櫻子「三角関係?私、数学苦手なんだけど…」(452)

職員室前

櫻子「う~、向日葵遅い~~!!」

櫻子「な~にが先生に日誌を届けるだけー、だよ?」

櫻子「どっかにおっぱい引っかけて、動けなくなってんじゃねーの!?」

櫻子「あーもう、出て来たところをこのホウキでぶった叩いてやる!!」スチャ

ガラ

櫻子「来たぁ!!」

櫻子「くらえ、必殺カブトムシ!!」ピョン

ベシィ

結衣「ーーっ!?」

櫻子「えっ」

結衣「いててて…」

櫻子「ふふふ船見先輩!?」ガーン

結衣「…あぁ、大室さんか」

櫻子「頭、大丈夫ですか!?」

結衣「えっ、大室さんで合ってるよね?」

櫻子「はい、私は大室ですけど…」

結衣「良かった、一瞬名前を間違えたかと思って焦ったよ」

櫻子「??」

結衣「じゃあ、私はもう行くから」

櫻子「あの、頭…」

結衣「」フラフラ

タッタッタ

京子「結衣~、迎えに来たよん♪」ポン

結衣「京子…」

京子「ぷふっ…あはははははぁ!!」

京子「何、そのデッカイたんこぶぅ~!?」

結衣「ちょっと、そこで転んじゃってさ…」

京子「だっせーの!」

結衣「うるさいなぁ!」

京子「まぁ、いっか!さっさと部室行こうぜ!!」

結衣「…うん」

スタスタ





櫻子「ほぇ~…」

ガラ

向日葵「櫻子、待たさせてしまいましたわね」

櫻子「……」

向日葵「…櫻子?」

櫻子「ふ…」

向日葵「ふ?」

櫻子「船見先輩、かっけぇーー!!」

向日葵「……」

向日葵「…はぁ?」

帰り道

櫻子「それでさ、それでさ!」

櫻子「そん時、船見先輩何て言ったと思う?」

向日葵「ちょっとそこで転んだだけ…でしょ?」

櫻子「うおぁ!何で分かったんだよぉーっ!?」

向日葵「あなたが、何度も何度も同じ話を繰り返すからですわよ!!」

櫻子「普通そんな事、言えなくねぇ?」

櫻子「向日葵だったら、絶対私のせいにしてるし!」

向日葵「私のせいも何も、あなたが叩いたんでしょうが!!」

櫻子「はぁぁ…船見先輩いいなぁ…」

向日葵「そんなに船見先輩が良ければ、今すぐ娯楽部にでも行きなさいな!!」

櫻子「あん?何、怒ってんだよ?」

向日葵「べ、別に怒ってなんていませんわ!!」

櫻子「変な向日葵~」

向日葵「…変なのは、あなたの方ですわよ」ボソ

翌日

櫻子「あかりちゃん、あかりちゃん!」

あかり「あっ!おはよう、櫻子ちゃん♪」ニコ

櫻子「ねぇーねぇー、あかりちゃんと船見先輩って幼なじみなんでしょー?」

あかり「うん、結衣ちゃんとは昔から一緒だけど…」

櫻子「じゃあさ、船見先輩の事色々教えてくんないかなぁ?」

あかり「色々って…1人暮らししてるとか、そういうの?」

櫻子「そんなのとっくに知ってるよ!」

櫻子「もっとこう、武闘伝みたいなの無いのぉ?」

あかり「武闘伝!?」

あかり「…武勇伝じゃなくて?」

櫻子「そうそうそれそれ、何か無い?」

あかり「う~ん、公園で虐めっこを追い払った話とかでいいかなぁ?」

櫻子「おぉぉー何それ!?聞かせて聞かせて!!」

あかり「えっと、小学生の頃なんだけどね…」

           /,    ヽ \
             ,'.,       `、ヽ,
         //-─'''''''─-、,!.  ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
     _,,,.-''"   ._      `ヽ!,,.-‐'''"      ,','
    |,.  _  i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、      ,r'
   く   (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\     ,r'
     `y'`'"/::::/::;':::::;'::/::::::;':::::::::::;'::::::::::::;} .`、 /
    /:::::;:'::::::;!-;'─-/|::;':;':::::::::;:'::::::::::::く,,,_ Y

   .,r':::::;:'::r-!::'ーr、;;;;/ .|::;':::;'::::::::::::::::/::::::r` ``ゝ
  ,r'::::::;:':::::i .,!::::::|_,,,,_  ``'''-、;::::::メ/::::;'::::'ーi  「
,..--─--、;::`i:::::;::!  `ヽ    ,.-==,く`ソ:::::;':::i`''"
       `|:::::;::|       !;;oソノ ./\:::/リ
        |::::::;::|   !ー、_,'  `''" /:';:::::`!     興味深いスレですね
         |:::::::;::|.  'ー     ./:;;:-''"`\
       .|::::::;;:::|ヽ、,,,,...... -‐''i:::;r'" `'''`ヽ,ヽ
     ,.-┴''"ヽ``,`'、  !.,'  '/   /`ニ=_,ノ!
    .,r'   ヽ、`i !ノ  ','   i'    _,フ'-:'":、
   /  '" `i i .ノノ-' ', !  i    「  ';::::::::::::`、

ちなつ「2人共、何の話をしてるの?」ヒョコ

あかり「うわっ、ちなつちゃん!?」ドキ

ちなつ「うわっ、って何よ!?失礼しちゃうわねぇ!!」プンプン

櫻子「ちなつちゃんも船見先輩の話、一緒に聞く~?」

あかり「さ、櫻子ちゃん!」

ちなつ「結衣先輩の話ですってぇーっ!?」ガタ

ちなつ「どういう事なのよ、あかりちゃん!?」

あかり「…櫻子ちゃんが結衣ちゃんの事を色々知りたいって」

ちなつ「何で、あかりちゃんに聞くのよ!?」

ちなつ「結衣先輩の事を一番よく知ってるのは、私なんだからね!!」

櫻子「へっ、そうなの?」

ちなつ「疑うのなら、放課後私の家に来なよ!」

ちなつ「結衣先輩の魅力を語りつくしてあげるから!」

櫻子「うん、行く行くぅ~!!」キラキラ


向日葵「……」

放課後

ちなつ「それじゃ、後は宜しくね!あかりちゃん!」

あかり「うん、ちゃんとちなつちゃんが来れない事は伝えておくよ!」

ちなつ「…もし、京子先輩が結衣先輩に何かしようとしたら連絡頂戴ね!」

あかり「そ、そんなに心配しなくても大丈夫だよぉ…」


櫻子「あぁん、私も早く帰る準備をしないとぉ!」

向日葵「お待ちなさい、櫻子!」

櫻子「…向日葵?」

向日葵「あなた、生徒会のお仕事をすっぽかす気なんですの!?」

櫻子「向日葵も、あかりちゃんみたいに私が行けない事を伝えればいいだろ!?」

向日葵「生徒会は娯楽部のような、遊び場じゃありませんのよ!!」

櫻子「いっつも私の事を邪魔だ邪魔だーって言う癖にぃ」

向日葵「なっ!?」

櫻子「お望み通り休んでやるんだから、感謝しろよなぁ!!」

向日葵「櫻子…」

帰り道

櫻子「それでさ、それでさ!」

櫻子「そん時、船見先輩何て言ったと思う?」

ちなつ「この程度の怪我、ちなつちゃんを守る為なら何でも無いよ…でしょ?」

櫻子「えぇぇぇぇーっ!?」ガーン

櫻子「いつから、ちなつちゃんが登場したんだよぉ!?」

ちなつ「きゃあぁぁぁぁぁ!!そんな事言われたら、私困っちゃう!!///」

櫻子「聞いてないし…」

ちなつ「つまりは櫻子ちゃんも、結衣先輩の事が好きなんだよね?」

櫻子「…好きぃ?好きなのかなぁ?」

ちなつ「結衣先輩の事は渡さないけど、仲間が増えるのは嬉しいよ!」

櫻子「仲間…」

櫻子「うん、私もちなつちゃんと仲間になるのは嬉しいや!!」

ちなつ「もう私、抑えきれないよ!走ろ、櫻子ちゃん!!」タッタッタ

櫻子「あぁ~、待ってよ!ちなつちゃ~ん!!」タッタッタ

ちなつ宅

ちなつ「じゃあ、結衣先輩に初めて会った日の事から話すね!」

櫻子「うんうん!」

ーーーーー

ちなつ「…ジュースをこぼしちゃって、困った私に」

櫻子「ほうほう!」

ーーーーー

ちなつ「…それで、私が短冊にキスしたいって書いたら」

櫻子「ひょえ~!」

ーーーーー

ちなつ「…間に合わないと思ったその時、私の手を引いて」

櫻子「おぉぉぉ!!」

櫻子(娯楽部に入れば、こんなに色々して貰えるんだぁ~)

櫻子(それならいっそ、生徒会止めて娯楽部入っちゃおっかなぁ?)

翌日

櫻子「向日葵~、生徒会を辞めるにはどうすりゃいいの?」

向日葵「はぁ!?」ドキ

向日葵「あなた、自分が何を言ってるのか分かっていますの!?」

櫻子「だってぇ、生徒会に入ってたら娯楽部入れないじゃん!」

向日葵「娯楽部なんかに入ったって、何の為にもなりませんわ!!」

櫻子「この前、そんなに船見先輩が良ければ娯楽部に行けって言ってなかったっけ?」

向日葵「娯楽部に入れとまでは言ってませんわよ!!」

櫻子「もぉ~、とにかく私は娯楽部に入りたいんだよぉ~!!」

向日葵「そんなに言うなら、生徒会と娯楽部の両方から許可を取って来なさいな!!」

櫻子「そうすれば、娯楽部に入れるんだなぁ!?」

櫻子「よーし、やっるぞぉ~~!!」

櫻子「待ってて下さいね、船見先輩!!」キラキラ

向日葵(本当に、何て馬鹿な子なのかしら!?)イライラ

生徒会室

櫻子「…と言う訳で、私は生徒会を辞めたいんですけど」

綾乃「そう言われても、今大室さんに抜けられるのは困るのよねぇ…」

千歳「元々人数も少なくて仕事は大変やし、何よりウチらが寂しいわぁ…」

向日葵「杉浦先輩…池田先輩…」ジーン

向日葵「ほら聞いたでしょ、櫻子?」

向日葵「生徒会は辞められないんですわよ!」

櫻子「うぅぅ…まだ、娯楽部の意見を聞いて無いもん!!」ダッ

向日葵「あっ、こら!待ちなさい、櫻子!!」

向日葵「すみません、先輩方…お気を悪くされましたわよね?」

綾乃「いいのよ、私にも人を想う心は分かるもの」

向日葵「杉浦先輩…」

千歳「それって、歳納さんの事ちゃうん?」ニコニコ

綾乃「ち、千歳ーっ!!///」カァー

向日葵「はぁ…」

娯楽部

櫻子「…と言う訳で、生徒会を辞めさせてもらえないんですよぉ~!」

結衣「それは綾乃と千歳の意見が正しいと思うよ、大室さん」

櫻子「船見先輩…」

櫻子「こんな事なら、初めから娯楽部に入ってれば良かったのにぃ~!!」

ちなつ「櫻子ちゃん…」

京子「ほうほう、ちっぱいちゃんはそんなに我が娯楽部に入りたいのかい?」

櫻子「はい!私どうしても入りたいんです!!」

京子「宜しい!ならば、私が何とかしてやろうじゃないか!!」

結衣「おいコラ、京子!生徒会に迷惑かけるような事、するなよな!!」

京子「大丈夫だって、私にいい考えがあるからさぁ!!」

京子「その為に協力してくれるよな?」

京子「あかり!」

あかり「……」ズズズズズ

あかり「…えっ?」

生徒会室

綾乃「ト、トレードですってぇーっ!?」

京子「うん、ウチのあかりとそっちのちっぱいちゃんを交換しようぜ!」

あかり「宜しくお願いします…///」モジモジ

綾乃「で、でも…こっちにも色々と事情があって…」チラ

向日葵「……」

京子「綾乃…」ソッ

綾乃「ひぃぃ!?ととと歳納京子!?///」ビクン

京子「私のお願い…聞いてくれないかなぁ…?」

千歳「ぶほぉぉぉーーっ!!」バタン

あかり「大丈夫ですか、池田先輩!?」

綾乃「う…う…ぁうあ……///」ドキドキ

綾乃「古谷さん、ごめんなさい!!」

向日葵「えっ」

京子「サンキュー綾乃、愛してるよ!」

娯楽部

京子「ちっぱいちゃん、娯楽部入部おめでとぉ~!!」

櫻子「わぁーい、祝え祝えーー!!」

ちなつ「良かったね、櫻子ちゃん!」

櫻子「ありがと、ちなつちゃん!」

結衣「……」

櫻子「…船見先輩?」

結衣「あっ、あぁ…おめでとう、大室さん」

櫻子「うはぁ!こんなに近くに船見先輩が…」フルフル

櫻子「ふなみせんぱぁ~~い!!」ガバッ

結衣「うわぁ!?お、大室さん!?」ビク

ちなつ「あぁーっ!抜け駆けなんてズルいよ、櫻子ちゃん!!」

ちなつ「結衣先輩から離れなさいよぉ!!」グイグイ

櫻子「い~やぁ~だぁ~!!絶対、離れるもんかぁーっ!!」ギュッ

結衣「大室さん、ちなつちゃん!2人共落ち着いて!」

結衣「ほら、京子も黙って見てないで何とかしろよ!!」

京子「ほんじゃ、私はちなつちゃんを貰おっかな?」ギュッ

ちなつ「ちょっ、離して下さいよ!京子先輩~!!」

京子「にゃ~ちなつちゃ~ん、もふもふもふもふ♪」

ちなつ「助けて下さい、ゆいせんぱぁ~い!!」

結衣「助けて欲しいのはこっちの方なんだけど…」

櫻子「んふふ~ひんやり膝枕、気持ちいい~♪」ゴロゴロ

ちなつ「むきぃーーっ!!結衣先輩の太ももは私の物なのにぃーーっ!!」

結衣「ちなつちゃん、私の太ももは誰の物でも無いからね!?」

櫻子「ぶぅーーっ!!ちなつちゃんだけ名前で呼ばれててズールーいーっ!!」

櫻子「私の事も大室さんじゃなくて、櫻子ちゃんって呼んで下さいよぉ~!!」

結衣「えぇ!?」

京子「あっはっは!何これ!?すっげぇ、楽しいーーっ!!」

結衣「私の苦労も考えてくれ!!」

生徒会室

向日葵「……」イライラ

綾乃「あぁ…私ったら、どうしてこうなのよ…」ズーン

千歳「ええねんええねん、素直なんが一番や」ボタボタ

あかり「えっと…えっとぉ…」オロオロ

あかり「お、お仕事教えて貰えませんか?」

綾乃「ハッ!!」

綾乃「そうよね!トレードしてしまった以上、赤座さんは生徒会のメンバーよ!!」

向日葵「ちょっと、杉浦先輩!櫻子を取り戻そうとは思いませんの!?」

あかり「向日葵ちゃん…」シュン

千歳「古谷さんの気持ちも分かるけどな、赤座さんの気持ちも考えなアカンよ?」

向日葵「くっ…」ギリ

向日葵「分かりましたわ、赤座さんには私が教えてあげますわよ!」

あかり「ありがとう、向日葵ちゃん!!」パァー

向日葵(櫻子、そっちがその気なら私だって…)

帰り道

櫻子「うはは、船見先輩の手おっきぃ~♪」ブンブン

結衣「はぁ…」

京子「ちなつちゃんは私と手繋ごっか!」ニギニギ

ちなつ「結衣先輩、結衣先輩ーっ!!」

ーーーーー

櫻子「はぁー、今日は最っ高だったよぉーっ!!」ツヤツヤ

ちなつ「もう、櫻子ちゃんはマナー違反し過ぎぃ!!」

櫻子「ふぇ?まな板が何?」ペターン

ちなつ「まな板じゃなくて、マナー違反!!」ペターン

ちなつ「あんなにベタベタしたら、結衣先輩に嫌われちゃうよ?」

櫻子「えぇーーっ!?」ガーン

櫻子「やだぁ!私、船見先輩に嫌われたくない!!」

ちなつ「じゃあ、今日も私の家に寄ってマナーの勉強ね!」

櫻子「うん!私、勉強嫌いだけど船見先輩の為に頑張るから!!」

ちなつ宅

ちなつ「今日1日じゃ教えきれない程、話す事はあるんだけど…」

ちなつ「とにかく、膝枕・手繋ぎ・キスは絶対こっちからしちゃ駄目なんだよ!」

櫻子「えぇ~、何で何で?」

ちなつ「急にそんな事をしたら、結衣先輩が照れちゃうじゃない?」

ちなつ「好きな人に真っ赤っかな顔を見られるのは、凄く恥ずかしいんだから!」

櫻子「そっかぁ…」

櫻子「じゃあ、船見先輩からされそうになったら全力で逃げないと!」

ちなつ「はぁ!?」

ちなつ「ちょっとぉ、どうしてそうなるのよ!?」

櫻子「だって、そしたら私達の顔が真っ赤っかになっちゃうんじゃん!」

ちなつ「ハッ!!」

ちなつ「…そうだね!櫻子ちゃんの言う通りだよ!!」

櫻子「…あれ?」

櫻子「でもそしたら、どっちも何も出来ないよぉ~っ!?」

ちなつ「うん、何も出来ないね」

櫻子「そんなのつまんなーいっ!!」

ちなつ「だから、2人で顔が赤くならないように練習しようよ!!」

櫻子「どうやって?」

ちなつ「こうやってよ!」グイ

櫻子「うわわぁ!?」ゴロン

ちなつ「……」

櫻子「……」

ちなつ「…私の膝枕どう、櫻子ちゃん?」

櫻子「うん、気持ちいい…」

ちなつ「顔は…赤くなって無いみたいだね」

ちなつ「それじゃ、合格だよ!」

櫻子「やったぁーーっ!!」ガバッ

ちなつ「次は櫻子ちゃんが私を膝枕する番だよ!」ゴロン

櫻子「うひゃあ!ちなつちゃんの髪の毛くすぐったぁ~い!」

ちなつ「…どう?私の顔、赤くなって無い?」

櫻子「別に、何ともないけど」

ちなつ「これで、2人共膝枕クリアだね!」ムク

櫻子「バンザーイ!!」

ちなつ「次は手を繋ぐよ!」ニギ

櫻子「どうせなら両手共、繋ごうよぉ~!」ニギ

ちなつ「……」

櫻子「……」

ちなつ「…櫻子ちゃんの顔、いつも通りだね」

櫻子「ちなつちゃんの方こそ、全然変わって無いし」

ちなつ「それじゃ、手繋ぎもクリアだよ!」パッ

櫻子「すっげぇ!私達、最強じゃん!!」パッ

ちなつ「最後はキス…だけど…」ウルル

櫻子「キ、キスぅぅぅぅぅ!?///」カァー

ちなつ「もう、する前から顔を赤くしててどうするのよ!!」

櫻子「うぅぅ…ごめん、ちなつちゃん…」シュン

ちなつ「大丈夫よ、膝枕も手繋ぎも平気だったでしょ?」

櫻子「そっかぁ!じゃあ、キスなんてへっちゃらだよね!!」

ちなつ「櫻子ちゃん、顔の高さを私に合わせて」

ちなつ「目を瞑って、そのまま顔をゆっくり近付けるの」

櫻子「分かったぁ!!」ツムリ

ちなつ「行くよ、櫻子ちゃん!」ツムリ

ソー…

ちなつ「ん…」





チュッ

ちなつ「……」

櫻子「……」

ちなつ「…櫻子ちゃん」

ちなつ「いっせーので、目を開けるよ?」

櫻子「うん…」

ちなつ「いっせーのぉ!」

パッ





ちなつ「///」カァー

櫻子「///」カァー

ちなつ「櫻子ちゃん、不合格ーっ!///」

櫻子「ちなつちゃんの方こそ、茹で蛸みたいに真っ赤っかだし!!///」

ちなつ「これは、まだまだ練習が必要だね…///」

櫻子「私、赤くならないようになるまで毎日通うから!!///」

一週間後

ズズズズズ

京子「…はぁ、一週間前が嘘だったかのように平和だねぇ~」

結衣「何だか、あの2人が急に仲良くなったからね」

櫻子「ちなつちゃんの入れるお茶、美味し過ぎなんだけど!」

ちなつ「そんな事言っても、結衣先輩は渡さないんだから!」

結衣「ふふ、2人共膝枕してあげようか?」

櫻子「わぁ~い!私はひっだり、あしぃ~~!!」ゴロン

ちなつ「はぅあぁぁ…右足だけでも素敵ですよ、結衣先輩…///」ゴロン

結衣「その言い方は怖いよ、ちなつちゃん!?」ビク

京子「私の右足は要らんかね?」

ちなつ「要りません」

京子「ちっぱいちゃんは?」

櫻子「」スヤスヤ

京子「って、寝てるし!!」ガーン

生徒会室

あかり「」セカセカ

向日葵「」セカセカ

あかり「はい、私の分は終わりました!」

向日葵「こっちも終わりましたわ!!」

千歳「2人共、偉いスピードやなぁ」

綾乃「赤座さんの飲み込みの速さには目を見張るものがあるけど…」

綾乃「何より、大室さんが居なくなってからの古谷さんが凄まじいわね!」

向日葵「」ピク

千歳「綾乃ちゃんもうかうかしとると、会長の座を取られんのとちゃうん?」

綾乃「そうねぇ…例えそうなっても、この2人には任せられそうだわ!」

あかり「そんなぁ、私まだまだですよぉ!!」

千歳「謙遜しなくてえぇよ、ウチらは赤座さんに期待して…」

ダンッ

向日葵「先輩方は、櫻子が居ない方がいいとおっしゃいますの!?」

綾乃「古谷さん!?」ビク

向日葵「赤座さんに期待してる?櫻子が戻ったら、娯楽部に帰るんですのよ!!」

向日葵「櫻子が居ない方が速い?ストレスをぶつけているだけですわ!!」

あかり「向日葵ちゃん落ち着いて、あかりはいつでも娯楽部に帰れるよ?」

向日葵「赤座さんは何も分かってませんのよ、見なさい先輩方の顔を!」

綾乃「……」

千歳「……」

あかり「あっ…」

向日葵「先輩方は、もう赤座さん無しではやって行けないと考えているのですわ!!」

向日葵「いつ櫻子が帰って来るんじゃないかと、肝を冷やしていますのよ!!」

あかり「そ、そんな事ありませんよねぇ!?」

綾乃「下手な嘘は逆撫でするだけよね…古谷さんの言う通りよ、赤座さん…」

千歳「素質だけ見ても、伝説の生徒会長赤座あかねの妹さんやし…」

千歳「赤座さん個人で見ても、生徒会向きの人材やと思うわ…」

あかり「あかりは…あかりはそんなんじゃ…」

向日葵「それ見なさい、赤座さんは最早先輩方の希望なのですわ!!」

あかり「……」

向日葵「まぁ、私がそうなるよう全身全霊を持って仕事をお教えしたんですけど」

あかり「えっ!?」ドキ

千歳「それはどういう意味なん、古谷さん!?」

向日葵「先輩方が櫻子の存在を疎ましく思った時の為の保険ですわよ!」

向日葵「赤座さんさえ残れば、もう1人は凡人が来ようとも構わないようにと」

綾乃「まさか、古谷さん!?」

向日葵「流石副会長、察しが宜しいですわね!」スク

ガラ

向日葵「わたくしはこれから娯楽部にトレードを持ち掛けに行きますわ!!」

向日葵「先輩方は精々、私の代わりに使える人材が来る事を願っていて下さいな」


ピシャ

娯楽部

向日葵「…と言う訳で、櫻子以外の方と私をトレードして頂きたいんですの!」

櫻子「」スヤスヤ

京子「うぅ~ん、ちなつちゃんは切れないし結衣しか居ないなぁ」

結衣「切るって言い方は引っかかるけど、まぁ仕方ないか…」

ちなつ「待って下さいよ!結衣先輩が居なくなるなら、私は娯楽部を辞めます!!」

京子「そ、それは困るよ!ちなつちゃん!!」アセアセ

京子「ごめん、ひまっちゃん!こっちには出せる子が居ないよ!!」

向日葵「……」

向日葵「…歳納先輩?」

向日葵「先輩は、娯楽部員ではありませんの?」

京子「当然、って言うか部長は私だし!!」

京子「……」

京子「……」

京子「…私?」

京子「いやいや、部長が島流しとかシャレにならないっしょ!?」

向日葵「こう言っては難ですが、この娯楽部が島で無くて?」

京子「ぐおぉぉ…」

結衣「な、何も言い返せない!」

ちなつ「結衣先輩となら、無人島で2人きりでも構いませんよ!!」

京子「で、でもさぁ!ほら、私だけ島から助かるのも悪いかなぁ…なんて」

向日葵「…冷蔵庫の中のプリンが食べ放題」ボソ

京子「結衣、娯楽部は任せたよ!今日から結衣が部長だ!!」

結衣「おいコラ!!私達を置き去りにして、逃げるつもりか!?」

京子「寂しい時は、いつでも私の事を思い出してね!」

結衣「はぁ…分かったよ、娯楽部からは京子を出す」

向日葵「船見先輩…」

結衣「古谷さん、ようこそ娯楽部へ」

向日葵「わたくし、この娯楽部をより良いものにしてみせますわ!!」

櫻子「…プリン」スヤスヤ

生徒会室

京子「来ちゃった///」

綾乃「な…ななな…何で、よりにもよって歳納京子が来るのよぉーーっ!?///」

千歳「綾乃ちゃん、これは古谷さんからの恩返しやで!ありがたく受け取りぃ!!」

綾乃「ち、千歳ーーっ!!///」

京子「綾乃、私に生徒会の仕事を教えてよ!」

綾乃「わ、わたわたわたわたわた私ぃ!?///」

京子「学校で教える暇が無いなら、綾乃んちで教えてくれてもいいからさぁ」

千歳「ぶぶほぉぉぉーーっ!!」バタン

京子「千歳ぇ!?」ビク

綾乃「しっかりしなさいよ、千歳!千歳!!」

千歳「これから毎日、こんな光景が見れるんやねぇ…」ダクダク

千歳「はぁぁ…ウチ、今これ以上無い程幸せやわぁ…」ガク

あかり「うわぁ~ん!あかりの存在感がーっ!!」

娯楽部

櫻子「…んぁ」パチ

櫻子「んん~っ!よく寝たなぁ~~!!」ノビ

櫻子「あれ?いつの間にか、床に移動してる…」

ちなつ「」スヤスヤ

櫻子「あっ、ちなつちゃんも寝てたんだぁ!」

櫻子「へへへ、ちなつちゃんの寝顔かぁ~わいい♪」プニプニ

トントン

櫻子「えっ」

向日葵「おはよう、櫻子」ギラギラ

櫻子「……」

櫻子「妖怪ちなまこ…」

向日葵「それを言うなら、血眼ですわよ!!」

櫻子「うわぁぁ!!何で、向日葵が娯楽部に居るんだよぉ!?」ガバッ

結衣「櫻子ちゃんの方は起きたんだね」

櫻子「船見先輩、これどういう事ですか!?」ビシッ

向日葵「人に指を指すんじゃありませんわよ!!」

結衣「櫻子ちゃんが寝てる間にトレードがあってさ…」

結衣「京子の代わりに、向日葵ちゃんが入って来たんだよ」

櫻子「えぇぇ、向日葵も船見先輩を!?」ガーン

向日葵「ち、違いますわよ!お馬鹿!!」

向日葵「何でもかんでも色恋沙汰に結び付けるのは感心いたしませんわよ!!」

櫻子「そっかぁ…んじゃ、どうでもいいや!」

向日葵「どうでも…いい?」

櫻子「私のライバルは、ちなつちゃんだけだもん!」ニギニギ

ちなつ「結衣先輩の手…暖かい…///」スヤスヤ

向日葵「吉川さんだけが…櫻子のライバル?」フラ

結衣「古谷さん!?」ガシッ

向日葵(じゃあ、わたくしは…わたくしは一体何者なんですの!?)

結衣「古谷さん!古谷さん!」ユサユサ

向日葵(今、わたくしの事を抱いてるこの人が櫻子の事をたぶらかして…)

向日葵(いえ、わたくしのライバルはこの方ではありませんわ!)

向日葵(…わたくしの、本当のライバルはっ!!)ギロ

ちなつ「ふわぁ~」パチ

櫻子「ちなつちゃん、起きたんだぁ!」パァー

ちなつ「…櫻子ちゃん?あれ、結衣先輩の膝は?」キョロキョロ

結衣「」ユサユサ

向日葵「」フラフラ

ちなつ「ひ、向日葵ちゃん!?」

ちなつ「何、結衣先輩に抱かれてるのよーーっ!?」ガバッ

ちなつ「櫻子ちゃんも、何で2人がこうなるのを黙って見てたの!?」

櫻子「あっ、そっかぁ!船見先輩から離れろよ、向日葵~っ!!」ガルルルル

向日葵(ふふふ、見てなさいよ…2人共…)

向日葵(お二人と同じ土俵に立つ為なら…わたくしは…)

結衣「古谷さん、しっかりして!古谷さん、古谷……んむっ!?」

ちなつ「はっ」

櫻子「えっ」





チュッ

向日葵「んっ…ちゅっ…はぁぁ…じゅるるる…///」

結衣「!?…!?……!?」

ピチャピチャ

ちなつ「はわわわわわわわわ///」ガクガク

櫻子「何だよ…何をしてんだよぉ!?向日葵ぃぃ!?」ガクガク

向日葵「……っはぁ、はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……」

結衣「古谷…さん……?」

向日葵「向日葵って、呼んで下さいませんの?///」ソッ

結衣「ひぃ!!」ビク

チュッ





向日葵「あむ…んっ…ちゅく…ちゅっ…んふぅ…///」

ちなつ「櫻子ちゃん、結衣先輩を助けないと…」ガクガク

櫻子「わ、分かってるけど…足が震えて動けないんだよう!!」ガクガク

帰り道

結衣「」ボー

向日葵「ほら、ちゃんと歩かないと危ないですわよ」ピト

櫻子「……」トボトボ

ちなつ「……」トボトボ

櫻子「…ねぇ、ちなつちゃん」

櫻子「向日葵の奴、自分から船見先輩にキスしたよね?許せないよね?」

ちなつ「ごめんね、櫻子ちゃん…」

櫻子「えっ」

ちなつ「私が自分からしちゃ駄目だ、なんて言わなければ…」

ちなつ「櫻子ちゃんだって、今頃は結衣先輩とキスしてたかもしれないのに…」

櫻子「はぁぁ!?」

櫻子「そんな事言うなんて、それでも私のライバルかよぉ!?」

ちなつ「ライ…バル?」

櫻子「私はちなつちゃんのマナーを信じてる、あんなキスは絶対間違ってるよ!!」

ちなつ「櫻子ちゃん…」

櫻子「よぉし!じゃ行っくよぉー、ちなつちゃーん!!」ガシッ

ちなつ「…へっ?」

櫻子「ひぃ~まぁ~わぁ~りぃぃ~~っ!!」ダダダダダ

ちなつ「きゃあぁぁぁぁぁ!?」ブンブン

向日葵「…来ましたわね、櫻子?」ピタ

向日葵「そうよ!私こそが、あなたのライバ…」クル

櫻子「ふわぁぁ!?急に止まんじゃねーよっ!!」キキー

パッ

櫻子「あっ」

ブン

ちなつ「えぇぇぇぇぇーっ!?」

向日葵「吉川さんがこっちに向かって飛んで来るですってぇ!?」

ちなつ「ぶ、ぶつかるぅぅーっ!!」


バフン

ちなつ「や…柔らかい…///」ムギュ

向日葵「あっ…」ピクン

ちなつ「わぁ!?ごごごごめんね、向日葵ちゃん!!///」バッ

向日葵「お、お気になさらずに!」プイ

ちなつ「…今、私向日葵ちゃんに抱き付いて///」ドキドキ

櫻子「うぅぅ~!おっぱい禁止~!!」

向日葵「うるさいわねぇ!!」

櫻子「ちょあぁぁ!見てろよ、向日葵ーっ!!」

櫻子「私達のキスの方が100倍、正しいんだからなぁーっ!!」

向日葵「私達って…櫻子、吉川さん!まさかあなた達!?」

櫻子「ちなつちゃん、練習の成果を見せる時が来たよ!!」

ちなつ「櫻子ちゃん、待って!今は結衣先輩が見て……んんっ」





チュッ

櫻子「……」

ちなつ「……」

櫻子「…っぷはぁ、どうだ!参ったかぁ!!///」

ちなつ「結衣先輩に見られた…結衣先輩に見られた…」ズーン

向日葵「きぃぃぃぃぃ!行きましょう、船見先輩!!」グイ

結衣「何が…何やら…」ボー

スタスタスタ

櫻子「あさって来やがれ!!」

ちなつ「もう…おしまいだわ…」

櫻子「へっ?何が?」

ちなつ「結衣先輩との関係よ!浮気したと思われたら、どうすんのよ!?」

櫻子「浮き輪?」

ちなつ「もう、櫻子ちゃん鈍感過ぎぃ!私帰るから!!」プンプン

櫻子「あぁん、待ってよ~!ちなつちゃ~~ん!!」

一週間後

結衣「はぁ…」

向日葵「一体どうしたんですの、船見先輩?」

結衣「最近さ、友達が全く泊まりに来ないんだよ」

ちなつ「友達って、京子先輩の事ですよね?」

結衣「うん、何か綾乃の家に入り浸ってるみたいで」

向日葵「杉浦先輩の…」

櫻子「じゃあさ、じゃあさ!」

櫻子「みんなで船見先輩の家に泊まりに行こーよぉ!!」

結衣「えぇ!?」

向日葵「ちょっと、櫻子!あなたは、この場の空気が読めませんの!?」

櫻子「じゃあ、何て書いてあんだよ?向日葵には読めんのか?」

向日葵「はぁぁ、この子は本っ当にお馬鹿なんですから!!」

結衣「発想は少し京子に似てるかも…」

結衣「いいよ、明日は学校休みだしみんな私の家に泊まりなよ」

お風呂を目前にして残念ですが
昼から夜遅くまで用事が入ったので、自分はここまでです。
このスレは落とすなり、乗っ取るなりして下さい。
一応、終わりまでは考えてあるので時間がある時に立て直します。

魔の時間帯までに戻れないので、恐らく残らないかと
立て直しの場合は2、3作くらい間を置いてからします。

ヽ('A`)ノ ユリユララララユルユリ
  ( )へ
 くω ユラユラ

         ヽ('A`)ノユリユララララユルユリ

          へ(  )
         ユラユラ ω>

ヽ('A`)ノ ユリユララララユルユリ
へ(  )へ
  ω ユラユラ

       __[警]

        (  ) ('A`) ダイジケン・・・・
        (  )Vノ )
         | |  | |

  .  |            . , ,    |       |    う
落   .|          ./γ ´     .|       |    ぅ
ち   |          / /      .|      |    ・
る   |         / /,........//..、  |____ /    ・

な   |        ./ ' ´     ヾヽ、       ̄\

で   |――――‐//   _//_    `..ヽ、    「 ̄ ̄/、
ゲ   |――――/ /r ':´::::::::::::::`:::.、/ .` `、     ̄/ /  ̄ ̄
ソ   .|      .フ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、i  V   /.∧\
・    |     /:::::::::::i::∧::::::::/;:::;::::::::::V/     ̄´ . ̄

・    |     ヘ、:::/ナ´.\/`弋!;:::::λ|.i      ┌┐
・    |     ././ ` '.i:','''''  ーo |:Yイ::::::、      .| |
・    |    /./   /|..ト 、,..、,..,.|::|'`〉、::.、      .| |
    く    ././  ./ .|::::||| ̄´ _/.|::| / ./:::ヽ      | |  //
_/ ̄´    /./  ./ .|::::|.| V// .|::|/ ..∧::::`     | |  //
        /./  /  .,|::::|,!、_,.....、.|::/ ..i::::λ::i    .| | //
       ././  ./ . iγ´  i´  `レ  ,:::::ノ|::::|    | |././ 
       ././  ./   |'   .|   .r' _/Y//    | レ./
      /./   /   |   .,|   i'.,イ_ 〈:::>      | |./
      /./  ./    .|  ./|   ./∥|  ト'      .└┘_
     /./   ./    .|  i |   ∥0/  .)      [].[] / /
    ././   ./    ,r'| .λ|  i///,  ./      .// / / ./
   /./   /    (;;;;;`;;';/;;;--';;;Y---'       // . ̄ /
   /./   ./     `r--.人______イ         .//   /--
  /./   /      /~  /~   /        .//   /
 ././   /      !、  ./   ./         //   /
.././  ./        `''''''´ヽ---'         //   ./

      /: :/: : : : : :.Y⌒)'´: : : : : : : : : : : : : : `: .、- 、

      /: : : : : : : : : :.--ゝ.': : : : : : : : : ,: : : 、: : : : : : :\_)___
    //: : : : : :/: : : : :/: : : : : : /:_/_/__: : :|: : : : : : : : : : <⌒ー .、
.   /´: : : : : : :/: : : : : :/: : : /: : /: //八: : :/ハ: : ┼-: : : : : : ヽ_ -, -──‐-、
  /: : : : : : : :/: : : : : : ハ/:/_:_:/⌒=-ミ、 ̄  ハ_」 ハ: : : ヽ/ /: : : : : : : : : \.    | _|_   |_L   /
  |: : : : : : : /: : : : : : : {: : : : く Y ん)ハ    ≫=ミ└ァ./  ' ___: : : : : : : : : ヽ   | _|    ̄|  _ノ  (  
.  ハ: : : : : : : : : : : : : : ∨: : : :ヽ 弋っソ    ん):か}/   /:::::::::::::, '´ ゙̄ヽ: : : : : '.. .レ(__ノ\  |     \ 
   ` 、: : : : : : : : : : : :./| : /: :∧ :::::::::       弋/ /    |::::::::::::::{:::::::::::::::}: : : : : :|
      \: : : : :/: :ノ ハ:.|: : ': 」     _ r‐'了 '´      |:::::::::::::: 、::::::::::ノ: : : : : :|    -┼、\  -┼-   -/─   ─┼─ |   ヽ 
       )人: (― '    `ー‐く.    {  |::::::|        ∨:::::::: '´ ̄: : : : : : : :/    / |     - ヽ-   / __| ヽ   ゝ  |    |
         ヽ、           } 、   ー ヘ_::::\__     \'´ : : : : : : : : : : ./   ./  J    ヽ_.`  (___ノ\  ヽ_   ヽ/
                 __ノ    -ァ   ´ :>ヘ、 ̄¨''¬ー- 、 _____, '´      
               x≪i:i:《     ∧   / .二\
           r=≪i:i:i:i:i:i:i:i:i:、_  ト、i:i:.、. /  -‐、∨
          /⌒\\i:i:i:i:i:i:i:i:、 `  - }i:i:i:i:{   ィヽソ|

いい加減落とせよ
目障りだ

>>286

.          /    /     _,,.   ....,,,__    ヽ   \l     そ
       /    /  ,.ィ:´ : : : : : : : ::.: : :>.、  V    l  余  う
       ,.'       ,' /: : : /: ト; : : : : .: ハ: : : : ;\ V    l  計  言
       \    /: : :i : /::/ V: : : : :/ V: i、: : : :ヽ',    l  や  わ
      .  \  /: : : : :!:/ V   V: : :/   V l_L: .:::.: V /.l  り   れ
       .   `Y: : : :/ l/─--.,,_ ∨w--ーーヾ'; :::::;、.:V. l  た   る
          レ^i、:/: l ,┳.━┳`   ´┯━┳‐,: : /l:/  l   く   と
          / :l: i: : l .トイzj´} . ::: . んィ´:} ’V、: : l  l  な
.         /: : : V: : ! ヽ辷ソ:::::::::::::::弋z。ソ l: : lノ: : :l <  る

.         /: : /: :l: : i.      '         i: : l: : : : :l   l  で
        /,.---,‐‐l: : l   tー------‐っ   l: : i:'r‐‐--,,. ヽ ゲ
       /´   ヽ`l: ; ;l丶、 `‐-   -‐´ ,. '. l: : i/     `ヽヽ ソ
       l       l: : :l, ヽ、 ~ ‐--‐ .' " / /l: : l        l  ̄ ̄
.       l´/⌒ヽ、/⌒`i: ヽ          / / l: : l   ,-- 、  l :   ぅ
.      /⌒|  |:.l |__ ノ .l ヽ,ゝ‐--,  ─'/ /  l: : l  / _,,__ノ ./⌒`l  っ
      .l   lヽ__ノ ヽノ __ l  \\     / /   l: : :l/   / / .ヽ___/   ヘ
 .     l  ヾ  `´    ヽ,__ ヽ ヽ  / /    l: : /  ι´  /_    っ
      >‐ '   / _  (  `l.  ヾヽ//  _、l/  ゙´   ゙´  , ヽ    ヘ
      (  \ /  /  ノ   l   `´   /  `´ )、 \    `(   ノ
     ,\__/    l.  ´  /        ヽ. `'く ヽ  ヽ   ´, ゙´ l
     /: : : : ヽ_ _ _ ノヽ          ,ヽ          (_ノ
.    l : : : : : : : : : : : : : : : :l    /  l    l: :ヽ___   ノ´ヽ l

それマジソース全力

                                      l: : : /: : : : / : / j\/八: :¦: : :/ }/: :l : : :ハ
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  .  |            . , ,    |       |    う
落   .|          ./γ ´     .|       |    ぅ
ち   |          / /      .|      |    ・
る   |         / /,........//..、  |____ /    ・

な   |        ./ ' ´     ヾヽ、       ̄\

で   |――――‐//   _//_    `..ヽ、    「 ̄ ̄/、
ゲ   |――――/ /r ':´::::::::::::::`:::.、/ .` `、     ̄/ /  ̄ ̄
ソ   .|      .フ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、i  V   /.∧\
・    |     /:::::::::::i::∧::::::::/;:::;::::::::::V/     ̄´ . ̄

・    |     ヘ、:::/ナ´.\/`弋!;:::::λ|.i      ┌┐
・    |     ././ ` '.i:','''''  ーo |:Yイ::::::、      .| |
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    く    ././  ./ .|::::||| ̄´ _/.|::| / ./:::ヽ      | |  //
_/ ̄´    /./  ./ .|::::|.| V// .|::|/ ..∧::::`     | |  //
        /./  /  .,|::::|,!、_,.....、.|::/ ..i::::λ::i    .| | //
       ././  ./ . iγ´  i´  `レ  ,:::::ノ|::::|    | |././ 
       ././  ./   |'   .|   .r' _/Y//    | レ./
      /./   /   |   .,|   i'.,イ_ 〈:::>      | |./
      /./  ./    .|  ./|   ./∥|  ト'      .└┘_
     /./   ./    .|  i |   ∥0/  .)      [].[] / /
    ././   ./    ,r'| .λ|  i///,  ./      .// / / ./
   /./   /    (;;;;;`;;';/;;;--';;;Y---'       // . ̄ /
   /./   ./     `r--.人______イ         .//   /--
  /./   /      /~  /~   /        .//   /
 ././   /      !、  ./   ./         //   /
.././  ./        `''''''´ヽ---'         //   ./

ちなつ「きゃあぁぁぁぁぁ!!お泊まりなんて…そんな///」ポッ

櫻子「やたぁ~~!!」

向日葵「船見先輩、本当に宜しいんですの!?」

結衣「私は京子と違って、みんなが楽しめる事っていうの思いつかないからさ…」

結衣「こんな押し付けられた部長でも、それらしい事はしたいんだよ」ニコ

向日葵「船見先輩…」

ちなつ「ありがとう、櫻子ちゃん!これでまた一歩、結衣先輩に近付けるよ!」

櫻子「わぁ~い、ちなつちゃんに褒められちったん♪」

櫻子「あ、そぉーだ!それなら、お礼にキスして…」

ちなつ「それは嫌」プイ

櫻子「んもぉ~!一週間もして無いと、口が鈍っちゃうよぉ~!!」

向日葵「節操が無さ過ぎますわよ、櫻子!」

櫻子「ぶぅーーっ」

結衣「っ!!」

結衣「…本当に、京子を見ているようだ」

結衣宅

結衣「さっ、みんな上がってよ」

櫻子「おっじゃましまーす!」

向日葵「ここが…船見先輩の…」

結衣「ちなつちゃん、良ければ2人に部屋を案内してあげてくれる?」

ちなつ「は、はい!!2人共寝室はこっちだよ、私に着いて来て!」

櫻子「えぇ~、私自分で探検したいんだけどぉ」

向日葵「こら、櫻子!人の家を何だと思っていますのよ!?」

櫻子「おぉぉ!冷蔵庫の中にアイス入ってるぅ~!!」パカ

向日葵「他人様の冷蔵庫を勝手に開けるなんて、失礼でしょ!!」

櫻子「あぁ~むっ♪」パク

ちなつ「もう食べてる!?」ガーン

結衣「京…子……」

櫻子「ぺっ、ぺっ!何、このアイスぅ!?何か変!!」

結衣「…はは、私は一体何を言ってるんだ」

櫻子「うわぁぁ!Ph(ペーパー)3だぁーっ!!」

櫻子「私んちは花子のせいで買えないし、向日葵は貧乏だから見んの初めてぇ」

向日葵「び、貧乏じゃありませんわよ!!不必要な物を買わないだけですわ!」

結衣「…女ゲーマーなんて、孤独な存在だよ」

ちなつ「結衣先輩!?」

ギュッ

結衣「!!」ドキ

櫻子「ねぇーねぇー!船見先輩、一緒にやりましょうよぅ!」

結衣「えっと…私は夕飯の準備するから、櫻子ちゃんはみんなとやってなよ」

ちなつ「あっ、私手伝いますよ!」

向日葵「わたくしも、料理には自信がありますわ!」

櫻子「じゃあ2人が料理係で、船見先輩は私とゲームゲーム~♪」グイグイ

ちなつ「あぁ~!櫻子ちゃん、抜け駆けズルぅ~い!!」

結衣「しょうがないなぁ…櫻子ちゃんにやり方教えたら、すぐ戻るよ」

向日葵「くっ…こんな事なら、Ph3の勉強もしておくんでしたわ」

結衣「…じゃあ、取り敢えずここに座りなよ」ストン

櫻子「はい!!」ペタン

結衣「ちょっ、何で私の膝の上に乗るの!?」ビク

櫻子「えっ…だって、先輩がここに座れって…」キョトン

結衣「床の事を言ったんだけど…まぁ、いいか」

櫻子「それで、それで!どうやって、これで動かすんですか!?」

結衣「まずは真ん中のボタンで電源を…って、コントローラの持ち方が逆だよ!」

櫻子「…裏には押すとこ、一個も無いんですけど?」

結衣「はぁ…だから、ここをこう持って…」ピト

櫻子「ふぇ~、船見先輩は物知りぃ~」

櫻子「あっ、次は起動ですよね?どこ、どこを押すんですか!?」キラキラ

結衣「…この子、想像以上に残念だけど」ボソ

結衣「何にでも感心しちゃうところは、京子に似て可愛いなぁ」

櫻子「よーし!Ph3、発進だぁーーっ!!」ポチ

結衣「ロボじゃねーよ!!」

トントントン

向日葵「……」

グツグツグツ

ちなつ「……」

向日葵「…吉川さん」

向日葵「あなた、船見先輩の事が好きなんですわよね?」

ちなつ「そうだけど」

向日葵「では、何故櫻子なんかとキスしてるんですの!?」

ちなつ「ただの練習だよ?その…結衣先輩にキスされた時の為の///」ポッ

向日葵「ただの練習…ですって?」ピク

ちなつ「向日葵ちゃんこそ、結衣先輩が好きなのを何で私に黙ってたのよ!?」

向日葵「わたくしはあなた方と違って、敵と情報を共有する程馬鹿じゃありませんもの!」

ちなつ「むっきぃぃ~~っ!!」

ちなつ「向日葵ちゃんには(結衣先輩を)絶対、渡さないんだから!」

向日葵「こちらこそ、(櫻子は)譲りませんわよ!!」

ガツガツ…モリモリ…

櫻子「ちなつちゃんの料理うっめぇぇーっ!!」

向日葵「…それ、わたくしが作った物なんですけど」

櫻子「うげっ!?ご、ごめんね!ちなつちゃ~ん!!」

向日葵「ちょっと、櫻子!まずは、わたくしに謝りなさいな!!」

ちなつ「そんな事より、何勝手に結衣先輩の膝の上乗ってるのよぉ!?」

櫻子「えぇ…船見先輩がここに座れって、言ったんだけど…」

向日葵「なっ!?それは本当なんですの、船見先輩!?」ダンッ

結衣「ま、まぁ…言ったようなものかなぁ」

ちなつ「結衣先輩…私というものがありながら…」ワナワナ

ちなつ「交代!!そう、交代しなさいよ!櫻子ちゃん!!」

結衣「櫻子ちゃん、ちなつちゃんと交代してあげてなよ」

櫻子「はぁ~~い…」

フワ

結衣「…いい匂い」

4人「「「「ごちそうさまでした」」」」

櫻子「ひゃあ~食った食ったぁ~お腹いっぱい♪」ゴロン

向日葵「こら、櫻子!食べてすぐ横になると、牛になりますわよ!!」

櫻子「牛は向日葵の方だろ!?この牛っぱい!!」

向日葵「い、言いましたわねぇーーっ!?」

結衣「まあまあ、みんなもうお風呂に入って寝よう」

ちなつ「はい、はい!私は結衣先輩の後がいいです!!」

結衣「そう?それじゃ、向日葵ちゃんは私と一緒に先入ろうか」

向日葵「は、はいぃ!?///」ドキ

ちなつ「ななななな何さらっと問題発言してるんですか!?///」

結衣「えっ…いや、4人別々だと相当時間かかるし2人づつ入らないと」

結衣「相手は誰でも構わないけど、櫻子ちゃんはこの通り寝ちゃったし…」

櫻子「」スヤスヤ

結衣「ちなつちゃんは私達が出たら、櫻子ちゃんを起こして一緒に入って」

ちなつ「そんなぁ…」シュン

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