山岡「本物の寝取られってヤツをお見せしますよ」(146)

富井「やっぱり流一本が鉄板でしょう!」

田畑「でも鉄板すぎるわ。みんな知ってるでしょうし、今さらって感じね」

栗田「あ、LINDAはどうです?」

谷村「ビッチ系か……確かにエロいが寝取られメインとしては……夏庵はどうかね」

山岡「……なんだい五月蝿いな、寝られやしない」

栗田「あ……山岡さん……」

富井「や~ま~お~か~!会社で寝るんじゃな
谷村「おお、丁度良い。意見を聞かせてくれないか」

山岡「……なんなんです?」

田畑「次の特集記事で“寝取られ”を特集することになったのよ」

山岡「ああ、究極のエロスの」


花村「どんなのが良いかしらね」

谷村「ジャンルがジャンルだけに、万人受けは狙えないんだが……」

山岡「ふむ……」

栗田「LINDAなんかどうかしら」

山岡「……くだらない」

富井「なにっ?私たちが選ん
谷村「どういうことかね」

山岡「くだらない、って意味ですよ。……そうだな、一日待ってください。本当の寝取られってやつをお見せしますよ」

ガラッ

雄山「話は全て聞いた!!お前が寝取られの何を語ろうというのだ!!」

山岡「なにっ」

田畑「海原雄山!?」

栗田「て言うか窓の外に!?」

雄山「お前の言う本当の寝取られとやら、儂にも見せて貰おうか」

山岡「……良いだろう」

雄山「ではな」ピシャッ

花村「……神出鬼没ね」

山岡「ヤツはいつもそうだった……俺たちがどれだけ苦労したか」ギリギリ

栗田「海原雄山……」

――翌日
東西新聞社会議室

山岡「という訳で集まって貰った訳だが」

栗田「あの……雄…いや海原さんがまだ」

山岡「ヤツならそのうち来る。窓の鍵開けといてくれ」

谷村「うむ。今日は脈絡も無く陶山先生においでいただいた」

陶山「寝取られと聞いては黙っておれんわい!さっさと始めんか士郎!」

山岡「やれやれ……」

山岡「これを用意した」ゴトッ

田畑「パソコン?」

山岡「そうだ。今回のテーマは温故知新。用意したのはエロゲーだ」

富井「えええエロゲーだっ
花村「エロゲーですって!?」

山岡「そうだ。寝取られを語るなら、エロゲーに勝るものは無いと思う。まずはこれを」

唐山陶人だろ

山岡「エロゲーの魅力は何か……解りますか」

谷村「ふむ……演出の多彩さかね?」

陶山「ヒロインの多さもあるな」

栗田「マルチエンディングなところかしら」

富井「やはり
山岡「そう、マルチエンディングに代表される、ストーリーの分岐だ」

>>17
そうだった

山岡「例えば、これを」ポチ

花村「これは『うちの妹のばあい』ね。古典だわ」

山岡「そう。これは『妹との恋愛』というマニアックなところを狙った……と見せかけた寝取られものだ」

田畑「まだ寝取られものが市民権を得ていない時代、当時流行りだった妹ものとして売られたのよね」

栗田「それが何か……あっ」

山岡「気づいたね」

山岡「エロゲーの素晴らしいところは、意中のヒロインと結ばれるENDが存在するところだ」

栗田「つまり、『選択次第では幸せになれる』はずなのに……」

花村「自分のミスで寝取られてしまう……」

陶山「うむ、醍醐味だな」

山岡「まずは『ブルー三部作』、トゥルーブルー、エンジェルスブルー、イノセントブルーを紹介しよう」

栗田「あ、イノセントブルー!中学のときにはまったゲームよ!」

谷村「ふむ……私はゲームはあまりしないんだがこれはやったな」

山岡「この三つの共通点は、ヒロインが主人公を好きだということです」

田畑「攻略するまでもないのね、本来なら」

山岡「そう、メインヒロインのルートに入るのは至極簡単なんです。しかし……」

山岡「だがしかし、です。例えばこの『トゥルーブルー』の場合」カチカチカチカチ

花村「あ、この選択肢は……」

田畑「不良に眼を付けられてレイプされるルートね」

山岡「そう、毎朝起こしに来る様な幼なじみのヒロインがレイプで処女を喪失します」

陶山「……たまらんな」

富井「……ふぅ」

山岡「繰り返しレイプされるうち、ヒロインは快楽に目覚めていく……」カチカチ

栗田「主人公は何かおかしいと思いながら、それを防げない……」

田畑「まあプレイヤーがそうさせてるんだけどね」

山岡「この三部作は『段階的に堕ちて行くヒロイン』が素晴らしいとされて売れました」

陶山「うむ、名作じゃな」

谷村「だが、新鮮味は無いな」

花村「今さらよね」

山岡「まあまあ、これは前座です」

エロゲわかんねえ

山岡「その一方で」ガチャガチャ

花村「え?スーパーファミコン?」

田畑「まさか」

山岡「そう、数々のプレイヤーを鬱に叩き込み、目覚めさせた名作……バハムートラグーンです」

陶山「……!」

富井「な
谷村「なんだって……!?」

>>28
興味が沸いたら買ってくれ
そうこれは寝取られステマ……!

栗田「これは……!?」

山岡「全年齢どころか子供向けのゲーム……なのに拐われたヒロインは敵と……」

富井「そ
谷村「これは……トラウマだな」

田畑「サラマンダー より はやーい」

花村「やめてぇ~!」

陶山「士郎、お前なんちゅうものを……」

山岡「ここまでのまとめとして、ヒロインは幸せになる、ヒロインを幸せに出来ると信じて選択肢を選ぶプレイ」

栗田「そのプレイヤーをどん底に落とすゲーム……」

山岡「そう、そのショックこそが寝取られだと思う。そして……」

富井「ま
谷村「まだあるのかね!?」

山岡「これが俺の選ぶ究極の寝取られ……」

山岡「これだ」

栗田「『果てしなく青い、この空の下で…。』……?」

田畑「なにこれ?やったこと無いわ」

山岡「うん、これは寝取られゲーとしての知名度は低い。だが寝取られ好きには堪らないルートがあるんだ」

陶山「ほう」

山岡「発売は2000年だから10年以上前のゲームだ。全年齢版やノベライズも出た人気作品だったんだぜ」

栗田「でも……」

富井「
花村「古すぎよね」

山岡「まあまあ。とりあえず、この雨音というキャラのルートを見てくれ」カチカチ

谷村「これは……!?」

陶山「……むう」

山岡「金持ちでヤクザを従えた悪党なオヤジの屋敷で働き始めた雨音」

山岡「心配した主人公は彼女を守るため、同じ屋敷で働き始めます」

山岡「そこで……このシーンが来ます」カチカチ

山岡「ヒロインが……」

栗田「主人公のナニをしゃぶらされるのね」

花村「しかもこれは……」

山岡「そう、それまで男の子と手を繋いだ事もなかった雨音が、“主人公を気遣ってわざとツボを外してしゃぶる”というテクニックを見せるんです」カチカチ

陶山「おお……」

山岡「ヒロインが屋敷に勤め始めてから、主人公が追いかけてくるまで、或いは主人公の知らない内に、彼女は何をさせられていたのか」カチカチ

田畑「これは……クルわね」

花村「萎えたものを舌で掬って口に入れるとか、慣れてるわ……いえ、慣れさせられたのか」

栗田「……しかも出したものを噎せたりせず自分から飲むなんて」

山岡「このとき彼女は処女で、しかもボスキャラのオヤジは年齢が年齢なので一日一回しか射精できない」

栗田「それなのにこのテクニック……」ドキドキ

富井「……ふぅ」

山岡「このゲームのミソは、そこのところが描写されない点にある」

谷村「ええっ!?」

陶山「そんな殺生な!?」

山岡「あくまで主人公の見られる範囲でしか描写されず、語られない」

山岡「だからこそ、彼女が何をさせられていたのか気になって仕方がない」

田畑「そうね……一度や二度の経験で身に付くものではないし」

花村「ヤクザたちのアレをしゃぶらされたりしたのかしら」

栗田「そうか、主人公の見ていないところでもキャラクターは生きている……」

谷村「そこで何をしていたのか、させられていたのかが気になって……」

富井「……ふぅ」

陶山「ううむ、その意味ではリアルな寝取られと言えるな……」

栗田「じゃあ、彼女を選ばなかった場合は?」

山岡「その場合でも、彼女が屋敷に働きに行くのは変わらない」

山岡「彼女のルートを選んだ場合、彼女の処女は主人公が貰う事になるが、別ルートではそうじゃない」

陶山「つまり」ゴクリ

山岡「後半……というか終盤まで彼女の出番は無く、ようやく出てきた彼女は……」カチカチ

栗田「これは……!?」

山岡「昼夜の区別も怪しい様な、廃人寸前にまで追い込まれている」

田畑「ひどい……」ハァハァ

山岡「もちろん、何があったか描写はない」

陶山「おお……これは心臓に悪い……」ハァハァ

山岡「彼女のルートにはこんなシーンもある」カチカチ

栗田「ひいっ」

谷村「なんと」

山岡「ヤクザたちの見守る中で主人公相手にアナルセックスを強要されて」

花村「自分から腰を振ってる……!?」

田畑「感じてるんだわ……」

陶山「開発されてたのか……」

富井「…………ふぅ」

山岡「しかも原画は“たかみち”なんだ」

谷村「あのLOの表紙のたかみち氏か!」

陶山「これは買いにいかねば……」

山岡「残念ながらここまで濃いヒロインは彼女だけだが、他のヒロインも毒牙にかかる」

田畑「これは良いわ」モゾモゾ

花村「帰りにソフマップ寄って行きましょう」モゾモゾ

山岡「これが俺が用意した究極の寝取られ」

雄山「あま゙い゙わ!」ガラッ

富井「ひいいっ!?」

花村「また窓から!?」

陶山「若干鼻声だが大丈夫か雄山」

栗田「寒いものね……」

雄山「お前に゙寝取ら゙れというも゙のを教えてや゙るわ」

谷村「はいティッシュです」

雄山「うむ」チーン

山岡「出たな雄山……!」

雄山「儂も暇ではない。本題に入るぞ」ソワソワ

田畑(ソフマップ行くのね……)

花村(ソフマップだわ……)

雄山「これを見ろ」バサッ

山岡「これは……!?」

栗田「……ッ!」

雄山「そこの栗田ゆう子が過去に付き合った男どもの資料よ」

田畑「ええっ!?」

谷村「これは……ん?これは栗田くんのお父さんではないか」

栗田「……!?」

山岡「これは……まさか」

雄山「ふふ……」

陶山「まさか……」ドキドキ

栗田「……」

山岡「どういうことだ雄山……」ドキドキ

雄山「教えない」

山岡「……何?」ドキドキ

雄山「教えない」

山岡「雄山てめえ!」ドキドキ

谷村「うう……心臓が」ドキドキ

富井「……ふぅ」

陶山「待て……この資料にある数字は何だ」ドキドキ

花村「回数とか?」ドキドキ

谷村「この浮浪者っぽいのが『15』……これが最小か?」

田畑「いえ……お父さんの『13』ってのがあるわ」

山岡「……あっ!」

陶山「まさか……年齢……!?」

栗田「……」

雄山「教えない」

陶山「雄山てめえ!!」

雄山「士郎……これが何だか解るか?」

山岡「それは!無線リモコンバイブ・スーパー飛っ子DX6のリモコン!?」

雄山「そうだ」カチ

栗田「……ッ」ブィィィィン

山岡「雄山……!」

雄山「ふふ……これぞ至高の寝取られ……とくと味わったか士郎……!」

陶山「……無いな」

雄山「……何?」

田畑「無いわ」

花村「リアル寝取られとか無いわー」

谷村「ちょっと引くな」

雄山「……えっ」

山岡「胃がムカムカする……」

雄山「……えっちょっ」

栗田「……ッ!……!」ブィィィィィィ

雄山「いやいや待て待て、ほら、まだ昨夜撮りたての秘蔵の画像が」

栗田「……!……ひッ!ッ!」ブィィィィビクンビクン

谷村「いやいや、さすがに紙面に載せられませんし」

陶山「そうだなあ……」

雄山「ど、動画もある!動画もあるんだぞ士郎!ほら!」

山岡「新聞で動画をどうするんだ雄山」

雄山「いやいやいやいや」

陶山「ではこの勝負、究極側の勝利ということで



陶山「ほう、超電磁砲の寝取られSSか」

田畑「スレ乗っ取りしてるからスレ寝取りのダブルニーミングなのね」

花村「ぶっちゃけありふれてるわね」

谷村「旬は過ぎたしなあ……」

富井「というかSS書いた人に失礼では」

山岡「>>1が書いたやつだから大丈夫ですよ」

栗田「……!……!」ブィィィィィィィィ

雄山「くそ……覚えておれ!」ガラガラピシャッ

山岡「待て雄山!画像と動画は置いて行け!」

田畑「さて、私たちはソフマップ行きましょうか」

花村「さんせ~い!……あら、でも栗田さんが失神してるわ」

栗田「……」ブィィィィ

谷村「富井くんも密かに枯れ果ててるな」

富井「……」

陶山「うん、まあ、栗田くんは私たちに任せて早く行きなさい。儂の分も買っておいてくれ」ソワソワ

山岡「面倒くさいなあ、本当に面倒くさいが仕方がないなあ」ソワソワ

谷村「さあ早く行きなさい。ああ、栗田くんとは全く関係ないんだが、取材用のカメラはどこだったかな」カチャカチャ

花村「はーい!……って任せられるかあ!!」

山岡「どひー!」


終わり

いや宣伝とかじゃないですよ?
慌てる雄山にヒトネタ欲しかったけど、人のじゃ失礼だし。

ともあれ、書きたかったのは果て青のネタなのでまあアレで

以下寝取られ談義などどうかひとつ

ステマステマ

>>115
そう最近ステマステマと良く聞くので敢えてステマっぽいの書いてみた

ああ大塚子虎入れ忘れてた
あとタクティクスオウガも

ここまでひげなむち無し、だと・・・

あと寝取られとはちょっと違うけど、ゲーム開始時から非処女のヒロインとか良いと思います!

あぁ宣伝なんてただのネタだから本気にすんなよ

>>122
下級生2のことかー!

あと夢見師もそうだな
メインヒロインと隠れメインヒロインが非処女という

俺の彼女はガテン系やって心が死にそうになったんだが

>>123
さんきう

>>129
噂には聞いてるが凄いらしいな

昔のアリスソフトとか良い意味で酷かったが

そのほかのおすすめのNTRお願いします!

>>132
最近のは色々あるから古いのから

アリスソフト『守り神様』
守り神となって、強運の持ち主である父親不在の間、母・姉・弟を守り抜くゲーム
(色々な規制の前なので弟が中○生だったり)
それぞれハッピーエンドが一つにバッドエンドが二つ以上
凌辱系寝取られもの
(弟ルートは恋人が犠牲に)

唐突な寝取られと言えばオーバーフローのサマーラディッシュバケーション1

本気で驚くぞ
CG少ない(その分安い)のが難ではあるが

雄山「店主…ここの店はNTRの専門店だな」

店主「はい、左様でございます」

雄山「そうか、ではこの店で一番自身のあるNTRを見せてくれ」

店主「それではこの「ガテン系彼女」はいかがでしょう?」

店主「原画は国産の門井亜矢しておりますし、ボリュームも満点です」

雄山「ふむ、それを出してみろ」

店主「はい」

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