【艦これ】艦娘「提督が風邪をひいた」 (347)

霞「情けない。バカは風邪ひかないってのは迷信ね」

漣「なんかでもかなり深刻なほど高熱らしいよー」

霞「あ、あっそ。まあ私は秋刀魚集めに行くので忙しいから」

雷「大変じゃない!すぐにお見舞いに行きましょ!」

電「なのです!」

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雷「司令官ー……?」ソ-…

提督「ハァ……ハァ……」

暁「ど、どうしよう!司令官苦しそうじゃない!!救急車呼ばなきゃ!」

大淀「しぃー……お静かにお願いします」

響「大淀さんが司令官の仕事を代わりに?」

大淀「はい。全てとは行きませんがやれるだけ……お見舞は有難いのですけど、手短にお願いしますね」

雷「司令官……」

電「はわわ……死んじゃダメなのです……」

暁「縁起でもないこと言わないでよ!」

電「でも……司令官さんとても苦しそうなのです……ひっく、ひっく……」

提督「ゲホッ!ゲホッ!うっ……」

雷「どうしたの司令官!?手を伸ばして……わかったわ!雷の暖かい手で握ってあたためてあげる!」ギュッ

提督「ああ……冷たくて気持ちいい……」

雷「そんな……雷の手が冷たく感じるほど司令官の手がこんなに熱いなんて……」

雷「司令官!死んじゃやだ!!」

暁「ぢょっど!雷まで死ぬどがいわないでよぉ!うわあぁぁぁん!!」

響「司令官、こっちの手を貸してごらん」ギュッ

提督「冷たい……」

響「まさかこんな形で響の低体温が役に立つなんてね」

響「顔とか、他の場所も触ってもかまわないよ」

提督「ああ……」ペタペタ

響「んっ……司令官、あまりその辺りを触られると……すまない、こっちまで少し熱くなってきたみたいだ」


雷「ムキー!!雷も氷水で手を冷やしてくる!!」

暁「あ、暁もー!!」

電「響ちゃんは凄いのです。電は体温も普通だからお役に立てないのです」

響「そんな事ないさ。病は気からって言うように病気の人間は気持ちが不安になるらしい」

響「だから電が手を握ってあげるだけで司令官も落ち着くんじゃないかな」

電「はわわ……」

提督「電……」

電「はいなのです!」

提督「少しだけ手を握ってもらっても、いいかな……」

電「もちろんなのです……電、少しはお役に立てましたか……?」

提督「ああ……助かるよ……」

雷「司令官ー!きんっきんに冷やしてきたわよ!」

暁「暁の方が冷たいんだから!!」

パタン

雷「あら?どうしたのよ2人とも」

響「面会時間終了だって」

暁「ええ~!?」

響「お見舞いに来たい子は山ほどいるだろうからね。大淀さんが時間を区切って交代してもらうって」

雷「そんなぁ……響だけずいっぱい褒められてるいわ!電もなんとか言ってやりなさいよ!」

電「電はありがとうって言われて頭を撫で撫でして貰ったので満足なのです……」ポ…

暁「ずるいずるいずるいずるい!雷について行くんじゃなかった~!」

金剛「提督ぅー!ていとく!ていとくていとくていとくぅぅー!!」バタバタバタバタ

ガチャッ

金剛「提督ぅー!!私が演習へ行ってる間に大病を患ったと聞いて急いで帰ってきたデース!!」

榛名「金剛お姉様、あまり騒がしくすると提督のご迷惑になりますよ。それに症状は風邪──」

提督「ハァ…………ハァ……ッ、ゴホッ……!」

榛名「いやあぁぁぁぁ!!提督!お気を確かに!!」

霧島「お姉様方落ち着いて!こんな事もあろうかとこの霧島、マイク──」

バタンッ!


比叡「あれ?みんな先に行ったんじゃなかったんですか?」

金剛「大淀に追い出されたデース……」

比叡「はあ……?とりあえずポカリとか買ってきたものだけ渡してきますね」

ガチャッ

比叡「司令、スポーツ飲料持ってきましたけど飲みますかー?水分は大事らしいですよー」

比叡「ちょっと体起こしますよー。大丈夫ですかー?」

比叡「わっ、凄い汗。大淀さん、タオルと着替えありますか?あとお湯も」

大淀「はい、すぐに用意しますね。っと、その前に」


金剛「!!」

ガチャン…

金剛「ノォー!!鍵を閉められたデース!!もう乗り込めないネ!」

比叡「大淀さん、少し身体を支えててもらえますか?」

大淀「は、はい、もちろん(役得役得……)」

比叡「司令、ばんざいしてくださーい」

比叡「ちょっと寒いかも知れませんけどすぐに拭いちゃいますから」

比叡「それにしてもいい身体してますねー。腹筋バッキバキじゃないですか。これだけ鍛えてるのに風邪引いちゃうなんて、人間は不思議ですねー。ね、大淀さん」

大淀「ハァ…………あ、え?あっ……はい!とてもいい身体ですよね!」

比叡「?」

比叡「はい、いっちょあがりです」

比叡「この汗を拭いたタオルは洗──」

大淀「私が!」

比叡「はい?」

大淀「いえ、あの、私が責任を持って片付けておきますね」

比叡「ではお願いします」

比叡「そうだ。肝心の飲み物を忘れてましたね。はい、どうぞ」

提督「比叡……」

比叡「なんですか?」

提督「ありがとう。頼りになるよ」

比叡「困った時はお互い様ですよ。なにか必要な物があればまたお呼びください。でわ」

バタン

金剛「比叡ー……」

比叡「金剛お姉様!まっていてくれたんですか!?比叡感激です!ひえ~!」

榛名「匂いは……」

比叡「わっ、榛名まで」

榛名「提督の匂いはどうだったんですか!?」

比叡「匂い?あー……布団の中で熱がこもっていたので汗臭いムワッとした感じでしたよ?私は嫌いじゃありませんけど」

榛名「ああああああ!!提督の汗臭いムワッと!!榛名は、榛名は嫌いじゃないどころか大好物です!!」

金剛「どうしてスポイトを持って汗を採取してくれなかったんですかー!!」

霧島「せめて買い物袋でこもった空気だけでも!」

比叡「ひえー、みんなしてヤバすぎませんか!?」

榛名「すんすんっ……お姉様から提督スメルが……」

霧島「お姉様。服の首元の濡れたところは?」

比叡「あー、司令の身体を起こす時、手を回して貰ったのでその時……に……」

金剛「つまり比叡の身体に提督の汗か付着しているという事デスカ……フムフム」

比叡「あのー……金剛お姉様?」

金剛「確保ー!身体の隅々までぺろぺろしてやるデース!!」

比叡「ひえー!!金剛お姉様からはともかく、他の2人はやめてくださーい!!」

風邪ひいても見舞いなんて来ないし艦娘なんていないしんどい

陽炎「やっとあえた!」

不知火「ご指導ご鞭撻」

黒潮「よろしゅうなぁ」

陽炎「で、おなじみ陽炎シスターズでーす」


提督「ぐっ……ゲホッ、ゲホッ」

陽炎「あらら、これが風邪ってやつね!」

不知火「司令、とても苦しそうですが大丈夫ですか?」

大淀「気管支炎の疑いもありますから会話はあまり……」

黒潮「うちらは風邪とかひかんから苦しみはよう分からんなぁ」

陽炎「とりあえずお話ししましょ!気がまぎれるでしょ!」

黒潮「せやな。うちジェンガ持ってきてん!司令はんも一緒にやろ!」

提督「しら……ハァ、しら、ぬい……」コイコイ

不知火「なんでしょう?司令」

提督「ハァ……ハァ……みみ…………」

不知火「?」


陽炎「なになに?2人で内緒話?私たちも混ぜなさいよ」

黒潮「ぬーい、司令はんは何て言うとるんや?白状しぃ」

不知火「司令は「この口うるさい豚2匹を一刻も早く駆除せよと不知火に命令しました」

陽炎・黒潮・提督「!?」

大淀(すこし静かにするように言ってくれって聞こえたけれど……)

陽炎「ほーん。ずいぶん生意気言ってくれるじゃない」

黒潮「こりゃお仕置きが必要やなぁ」

提督「ぬい……」

不知火「はい」


陽炎「今度はなんだって?」

不知火「提督は不知火愛してる結婚しようと言っています」

黒潮「見え見えの嘘つきなや。ほんまは何て言うとるんや?」

不知火「本当ムリだから今日は丁重にお引き取り願いますと」

陽炎「お断りよ!こうなったら意地でも看病してあげるんだから!」

大淀「では二択から選んでください。丁重にお引き取りしていただくか、この正拳突きをもってお引き取りいただくか♪」

大淀「申し訳ありませんでした。艦娘に風邪や病気などは無縁でして……「人間がかかる病というもの」程度にしか認識していない子が多数なんです」

大淀「ですからあの子達も提督を元気づけようとしただけで悪気があった訳では……」

提督「ああ……わかっ、てる……」

提督「ただ、いまは静かに……」

愛宕「ぱんぱかぱかぱかぱかぱかぱ~ん♪提督いますかー?」

提督「……」

愛宕「いろいろ調べて胃腸を悪くしていないならアイスクリームが口当たりよくて良いって聞いたから持ってきたんだけどー」

高雄「食事も全くとっていないようですし提督、すこし口に入れてみませんか?」

提督「そうだな、アイスなら……」

愛宕「それじゃあ、あ~ん♪」

提督「ん」パク

愛宕「や~ん、提督ったら可愛い♪」

高雄「つ、次は私が!さあどうぞめしあがれ」

提督「」パク

高雄「なるほど……これは病みつきになりますわね」

愛宕「はい、これでおしまいよ~」

提督「はぁ……喉がスッとした……美味かったよ」

高雄「それは良かったです」

愛宕「頑張って作った甲斐があったわね~♪」

大淀「あのアイス手作りだったんですか?」

愛宕「ええ♪あれだけ作るのにミルク搾るの大変だったんだから」

大淀「そこから作ったんですか!?」

高雄「愛宕ちゃんから沢山出て助かったわ」

大淀「……え?」

愛宕「提督、また食べたくなったら言ってくださいね?愛宕ミルクアイス♪」

バタン

薬飲んでも咳が止まらない。愛宕母乳アイス食べれば治る気がする
みんなの優しいコメに励まされてます。ありがとう

川内「お見舞いお見舞い!お見舞いきたよー!」

神通「提督、お加減はいかがですか?」

那珂「病気の人の元へアイドルが来ましたみたいなー?ドッキリみたいでしょ♪きゃはっ」

提督「……」ニコッ

川内「あらら、こりゃ重症だねぇ」

那珂「せっかく超人気アイドルが来てあげたのに提督かわいそう」

神通「私で良ければ何かお役に立てないでしょうか……」

川内「んー、まあしんどそうだしまた今度にしよ。さー行くよー、2人ともー」



大淀「神通さんは相変わらず気遣いの出来る方ですね」

提督(川内が一言も夜戦と言わないなんて、随分気を使ってくれたんだな)

島風「島風はいりまぁーす!」

島風「提督、お風邪ひいたんだって!?」

島風「んー、まぁお風邪が何なのかよく分かんないけど」

島風「元気出してね!じゃーねー!」」

バタン

大淀「お見舞いも速さ重視なんですね」

提督「……」

大淀(あっ、心なしか少し寂しそう)

那智「失礼するぞ。提督、貴様風邪とやらをひいたらしいな」

足柄「弱ってる獲物は肉食獣のエサにもってこいなんだから」

羽黒「し、司令官さん、大丈夫ですか?」

那智「調べたところ、風邪とは菌が体内に入り込み悪さをしているらしいではないか」

足柄「菌を殺す!殺菌ならやっぱりアルコールよね!」

羽黒「それで間宮さんにお願いしてたまご酒と言うのをご用意──」

足柄「そい!」ゴクゴク

羽黒「姉さん!?」

那智「そのような子供騙しな酒で風邪が治るわけ無いだろう」

羽黒「それならどうして作ったんですか……」

足柄「妙高姉さんから酒保のカギを手に入れる口実に決まってるじゃない!」

羽黒「そんな……嘘をついたりしたら叱られるのに……」

足柄「大丈夫よ!その為に羽黒も連れて来たんだから!」

那智「うむ。我々だけでは怪しまれるからな。羽黒が参加する事により妙高姉さんも信じ切ってあっさりカギを渡してくれた」

羽黒「もう、私を巻き込まないで……」


大淀(羽黒ちゃんも苦労するわね……でもこれ絶対後でひどい目にあうやつだわ)

那智「と言うわけでだ!菌を殺すならこれしかないだろ!」

『鬼ごろし』

那智「鬼をも殺す酒だ、菌なんてイチコロだ!イチコロ!」

羽黒「ごめんなさい……!那智姉さん、たまご酒の味しちゃって……普段はこんなんじゃ無いんです……」

大淀「たまご酒で酔っ払うなんて、なんだか意外と言うか可愛いですね」

羽黒「いえ、たまご酒につかう日本酒をがぶ飲みしちゃって……」

大淀「……」

足柄「さらに!その鬼ごろしにビタミンやミネラルを追加するわ!」

大淀「お酒無しでビタミンやミネラルだけお願──」

足柄「もちろん私の身体を使ってワカメ酒よ!!」

大淀「……もしかして足柄さんもお酒を?」

羽黒「ごめんなさい……!足柄姉さんはいつも通りシラフなんです……」

大淀「あー……」

足柄「すぐに脱いで用意するから待っててちょうだい!」

妙高「どれくらい待てば良いのかしら?」

羽黒「姉さん!那智姉さんしっかりして!」

那智「…………」

足柄「……ちがう、の。これは」

妙高「馬鹿な妹がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

足柄「…………」

那智「…………」

妙高「さあ羽黒、あなたもそれ(那智)を持って来なさい。引きずって良いから」

妙高「まさかとは思うけど……あなたからも後で話を聞いて、場合によっては2人と同じように……」

羽黒「ひっ……」

大淀「あ、あの、羽黒さんは無実と言うか、利用されただけと言うか」

妙高「その辺りも含めてゆっくり聞かせてもらいます。内容が内容ならこの2人にも更に罰を与えなければいけませんから」

提督「妙、高……」コイコイ

妙高「はい!提督。何か御用でしょうか!」ポイ

足柄「あだっ」ゴン

提督「ハァ……ハァ……、羽、黒……」

妙高「提督……?」

提督「ん……」グィッ

妙高「きゃっ……そんないきなり、提督、妹たちが見ていますから」

提督「はぁ、はぁ……羽黒は、悪く無い……から、んっ……ハァッ、許して、やれ……」

妙高「ててて、提督、耳元でそんな息使いされますと、夜に色々と捗ってしまいますから」

提督「足柄と那智も、ハァ……もう許してやれ。わかったな……?ゲホッ!ゲホッ!」

妙高「分かりました!3人とも不問にしますから!もうお休みください!」ジュンジュワ…

大淀「なんとか皆さん無事に済んで良かったですね」

提督「ああ……」

大淀「内容を知ったら羽黒さんはともかく、あの2人はさらなる折檻を受けていたでしょうし」

提督(そうなる事が分かっていると、羽黒は2人をかばって自分も悪かった事にしそうだからな)


摩耶「おーい、邪魔するぞー」

大淀「あのー、母乳で何か作って来たりしてませんよね?」

摩耶「いきなり何言い出すんだよ」

摩耶「風邪ひいたらしいじゃねーか。なっさけねぇなぁ」

摩耶「腹こわしたりしてんのか?」

大淀「いえ、咳が酷いですけどお腹は大丈夫みたいです」

摩耶「そっか。なら良かった。梨持ってきたから剥いてやるよ」

摩耶「梨は水分が多くてよ、あのー、なんとかって成分とかで咳にも効くらしいぞ」

摩耶「あとは水分補給も兼ねてな。飲料ばっかりも飲んでて飽きるだろ?これで水分補給もばっちりだ」

大淀「皮を剥いたいするのお得意なんですね。こんな言い方失礼ですけど、少し意外です」

摩耶「そうか?これくらい普通だよ、普通」

摩耶「さあ出来たぞ。身体起こせるか?」

摩耶「ああ、良い良い。手肩かしてやっから無理すんなって。ほら、つかまれ」

摩耶「って、どこにつかまってんだよ。私の胸はいつから肩になったんだ?そんなに固いか?ああん?」

摩耶「ったく、風邪が治ったら覚えとけよな」

摩耶「ほら、口開けろ」

摩耶「どーだ、美味いだろ?八百屋の親父から1番良いのを貰ってきたからな」

摩耶「まだ食えるか?美味いからって無理して食うんじゃねーぞ?」

提督「ゲホッ、ゲホッ……」

摩耶「はいはい、咳をするときは口を押さえる。背中さすってやるからゆっくり息吸って」

摩耶「空気が冷えてたり乾燥してたり、横になっても咳は出やすいからな。身体がしんどく無いときは壁にもたれて座ってみるのも良いぞ」

摩耶「まぁベッドの上じゃ壁も無いし、特別にこの摩耶様に寄りかかる事を許可して──」

摩耶「こ、こら、許可する前に寄りかかる奴があるか。ったく、仕方ねぇなぁ……」

大淀「摩耶さんは風邪についてもお詳しいんですね」

摩耶「今はネットでなんでも調べられっからなー」

大淀「でも身体が弱ってる時にこんな事されたら男性はイチコロですよきっと」

摩耶「は、はぁ!?ないない、こんなの普通だって!」

大淀「いえ、今現在摩耶さんの肩に提督が頭を乗せて寄りかかっている状況が、すでに血反吐を吐きそうなくらい羨ましいですから」

摩耶「これは仕方なく……」

提督「いや……この数分で、今まで以上に、めちゃくちゃ好きになったんだけど」

大淀「ゴフッ!!」

摩耶「そ、そんだけ馬鹿な事が話せるならもう大丈夫だな!」

提督「ああ、梨食って、座ってたら少し、楽になった」

摩耶「だろ!この摩耶様に感謝すんだな!」

提督「ほんとに摩耶のおかげだよ。ありがとう」

摩耶「よ、よーし!んじゃあたしは行くからな!まだ見舞い来るやつはいっぱいいるだろうし」

摩耶「元気になったら3倍返しでお礼しろよな!」

バタン


摩耶「…………」

摩耶「よしっ!よしよしよし!!やった!」

鳥海「何がやったの?」

摩耶「うわぁ!い、いきなり出てくんなよな!」

まぁ梨も自分で剥いて食ったわけですけどね

叢雲「司令官、入るわよ」

叢雲「風邪をひいたんですって?まったく、自己管理をしっかり出来てないから風邪なんてひくのよ」

叢雲「で?なんで病人がベッドに座ってるのよ?寝てなきゃダメじゃない」

提督「さっき摩耶が来てな、座ってるほうが……咳がマシなんだ」

叢雲「ふーん。そう言うもんなの?でも座ってるのもそれはそれでしんどいんじゃないの?」

大淀「ベッドを壁際に寄せて見ましょうか?」

叢雲「そうねえ……少し待ってなさい」

叢雲「お待たせ。良いものを持って来てあげたわよ」

大淀「それは……丸めた布団ですか?」

叢雲「ええ、これをクッションみたいにして上体を高くすれば良いんじゃない?」

提督「なるほど。こりゃ楽だな」

叢雲「でしょ?しっかり私に感謝なさい」

提督「ありがとう、叢雲」

叢雲「……ふんっ」

大淀「それでニヤニヤするのを隠しているところ悪いんですけど」

叢雲「ニ、ニヤニヤするのを隠してなんてないわよ!」

大淀「今夜は冷えるみたいですよ。お布団持って来ちゃって良かったんですか?その布団──」

叢雲「良いのよ別に。私たち艦娘は寒くて風邪をひくような軟弱な生き物じゃないでしょ」

大淀「風邪はひかなくても寒さは感じるんですけど……お優しいんですね」

叢雲「と、とにかくさっさと風邪を治しなさいよ!」



吹雪「あれ?白雪ちゃん、私の布団知らない?」

磯波「さっき叢雲ちゃんが持っていったような……あと私は磯」

叢雲「じゃあ私は部屋に戻るわ。大淀さん、この子の事よろしくね」

提督「俺も……」

叢雲「ちょっと、何してるのよ。また来てあげるから寝てなきゃダメでしょ」

提督「いや、あの」

叢雲「ほんと仕方のない子ね。もう少しいてほしいの?はっきり言いなさい」

提督「トイレに……」

叢雲「…………」

叢雲「大淀さん、バケツとかあるのかしら?」

大淀「バケツ?何に使うんですか?」

叢雲「司令官がトイレですって」

提督「え?」

叢雲「病人をウロウロさせて転んだりしたらどうするのよ。ここでしなさい」

提督「いや、そういうプレイは……それにトイレくらいなら全然」

叢雲「ダメよ。ワガママ言わないでちょうだい」

大淀「申し訳ありません。バケツはなくて……」

提督「ほっ……」

大淀「ですがペットボトルならこちらに!」キラキラ

提督「大淀さん!?ゲホッ、ゲホッ!」

叢雲「なによ。大きい方なの?」

提督「いや、小だけど……」

叢雲「冗談に決まってるでしょ」

提督「変な冗談はやめてくれ……」

大淀「冗談だったんですか……」

叢雲「ほら、車椅子持って来たわよ」

提督「車椅子?」

叢雲「トイレまで連れて行ってあげるから乗りなさい」

提督「そんな大袈裟な……」

叢雲「この車椅子で中破した子を毎回毎回港からドックまで半泣きで運んでるあんたがよく大袈裟なんて言うわね」

提督「みんなの怪我と比べればトイレくらい」

叢雲「大淀さん、やっぱりペットボトルにしましょうか」

大淀「はい!」

提督「そんな事しなくても……そうだ、手を貸してくれれば歩いて行けるから」

叢雲「嫌よ、そんなの誰かに見られたら私が恥ずかしいじゃない!」

提督「ええ……」

叢雲「青葉のバカに写真撮られて明日には鎮守府中の噂になるのよ!?ラブラブお似合いカップルとか!」

叢雲「そんなの恥ずかし過ぎて耐えられないわ!」

提督「あの……」

叢雲「ま、まぁ、この部屋の中でなら少しだけ繋いであげても良いけれど?あんたがどうしてもって言うなら」

提督「叢雲?」

叢雲「で?どう繋ぎたいわけ?普通に?それとも指を絡めて、こ、恋人繋ぎみたいな?まぁ部屋の中だけなら私はどっちでも──」



とりあえず抱きしめたら叢雲は真っ赤になって頭のアレが飛んでいき、大淀のメガネは割れた

叢雲「落ち着いたなら車椅子に乗りなさい」

提督「鼻血止まったな」

叢雲「別に車椅子に乗る事は恥ずかしい事でもなんでもないんだから。言う事聞きなさいよね」

叢雲「それとも手を繋いでる所を撮られてお似合い新婚夫婦とか言われたいわけ?」

提督「わかったわかった。さっきの繰り返しになりそうだから車椅子にのるよ。チョボパンだし」

叢雲「ふんっ、最初から素直にそうしてれば良いのよ。じゃあ行きましょ」

ガチャッ


青葉「あ、司令……官…………はわわわわ……あ、青葉、見ちゃいました……」


翌日の青葉新聞一面

『提督、椅子が無くては身動き出来ない程に!!』

ざわざわ……

浜風「新聞見ましたか?」

磯風「ああ、まさかそこまでの重体だったとはな……」

島風「そんなに重病だったなんて……提督の命、はやき事島風のごとし」

天津風「やめなさいよ縁起でもない」

天龍「つかよぉ、椅子がなくては身動き出来ないってなんだ?」

青葉「すみません、それは車椅子の打ち間違いです」

漣「こんな形でご主人様とお別れなんて……」

曙「ば、ばっかじゃないの!これくらいで死んじゃうとか──」

潮「曙ちゃん!ダメだよ!!もう、最後なんだから……優しくしてあげなきゃ、ダメだよ……」

曙「……分かってるわよ…………ぐすっ」



提督「あ、だいぶ調子良くなってきた!」


提督の復調とは裏腹に、艦娘の態度は急変して行くのだった。

まぁたまにドアの方見るけど見舞いなんて誰も来ないよね

翌日

提督「ゲホッ!ゲホッ……!」

大淀「大丈夫ですか提督……?」

提督「ああ、咳はまだ酷いけど熱は下がって来たみたいだ」

大淀「かぜはひき始めと治りかけが大事と聞きますし、無理をなさらないよう安静にしてくださいね」

提督「分かってるよ。無理できそうな状態じゃないしな」


卯月「おじゃまするぴょん!」

大淀「言ってるそばから安静にさせてくれなさそうな子が……」

卯月「しれいかぁ~ん♪ちょっとは元気になったぴょん?」

提督「かなりマシに……ゲホゲホッ!なったかな……」

卯月「はわわっ、だ、大丈夫ぴょん?」

弥生「司令官……」

卯月「そうだ!いいものを持って来たぴょん!弥生!」

弥生「これ……2人で作った、から……お守り」

卯月「折り紙で作ったうさぎと月のお守りです!びしっ!」

提督「ゲホッ、ゲホッ……ありがとう。元気が出て来るよ。ゲホッゲホッ!」

卯月「あ、ううう、うーちゃん背中よしよししてあげるぴょん!」

弥生「弥生も……」

卯月「よ~くなぁ~れぇ~!よ~くなぁ~れぇ~!」

弥生「背中をさすれば少し楽になるって……」

提督「はぁ、はぁ……大淀、水貰えるか……?」

大淀「はい、すぐにお持ちします!」

卯月「うーちゃんが持って来るぴょん!弥生、背中は任せたぴょん!」

卯月「しれいかん、お水だぴょん」

提督「ありがとう。…………はぁ、落ち着いた」

弥生「司令官……」

提督「そうだ、お見舞いでりんご貰ったんだが食べていくか?1人じゃ食べきれないし」

弥生「でも、あまり長居しちゃったら……」

卯月「はいはいはい!食べたいです!」

卯月「しれいかん!ウサギの形に切って欲しいぴょん!」

提督「なかなか難しいこと言うな」

卯月「ぷっぷくぷ~♪ぜーんぜんウサギに見えないっぴょん」

弥生「弥生は月の形が良い……です」

提督「月の形って普通に向けば月の形だよな?ほら」

卯月「じゃあつぎわぁ~……ネコの形にするぴょん!」

提督「無茶言うな。もう全部三日月形にするからな」

卯月「しれいかんはそんなに三日月が好きなのかぴょん?それはぁ~ロリコンって言うらしいぴょん♪」

提督「ああ好きだよ。卯月も弥生もみんな」

卯月「しれいかんに愛の告白されるなんて、うーちゃん感激ぃ♪今すぐ結婚するぴょん?」

弥生「弥生も……」

大淀「はいはい、2人とも。あまり提督を困らせないの。続きは提督の風邪が治ってからね」

卯月「うぅ~」

弥生「司令官、また来ても良い……ですか?」

卯月「うーちゃんも!うーちゃんもー!」

提督「もちろん。また明日にでも待ってるよ」

卯月「はぁ~い♪」

バタン


卯月「やっぱり司令官とお話しするのは楽しいぴょん!」

弥生「うん……」

卯月「きっとあの御守りパワーで明日は元気100倍間違いなし!」

弥生「うん……」

卯月「だから司令官……司令官、死んじゃ嫌だよ……」

弥生「うん……」

卯月「弥生、うーちゃん、お別れなんて、絶対、絶対嫌だよ……うわぁぁぁん!!」

弥生「うん……うん……」

満潮「入るわよ」

提督「満潮か。どうした?」

満潮「あんたじゃなくて大淀さんに用事があって来たのよ」

大淀「私ですか?」

満潮「礼号組でどうこうって、霞が話しがあるから呼んできてって」

大淀「なにかしら?ちょっと行ってきますね」

バタン

満潮「…………」

提督「ん?」

満潮「まったく。日頃からちゃんと鍛錬してないから病気になんてなるのよ」

満潮「バカなんじゃないの?そんなんで提督業が務まるとでも?」

提督「いやー、ぐうの音も出ないな」

満潮「……で?どうなのよ?」

提督「どうって?」

満潮「だから身体の具合!」

提督「ああ、多分マシになったよ」

満潮「あっそ」

提督「そう言えば満潮ももうすぐ改二だったな」

満潮「だから何よ」

提督「こればっかりは選んで好きに決められないとは言え、遅くなって悪かったな」

満潮「ほんと。姉さんはともかく霞が先とかあり得ないわ!上の人はママオタクなんじゃないの?」

提督「霞ママか……」

満潮「あんただって霞ママが大好きなんじゃないの?練度高くてすぐ改二にしてたし」

提督「でも練度で言えば朝潮型では満潮が1番なんだけどな」

満潮「まったく、なんで改二実装されてない私がこんなに練度高いのよ。こき使われて大変なんだけど」

提督「まぁ可愛い子には旅をさせろと言うし」

満潮「はあ!?」

満潮「なに?あんた私が好きなの?」

提督「好きじゃなかったら練度がこんな事にはなってないかな」

満潮「なっ……って!私以外にも曙、霞、叢雲とか練度高かったわよね?まさかそう言うのが好きなだけなんじゃないでしょうね?」

提督「ぎくっ」

満潮「あっ?」

提督「ゲホッ、ゲホッ」

満潮「こら、誤魔化すな!」

提督「ゲホッゲホッ!ゲホッ……!み、みず……!」

満潮「ちょ、ちょっと、本当に苦しいの……?バカな事言ってるから……ほら、早く飲みなさい」

提督「ハァ……ありがとう……」

満潮「で、さっきの続きだけど」

提督「あっ……」

満潮「まぁ良いわ。今日の所は勘弁してあげる」

満潮「でも、私の改二までに病気治さないと許さないから」

提督「だな。早く治るように安静にしているよ」

満潮「……治るんでしょ?病気」

提督「え?そりゃもちろん」

満潮「じゃあいつ治るのよ!」

提督「それはなんとも言い切れないけど……」

満潮「治しなさいよ!今すぐ!ほら!」

提督「ちょ、落ち着いて」

満潮「あんたが辛そうにしてると、困るのよ!バカ!」

満潮「なにが風邪よ!そんなの……私が貰ってあげるから!よこしなさい!」

提督「ええっ!?」


大淀「あのー、霞ちゃんに聞いたら別に呼んでないって……」

満潮「んっ……」チュ~

大淀「ええー……」

猛烈に咳をした所で来るのは艦娘じゃなく、台風による河川氾濫危険度レベル4避難勧告とかもうね

大淀(みなさんこんにちは、大淀です)

大淀(ありのまま今起こった事を言いますと、私が部屋に戻ったら満潮さんと提督がキスをしていました。何を言っているか──)

満潮「…………」

提督「満潮」

満潮「は、はい!おしまい!これだけしてあげたんだから、早く治さないと承知しないわよ!」

提督「風邪はうつせば治るってのは迷信らしいぞ」

提督「実際は何日も前に体内に潜伏していて、最初に風邪をひいた人が治る頃に発病するからそう言われてるだけだ」

提督「あと艦娘は風邪をひかないからうつらないしな」

満潮「は、はあ!?天津風とか風邪ひいたりしてるじゃない!」

提督「あれは勘違いか仮病だからな。あんな可愛いクシャミがあってたまるか」


天津風「くちゅんっ!くちゅん!……誰か噂してるみたいね」

満潮「そんな訳ないわ!現にこうして顔も熱くなってるし!」

提督「それは恥ずかしかったからじゃないか?満潮はこう言う事しない真面目な子だからな」

大淀(その言い方だと提督に普段からキスをする様な艦娘が……?)

満潮「あ……うう…………バカ~!!」ボコン!

大淀「わわっ!落ち着いて、やめてください死んでしまいます!」

満潮「あっ……お、大淀さん、いつからそこに……?まさか……」

大淀「えっ!?あ、いい、今来たら満潮さんの拳が提督の顔にめり込んでいたのでビックリして!何かあったんですか?」

満潮「べ、別に。病気って聞いたから拳をお見舞いに来ただけよ」

大淀「病人に拳はちょっと……」

大淀(なんとか誤魔化して満潮さんは帰って行きましたけど……)

大淀(提督は艦娘にキスをされて何とも思わないんでしょうか。あんなに平然として)

提督「ゲホッゲホッ、気管がなんかおかしいな」

大淀(と言うか、艦娘に思いっきり殴られて平然としている提督っていったい……)


大淀「提督にとって艦娘ってどんな存在なんでしょうか……」

提督「俺にとっての艦娘?」

大淀「はい…………え!?わ、私、口に出して言ってましたか!?すみません!」

提督「俺にとっての艦娘か……なんて言えばいいのかな」

大淀「あ、あの!艦娘は提督の恋愛対象になり得るんでしょうか!?」

提督「どうした?急に」

大淀「さ、先ほど満潮さんにキスをされたにも関わらず平然としていらしたので」

提督「満潮は子供だからな。風邪をうつすためにって理由も可愛らしいし。子にされた親の気持ちかな」

大淀「ではもし相手がわた……あ、明石とかだったら少しはうろたえたりしましたか?」

提督「あいつがそう言う事して来る時は何かしらねだって来る時だから逃げるな」

大淀「前科ありなんですか!?」

提督「ゲホッゲホッ!!」

大淀「あっ、すみません。ご病気なのに私ったら余計な事を……」

提督「まぁ、みんな特別な存在だけど特別じゃないと言うか。なんて言うのかな」

提督「人間も艦娘も変わらないよ。風邪をひかないのは羨ましいけど」

大淀「でしたら私達にもワンチャンありますよね!!」

提督「わんちゃん?」

大淀「とにかく今は鎮守府の仕事はこの大淀におまかせください!やる気出て来ましたよー!」

大淀「さっそく書類を提出して来ますね!」

提督「ああ、気を付けてな」

加賀「失礼します」

提督「おお、加賀」

加賀「調子はどう?」

提督「いやー、なかなか治りきらなくてな」

加賀「そう……。季節の変わり目で冷えるから体調には気を付けないとダメよ」

加賀「と、既に風邪をひいてしまった後に言っても仕方ないわね」

提督「最近急に冷えて来たから余計咳が止まらないのかな。さぶっ……」

加賀「仕方ありませんね。まぁ私、体温は高い方ですから」

提督「え?」

部屋の扉開けて寝てると
階段駆け上ってきた艦娘がどんな感じのお見舞いしてくれるか考えてると楽しくなるね辛い

加賀「どうかしら?」

提督「相変わらず体温高いな。加賀は」

加賀「それが役に立って良かったわね」

提督「…………」

加賀「なに?私の顔に何か?」

提督「いや、久々にこんな間近で加賀の顔見たなと思って」

加賀「そう」

提督「……」

加賀「……」

提督「ああ、なんか落ち着く」

提督「ゲホッ、ゲホッ……」

加賀「変な咳がでるのね」

提督「なんか気管がおかしいと言うか、息を吸うと咳がな……」

加賀「少し胸の音を聞いて見ても良いかしら?」

提督「ああ」

加賀「………………」

提督「すぅー…………ぐ、ぁっ……ゲホッ、ハァッ……」

提督「何か分かるのか?」

加賀「咳を我慢する喘ぎ声、荒い息遣い……これは」

提督「これは……?」

加賀「さすがに気分が高揚します」

加賀「胸のあたりをさすったら少しは楽かしら」

提督「あー……確かに楽な気がする」

加賀「そう」

提督「なあ加賀」

加賀「なに?」

提督「ありがとう」

加賀「急にそんな事言われると君が悪いわね。やめてもらいたいわ」

提督「なんか落ち着くんだよ。隣にいてくれるだけで。風邪をひくと心まで弱るのかね」

提督「もうさすらなくて大丈夫だ。ありがとう」

提督「その代わり、少しだけ手を握ってても良いかな」

加賀「これで良い!」

提督「……」

加賀「提督には早く元気になって貰わないと困るのだけれど」

提督「そうだな」

加賀「でも……弱っているあなたを見るのもたまには悪く無いわね」

提督「そんなもんなのか?」

加賀「ええ、不謹慎かもしれないけれど」

提督「ダメだなほんと……」

加賀「安心しなさい。病気になんてならなくてもあなたは基本的にダメなんだから」

提督「ははっ、確かに」

加賀「でも早く治さないと、艦娘の方がダメになってしまうわ」

提督「みんななら俺がいなくても大丈夫だよ。加賀を始めしっかりしてるからな」

加賀「……」

加賀(こんなにも……か弱い提督を見ていたら私をはじめ大概の子はダメになってしまいそうね……)

提督「加賀?」

加賀「なにかしら?」

提督「用事があるならもう行ってくれてかまわないぞ?」

加賀「別に用事なんて無いわ。それに……こんなにキツく握り締められている手を振りほどくのも可哀想ですから」

提督「……わるい」

加賀「提督の九九艦爆を格納庫にしまいたくなったのだけれど」

大淀「秘書艦大淀、ただいまもどりま……あああ!!」

加賀「静かになさい。病人の前ですよ」

大淀「か、加賀さん、どうして提督の布団の中に……」

加賀「私、体温が高いですから」

大淀「…………?」

加賀「…………?」

大淀「と、とにかく、一旦布団から出ていただいて」

加賀「そうね。そろそろ行かないと」

提督「やっぱり用事があったのか?無理言って悪かったな」

加賀「いえ、用は無いのだけれど。これ以上いたら性欲を抑え切れそうにありませんので。失礼します」

提督「なあ大淀」

大淀「なんでしょうか?」

提督「みんなお見舞いに来てくれて嬉しいんだけどさ、なんか重すぎないか?」

大淀「そうですか?」

提督「みんなやたらと優しいしさ、天龍なんてやたら明るいと思ったらいきなり泣き崩れてびっくりしたんだけど」

大淀「あれは驚きましたね……」

提督「あと皆やたら大事な物をくれるんだよ」

提督「で、これらの出来事から察するに……」

提督「もしかして鎮守府に俺が重病説とかでてないよな?」

大淀「私も仕事でこの部屋からほとんど出ていませんから外の情報は……」

朝起きたらワンチャン隣に加賀さんがいますように

大淀「さてと」

大淀「提督、申し訳ありません。また少し席を外しますけど──」

提督「…………」スヤスヤ

大淀「寝てましたか……」

大淀「…………」カシャッカシャッ

大淀「ふぅ……」

榛名「何をなさっているんですか?」

大淀「榛名さん!?いい、いつのまに?」

榛名「すみません。ノックしたのですが返事がなくて」

大淀「ちょうど良かったです。これから少し書類の提出と整理がありまして」

大淀「1時間程で終わると思うのですが、私が戻るまで提督の事をお願いできないでしょうか?」

榛名「はい♪榛名でよろしければお任せください」

大淀「よかった。榛名さんなら安心してお任せできます」

大淀(鎮守府には提督の寝込みを襲いそうな方が沢山いますから……)

榛名「それではお気をつけて」

大淀「ではお願いします」

榛名「ハァ……こんな静かな部屋で提督と2人きり」

榛名「榛名は幸せで死んでしまいそうです」

榛名「ですが提督はお休み中。静かに読書でもして過ごしましょう」

チクタクチクタク……

提督「ん…………」

榛名「!」

提督「榛……名……」

榛名「はい、榛名はここに!」

提督「榛名…………ムニャムニャ……」

榛名「寝言……でしょうか……?

榛名「…………」


榛名「榛名が提督の夢の中に!?」

榛名「どどど、どうしましょう……榛名は提督の夢の中でいったいどの様な事を?」

提督「金剛……長門…………」

榛名「あっ……みなさんも居たんですね。榛名は大丈夫です」

提督「みんな先に…………榛名は……俺の………………に……」

榛名「なんですか?榛名は提督のなんなんですか!?今明らかに特別扱いされてましたよね!?」

提督「ん……?榛名……?」

榛名「ハッ……す、すみません、お休み中に大声を出してしまって……」

提督「って事は、さっきのは夢か」

榛名「夢?提督、夢をみてらしたんですか?どんな夢だったんですか?榛名気になります!」

提督「えーっと、榛名たち戦艦が集まって出撃するんだが……」

提督「榛名だけ燃料弾薬の補充を忘れていて疲労度も溜まってる夢だったかな」

榛名「榛名は夢の中まで提督にご迷惑を……」

提督「それで疲労回復の為にって言い張って、俺が榛名に……」

榛名「榛名に?」

提督「いや、この話はこの辺で──」

榛名「だ、だめですよ!最後まで教えてください!」

提督「まぁ……あれやこれや……すまん、夢の中とは言え」

榛名「榛名が……提督に膝枕…………抱擁……」

榛名「ああああ!榛名は提督の夢の中の榛名が羨ましいです!」

提督「榛名?」

榛名「という事で榛名も夢の中の榛名と同じ扱いをお願いします!」

榛名「と、言いたいところですが提督は病気療養の身……ですので榛名が代わりにしてさしあげます!」

だいたい月に2.3回艦娘が夢に出て来るけど
まったく思い入れのないキャラだったりする不思議

榛名「さあ提督、榛名の胸に飛び込んでください!」

提督「そうは言われてもな」

榛名「分かりました。では榛名の方から抱きしめちゃいますね」

提督「やぶさかではないが」

榛名「えいっ♪」

提督「…………」

榛名「どうですか?提督」

提督「恋をしそうなんだけど」

榛名「恋だなんて……榛名は大歓迎です!」

提督「心身ともに弱っているとな、ちょっとした優しさや温もりで好きになってしまいそうなんだ」

榛名「提督はお疲れなのですね……では榛名がたっぷり甘やかしてさしあげます」

提督「…………」

榛名(ああ……!提督が、提督が胸に顔を埋めたままジッとしていて……これは頭を撫でたりしても許されるんでしょうか)

榛名「…………よしよし」

提督「……」

榛名(あああああ!!)

榛名「つ、次は膝枕をしましょう」

提督「そうか。じゃあお願いしようかな」

榛名(こんなにあっさり……かなり心を許してくれている証拠ですね!)

榛名「えっと……痛かったりしませんか?」

提督「凄く柔らかくてちょうど良い感じかな」

榛名「せっかくですから耳掃除もいたしましょうか」

提督「ん……」

榛名(ハアァ……榛名は提督のお耳をガリっとして血液を採取して体内へ取り込みたいです)

榛名「ふぅー……はい、では次は逆側を見るのでこちらを向いてください」

提督「ああ」

榛名「それでは失礼して」

提督「榛名、パンツが丸見えなんだけど」

榛名「申し訳ありません。膝枕をする時にゴワゴワしないようスカートをめくってしまいましたので」

提督「なら仕方ないか」

榛名「はい♪」

榛名「こちらも終わりました」

提督「ありがとう」

榛名「上向きになってよろしいんですか?提督が見たいのでしたら榛名はいくらでも……♪」

提督「あのな、膝枕は横向きもいいけどやっぱり上向きが1番だと思うんだ」

榛名「そうなのですか?」

提督「この胸が少し邪魔になって覗き込むように見られるのとか最高なんだよ」

提督「榛名は本当に丁度良いんだよな」

榛名「それはー……喜んで良いのでしょうか?」

提督「あ、言い方が悪かったな。全てにおいて丁度良い……最高、ベストだと思うんだ」

榛名「ありがとうございます♪」

提督「胸が大きすぎると膝枕で顔が見えないし、小さすぎると感動がない。でも並サイズだと物足りないんだよな。多分」

提督「その点榛名は膝枕されて見上げた時、最高に良いサイズなんだ」

提督「もちろん前かがみになった時、膝枕と大きな胸に挟まれる喜びを感じる者もいれば、まったく膨らみがない胸に喜びを感じる者もいるだろう」

提督「だがしかし!俺は前かがみになった時、胸が軽く当たるくらいのサイズが最高に好きなんだ!」

榛名(大変……提督の内に眠る熱い胸へのこだわりが)

榛名「提督が喉を痛めていると聞いて、良いものを持ってきたんです」

提督「良いもの?」

榛名「はい!蜂蜜です!」

提督「蜂蜜か……確か殺菌効果とかもあるんだっけ?」

榛名「これを温めて飲めば効果覿面かと♪」

提督「じゃあ早速お湯を沸かしてこよう」

榛名「お湯なんて入れたら薄くなってしまいますし、榛名が温めて差し上げますね」

提督「まさか身体のどこかに挟んで……?」

榛名「んっ……」

提督(口内で温め始めたけどまさか)

榛名「んー……」(さぁ提督、お口をあけて下さい)

提督「膝枕されながらなんて高度な変態プレイを……」」

榛名「あっ……胸が邪魔でうまく口から口へいきませんね……」

榛名「提督、胸の谷間を通ってお腹へ流れると思いますので舐めていただけますか……?」

提督「プレイ内容が更に高度に」

榛名「な、なんでしたら股まで垂らして、そこで蜂蜜と榛名の蜜をブレン」

大淀「言わせませんよ!!ハァ、ハァ……」

榛名「あら、ずいぶんお早いおかえりで」

大淀(危なかったわ。流石は金剛さんの妹さん……)

なかなか治らない風邪

『車椅子移動を余儀無くされていた提督の病状、未だ回復せず。今夜が山田!」

数日後にまた青葉新聞が貼り出され、鎮守府では3種類の艦娘に分かれていた


情報を鵜呑みにして信じてしまう艦娘

「また青葉が適当な事でっち上げてるんでしょ」とあまり信じない艦娘

そもそも青葉新聞を読まない艦娘


主に駆逐艦は信じてしまい

大人な艦娘は半信半疑に思い

叢雲や加賀をはじめ何人かは新聞に目も通していなかった

瑞鶴「また青葉がバカな事書いてるわね。提督って風邪なんでしょ?」

翔鶴「風邪といっても心配ね……」


漣「よし、できた」

曙「何ができたのよ?」

漣「ご主人さまに渡す感謝とお別れの手紙」

潮「そんな、縁起でもないよ」

漣「いやいや、万が一に備えて用意しておかないとねぇ」

朧「朧も用意しておこうかな」

吹雪「司令官……そんなに調子が悪いのかな……」

白雪「もう1週間だもんね……普通の風邪って3日もすれば楽になってくるらしいのに……」

深雪「つかさぁ、あの車椅子に乗ってた写真がヤラセだった説とかあるんじゃない?」

吹雪「あー……青葉さんならやりかねないかも……」

白雪「でも写真には叢雲ちゃんが写ってたから……叢雲ちゃんがそんな事に付き合うなんて思えないかな……」

吹雪「でも私たちがお見舞いに行った時は割と元気そうにみえたんだけどなぁ」

初雪「元気そうに見える人ほどコロッと死んだりするらしいよ」

吹雪「とりあえず写真のことを叢雲ちゃんに聞いてくるね!」

吹雪「叢雲ちゃーん」

叢雲「あら吹雪。何か用?」

吹雪「前に新聞で見た写真のことで聞きたい事があって」

叢雲「新聞の写真?ごめんなさい、私あれ見てないのよね」

吹雪「叢雲ちゃんが提督の車椅子を押してる写真なんだけど……」

叢雲「えっ……あ、あれ撮られてたの……?」

吹雪「それでね、あの写真って……」

叢雲「あー、あれはあれよ!えっと……」

叢雲(まずいわね……トイレまで連れて行ってたなんて過保護みたいで恥ずかしいじゃない……)

吹雪(普段あんなにズバズバ意見を言う叢雲ちゃんが返答に困るなんて……)

叢雲「あれは……そう、司令官が少し風に当たりたいとか言い出して仕方なく押してあげたのよ!」

吹雪「それくらいなら車椅子に乗らなくても……あっ、もしかして叢雲ちゃんが心配して車椅子に乗せたとか?」

叢雲「はあ!?ち、ち、ち、ちがうわよ!私は自分で歩きなさいって言ったのに司令官が動けないからああしてくれって言ってきかなかったのよ!」

吹雪「司令官の病状、そんなに悪いの……?叢雲ちゃんがそこまでするなんて……」

叢雲「え?」

吹雪「だっていつもの叢雲ちゃんなら司令官がそんな甘えた事言ったらお尻を蹴り上げてるもん!」

叢雲「そ、そうね。なんかもう気管がおかしくなって肺とかに穴が開いてんじゃない?あの様子じゃ持ってあと70年ってとこかしら」

バタン

叢雲「あら?吹雪?」

吹雪「…………」

吹雪「ん……」

初雪「あ、起きた」

白雪「吹雪ちゃん、大丈夫?いきなり倒れたって叢雲ちゃんから聞いたけど」

吹雪「私…………そうだ、大変なの!」

吹雪「司令官が……司令官が……!」

白雪「司令官がどうしたの?」

吹雪「気管と肺に穴が開いて、もって後7日の命だって……!」

深雪「えぇ!?マジ!?」

吹雪「うん……叢雲ちゃんがそう言ってたから間違いないよ……」

風邪ひいてもうすぐ3週間

瑞鶴「提督の命があと7日?」

吹雪「はい……」

瑞鶴「あのねぇ吹雪、風邪くらいで死ぬ訳ないでしょ?」

吹雪「でも叢雲ちゃんが……」

瑞鶴「はいはい、分かったからもう寝なさい。心配しすぎておかしくなっちゃったのよ」

吹雪「あっ、瑞鶴さん!」

瑞鶴「ほんと大袈裟なんだから」

翔鶴「瑞鶴、これから提督のお見舞いに行くけどあなたも一緒に行く?」

瑞鶴「うん、いくー。まったく吹雪が心配しててさー」


ガチャッ

翔鶴「失礼しま──」

提督「ゲホッ、ゲホッ!!……ゲホッ!!」

大淀「提督しっかりしてください!」

提督「あ、ああ……ハァ……大丈夫、だ」

瑞鶴(ええー……なんか前より悪化してるじゃない)

翔鶴「だ、大丈夫なんですか?」

提督「大丈夫大丈夫、もう熱は下がってるし」

瑞鶴「いや、どう見ても大丈夫じゃないでしょ!!」

提督「まぁ……夜は首にタオルを巻いてマスクもしてるから」

翔鶴「症状は咳だけなんですか?」

大淀「咳のしすぎで呼吸困難になったり、腹筋が千切れて飛んで行くくらい痛いらしいですよ」

提督「腹筋が千切れて飛んで行くってのは冗談だけどな」

翔鶴「それではお大事に」


翔鶴「提督の風邪、早く治れば良いわね」

瑞鶴「え?あ、うん……」

瑞鶴(あの症状見てまだ風邪と思ってるなんて……でも翔鶴姉には黙っておこう。刺激が強すぎる)

吹雪「瑞鶴さん、提督の様子は……?」

瑞鶴「今この目で見て大淀さんからも聞いてきた。提督は……」

瑞鶴「腹筋が千切れて天国へ飛んで行っちゃうって」

吹雪「やっぱり……」


加賀(また五航戦がアホな事を言っているわね。関わらないでおきましょう)

満潮「入るわよ」

提督「満潮、ついに改二になったんだな。おめでとう」

満潮「フンッ」

提督「改二になったからわざわざ見せにきてくれたのか?」

満潮「ハァ?何勘違いしてんの?」

満潮「私が改二になるまでに風邪治せって言ったのに、約束破っていつまでたっても風邪ひいてるから引っ叩きに来たのよ」

提督「そうか。風邪治すのが遅れてて悪かったな」

満潮「まったく、いつまで風邪ひいてんのよ。ほんと迷惑」

満潮「……で?」

提督「で??」

満潮「だ・か・ら!治りそうなのかって聞いてんの!」

提督「ああ、今週中には治してみせるぞ」

満潮「それ先週も聞いたんだけど」

提督「…………さて、風呂にでも入るか」

満潮「こら!逃げるな!」

提督「いや、逃げるとかじゃなくて、風呂に入って蒸気吸ってると呼吸が楽になるんだ」

満潮「本当かしら?」

提督「毎晩風呂に入って風呂上がりは冷えないようにマスクと首にタオル巻いて寝る。それが日課なんだよ」

満潮「しょうがないわねぇ……ほら、行くわよ!」

提督「行くってどこへ?」

満潮「ハァ?お風呂に行くってあんたがいったんでしょ!?」

提督「確かにお風呂には行くけど……」

提督「満潮も来るのか?」

満潮「あんたは病人でしょ。もしお風呂で倒れでもされたら私達が迷惑なの!」

提督「もう熱は無いし頭もしっかりしてるから大丈──」

満潮「だーめ!!でもまぁそこまで言うなら車椅子は必要ないわよね?」

提督「車椅子?そりゃまぁ」

満潮「まぁ、手を引いてあげるくらいならして上げても良いけど……」

満潮「あっ、着替え持って来るからココで待ってなさいよ!勝手に行ったら許さないから!!」

バタン

提督「がっつり入る気だな……」

大淀(うちの霞ちゃんは天使だけど満潮ちゃんもなかなか可愛いんですよね……ふぅ)

10日くらいから風邪の兆候があったから今日でちょうど3週間
咳が酷すぎてお腹周りのシェイプアップに成功

お風呂

満潮「これでよしっと……」

『清掃中』

提督「おーい、満潮ー」

満潮「な、なによ」

提督「本当に艦娘用の風呂に入っていいのか?」

満潮「今なら誰も使ってないから特別に使わせてあげるわ」

提督「そうか。久々に大浴場でゆっくりするかな」

満潮「そうね……」

提督「あー、いい湯だなー」

満潮「なにそれオヤジ臭いんだけど」

提督「いつも入ってる風呂は普通の浴室だから銭湯に来た気分だ」

満潮「あっそ。って言うか、足だけつけてないで肩まで湯に浸かりなさいよ」

提督「そんな事したらすぐにのぼせるだろ?」

提督「湯に浸かると言うより蒸気を吸いに来た感じだからな」

満潮「それって体が冷えて風邪こじらすんじゃ無いの……」

満潮(それにしても……いい身体してるわね。なんか腹立つ)

提督「……」

満潮「なによ!なにジッと見てんのよ!変態!」

提督「いや、そっちから視線を感じたんだけ──」

満潮「こ、こっちが先に視線を感じたからあんたを見たんですー!この変態!なんでこっち見てたか言ってみなさいよ!!」

提督「まあ強いて言うなら髪型かな」

満潮「髪?」

提督「今ってあのフレンチクルーラーみたいなのが頭に無くてストレートだろ?」

満潮「当たり前よ」

提督「だからなんか珍しいなぁって」

満潮「ふんっ!どうせ変だとか思ってたんでしょ!悪かったわね!」

提督「変だとは思わないけど……でもあれだな」

満潮「なによ」

提督「いつもの髪型の方が似合っててかわいいな」

満潮「なっ……!あ、ああ、あ、当たり前でしょ!じ、時間かかってるんだから!」

提督「まぁこの髪型はこの髪型でアリだけどな!」

途中で寝てまして
風邪をひいてもうすぐ一ヶ月なのに相変わらず咳が止まらず苦しい毎日
そろそろ冗談抜きで本当に病院で診て貰った方が良いのかなと思い始めた

ザバッ

提督「ん?」

満潮「のぼせちゃったから私も足湯にするわ」

提督「だから言っただろ?肩まで浸かってたらすぐのぼせるって」

満潮「誰のせいでのぼせたと思っ……」ゴニョゴニョ

提督「?」

満潮「なによ!」

提督「別に良いんだけどな。どうして隣に?」

満潮「ここが1番風通しいいからよ!文句ある!?」

提督「文句なんて無い無い。どうぞお好きに」

提督(風呂場で締め切ってて風なんて全く感じないが)

満潮「で?あれからまだ全然風邪治ってないわけ?」

提督「ああ……熱は下がったけど」

満潮「あれだけお見舞いさせといてほんと迷惑だわ!」

提督「すまん」

満潮「……じゃあまたキスする?」

提督(満潮って情緒不安定なのかな)

提督「なんでキスを?」

満潮「だ、だからそれは、前にも言ったでしょ!風邪を貰ってあげるって言ってんのよ!」

提督「それなんだけどな、艦娘は風邪ひかないだろ?」

満潮「しょ、症状が出ないだけで風邪自体は貰えるのよ!」

提督「そもそも、うつして治るって言うのも迷信だからな」

満潮「ハァ!?うつして治るって言うのが迷信って言うのが迷信かもしれないでしょ!!」

提督「ええ……」

満潮「とにかく、あんたの風邪のせいで迷惑してるんだから言う事聞きなさいよ」

提督「いや、でも流石にそれは……」

満潮「ふーん……前にした時は何とも無いみたいな顔してた癖に意識しちゃってるんだ。ふーん」ドヤッ

提督(怒ってたと思ったら急にドヤ顔……やっぱり情緒不安定なのか?)

満潮「まぁ私はキスくらいで慌てるようなお子様じゃ無いし。そもそも風邪を貰うためにやるだけであって他意はないから」

提督「でも裸でキスはマズイだろ」

満潮「…………」

満潮(しまった私たち今裸……)

満潮「と、とと、とにかく、早くしなさいよ!」

提督「こっちから?」

満潮「当然でしょ!前は私からしてあげたんだから!」

提督「まあ……満潮の気がそれで済むなら」

満潮「…………んっ」

提督「はい、これで良いか」

満潮「ちょっと……」

提督「ん?」

満潮「こんなんでうつる訳無いじゃない……だ、だから、もうちょっとちゃんとしなさいよね!」

提督「これ以上は流石に」

満潮「いいからして!」

提督「いかんこれは可愛いロリコンになってしまう」

満潮「ぷはぁっ……ハァ、ハァ……」

提督「これで良いか……?」

満潮「んっ……多分、これで大丈夫なんじゃない……」フラフラ

提督「満潮の方が大丈夫なのか?」

満潮「私は大丈……っと、ごめんなさい」ニギッ

提督「……」

満潮「あっ……」

提督「風邪ひいてるとね、そう言う事する余裕がなくて。マシになってからもトイレには叢雲がついてくるし、色々たまったりもする訳で。あ、でもこれだけ元気になるって事は体調も回復している証拠かな?なんて思ったり」

満潮(なんか今まで聞いた事ないくらい喋り始めた)

満潮「これいつから?お風呂にきてからずっと?」

提督「いや、いま先ほど……」

満潮「ふーん」

提督「あの、憲兵ENDだけはちょっと……」

満潮「バカ。憲兵に連れて行かれたら風邪ひいてる今以上に迷惑じゃない」

満潮「でも良かったわね。相手が私で。睦月型の子とかが相手だったら場合によっては本当に憲兵沙汰よ」

提督「面目無い」

満潮「ほんと、私で良かったわね……」

提督「満潮?」

満潮「風邪ひいてるから特別。熱いのは出しちゃった方が熱は下がるでしょ」

提督「いやいや、熱はないから!だいたいそんな事どこで……」

満潮「そういう知識が豊富なのが姉妹にいるのよ」


荒潮『うふふ~♪』


提督(荒潮~!!)

満潮「やった事ないけど、やり方は知ってるから」

提督「……いやでも、な?やっぱりマズイだろ」

満潮「なにそれ?意味わかんない。やってほしい事ちゃんと言いなさいな!手伝ってあげても……いいけど?」

提督「あっ……満潮にここまで言われて我慢出来る人間なんて存在しないな」

…………

…………

提督「み、満潮、ちょっと……もう……」

満潮「ぷはっ……出るんなら出る、出ないんなら出ない。はっきりしなさいよ!ったく……」

提督「あっ!」

満潮「ケホッ、ケホッ……お風呂はいってよごされるとか、ほんとありえないんだけど」

提督「本当にすみませんでした」

満潮「ああもう、ここも、ここも、髪にまで…………せ、責任とりなさいよね!」

提督「もちろん、身体も髪も綺麗に洗わさせてもらいます!」

満潮「そういう意味じゃ……まぁ良いわ。ちゃんと洗ってくれたら許してあげる」

提督「はい。なので憲兵だけは」

満潮「分かってるわよ」

提督「じゃあさっそく身体から」

満潮「はあ?何言ってんのよ」

提督「あ、じゃあ先に髪を?」

満潮「まずは口の中からに決まってるでしょ。いつまでこんなねばねばさせるつもりよ」

提督「あ、はい」

風呂上がり

提督「はぁー、サッパリした」

満潮「スッキリしたの間違いじゃないの?」

提督「……」

満潮「冗談よ。今日の事は誰にも言わないから安心しなさい」

提督「本当に重ね重ねすみませんでした」

満潮「もう謝らないでよ。あと敬語も禁止!キモいから!」

提督「あ、ああ」

満潮「ほら、突っ立ってないで髪を乾かす!髪は艦娘の命なんだから!」

満潮「ふんふーん……♪」クルクル

提督「……」

満潮「な、なによ!別に浮かれてなんか」

提督「いや、その髪をセットするの見てたんだが……上手くやるもんだなって」

満潮「別に。毎日やってたら普通よこれくらい。浦風だって自分でやってるし」

提督「いやー、金剛なんかは毎朝比叡にやってもらってたぞ」

満潮「あれはwin-winの関係だから仕方ないでしょ」



金剛「比叡は器用にセットしてくれるので助かりマース」

比叡「はい!セット出来るように頑張りました!」

比叡(お姉様の髪の感触、匂い、味……!ヒェー!)

満潮「さぁ部屋に帰るわよ」

提督「そうだな」

満潮「……」

提督「……」

満潮「なによ、さっきからまたジロジロ見て」

提督「ん、まぁアレだなって」

満潮「だから何よ!言いたい事があるならハッキリ言いなさいな!」

提督「やっぱりその髪型の方が似合ってて俺は好きだよ」

満潮「~~っ!!」

バシッ

提督「いたっ!」

満潮「そういう事ハッキリ言うんじゃないわよ!バカ!!」

提督「ええ……」

明後日に病院の予約入れてます
満潮ちゃんぺろぺろ

提督「明日から現場に戻るか」

大淀「ええっ!?」

提督「咳はまだ続いてるけど体自体はしんどく無いし大丈夫だろう」

大淀「ダメですよ!人間の体は脆弱で貧弱で最弱なんですから!風邪をぶり返すに決まっています!」

提督「しかし皆んなに迷惑かけてるだろうし」

大淀「ですから皆さん言っているじゃありませんか。変に無理して風邪を長引かせる方がよっぽど迷惑だと」

大淀「なので完治するまでこの大淀が提督に無理はさせません!」

提督「ゲホッ、ゲホッ……」

大淀「ほらほら、夜は空気が冷えるんですから……喉が冷えないようにタオルを巻いてお布団に入ってください」

提督「そうだな……ゲホッ」

大淀「さぁ、お水を」

提督「ありがとう…………はぁ、落ち着いた」ゴクゴク

大淀「たとえ深夜でも咳が出た時は私がすぐにお飲物を用意しますから」

提督「でも毎晩部屋に付きっ切りでいてもらって悪いな。寝不足になってないか?」

大淀「はい、全然大丈夫です♪」

大淀(ああ、神様どうかこの大淀の愚かな考えをお許しください)

大淀(みなさんは心から提督の回復を祈っていると言うのに……)

大淀(私は毎晩提督と同じ部屋で寝ている事が幸せすぎて、心から提督の回復をお祈り出来ずにいます)


翌朝

金剛「グッ!モーニィーン!提督ぅ~!」

眠気に負けそうで明日から書きます

病院行ったら「咳喘息かもしれないから薬と吸入しますか?」と言われたので
「いえ、もう治りかけてるので大丈夫!」と言ってきたよ
治療費節約だね……

提督「金剛ッホ、ゴッホ!」

榛名「お、お加減はいかがですか……?」

金剛「た、たた、た、大変デース!衛生兵!衛生兵ー!」

提督「心配かけて悪いな。だいぶマシになって来たから大丈夫だと思うんだが」

比叡「そうですよねー。なんか鎮守府内で指令が死にそうって噂になってて様子見に来たんですよ!」

霧島「お姉様、そういう事はもう少しオブラートに包んで……」

比叡「指令、まさか死にませんよね?」

霧島「変なフラグを立てないでください!」

提督「そうか、そんな噂が……だから皆んななんだか生暖かかったんだな……」

提督「死ぬような事はないから安心するように皆んなに伝えてくれ」

比叡「分かりました!では心配している皆さんにお伝えして来ます!」

霧島「ああ……トラブルメーカーのお姉様が1人で……お姉様!お姉様ー!」


榛名「それで……急かすような事を聞いて申し訳無いのですけど……現場への復帰はいつ頃なのでしょうか?」

提督「なるべく早く戻りたいんだがお目付役がな」

大淀「こほん」

榛名「あ、あの、大淀さんも立派に仕事をこなしてくれてはいるのですけど、やっぱり提督のお顔を見ないとみんなの士気が……」ゴニョゴニョ

金剛「榛名のいう通りデース!早く戻って来ないと私が他の提督に浮気しても知らないヨ!」

提督「…………」

金剛「じょ、冗談デース!提督以外の人を好きになるなんてありえないデース!!」

提督「まだ何も言ってないんだが」

榛名「榛名は提督一筋です!金剛お姉様のように浮気なんてあり得ません!」

金剛「ホワッ!?」

大淀「はいはい、騒がしくするなら退出してください」

提督「ははっ、賑やかなのも楽しくて良いんじゃないか」

金剛「騒がしいのが?提督は毎日暇なのデスカ?」

提督「ほとんどベッドに横になってるだけだからな」

榛名「おいたわしい……外出も出来ないのですね……」

提督「日中は有難いことに心配して周りがなかなかうるさくてな。夜に大淀と30分ほど散歩するくらいだな」

金剛「夜に散歩!?」

榛名「大淀さん、どういう事でしょうか?」

大淀「か、体が鈍らないように、適度な運動をですね……」

提督「殆ど部屋から出ないから楽しみはそれくらいだな。帰りに自販機で買って飲むジュースが旨くて──」

金剛「職権乱用デース……」

提督「乱用って大袈裟だな。ジュースだって2人で1本だけだぞ」

榛名「2人で1本ですか。そうですか。詳しくお話を聞いた方が良さそうですね」

大淀「…………」

榛名「ではこの事は内緒にしておく代わりに、月曜日と木曜日は金剛お姉様、火曜日と金曜日は榛名が、水曜日と土曜日は大淀さんのローテーションを組みましょう♪」

金剛「さすが榛名、外部に漏らさない様にして3人で独占する作戦デスネ!さすが腹黒デース!」

大淀「はぁ……私の楽しみが……」

榛名「では本日は火曜日なので榛名がお相手いたします♪金剛お姉様木曜日までお待ちください♪」

金剛「榛名ぁぁぁ!」

提督「木曜日と言えばクレープ屋が半額とか書いてたな。夜遅くまでやってるし行ってみるか?」

金剛「クレープ屋?それはもはやデート?行きマース!絶対絶対行きマース!!」

金剛「フッフッフッ、榛名、墓穴を掘った様デスネ!」

榛名「では木曜日までに治ってみんなで行けると良いですね♪」

金剛「榛名ぁぁぁ!」

金剛「でも夜まで暇と言うのも大変デスネ」

榛名「何か暇を潰せる物があると良いのですけど……」

提督「本も読み飽きたし、テレビもあまり見ないからな」

金剛「ならスマホでゲームはどうデスカ?」

提督「あー……パズルゲームとかだったか」

金剛「それよりも楽しいのがありマース!それがこの艦これデース!!」

榛名「なんとこのゲームには榛名たちが登場するんですよ♪」

金剛「復帰後に備えてレッツプレイネ!」

提督「艦これか。なるほど、面白そうだな」

榛名「ちなみに榛名のデータでは3人の榛名が提督と結婚しました♪」

大淀「それはどうなんでしょうか……」

数日後

金剛「ヘーイ、提督ぅー!調子はどうデスカ!」

提督「おお、長い事咳をしてたから身体中痛いがほぼ完治したぞ」

榛名「それは何よりです♪」

金剛「そう言えばゲームの方はどうデスカ?」

榛名「提督はどの艦娘がお気に入りなんでしょうか?榛名、気になります!」

提督「今は陽炎を育ててるぞ」

金剛「ゴフッ!!スパッツ、スパッツデスカ!?」

榛名「こ、ここ、金剛お姉様お、お膣突いてください、きっとまだ榛名が手に入っていないからこの様な答えになっただけですよ!」

金剛「そうデスネ、提督は始めたばかり……きっとまだ金剛が手に入っていないからデスネ」

榛名「提督、では今1番欲しい艦娘は誰でしょうか?」

提督「んー、やっぱ一航戦かな」

榛名「ああっ……榛名は、大丈夫じゃありません……」

金剛「榛名、しっかりするです!艦これは航空戦が命、そう言う意味でも空母が優先されるのは仕方のない事デース!」

榛名「な、なるほど……さすがはお姉様……」

金剛「て、提督、じゃあ性能とかまったく関係なく、見た目や性格で好きなキャラは誰デスカ?」

大淀(それはもうただ単に好きな艦娘を聞いているだけなのでは……)

提督「そうだな……まだ始めたばかりでハッキリとは言えんが気になるのは……」

金剛「気になるのは……?」

提督「綾波と」

金剛「おでこちゃん!?」

榛名「榛名はもうダメです」

提督「ハムマン」

金剛「アズール!!!!」ブンッ

ガシャン

提督「ああ!俺のスマホが!!」

金剛「ヘイ、提督!!さすがにそれはわきまえなヨ!!」

大淀「非常にデリケートなところですよ」

榛名「…………」スヤ-…

提督「ええー……」

金剛「どうして艦これ以外のゲームをやっているデスカ!!」

提督「いや、公式サイト見たら俺のiPhoneじゃ艦これ出来なかったんだけど……」

金剛「あっ……」

一方少し遡り、提督の回復を伝えに走る比叡

比叡「あっ!みなさーん!」

漣「比叡さん?」

潮「どうかしたんですか?」

比叡「提督からの伝言です!」

比叡「死んだりしないから安心してください、と!」

比叡「でわ!」


曙「なんなのよ一体……」

潮「でも思ってたより重病じゃなくて良かったね、曙ちゃん」

曙「フンッ!別に最初から心配なんてしてないわよ!」

朧「本当にそうなのかな?」

漣「と言いますと?」

朧「普通の風邪で死なないから安心しろなんて大袈裟に言うかなって」

曙「そ、それは……潮達が心配してたからじゃないの?」

朧「本当は死んじゃいそうだからあえてそれを隠してるとか」

曙「考え過ぎよ」

潮「でも昨日のドラマでも……お母さんは死なないわって言った翌日に……」

漣「テンプレ死亡フラグですなぁ」

曙「バババ、バッカみたい!バッカじゃないの?バーカ!バーカバーカ!」アセアセ

朧(冗談のつもりだったけど可愛いからもう少し様子を見よう)

漣「冗談のつもりだったけどエンジェル可愛いからもう少し様子見よう)

潮(実はそんなドラマ見た事ないんだけど言い出せないから黙ってよう)

曙(クソ提督が死んじゃう……?やだやだ、どうしよう……)

せき止が効いたのか咳が治ってきた
身体中に筋肉痛を残して

夕食

漣「今日のご飯はなんだろなぁ~♪」

加賀「今日は肉じゃがですよ」

漣「キタコレ!さっすが加賀さん、献立にお詳しい!」

赤城「加賀さんのカレンダーには肉じゃがの日に赤丸が付けられていますからね♪」

加賀「はい。好物の日に赤丸は欠かせません」

潮「なんだか給食のカレーの日に赤丸を付ける小学生みたいで可愛いですね」

漣「いや~、何のためらいもなく加賀さんに可愛いとか言っちゃう潮ちゃんマジぱねぇ」

加賀「ちなみに赤城さんのカレンダーは赤丸でぐちゃぐちゃです」

赤城「毎日が大好物ですから♪」

朧「そのカレンダーはなんだか怖いから見たくない」

漣「ほんと2人ともよくそんな事……あれ?ぼのたん?」

曙「……」ポケ-

漣「肉じゃがキタコレ!お肉うまぁー!!」

潮「ジャガイモもホクホクでおいしいね」

朧「肉じゃがと味噌汁、最強……たぶん」

曙「…………」

漣「およよ?ぼのたん、全然食べてないじゃん。いらないんなら漣さんが食べてあげよっか?」

曙「……勝手にすれば」

漣「えっ!?肉じゃがだよ?月に一度の肉じゃがデーだよ!?これ逃したら次は来月だよ!?」

曙「食欲が無いし。先に部屋帰ってるから」

漣「あっ、ぼのたん!?どったの……?」

漣「と!まぁいっかぁ♪じゃあさっそく肉じゃが肉じゃが~」

潮「ダメだよ漣ちゃん!」

漣「うぇ!?や、やだなぁ、冗談冗談!食べる訳無」

潮「余ってるならみんなでわけっこしなきゃ!」

漣「あっ……食べるんだ」


曙「はぁ…………」

霞「?」

曙「なんなのよ全く……クソ提督が死んじゃうって言うのに呑気にご飯食べて……」

曙「よくご飯が喉を通るわね」

曙「はぁ……」



漣「ふぇっふぅ~、食った食った」

潮「ごちそうさまでした」

朧「曙が心配だし部屋に戻ろうか」

漣「いやいや、こんな時だからそっとしといてあげましょうよ。アレはたぶんアレよアレ!」

潮「あれ?」

漣「あの憂鬱そうな雰囲気は間違いなく虫歯よ」

満潮「さっ、私たちも部屋に帰りましょ」

朝潮「そうですね」

霞「ちょっとごめん、先に帰ってて」

朝潮「それは構いませんけど」

満潮「あんた……まーた変な世話焼きしようとしてんじゃないの?」

霞「別に」

満潮「はいはい。あんまり無理するんじゃないよ」

霞「わかってるわよ!」

時代は
かすぼの

満潮「さっさと行きましょ」

大潮「大潮達はもうすこしお喋りしてから戻りますね!」

満潮「そう。じゃあ朝潮姉さんと先に行ってるわね」

ガチャッ

提督「あれ?もう夕飯終わったのか?一緒に食べようかと思ったんだが」

朝潮「司令官!もうお身体は大丈夫なのですか!?」

提督「やっとこさお目付役の大淀から鎮守府内の自由を貰えたよ」

朝潮「それは何よりです!では私達は夕飯を終えて部屋に戻りますので!ハァ、本当に良かった」

朝潮「満潮もそう思っ…………満潮?どこ行ったのかしら」

提督「満潮ならまだあっちに座って飯食ってるぞ?」

朝潮「あ、あれ?あの子いつの間に」


大潮「満潮ちゃん、部屋に戻ったんじゃなかったんですか?」

満潮「やっぱりもう少しここに残ってあんた達に付き合ってあげるわよ」

提督「今日は肉じゃがか。良い日に戻って来たな」

鳳翔「あら、提督。こうして食堂にいらっしゃるのはお久しぶりですね」

夕立「あ~!提督さんが鎮守府に戻って来たっぽい!?」

提督「ずっと鎮守府にいたけどな」

雪風「しれぇ!お久しぶりです!」

時雨「提督は命に関わる重病だって聞いてたけど比叡さんの言う通り大丈夫だったんだね」

提督「そうそう、なんかもう死亡説まで出る勢いって聞いたから元気アピールしにきたんだよ」

提督「俺はこの通り元気だし、これから始まる中規模作戦の指揮もとるから安心してくれ」

ワイノワイノ

龍驤「今日は復帰祝いの大宴会や!騒ぐでぇ~!」

卯月「次はうーちゃん達が一発芸やりまぁ~す!うー…………モフモフのうさぎ!ぴょん!」

弥生「それを頭にのせる中学生……です」

那智「こらこら!弥生の首が折れるだろ!」

隼鷹「よぉーし!次は誰だー!」

雲龍「次は私、提督に授──」

ワイワイガヤガヤ


鳳翔「みなさん楽しそうですけど参加しなくて宜しいんですか?」

霞「ええ、ちょっとやる事があるから。ありがとう鳳翔さん」

7駆の部屋

曙「なんなのよなんなのよなんなのよ!漣も潮も朧も……!」

曙「クソ提督が死んじゃうって言うのに呑気にご飯食べちゃって!!悲しくないわけ!?」

曙「私は……クソ提督が死んじゃうなんて…………」

コンコン

曙「!!」

霞「はいるわよ」

曙「ちょ、ちょっと待っ……!いま着替えてるから!!」

霞「別に良いでしょ。あのクズに見られるわけじゃないんだから……って、なに?泣いてんの?」

曙「な、泣いてないわよ!これは汗なんだから!」

霞「……きもっ」

曙「なっ!!」

霞「いつまでヘソ曲げてんのよ」

曙「うっさい!きもいとか思ってるなら早く出て行ってよ!!」

霞「だからアレはあんたが汗とかいうから。目からあんなに汗ダバダバ流してちゃ気持ち悪いでしょ」

曙「うるさいわねぇ……用が無いなら出て行って!何しにきたのよ!!」

霞「ん……ほら、おにぎり。受け取りなさい」

曙「……おにぎり?」

霞「何悩んでるのか知らないけど、食べるもん食べなきゃ元気も出ないでしょ」

曙「なにこれ……わざわざ私のために握って持ってきたの?……きもっ」

霞「なっ!!」

曙「ありがと」

霞「まったく、素直じゃ無いわねぇ」

曙「泣いたらお腹すいた」

霞「あれは汗なんでしょ」

曙「おかずもなしでおにぎりだけとかあり得ないんだけど」

霞「おかずならおにぎりの中に具が入ってる。おにぎりなめんじゃ無いわよ」

曙「私、梅とおかか嫌いなんだけど」

霞「知ってる。そっちが昆布でこっちが肉じゃがおにぎりよ」

曙「肉じゃがおにぎりってなによ……」モグモグ

霞「おいしいでしょ?」

曙「……まぁまぁね」

霞「あっそ」

霞「で?」

曙「なによ」

霞「私はこのまま帰った方が良い?それとも一緒にいて欲しい?」

曙「……おにぎり、の、お皿!お皿返すのめんどくさいし、食べ終わるまで待っててよね」

霞「はいはい。それで?泣いてた理由は聞いた方が良いの?聞かない方が良い?」

曙「泣いてない!泣いてない、けど……あんたの意見は聞いてみたい」

霞「意見?」

曙「漣達も、あんたも、どうしてクソ提督が死んじゃうのにそんな平気な顔してられるのよ」

霞「……はい?」

曙「だから!あんたもクソ提督が死んじゃうって知ってるんでしょ!?」

霞「あのクズなら今、食堂で宴会してるけど」

曙「……は?」

曙「何言ってんのよ!比叡さんが提督はもう死んじゃうって!!」

霞「いや、私は死ぬような事無いから安心しろって比叡さんから聞いたけど?あんたはなんて聞いたのよ?」

曙「だから!たしかに比叡さんが……クソ提督は死んだりしないから、安心して…………って」

霞「ほらみなさい。それがなんで死ぬになるのよ?」

曙「あ、あれ?なんで……」

ガチャッ

漣「いやー、盛り上がった盛り上がった!ぼのたんも宴会に参加すればよかったのに!」

潮「ごめんね、呼びに行こうか迷ったんだけど具合悪そうだったから……」

朧「もう体調は大丈夫?」


曙「ああ、こいつらか」

曙「ここに両手を上げて立ちなさい」

漣「え?」

曙「クソ提督が死ぬとかはどうでも良いとして、私を騙した罪は償ってもらわないとね」

漣「あー……あ、あれれ~?そんな事言ったかなぁ~?アハハ……くすぐりの刑とか無し無し!ほらぼのたん笑って!スマイルスマイル!」

曙「くすぐりの刑?何眠たい事言ってんの?腹パンの刑よ」

漣「はにゃ!?ちょちょちょ、ちょい待ち!ぼのたん?ぼのたん!?」

潮「あ、曙ちゃん、暴力は良く無いよ。ね?」

曙「何言ってんの?潮、あんたも同罪よ」

潮「ええっ……!?」

曙「あんたはパイパンの刑」

漣「パイパンって、じゃあ漣さんもパイパンの刑で!!腹パンよりパイパンで!すでにパイパンだから」

曙「はあ?あんたにはそんな立派な胸無いでしょうが」

漣(はにゃー……そっちのパイかよぉ…………)

朧「みんな落ち着いて」

曙「あんたはカニパンの刑よ」

蟹「!?」

夜にもう一息書きます

霞「ちょっと、どうでも良いけど目の前で姉妹喧嘩しないでよ」

曙「ハァ……もう、分かってるわよ」

曙「だいたいカニ叩いたって私が痛いだけだし」

蟹「!」コクコク

曙「潮のおっぱい叩いても跳ねて逆にこっちがダメージ受けそうだし」

漣「なんだかんだ言って折檻なんてしないぽのたんカワイィ~♪」

曙「やるのは漣の腹パンだけにするわ」

漣「オワタ!」

漣「ちょ、ぼのたん?冗談だよね?」

曙「潮、朧、蟹、助かりたかったら漣を取り押さえなさい」

漣「そんな口車に乗るほど私達姉妹の絆は」

朧「ごめん」

潮「ごめんね」

蟹「」

漣「みんな!?」

漣「かすみん!助けて!!」

霞「あんたは自業自得ね」

漣「オワタ!!」

曙「駆逐艦としての限界を感じ悩みに悩み抜いた結果、私が辿り着いた結果は感謝だったわ」

曙「自分自身を育ててくれた海への限りなく大きな恩。自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが一日一万回、感謝の正拳突き」

漣「なんか語り始めたんだけど!!」

曙「気を整え、拝み、構えて突く。突き終えれば倒れる様に寝る。起きてはまた突くを繰り返す日々」

曙「そして四年経った今、私の拳は音を置き去りにする」ビュッ

漣「…………?」

霞「パンッ!」

漣「!!」

漣「死んじゃう!それ死んじゃうから!」

曙「すぅー…………はぁー…………」スッ…

漣「深呼吸やめて!拝まないで!」

曙「てえぇぇい!!」

ペチッ

曙「冗談はさておき。おにぎりのお皿返すわ」

霞「はいはい」

曙「……ありがとう」

霞「別に感謝される様な事でもないわよ。おにぎりなんていつも作ってるし」

曙「あんた、ほんとーに捻くれた性格してるわね」

霞「あんたにだけは言われたくないわ」

漣「あのー……お話の最中悪いんだけど……ぼのたん、パンツ貸してくれない……?」

曙「は?」

漣「今洗濯しちゃってて替えが……」

曙「え……?まさかあんた」

漣「言わないで!」

霞「じゃあ私は帰るわね。明日は遠征で朝早いのよ」

曙「あっ、そう」

霞「それじゃあおやすみ」

曙「待って!やっぱりその皿は私が返すわ」

霞「これくらい良いわよ。どうせ食堂の前通るし」

曙「良いから私によこしなさいよ!」

霞「意味わかんないんだけど」

曙「いいから!!」

霞「ちょっ、あんたホントに何……もういい、じゃあ頼んだわよ」

曙「…………」

曙「ちょっとコレ返してくる」

漣「あっ!パンッ……ツ……」


食堂

曙「鳳翔さん、いますか?」

鳳翔「あら、曙さん」

曙「このお皿返しに来ました」

鳳翔「あっ、霞ちゃんのおにぎりね。ちゃんとご飯食べてくれたみたいで安心しました」

曙「それでその……」

鳳翔「なんですか?」

翌日 遠征

霞「姉さんたち、食事にしましょ」

荒潮「うふふ、今日の具はなにかしらぁ♪」

朝潮「ではあの岩場で休憩しましょう」

大潮「わぁーい、梅干しです!!」

満潮「なに?あんただけサンドイッチなの?珍しいわね」

霞「別に。たまには良いでしょ」

満潮「そにしてもそれ……見た目悪いし不味そうね」

霞「そうね。まずいわ」

満潮「やっぱりあんたはおにぎり専門で作った方が良いんじゃないの?」

霞「たまには良いんじゃない。こんなまずいサンドイッチでも」

漣「腹減ったぁ~!マジペコ~」

朧「カニの剥き身食べる?」

漣「えっ……」

潮「曙ちゃんのお弁当美味しそう。おにぎりだー」

漣「ええー、ぼのたんだけズルい~」

曙「余り物だからってくれたのよ」

漣「じゃあ分けて分けて!」

曙「仕方ないわねぇ。4個あるから1人一個づつよ」

漣「キタコレ!だからぼのたん大好き!ちゅっちゅっ」

曙「ああもう!寄るなうっとおしい!」

前夜

鳳翔「サンドイッチですか?」

曙「そう!どうしてもサンドイッチのお弁当作りたいの!」

鳳翔「あまり洋食は作らないんですけどサンドイッチくらいなら……でもサンドイッチに使えそうな材料が卵とハムくらいしか……」

曙「具はなんでも良いの!お願いします!」

鳳翔「おにぎりじゃダメなんですか?」

曙「おにぎりじゃ絶対勝てないから……とにかくサンドイッチで」

鳳翔「うーん……わかりました。では卵とハムで作っちゃいますね」

曙「あっ!作るのは私が!鳳翔さんは作り方を教えてください」

鳳翔「まあ……手作りお弁当を作りたいなんて、もしかして好きな人に渡すのかしら♪」

曙「そっ、そんなんじゃないから……!」

鳳翔「ふふふ、若いって良いですね」

鳳翔「と言うことが昨日あったんですけど」

鳳翔「2つ作ったうちの1つはどこへ持って行ったんでしょうね?提督」

提督「さあな。だが誰かわからんが少し気の毒だな」

提督「この弁当を何処かで誰かが食べていると思うと」

鳳翔「おかしな材料は使っていないはずなんですけど……」

提督「衝撃で風邪をぶり返すサンドイッチってすごいぞ」

鳳翔「提督もお食べになるのをやめた方が……」

提督「マイラブリーエンジェルの愛がこもっているからな。愛故に人は苦しまねばならんのだ」

翌日から提督はまた寝込んだ

霞「最近なんだか静かね」

叢雲「そう?」

霞「……で?あいつはどうなってるのよ」

叢雲「あいつって誰よ」

霞「あのクズよ」

叢雲「司令官ならこの前血液検査に行ったわよ。ほんっと、さっさと行けばよかったのよ」

霞「あっそ。別に対して興味ないけど」

叢雲「はあ?あんたが聞いてきたんでしょ」

霞「まあ見た目平気だしほっとけば治」

提督「もうだめだぁ……おしまいだぁ……」

霞「!?」

ガチャッ!

霞「ちょっと!何弱気な事言ってんのよ!」

叢雲「そうよ!バカじゃないの!?」

曙「なんかクソ提督がふざけた事言わなかった?」

満潮「ほんっとそういうの迷惑なんだけど」

大淀「ゾロゾロと出て来ましたね。ツンデレたちが」

霞「ほら!さっさと何がダメなのか言いなさいよ!」

提督「お……」

叢雲「なに?また私のおっぱい飲みたいの?」

満潮「はいはい、どうせ私のでしょ」

提督「おぎゃああああああああ!!」

曙「ちょっ……きもっ!!」

ズドン

提督「うっ……」

提督「あれ……?俺はいったい……」

叢雲「あんた、本当に大丈夫なの?」

提督「ああ……ちょっと仕事の納期がな」

満潮「仕事ぉ!?病み上がりで無理して倒れられたら私たちが迷惑なんですけど!!」

霞「そうよ!風邪が治るまで無茶するんじゃないわよこのクズ!」

曙「それより血液検査の結果はどうだったのよ」

提督「血液検査?ああ、来週くらいには結果が出るはずだな」

曙「ふーん」


提督は翌日から毎日4人に血液検査の結果をさり気なく聞かれる毎日を送った

納期納期納期に追われる日々
仕事やりながら年を越し、何事もなかったように2018年も仕事から始まった

提督「疲れた……」

長波「そりゃ疲れるだろ。今何時だと思ってるんだよ」

清霜「まるまる……まるまる…………」

夕雲「はいはい、清霜さん。お布団に行きましょうね」

提督「俺さ……これでも頑張ってるはずなんだよ……」

風雲「ねえ、これって大丈夫なの……?」

長波「私に聞くなよ」

夕雲「風邪は治ったと思ったのに……すっかり病んじゃったわねー」

提督「昼は昼で仕事してさ」

提督「夜はこっちの仕事」

提督「これ10時頃から初めて今何時だよ……なんだよ4時って……もう朝だよ」

朝霜「あー、こりゃ長くなりそうだしあたいは部屋に帰るぜ!」

早霜「じゃあ私も……おやすみなさい」

提督「5時間も6時間もかけて!提出したらザッと見てダメ出しされて再提出だよ!」

提督「ああああああああ!!」

長波「落ち着けって。ほら、大丈夫?おっぱい揉む?」

提督「うん……」


落ち着いた

羽黒「司令官さんが精神的に追い詰められてるって本当なのかな……」

那智「ああ、本当らしいぞ」

足柄「あまりの悲惨さに川内が秘書艦になっても夜戦って言わなくなったらしいわ」ツヤツヤ

妙高「それは重症ね……」

足柄「ほんと困った提督よね」テカテカ

那智「ちなみに「大丈夫?おっぱい揉む?」と言えば落ち着くらしいな」

足柄「凄い勢いで揉みしだいてくるけどね!ね!」テッカテッカ



長波「うーん……」

長波「おーい、ちょっとは休憩したらどうだー?」

長波「病みあがりなんだから無理しても良いことないぞー」

長波「……はぁ、聞いてないか」


長波「こーらっ、ちょっとは秘書艦の話しも聞け」

長波「ったく、せっかく今日はこの長波様が秘書艦だってのに」

長波「あーあー、パソコンばっかやってるから手が冷たくなってるじゃん」

長波「ほら、温めてあげるから手かしてみ?」

長波「いいよじゃない!早くかすの!仕事は中断!はい!」

長波「どうよ?あたしの手、あったかいでしょ?」

長波「こら、パソコンの画面みるな。仕事は休憩中なんだからこっち見ろよな」

長波「ん?もうあったまったから仕事する?」

長波「ダメに決まってんでしょ。まだ全然あったまってないし」

長波「……んじゃさ、もっとあっためてあげよっか?」

長波「どうって、挟んで温めるに決まってんでしょ?」

長波「よっ……と、どう?あったかいでしょ?」

長波「柔らかいかどうかじゃなくて、あったかいか聞いてんの」

長波「そう、なら良かった」

長波「……こ、こら、あんまり動かすな」

長波「はあ?右手ばっかりで左手が冷たいまま?」

長波「じゃあそっちの手は握っててあげるから」

長波「なに?手で握るより挟んで欲しい?」

長波「仕方ないなぁ……って、どこに手突っ込んでんのよ!」

長波「挟むって太ももの方……ほんと提督ってスケベだな。まぁこっちで挟んでるあたしもスケベなんだけど」

長波「で?どう?あったかいの?」

長波「だから柔らかいかどうかじゃ……はあ!?胸より太ももの方が柔らかい?」

長波「それはなに?あたしの太ももに余分な脂肪が多いって言いたいわけ?」

長波「提督、いい度胸してんじゃないのさ」

長波「いまさら謝っても許してやんないからね」

長波「だーめ!そんな悪い事いう口は塞いでやるんだから……」

長波「んっ…………ぷはっ、まだ許してやんないんだから。んん……」

長波「あー、やばい……身体どんどん熱くなってきた」

長波「はあ?ばか、こんな事田中少将とだってするわけ無いじゃん。提督が初めてだって」

長波「その割には激しくて上手かった?」

長波「それは単にあたし達の相性が良いだけじゃないの?」

長波「だったらさ、ついでに身体の相性も試して──」

夕雲「何を試す気なのかしら♪」

長波「げっ……夕雲姉……いつから?」

夕雲「長波さんの身体がどんどん熱くなってきたあたりからかしら♪秘書艦交代よ?」

長波「いやー参ったな……んじゃ提督、秘書艦は夕雲姉に代わるから!またな!」

夕雲「ほんと、長波さんったら……」

夕雲「提督、今日はとても寒くて夕雲手が冷たいわ」

夕雲「温めてもらえたら嬉しいのだけど……」

夕雲「ふふっ、挟んだりしてくれなくても……ここに熱い棒があるじゃないですか♪」

夕雲「この棒、長波さんのせいでこんなに熱くなっちゃったのかしら?」

夕雲「だったら姉である私が責任を取らないといけませんね……♪」

夕雲「夕雲のつめたーい手でギュッてしたら気持ちいいと思いませんか?」

夕雲「なんなら夕雲の手に熱いのびゅっびゅってしても良いんですよ?ふふっ」

ガタッ

秋雲「あっ、めんごめんご。さぁ気にせず続けて!」

夕雲「秋雲さん、いつからそこに?」

秋雲「え?あー……長波が提督に話しかけたあたりから?」

夕雲「随分前からいたみたいね。何をしていたのかしら?」

秋雲「資料集め!いやー、こりゃ今年の夏は熱く暑く厚くなりそうだわ!あっはっはっ」

秋雲「さぁ私には気を使わずガッとやっちゃって!さあさあ!」

夕雲「秋雲さん、良かったらもっとこっちにいらしたら?」

秋雲「いいの!?いくいくー♪」

秋雲「うひゃー……こんな近くから生で見たの初めて」

夕雲「あら、意外とウブなのね」

秋雲「なるほどなるほど……この棒ってピクピク動いてんだ」

夕雲「もっと近くで見たらどうかしら?」

秋雲「えっ?いや、もう十分近……あ、あれ?夕雲?なんか怒ってない?あいたたた、あたま抑えないで」

秋雲「ちょっ、ちかっ……におい、においまで分かっちゃったから!もう大丈夫だから!」

秋雲「あっ、ちょっ……んっ!んんっ!んっ、んっ……!」

その夏、秋雲の厚い本は
棒のにおいや味まで、リアリティーが格段に上がり良く売れたらしい。
何の棒かは知りませんが

『祝!提督快気祝い!』

提督「えー、血液検査の結果も異常なく晴れて健康体となりました」

曙「で?」

叢雲「それがどうしたのよ」

霞「全然興味ないわ!」

満潮「つまらない話なんてやめてよね」

提督「…………」


大淀(なんだかんだで毎日4人揃ってお見舞いに来てましたけどね)

提督「よーし、パパお祝いに今日はからあげ作っちゃうぞ~!」

曙「誰がパパよ」

霞「死ねばいいのに」

叢雲「あんた、脳に菌がまわったんじゃないの?」

満潮「あんたの事パパって呼ぶのなんて山風くらいでしょ」

提督「そんな事ないぞ」

鈴谷「パパー、お小遣いちょーだい」

秋雲「ねえねえ、パーパー、ちょーっと画材が欲しいんだけどさー、おこづかい欲しいなぁー」

暁「ぱぱ……じゃなかった、司令官!ごきげんようです!」

北方棲姫「ぱぁーぱぁ」


提督「な?」

曙「鈴谷さんはダメでしょ」

霞「金銭のやり取りが発生してそう」

満潮「秋雲、あんたも調子乗り過ぎ」

叢雲「また私のおかしなマンガ描いてんじゃ無いでしょうね?」

秋雲「やだなぁー、叢雲ちゃんってばもー……」

叢雲「あんた!今なんで目をそらしたのよ!」

提督「やれやれ」

北方棲姫「ぱっぱー」

まとめサイトなるものを見てみたら10年前に書いたssが出てきた
オリジナルだったのにキャラの絵をいっぱい描いてくれてて懐か……

イメピタを返して。全然画像見れない

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年10月21日 (土) 20:14:21   ID: u_AmHWfU

お大事に…

2 :  SS好きの774さん   2017年10月23日 (月) 08:39:46   ID: zFfgkGZz

が…ガンバ

3 :  SS好きの774さん   2017年11月03日 (金) 17:57:25   ID: 0bpjtxX2

人にも依るけど普通の風邪薬より漢方薬の方が効く人も居るよ。
お大事に

4 :  SS好きの774さん   2017年11月03日 (金) 19:16:24   ID: 9I54Nmrn

お大事に

5 :  SS好きの774さん   2017年11月06日 (月) 23:49:24   ID: v25neA9m

面白いです
更新頑張って下さい

6 :  SS好きの774さん   2017年11月11日 (土) 02:06:50   ID: TDAxiDjw

それもう気管支炎だ
はよ病院いけ

7 :  SS好きの774さん   2017年11月11日 (土) 13:21:05   ID: eTNqOY87

ところどころ悲痛で草

8 :  SS好きの774さん   2017年11月14日 (火) 02:34:52   ID: d4SQs_fe

ホイミ!!

9 :  SS好きの774さん   2017年11月20日 (月) 21:59:45   ID: nWcoo2wS

お大事に…

10 :  SS好きの774さん   2017年11月28日 (火) 00:53:07   ID: D3kNV6hI

咳喘息って気管支喘息に移行したり、運悪いと死ぬ疾患なんだけど
あまり知られてないね

11 :  SS好きの774さん   2017年12月28日 (木) 15:30:02   ID: OX4Rf7qq

治ったのかな?

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