男「お前は攻略可能ヒロインじゃあないのか?」 (5)

幼馴染「えへへ、今日はありがとうね」

男「ん、じゃあまた明日学校でな」

タッタッタッ

男「…………」

男「なんか、違うんだよな」

男「嘘っぽいってーか、人工的っていうか。俺、疲れてるのかな」

-昼休みー
屋上

白髪の少女「…………」ペラッ

男「よう」

白髪「ああ、男くんじゃあないか。ボクのところにくるなんて、また恋愛相談かい?」

男「うーん、まあそうなるのかな」

白髪「ちょっと待って、今メモ帳を出すからさ」パタンッ

男「いや、今日はそういうのじゃあないっていうか」

白髪「うんうん、今の男くんの学校での評判はBってところかな。例えるなら、『頼れる優等生』って感じかな」

白髪「幼馴染さんと随分と仲がいいみたいじゃあないか。もうちょっと攻めてみてもいい時期なんじゃあないのかな?」

白髪「もしもキミにその気がないなら、もっと素気なくすることをお勧めするよ。お互い、そっちの方が幸せだと思うね」

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