淫魔女王「魔と人の決着をつけましょう、勇者さま」(14)

勇者「まさか魔物から手紙を贈られるとはな……」

『勇者さまへ。先ごろ、姫と正式にご婚約されたとか。心よりお祝い申し上げます。
つきましては、勇者さまを我らの根城にぜひお招きし、盛大に宴を催したく。
"夢と淫楽の魔"の誇りにかけ、人間界では決して味わうことのできない
至上のお・も・て・な・しをお約束致します―――。

もし宴の後、まだただのヒトである姫を愛する心を保ち、人間界へ去れば勇者さまの勝利。
もし私達の媚肉以外への興味を失い、留まることを選んだなら私達の勝利。

私どもに、魔王すら討った今の勇者さまを殺す力など到底ございませんが、
勇者さまとて、全ての魔物を絶滅させるまで戦い続けるのは気が滅入るでしょう?
どうか、この平和的な決着に賛同されることを、お互いのために願っています―――』

勇者「『サキュバス族の女王より』か」

勇者「……ん? 追記があるな」

『ところで、実のところこのスレはID腹筋スレです』

勇者「てな感じの手紙が届いたんだけど」クチュクチュ

姫「あっ……あぁ……」

勇者「姫はどう思う?」クリッ

姫「ひゃっ……やっ……あぁ……もう、らめぇ……」

勇者「ん? ダメ? 姫は反対?」チュッチュッ

姫「ちっ、違っ……」

勇者「行ってもいい?」ズブッ

姫「あ゛~~~!! らめぇ!! もうイきたくないろぉ!!」

勇者「いや、行くのは俺なんだけどさ」パンパンパンパン

姫「あ゛っ……あ゛っ……あ゛っ……あ゛っ……」

姫「うっ……あぁ……」クテン

勇者「ふぅ、さて、どうしたもんかなぁ……」

姫「……お行きなさいませ」

勇者「あ、姫。まだイきたいの?」ズイッ

姫「違います!!」ゲシッ

勇者「オゥフ!!」

姫「淫魔女王のところにです」

勇者「……俺が他の女とヤっても平気なの?」

姫「何をいまさらいけしゃあしゃあと……」

勇者「?」

姫「私の侍女から始まって、女騎士殿、果ては、未亡人となったお母様まで……」

勇者「……ナンノコトデショウ?」

姫「このままじゃ、十年先には、貴方の顔をした子供でこの城が埋め尽くされますよ!?」

勇者「大丈夫、多分勇者の血は劣勢遺伝」

姫「~~っ!!」ゲシッ、ゲシッ

勇者「あっ……ヤめ……ソコ……あふん」

姫「~~っ、とにかく、その淫魔女王とやらのところに行って、いい感じに性欲を鎮めてきて貰いなさい!!」

勇者「ういーっす」

姫「まったく、この性欲魔人がぁ……」

勇者「って事は、しばらく姫を抱けなくなっちまうんだな?」グイッ

姫「え? ……あっ……」ドサッ

勇者「留守にする分まで、しっかり愛を注いでやらんとな」ズブブッ

姫「やっ……ちょっ……ホント、もう無理……」

勇者「夜があけるまで、何回できるかな~♪」

姫「ひっ……いぃ……あ゛っ……」

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