美希「おにぎりなの!」
響「そうさ~」
美希「もらえるものは何でももらうの」 モグモグ
美希「!このお肉、塩気があっておいしいの。」
響「これはホーメル社のランチョンミート「SPAM」さ~」
美希「らんちょん…すぱむ?」
響「沖縄では『ポーク』とも呼ばれて一般的な食材なのさ~」
美希「へえ~、知らなかったの」
響「そもそもスパムと沖縄の関係は米軍統治時代の…」
美希「あふ」
響「寝てしまったさ~」
数時間後
美希「あふ。よく寝たの。あ、響、珍しいおむすび美味しかったの」
響「うん、なによりだぞ!」
美希「ミキも自分で作ってみたいの」
響「日本でのランチョンミート市場は、ホーメル社とチューリップ社の二強なんだぞ!」
美希「へえ」
響「この二社の製品なら、近くのスーパーで売っているはずだ!」
美希「さすが響なの」
響「あはは、当然だぞ!自分カンペキだからなー!!」
貴音「じゅるり」
響「わあ?貴音、いつからそこにいたさー!?」
ガシャーン!!
やよい「話は聞かせてもらいました!私達にもごちそうしてくれますよね!!」
響「やよいは可愛いから仕方ないさ~」
千早「我那覇さん、わたしも高槻さんにそれを作ってあげたいのだけれど」ズズ…
響「うわあ、壁から千早が!?…仕方ないさ~」
亜美・真美「んっふっふ~、おいしそうな話と聞いて」ズニュウ…
響「床から双子が!!?…せっかくだからご馳走するさ~」
ビキィ!グシャズギャどんがら
春香「転んじゃいました~☆」
響「異次元から春香が!食べていくさ~」
バキャ!
響「天井が!?」
ズダァァン
あずさ「あらあら~」
響「あずささんも食べていくさ~」
バン!
響「今度は普通にドアが」
伊織「もう!この伊織ちゃんを仲間外れなんて許さないんだから!
たまには土人の文化も、味わってあげるわよ///」
美希「うわっ…クサッ…こんなの食べ物じゃないの!」ポイッ
響「な、何を」
美希「ハム蔵が食べればいいって思うな」
響「じ、自分がせっかく美希のためにと思…ぐ…ぐっ…」
美希「違うの。スパムが臭いんじゃないの。響の握ったおにぎりが臭いの」
千早「こっこら!美希!謝りなさい」
美希「嫌なの!だって響、手のひらだけ白いしおかしいの」
響「ううっ…ううっ…」
ガチャ
律子「もう、騒がしいわね~…」
小鳥「あ、響ちゃん!もしかしてその手にあるのはランチョンミート!?私大好きなんですー!」
響「ぴ、ぴよ子もか!?」
スブ゙ズズズ ボゴォ!
雪歩「みんなズルいですぅ!」
真「ボクもいるぜ!!」
響「地底からめんそーれ!!!」
……こうして、自分はSPAMのおかげで事務所の人気者になったんだぞ!!
-END-
☆スパムむすびの作り方☆
ttp://i.imgur.com/gh5Ibqa.jpg
1. スパムを5mmほどの厚さにスライスする。
2. 1をフライパンなどで軽く焼く。
3. 2を握った塩飯の上に乗せる。
4. 海苔で周囲を巻く。
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