P「新しい事務所を作った?」(245)
本家アイマス×モバマス
なのでモバPじゃございません
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369146037
小鳥「最近静かですよねぇ……」
P「皆もうAランクで忙しくなってきましたからねぇ……」
小鳥「もうプロデューサーさんが走り回らなくても仕事があっちから来ますからねぇ」
P「騒々しかったあの頃に比べたらかなり平和になりましたよねぇ」
小鳥「そうですねぇ…平和ですねぇ」
律子「何ボーっとしてるんですか。事務所が静かでも事務作業は沢山あるんですよ」
P・小鳥「「へーい」」
律子「そういえば社長が後でプロデューサー殿に話があるって言ってましたよ」
P「話?なんだろ……」
小鳥「最近サボり過ぎたからクビ宣告だったり…」
P「ええぇ…俺はちゃんと仕事してますって」
P「新しい事務所を作った!?」
社長「うむ。所属アイドル達も皆Aランクになって仕事も安定してきただろう?」
P「まぁ確かに俺が仕事探さなくても向こうから仕事の依頼が来ますからね」
社長「だからそろそろ新しいアイドルをウチでも育成してみようかなと思ってだね」
P「はぁ。でもわざわざ新しい事務所作らなくても……」
社長「まぁ細かい事はいいんだ。一応765プロ系列の事務所ってことになってるが方針とかは全部君の一任する」
P「…………ん?それって……」
社長「紙面上では社長は私ということになってるが君の事務所ということだ」
P「は?え?は?何?俺この歳で事務所持ちってこと?え?」
社長「明日から君の職場はそこだ!頑張りたまえ」
P「まじっすか」
社長「所属アイドルも私がティンときた個性的な子達をスカウトしといたから頑張ってくれたまえ」
P「……まじっすか」
P「えっとでも……あの子たちには何て…」
社長「ウチのアイドル達はもう一人でもやってけるだろう!大丈夫だ!私から説明して置くから安心したまえ」
P「」
小鳥「話ってなんだったんですか?」
P「……小鳥さん、明日からあの子達を頼みます」
小鳥「……はい?」
P「律子も頑張れよ」
律子「え?は?」
小鳥「まさか本当に……クビ?」
社長「クビとは縁起悪いこと言わないでくれたまえ」
小鳥「あ、社長」
社長「確かに彼にはこの事務所を去ってもらうが…」
律子「去るって……」
社長「彼には私が新しく設立した事務所で新しいアイドルの育成に当たって貰う!」
律子「えっとじゃあ……ココはどうなるんでしょうか……」
社長「律子君がいるじゃないか」
律子「あ、いや。認められてるみたいで頼られるのは嬉しんですが…」
律子「この人数を私一人ってのは……」
社長「もうウチのアイドルも一人前だと思わないのかね?もう彼女達は自分のことくらい自分でなんとか出来るはずだ」
律子「えーっと……そういう意味じゃなくて……」
律子「(プロデューサー殿がいなくなって他のアイドルの面倒を見てるなんて美希が聞いたらヒステリック通り越して暴動起しかねないじゃない)」
律子「この事をウチの子達は……」
社長「まだ教えてないぞ。今は自分達のことで精一杯だろうから時期が来たら私から話すつもりだ」
律子「そ、そうですか……」
小鳥「だ、大丈夫ですか?」
P「しゃ、社長個性的な子言うてた……ウチより個性派だったら俺……どないすればええねん……」
小鳥「ガ、ガンバッテください…」
スクリプト対策
~翌日~
P「社長も所属アイドルのプロフィールくらい教えてくれればいいのに……」
P「相変わらずサプライズが好きというかなんというか……っとここか新しい事務所は……」
P「ふぅ……緊張というよりは恐怖心のが上なのも変な話だよなぁ……気合い入れていくか」
ガチャ
P「おはようございます!」
ちひろ「あ!おはようございます!皆来ましたよ~」
P「えっ……もうアイドル達来てるんですか?」
ちひろ「あ、申し遅れました!私がこの事務所の事務員を務めます千川ちひろです!よろしくお願いします!」
P「え、Pです。こちらこそよろしくお願いします」ペコリ
ちひろ「で、こちらがこれから頑張っていくアイドル達です。あ、これはプロフィールを記載した用紙です」
アイドル達「「……」」
sagaはいれといたほうがいいって思うな
さげじゃなくてさが
P「ず、随分静かですね」
ちひろ「実は皆顔合わせしたのも今日が初めてなんですよ。だからさっきからずっと無言で……」
P「なるほど……」
P「(これがプロフィールか……そんなの見なくても数人亜種というか異例種というか珍種というか……先入観で考えるのは良くないか)」
P「えっとまずは……渋谷…凛さん?」
凛「…………どうも」
P「これからよろしくね」
P「(歳は15歳…女子高生かな。ピアスとかしてる辺り今時の子って感じだな。趣味は犬の散歩か…)」
凛「こちらこそ」
P「(そして少し…いやかなり無愛想な子なのか?会ったばっかりの頃の千早そっくりだな)」
凛「」ジーッ
P「えっと…どうかしたのかな?」
凛「いや…プロデューサーって言うくらいだからオジサンが来ると思ってた」
>>11忘れてたサンクス
P「確かにまだ若い方かもな……」
凛「ちゃんとやってけるの?」
P「ハハハハハ……言うねぇ……」
P「(この子はちょっと手がかかるかもなぁ)」
P「とりあえずこれからよろしくな」
凛「うん、頑張る」
P「(まぁ……悪い子じゃないな)」
P「えっと次は……北条加蓮さん」
加蓮「はーい」
P「(これまた今時な……16歳、趣味はネイル…)」
加蓮「ねぇねぇ」
P「ん?」
加蓮「アタシ、体力とかそんなに無いんだけど」
P「(幼少期に入院歴ありか……)」
P「そ、そうか。でもこれからレッスン頑張ってけば体力も…」
加蓮「それ!それだよ!」
P「えっ?」
加蓮「私、頑張るとか努力とかそういうの苦手なんだよね」
P「……」
加蓮「そういうのナシでアイドルになりたいんだよねぇ…出来る?」
P「それは……出来ないな。でも体力は今は確かに無いかも知れないけどレッスンをこなしていけば体力も付いてくるよ」
加蓮「えー…そーゆーキャラじゃ無いんだけどなぁ……」
P「なんか聞いたことある台詞だと思ったら美希か……美希も最初レッスンとか嫌そうに面倒臭がってこんな感じだったけど才能だけは確かにあったからな……きっとこの子も…)」
加蓮「はぁ……身体動かすの嫌だぁ……」
P「(多分…)」
P「えっと次は……神谷奈緒さん?」
奈緒「なんか堅っ苦しいなァ……奈緒でいいよ奈緒で」
P「お、随分気さくだなぁ」
奈緒「へへっ、これからお世話になるしな」
P「(パッと見ちょっと目つきがキツイ感じの子かなって思ってたけど今のところ一番印象が良いな。17歳で趣味はアニメ観賞……)」
P「よろしくな。アイドル活動についてなんか質問あるか?」
奈緒「質問?えーっと…ア、アイドルってさ!」
P「ん?」
奈緒「あ、いや…や、やっぱヒラヒラとかフリフリとかした服を着たりするのかなァって?」
P「場合によっちゃそういう系統の衣装でLIVEしたりする場合もあるなぁ…なんだ?着たいのか?」
奈緒「い、いや着たくねェよっ!?きょ、興味とかないし!」
P「(響ポジ確定。弄れば輝くタイプだな)」
P「そうかそうかいずれ着させてやるからなぁ」
奈緒「着たくないって言ってるだろっ!?」
P「えっと次は……城ヶ崎…あれ2人?」
莉嘉「やっほーっ☆妹の莉嘉だよー」
P「君が……ってことは姉妹ってことか」
莉嘉「そうだよっ☆JCだよーっ」
P「(中学生か…年齢は亜美真美と同じか。っていうか身なりがかなり派手だなぁ)」
P「(亜美真美も自称ギャルだったがこっちはホンモノって奴か?)」
P「んでこっちが…」
美嘉「莉嘉の姉の城ヶ崎美嘉でーす。よろしくねー★」
P「お、おう。よろしく」
P「(こっちは妹と違ってガチって奴か…妹は姉の真似してるって捉えていいのかな……にしてもギャルアイドルか……社長が言ってた個性的な子のひとつなのかな)」
莉嘉「ねぇねぇ!アイドルになる為にまず何すればイイ?」
美嘉「アタシ達いつ頃デビューすんの?」
P「そうだなぁ……とりあえずレッスンしたりして実力を見てからだなぁ」
美嘉「アタシ、カラオケ得意だよ!」
P「カラオケとはちょっと違うかなぁ……まぁ楽しみにしとくよ」
美嘉「へへへ、見てろよー」
P「(姉妹アイドルは既にあるがギャルってのは確かに珍しいな……見た目はギャルだけど素直な子達だしまぁ悪い子達じゃないな)」
P「えっと次は……」
響子「い、五十嵐響子、15歳です!か、家事全般得意です!」
P「アハハ…かなり緊張してんな」
響子「は、はい……か、かなり緊張してます」
P「こんな所で緊張してたらステージの上だと大変だぞ
響子「そ、それまでに慣れます!」
P「おう、まぁこれから頑張っていこうな」
響子「頑張ります!よろしくお願いします!」
響子「あっそうだ。えっとこれ…今日皆でお昼ご飯にどうかなって……サンドウィッチ作ってきたんですけど……」
P「(バケットに沢山……春香とやよいを足して2で割った様な子だな)」
P「美味しそうだな。もうすぐお昼だし先に皆にあげてきなよ。俺もあとで食べるからさ」
響子「はい!じ、じゃあお茶とか準備してきますね!」タッタッタッ
P(あそこで転んだら春香ポジなんだがしっかりしてるな……)
P「えっと次は……」
まゆ「」ボーッ
P「えっと…君が佐久間まゆさん?」
まゆ「あ、はぁい。佐久間まゆです」
P「(ぼーっとしてる子だな……プロフィールだと16歳で趣味がお料理と編み物。随分とまた女子力の高い子だな。えっと追記、元読者モデル……元?)」
P「えっと君、読者モデルだったの?」
まゆ「はい、アイドル活動する為に辞めて決めましたぁ」
P「あぁ……だから元って記載されてる訳か……」
まゆ「その紙にまゆの事が書かれてるんですかぁ?」
P「まぁ軽いプロフィールが書いてあるな。紙に書かれてないことはこれから知っていこうかな、と」
まゆ「……まゆの事もっと知りたいですか?」
P「おう。君のプロデューサーだからな」
まゆ「……うふ」
P「佐久間さん?」
まゆ「まゆ…まゆで良いですよ?これから仲良くしていくんですから…」
P「あぁ、よろしくな?まゆ」
まゆ「はい、よろしくお願いしますぅ」
P「えっと…何かな?」
まゆ「……?」
P「いや、俺の顔になんかついてる?」
まゆ「何も付いてませんよ?じゃあ…また後でお話しましょうね?」
P「あ、あとでな」
P「(なんか掴み所がよく分からない不思議な子だなぁ)」
P「えっと次は……」
ナターリア「Meu nome e Natalia! Foi do Rio de Janeiro
.
Obrigado por sua consideracao
!(ワタシ、ナターリア!リオ・デ・ジャネイロから来タ。よろしくお願いしまス!)」
P「 」
(※エキサイト先生なので文が成立してるか不明だけど許してちょ)
P「 」
ナターリア「?」
P「(新種来たー……日本語どころか英語ですら無さそうだな……)」
P「えーっと日本語あ、ダメか。ジャパニーズ……分かる?」
ナターリア「アッ……エェット…リオ・デジャネイロカラ…キタ……ナターリア…ヨロシクオネガイシマス?」
P「ちょっとだけ喋れるのか……うん、無理しなくていいよ?」ナデナデ
ナターリア「! Produtor
e uma pessoa boa!
!
(プロデューサー良い人!)」ニコニコ
P「うん、何言ってるか分っかんねぇ。でも良い笑顔だなぁ」
ナターリア「Eu quis me tornar um idolo e vim para o Japao.(アイドルになりたくて日本に来タ)」
P「そうかそうか」ナデナデ
ナターリア「エヘヘヘ……Eu sou coceguento.(くすぐったいヨ~)」
P「(えっとプロフィールだと…リオ・デ・ジャネイロ出身で14…14歳!?)」
P「(アイドルになりたくて単身で来日。現在の寮暮らし……)」
P「寮?」
スクリプト対策
ちひろ「地方から来てるアイドル候補生もいるからって社長がわざわざ用意したらしいですよ?」
P「金あるなぁ…765プロ」
ナターリア「?」ギューッ
P「ちょっと痛いって……地方ってことは他にもその寮暮らししてるアイドルがいるんですか?」
ちひろ「随分懐かれてますねぇ…えっと…寮暮らしの子でしたら…ほら、この子です」
P「新田…美波さん?」
美波「よろしくお願いします」ペコリ
P「(新田美波…19歳。広島から進学の為に上京)」
P「えっと君も寮暮らしなんだっけ?」
美波「はい、もともと一人暮らしだったんですけど…寮の方が安全ですし……お家賃も安いし……」ゴニョゴニョ
P「まぁ学生だもんな。家賃は確かに安いに越したことはないからな。で、この子…ナターリアと同じ寮なのかな?」
美波「そうみたいですね。顔を合わせるのは今日が初めてですけど……」
ナターリア「」ジーッ
新田美波(19)
http://i.imgur.com/nUtumof.jpg
http://i.imgur.com/Istro4w.jpg
http://i.imgur.com/Zv6PrrB.jpg
http://i.imgur.com/siQPrFP.jpg
http://i.imgur.com/hSQrdkW.jpg
P「ん?どうした?ナターリア」
美波「あ、そっか。まだ挨拶してませんでしたね。えっと……Muito prazer?」
ナターリア「! Muito prazer!」
美波「ふふっ、わたしの、なまえは、にった、みなみです。よろしくねナターリアちゃん」
ナターリア「ナマエ…ミナミ…ヨ、ヨロシクオネガイシマセ!」
P「新田さん、ナターリアの言葉分かるのか?」
美波「美波で良いですよ。ブラジルだからポルトガル語かなぁって。大学で少しだけ学んでて…」
ナターリア「」ギュー
P「ナターリア痛いって…」
美波「ふふっプロデューサーさん、ナターリアちゃん寂しかったんですよ」
P「寂しい…まぁ普通に考えればそうだよな…」ナデナデ
ナターリア「エヘヘヘ……」
P「……寮も一緒だし、俺はポルトガル語も分からないし…勿論今日からでも少しずつ勉強するがナターリアのこと頼りにしても良いか?」
美波「大丈夫ですっ。任せてくださいっ」
P「頼もしいよ、ホント」
美波「この中で私が一番年上みたいなのでお姉さんとしても頑張って行きたいです!」
P「(ナターリアは例外だが美波はなんだかあずささんみたいな感じだな…包み込む様な母性というかなんというか…)」
P「頼りにさせてもらうよ。美波もなんかあったら遠慮なく俺を頼ってくれ」
美波「はいっ、沢山ワガママ言いますから覚悟しといてくださいね?」
P「ハハハ……ってことでと、とりあえず一回離れようか…」グイッ
ナターリア「! Nao!!」ギューッ
P「えっと…うんっと…美波…助けてくれ」
ナターリア「Nao!Nao!!Nao!!!」ブンブン
美波「離れたくないみたいですよ?大変ですねぇ…」
P「大変ですねぇ…じゃなくて助けてくれってそんな泣きそうな顔するなよ……」
美波「しばらくそうしてあげれば良いじゃないですか。無理矢理引き剥がすのは流石に……」
ナターリア「」ウルウル
P「うっ…」
P「(引っ憑かれるのには亜美真美とかで慣れてるんだが……ナターリアの場合は身体がなぁ……アカン)」
P「離すのに10分近くかかってしまった……マジで美波様様だわ」
P「まぁ14歳で知らない言語が通じない国に一人なんて普通無理だもんなぁ……メンタル面もしっかりフォローしてやらないと」
P「えっと次が……」
みく「」ピコピコ
P「」
みく「にゃ…」
P「(…………猫耳?)」
みく「にゃにゃ……みくは猫にゃ…簡単には懐かないにゃ…」
P「(個性的……個性が強すぎなんですよ…社長…)」
P「えっと君が前川みくさん…だね」
みく「そう!みくは猫なのだっ!」
蘭子「猫?貴様どうみてもヒトという種族ではないか?(訳不可)」
みく「ふふーん、この耳を見てもそう言えるかにゃ?」
蘭子「獣の耳だと!?貴様まさか禁術により生まれた合成獣)なのかっ!?(訳不可)」
P「(なんか……)」
P「(もう一人変なのがいるんだが……)」
みく「にゃははっは!どうだ!驚いたかにゃー?」
蘭子「あ、あの術は既に機関によって封じられた筈なのに…(訳不可)」
P「(えっとあのまさしく厨二病全開の銀髪の子が……神埼蘭子、14歳かぁ…まさしく中2だなぁ…)」
P「で、君が神埼蘭子さんだね?」
蘭子「」ビクッ
P「あれ?違った?」
蘭子「何故その名を……貴様まさか教会の手先…っ!(訳不可)」
P「うん765プロからの手先です」
蘭子「765……プロ?」
P「そう。で、俺は君達みたいなアイドル候補生をサポートして有名にさせるのを手伝う人って認識でいいかな」
蘭子「サポート……手伝う……っ」
蘭子「貴様は……つまり我が供物ということか!(訳不可)」
P「く、くもつ?……まぁ今はそれで良いや…あながち間違ってないし……」
P「(供物って……まぁ捧げる訳だし生贄みたいなものか……生贄……奴隷……)」
伊織『アンタはアタシの奴隷なんだからキビキビ働きなさいよね!!』
P「……」
P「(厨二バージョンの伊織って位置付けでいいか)」
蘭子「我が力の糧となれっ!(訳不可)」
P「ハハハ……頑張るよ……」
蘭子「……」
P「……」
蘭子「うっ……よ、よろしくお願……いしま……す……?」
P「(あ、この子可愛いかも)」
みく「……ねこパンチねこパンチねこパンチ」ペチペチペチ
P「えっと……どうしたのかな?前川さん」
みく「みくにゃ……まだみくは自己紹介されてないにゃ」
P「あ、そっか……君達をプロデュースしていくPです。よろしくね」
みく「よろしくにゃー!」
P「(うん、元気な子だ。それに……)」
みく「にゃ?」ポヨンポヨン
P「(スタイルめちゃくちゃ良いな……幼い顔してこのスタイルは……)」
みく「んー?」ポヨンポヨン
P「(アリだな)
P「で、最後の一人が……」
小梅「」ビクッ
P「君が白坂小梅さんだね」
小梅「」コクリ
P「(人見知りなのか……それとも雪歩みたいな男性恐怖症とか……)」
小梅「し、白坂こ、小梅で、です……しゅ、趣味は……え、映画鑑賞…とかです……」
P「映画鑑賞か…まぁ芸能界に入るならそういう知識があっても良いよな」
小梅「で、でもちょっと…しゃ、喋るの…に、苦手……」
P「ハハハ……そこはこれから少しずつ頑張って行けば良いよ」
小梅「は、はい…」
P「で、どんな映画が好きなの?俺も映画見るのは嫌いじゃ無いし…」
小梅「! こ、これ……」ゴソゴソ
P「えーっと…覚悟がなくては見てはいけない映画……テキサスチェン…………」
小梅「こ、これ…食肉処理場の血まみれのね……う、生まれた奇形児が……あれ……?プ、プロデューサー…さん?」
P「」
P「ん…」
ちひろ「あ、目覚ましました?」
P「いや…すみません……あぁいうの苦手で……」
ちひろ「あぁいうの?」
P「あ、いやなんでもないです」
P(社長の言うとおり個性派揃いだった……白坂小梅…恐るべし…)
ちひろ「じゃあプロデューサーさんが起きたところで業務連絡です」
P「連絡?」
ちひろ「はい。明日から予定ですよ」
P「え、もう彼女達に予定とかちゃんとあるんですか?」
ちひろ「違いますよ~。プロデューサーさんの予定です、予定」
P「え、俺の?」
とりあえず顔合わせ編ということで今日はここまで
自分で勝手に付けた後付け設定とかちょくちょくあります(美波の大学について等)
モバマス勢の人選については追い追い…
Pの新人アイドルを育成する奮闘記だと思ってくだせぇ
神崎の崎が埼になってたり色々やらかしてるな…
気をつけなければ
ちひろ『明日はとりあえず噂の女子寮に行ってみてください!美波ちゃんとか引っ越してきたばかりだから荷物の整理手伝って欲しいにたいですよ?ナターリアちゃんの様子も見てきてもらえると嬉しいです。あ、住所はココなんで地図渡しときますね』
P『えっと他の子達は……』
ちひろ『他の子達というか明後日、全員でココのスタジオに集合して貰ってます!彼女たちに基礎レッスンをやって貰おうかと……』
P『いきなりアイドルにデビューなんて無理ですからね。それに彼女たちのパラメーターと言いますか基礎能力がどれ程か見たいし』
P『っていうか千川さんって…』
ちひろ『ちひろ、でいいですよ』
P『じゃあちひろさんで。ちひろさんって仕事かなり出来る方なんですね…』
ちひろ『それに見合う報酬は頂いてますからね!頑張らないと』
P『ははは……』
P「(なんて会話昨日したけど…かなり現金な人というかなんというか)」
P「まぁ悪い人じゃ無いんだろうな……ってここが女子寮か」
P「(なんというか豪華というかオシャレというか……セキュリティー面はしっかりしてそうだけど……)」
ナターリア「Oi!」
P「おーい?ってナターリアか」
ナターリア「オ…ハヨウ…ゴ…ゴザマス!」
P「おはようございます、だろ?」
ナターリア「?」
P「まぁ良いや、どうしたんだ?寮の前で……って伝わらないか」ナデナデ
ナターリア「Vou sentir muita falta de produtor.(プロデューサーに会えなくて寂しかっタ)」モジモジ
P「うん、何言ってるか分からん」
P「とりあえず美波の部屋に行くか。ナターリアも来るか?」
ナターリア「ミナミ……ヘヤ?」
P「そう、今から美波の部屋に行くんだ」
ナターリア「プロデューサー……イッショ?」
P「一緒?あぁ…一緒に行こうか」
ナターリア「イッショ……イッショ!」ガシッ
P「お、おい引っ張るなって……」
美波「すみません、まだ散らかってて……」
P「まぁ引っ越してきたばかりなんてこんなもんだよ」
P「(ワンルームとはいえ…広いな……俺より良いところに住んでるじゃないか……)」
ナターリア「ゴチャ…ゴチャネー」
P「そういう擬音は覚えてるんだな……で俺は何をすれば良い?」
美波「とりあえず就寝スペースだけ自力で用意したんですけど……テレビの配線とか……この棚の組み立てとか……このダンボール達とか……どこにどれを配置すればいいのか……」
P「えーっと…つまり全部と」
美波「はいっ!よろしくお願いしますっ!」
P「(なんつう良い笑顔……)」
P「ちなみにだが、こっちに来たばかりの時の引っ越しは…」
美波「その時はパパと弟と業者さんに手伝ってもらいましたよ?」
P「(美波はひょっとするとセレブとかそういう類の女の子なの…か?)」
P「お父さんとかに手伝ってもらおうとか考えなかったのか?既に上がってるのに言っちゃなんだが見ず知らずの男を部屋にあげるのは…」
美波「プロデューサーさんを信用してのことです。それにワガママ沢山聞いて貰う予定でしたしねっ」
P「そういや昨日そんな話したな……」
美波「さっそく甘えちゃいましたけど……迷惑でした?」
P「いやいやそんなことは全然ないんだが、ただ前回が家族とか業者の人なら今回もそうなるんじゃないかなーっと」
美波「その家族と言いますかパパと言いますか……」
P「親御さんがどうかしたのか?」
美波「えっと…あんまり良く思ってないみたいで…」
P「アイドル活動を?」
美波「はい……そんなことをさせる為に上京を許した訳じゃないって……」ムスッ
美波「だからパパには引っ越し先の住所だけ伝えてそれ以来連絡してないです。それと業者さんに頼んでないのはお金がなかったからです」
P「まぁ不安な所も多い業界だから親御さんの気持ちも分からなくないけど……」
美波「それは分かっているつもりですけど……でもっ」
P「……」
美波「せっかくやりたいことが出来たのに……」
ナターリア「」グイッ
P「ん?どうした?」
ナターリア「デ…デキタ!」
P「お、棚組み立てられてるじゃないか。エライなー」ナデナデ
ナターリア「エヘヘ……」
P「美波、この話はまた今度しよう」
美波「……分かりました」
P「じゃあとっとと片付けちゃうか。このままじゃアイドルの部屋とはいえないからな」
美波「そ、そうですね!わ、私はダンボールの荷物を……」
ナターリア「……roupa intima?(下着?)」
美波「…………え゛っ」
ナターリア「オー……ミナミ、roupa intima、アオイネ」
ナターリア「ミテ!ミナミノroupa intima!」グイグイ
P「青がなんだって……」
美波「み、見ちゃいけんっ!!」バッ
P「へ?」
美波「プ、プロデューサーさん……見ました?」
P「あ、いや、見てないぞ……」
美波「ほんま……じゃろか?」
P「は?ほん?じゃ?」
美波「ほんまに……見とるかいんじゃね?」ウルッ
P「えっと…ほんの少ししか……見えなかったから大丈夫だt」
美波「やっぱり見てたんじゃないじゃろか!!」
P「は?へ?」
美波「うっ…わ、忘れてくれぇ……分かりたの?」ジワッ
P「(美波がさっきからちょくちょく何を言ってるか聞き取れない……なんとなく意味は分かるけど…意味を履き違えて理解してたなんて方言にはザラにあることだし……)」
P「えーっと…つまり…」
美波「じゃけん!忘れてくれぇって言っとるんじゃっ」
ナターリア「Eu sou maior que seu.(ナターリアの方が大きいネ)」キャッキャッ
美波「……」
美波「……はぁ」
P「なんかその……ごめんな?」
ナターリア「ミナミ……ゴメン……ナ?」
美波「も、もう良いですから!わ、忘れてくださいっ」
P「なんだっけ……アレ、方言?『いけん』とか『じゃ』とか」
美波「あ、いや、それは、その、直そうと思ってるんですけど……」カァァッ
P「まぁ無理に直さなくて良いと思うけどなぁ」
美波「へ、変じゃないですか?」
P「おう。方言、可愛いと思うぞ?」
美波「か、かわ……」
ナターリア「ミナミ、アカイネ」
美波「へっ?あ、赤い?」
P「さてと、さっさと片付けちゃうか」
美波「あ、はいっ」
P「美波は衣服の整理とかしてくれ。見られたく無いだろうし……」
美波「だ、だから忘れてくださいっ」
P「ナターリアは……俺と一緒に他の作業しよっか」
ナターリア「イッショネー」
P「んじゃまずテレビでも……」
P「まぁ……今日はこんなもんで良いだろ」
美波「はいっ。あとは一人でなんとか出来そうです」
ナターリア「Ele se cansou.(疲れたナー)」
P「ナターリアもお疲れ」ナデナデ
ナターリア「エヘヘヘ……」
美波「ナターリアちゃんも手伝ってくれてありがとね?」
ナターリア「?」
P「ナターリアはとりあえず日本語の勉強からだな……」
ナターリア「ニホンゴ……ベンキョ……ムズイネ」
P「そういう単語は覚えてるんだな……」
美波「あ、あのプロデューサーさん」
P「ん?どうした?」
美波「よ、良かったらこのあと一緒にご飯食べませんか?」モジモジ
ナターリア「ゴハ……ン?スシ!スシタベルネ!」
P「あー悪い……この後寄る所があってな……」
美波「そ、そうですか……残念です……」シュン
ナターリア「?」
P「ナターリアごめんな、スシはまた今度だ」
ナターリア「??」
P「美波もまた今度な」
美波「絶対……ですよ?」
P「とりあえずナターリアに説明頼めるか?寿司食べに行く気満々だから……」
~説明中~
ナターリア「~♪」
P「あんだけはしゃいでたから不機嫌になると思ったんだがな……流石美波っていったところだな」
美波「私は何もしてませんよ?ただプロデューサーさんは今度ナターリアちゃんをお寿司屋さんに連れていってあげないといけませんけどね」
P「へ?お前どんな説明を……」
美波「あっ、私はお寿司じゃなくても平気ですよ?」
美波「プロデューサーさんのオススメのお店、今度紹介してくださいね?」ニコッ
P「あ、あぁ…任せろ」
P「(そんな悪戯っぽい笑顔されたら断れないじゃないか…まぁ断るつもりも無いんだけど)」
美波「ナターリアちゃん、今日一緒に手巻き寿司でも作ろっか」
ナターリア「テマキ……ズシ?」
美波「自分で海苔を巻いて食べる感じのお寿司……って説明で良いのかな?」
ナターリア「スシ?」
美波「一応お寿司……かな?」
ナターリア「スシ!テマキズシヤル!」
美波「じゃあ後で一緒にお買い物に行こっか」
ナターリア「ウン!」
P「(ナターリアもメンタル面が心配だったけど美波が世話焼いてくれてるし今のところは大丈夫……なのかな?)」
P「それじゃあ俺は帰るな」
美波「あ、じゃあ寮の玄関まで見送りを……」
P「あ、いやここで良いぞ」
美波「いえ。見送りします。ちょっと話したいことがあるので」
P「……そうか」
美波「ナターリアちゃん、ちょっとここで待っててくれる?」
ナターリア「?」
P「じゃあナターリア、また明日な」
ナターリア「オー……マタ?アシタナー?」
美波「…」
P「…」
美波「……そのプロデューサーさんに話がありまして」
P「……お父さんのことか?」
美波「はい……あまりこういう話はナターリアちゃんには聞かせない方が良いかなって……」
P「まぁ日本語曖昧でも聞いてるだけで雰囲気を察せるかも知れないからな」
美波「そうですね……本当は私の家の事情なんですから私が解決しなきゃいけないんですけど……」
美波「私、パパに反抗と言いますか歯向かうと言いますか……そういった類のことをあまりしたことなくて……正直毎日不安で怖くて……」
美波「その……だから……情けない話なんですけど……プロデューサーさんにまた……頼っちゃっても大丈夫です……か?」
P「……」
P「……美波は本気でアイドル目指したいか?」
美波「……不安なことは沢山ありますけど……アイドルって職業から沢山学びたいことがあります……ですから……本気です」
P「なら……手を貸すよ。でも……最後にお父さんを説得するのは美波、お前だからな?」
美波「……はいっ」
P「俺は全力でサポートしてあげるから」
P「(とは言ったもののどうすべきかな……真のお父さんを説得しに行った時の経験が今回に役立つかと言われたらうんとは頷けないしな……)」
美波「プロデューサーさん」
P「ん?」
美波「私、1日に2回もワガママ言ったことが無いんです。しかもその2回は同じ人です。その意味をいつか…ちょっとでも良いから考えて置いてくださいね?」
P「お、おう?」
P「(スゲー頼りにしてますって意味か?そんな期待されちゃったらなぁ……とりあえず美波の実家に電話でもしてみるか…コンタクトを取らないことにはな……)」
美波「それじゃあナターリアちゃん待たせちゃってるんで…また明日もよろしくお願いします」ペコリ
P「おう…また明日な」
_,|__|,_
,.;x=7/>─</7ァx,
,ィ´///./ \//ヽ
,;'////// \ ヽ/∧ 安価が
,'////// o| |V∧
;//////! o! lo}/ハ 「 'ニ) 、_
i//////| o| |o|/リ 、_,) __) 」 だと? ルーシー
V/////ハ__⊥ =-──┴--'--、
////\//|L -z、‐───=zァ7 ̄ ̄ヽ 予想外だ……
. //////./|ハ rテ汞ト- ,ィァテ ∧___,ノ この世には
〈_//_, イ: |l:|: :〉 `冖` /´冖'/|: | その「安価」のために
.  ̄ |: :|: :|l:|:/ │ ': l: :l 無償で…喜んで…
_/l: :|: :|l:|' -ト、ノ / :│: ', 生命を差し出す者も
/ L:!: l : | | ヽ --`- /l: : :l :_:_ゝ 大勢いる
_r─‐x_ノ\l ∨ : |:l/⌒\ ー‐ ' イ┴<\
/二二二\ \_ ∨ l:! __` ー‐ '__|___/ ノ たとえば
. /ニニニニニ∧ ヽV:/ /、  ̄二´ ,.ィ__ その者が
{ニニニニニニハ \/、 \____// |∧___ 「女」であろうと
/ニニニニニニニ}、 ,ィ \_ i / ./ ゚ \\_ ……
r{ニニニニニニニ//。{  ̄ ̄ 「 ̄\ } У \ 修道女のような
| \__二二二∠,.イ i \_ ハ ゚ ゙ヽ 「jー-- 。〉 …………
|ヽ.  ̄ ̄∧゚__\_l___,ノ__。 ̄了 \__厂\._/
人 \__/ ./ / {_j / | l |.l
/ \, 〈 / /ヽ---< -‐=  ̄ \_。_|ハ
∨。 ./ | | ___|_|_∧
/`ヽ__ }/ | | _ -‐  ̄  ̄ ̄Τl〉
ニニニ\___ l l | |__ -‐  ̄ i:. }ニ|
~765事務所~
P「1日ぶりなのになんだろう……この久しぶりに来た様な感覚……
」
響「プロデューサー!!」
P「お、響じゃないか」
響「はいさーい。なーんかすっごい久しぶりにプロデューサーに会
った気がするさー。2週間ぶり?くらいだよねっ」
P「最近お前ら忙しいからなー。今日はまだ仕事か?」
響「ううん、違うさー。収録終わってこれから事務所で次のLIVEの
資料貰って、そのあと真とダンスの自主トレさー」
P「もうAランクなのにちゃんと空いた時間にトレーニングもして
るんだな……」
響「そうだぞ、自分頑張ってるさー!だから褒めて褒めて!」
P「んじゃ後でケーキでも買ってくるか」
響「もうっ!そうじゃなくてっ!!」
P「ん?ケーキ嫌いか?あ、アイドルだからな…体型に気を使って
るのか……すまんな気が効かなくて」
響「気遣う場所が違うぞ……」
P「ん?なんか言ったか?」
響「んがーっ!!もう早く事務所に行こっ」グイグイ
P「あ、おい引っ張るなよ」
スクリプト回避
メモ帳のまんまコピペしたら変な改行が出来たでござる
響「はいさーい!」
P「おはようございます」
真「あっ!!プロデューサー!!」
真「スッゴイ久しぶりですねっ!」
P「お、真も2週間ぶりくらいか?」
真「ハイ!っと言うよりココに来ること自体結構久しぶりなんですよね……」
P「お前も最近色んなトコロからオファー来てるもんな」
真「もう大変ですよ……行く行く先で女の子のファンに囲まれて……」
P「ははは……」
真「それにオンエアされた放送の大半がボクのことを菊池真『くん』ってテロップで紹介されてるんですよね……」
P「まぁそれはしょうがないな……」
真「しょうがないってなんですか!しょうがないって!」
ガチャ
美希「ハニーーーーーーーッ!!」ダキッ
P「うぉっ……なんだ美希か」
美希「むーっ……久しぶりに会ったのになんかハニーがつれないの」
P「久しぶりって一昨日会っただろ……」
美希「昨日会ってないの!それにミキ今週はまだ3回しかハニーと会ってないの」
響「えっ…美希って結構な頻度でプロデューサーに会ってるのか?」
スクリプト回避
P「美希は結構な頻度で事務所に顔出してるからなぁ」
真「美希ってそんな時間に余裕あったっけ?」
響「そんなことないと思うぞ…」
ガチャ
律子「はぁ……やっぱりここにいたか…」
美希「げっ律子……さんなの…」
P「お、律子」
律子「あれ?プロデューサー殿…どうしてここに…ってそんなことより……美希っ!!」
美希「っ」ビクッ
律子「あなたまた仕事終わったら次の打ち合わせとかしないでさっさと抜け出してきたでしょ!?」
美希「だってゲイニンサンとか収録終わるといつも連絡先とか聞いてきてヤなの…」ムスッ
P「そうなのか?それなら別に美希が収録終わってさっさと抜け出したって別に悪いことじゃ……ちゃんとやってるんだろ?」
美希「うんっ、ミキちゃんと仕事してるの!」
P「だったら別にそこまで怒らなくても……」
律子「違うんですよプロデューサー殿……」
P「?」
律子「この子、一緒に来てた私を置いて『あとは律子に任せるの!あはっ☆』とか言い残して自分だけタクシーに乗って……」
P「……」
美希「……あはっ☆」
スクリプト回避
P「お前なぁ…」
美希「で、でもちゃんとミキお仕事してるの」
P「それはそうなんだがもっと周りにだな……」
美希「むぅ……だってそうしないとハニーに会う時間が無くなっちゃうの……」
P「……」
律子「確かにグラビアとか音楽関連の収録は絶対一発でOK貰って終わらせてるって聞いてますけど……」
響「その空いた時間を使って事務所に来てたのかー」
美希「それでもやっぱ最近忙しいから会えても全然ハニーとイチャイチャできないの……」ギュッ
P「はぁ……しょうがない奴だなぁ……」ナデナデ
美希「はにぃ……」
律子「ハイそこで意味深に目を閉じないっ!プロデューサー殿も美希を甘やかさないでちゃんと叱ってくださいっ」
P「いやぁ……叱る役目は律子で十分かなぁっと」
律子「なんですかその役……って美希!次の仕事に遅れちゃうわよっ」
美希「その仕事キャンセルするの……今日はハニーと一緒に……」
P「美希」
美希「じゃあハニー、仕事一緒に行こ?」
P「俺はこれから別の仕事があってな……スマン」
美希「むー……じゃあお仕事終わったら電話するからちゃんと出てね?」
P「メ、メールでお願いします」
律子「イチャイチャしてないで早く!」
美希「もー律子……さんはせっかちさんなの……じゃあ行ってくるね、ハニー」
P「おう、頑張れよ」
訂正
誤
美希「その仕事キャンセルするの……今日はハニーと一緒に……」
正
美希「そのお仕事キャンセルするの……今日はハニーと一緒に……」
誤
美希「じゃあハニー、仕事一緒に行こ?」
正
美希「じゃあハニー、お仕事一緒に行こ?」
響「……」
真「……」
P「な、なんだよ」
響「べつにー。なんでもないさー」
真「はい、なんでもありませんよ」
響「ただ自分たちの目を気にせずによくイチャイチャ出来るなーって思ってただけさー」
真「ホントすごいですよねプロデューサーは」
P「お、おい。あれは美希の不可抗力というか」
響「そろそろダンスレッスン行くかー」
真「だね」
P「ま、待った!」
P「なんで急に不機嫌になったか全く分からないがとりあえず謝る!スマン!」
真「り、理由が分からないのに謝るって……」
響「どうかと思うぞ……」
P「う゛っ」
真「まぁいつものことだしボクは怒ってたりしないんですけどね。隣の響がちょっとご立腹みたいで……」
響「へ?」
スクリプト回避
真「プロデューサーが美希ばっかりかまってるから、響嫉妬してるんですよ」
響「なっ…」
P「そうなのか?ごめんな…響…」
響「ち、違うぞ!自分嫉妬とかしてないしっ」
響「それだったら真だって!」
真「ボ、ボク?」
響「プロデューサーに抱き付いてる美希を見て羨ましそうな顔して見てたじゃないか!」
真「そんな顔してないって…全く響は何を言ってるんだが」
響「うがーっ!誤魔化しても無駄だぞっ。自分、ちゃんと見てたからな!」
ギャーギャーザワザワ
P「……」
P「(そうだよな……響や真もAランクアイドルだから勝手にしっかりしてるのだと思い込んでたけど考えてみたらまだ10代なんだよな……誰かに甘手たくなったり構って欲しくなったりするよな……まだ16、7歳なんだから…)」
真「なんでそこでプロデューサーは親みたいな眼差し送ってるんですか…」
スクリプト回避
P「親?あ、そういえば真のお父さんってまだアイドル活動に反対してたりするのか?」
真「え?いきなりどうしたんですか?」
P「あ、いや大したことじゃ無いんだけどさ……ちょっと気になって」
真「プロデューサーが説得してくれたお陰で別に今は反対されたりしてませんよ?」
P「(やっぱり美波の親に直接話に行った方が良いのか?)」
真「それに……ここまで来ちゃったら引くに引けないところまで来ちゃったと言いますか……へへっ」
P「(引くに引けないところまで……か。美波を有名にさせてアイドル活動を辞めるに辞められない状況まで持ってくというのも手ではあるな)」
P「(だけどこのやり方は表面上は解決するかも知れないが……美波と美波のお父さんの関係は悪い状態をキープ…いや悪化させるに違いないよな…)」
真「プロデューサー?」
P「え?」
響「どうしたんだ?なんか難しそうな顔してたぞ」
P「あ、いやなんでもない!それよりお前ら、行かなくて良いのか?」
真響「「あ……」」
真「い、行ってきます!」
響「じ、自分も行ってくるぞ!」
P「おー気をつけてなー」
響「あ、プロデューサー!」
P「ん?」
響「ご褒美…」
P「あ、そういえばそんな話してたな…」
響「ちゃんとケーキ…自分とプロデューサーの分買ってきてくれるよね?」
P「俺の?」
響「あとで一緒に食べる……そ、それが自分へのご褒美だぞ!」
響「2時間後に事務所に帰ってくるから!それまでに用意しとくんだぞ」
P「お、おう。まかせとけ」
響「約束だぞ!じゃあ行ってくるっ!」
P「焦って転んだりするなよ!」
ハルカジャナイカラダイジョウブサー!
P「嵐みたいな奴だな……」
P「(さて……美波の件…どうしたもんだかな……)」
P「(とりあえず……)」
P「……ケーキ買ってくるか」
遅筆ですみません
今日はここまで
とりあえず美波√前編は終了
てか√ってなんだよ…
まるでギャルゲーの如くヒロインを攻略していくみたいじゃないか(棒読み)
~次の日~
P「じゃあ今から君たちの基礎能力を見せてもらおうかな」
美嘉「ハイ!質問!」
P「えっと…城ヶ崎さん……って二人いるのか」
美嘉「美嘉でいいよ」
P「じゃあ美嘉で。質問って何かな?」
美嘉「どうやってそのキソノーリョクってのを見るのー?」
P「あーそれは今から言うよ」
P「まずまぁアイドルにとって必要な能力ってなんだと思う?じゃあそれは莉嘉に聞こうかな」
莉嘉「へ?えっと……カワイイこと!」
P「うん、正解。でも君たちは既に可愛いからそこは既にクリアしてるんだよ」
P「まぁその可愛さを維持したりもっと磨くってのも大事なんだけどそれは今見れることじゃないからね」
莉嘉「えー…じゃあなにやるのー?」
P「んじゃあ質問を変えようかな。アイドルってどんな仕事だと思う?」
莉嘉「えっと……歌って踊ってて…」
P「そう!まずそこを見てみようかなって」
奈緒「えっとつまり……今から」
加蓮「歌って……踊るの?」
P「そうだね。まぁ歌うというよりは発声練習みたいなことをやってもらったり、踊るっていっても軽いステップとかやってもらって運動神経とかを見せてもらおうかなって」
奈緒「歌う…」
加蓮「運動…」
凛「……あのさ」
P「どうしたの渋谷さん?」
凛「これって両方上手い方が良いんでしょ?」
P「んーまぁ上手いに越したことはないんだけど俺は別に音痴だろうとダンスが苦手でも構わないんだけどな」
凛「なにそれ。そんな中途半端でいいの?」
P「ハハハ……言うねぇ」
P「確かに音痴だとライブで浮いたりダンスが下手で色々言われるかもしれないけど、そこを無理矢理矯正したって意味がないんだよ」
P「音痴だって運動出来なくたって頑張ってるてところを見せればそれだけで保護欲を誘われたりしてファンになる人もいる」
P「逆にその音痴なところが可愛いって思う人もいるしな。感じ方はそれぞれだしね。それにこれからの育成方針とか売り方とかの参考になるしね」
凛「ふーん…変なの」
P「変?」
凛「うん、変だよ」
P「と言うと…」
凛「トレーニングとか頑張って成長してる人より音痴でダンスが下手な人の方が人気って……」
P「……この世界はそういう理不尽な世界だよ」
凛「……意味分からない」
P「これからなんとなく理解していくよ」
凛「……うん」
P「とりあえず、やってみよっか。トレーナーさんたちの言うとおりに動いてくれ」
トレ「じゃあ今度は体の柔軟さを……ってそこのキミ!レッスン中にはその猫耳と尻尾を外しなさいっ!!」
みく「にゃっ!?これは外れないにゃー!!なんせみくはネkにゃっ!?」
カエシテニャー ジャアハジメマスヨー
凛「……ふぅ」
P「(渋谷凛……今のところ見てる限りだと特出してる所はないけどそれでもどのジャンルのトレーニングも越なしている辺り万能型とでも言うべきなのだろうか……)」
P「(それにアイドルになって上を目指すという向上心も感じられる……)」
P「(ただ……)」
美波「お疲れさま、凛ちゃん」
凛「お疲れさま」
美波「凛ちゃんなんでも出来てスゴイね!私ダンスとかちょっと苦手かもなぁ」
凛「そうなんだ」
美波「あ、あはは」
P「(仲間とのコミュニケーションが苦手というかなんというか……一人でやってやるって感じがしないでもない)」
P「(人見知りなのか…?それとも……まだ判断するには早急過ぎるよな……)」
加蓮「もームリッ!!疲れたぁ……」
奈緒「だ、大丈夫か?」
加蓮「だいじょばなーい……」
P「(北条加蓮……やはり体力が無いか……ヤル気が無いってよりは努力したくないって聞こえなくもないが……)」
P「(けど声も良いし、ダンスとかも筋は悪くない……体力面をどうするかだな…)」
P「(そして神谷奈緒……)」
P「(歌にしろダンスにしろちょっと恥ずかしがってるな……それはそれでウケは良いんだがLIVEとかでテンパりそうな感じだな…)」
加蓮「あつーい…汗ベタベタ…もー…」
奈緒「まだそんなに動いてなくないか?」
P「(肉体的な面と精神的な面……どうやって改善させるか……)」
莉嘉「ねぇねぇPクン!」
P「えっ……P…クン…?」
莉嘉「うんっ☆」
P「えっと……どうした?」
莉嘉「莉嘉イイカンジでしょ?アイドルなれる?」
P「うーん…まだ難しいかなぁ…」
莉嘉「えー…アタシ結構ガンバったんだけどなー……」
P「(実際この子は歌もダンスもまだ年相応の未熟さがあるけど、何をやらせても楽しんでるトコロを見てると……こっちまで楽しくさせる様な感じだ)」
P「(足りない技術は今からでも十分詰めることは出来るし、元気が売りの子にハズレは無いしな…)」
美嘉「じゃあさ!アタシは?」
P「そうだなぁ…美嘉は流石お姉ちゃんって感じたな」
P「(莉嘉は年相応の無邪気さからの元気さを感じさせてたが、美嘉は違う路線だな……スタイルの良さからセクシーさも感じるしお姉ちゃんってだけあって落ち着きもあるからトレーナーさんの指示もちゃんと理解出来てる)」
美嘉「ホント!?へへへ…」
莉嘉「えーっ…アタシも頑張ってたよー…」ムスッ
P「いやいや。莉嘉もスゴイぞ?これからが楽しみだよ」
莉嘉「それってショーライユーボーってこと?」
P「あぁ。将来有望だ」
莉嘉「ヤッタッ☆お姉ちゃんよりスゴくなっちゃうかもねー」
美嘉「なんだとぉ?」
P「(この姉妹は伸びるな……)」
スレ立てる時期を誤ったな…
更新遅くてホント申し訳ないです
P「 (伸びるといえば……)」
P「大丈夫か?」
響子「ア、アイドルって大変なんですね……分かってましたけど……」
P「 (五十嵐響子。挨拶した時に感じたけど彼女はLIVEとかで舞台に立たせるのには時間を要するかも知れないが……)」
響子「あっ!今日沢山運動するって聞いてたので砂糖漬けのレモンを作ってきました!」
P「 (こういう家庭的な面を売りに子ども向け番組とかに売っていけば……)」
響子「あ、あの……」
P「ん?あぁ……美味そうだな。一つ貰ってもいいか?」
響子「ハイ!是非!」ニコッ
P「 (そんでもってこの笑顔。やよいみたいな元気な癒し系とでも言うべきか…)」
響子「お、美味しいですか?ちゃんと皮の苦味とか取れてますか?」
P「うん、美味しいよ。後で皆にもあげるのか?」
響子「そのつもりで作ってきました!」
P「皆に気使ってくれてありがとな」
響子「えへへ……」
P「 (しかし砂糖漬けのレモンって今時の子でも差し入れの選択肢に入ってるのか?なんだかお婆ちゃんみたいな……やめておこう)」
まゆ「……」
P「 (……そろそろ気にしないでやり過ごせなくなってきたな)」
P「どうした?さっきからずっと俺のこと見てるというか睨んでるというか…」
まゆ「いえ……何でもないですよぉ」ニコォ
P「そ、そうか……」
P「 (佐久間まゆ……歌もダンスも凛同様突出した所は特に無い。強いて言うなら小柄な身体でちょっとは苦労しそうな気がしたんだが……言われたことは淡々とこなせる辺り、かなりのスペック持ちなのは見てて分かる……分かるんだが……)」
まゆ「……」
P「 (まゆは歌っている時も踊っている時も何故か俺をガン見してると言うかガン付けられてるというか……)」
P「 (若干視線が怖い)」
P「 (いや女の子に怖いなんて言っちゃダメだ……コミュニケーションを取れば彼女の本質が……)」
まゆ「そういえば……」
P「!?」ビクッ
まゆ「……どうかされましたぁ?」
P「あ、いや何でも無い」
まゆ「……?」
P「それよりどうかしたのか?」
まゆ「あっ、はぁい……まゆも来週から寮に暮らすことになりましたぁ」
P「え、寮ってあの……」
まゆ「はい。ナターリアちゃんと美波ちゃんが住んでるところです」
P「じゃあ引越しとか部屋の整理とかで人手が足りなかったらいつでも頼ってくれ……ってそもそも女の子部屋の整理を頼ってくれって俺から言うのも変か…やっぱり今のは忘れ……」
まゆ「……」ボーッ
P「まゆ?」
まゆ「あ、いえ…まゆもプロデューサーさんに頼ろうって思ってましたからぁ」
P「そうか、じゃあ荷物とか届いたら連絡してくれ」
まゆ「……迷惑じゃないですか?」
P「まさか。むしろ頼ってくれて嬉しいくらいだよ」
まゆ「……」
P「それじゃあ必要になったら連絡してくれ。あ、それ以外にもなんかあったら遠慮無く頼ってくれ」
まゆ「はい♪ 分かりましたぁ」
P「 (……きっと彼女は人見知りで話し掛けるきっかけが欲しいけど分からなくて俺を見てたんだろうな……なんだ可愛いらしい良い子じゃないか。怖いだなんてとんでもない……)」
まゆ「……………………うふ」
とりあえずここまで
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