勇者「まさか魔物から手紙を贈られるとはな……」
『勇者さまへ。先ごろ、姫と正式にご婚約されたとか。心よりお祝い申し上げます。
つきましては、勇者さまを我らの根城にぜひお招きし、盛大に宴を催したく。
"夢と淫楽の魔"の誇りにかけ、人間界では決して味わうことのできない
至上のお・も・て・な・しをお約束致します―――。
もし宴の後、まだただのヒトである姫を愛する心を保ち、人間界へ去れば勇者さまの勝利。
もし私達の媚肉以外への興味を失い、留まることを選んだなら私達の勝利。
私どもに、魔王すら討った今の勇者さまを殺す力など到底ございませんが、
勇者さまとて、全ての魔物を絶滅させるまで戦い続けるのは気が滅入るでしょう?
どうか、この平和的な決着に賛同されることを、お互いのために願っています―――』
勇者「『サキュバス族の女王より』か」
勇者「……ん? 追記があるな」
『ところで、実のところこのスレはID腹筋スレです』
勇者「てな感じの手紙が届いたんだけど」クチュクチュ
姫「あっ……あぁ……」
勇者「姫はどう思う?」クリッ
姫「ひゃっ……やっ……あぁ……もう、らめぇ……」
勇者「ん? ダメ? 姫は反対?」チュッチュッ
姫「ちっ、違っ……」
勇者「行ってもいい?」ズブッ
姫「あ゛~~~!! らめぇ!! もうイきたくないろぉ!!」
勇者「いや、行くのは俺なんだけどさ」パンパンパンパン
姫「あ゛っ……あ゛っ……あ゛っ……あ゛っ……」
姫「うっ……あぁ……」クテン
勇者「ふぅ、さて、どうしたもんかなぁ……」
姫「……お行きなさいませ」
勇者「あ、姫。まだイきたいの?」ズイッ
姫「違います!!」ゲシッ
勇者「オゥフ!!」
姫「淫魔女王のところにです」
勇者「……俺が他の女とヤっても平気なの?」
姫「何をいまさらいけしゃあしゃあと……」
勇者「?」
姫「私の侍女から始まって、女騎士殿、果ては、未亡人となったお母様まで……」
勇者「……ナンノコトデショウ?」
姫「このままじゃ、十年先には、貴方の顔をした子供でこの城が埋め尽くされますよ!?」
勇者「大丈夫、多分勇者の血は劣勢遺伝」
姫「~~っ!!」ゲシッ、ゲシッ
勇者「あっ……ヤめ……ソコ……あふん」
姫「~~っ、とにかく、その淫魔女王とやらのところに行って、いい感じに性欲を鎮めてきて貰いなさい!!」
勇者「ういーっす」
姫「まったく、この性欲魔人がぁ……」
勇者「って事は、しばらく姫を抱けなくなっちまうんだな?」グイッ
姫「え? ……あっ……」ドサッ
勇者「留守にする分まで、しっかり愛を注いでやらんとな」ズブブッ
姫「やっ……ちょっ……ホント、もう無理……」
勇者「夜があけるまで、何回できるかな~♪」
姫「ひっ……いぃ……あ゛っ……」
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