まどか「皆さん、初めまして。鹿目まどかです」
まどか「これから出来るだけ皆さんに楽しんでもらえるような面白い動画をたくさんあげていこうと思っているので、良かったらチャンネル登録といいねをよろしくお願いします」
まどか「ということで、今日から始まりました、えー。そういえばさやかちゃん、番組のタイトルはどうしよっか?」
カメラマンさやか「適当でいいんじゃない?ほら、あの有名なやつとか」
まどか「そっか。じゃあ、改めまして今日から始まります、まどかの成り上がり回胴録です」
さやか「www」
まどか「もう、なんで笑ってるのww。さやかちゃんが言ったのにww」
さやか「いや、まんまだなってww」
まどか「ウェヒヒww。はい、気を取り直して。今日はアイランド秋葉原店さんで(勝手に)収録させていただきます」
まどか「10月3日の今日は実は私の誕生日なんですけど、その影響で見てください、すっごい並んでるんです」
さやか「すご、2000人くらい並んでるんだって」
まどか「すごいね。なんか照れちゃうけど、早速私も並んでいこうと思います」
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まどか「今日は、私の先輩とお友達にも来てもらっちゃいました。マミさんと杏子ちゃんです」
マミ「えっ、鹿目さんこれは何かしら?来てくださいって言うから来たけど、カメラで撮ってるの?」
杏子「どうでもいいけどさ、約束は本当だろうね。来てくれたら5000円くれるっていうのは」
まどか「もちろん。いい番号引いてくれたらプラス5000円あげちゃうよ」
杏子「ならいいさ、さっさと済ましちまおうぜ」
まどか「あ、私の番だ。えいっ!」
マミ「え、何?このボタンを押せばいいの?なんなの?」
杏子「ほらよっと」
まどか「あー、私1003番だ。マミさんと杏子ちゃんは?」
杏子「あたしは210番だよ」
まどか「うーん、悪くはないんだけど……。マミさんはどうですか?」
マミ「えーっと、この番号よね?3って書いてあるけど……」
まどか「え、うそ!?すごっ、マミさんすごいです!」
マミ「え、これってすごいの?よく分からないけど」
さやか「めちゃすごっすよマミさん!」
まどか「ありがとうございます!じゃあその券はもらってと。これお礼の一万円円です」
マミ「えっ!?そんなのもらえないわ!」
まどか「いいんです、受け取ってください。杏子ちゃんもありがとうね。はい、5000円」
杏子「いやー、並んでボタン押すだけで5000円なんてこんな楽な仕事、逆にこっちがお礼を言いたいくらいさ。また何かあったら言ってくれよ」
まどか「うん、バイバイ杏子ちゃん」
杏子「さーって、うまいもんでも食って帰るかなー」
マミ「ねえ鹿目さん、美樹さん。薄々気付いていたんだけど、ここって……」
さやか「パチ屋ですよ」
マミ「やっぱり!駄目よ2人とも!中学生なのにそんな所に行っちゃ!」
まどか「まぁまぁww。良かったらマミさんもどうですか?楽しいですよ」
マミ「いえ、私は……。それにこういう所ってお金がたくさん必要なんじゃないの?」
まどか「それなら大丈夫です。パパのお財布からいくらか抜いてきたんで」
マミ「ええっ!?」
まどか「大丈夫ですってww。今日勝ってちゃんと戻しますからw」
さやか「最悪負けても広告収入がたくさん入る予定なんで、余裕余裕w」
まどか「視聴者のみなさん。クラスのみんなには、内緒だよ!」
さやか「出たwww」
まどか「ww」
マミ「えぇ……」
まどか「で、どうしますマミさん?」
マミ「でも、私はそんなにお金なんてないし……」
さやか「一万円あるじゃないっすか」
まどか「機種によっては一万円でもなんとかなりますよ」
マミ「そうなの?うーん、じゃあちょっとやってみようかしら」
さやか「そうこなくっちゃ!さっすがマミさん!」
まどか「あ、じゃあさっき杏子ちゃんが引いた抽選券使ってください」
マミ「ありがとう。でも私、本当に何も分からないんだけど……」
まどか「本当なら初代に座れれば一番いいんですけど、その番号じゃさすがに……」
さやか「あ、そうだ!さやかちゃんいい事思いついちゃいましたよ」
まどか「えー、なになに?」
さやか「へへー、ゴニョゴニョ」
まどか「あーwww」
マミ「え?なに?」
さやか「いえ、とりあえずマミさんは入場したら私達の事を探してくれたら大丈夫です」
マミ「そ、そうなの?分かったわ」
まどか「はい、というわけで3番での入場です」
さやか「ところでまどか、今日の狙い台は?」
まどか「ウェヒヒww、もうさやかちゃんってば、分かってるくせにww」
さやか「まあねww一応ねww」
まどか「今日打つのはこちら、SLOT魔法少女まどか☆マギカです」
まどか「私達が題材になってるパチスロ台なんですけど、見た目に依らず老若男女たくさんの人から人気で」
さやか「まどか、説明はいいから早くしないと人来ちゃうよ」
まどか「ああ、そうだよね。じゃあはい、とりあえず自分の台に座ってからの」
さやか「台確保券を隣の台にポイッ!」
まどか「ウェヒヒww、これでマミさんも並んで打てるね」
マミ「あ、やっと見つけたわ」
さやか「遅ーい!。マミさん何やってたんすか」
マミ「ごめんなさい。どこがどうなってるのか全然分からなくて」
まどか「まあまあ。とりあえずマミさん、隣どうぞ。一緒に打ちましょう」
マミ「え、でもここ、誰かが取ってるんじゃ?」
まどか「これ私の確保券なんで大丈夫ですよ」
マミ「そうなの?ありがとう、鹿目さん」
まどか「じゃあ早速今から打っていきたいと思います」
さやか「マミさんには私が簡単に説明しますね」
マミ「ええ、お願い」
まどか「じゃあ記念すべき1G目、いきます」
まどか「ほむらちゃん部屋へは移行せずですね。まあ全リセだとは思うので、気にせずいきましょう」
さやか「とりあえずまずはここにお金を入れるんすよ」
マミ「コインがいっぱい出てきたわ!」
まどか「30G、円環の理」
まどか「ねえ、さやかちゃん。前から思ってたこと言っていい?」
さやか「なによ」
まどか「このさ、円環の理って何www」
さやか「あーwww」
まどか「あの、これってマミさんがさやかちゃんが
死んじゃった時に言ってたやつですよねww。何なんですか円環の理ってwww」
マミ「えっ!?えっと、円環の理って言うのはね、魔法少女が消滅する時に私達を導いてくれる存在の事で……」
まどか「いや、まあそれは分かるんですけどw。このよく分からない場所は何処なのかなってw。ここが円環の理なんですか?w」
マミ「それは……。ごめんなさい、私も詳しくは……」
まどか「まあいいんですけどw。ただこの台が出た時からずっと気になっててw」
さやか「わかるww」
まどか「ねw。なんて話てるうちに杏子ちゃん出てきました、チャンスです」
まどか「芸術家の魔女で無事当たりですね、投資2本です」
マミ「もう当たったの?おめでとう鹿目さん」
まどか「ありがとうございます。まあ本当に大事なのはここからなんですけど」
さやか「マミさんも頑張ってください!」
マミ「ええ、任せて」
まどか「はい、何事もなくビッグ終了です。ほむらちゃん揃えたかったなー」
さやか「なかなか揃わないよねー。まああいつらしいけど」
まどか「えーw」
さやか「ほら、あいつ冷たいし捻くれてるからw」
まどか「そんな事言っちゃ駄目だよww。ほむらちゃんはね、本当は優しい子なんですよ」
さやか「まああんたにはね」
さやか「マミさん調子はどうですか?」
マミ「美樹さん……なんかお金が一瞬でなくなっていくんだけど……」
さやか「あー、この台はそんなもんっすよ」
マミ「でも!さっきの一万円がもう千円しかないのよ!?」
さやか「マミさん、お金はそれで終わりですか?」
マミ「一応、あと五千円はあるけど……」
さやか「じゃあそれもいっちゃいましょう!」
マミ「でも、これを使っちゃったら今月の食費が……」
さやか「大丈夫っすよ、この台は当たれば大きいんで!もうすぐ300のゾーンなんで今やめるのはもったいないですって」
マミ「本当に?信じていいの?」
さやか「信じてください!」
マミ「分かった。私、美樹さんのこと信じるわ!」
まどか(さやかちゃん、すごい適当言ってるなあww)
まどか「100G抜けて、天国はなし。追加投資です」
まどか「……」タンタンタン
さやか「……」
まどか「……」タンタンタン
さやか「ねえまどか」
まどか「なに?」
さやか「無言で打つんじゃなくてさ、ほら、なんかトークとかしないと」
まどか「ええ、トーク?私そういうの苦手で……」
さやか「じゃあなんでYouTuberなんてやろうと思ったのさww」
まどか「パチスロ打ってお金もらえるなんていいなってww」
さやか「単純ww」
まどか「さやかちゃんなにかしゃべってよw」
さやか「いやいや、私カメラマンだしw」
まどか「えー、そうだなあ。あ、私の友達にほむらちゃんって子がいるんですけどね」
さやか「みんな知ってるってw」
まどか「ww。その子ね、頭いいって思われてるんだけど本当は全然勉強が出来なくて」
さやか「え、うそ。いつもテストで結構良い点とってなかった?」
まどか「うん、そうなんだけど。あれね、カンニングしてるんだって」
さやか「えー!」
まどか「内緒だって教えてくれたんだけどね。ほら、ほむらちゃんって時間止められるから。もうカンニングし放題なんだって」
さやか「あんなクールなのにホントはバカだなんて、意外だわー」
まどか「うん、ほむらちゃんもね、私こんなキャラだからみんなに馬鹿だって思われたくないってww」
さやか「www。てかさ、それ言って大丈夫なやつなの?内緒なんじゃ」
まどか「あー、駄目かもww」
さやか「おいww」
まどか「クラスのみんなには、内緒だよ!」
さやか「出ましたwww」
まどか「www」
マミ「当たった!当たったわ美樹さん!」
さやか「おー、おめでとうございます。やっぱモードBだったみたいですね」
マミ「これでいっぱい出てくるのよね?」
さやか「いやー、まだそこからARTに入れないと」
マミ「ART?」
さやか「とりあえず転校生の図柄が揃えばオッケーです」
マミ「暁美さんね。分かったわ。これは何を選べばいいのかしら?」
まどか「チャンス告知がいいですよマミさん!」
さやか「いや、完全告知一択でしょ!」
マミ「え、どっちなの?」
まどか「ちなみに私は2枚目が入りまーす」
マミ「二人とも!何か金色の扉が閉まったわ!」
さやか「ART確定っすよ!」
まどか「わあ、いいなあ」
さやか「まどかもほら、頑張って。このままじゃ全然撮れ高ないよ」
まどか「もう、プレッシャーかけないでww。まだ始まったばっかりだからw」
まどか「……何も起きずに3枚目でーす」
さやか「……まどか」
まどか「……何?」
さやか「イライラしてるでしょ?」
まどか「えっwwwしてないしてないwww」
さやか「ホントに?」
まどか「本当だよww嘘なわけないよw」
さやか「ならいいけどさ。ほら、なんか喋って」
まどか「えーwww。うーん、あの、私の友達にほむらちゃんって子がいるんですけど」
さやか「wwww」
まどか「www。ほむらちゃんってほら、魔女と戦う時は魔法じゃなくて実際の武器を使って戦うんだけどね」
さやか「あー、そうね。あんた本当に魔法少女かよって言いたくなるわよね」
まどか「あれね、ヤクザの人とか自衛隊から盗んで来てるんだってww」
さやか「えー!?マジで!?」
まどか「射太興業だったかな?その会社が実際はヤクザの事務所で、組員は馬鹿ばっかりだから盗みやすいんだって教えてくれたの」
さやか「そういえばこの間自衛隊から大量の武器が盗まれたってニュースになってた!あれあいつの仕業なのか!」
まどか「ほむらちゃんもそのニュースを見てちょっと焦ってたけど、でも絶対にバレないから大丈夫って言ってたww」
さやか「いや、そういう問題じゃないでしょwww。ヤクザはともかく自衛隊はまずいってwww」
まどか「もし今北朝鮮からミサイルが飛んできて防衛出来なかったらほむらちゃんのせいだねwww」
さやか「www」
まどか「あ、クラスのみんなには、内」マミ「二人とも、これは何かしら?」
さやか「ちょ、マミさん!今せっかくまどかが決め台詞を言うところだったのに!」
マミ「ご、ごめんなさい……。あの、朝から言ってるそのセリフは何なのかしら?」
まどか「さやかちゃんと二人で決め台詞を考えたんです。成り上がりとかよいしょみたいな」
さやか「やっぱYouTuberならこういうのが必要だと思って!」
マミ「そ、そうなの。ごめんなさい、そういうのはあまり詳しくなくて」
まどか「837G、プチボーナス」
まどか「645G、プチボーナス」
まどか「567G、マジチャレからビッグボーナス」
さやか「あちゃー、まどかってば目が死んでるわ。マミさんは調子良さそうっすね」
マミ「ええ、なんだかよく分からないけどどんどんメダルが増えていくの。パチンコって楽しいのね」
さやか「パチスロですけどね」
まどか「……チッ」
マミのARTが終わり、すぐに当たったプチボーナス中
さやか「まどか、それ何枚目よ」
まどか「……わかんない」
さやか「もうやめときなよ。絶対それ設定入ってないって」
まどか「でも、取り返さないと……。お金取ったのバレたらまたパパに怒られちゃう……」
さやか「それは、ほら。広告収入でなんとか」
まどか「そんなのすぐに入ってこないじゃん!!」
さやか「それは……。ってマミさん!!キュゥべえ!キュゥべえいますよ!」
マミ「え、どこかしら?」
さやか「いや、リアルのじゃなくって!画面にキュゥべえ出てるじゃないですか!」
マミ「これ?これって何かすごいの?」
さやか「6っすよ6!」
マミ「6?」
まどか「ああもうなんでマミさんばっかりなの!?」
マミ「えっ!?えっ!?」
マミ「つまり、この台はいい台だってことなのね?」
さやか「そうです」
マミ「それで鹿目さんの方が」
さやか「多分駄目です」
マミ「そうなの……」
まどか「うっ……ヒック……」
マミ「鹿目さん」
まどか「……マミさん?」
マミ「私の台、良かったら打たない?」
さやか「ええ!?いいんですか!?打ち続けたらもっといっぱい勝てるんですよ!?」
マミ「いいのよ、私はもう十分楽しんだし。それに可愛い後輩が困っているんですもの、助けるのは当然のことよ」
まどか「マミさん……ありがとうございます!ありがとうございます!」
さやか「良かったね、まどか!」
まどか「うん!」
2時間後
まどか「なんで……なんで当たらないの!!」ドンドン
さやか「ちょ、まどか台パンはまずいって!」
まどか「こんなの絶対おかしいよ!!遠隔だよ遠隔!!」
さやか「ちょっと静かに、人が見てるって!ああ、店員さん!?違うんですこれは!!」
マミ「あ、また当たったわ♪」
このあと私達は店員さんに追い出されてお店を出禁になり、投稿した動画は大炎上した
先生に怒られ、パパとママに怒られ、ほむらちゃんは警察に捕まった
なんでこんなことになったんだろう、私はただ楽しい動画を作りたかっただけなのに
なんにしても、もうYouTuberなんて懲り懲りだって、思ってしまうのでした
終わり
賢者タイムになって読み返してみると俺なに書いてんだろ感がやばい
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