上条「……何で御坂が俺の横で寝てんの?」(437)

 私こと上条当麻は不幸な人間だ。
 歩いていれば鳥のフンをかけられ、必死な思いで買った特売の卵は割れてしまう。
 ――そんな人間だ。


 しかしそれらはあくまでも自分に非の無い出来ごとであり、「不幸だ」と言えば済むレベルであった。
 今はただ現実を直視し……「反省」しなければならないかもしれない。
 目の前の光景は「不幸だ」と言って済まされる問題ではないのだ。


上条「……何で御坂が俺の横で寝てんの?」

 目が覚めると、何から何まで様子がおかしかった。
 自分が目覚めた場所はいつものバスルームではなく――

上条「……スイートルーム?」

 テレビでしか見たことのないような馬鹿でかいスイートルームだ。
 自分は高級ホテルにでも泊まったのだろうか?そもそも何故自分はここにいるのか?

上条「あ、頭痛ぇ……」

 この状況がそうさせるのではなく、純粋に頭が痛い。
 そのせいかどうしてこんな状況になったのかがさっぱりわからない。
 横に目をやると、見知った顔の少女が布団から顔だけを出した状態で寝息を立てている。
 ――御坂美琴だ。

上条「これ……御坂だよな?」

 正直俺は御坂美琴と御坂妹を見分けるスキルを持ち合わせていないが
 何となくこれは美琴の方だと思った。特に根拠はない。

上条「寒っ!!」

 季節は12月、寒いのは当然だが室内なのにこうも寒いとは――

上条「――ななななな何で俺裸なの!?」

 嫌な予感がする、もとい嫌な予感しかしない。


上条「俺は裸で御坂が隣に寝てる!?ないないないないないないない!!
    断じてあり得ない!!」

上条「……そうだドッキリだ!ドッキリだな?ドッキリですね!?
    ここで御坂が被ってるシーツを剥げば『ドッキリ成功でせう~』って紙が貼ってある算段ですね!?
    そうと決まったらこんなもん剥いでやるおんどりゃぁぁあああああ」

 勢いに任せて御坂のシーツを剥ぐ、そこで目に飛び込んできたのは――


 ――御坂美琴の一糸まとわぬ姿であった。


上条「お、おおぅ………」

 半ば放心状態で上条は目を配らせる。

 美琴の胸元には――決して大きくはないが良い形の胸があり、
 美琴の腰回りからは――普段では想像も出来ないぐらい女性的なラインが目に飛び込んでくる。
 更にその下は――

上条「……って、まずい!これはまずい!!
    いくら御坂でもこれは上条さんの息子が反応してしまう!!
    冷静になれ!状況を分析するんだ……!」

 何故2人は裸なのか?

 ………
 ……
 …
 っ!

上条「魔術結社に囚われて身ぐるみを剥がされたとか……?」

美琴「……来ないの……」

6
 仮に囚われたとして、こんな高級ホテルの一室に手錠も見張りもつけずに放置するだろうか?

上条「んなわけねーよな……ってことはやっぱり…?」

 やったのか?犯ったのか?ヤッタノカ?

上条「お、俺はなんて非道な人間なんだ……」


美琴「……さ、寒っ!!」


上条「!!?」

すみません数字はキニシナイ方向で
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 シーツを奪われた美琴が起きてしまった。
 この寒さの中、全裸でいるから無理もない。

上条(こ、殺される……っ!!)

美琴「あ……あんた先に起きたんだ」

 美琴の声には、いつものような覇気はなくどこか柔らかい。
 そんな声で美琴は続ける。

美琴「ゆ、昨夜はその……ごめんなさい!」

上条「へ?」

 何で御坂が謝んの?つーかそのカッコのまま謝んの?今アナタ全裸デスヨ?


 ――なんてツッコミを入れる間もなく、美琴は続ける。


美琴「い、いや……その……酔っ払っちゃった私を送ってくれるって言ったのにさ……
    『ホテルに連れて行って』なんて言っちゃってさ……」


上条「はっ!?」

 酔っ払って?まさか俺達酒飲んだの?未成年なのに?

美琴「ひ、非常識だとは思うわよ!?でもあの時の私はどうかしてたのよ……
    そ、その……ここのお金は払うから!それと……おねが――」


上条「ちょっ……ちょっと待て御坂!ふ、服!
    まず服着て話しよう!ち……ちっとは隠そうとしてくれよ」


美琴「ふぇ?で、でも……あんただって……“それ”」


 美琴が指差す先は――上条の下腹部


上条「???」

五和が大変激怒しているようです。

           || | || ./l ,| | i   / i′ i i′  //   ヾ.、  | | .   i!  | |i || .| || !
          || | || { | i| | |  iリ .ハ  | |  ,//      i|  ||ト i |  i!  |.i| }:| .i /
          || | || ヽ! | | |  |{ .i i | .i   |i′     i|   .| i .!| i | i .| | i|リ// i!//
         ||i心ヾーヘヾi |i |i | | ! .i  |i      i|   .|// | i | | ,| i /リノ`V/
         `ー-、| ノヾt.|_|,_i |!. |._ i i | :i、|i      i|  ,リ  | i |リ/!_リ7 /、i´
            | | ,rヘV i_|_i! |¨ヽ、 i、|i      i| ./ i,.| i ,! /ム´ V/`i }|
                ! `  ,ハ  `ヘ_i‐-:,ヘ i |i、  , |   i|_,/,/_ノムノイ´  /└i.'  ノ
                ヽ ヽニ∧.   ヽ 弋tナ、`-i | .|、-リィ三ン /    /~,、/ /
                \ `ーヘ     ̄二ニ‐'¨´`ー '`7`ーニ二─  /-‐ ,:<____
           /~´ ̄.:`ー-ヘ  ´ ̄   ̄`'    `´       ./-‐'´::::::::::::::::ヽ
          /:::::::.:.:.:.:.:.:.::::::ヘ           |ヽ        /i::::::::::::::   ヽ....\  「すみません上条さん。
         _/:::::.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.::::}ヘ        `=ニフ′       ./ .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ 今回の戦い――俺は参加していません」
       /   . .:.:.:.:.:.:::::::::.:.:::::::i ヽ      `ー─一′     /  .|:::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\_
     /   . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::i    \      ´  `    ./     |::::::::::::.:.:.:.:. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::\

上条「トランクスくんがいねぇぇぇえええええええええええええ!?」

 俺はあれか?フルチン状態で御坂と喋ってたのか!?しかも――

美琴「そ、そんなにおっきくして……また……」

               . : : : : : : :/.:i |/ : : : : : : i⌒\: : : : 丶 : :
           _/: ://: : :.:/.: :| i: : : : :.:|: :│: ⌒ヽ: : : : : : :
          〈 |: ://: : :.:/ : /| i: : :/ : j: : :!ミミ : ∧ : : : : :
          ∧V:/: : //.: : :∧// : /| : i|  ㍉: :∧: : : : :
          |//:,′://| : .:/i|人/ : /._| : i|   ヾミ : : : : :
          |i': :| : //イ: /: j|: / : / ̄| : リー   ヾミ'; : : :
          |i: :i| : / :|:/|: /乂: /-,.二i:/     ミ:い_ : :

           |i: :|i.:イ y=ミ.|/   |/ 〃,_)ハ`ヾ    Y⌒
           |i: :|i/ハ{{. Jハ        V::リ 〃    〈
           |: :i|: :小ヾVツ      ゞ'' rっ     〉
          'i :i|: :|j:ハひー j        ̄/////    厶
              ヽ|i: :リ :/// 〈              イ`ー
             \小八             / i_: :i
                  ヽ、  t_、        /    V   美琴「しちゃう?」
                (ノ    /> _       ´      


上条「……NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO」

五和が猛烈に激怒しているようです。

上条「御坂ぁ!」

美琴「ふぇ?」

上条「服を着よう!!」

美琴「は、はいっ!!」

上条「そしてここから出るぞ!!!」

美琴「りょ、了解しました!!!」

 2人は急いで服を着て、部屋を出る。
 やはり全額美琴に出させるのは気が引けたので、後に半額払うことを約束してホテルを後にした。
 そのころには上条の記憶はだいたい戻っていた。

上条「そういや昨日はクリスマスイヴでパーティだったな……」

美琴「う、うん」


 ――少し時を遡る。

五和が自分の武器にヤスリをかけ始めました。

 12月の頭、アレイスターの野望は打ち砕けた。
 これによって科学サイドと魔術サイドの戦争はほぼ鎮火したと言ってもいい。
 とはいえ、長年いがみ合って来た両サイドが手を取り合うことはなく根本的な争いは終わっていなかった。

 そこで上条は、ある提案をする。

上条「パーティやりませんか?科学サイド、魔術サイド関係なく。
    親睦会みたいな感じでさ」

 何気なく呟いたこの一言は現実となった。
 統括理事・十字教旧教三大宗派はもちろん
 スキルアウト・アステカ・学園都市暗部までも動き、1000人ほどの人数が集まる大規模なパーティとなった。

上条(そこまでは覚えてるんだ。しかし何で御坂と……)


 隣にいる美琴に目を向ける。


美琴「あ、あのさ……あんなことになっちゃったけど……
    よければ私と……つ、つ、付き……」


上条「ちょ、ちょっと待ってくれ御坂!出来ればああなった経緯を教えてくれ!
    ちっとばっか記憶が混乱してて……」


美琴「あ、あんたもなの?私も相当酔っ払ってたから正確じゃないと思うけど……」

 かくかくしかじか

 御坂が話すにはこうだ。

 本来は控えめにやるはずだった親睦会は
 どっかの馬鹿が持ってきた酒のせいで宴会になってしまったと
 ――無理もない、あの人数だとそうもなる。


 そして酒の魔の手は未成年達にも容赦なく迫り、俺と御坂はすっかり酔っ払ってしまった
 形式上、主催者であった俺は酔いつつも色んな人の面倒を見ていたと言うのだ。


上条「あぁ……そういえばみんなかなり酔っ払ってたな」


美琴「そうよ、あんた介抱しまくりで大変そうだった」

 宴会は夜遅くまで行われ、脱落者が次々に出たそうな。

 俺は気丈にも多くの女の子を宿に送り届けては戻り、戻っては飲まされる。
 そんなことを繰り返しながら、比較的終盤まで残っていた御坂を送った際に――

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  j八: : : :iヘ : : i^` ゚'⌒).ノソ             { i i.}} } }  } }}  /: :,
      、: :!.∧: :| (`X,二´               ゚'⌒).ノソ .ノ^′ }/
     i\{:!\、:!  `¨⌒              `二,X⌒)    /
     li: :!:i : :i:{`i/i/ /i//    {         ⌒¨´    {__.ノ 美琴「――その、私と……セッ、セッ、セック……」
     |i:i:| !: :从  ;               ///i/ i/ ,.ヘ,___ .ノ
     |i:i:| !:/:' ヘ  U             ___,、         /: : {: : : :
     リ从j: : : : :i: 、      (`'ー~'⌒¨´   )     , ': : : :|: : : :
    ノイ ∧ : : : i: :i\     `'ー==ニ==‐‐'′   /i: : : : :|: : : :
     |:∧ ', : : :!: :! : iヽ、     ー~′      ._イ i: :i: : : : :|: : : :
    .ノ′} :} : :¦ i: : !: :{≫; .      __ .  i〔  ∨: :!: : : :,ハ : : :


 バチバチィっ!!っと御坂が帯電し始めた。

上条「ま、待てって御坂!御坂さん!?」


美琴「も、もぉぉおおおおおおおおおおおおお
    後で詳しく話たいから首洗って待ってなさいよぉぉぉおおおおお」


 恥ずかしさを抑えられないのだろうか、美琴は帯電したまま走り去っていった。


上条「はぁ……俺、『最低』だな」


 ――とてもじゃないが、『不幸だ』なんて言えない。

五和が一人で聖人崩しを発動しました。

上条「はぁ……とりあえず帰るか……」

 御坂の話によれば、最初に酔い潰れて脱落したのは意外にもインデックスらしい。

 とりあえず腹を空かせているであろうインデックスに飯を作ってから
 冷静になって今後のことを考えよう。


上条「ただい――あれ?」


 いい匂いがする――これは味噌汁の匂いだ。
 五和でも来ているのだろうか?


インデックス「あ、おかえりなんだよとうま!」


 我が家に帰った上条は、信じられない光景を目の当たりにした。

上条「インデックス!?どうしたんだよその格好!?」

インデックス「何って…エプロンだよ?」

 いや、そんなもん見りゃわかる。
                     ・ ・ 
 インデックスがエプロンをつけて料理をしているのだ。

 しかもいつもの修道服ではなく、寝巻として使っている短パンとタンクトップ上にだ。
 こう見えても熱心な修道女であるインデックスが、この時間に修道服を着ていないのは珍しい。


上条「だ、大丈夫かインデックス!?まだ酒が残ってるのか!?」


インデックス「その発言の意図を考えると少し腹が立つかも!
         私だって女の子だし料理だってするもん!」


上条「おまっ……前に食う専門って言ってたじゃねえか!?」


インデックス「そんな些細なことはどうでもいいんだよ!とにかく食べて!
         とうまの分も作ったから感想聞かせて欲しいかも」

上条「お、おおぅ……」

インデックスが大人になったらローラぽくなるらしいな

 あのインデックスが?料理を?どんな気の変りようだ
 ――そう思いつつ食卓に誘導されると、色とりどりの朝食が目に飛び込んできた。


上条「こ、こんな食材うちのどこに……!?」


インデックス「全部冷蔵庫の中にあったやつなんだよ?
         とうまったらこんなに使えるものがあったのに捨ててたんだね」


上条「と、とりあえず頂きま~す」


 恐る恐る、味噌汁に口をつける。


上条「う、美味い――いや、美味すぎる!?」


インデックス「ほんと!?」

上条さんが「女」にしたとか言うなよ!絶対言うなよ!!

 洒落にならない美味しさだ。自分の語彙力ではこの美味しさを表現しきれないのが恥ずかしい
 ――まさに天に昇るような美味しさの味噌汁。

 達人級の腕を持つ五和や舞夏とは、比べ物にならないぐらいに美味しい。


上条「こ、これ本当にインデックスさんが作ったとでも言うのですか!?」


インデックス「ふっふっふ~。本来なら噛みついてやるところだけど教えてあげるんだよ
         実は魔導書の原典には食材に関するものや人体の味覚に関するものもあってね
         その他、たくさんの魔導書の知識を総動員して作ってみたんだよ」


 まさかインデックスにこんな才能があっただなんて
 ただの有り合わせの食材が金を払ってでも食べたい料理と化している。


上条「美味い!本当に美味い!」


 正直、このころ俺は御坂のことを忘れて料理に夢中だった。
 そう、“あの台詞”を聞くまでは……

おい・・・淫デックスとか・・・

おい・・・

 神様から祝福されたかのような料理を平らげた俺からは、二日酔いの頭痛や吐き気なんて完全に消え失せていた。

上条「まさか二日酔いの時の味噌汁の美味さをこの歳で知るだなんて……」

インデックス「そんなに美味しかった?」

上条「ああ、人生で一番美味しいものを食ったと言っても過言じゃない」

インデックス「よかった!とうまのために作ったんだけど口にあってよかったかも!」

上条「ところで何で急に料理する気になったんだ?」

 ほんの軽い気持ちで聞いてみた。特に他意は無い。 それなのに――

     /: : : : : :./: : : : :i: : : : : :ヽ: : : : : :!: : : : : : : :',

     / : : : : : .!: : : : :.!: : : : : : :ハ: : : : :|: : : : ヽ: : :.!
    /!: : : :!: :./i/ ハ:/|: : : :!: :/  V:!: :.!: :| ハ: : \:|
   / |: !: : :!: :|斗r―ヤ!ハ: :.!.十 ‐┼<.|: ハ : \ト:.>
     |: !: : ハV xそzト   ヽ!/ xそzト、V |ハ: : : \|
     ヽ|\N 〈 {ん::::}      {ん:::::} 〉 |: :|个 、:_>
       |: :ハ  _v少         _v少  |: :|し ノ: :|!   インデックス「そ、それは……///」
       |:|: ハ ::::::::::::  '    ::::::::::::::  |: :|/Y: :|ハ
       |:|: :ハ               |: :|:::::::}: :|ハ

       /:.|: : 込    v― つ    . イ:.!: :!:::::::>‐┴、

すみません終盤書きながらなんで投下タイミングがちぐはぐです
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 え?何で急に赤くなっておいでですかインデックスさん?

上条「わ、悪い。そんなに答えにくいこと聞いたか?」

インデックス「ううん。もう私たちお互いに隠し事なんて無しなんだよ///」

 何か空気がピンク色になってきた。何故に料理話からこんな空気に?


      ハ , /  /,' /   .   ゚.  、  ∧
.     ,《  ,' ハ i.| |:.│  :  l:. l : !:. i ゚。  .:',
    /;  | :l.:.:i.l:| |:.:.|  :  lヾ:.| !l |:.:.| 、\ .:.!
 __/ {   { .:.ト、;山モ∧ :i.:. ムモ」」|リY:}  丈_`ニ=-
 ` ~  | !: .:∨|チ去弍ヽ ヾ.!:/y‐去弍ミx「ヾ  ヽ !|
.    代:.t:.{゚{{ |::ミzi:|゙   '´ f"|::ミzf:|゙}}〔:.. X__ \
     ゚ Y^ヘ` つ少        つ少 ” !: l》∧゙丁`
.        l i:. 〕 ¨¨´  、     `¨¨´  l  レ^i:} !゚. インデックス「だってこれからは
.        l |:从 ///        //// | :. !_, ゙<!∧          とうまのお嫁さんになるんだもんね
      /! l ヽ.   `  ‐‐'    イ|:.:.:| _ッ¬¬、         料理ぐらいできなきゃかも」


上条「へ?」

うわあああああああああああああああああああああああああああああ

 およめさん?オヨメサン?お嫁さん!?

上条「な、何て言った今?」


  /. : : : /. : : : : /. : : : : : : : : : :i: : : : : :`ヽ
/. : : : : //.:./ :/.: : : :/. : : : : /;ハ: : : : : : : :',
 .:/__/. : :/ :/.:\/ :/.: .:// !: :i: : : : : : :
.:./. :`7. : : .:.:i:,イ:.:/i`X´/ :// |.:|:.: :i : : 、i

/.: :/厶ィ7/||丁下ヌヽ/X´ /   !_厶: :|: : : :\
. .:/⌒ヽY.: :.:lj八.弋:.:ノソ`    ≦リ|:.:ノノ.: :/丁`ヽ
. :{{  ゝ|: : : l|   ー '     丁下ヌイ.: :/!:/ __人,、__________
: :ヾ、 ヽ|: : : l|             弋ツノ/|/ ,リ  ̄ ̄`^'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : :`ー‐|: : : l|            '   ¨ {:.|
:.:.: : :.:/ :|: : l: |        _       } |
: : / /. : |: : l: |         ´’      人|  インデックス「もしかして……忘れたとでもいうのとうま?
: / / : : ;|: : l: |> .           イ: i: |           私に“あんなこと”しておきながら……?」
/ / . : /.|: : l: |   `,r―― ' ´}: : |: :l: |



上条「い、インデックスだって俺が凄く飲まされたの覚えてるだろ?
    ちょ、ちょっと記憶が混乱してるんだよ。俺どんなことしたっけ?」

インデックス「どんなことしたって……///」

一方「ぼく男の子だよぅ…」ってやかましーわwwwww

まさかアーーーックアまで・・・

   /      /: :.|: : |.: :l _」⊥|、V l: :/|:.L⊥L..│|...: : : :.|、     ヽ、
   ,'      ,': : /|: :」,ィく´l./ l/  |/ !/l/Τ`メ、|ヽ、: :.:.| ヽ、     ヽ
.  {      ハ/|.:|/ ,ィi'でぅ、       ィ'で心、 | :| \.:|  !      ;
   ゙      {:./:.:l.:|:.:∨'.{i::::ノ゚}        {゚::::ノ } Vl :|: : : :|  ,′    '
    '       V/⌒|::八 弋cン         弋cン ノl: :|'ヽ:.:.|: /       ′
.    '       '{ ( |: :l ` ー‐ '         ー‐ ' |: :| ) }: |/      .'
.     '       '、  |: :|  :::::::::     '    :::::::::::  |: :| ハ/       .'
     '        '.ヽ|: :|                |: :|ノ:/      ,'
      '.        V|: :|:.、      r ヽ       イ|: :|: /       / ※ 本人の発言に基づくイメージ映像です。
      '.       '|: :|: : :ヽ          イ:.:..|: :|/      / 
     ハ        |:.:.|: : : l : !> 、 __ . <|: :.| :..l|: :|      /
      ハ       |.: :|: : :.|: :}           |: :.| :..l|: :|      ,'
       ヘ       |.:.:.|─‐ '′        `ー‐-イl: :|       /
.       ∧    |: : | ヽ、             /  |: :|    /
.       ∧    .|: :.:|   ヽ、       . -‐ '   |: :|     ∧

インデックス「――ってこと。まさかとうまがあんなに情熱的に愛してくれるなんて――」

上条「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO」

>>104
じゅ・・・受胎告知である///

 なんということだ。つまりあれですか!?俺は御坂だけじゃ飽き足らず
 インデックスまで抱いたと言うのですか!?

インデックス「でもとうまはパーティの主催者だったからすぐに戻ったんだよ?」
                  
上条(あっ、そうか!この場合インデックスが先だから
    インデックス抱いた後に御坂を抱いたことになるのか~)

上条「って思ってる場合じゃねぇぇぇぇえええええええええええええええ」

インデックス「!!?」

上条「インデックス!俺は少し用事を思い出したからしばらく外出する!インデックスは――」

インデックス「わかったんだよ!掃除・洗濯・晩御飯の準備はばっちりやっておくんだよ!
         これは一種の花嫁修業かも!」

上条「うっ……」

                      / /  / ..  .....  ヽ..\
                     / /...::/ ../:/:.:.:.:.:.:.:.:.:..i:.. 丶
                   /ノ//:.:/ /./:―ト、:.:.:./ }:.:.:.|:.:.:.:.:..ヽ
                      ーイ7':/:.:.i:.イ,ム≦. }イi:.:/ ノ.:./ノ:.:.:.:.|:.小
                  / :./}:.:.イ〃,ィうミiヽ |ル′ }7 ト、:.}:.:|:. ト.!
                 十  / :/ フイ:{ ` 廴.ツ     ァ=ミ}/:/:.リ:.:.| |
                / :人 {| :i   xx       ん`} i}/ィ/:}:. | |
                / / .:.:`l :{         '  廴ツノ/ }:./从|
                 }/ .:...:./| 从    ` ー 、_,  xx ムノ/     ! インデックス「とうまのために修道服脱ぐことになったんだよ?
          _人_   ノ:.:, ≦ミ| :{:.:〉、        ノ|:.: |  ___ 人 ___        責任とってね♪とうま」
          `Y´  //   |:lノ `   __ . ≦丁|:. :   `Y´


上条「『最低』もとい『最悪』だ……
    いつから俺は鬼畜上条さんになってしまったんだ……」


 常識的に考えて、一晩で2人の女の子を抱くだなんてありえない。
 こういった場合どうすればいいのか?恋愛経験のない上条には全くわからなかった。


 とりあえず、行く当てもないのでパーティの会場へ向かうことにした。

―パーティ会場―

上条「流石にもう後片付けも終わってるか……」

 時計を見ると、ちょうど正午を回ったところだ。

???「あら、誰かと思えば類人猿さんじゃないですの」

上条「ん?」

 振り返ると、そこにはこれまた見知った女子中学生が立っていた。

上条「ああ、白井か……こんなところで何を?」

黒子「何って……昨日の酒宴の後片付けが出来てるか確認ですの」

 そういやあのパーティは白井も参加していたな。
 酒が出る前――御坂と同様門限を気にしていたのをよく覚えている。

黒子「まさか風紀委員である私までもがお酒を飲むとは……不覚でしたの」

上条「あのテンションじゃあ断れないのも無理ないさ」

黒子「あら?それは言い訳ですの――かく言う私も興味があったのに違いはないのですし」

上条「ははは、実は俺もそうだったんだ」

 それからしばらく、俺は白井と談笑した。

黒子 「骨ェ鯖ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 ああ、今日はいろいろと混乱の嵐だったから白井との何気ない会話が癒される。

黒子「どうかしましたの?」

上条「ん?いや何でもねえ。――で、御坂はどうしてるって?」

 白井に聞いたところ、御坂は家に帰ってすぐに眠ったらしい。
 ――理由は『二日酔い』だと

上条「そういや白井は大丈夫なのか?二日酔い」

;;;;;;;;;{: : ::/:::.... /: : : : : : : .. .......:::::::::: : : : : : : : : : : : : V;;;;;;;;;;;\: : \
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、_」: :′: : : : : : : : : : : : : : iへ∧: : : : :| : : : !: : : : : : : :∨;;;;;): :人: :.l
;; \: :l: : : : : : l: : : : : : : : : :〃~`´!: : : : l: : : :ハ: : : : : : : :i| ̄: :/  }: :l
 ̄T'゚`l: : : : : : |: : : :j: : : |: :l:!   } !: : :.|: : /: :l: : : : :ヽ、l|: : /   l:V

 ̄:::::: {: : : : : : |: : : ハ: : !: :l|     lハ: : :レヘ: : }│/: : : ハ」: :(  /:/
\>-、l: : : : |: :A‐-ト==j-∧{__,   }l| ‐'7=テトV: :l/l: : : :l !人 ∨: :/
「'//rヘY: : :.l: :l ヽ/_」二z_ハ  u ノ レ,ィ7ネソ ノ:.:ノ: ハ: : :N  ∨: :/
Y( (´〉l: : 人l=ィ=テ7_;;ラF      -`"´ レ'フ:./: .}: ://_ /: :/:.\

丶\ぃ_l: /  ` ヽ ゞ=-'′        // i/レ' : : レ':/ ,`i: :/\: .:ヽ
: : ヽ_ゝ_レ′ /  ̄ / / / } //__j_: : : :/: :/   .l、'  ) : : }
: : : : \ ̄l\ u/ / / /     / ヽ _` 、:./     l ヽ/ : : / 黒子「え、ええ。お陰さまで///」
: : : : : : \!  ヽ、   t‐-- 一'_,フ ´   丶.` 、 \   /  l: : :/
\: : : : : : )\   >、 _   ̄ フ´       ! \ ヽ ヽ      l: /

上条「………」

 本日もう何回目か忘れたぐらいの嫌な予感が漂う。

上条「えっと……俺ってもしかして昨夜は白井に……?」

黒子「ええ、忘れたとは言わせませんの」

上条「もちろん忘れてない……が記憶があいまいなんだ。俺どんなことしたっけ?」

黒子「どんなことって――」

               ____ノ ⌒ヽー、- 、_
              / ,-、       : . `ヽ        _
               |/  \        :.  ハ   /´ ̄: :.:.、 ̄` 、
              i  .  \::::::: .   :::. } /:/.:.:.:.:⌒ヽ::ッ::::.:\
              |  ',     \ /二二/.:.:/ . : . :.:.:/.:.:.:.ヽ:.:.:.:ハ
              /!   \  /ノー‐ '´.::.:::/:.:.:. ./ : : : : ;;;;; : :i : . ハ
              ,' ハ    `,イ彡二二_;_;_/.:.i.:.:.:.:/ :.:.:.} .:.|  ! .:i.:i.:.:.i:|
                ノ . :ハ   / V><__/.:r‐、.:.!:! :.:∠_,斗 ト、;|:.!.:/.:|
            {  . :ハ    / ̄⌒ヽ、_;;_;八 !.:i:l/ _|/´   レ' |メi::/リ\  ※ 本人の発言に基づくイメージ映像です
     _,/⌒ヽー ' ¨ ̄`! / - 、  ,ィ< ノ::.::爪:!リ. ゚ ̄`    ⌒.::{/   \
   c'_________ /    `´ー---- ' ⌒ ヽ ::::、__ __', .:::r '⌒ ー'⌒ ヽ

                    ヽ.._______,ィ,_i__〉ソ!> 、.._ ,. イし、i i_,ィ--- '
黒子「――それはそれはもう後ろから激しく――」

上条「ひゃぁぁぁあああああああああああああああああああああああ」

黒子「ま、まさか本当にお忘れに!?黒子の純潔を散らせておきながら!?」


上条「違う!思い出してハイになっただけだぞ白井!」


黒子「確かに昨夜もそのようなテンションでしたが……まじまじと言われると恥ずかしいですの///」


 もうダメだ。自分の内に秘めている存在を信じられない。
 今日の俺の右手は定休日なのか!?
 ……しかし忘れたの一点張りだと失礼なので今度はこちらがカマをかけてみよう。

上条「……え~っと、白井は俺の“何番目”の介抱だっけ?」


 もはやこの確認は必須事項であった。3人犯っておいて次が無いとはとてもじゃないが言いきれないからだ


黒子「はて……確か黒子の記憶では“5番目”ですの。話によるとお姉様が6番目で最後らしいですの」


上条「残り4人……いや1番目のシスターはわかるからシスターから白井までの3人はわかるか?」


黒子「名前は存じませんが特徴はわかりますの」


上条「詳しく!是非とも!!」

黒子「シスターさんの次はとてつもなくエロい格好をした長身で黒髪の女性ですの
    刀のようなものを下げて物騒な方で――とてつもなく酒乱だったのを覚えていますの」

 ――間違いなく神裂だ。

黒子「エロ女の次は……二重が特徴的で、これまた黒髪の地味な女の子ですの
    地味と言ってもファッションはギャル系で、その方もそれはそれは酒乱でして――」

 ――これは恐らく五和だろう。地味って失礼だな。五和は気立ても良く意外と胸もだなぁ……
    
黒子「地味ギャル女の次は……とてつもなく地味な女性ですの
    同じ黒髪が特徴ですが……地味としか形容しようのないぐらい、地味ですの。
    先の女性2人と違って体つきの起伏も乏しく――」

 ――これは姫神だ。つーかお前姫神に失礼だぞ、完全に悪口じゃねーか。
    わかってしまった俺も俺だが。

上条「はぁ……ありがとう白井!」

黒子「ちょ、ちょっとどこにお行きで?私たちのこれからについては!?」

上条「すまん!後で必ず話合おう!!」

 ――それまでに、俺が生きているのなら……

■■
なん・・・だと・・・

※佐天さんは酔った一方さんがおいしくいただきました

 上条は走った。それはもうベツレヘムの星の落下を止める時ぐらいに急いだかもしれない。


上条(さっきの白井の話が本当なら――“あの2人”が会話するのはマズい!!)


 上条の向かう先は――天草式の取った宿。
 しかし――


??「か……上条くん。何でこんなところで走ってるの?」

 声の先に目をやると――

 “要確認人物”である姫神秋沙がそこいにいた。

上条「ひ、姫神……急いでるんだが、姫神も探してたんだ」


姫神「え///そうなの?実は私も探してたの。
    昨日の介抱のこと。お礼が言いたくて。」


 姫神にもいろいろ聞きたいが、とにかく今は時間が惜しい。


上条「ごめん姫神!実は俺……昨日の記憶が曖昧なんだ」


姫神「……?」


 ――ええいここは単刀直入に聞くしかない。


上条「俺ってもしかして昨夜姫神と犯っちゃったか!?」

まぁ初春が無事ならいいか

>>181
初春本体はどうかわからんぞ

il  l!l!    '  〃//ヽ\ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::≦二    ' / 
lili l!l!l! l!     z―ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<       -――
;i;i; ;!;!;! ! i!    ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::く

      i! 斗‐ :.: ̄:.: ̄:.: ̄\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::<    ノ
 l!l   l!l!l!l!l!l!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ _:_:_:::::::::::::::::::::::::く
l! l!l   i!i!i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, :.-―:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>ー- 、::≦__
l!l!l!l!  i!l!:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄:.: ̄:.: 上条「ふぐぉぉ!!」
l! i! l! l!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.

l!l!l!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
l!l!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.::., -―――ァ‐=、―八――
l!l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:> '/::::::::::::\:ノイり /. ⌒::::::::-=

l!:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./   l::::::::::::::∠、     し ヽ::::::::::::::::::
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミミミ:.:.:..:.:.:..:.:.:.ヘ_    |:::::::ヘ、       ヘ::::::\:ヽ::
:.:.:.:.::.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.ミミ  ミ :.:..:.:.:.:.:.:.:.:ヘ、  l!l!:::::::::> . _ ..  }\:: ヽ:ヽ
:.\:.:.:.:.}:.:l:.:ミミミ    ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.::ヽ-!;V:::::ハ>- ┘   l!  ヽ::\
:.:.:.:.ヽ:.:l:.:i!ミ  ミ     \:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:.:レく:. ̄:.\  \―‐ T  ̄ ̄

:.:.:.:.:.:.ヽミミ    ミミ     -- :.:._:/:.:.:.:.:.:.:./:.:ヽ/  ヽ.  }   ヽ
:.:.:.:.:.:.:ハミ    ミミ         /:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:..!   ヽノ___
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\    ミミミ       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.: |   ゝ{ }=-
:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.\     ミミミミヽ イミ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ィ:.:.:.:.:.:.:.j__ /しヽ \
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.\   ミミミミミ:.ミ:.:.:.:.:.:.:./ l!:.:.:.:.:.:.:く_}   ヽ \厂ヽ
姫神「あれだけ激しく犯しておいて。忘れるだなんて信じられない。」


 怒りながら姫神は去っていく。
 実に端的で――俺と姫神らしいやりとりであった。

え、あ、え?
姫神の出番たった2レス・・・

―とあるホテル―

 姫神にもらったボディから復帰した俺は、とりあえずホテルへ向かった。
 姫神に謝るのは後だ。


上条「……ってここ御坂と俺が泊まったホテルじゃん……」


 しかも天草式が借りているフロアは、俺と御坂が泊まったスイートルームのある最上階だ。


上条「天草式が同じフロアにいながら御坂を抱くだなんてどんな変態だよ俺……」


 後悔してももう遅い、とりあえず今は事実確認を急がなければ。


上条「確かここが……五和の部屋か」

建宮「おっと旦那。何やってんのよ?」

上条「!!?」

上条「た、建宮かよ……驚かせんなって」

建宮「お前さん。聞いたぜ?」

 建宮が嫌らしい笑顔を向けながら俺の肩を組んできた。

上条「な……何の話だ?」

建宮「 女 教 皇 様 と 五 和 を 入 れ 違 い に 犯 っ た の よ な ?」

          __    ___     __
         乂_\ (_⊂⊃_) /_ノ
                  ̄
            ,ィ /! ,イ ,.ィ

            ,、/!/::レ'::::/:::::':::/,.ィ'
         ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡'
        `ミ、::::::::::::::;ィ:::::::::::::::::::::::::::::ア
         弋::::::::::,ィ‐卅ヘ:::::l::!:、::::::::::ミ=
         ∠::::ノイ/⌒ヽl|l|Vl/ミj/::::::::ミ、
          ノイ´ュ `~"   ⌒ヽN::::ミ、
          ノ:ヽ、       `~゙/、::::ト、
        彡イ:ヘ  ⊂、ヽ   /ツミヾ 上条「……………………………………きゅ~」
           ム从\ _`. イ:jヾ
         /ヽ ̄|    | ̄,ハ、
       /‐' 〉{´    ゙}〈ヽ‐\

 建宮の言葉を聞き、上条は気絶した。

黄泉川「あんなことしといてひどいじゃん」

>>201
炊飯器プレイwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

すみません書き溜めに追いつきつつあるので少し間を空けます
見切り早漏すみませぬ

スレタイに出てくる名前の右に(父)をつけるとあら不思議

>>214
上条(父)「……なんで御坂(父)が俺の横で寝てんの?」

こうですか

>>217
某けいおんSSを思い出したじゃねーかww

一方通行「なンで俺の隣に花畑と土御門が寝てンだァ…?」

>>219
はっは~

>>1のAAをはさみながらの書き方前に読んだことあるな…
なんだっけ?

>>226
俺はこの人じゃないかと思っているのだが

一方通行「そろそろ打ち止めを中学校に通わせねェとな……」
ttp://punpunpun.blog107.fc2.com/blog-entry-2037.html

子萌先生が攻略されていない・・・だと・・・?














┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。

       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄

  /   | .|           | .| ,U(ニ 、)ヽ

長くなって申し訳ない
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 目を覚ますと、そこはホテルの一室だった。

建宮「やっと目覚めたのよな」

 ああ――あれは夢じゃない。夢ならどれだけ良かったことか

上条「建宮……浮気者を殺す魔術ってないのか?」

建宮「はっはっは!流石の旦那もこんな状況じゃあどうにもならないか」

上条「そうだよ……どうにもならないだろ……このままじゃあ俺は神裂と五和に殺されちまう」

建宮「ん?その心配はないのよ」

上条「え?」

建宮「つまり女教皇様も五和もお互い旦那に抱かれたこと知らない
    っつーことなのよ」

上条「はい?」

どゆこと?

>>235 not 3P
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
建宮「感謝するのよな。女教皇様は対馬に、五和は俺に相談してきたってことなのよ
    そっから先は天草式が総出で情報封鎖した。まっ、緘口令ってやつなのよな」

上条「ふ、2人は今何を?」


建宮「女教皇様は今、科学サイドとの平和調停に向かってんのよ
    五和は隣の部屋にいる」


上条「五和と話させてくれ……」


建宮「おいおいおいおいまさかだとは思うが五和にバラしたりするんじゃないだろうな?」


上条「……今は事実確認だ……それに俺は神裂と五和だけじゃないんだよ建宮」


建宮「???」

建宮「ひ、一晩で6人の女と犯ったって!?こりゃあたまげたのよな」


牛深「す、すげーアイツ」


諫早「流石の昔の私でもそこまでは……」


対馬「ケダモノね……」


上条「俺だって覚えてないんだ……でも女の子たちに聞けばみんな犯ったって……」


建宮「と、とりあえずこの話は絶対に五和にしちゃ駄目なのよな!?」


五和「私がどうかしましたか?」


全員「「「!!?」」」

ペロッ・・・これは・・・7武海デート!

上条「五和……」

五和「か、かかかかかかかか上条さん!?どうしてここに!?」


香焼(こ、こういうの修羅場って言うんすか!?)

野母崎(いいや、これは上条がどう出るかで来まる!!)


 その場にいる天草式が皆、固唾をのんで見守る
 そんな中――


上条「もう……単刀直入に聞くよ五和……俺って五和を抱いたんだよな?」


五和「え!?え、ええええええええええええええええ?
    そ、そそそそそそんなみんないる中で何を!!?」

牛深(まさかのダイレクトだぁぁぁあああ)

浦上(さ、最低ですよ男として)

対馬(つーか単なるヤケクソ状態ねアレは……)

五和「……ええ。その……上条さんは私を情熱的に……///」

全員「「「!!?」」」


野母崎(い、五和が!あの五和が認めたぁぁああああ!)

諫早(大きくなったな……五和)


五和「こ、今度九州に来ませんか?母を紹介します!」

上条「!?」


牛深(こ、ここに来てまさかの親紹介だと!?)

香焼(こ、これがワンステップ乗り越えた女の攻めなんすか!?)


上条「そ、それなんだが……ちょっと話を聞いてくれいつ――」

 すると唐突に、部屋のドアが叩き破られた。

                    //  / :::/ ::::::/ ::::|八::丶::::::::::::::\::::\:::::::::\::::::::::\___ \
                 ─< _...イ:/ :::::i ::::::::i::::/:|::::::\::\::::\ :::ヽ:::::::::::::::::::二ニ=-ヘ     \ \
.                _/   /´ :::::::|::|::::::::|:::::i:::| :i | :|::::::::丶::二ニ=ー∧:::::::\:::::\:::::::::::::、     \ \
            / / ̄ ̄/: :::::::::::|::|::::::::|:::::|::i|`ト、|八:::::::::::::::::j八/|:∧ ::::::个ー ヘ::::::::::::、       |  |
            / /     /::::::::::::::::|::|::::::::|:::::|::i|:;斗≧z-/| :::::::仏斗≦仆::::|:::|::::::::::\\::::::::::、    {  {
           / /       :′::::::::::::: |::|::::::::|:::::|:!八弋)ソV :|八 ::|´弋)ソ ノ|::八八::::\八 \ :::::ヽ、   \ \
        / /     / ::::::: ,.--、/|八::::::|:i 从  ー''     ∨  ー''  j/|:::::|\::::::::::::::、  \:::::::\   \ \
         ̄     /:::/::::::::/¨¨¨`ヽー-<|:::::::\////  〈|    //// ∧| :::厂`ヽ:::::::::::::、   、:::::::\   \ \_神裂「か、上条当麻!探しましたよ!?」
               /:::/:::::::〃      Y\ ':::::::∧            ∧〉|::::|   ∧::::::::::::::、  ヽ:::::::::\   \_
.            /:::/ /::::::/│      '  丶':::::::Vヽ、  t==ニ二)    /│::|   / ∧_::::::::::::::、  } ::::::::::::ヽ
         /:::/  / ::::/ー!       |    ':::::::∨个       イ_ / :|::::|    八::::::::::::::::、 |::::::|\:::::ヽ
        ':::/  .:::::::::厶--',     !    }';:::::∨\ >‐ ´/ /  八:::∨  /  \ ::::::::: \|::::::|  ::::::::i
       /::/  /:: /  ‐─ヘ      {   /i∧:::::::、 \___/  / ∧::::':      \:::::::::: \ |  i:::::::|
.      /::/  /::://  /⌒\    ∨   i ハ:::::::::、\____/  / ∧::::∨ /       \:::::::::: ヽ | :::::|
      .::::/  /// __/          '.   |/ ∧::::::::::、 \    /   / i:::::::∨ /    / ト、::::::::::Vi:::::::|

上条「か、神裂!?」

 いきなり部屋に飛び込んで来るや否や、神裂は上条の首根っこを掴み
 部屋の外へと爆走していった。

 上条を抱えた神裂は、夜の学園都市を跳躍する
 ビルの屋上から屋上へと飛び移っている状態だ。

上条「ちょ、ちょっと!神裂!神裂さん!!ストップ!
    何か景色の変わりようが車窓の窓を彷彿させるんですが!?」

神裂「それはそうでしょう!電車の速度と同等のスピードで走ってるんですから!!」

 とんでもない女だ。人を抱えながら電車のスピードで走るとはどういう了見だ。
 ――いや、どういう了見かは分かっているのだけど。

神裂「ここらへんでいいでしょう」

 手ごろなビルの屋上でようやく神裂は止まった。
 上条を降ろした神裂の目は、当然座っている。

上条「か、神裂?俺はお前に何て言えばいいのか――」

神裂「も、申し訳ございませんでしたぁ!!」

上条「!!!?」

上条「い、いきなり土下座してどうしたんだよ!?」

神裂「あなたにこれを渡そうと思って」

上条「手紙?」

神裂「では私はこれで!」

 シュビ!っと音を立てて神裂は消えた
 正確に言えば別のビルに飛び移ったのだが、上条の目では追えない。

上条「忍者かよアイツは……」

 そう呟きつつ、上条は手紙に目を通す。

 そこにはやたら達筆な字で手紙が書かれていた。

    こ  .土  し .....お ....い ....
    の  御  か  酒  つ ....
体  償  門  し .....が  も  .上

以  い ....に ....覚  入  迷  条

外  は  詳  え   .っ  .惑  へ
で   .必  し .....て   .て   .ば  
返  ず  く ......い ....い ....か  
し .....返  教  な   .た ....り .....
ま   .し .....え   .い ....と .....で   .
す ....ま   .て   .ん ....は  す ....
    す ....も  .で   .言  み  
        ら  .す ....え   .ま   .
        う       破  せ  
神      の      廉  ん ....
裂      で   .    恥     
                な   .   
                ・   .   
                ・   .   
                ・   .   

上条「ははは……あいつも覚えてないのかよ
    じゃあ何で……って土御門!?
    何であいつの名前が出てくるんだ?」

 ピリリリリリ!
 ちょうどその時、電話がかかってきた――土御門からだ。


上条「土御門か?お前神裂から何か聞いたのか!?」


土御門『そんなことより命は大丈夫か上やん!?』


上条「何とかな……でももう俺は死ぬんだろうよ……」


土御門『諦めるな上やん!』




土御門『 こ れ は 罠 だ ! 』

上条「え?」


土御門『今上やんは複数の女と身に覚えのない関係を持ってしまって命が危ういだろ!?』


上条「ああ、って何で複数って知ってるんだ?」



土御門『今世界全土で“事後堕し”っていう大魔術が発動してるんだにゃー!!』




上条「!!?」

上条「世界全土って……“御使堕し”みたいなやつか!?」


土御門『ああ!それとほぼ同種のものと考えてもいい!
     いいか上やん!今から事後堕しの特性について説明する!!』


 土御門の説明によるとこうだ


 1 効果範囲は世界全土に及ぶ
 2 発動のためには“メイン標的”と“核”を設定する必要がある
 3 “標的”と“核”以外の人物は、効果に呑まれ、発動後の“改変”に気づけない
 4 “改変”とは、『“標的”とある人物が肉体関係を持ってしまった』という事実である


上条「すまん、さっぱりわからん」


土御門『ええい!つまりは上やんが“標的”で誰かさんと肉体関係を持ったという“改変”が起こったってことだにゃー』


上条「!!?」

上条「え……っと、つまり……?」

土御門『そうだにゃー!身に覚えのないない上やんは完全に“白”だにゃー!』
                                                <::::::::::::::::>

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                                       从::::ハl::八  >    |.:.:.ヽ{.:.:.:.ノ!.:.:.:.!
         __               _、ノトハ<,ィ     _  -くヽ__,イ> イ     |.:.:.:./    l--r'
        く` `ヽ              >:::::::::::::<     `メ、  .!V7Y/ {|       |.:.:.:.!    〈Y´!
        ゝ'^ヽ \_、ト、ノlィ_,      `7!ハト、lノ 三二= /ヽ ´{  {||  |     |.、.:.|    弋=)
            \ \:::::::::::>        _ヽ__ イ ⌒ ヽ /    < =||--ヘ_    |.:.:.:.!
             }__}'l从lハ!  _人_  〈 \ト}} !人!   三二=.∧ /.:\   l--r'
            <  / 、__/   `Y´   ヽ/ \ .|ヽ \  /.:.:\/-∨-、.:.:.ヽ 〈YY}}
            } ./__ //!_         } \ \ .\\ 三二=  /.:.:/   乂乂
            { -' {://'  〉      _人 、\ \ {,ヘ ヽ     /.:.:./
            ∨ {/_ _/!     /.:.:.:.:.:.:.:ヽ'.:.:.:.{.ヘ ヽ `ー'   /ミヽ<__
             〉/ /' /    〈.:.:.ヽ-‐ ´ \.:.`ー'       ゝ-へ、__)
          _/YV´ /--〈      \.:.:.\     \.:.:.\  三二=
          ゝヘl/7´ ||  ∧      _メ、:./}     \.:.:.\
          ,メ、  /-‐:.、 }     /}}___ノ      _メ、.:/}
         /.:.:.:.:>'.:.:.:.:.:.:.:.〉)              /}}___,ノ
       /.:.:.:.:.:ノ!.:.:.:.ヽ.:/

土御門『どうした上やん!?』


上条「すまん、つい喜びの舞を踊っちまった
   …つーか真相がわかった途端に腹が立ってきたぞ!!
   誰だこんなショボいが妙に生々しい大魔術かけやがったのは!?」


土御門『……アレイスターだにゃー』


上条「!!?」

土御門『アレイスターの野郎……死に際にこんな大魔術残してやがって』


上条「ちょっと待て土御門!何でお前はこの改変に気づけたんだ?
    また結界張ったのか!?」


土御門『いや違う。俺はアレイスターの遺品整理のため“窓の無いビル”にいたんだぜい
     あそこには世界最高峰の魔術結界が張ってあったから俺は無事だった
     魔術が発動したのはちょうど今日の午前0時。上やんが酔い潰れているころだにゃー』


上条「……おい、そんなに前から無事だったなら何で俺に連絡くれなかったんだよ!?
    標的ってわかってたんじゃないのか?」


土御門『“標的”になったのは上やんだけじゃなかったってことだ』


上条「!?」

土御門『今わかっているだけでもアレイスターの計画を大きく狂わせた三人
     “一方通行”“浜面仕上”――そして“上条当麻”!この三人が“標的”になってるぜい』


上条「あいつらが……それで俺への連絡が遅れたのか?」


土御門『そう!上やんとは違ってあいつらを取り巻く女はとにかく危険だ
     今まであいつらの身の安全を確保するのに時間がかかった』


上条「俺だって……俺だって何度死のうと思ったことか……!!」


土御門『泣くな上やん!この術を解くのは上やんにかかっている!』

上条「そうだな……いち早く術者をぶっ飛ばして……ってアレイスター死んでんじゃん!?
    また俺の家の時みたいに祭壇壊せばいいのか!?」

土御門『いや、アレイスターのやつはかなり巧妙な手を使って祭壇がわからないんだ!
     叩くなら“核”しかない!』

上条「“核”?そういえばさっきそんなこと言ってたな。それを壊せばいいのか?」

土御門『半分正解だにゃー。半分ってのは、その“核”が人間であるってことだぜい』

上条「人間?」

土御門『ここからが本題だ上やん!上やんと肉体関係を持った女は全部で何人いる?』

上条「……6人」

土御門『チクショウ……6人か、多すぎる!流石は上やんと言ったところか』

上条「それがどうしたって言うんだよ?」

土御門『いいか上やん!“核”はその6人のうちの誰か一人だ!』



上条「何!?」



土御門『そしてここからが一番重要だ!恐らくの話だが……

     6 人 の う ち 1 人 は 上 や ん と は 肉 体 関 係 を 持 っ て い な い 

     そ れ を わ か り つ つ 嘘 を つ い て い る 』



上条「な、何だって!?」

土御門『まず“核”ってのは“メイン標的”に対して明確な好意をもった人間じゃないと成りえないんだにゃー
     つまり“標的”と肉体関係を持つことが“核”の最終目標ってことですたい。
     そして“標的”に対して一定の“好意”を持った自分物が無作為に選ばれ――肉体関係を持つことになる
     これが事後堕しの実態だにゃー』


上条「ちょ…ちょっと待て!つまりあの6人の内1人は俺と肉体関係を持ちたいってことなのか!?」


土御門『そういうことになるな』


上条「ん?おかしくねえか?だからって何で6人の1人が“核”だってわかるんだ?
    嘘をつくメリットなんてないだろ?」


土御門『事後堕しが発動する“核”となりえるほどの願望を持った相手だ
     酔った上やんに対してとっくにアクションを起こしていてもおかしくないぜよ
     まあ、情けない話それしか当てが無いってことが実情なんだにゃー
     だから確証はないが……とにかく上やんはその“核”を探してくれ!』

自分物ってなんだ…

× 自分物
○ 人物

上条「わかった。そういや一方通行や浜面の周辺にも“核”が?」


土御門『いや、この魔術は“核”1つさえあれば“メイン標的”以外のサブ“標的”は設定し放題だ
     サブ“標的”さえ決まればあとは勝手に人が集まってくる。ざっとこちらの方で“核”がいないか調べてみたが
     どうもみんな本気であいつらと肉体関係を持ったと思っちまってる
     ……となると消去法で上やんのところになるぜよ』

上条「まあ手当たり次第、右手で触っていけばいいんだろ?それなら直ぐ終わるさ」


土御門『それはそれで正しいんだが……少し条件がある』


上条「条件?」


土御門『“核”の核……すなわち上やんが触る部分は“核”の乳房に限定されている
     さっきも言ったが“核”は改変を受けてないから術を解いても記憶は残るぜよ』



上条「……は?」

土御門『とにかく上やんは天草式への支援を要求するんだ!
     あいつらならきっとわかってくれる!』


上条「ちょ、ちょっと待て!お前はどうするんだ?」


土御門『俺はこいつらの保護――』(ズドォォォン!)


上条「どうした!?」

 <はぁぁぁあぁまぁぁぁああづぅぅぅうらぁぁああああ!>

 <超見つけました。超観念してください。浜面>

 <ぎゃは☆一方通行めーっけ!打ち止めやミサカたちを傷付けた罪は重いよ?>


土御門『ちぃっ!!あいつらもうここを嗅ぎつけやがった!いったいどうやって!?』


 <だいじょうぶ。一方通行のAIM拡散力場は記憶してる……出てきなよはまづら?>

 <心外ね。私の『座標移動』から逃げられるとでも思ったのかしら?>

 <あの頃の恨み……ここで晴らします。とミサカはRPGを構えつつ行動不能の一方通行に……どーん!>

 (ズドォォォン!)

土御門『すまん!切るぞ上やん!おい追い逃げるぞ2人とも!!』

 ツー…ツー…ツー…ツー…ツー…ツー…

上条「こ、これは早くしなければ俺もあんな目に……」

上条「犯人はだれだ!?」

 ちょっと推理物っぽくなってきた。テンションあがるぜこういうの。
 容疑者は以下の6人だ。

1 御坂美琴
2 インデックス
3 白井黒子
4 姫神秋沙
5 五和
6 神裂火織


上条「順に考えてみるか」

 まず1――御坂美琴

 こいつは十中八九白だ。何て言ったって“肉体関係を持った”っていう状況証拠が多すぎる。
 それはすなわち改変を受けたということだ。これで「嘘でした」なんて言ったらあいつは大女優すぎるだろう。
 あれ?じゃあ俺って御坂の裸見れただけで得したんじゃ(ry


 次に2――インデックス

 俺が思うにこいつも白。今思えばあいつが料理始めるなんて特殊すぎる。
 あの料理は惜しすぎるがここは身の安全のために大魔術は解除させてもらう。


 そして3――白井黒子

 こいつも恐らくだが白。自信があるわけじゃないがそもそも白井は接点が薄い。
 嘘をついてまで俺との肉体関係を求めないだろう。

 折り返して4――姫神秋沙

 白。姫神は理由なく俺を思いっきり殴るようなやつではない。
 やっぱ俺の配慮の無さにキレたんだろう。後で謝らないと。


 終盤さしかかって5――五和

 こいつも白。特に嘘をつくような理由も見当たらないし、
 そもそもそういう下ネタ系での嘘をつくような子じゃない。


 ラスト6――神裂火織

 真っ黒。記憶が曖昧って時点で重要参考人であることは明らか。
 嘘をついていないにせよ。勘違いしている可能性大。


上条「か、簡単すぎる……」

―とあるホテル―

上条「一番の容疑者と言えば神裂だろ!?」

 神裂の手紙から察するに、神裂は記憶があいまいだ。
 土御門が神裂に何を言ったか気になるが、大方「上やんと肉体関係を持ったんじゃないのか?」と聞かれて
 状況的にそうだったと勘違いしただけだろう。
 
 いやそうだ。そうに違いない。
 ――単に神裂のおっぱいを揉みたいだけなんてことは……断じてない。

 そしてまずは天草式たちの協力を得なければ

上条「建宮!俺だ!上条だ!」


建宮「おお!生きて帰ってこれたのな。帰ってくるなり女教皇様は何も喋らないんでてっきり死んだかと……」

上条「そんなことはどうでもいい!とにかく協力してくれ!
    俺は罠にはめられたんだ!!」


建宮「罠?」


五和「どうしたんです?って上条さん!?さっきは女教皇様とどこに……?」


上条「ぐっ……五和もいるのか……まあいい!
    建宮!五和!それに天草式のみんな!今か俺の言うことをよく聞いてくれ!」



天草式「「「???」」」

建宮「ふ~ん。事後堕しっていう大魔術ねぇ~。まあ旦那がこうもやり手だとは思わなかったから
    一応利にはかなっているのよね」


上条「そう!俺ははめられたんだよ!」


五和「そ……そんな!上条さんとの夜が……全て幻だったなんて……」


上条「五和……」


神裂「なんだか騒がしいですね……って上条当麻!?
    どうしてここに!?」

建宮「よし!みんなして女教皇様を取り抑えるのよな!」

神裂「なっ!!」

 全員が一斉に魔術を行使し、神裂を拘束する。


神裂「な、何をするんですか!?私がいったい何を!?」


野母崎「許して下さい!女教皇様!」

牛深「こうしないと五和が!!五和が報われない!!……くぅ」


 神裂がその気になれば、天草式など簡単に振りほどけるがそれでは傷つけてしまう。


神裂「か、上条当麻!?これはどういう……?」


上条「観念してくれ神裂……」

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       |:: ′ |\    V´i::::::::::::::/::::::::::::::::::〉/     /.  |:::ハ:|
       |/    i  \  ヽヽ、:::::::::::::::::::::::,:イ/   / |  |/  

上条「お前に何の恨みもないが!!お前の胸に詰まったその幻想を……ぶち殺す!!」

 ぷにゅっ……

 上条の右手が、神裂の胸を揉みしだく。

天草式「「「………」」」


上条「あれ?」


 ――何も起きない。というかこれ大きな変化はあるのか?


上条「五和。何か変化ないか?」


五和「いえ……昨夜のことは覚えていますが……」



神裂「……救われぬ者に救いの手を(Salvere000)」


上条「!!?」

神裂「上条当麻ぁぁぁああああああああああああ
    昨夜では飽き足らず今日までもぉぉおおおおおおおおおおおおお!!」


 神裂が力任せに封を解き!上条に襲いかかる!


上条「だぁぁあああちょっと待て!!お前昨夜の記憶がないんじゃないのかよ!?」


神裂「最初はそうでしたが!?ですが途中からはちゃんと記憶ありますよ!!」


 なんてこったい。記憶がないのが前半部分だけならちゃんと最初に書いてくれ!
 よりによって1番ダメージのデカイ地雷を踏んでしまった。

いくら上条さんでも俺のおっぱいへ抱く幻想は壊せやしないだろう
いや壊させない

上条「じゃ、じゃあ一体誰なんだ!?」


神裂「何のことか知りませんがあなたの命は――ここで終わりです」

 神裂が刀を抜き、上条に向ける。その目には一切の容赦もない。
 もしかするとこれが――事後堕しの最大の魔術的効果なのかもしれない。


建宮「女教皇様の様子がおかしいのよな!み、みんなで女教皇様を止めろ!」


五和「そ、そんなの無理――」


 もうダメだ。誰もがそう思ったその時
 ホテルの外壁は抉れ、一筋の光が走った。


神裂「こ…これは?」

 雷光の正体――それは御坂美琴の超電磁砲であった。

上条「み、御坂?……!!」

               . ´. : : : : : : : : : : : : : : : : :`丶、
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        | : |: 从从{  ;´ ' ' '    丶   .j     ; }}ン/ : : |
        |: :バ{ : !:小. ゚                (j イ: : : :|
        |〃:∧: i:i !厶。     ___,,--- 、    /: !: :i : i |  美琴「信じてたのに……」
        '/ /: ハ!ヘ{`Tヘ     '′          . ゚: : !: :i : i!
      . :/: /: : ハ 〈i; i:ヽ、         /i: :!: :!: :i : i ‘,

     / /: /: : /: : !V:! !:/:介;,.     .∠... _l: :!: :!: :l : i : ′

     . :/'イ: i: ′: :|: i:| i:i/: :i:|}___.>‐‐ '´     |、:!: :!: :l : iヘ: : .,
      }/ | i {: : : :|: i:| i」/ ̄`'‐- 、__      |}∨i : l : lハ: :‘,
       |: :i∧ :_厶斗ヘ.          ̄`'¬イ  {V : l : l  }ハ}

上条「や、ヤバいぞ……!」

 御坂美琴の雷撃が、辺り一面にまき散らされる。
 普段の御坂ならこんな危険な戦い方をしない。

上条「く、くそ!御坂も様子がおかし――ぐあぁ!」


 美琴に気を取られていると、上条の腕に無数の金属矢が刺さった。
 いや――刺さったというよりは、いきなり腕から生えたかと錯覚するほどの速さだ。


上条「テレポート……白井か!?」


                         .′:厶/. : : : /: :|  《: : : : : : ':.
                    | : : : :′: : :/ : 人_》: : : : : : i
                    | : : : | : : : ″: : i : |/.: : : :i : : |
                         '、:. : :| : : : | : : : l:. |/jメノ}:| :i:l:|
                     \:.| : : : | : : : l:下刈'}ソル'リリ

                        ノ^| : : i :、: : : l:.:ト' / 'ル'ソ
                      _厂`ヽ| : : l : :\: l:.:| {   ′黒子「私とお姉様の苦しみ……
                       /  ̄`ヾ、: : :、:. :. \:|‐'´       死を持って償ってくださいまし」
                 _x<        \: : \: : : ヽ.
               〃          ≧x_ : : 、:'.
               {{         //´ ̄`ヽ`ト、:i:.}
               |l          //       }:{ .ソノ
                   》    :.     { {       ノY.X

インデックス「あいさから……ぜんぶ聞いたんだよ?とうま」

上条「インデックs――!?」

              ::./::::::::::    _..:::::::::::::::ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ .::.:.:.:.::イ:::::ヽ ::::::::::::::::::::::::::
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          .::::::/..ィ::::::::::::/ :::::::/\:::/::! :.:.:.::/: へニニニ,.=≡・・・ ::::::::::::::::::::::::\ ::::::::

         .::://::/::!::::::::::/ :.:.:::/:::::::::::\::.:!/ :.:/: /:.::.:へ  ((__ノ   ::::::::::::::::::::::::::::::` 、  ノ
        ...../: : :〃: !::::::::/!: : :イ/:/i_:/_:.i:::vト::::/: /:: /:.:::::∧ ニ二二二 _:::::(::::::::::::::/:/:::√´
       :.:.:./:::: : i!::::.:|:.:.::/|:.∧Y:´i/ ̄ヾ::ハ/:ヽ::::/ ::::::/::::::\      )ノ -=彡::::/
      .::::::.:::: : :/ !:.:从:./  ! 八:代< 勹:}}:!:.从i::;∧:::::/:::::::::::::::へ      .:::::::::,. '´
     :.:.:.:/:.|:.:.: : :!:.:.:.|: l  !': :::::.:.:ゞ==少:::|/:::::!::/ .:::/::::::::::::::/:::::::\:==≡イ:/
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   イ :::!:.::.:.|::!:::i:::: |:: ! : : :: : : : : : :: : : : : :   .. ::::::::/彳::/勹ノ}イ:::::::::./:: /
 イ:::| ::!::.::|!:::|:::: |:::|: :: :: : : : : : : : : : : :     .' /弋=:ィ::::::::::ノ.:::::::::/ ::,
::| :!:::: |  ::|:.:.:. | !:::|::::|:|: : :: : : :_:_::.:.:.::.:.:.:    /://イ:::|::::/:.:.:.: /イ 「――警告、第八十八章第二節。本体の性的危険を確認
::|: !: 从 . |::::::::|::::::ト:::|:|: : : : : :ヽ:`:::::::.::.:.::.: ー‐' ィ'::::::ノ:::ノ'´/:.: :/::.::. ′ 目標である少年を最も効果的に殺害します。」

::| :|::::::: '. ::ト:::::ヽ :::::::::: !:::!: : : : : :.:.:`::':::::::::::::::ァ::7:::::レ:∠_:_:_:_/:::イ::.:.::: /.


上条「め、滅茶苦茶すぎるだろ!?」

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                 |:.:.:.:.|:::从        i:| 姫神「上条くん。やってくれたわね」
               ,’:.:.:.:|:.:.:.:∧        |
                 / :.: !:::|:.:.:.|:.:.:ゝ     ´ -|
               ’:.:.:. !:::|:.:.:.|::/ | | `  _/`!
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             i:.:/.:.:.:.:i!::从:.:.:.|  \ V/ノ`!
            i!:/:.:.:./'´〃 !:.:. !    / .’ イ|

上条「ひ、姫神!?お前ロザリオは!?」

 姫神の胸にはケルト十字のロザリオが見当たらない。――まさか……!

姫神「吸血鬼をここに呼んだ。これであなたも終わり。」

 世界で20人といない――聖人

 学園都市で第三位の――レベル5

 転移させた場所を生むを言わさず引き裂く――テレポーター

 無限の魔力を持つと言われる――吸血鬼

 そして魔神に等しいともいえる――禁書目録

 そらら全てが上条へと矛先を向け――

神裂「あなたたち……手を出さないでください。上条当麻は私が殺します」

美琴「いいえ私が殺すわ……他は引っ込んでなさい」

黒子「お姉様でもこれは譲れませんわね」

禁書目録「妨害行為を確認。敵だと判断します。」

姫神「私は上条君が死ねば。それでいい。」

上条「く、くそっ……!やっぱり“核”なんてここには……」


五和「ちょっ……みなさん一体どうしちゃったんですか?」


上条「え?」


建宮「い、五和?お前なんともないのか?」


五和「え、ええ……」


上条「ま、まさか……?」


 ――五和が“核”なのか?

神裂「わ、私は……この胸で彼の●●●を●●きました!
    この屈辱……許しません!!」

美琴「わ、私だって●●●を口で●●●したわよ!!
    私が殺してやるんだから!!」

禁書目録「異議、本体は少年の●●●を大腿部で挟み、●●●しました。
       屈辱は一番大きいものだと主張します。」

黒子「あら?私なんて彼の●●●を●●●に入れられましてよ?
    しかも後ろから」

姫神「私は普通に●●●に●●しされた。」


建宮「な、なんつー喧嘩なのよ……」

五和「え、ええ!?上条さんってそんなことしてたんですか!?」

上条「だ、だからしてねーって!!ってあれ?五和って何されたの……?」

五和「え……?ですから――」

五和「 抱 か れ た ました///ハグですよハグ///

    ……それはもう情熱的に……」


 うっとりしながら五和は語る。


上条「……あっ」


 思い出した。っつーかあれは……その……


上条「え~っと、建宮…あっちが馬鹿な喧嘩してるうちにお願いしていいか?」

建宮「いいってのよ」

 天草式が一斉に五和を羽交い締めにする。

五和「え?ちょっと!もしかして!?上条さん!?」

上条「ごめん五和。その……あとで何か奢ります」

痛恨のミス 

× 抱かれたました
○ 抱かれました
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 完全に思い出した。あれは夜の11時前ぐらいだっただろうか?
 
 酔いつぶれた神裂をホテルに連れて行き、再び会場に戻ると今度は五和が潰れていた。
 とんぼがえりだと思いつつも、なんとか五和をホテル近くまで連れて行くことに成功した。
 そんな中、五和はだだをこね始めたのである。

五和「上条さぁ~ん……まだ呑み足りませんよぉ~」

上条「だぁぁあああ駄目です!これ以上飲んだら駄目!!」

五和「そんなこと言わずにぃ~……ってきゃあ!!」

 五和の悲鳴の原因は俺にある。無理やり腕を引っ張ったところお互いの身体のバランスが崩れ
 思わず抱き締める形で五和を受け止めてしまったのだ。

上条「ご、ごめん五和!俺もちょっと酔っ払って……」

五和「い、いえ。すみませんでした。わ、わたしはここで帰りますね!
    ご、ご迷惑おかけしました!」

 とまあ……こんな話でしかないのだ。

 この後も確か俺は“改変された世界”と同じように姫神、白井を送って最後に御坂を送った。
 恐らく御坂を送った際に大魔術が発動して……あんな朝になってしまったのだろう。

―翌日―

土御門「ぶ、無事だったか上やん……」

上条「ああ、っつーかあんなに恐ろしい付属効果あるなら最初から教えてくれよ土御門
    ……半ばホラーだったぞあの光景」

土御門「すまんにゃー……俺もあの時焦りまくってたんで冷静なアドバイスが出来なかったぜい」

上条「しかしアレだな、あんなに俺達頑張ったのにそのことを覚えてるのが5人しかいないだなんて」

土御門「俺達の仕事なんて毎回そんなもんだっただろ?」

上条「そう言えばそうだな。全く割に合わねーよ。じゃあ俺、これから用事あるから」

土御門「用事?」

上条「五和にお食事を奢るんだよ。胸揉んだ罰さ」


土御門「て、てめぇ……!」


上条「ん?」


土御門「俺は命がけで色気もねえ野郎2人を護ってる時に上やんは美少女の胸を揉んだ!!
     俺には報酬無しで上やんは罰としてデートだぁ!!死ね!今すぐここで死ねぇぇええええええ!」


上条「だぁぁああ!何でお前の八つ当たり喰らわなきゃいけないんだよぉ!?
    不幸だぁぁあああ!!」

                              ―fine―

長時間お付き合い&保守ありがとうございました。
何かエロスレ期待していた人にはごめんなさい。エロは書けないのです。

後散々指摘されてたけど序盤は銀魂のパロです。
本当は七武海喧嘩も入れてたがあんまりにもパクリだったので削りました。

上条「……何で御坂が俺の横で寝てんの?」
上条「……何で御坂が俺の横で寝てんの?」 - SSまとめ速報
(http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1296054432/)

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