P「アイドル達にメアドを教えたら大変な事になった」(1000)

どうも、最近事務所ではメールブームが到来したらしく、

アイドル達はそれぞれお互いにアドレスを交換して、メールのやり取りをしている。

なんでも、やよいが初めて携帯を貰った嬉しさでみんなにアドレスを教えたのが発端なんだとか。

その流れで俺もみんなにアドレスを聞かれ、アイドル達とメアドを交換したのだが・・・・・


ピピピピッ ピピピピッ

P「・・・う~ん、もう朝か・・・」

P「今何時だ・・・?」

携帯パカッ

「新着メール:33件」

P「・・・え?」

P「な、なんだぁ?新着メール33件って・・・ひょっとして、まだ夢なのか?」ギュムッ

P「い、いててっ!いてえよ!!・・・どうやら、夢じゃないみたいだ」

P「それにしてもなんだってこんな急に・・・スパムに狙われるような覚えはないんだけどなあ」

P「・・・」

P「・・・い、いや待てよ。そういえば昨日、事務所でみんなとアドレス交換をしたよな」

P「ま、まさか・・・!?」

受信ボックス

1:星井美希
2:高槻やよい
3:星井美希
4:星井美希
5:天海春香
6:萩原雪歩
7:萩原雪歩
8:菊池真
9:音無小鳥
10:音無小鳥
11:音無小鳥
12:高木社長





P「な、なんじゃこりゃあああああーーーっっ!!?」

P「と、とりあえず全員から一通以上は来てるみたいだな・・・」

P「な、何々?よろしくお願いしますだのお休みなさいだの・・・ま、まあ一々返さなくてもいいだろ」

P「音無さんはなんでこんなに送ってきてるんだ?」

一通目「お仕事お疲れ様です!そ、それでよかったらなんですけど・・・これから飲みに行きませんか?」
二通目「どうしてお返事くれないんですかっ!こうやったら私一人で行きますからね!」
三通目「一人酒なう 気持ち悪いピヨ」

P「・・・・・」

P「音無さんのアドレスは消しておこう」

P「雪歩も二通送ってるな・・・」

7:萩原雪歩 01/06 22:24
件名:雪歩です!
本文:あ、あの・・・プロデューサー。
せっかくアドレスも交換したんですから、これから、いっぱいメールとか送りますね!えへへ・・・

8:萩原雪歩 01/06 22:54
件名:ごめんなさい
本文:私、浮かれて慣れなれしくメールなんてしちゃいましたけど、
よく考えたら、お仕事の邪魔ですよね?
うぅぅ・・・ダメダメな私のアドレスなんて、もう穴の中に埋めておいてくださいぃ・・・

P「なんだこれ申し訳ない・・・全然そんな事ないのに」

P「仕方ない、雪歩には返信を打っておくか・・・」

P「『そんな事ないよ、これからはメールでもよろしくな』っと」

P「送信」

コースモス コスモス♪

P「返信早っ!?」

P「・・・と思ったら雪歩じゃなかった。美希?」

件名:おはようなの
本文:プロデューサー、どうしてお返事くれないの?

P「うわああああめんどくせええええええ!!!!!」

P「『ごめんな忙しくて。でもちゃんと見てるよ』」

P「送信」

P「なんでみんなメールにこだわるんだ・・・?べつに事務所で会えるんだからわざわざメールしなくてもいいだろうに」

コースモス コスモス♪

P「・・・」パカッ

From:音無小鳥
件名:おはようございます
本文:二日酔いですけど質問ありますか?

P「ねーよ!!!」

P「『いい加減にしてください』っと」ピッ

P「こ、こんな事してる場合じゃない・・・早く支度して出勤しないと」

コースモス コスモス
コースモス コスモス

P「・・・・・」

P「アイドル達のアフターケア(?)もプロデューサーの仕事のうちだよな!」

P「よし、今日はメールでパーフェクトコミュニケーションだ!!」

P「まずは社長に遅刻するって言っておこう」

P「送信、っと」

P「これが本来の使い方だよな・・・ま、別にいいけど・・・」


P「とりあえず、昨日きてたメールに返信するとするかな」

P「さっき美希と雪歩には返したから・・・最初はやよいか」

From:高槻やよい
件名:はじめてのめーるです!
本文:うっうー!さいきんじむしょのみんなとあどれすこうかんして、めーるしてます!
ぷろでゅーさーも、わたしとめるともになりましょー!

P「使い立てだから漢字の打ち方がわからないのか・・・」

P「『まずは漢字の打ち方の練習しような(笑)』でいいか」

P「えっと次は・・・春香か」

From:天海春香
件名:プロデューサーさん!メールですよ、メール!
本文:こんにちは!天海春香です!・・・ってもう夜ですよね><
最近事務所でメールが流行ってますけど、まさかプロデューサーさんとメールするなんて・・・
なんだか不思議な気分です。プロデューサーさんは、どんな感じですか?

P「どんな感じって言われてもな・・・」

P「『俺も、みんなとメールする事になるなんて思わなかったよ。なんだか親しくなれて嬉しいな』とでも言っておけばいいか」

P「はい送信」

P「えっと・・・次は、真か」

From:菊池真
件名:真ですd('-^)
本文:こんばんわっo(≧▽≦)oプロデューサーはまだ起きてますかッッ?
ボクは今、近所の公園でジョギングしてます!夜風がとっても気持ちいいんですよ(キラキラの絵文字)
今度、プロデューサーも一緒にジョギングしましょうねッッ(ハートの絵文字)

P「ず、ずいぶん可愛らしい文面だな・・・」

P「真も女の子ってことか、なんだか違った一面が見れて得した気分だ」

P「『ジョギングよりも真と二人三脚したいな(ハート)』はっはっは!こりゃいいな」

P「次は誰だっけ・・・早くも面倒くさくなってきた」

P「次は・・・・っと、探してるうちにメールがきたぞ」


From:piyocyan-piyo.piyo@codomo.ne.jp
件名:ちょwwwww
本文:遅刻しないでくださいよwwwwwww

P「・・・」

P「『おkwwww30秒で支度するwwwwww』」

P「着拒しようかな・・・・」

P「次は社長か・・・でも社長って元々アドレス知ってるしあんまり関係ない気が・・・」

P「まあ一応見ておくか」

From:高木社長
件名:ごきげんよう!
本文:やあ君。どうも事務所ではメールが流行っているみたいでね?
私もアイドル諸君にアドレスを聞かれてしまったよ!!ハッハッハ!
そこで、ものは相談なんだが・・・私に、メールの打ち方を、教えてはくれないかね?
いやはや、若者とのメールともなると、少々緊張してしまってな!ぜひ、よろしく頼むぞ!


P「社長・・・」

P「(それ以前に社長にメールする人なんているのかな・・・)」

P「まあいいや。さっき遅刻するって送信しちゃったしあとで返しておこう」

P「あとまだ21件もあるのか・・・・・こりゃ昼休みにも間に合わないか」

P「・・・あ、メールだ」

P「げっ、社長からだ。さすがに遅刻は不味かったか・・・?」


From:高木社長
件名:音無君にメールの打ち方を教えてもらったぞ
本文:遅刻ワロタwwwwwwwwwww
これで、どうかな?


P「(あの人なに教えてるんだよ・・・・・)」

P「でもまあ、怒ってないみたいだしいいか」

P「ん?なんだこれ・・・知らないアドレスからきてる」

From:kuroi_kurosugiru...@kusoftbank.ne.jp
件名:ウィ。
本文:ほう?アイドル達とメールごっことは・・・ずいぶんと余裕なようだな。
まあ、弱小765プロほど下らないおままごとが似合う事務所もそうそうないだろうがな!!
ハーッハッハッハ!!!アデュー☆


P「・・・黒井社長か・・・まあアドレス見れば一目瞭然だけど」

P「結局何が言いたかったんだ?というかなぜ俺のアドレスを知っている?」

P「『もしかして、俺とメル友になりたいんですか?』」

P「送信」

P「うわ。黒井社長から早くも返信が」

From:kuroi_kurosugiru...@kusoftbank.ne.jp
件名:馬鹿な!
本文:何をふざけた事を言っている!!!
貴様のようなボンクラプロデューサーを見ると私は虫唾が走るのだよ!!
・・・おっと、無駄な時間を使ってしまう所だった。私は貴様らと違って忙しいからな。
それでは本当に失礼するよ、アデュー!


P「1分で返信してきてよく言うよ・・・でも面白いから適当に相手しておこう」

P「『了解です。ウィ(笑)』」送信

P「っと、こんな下らないことしてる場合じゃなかった。本当に時間を無駄に使う所だった」

P「さて、メールの続きを・・・あ、次は千早からか」

From:如月千早
件名:如月千早
本文:よろしくお願いします。


P「・・・。まあ予想はしてたけど・・・千早らしいといえば千早らしいか」

P「せっかくのメールだし、普段言えないようなことをメールで言ってみよう」

P「『クールな千早かわいい!』送信♪」

ヴーッ ヴーッ

P「うわっ!?もう千早から返信か」

P「そっけないのか興味があるのかわからんな・・・」

From:如月千早
件名:Re:
本文:警察呼びますよ?


P「やっぱりそっけなかった・・・」

P「ごめんなさい、冗談です・・・っと、送信」


P「なんかでも、こういう何気ないやり取りができるほうが俺は好きかもしれないな」

P「ふだんは気を張ってばっかりで、他愛のない会話ってなかなかできないよな・・・」

ヴーッ ヴーッ

P「本当返信早いな・・・」

件名:怒ってませんけど
本文:冗談なんですか?


P「(これはパーフェクトコミュニケーションの予感)」

P「うん。この話の続きは千早と営業に行くときにでもとっておこう」

P「あと19件か・・・とは言っても、美希のツイッターにでも書いとけってメールが大半だな」

P「お、次は貴音からだったか」

From:四条貴音
件名:夜分いかがお過ごしですか?
本文:こんばんわ、プロデューサー。わたくし、めーるというものに初挑戦中でございます。
なんでも、写真を撮ってプロデューサーに遅れるとか・・・私がただ今食しております、らぁめんの画像を送りますね
添付画像:img001.jpg


P「いいなあああああああおいしそう」

P「そういえば朝から何も食べてないな・・・腹が減ってきた」

P「さっきから美希のメールもうるさいし、とりあえず適当に返事しておくか」

件名:なあ美希。
本文:おなかすいた

P「送信、っと」

P「あれ?なんだか俺、メールを楽しんでる気がするぞ」

P「・・・ってそんな事ないよな!これも仕事のうちだ仕事の!」

ヴーッ ヴーッ

件名:ミキも!
本文:なんか食べに行こ?

P「うーん・・・行きたいところだけど、そもそも出社すらしてないしな」

P「残りのメールも早く見てしまおう」

件名:後でな
本文:今忙しいんだ

P「・・・ウソだけど」送信

P「えーと・・・次は・・・亜美だな」

From:双海亜美
件名:ぉッ£!
本文:兄ちゃ→ω起(≠τゑ→?±τ、問題τ〃£!
⊇σ乂→儿レ£★亜美`⊂真美、`⊂〃ッちヵゞ打ッτゑτ〃Uょ→!
正解レ£5分後!

P「なんだこれ読めねえwwwwww」

From:双海真美
件名:世レヽヵゝレヽレ£ッひoょ→!
本文:±ッ(≠σ乂→儿レ£、亜美σヶ→勺ゥ譟開ら真美ヵゞ打ッT=ωT=〃ひoょ→ω!
兄ちゃω、ゎヵゝッT=ヵナ?ξяёU〃ゃ、маT=日月日Йё→!/ヽ〃ィ/ヽ〃→ィ!

P「・・・だめだ、一通目も二通目もなにが書いてあるのかさっぱり・・・」

P「うーむ・・・気になるし、あとで本人達に聞いておくか・・・」

P「あとまだメール見てないのは誰だったかな・・・」

P「・・・ええっと、あ、律子か」

From:秋月律子
件名:こんばんは!
本文:律子です!とは言っても、いつも事務所で顔を合わせますし、
特にメールする事もないですよね・・・ま、なにはともあれこれからもよろしくお願いします!

P「うーん、良くも悪くも真面目って感じ」

P「どうせだから、なにかおちょくってやろう」

P「メールならいつもの鉄仮面も怖くない」

P「『そんな事言わないでさ、職場ではできないような内緒の話しようよ(笑)』」

P「へへへ・・・・送信。はっ!いかんいかん、素で楽しんでいる自分がいた」

P「返信北」

件名:(怒)
本文:そんなふざけた事言ってる暇があったら早く出社してください!!

P「ですよねー」

P「結局、後で顔を合わせたときが怖い・・・」

ヴーッ ヴーッ

ヴーッ ヴーッ

P「ん?一気に2件も受信した」

From:piyocyan-piyo.piyo@codomo.ne.jp
件名:(無題)
本文:どうして私とは内緒の話してくれないんですか?

P「・・・」

From:高木社長
件名:何をしている!
本文:早く出社汁wwwwwwwww

P「この二人は揃って・・・・・」

P「冷静に考えるとまずいよなこれって・・・メールしてて遅刻だなんて普通だったら解雇モンだよ・・・」

P「いや、冷静に考えなくてもまずいんじゃないか?」

P「・・・まあ残りのメールを見て考えよう」

From:水瀬伊織
件名:伊織ちゃんよ!
本文:この伊織ちゃんがアンタごときにメールしてやってるんだから感謝しなさいよねっ!?
だ・・・だから、もし返事しなかったりしたら絶交なんだからっ!!

P「うわあ・・・ぜ、絶交って。これはまずいぞ」

P「いやー、下手に出勤して伊織のメールを無視してたら大惨事だった」

P「『ははーっ!スーパーアイドル伊織殿とメールができて、拙者幸せでござる!』」

P「これでよし・・・と」ピッ

P「よく考えたら携帯なんだから、電車に乗りながらでも返信すればいいんだよな」

P「・・・仕方ない、社長・・・は怒ってるのかよく分からないけど律子の顔が怖いから、事務所に向かうとしよう・・・」

P「あとはあずささんと、響からのメールがまだだったな」

From:三浦あずさ
件名:あずさですo(^-^)o
本文:こんばんわ、プロデューサーさん。三浦あずさです(^^)
私、あんまりメールとかしたことなくて、とっても新鮮な気分です♪
これからはメールでも、運命の人を探してみようかなぁ・・・?

P「なるほどね。あずささんらしい、平穏無事って感じだなあ」

P「でもとりあえず・・・」

P「『メールで運命の人を探すのはやめたほうがいいと思いますよ・・・』」

ピッ「送信」

P「最後は、響からだったな」

From:我那覇響
件名:プロデューサー!響だぞ!
本文:プロデューサー!自分とアドレス交換してくれて、ありがとう!
その・・・自分は家だといつもペット達と一緒にいるけど、たまに人肌が恋しい・・・って時もあったんだ。
だから、これからはプロデューサーにメールたくさん送るから、覚悟しといてね!

P「響・・・・」

P「そうか、メールってこういったケアもできたんだな。最後の最後に、メールの重要性がわかったよ」

P「『ああ。これで、俺も響のペットの仲間入りかな!?なんちゃって!』」

P「送信、っと・・・・あれ?あ、地下鉄だから圏外で送れないや」

P「・・・まあいいか」

P「ふーっ、着いた着いた!すっかりお昼を回っちゃったな・・・てへぺろ☆」

P「ま、まあ朝からアイドル達とのコミュニケーションはバッチリだし、今日もいい日になりそうだ!」

ガチャッ

P「おはようございまーす!」

律子「おそようございます?プロデューサー殿?」

P「うっ・・・」

アイドル達「おそようございます!プロデューサー(さん)!」

P「って、な、なんだみんな来てたのか・・・ははっ、これが社長出勤ならぬプロデューサー出勤ってやつかな!!?」

シーン

社長「君・・・分かってるとは思うが、ちょっといいかね?」

P「・・・は、はい」

社長「いや、私も君とのメールのやり取りは楽しかったよ?だがしかしね、それに現をぬかし、本分を忘れてもらってしまっては困る」

P「おっしゃる通りでございます・・・」

社長「ふむ。反省もしているようだし、今後はこのような事で遅刻しないよう、十分気をつけてくれたまえよ?」

P「は、はいっ!すみませんでしたっ!!」

小鳥「バツとして、プロデューサーさんは一週間携帯没収です!」

P「うっ・・・は、はい・・・」

P「(自分だってメールしてたくせに・・・・)」

P「ま、まあ携帯なんて無くなったって、直接コミュニケーションすればいいわけだし!な、みんな!?」

美希「プロデューサー・・・美希にはあんまり返信してくれないのに、律子、さんとか千早とはしてた」

響「じ、自分なんて返信こなかったぞ・・・・」

P「あ、い、いや!それには深い理由があってだな・・・!」

律子「なーにが深い理由なんてあるもんですか!二人で内緒の話しましょう(笑)なんてしょうもないメール送っておいて!」

千早「ちなみに、私はクールな千早かわいいって褒められましたよ」

春香「!?ぷ、プロデューサーさん・・・それって、どういう事ですか?」

P「あ、それは、その・・・手が勝手に!あ違う!予測変換が勝手に打ったんだ!!」

「「「「プロデュ~サ~ッッッ!!!!!!」」」」

P「ひええええ!!もうメールなんて、こりごりだああぁぁぁ!!!!!」


バッドコミュニケーション!ちゃんちゃん!

本編は終わり
あと残りはメールスレにしたいけど誰とメールするか考えてない

~あれから一週間後~


P「さ~て!今日はようやく愛しの携帯が返ってくるぞ!」

ガチャ

P「おはようございまーす!」

P「さあさあ音無さん、約束の一週間ですよ?もう十二分に反省しましたから、携帯を返してください!」

小鳥「わ、わかってますよー・・・はい、どうぞ」スッ

P「ああよかった。無事だったか・・・・・ん?」

小鳥「?どうかしたんですか?」

P「なんか携帯の壁紙が音無さんのプライベート画像になってるんですけど」

小鳥「あ、その服可愛いですよね?私のお気に入りなんです~」

P「(知らねえよ・・・・・・)」

P「ん?待てよ・・・携帯の中身を勝手にいじられてるってことは・・・」

アドレス帳 ピッ

P「ああっ!?やっぱり音無さんのアドレスが再登録されている!!」

P「まったく、何が彼女をそこまでさせるのやら・・・・」

P「まあいいや、また消せばいいだけの話だし」ピッ

『暗証番号が違います』

P「・・・え?」

小鳥「・・・ニヤリ」

P「う、嘘だろおおおおおおおお!!?」

小鳥「私以外の人と浮ついたメールばっかりしてるからそうなるんです!」

P「な、なんで俺が浮気してるみたいな言い草なんですか・・・」

小鳥「だって、それはプロデューサーさんが罪作りな男だからいけないんです・・・・//」

P「・・・まあ分かりましたよ。それで、どうすれば音無さんのアドレスを消させてくれるんですか?」

小鳥「消させてって・・・。いくらなんでも酷すぎませんか・・・?」

小鳥「そうですね、一日に100通以上私とメールしてくれれば、満足して消すかもしれません!」

P「(一日100通もメールしてたらまた没収されるわ・・・)」

P「自宅」


P「ふーっ、今日も一日疲れたなあ・・・」

P「この前の携帯騒動以来、みんなとの信頼を取り戻すのに苦労した一週間だった・・・」

P「・・・ま、携帯も返ってきたことだし!気晴らしにメールでもして、全く懲りてない事をみんなにアピールするか!」

(小鳥「一日に100通以上私とメールしてくれれば・・・」)

P「・・・仕方ないなあ・・・」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:お疲れ様です
本文:これであと99通ですね

P「なんだよこの登録名・・・・・」

P「まあ言っても仕方ないか、できる限りのノルマは今日消化しよう。音無さんが寝てても一方的に送り続ける」

P「とりあえず送信っと」

ピッ

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:わあ!
本文:本当に送ってくれたんですね!嬉しいです(笑)

P「・・・」

P「字面だけなら、可愛くなくもないんだけどなあ・・・」

P「まあ、いつもの感じで、かる~く接してみよう」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:勘違いしないでください。
本文:一刻も早く愛しの小鳥ちゃんを削除したいだけです。

P「送信」

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:またまたそうやってwwwwwww
本文:実はちょっと傷つきます><

P「傷つきます><って・・・」

P「ちょっと可愛いけど、ここで折れたら面白くない。もう少し強気でいってみようか」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:(無題)
本文:豆腐メンタルじゃないですか・・・


P「う~ん、ちょっと言いすぎかなぁ。ま、メールなんてそんなもんだろ」送信

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:Re:
本文:好きな人にそんな事言われたら誰だって傷つきます

P「・・・ん?」

P「・・・どういう事だ、これ」

P「そ、そういう事なのか・・・?」

P「いやいや、落ち着け!相手のペースに飲まれるな!相手は音無さんだぞ」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:Re:Re:
本文:からかってるのか酔っぱらってるのかどっちかにして下さい(笑)

P「・・・・」

「送信」

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:Re:Re:Re:
本文:ごめんなさい変な事言っちゃって!実は飲みすぎちゃったんれすぅwwwwてへピヨ☆

P「・・・・」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:嘘ですよね?
本文:だって音無さん本当に酔っぱらってたら誤変換激しいですからすく分かりますよ

P「送信・・・」

P「・・・どうしようこの流れ」

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:だったら
本文:どうしてそんなに酷い事ばっかり言うんですか?

P「おおう・・・やっぱり言いすぎたか・・・」

P「音無さんだからこその、なんだけどなあ・・・」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:それは
本文:そうでもしないと100通もメール続きませんからね…

P「なに言ってるんだ、俺」

P「そろそろ可哀想になってきた気がしなくもない」

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:(無題)
本文:プロデューサーさん、私の事嫌いなんですか?

P「・・・・・」

P「件名も無題になってるしそろそろ潮時かもしれないな・・・」

P「落として上げるのが、プロデュースの基本!・・・なわけないか」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:Re:
本文:嫌いだったらメールなんてしませんよ

P「なんだか我ながら気持ち悪い展開になってしまったな・・・」

P「まあいいや、送信」

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:Re:Re:
本文:おおっと!ここでデレデューサーの入場か~!?

P「ちょっと持ち上げるとすぐこれだよ・・・」

P「まあ、それが音無さんの可愛いところ、なのかもしれないな」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:デレてません!
本文:嫌いじゃないから嫌いじゃないって言ったまでです

P「ふー・・・」

P「ひょっとして、俺ってツンデレなのか・・・?」

P「あれ・・・返信がこなくなったな」

P「何か不味い事でも言ってしまったか・・・?」

P「ううむ、思い当たる節が多すぎてどれかわからない」

P「まあ・・・考えても仕方ない。ノルマ達成も今からじゃ無理そうだしもう寝よう」

P「明日ひとこと謝っておけば大丈夫だよな」

P「おやすみ」

・・・・・・・
・・・・
・・

ヴーッ ヴーッ

P「んん・・・・?なんだ、こんな時間に・・・・・?」

P「メールか・・・」

パカッ

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:あ
本文:イェーイwwwwwプロデゥーサー、みてれぅー?wwwwwwww


P「はあ・・・結局飲んだのか・・・・」

To:愛しの小鳥ちゃん
件名:い
本文:見てますよ、見てますから飲みすぎて明日寝坊しないでくださいね?

P「送信、っと」

P「・・・」

P「さすがに酔ってるからか返信が遅いな・・・って期待してる俺も大概か」

ヴーッ ヴーッ

From:愛しの小鳥ちゃん
件名:うううううwwwwwww
本文:わたしもぷろでぇーさーしかみえにいですせwwwww
わたしぷろでぇーさのことだいすけでせからーwwwwwww

P「だいすけって誰だよ・・・肝心なところ打ち間違えるんだから」

P「ま、いいか。どうせなら、もっとちゃんと言われたいしな・・・直接」

P「これ以上送っても無駄だろう・・・ま、明日からも100通メールできるんだしまた明日って事で」

パタン

~翌日~


P「おはようございまーす」

小鳥「お、おはようございます・・・昨日は、その、すみませんでした・・・・」

P「べつにいいですよ。いつもの音無さんでしたし」

小鳥「ぴよ・・・・」

P「はぁ~、でもまた今日も100通もメールしなくちゃいけないのか・・・・・愛しの小鳥ちゃんと」

小鳥「ぴよっ!?//ぷ、プロデューサーさん、今なんて・・・・?///」

P「なんでもないですよ。それにもうメールの話なんていいじゃないですか!今はこうして、顔を合わせて仕事ができるんですから!」

小鳥「は、はいっ!くすっ・・・今日も一日頑張りましょうね、プロデューサーさん♪」


愛しの小鳥ちゃん編
END

こんな感じでメールを垂れ流してくだけだけど誰得なんだこれ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

リッチャンハカワイイデスヨ

保守

保守ついでにアイマスSSのオススメ教えてくれ

うそだろ……

>>491
冬馬「765プロの如月千早って絶対マグロだよな」
冬馬「765プロの如月千早って絶対マグロだよな」 - SSまとめ速報
(ttp://hayabusa2.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1321094545/)
春香「プロデューサーさん!団結ですよ、団結!」
春香「プロデューサーさん!団結ですよ、団結!」 - SSまとめ速報
(ttp://hayabusa2.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1324641211/)

今年は、今んところこれかね。続き期待してる
伊織「た、貴音が欲しい!……んだけれど」

>>1が帰ってくるまで作るもう辛抱たまらん

~あれから一週間後~
P「さ~て!今日はようやく愛しの携帯が返ってくるぞ!」

ガチャ

P「おはようございまーす!」

P「さあさあ音無さん、約束の一週間ですよ?もう十二分に反省しましたから、携帯を返してください!」

小鳥「わ、わかってますよー・・・はい、どうぞ」スッ

P「ああよかった。無事だったか、てっきり壁紙変えられたりとかされてるかと思った」

小鳥「…あ、忘れてた」

P「おい」

>>499
任せていいのか?

まさに分水嶺

>>494 >>497
読んだわ良スレばっかだよな団結とか名作

>>501
任せろ
あと分水嶺って何?


#この安価で誰ルートか決まる

―部屋―

P「さて、今日もメールしてみるか!」

P「やっぱりここは>>505だな」

黒井


P「よし、そうときまれば早速…」

~♪

P「メール?誰から」

From:kuroi_kurosugiru...@kusoftbank.ne.jp
件名:聞いたぞ…
本文:貴様、アイドルとのメールのやり過ぎで携帯を没収されたのだな?
何と滑稽なことだ!
それでもアイドルをプロデュースする立場か!
少しは自分の身の振る舞いを考えたらどうだ!!

以後気をつけろ!
アデュー!


P「『何か小姑みたいですねwwwwwwウィwwwwww』っと」

放置してごめんなさい
残りは適当にgdgd書きますか

P「自宅」


P「ふーっ、今日も一日疲れたなあ・・・」

P「この前の携帯騒動以来、みんなとの信頼を取り戻すのに苦労した一週間だった・・・」

P「・・・ま、携帯も返ってきたことだし!気晴らしにメールでもして、全く懲りてない事をみんなにアピールするか!」

P「(・・・とは言っても、だれに送ろうかな)」

P「(美希はずっと返事要求してきそうだし亜美真美のは読めないし)」

P「(律子はまだおかんむりだろうし、それ以外のメンバーはそもそもメール自体あんましなさそうだよな・・・)」

P「うーむ・・・・・」

P「よし、目をつぶって適当に引いた人に送ろう」

P「本文は・・・今、暇?でいいや」

P「さて・・・だれに当たるかな!?」

※この書き込みのコンマ下一桁が
1春香
2真
3やよい
4千早
5美希
6竜宮の誰か
7響
8雪歩
9社長
0貴音

P「結局誰に送ったんだ?」

P「・・・っと、千早か」

P「そういえば、この前の話の続き、結局してなかったな」

P「まあ信頼回復でそれどころじゃなかったから仕方ないか・・・」


ヴーッ ヴーッ

P「お、返ってきたぞ」

From:如月千早
件名:Re:
本文:暇ですけど・・・何か用ですか?


P「うん、予想はしてたけど話を続けづらい」

P「ま、まあこの前の流れでいこう」

To:如月千早
件名:特に何も
本文:携帯復帰記念にクールな千早とメールしようと思って

P「送信」

P「呆れられそうだな・・・」

From:如月千早
件名:そうですか
本文:懲りてないんですね

P「ははは・・・すみません」

P「返信だけは早いのが気になるが・・・うーん、なんて返そう」

P「もうこうなったら押しまくってみよう、どうせ話続かないし」

To:如月千早
件名:そうですね
本文:どうして千早っていつもそんなに素っ気ない感じなんだ?

P「よし」

From:如月千早
件名:べつに・・・
本文:素っ気なかったらだめですか?

P「なんだこいつ・・・可愛げのないメールよこしやがって」

P「むしろなんでアドレス交換したんだ・・・本当にメールする気あるのか?」

P「まあ普通に考えれば、職場仲間とプライベートなメールをする事の方が珍しいか・・・」


To:如月千早
件名:うん
本文:アイドルとしてヴィジュアルって大事だろ?
それに何より俺が寂しい

P「早くもブチりブチられそうな雰囲気だ」

P「つなぎで誰かほかの人にも送ろうかな」

ヴーッ ヴーッ

P「あれ?千早じゃない」

From:秋月律子
件名:怪しい・・・
本文:まさかとは思いますけど、携帯が返ってきたからってまたアイドル達とメールでもしてるんじゃないでしょうね?
今度遅刻したりしたらただじゃ起きませんから!

P「な、なんでわかるんだ・・・」

P「律子の勘、恐るべし・・・」

P「『そういう律子だって俺に送ってきてるじゃないか』」

P「送信っと」

ヴーッ ヴーッ

P「あ、今度は千早からだ」

From:如月千早
件名:すみません
本文:アイドルとしてヴィジュアルが大事って言うのはわかります。
でもそれとプロデューサーになんの関係があるんですか?

P「マジレス乙・・・」

P「なんだよ、どんな関係があったっていいじゃないか」

P「強いて言うならば、二人だけの関係かな・・・///」

P「・・・なんて流石に言えないか」

To:天海春香
件名:いいけどさ
本文:俺にも普段とは違う顔を見せてほしいってことかな?

P「送信・・・。ん?」

P「うわ!間違えて春香に送っちゃったぞ!!」

P「キャンセルキャンセルキャンセル」

携帯「送信完了しました」

P「うわあああああ間に合わなかった・・・」

ヴーッ ヴーッ

P「もう見たくないな・・・」

From:秋月律子
件名:そういう問題じゃないです!
本文:さっきのは親切な私からの忠告です!忠告!
揚げ足ばっかりとってると本当に怒りますからね!

P「さすが律子・・・このトラブルを見越した上での忠告だったのか。だが遅かった・・・」


P「やばい・・・春香からメールだ・・・」

From:天海春香
件名:プロデューサーさん?
本文:さっきのメール、ご送信ですよね?誰とメールしてたんですか?^^

P「うひゃあ・・・わざと^^とかつけてんのかな・・・・」

P「だとしたら相当修羅場の予感だけど・・・考えすぎか!」

P「『ちょっと故郷のお母さんに・・・^^』」

P「もうこれでいいや、シラネ」

P「ついでにさっきのメールを千早にも送っておこう」

P「これは携帯が鳴るたびにドキドキするな・・・」

ご送信→誤送信

ヴーッ ヴーッ

P「・・・ゴクリ」

パカッ

From:星井美希
件名:暇?
本文:携帯返ってきた記念にメールしよo(^-^)o

P「なんだ美希かよ・・・」

To:星井美希
件名:ごめんな
本文:いま手が離せないんだ

P「携帯から手が離せないのは事実だからな・・・」

ヴーッ ヴーッ

P「さて、今度こそ誰だ・・・・」

From:如月千早
件名:えっと・・・
本文:普段とは違う顔って?ちょっと考えてみます

P「おお、千早か・・・」

P「この文面からは少し進展の兆しがうかがえるな」

To:如月千早
件名:それはズバリ
本文:ツンデレのデレの部分。的な?(笑)

P「さすがに怒るかな。でもメールだしこれくらい許されるだろ」


ヴーッ ヴーッ

P「お・・・故郷のお母さんから返信だ・・・・」

From:天海春香
件名:(無題)
本文:どうして嘘つくんですか?嘘をつくプロデューサーさん、私は嫌いです

P「嫌われちゃったよ・・・」

P「まあ仕方ないか。携帯没収されといて懲りずにこんな事やってるんだから」

P「そして俺も懲りてないから尚更仕方ない」

To:天海春香
件名:ごめん。
本文:嘘をついていたことは謝る。でも俺にだってプライベートがあるんだ、分かるだろ?

P「頼むからもう返してこないでくれ・・・」

P「だったら返信すんなって話か、まあ送らないで後悔するより送って後悔しよう」

From:如月千早
件名:はあ・・・
本文:デレ、ですか・・・

P「・・・」

P「まずいぞ、千早からも春香からも律子からも完全に白い目で見られている」

P「今更ながら携帯を没収された意味がわかった気がする」

ヴーッ ヴーッ

P「はあ・・・もう寝ようかな」

P「どうせ春香から・・・・おっ!?」

From:萩原雪歩
件名:こ、こんばんわですぅ
本文:プロデューサー、携帯戻ってきたって聞きましたよ?
えへへ・・・これでまた、プロデューサーとメールができますね。
明日からは毎日なに送るか考えなくちゃ・・・それじゃ、お休みなさいですぅ!


P「雪歩・・・お前は唯一の良心だよ・・・・」

P「このすさんだ空気を一瞬で和やかにしてくれた」

ヴーッ ヴーッ

P「そしてどうやら一瞬で壊されたようだ・・・」

From:天海春香
件名:(無題)
本文:分かるけど・・・分かりません!でももういいです。
あんまり、みんなを不安にさせるような事はしないで下さいね

P「みんなっていうか・・・不安なのは春香だけじゃないのか?」

P「でも、送信先を一つ間違えただけで簡単に失ってしまうものもあるってことだな・・・」

P「メールってこわいな。気をつけないと」

P「・・・千早にも、妙な事を言って済まなかったと詫びておこう」

From:如月千早
件名:大丈夫です
本文:私の方こそすみません。急にデレと言われてもよくわからなかったので・・・
明日から実践してみます。お休みなさい、プロデューサー。

P「・・・こっちは思ったよりなんとかなったみたいだな・・・」

P「うーん、それにしてもなかなかうまくいかないもんだな、メールって」

P「律子じゃないけど、やっぱりむやみに送るものじゃないのかもしれない」

P「千早の明日からに期待して今日は寝よう」

電気「消灯」

電気がしゃべった!

メールか……家族とAmazonからしかこねえよちきしょう

翌日

P「おはようございまーす」

千早「おはようございます、プロデューサー」

P「お、今日は早いな千早?」

千早「プロデューサーが来るのを、・・・ずっと待ってたんですよ」

P「え、ど、どうしてだ?」

千早「それはその・・・プロデューサーがデレろと言ったので・・・・私なりに、プロデューサーに尽くせばいいのかなと解釈したんです」

P「そ、そうか!千早がそんな風に言ってくれるなんて、俺は嬉しいよ」

千早「えっと、プロデューサーに喜んでもらえて、私も・・・その、嬉しいです・・・・//」

P「は、はははっ。そんなに無理しなくてもいいよ。俺はその気持ちだけでも十分だからさ」

千早「そ、そうですか?でも・・・・」

P「いいからいいから。よし、じゃあ今日は一緒に営業に出かけようか!昼飯もおごるぞ?」

千早「あ・・・は、はい!」

春香「(昨日のメール、千早ちゃんだったんだ・・・・)」


結局千早との距離はなんとなくだが縮まった気がした。
一緒にランチをした時も、いつもより暖かい笑顔を向けてくれた。
・・・ただ、春香の冷たい視線を代償としての話だが・・・・・


千早ノーマルコミュニケーション編
END

P「うん、無事携帯も返ってきたことだし!」

P「・・・とは言っても悪い夢を見ていたせいかわからないけど、なんだかメールをするのも気後れするな・・・」

P「やっぱり、没収されてただけのことはあるし、少しの間、謹慎しようかなあ」

P「もしだれかから届いたら、返せばいいわけだし」

P「・・・返せばいい・・・・?」

P「あ!そういえばメールを返してない相手がいるんだった!」

響「うわあ!いぬ美!ちょっまって!あっ!」

バキッ

響「あー」

To:我那覇響
件名:今日から俺は!
本文:ああ。これで、俺も響のペットの仲間入りかな!?なんちゃって!

P「そうそう、地下鉄が圏外で遅れてなかったんだ・・・」

P「一週間以上も前のメール、返すのは変か・・・?」

P「いや、でも響はメールしたいっていうような事言ってたし、きっと問題ないだろう」

P「うん、大丈夫だ。よし送信」

P「さ、さすがに返ってこないか。やっぱり送らなければよかったか・・・?」

ヴーッ ヴーッ

P「来たか・・・!と思ったけど響じゃないな。誰だ?」


From:菊池真
件名:真です!
本文:こんばんわ、プロデューサーッ♪
今日はプロデューサーの携帯復帰記念日ですね★彡
これからボクと一緒に記念マラソンしません?(笑)

P「ま、真か・・・」

P「うーん。気持ちはありがたいけど、響にメールしちゃったしもし返ってきて返事をしないのも悪いよなあ」

P「・・・真にも悪いけど、またの機会にしておこう」

P「うーん、あれから20分が立つけど響からの返信はナシか・・・」

P「やっぱり真と記念マラソンに行っておけばよかったか・・・?」

P「なんて、結果論だし言っても仕方ないか。色々考える前にもう寝――」

ヴーッ ヴーッ

P「と思ったらキターーーーー」

P「今度はちゃんと響からかな?」

パカッ

From:我那覇響
件名:プロデューサー!
本文:一週間も前のメールに返事くれるなんて、自分感激だぞ!
プロデューサー、この前自分には返事くれなかったし、もうメールできないのかと思ってたさ・・・
感謝の気持ちに、ハム蔵の写真送るね!
添付画像あり:ハム蔵.jpg

P「ははっ、嬉しそうで何よりだ」

P「やっぱりメール、送って良かったな」

To:我那覇響
件名:ハム蔵見た!
本文:なかなか可愛く映ってたぞ!響もいい笑顔じゃないか(^-^)
返信が遅かったけど、動物達の世話でもしてたのか?

P「無難に行こう、無難にな」

P「送信、っと」

From:我那覇響
件名:そ、それは・・・
本文:そ、そうだぞ!ペット達の散歩に行ってて携帯を持ってなかったんだ!
決してどんなメール返すか思い悩んでたわけじゃないぞ!

P「・・・響って嘘が下手だなあ」

P「よし、少しおちょくってやろうか」

To:我那覇響
件名:なるほど!
本文:動物達の散歩、寒くなかったか?
風邪引かないようにするんだぞ!

P「なんて返ってくるかな?」

P「響のことだから、正直に白状しそうだが・・・」

P「Sending.」

P「返事が返ってこない・・・さては、どんな言い訳をするか悩んでるんだな?」

P「・・・・・」

P「ふぁぁ・・・しかし、この時間にぼけーっと10分も待つのはさすがに眠くなるな・・・」

P「そんなにチバってメール打たなくてもいいのに、ははっ」

P「待ってる間暇だし、当たり障りのないメールでも誰かに送ってみるか」

P「誰にしようかな・・・・。きみに決めた!」

P「暇つぶしといえば美希!っていうと、なんだか人聞きが悪いけど・・・」

P「まあ要は、接しやすい相手ってことでいいだろう」

To:星井美希
件名:お待たせ!
本文:今日ならメールできるぞ!

P「送信っと」

ヴーッ ヴーッ

P「さすが!納得の返信スピードで安心した」

From:星井美希
件名:やったなの!
本文:ねえねえ何話す?

P「『美希の好きな話題でいいよ』っと」

ヴーッ ヴーッ

P「おお、ホントに速いな・・・響が1通送る間に10通くらい送ってきそうだ」

From:星井美希
件名:じゃあプロデューサーの好きな子
本文:教えて?

P「ぶっ」

P「返信も話の展開もなにもかもが急だな・・・」

P「『誰とは言えないな。みんなのことを好きさ、プロデューサーとしてな』」

ポチッ

↓40秒後↓

From:星井美希
件名:えーなにそれ
本文:ミキって言ってくれなきゃやなの!

P「なんだそれ・・・まあお望みとあれば」

P「『じゃあ美希!』」

P「テンポよく送信!」

From:星井美希
件名:ホントに?
本文:えへへ、ミキ嬉しいよっ!

P「美希が言えっていったんだろうが・・・まあ、喜んでるみたいだし、いいのかな」

P「『ははは、全く現金なやつだなあ(笑)』」

P「こんなもんでいいかな」

P「それにしても響は返信が遅いな・・・もしかして考えてる最中に寝ちゃったとか?」

P「さすがにそれはないか、はは」

From:星井美希
件名:あふぅ
本文:ミキ、満足したからもう寝るね!ばいばーい!

P「なんだったんだ・・・嵐のようなやり取りだったな」

P「まあ、それが美希らしいっちゃ美希らしいか。メールでも変わらないんだな」

P「もう寝るって言ってるし返事はいいや」

ヴーッ ヴーッ

P「おっと・・・・ようやく響から返信か」

P「さぞかしすごい言い訳を考えたんだろうな」

From:我那覇響
件名:ごめんなさいだぞ・・・
本文:本当は散歩には行ってなくて、どんなメール送るのかずっと考えてたさ・・・
自分、あんまりメル友もいないし考えるのは苦手だからメールって難しいぞ・・・
あー!なんだか考えるだけでモヤモヤしてきたー!

P「きっと響なりに考えに考えて白状するという結論に至ったんだな・・・」

P「そう考えると、なかなか可愛い奴じゃないか」

P「まあでも、だからこそ困らせるようなことを言うのはやめよう・・・」

To:我那覇響
件名:わかってる。
本文:響が一生懸命メールの内容考えてるんだなって伝わってきたよ。
でも、そんなに難しく考える事ないんじゃないか?
仕事じゃないんだし、メールくらい気楽にやり取りしよう!

P「なんか俺、いい事言ったんじゃないか?」

P「まあ・・・当たり前のことか・・・」

P「送信」

From:我那覇響
件名:すごいぞ!
本文:プロデューサーは、自分のことなんでもお見通しなんだね!
でも・・・気楽って言われても、何を話せばいいのかわからないぞ・・・?


P「響ってあっけからんに見えるけど実は結構ナイーブなのかもしれないな」

P「動物に囲まれてるところはよく見るけど、ほかの人と一緒にいるところは・・・」

P「・・・って!なに考えているんだ俺は!そんなことは今は関係ないだろ」

To:我那覇響
件名:実は俺超能力者なんだ
本文:そうだな、いつも話してるようなことでいいんじゃないか?
響のペットのこととか、そういう他愛もない話でいいと思う

P「送った」

From:我那覇響
件名:そんなわけあるかっ!
本文:なるほど・・・でも自分、それだったら直接話せばいいやって思うぞ!
明日、プロデューサに自分のペットの話、たーっぷり聞かせてあげるからな!
あ、でもメールしてくれて嬉しかったぞ?それじゃ、また明日さー!ノシ

P「確かに、もっともな意見だ」

P「響はあれこれと考えるよりも、行動してなんぼだよな、やっぱり」

P「それじゃ、響の長話に備えて耳掃除してから寝るかな?はははっ」

パタン・・・

次の日


響「おはようだぞ!プロデューサー!」

P「お、響!おはよう!」

響「自分、今日はプロデューサーとたくさん話そうと思ってちょっと早く来ちゃったさ・・・へへへ・・・//」

P「そうだな、やっぱり響とはメールよりも直接話したほうが楽しいよ」

P「・・・それに、画像で見る笑顔よりも、直接見た笑顔の方が可愛いしな」

響「なっ・・・!?//」

響「突然そんな事言うなんて卑怯だぞ!プロデューサーのバカーーっっ!!///」

P「はははははっ!」

こうして俺と響のちょっと楽しげな一日が今日も始まった。
これからも、直接笑い合える仲間でいような、響!

パーフェクトコミュニケーション!


響、最初で最後のメール編
END

疲れたので休憩かもしくは寝たらすみません

ちなみに次やるとしたら雪歩かやよいなので期待してた方はすみません
そっとスレを閉じてください

P「さて・・・携帯も返ってきた事だし、」

P「ってこの下りはもういいか、なぜか何回もやっている気がするし・・・」

P「そういえば、このメールブームのきっかけはやよいなんだったな」

P「やよい、ふだんみんなとどんな話してるのかな・・・」

P「・・・ちょっと、気になるな。やよいにメールを送ってみよう」

To:高槻やよい
件名:プロデューサーです
本文:まだ起きてる?

P「携帯復帰後初送信だ!」

「送信完了しました」

From:高槻やよい
件名:やよいです
本文:もう寝るところですー・・・

P「ははは、そりゃそうか。まだ中学生だもんな」

P「そういえば漢字が打てるようになってるな。この一週間で成長したんだなあ、やよいも」

P「ま、メールで成長しても仕方ないか・・・はは」

To:高槻やよい
件名:そっか
本文:みんな寝てるのか?

P「うーん、寝たがってるのかもしれないけど、とりあえず返信しておこう」

P「ポチッとな」

From:高槻やよい
件名:そうですね
本文:みんな寝てますー
私もついさっき、後片付けとか終わったんですよー

P「やよいは一人で家のこととか全部やってるんだもんな・・・」

P「俺も見習わなくちゃいけないな」

To:高槻やよい
件名:お疲れ様
本文:やよいは偉いなあ。俺なんて料理も掃除もしないから散らかりっぱなしだよ・・・

P「他愛もない無難な返信しかできないけど、相手はやよいだし仕方ないか」

P「送信送信」

From:高槻やよい
件名:そうなんですか?
本文:プロデューサーってマメそうな感じだったから意外ですー!
今度私が片付けてあげますよー

P「えっ!?それは本当なのか!!?」

P「・・・って、ついつい画面に向かって叫んでしまった・・・」

P「でもこれはやよいにアタックする数少ないチャンスかもしれない・・・!」

P「とは言っても相手は中学生だからな・・・まだ大人の世界に揉まれるのは早いだろう」

To:高槻やよい
件名:本当か!?
本文:もしそうだったら嬉しいなあ。でも、気持ちだけ受け取っておくよ

P「妥協してしまった」

P「それでもやよいなら、きっと・・・・!」

From:高槻やよい
件名:うっうー・・・
本文:そうですか、残念ですー

P「キターーーーー」

P「これはもう誘ってるって解釈でいいんだよな?」

P「いや待てよ・・・ここで早まった選択をすると得るものも得られない」

P「あくまでも冷静にいこう、冷静に・・・・」

To:高槻やよい
件名:俺も残念
本文:本当に来るつもりだったのか?

P「ちょっとカマをかける感じで・・・メールならではの心理戦だ」

P「・・・・」

P「返信が来ないな。さすがに寝たか・・・」

P「眠いところに悪い事をしたな。明日一言謝っておこう」

P「そのついで、流れでやよいを家に招待して・・・」

P「・・・って違う違う!これじゃ俺がまるで変態みたいじゃないか!!」

P「まあ一応、やよいが来る事を見越して掃除はしないでおこう」

P「それじゃ、おやすみなさい」

Zzz...

次の日の仕事終わり


P「ふー・・・今日はデスクワークばっかりで気分の沈む一日だった・・・・」

ガチャ

やよい「うっうー!お疲れ様でーっす!」

P「お、やよい。今営業から帰ってきたのか?」

やよい「そうなんですー!お疲れ様の、ハイ、ターッチ!」

P「イェイ!」タッチ!

やよい「えへへ、ありがとうございますー!」

P「やよい、今日はやたら上機嫌だな。何かいいことでもあったのか?」

やよい「あ、わかりますかー?実は今日、CM撮影の監督さんにすっごく褒められちゃったんですよー!やよいちゃんは元気でかわいいねって!」

P「そうか!それは良かったな」

P「(今なら言える・・・この流れなら、勢いでやよいをホームヘルパーにできそうな気がする!!)」

P「あ、そうそうやよい、昨日のメールの話なんだけどさ・・・」

やよい「あっ、すみません、私あのあと昨日寝ちゃったんですー・・・返事かえせなくて、ごめんなさい」

P「それはべつに構わないよ、俺も眠いところメールしちゃって悪かったからさ。それで、話の続きなんだけど――」

やよい「あの私、早くしないとタイムセールに間に合わなくなっちゃうからそろそろ帰りますね!またメール、送ってくださいっ」

P「あ、やよい!」

やよい「?プロデューサー?」

P「・・・いや、なんでもないんだ。気を付けて帰るんだぞ」

やよい「わかりましたー!」タッタッタッ・・・


P「くっ・・・」

P「はあ・・・今日も一人寂しくコンビニ弁当か」

ムシャ ムシャ

P「でも、やよいも家族がたくさんいるとはいえ、一人でほぼ面倒を見てるわけだもんな・・・」

P「どっちのほうが楽かって言ったら、俺の方がマシか・・・・」

P「でもどっちのほうが寂しいかって言ったら、俺の方が寂しい気がする」

P「・・・アホなこと言ってないで部屋の片づけでもするか・・・・」

ヴーッ ヴーッ

P「ん・・・?メールか、俺あてに送ってくるなんて珍しいな」

P「やよいだ・・・!」

From:高槻やよい
件名:タイムセール間に合いました!
本文:うっうー!今日はみんなでもやしパーティーですー!!
添付画像あり:img034.jpg


P「うぅ・・・やよいは健気だなあ・・・・」

P「俺はこんな子に、一寸でも下心を抱いていたというのか・・・情けない・・・・」

P「でも、まだ捨てるとは言い切らない所が男ってやつだ」


To:高槻やよい
件名:おいしそう!
本文:間に合ってよかったな!みんな楽しそうで何よりだ!
俺は一人寂しくコンビニ弁当食ってます(T-T)
添付:弁当.jpg


P「思わず写メってしまった」

From:高槻やよい
件名:片付け終わりましたー
本文:プロデューサーのぶんも、とっておけば良かったですか?

P「・・・どこまで信じていいんだ。やよいの言葉は純粋すぎて受け取り方に困る」

P「まあでも、本当にそう思ってるからそう言ってるんだよな」

To:高槻やよい
件名:食べたかったけど・・・
本文:やっぱり家族みんなで食べたほうがおいしいよ!やよいだってそう思うだろ?

P「俺はそうは思わないけどな!」

P「あーあ。本当はやよいと一緒にスーパーで買い物したりホットプレート洗ったりしたいなあ」

From:高槻やよい
件名:そうですね!
本文:プロデューサーって優しいんですね!きっといいお父さんになれます!
うちの家族も、プロデューサーが来たらきっと喜ぶと思うなー

P「・・・」

To:高槻やよい
件名:なら俺が!
本文:今日からやよいのパパだ!!!

P「・・・・・」

ポチッ

「未送信ボックスに保存しました」

P「はあ・・・・」

To:高槻やよい
件名:あはは!
本文:やよいはお世辞が上手いなあ!それなら、いつかお邪魔しに行こうかな(笑)

「送信完了しました」

P「・・・これで、いいんだ」

P「はぁ~あ!もうやめた!掃除なんてクソくらえだ!明日できる事は明日やればいい!」

P「結婚するならやよいみたいな家庭的な子がいいなあ」

P「やよいの家のもやしパーティー、さぞ楽しいんだろうな・・・・」


ヴーッ ヴーッ

P「今日は返信が早いな・・・昨日止めちゃったの、気にしてるのかな」

P「どこまでも、健気な子だ・・・」

From:高槻やよい
件名:お世辞じゃないですよー
本文:私、家族のみんなにいつもプロデューサーの話するんです
そしたらみんな、会いたい!って言ってるんですよー?


P「そう言われてもな・・・」

P「さすがに意味もなくやよいの家まで行くのは気が引ける」

P「でも、やよいはああ言ってくれてるし・・・逆に、断るのも悪いのかもしれない」

P「それに俺の家に呼ぶよりはやよいの家に行ったほうが健全だろう」

P「・・・この賭け、乗ってみるか?」

To:高槻やよい
件名:本当にいいのか?
本文:そんな事言ってると、本当に行くぞ?

P「送信」

P「ほーらもう送っちゃった!どうなっても知らないもんね!!」

P「返信がきたぞ・・・」

P「さ、さすがに引かれちゃったかな・・・・携帯を開く手が重い・・・・・」


From:高槻やよい
件名:うっうー!!
本文:本当に来てくれるんですかっ!?弟達に話したら、みんな大喜びしてますー!!


P「な、なんだと・・・!」

P「うんうん・・・言ってみるもんだなあ。やよいがメールブームに火をつけてくれて本当に良かった」

P「それにしても、やよいの家族たちいい子すぎるだろ・・・見ず知らずの人を喜んで招待するなんて」

P「そうと決まれば早速行動に移そう!もう遠慮なんていらん!」

To:高槻やよい
件名:そこまで言うなら・・・
本文:本当に行ってみるつもりだよ、やよいの家のもやしパーティー。
やよいの弟達にも会ってみたいしな!

P「送信」

P「うはwwwww夢がひろがりんぐwwwwwww」

From:高槻やよい
件名:嬉しいですー!
本文:今度のタイムセールは水曜日だから、水曜日にしましょー!
やっぱりパーティーは大勢の方が楽しいですよね!プロデューサー、ちゃんと来て下さいねー?


P「やよいって意外と行動力があるんだな・・・」

P「しかし、やよいの方から招待してくれるなんてまさに願ったり叶ったりだよ・・・・・ああ、神はいたんですね」

P「これは水曜日が楽しみすぎて生きるのが辛い」

To:高槻やよい
件名:約束だぞ
本文:ああ、必ず行くから待ってろよ!


P「よっしゃあああああああ俄然やる気が出てきたぞおおおおおおおおお」

P「まずは部屋の掃除じゃあああああああああ!!!!!!!!!」

~そして時は過ぎ~


P「今日は待ちに待った水曜日」

P「今日も今日とて俺はデスクワーク・・・やよいは事務所に寄らずに帰ると音無さんが言っていたけど」

P「いまだに何の連絡もない・・・・このままじゃタイムセール間に合わないんじゃないか?」

P「・・・・・もしかして、忘れてる?」

P「そ、そんなわけないよな!ははは・・・は・・・・・」

P「・・・・・」

ヴーッ ヴーッ

P「!!!??」

パカッ

From:高槻やよい
件名:お願いがあります

P「な、なんだよお願いって・・・ま、まさかやっぱりこないで下さいとかじゃ、ない・・・よな」

本文:お仕事が長引いちゃって、タイムセールに間に合いそうもないです・・・

P「え?ま、まさか・・・じゃあ、今日のもやしパーティーは中止・・・・?」

P「まだ続きがあるのか。何々・・・?」

本文:だから、プロデューサーが代わりにスーパーで買い物してくれませんか・・・?

P「うわああーっ!!そ、そりゃ無理だ!!もやしパーティーなんて最初からなかったんや・・・・」

P「・・・って、え?買い物?」

P「買い物を俺に任せるってことは・・・つまり、俺ももやしパーティーに参加内定ってことじゃないか!!」

P「やったーーーーーー!!!!!!!!!」ガタッ

小鳥「!?び、びっくりしたピヨ・・・」

To:高槻やよい
件名:おやすい御用だよ!
本文:買い物は俺に任せて、やよいは仕事に集中してくれ!
なに買っていけばいい?

P「送信のすけ♪」

ヴーッ ヴーッ

From:高槻やよい
件名:ありがとうございますー!
本文:買い物リストはあとで送ります!買い物が終わったら、駅で待っててくださいー

P「よし、そうと決まればさっそくスーパーにGOだ!!」

P「早くしないとタイムセールが終わってしまう!じゃ、音無さん!俺はこれで!チャオ☆」ダッ!

小鳥「へ?は、はぁ・・・お疲れ様です」

P「ふう・・・これでやよいに言われたものは全部買えたな」

P「それにしても、こんな大荷物やよいはいつも一人で抱えてるのか・・・」

やよい「プロデューサー!!」

P「やよい!」

やよい「はぁはぁ・・・ごめんなさい、遅くなっちゃって・・・」

P「何言ってるんだよ、仕事、遅くまで頑張ったな」

やよい「えへへ、ありがとうございますー!あとお買い物も、すっごく助かりましたぁ!」

やよい「・・・こうして見ると、プロデューサーって本当のパパみたいかも・・・・・//」

P「な、なにふざけた事言ってるんだ。今日はパーティーなんだろ?きっとみんなやよいの帰りを待ってるぞ」

P「俺が言うのも変だけど・・・さあ、家に帰るぞやよい!」

やよい「えへへ、はいっ!プロデューサー!」


こうして俺はやよい家もやしパーティーにゲスト参戦することとなった。
やよいの弟達には散々オモチャにされたけど・・・本当に自分がパパになったような気分がした。
また行きたいな、いつか・・・・その日まで!

いつかパパになる日まで編
END

やよいキテターーーーーー

頼むから仕事終わるまで落とすなよ!

さすが嫁にしたいアイドルナンバー1のやよいだぜ!

P「やっとこさ携帯が返ってきた・・・」

P「もう没収されるようなヘマはしないけど、せっかくみんなとアドレス交換したんだからメールはしたいよな」

P「この前失敗してるし、当たり障りのないメールができる相手がいいな」

P「当たり障りがない、か・・・それならやっぱり――」

ヴーッ ヴーッ

P「・・・お、言ってるそばからメールだ」

P「向こうから送ってきてくれるなんてなんだか嬉しいな。今日はこの子とメールしよう!」

P「だーれだ!?」

パカッ

From:萩原雪歩
件名:こ、こんばんわですぅ
本文:プロデューサー、携帯戻ってきたって聞きましたよ?
えへへ・・・これでまた、プロデューサーとメールができますね。
明日からは毎日なに送るか考えなくちゃ・・・それじゃ、お休みなさいですぅ!

P「ゆ、雪歩・・・・」

P「やっぱりお前は765プロの良心だよ・・・・・」ジーン

P「・・・けど、お休みなさいって書いてあるけどメール返してもいいのかな」

P「まあ、一言くらいならいいだろ。もし寝てたら返さないだけだろうし」

To:萩原雪歩
件名:メールありがとう
本文:今日はもう、寝るのか?

P「とりあえずこんな感じで送っておこう・・・」

P「送信!」

ヴーッ ヴーッ

P「あ、返ってきた。まだ寝てないじゃないか」

From:萩原雪歩
件名:どういたしましてですぅ
本文:あ・・・まだ寝てませんよ?
お休みなさいって言ったのは、プロデューサーが返事をしなくてもいいようにって、
思って書いたんですけど・・・えへへ、お返事くれるなんて嬉しいですぅ・・・

P「雪歩・・・お前はどこまでいい奴なんだ・・・・」

P「それじゃあお言葉に甘えて、今日は雪歩といろいろトークするか!」

To:萩原雪歩
件名:そうだったのか
本文:寝てなくて、安心したよ。雪歩っていつも遅くまで起きてるのか?

P「よっしゃ」

From:萩原雪歩
件名:えっと・・・
本文:結構遅くまで起きてるほうかもですぅ。
よく友達と電話してて気付いたら朝だったりとか、そんなこともよくありますぅ・・・><


P「へえ・・・なんかちょっと意外かも」

P「なんとなくだけど、雪歩って夜更かしとかしなさそうなイメージだったからな」

To:萩原雪歩
件名:ちょっと意外かも
本文:ほら、雪歩ってあんまり発言とかするタイプじゃないし、
電話とかメールとかもしない人なのかなって思ってた


P「なんか微妙に失礼な言い回しのような気もするけど・・・まあいいか」

From:萩原雪歩
件名:意外ですか?
本文:うぅぅっ・・・そんな事ないですよーっ・・・
電話とか、メールだからこそ話せる事もあるんですよ?
でも、男の人とちゃんとメールしたのは初めてかも?なーんて・・・・


P「そうか、そういえば雪歩は男の人が苦手だったな」

P「最初のうちは苦労したけど・・・雪歩にとって安心できるプロデューサーになれて本当によかったよ」


To:萩原雪歩
件名:なるほどね
本文:俺とはメールできるみたいでよかった・・・
今度からは、メールでも俺に頼ってくれていいからな!

P「頼れる男アピール」

P「送信!」

From:萩原雪歩
件名:ありがとうございますっ
本文:男の人が全員苦手ってわけじゃないんですよ?
それにプロデューサーは特別な存在だから・・・・
これからも頼りにしてますね、プロデューサー!


P「特別な存在か・・・そういってもらえると嬉しいよ」

P「でも、特別な存在って・・・・どういう意味だろう?」

P「そのまま受け取っていいのか?それとも、まさか・・・」

To:萩原雪歩
件名:特別な存在?
本文:もしかして、俺は雪歩に特別嫌われてるってことか・・・?

P「・・・ってまあ、そんなわけないよな!はははっ」

P「ユーモア的な意味でもこのまま送信しよう」

From:萩原雪歩
件名:違います!
本文:どうしてそうなるんですかーっ!!
むしろ、その逆・・・・・

P「・・・」

P「これってもう告白されてるに等しい状況じゃないか?」

P「ど、どうしよう・・・返信に困ってしまうな」

ヴーッ ヴーッ

P「あ、あれ?また雪歩か」

From:萩原雪歩
件名:(無題)
本文:や、やっぱりさっきのメールは忘れてくださいぃーーっ!!
無しです、無し!
ほら・・・だんだん忘れてきましたよね?プロデューサー?


P「・・・はは、雪歩らしいな」

P「どうやら愛の告白は、お預けのようだ」

To:萩原雪歩
件名:それはムリダナ
本文:もう保護しちゃった><

P「ぐいぐい送信するぞ」


From:萩原雪歩
件名:もー!
本文:どうしてそんな意地悪するんですかぁ・・・
やっぱりプロデューサーの事なんか、特別嫌いですよーだっ!

P「あはははっ」


そんな感じで、俺と雪歩は微笑ましいメールを何通も交わした。
雪歩は本当にメールが好きらしく、
毎日ほぼ決まった時間に、律儀にメールを送ってくるようになった
・・・のだが、そんなある日―――

P「・・・・・」

P「おかしいな、雪歩からメールが来ないぞ?」

P「あれから一週間くらい、毎日このくらいの時間に送ってきてたんだけどな・・・」

P「ま、まあさすがに毎日毎日メールってわけにもいかないか」

P「これが・・・俗に言う倦怠期ってやつか!?なんてな、はははっ!」

P「・・・・」

P「もしかして・・・何かあったのかもしれない」

P「・・・気になってソワソワしてても仕方ない」

P「ちょっと、送ってみるか・・・・」

To:萩原雪歩
件名:今日はメールしないのか?
本文:もしかして何かあったとか・・・
あ、いや、べつに何もなければいいんだけどな!ははっ

P「うーん・・・送信」

P「・・・・・」

ヴーッ ヴーッ

P「(か、返ってきた・・・!)」

From:萩原雪歩
件名:・・・
本文:穴の中なうですぅ・・・・


P「あ・・・穴の中だと!?」

P「そうか、最近は上手くいってたかと思ったけど久々に掘ってしまったか・・・」

P「よほど辛い事があったんだろうな・・・・」

P「・・・よし!」

To:萩原雪歩
件名:すぐ迎えに行く
本文:こんな時間に風邪引いちゃうだろ!いまどこにいるんだ?

P「くっそ、なんとかして助け出さないと・・・・」

P「返信が来ない・・・・」

P「・・・やっぱり、俺には言えない悩み事とか、あるってことなのかな」

P「なんかちょっと、寂しいな・・・・・」

P「・・・でも!このまま穴を掘る雪歩を見過ごしておくわけにはいかない」

P「ど、どうすりゃいいんだ・・・・!」


ヴーッ ヴーッ

P「!!」

P「・・・なんだ、雪歩じゃないや・・・・真?」

From:菊池真
件名:大変ですッ!!
本文:プロデューサー!大変なんですよッ!!
仕事帰りに汗を流そうと思ってジョギングしてたら、雪歩が埋まってるの見かけたんです(≧へ≦;)
ボクも今から助けに行きますから、プロデューサーもすぐ来て下さい!!!!!
添付画像あり:地図.png


P「で、でかしたぞっ!真!!」

P「地図によると・・・そう遠くはないみたいだな」

P「待ってろ雪歩、すぐ助けに行くからな!!」ダッ

P「ええーっと、この辺りのはずだけど・・・・」

P「お、あった・・・この公園か」

P「雪歩ー!真ー!!」

P「な、なんだ?いないのか・・・?」

P「おーい、二人ともどこにいるんだー!?」


P「あれ?なんかここの土が柔らか・・・・・」ズルッ

P「ってうわあああああああ!!!!」

ドッシャアアアアァァァァァ

P「い、いててて・・・・」

真「ぷ、プロデューサー!?大丈夫ですか!?」

P「あ、あぁ・・・なんとかな」

雪歩「・・・ごめんなさいぃ。私が、こんな所に穴を掘ったりしたから・・・・・」

P「まあ、起きてしまった事は仕方がないよ」

雪歩「でも・・・どうして私がここにいるって、わかったんですか・・・?」

P「真から、雪歩が埋まってるって連絡があってな。それで慌てて、駆けつけてきたんだ」

P「真もありがとうな。とんだファインプレーだったよ」

真「へへーっ、それほどでも!」

P「・・・でも、どうして真まで穴の中にいるんだ?雪歩を助けるって言ってたのに・・・」

真「じゃあ逆に聞きますけど、どうしてプロデューサーは穴の中にいるんですか?・・・へへ、つまりそういうことです・・・」

P「(真も落ちたのか・・・・)」


P「なあ雪歩」

雪歩「・・・・・はい」

P「なんだって、穴なんて掘るハメになってしまったんだ?」

P「・・・理由までは聞かないけど、こんな事しなくても、俺達に相談の一つや二つ、持ちかけてくれれば良かったんじゃないのか?」

雪歩「プロデューサー・・・・」

真「そうだよ雪歩!ボク達に相談してくれれば悩みなんていくらだって聞くのに!」

真「ねっ、プロデューサー?ボク達、仲間なんだから!」

P「ああそうとも。真の言うとおりだ」

雪歩「・・・・でも、こんなダメダメの私のことなんか、放っておけばいいんですぅ・・・・」

雪歩「こんな私の言う事なんて、誰も聞いてくれないんですぅ・・・・・・」

雪歩「うぅっ・・・・ぐすっ・・・・・・」

真「雪歩・・・」

P「・・・・・っ!」

P「雪歩!いい加減にしろ!」

雪歩「ひっ・・・!?」

P「雪歩、言ってたじゃないか・・・電話やメールだからこそ、話せる事もあるって・・・・」

P「こういう、直接言えないような悩み事こそ、そうやって相談すればいいんじゃないのか?」

P「それに、俺のこと頼ってくれるって言ったのに・・・・あれは、嘘だったのか?」

雪歩「プロデューサーぁ・・・・・」

P「雪歩の居場所はこんな穴の中じゃない。雪歩の大好きなみんなの待つ、765プロだ」

P「それがわかったら、帰ろう。な?雪歩」

雪歩「ぐすっ・・・プロデューサぁぁっ・・・・・」

雪歩「・・・・・」

P「よし、落ち着いたみたいだな」

雪歩「はい・・・今日は、ごめんなさい・・・プロデューサー」

雪歩「そ、その・・・これからは、もっといーっぱいプロデューサーとお話もメールもして」

雪歩「それで・・・悩み事とか、たくさん相談しちゃいますね。えへへ・・・・//」

P「ああ、いつでも聞いてやるからな。なんなら俺は雪歩の専属カウンセラーだ!」


真「プロデューサーって、雪歩のこと結構知ってるんですね」

P「まあ、それほどでもないけど・・・ここのとこ毎日メールしてたし少しは、な」

真「そうなんですか。・・・ちょっと雪歩がうらやましいなぁ」

P「え?今なんて?」

真「へへっ、なんでもないですよーだ!」

雪歩「・・・っくしゅん!」

P「ほら見ろ、だから風邪引くって言ったじゃないか」

雪歩「えへへ・・・ごめんなさい、プロデューサー」

P「さっさとこんな所はオサラバして、暖かい物でも食いに行こう!」

真「あ、あの・・・・ところでプロデューサー?」

P「うん?どうした、真」

真「ここからどうやって出るんですか?」

P&雪歩「あ・・・・・」

P「・・・仕方ない、携帯で律子あたりにでも助けに来てもらうか・・・」

真「あはは、アドレス交換しておいて良かったですね」

P「本当だよ・・・トホホ」


ダグトリオ編
END

残り少ないしおしまい
続きはありません!悪しからず

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