提督「決めた言葉は」川内「絶対曲げない!」 (13)

―—―戦況は芳しくないな
―—―—―あぁ、提督の数はここ最近減少している。
―—―誰が好き好んで戦場に行くモノか、今年の新人は?
―—――.....見込みのあるものが一人いるな。
―—―なんと、それはどんな奴だ?
―—――あぁ、あいつは〝ネームド〟だ。
―—―....〝ネームド〟、ついに上層部もなりふり構わなくなってきたな、だが....
―—――あぁ。


提督が、鎮守府に着任しました。

提督「暁の水平線に、勝利を刻むぜ!」

―—――これは〝期待できる〟な。

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鎮守府内、廊下

提督「....いや、うん、なんというか予想はしてたんだけど...」


提督「ここ広すぎるってば!!案内板みたいなのもないしー!!」

<執務室がわかんねー!!

??「....およ、私意外の声だ、ってことは...!」


提督「だめだぁ、俺ってばここで短い提督業を運命ってか...?」ぐうぅ~

??「....」こそこそ

提督「せめて...最後にカップラーメンを、食べたかった....!」

??「じゃあこれどうぞ!!」バッ

提督「うわばぁあっつぅ!?」バシャァッ

??「わわ、こぼしちゃった...ごめんね、熱かった?」

提督「そりゃ液状のもの勢いよく突きだせばこぼれるって....あれ、人がいる....」

??「....ここに着任するとき、先輩さんに言われたこと思い出してよ」ジトー

提督「あー...えーっと?〝提督は着任するときにランダムで艦娘を一人迎える〟....ってことは」

川内「川内、参上!夜戦なら任せて!一緒に頑張ろー!」

提督「お、すごいやる気、俺そういうの好き」ガンバロー!

提督「でもよーでもよー」

川内「ん?どうしたの提督?執務室はもう少し先だけど」

提督「あぁ、いや、その執務って...具体的に何すんの?」

川内「えーっと、前の鎮守府にいたときは提督ってずっと書類と戦ってたよ?」

提督「うげ、俺そういうの苦手なんだよなぁ....」

川内「....提督って、どうやって提督になったの?」

提督「.....それが俺ってば人が足りないから数合わせで呼ばれたから、実際偶然なんだよなー!」

川内「うわぁ、この先不安になるようなこというなぁ....」

提督「逆にさ逆にさ!」

川内「ん?」

提督「なんでこんな新米提督のとこに移ったんだ?さっき前の鎮守府でって言ってたろ?」

川内「...あー、えっとそのー....」

提督「.......もしかしてヤンチャしたらそこにいられなくなった、とか....」

川内「」ビックゥ

川内「そ、そそそそそんなことないって!私善良な一般艦娘だしー!」

提督「だよなー、ってことはうわさの改二ってやつなの?今」

川内「....違うよ、私、育成はそこまでされてなかったから」

提督「ふーん...」

川内「あ、でもこの辺の海域の敵は蹴散らせるレベルはあるから!安心して!」

提督「おう!頼りにしてるぜ!」

川内「でも私一人かぁ...」

提督「もしかして、なんか不味い?」

川内「んーん、この付近の海域ならどうとでもなるし、私もレベルは上がるんだろうけどさ」

川内「基本的にどの鎮守府も第一艦隊...つまり、六人分の艦娘はいるんだよね」

提督「あー...うちは川内一人かぁ....」

川内「うん、今はまだいいけど、少ししたら建造のことも考えて....」

提督「うっし!んじゃあ俺も一緒に戦うぜ!」

川内「!?」

川内「そんな生き急がないでよ人生長いよ!?」

提督「お、おぅ...俺そんな非常識なこと言ったのか?」

川内「艦娘の艤装しか深海棲艦にダメージを与えられないから私たちが戦ってるんだから!」

提督「....あ、あはははは!ジョークだよジョークー!ほら、俺達であって間もな...」

提督「出会って間もないのに軍服にカップ麺の染みができたんだけど...」

川内「ごめんって」

提督「そんなわけで執務室ついたな!」

川内「うん、整理されてるね、着任前に誰か来たっけ...?」

提督「先輩じゃねぇか?あの人何かと世話を焼きたがるからさー...ほら、ご丁寧に仕事の説明されてるし」

川内「ふんふん、まぁこれ見れば提督もある程度は仕事できるんじゃないかな?」

提督「そうだなー、先に建造がしたいな!」

川内「むむ、さっきも言ったけど私はこの海域は楽勝だっていったじゃーん、信用してないの?」

提督「あー、いや、流石に一人でだだっ広い海を回るのも寂しくない?」

川内「....まぁ、うん、そうだけど....」

提督「そんなわけだから、えーっと、工廠の妖精さんにお願いしにいこうぜ」

川内「はーい」

工廠

提督「存外広いなー、ここ」

川内「ここで艦娘が建造されたり装備が作られたりするからねー、あ、妖精さんだ」

妖精さん<....

川内「妖精さんは頼めば色々やってくれるよ、言ってることはわからないんだけどね」

妖精さん<....?......!

提督「....ふんふん」

提督「資材は使いすぎない程度に好きな分量で、適当に作ってよ」

妖精さん<!

川内「お、動きだしたー、建造が始まったね、少し時間かかるから待とっか?」

提督「おう、カップラーメン食って待つか!」

川内「提督はカップラーメン好きなんだー?」

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