～休憩時間～

ほむら（結局あれからまどかは来なかった）

ほむら「一体どこへ...」まどかを探しに行く

ほむら「まどかぁ...」

？「情けねえ声出すなよ」ほむらの後ろから声をかける

ほむら「杏子、今あなたと話してる時間はないの」

？「杏子？誰だそれ？」

ほむら「何を言ってるの？あなたのこｔ...」後ろを振り向く

まどか「だから、誰のことだって言ってんだよ」

ほむら「」

ほむら「・・・あなた、転校生の鹿目...まどかさんですよね...？」

ほむら（可愛らしい見た目は同じだけど...口調が全然違うし...）

ほむら（髪の毛の長さは同じだけどリボン付けてないし...）

まどか「そうだけど？あんたは？」

ほむら「お、同じクラスの暁美ほむらです...」

まどか「なんか、焔（ほむら）って感じじゃないな！」笑う

ほむら（なんかすごい軽い...）

まどか「あとそのリボン、似合ってないわけじゃないけど無理して付けてる？」

ほむら「・・・え？」ﾄﾞｷｯ

まどか「なんかそんな気がしただけだよ」

ほむら「・・・その通りよ...」

まどか「やっぱりそうだろ？」

ほむら「このリボンの持ち主は他にいるの」

ほむら「まどか...あなたｙ」

まどか「おいほむら！！！」

ほむら「はっはい！？」

まどか「いきなり私を呼び捨てとは良い度胸してんな」

ほむら「ごっごめんなさい...つい...」

まどか「まどかさんだろ？」

ほむら「わっ分かりました、まどかさん...」

まどか「分かれば良いんだよ、ほむら」

ほむら（あなたは、呼び捨てなのね...）

まどか「そういやさっき私になんか言おうとしてなかった？」

ほむら「リボンのことよ」

まどか「は？」

ほむら「あなたの方が良く似合うんじゃないのかって...」

まどか「ばっ馬鹿！そんなもの付けれる訳ないだろうが///」照れてる

ほむら（あっ、なんか今まででやっと前のまどかっぽい反応になった）

ほむら「とても良く似合うと思うわ、付けてみない？」

まどか「調子に乗んなよほむらっ！却下だ却下！」

ほむら「えぇ、今は諦めるわ」

まどか「ったく...」

ほむら「ところで、まどかさんはクラスには顔を出さないの？」

まどか「かったるい」

ほむら「皆待っているわよ？」

まどか「一番最初からフケたやつのことをか？」笑う

ほむら「私の担任の先生が話を盛っていたから」

まどか「どういうことだ？」

ほむら「『男以外に授業をサボる理由はないでしょう！』ってとこまで話が進んｄ」

まどか「ほむらっ！クラスへ乗り込むぞ！」

ほむら「暴れないでね？」

まどか「うるせぇ！」

～そしてクラスへ～

杏子「・・・いきなり小学生がクラスに乗り込んできたと思って驚いたな！」

まどか「あん？」

さやか「まぁまぁ！」

さやか「いきなり転校生が来た時は皆びっくりしてたよ」

さやか（雰囲気が変わりすぎて本当に私はびっくりしたけど...）

さやか「ちょうどその噂してる所だったし！」

まどか「その元凶を断とうとしたんだが、ちょうどいなくなってるとは...」

さやか「しかも、その後皆から質問攻めだったもんね」

まどか「このクラス、変にまとまりやがって...」

まどか「一蹴してやったがな！」

ほむら・さやか・杏子（（（威嚇してる猫をあやしてるみたいな光景だったけどね）））

まどか「まぁいいや、誤解は解いてやったし、今日は帰るわ」

ほむら「・・・もう行くの？」

まどか「当たり前だろ？面倒くせぇ」

杏子「それじゃ私も付き合うよ」

まどか「お？話が分かるじゃねぇか」

まどか「名前は？」

杏子「杏子だ。よろしくなまどか」

まどか「杏子か！」

ほむら（杏子はまどかを呼び捨てにして良いんだ...）

さやか「ちょっと！堂々とさぼるのは見過ごせないよ？」

まどか「かてぇこと言うなよ水色」

さやか「さっき私はさやかだって言ったでしょう！？」

さやか「それに、まどかは桃色じゃん！」

まどか「呼び捨てにすんな！それに髪の色については触れるんじゃねぇ！」

さやか「先に言ったのまどかじゃん！？」

まどか・さやか「「ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ！！！」」

杏子「まぁまぁ！」

さやか「ほむらもなんか言ってやってよ！」

ほむら「・・・私も行ってもいいかしら？」

さやか「え？なんて？」

ほむら「私も授業サボろうかしら」

さやか「あ、あのほむらがサボる発言をするなんて...」

まどか「よし！じゃあ３人で行くか！」

さやか「ちょっと待って！こうなったら私も行くよ！」

まどか「無理すんなって」

さやか「もう来るなって言われても行くからね！」

まどか「良いのか？ろくなことねぇのに」

さやか「今日は特別！」

ほむら（結局いつものメンバーでまとまったわね...）

ほむら「これも運命なんでしょうね」ﾎﾞｿｯ

まどか「なんか言ったかほむら？」

ほむら「まどかさんにとって３年ぶりの見滝原だから案内でもしようかと思って」

まどか「それならよろしく頼むわ」

ほむら「えぇ」

杏子「飯食いに行こうぜ！」

さやか「・・・あんたさっきもなんか食ってなかった？」

杏子「それはそれだろ？」

ほむら「それじゃあ行きましょうか」

～夕方　見滝原のショッピングモール～

まどか「街並みはそんな変わってないけど流行りとか前と全然違うな！」

さやか「そりゃそうでしょう。浦島太郎みたいなんじゃない？」

まどか「そうだな！」

杏子「もう腹いっぱい...」

さやか「あんたは食いすぎなのよ」

ほむら「良くあんなに腹に入るわね」

杏子「鍛え方が違うんだよ」

―あら、その声は...さやかさん達じゃないの？

さやか「あっマミさん！こんばんは！」

杏子「おっ先輩じゃないっすか！」

マミ「こんばんは、皆で買い物かしら？」

マミ「暁美さんと...」

まどか「まどかだ、よろしく」

マミ「ふふっ元気が良いみたいね」

マミ「私は巴マミ、そして一緒にいるのが...」

渚「なぎさなのです！よろしくなのです！」

まどか「あぁ、よろしく」

ほむら（なんか平和ね）

ほむら（・・・あ、魔獣出てきた）

さやか・杏子・マミ「「「・・・」」」顔つきが変わる

ほむら（こっちも気が付いたようね）

まどか「あっサンドバックの気配」

ほむら（まどかも気付いｔ...え？）

ほむら「サンドバック？」

まどか「あぁ、なんでもない」

ほむら（なんのことかしら...）

まどか「ちょっと行ってくるわ」

ほむら「まどかさん？どこへ...」

まどか　ｯッﾊﾞﾋｭｰﾝ！！！(彼方へ消える)

ほむら・さやか・杏子・マミ・渚「「「「「！？」」」」」

杏子「・・・おい、今の見たか？」

さやか「もはや見えなかったよ...」

マミ「ちょっとなんなのあの娘は！？」

渚「一瞬で消えたのです！｣ｷｬｯｷｬｯ

ほむら「あの力は・・・」

ほむら（あ、魔獣の反応が消えた）

まどか　・・・ｯｷｨｨｨﾝﾝンン！（戻ってくる）

さやか「うわぁっ！？」

杏子「・・・あんた何もんだよ」

マミ「私も知りたいわ...教えてまどかさん」

渚「すごいのです！」ｷｬｯｷｬｯ

ほむら「・・・」

まどか「あ？何やったか分かんの？」

さやか「・・・魔獣をやっつけてきたんでしょ？」

まどか「やっぱ私以外にも分かる奴がいたか！」

まどか「作業だよ作業」

まどか「なんつうか...使命感みたいなやつ？(笑」

ほむら（やはり無意識の内に...）

～夕方　帰りの道中～　

まどか「また明日も頼むわ」

杏子「おう！」

ほむら「えぇ」

さやか「・・・またさぼるの？」

マミ「良かったら私も参加しても良いかしら？」

まどか「来たきゃ来ればいいさ」

さやか「マミさんまで！？」

渚「私も行きたいです！」

マミ「あなたは学校」

渚「ぷぅ！」

まどか「それじゃあ明日は5人だな」

さやか「・・・分かったよ！またさぼるよ！」

まどか「じゃあな」ﾎﾞｯﾋｭｰﾝ！！！(彼方に消える)

残った一同「「「「「・・・」」」」」

杏子「結局何もんなんだろうな♪」

マミ「私もそれが知りたいわ」

渚「スーパーマンなのです！」

さやか「全然悪い感じには見えないんだけどね...」

さやか「不良だけど...」

さやか「ほむらは...何か分かる？」

ほむら「・・・いいえ」

さやか「・・・」

ほむら「私も帰ろうかしら、皆、また明日」

杏子「おう！また明日な」

マミ「またね」

さやか「また明日ね」

渚「さよならです！」

～夜　見滝原の丘の上～

まどか「...」丘から街を見る

ほむら「こんな所で何をしてるんですか？まどかさん」

まどか「なんでここが分かったんだよ」

ほむら「私に分からないことはあまりないのよ？」

まどか「そりゃすげえな！」

まどか「・・・それじゃ教えてくれ」

まどか「なんで、そんなに変化のない街並みが全然違うように感じるんだ？」

ほむら「・・・」

まどか「なんで、私はこんな力を持ってるんだ？」

ほむら「・・・」

まどか「なんで、あんたはそんな泣きそうなんだ？」

ほむら「・・・」

まどか「なんだよ」

まどか「何にも分からないのかよ」

まどか「少しは期待してたのに」

ほむら「・・・リボン」

まどか「は？リボンがどうしたって？」

ほむら「この赤いリボンを付けてくれたら答えてあげる」

まどか「なんだその条件」笑う

まどか「・・・でも、何か知ってるんだな？」

ほむら「えぇ」

まどか「なら、そのリボンをよこしな」

ほむら「はぃ...どうぞ」

まどか「...」慣れた手付きでリボンを付ける

ほむら「・・・」

まどか「っ付けたぞ！」照れてる

ほむら「やっぱりあなたが一番似合うわね」

まどか「何言ってんだよ///」

ほむら「本心よ」

まどか「そんなことより質問の答えだ！」

まどか「嘘だったら彼方へぶっ飛ばす」

ほむら「嘘は言わないわ」

ほむら「でもその結果、まどかは私を彼方へぶっ飛ばすかもね♪」

まどか「何言ってやｇ...」

ほむら「...」悪魔へ変身する

まどか「！！！」

まどか「おいおい...なんだそりゃ」

悪魔ほむら「これが私よ」翼を広げる

まどか「リボンなんかよりよっぽど似合ってるな！」

悪魔ほむら「実は私もそう思ってるの」

まどか「その姿と私への答えがどう繋がってくるんだ？」

悪魔ほむら「今の私の力は、元々あなたの力の一部だったの」

まどか「私の？」

悪魔ほむら「私が悪魔になる前に、あなたは願った」

悪魔ほむら「自分を犠牲に皆を救おうと」

まどか「・・・」

悪魔ほむら「その願いは届き、話は終わったかのように見えた」

悪魔ほむら「でも、それだけで終わらなかった」

悪魔ほむら「・・・私が終わらせなかったの」

まどか「どういうことだ？」

悪魔ほむら「あなたの救いの手を...私は奪ったのよ」

悪魔ほむら「あなたの力は無限に等しい...」

悪魔ほむら「ほんの一部でもその力は想像を絶する」

悪魔ほむら「宇宙そのものに干渉するくらいにね」

悪魔ほむら「そして、私は願った...私の望む世界を作ろうって」

まどか「それじゃあ、この世界はほむらの願いで出来たってことなのか？」

悪魔ほむら「そういうことよ」

まどか「なんか違和感があると思ったらそう言う理由があったのか！」

悪魔ほむら「あんまり驚いてないのね」

まどか「違和感はあったけど、悪い気はしてなかったからな」

まどか「あの、後ろでコソコソしてる奴らも...前からのダチだったって訳か」

コソコソしてる奴ら「「「「「ビクッ」」」」」

悪魔ほむら「えぇその通りよ」

杏子「なんだ...ばれてたのかよ」

さやか「ばれるって言ったでしょ？」

マミ「ごめんね、聞かずにはいられなくて」

マミ「渚は帰らないって聞かなかったくせに寝ちゃうし...」

渚「ｽｩｰｽｩｰ...」

まどか「・・・あいつらは私のこと知ってるのか？」

悪魔ほむら「良く分からないのが１名」

さやか「さっき・・・思い出したよ」

悪魔ほむら「そぅ...」

まどか「で、お前はどうなんだ？」

悪魔ほむら「？」

まどか「ただのダチがこんなことできる訳ねぇだろ」

悪魔ほむら「そうね...私達は友人じゃなくて...愛人かしら？」

まどか「！？」

まどか「おい！そんな仲だったのか！？///」

さやか「まどか！悪魔の耳に傾けないで！」

さやか「ほむら！言い方ってものがあるでしょ！？」

悪魔ほむら「なんかそれしか思い付かなくて...」

まどか「ｯﾌﾟっ...あはははっ」ｹﾞﾗｹﾞﾗ笑う

悪魔ほむら「どっどうしたの？まどか？」

まどか「いやぁなんかおかしくってな」

まどか「・・・この世界はこれからどうなるんだ？」

悪魔ほむら「宇宙を支えるエネルギーが無くなればこの世界は無くなるでしょうね」

まどか「それはどのくらいで起きそうなんだ？」

悪魔ほむら「人間の身では想像出来るのか分からないくらい先の話じゃないのかしら」

まどか「お前はどうするんだ？」

悪魔ほむら「私はこのままでしょうね」

まどか「・・・誰もいなくなってもか」

悪魔ほむら「それが私の罰よ」

まどか「・・・」

悪魔ほむら「なんであなたが泣きそうな顔をしてるのよ」笑う

まどか「そんなのってないよ...ほむらちゃん...」

悪魔ほむら「...へ？」

まどか「・・・そんなことは許さねぇからな！ほむら！」

悪魔ほむら「何を...」

まどか「私の力がなんなのか、やっと分かったよ」髪が伸びていく

悪魔ほむら「・・・！」

悪魔ほむら「・・・ちゃんと話すのは久しぶりね、まどか」

神まどか「本当に久しぶりだね」

神まどか「力を奪われた時、びっくりしちゃったんだから」

神まどか「そしてこんな世界を作っちゃうなんて、またまたびっくりしたよ」

悪魔ほむら「なんたって悪魔なんだから、今更この世界は壊せないでしょ？」

神まどか「こんな平和な世界を脅迫の材料にするなんて...本当に悪魔だね♪」

悪魔ほむら「なんで楽しそうなのよ」

神まどか「ほむらちゃんは何にも変わらないなぁって思って」笑う

悪魔ほむら「立場は変わったでしょ？今や私はあなたの敵よ」

神まどか「逆だよほむらちゃん」

悪魔ほむら「え？」

神まどか「ほむらちゃんは私の恩人だよ」

悪魔ほむら「・・・それってどういうこと？」

神まどか「私には不可能だったことをほむらちゃんはしたんだよ？」

神まどか「その・・・愛の力で///」

悪魔ほむら「...え？」

神まどか「私は概念となって神様みたいになったけど」

神まどか「私を縛っていた『あるルール』はどうにも出来なかった」

神まどか「・・・人の身に戻るっていうことだよ」

神まどか「それを打ち破ったのがほむらちゃんの愛なんだよ///」

悪魔ほむら「そんな・・・私は無理矢理...」

神まどか「無理矢理にするくらい、私を想っていたんでしょ？」笑う

神まどか「実はあんな状況でも結構ﾄﾞｷﾄﾞｷしてたんだよ？」

悪魔ほむら「・・・///」

悪魔ほむら「実は私もちょっと不良っぽいあなたにﾄﾞｷﾄﾞｷしてたの」

神まどか「・・・///」

神まどか「ほむらちゃんはどうしたい？」

悪魔ほむら「え？」

神まどか「私と闘うのか、それとも協力するのか」

悪魔ほむら「っ！そんなの決まっｔ」

神まどか「ごめんね、意地悪だったね」

神まどか「・・・私をずっと支えて欲しいの、ほむらちゃん」

神まどか「これからもよろしくお願いします」

悪魔ほむら「まどか...」

悪魔ほむら「・・・また、消えちゃいそうになったら、あなたを奪うからね」

神まどか「うん！お願い♪」

神まどか「皆にもお願いするね！」

さやか・杏子・マミ（（（ずっと空気だった...）））

さやか「・・・答えは決まってるよ...この世界を守っていくって」

神まどか「うん！」

杏子「良く分かんねえけど、前と変わんねんだろ？」

杏子「改めてよろしくだな！まどか」

神まどか「よろしくね杏子ちゃん」

マミ「あなたは円環の理だったのね...」

神まどか「『元』ですよ、マミさん」

神まどか「円環の理は私と繋がっているけど、もう別の存在になったの」

マミ「神様と友達になってしまったのね...」

渚「ｽｩｰｽｩｰ...」

悪魔ほむら「それじゃあ皆、挨拶も済んだところで解散にしましょう」

神まどか・さやか・杏子・マミ「「「「え！？」」」」

悪魔ほむら「勿論まどかは帰さないわ」ﾊﾞﾋｭｰﾝ！！！

神まどか「ｳｪｯﾋ！？」ほむらに抱かれ飛んでいく

残された一同「「「「・・・」」」」

マミ「・・・行ってしまったわ、円環の理に導かれて...」

さやか「いやぁ、悪魔に拉致されたようにしか見えなかったんですが...」

杏子「なんか疲れたわ...腹減った・・・」

マミ「じゃぁ私の家で、皆で夕食でもどう？」

杏子「その言葉待ってました！」

さやか「私も良いんですか？」

マミ「是非、いらっしゃい」

渚「ｽｩｰｽｩｰ...」