響「美希、自分の作ったスパムむすびを食べてみるさ~」 (38)

美希「おにぎりなの!」

響「そうさ~」

美希「もらえるものは何でももらうの」 モグモグ

美希「!このお肉、塩気があっておいしいの。」

響「これはホーメル社のランチョンミート「SPAM」さ~」

美希「らんちょん…すぱむ?」

響「沖縄では『ポーク』とも呼ばれて一般的な食材なのさ~」

美希「へえ~、知らなかったの」

響「そもそもスパムと沖縄の関係は米軍統治時代の…」

美希「あふ」


響「寝てしまったさ~」

数時間後


美希「あふ。よく寝たの。あ、響、珍しいおむすび美味しかったの」

響「うん、なによりだぞ!」

美希「ミキも自分で作ってみたいの」

響「日本でのランチョンミート市場は、ホーメル社とチューリップ社の二強なんだぞ!」

美希「へえ」

響「この二社の製品なら、近くのスーパーで売っているはずだ!」

美希「さすが響なの」

響「あはは、当然だぞ!自分カンペキだからなー!!」

貴音「じゅるり」

響「わあ?貴音、いつからそこにいたさー!?」

ガシャーン!!

やよい「話は聞かせてもらいました!私達にもごちそうしてくれますよね!!」

響「やよいは可愛いから仕方ないさ~」

千早「我那覇さん、わたしも高槻さんにそれを作ってあげたいのだけれど」ズズ…

響「うわあ、壁から千早が!?…仕方ないさ~」

亜美・真美「んっふっふ~、おいしそうな話と聞いて」ズニュウ…

響「床から双子が!!?…せっかくだからご馳走するさ~」

ビキィ!グシャズギャどんがら

春香「転んじゃいました~☆」

響「異次元から春香が!食べていくさ~」

バキャ!

響「天井が!?」

ズダァァン

あずさ「あらあら~」

響「あずささんも食べていくさ~」

バン!

響「今度は普通にドアが」


伊織「もう!この伊織ちゃんを仲間外れなんて許さないんだから!
    たまには土人の文化も、味わってあげるわよ///」

美希「うわっ…クサッ…こんなの食べ物じゃないの!」ポイッ

響「な、何を」

美希「ハム蔵が食べればいいって思うな」

響「じ、自分がせっかく美希のためにと思…ぐ…ぐっ…」

美希「違うの。スパムが臭いんじゃないの。響の握ったおにぎりが臭いの」

千早「こっこら!美希!謝りなさい」

美希「嫌なの!だって響、手のひらだけ白いしおかしいの」

響「ううっ…ううっ…」

ガチャ

律子「もう、騒がしいわね~…」

小鳥「あ、響ちゃん!もしかしてその手にあるのはランチョンミート!?私大好きなんですー!」


響「ぴ、ぴよ子もか!?」

スブ゙ズズズ ボゴォ!

雪歩「みんなズルいですぅ!」

真「ボクもいるぜ!!」

響「地底からめんそーれ!!!」


……こうして、自分はSPAMのおかげで事務所の人気者になったんだぞ!!

-END-

☆スパムむすびの作り方☆

ttp://i.imgur.com/gh5Ibqa.jpg

1. スパムを5mmほどの厚さにスライスする。
2. 1をフライパンなどで軽く焼く。
3. 2を握った塩飯の上に乗せる。
4. 海苔で周囲を巻く。

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