モバP「チョコレートが欲しい!!!!」 (161)

P「バレンタイン……か」

P「…………」

P「………」

P「……」

P「…チョコ欲しい」

P「チョコ欲しい……チョコ、チョコレート欲しい……」

P「具体的には>>4からもらいたい……」

奈緒

神谷奈緒(17)
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P「奈緒からチョコレート渡されたい」

P「ちょっと不器用に、『別にそういうんじゃねーからなっ!』とか予防線はられながら渡されたい!!!」

P「チョコレートが欲しい!!!!」

 カガヤクセカイノマホー♪

P「……メール!! ヒョウッ!! 誰からだ!?」

P「……こ、これは奈緒から!」

P「はっはっは、来たぜ俺の時代!!」

P「えーっとなになに、待ち合わせ場所は……」

P「……なるほどな。奈緒は恥ずかしがり屋だからなー」

P「>>8へ行けばいいんだな。ちょっくら用意するか!」

渋谷家

P「凛の家、か」

P「これはつまり『トライアドとして、仕事のパートナーとして』のお礼をするという名目なわけだな」

P「はっはっは、照れおって。うい奴め」

P「じゃあ凛の親御さんもいるわけだし服装は……」

P「……よし。こんなもんだな」


P「それじゃあ出発だ!」

>>12「ちょっと待った!」

愛海

棟方愛海(14)
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愛海「ちょぉっとまったぁ!」

P「むっ……愛海?」

愛海「そう。海よりも深く、総ての胸を愛す女……棟方愛海とはあたしのこと!」

P「………」

愛海「の、ノーリアクションはひどくないかなっ」

P「いや。俺は今とても忙しいんだ」

愛海「そうなんだ……それは、チョコレートが欲しいからかな?」

P「……! な、なんでそれを」

愛海「ふっふっふ、甘いよプロデューサー。ホワイトチョコより甘すぎるっ!」

愛海「あたしにはまるっとズバっとしゃっきりポンにお見通しだよっ!」ビシッ

P「な、なんてことだ……」

愛海「………」

P「………」

愛海「……」

P「……」

愛海「……えーっと」

P「あ、どうした?」

愛海「本題入っていい?」

P「おぉ、どうぞどうぞ」

愛海「うん。それじゃあ本題だけどね……あたしがプロデューサーを呼び止めたのは理由があるんだよ!」

P「理由だって?」

愛海「そう。それはもう海よりも深い理由がね」

P「そりゃすごい。いったいどんな内容だ?」

愛海「それは――>>18っ!」

チョコ渡したい

愛海「それは――!」

P「それは……!」

愛海「それは……その……」

P「………?」

愛海「えーっとね、あの……」

P「……どうしたんだ?」

愛海「きょ、今日が何の日かって知ってる?」

P「え、ふんどしの日だろ?」

愛海「そうなのっ!?」

P「日本ふんどし協会が制定したちゃんとした記念日だぞ」

愛海「へぇー……そうなんだぁ……」

P「それで、ふんどしがどうした?」

愛海「ふ、ふんどしは関係ないっ!」

P「え、じゃあノーパン……?」

愛海「どうしてそうなるのっ!? 違うよ! そもそもちゃんと身体にあう下着をつけることは発育を助けることにもなるんだから!」

P「そうか。ノーパン反対派か」

愛海「当たり前でしょ、もうっ」

P「……で、なんだ?」

愛海「なにって、わかるでしょ。プロデューサーだって……おとこのひと、なんだし。あたしは女の子、だしさ」

P「……ほう?」

愛海「似合わないかもしれないけど、作ったんだよ……チョコ! あげたいの、プロデューサーに!」

P「おぉっ!?」

愛海「……受け取ってくれる?」

P「……いいのか? チョコなんて」

愛海「いいんだよ。あたし、すっごく感謝してるんだから」

P「そうか……そう、か」

愛海「だから、はいっ! あたしのチョコレート」

P「うん、ありがとう!」

愛海「ちょっと自信作なんだ。見てくれる?」

P「おう、どれどれ……」ガサガサ

  フニョンッ

P「ふにょん!?」

愛海「そう、それはあたしからのバレンタインチョコレート! そして……その感触は!」

P「おっぱいだ!!」

愛海「いえす、あいあむっ!」

P「え、なにこれすげぇ! なにこれ、なぁにこれぇ!!」モミモミ

愛海「えへへ、すっごく頑張ったんだよ。女の子の柔らかいところシリーズ、おっぱい!」

P「シリーズあるのかよ!」

愛海「おしりとふともも、個人的には脇腹と二の腕も好きだけどちょっと難しかったんだよね……まだ未完成」

P「いや、すごいぞ本当……いや本当。なんだこれ」モミモミ

愛海「気に入ってくれた?」

P「正直ちょっと病みつきだ。ずっと揉んでたい」

愛海「でもそれチョコだからね。あんまり揉んでると――」

P「……Oh」ドロォ…

愛海「あ、遅かったかぁ」

P「なんてこったい……」ベトォ…

愛海「揉むのもほどほどにねってことで。ね?」

P「うん。あぁもったいない……ん。あ、普通に美味いな」

愛海「えへへ、そりゃあもう。揉んでよし食べてよしだよ? あたしの情熱はとどまるところを知らないんだから!」

P(パッションな愛海か……ありだな……)

愛海「?」

P「あぁいや、なんでもない」

愛海「そっか。あ……えーっと、どうだった? 感触、よかったかな」

P「え、最高だったぞ? 手のひらサイズだったからこうすっぽり……いつまでも揉んでたい気分だったし持ち運びしちゃおうかと」

愛海「そっか……そっかぁ。えへ、えへへ……照れるなぁ」

P「……んん?」

愛海「そ、その……また揉みたくなったら言ってね! あたし、その……用意するから」

P「お、おう」

愛海「それじゃあ、お仕事いって来るから! ハッピーバレンタイン、プロデューサー!」

P「ハッピーバレンタイーン」

愛海「ホワイトデー、期待してるから!」

P「おう、誰かしら説得しといてやる!」

愛海「誰もオッケーもらえなかったらプロデューサーのでもいいからねっ♪」

P「ははは、こやつめ」

P「愛海からのチョコは最高だったな」

P「どういう技術なんだろうか……」

P「………」

P「気にしたらダメだな!」

P「さーて、渋谷家に向かうぜ!」

P「凛の家はあっちの角をびょーんといってぴょーんとしてしゅっだったな」

P「……おや? あれは>>40か」

拓海

向井拓海(18)
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P「拓海、どうしたんだこんなところで?」

拓海「ん……おう。来たんだな」

P「来たんだなって、通り道なんだが」

拓海「そうじゃねぇよ。ちょっと……ほら、ヤボ用があってだな……」

P「ヤボ用?」

拓海「そうだ。アタシは……>>46しようと思って、ちょっとはらせてもらったんだよ」

チョコ渡しの付き添い

拓海「アタシは付き添いだ。アンタも忙しいし、アシぐらいやってやろうって思ってな」

P「へー、付き添いか。なんのだ?」

拓海「……本気で言ってんのかよソレ」

P「HAHAHA!」

拓海「ったく、なんでこんなんが……ハァ。おい、いつまでも隠れてんなって」

>>52「……!」

もりくぼ

森久保乃々(14)
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乃々「や、やっぱりむぅーりぃー……」

拓海「無理じゃねぇって! お前、あんなに……」

乃々「でもやっぱり私は机の下に引きこもってるのがお似合いだと思うんですけど……」

拓海「うっせぇ! そんなに机が欲しいんなら事務所から机ごとひっぱってくんぞ!」

P「え、乃々が普段隠れてるの俺の机なんだけど」

拓海「いいだろそれぐらい! ケチケチすんなよ」

P「ダメだ乃々。勇気を出すんだ。ほら、勇気の鈴がリンリン鳴ってるだろ?」

乃々「もりくぼに聞こえるのはカラータイマーの点滅音だけですけど……」

P「というか拓海、お前って本当に面倒見いいな」

拓海「あぁ、誰かさんのおかげでな」

P「えへへ、そうか。照れるなぁ」

拓海「褒めてねぇ!」

乃々「………」

P「さて、乃々?」

乃々「ひぃっ」

P「そんなたくみおねーさんに付き添ってもらって何をしに来たんだ?」

乃々「な、なにってそれは……そのぅ……」

P「んん~? 聞こえんなぁ~」

拓海「……」グリッ

P「いたい! ごめんなさい調子乗りました!」

拓海(ほー、このツボ本当に効くんだな……早苗さんには礼いっとかねーと)

P「いてて……」

乃々「だ、大丈夫ですか……?」

P「割と。うん、というかあれだ、いろいろ当たるし差引ゼロ……むしろプラスだからな」

拓海「オイ」

P「ハイ」

拓海「……ったく。ちょっとコーヒーでも買ってきてやるよ」

P「あ。俺カフェオレで」

拓海「わーってるっての。乃々はカフェラテな?」

乃々「あ、はい……でもなんなら私が買いに行きますけど……そしてそのまま持って帰りますけど……」

拓海「それじゃおつかいすらできてねぇだろ」

乃々「……あっ」

拓海「……だからいいんだっての。ゆっくり買ってくるからのんびり待ってろよ」

P「はーい」

乃々「…………は、はい」

乃々「………」

P「………」

乃々「………」

P「………」

乃々「……………」ペタペタ…

P「………」

乃々「………むぅーりぃー……」

P「乃々、一言だけ言っとくぞ」

乃々「なんですか……追い打ちですか……? ついげきのグランドヴァイパでさらにダメージが加速したらもりくぼはそのまま加速世界へ旅立ちますけど……」

P「違う。俺の……俺の朋友の言葉だ」

乃々「……?」

P「『あのね、大きさじゃないんだよ』」

乃々「………そうですか」

P「あぁ。そうだよ」

乃々「……あの」

P「どうした?」

乃々「今日は……えっと……」

P「……」

乃々「わ、私はお仕事とか、大変ですし……できることなら、やめたいですけど……でも……」

乃々「……でも、その。ファン、の人とかがいて……応援とかされて………ちょ、ちょっとだけなら頑張れそうかもって思ったりして……」

乃々「その感謝の気持ちを、渡したいんです、けど……」

P「乃々……」

乃々「……は、はずかしいので見ないでください………見つめられると溶けます……」

P「……そうか。嬉しいよ、乃々」

乃々「その……受け取って、くれますか?」

P「あぁ、もちろん。だって今日は2月14日だもんな」

乃々「は、はい……この……」

P「あぁ、黒くて甘い……」

乃々「チョ――」

P「煮干しだよな!!」

乃々「えっ」

P「ん? だって2月14日は煮干しの日だろう?」

乃々「……そ、そうなんですか……?」

P「ハハハ、常識じゃないか」

乃々「確かに黒いですし甘いですけど、そういう甘みとは違う気がするんですけど……」

P「天海とは違う? ほう、あの天海春香を超える宣言か! すげぇぜ森久保!」

乃々「ち、ちがっ……ぁぅ……」

乃々「ぅ、ぅぅ…………」ジトッ…

P「………乃々」

乃々「なんですか……もうしりませんけど……煮干しなんて持ってませんし、どうせ期待なんてされてなかったんでしょうし」

P「やっと俺の方を見てくれたんだな」

乃々「……え?」

P「さっきまで乃々は、ずっと視線をそらしてた。俺の方を見てなかった……そうじゃない、だろ?」

乃々「………それは、そのぅ……」

P「乃々がお礼を言いたいっていうのは、正面からの気持ちだ。それは与える側も受け取る側も向き合わなければいけないことなんだ」

P「だから話題をそらしてた。僕は悪くない」

乃々「………りふじんすぎますけど」

P「そうだな。大人だからな」

乃々「……煮干しじゃありませんけど、お礼です。もりくぼなりのせいいっぱいなので、期待しすぎないでください」

P「おぉ、ありがとう」

P「……可愛い包みだなぁ」

乃々「………」

P「いただきまー……す。ん」

乃々「………」

P「……」

乃々「…………」

P「……………」

乃々「……………あの、味は」

P「うぐっ!?」

乃々「!?」

P「こ、これは………これはぁっ……!」

乃々「え、えっ……」


P「うまいっ!」テーレッテレー

乃々「………」

P「そして視線が冷たいぞ森久保ォ!」

乃々「………もう、しりませんけど」

P「えー」

乃々「だって…………私なりの勇気を振り絞ったのに、こんなのひどすぎますし……」

P「………乃々」

乃々「なんですか……いまさらすぎますけど……それともいぢめる気ですか……?」

P「いいや、いぢめないよ。ありがとう」

乃々「……な、なんでお礼なんですか?」

P「最近の乃々はお仕事にだいぶ前向きになってくれたからな。いい機会だった……やっぱり、嬉しいんだよ。だからありがとう」

乃々「そんなこと、言われても……べつに………」

P「チョコも美味しかったし、最高だよ。流石は乃々だ! やっぱり少女漫画読んでるアイドルは違うな」

乃々「……え、えへへ………そういわれたら………」

P「それにこのポエムも素敵だしな!」サッ

乃々「!!?」

乃々「え、な、なんっ………なんで……」

P「そりゃあもう、俺はプロデューサーだからな」

乃々「か、かえして欲しいんですけど」

P「おう、コピーとってからな」

乃々「………ぅ」

P(あ、すごいゾクゾクくる。いい表情だぞォ……! もう少しだけ、あとちょっとだけ見たらちゃんと返そう……)

  ポンポン

P「なんだよ、今いいところなんだ。後にしてくれ」

   トントントン

P「……だから、あとに」

拓海「あとに、なんだ? 後遺症は残らないよう一思いにってか」

P「あっ」

P「ごめんなさい」ボロッ

拓海「あのな、ガキ相手になにやってんだよアンタ」

P「だってな、だってな? 乃々が……もりくぼが、ぼののが……可愛くってな……」

乃々「………」コクコク…

拓海「乃々は今、傷心をカフェラテで癒すのに忙しいんでそういうのは聞いてない」

P「はい」

拓海「………大概にしとけよ? ったく、だから勧めなかったのに」

P「……思わず、つい。本当に申し訳ない」

拓海「本気ではなかったんだよな?」

P「出版するならちゃんと許可とってからだと思ってた」

拓海「そういう意味での本気じゃねぇよ!」

P「じゃあどういう意味だって言うんだ!!」

乃々「………」チュゥチュゥ…

乃々(……このまま千の風になって吹き渡ってしまいたいんですけど)

P「あのあと、なんやかんやで許してもらえた」

P「拓海からはおつかいついでに買ったらしきチロルチョコ(きなこ餅)をもらった。結構おいしかった」

P「……乃々には申し訳ないことをしたなぁ」

P「だけど本当にいいセンスしてると思うんだけどな、惜しいなぁ」

P「今度真面目に話し合うか……」


P「さて、そろそろ渋谷生花店……だ、な?」

P「あれ、店の前に>>81がいるぞ?」

礼子&志乃

柊志乃(31)
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高橋礼子(31)
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P「あれは……志乃さんと礼子さん!」

P「……何かの話をしてるみたいだな」

P「しかし凛の家の前で……いったいなんだ?」

P「………少し聞き耳を立ててみよう」

P「…………」

P「……」

P「>>88だって……?」

これから楓さんや奈々さんと飲み会

礼子「フフ、それにしても楽しみね?」

志乃「最近は忙しくってあまり飲みにもいけなかったものね」

礼子「……1人酒ならいつでもしてるみたいだけど」

志乃「これはこれ、それはそれよ? 人と飲むお酒は別の味」

礼子「それもわかるわ。楓ちゃんや美優ちゃんは飲んだ後を見てるのも楽しいもの」

志乃「えぇ。それに今日は菜々も来るみたいだし……」

礼子「17歳なのに?」

志乃「えぇ、17歳なのに」

礼子「大変ね。ストレスでも溜まってるのかしら」

志乃「反抗期ね、社会への」

礼子「……卒業?」

志乃「17の昼ね」

礼子「ふふっ」

志乃「うふふっ」

P(なんてこったい)

P(飲み会かぁ。待ち合わせ場所ってことか、それとも通りすがりか?)

P(んー、注意すべきかな……それとも……)


P「よし、ここは>>95しよう」

ぜひ参加する

P「よーし、飲み会に参加じゃあ!」バサー


礼子「あら、プロデューサー?」

志乃「おはようございます……ふふ、偶然ね」

P「えぇ、偶然ですね」

礼子「それでどうしたの?」

P「いやぁ……とおりすがったら何やら楽しそうな話が聞こえたのでつい」

礼子「あら、目ざといんだから」

P「いやはや、照れるなぁ」

志乃「ふふ、じゃあ参加するってことで話しておくわね」

P「わぁい!」

志乃「ところで、時間なんだけれど」

P「あぁ、そういえば。いつからなんですか?」

志乃「そうね、早めにすぐにでもっていうのもあるけど」

礼子「プロデューサーの都合が悪いならもう少し時間を遅らせてもいいのよ? どうしたいのかしら」

P「あー……それじゃあ……」

P(今すぐだと奈緒のことを後回しにしちゃうな……だったら後からの方がいいか)

P(でも今準備してるならすぐ出たほうがきっと都合いいよなぁ)


P「……うん。じゃあ>>101で」

なおのこと奈緒の用事が終わったら

P「じゃあ、少し待ってもらえますか?」

志乃「えぇ、構わないけれど……どうしたの?」

P「ちょっとヤボ用で!」

礼子「あらあら……ふふ、じゃあ待ってるわ」

P「はいっ!」


P「よし。このまま渋谷生花店へあがりこみ、奈緒と小粋なトークをしてチョコを受け取って飲み会じゃーい!!」

P「さぁて、お邪魔します!!!」


>>108「いらっしゃいま……せ?」

まゆ

佐久間まゆ(16)
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P「えっ」

まゆ「……あら、Pさん」

P「まゆ?」

まゆ「いらっしゃいませ。どうなさったんですかぁ?」

P「どうって、それは俺のセリフだよ。ここは凛の家……だよな?」

まゆ「はい、間違いありませんよ」

P「じゃあなんでここに?」

まゆ「そんなの、決まってるじゃないですか……」

P「……」

まゆ「>>116ですよぉ……♪」

みんなでPさんに渡すチョコ作ってただけ

まゆ「メールは見ましたよねぇ?」

P「う、うん。見たけど」

まゆ「……思ってたよりも早かったのでちょっとまゆも焦ってるんですよ?」

P「……そうなのか?」

まゆ「えぇ。だけど慌ててるところは見せたくないのでがんばってます」

P(なんだ……可愛いもんじゃないか。まゆは凛たちの手伝いをしてやってたんだな)

P(アイドル仲がいいみたいでなによりだ。うん)

まゆ「うふふ……でも、来るまではまゆが店番ってお約束でしたし」

P「今すぐあがるのはダメなのか?」

まゆ「女の子は支度に時間がかかるものですから」

P「あー……」

まゆ「……それでもあがりたいのなら、いいんですよ?」

P(これはアレだな。少しおしゃべりしませんかってお誘いか)

P(そうだなぁ……時間的には早めの方がいいけど焦っていいこともないし……)

P(少し時間を潰すか、無理を言わせてもらうかか)

P(じゃあ、>>123しようかな)

パンでも食べに行く

P「よし、パンを食べよう」

まゆ「えっ」

P「さぁまゆ。ここにパンを」

まゆ「ちょ、ちょっと待ってくださいね? えーっと、えっと……パン……パン?」

P「無いのか?」

まゆ「人の家なので、流石にちょっと……」

P「なら仕方ないな。いっしょに食べに出よう」

まゆ「えっ……いいんですかぁ?」

P「いいんですよぉ」

まゆ「……うふっ♪」

P「あっ」

まゆ「どうかしましたかぁ?」

P「いや……」

P(そういえば外には志乃さんと礼子さんいるんだった)

P(うーん、パン食べに行ってきますってのは言いづらいなぁ)

P(でも飲み会も行きたいなぁ)

P(今、二兎を追うどころか四兎ぐらい追っかけてる気がする)


P「よし。まゆ」

まゆ「はい、あなたのまゆですよ?」

P「パンだけどな。ここにあった」

まゆ「えっ」

P「おおはらベーカリーの特性フランスパンだ」

まゆ「えぇっ」

P「こんなこともあろうかとってやつだな」

まゆ「えぇー……」

P「ほら、まゆ」

まゆ「えっと、なんでしょう?」

P「時間を潰す間にパンを食べようと思うが、これ1本はちょっと大きいな」

まゆ「そう、ですねぇ。チョコレートもありますし」

P「ならどうすればいいか。簡単なことだ」

まゆ「どうするんですかぁ?」

P「分ければいい……2人でな」

まゆ「2人で……ふたりで。うふっ、うふふ……素敵………♪」

P「というわけではい」

まゆ「あーん……あの、恥ずかしいのであまりみられると……」

P「大丈夫だいじょうぶ。大きな口をあけてかぶりつくまゆもかわいいよ」

まゆ「……も、もうっ。Pさんったら……♪」

まゆ「……あむっ」パクッ

P「よし、くわえたな?」

まゆ「……ふぁい♪」

P「そしたらこう……」パクッ

まゆ「!!」

P「……」モグモグ

まゆ(Pさんが……Pさんが逆側に! これは、いわゆるポッキーゲーム……? いえ、フランスパンゲーム……!)

まゆ(きっとある程度食べたら離れてしまうでしょうし、急いで食べて……そして、うふふ……♪)


まゆ「……!」モッモッ

まゆ「………!!」モッモッモッ

まゆ「…………!!!」モッモッ……モッ…


まゆ「……おっきすぎますよぉ……」

P「いやぁ、やっぱりおおはらベーカリーのパンは食いでがあるなぁ」

まゆ「うぅ………こんなのって……」

P「いやぁ、美味いなぁ」

まゆ「確かに美味しいですけれど……まゆ、お腹いっぱいになっちゃいそうです」

P「大丈夫大丈夫、甘いものは別腹だ」

まゆ「別腹は次の日に脇腹になるんですよ?」

P「俺の朋友の言葉だが」

まゆ「……はい?」

P「『やわらかいところはこいこいうぇるかむっ☆』だそうだ」

まゆ「……柔らかくなったら触ってくださるんですかぁ?」

P「いいえ、ノータッチです」

まゆ「でしょうねぇ……」

まゆ「はぁ……そろそろうえにあがりましょうか。まゆが独占できる時間があっただけよかったとします」

P「そうしてくれると助かる」

まゆ「えーっと、じゃあ……いったんしめて、こっちですよぉ♪」

P「しかし久々だなぁ」

まゆ「前にもいらっしゃったことがあるんですか?」

P「まぁ、そうと知らずに花を買いにね」

まゆ「へぇ……」

P「……おじゃましまーす」

まゆ(まゆのおうちもお店だったら……でもそもそもこのあたりじゃないし、引っ越して、お店を作って……うぅ、無理ですねぇ……)

北条加蓮(16)
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渋谷凛(15)
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凛「――あれ?」

加蓮「早かったね、Pさん」

P「おいーっす……ん? まだ準備中だったか」

加蓮「いや、大丈夫だよ? ちゃんと私たちの作れたし、ただまぁ……」

奈緒「え、ちょっ……え? え? なんで来てるんだよ!? あたしたちサプライズで渡しに行くんじゃなかったのか!?」

凛「約一名、テンパってるね」

まゆ「うふふ、まゆのもちゃんとありますよ?」

凛「いつもありがとう。感謝してるよ……その気持ち、受け取ってくれるかな?」

P「おぉ、ありがとう! 嬉しいよ!」

加蓮「……アタシがここまでこれたのも、ここから先をみられるのもきっとあなたのおかげだから。受け取ってください」

P「加蓮……あぁ、もちろん!」

まゆ「まゆはいつだってあなたのためにいます。アイドルとしても、それ以外でも……ずっと、ずっと。だから、これは『あたりまえ』として受け取ってくださればそれで……」

P「お、おう……うん。ありがとう」

奈緒「……え、なんでみんなそんなにスラスラでてくるんだよ……?」

凛「まぁ、アイドルだし」

加蓮「そうだね、いつも思ってることだし」

まゆ「まゆですから」

奈緒「理由になってねぇ!」

P「で、奈緒はくれないのか?」

奈緒「~~~~~っもうっ! わかったよ!」

P「くれるのか?」

奈緒「そんな催促しなくたって渡すってば! あたし、だって……そりゃ、感謝とかしてるし」

P「本当か!?」

奈緒「あぁ……うん。じゃあ……」

P「わぁい! まゆ、加蓮、凛! 奈緒がふんどしくれるってさ!」

奈緒「ハァッ!?」

凛「へー、積極的だね」

加蓮「結構似合うんじゃない?」

奈緒「え、ちょっ」

まゆ「ふ、ふんどしですかぁ……巻き方、覚えなきゃ……」

奈緒「そうじゃねぇっ!」

奈緒「からかうなら渡さないからな!?」

P「いや、ごめんなさい。ください、おねがいします。この通りです」

凛(なんて……)

加蓮(綺麗な……)

まゆ(土下座っ……!!)


奈緒「……うん、いいから。あたしさ、ほら……えっと、素直じゃないけどさ。でも、凛や加蓮にあえて……ユニット組めて、よかったと思ってる」

奈緒「それもこれも、おかげさまってやつだよ。本当に感謝してる……うん。ありがとう」

P「奈緒……!」

奈緒「や、やっぱ恥ずかしいな……」

P「はじらいがたりんっ!!」

奈緒「はぁっ!?」

P「なんかこう……なんか、なぁ?」

奈緒「なぁってなんだよ……」

凛「うん、わかる」

奈緒「わからねぇよ!」

加蓮「わかるよ。ねぇまゆ?」

??「わかるわ」

まゆ「えぇ、どうせならもっと……応えられるはずですよ。ねぇ?」

奈緒「いや……いやいや。だってさ……これ以上とか……」

P「あるよ」

奈緒「……!」

P「永遠は、あるよ」

奈緒(……関係なくねぇか、それ……!!)

奈緒「……あぁーもうっ! そりゃ、さぁ! あたしは素直になれないよ!」

奈緒「だけどさ、こういう機会だからってあれこれ言うのはなんか、逆に卑怯な気がしてさ!」

奈緒「普段から思ってることをあれこれまとめて吐き出そうとしたら、何一つまとまらない気がして!」

奈緒「結局いつも感謝してるとか、そういうことしか言えないんだよ! 察せよばかぁっ!!」


P「ばかぁ! いただきました!!」

凛「よかったね」

P「うん!!」

加蓮「よしよーし」

奈緒「なんなんだよ、もうっ……もーっ!」

まゆ「だいじょうぶですよぉ。よしよし……」

奈緒「あたし一応、この中じゃ年長なんだぞ……なんだよこの扱い……」

P「だって奈緒だし」

凛「奈緒だもんね」

加蓮「仕方ないね」

まゆ「……」ナデナデ

奈緒「……まゆ」

まゆ「まゆも……頑張って、奈緒ちゃんのような愛される子になりますからねぇ……!」

奈緒(あ、これダメな奴だ)


P「……4人とも、ありがとう。このチョコレートは後の楽しみにとっとくことにするよ」

凛「あれ、もういっちゃうの?」

P「あぁ、予定が入ってるんでな? ありがとう!」

加蓮「そっかぁ。今度感想聞かせてね? ……絶対だよ?」

P「わかってる! またな」

  ドタドタ…  ガチャッ バタンッ



凛「で、奈緒。どんなことを普段思ってるかとか聞かせてくれるよね」

加蓮「うまくまとめられるように添削してみようか。今度感想聞かせてもらう時にでもさ?」

奈緒「マジかよ」

まゆ「うふふ、大丈夫ですよぉ……協力しますから。ね?」

P「志乃さん、礼子さーん」

志乃「あら、早かったのね……大丈夫?」

P「えぇ、そりゃあもう!」

礼子「ならよかった……今日の飲み会だけれどメンバーは……と、その前に」

P「ん? ……あれ、チョコですか?」

志乃「私のお気に入りよ。よければどうぞ」

P「じゃあありがたく……いただきまーす」パクッ


P「!?$%”*T&"!」

礼子「あら?」

P「ひっ……な、なんれすかこれっ……」

志乃「スピリタスボンボンよ?」

P「死にますよ!?」

志乃「平気よ。ほら」

P「志乃さん基準はやめてください!」

礼子「ちなみにね、プロデューサーくん」

P「……なんですか?」

礼子「蒸留ってあるじゃない。中学校のころ勉強したわね?」

P「えぇ、まぁ……沸騰する温度の違いを使ってどうとか」

礼子「あれを繰り返してアルコールだけを抽出したのがスピリタスだって思ってくれて間違いないわ」

P「何故いまその話をしたんですか」

志乃「平気よ。しばらく舌がマヒして多少強いお酒も煽れるようになるから」

P「絶対だめな飲み方ですよね!!」

礼子「だから今タバコ吸っちゃだめよ? 燃えちゃうから」

P「飲みませんよ!?」

>>154
×P「飲みませんよ!?」

○P「吸いませんよ!?」

P「はぁ……もう……」

志乃「ふふ、でもここからは大人の時間よ?」

P「……え、あの」

礼子「酒は飲んでも飲まれるな、ってね。たまにはブランデーでもゆっくり飲みながらってのも悪くないじゃない?」

P「………この飲み会のメンバーってどうなってます?」

志乃「私と礼子と、美優ちゃん、瞳子ちゃん、礼ちゃん、レナちゃん、それに菜々ちゃん……まぁ、じっくりと、ね?」

P(あ、これあかんやつや)

礼子「さ……日が落ちて上るまでは時間があるわよ? 覚悟はいいかしら」

P「ダメって言ったら?」

志乃「大丈夫よ。介抱してあげるから」

P「いろいろなしがらみからも解放されそうですね、アハハ……」



 このあと、Pが来ていることに気付いた菜々が最初はウーロン茶でごまかそうとするもウイスキーボンボンでテンションがあがり飲みはじめ
 つられてペースの上がったPが酔いつぶれてアレコレされたりしたりということもあったが、それは別の話


おわり

以上、お粗末

スピリタスは舐めるものであって飲むものじゃない
指突っ込んだら指が熱いし粘液で触れたら爛れるような感覚に襲われるレベル

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月22日 (土) 06:03:42   ID: cIE3PNiV

昔の人はタバコの煙を「飲む」とも表現してたから、あながち飲むでも間違いない

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