ「理由は言えない。ごめんなさい」

ほたる「こ、こっちこそ……ごめんなさい」

まゆ「晩御飯食べてくわよね? 寮じゃまだ食べづらいでしょう?」

ほたる「ご、ごめんなさい……ありがとうございます」

まゆ「謝らなくていいわ。なにか苦手なものある?」

ほたる「お、おっきくて柔らかいものがちょっと……昔、お餅やトーストで死にかけたので…………フランスパンもノドにつっかえたことあります」

まゆ「おっきくて太いのって苦しいわよねぇ」

ほたる「吐きたくても吐けない状態で……」

まゆ「力任せにやって向こうはいいだろうけどこっちの身にもなってほしい」

ほたる「噛み千切ろうにもアゴが……」

まゆ「そういうときは思いきって、手と歯で千切った方が効果的」

ほたる「…………パンの話ですよね?」

まゆ「うふ♪」

ほたる「お夕飯ご……ごちそうさまでした」

P「どうだった?」

ほたる「事故も問題もなく全て食べれました……!」

まゆ「いつもはなにかあるの?」

ほたる「道を間違えてむせたり、わさびが鼻に回ったり、虫が入ってたり、なにか足りなかったり、好きなもの食べようとすると落としたり…………」

まゆ「あらあらぁ……」

P「…………」

まゆ「ところでPさんはさっきから考え事ですかぁ?」

P「そうだ」

小梅「ホ、ホラー映画?」

輝子「いや……キノコのことかも」

P「三人は気になることあるか?」

ほたる「さ……」

小梅「さん……」

輝子「ん……に、人……フヒ」

まゆ「?」

P「ほたる、小梅、輝子の三人だ」

まゆ「まゆは放置プレイですかぁ?」

P「お腹でもいじってあげるから今は我慢してくれ」

まゆ「この反応……わかりましたぁ。でもまゆは犬じゃないですよ?」

P「それで三人は事務所にいてなにか気になることはあるか?」

ほたる「えっと……>>616

輝子「>>618……フヒ」

小梅「ない……ある……ない……ある……えっと……>>620


あるかないかをお願いします。
ある場合は内容も沿えてお願いします。
あんまり変なのは安価下

性格が少し明るくなった

息苦しくなくなった

あの子がいなくなることが多くなった

ほたる「性格が……性格が少し明るくなりました」

輝子「い……息苦しくなく……なった」

小梅「あ、あの子がいなくなることが、お、多くなった……」

ほたる「あの子?」

小梅「こ、こっちの、はな、話……」

まゆ「みんな快方に向かってるみたいで良かった」

P「事務所に対する不満はないか……まぁ、そう変わるものでもないか」

まゆ「わかりませんよ? 明日には倒産してるかもしれません」

P「それは困る」

ほたる「またわ、私が仕事で大失敗して倒産に……!」

まゆ「ところで担当プロデューサーはどうするの?」

ほたる「今のところ……まだ決めてません」

P「ゆっくり考えればいい」

まゆ「それにしてもほたるちゃんの一喝、スゴかったわねぇ」

輝子「いっかつ?」

小梅「な、なにかあったの……?」

ほたる「べ、別になにも……」

まゆ「話してもいいんじゃない?」

ほたる「えっと、実は──」

小梅「か、カッコいい……!」

輝子「…………り」

ほたる「り……?」

輝子「リッベェェェェェェンジッマッッッッシュルーゥゥゥゥム!」

まゆ「はい、きのこ」

輝子「あ、ども……フヒヒ」

P「ちょっといい?」

小梅「わ、私……!?」

P「すぐ済むから」

まゆ「そんな早かったでしたか?」

P「そういう意味じゃない」

輝子「?」

ほたる「あ、あわわ」

まゆ「輝子ちゃんたちは向こうでキノコで遊びましょうねぇ」

ほたる「キ、キノコ……?」

小梅「そ、そ、それで用事って……?」

P「そんなに怯えなくてもいい。なにもしない」

小梅「あっ、そうなんだ……」

P「さっき"あの子"がいなくなることが多くなったっていったけどそれはどういう意味かな?」

小梅「そ、それは──」

P「なるほど。つまり気が付いたらいなくなってるってことか」

小梅「う、うん……話してて振り向いたらいなくなってる……わ、わ、私嫌われちゃった……かな?」

P「嫌われてるかはわからないけど、君は今に満足してるんじゃないかな」

小梅「満足?」

P「あの子が見えるのはどんなとき?」

小梅「ホラーの、は、話がしたくなったとき……とか……後は、ぐ、グチりたいとき……」

P「それはつまりどういう事だと思う?」

小梅「え、えっとつまり…………あ」

P「わかった?」

小梅「わ、私が満足する、と、いなくなる…………ど、どうしよう」

P「それは悪いことじゃない。あの子は君の事を心配して出てくるんだ。だからそれがいなくなると言うことは、君が満足した証」

小梅「私が…………」

P「でも出てくるってことはまだ不安や不満があるんだろうね。そこで質問なんだけど──」

小梅「じゃ、じゃあそれで」

P「わかった。それじゃ今度届ける」

小梅「た、楽しみに、まっ、待ってる」

P「こういうのは生の方が気持ちいいんだろうとは思うけど、生は危ないからね」

小梅「ラ、ライブ感をじゅ、重視してくれれば……」

P「わかった」

ほたる「き、今日は本当にありがとうございました……!」

輝子「ゆ……夕飯ごちそうさま……フヒ」

小梅「た、楽しみにしてます……!」

まゆ「気を付けて帰ってね。ごめんなさい、送れなくて」

輝子「キノコさえあれば……大丈夫」

まゆ「おやすみなさい」

まゆ「みんな無事に寮に着いたらしいです。今メールありましたぁ」

P「そうか、良かった」

まゆ「小梅ちゃんとなに話してたんですか?」

P「わかってるだろう」

まゆ「まゆはポンコツだからわかりませぇーん♪」

P「明日からはどうするか」

まゆ「まゆはどっちでもいいですよぉ。次はPさんが決めてください」

P「どうするか。人助けばかりだと本末転倒だからな……しかし今回は両方やった……」

まゆ「歌いながら待ってます」

P「復讐か救済か……」

まゆ「ママユーママユーサクマノコー♪」

P「>>634


復讐か救済か
それ以外は安価下

救済

P「救済だな」

まゆ「ままゆのココをー救ってくーださいなぁー♪」

P「心臓が痛いのか。病気なら明日病院いくか」

まゆ「これはPさんにしか治せないですよぉ……ね♪」

P「誰を救うか」

まゆ「だからまゆのアソコを……」

P「>>637層にする」

ジュニア(12歳まで)かティーン(13から19歳)かアダルト(20歳以上)か選んでください
それ以外は安価下
人物はまたあとで

個人指定ありなら加蓮
なしならティーン

P「ティーン層を救う」

まゆ「まゆもティーンですよ?」

P「誰にするか」

まゆ「まーゆ、まーゆ、まっゆー」

P「うーん…………」

まゆ「ままゆーまゆがここにいますよー」

P「>>640

モバマスのティーンアイドルの名前をお願いします
まゆ及びそれ以外は安価下

加蓮

P「杏」

まゆ「杏子ちゃん?」

P「否、杏。一文字で杏」

まゆ「杏ちゃんと言えばまだ入院中ですよ?」

P「ついでにお見舞いにでもいこう」

まゆ「なににしろいこうと思ってたくせに……ふふ」

P「……プロフィールのお復習だ。キュート所属の17歳。身長139cm、体重30kg。BMI値は15.53。スリーサイズは不明」

まゆ「まゆの見立てではぁ……」

P「言わなくていい。誕生日は9月2日。星座は花も恥じらう乙女座。B型の右利き。出身地は北海道。趣味…………なし」

まゆ「だらだらするが趣味でいいんじゃないかしら?」

P「オレに言うな」

まゆ「そういえば杏ちゃん、まだ歩けないらしくて辛そうでした」

P「骨折はなかなか治らないからな。しかもきらりにやられたとなっては……」

まゆ「この前お見舞いにいったときはグレてました。バブルガムシガレット食べてました」

P「変な方向いくな」

まゆ「本当にグレるよりかわいいじゃないですか」

P「…………おかしくなってないといいけどな」

双葉杏「……………………」

杏「………………」

杏「…………」

杏「……」

杏「働きたい…………」

杏「とってもとっても働きたい」

杏「…………といいたくなるくらいヒマ」

杏「だらだら出来るのは幸せだけど稼働範囲がベッドだけってのがネック」

杏「…………誰か来た……」

杏「寝たふりしよう…………ばたり」

まゆ「あーんずちゃん♪」

杏「ぐぅぐう…………」

まゆ「あらぁ? 寝てるのね」

杏「すぴー」

まゆ「下着は替えてるのかしら…………あら? あらあら」

杏「んー……」

まゆ「ころころ転がって赤ちゃんみたい♪」

杏「…………」

まゆ「起きないとまた手いれるわよー?」

杏「ぐぴーぴぃ」

まゆ「ちょうどいい具合にお腹捲れてる……あ♪」

杏「?」

まゆ「お腹から杏ちゃんのイイトコロを避けながらー♪」

杏「……く……ふっ…………くふっくっ……」

まゆ「ほらほらぁ、早く起きないとぉ……」

杏「ぐっ……ゲホっ、グェオホォっ! わかった、わかった!から! その指の動き……!」

まゆ「おはよう杏ちゃん」

杏「まったく……杏にそっちの気は…………」

まゆ「?」

杏「あっ……あっ……!」

まゆ「どうしたんですか?」

杏「その……う、後ろのは……誰?」

まゆ「誰ってPさんですけど?」

杏「杏に乱暴する気でしょう!? エロ同人みたいに! これはもう操を守るために引きこもるしかないね! よーしっ、私は寝るぞ!」

P「さすがに傷付く」

杏「冗談冗談…………で、誰?」

まゆ「前に会ってるわよね?」

杏「いや、本気でわかんない」

P「フタ

P「フタ

P「フタ・バァンズ」

杏「ん……? …………あ」

まゆ「思い出した?」

杏「思い出したけど…………なにか用事?」

P「見舞いに来た」

杏「…………プロデューサーは?」

P「彼からはなにも……」

杏「ふーん…………」

P「オレは少し別室にいってる…………」

まゆ「…………」

杏「…………」

まゆ「…………ばたり」

杏「倒れ方が甘い。こうだ!」

まゆ「…………そういうところ相変わらずね杏ちゃん」

杏「一応杏は年上だからちゃん付けはやめてくれるとうれしいな」

まゆ「杏さん……?」

杏「ずさんな人みたいだからやっぱりちゃん付けでいい」

まゆ「杏……」

杏「呼び捨てもやめて! 怒られてるみたいで嫌イヤ」

まゆ「杏ちゃん」

杏「なに?」

まゆ「気分はどう?」

杏「もうゴロゴロ出来て最高! 天国! ヘブン!」

まゆ「そ、よかった」

杏「そっちは?」

まゆ「変わらず。下着履くの手伝いましょうか?」

杏「もう出来るようになったから大丈夫」

まゆ「よかった」

杏「…………ん」

まゆ「杏ちゃんが大事にしてるうさちゃんがどうかしたの?」

杏「あげる」

まゆ「なんで?」

杏「見てると辛くなる……だからあげる」

まゆ「処分しろっていうこと?」

杏「好きにしていいよ。枕にするなり売るなり。杏が使ったから高く売れるよ。ガッポガッポ」

まゆ「…………もらえないわ」

杏「じゃあPに押し付けるからいいよ」

まゆ「そんなに辛いの?」

杏「仮にも杏が休息の大切さを教えた愛弟子だからね」

まゆ「その節はありがとう」

杏「なんてことないから礼言われることもない」

まゆ「杏ちゃん、変わったわね」

杏「杏はなーんにも変わってないよ? 気付いただけ」

まゆ「…………」

杏「ガンバってもケチがつく。ならいっそのことやらなければ問題なんて出ない。でしょ?」

まゆ「杏ちゃんがそう思うならそれでいいわ」

杏「他の人みたいに説教する? ガンバれば報われる、体を鍛えろ、だらけるな」

まゆ「まゆには言えません」

杏「とにかく杏は…………私は…………」

まゆ「お人形、ここに置いておくわ」

杏「…………ん」

まゆ「また明日」

杏「………………ん」

P「杏の様子は?」

まゆ「変わらず」

P「そうか……」

まゆ「Pさんの方は?」

P「野暮用で動いていた」

まゆ「そうですか…………杏ちゃん、どうなっちゃうのかしら」

P「待つしかない。彼女には待つことが必要だ」

まゆ「わかってます…………待つ辛さは痛いほど」

P「…………」

まゆ「仲良いふりするの辛いんですよね」

P「悪い方に流れないといいが……」

まゆ「まゆが流させません」

P「オレもだ」

杏「………………」

杏「…………」

杏「みんなと仲良くなんて…………無理」

杏「嫌いなものは嫌いだからしょうがない」

杏「めんどくさいから寝よ」

P「…………ふぅ」

まゆ「ため息なんてついてどうしたんですか?」

P「整理することが多くてな」

まゆ「まゆが手伝いますよぉ?」

P「あとはこれをホチキスで……よし」

まゆ「なんの資料ですか?」

P「今はまだ使わない資料だ。鍵をかけて…………これでよし」

まゆ「ふーん……へぇー」

P「開けて見てもいいが後々の楽しみがなくなってもいいならの話だ」

まゆ「あぁんもぅ……そんなこと言われたら見られないじゃないですかぁ♪」

P「さっきから携帯電話鳴りっぱなしだぞ」

まゆ「小梅ちゃんからですね…………うふふ♪」

P「どうかしたのか?」

まゆ「これ」

P「舌を出してる写真だな」

まゆ「それとこれ」

P「今度は笑顔で舌を出してる写真」

まゆ「極めつけはー……これ♪」

P「なにも変わって……いつもの服がローブみたいになってるな。ちょっと待って…………」

まゆ「気付いちゃいました?」

P「ローブの下、なにも着てないな」

まゆ「うふ♪ 小梅ちゃんって肌白いですよね。それと意外と胸あるんですよね」

P「まぁ、肌は白いな。青白い」

まゆ「13歳にしてあの容姿、スゴいですよね。まぁ、その点に関してまゆはなにも言えませんが」

P「その話しはするな。ところでなんでそんな写真を? なにか企んでるのか?」

まゆ「うふふ♪」

P「…………周りに迷惑をかけないでね」

まゆ「あっ、ちなみに小梅ちゃんの下の毛は……」

P「チョメ」

まゆ「うっすらと……」

P「ハァ……」

まゆ「ムームーんーンむー」

杏「…………眠れない」

杏「昼寝しすぎたかな…………」

医師「まだ起きてたのかい?」

杏「出たな、杏と似た名前の医者」

医師「君の担当医になれて嬉しいよ」

杏「こんな時間になにしに……もしや杏にイタズラする気だね!」

医師「睡眠薬注射しようか?」

杏「今日のところは許してやる」

医師「それはよかった。それにしても今日も眠れない? 看護婦」

杏「悩み多き乙女だからね。そういえば看護婦って呼び方いいの?」

医師「長いことこう呼んできたからいまさら変えるのもね」

杏「うんうん、わかるわかる。いまさら変えられないよね。またまた話は変わるけど」

医師「なんだね?」

杏「そこの病棟で入院してるのって、杏の勘違いじゃなければ765プロの…………」

医師「それは違うよ」

杏「えー、そっくりだけどなー。どっちかはわからないけど」

医師「とにかくそれはない」

杏「やけに自信満々……」

医師「そういえば前いってた夜中に聞こえる悲鳴、聞こえなくなった?」

杏「……怖いこと思い出させないでよ」

医師「ハハハ、それで?」

杏「なくなったよ」

医師「よかった。続くようだったら手を打たなければいけないところだっな」

杏「?」

医師「こっちの話。それにしても精神科病棟の近くでの入院になって申し訳ない。ここしか部屋が空いてなくてね」

杏「そんなの気にしないよ。知り合いにそう変わらないのいるし…………ごめん今のなし」

医師「問題発言はお互い様。私もさ」

杏「…………寝る」

医師「眠くなったのかい?」

杏「おかげさまで」

医師「それじゃ私はこれで」

杏「…………ねぇ」

医師「ん?」

杏「なんでもない…………」

医師「……しばらくは宿直みたいなことやってるから何かあったら連絡してもいい」

杏「いいなぁー杏も宿直やりたーい」

医師「貴人警護かい?」

杏「だってお金持ちの家でだらだら出来るんでしょー? 杏にとっては天職だよー」

医師「私は奇人警護しかやったことないが、ダラダラはできないと思う」

杏「キジン?」

医師「いやなんでもない。忘れて」

杏「なんだか杏に忘れてほしいこといっぱいだね。飴くれたら忘れる」

医師「しょうがない」

杏「えっ、あるの!?」

医師「昔からの癖で今で気が付いたら白衣のポケットに入ってる」

杏「なにその白衣、ちょうだい」

医師「私の汗と皮脂と努力が染み込んでいるが、それで良いならあげよう」

杏「うげっ、全部杏が嫌いなもの……でも飴のためなら…………うあっ、でもなぁ……」

医師「君の将来が少し不安だよ」

杏「将来があればね…………」

医師「…………それじゃ」

杏「……うん」

P「…………」

まゆ「ンーフ♪ 今日も朝からpさんにイタズ……あら?」

P「おはよう」

まゆ「もう起きてるなんて珍し……チン事ですね♪」

P「眠れなかっただけだ」

まゆ「まゆ枕がないと眠れませんかぁ?」

P「蟲なんかが中から出てきそうだな」

まゆ「繭だけに……うふ」

P「……飯でも食うか」

まゆ「そうだと思って用意してます」

P「この匂いはそれか。この焦げた匂いは……」

まゆ「焦げた? あーーーーーーー!」

P「朝から騒がしい…………見に行くか」

まゆ「……………………」

P「見事に焦げてるな」

まゆ「………………クスン」

P「ケガは?」

まゆ「ありまふえぇん……」

P「これは……ホットケーキ?」

まゆ「久しぶりにと思ったんですが…………」

P「オレを起こす時間と被ったと」

まゆ「いえ、まゆの不注意です……」

P「片付け手伝うよ」

まゆ「すみませぇん……グスン」

P「服は洗濯に出しておいて」

まゆ「はぁい……」

まゆ「ご迷惑お掛けしてすみませんでした……」

P「ケガなかったし火事にならなかったから不幸中の幸いだね」

まゆ「ほんとにすみません……」

P「もしかしてなにか考え事しながら料理してた?」

まゆ「それは…………」

P「ダメだよーもう」

まゆ「はい…………」

P「うん…………」

まゆ「………………」

P「………………」

まゆ「…………うふ」

P「どうかした?」

まゆ「理由聞かないんだなぁって思いまして」

P「…………」

まゆ「わかってます。大体予想がつきますものね。というか一字一句その通りですもの」

P「……余分な分の皿片付けておくぞ」

まゆ「はぁい」

P「…………ねえ」

まゆ「はい?」

P「そろそろ離れてくれ」

まゆ「やぁーよ」

P「外で歩きづらい」

まゆ「家の中ならいいじゃないですかぁ」

P「そのまま外まで続くだろ」

まゆ「そんなことより杏ちゃんなんですけどぉ……」

P「何か気づいたことあるのか?」

まゆ「なんだか昔のまゆにそっくりなんです」

P「昔の?」

まゆ「はい。"あの頃"のまゆに雰囲気がそっくり」

P「病院の気に当てられた可能性は?」

まゆ「話しながらでしたのでそこまではわかりかねます。けど、あれは……」

P「そうか、ありがとう」

杏「……………………」

杏「…………ン」

杏「……あさ」

杏「朝かぁ…………」

杏「…………ねよ」

まゆ「ブラインドはこのくらいでいいかしら?」

杏「いつの間に……」

まゆ「おはよう杏ちゃん」

杏「おやすみ」

まゆ「おはよう杏ちゃん」

杏「…………」

まゆ「おはよう杏ちゃん♪」

杏「ぅぁっ……! 耳元でささやくな!」

まゆ「だって起きないから」

杏「くそぅくそぅ……! こんなとこにいられるか! 私は寝るぞ!」

まゆ「杏ちゃん」

杏「グゥグゥ」

まゆ「せっかく、美味しい飴あげようと思ったのに、残念……」

杏「そういうことは早くいってよ」

まゆ「どう?」

杏「んー♪ ふぁまくておいふぁズビ」

まゆ「あらあら、およださん垂れちゃってる」

杏「お依田さん? 誰?」

まゆ「涎のこと」

杏「あうあうあー」

まゆ「そういうのはダメよ杏ちゃん」

杏「んー」

まゆ「うふふ♪」

杏「そういえばあの人は?」

まゆ「あの人?」

杏「ほら、昨日の」

まゆ「Pさん? Pさんならお医者さんに用事があるらしくて今はいない」

杏「そっかー。頼みたいことあったのに」

まゆ「頼みたいこと?」

杏「ンー、ちょっとね」

まゆ「…………」

杏「やっぱり似てるなぁ」

まゆ「似てる?」

杏「ほら、あそこ歩いてる子」

まゆ「木の近くにいるこの子?」

杏「うん。ほら、765プロのさ」

まゆ「あら、本当ね」

杏「でも聞いたら違うんだって」

まゆ「へぇー」

杏「杏も似てる人いないかなぁ」

まゆ「捜してどうするの?」

杏「影武者作って働かせて、杏はその収入でガッポガッポ。悠々自適生活!」

まゆ「ステキな生活ねぇ」

杏「だらけていただき大作戦!」

まゆ「でも影武者の方は大変そう」

杏「う…………」

まゆ「あっ、躾ればちゃんと言うこと聞くかも♪ でも、便りになる人には注意よ? 下剋上されちゃうから♪」

杏「や、やけに具体的……」

まゆ「それより……まゆと気持ちいいことしません?」

杏「えっ、や、ちょっといいかなー……待ってOKオーケー! 落ち着こうまゆ! 飴あげ……あげぇ……! イヤァァァァー!」

杏「あっ! アッ!」

まゆ「ほぉらぉ、腰浮いてますよぉ?」

杏「こン……! ァ、体……ンー勢でやれば……!」

まゆ「脚、ピーン!と張ってますよ? そんなにイイ?」

杏「な、なんかクル……!」

まゆ「キちゃってイイのよ♪」

P「すごい声出てるぞ。マッサージでそこまで騒ぐな。隣室にも響いてる」

まゆ「お帰りなさぁい」

P「離してやれ」

杏「ハァー……ハァ……ハァ……ハー……っふっフゥ……訴えてやる!」

まゆ「はい、飴」

杏「杏は飴じゃつられない!」

まゆ「お菓子もあるわよ」

杏「っ! つ、釣られない!」

まゆ「ゲームもあるわよ」

杏「ちゅ……釣られ……!」

まゆ「マ・ン・ガ・も」

杏「もう信念なんてどうでもいい!」

まゆ「堕ちた♪」

杏「くっ……プフフ」

まゆ「口元汚れてる。拭くわね」

杏「ンゥ……」

まゆ「ノドは渇いてない?」

杏「大丈夫」

P「至れり尽くせりだな」

杏「あぁぁぁぁダメになるぅぅぅ……」

まゆ「なっちゃえ♪」

また書き込めない。出掛ける前に書こうかと思ったのに……

テストがてら
対象人物によっては差別用語や差別発言が飛ぶ場合がございます。そんなにひどくはしませんがご了承ください。
また、同社(バンナムやD3パブリッシャー)の別作品のキャラが出る可能性もあります。

さてと仕事しなきゃ(使命感)

P「そうだな、なっちゃえ………………とでも言うと思ったか」

杏「まあまあ、Pさんにもお菓子あげるから杏と一緒に休も?」

まゆ「幸い個室ですし、誰も見てませんよ?」

P「オレには二人が悪魔に見える」

まゆ「男を誘惑するという点では合ってます♪」

杏「悪魔じゃないよ。仮に悪魔だとしても悪魔という名のニートだよ………………ん?」

まゆ「Pさんもこのあとやることないですよね? ならまゆたちと休みましょ」

P「………………」

杏「………………ふぅ」

まゆ「グゥグゥ……」

杏「イビキすごっ」

P「まゆを起こさないでくれ」

杏「死ぬほど疲れてるんだ」

P「覚えてたか」

杏「よゆーだよ」

まゆ「………………ハッ」

杏「あ、起きた」

P「おはよう」

まゆ「………………もしかしてイビキかいてました?」

杏「地響きがするくらいかいてた」

まゆ「…………あう」

P「落ち込むな。疲れてれば誰でもかく」

まゆ「すみません……」

P「先に帰るか?」

まゆ「いえまだ……」

杏「……先に帰ってくれない?」

まゆ「はい?」

杏「Pさんと話したいことあるから」

まゆ「まゆがいると話せないこと?」

P「まゆ」

まゆ「……はぁい」

杏「………………」

P「………………」

杏「あのさ…………」

P「なんだ」

杏「えっと、まずはごめん。話すことあるっていってずっと黙ってて」

P「それで?」

杏「Pさんって意外と知り合い多いじゃん?」

P「たしかに意外に多い」

杏「そこで頼みがあるんだけど……」

P「…………なんだ?」

杏「私のこと売ってくれない?」

P「どういう意味でだ」

杏「もしくは買ってくれる人知らない?」

P「…………移籍したいのか?」

杏「移籍……まぁ移籍と言えば移籍かな」

P「…………違う意味でもあるのか?」

杏「わかってるくせに」

P「………………」

杏「杏ってこんな体型じゃん? だから意外と人気あると思うんだよね」

P「たしかにマニアックな人気はある……」

杏「でしょ? 日本じゃなくて海外、外国人にも人気だと思うんだよね」

P「…………」

杏「杏はダラダラ出来るし、向こうは気持ちがいい。あ、それいったら私もか」

P「……そうか」

杏「どんなこともOKだし、だらけられるためなら労力は惜しまないよ!」

P「そういことなら……」

杏「おっきくて気持ちいいっていうさ。それにPさんにもお金入るでしょ?」

P「…………」

杏「きらりのきらりんパワーにも何度か耐えられたからハードなのも全然。まぁ、こうして入院してるのになんだけど」

P「…………オレを頼らないでくれ」

杏「あっ、Pさんこういうことヤったことなさそうだけどわかる? 一回試さないとわからないよね」

P「…………」

杏「杏と一緒にしよ! うん、それがいい。1回試して、あとは杏が何もしなくて印税?いっぱいもらえて一生楽に生きていけるってほんとにほんとにいいよね。だったら1回ぐらい……うん」

P「…………」

杏「1週間くらいスパッツ履きっぱなしだけどこういうのも需要あるよね…………あ、どこいくの。まだ話途ちゅ…………」

まゆ「あ、お帰りなさぁい。晩御飯できてますよぉ」

P「…………ありがとう」

まゆ「今日はほたるちゃんが作ってくれたんですよ? 帰ってきたら玄関のところで右往左往してて何事かと思いました」

P「そうか。合鍵渡すか」

まゆ「ビーフシチュー…………の予定だったらしいですが失敗して肉じゃがが出来たって言ってました」

P「そうか……」

まゆ「…………まゆと一緒にお風呂入ります?」

P「そうだな」

まゆ「あら大変。Pさんが上の空」

P「…………」

まゆ「杏ちゃんとなにかありました?」

P「あった」

まゆ「やっぱり。まやの予感は当たりましたか」

P「ああ」

まゆ「どうしましょう……」

P「どうするか」

まゆ「まゆが説得しましょうか?」

P「……頼む。オレからもあの人に頼んでおく」

まゆ「…………」

P「……オレが説得する」

まゆ「なんとかやってみます」

P「あの事言うんだろ?」

まゆ「別に隠す過去じゃありません。それに全部は言いません」

P「…………すまない」

まゆ「いえ……年頃ですし、異性がいっても聞きませんし」

P「何か出来ることがあれば言ってくれ」

まゆ「それじゃあ、前々から思っていたことやってもらっていいですか?」

P「前々から思ってたこと?」

まゆ「はい。前々から思ってました──」

まゆ「うふふふふ♪」

P「ご機嫌だな」

まゆ「だって久しぶりに聞けたんですもの♪」

P「あんなので良かったの?」

まゆ「はい。もしかしてあれ以上のこともしてくれたんですかぁ?」

P「しない」

まゆ「ざぁんねん……それじゃ杏ちゃんのところに行きましょ♪」

P「お忙しいところすみません」

医師「他ならないあなたの頼みですからな。それに今は特に患者もいないので。健康でなにより」

P「今度は17歳なので……」

医師「それも折り込み済みだ。しかし彼女がいないからなぁ。ま、男女関係なく指導するがね」

P「よろしくお願いします」

医師「しかしこんな写真を見せて大丈夫かね? 止めるのはいいがトラウマにならないか……」

P「そこは双葉さんが次第です」

医師「そういえば彼女は双葉といったな。相変わらずややこしい」

P「今、まゆが説得中ですのであとでお呼びします。すみません」

医師「なんだか武者震いしてきたよ。こんなの初めて娘達を叱った時以来だ」

まゆ「──わかった? これが杏ちゃんのやろうとしたこと」

杏「…………なんでそんなに詳しいの?」

まゆ「それはまゆだからよ」

杏「理由になってない……」

まゆ「ちょっと失礼するわね」

P「まゆ」

まゆ「お待たせしました。入ってください」

医師「うむ」

P「あとは任せるしかない」

まゆ「…………えぇ」

医師「はい、おまたせ」

杏「……何?」

医師「聞いてないのかね?」

杏「なんにも聞いてない」

医師「なるほどサプライズというわけか。ちょっと用意させてもらうよ」

杏「杏はこれから寝るんだから静かにしてほしい……」

医師「よし、準備出来た」

杏「ふあぁぁぁ…………で何?」

医師「ちょっとした性教育をしようと思ってね」

杏「性教育ぅ? 今さら教わっても……オナニーなんて単語で恥ずかしがらないよ?」

医師「おや、オナニーを知ってるのか。それなら話の理解が早いかもしれない」

杏「……寝よ」

医師「起きて」

杏「布団めくらないで! 叫ぶよ!」

医師「君の話はPさんから大体聞いてる。まず、舌骨というものを知ってるかね?」

杏「急に患者が入るかもしれないよ? だから杏に構ってないで患者さんのところにいってあげて。ね?」

医師「舌骨とは、舌の骨と書く。ここは舌根、舌の根を支持する骨だ。ここは位置的に骨折しにくくなっている」

杏「聞いてないや……」

医師「骨折を起こしにくいが異常な力が加わると当然折れる。折れるとどうなるか。気道が塞がり窒息したりする」

杏「……それで?」

医師「結論を急ぐな」

杏「なんかキャラ変わってる……」

医師「次に子宮についてだが子宮がなにか知ってるね?」

杏「まぁそりゃあね……」

医師「次はそこの入り口、つまり子宮口について話す」

P「順調みたいだな」

まゆ「そうですねぇ」

P「このまま行けばいいけど……」

まゆ「Pさんでも不安感じることあるんですか?」

P「人間だからな」

まゆ「人間でも感じない人います。主にそういう人は他人の痛みに鈍感、もしくは感じない」

P「辛辣。それでオレはどっち?」

まゆ「どっちでしょう♪」

医師「──そして、ここが傷付くと不妊に繋がる。また、性病のリスクも高まり──」

杏「あれ、 今なんの話だっけ? わかんなくなってきた」

医師「そしてここからが本題になるが」

杏「まだ本題に入ってなかった……」

医師「まずはこの写真を見てほしい」

まゆ「長いですねぇ」

P「説明に時間がかかるのはしかたない。あの人の性格上、事細かに話すからね。特に医療関連は」

まゆ「杏ちゃん、立ち直れるかしら」

P「彼女次第だ。待つことも必要さ。それにこれが終わってもまだある」

まゆ「きらりちゃんのことですね……」

P「あぁ、一応きらりとは仲良くしてるが本当は……」

まゆ「杏ちゃんとしても嘘をつきたくないんでしょう。優しくするなんて簡単ですからね」

P「人付き合いが問題になるとは思っていたけどまさかこうも適中するとは……」

まゆ「だからPさんがいたんじゃないですか」

P「そうだな……」

医師「──先程いったようにこのような体勢で行った場合、無理な力を加えれば舌骨が折れ死に至る」

杏「優しくやってって頼めば……」

医師「医者として"そういう被害者"を何人も見てきたことがあるが、いって聞く相手ではない。中には無知から来る事故などもあったがね。第一言葉の壁がある」

杏「こんなんじゃ杏、エッチしたくなくなっちゃう……」

医師「個人的にはその『エッチ』という言い方も改めるべきだと思っている。窃盗を万引きというように、軽く聞こえてしまい敷居が低くなる」

杏「…………」

医師「愛しいこの人のためだから……は危険な考えでもある。だがそこを見極められれば、これほど素晴らしいものはない。お肌も綺麗になる」

杏「…………ごめんなさい」

医師「……謝らなくてもいい。私も少し熱くなりすぎた。まるで昔娘達に話したときのようだ」

杏「こんな話したの?」

医師「いや、これより軽いものだが事細かに説明してしまって……おかげで娘達はいわゆる知恵熱を出してしまって、三日間寝込んでたよ」

杏「どれだけ細かく話したの……」

医師「医者としての視点と父親としての視点のミックス」

杏「うわぁ……」

医師「その仕返しか、ブーブークッションや額に肉と書かれたよ。数週間はいたずらも倍増した」

杏「そりゃそうだよ……」

医師「さて、そろそろP君を呼ぼう。おっと、その前に最後に聞きたいことはあるかな?」

杏「……医師さんもしかして」

医師「モテるかモテないかかね? いやぁプライベートなことは聞かれても困る」

杏「そうじゃないけど…………ごめん」

医師「まぁ、そのうち……それじゃP君を呼ぶ」

まゆ「そうなんですよねぇ。粉ふきいもって力使います」

P「こう腕が痛くなるんだよな」

まゆ「蓋がずれないか心配で心配で」

P「そうそう」

医師「終わったよ。楽しそうだね」

P「ありがとうございます」

医師「あとは君の番だ」

P「はい。それではいってきます」

杏「…………これでやっと眠れ……」

P「悪いね」

杏「…………がは」

P「…………」

杏「…………」

P「…………」

杏「…………ブハッ! ハァー!ハー!はぁはぁ! い、息苦しかった……!」

P「よく眠れた?」

杏「…………わからない! だから杏は寝るぞ」

P「いいときに言って。話始めるから」

杏「…………うん」

P「…………」

杏「…………」

P「…………」

杏「……フゥ…………スゥ……」

P「…………」

杏「クゥクゥ」

P「…………」

杏「…………スー」

P「…………」

杏「…………ん」

P「……寝返り打てるようになったか」

杏「ぐー……」

P「………………」

P「……まゆからメールだ」

『まゆですよー。終わりました?』

P「………………相変わらず返信早いな」

『わかりました。じゃあそのまま寝かせておいてあげましょう。ままゆ待ーつーわ。いつまでも待ーつーわ♪』

P「よくそんな古い歌知ってるな」

杏「ン…………」

P「…………おっと」

医師「おや?」

まゆ「こんにちは」

医師「まだいたのかね。もう二時間は経つぞ」

まゆ「すみません。Pさんが話す前に杏ちゃんを寝かせたので」

医師「少し長く話しすぎたかな」

まゆ「先生のお話長いですものねぇ」

医師「そういえば君もそうだったね。それにしてもP君はよく待つ。あの忍耐力はなかなか身に付くものじゃない」

まゆ「本人曰く『ただ勇気がないだけだ』らしいです」

医師「私もずいぶん前になるが、そういう時があったよ。すぐ心の準備が出来る人が羨ましかった」

まゆ「うふふ」

杏「フゥ…………フゥ……スフー」

P「……………………」

杏「………………ン」

P「ん?」

杏「……ァ……ンふぁぁぁ……」

P「おはよう」

杏「ふぁっ!?」

P「びっくりした」

杏「びっくりしたのはこっち! な、なんで部屋に!」

P「話に来たんだけど覚えてない?」

杏「…………あーーーーーーー」

P「思い出してくれてうれしいよ」

杏「それでどっちがどっちだっけ?」

P「こっちが話す。そっちが聞く」

杏「その前にさ……杏はPさんのことほとんど覚えてないんだけどなんで来たの?」

P「理由? 理由は…………」

杏「まさか、人を助けるのに理由なんていらないなんていう臭い台詞言う気じゃないよね?」

P「そんなこというわけないだろ。理由のない行動なんてほとんどない」

杏「じゃあなに?」

P「行動しないというところが似てるから」

杏「…………どういうこと」

P「覚えてないかな? 君の好きな名言」

杏「私の好きな名言? えっと……」

P「行動する力の源にあるものは行動しない力の源にもある」

杏「行動する力の源にあるものは行動しない力の源にもある…………ハッ」

P「思い出した?」

杏「思い出した。杏がだらける素晴らしさを教えた時にいた人だ!」

P「そ」

杏「あれ? でも杏のプロデューサーじゃないよね? 誰のプロデューサーだった?」

P「だからプロデューサーじゃないと何度言えば……」

杏「なんのこと?」

P「思い出したところで聞くけど、諸星きらりのことどう思ってる?」

杏「きらりのこと? 友達」

P「友達。それで、その友達のことどう思ってる?」

杏「そりゃ友達だから好き」

P「本当に?」

杏「本当だって。近いよPさん」

P「…………」

杏「…………ヒ」

P「あれ以来……諸星きらりに押し潰されて以来大きなものに恐怖を感じる。違う?」

杏「そんなこと……」

P「ないならなんで担当プロデューサーに突っかかったの?」

杏「だって休みとってくれないし、とってくれても週休8日じゃないもん!」

P「ふぅん」

杏「だから……!」

P「…………」

杏「納得した?」

P「納得した」

杏「じゃあもう話すことないよね?」

P「こっちからはない」

杏「こっちからは? 杏からもないから終わりだね!」

P「レッスンについては?」

杏「レッスン?」

P「仕事終わりのレッスン。収録後のレッスン」

杏「…………」

P「やっぱり彼のいってたことが正しかったのかな? 普段から体力つけてないから仕事終わりでもレッスンするってのは」

杏「そう…………だよ」

P「人に言われるより自分でいった方がいいと思う。それ本心?」

杏「本心」

P「…………」

杏「…………」

P「そうだな本心」

杏「ホッ……」

P「じゃないね」

杏「なんで……!」

P「説明すると長いけどいい?」

杏「……三行で」

P「肩の 力 抜いた」

杏「…………それだけ?」

P「それだけじゃないけどね」

杏「…………」

P「その様子だとあのウサギのこともどうでもいいんだろう。まゆにあげようとしてたくらいだ」

杏「っ!」

P「…………」

杏「いいよ……いってあげる」

P「……どうぞ」

杏「杏だってレッスンが大事なことくらいわかってる。休みをくれるのもうれしい……けど」

杏「たまには杏の言い分聞いてくれてもいいよね!? なんで休むのかって聞かれたから、疲れたからって答えたんだよ!? それなのに否定してさ!」

杏「その先を聞いてくれもしない! それに言えない理由もあるし、なにより杏は人前に出ると……っ」

P「深呼吸」

杏「ハッ……フゥースーふぅー……ふぅ」

P「落ち着いた?」

杏「落ち着いた……人前に出ると心臓のドキドキが止まらなくて吐き気が治まらないのに……!」

杏「きらりに拉致された後だって、ニコニコ顔できらり庇うしさ! ガンバったから褒めて何て言わない! けど休息時間くらいほしい」

杏「なにが……なにがチャンスなのかな!? 杏の印税がドリンクなんかにかえられたときも結局怒んなかった。子どものやることだから? 時と場合を考えてよ! ゲホッ!」

P「はい吸入器」

杏「あゴホッり……がとう……スゥーふぅ」

P「心臓大丈夫?」

杏「……大丈夫…………かも…………ちょっと待って」

P「なに?」

杏「なんで、知って、るの?」

P「はい、息整えて」

杏「スーハー」

P「まぁアイドルのこと知るのが仕事だったからね」

杏「変態?」

P「そう考えてくれていい」

杏「…………ごめん、ちょっと出てってくれる?」

P「わかった。はい」

杏「…………さすが変態」

P「…………今日はもう帰る」

P「おまたせ」

まゆ「終わりましたかぁ?」

P「彼女は今日もう限界だ」

まゆ「この音……本当ですね」

P「負担をかけすぎた……」

まゆ「まゆたちも休みましょう」

まゆ「お風呂上がりましたよぉ」

P「ああ」

まゆ「なにか読み物ですかぁ? 風邪引きますよ?」

P「入ってくる」

まゆ「まゆのお出汁がいぃっぱい出たお湯どうぞぉ、うふ♪」

P「…………それじゃ」

まゆ「…………少しだけ」

P「楽しみがなくなるぞ」

まゆ「あァん」

まゆ「ンっ……く」

まゆ「相変わらずラムネみたい」

P「ふぅ……」

まゆ「あ、出ましたね」

P「まだ寝てなかったのか」

まゆ「一緒に寝ようと思って」

P「…………おやすみ」

まゆ「まゆが先にお布団入ります!」

P「…………好きにしてくれ」

まゆ「うっふふ、うふふ、ふふうふふふ♪」

P「今日はほぼ一日機嫌がいいな」

まゆ「だってぇ、うふふー♪」

P「あんなので元気が出るならいいけど」

まゆ「ならもっとやってくれます?」

P「……ありがたみが減る」

まゆ「いつかは前みたいに……うふ♪」

P「なれるといいな」

杏「…………ウブ……」

杏「……ハァハァ」

杏「まだ慣れないよ……」

杏「早く復帰しないと」

杏「ライブ……どうしようかなぁ……休みたいなぁ」

杏「働かなきゃ……」

杏「……ドリンク」

杏「……飲んでがんばらなきゃ」

杏「せっかく換金してくれたからね……」

杏「ハハ…………」

杏「誰か杏、監禁してくれないかなぁ……」

杏「んぶっ……ッぷあ」

杏「……なんとも言えないこの味」

杏「ブァー…………左右のアゴに溜まる水分」

杏「こんなのよく飲むよ……」

杏「エナジーチャージも済んだし……シてから寝よ」

杏「…………んァ?」

杏「朝……ヘッブシュ!」

杏「下半身丸出しは……スビッまずかった」

杏「うへぇ、ビシャビシャ」

杏「…………今日来ないよね?」

杏「入院着も個室だから要らないし……もしかして杏、いい生活してる?」

杏「…………印税って何ヵ月ではいるのかな?」

杏「たしかあの後もう一枚出したような……」

まゆ「…………」

杏「ゲームでもしよ。えっとソフトはー……」

まゆ「…………」

杏「おっ、ありがとう。いやぁ時間はあるからゲームが捗る捗る」

杏「おっおっおっ、どっちだどっちだ」

まゆ「左の方がいいですよ。Pさんが愚痴ってました」

杏「おっ、サンキュー。あー、幸せー…………ん?」

杏「…………気のせいか」

杏「おっかしーおっかしー」

杏「飴うまー♪」

まゆ「…………」

杏「…………そこだ!」

杏「っていないよねー」

まゆ「…………」

杏「ハァ…………」

まゆ「元気ないわねぇ。どうしたの?」

杏「杏の部屋に誰かいるみたいなんだ」

まゆ「まぁ怖い」

杏「怖くて昼寝しそ……」






















杏「!!!」

杏「…………ん」

杏「ここは…………」

まゆ「目が覚めたかしらー?」

杏「まゆ……!」

まゆ「まゆですよぉー」

杏「これはどういうこと?」

まゆ「どういうことって?」

杏「なんで知らない部屋にいるの?」

まゆ「杏ちゃんが望んだことじゃない」

杏「杏が?」

まゆ「誰かに飼われたかったんでしょ?」

杏「別にそういうわけじゃ……」

まゆ「だからこれはちょっとしたテスト」

杏「テスト?」

まゆ「杏ちゃんが望みの生活を手に入れた後にやっていけるかのテスト」

杏「よくわからないんだけど……」

まゆ「杏ちゃんはあれから色々考えたと思うわ。そんな杏ちゃんにこれから何回か質問をします」

杏「ふむふむ」

まゆ「その質問に本心から答えてもらいます。以上」

杏「それだけ?」

まゆ「それだけ。あっ、言っておくけど嘘を言えばわかるわ。まゆにウソは通じません♪」

杏「なんだ簡単じゃん。よゆーよゆー」

まゆ「では第1問。杏ちゃんはだらけるの好き?」

>>767
コンマ判定。コンマ以下が30以上で本音を言う

へい

杏「それはそうだよ。なんてったってだらけるのは杏の本職だから!」

まゆ「…………」

杏「…………」

まゆ「うふ♪ 次にいくわね」

杏「あ、あぁ……なんだこの妙な緊張感……」

まゆ「第2問。杏ちゃんはだらけるためなら労力を惜しまない」

>>769
コンマ判定。コンマ以下が45以上で本音を言う。

へい

杏「惜しまない! 全身全霊をもってだらけるよ」

まゆ「うんうん、それでこそ杏ちゃんね。はい、飴」

杏「あむ……んーほいひー♪」

まゆ「それじゃあ次。だらけるためなら周りに迷惑がかかってもいい」

>>771
コンマ判定。コンマ以下が88未満で本音を言う。

いえぁぁ

杏「だらけるにも犠牲が必要だからね。犠牲なくしてダラダラなし。ステキな言葉だよねー♪」

まゆ「…………」

杏「…………ンベェ」

まゆ「…………」

杏「あぁ! 杏の飴がぁ!」

まゆ「あー……ん」

杏「た、食べた……!」

まゆ「あム、んむ、ンモ……おいし♪」

杏「うわぁ……杏が言うのもなんだけど杏の唾液つきだよ?」

まゆ「?」

杏「……筋金入り?」

まゆ「まむもんもん。まんずふぁんふあ、ドウフェイふぃふぉーみがあふ」

杏「何いってるかわからないうえに、ヨダレ出てるよ、ヨダレ! …………ん? こんな状態でも答えなきゃいけないの? えっと、ふぉーみってなんだ? ふぉーみ……ふぉーみ……興味? ぬえぇいままよ!」

>>774
コンマ判定。コンマ以下が25未満で本音を言う。

安価の対象は>>1以外……っ! これは……鉄則っ !
再安価
>>775

オチツケっ!落ち着けおれ!

再再安価
>>777

え、縁起がいい数字だから問題ありませんよね? は、はは

だから踏んでるってば

もうゴールしてもいいよね……?
再再再安価
>>780


ほたるの脇の下でも舐めてくる……ふへへへへへ(人間のクズ)

杏「ある!」

まゆ「…………」

杏「ちょ、ちょっと……む、無言で迫ってこないで……!」

まゆ「アー……んム」

杏「あ、杏舐めヒッたって……おいしく……な」

まゆ「ンプ……ップ、ェオ……」

杏「な、なんかピチャピチャいっ…………ウヒャ気持ち悪っ」

まゆ「チュッ……ペチャ……っも…………同性に興味があるっていったのは杏ちゃんよ?」

杏「えっ、さっきの質問、そんなんだったの?」

まゆ「そうよぉ?」

杏「なんという罠……」

まゆ「それで本当はどうなの? さっきの様子だと嫌そうだけど」

杏「…………」

>>784
コンマ判定。コンマ以下が75以上で本音を言う。
今回は遠目に取ったから大丈夫!

大丈夫だと思っていたのか?

杏「ぞ……」

まゆ「ぞ?」

杏「ぞわっとした……!」

まゆ「うふ♪」

杏「なんともなさそうだったのにぞわっとして……」

まゆ「まゆ、正直な子って大好き♪」

杏「は、ははは杏は正直な子、だ、だからね……」

まゆ「それじゃあ次に移るわねぇ」

杏「次……? ちょっとなんか部屋薄暗……」

まゆ「逃がさなぁい♪」

杏「…………ひっ、な、なにあの男の人」

??「…………」

まゆ「さて、なんでしょう♪」

杏「こ、こっちくるな……! 杏なんて食べてもおいしくないよ!」

まゆ「食べはしないと思いますよ?」

杏「ンー! ンー !」

まゆ「ただ押し倒すだけです」

杏「ちょ、やめ!」

まゆ「両脇から後ろに羽交い締めするなんてさすが♪」

杏「離して! 誰か助けてー!杏大ピンチ!」

まゆ「暴れても無駄ですよー。だぁれも助けになんて来ません」

杏「身体を押し付けないで……!」

まゆ「その大きさですからねぇ。杏ちゃんが小さいってのもありますけど♪」

杏「重……!」

まゆ「覚悟はできましたかぁ?」

杏「か、かく……ごオ♪」

まゆ「あら? いいとこ当たっちゃいました? それで覚悟出来ましたか? どうなってもいいってさっきいってましたよね?」


>>789
選択安価。覚悟ができてるかできてないか
それ以外は安価下

できてない

杏「覚悟はで……」

まゆ「で?」

杏「でき……ぃ」

まゆ「でき……?」

杏「出来てないにきまってるよー! もうやだぁ! なんで杏がこんな目にあわなきゃいけないの!?」

まゆ「なんでって言われても……ねぇ?」

杏「きらりに乱暴されてにゅう……ウッ、いんしてさ、す、すこ、しは楽になると思っ、おもった……のに……!」

まゆ「…………」

杏「も……も、もうやだぁ…………私をほ……ほうっておいてよぉ!」

まゆ「…………」

杏「ウッ、うっ、うぅ……ウワァァァン」

まゆ「…………」

杏「っ…………オ"ッエェ……!」

??「…………」

杏「…………スゥスゥ」

まゆ「……杏ちゃん…………」

P「本当に良かったのか?」

まゆ「…………はい。あのままだとまゆみたいになってしまいますから……」

P「…………」

まゆ「片付けてきます。Pさんは杏ちゃんについてあげててください」

P「…………わかった」

杏「ン……んぅ……」

P「バスタオル一枚は寒そうだな。かといってなにかあるわけでも…………」

杏「グッ……コポ」

P「…………拭いておくか」

杏「フゥ……フゥア……」

P「体位直しておくか」

杏「んー…………フニ」

P「小さい体…………」

P「ガスターまだあったかな」

杏「…………ふあ?」

P「おはよう」

杏「あれ? 杏なにして……?」

P「…………なに?」

杏「……タオル一枚になってる杏に不審な男……部屋に二人きり…………」

P「バスタオル捲らなくても」

杏「……………………へ…………変……!」

P「勘違いしてるようだから言うがなにもしてないぞ」

杏「してないの……?」

P「寝てる人にそんなことするわけないだろ」

杏「しそうな雰囲気なのは杏の勘違い?」

P「大いなる勘違い」

杏「でもあんまり知らないのはたしか」

P「ループしそうだなそれ」

杏「…………」

P「…………」

まゆ「抱き締めちゃえばいいじゃないですか」

P「まゆ……」

まゆ「さっきから手を出したり引っ込めたり…………もどかしい。まゆの時みたいに……」

P「触られたくないだろ?」

杏「うん」

まゆ「杏ちゃんがこのまま消えてもいいんですか?」

杏「私はそれを所望する」

P「杏…………」

まゆ「杏ちゃん…………」

杏「その慈愛に満ちた目はなにかな? せっ、迫ってこないでくれるとあ、あ、杏うれし……」

まゆ「杏ちゃん!」

杏「なぁぁぁぁぁぁ!」

まゆ「あーんずちゃん♪」

杏「た、たす……! 誰かたすけてぇぇぇ!」

まゆ「──お夕飯の支度してきますね♪」

杏「……ばたり」

P「20分は可愛がられてたな」

杏「見てないで助けてくれてもよかったのに……」

P「あんなに楽しそうなまゆは久しぶりだったからついな」

杏「…………寒っ」

P「そこにまゆが用意した服がある。パジャマかな? だから夕食後にでも着替えなよ」

杏「ん」

P「……一つ言っておくけどさ」

杏「ん?」

P「まったくとは言えないが担当プロデューサーさんは悪くないからな。あの人はただ仕事をしただけ」

杏「それはわかってる。ただ単に歩調が合わなかっただけだよ……うん」

P「そういうの困るよね」

杏「…………うん」

P「こっちも面と向かって強く言えないしさ」

杏「あーわかるわかる。言っても上からねじ伏せられるよね」

P「うんうん」

杏「ところでここってどこなの? 杏拉致されてからよくわかってないんだよね。見たところマンションの一室っぽいね」

P「別荘みたいなもんかな」

杏「そんなとこに杏を拉致して…………やっぱり口じゃ言えないようなあらゆる事をするつもりだった?」

P「まゆを抑えるのが大変だったよ」

杏「…………」

P「血の気が引いた顔してるけど今の冗漫だからね」

杏「冗談に聞こえないよ! マジでびっくりしたんだかんね!」

P「ごめん。こんな冗談言うべきじゃなかったよね」

杏「別にいいよ…………」

P「……………………」

杏「……………………」

P「……………………」

杏「…………あのさ」

P「うん?」

杏「一つだけしてほしいことがあるんだけどいいかな?」

まゆ「お夕飯出来ましたよぉー♪」

杏「フオォォォォ……! なにこのお肉……!」

まゆ「どうですかぁ?」

杏「こんなお肉食べたことない……!」

まゆ「どれでも好きな味で食べてね」

杏「最初は水炊きかぁ……なんて思ってたけどうまっ!」

まゆ「ゆっくり食べないと消化に悪いわよぉ?」

杏「訳を知ればなるほど納得。杏感動しちゃった!」

P「味の好みは人それぞれだからね。ケンカになったらせっかくの食事が台無しになる」

杏「そうだよねー。食事ってのは救われてなきゃダメだよねぇ。だらけるのも然り! 独りで……豊かで……」

P「わかる」

まゆ「まゆもわかるわぁ。休日はPさんの写真を一日中でも眺められるもの、うふ♪」

P「…………」

まゆ「……食卓に悩みごとはなしですPさん」

P「そうだったな」

杏「さぁ杏のためにもっとお肉を入れるのだ!」

まゆ「のだー♪」

P「はい、どうぞ」

杏「ゴギョエェェェェップ! ふぅ…………」

P「大丈夫?」

杏「ウップ……久しぶりに食べたから張り切りすぎた…………もうだめだ……これは寝る……し、か、な……い……ばたり」

P「すぐに寝ると消化に悪い。30分は横になるな」

杏「牛になりたーい」

まゆ「胃が四つあると便利そうよね」

杏「お肉用、野菜用、お菓子用、飴用と分けたい」

まゆ「まゆだったらお食事用、お茶用、Pさん用、予備用に分けます」

P「聞き捨てならない仕分けが聞こえたぞ」

杏「Pさんはー?」

P「苦情用、クレーム用、シュレッダー用、知識用」

杏「ガリ勉?」

杏「…………」

まゆ「あらやだぴったり♪」

杏「……あのさ、なんで杏にぴったりのがあるの?」

まゆ「それじゃまゆは片付けも終わったので寝ます」

杏「あれ、そういえば杏の寝るとこどうなってんの? というか病院は?」

P「そこは連絡済み。誰かが来ても面会謝絶で通してもらってる」

杏「そうなんだ…………」

P「オレの部屋しかのソファーベッドが空いてる。それを使ってくれ」

杏「ちょっと待って。それもしかして同じ部屋で寝るってこと?」

P「そういうことになる。今から移動させるには遅い時間だ。下の階に響く」

杏「…………ま、いっか。杏も相談したいことあるし」

P「電気消すぞ」

杏「へーい」

P「……おやすみ」

杏「おやすー」

P「………………」

杏「…………」

P「………………」

杏「……………………」

P「………………」

杏「………………」

P「…………」

杏「……………………」

P「………………」

杏「…………ま」

P「はい、枕」

杏「……ありがとう」

P「高さ大丈夫か? もう一個いる?」

杏「いい。さすがに3つは多い」

P「ん、わかった」

杏「…………」

P「…………」

杏「………………あのさ、さっきの続きなんだけどさ」

P「なにかな?」

杏「……実はきらりの件以来、触られるのがどうしてもだめなんだ」

P「…………」

杏「思わず体が後ずさる、顔がひきつる、動悸が収まらない」

P「辛いね……」

杏「だからさ…………杏抱き締めてくれないかな」

P「君を?」

杏「こんなこと……杏を知ってる人には頼めない…………また変な目で見られる……」

P「…………」

杏「…………もちろんそのまま本当に抱いても……」

P「それはしない」

杏「意気地無し…………」

P「なんとでも言って。意気地がないのは事実」

杏「ベッドの中失礼…………ちょっと待ってて」

P「うん………………」

杏「スーハー…………よし。来て」

P「怖くなったり、堪えられなくなったら知らせて。それじゃ……」

杏「っ! フゥフゥ」

P「…………」

杏「は、ははっ、案外楽しょ……っ! フア……」

P「ゆっくり深呼吸」

杏「スーハー、スーハー……スゥハァ……」

P「…………オレの服の皺なんて気にしないで」

杏「……!……っ!……!!」

P「ゆっくり息を吸う。ゆっくりフー」

杏「フーっ」

P「普段通りに呼吸して」

杏「スースゥ……フゥ」

P「動悸は?」

杏「心臓なら……あるよ……フゥハァ」

P「大丈夫……大丈夫……君は君のまま。どうにもなってない。だから落ち着いて」

杏「なに、それ……フー」

P「たまになるでしょ?」

杏「さすが……変態。杏…………フゥ、ピンチ」

P「ゆっくりやっていこう」

杏「でも……ライブ…………」

P「いつだっけ?」

杏「たしか…………二日後……かな」

P「振り付けや段取りは大丈夫なの? その様子だと全く知らなさそうだけど」

杏「一応……教えられてる…………ダンスは……フヘ」

P「二日後。中一日時間がある……それだけあれば……」

杏「私、振り付け、覚えられない」

P「覚えさせようだなんて思ってない」

杏「ちょっと傷付く……かな」

P「そういう意味じゃない。いい考えがある」

杏「いい考え? ウプ……」

P「今はなにも考えないで……こっちが考える」

杏「…………寝る」

P「おやすみ……」

杏「スゥ……スー……」

P「やっと寝付いた……」

杏「くぅ……ふっふひぃ……フゥフゥ……うっうぅ……い、いやだ……! 働か、ない、ぞ……!」

P「…………」

杏「いぎぃ……! や、や、やぁ…………やめろきら……やめっ……! アギィッ」

P「起きろ……起きろ……!」

杏「はっ! な、なに!?」

P「大丈夫、落ち着いて」

杏「ゆ、夢……!? お……恐ろしい夢だった……」

P「大丈夫……大丈夫……」

杏「…………なら抱き締めなよ」

P「大丈夫……大丈夫……」

杏「…………わざと?」

P「わざとだね」

杏「わざとかぁ……」

P「わざとだ」

杏「そうかぁー」

P「…………」

杏「…………」

P「寝よっか」

杏「うん……」

P「ライブのことは任せといて。君はゆっくり休んでて」

杏「まーかーせーたぁ。お礼になんでもするよー?」

まゆ「おはよーございまぁす。まゆですよぉ」

P「シィー」

まゆ「あらぁ?」

P「まだ寝てる」

まゆ「クンクン、クンクン」

P「クンクン言ってどうした?」

まゆ「なんか匂います。こう……あ」

P「片付けておいた」

まゆ「だから雑巾出てたんですか、納得」

P「今日は一日出掛けてくる」

まゆ「まゆもお供しますよぉ?」

P「ここで面倒を見ておいてほしい」

まゆ「杏ちゃんの? わかりましたぁ」

P「頼んだ」

まゆ「…………ふぅ。お掃除はこのくらいかしら。杏ちゃんの様子見てきましょう」

まゆ「それにしても杏ちゃん、本当に細いわよねぇ」

まゆ「食べても太れないのって辛いのよねぇ。周りは理解してくれないし」

まゆ「飲み物でも持っていきましょう」

まゆ「炭酸以外でなにー…………あった」

まゆ「なーぜ♪」

杏「スゥスゥ……」

まゆ「あらぁ? まだおねむねぇ。よいしょっと……ここに置いておきましょう」

杏「フー……プヒー」

まゆ「本当に細い……折れちゃいそう」

まゆ「こんなか細い身体で誰かの…………堪えられるわけない…………」

まゆ「杏ちゃん…………」

まゆ「……まゆもあの時こんなだったのかしら……」

杏「ウゥ……ピュヒィ」

まゆ「うふ、変な音。どんな夢見てるのかしら」

まゆ「悩みがあるときって変な夢見るのよねぇ。深く眠れないから」

まゆ「それにしてもぉ……」

杏「……ブヒュゥ…………ハァ」

まゆ「杏ちゃん、Pさんと一夜を共に……妬けちゃうわぁ…………折っちゃおうかしら」

杏「……フゴ」

まゆ「…………」

杏「プハッ……!」

まゆ「可愛い♪」

まゆ「ちっちゃい鼻、ちっちゃなお口、ちっちゃいな耳、ちょっと薄い唇、ぷっくりした頬っぺた」

まゆ「杏ちゃん…………ハァ」

杏「…………ンヘ?」

まゆ「あら、おはよう杏ちゃん」

杏「ウェ……」

まゆ「なぁに?」

杏「なんで杏の頬っぺた突っついてるの?」

まゆ「やぁね、ちゃんと解してる」

杏「触り方が変態チック」

まゆ「よく眠れた?」

杏「うむ」

まゆ「よかった。お水いる?」

杏「もらう」

まゆ「はいどうぞ。ゆっくり飲んで」

杏「ンッ……っん……ン、フゥ」

まゆ「はい、口拭いて」

杏「ムチュ…………あれ?」

まゆ「どうかした?」

杏「もしかして杏、お姫さま?」

まゆ「飾り付けちゃおうかしら♪」

杏「お触り禁止」

まゆ「残念」

杏「ところで」

まゆ「Pさんなら出掛けてる」

杏「……あっそ」

まゆ「昨日の夜はPさんとなにしたのぉ?」

杏「えっとたしか…………抱いてもらった」

まゆ「抱かれ心地はどうだった?」

杏「そんな深くまではやってない……ちょっと怖かったし。けど優しかった」

まゆ「私も抱かれたことありますけど、アレ不思議ですよね。一つになるっていうのかしら? なんだか見透かされてるようで……」

杏「あのさ……」

まゆ「はい?」

杏「Pさんのあれってわざと?」

まゆ「アレェ?」

杏「ほら……なんていうの? こう、わざとするべきところでしないっていう……」

まゆ「こちらが望んでことをやらないこと?」

杏「そうそれ。抱き締めてくれたり、抱いてくれたりすればいいところなのに外すアレ」

まゆ「まゆは理由知ってますよぉ」

杏「えっ、ほんと!? 教えてくれ、はよ」

まゆ「だぁめ、教えてあげない♪」

杏「けち。ならいいよー」

まゆ「あら、意外にあっさり」

杏「労力がダルい……だらける力がなくなる」

まゆ「だらける力って重要よねぇ」

杏「そういえば杏の講義受けたことあったね」

まゆ「だらだらしてお金儲けダラダラダラー」

杏「合言葉とか懐かしい」

まゆ「…………」

杏「なに? 杏に見とれて」

まゆ「…………」

杏「な、なに……! 抱きつかれるとこま……あ、杏にそっちの気はないからね!」

まゆ「杏ちゃん……」

杏「さ、触られると……ウプ」

まゆ「…………ごめんなさい」

杏「あ……うん…………別に気にしてないから……私は大丈夫。あの子達のことは……私にも責任……」

まゆ「だから、まゆでよければ…………」

杏「…………一度会ったら、だらけ仲間……だよ?」

まゆ「ふふ、そうね」

まゆ「──こう?」

杏「あーそうそうそんな感じそんな感じ」

まゆ「蹲踞の姿勢にこんな使い方あったなんて…………驚き」

杏「これ以外に思い付かなくない?」

まゆ「まゆはPさんの上でしかしたことないから……」

杏「マジ?」

まゆ「変な意味はないわよ?」

杏「ごめん、ちょっと眠っていいかな?」

まゆ「子守唄いる?」

杏「静けさが好きだからいい。ありがとう」

まゆ「夕方起こしに来るわね」

杏「2日くらいは起こさなくてもいいよ?」

まゆ「そうはいきません。起きないとすごいことするわよ?」

杏「杏すごいことされちゃうのかーピンチだわぁーピンチだわぁー…………ばたり」

まゆ「おやすみ、杏ちゃん」

P「ただいま」

まゆ「お帰りなさい」

P「杏は?」

まゆ「お昼寝してからまだ寝てます」

P「寝かせておくか」

まゆ「今日は杏ちゃんといっぱい遊んじゃいました」

P「楽しかったか?」

まゆ「はい、それはもう♪」

P「明日のライブついていくか?」

まゆ「はい。今日も明日もお休みの日なので」

P「……杏の担当プロデューサーさ」

まゆ「はい?」

P「やっぱり悪い人じゃない。やること的確だし、気配りも押し出来てる」

まゆ「それでも杏ちゃんには合わない」

P「そういうこと。だから明日は少し彼に悪いことしちゃうかな。彼、割り込まれたり、けちつくの嫌いだし」

まゆ「これも杏ちゃんのためです。言うまでもないでしょうが……」

P「二律背反だね……」

まゆ「でも明日はまゆは杏ちゃんを応援します」

P「オレもだ」

まゆ「今夜は一本いっておきます?」

P「お酒か…………」

まゆ「まゆの肌で温めておきましたよぉ」

P「…………」

まゆ「ちなみに胸とア……」

P「少し静かにしよう。杏が起きる」

まゆ「ムームー…………ンロ……エロ、ペロペチャ……」

P「くすぐったい」

まゆ「ンン♪」

杏「え? それだけでいいの?」

P「最初の一曲は普通にやる。あとはこの通りにやってくれれば大丈夫」

杏「…………」

まゆ「大丈夫よ。まゆがついてる。ほら、合言葉は?」

杏「だらだらだらけてダラダラダラー$」

P「1ドル80円だっけ?」

まゆ「Pさん!」

P「ごめん、緊張してるんだ」

杏「それじゃいってくるよ…………杏帰ってきたらPさんと結婚するんだ…………」

まゆ「許しません♪」

杏「やっぱり杏、帰ってきたらゆっくりやすむんだ……」

P「…………入り口で配るの手伝ってくる」

まゆ「まゆは杏ちゃんの様子見守ります」

杏「──はい。というわけで一曲目はお願い!シンデレラでしたぁー」

杏「杏ならおやすみほしいな。週休8日」

杏「じゃあ次…………に行く前に。おぉ!こんなところにこたつがあるじゃないか!」

杏「よいしょっと」

杏「あぁー癒されるぅぅぅっ…………ふぅ」

杏「こたつっていいよねぇ。杏この前ドイツ行ったんだけどさぁ、ドイツの人って働き者なんだってさ。杏とは絶対合わないね。あ、でも養ってくれるなら……でもなぁ」

杏「──あ、そだそだ。みんなも座って毛布かけて。ゆっくり聞いてほしいことあるんだけどね」

杏「実は杏、この前倒れちゃってね。つい先日まで入院してたんだ。でね、私は思った」

杏「休憩は大事だと……!」

杏「で、今回のライブはゆーーーーーっくりこたつに入りながらのライブにしようかと提案したわけさ」

杏「ほら、バンバンバタバタ飛んだり跳ねたりすると、ドームも疲れちゃうじゃん? これが引き金になってドーム崩壊!なんてことになったら、杏心労で倒れちゃう」

杏「そんなわけでこれからは省エネライブに入りまーす」

杏「ちょうどここに進行表があるしね。えーっとこれによるとぉー…………次はあんずのうた・杏と地球に優しい.ver」

杏「バラードってやつだね!どやっ」

杏「──はーいお帰りはあちらからだよー」

杏「あ、帰るとき入り口に杏募金箱あるから杏に愛の手をー」

杏「愛の手といえば今日の合いの手よかったよ。これからはずっと省エネライブにしようそうしよう」

杏「はい気を付けて帰ってね! さっさと帰ってね! ウソウソジョーダンジョーダン。あっ、座布団投げないで。投げるならお金とポテチを所望す……あ、痛い痛い」

杏「杏もかーえろ」

杏「フゥ……フゥ……っンブ」

P「いま、まゆが帰ってくる。そしたら交代してもらうから」

杏「オェッ……オロロロ…………」

P「今日は緊張したな」

杏「ハァハァ……でもこれでしばらく…………休める」

P「無理が祟って悪化ってしてもらっておいたから安心して」

杏「なんという悪っ……っ!」

P「背中擦るね」

杏「フゥフゥ……! フーゥッ……」

P「立てる?」

杏「…………むーりぃー」

P「ちょっとお腹圧迫するけど…………後ろ失礼」

杏「こんなときに杏を浮かしてバックから…………杏ピーンチ」

P「よいしょ」

杏「おっきいのが当たってるよ……」

P「腹が当たるのはしかたないだろ」

杏「この際、セクハラには目を瞑ろう。うんそうしよう」

P「ベッドに連れてく」

杏「なにしてもいいから寝かせておくれ……ちょっと…………いっぱい、いっぱい……」

P「今日はもうなにも考えないで休め……もういい……休め……」

P「ベッドに着いたぞ」

杏「翼よ見よ、あれがベッドの灯だ」

P「着陸するぞ」

杏「ゆっくり……お願い……」

P「回復体位にする」

杏「あー……あの側位みたいなのね……オケオケ」

P「下ネタ言う元気はあるんだね」

杏「ないよ、元気なんて」

P「いっぱいいっぱい、か」

杏「そ、いっぱいいっぱい」

P「言ってないと不安なんだね」

杏「…………無駄な能力だね、それ」

P「そうだね」

杏「……………………」

P「……………………」

杏「ここは眠れない杏の頭を撫でるべき場面だと思う」

P「その髪型変わってるよね」

杏「話を反らされた」

P「なんかさ、エネルギータンクっぽいよね」

杏「それ他の人にも言われたよ」

P「そっか」

杏「………………」

P「…………」

杏「それさ……」

P「これ?」

杏「そう。その腰をポンポン叩くそれ」

P「これがどうかした?」

杏「…………なんでもない」

P「実家が恋しい?」

杏「ちょっとね……」

P「…………おやすみ」

杏「…………その手が下半身にいかないことを願って杏は寝る…………ぐぅ」

まゆ「ただいま帰りましたぁ」

P「お帰り」

まゆ「杏ちゃんはどうですか?」

P「家帰ってきたら緊張の糸が切れたらしくて、戻しちゃったあとは寝てる」

まゆ「そうですか。ならお夕飯は野菜ジュースでも作っておきます」

P「夕飯はオレがやろう」

まゆ「お願いします。まゆは杏ちゃんの様子見てます」

P「頼む」

杏「…………ヘゥ……ヒャウ…………ハッ」

まゆ「あ、起きましたかぁ?」

杏「あれ……まゆ」

まゆ「まゆですよぉー」

杏「帰ってきてたのか」

まゆ「はい。杏ちゃん、よく寝てたわ」

杏「編み物……やってるんだ」

まゆ「まゆの趣味みたいなものだから」

杏「杏もなにか始めようかな……」

杏「──うぐぐ」

まゆ「杏ちゃんどうしたの?」

杏「なんで杏の晩御飯だけジュースなの!?」

P「食道が荒れてるから」

杏「今日はエネルギーをいっぱい使ったよ? だから補給しないと生きてけない。杏、死んじゃうかもよ?」

まゆ「でもこのあとゆっくり眠れなくなるわよ?」

杏「と、とにかく杏は自分を曲げない!」

P「そうか…………」

杏「そ、そうだよ」

P「…………」

杏「…………」

P「…………」

まゆ「あぁ……せっかくPさんが作ったお料理が冷めちゃう……」

P「…………」

杏「…………」

まゆ「冷めたお料理を見ると作る身としてはとても辛いなぁ……」

杏「…………うぐぐ」

まゆ「…………」

P「…………」

杏「…………」

まゆ「杏ちゃんも我慢せずいったらいいのに。杏は卑しいアイドルです。だからPさんの立派なのください、もう我慢できない……!って」

P「まゆ」

まゆ「はぁーい」

P「……………………」

杏「ま……負けました」

P「飲んでくれるか?」

杏「の……飲みます」

P「明日体調が戻ったらきちんと作ってあげるからな」

杏「ん…………」

まゆ「それでは、いただきます」

P「いただきます」

杏「……いただきまぁーす」

杏「スウスウ……フスー」

まゆ「眠りましたね」

P「食後30分は経ったから大丈夫だろう」

まゆ「そうですね」

P「…………ちょっとこっち来てくれ」

まゆ「はぁい♪」

P「ここでいい」

まゆ「じゃ、失礼しまぁーす」

P「どこ触ってる」

まゆ「ズボンの上からですけど? 今日は直の方が良いですかぁ?」

P「そういうことをしに来たんじゃない」

まゆ「溜まりに溜まったリビドーを発散しないんですか?」

P「次を決める」

まゆ「そういうことですかぁ」

P「今回、救済したから次は復讐だ」

まゆ「ほたるちゃんも加わりましたし、幅が広がりますね♪」

P「>>878層に>>880

>>878
ジュニア(12歳まで)かティーン(13から19歳まで)かアダルト(20歳以上)か選んでください

>>880
軽くか徹底的か

それ以外は安価下
人物はまたあとで

※今回は復讐になりますのでご注意ください

間違えた!すんごい間違えた!

>>878じゃなくて>>859
>>880じゃなくて>>861
です!
これは運営の陰謀だよ、アンズー!

ティーン

緒方ちえり

P「ティーン層に徹底的にやる」

まゆ「さすがPさん。恨みのある人はたくさんいますからね。誰をやりますかぁ?」

P「そうだな…………」

まゆ「楽しみで楽しみでまゆ、今からお……」

P「少し静かにしよう。杏が起きる」

まゆ「ワクワクして待ってます♪」

P「>>865

モバマスのティーン(13から19歳まで)アイドルをお願いします。
それ以外は安価下
なんか付け加えること(○○された等)あればそれも。それを加味して進行するかもしれません。

美嘉

P「城ヶ崎美嘉」

まゆ「あのカリスマギャル(姉)の……」

P「そうだ」

まゆ「まゆ好きじゃないんですよね。なんか苦手っていうか、思わせ振りというか……ドイツの時だって『やばっ、本気にさせると、こんなにスゴいの!? もってかれたー!』とか言ってましたけどナニをしててナニを持ってかれたんでしょう」

P「外見が外見だからな。一部のファンの間では意外と初だと言われてる」

まゆ「Pさんは何かされました? というかPさんのこと知ってるんですか?」

P「ほとんど知らないだろうな。莉嘉の件で名前くらいは知ってるだろうが」

まゆ「そういえば久しぶりにあそこ見ます?」

P「アンチスレか……たまには良いかもな」

まゆ「それではレッツゴー♪」

P「えっと……あったあった」

まゆ「……パソコンつけっぱなしなんて珍しいですね」

P「忙しくて消し忘れてただけだ。それより見つかったぞ」

まゆ「>>868>>869

P「>>870なんてのもあるぞ」

城ヶ崎美嘉に対するアンチレス・悪口をお願いします。
それ以外またはあまりにも変なのは安価下

正直妹のほうが可愛い

ロリコンっぽくてキモイわ

くさそう

『正直妹のほうが可愛い』

『ロリコンっぽくてキモイわ』

『くさそう』

まゆ「散々な言われよう♪」

P「一つずつ見ていこう。まず一番上。これは個人の趣向もあるが莉嘉の方が人気がある」

まゆ「ジュニアアイドルは人気でやすいですからねぇ」

P「それに加えあの性格だからな。人気がでない方が難しい」

まゆ「姉妹ともカリスマギャルだけあって追い付け追い越せな人気です」

P「二つ目、ロリコンっぽい」

まゆ「ロリコンなんですか?」

P「その気がある。前も誰とは言わないが見ながらハァハァしているところを目撃されてる。実際に触ってもいる。ま、女だからお咎めはなしだった」

まゆ「Pさんが話しかけようものなら即ロリコン扱いなのに……」

P「…………」

まゆ「冗談ですよぉ……」

P「……三つ目」

まゆ「あ、これはまゆわかります。色々くさそうですもの。特におマンン……」

P「杏、起きる、オレ、困る」

まゆ「はーい。でも本当に臭そうですよ。香水とかプンプンしそう」

P「臭いか……それについては、今は話せないが理由がある」

まゆ「理由……ですか?」

P「そうだ。だがまぁその他にも成長期だからという理由もあるがな」

まゆ「それでもあの香水臭さはちょっと……」

P「そのときが来たら話す」

まゆ「先っちょ部分だけでも教えてくれません?」

P「…………」

まゆ「だんだん教えたくなーる、だんだん教えたくなーる。まゆに教えたくなぁーるぅ…………」

P「カラオケ」

まゆ「カラオケ?」

P「それじゃあ次にいこう」

まゆ「あぁーん、先っちょ知って後悔。気になります」

P「恒例のプロフィールのお復習だ。パッション溢れるカリスマギャル17歳、高校3年生。身長162cm、体重43kg。BMIは16.38」

まゆ「アフン、いきなり♪」

P「……スリーサイズは80・56・82。えー、誕生日は11月12日、蠍座」

まゆ「いいえ、ままゆは蠍座の女♪」

P「あれ、どんな質問されたんだろうな。血液型はAB型。利き手は左」

まゆ「左利きなのに頭は悪いんですか?」

P「利き腕関係なくないか? 埼玉県出身。趣味カラオケ」

まゆ「なんてらしい出身地」

P「飛行場楽しかったろ?」

まゆ「…………はい」

P「ま、こんなところだな」

まゆ「うーん……」

P「どうした?」

まゆ「今回の人って"ギャル"じゃないですかぁ」

P「それが?」

まゆ「ああいう人たちって敏感じゃないですか。他人の事情に」

P「事情?」

まゆ「はい。ストレートに言うなら処女か童貞かに。判断基準がそうだと言っても過言じゃありません」

P「……何が言いたい」

まゆ「やっぱりまゆ、本番は必要だと思うんです♪」

P「…………」

まゆ「まゆ個人としては抱いたからなんだって感じですし、Pさんもまゆと同じ考え持ってるのはわかります。ですが、拍をつけるではないですが、そういう人たちに舐められないようにするためにまゆが丁寧に丹精込めて舐め……」

P「それなら足りてるだろ」

まゆ「最近シてくれないじゃないですか……それに本番はまだ…………」

P「つまり?」

まゆ「まゆのココ、空いてますよ?」

P「まゆ…………」

まゆ「Pさん…………」

P「やめてくれ。杏たちが見てる」

まゆ「へ?」

小梅「わっ、わわわ……!」
杏「杏的には寝てたいかなーって」

まゆ「いつから見てたの?」

杏「まゆ個人としてはーから。起きたらこの子がいてビックリした杏の身にもなってよ。しかもなんか持たれてるし」

まゆ「お饅頭みたいに重なってかわあいわぬへぇ」

P「動揺してるぞ。落ち着こう」

まゆ「ふえぇぇんPさぁぁぁん……」

杏「なんなんだこれ。なんなんだこれ……!」

杏「──で、杏は思うわけよ。やっぱり休息は大事だって。緩急つけるのが重要だなって」

小梅「ほ、ホラーでもそういう、と、とこある……!」

まゆ「アァウゥ……」

杏「さっきからゾンビみたいに唸ってるよ、まゆ」

P「あんな失敗久しぶりだから動揺が隠せないんだろう」

小梅「げ、元気……だ、出して」

まゆ「ありがとう小梅ちゃん……」

杏「杏が言うのもなんだけどその袖で食べられるってすごいよね。器用。実はだらけの才能あるんじゃない?」

小梅「ダラケの才能?」

P「小梅をそっちの道に引き込むんじゃない」

杏「ニー道は険しいんだぞ」

P「ニー道だけに棘の道なんだろ」

杏「! ニー道だけにイバラの道なんだぞ! どやっ」

小梅「ち、チクチクかな? ザクザクかな?」

杏「ヘタするとボッチ道を歩むことにもなりかねない。あぁっ恐ろしい!」

小梅「墓地?」

P「独りぼっちのこと。孤独の独のひとり」

小梅「な、なるほど」

杏「──ふぅ…………日本経済の勉強するから杏は部屋に帰らせてもらうよ」

P「片付けしようか、小梅」

小梅「ちゃ、ちょ、ちょっと待って」

P「ゆっくりでいいよ」

まゆ「…………あぁう」

杏「なんだこの空間は……! こんなところにいられるか! 杏は部屋に戻る!」

小梅「も、もう、大……丈夫」

P「始めようか」

小梅「う、うん」

杏「…………よく考えたら死亡フラグだよね、うん。杏も手伝うよ」

まゆ「…………」

P「どうした?」

まゆ「いえ、なんでも」

P「ない?」

まゆ「はい」

P「……そっか」

杏「こらー、そこサボるなぁー! 杏が言うのもなんだけど……」

小梅「あ、泡が……あわわわわ!」

杏「…………終わった。何もかも…………ばたり」

P「運ぶよ」

杏「頼むー……」

まゆ「後ろから抱えるその格好、小梅ちゃんには見せられないわ」

小梅「な、なにが起きてるか……み、見えない」

まゆ「小梅ちゃんはまゆと部屋で寝ましょう」

小梅「う、うん」

杏「…………」

P「気持ち悪い?」

杏「そういうわけじゃない」

P「どうしたの?」

杏「この格好、外から見たらぐったりした杏が乱暴されて見えるよね」

P「…………っ!」

杏「パージさせないよ!」

P「うわっと」

杏「──というわけであっ!という間に朝」

小梅「あ、朝日まぶしぃ……」

まゆ「まだ眠い?」

小梅「がんばる……」

杏「ああ、楽園ともこれでお別れ…………くぅ」

まゆ「たまに来てもいいのよ?」

杏「えっ、マジ?」

まゆ「マジマジ」

杏「杏、生きる希望が湧いてきた!」

P「次は部屋用意しておくよ。君専用の」

杏「もしかして神様?」

まゆ「帰りましたね、二人とも」

P「そうだな」

まゆ「……準備しましょうか」

P「しよう」

まゆ「…………あの話、本気ですからね」

P「わかってるよ──」

まゆ「ところでPさんは城ヶ崎美嘉になにされたんですか?」

P「なにされたかなぁ……他のことがいろいろあったから忘れた」

まゆ「覚えてるくせにぃ」

P「…………いくつかあるが、今回は特に>>889


城ヶ崎美嘉に何をされたかをお願いします。
あまり変なのは安価下

妹とPの一件で妹の言い分を鵜呑みにしてPに暴行を加えた

P「妹、莉嘉ちゃんとの一件あったじゃないか。あれで妹の言い分を鵜呑みにして…………その……」

まゆ「その……?」

P「……殴られた」

まゆ「…………」

P「黙って殴られるしかなかった。なに言っても聞いてくれないことは明白だったし、燃料にしかならなかった」

まゆ「一方的に殴られる恐怖ってきついですよね…………」

P「……だね」

まゆ「どうやってやり返します?」

P「そうだなぁ──」

城ヶ崎美嘉「いっくよー★」

PAP「待て待て待て待て! こんなとこで投げるっ……!」

美嘉「あ、ありゃ?」

PAP「こんなとこでボール投げるな!」

美嘉「あははははー失敗失敗★」

PAP「割ったガラスのことで誰が謝ると思ってんだ!」

美嘉「どんまい★」

PAP「こ、この……!」

美嘉「許して★ ね?」

PAP「うっ……ダメだ今回は一緒に来てもらう!」

美嘉「あーん! 勘弁してー!」

PAP「ふん!」

美嘉「そんな怒んないでよ★」

PAP「オレは公私の区別はつけてるつもりだがやりすぎは注意する。反省しろ美嘉」

美嘉「はーい…………」

PAP「ったく」

美嘉「そーいえば莉嘉見なかった?」

PAP「莉嘉? 見なかったがどうかしたか?」

美嘉「ここんとこメール送っても返ってこないんだよねー」

PAP「…………学校からの帰り時間はどうだ?」

美嘉「ガッコーからの? そんなに遅くはないかな。遊びに出掛けても20時から21時には帰ってきてるよ?」

PAP「……………………そうか」

美嘉「?」

PAP「んなことより中学生がんな時間に帰るのはどうかと思うぞ」

美嘉「そー? 普通じゃない?」

PAP「危ないことに巻き込まれてたら大変だ。特に東京辺りはだな」

美嘉「またその話ぃ? 大丈夫だって東京、そんな、怖くない」

PAP「何で片言…………」

美嘉「うーん…………」

PAP「まだ唸ってるのか? 莉嘉のことはもう解決したろ。いまさっきだぞ」

美嘉「自分でいってて不安になってきた……莉嘉かわいいし」

PAP「わかったわかった。莉嘉のことはこっちで調べとくから」

美嘉「…………なんだか不安だな★」

PAP「お前なぁ……」

美嘉「あはは★」

PAP「そういや今夜の、キャンセルするか?」

美嘉「あ……」

PAP「忘れてたなお前」

美嘉「あはは……仕方ないじゃん★ 莉嘉のことで頭いっぱいだったんだもん」

PAP「まったく、いいお姉ちゃんだことで」

美嘉「あはは、すねないすねない★」

PAP「夜覚悟しておけ」

美嘉「お、お手柔らかに……」

PAP「明日のダンスレッスンに支障が出るかもなぁ……!」

美嘉「そ、そこまで!?」

小梅「ね、ねぇ、あ、あれって……」

P「んー、まぁそういうこと……かな?」

小梅「わ、わわっ」

P「あんな会話事務所でする会話じゃない」

小梅「き、禁断の……こ、こ、恋……!」

P「ところでさ、偵察するって言ったのはこっちだけど、なんで段ボールに入ってるの?」

小梅「これが、た、正しい偵察スタイルってき、聞いた」

P「誰に?」

小梅「ショ、ショコちゃんとま、まゆさん……」

P「二人から?」

小梅「しょ、輝子ちゃんが……い、言ってた。段ボールの中は、ば、バレにくいって」

P「原木隠してた経験からか。まゆの方は?」

小梅「しゅ、周囲に溶け込むのが、て、偵察の基本……らしい」

P「まゆのやつ…………」

小梅「…………だめ?」

P「腰痛めないならいいんじゃないかな。絶対今夜腰に来ると思うけど」

小梅「ち、ちょっと後悔」

P「それにしても、あっご飯食べ始めたそこ飲食禁止だぞおい。君が偵察を駆って出るなんて意外だね」

小梅「わ、わ、わ……」

P「深呼吸」

小梅「スーハァー…………フゥー」

P「はい、言って」

小梅「少しでも役に立ちたいから。あ……どもらずにいえた……!」

P「……なにもしなくてもいいのに。こんな危ないこと」

小梅「ス、スリルが欲しい、お、お年頃てこと……じゃダメ?」

P「他のことに興味持つよりかはいいか。でも、何かするときは一言相談か報告して」

小梅「ラ、ラジャー」

P「対象が移動する。オレたちも移動しよう」

小梅「ラ、ラジャ! んっしょ……ホッホッ」

P「段ボールから手だけだして移動するのやめない? なんか怪しいぞ」

小梅「し、下にクルマついてるからだ、大丈夫!」

P「袖、巻き込まないようにな」

美嘉「よし★」

PAP「うわっ、よくそんなデカイの飲めんな!」

美嘉「そう? ま、これくらいタシナミ★」

PAP「マジかよ…………それもう飲むんだか食べるんだかわかんねぇな」

美嘉「飲み★食い」

PAP「そう来たか。アチッ」

美嘉「アハハ。でもよくブラックコーヒーなんて飲めるよね。アタシにはムリ★」

PAP「まだまだお子さまだな」

美嘉「こー見えて意外とオトナかもよ?」

PAP「…………ふむ」

美嘉「なんか目線がエロいんだけど……」

P「…………ふぅ」

小梅「チャイティーお、おいしい」

P「意外だったな。白坂さんがこういうところに詳しいなんて」

小梅「え、映画のあ、後とかよく来るから…………一人で。あ、でも何回かは友達とも、き、来たかな」

P「楽しかった?」

小梅「う、うん」

P「そうか。それにしてもなかなか動かないね。こんなに近いとさすがにもどかしい」

小梅「距離感?」

P「そ。遠くから眺める分にはいいけど、近付くと……っての。ライオンの檻に入るのと檻の外から眺める違いかな」

小梅「わ、わかりにくいから……ホラーかスプラッタ映画に例えて……」

P「…………移動するらしい」

小梅「ホラーか……スプラッ……ううっ」

P「帰ったら一緒に見ような」

小梅「う、うん!」

P「今は二人を追いかけよう」

PAP「カラオケに来たのはいい。だが……なんで鳥辺山心中なんて知ってんだよ!」

美嘉「この前、まゆが歌ってたの思い出して歌ってみた★」

PAP「こえーなその人」

美嘉「ちょっとお花畑行ってくる★」

PAP「便所こんでんじゃね?」

美嘉「デカイ図体に違わぬ言葉の汚さ。さすがだね★」

PAP「早くいってこい。変装忘れんなよ」

美嘉「ふースッキリ★ ンー?」

外1「今回のジャパニーズビッチスゴかったヨナー」

外2「ムービー、イイのとれたナ」

外3「キツキツサイコー」

外4「またお礼いってたヨ」

外1「ホントに言ったヨ。外4のデカマラサイコーっテ」

外3「カワイイハーフのためならってノ? ハハハバカだネ」

美嘉「……なにあれ」

美嘉「あんなのホントにいるんだ……こっちやらしい目で見てたし」

美嘉「こういうとこに莉嘉やみりあちゃん近づけさせられないなぁ」

美嘉「ムナクソ悪くなった。戻ってまた歌おう」

美嘉「今日はプロデューサーに付き合ってもらおう★ ていっ」

??「アッ……アッ、あっ……ンフ」

美嘉「というわけでただい……ワーーー!?」

7「ハァハァ、フー、フー!」

美嘉「し、ししし失礼しましたァ↑!」

美嘉「ま……っ間違って隣入っちゃったのか……あービックリした」

美嘉「それにしてもカラオケであんなことホントにあるんだ……マジビックリしたぁ」

美嘉「こんなとこでヤるなんて信じられないよ……普通は自宅じゃない?」

美嘉「…………よし歌って忘れよう★」

美嘉「押し倒されてた……あれはもう押し潰されてただよね。小さい子だったなぁ」

美嘉「莉嘉と同じくらいの体格。もうちょっと大きかったかな?」

美嘉「よく見えなかったけど細かったし……」

PAP「さっきからなにブツブツ言ってるんだ?」

美嘉「ペ、ペロデューシャ!?」

PAP「いきなり入ってきたと思ったらブツブツと」

美嘉「じ、実はさ──」

7「…………危なかった」

小梅「…………」

P「……大丈夫? いきなり押し倒してごめん」

小梅「び、び、び、び、っび、びっくりした……!」

P「手首大丈夫? 痛くない?」

小梅「だ、だいじょぶ……ハァハァ」

P「はい、水。こっちに入ってくるなんて思わなかった。向かいの部屋だから間違って入ることもあるか……ちょっと失敗した」

小梅「ハァハァ……まだドキドキ、し、してる」

P「怖い思いさせてごめん」

P「ただいま」

杏「まきゃべりー」

小梅「た、ただいま。え、映画選んでくる……」

P「なんでいるんだ?」

杏「今日、オフ、看病しにきた、オケ?」

P「看病……? ああ、まゆのことだな。ありがとう」

杏「電話もらったときはどうしたかと思ったよ。まさか生理で倒れるなんて」

P「……どうしても外せない用事があったから。助かったよ」

杏「なら杏にご褒美ちょーだい☆」

P「ぜひ夕飯食べていってくれ。今日はオレが作る」

杏「杏は飴だけじゃなくて料理の味にもうるさいよ? だらけ道を極めてるからね。サーっと作った料理じゃ合格点は出せないよ?」

P「まゆの様子を見てくる」

まゆ「はぁ……」

P「まゆ、入っていいか?」

まゆ「はぁーい、鍵ならついてませんよぉー?」

P「つけてないのか」

まゆ「まさか『女の子だから部屋に鍵つけろ』なんてつまらないこと言いませんよね?」

P「言わないよ。体調はどう?」

まゆ「まだ少しクラクラします」

P「レバーしかなかったけど大丈夫?」

まゆ「食べられます」

P「ここに持ってくるよ」

まゆ「食卓にいくくらいなんともありません」

P「出来上がったらまた来る。その時肩貸してあげるよ」

まゆ「うふ、ありがとうございます」

P「それじゃ──」

杏「Pの料理なんかに負けない……!」

P「そのわりにはよく手が動いてるな」

杏「こ、こんなにトロトロにするなんて……! ひ、卑怯もの! うあっ、と、とりょけるぅぅぅ」

P「もっと欲しそうな顔してるぞ?」

杏「も、もっとぉ……ハッ!」

まゆ「素直にイったらくれるわよぉ? うふふ」

杏「あ、アふ……あ、あんっずは負けない!」

小梅「ンーはふッハフッ」

まゆ「小梅ちゃんはもうこんなになってるわよ? ほら、杏ちゃんも素直になりましょ?」

杏「…………もっ……ぉ」

まゆ「なぁに?」

杏「もっと……ちょうだ……ぃ」

まゆ「何をかしらぁ? まゆのはあげないわよ?」

杏「杏にPの黒光りした固いモノくださいっ! もう我慢できないのォォォ!」

まゆ「良くイえました♪」

杏「Pのには勝てなかったよ…………」

P「はい、オムライス」

杏「うまー♪」

P「なんかバラバラになってごめんな」

まゆ「たまにはこういう食卓も良いですよ」

小梅「酢豚おいしい」

杏「Pはなんでそんな酒のつまみみたいなのばっかなんだ? しかも野菜しかない」

P「野菜が好きなんだ」

杏「ニンジンいらないよ」

まゆ「小梅ちゃん、袖、袖」

小梅「あ、危なかった」

P「ところで外出許可取ってきたの?」

杏「抜かりなく! だらけるために動くなら杏は手を抜かないよ!」

小梅「抜かり、な、ない」

P「明日も付き合ってもらっていいかな?」

小梅「えっあっ、わ、私……?」

P「うん」

小梅「よ、よろしく」

杏「杏も明日は引き続きまゆの看病を」

P「仕事いかなくていいのか?」

杏「……杏の精神力は0なんだ……」

小梅「差、SAN値0」

P「あとで聞く。小梅もあとで部屋に来て」

小梅「う、うん……」

杏「杏だけじゃ満足できないというのかー! こ、こんな小さい子も毒牙にかけると……あれ? 杏の方が物理的に小さい?」

小梅「そ……そういう…………意味?」

P「じゃないから安心して」

P「──そんなわけで今日はスニーキングミッションを実施する」

小梅「おー」

ほたる「お、おー……」

P「朝早くからごめんな」

ほたる「いえ、どうせお仕事もなにもありませんから……」

P「小梅もごめんな」

小梅「わ、私はPさんの……ど、奴隷……?」

ほたる「えぇっ!」

小梅「昨日、あ、杏ちゃんからお、教えてもらった」

ほたる「つ、通報しなきゃ……!」

P「通報などさせるものか」

小梅「ふ、ふふ……」

ほたる「それで私はなにをすれば……」

P「そんなに複雑じゃない」

ほたる「よ、よかった……」

P「ただ歩いてくれればいい」

ほたる「歩くだけですか?」

P「もちろんバレないようにだけど」

ほたる「で、出来るかな……」

P「頑張って」

ほたる「は、はい」

小梅「そ、そこは『きみなら出来る』って、い、いうところ……だと思う」




輝子「……………………私が必要とされる気配がした……」








ほたる「そ、そんなこと言われなくても……私……」

P「私?」

小梅「私……?」

ほたる「が……ガ……ガミラス…………」

P「ん?」

ほたる「頑張りまっしゅ!」

小梅「あ、噛んだ……」



輝子「…………ハッ! 誰かがキノコの名を呼んだ気配が!」






P「さて、こちらはこちらで始めようか」

小梅「こ、この格好できたけど……ほ、本当に大丈夫だったかな?」

P「うんうん、きちんと目立つ格好着てくれたね」

小梅「この、ピアス、ど、どうかな? つな、繋がってるんだ」

P「かわいいね」

小梅「で、でもこんな目立つ格好……良かったのかな?」

P「デートする格好で来てって頼んだのはきちんと意味があってのこと。それともうひとつ頼んだのは出来そう?」

小梅「でもこんな目立つ格好……」

P「ループしてる、ループしてる」

小梅「うぅ……」

P「それで、頼んだこと出来る?」

小梅「出来る……けど……」

P「なにか問題でも?」

小梅「本当にこんなことしていいのかな」

P「予行演習だと思って。本当はプロデューサー呼ぶのが一番なんだけど、彼に迷惑掛けられないからさ」

小梅「予行、え、演習」

P「レッスンと考えてもいいかもね。それに昨日の夜聞いた話だと、担当プロデューサーさんのこと好きでしょ?」

小梅「す、好き…………だけど……好きだけど、そ、そういう好きとは違う……」

P「いいや、君は担当プロデューサーさんのことが好き。笑顔にさせてもらってるよね? 今はその感情に戸惑ってるだけ」

小梅「そうなの……か、かな」

P「うん。だから今日はデートの予行演習。はい、昨日頼んだみたいにプロデューサー思い浮かべて」

小梅「…………うーん…………うぅーん……わわっ、出てきた」

P「それじゃ、あそこに行こうか」

小梅「わか、わかった……」

P「肩の力抜いて。緊張は完全にほどかないで」

小梅「は……はい」

P「なんだか悪いことしてるみたい……そうだこう考えて。緊張はほどかないで解す」

小梅「ほどかないでほ……ほぐす?」

P「そう。ホラーでいうとなんだろうなぁ……程よく暗い部屋・シーン。スプラッタでいうと、これから起こることを想像する時間」

小梅「…………わかった」

P「じゃあこれからやってもらうことを説明する。君は大好きな人、この場合は担当プロデューサー、その人とデートするためにデートプランを立て、下見に来てる」

小梅「下見に、き、来てる…………うん」

P「オレは少し離れたところで見てるから、君のペースで進めて。移動するときや困ったことがあれば連絡して」

小梅「は、はい……」

P「…………」

小梅「ほどかないでほぐす……ほどかな、ないでほぐす……」

P「…………髪の毛、失礼」

小梅「あっ、えっ、ヘ……ヘッドバットするの……?」

P「両手で後頭部掴んでるからってそれはない」

小梅「ご、ごめ、ごめんなさい」

P「いい? 良く聞いて。君にも出来る」

小梅「に、にも?」

P「やったことがある身としては緊張する気持ちがわかる。でもオレがついてる。一人だけどひとりぼっちじゃない」

小梅「う、うぅー」

P「もう一度言うけど、困ったことがあったら連絡して。いいね?」

小梅「わ…………」

P「息吐いて」

小梅「フー……わかった!」

P「それでいい。それじゃ向こうにいるから。困ったことがあったら連絡よろしく」

小梅「うん……! うん!」

P「……………………ん?」

『ト、トイレ、い、行きたい…………場所わか、わからない……』

P「ハァー…………」

P「ふぅ…………小梅の方は一段落」

P「次はほたるの方だ」

P「PAPと城ヶ崎美嘉、あの二人オフの日なのはいいが担当プロデューサーと担当アイドルが、もはや付き合っているといっても過言ではない関係というのはいかがなものか」

P「ま、今回はそれを使わせてもらうがな」

P「ほたるに連絡だ」

P「…………出ないな」

P「メール送っておくか」

P「…………む。もう返ってきた」

『す、すみませゆ! い、犬に追いかけられてますた』

P「相当動揺してるな。首尾はどうか聞いてみるか」

『しゅ、首尾ですか……? 特に何もなく進行思い出しましたさっき道端のガム踏んじゃいました。その前は電柱に謝りましたし、なんか外人の人にナンパされちゃいました。なんとか金髪の人が助けてくれました。私が思うことのは自惚れてると思われるかもしれませんが、多分私のことだと思いますが私のこと『エンジェルちゃん』って呼んでました。なんか変わった人でした』

P「…………苦労してるんだな」

P「もう一通ある」

『あの……わわわたわたわたわたわたたわし私スゴいのみとゃあました!』

P「落ち着いてっと。何見たんだ?」

P「……おっ、返信早いな」

『ふ、二人キススキしてました! しか』

P「キススキ? キツツキみたいだな。しかってなんだ?」

『しかもすんごいの!』

P「さっきの途中だったのか。二人に近付いて、と」

P「ほたるから電話だ。緊急か? はいもしもし」

ほたる『み、みっろみみみみみみっつかっちゃいましたぁぁぁ!』

P「三つ買った? 何を?」

ほたる『そっ、外じゃしません!お風呂か自分の部屋だけです!ヘンタイさん! そうじゃなくて、おふ、お二人に見つかっちゃったぁ!』

P「見付かったか。それならちょうどいい。二人と話して」

ほたる『むっ、むむムリ! 動揺してろくに話せない!』

P「二人を前にしたら深呼吸して落ち着いて。それから話せばいいよ。二人にそれとなく映画館に行くように伝えて」

ほたる『わ、わかりまましたた……!』

P「くれぐれも深呼吸忘れないようにね」

ほたる「スーハー、スゥーーハァーー……うん」

美嘉「さっきの白菊ほたるちゃんだったよね?」

PAP「そうだな。確証はないが」

ほたる「す、すみません逃げてしまって! 驚いたので」

美嘉「そうだったんだ。こんなところでなにしてんの★ デート?」

ほたる「デェートなんてとんでもない! そんな相手いません。お、おふっ、フー……お二人はなにをしにここへ?」

美嘉「見ての通り遊んでるだけ★ ヒマでヒマで」

PAP「俺仕事あったんだけど」

美嘉「気にしなーい★ で、なんでここに?」

ほたる「っ!! 実は"観ると運気が上昇する"映画というのがあって、それを見に来たんですよー」

美嘉「何今の顔……で、観ると運気が上がる映画って?」

ほたる「た、たしか恋愛映画だったようなぁー」

美嘉「っ!!! よし、見に行こうPAP!」

PAP「恋愛映画を!? 勘弁してくれ!」

美嘉「拒否権なし★ ほたるちゃんもいこ★」

ほたる「わ、私は遠慮しておきます……さっきもチケット買おうとしたら前の人で売り切れました……」

美嘉「………………よし行こう、PAP! 今から並べば次の回に間に合うかも!」

PAP「おい! 引っ張るな!!」

ほたる「………………すんなり成功したのに……この哀しさはなんだろう」

P「ほたるからメールだ」

『映画館に行くように伝えました。少し敗北感です……』

P「すんなり行ったような気がしたが……あとで聞いてみるか」

『私はどうすれば?』

P「少しそこら辺見てて、と」

P「次は小梅だ」

『新作……! 新作やってる!』

P「ホラー映画の新作かな? 小梅の恋人になる人は大変かもな。新作の情報を手に入れてるとなるとポスターのところかな?」

『血いっぱい!血みどろヒーハー!』

P「帰ったらいっぱい話聞いてあげよう。その前に城ヶ崎美嘉の事だ。二人が見えるところに移動してもらう」

『私なにすれば』

P「二人が見えるところまで移動して。声をかけない・かけられないよう言っておこう」

『ががんばる!』

P「ががんばれ」

美嘉「どれだどれだ……これだ★」

PAP「ほんとに見るのか!?」

美嘉「運気じょーしょーだよ!? みるっきゃないっしょ★」

PAP「……寝ないように頑張る」

美嘉「寝かさない★ ん、あれは小梅ちゃん?」

小梅「……これでいいのかな?」

小梅「あ、見付かった……?」

小梅「こんなときは……し、死んだふり?」

小梅「あっ、手帳とか見るとそれっぽいかも」

小梅「この前もらったスプラッタ映画史表つきのスケジュール帳が……が……あった」

美嘉「うん、あれ眼鏡かけてるけど小梅ちゃんだ」

美嘉「相変わらずちょこちょこ動いてカワイイ……」

美嘉「あっ、かわいい手帳取り出して見てる★ すんごい笑顔ぉー★」

美嘉「あれ誰かにもらったのかな? はっ!まさか!」

PAP「声かけないのか? おーぃぐぇ!」

美嘉「邪魔しちゃ悪いよ」

PAP「邪魔ってなにが?」

美嘉「あれ、絶対デートだよ★」

PAP「でも相手いなくね? もしかして幽霊相手とかじゃね?」

美嘉「……練習?」

PAP「練習ぅ? そんなくれぇことするか?」

美嘉「乙女はするんだよ?」

PAP「マジか」

美嘉「マジ★ アタシもしたなー懐かしい。やばっそろそろ始まる!」

小梅「そんなわけで二人は……え、映画観てる」

P「ありがとう」

小梅「ほ、褒められた」

P「ほたると連絡とれないんだけど何か知らないか?」

小梅「わ、わからない」

P「なにかあったんだろうか」

小梅「十中八九」

P「今日はもうほたる見つけて帰ろう。どこかよりたいところある?」

小梅「な、ない……」

P「また今度ゆっくりこよう」

ほたる「………………お気になさらず」

P「服のサイズは合う?」

ほたる「……洋服ありがとうございます。お金はいつか……」

P「今日手伝ってくれたお礼」

ほたる「いえ、こういうのはきちんとしないと」

P「……わかった。それじゃいつか」

小梅「頭に、ゴミ、ついてる」

ほたる「ありがとう……私に触ると不幸がうつりますよ?」

P「何があったのかは聞かないよ」

ほたる「そうしていただけると助かります」

杏「──あーんーずーがこーもーりぃー?」

P「子守りってほどじゃない」

杏「見返りは? 飴じゃ釣り合わないからね!」

P「何がいい?」

杏「週休8日」

P「8日の休みか……3日」

杏「5日!」

P「2日」

杏「減ってる! 4日!!」

P「よしそれで」

杏「イェッス! あれ……?」

P「ニー道は引き返せるのか」

杏「……ぐっ。卑怯な!」

美嘉「莉嘉がいじめられてる?」

PAP「そうらしいぞ。ウワサで持ちきりだ。それと白坂さんもなんかあるらしい」

美嘉「莉嘉がねぇ……」

PAP「嫉妬だろ、嫉妬」

美嘉「…………そういえばここ二日見てない」

PAP「マジかよ……」

美嘉「ちょっと心配……」

PAP「明日探してみよう」

美嘉「今からでも……!」

PAP「二次災害になる……!」

美嘉「でも……! や………………そうだよね。帰るね……」

PAP「………………」

美嘉「あんなこといったけどやっぱ気になるじゃん」

美嘉「莉嘉なら多分ここらに来る。勘だけど……!」

美嘉「小梅ちゃんも悩みがあるらしいし……うちの事務所呪われてる?」

小梅「──! ──!」

美嘉「あ、小梅ちゃんだ。隣の人は担当プロデューサーさん……? あ」

美嘉「やるじゃん小梅ちゃんも!」

小梅「ここでプロデューサー待てばいいのかな? ちょっと緊張……!」

担P「小梅ー!」

小梅「プ、プロデューサー! お、遅いです!」

担P「いやー悪い悪い! 仕事が押しちゃって」

小梅「き、今日は奢りで……!」

担P「俺、そのために呼ばれたの!?」

小梅「だめ?」

担P「アハハいいよ!」

小梅「や、やった……!」

担P「でもこのあとすぐ戻らなきゃいけないんだ。ごめんな、小梅」

小梅「だ……大丈夫!」

美嘉「小梅ちゃんやるじゃん」

美嘉「担当さんイケメンだし、なんかお似合いだなぁ。アタシとPAPもああ見えるといいなぁ……」

美嘉「あれ? 二手に……トイレかな?」

美嘉「そういえば小梅ちゃん、ストーカーに悩んでるって言ってたっけ……ちょっとついてこ」

美嘉「……莉嘉のストーカー気持ち悪かったな。何回殴ったか忘れたけど触りたくもなかった」

美嘉「さて、今は小梅ちゃん★」

美嘉「あっれー? ここら辺に来たと思ったんだけどなぁー……」

小梅「………………」

美嘉「あっ、いた」

小梅「………………」

美嘉「周りキョロキョロしてなんか怪しい……アイドルの恋ってあんなもんかな? うちらとは大違い」

??「………………」

美嘉「ん、あいつ……!」

小梅「なんか、ホラー映画に出てきそうな路地……」

小梅「こういうところは大抵扉からわっ!て出てくるよね……ふふふ」

P「やぁ、やっと来たね」

小梅「あ、Pさん」

P「首尾はどう?」

小梅「た、たぶん大丈夫!」

P「そっか。これが終わったら担当プロデューサーさんとのデートに良いところ紹介するよ。それとも遊園地の優待券がいい?」

小梅「ホラー……グッズ」

P「じゃあホラーグッズもつけちゃおう」

小梅「やった……!」

P「もうそろそろかな」

小梅「?」

P「………………ごめん」

小梅「ンッ……!」

美嘉「あいつ……莉嘉襲ったヘンタイ……! なんであれがここに!?」

美嘉「もしかして、小梅ちゃんが悩んでることって、あいつにストーカーされてるんじゃあ……」

美嘉「莉嘉を襲えなかったから小梅ちゃんに切り替えるだなんて!」

美嘉「小梅ちゃんみたいに白くてか細くてアバラ骨が浮き出てる子を狙うなんて……! あのロリコンオタク!」

美嘉「こうしちゃいられない! 今行くよ小梅ちゃん!」

小梅「ハァハァ……ッ…………」

美嘉「小梅ちゃん! 大丈夫!? 小梅ちゃん!」

小梅「ハッ……ハッハッ……フッ、フッ……」

美嘉「あいつになにされ、この臭い……!」

小梅「ウア…………ケホッケホ」

美嘉「っ! このピンクの液体、まさか……」

小梅「ア……あの人は…………悪く、なイ……」

P「…………」

美嘉「あいつ! 待てヘンタイ!」

P「……フッ、フッ、フッ」

美嘉「待てデブ!」

P「!」

美嘉「行き止まりだね、ヘンタイ! さぁ覚悟しヴァ……!」

P「…………」

美嘉「ア"ッ……ア"……!」

P「強力ぅ……」

美嘉「…………ん……」

P「おはよう」

美嘉「この……! 出てきて話しなよ臆病者!」

P「手縛られて吊るされてる気分はどうだい?」

美嘉「いい気分なわけないでしょ! この!この!」

P「暴れても足音が響くだけだぞ」

美嘉「小梅ちゃんになにしたの! 服、グシャグシャになっててかわいそうだった! あの服を小梅ちゃんがどんな気持ちで選んだかアンタにわかる!?」

P「さあねぇ…………教えてくれる?」

美嘉「あんたには想像できないだろうけど、ううん絶っっっっ対出来ない。小梅ちゃん、今日デートだったんだよ? アンタと違ってイケメンのプロデューサーとのね。デート楽しんでた子をレイプして楽しい!?」

P「小梅ちゃんかぁ…………柔らかかったなぁぁぁ。髪の毛は少しゴワゴワで、ちょっと臭いのが良かったよぉぉ」

美嘉「な、殴ってやる……! 絶対殴る!」

P「おぉ怖い怖い。今からキミが何されるかわかる?」

美嘉「ゲスの考えることなんて……! レイプでもするっての!? 言っとくけどアタシほそんなこと平気だから! アンタのちっちゃいのじゃ入ってるのもわからないかもね、アハハハハ!」

P「キミにそんなことしても面白くない。タイプじゃないし高校生だし。僕は選べなかったけどキミには選ばせてあげるよ」

美嘉「アタシに選ばせる? いったい何言って……っ!」

P「ここに>>962>>963>>964がある」

美嘉「そ、それをどうするって言うの!」

P「それを選ばせてあげる。けど、その通りになるかは時の運。さぁ、キミはどうする?」


自由安価。城ヶ崎美嘉の大切にしてるものは何か。○○(モバマスアイドル名)の△△(物の名前)という形で書いてください。
それ以外は安価下
この投稿が安価番号に被ったら一番下を一個ずらします

みりあの靴下

クラリスの男性器型バイブ

藍子のカメラ

P「まずは赤城みりあの靴下。これはレッスン後のロッカールームが盗まれたものだ。本人涙目で困ってたぞ」

美嘉「ロッカールーム混んでたから間違って紛れ込んじゃっただけ!」

P「そうか。次にクラリスの男性器型バイブ。キミもそういう年齢だからしかたないし、とやかくは言わない。けどクラリスさん数店舗回ったらしくて、ウワサになりしばらく教会から出られなかったんだぞ。外人サイズのバイブを買ったとかで、バイブるクラリスってあだ名がついた。ちなみにこれキャッチコピーと商品名が『黒光り来航』っていうんだとさ」

美嘉「あ、アタシだって懺悔しろって言われても初めてでなに言えばいいかわかんなかったし……まさか……まさか本当に買ってくるなんて思わないじゃん…………」

P「ちなみに今のは選択肢に入れない。次だ。次は高森藍子のカメラ」

美嘉「それがどうかしたの? ただ写真とりたいから借りただけだよ? 大切に使ってるし」

P「対象が問題だ。最近は女の人に対してもうるさいからな」

美嘉「妹たちとの旅行の思い出に写真とってなにがいけないの!」

P「水着はいいとしてもお風呂場はダメ。しかも現像を本人に頼んだろ。あれ、デジカメじゃなくてネガだから現像には写真屋に出すしかない。警察に通報されて一晩泊まったらしい」

美嘉「ハ?」

P「意味がわかってないらしいな。まあいい。次が本命。はい」

美嘉「そ、それ……!」

P「キミが担当プロデューサーさんからもらったキーホルダー♪ これ、デートした記念にもらったやつだよね。肌身離さず持ってたのが仇になったね」

美嘉「か、返せヘンタイ!」

P「初デートの記念の品なんだってね。ンー甘酸っぱいね!」

美嘉「それどうするの!」

P「だからそれを選ばせてあげる。この中からひとつ取っておきたいものを選んで…………選んだ?」

美嘉「…………>>870


選択安価。以下から選んでください
1、みりあの靴下
2、藍子のカメラ
3、担当Pから貰ったキーホルダー

城ヶ崎美嘉はなにを選んだのか!

美嘉「…………みりあちゃんの靴下」

P「てっきり違うの選ぶかと思ったよ。キーホルダーとか。担当プロデューサーさん涙目だね」

美嘉「そんなのひとつなくなったってプロデューサーとの愛は微塵も揺るがない」

P「言うねぇ」

美嘉「それにその靴下返そうと思ってるし。いつまでも疑われたままなんてやだから」

P「深くは聞かないよ。ところでさ、さっきからひまわりの種が蒸れた臭いしない?」

美嘉「あれ、アンタも気づいてたの? 自分の体臭は感じにくいっていうけど?」

P「はい、そこでこのスピーカーに注目ー」

美嘉「?」

『……えぇ……ん!…………す……え……ちゃ……!助けて……』

美嘉「この声!」

『助けてお姉ちゃん!たすっ……!助けてぇ!』

美嘉「莉嘉ぁ!」

『やだやだぁ! いやぁぁぁぁ!そんなっ、そんなのっ……!』

美嘉「あんた莉嘉になにしたの!」

P「見たい? ただ、薄暗くて埃っぽい地下に閉じ込めただけだから面白くともなんともないよ?」

美嘉「このっ……! 莉嘉、莉嘉ぁ! 今お姉ちゃんが助けにいくからね!」

P「美しい姉妹愛だ。ちなみに莉嘉ちゃんにはこっちの声は聞こえない。さて、そこでさっきの話に戻ろう。彼女がいる部屋の外にはさっきの臭いがする様な人たちが待機している。外人さんもいたかな? そこで質問。キミはどっちを助けたい?」

美嘉「莉嘉に決まってる! バカいわないで!」

P「そりゃそうだよね。他人の靴下と妹の安全。妹と即答するよね。じゃあここはルーレットで決めよう」

美嘉「アタシに決めさせてくれるんじゃなかったの!? 約束が違うよ!」

P「全部決めさせるとはいってない。それにこちらを舐めた罰だ。なんで靴下を選んだんだろうなぁ。ま、運が良ければ莉嘉ちゃんは色々と無事に帰れる」

美嘉「ちくしょう!」

P「女の子が汚ない言葉使っちゃダメだって担当プロデューサーさんに言われなかった?おっ、結果が出たみたいだ。ふむ、>>975か」

コンマ判定。コンマの一桁目が
1、2、5、6、9だったらみりあの靴下
3、4、7、8、0だったら莉嘉の救出

美嘉莉嘉の運命やいかに!

はい

P「ふむ、莉嘉ちゃんの救出。おめでとう」

美嘉「ぃやった! ざまぁみろ!」

P「君はただのアイドルではないんだね。運が強い」

美嘉「ここから出たら訴える!」

P「そ、それだけは……!」

美嘉「今さら遅い! さ、早くほどけ!」

P「やめておいた方がいいと思うんだけどなぁ……」

美嘉「?」

P「それにしてもこの靴下、赤と黒のストライプだから遠くからでも目立つよね」

美嘉「だから?」

P「これもらうね」

美嘉「あげるわけ…………いやあげる」

P「じゃあこれともうひとつ……もらうねっと!」

美嘉「いたっ! なにすんの! それ返して!」

P「元は事務所のものだから返せないなぁ。これも担当プロデューサーさんからの…………プロデューサーさんが無理言ってもらったやつだけど、大丈夫だよな。こんなんじゃ愛は微塵も揺るがない!だっけ?」

美嘉「これ外して!」

P「…………ここのこと言われなくないからなー。どうしようかねぇ。莉嘉ちゃんは助かったしなぁ。ま、いいや外してあげるよ」

美嘉「やった!」

P「でも乱暴はやめてね。暴力反対。それにオレがここから無事に帰らないと…………わかってるよね?」

美嘉「…………くっ」

P「じゃ、外すね。あ、知ってると思うけどいきなり動くとエコノミークラス症候群になるから気を付けてね」

美嘉「………………ペッ!」

P「…………唾をはくなんて汚ないな」

美嘉「……莉嘉は無事なんだよね?」

P「オレが無事に戻ればな。あ、先に帰るけど出てくとき鍵開けっぱなしでいいからね。それと、美嘉ちゃん意外といい匂いするんだね。アハハハハ」

美嘉「…………ゲス」

P「…………さて、玄関開ける前に……」

P「……………………」

P「スー…………フッ…………ツァッ」

P「ハァハァ……ハァハァ……うへっ、うへへ」

──「……………………」

美嘉「おはよう! 莉嘉は!」

PAP「…………昨日はあれからどうしてたんだ」

美嘉「アタシのことはどうでもいい! それより莉嘉は!? 昨日も帰ってきて……!」

PAP「…………こっちで保護してる」

美嘉「……ひゃ…………よ…………よかったぁ……」

PAP「……………………」

美嘉「やっと……やっと……会えるぅ…………今どこにいるの? 早く会いたい!」

PAP「ダメだ」

美嘉「……………………え?」

PAP「…………」

美嘉「じょ、冗談でしょ? はは……やめてよ」

PAP「……昨日、赤城みりあちゃんから泣きそうな声で連絡があった。お前が怪しい男にみりあちゃんの靴下を売ってるところをみた、と」

美嘉「えっ? なに、なにそれ」

PAP「だからお前をあの子達に近づかせることはできない」

美嘉「冗談やめてよ!」

PAP「冗談でこんなこと言わない。それと」

美嘉「まだなにかあるの!!」

PAP「……お前は疲れてる、いや病気なんだ。だからあの子達に近付かせられない」

美嘉「ハァ……!?」

PAP「だからカウンセリングを受けろ。いや、受けてくれ頼む」

美嘉「そんなの……そんなの認められないよ!」

PAP「…………だと思ったよ。お願いします」

美嘉「ちょ、ちょっとこの人たち誰!? 莉嘉ー!」

PAP「…………やはりそんなに会いたいか……だと思ったよ」

美嘉「こんなのあんまりだよ!」

美嘉「こんなの…………あんまりだよぉ…………ウッ……フックッ」

PAP「…………」

美嘉「そ、そうだ! アタシが監禁されてたとこにいけば! たしかここから二駅いったとこの……!」

PAP「そこ、貸しスタジオなんだよ。気になったから調べたら中はスッキリしたもんだったよ。しかも借りたのはお前自身だ」

美嘉「…………は?」

PAP「…………最後にいいたいことは?」

美嘉「り、莉嘉に会わせてよ……!」

PAP「言うと思ったよ。ほれ」

美嘉「プロデューサーのスマホ?」

PAP「触られるのもおぞましい。だが、姉妹だから最後に一言と思ってな」

莉嘉『お……お姉ちゃん…………』

美嘉「り、莉嘉!! 無事!? お姉ちゃん心配だったん……!」

莉嘉『気持ち悪い』

美嘉「…………え? 気分……悪いの?」

莉嘉『もう二度と莉嘉たちに近づかないで…………』

美嘉「な、なに言って……お姉ちゃん怒るよ!」

莉嘉『……………………バイバイ』

美嘉「ちょっと莉嘉……! 莉嘉ァ!」

PAP「…………チッ、早く行けロリコン女」

美嘉「ウ…………ウワァァァァァァン!」

小梅「お……終わりました!」

P「ビシッ!と敬礼ご苦労」

小梅「こ、これでよかったのかな?」

P「プロデューサーさんとのデートどうだった。あのあと服大丈夫だった?」

小梅「た、楽しかった」

P「よかった。それじゃ帰ろう」

小梅「が、外泊許可は取ってきた……!」

P「泊まるの?」

小梅「……だめ?」

P「連日連夜はさすがに……」

小梅「で、でも……もう取っちゃった…………あぅ」

P「明日は駄目だからね?」

小梅「きょ、今日はホラー・スプラッタ祭りだぜ……ひゃ、ヒャッハー」

P「星さんの真似?」

小梅「ふ、ふへへ……」

杏「あーんずのーゲイツポイント返せぇー!」

P「帰ってきての第一声がそれ?」

杏「あんなことするなんてひどいよPさぁん!」

P「君もノリノリだったよね?」

杏「あんずの……杏の大事に大事に貯めた大切な大切なポイントをぉ……グスグス」

P「目薬落ちてるよ」

杏「ヤバッ」

P「まゆの具合はどう?」

杏「…………あもう夜9時だぁ! 杏は寝るお!」

P「忘れてたね?」

杏「だぁって仕方ないじゃーん! 杏は分身の術なんて出来ないんだよー!」

まゆ「まゆなら大丈夫ですよぉ。杏ちゃんの看病のおかげ。ありがとう」

杏「お、おう」

まゆ「まゆの具合が悪くなったとき杏ちゃん可愛かったんですよぉ♪」

P「へー」

杏「は、恥ずかしいこというなぁ!」

まゆ「きゃー♪」

P「小梅」

小梅「ら、ラジャ!」

杏「うあーはーなーせー」

小梅「えへへ」

まゆ「まゆたちは先にお夕飯を済ませていただきました。杏ちゃんが作ってくれて。Pさんたちはどうします?」

杏「そのことは言うなよぅ」

P「すまない。寝てるかと思ってまゆには連絡送ってなかった。オレと小梅は外で食べてきた」

小梅「ラーメンおいしかった。あ、味たま追加した」

まゆ「よかったわね、小梅ちゃん。それじゃあもう寝ます?」

P「そうするか……」

まゆ「おやすみなさい」

P「オレが付き添おう」

まゆ「添い寝してくれるんですかぁ? うれしいなぁ」

P「…………しないよ」

杏「──結局まゆは一人で寝たんだ……」

P「今日はすんなりだった」

小梅「おぉー」

杏「じゃ、杏はもう寝る」

P「今日はありがとう。助かったよ」

杏「お礼を言うなら飴をくれ。あっ、約束忘れないでね」

P「うん。でも明日はオレの部屋片付けてくれよ」

杏「考慮するよう努力しよう」

P「こっちはもう少し映画見てるから眩しいだろうけどごめんね」

杏「アイマスクする。目隠ししかねぇ。これじゃ杏監禁されてるみたいだよ…………面倒だからこれでいいや」

P「縛るよ」

杏「アッ……」

小梅「…………ハッ」

P「眠い?」

小梅「ご……ごめん、な、なさい」

P「じゃ、寝よっか」

小梅「布団、し、敷く」

P「足元気を付けてね。オレ、こっち片付けるから」

小梅「が、がんばる」

P「──布団狭い?」

小梅「だ、大丈夫」

P「眠れない?」

小梅「大丈夫……」

P「悩み事?」

小梅「悩みと言えば……な、悩み」

P「どうしたの?」

小梅「ちょ、ちょっと、ご、ごめん」

P「ウオッぷ……お腹に乗らないでくれ」

小梅「ご、ごめんなさい…………」

P「それで悩みって?」

小梅「…………ちょっと、ま、待って……」

P「ゆっくり話して」

小梅「──フフフン ケータイ……ポペピペパッ♪」

P「顔眺めて楽しい?」

小梅「……うん」

P「それ体冷えない?」

小梅「それ?」

P「いつもの服切っちゃってガウンみたいにしてるそれ」

小梅「ち、小さくなったから……切って、も、もらった」

P「それ以外にもさ…………その下裸なんだね」

小梅「い、いやぁん……」

P「それで、悩みはなくなった?」

小梅「よ……より深くなった」

P「なに悩んでるの?」

小梅「今日の……デ、デートのこと」

P「失敗しちゃ……したのか?」

小梅「た、楽しかった…………けど」

P「いい? 君は担当プロデューサーのことが好き。それはいいね? 君が恋をしてきたかはわからない。けど、彼のことが好きで悩んでるのはたしかだ」

小梅「そ、そうなのかな……」

P「そうだよ、確実に」

小梅「…………もう少し、こ、このままで……」

P「君がそれがいいなら」

小梅「……少し跳ねていい?」

P「オレ高級ベッドじゃないから弾力ないぞ?」

小梅「た……楽しい……!」

P「聞いてない…………」

終わりです

次スレ立てる予定です
しかしこれだけやると復讐方法が被るときあるな。も少し考えないと
次スレは小梅とPの夜の続きから始めます

あとは雑談で埋めてください
それではまた、次スレで会いましょう。良かったら見てください。


復讐方法もだけどとばっちり受けたアイドルが救済候補にどんどん増えていく
警察に一晩世話になった子やユニットメンバーとか

乙ー
簡潔にでよければ復讐と救済まとめとこうか

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月02日 (水) 23:54:59   ID: 4UNHbXXo

荒らしか?
なんかガキくせぇな

2 :  SS好きの774さん   2014年04月25日 (金) 23:17:42   ID: eOC2G3kz

復讐するがわが幸せになるってなんか萎えるな…あと、プロデューサーは低学歴しかいないんかいwww杏はかわいいけど、確かにアイドル向いてないだろうかもな。

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