医者「もう…たかしさんの事すら分からなくなってる状態です…」
('A`)「どうすれば治るんですか!?」
医者「……」
('A`)「先生!!!!」
医者「我々も最善を尽くさせて頂きます…」
医者「明日にでもオペを…お…」
医者「おべ…お…べべ…」
('A`)「先生?」
医者「おべべべべ」
('A`)「ひい!」
医者「おべべべべ」
('A`)「う、うわぁあああああ!!!!!!」
産業で
>>2
J(^q^三^q^)し「おべべべべ」
医者「おべべべべ」
('A`)「う、うわぁあああああ!!!!!!」
看護師「どうされました!?」
('A`)「せ、先生が!」
医者「おべべべべ」
看護師「ひっ…」
('A`)「くっ来るな!来ないでくれ!」
医者「おべべべべ」
看護師「とりあえず逃げましょう!」
医者「おべべべべ」
タッタッタッ…
('A`)「はぁっ…はぁっ…」チラッ
看護師「はっ…はっ…? なんですか?」
('A`)「(この人まであんな事になったりしないよな…)」
('A`)「いえ、なんでもないです」
看護師「そうですか」
看護師「追っては来ないみたいですね」
('A`)「ええ…」
おべべべべ
('A`)「!?」
患者「おべべべべ」
('A`)「そんな…他の患者も…」
看護師「どうしてこんなことに…」
患者2「おべべべべ」
('A`)「と、とにかくロビーに!」
看護師「はい!」
('A`)「!!…」
看護師「良かった…ここはまだ大丈夫みたいですね…」
受付「あの、どうしたんですか?そんな大急ぎで…」
看護師「実は…」
('A`)「看護師さん!説明してる暇は…!」
看護師「あぁ…確かに…」
受付「えと…一体何が」
('A`)「いいから!一緒に来てください!」
看護師「他の患者さんもお願いします!」
男「なんだなんだ?」
女「どうしたのかしら…」
('A`)「皆さんすぐに外に出て!」
老人「いや君、いきなりそんなことを言われてもね」
看護師「ちゃんと後で説明しますから!」
おべべべべ
看護師「うっ…!」
患者「おべべべべ」
('A`)「ヤバい、もう来た…!」
幼女「ママーあの人達…」
幼女「ママ」
母「……べ…」
('A`)「ま、まさか…」
('A`)「君!お母さんから離れるんだ!」
母「おべべべべ」
幼女「マ…マ……?」
('A`)「クソッ!」グイッ
幼女「ふえ!?」
('A`)「一緒に来るんだ!早く!」
幼女「やだぁ!離して!」
母「おべべべべ」
看護師「たかしさん!」
('A`)「分かってる!ほら…ママは大丈夫だから…ね?」
幼女「ママァアアア!!!!」
母「おべべべべ」
('A`)「ぐ…外に出たはいいがどこに逃げれば…!」
看護師「どこでもいいです!この場から離れないと!」
幼女「ひぐっ…ママァ…」
男「あの、ではひとまずこの先の公園に…」
('A`)「…そう、しましょうか」
女「よしよし…大丈夫…大丈夫だよ…」
幼女「ぐすん…」
受付「……」
男「…それで…これは一体…?」
看護師「私達にも正直、何が起きてるか分かりません…」
看護師「私はこのたかしさんの叫び声を聞きつけて…」
('A`)「あ…残りは俺が話します…」
('A`)「実はうちの母の様子が、少し前からおかしくなって」
女「あの人達みたいな状態に…?」
('A`)「ええ…」
('A`)「お医者さんにもお手上げみたいです」
男「治せない病だと…?」
('A`)「いえ、そうじゃなくて…」
('A`)「分からないんです。あれが何という病気か」
看護師「私もあのような症状は知らないです」
女「そんな…じゃあどうしようもないじゃないですか…」
幼女「ママは…?ママはどうなるの?」
('A`)「……」
看護師「……」
男「……」
女「……」
受付「…あのね…ママはね…」
幼女「ママ…もう戻らないの?」
('A`)「っ……」
幼女「ねえお兄ちゃん…」
('A`)「…ごめん、分からないよ」
幼女「…うっ…ひぐ…」
男「俺、一度病院の様子を見てきます」
看護師「だっ駄目ですよ!危険です!」
男「でも」
('A`)「俺も行きます」
女「たかしさん…」
('A`)「看護師さんと女さんはその子をお願いします」
看護師「…分かりました。ではあそこの遊具の中に隠れておきますので」
男「では…行きましょう、たかしさん」
受付「あの…私も行きます」
('A`)「いやしかし」
受付「大丈夫です。私走るのは得意なので、足手まといにはなりません」
男「そこまで言うなら…」
('A`)「よし、じゃあ…ん?」
…お……べ
男「聞こえましたね…女さん達は早く隠れて!」
女「は、はい!行きましょう看護師さん!」
タッタッタッ
('A`)「さっきの声…あの人達外に出てきたみたいだな…」
受付「このままじゃ街中に広がるんじゃ…」
男「全くなんでこん……っ!!」
患者「おべべべべ」
受付「ひっ」
('A`)「行きましょう!」
男「ええ!」ダッ
患者「おべ…べっ!」ギュンッ!
男「え!?」
患者「おべべべべ!!!」ガッ
受付「や、いやぁああああ!!!!!」
患者「おべっ!!おべべべ!!」ギギギギ
受付「いだっ!!やめて!!耳引っ張らないで!!!」
('A`)「こ、こいつ!離せよ!!!」
患者「…おべ」スッ
男「なんだ…?あっさり…」
患者「おべぇえええええ!!!!!」バキィッ!!!
男「あがっ!!」
('A`)「クッソ…!離せっつってんだろが!!」ドゴッ
患者「おべべ!!」
受付「あぅ…ぐ…」
男「げほっ…ってぇ…」
('A`)「二人とも、大丈夫ですか!?」
受付「すみませんあんまり…うぅ、ちょっと血出てる…」
患者「おべ、おべべべべ。おべべ」バタバタ
男「もう襲っては来ないみたいですね…行きますか」
('A`)「……」
受付「嘘…なにこれ…」
男「冗談じゃないぞ…ゾンビ映画かよ…」
患者「おべべべべ」
医者「おべべべべ」
('A`)「ここから逃げなかった人は…全滅か…」
男「どうします?」
受付「私達も今は平気ですけど…単に症状の進行が遅いだけかもしれませんしね…」
('A`)「…それなら尚更逃げるわけにはいかないでしょう」
('A`)「何としてでも治療法を探さないと…」
('A`)「とりあえず、母の病室に言ってみましょう」
患者「おべべべべ」
男「……」
受付「さっきみたいに襲ってきませんね…」
('A`)「目についたものは襲う、という病気ではないってことか…」
男「たかしさんのお母さんの病室は…」
('A`)「…地下です」
受付「うちの病院では特別な患者さんは地下の病室に入ってもらうんですよ」
男「地下ですか…少し怖いですね」
幼女「……ぐすっ」
看護師「たかしさん達…無事だといいけど…」
女「そうですね…」
幼女「…ねえお姉ちゃん、おしっこ…」
女「あっ…」
看護師「どうしましょう、今外に出るのは…」
女「幼女ちゃん…だったかな?どうしても我慢できない?」
幼女「……」ブンブン
看護師「まあトイレはすぐそこにありますし…」
女「じゃあ、外の様子を見てから…」
フッ
女「…あれ?なんで暗く…」
おべべべべ
カサカサカサカサカサカサカサカサ
市民「おべべべべ」
女「ひっひぃいいいい!!!!!!!」
看護師「遊具に…張り付いてるの…!?」
幼女「なに…?お姉ちゃん、どこ!?」
女「あ…ぅ、こ、ここよ!」
市民「おべべべべ…」スッ…
看護師「あ…や…」
看護師「いやぁああああ!!!!!」
市民「おべ…べべべ…」グググググ
看護師「かっ…へ…ぐ、げ…ぇぐ…」ピクピク
女「やめて!なんでそんなことするの!」
幼女「あ゙ぁあ゙ああああ!!!!」
市民「おべべべべ」カサカサ
市民「おべべべべ」カサカサ
市民「おべべべべ」カサカサ
?「コラコラ…どけ変態共…」バキッ!!!
女「…え?」
市民「おべ!おべべべ!!」
('∀`ト)「とっとと失せろ…!」ギン
市民「おべべべべ…」スッ…
看護師「ごほっ!ごほっ!!」
('∀`ト)「大丈夫かい、あんたら」
女「あの…あなたは…」
('∀`ト)「いやなに…」
('∀`ト)「妻と…同じような人間が溢れてるから心配になってね…」
看護師「げほ…つ、妻?」
('∀`ト)「ああ、説明しにくいんだが…」
女「あ…もしかしてたかしさんの…?」
('∀`ト)「え?なんでうちの息子を知ってるんだい?」
看護師「実は色々ありまして…」
('∀`ト)「ふむふむ…なるほど…」
('∀`ト)「となると…元凶はうちの家内ってことかな」
女「いえ、まだそうと決まったわけでは」
幼女「あぅ…おしっこぉ…」
('∀`ト)「ん?おトイレかな?よし着いておいで」
幼女「漏れちゃう…」
('∀`ト)「おじさんが中までついていってあげよう」
女「あの、私達が」
('∀`ト)「ハッハッハ大丈夫だ。任せなさい」
幼女「おじちゃん…早くぅ…」
('∀`ト)「はいはい」サササ
看護師「……変わった人ね」
幼女「……」ヌギヌギ
幼女「おじちゃん、中まで来られたら狭いよ…」
('∀`ト)「便器の中から怖い人が襲ってくるかもしれないだろう?」
幼女「そうなの…?んっ…」ショロロロロ
('∀`ト)「……」ジーーーーーーーー
幼女「…おじちゃん何見てるの?」
('∀`ト)「夢と希望だよ」
幼女「???」
('∀`ト)「お待たせ」
看護師「あの」
('∀`ト)「なんだい?」
女「私達、病院に行こうと思うんです」
看護師「どこに居ても危険なようですし…」
看護師「それならいっそ病院でたかしさん達のお手伝いをと」
('∀`ト)「…ふむ。まあ確かに人出は多い方がいいね」
('∀`ト)「よし…行こうか」
('A`)「…マズいな…」
男「何がですか?」
('A`)「ほら、もう日が落ちた」
受付「あっ…」
('A`)「それにさっきから電灯が落ちたり点いたり…」
男「患者が配電盤を弄って遊んでるんでしょうね…」
受付「念の為、懐中電灯取りに行きましょう」
タッタッタッ
('∀`ト)「病院は…あっちか」
女「あのートーチャンさん」
('∀`ト)「んー?」
女「幼女ちゃん背負ってる状態でそんなに走ったら疲れちゃいますよ」
('∀`ト)「気にしないでくれ。この速度じゃないと良い感触が生まれないんだ」
看護師「良い感触…?」
幼女「お、おじちゃんあんまり揺らないで…」
('∀`ト)「ん、そうだ。早いとこたかしに連絡取った方がいいな」
看護師「あ、じゃあその間私が幼女ちゃんを」
('∀`ト)「結構」プルルル
('∀`ト)「あ、たかしか?」
('A`)『トーチャン!?』
('∀`ト)「今回の件については把握している」
('∀`ト)「今は女さんと看護師さんとマイエンジェルとそちらに向かっているところだ」
幼女「マイエンジェルってだーれ?」
('A`)「ああ…ああ…分かった。それじゃ」ピッ
受付「お父さん?」
('A`)「ええ、女さん達とこっちに向かってるみたいです」
男「危ないじゃないですか」
('A`)「うちの父がいるんで平気ですよ」
('A`)「特に幼女ちゃんは」
受付「???」
('A`)「あ、父には病院内で無事な人がいないか調べてもらうことにしました」
男「了解です。行きましょう!」
('A`)「…はぁ…ホラー映画みたいだな…」スタスタ
男「俺苦手なんですよ…夜の病院って…」
受付「…?」
受付「なんか…やけに静かですね」
男「そういえば確かに…」
ザッ
('A`)「おっ…」
男「どうやら…息を潜めてただけみたいですね…」
患者「おべべべべ」
受付「な、なるべく刺激しないように…」
患者「おべ…おべべ……」
('A`)「ええ…」
患者「おべべべ」シュッ
受付「メ、メス…!?」
患者「おべべべべ!!!」ザクッ!!!
男「うぁ゙あ゙あああああ!!!!!」
('A`)「こい、つ…!目を…!!!」
ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッ
男「ぎゃぁああ!!あっ!がぁあああああ!!!!」
受付「離れて!!離れなさいよ!!!」
('A`)「ち、力強すぎんだろこいつ…!!」
男「……」
受付「お、男さん…?」
患者「…おべ」
('A`)「…駄目だ」
患者「おべべべべ」
('A`)「逃げろ!!!」
('A`)「はぁ…!はぁ…地下…!地下は…!」
受付「こっちです!こっち!階段で降りましょう!!」
タッタッタッ
('A`)「あっ…はっ…ぐ、はぁ…」
受付「はぁっ…振り切った…みたい…ですね…はぁっ…」
('A`)「…男さん…」
受付「……」
('A`)「…いや、ウジウジしてられない」
受付「……行き、ますか」
('A`)「ああ…」
('∀`ト)「ふむ…どうもこれは…」
女「おかしい…なんなのよこれ…」
看護師「無事な人、いるんでしょうか…」
幼女「おじちゃん…怖い…」
('∀`ト)「…目を瞑っておくんだ」
幼女「うん…」
('A`)「あそこだな」
受付「ええ…」
('A`)「……」
カチャッ
('A`)「…!?」
受付「え…?なんで…」
?「おや…まだまともな人間がいたか…」
受付「…医院長……」
J( 'ー`)し「……」スー…スー…
('A`)「カーチャン…」
医院長「…君は、たかしさんか」
受付「医院長…何もかも知ってるって顔ですね…」
医院長「諸悪の根源、悪の親玉、黒幕…そんなものだと思ってるかね?」
医院長「確かに原因は私だが、元凶ではない」
医院長「些細な事だが、私は取り返しの付かないミスを犯してしまってね…」
医院長「たかしさん。君のお母さんの病気は未だに原因不明だ」
医院長「私にもどういう病気なのかさっぱり分からない」
医院長「ただ一つ言えるのは…感染するタイプのものだと言うことだ」
医院長「もっとも、全員が全員感染するわけではないようだが」
('A`)「…ミスってのは?」
医院長「感染を防ぐ薬が、できたんだ」
医院長「君のお母さんの血液から生まれたものだ」
医院長「少しの間しか効かないがね」
医院長「君のお母さんを診る者にはそれを配っていたのだが…」
('A`)「なるほどな。渡し忘れたってわけだ。確かに些細なミスだよ、クソが」
('A`)「裏で変な組織がとんでもねえ計画でもやってんのかと思ったら…」
('A`)「テメエの老いが引き起こしただけってことかよ…!」
('A`)「この事態、どう責任取るつもりだ!!!!」グイッ
医院長「落ち着いてくれ。もう薬は完成した」
受付「ほ、本当ですか!?」
医院長「ああ、これだ」スッ
医院長「確証はないが…既に感染してる者にも効くはずだよ」
医院長「それと、薬の作成方法はこの資料に」
受付「あ、はい…」
('A`)「俺の母親は…どうなるんだ」
医院長「私が治療した。もう大丈夫だ」
医院長「ほら…」
J( 'ー`)し「ん…うん…んん?」
('A`)「っ!カーチャン!!」
患者「あ、ありがとうございます…」
看護師「良かった…無事な人がいて…」
('∀`ト)「運良くああならない人間もいるみたいだね」
女「でも…もう他にはいないみたいですね」
('∀`ト)「よし…たかしに連絡を…」プルルル
('A`)『もしもし!無事かトーチャン!』
('∀`ト)「ああ、問題ない」
('A`)『治療薬が手に入った!カーチャンも一緒だ!』
('∀`ト)「本当か!」
('A`)「今そっちに…おっ着いたか」
('∀`ト)「おお…成長したな、我が息子よ」
('A`)「くだらねーこと言ってんじゃねえよ。ほら薬だ」
女「…ねえ…男さんは…?」
('A`)「…駄目だった」
女「!!…そ、それって…」
受付「…すみません」
女「……ううん」
?「……お…」
('A`)「!?」
男「…お…おい…勝手に…殺さないでくれよ…」ズズ…
女「男さん!!」
男「ほら…救急箱持ってきたからさ…誰か手当してくれると嬉しいんだけど…」
看護師「は、はい!私がします!」
('∀`ト)「よし、まずは公園に戻ろうか」
J( 'ー`)し「トーチャン…」
('∀`ト)「カーチャン…」
J( 'ー`)し「その大事そうに背負ってる女の子は誰かしら?」
('∀`ト)「ははは目が怖いよカーチャン」
その後
('A`)「何とか収まって良かったな…」
('∀`ト)「ああ、幼女ちゃんのお母さんも元に戻ったしな」
J( 'ー`)し「あなた、また手を出したのね?」
('∀`ト)「何を言う。俺が愛してるのはカーチャンだけだぞ」
J( 'ー`)し「トーチャン…」
('∀`ト)「だから目が怖いよカーチャン」
J( 'ー`)し「…お?」
('A`)「んー?どしたカーチャン」
J( 'ー`)し「…べ」
('∀`ト)「…おい?」
('A`)「カーチャン!?」
J( 'ー`)し「……おべ…」
('A`)「カーチャン!!!!!」
J( ^ー^)し「おべ…べべべ…」
J( ^q^)し「おべべ?」
J(^q^三^q^)し「おべべべべ」
('A`)「カーチャン……」
('A`)「くだらねー演技やめろ」
J( 'ー`)し「なぜバレた」
('A`)「あの病気かかってもそんな動きしねーんだよ!」
~終べべべべ~
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