さやか「雑誌で見たことあるけど、これがホンモノかぁ……」

まどか「さやかちゃん何持ってるの？」

さやか「ぴゃい！」　カチッ

　θ＜ｳﾞｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ

さやか「ひゃっ！スイッチ入っちゃったよ」

まどか「なにそれ？振動してるけど、何かのおもちゃ？」

さやか「おもちゃ……うん、まあおもちゃっていえばおもちゃらしいけど。
　　　　　いや！真正ピュアガールのまどかにはまだ早い！見ちゃいか～ん！！」

＜ガチャッ

マミ「お待たせ。紅茶が入ったわよ」

さやか「わあぁっ！！」

さやか「まどか！隠して！これ隠して！！」

まどか「えっ？えっ？」

マミ「どうしたの？」

さやか「え、いやその、いぇ～いまどかに罰ゲームだ！さやかちゃんアターック！」　ｺﾁｮｺﾁｮ

まどか「ちょ、何するのさやかちゃん、ﾃｨﾋ、ﾃｨﾋﾋﾋﾋﾋ」

マミ「あらあらじゃれあっちゃって、うふふ」

さやか（いいから！頼むからこの隙にコレをマミさんから見えないところへ！） ﾋｿﾋｿ

まどか「ﾃｨﾋﾋ、わ、わかったよ、ﾃｨﾋﾋ！」　ｺﾞｿｺﾞｿ

さやか（サンキューまどか！）「はぁ、はぁ、こんなもんで許してあげようか」

まどか「も、もぅひどいよさやかちゃんったら、ﾃｨﾋﾋ」

マミ「仲が良くてうらやましいわぁ」

さやか「そりゃもう、まどかはさやかちゃんの嫁ですからね！」

まどか「へへ……（どうしよう、とっさすぎて、へ、ヘンなところに挟み込んじゃった）」

まどか（それにしてもコレ何なのかな？あんなに必死になって隠すなんて）

マミ「今日はショコラケーキを作ってみたのだけれど……
　　　ごめんなさい、初めて作ったからちょっと凹んじゃったわね」

さやか「え～っ？全然気になりませんよそんなの！いっただきま～す！
　　　　　あ、まどか、そっちのフォーク取って」

まどか「うん。よいしょ」　グイッ　カチッ！

　θ＜ｳﾞｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ

さやか「！」

マミ「！！」

まどか「！！！　……ど、どうぞさやかちゃん、フォークだよ」

さやか「あ、ありがと……（この音……まどかが動いた拍子にスイッチ入っちゃった？）」

マミ「め、めしあがれ……（嘘、この音……ベッドの下にあるのに、勝手に動き出したの？！）」

まどか「お、おいしそう、だね……（スイッチが……ていうか、な、何！？何このヘンな感じ！！）」

マミ（ど、どうしよう……もしアレが二人にバレたりなんかしたら、もう死ぬしかないじゃない！） ｿﾜｿﾜ

さやか（やばいやばいやばい、マミさんまだ気付いてないかな？なんとかアレを元の場所に…） ｿﾜｿﾜ

まどか（くすぐったい、っていうよりなんだかジンジンする！
　　　　　なんだか分からないけどこんなの絶対おかしいよ！！） ｿﾜｿﾜﾊｧﾊｧ

マミ（仕方ないわ……とにかく二人に部屋から一度出てもらわないと）

マミ「あ、ああっ、いけない！忘れてたわ！きょ、今日はお客様がいらっしゃるのよ」

さやか「えっ？そうなんですか」

マミ「ごめんなさい、せっかくケーキを出したばかりで本当に悪いのだけれど、今日は……」

さやか（くっ……今撤収したらアレを戻すチャンスが無い！時間を稼がないと）

さやか「そ、そうなんですかぁ～。お客って誰なんですか？」

マミ「えっ！？そ、それは……（うちに来る人？美樹さん達以外で？）」

さやか「それは？」

マミ「え、えっとね……さ、佐倉さんよ」

さやか「な～んだ、だったら別に私達が居てもいいですよね」

マミ「そ、それもそうね、うふふふふ（うわぁ私の馬鹿ぁ！）」

まどか「……ん………んっ…………」　ﾋﾟｸｯ ﾋﾞｸﾝ

＜ピンポ～ン

マミ「！」

さやか「おっ、杏子来たのかな？」

マミ「そ、そうかもね。見てくるわ」
　　 （本当にお客様が来るなんて…でもチャンスよ。佐倉さんじゃなければそれを口実に帰ってもらえるわ）

マミ「はいは～い、お待たせしまし……えっ？」

ほむら「……上がらせてもらっても、いいかしら」

マミ「えっと……」

ほむら「まどかも来ているんでしょう？さっき会ったQBに聞いたわ」

マミ「そう……あ、上がって？」（うわあぁん人が増えちゃったわあぁぁ）

　・　・　・

さやか「今のうちだよまどか！さっ、アレを出して！」

まどか「う、うん……っ！」

さやか「どうしたのさ？」

まどか「え、えっと……」
　　　　（やだ、なんだか濡れてる！お漏らししちゃったのかな……どうしよう、さやかちゃんに渡したらバレちゃうよ……）

さやか「なにモタモタしてんのさ！マミさん戻ってきちゃうよ！」

まどか「で、でもぉ……」

＜ガチャッ

さやか「わあぁ！また隠して！！」

まどか「あ、うん」　ｻｯ ｺﾞｿｺﾞｿ

マミ「お、お待たせ……」（あっ！音が消えてる……自然にスイッチが切れたのね、良かったぁ！）

ほむら「……こんにちは」

さやか「ええっ、ほむら！ほむらがマミさんちに遊びに来るなんて珍しいじゃん」

ほむら「たまたま気が向いただけよ。……？　まどか、どうかしたの？」

まどか「ほ、ほむらちゃん……な、なんでもないよ、ﾃｨﾋﾋ」


まどか（どうしよう……今度は、ぱ、パンツの内側に入っちゃったよ……うぅ、グリグリしてなんか変……）

ほむら「本当？なんだか顔が赤いわよ？」

まどか「そ、そんなことないよ、私元気だよ！ﾃｨﾋﾋ！」

ほむら「……美樹さやか。あなたはずっとまどかのそばにいながらまどかの体調に気付かなかったの？」

さやか「あーいや、なんというかそれどころじゃなかったといいますか……
　　　　 それよりまどか、本当に体調悪いの？」

まどか「本当に大丈夫だから、みんなでケーキ食べようよ、ねっ？」

マミ「そうね。でも鹿目さん、本当に具合が悪いのなら遠慮しなくていいからね？」

まどか「も、も～みんな心配性だねっ！あ、今ほむらちゃんにもケーキを…」　グイッ　カチッ！

　θ＜ｳﾞｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ

まどか「ひゃうぅっ！」

マミ・さやか「！！！」（またスイッチが！！）

ほむら「まどか！どうしたの！？」

まどか「な、なんでもないよほむらちゃん、その…静電気！静電気がバチッと来てびっくりしたんだよ、ﾃｨ、ﾃｨﾋﾋっ」

ほむら「そう……ならいいけど……」

まどか（ううう、うあぁぁ、じかに当たってるのって、ああっ、ううっ）　ﾋﾞｸｯ

ほむら「……ねえ、誰か携帯着信してないかしら？　どこかで振動してるわよ」

マミ「えっ！そ、そうかしら？私には聞こえないわ」

さやか「う、うーん、さやかちゃんも聞こえないなぁ」

まどか「き、きっとほむらちゃんの気のせいだよ、ﾃｨﾋﾋ」

ほむら「そうかしら……確かに聞こえるのだけれど」

まどか（も、もっと脚をきつく閉じれば、音が漏れ無くなるかな……えいっ！）　ギュムッ

　ﾇﾙﾝ　ｽﾞﾑﾑﾑｯ

まどか「うぁっ！」　ﾋﾞｸｯ！

ほむら「！　まどか、大丈夫！？」

まどか「だ、だいじょ、うっ」（うあぁっ、今のでちょっと、お、奥に、んんんっ） ﾋﾞｸｯ　ﾋﾞｸｯ

ほむら「大丈夫じゃないわ、こんなに震えて！」

さやか「………」（っていうか、まさかとは思ったけど、まどかがアレを隠した場所って、あのリアクションからすると……）

マミ「………」（アレの音……よく聞くとどう考えてもベッドの下からじゃない……そして鹿目さんのあの様子……）

マミ（まさか……鹿目さんの私物！？　私の家でこっそり背徳プレイ！？）　

ほむら「巴マミ、ベッドを借りるわよ！
　　　　　まどか、辛いだろうけど一旦立ってベッドまで移りましょう」　グイッ

まどか「ま、待って、今立ったら、あっ」　ﾖﾛﾖﾛ

　　ﾌﾞﾗｰﾝ　ﾌﾞﾗｰﾝ　ﾌﾞﾗｰﾝ……

まどか（よ、良かった、パンツに引っかかって落ちてない、バレてないよ……） ﾎｯ

さやか「………」（まどかのスカートの中から……）

マミ「………」（リモコンがぶら下がってる……）

ほむら「さぁここに横になって、ゆっくり休みなさい」 ←気付いてない

ほむら「布団をかけるわね」　ﾌｧｻｯ

まどか「うん、ほむらちゃん、ありがとう、うっ」　ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

ほむら「礼には及ばないわ。……ん、布団のこっち側がはみ出してるわね……」　グイッ　グリッ！

　[Power Volume] min　→→→→→→→→→　MAX
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｸﾞｲｰｰｰｯ

ほむら「痛っ！何か膝に硬いものをこすってしまったわ」

　<<<θ>>>＜ｳﾞｳﾞｳﾞｳﾞｳﾞｳﾞｳﾞｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｯｯｯ！！

まどか「んあああああっ！！」

ほむら「まどか！！大丈夫！？」　ガバッ

まどか「あああ熱いよ、な、何か来るよぉ、ヘンな感じだよぉ」　ｶﾞｸｶﾞｸ

ほむら「しっかりして！い、今救急車を」

まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃあぁん」

ほむら「私はここにいるわよまどか！何でも言っ」

　　ｶﾞﾊﾞｯ　ﾀﾞｷｯ　ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン！！

さやマミ「！！　や、やったッ！！」

ほむら「！！！！！！！！！！」

まどか「ほむらちゃ、ほむらちゃぁん」　ﾁｭｯﾁｭｯ　ﾚﾛﾝ　ﾇﾌﾟｯ

ほむら「ふはぁ、まどか、まどかぁ」　ﾁｭｯﾁｭｯ　ﾁｭﾊﾟｯ　ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

さやか「おおう、これは……」

マミ「ま、まぁ……」

まどか「ほむらちゃん、あぁ、わたし、なんだか、ああっ、もう、ああっ！」　ﾋﾞｸﾋﾞｸ ｶﾞｸｶﾞｸ

ほむら「心配ないわっ、まどかっ、あなたは私が、守るわ、あっ」　ｷﾞｭｯ

まどか「うああああああああああああっ！！！！」

　　ビクッ！　ビクビクッ！　ビクッ！　ビクッ……

まどか「……はぁ……はぁ……はぁ……」

ほむら「……収まったようね。こ、こうしてはいられない、早く救急車を」

　　ｽﾞﾙﾘ　ﾎﾟﾛﾝ　ﾄﾞｻｯ

さやか「あっ」

マミ「あっ」

ほむら「？　ベッドから何か落ちたわ……こ、これは！」

　θ＜ｳﾞｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ

ほむら「もしかして、さっきまでのまどかの様子は……」

まどか「ち、違うのほむらちゃん、私はそんなイケナイことする子じゃなくて、その、あの」　ｱﾀﾌﾀ

ほむら「……よかった」

まどか「えっ？」

ほむら「あなたが病気じゃなくて本当によかったわ、まどか」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「それに……」　盾ｺﾞｿｺﾞｿ　ｽｯ

まどか「！　ほむらちゃん、それって……」

ほむら「……私と、おそろいだもの」　θ＜ｳﾞｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ



　　　魔法少女まどか☆マギカ　第Ｘ話　わたしの、最高のオナ達　　～Fin～

　　 /.　　　ノ、i.|i　　　　　､、　　　　　　　　　ヽ
　　i　　　 | ﾐ.＼ヾヽ､＿＿_ヾヽヾ　　　　　　　 |
　　|　　　i　､ヽ_ヽ､_i　 , /　`__,;―'彡-i　　　　 |
　　i　　,'i/　`,ﾆ＝ﾐ`-､ヾ三''―-―'　/　　　　.|

　　　iｲ | |' ;'(( 　 ,;/　'~ ゛　 ￣`;)" c ﾐ　　　　 i.
　　　.i　i.| ' ,||　 i| ._　_-i　　　　||:i　　　| ｒ-､ 　ヽ、　　　／　 　 ／　　 /　　|　＿|＿　―　/／￣7l l ＿|＿
　　 丿　`|　((　　_゛_i__`'　　　　(( ;　　 ﾉ//　i　|ヽi.　_／|　　_／|　 　 /　 　|　　｜　 ―　/　＼/　　 　｜　　―――
　 /　　 　i　||　 i` - -､` i　 　 ﾉﾉ　　'i /ヽ |　ヽ 　　　　|　　　　|　　/　　 　| 　 丿　＿／　　／　　 　 丿
　 'ﾉ　　..　i )) 　'--､＿`7　　 ((　　　, 'i ﾉノ　　ヽ
　ノ　　　　 Y　　`--　 " 　　　))　　ﾉ ""i　　　　ヽ
　　　　　　ﾉヽ､　　　　　　　ﾉﾉ　　_/　　 i　　　　　＼
　　　　　/ヽ　ヽヽ､＿＿_,;//--'";;"　　,/ヽ、　　　 ヾヽ

～数日後～

マミ「来てくれてありがとう、佐倉さん」

杏子「……べ、別にあんたと和解しようと思って来たわけじゃない。
　　　 ケーキをただで好きなだけ食っていいって言うから来ただけだからな」

さやか「ま～たまた分かりやすいツンデレ発言しちゃってぇ～。可愛いぞ！」

杏子「だっ、誰がツンデレだっ！！」

ほむら「ふふっ、子供っぽくて微笑ましいわ」

杏子「なんだとてめぇ！！」

まどか「まぁまぁ落ち着いてよ！ほむらちゃんもからかわないで！」

ほむら「ごめんなさい」

杏子「ったく……け、ケーキはまだなのか！？ケーキが無いなら帰るからな！！」