小鳥「合コン行ってもいつも最後はひとり酒…はあ…」

P「音無さん、何か元気が無いですね？」

小鳥「これが…行き遅れた女の運命…」

P「あの…」

小鳥「こうして…私はお婆ちゃんになっても一人でお茶を飲んで過ごすのよ」

P「…」

小鳥「そして…最後は孤独死…なんと言う事でしょう…」

P「…小鳥？」

小鳥「ぴよ！？」

P「やっと気がついた」

小鳥「プロデューサーさん、何かご用ですか？」

P「いえいえ、この書類の事なんですが…」

小鳥「はい、これは…」

小鳥（そう言えば、最近まともに話して居るのはプロデューサーさんだけよね…）

P「ありがとうございます。助かりました」

小鳥「はい、頑張ってくださいね」

P「はい」

小鳥（しかも…仕事の話ばっかり…）

P「美希、そろそろ行くぞ」

美希「はいなの！！」

小鳥（年の差カップル…でも通用しそうなくらい美希ちゃんは可愛い…はぁ）

律子「小鳥さん、何か悩み事ですか？」

小鳥「律子さん…」

律子「ずっと俯いてボソボソ言ってましたから」

小鳥「このまま行き遅れの女として生きて行く可能性を考えていたんです」

律子「え～っ！？まだ小鳥さんは若い…」

小鳥「…ぴよ」

律子「…私、ちょっと外行ってきます」

小鳥「…行っちゃった」

小鳥「誰もいない…」

小鳥「ぴよぴよ…」

夕方

小鳥「はあ…帰ろ…」

美希「ハニー！！今からデートしよ！！」

P「子供はさっさと帰って寝ろ」

美希「そんなのってないの！！」

P「はい、お疲れ様でした。気を付けて帰れよ」

美希「もう…ハニーのバカ！！」

律子「また怒らせて…知りませんよ」

P「ははは…」

律子「それよりも、これからどこか食事にでも行きません？」

P「俺な、今からもう少し残って仕事するんだよ。だから…すまん」

律子「そうなんですか…じゃあ帰りますね」

P「悪いな、お疲れ！！」

P「さて、やるか」

小鳥「プロデューサーさん、残業ですか？」

P「少しだけですよ。明日でも問題無いんです」

小鳥「じゃあ…何で？」

P「最近美希と律子からのお誘いが多くて…そう言う事です」

小鳥「プロデューサーさんも大変ですね」

P「二人には悪いけど恋愛対象には見えないですから」

小鳥「ふふっ、お茶…淹れますね」

P「ありがとうございます」

小鳥（プロデューサーさん…あの二人は対象外なのね…）

小鳥「はい、どうぞ」

P「どうも…」

小鳥「それで…お仕事は？」

P「もう終わりですよ…少し時間をつぶしてから帰るだけです」

小鳥「もう、悪い人ですね」

P「残業代が付くわけじゃ無いから良いじゃないですか」

小鳥「そうですね」

P「お茶が…美味いな…」

小鳥（プロデューサーさん、可愛い）

P「俺、最近手相に凝ってるんですよ」

小鳥「へぇ…」

P「だから、見せてください」

小鳥「良いですよ、はい」

小鳥（男の人に触れるの…久し振り）

P「…」

小鳥「…」

P「…」

小鳥「…」

P「…」

小鳥「あの、プロデューサーさん？」

P「あっ！？はい」

小鳥「どうでした？」

P「いや、触ってただけです」

小鳥「ぴよ？」

P「触ってたら、ぷにぷにしてあったかくて気持ち良いな…って」

小鳥「はあ…」

P「触るのに夢中でした。あはは…」

小鳥「別に良いですよ、こんなおばさんの手で良ければ」

P「そんな事ないですよ…すごく良かったです」

小鳥「そうですか…」

小鳥（何か、プロデューサーさんの様子が変ね…）

P「そろそろ出ません？」

小鳥「あ、はい」

P「帰りに何か食べに行きましょうか？」

小鳥「はい、良いですよ」

P「じゃあ行きましょう」

小鳥「はあ…」

P「～♪」

小鳥「嬉しそうですね？」

P「女の人とご飯なんて滅多にありませんから」

小鳥「美希ちゃん達とは食べますよね？」

P「あいつらは…女の子と言うよりは妹みたいなもんですよ」

小鳥「律子さんは？」

P「同じくです」

帰り道

小鳥「久し振りに孤独な食事から免れたわね…」

小鳥「プロデューサーさんもご機嫌だったし、今日はなかなかいい日じゃない」

小鳥「いい夢、見られそう」

翌日

P「音無さん。今日こそ手相見ますよ」

小鳥「はい、どうぞ」

P「…」

小鳥「あの、どうです？」

P「ああ、結構良いんじゃないですか」

小鳥（うわ、適当…やる気無いわね）

P「…」

小鳥（良いですよ、好きなだけ触ってください）

美希「ハニー！！美希も見て！！」

P「飽きた」

美希「そんなのってないの」

律子「…」

小鳥「ふふっ…」

夕方

律子「プロデューサー、今日は…」

P「すまない、今日は音無さんと大事な打ち合わせをしないといけないんだ」

小鳥「は？」

P「そう言うわけだから先に出ててくれ」

律子「はい、それじゃ…」

P「お疲れさん！！」

小鳥「ぴよぴよ」

P「皆帰ったし…音無さん」

小鳥「はい」

P「少し話して帰りましょうか？」

小鳥「はい、お茶…淹れます」

小鳥（あれ？これって、まさか…）

帰り道

小鳥「今日も一緒にゴハン…まあ、楽しいけど」

小鳥「まさかプロデューサーさん…私の事…狙って…」

小鳥「…」

小鳥「いやいやいやそれはない！！ない！！絶対にない！！」

小鳥「私の勘違いよね…多分」

翌日

P「…」

小鳥（とうとう手相を見る建前すら無くなってるし…）

P「…」

小鳥（本当に触ってるだけになっちゃった）

P「…」

小鳥（でも、 ちょっとだけ気持ちいい）

P「あの、音無さん」

小鳥「何ですか？」

P「俺、音無さんって呼ぶのあまり好きじゃないんです」

小鳥「はあ…」

P「これからは小鳥さんって呼びますね？」

小鳥「はい、どうぞ」

小鳥（プロデューサーさんの様子がおかしい…まさか本当に…私…）

P「小鳥さん」

小鳥「はい」

P「小鳥って、可愛い名前ですよね」

小鳥「ぴよ」

小鳥（勘違いでもいい…これ、絶対に私の事を狙ってるわ…）

P「あの、今日の帰りも適当に歩きません？」

小鳥「はい、わかりました」

小鳥（攻められるって…こんなに困惑しちゃうんだ…）

P「小鳥さん」

小鳥「はい」

P「髪…綺麗ですね」

小鳥「…どうも」

夕方

P「小鳥さん、行きましょう」

小鳥「はい…」

律子「…はあ」

小鳥（もう…露骨に誘われてしまってるし…何か戸惑うな…）

小鳥「今日は…どこに行くんですか？」

P「ゲーセンです」

小鳥「ゲームやりたいんですか？」

P「小鳥さんとプリクラ撮ろうと思って」

小鳥「はあ…」

ゲームセンター内

P「じゃあ、撮りますよ～」

小鳥「きゃっ！？」

小鳥（プロデューサーさん…顔が近いです…あと、肩抱いてくるし…）

P「小鳥さん…いい匂いするんですね」

小鳥「ぴよ！？」

小鳥（やだ…そんな事言わないでよ…）

P「もう少し…寄りますね？」

小鳥「あの、だめ…です…」

P「寄りますね？」

小鳥「はい…」

P「はい、半分こです」

小鳥「どうも…」

P「～♪」

小鳥（私…全部顔真っ赤…」

P「今日は冷えますね～」

小鳥「はい、そうですね…」

P「寒いし手、繋ぎましょうね？」

小鳥「あの、待って…もう…」

P「じゃあ、帰りましょう」

小鳥（手まで繋いで…何やってるんだろ…私…）

P「いやあ、あったかいですね」

小鳥「はい…そうですね…」

翌日

P「小鳥さん。ゴハン食べたら屋上で話しません？」

小鳥「はい、良いですよ」

P「小鳥さんの弁当…いつも綺麗ですね」

小鳥「はあ…何か食べます？」

P「はい！！」

小鳥（最近のプロデューサーさん…ちょっと困っちゃうけど…可愛いな…）

P「小鳥さんが俺の弁当とか作ってくれたら仕事もっと頑張れるのにな」

小鳥「たまになら…良いです」

P「ありがとうございます！！」

屋上

P「最近は小鳥さんと居る時間が増えて本当に嬉しいな」

小鳥「最近のプロデューサーさん、どうしたんですか？」

P「何か、おかしいですか？」

小鳥「おかしいですよ…私ばっかり」

P「それより、外はやっぱり寒いですね」

小鳥「そうですね…そろそろ戻りましょう」

P「いえいえ、こうすれば…」

小鳥「プロデューサーさん？…きゃっ！？」

小鳥（ええ～っ！？何で抱きしめるのよ！？）

P「あったかいし…いい匂い…」

小鳥「あの、プロデューサーさん…こんなの、その…困ります…」

P「気持ちいいな…このままで居たい…」

小鳥（こんな時こそ…お姉さんらしくしないと）

小鳥「プロデューサーさん！！」

P「はい」

小鳥「あんまりお姉さんをからかうんじゃありません！！」

P「別にからかってないですよ？」

小鳥「私が困ってる所を見て楽しんでるんでしょ？」

P「困った顔の小鳥さんはとても可愛いですよ」

小鳥「もう…困らせないで…ね？」

P「それは無理です…諦めてください」

エロはいるかな？

じゃあ本番無しのきわどい所までで行く

小鳥「そんな…私、どうしたら」

P「俺、これからも小鳥さんの事…いっぱい困らせますから」

小鳥「本当に…困るの…」

P「そんな顔してもダメです」

小鳥「ぴよぴよ…」

P「今日は事務所に二人で残りましょうね？」

小鳥「いや、帰ります…」

P「ダメです…いい子だから言う事聞いてください」

小鳥「……や」

P「帰しませんからね？」

夕方

小鳥「本当に帰してもらえなかった…」

P「俺、小鳥さんの淹れたお茶が飲みたいです」

小鳥「はい、淹れてきますね」

P「お願いします」

小鳥（屋上の時の怖いプロデューサーさんじゃない…良かった）

P「あっちのソファで飲みましょう」

小鳥「はい」

P「はあ…お茶が美味しい…」

小鳥「隣に座るんですね」

P「だって今から小鳥さんとキスするんだから…この方が良いでしょ？」

小鳥「え？…キス？」

P「はい、今からキスします」

小鳥「何で…いきなりそんな…」

P「最近小鳥さんが可愛くて仕方ないんですよ」

小鳥「そうなんですか？」

P「そうなんです。困った事に」

小鳥「プロデューサーさんは私の事が好きなんですか？」

P「そりゃそうですよ。じゃないとこんな事するわけないじゃないですか」

小鳥「プロデューサーさん…すごく積極的で強引だったから怖かったです」

P「まあ、許してください」

小鳥「でも…ふざけてるんじゃなくて良かったです」

P「でも小鳥さん」

小鳥「はい」

P「今から小鳥さんとキスする事実は変わらないんですよ？」

小鳥「でもその前にちゃんとお付き合いしないとダメですよ？」

P「じゃあ今から小鳥さんは俺の彼女になると言う事で」

小鳥「もう決まってしまったんですか？」

P「そうなんです。悲しい事に」

小鳥「ぴよぴよ…」

P「俺、もう我慢しません」

小鳥「あっ！？ちょっと！？…んむっ！？」

P「んん…ん…ん…」

小鳥（どうしよう…キス、しちゃった…）

小鳥「んふ…ん…ちゅ…ん…ちゅ…」

P「ん…ぷは…小鳥さん…キスしちゃいました」

小鳥「プロデューサーさん…強引です」

P「でも…幸せでした」

小鳥「プロデューサーさんがこんなにエッチだなんて知りませんでした」

P「そうだな…エッチも…したいな」

小鳥「ぴよっ！？」

P「小鳥さん…ちゃんと責任、取りますよ？」

小鳥「でも…私、した事無いんです」

P「ええっ！？そうなんですか？」

小鳥「お恥ずかしながら…」

P「じゃあここだと…ちょっと可哀想ですね」

小鳥「はい…可哀想ですね」

P「日を改めましょう…次の休みでいいや」

小鳥「段取り上手ですね」

P「プロデューサーですから！！」

小鳥「あんまりカッコ良くありません」

P「せっかくだから…イチャイチャしません？」

小鳥「イチャイチャ？」

P「恋人同士になったわけだし…ね？」

小鳥「はあ…良いんじゃないですか？」

P「じゃあ…小鳥…」

小鳥「あ…プロデューサーさん…ちゅ…」

P「小鳥は可愛いな…頭撫でてやるよ」

小鳥「あ、これ…気持ちいい…」

P「小鳥…」

小鳥「プロデューサーさん…好き」

P「うん、俺も好き…」

小鳥「…」

P「…」

30分後

P「あんまりすると…最後まで行っちゃうからここまでにしておきます」

小鳥「はあ…はあ…何となくですけど…エッチな事がしたくなる気持ちはわかりました…」

P「何か、疲れましたね」

小鳥「はい…」

P「帰りましょうか」

小鳥「そうですね」

P「あの、二人の時は敬語を無しにしません？」

小鳥「良いですよ？」

P「小鳥…これからよろしくね？」

小鳥「うん、よろしく」

P「何か食べて帰ろうか？」

小鳥「そうだね。鍋がいいな～」

P「腕組もうよ」

小鳥「うん、これで良い？」

P「バッチリだよ」

小鳥「ぴよぴよ」

翌日

P「おはようございます」

小鳥「プロデューサーさん。おはようございます」

P「小鳥、今一人？」

小鳥「はい、そうですね」

P「敬語はイヤだよ」

小鳥「でも…誰が来るかわからないし」

P「じゃあ皆が来るまで小鳥のおっぱいでも揉んでおこう」

小鳥「ストレートで潔いですね」

P「まあ、冗談だけどね」

小鳥「私は本気だと思ってました」

P「俺はそこまで鬼畜じゃないよ」

小鳥「そうでしょうか？」

P「そうだよ」

小鳥「じゃあ…キスまでなら良いですよ？」

P「それも見つかるとヤバイけどね」

小鳥「今日は私の家でゴハン食べて行きませんか？」

P「小鳥の手料理か…楽しみだな」

小鳥「私、結構得意なんです」