上条「インデックスのオナニーを見てしまった」 (110)
上条「土御門ぉー!!」
バァン!
上条「ゲームするぞ! ゲーム! オールで!」
土御門「どうした、カミやん。テンション高すぎるぜぃ」
上条「中間テストが終わって、明日休みだぞ。ここで上げなきゃいつ上げるんだよ、今でしょ!」
土御門「ネタが古いし、目がイってるぜよ」
青ピ「カミやん、プレステ2持ってきたで」
土御門「プレステ2って……」
上条「ワゴンでソフトが10本で200円だったんだよ!! これ1本20円。ははは、うまい棒かよ」
土御門「うまい棒は10円だぜぃ」
青ピ「今日のカミやんは、誰にも止められへんで。テストのために連日徹夜して、やっと解放されてんから」
上条「どれからやるっ? 面白くなかったら5分で切ろうな。なんせ10本もソフトあるんだからっ!! あはははは」
青ピ「睡眠って大事やなー。人間って寝てないとここまでぶっ壊れんねんな」
上条「青ピ、どれがオススメなんだ?」
青ピ「じゃあ、娘を育てるゲームしよか」
上条「童貞なのに娘持っちゃうのかよ! はははは」
ピコピコ
土御門「えーと。父親の名前が『もとはる』。母親の名前が『まいか』。娘の名前が元春の『春』と舞夏の『夏』で『はるか』と。
青ピ(カミやん、さらっと母親に義妹名前使ってるで)ヒソヒソ
上条(娘の名前決めに一切悩まなかったな。え? もうアイツの中で決まってんの?)ヒソヒソ
青ピ(これはボケなん? マジなん?)
上条(ツッコんだほうがいいのか?)
上条「んーー、このド変態っ!」ビシッ
土御門「なにするんだぜぃ、カミやん」
上条「すまん。いいツッコミワードが思い浮かばなくて」
【2時間後】
上条「習い事はピアノに決まってんだろーが!」
青ピ「バレーの方がええやんけ!」
上条「またそうやって、『はるか』をエロい目で見やがって。お前は父親失格だ」
土御門「や、父親は俺なんだがにゃー」
青ピ「カミやんこそ、ピアノ=お嬢様っていつの時代やねん」
上条「じゃあ、バイオリン」
青ピ「こっちも100歩譲って水着! スイミングや」
上条「だから、エロい目で見るなって言ってんだろうが!!」
ギャー、ギャー。
【上条の部屋】
インデックス「とうま達がうるさくて眠れないんだよ」
インデックス「……テストが終わったらどこか連れて行ってくれるって約束したのに……」
インデックス「とうまのウソつき……」
--朝。
土御門「ぐー、ぐー」zzz
上条「すぅ、すぅ……。ん? あー」
上条「うぅ……、あー、寝落ちしてたか。あぁー腰痛ぇ」
青ピ「ぐー、ぐー、……じゃあ、試しにボクの股間蹴ってみたらええやん。絶対射精なんかせえへんけどな。……ふふ、作戦成功や」
上条「どんな寝言だ! っか、起きてるだろお前」
上条(この時間ならもうインデックスも起きているだろうし、ベッド空いてるな」
上条「俺、自分の部屋のベッドで寝直してくるわ。じゃあな」
青ピ「うーん、じゃあ、ボクもカミやんと同じベッドで」
上条「来るなよ!」ゲシッ
上条「そういや、テストが終わったらインデックスとどっか行く約束してたなぁ。どこ行こうかな」
インデックス「んっ……。あっ、くっ、んっ……」
この時、俺は部屋の異変に気づけなかった。
寝起きで頭がまともに動いていなかった。
そして、わずかに働いていた思考も『インデックスとどこへ行くか』ということに使っていたからだ。
だから開けてしまった。
何の迷いもなく--。
ガチャ
インデックス「あんっ、イクっ……、イッちゃう、とうまっ! とうま! とう……ま?……………………………………………………お、おかえり」
上条「……た、ただいま」
えええええぇぇぇぇぇぇぇ!
どうすんの? どうすんの? どうすんの、俺ぇぇ!
①年上の余裕を見せる 「まぁ、年頃だからしょうがないけどさ。あんまヤリすぎんなよ」
②ラブコメの王道テンパる 「えっと、あの……すまん。まさかそんなことしてるとは思わなくて」
③引き分けに持ち込む (おもむろにズボンとパンツを下ろして)「これでお互い様な」
↓①~③
どうすんの? どうすんの? どうすんの、俺ぇぇ!
『引き分けに持ち込む』
上条「…………」
カチャカチャ(ベルトを緩める音)
ジィー(チャックを下ろす音)
インデックス「と、とうま?」
上条「よいしょと」
インデックス「と、とうま! どうしてズボンを脱ぐの!」
上条「どっこいしょ!」
ぼろん。
インデックス「ひぃっ!!」
上条「これでお互い様な」
インデックス「え?」
上条「楽しいことは二人分。悲しいことは半分。恥ずかしいことも半分だ」キリッ
インデックス「え……っと。どういうこと?」
上条「つまり、引き分けってことだよ」
インデックス「????」
上条「あーそうだ。土御門の部屋に忘れ物したわ。一旦、戻るな」
インデックス「え? あ、うん」
バタン。
上条「…………」
上条「一番ねぇだろっ! これがぁぁぁぁぁ!!」
上条「あああああああぁぁぁ!!!」
【土御門の部屋】
土御門「カミやん、どうしたんだぜぃ。さっき雄叫びが……なんで下半身丸出し?」
上条「すまん。忘れ物した」
土御門「え?」
青ピ「そんな身体張ったボケする人やったけ?」
上条「ズボンとパンツは俺の部屋に置いてきた」
青ピ「どういうこと?」
上条「それと今まで積み上げてきたキャラも置いてきた」
土御門「寝る前よりおかしくなってるぜぃ」
上条「せっかく男三人集まってるわけだしさ。下ネタのあるあるトークでもしようか」
青ピ「カミやん? ついていかれへん。まず、ちんちん隠そうや」
上条「よくあるネタで、オナニーを親やきょうだいに見られたときどうする?」
青ピ「どうする? って言われても。ボクらもう親元離れてるし」
上条「でもさ、青ピだったら下宿先の人、土御門だったら舞夏が突然入ってくることもあるかもしれないだろ?」
土御門「どうするかにゃー」
上条「じゃあ、逆に! 逆にオナニーを見られたときどういう対応されたら一番傷つかない?」
土御門「見られた時点でアウトだぜぃ」
青ピ「優しくされてもいたたまれへんしなぁ」
土御門「舞夏に見られた場合かぁ……」
土御門「…………」
土御門「……アリだな」
上条「おい! この短い時間にどんな妄想をした」
土御門「ちょっとあきれた表情で、『使った後のティッシュは臭いが残るからいらない紙に包んで捨てるんだぞー』って冷静に言われたいにゃー」
上条「言われたいのかよ! 今、『オナニーを見られたときこういうリアクションされると興奮するぅ』のコーナーじゃないから」
青ピ「あーでもわかるわー。年下の女の子にあきれられたいっていうのはクルものがあるなぁ」
青ピ「常盤台中学のレベル5二人。二人ともアイドル顔負けの美少女やろ。その子らに--」
--美琴「なんかあの人の股間……膨らんでない? え? なんで?」
--操祈「うわ……キモい力高すぎぃ」
青ピ「って言われたいわ」
上条「それ、ちょっと方向性違くないか!?」
青ピ「年下の美少女に罵倒されて涙目になりたい!」
上条「童貞妄想選手権じゃねーから、ここ!」
上条「ってか、もっと真面目に考えてくれよ」
青ピ「え? 下半身丸出しで下ネタのあるあるトークしよーぜって言い出したのカミやんやで」
土御門「その話題を振っといて真面目な話だったのか」
ああああぁぁぁぁぁ………
青ピ「……カミやんの部屋からうめき声が聞こえんねんけど」
忘れたい、忘れたい、忘れたい、忘れたいんだよ!
ゴン! ゴン!
土御門「……カミやん行った方がいいんじゃないかにゃー。壁に頭を打ち付けてる音がするぜぃ」
上条「お、おう」
青ピ「ん? カミやん独り暮らしやんな? あれ? 誰かと一緒に住んでんの?」
上条「今はそういうのいいから」
青ピ「よくないやろ! さっきの声も女の子の声な気ぃするし。どういうこと?」
上条「土御門。このパンツ借りていくぜ」
土御門「いや、フツーに嫌だぜぃ」
上条「…………」履き履き
土御門「無言で履きだした! 嫌だって言ってるのに」
青ピ「カミやん、大分クレイジーやで」
青ピ「そもそもなんで脱いできたん?」
上条「脱いできたのは……引き分けに持ち込むためだ」
青ピ「は?」
上条「でも違ったんだ」
青ピ「カミやん?」
上条「引き分けとかねぇ。勝ちも負けもないんだよ。誰にも罪なんてねぇんだ。見られた方も、テンパって下半身を露出した方も」
青ピ「とりあえず、『下半身を露出』は罪やと思うで」
上条「行ってくる。ちょっとしたボタンの掛け違えがあっただけだから」
土御門「どう掛け違えたら、パンツとズボンを脱いでくる結果になるんだにゃー」
青ピ(カミやんの言ってること9割意味わからんかった)
【上条の部屋】
上条「ただいまー」(一応、ちょっと大きめの声で)
しーん。
上条「イ、インデックス?」
ガラガラ。
インデックス「…………」
上条(インデックスが正座して、床の一点を見つめている)
インデックス「と、とうま……」
上条「お、おう」(俺もなんとなく正座)
インデックス「…………」
上条「…………」
インデックス「…………」
上条(なんだこの時間。辛すぎんだけど……)
インデックス「…………ど、………ど、ど……どこから見た……見た、の」
直球勝負だと!?
どうすんの? どうすんの? どうすんの、俺ぇぇ!
①とぼける 「どこから? え? なにを?」
②直球返し 「『イクっ』ってあたりから」
③強引すぎる話題転換 「それよりさ。今日どこ行く?」
④謎の被害者面 「お、お前だって俺のちんち……、見ただろ。恥ずかしかったんだからな!」
↓①~④
どうすんの? どうすんの? どうすんの、俺ぇぇ!
『直球返し』
上条「『イクっ』ってあたりから」
インデックス「へ?」
上条「正確には『アンッ、イクッ……、イッチャウ、トウマッ! トウマ! トウ……マ?』から見てた」
インデックス「かっ……だっ、それ……っ……んん」
上条「大丈夫か?」
インデックス「ち、違うんだよ? とうまは何かすごい勘違いをしているみたいだから一応、説明しておくね。とうまは十字教に詳しくないからあまり意味がわからないかもだけど、さっきベッドで私がしていたことは十字教に昔から存在している宗教的儀式なんだよ。とある修行のひとつとなんだよ。とうまは私のことを食っち寝てのぐーたらシスターだと思っているかも知れないけど、とうまの見ていないところできちんと修行をしてるんだよ」
上条(さっきから俺の目、一切見ないな)
インデックス「しゅ、修行に集中していたからとうまが入ってくる音が聞こえなかったんだよ。誰もいないと思っていた空間に人がいたら普通、驚くよね? 私の挙動がおかしかったのはそれ以上の意味なんてないんだよ。はぁ、はぁ、はぁ」
上条「お、おう」
上条(すげぇ。超早口の息継ぎなしでずっとしゃべり続けやがった)
インデックス「…………」
上条(……そうだな。恥ずかしいもんな。もし、逆の立場だったらって考えたらゾッとするし)
インデックス「とうまがまだ、私のことを疑っているように見えるかも」
上条「え? そんなことないぞ」
インデックス「10万3千冊の魔道書の中のひとつ『Mの書』、通称『マゾヒストの書』にある秘伝の儀式を実践していただけで、別に『夜、とうまに強引に迫られて、そのまま……』とか想像していた訳じゃないんだよ」
上条「…………」
インデックス「やっぱり、私の話を信じてないように見えるんだよ」
上条「や、マゾヒストとかそういう言葉知ってるんだなって思って」
インデックス「あっ、……うぅ……」
上条「それに、俺に強引に迫られてって、一体な--」
インデックス「だいたいとうまは!」ドン
インデックス「デリカシーとかマナーがなってないんだよ! 帰ってくるときにノックをするとか、『ただいま』を言えば今回のことも防げたんだよ!」
インデックス「この前、一緒にご飯を食べに行ったときもそうだったんだよ」
上条「それは今、関係ないだろ」
インデックス「関係あるんだよ! 先週の日曜日に行ったデパートでの件もそうなんだよ」
上条(なんか、俺が悪いみたいになってないか?)
上条(っか、儀式とか絶対嘘だし。逆ギレでうやむやにしようとしてるよな)
上条(……ここはライフカード出す場面か?)
上条(よし、出そう!)
どうする? どうしゃちゃうよ? 俺ぇ!?
①上条さんは紳士たれ 「すまん。俺が悪かった。反省するよ」
②チェックメイト 「儀式がどうとかって言ってたけど、それ嘘だろ。結局オナニーしてたんだろ?」
③嘘に乗っかる 「儀式だったら恥ずかしいことじゃないよな。だったらさ……」
④ここだけは譲れねぇ 「それより、『夜、とうまに強引に迫られて、そのまま……』ってなに?」
↓①~④
どうする? どうしゃちゃうよ? 俺ぇ!?
『嘘に乗っかる』
上条「すまん。俺が悪かった!」
インデックス「えっ!?」
上条「『儀式』の邪魔をして悪かったよ。そんな大事なことが行われているとは知らなくて」
インデックス「わ、わかってくれれば、もういいんだよ」
上条「いや、ダメだろ。大事な儀式なんだろ?」
インデックス「う、うん。大事な儀式なんだけど、もうその話は……」
上条「俺さ、最近十字教についてもっと勉強しなきゃな、って思ってるんだ」
インデックス「急にどうしたの?」
上条「インデックスや神裂、オルソラ……。十字教関係の知り合いも増えきただろ。十字教についてもっと知らなきゃいけないなって思ってたんだ。……あ、あとステイルもいたな」
インデックス「そうなんだ。だったら今度、十字教の成り立ちについて話してあげるんだよ」
上条「ああ。今度な。じゃあ、今は『儀式』について教えてくれないか?」
インデックス「え? 儀式?」
上条「さっきインデックスがベッドでやってた儀式だよ。それについて教えてくれ」
インデックス「あ、あれは、そのぉ……」
上条「儀式だよな?」
インデックス「そうだけど……」
上条「儀式だったら恥ずかしいことじゃないよな。だったらさ……」
上条「できるだろ? 十字教についてもっと知りたいんだよ」
インデックス「ぎ、儀式には準備が必要なんだよ。今すぐにはできないんだよ」
上条「そうなのか。手間のかかるオナニーをしてるんだな」
インデックス「オナニーじゃないんだよ!!」
【土御門の部屋】
???「オナニーじゃないんだよ!!」
青ピ「今、『オナニー』って聞こえた。かわいい女の子の声で『オナニー』って聞こえた!!」
青ピ「もう、ボク、いても勃ってもいられへん!」
土御門「ぐぅー……ぐぅー……」
青ピ「なんでこのシチュエーションで寝ていられんねん!」
土御門「もう、眠気の限界だにゃー。ぐぅー……」
青ピ「思春期の男子として間違ってるで!」
青ピ「だってオナニーって! カミやんの部屋から女の声でオナニーって聞こえてんで!」
青ピ「どうしよう!? どうしよ!! 絶対エロいことがこれからあの部屋で行われようとしてるやん! どないしょう! どうするっ? ボク!」
①のぞく ベランダからベランダへ決死のジャンプ
②土下座 「カミやん、ボクも仲間にいれてください!」
③空気読まずに遊びに行く 「かーみーじょうくーん! あーそーぼー!」
④コップを壁に当てる 視覚などいらん。音こそ最上のエロ
↓①~④
上条「じゃあ、儀式始まる前にズボン履いていいか?」
インデックス「え、うん。いいけど……」
上条(パンツ1枚だと、勃起したときに誤魔化しがきかないからな)
インデックス(『儀式』をやること前提に話が進んでるんだよ……)
上条(む、パンツも履き替えておこう)脱ぎ脱ぎ
インデックス「ちょっ、とうま! どうしてパンツまで脱ぐの!?」
上条「や、よく考えたら他人(土御門)のパンツ履いてるのって気持ち悪りぃな、と思って」
インデックス「私の見てない所で着替えてほしいかも!」
上条「すまん。それじゃ目を瞑っててくれ」
インデックス(今日のとうまは完全におかしいんだよ)
上条(パンツを履き替えたし、ズボンも履いた。大きめの上着も着た。よし、完璧だ!)
インデックス「とうま。もう目を開けてもいい?」
上条「いいぞ」
上条(パンツは洗濯機に入れておくか)
インデックス「とうま。そのぉ、『儀式』についてなんだけど……」
上条「あ、儀式にこのパンツ使うか?」
インデックス「使わないんだよ!」
上条「でも、たまに使ってるだろ?」
インデックス「なっ……、し……知ってたの?」
上条「え? マジ?」
インデックス「あっ、か……くっ」カァー///
インデックス「い、いい加減にしてほしいかもなんだよ!!」噛みつき
上条「痛ててててっ!」
インデックス「さっきから、おふざけが過ぎるんだよ!」
上条「いいから、そういうの」
インデックス「さすがの私も怒るんだよ!」
上条「だから、いいって言ってるだろ!!」
インデックス(ビクッ!)
上条「噛みついて、冗談みたいな感じにしてこの場を終わらせようとか、別にいいから。そういうの」
インデックス「ご、ごめん……」
インデックス(今日のとうまはおかしいし、なんだか恐いんだよ……)
インデックス「と、とうま? 外に出かけるの? だったらなにか食べ物を買ってきて欲しいんだよ」
上条「…………」カチャカチャ
インデックス「とうま?」
上条「玄関のチャイムが鳴らないように細工しておこうと思ってな。よし出来た」
インデックス「なんのために?」
上条「…………」ガチャ
インデックス「どうして、鍵を閉めたの?」
上条「…………」シャー シャー
インデックス「どうして、カーテンも閉めるの?」
上条「…………」シャッシャッ
インデックス「どうして、急にベッドメイキングしだすの!?」
上条「では、先生。十字教の儀式について教えて下さい」
インデックス(逃げ道を全部塞がれた気がするんだよ)
上条「先生。暖房付けますね」ピッピッ
どうしたらいいのかわからないんだよ……。
どうしよう……。どうしよう、私!
①正直に謝る 「ほ、本当はそんな儀式、存在しないんだよ。あと、とうまのパン……Tシャツとか勝手に取りだしてごめんなさい」
②一か八かでもう一回キレてみる 「だったら、とうまは私と逆の立場だったらそんなこと出来るの!?」
③妥協する 「目隠ししてくれれば……」
④最強の武器を使う 「ひどいんだよ……。そんなこと……とうまの前で出来るわけないんだよ。ぐすん」
↓①~④
どうしたらいいのかわからないんだよ……。
どうしよう……。どうしよう、私!
『妥協する』
インデックス「目隠し……」
上条「ん?」
インデックス「目隠ししてくれれば……」
上条「それは出来ない」
インデックス「即答!?」
上条「俺は存在しないものだと思ってやってくれ」
インデックス「出来るわけないんだよ!!」
上条「はぁ……。しょうがない」
インデックス「なんだか、私のワガママに付き合ってる感じを出してるけど、ワガママ言っているの、とうまだからね」
上条「俺もこんなことでインデックスと喧嘩したくないしな。耳栓する……でいいか?」
インデックス「いいわけ……ないよね?」
上条「わかったよ。じゃあ、俺、インデックスのために、百歩譲って片目だけだけ塞ぐよ」
インデックス「とうま……」
インデックス(一瞬、『とうま優しい……』って思ったけど、何一つ譲ってないんだよ)
上条「これが妥協できるギリギリだと思うんだ」
インデックス(それに、ちょっと恩に着せようとしてるんだよ)
インデックス「だったら、とうま……。目隠ししなくていいんだよ」
上条「え? マジで?」
インデックス「うん、いいよ。私は布団を頭まで被って儀式をするから」ガバッ
な、なんかしらねぇが――
上条「おい! それはずるいぞ」
なんかしらねぇが――
上条「ほ、ほら。暖房30℃まで上げちゃうぞ。布団被ってたら暑いって」ピッピッ
なんかしらねぇが、インデックスの中では『儀式』をすること自体は既定事項になっているらしい。
よし。ここは欲張らず、一歩妥協しよう。
上条「くっそ~。ヤッパ、インデックスハ頭ガキレルナァー」
インデックス「当然なんだよ」
インデックス(とうまの視線さえ遮れば恥ずかしくないんだよ)
インデックス(後は、いつも通りしちゃえばいいだけなんだよ)
インデックス(んっ……。とうまに聞こえるかもしれないから、早めに終わらせるんだよ)
インデックス(んんっ……。一番気持ちいい所を触っていればすぐに……くっ……んっ……ん? んん?)
インデックス「とうま?」ヒョコ
上条「どうした? やっぱ暑いだろ?」
インデックス「なんだか騙されている気がするんだよ」
上条「騙す? なんのことだ?」
インデックス「まだ、頭の中で整理出来ていないんだけど、騙されている気がするんだよ……」
上条「インデックスが属している十字教について知りたい、ってことに嘘はねぇし……。思い過ごしじゃないか?」
インデックス「うーん……」
あと一歩、あとたった一歩だけなんだ。
ゴルフで言えば、グリーンのピンそばに乗ってる状態。パターでコンって転がすだけ。
サッカーで言えばPK。入れたらその場で勝ちが決まる。
今、そんな感じ!!
どうする? どうする? どうするんだよっ! 俺っ!!
①まどろっこしい! 「もういい。俺がやる。インデックスはそこで見てろ!!」
②解決策(?)を提案 「じゃあ、俺も布団の中に入るよ。だったらいいだろ?」
③落ち込んでみる 「俺はインデックスのことをもっと知りたいだけなんだけどな……」
④あの時の説教をもう一回使ってみる 「知ってんだろ。大切な誰かに死なれる事の痛みが。目の前で誰かが苦しんで、傷ついて、でも自分には何もできなくて、どうしようもないっていう苦しみを知ってんだろ。焦ったはずだ。辛かったはずだ。苦しかったはずだ。痛かったはずだ。恐かったはずだ。震えたはずだ。叫んだはずだ。涙が出たはずだ。……だったら、それはダメだ。そんなに重たい衝撃は、誰かに押し付けちゃいけないものなんだ」
↓①~④
どうする? どうする? どうするんだよっ! 俺っ!!
『落ち込んでみる』
上条「…………」
インデックス「とうま? どうしたの? 悲しそうな顔……」
上条「俺はインデックスのことをもっと知りたいだけなんだけどな……」
インデックス「とうま……」
上条「だから続――」
インデックス「きっとね!」
インデックス「きっと……、とうまがわたしのことを騙してるって思っちゃったのは、私の中に後ろめたいことがあったからだと思う」
上条「……ん?」
インデックス「とうまがそんなに純粋に私のことを……十字教や神のことを知りたいって思っていたなんて知らなくて……」
上条(……これはまずい)
インデックス「実は、私……。嘘をついてたんだよ」
上条(知ってるよ! 百も二百も承知だよ!!)
インデックス「本当は……本当はねっ、十字教にこんな儀式存在しな――」
上条「関係ねぇ!!」
上条「関係ねぇよ、そんなこと」
インデックス「とうま……」
上条「たとえ全世界の人間が間違ってるって言っても、インデックスの言葉なら信じられる」
上条「いや、違う。インデックスの言葉だからこそ、信じたいんだ」
インデックス「とうま……」
【土御門の部屋】
青ピ「んん~~~?」
土御門「ふぁぁ。眠っ……。んっ? まだ盗み聞きしてたのか。趣味悪いぜい」
青ピ「ちょっと前まではエロいこと起きそうな感じやってんけとなぁ」
土御門「どした?」
青ピ「断片的にしか聞こえへんねんけどな。なんか女の子の方が自分の宗教について嘘をついてて、それを懺悔してんねん」
土御門「真面目な話だにゃー」
青ピ「そうやねん。ほんで今、カミやんが男気見せてる最中」
土御門「聞いた感じだと、エロいこととか起きなさそうだぜい」
青ピ「そやなー。ボクも眠たいし、寝よかな」
上条「わかってくれたか?」
インデックス「うん」
上条「今が嘘でも、将来本当にしちまえばいいんだよ」
インデックス「うん」
上条「たとえ、儀式が嘘でも俺は信じたいし、将来本当にしようぜ」
インデックス「うん」
上条「30℃にしたからさ、すげぇ暑いんだ。下、脱いでいいか?」
インデックス「うん」
上条「インデックスもいつも寝間着……俺のワイシャツ着て儀式した方がいいと思うんだ。ほら、汗もかくだろうし」
インデックス「うん」
上条「布団も必要ないよな」
インデックス「うん」
疲れた。もう寝る。
明日か明後日。
次回、締める。
インデックス「……と、とうま? 目のやり場に困ると言うか、その……隠して欲しいんだよ」
上条「インデックスだけに恥ずかしい思いはさせねぇよ」
インデックス「気持ちは嬉しいんだけど、想像していたのよりグロテスクだし、威圧感がすごいんだよ」
上条「楽しいことは二人分。悲しいことは半分。恥ずかしいことも半分だ」キリッ
インデックス「気に入ったの!? その台詞!」
上条「っか、ここまで綺麗なピンク色しているのに失礼だな。どこにグロテスクな要素があるんだよ」
インデックス「やっぱり、その……おち、……隠して欲しいんだよ」
上条「おち? 何を隠して欲しいって?」
インデックス「……そんなこと言わせてなにが目的なの?」
上条「インデックスの口から卑猥な単語が出てきたら、なんかこう……滾るものがあるだろ!」
インデックス「もう付き合いきれないんだよ」
上条「じゃあ、儀式を始めてくれ。俺はインデックスが儀式している姿を見て儀式をしておくから」
インデックス「儀式を隠語みたいに使わないで欲しいかも」
上条「はぁ……はぁ……」シコシコ
インデックス「ストップ! 右手を動かすのストップなんだよ!!」
上条「なに?」
インデックス「やっぱり、無理なんだよ!」
上条「無理って……。えっ!? 今さら!! さっき『うん』って言っただろ!」
インデックス「やっぱりとうまが見てる前では出来ないんだよ……」
上条「絶対無理?」
インデックス「……絶対無理なんだよ」
上条「うーん……。じゃあ――」
①「裸ワイシャツのまま、ベッドに腰掛けて足を組み替えてくれ。色っぽい感じで頼む!」
②「俺の股間に息をふぅーって吹きかけ続けてくれないか。誕生日ケーキの蝋燭を消すみたいに!」
③「とりあえず、ワイシャツの第3ボタン外してみよっか。とりあえずな!」
↓①~③
上条「俺の股間に息をふぅーって吹きかけ続けてくれないか。誕生日ケーキの蝋燭を消すみたいに!」
インデックス「……え?」
上条「そんな難しいこと言ったか? まず、俺のちんちんを蝋燭に見立てるだろ?」
インデックス「理解……したくないんだよ」
上条「亀頭の部分を炎に見立てて……、あっ亀頭ってここのことな」
インデックス「そんなの知っているんだよ」
上条「へぇ……知ってるんだ」
インデックス「あっ……がっ///。べ、別にいかがわしい意味で知っているんじゃないんだよ! 変な風に邪推しないで欲しいかも!」
上条「四つん這いになって、息を吹きかけてくれ」
インデックス「そんなキラキラした笑顔で言われても困るんだよ。なにが楽しいのかまったく理解出来ないかも」
上条(と言いつつやってくれるのか。なにがセーフなのか基準がわかんねぇな)
インデックス「ふ、ふぅ~」
上条「……いいか、インデックス? この亀頭が炎だってさっき言っただろ? そんな弱い息でこの大きさの炎が消えると思うか?」
インデックス「うぅぅ……」
上条「もっと顔を近づけて! 勢いよくだ!」シコシコ
上条(インデックスが四つん這いになっているせいで、ワイシャツの胸元がガバガバだな……。さっきから乳首が見えそうで見えない)
インデックス「とうま? こう? ふぅー」
上条「ああ」
上条(もうちょっとで見え……ないな。あとちょっとなんだけどなぁ)
インデックス「とうま? 私いつまで息を吹き続けないといけないの?」
上条「えっと……。年の数?」
インデックス「そんなにやりたくないんだよ。ふぅっー」
上条(大きく息を吐いた瞬間がチャンスだな)
上条「インデックス! もっと息を大きく吸い込んで吐くんだ!」
インデックス「うぅぅ、これ結構疲れるんだよ。すぅぅぅ」
インデックス「ふぅぅーーっ!」
上条「見えた!!」
上条(一気にトップギアへチェンジだ!)
シコシコシコシコ!!
インデックス「え?」
上条「うっ……!!」
上条「ふぅ…………っ」
上条(めちゃくちゃ出た。テスト期間中溜めたもの全部出した感じがする。しかもインデックスに顔射しちまったし……。大満足だ)
上条(あー、一回出したら、どっと疲れが出てきた。眠みぃ……)
インデックス「…………」
上条「ん? どうした? インデックス」
インデックス「……なんだか、顔にかけられるのて屈辱的なんだよ」
上条(あ、やべ。これマジのトーンだ)
インデックス「髪の毛にもかかったし……。いろいろと踏みにじられた感じがするんだよ……」
上条(すげぇ、怒ってる)
どうしよう、どうする、どうすんの、俺!?
①可愛かったを連呼 「インデックスが可愛かったから、つい暴発してしまったんだ!可愛かったから!」
②様子を伺いつつ謝る 「ごめんな。ちょっと調子に乗っちまったというか……そのぉ加減がわかんなかったていうか……そのぉ」
③お互い様理論を採用 「じゃあ、次は俺にいろんなものぶっかけていいぜ♪」
↓①~③
昨日、『次回、締める』って書いたけど、あれは嘘だ。
眠いので寝る。
次の回でおしまい。
行き当たりばったりで書いてきたからオチなんて全然考えてないけれど、
寝むれば、いい感じのオチを思いつくはず。
なので寝る。
どうしよう、どうする、どうすんの、俺!?
『可愛かったを連呼』
上条「インデックス……」
インデックス「…………」
上条「インデックスが可愛かったから、つい暴発してしまったんだ! 可愛かったから!」
インデックス「可愛ぃ……。うぐっ……」
上条(あっ、悪くない反応だ)
インデックス「い、今さら取り繕っても遅いんだよ!」
上条「インデックスが可愛いのは事実だろ? 事実を言うことがそんなにいけないことか? 可愛いぞ、インデックス」
インデックス「はぅっ……」
上条(え? マジでこんなのでいいのか? 『可愛い』って言ってるだけで機嫌なおるのか?)
インデックス「そ、そんな口先だけの言葉で私は誤魔化されないんだよ」
上条(や、もう完全に機嫌なおってるじゃん。本当にこんなのでいいのかよ?)
上条「そうだな。綺麗だぞ、インデックス」
インデックス「ふきゅぅ……」///
上条「…………」
上条(今、頭の中に『へへ、“歩く教会”にしかり、精子にしかり、やっぱりインデックスには白がよく似合うな』って言葉を思いついたけど、それを口に出すほど俺はバカじゃない)
上条「ずっと徹夜続きでさ。もう寝たいんだけどさ……」
上条「インデックスのこと抱きしめながら寝ていいか?」
インデックス「なっ……。ダメなんだよ! 今はその……くさいし」
上条「インデックスの身体でくさい所なんてないよ」
インデックス「この臭いは、主にとうまのせいなんだけど。髪の毛を早く洗いたいんだよ」
上条「インデックスのにおいなら、尻の穴だって嗅げるぜ」
インデックス「…………」
上条(あ、これはダメなんだ。なんでも褒めりゃいいって訳でもないんだな)
インデックス「とうま。 さり気なくワイシャツのボタンを外すのやめて欲しいかも」
上条「や、これはいかがわしいことがしたい訳じゃなくてだな」
インデックス「ボタンを外してる時点でいかがわしいことなんだよ!」
上条「お腹を触りたいだけだから。お腹だけ。いいだろ?」
インデックス「十分いかがわしいと思うんだよ」
上条「起きたら、続きしような」
インデックス「嫌なんだよ」
上条「次はもっとスゴいことしような」
インデックス「……もっと?」
上条「アレをアレの中に挿れて……」
インデックス「あ、あんなのが私の中に入るはずがないんだよ!」
上条「ぼかしたのに全部意味がわかるんだな。エロいなインデックス」
インデックス「くっ……、もういいんだよ!」
上条「じゃあ、今度はインデックスのしたい『儀式』に付き合うよ」
インデックス「わ、私のしたい儀式!?」
上条「ああ」
インデックス「…………」
インデックス「……こ、こもえの本棚の後から出てきた少女マンガみたいな儀式がいいんだよ」
インデックス「男が夜、主人公の部屋に急に入ってきて強引に唇を奪うんだよ」
インデックス「主人公は抵抗するんだけど、男の方が力が強くて、『お前のご主人様は俺だってことを身体に教えてやるよ』って言ってそのまま――」
上条(あぁ……。この話聞いてるのかったるいな……)
インデックス「で、男は何度も寸止めを繰り返すんだよ。『俺のこと好きだって言ってみろよ』って耳元で囁きながら。その後――」
上条(そういえば、インデックスは絶対に取り締まれないデジタル万引きができるんだったな。一から十まで話されても全然頭に入ってこねぇ)
っか、それあれじゃん……。内容的に少女マンガじゃなくてレディコミだろ。
きっちり隠しといてくれよ……小萌先生……。
そう思いながら、意識が落ちていった。
上条「うっ……うぅん。あぁ……あつっ」
上条「暑っっっつ!」
上条「リモコンは? はぁ? 30℃!? バカじゃねぇの!!」
上条「っか、今何時だよ?」
むにゅ
上条「むにゅ?」
インデックス「すぅ……すぅ……」
上条「イ、インデックス!! なんで隣に!?」
インデックス「すぅ……すぅ……」
上条(乳首が見えてる……)
上条「…………」
上条「はっ! なにずっと見てんだ」
上条「ったく……。布団被せといてやるか」
上条「上条さんが紳士だったからよかったものの。エロいことされても仕方ないシチュエーションだぞ」
上条「まぁ、こういう時に、こっそり写メとか撮ったり、触ったりしないところが『上条さんはマジ紳士』って言われる所以だろうなー」
上条「って夕方? 17時半!?」
上条「何時に寝たっけ? 全然記憶がねぇ……」
上条「えーっと。確かテスト終わって、帰りに中古ゲーム屋へ寄ったんだよな」
上条「『ワゴン内のソフト10本で200円』っていうの見つけて、土御門の部屋に突撃してオールでゲームしようぜ! ってなったんだよな」
上条「娘を育てて、トロットビークルに乗って、羽生蛇村へ行って、青ピがギャグで買ったBLゲームにツッコミを入れる遊びをして……で、その時に寝落ちしたんだよな、確か」
上条「で、その後、自分のベッドで寝直そうとして部屋に帰ったらインデックスがオナニーしてて……や、これは夢か」
上条「あー、思い出せない。エロい夢の内容なら詳細に思い出せるんだけどなぁ」
上条「でも、状況から察するに、機械音痴のインデックスがリモコンをテキトーにいじって30℃設定にしてしまった」
上条「自分が寝る時間になったから、俺がベッドにいるにも関わらず入ってきて、暑かったから前のボタンは開けっ放しにして寝た」
上条「まあ、そんなところだろうな」
上条「インデックスの無防備な服装は注意しておかないとな。なんつーか、年上として」
上条「上条さん、マジ紳士」
上条「……。誰も言ってくれねぇから自分で言うしかないんだよな……」
上条「妙に散らかってるな……」
上条「ん? これは俺のパンツだろ? で、なんだこの使用後感のある見たことないパンツは……」
上条「確か、土御門がこんなパンツ履いてたような……」
上条「その横に転がっている使用後感のある丸まったティッシュ……」
上条「ティッシュから漂うあのニオイ……」
上条「…………」
上条「いやいやいやいや!」
上条「俺の尻の穴に違和感なんてないし、もしかしたらインデックスも交えて3人でって可能性だってあるし! ……それはそれで嫌だな」
上条「とにかく、このパンツをもって土御門に真相を聞きに行こう」
【土御門の部屋】
上条「土御門ぉ~?」
ガチャ
舞夏「あー! この部屋こんなに汚したの上条当麻達の仕業だろー」
上条「舞夏! 掃除してんのか」
舞夏「放っとくとすぐ散らすからなー」
上条「今回散らかってるのは俺たちのせいだ。すまん」
舞夏「あー、そうだ。ここに来るときに噂を聞いたんだけどさー。上条当麻が下半身丸出しのまま兄貴の部屋に入っていったのを見たっていう人がいたんだけど」
上条「……え? 俺が?」
舞夏「で、上条当麻の雄叫びも聞こえたとも聞いたんだけど。もしかして、この部屋で兄貴と……」
上条「ねぇよ!」
舞夏「大丈夫。大丈夫。男同士とか理解ある方だからー」
上条「俺はただ、土御門の使用済みパンツをたたき返しに来ただけだ! ……ん?」
舞夏「コトは上条当麻の部屋で行われていたのかー」
上条「違う! 違う、と思う……」
上条(ありえねぇ、ありえねぇって。俺と土御門がそんなこと……)
上条「インデックスー! インデックスさん、ちょっといいですか? ちょっとだけ起きて」
インデックス「とうま……うるさいんだよ。なに?」
上条「あのさ……、単刀直入に聞くんだけど、この部屋でいかがわしいことって……あった?」
インデックス「とうま、もしかして覚えてないの?」
上条「覚えてないのって……えっ!? あったの!」
インデックス「……もういいんだよ」
上条「なんで怒ってんだよ! 真相が知りたいんだ! 教えてくれ」
インデックス「話したくないかも」
上条「頼むよ! インデックス」
インデックス「とうまが……」
上条「俺が……」ゴクリ
インデックス「とうまが……おち……」
上条「俺がオチ? どういうことだ? ちゃんと話してくれ」
インデックス「とうまが! おちんちんが蝋燭で! 亀頭が炎だから、それをふーふーしてくれって言い出して」
上条「ちょっと待て! なんだそれは」
インデックス「知らないんだよ!」
上条「ってか、インデックスもその場にいたのなら止めてくれよ」
インデックス「とうまがいろんな屁理屈を使って私を丸め込んだんだよ!」
上条(俺、どんだけ土御門とホモセックスしたがってんの!?)
インデックス「とうまが自分のおちん……ちんを自分でシゴきだして……」
インデックス「次はもっとスゴいことしような、ってとうまが」
上条「もっとスゴいこと……?」
インデックス「アレをアレの中に挿れるとかなんとか」
上条「アレをアレの中に!」
上条(土御門の穴に挿れたくねぇし、俺の穴に挿れられたくねぇよ!)
上条(幸い、土御門とホモセ(未遂?)した俺の記憶は消えてんだ。後は……)
土御門「カミやーん、昨日は上手くいったかにゃー。あと玄関のピンポン壊れてるぜい」
上条「お前の記憶をぶち壊す!」
おしまい。
①年上の余裕を見せる 「まぁ、年頃だからしょうがないけどさ。あんまヤリすぎんなよ」
②ラブコメの王道テンパる 「えっと、あの……すまん。まさかそんなことしてるとは思わなくて」
③引き分けに持ち込む (おもむろにズボンとパンツを下ろして)「これでお互い様な」
① エロコメポイント
② エロポイント
③☆ コメディポイント
①とぼける 「どこから? え? なにを?」
②直球返し 「『イクっ』ってあたりから」
③強引すぎる話題転換 「それよりさ。今日どこ行く?」
④謎の被害者面 「お、お前だって俺のちんち……、見ただろ。恥ずかしかったんだからな!」
① エロコメ
②☆ エロ
③ 変化なし
④ コメディ
①上条さんは紳士たれ 「すまん。俺が悪かった。反省するよ」
②チェックメイト 「儀式がどうとかって言ってたけど、それ嘘だろ。結局オナニーしてたんだろ?」
③嘘に乗っかる 「儀式だったら恥ずかしいことじゃないよな。だったらさ……」
④ここだけは譲れねぇ 「それより、『夜、とうまに強引に迫られて、そのまま……』ってなに?」
① 変化なし
② エロ
③☆ エロコメ
④ コメディ
①のぞく ベランダからベランダへ決死のジャンプ
②土下座 「カミやん、ボクも仲間にいれてください!」
③空気読まずに遊びに行く 「かーみーじょうくーん! あーそーぼー!」
④コップを壁に当てる 視覚などいらん。音こそ最上のエロ
① エロ
② 変化なし
③ コメディ
④☆ エロコメ
①正直に謝る 「ほ、本当はそんな儀式、存在しないんだよ。あと、とうまのパン……Tシャツとか勝手に取りだしてごめんなさい」
②一か八かでもう一回キレてみる 「だったら、とうまは私と逆の立場だったらそんなこと出来るの!?」
③妥協する 「目隠ししてくれれば……」
④最強の武器を使う 「ひどいんだよ……。そんなこと……とうまの前で出来るわけないんだよ。ぐすん」
① 変化なし
② コメディ
③☆ エロ
④ エロコメ
①まどろっこしい! 「もういい。俺がやる。インデックスはそこで見てろ!!」
②解決策(?)を提案 「じゃあ、俺も布団の中に入るよ。だったらいいだろ?」
③落ち込んでみる 「俺はインデックスのことをもっと知りたいだけなんだけどな……」
④あの時の説教をもう一回使ってみる 「知ってんだろ。大切な誰かに死なれる事の痛みが。目の前で誰かが苦しんで、傷ついて、でも自分には何もできなくて、どうしようもないっていう苦しみを知ってんだろ。焦ったはずだ。辛かったはずだ。苦しかったはずだ。痛かったはずだ。恐かったはずだ。震えたはずだ。叫んだはずだ。涙が出たはずだ。……だったら、それはダメだ。そんなに重たい衝撃は、誰かに押し付けちゃいけないものなんだ」
① コメディ
② エロ
③☆ エロコメ
④ 変化なし
①「裸ワイシャツのまま、ベッドに腰掛けて足を組み替えてくれ。色っぽい感じで頼む!」
②「俺の股間に息をふぅーって吹きかけ続けてくれないか。誕生日ケーキの蝋燭を消すみたいに!」
③「とりあえず、ワイシャツの第3ボタン外してみよっか。とりあえずな!」
① エロ
②☆ コメディ
③ エロコメ
①可愛かったを連呼 「インデックスが可愛かったから、つい暴発してしまったんだ!可愛かったから!」
②様子を伺いつつ謝る 「ごめんな。ちょっと調子に乗っちまったというか……そのぉ加減がわかんなかったていうか……そのぉ」
③お互い様理論を採用 「じゃあ、次は俺にいろんなものぶっかけていいぜ♪」
①☆ エロコメ
② エロ
③ コメディ
エロポイント 2
エロコメポイント 4
コメディポイント 2
エロコメエンド
以上。
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