文化祭終了後
雪ノ下「いやー姉さんは徹頭徹尾畜生だったわね」
八幡「血は争えねえなこれ」
雪ノ下「せやろか」
八幡「日々の罵倒」
雪ノ下「愛があるからセーフ……ッ!ノーカン……ッ!ノーカン……ッ!」
八幡「愛を再確認したところで2005年度の日本シリーズを振り返ってみましょう」
雪ノ下「なんでよ!阪神は関係ないでしょう!」
ガラッ
由比ヶ浜「やっはろー!」
雪ノ下「こんにちは由比ヶ浜さん。やっと人が来たわ」
八幡「オイ、しれっと俺を人のカテゴリから外してんじゃねえよ。革命機に乗ったわけじゃねえぞ」
由比ヶ浜「ヒッキー何言ってんの?」
八幡「なんでもねーよ」
雪ノ下((VVVからMJPに)切り替えていく)
八幡(なんでや!サキちゃん最高やろ!)
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由比ヶ浜「あのね、修学旅行があるでしょ?それで戸部君から相談があるんだって」
戸部「やー、海老名さんにね。告るしかないっしょ!」
由比ヶ浜「んーでも姫名は戸部君のこと嫌いってわけじゃ……」
雪ノ下(具体的に三行で)
八幡(恋愛相談
俺ら蚊帳の外
33-4)
雪ノ下(なんでよ!阪神は関係ないでしょう!)
由比ヶ浜「2人とも聞いてる?」
雪ノ下「告白を成功させる、と。クラスの違う私には難しいのではないかしら」
八幡「告白するシチュエーションまでは手伝うが、成功するかはお前次第だろうな。そこまでなら協力できるぜ」
戸部「マジで!ヒキタニ君あざーす!」
八幡(フられるに1000ルピー)
雪ノ下(フられるに100ペリカ)
修学旅行後
雪ノ下「あのやり方は(アカン)」
八幡「せやろか」
雪ノ下「そらそう(自分の気持ちを捏造して割り込み告白とか)なれば、そう(あなたをそれなりに信頼してた私たちの怒りが有頂天に)なるわよ」
由比ヶ浜「(もっと自分を大切にして)ええんやで」
ガラッ
いろは「すいませーん生徒会長選挙助けて下さーい」
めぐり「心配でついて来ちゃった」
八幡(なんや!あのクッソ可愛い子は……!)
雪ノ下(【悲報】八幡ニキ、年下好きを露呈)
八幡(いかんのか?)
由比ヶ浜(いかんでしょ)
雪ノ下「私が立候補するわ」
由比ヶ浜「ダメ!私がなる!」
八幡「んじゃ俺も」
由比ヶ浜「ごめんね、この選挙カーは三人乗りなの」
めぐり「ごめんね、また君に頼っちゃって……」
八幡(あ^?めぐりん派になる?)
雪ノ下(屋上)
由比ヶ浜(キレちゃったよ……久々に……)
八幡(奉仕部最高や!サブヒロインなんていらんかったんや!)
川崎(はあ?(威圧))
八幡(正直すまんかった)
材木座(ファミチキください!)
八幡(誰だお前)
生徒会長選挙後
八幡「い ろ は す 大 正 義」
雪ノ下「ワンチャンすらなくて草」
由比ヶ浜「まあしゃーなしやな」
ガラッ
いろは「おう生徒会手伝えや」
八幡「ファッ!?」
いろは「一週間借りるで」
雪ノ下「ひぇ??ww」
由比ヶ浜「なんという畜生ぶりww」
生徒会室
いろは「アイスティーしかないけどいいかな?(野獣の眼光)」
八幡「やべえよ……やべえよ……」
ガラッ
めぐり「こんにちはー。あれ2人だけ?」
八幡「うっす」
いろは「こんにちはー!この先輩全然働かなくて草……じゃなかった困ってるんですよぉ」
八幡「そもそも俺生徒会役員じゃねえんだが」
めぐり「せやろか」
八幡・いろは「「ファッ!?」」
一週間後
いろは「返しに来たで」
八幡「労働力をモノのように扱ってはいけない(戒め)」
めぐり「リアル馬車馬やったな」
由比ヶ浜「大草原不可避」
八幡「おう雪乃ネキ、選挙はすまんかったな」
雪ノ下「死んでわびてちょうだい(迫真)」
いろは「これは公開処刑やろうなあ」
八幡「なんでや!ワイがんばったやろ!」
雪ノ下「まあハニトーあたりが妥当やろか」
由比ヶ浜「せやな」
いろは「財布は男の甲斐性(至言)」
めぐり「クリスマス会でええんちゃうか」
雪ノ下「八幡ニキの奢りやな」
八幡「雪ノ下さんの畜生ぶりには頭が下がるわ」
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イルミネーションの光が眩しい。雪の結晶を模したオブジェクトがそこらに散らばっている。
両手がかじかみそうだ、もっと厚着するべきだったのかもしれない。
俺は先をゆく少女たちの背を見失わない様に歩を速めた。
「ねえ」
何時の間にか隣を歩いていた雪ノ下が、俺の袖をつまんだ。
「お前が会長になってたら、小町も喜ぶような学校になってたのかもな」
ごまかす様にして早口で言う。
彼女はそんな俺をじっと見つめていた。
「口にしなくとも、分かるものだと思っていたのだけれど、ね」
「そりゃ買いかぶりすぎだ。お前俺の今の気持ち分かんの?」
「私と出歩けて嬉しがっているのでしょう?」
「何当然みたいな表情で言ってんだ、まあそうだけど」
「え、あ、そ、そうなの……」
雪ノ下はフイと反対側を向いてしまった。
「じゃあ、言葉にして言うことにしなきゃ、いけないのかもな」
「……無理でしょう。誰だって嘘をつくもの」
そう。誰だって嘘をつく、そんな当たり前のことを、俺はお前から改めて思い知らされた。
俺は俺が基本的に好きだ。
滅多に嫌いにならない。
「誰かに勝手に期待して、そんで勝手に失望する」
誰かを責めた言葉じゃない。けれど、たまたま該当する人間が2人もいる。
「もうお前には期待しねえよ」
「どういう意味かしら」
「汲んでくれるとは思わない、助けてくれるとも思わない」
「……」
彼女は黙って俺の目を見ている。
「だからこれからは言葉に出す。してほしいこと、したいこと、洗いざらい全部だ」
俺を映すガラス玉が揺れた。
「お前もそうしろよ」
俺は歩くスピードをさらに上げた。
そして不意に立ち止まる。足音は追いかけてこない。
「言ったらなんでもしてくれるのかしら」
「……できる限りなら、な」
彼女はゆっくりと、降り積もる白雪の中を歩いてくる。
「ーーーーーーーー」
「……仰せのままに、ってな」
そこから歩く道は、片手だけ温かかった。
八幡「ではいい雰囲気になったところで2005年の日本シリーズを振り返ってみましょう」
雪ノ下「なんでよ!阪神は関係ないでしょう!」
終わり
クリスマスっぽさが伝わればいいなと思います
今日は今からスタバで女の子と勉強なので短めです
ごめんなさい嘘です男2人です
過去作
雪ノ下「あなたって本当に友達がいないのね」
葉山「俺とヒキタニ君が崖から落ちそうになっているとする」
由比ヶ浜「ゆきのんとヒッキーについていけない」
ではメリークリスマス
このSSまとめへのコメント
実になんJ的でよかった
よろしくニキーw程度のなんJっぽさ
よかったで
(もっと書いても)ええんやで
まさかの組み合わせに草不可避
オチwwww
この作者の作品はマジで面白いわ
たまに見返したくなるテンポの良さ