艦これSS、二次・三次創作、エログロ、駄文、安価、
及び人によっては受け入れられない展開注意です
このスレは
『ヲ級「くっ……コロセ……!!」 提督「……」』
(ヲ級「くっ……コロセ……!!」 提督「……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1486651164/))
(テスト「……」ニコッ 提督「テスト……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1493826735/))
の続きとなっております
良ければ読んでいってください
どうぞよろしくお願いします
長門「ふにゃぁ~……」グデー
提督「……本当に下戸なんだな」
提督(長門は……まあ、下戸でも違和感ないか。にしても潰れると可愛いものだな……ほれほれ)ツンツン
長門「ん~!!いやぁ~!!」グイッ
提督「ふふっ……可愛いな長門は」
長門「ふえ?んふっ……提督もカッコいいよ~?えへへ……///ん~好き好き~!!」ギュッ スリスリ
提督「ああ、俺も好きだよ長門」ナデナデ
提督(その日は少しウイスキーを飲んだだけで子供のように素直になってしまった長門と一緒に寝た)
提督(ただ普通に一緒に寝るだけ。むしろそのおかげで俺の気分はかなり回復した。そして翌日)
長門「うぅ……頭痛い……」
提督「大丈夫か長門?水だ」
長門「あ、ありがとう……」
提督(長門は二日酔いにうなされていた。まさかここまで酒に弱いとは……)
提督「こんなに弱いのなら無理しなくて良かったのに……」
長門「っ……貴方を少しでも慰めたかった……きっと辛い思いをしていると思って……」
提督「無理に飲まなくても隣に居てくれるだけで十分だよ」
長門「今度からそうする……」
提督「今日はゆっくり休んでくれ、長門」
長門「すまない……」
提督「むしろ俺のセリフだな、それは」ナデナデ
長門「んっ……もうすこしだけそうしてくれ……」
提督「もちろん」
~
提督「……留守、か」
提督(ウォースパイトはまた留守だった。こうも留守が続くのであれば、もしかしたら極秘でイギリス軍の作戦に参加しているのかも知れなかった)
提督(それか……避けられているかだ。どちらにせよ、俺はウォースパイトに会わなくてはならない)
提督(そして話をしなくては……あの時のか細いウォースパイトの言葉が思い出される。そんなつもりは無いと言わなくては……)
提督(だが会えないのであれば手の打ちようがない……同盟国とはいえ、王立海軍の情報は完全には把握できない)
提督(どうしようかと頭を悩ませながら執務室へ戻る。すると……中には祥鳳が居た)
祥鳳「提督……提督ぅ……///」クチュ クチュ
提督(おそらく持ってきてくれたのであろう書類を俺の机の上に置いて、その角に自らの秘所を押し付け腰を振っていた)
↓×1~3 提督の行動
提督「……!!」
提督(明らかに角オナしている……祥鳳は、しっかり者の大和撫子だが、若干子供っぽくおてんば娘なところがあったりする)
提督(だが、少なくともそう言う事をするようなイメージは無かった……つい見とれてしまう)
祥鳳「はぁ……はぁ……切ない……切ないですよぉ……提督……」クイッ クイッ クチュクチュ
提督(頬を染め、切なそうな吐息を洩らしながら必死に腰を振る祥鳳。スカートに隠されていて下がどうなっているのかは分からない)
提督(だが、なんとも妖艶な光景だった。何かいけないものを見ている。見てはいけない。だが、目を離せない……)
青葉「あ……っ……!!司令官、お久しぶりです!!」ニコッ
提督「っ!!」ビクッ
祥鳳「っ!?」ビクッ
提督(響く大きな青葉の声。そちらを見ると、青葉が笑顔で手を振っていた。こちらへ歩いてくる)
青葉「重巡青葉、愛宕さんの穴を埋めるために大西洋から転戦してきました♪といっても大事な時には間に合わなかったみたいですケド」
提督(最後に青葉と会ったのは……奇しくもまだ米英と戦っていたころ、スエズ上陸作戦の時以来だった)
提督(そして、あの時は俺と多数の艦娘達との関係を知った青葉が俺に直接話を聞きに来た)
提督(一応話は丸く収まったが、青葉にとって俺との再会は気まずいものだったに違いない)
提督(それなのに青葉はこうして笑顔で変わらず話しかけてくれたのだ。ありがたい事だった。そう、もし今じゃなければ)
提督「……!!っ!?」ビクッ
提督(笑顔の青葉から視線を祥鳳に戻す。すると祥鳳と目が合った。思わずびくっと反応してしまう)
↓×1~3 提督に提督の机で提督の名前を呼びながら致している所を目撃されたことに気がついた祥鳳の心境と行動
及びせっかく以前と同じように打ち解けられるよう頑張ろうと勇気を出して提督にフレンドリーに挨拶したのに、提督にシカトされたと思った青葉の心境と行動
祥鳳「……!!っ!!~~~!!」カァッ ジワァ ブンブン
提督「!!」
提督(祥鳳はみるみる顔を赤くして目を涙で潤ませながら何事かジェスチャーする。なるほど、青葉を遠ざけろか)
青葉「……もう、司令官?聞こえなかったんですか?青葉ですぅ!!こっちに転戦してきましたよ!!」ニコォ
提督(青葉は明らかな作り笑い浮かべつつ近づいてくる。シカトされたと言う事実を何とか理由をつけてしかたないことにしようとしていた)
提督(このまま青葉を無視したり邪険に扱えば青葉を傷つける。最悪、もう二度と以前のような信頼関係を取り戻すことができなくなるかもしれない)
提督(考えるまでもなかった。青葉を祥鳳に近づけないようにしつつ、青葉とちゃんと向かい合う。さっきは驚いて混乱していたが、冷静さを取り戻せば簡単なことだった。早速行動を開始する)
提督「……ああ、青葉か!!すまない、ボーっとしていた」
青葉「っ!!何ですかもう。しっかりしてくれなくちゃ困りますよ?寝不足なんですか?」ニコッ
提督(俺がちゃんと反応したことで青葉は安心したように表情を緩ませる。そしてまだなお近づいてくるので俺から動いた)
提督「青葉、ちょっと編成について話があるから来てくれ。皆を交えて話をしたい」
青葉「了解です、司令官!!」スッ
提督(青葉が敬礼して俺に応える。俺は青葉を連れて艦娘達の寮へと向かって歩いて行く)
提督(青葉と雑談を交わしつつ考える。祥鳳があんなことをするまで放置してしまっていたのだ。これ以上待たせることはできない。今夜にでも話をしに行こう)
~
祥鳳「ふぅ……な、何とか……でも……」
祥鳳(て、提督に見られてしまった……もうお嫁に行けない……というか恥ずかしくて……っ……!!)
祥鳳(つい魔がさしてあんなことをしてしまった……だって、提督がずっと答えてくださらないんだもの……)
祥鳳(思いを告げたぶん、もう抑えが効かなくなって……切なくて……我慢できなくて……)
祥鳳(提督が留守で……執務室の机ってちょうどいい高さだなって思って……ムラっときて……ああ、もう……私の馬鹿……!!)
祥鳳「どうしよう……提督は青葉さんとどっか行っちゃったし……」
↓×1~3 祥鳳の心境と行動
すいません、ミスりました……
今回は何卒ご容赦くださいませ……
↓1~3 祥鳳の心境と行動
祥鳳(……受け入れよう。私は、はしたない子だ。けどそれが何だって言うの?性欲は人間の三大欲求だもの!!)
祥鳳(恥ずかしくない!!私は提督とやりたい!!そこから始めましょう。さて、どうしましょうか……)
祥鳳「……。何も思い浮かばない……」
祥鳳(あんなところ見られちゃったし、今日中に事は起きるはず……じゃなきゃ私から動かないと……無かったことにされるのが一番まずい)
祥鳳(私の恋は今日決着をつけなくてはいけない……!!この戦いに負ける訳にはいかない!!けど何も思い浮かばない……)
祥鳳「誰かに……誰かに相談しなくちゃ……けどこんな事相談できるの相手なんて……」
~
瑞鳳「つまり、提督にその……してるとこ見られちゃったと?」
祥鳳「っ……」コクコク
瑞鳳「だから今日中に勝負をつけたいけど、どうすればいいのかわからないから助けて欲しいと?」
祥鳳「そうなの……お願い瑞鳳、こんな事相談できるの貴方だけなの!!お姉ちゃんに力を貸して!!」ギュッ
↓×1~3 瑞鳳の反応と心境
瑞鳳「あー……提督ってああ見えて押しに弱いところあるから自分からぐいぐいいったら案外うまくいくかもよ?」
祥鳳「うまくいくかもよって……もっと何か無いの?私の人生が懸かっているのよ、瑞鳳?」
瑞鳳「そんな事言われても……祥鳳、こういうことはあまり小細工しないで直球勝負の方が良いよ?」
祥鳳「そ、そうなのかしら……?」
瑞鳳「恋愛ってそう言うものだと思うよ?私は。祥鳳だったらどうなの?何か小細工されるのと真剣に直球勝負で思いを告げられるの」
祥鳳「それは……直球勝負の方が良いかも……」
瑞鳳「でしょ?」
祥鳳「うん……分かったわ、瑞鳳。私、頑張る!!」
~
提督(とりあえずのところ青葉の編成の話は終わらせた。まあ、何の問題もなかった。なんせ、もともとそんな話し合いする予定がなかったのだから!!)
提督(祥鳳のこと……どうしようかと思いながら執務室へ戻る。すると部屋の前で祥鳳が待っていた)
提督「祥鳳」
祥鳳「っ!!提督……!!」
提督(壁に寄りかかって顔を俯かせていた祥鳳は俺の呼びかけにハッと顔を上げると姿勢を正す)
祥鳳「て、提督……!!その……好きです!!愛しています!!」カァッ
提督「!!」
提督(祥鳳は顔を赤くして、しかし真剣な表情で俺を見つめる。そうだよな……祥鳳たちが俺に想いを告げてくれてからもう一月近く経っているのだ)
提督(その間ずっと放置されていたのだ。我ながらなんともひどい仕打ちだと思う。本当に……ゴメンな、祥鳳……)
祥鳳「その……お返事、いただけませんか……?」フルフルフル
提督(震えながら俺の返事を待つ祥鳳。その目はずっと俺を見ていた。捕らえて、決して離さない)
提督(俺は祥鳳の勇気と真摯な想いに応えなくてはならない。これ以上先延ばしにすることはありえなかった)
提督「祥鳳……嬉しいよ」ダキッ
祥鳳「っ!!」ビクン
提督「今夜、俺の部屋に来てくれないか?話したいことがある」
祥鳳「こ、今夜ですか……!?もちろんです……!!お伺いします……!!」パァッ
~
祥鳳「~♪じゃあ瑞鳳、私行ってくるわね♪」
瑞鳳「んー、行ってらっしゃい」
祥鳳「ありがとね、貴女のおかげで私、幸せになれそう♪」
瑞鳳「祥鳳次第だよ、それは。まあ頑張ってね」
祥鳳「うん、頑張るわ♪ありがとう♪」ガチャ スタスタスタ
瑞鳳「……明日提督のとこ行こ」ムラッ
~
提督「よく来てくれた、祥鳳」
祥鳳「は、はい、お邪魔します……!!」ドキドキドキ
提督(約束通りの時間に部屋に来た祥鳳は、浴衣に着替えていた。祥鳳らしい清楚な白いい浴衣だ)
提督(とても緊張しているようで動きがぎこちなかった。俺はとりあえず緊張をほぐすために飲み物をだしながら雑談に興じる)
提督(そして祥鳳の緊張が解けたところで……話をすることにした。俺は祥鳳に向き直る。俺の真剣な様子に祥鳳が居住まいを正す)
提督「まず初めに言っておくことがある。俺は、君を好いている。当たり前だ。君のような女性に惹かれないほうがおかしい」
提督「真面目で清楚な大和撫子だが、少し子供っぽくてお転婆な所もある。それが親しみやすさをそえている」
提督「そして戦闘の際には凛々しく、女武者のような戦い様は君に任せておけば大丈夫だという信頼感がある」
提督「それに加えてその美しく整った顔だち。濡羽色の長い髪。引き締まりつつも女性らしい体つき」
提督「そんな君が俺と添い遂げてくれると言うのであれば、これほどうれしく名誉なことは無いよ」
祥鳳「……!!提督……!!」パァッ
提督(祥鳳は感極まったと言うように目を潤ませ笑顔を浮かべる。……陸奥の時のことが頭をよぎる。だが、言わなくては)
提督「だが、君と結ばれる前に話さなくてはいけないことがある。どうか聞いてくれ」
祥鳳「?」
↓×1~3 例の話を聞いた祥鳳の反応と心境
祥鳳「そ、そうですか……」
提督「……ああ、そうなんだ」
提督(俺の話を聞いた祥鳳はさすがにショックを受けたようだった。だが、陸奥の時のように怒りやその類の感情は見えない)
祥鳳「……提督は、人気がありますからね。仕方ないのないことかもしれません。……それに、私も自分で思っていたほど普通じゃなかったみたいです」スクッ シュルシュル
提督「……祥鳳?」
提督(祥鳳はいきなり立ち上がると、何故か浴衣の紐をほどき始めた。あまりにも堂々としているので止めるのを忘れてしまう)
祥鳳「普通の女の子はこういう話を聞いても受け入れられないんじゃないかと思いはするのですが、私は……それよりも……嬉しいんです」ジッ バッ
提督「っ!!」
提督(そしてどこか妖艶な、まるでサキュバスのような妖艶な流し目で俺を見つつ祥鳳が浴衣の前を広げる。その下は、全裸だった)
祥鳳「貴方に抱いてもらえると考えるだけで、私は他のことがどうでも良くて……ですから、提督?」ジッ スタスタスタ
提督(固く張った乳首、内股を伝う滴、祥鳳は明らかにできあがっていた。俺を正視した祥鳳がこちらへ歩み寄ってくる)
祥鳳「私を抱いてください……そして、貴方の寵愛をください。私を……貴方のモノにして……?」ヒシッ サワッ
提督「……ああ、いいだろう」
提督(祥鳳が俺にしなだれかかり、俺の固く張り始めていたモノを撫でる。耳元で囁く祥鳳に、俺はそう答えた)
祥鳳「提督……!!」
提督「祥鳳、脱がしてくれ」
祥鳳「はい……」
提督(俺の言葉に、祥鳳が俺の部屋着に手をかける。ズボンがずり下ろされ、パンツもまた同じようにされる)
提督「……」ビキン
祥鳳「はぅ……すごいですね……///」
提督「舐めろ」
祥鳳「はい……んっ……はむ……」
提督(祥鳳は躊躇うことなく俺のモノに口をつける。この子がこんなに性に貪欲だったとは……世の中、想像できないものだ)
提督(これが他の男に対してだったらただのビッチになるが、俺に対してなのだからそれも魅力の一つとなる)
祥鳳「んちゅ……ぺろぺろ……」
提督「それにしても、キスをねだることもなく俺のを咥え込むとはな、祥鳳」
祥鳳「っ!!ぁ……その……」
提督「気にするな。自分のしたいようにして見ろ。俺は君の全部を受け入れる」
祥鳳「提督……!!愛しています……!!」
提督「ほら、咥えてくれ。調教してやろう」
提督(俺の言葉に祥鳳が再び俺のモノを頬張る。祥鳳は性に貪欲だったが、しかしやはり経験は無いようだ)
提督(俺はじっくりとフェラのテクを仕込んでいく。舌使いはもちろん、唇の使い方や吸い方まで)
提督(祥鳳は俺の教えをよく理解して吸収していく。どんどんと調教されて行った。無垢な処女を俺の女にしていく満足感)
提督「っ……いいぞ、祥鳳……」
祥鳳「はひ……んはっ……提督……?」
提督「俺の腰に跨るんだ。膝立ちでな」
祥鳳「……!!は、はい……!!」ゾクゾク
提督(俺の言った通りに祥鳳が俺の腰に跨り、膝立ちになる。位置を微調整、モノをもはや前戯の必要が無いほど濡れたそこにあてがう)
提督「フェラしただけでこんなに濡れるとは……君はヘンタイだったんだな?」
祥鳳「っ……そうなのでしょうか……?」ドキドキ
提督「ああ、ヘンタイだ。こんなヘンタイの相手はそうそう務まらないだろうな。安心しろ。俺は全てを受け入れて満足させてやる」
祥鳳「ぁ……!!」キュンキュン
提督(俺の言葉責めから一転、逆に肯定し受け入れる言葉に祥鳳は明らかに幸せを感じているようだった)
提督(基本は普通だが若干マゾの気があるのかもしれないな。俺は祥鳳の腰に手を添え、腰回りと臀部を撫でまわす)
提督「腰を下ろせ。自分で俺に処女を捧げろ」
祥鳳「分かりました……んっ……つぅ……!!」ピトッ ググググッ
提督(祥鳳は言われた通りに腰を下ろす。しかし破瓜の痛みはさすがに祥鳳を躊躇わせたようだ)
提督「ふんっ!!」グイッ グッ
祥鳳「っぁああああ!?」ブツン ズププププ ビクン
提督(そんな祥鳳に、俺は腰に添えた手で祥鳳に腰を下ろさせつつ自らの腰を突き上げる。一気に貫通した)
祥鳳「あぁ……あはぁ……!!」ゾクゾクゾク
提督「その顔、痛みに歪めつつも感じているように綻ばせている。やはり君はマゾだな」
祥鳳「ま、マゾ……?」
提督「普通、自分の好きな男が他の女ともと言うのは、受け入れがたいものだ。他の子たちは、ほとんどが受け入れても最初は怒っていたり嫌がっていた」
提督「だが君は、何もしていないのに濡らすほど興奮していた。恋人が寝取られることに興奮するのかもしれないな。業が深い子だ」
祥鳳「んっ……///」ゾクゾクゾク
提督「言い当てられて悦んでいるな?そういうところだ。では相応しい扱いをしてやろう」グッ グッ グッ
祥鳳「あぁ!!つぅ!!あっ!!あぁん!!んはぁ!!」ピクンピクン
提督(対面座位で腰を振る。祥鳳をまるでオナホのように扱った。相手のことは考えないただ自分が気持ちよくなることだけを考えた腰振り)
提督(祥鳳の嬌声が響く。押し付けられる柔らかな胸の感覚。祥鳳が俺の身体に手を回し、強く抱きしめる)
提督(それは俺の温もりを求める女の本能か、あるいは痛みを和らげようとする生き物としての本能か)
提督(だが、その行動が俺の腰ふりを阻害することはなかった。押し付け、ぐりぐりと腰を動かすと伝わる快感)
提督(祥鳳の中の媚肉が俺のモノを嬲る。膣圧に襞の1つ1つが分かる程押しつぶされ、その襞が裏スジや亀頭、カリに快感を与える)
提督(高まる射精感、構わず俺は中にぶちまけるように祥鳳の身体を押さえつけ、腰を振った)
提督「っ……いくぞ、祥鳳!!」グッ ビュルルルルルルルル
祥鳳「ああああっ!!来てる!!熱いのがたくさん……!!んはぁああああああ!!」ゾクゾクゾク ビクンビクン
提督(祥鳳の中で果てる。それとほぼ同時に、中に出されたと言う事実に絶頂を迎える祥鳳)
提督(その快感に背を反らそうとする祥鳳の身体をがっちりと抑え込んだ。腕の中で悶える祥鳳)
提督(祥鳳の中が俺の精液を搾り取るように蠕動していた。座位で深く挿入しているために、なすすべもなく絞られる)
提督(素晴らしい快感だった。やがて、脱力する俺と祥鳳。至近距離で見つめ合い、祥鳳がキスをねだるように目を閉じ、顎を上げる)
提督「……」グイッ
祥鳳「あん!!て、提督……?」
提督(俺は、そんな祥鳳を体の上からどかす。俺の隣に座り込む形となった祥鳳が俺を少し寂しそうに見つめた)
提督(俺は、クローゼットの所まで行き中からベルトを持てるだけ取り出す。そして不思議そうに俺を見つめる祥鳳の所まで戻った)
提督「……」スッ
祥鳳「て、提督……!?何をするのですか……!?」
提督(そしてベルトで祥鳳を拘束する。足首、手はもちろん、太腿も縛り、腕が動かせないように腰や腹に腕を縛った)
提督(祥鳳はされるがままに拘束された。身動きが取れなくなった祥鳳は不安そうに俺を窺う)
祥鳳「て、提督……?」
提督「瑞鳳、入って来い」
祥鳳「っ!?」
瑞鳳「……やっぱり気がつかれてた?」ギィ
提督「ああ。気がつかないとでも思っていたか?」
瑞鳳「思わなきゃやろうと思わないよ」
提督「そうか」
提督(瑞鳳は、祥鳳が俺にフェラし始めたあたりから俺たちを覗いていた。少しだけドアを開いてな)
提督(それ以前から音は聞いていたのだろう。何かに集中していると案外ばれないこともあるが、さすがに俺は気がついた。来るような気がしていたのもあるが)
提督(部屋に入ってくる瑞鳳に、目を丸くして驚く祥鳳。そして、全てを察したようだった)
祥鳳「瑞鳳……貴女も提督と……?」
瑞鳳「うん。インド洋の時からね」
祥鳳「インド洋……そんな前から……!!」
提督(驚愕する祥鳳。俺は、そんな祥鳳の前で瑞鳳を抱き寄せると、キスした)
瑞鳳「んっ……!!ふぅ……れろれろ……」
祥鳳「っ!!」ゾクン
提督「っ……さて、祥鳳……俺はこれから瑞鳳を抱く。そこで見ていてくれ。なあ、瑞鳳?」
祥鳳「っ!?」
瑞鳳「ぁ……うん、そうだね。ごめんね、祥鳳。提督、貰っちゃうね?」
祥鳳「ず、瑞鳳……!!提督……!!」
~
瑞鳳「あっ!!あんっ!!あんっ!!あんっ!!あぁ~~~!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督「いいぞ、瑞鳳……!!いい締まりだ……!!愛しているぞ!!」
祥鳳「はぁ……はぁ……はぁ……!!」ゾクゾクゾク
瑞鳳「わ、私もぉ!!私も愛してる!!大好き!!大好きなのぉ!!」ビクンビクン
提督「っ……瑞鳳……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
瑞鳳「っぁあああああああ!!」ビクンビクン
祥鳳「っ!!あぁ……そんな……!!んくぅ!!」キュンキュン ビクン
提督(バックで瑞鳳を責め、限界を迎えた。俺は瑞鳳に後ろからのしかかるようにしてその小柄な体に覆いかぶさる)
提督(そして抱きしめる。それを……目を見開き、頬を染めた絶望と快感の入り混じった表情で見つめている祥鳳)
提督「瑞鳳……んっ」
瑞鳳「はぁ……はぁ……んっ……んちゅっ……すきぃ……はむぅ……」
祥鳳「……」
提督(そんな祥鳳に見せつけるように瑞鳳と濃厚なキスを交わす。唇を離し、蕩けた表情の瑞鳳を撫でモノを引き抜く)
提督「っ……」ズルッ
瑞鳳「あん……」ドロッ
提督(声をあげる瑞鳳。その秘所から漏れだす白濁液。俺は、祥鳳の方に向き直った)
祥鳳「……」
提督「祥鳳……どうして笑っているんだ?」
祥鳳「えっ……?っ!!」ハッ
提督(祥鳳は、俺の言葉に初めて自分が笑みを浮かべていたことに気がついたようだった。俺は、祥鳳に近づく)
提督「目の前で好きな男が他の女を抱いているのを見せつけられたのに笑顔を浮かべてこんなにはしたなく濡らしているとはな」スッ クチュクチュ
祥鳳「ぁ……」
提督「さあ、君の番だ。安心しろ。俺は君の全てを受け入れるよ。祥鳳」
祥鳳「提督……!!」
~
提督「進捗はどうだ?」
大和「問題ありません、順調です」
提督(祥鳳とのことがあった三日後、我々はかねてより予定されていた視察に来るイギリスの高官による閲兵の準備を行っていた)
提督「わかった。いよいよ明日だ。既に高官は王立海軍の援軍と共に到着している。街中で会う事があるかもしれない」
提督「その時には帝国海軍として恥ずかしくない礼節を以てして挨拶するように通達しておいてくれ」
大和「分かりました」
提督(秘書艦の大和に指示を出す。大和はつい昨日帰還したばかりなのに暇を見つけて秘書艦をしてくれているのだ。ありがたい限りだった)
提督「ではイギリス側との打ち合わせに行ってくる。後は頼んだぞ、大和」
大和「お任せください、提督」ニコッ
提督「ではな」
大和「行ってらっしゃいませ。……あぁ、正装の提督もカッコいい///」ポッ
~
提督「……!!ウォースパイト!!」
ウォースパイト「っ!!Admiral……ごきげんよう」
提督「ああ、こんにちは。その……久しぶりだな」
ウォースパイト「ええ、そうね。ずっと出撃が続いていたから」
提督「そうか……これからちょうど打ち合わせなんだが……終わった後、話がしたい」
ウォースパイト「そう……そうね。いいわ、私は今日休みなの。終わったら……私の部屋に来て」ニコッ
提督「……!!ああ、もちろん!!行くよ!!」ニコッ
ウォースパイト「待ってるわ。打ち合わせ頑張ってね。また後で」
提督「ありがとう。また後で」
ウォースパイト「……。いつまでも避けているわけにはいかないものね」フリフリ ボソリ
ウォースパイト(どんなに気が進まなくても、私はあの人から永遠に逃げ続けることはできない。したくない)
ウォースパイト(どんな結末になるとしても、私は向き合わなくてはならない。とりあえず、お茶菓子でも買いに行きましょうか)
~
イギリス軍艦娘「化粧水は売っていないの?乳液は?売ってる?どこで?」
イギリス軍艦娘「なんてことなの!?私はアールグレイしか飲まないのに!!売り切れですって!?」
ワイワイガヤガヤ
ザラ「イギリスの艦娘が増えたね」
ポーラ「なんでも偉い人が来るらしいですよぉ~」
ザラ「へぇ……そうなんだ」
ポーラ「はい~提督がそう言っていましたぁ~」
ザラ「そんな事私達に話しちゃっていいのかな?一応イタリアの捕虜よね?」
ポーラ「お酒が入っていましたからぁ~それぐらい私達のことを信頼しているんでしょうねぇ~」
ザラ「そっか。……早く買い物を終わらせて帰ろう」
ポーラ「そうですねぇ~」
イギリス軍駆逐艦娘「You, Zara and Pola, right(お前ら、ザラとポーラだな)?」
ザラ「っ!?」バッ
ポーラ「っ!?」バッ
ザラ(いきなり背後から英語で名前を呼ばれる……変装しているのにバレた!?しかも、恐らくイギリス人に!!)
イギリス軍駆逐艦娘「I never forget your faces(その顔忘れない)……変装しても無駄だ!!私はお前たちを見たことがある!!国王陛下の戴冠記念観艦式でな!!」
ザラ「わ、私達は……」
ポーラ「……!!」
ポーラ(誤魔化すのは無理……失敗でしたぁ……イギリス人が増えている間は買い物になんて行かなければ良かった……)
イギリス軍駆逐艦娘「この悪魔め!!穢らわしい魔女め!!よくも……っ……よくも私の姉妹たちを……!!死ね!!」ポロポロ チャキッ
ザラ「っ!!」
ポーラ「っ!?」
ザラ(イギリス人が、銃を向ける。私に。怒りと悲しみが渦巻く瞳で私を睨みつけながら。ああ、その瞳は知っていると思った)
ザラ(私がウォースパイトに向けていたような、絶対に赦せない相手を睨みつける時の目だ)
ウォースパイト「Stop(止めなさい)!!」ドンッ
ザラ「きゃっ!?」ドサッ
イギリス軍駆逐艦娘「っ!?」ダンッ
ウォースパイト「っ」ドサリ
ポーラ「えっ」
ポーラ(状況を把握できませんでした。殺されると思う暇もありませんでした。銃を向けられたと思った瞬間、ザラ姉様が突き飛ばされて倒れる)
ポーラ(それと同時に銃声。走り込んでザラ姉様を突き飛ばして助けて、代わりに撃たれて紅い鮮血を散らしながら倒れたのは……ウォースパイトでした)
イギリス軍重巡娘「No!!Oh my God!!Warspite!!」ダッ
イギリス軍駆逐艦娘「そ、そんな……っ!!」チャキッ
ポーラ「っ!!」
イギリス軍艦娘「止めろ!!何をしているんだ!!」バッ
イギリス軍駆逐艦娘「っ!!離せ!!」
イギリス軍艦娘「銃を渡しなさい!!渡せ!!」グイッ
イギリス軍駆逐艦娘「返せ!!っ!!止めろ!!離せ!!私はこいつらを殺さなくちゃいけないんだ!!」
イギリス軍重巡娘「なんということだ……!!ウォースパイト!!しっかりしてください!!っ!!衛生兵は居ないか!?」
~
提督「銃声!?」
日本軍将校「何事だ!?」
日本兵「分かりません……工作員でしょうか?」
提督(イギリス軍の高官と食事に出かける途中、市場の方から銃声が響いた。次いで悲鳴、怒号。群衆が走って逃げている)
イギリス軍重巡娘「No!!Oh my God!!Warspite!!」
提督「っ!?」
提督(ウォースパイト。そう聞こえた気がした。嫌な予感がする。俺は車を飛び降り、銃声のした方向へと駆け出す)
日本軍将校「提督!?危険です!!戻ってください!!」
提督(同乗していた将校の制止の声も気にせず、群衆の流れに逆らって走っていく。どうか杞憂であってくれ!!)
~
イギリス軍衛生兵「脚をあげさせろ!!押さえろ!!押さえるんだ!!強く!!もっと強く!!」
イギリス軍艦娘「サルファ剤は!?サルファ剤を!!早く!!かけろ!!かけるんだ!!」
ウォースパイト「ごほっ!!ごほっ!!っ……」
イギリス軍重巡娘「あぁ、ウォースパイト……!!しっかりして下さい!!」
イギリス軍艦娘「モルヒネよ!!うつわよ、いいわね!?……よし、うったわ!!」グッ
イギリス軍艦娘「車は!?早く呼んできてください!!」
ザラ「な……なんで……」
ポーラ「……」
イギリス軍駆逐艦娘「っ……ウォースパイト!!何故邪魔したのですか!?そいつらがしたことを忘れたのですか!?」キッ
ザラ&ポーラ「「っ!!」」ビクッ
イギリス軍駆逐艦娘「そいつらは私の姉妹を殺したんですよ!?皆、貴女の部下だった!!ウォースパイト!!貴女の部下だった!!」
イギリス軍駆逐艦娘「私の姉妹たちは貴女の下で戦えることを喜び、光栄に思っていた!!なのにどうして!?」
イギリス軍駆逐艦娘「どうして貴女がそいつらを庇うのですか!?そのクソッタレのイタ公をどうして貴女が庇うのですか!?」
イギリス軍駆逐艦娘「貴女はそいつに殺された部下たちのことを、私の姉妹たちのことを忘れてしまったのですか!?ウォースパイト!!答えてください!!」
ウォースパイト「っ……これは……げほっ……戦争なの……誰も殺したくて殺しているんじゃないのよ……げほっげほっ」
イギリス軍駆逐艦娘「っ!!」
イギリス軍重巡娘「ウォースパイト!!喋らないでください!!っ!!車はまだか!?」
ウォースパイト「貴女には……迷惑をかけたわね……ごめんなさい……いままでありがとう……」
イギリス軍重巡娘「あぁ、そんな……!!今そのようなことを言わないで下さい!!大丈夫です!!出血はそれほど多くありません!!」
イギリス軍衛生兵「すぐに車が来る!!助かるぞ!!気を強く持て、艦娘!!」
ウォースパイト「わかった……」
~
ザラ「……」
ポーラ「……」
提督「ザラ!!ポーラ!!」
提督(ようやく騒動の中心に到着する。そこに居たのは呆然としているザラとポーラ。たくさんのイギリス軍の艦娘や兵士。そして……)
ウォースパイト「……」グッタリ
提督(血だまりの真ん中で血を流して倒れているウォースパイトだった……頭の中が真っ白になる。背筋がぞわりとした)
提督「ウォースパイト!!」タッタッタッタッタッ
イギリス兵「止まれ!!何者だ!!」
提督「日本軍の者だ!!そこをどけ二等兵!!」
提督(周辺を警戒しているイギリス兵に怒鳴りつけ、ウォースパイトのもとに向かう。ウォースパイトは大量に出血しているように見えた)
ウォースパイト「Admiral……」
提督「そんな……ウォースパイト……」ジワァ
提督(ようやくウォースパイトのもとに辿りつくが、周りはイギリス軍の艦娘達が取り囲んでおりすぐそばに行くことはできない)
提督(ウォースパイトは俺に気がつくと力なく俺を見つめる。その顔は青白く、血の気が無かった。出血は……)
提督(俺が見る限り、ソ連での経験からして助からない傷ではないと思う。だがすぐに処置しなくてはならないだろう)
提督(しかし病院までどうウォースパイトを運べばいいのか……歩いて行くのは論外だ。早急に車が必要だった)
ウォースパイト「ごめんなさい……げほっ……この後話をする予定だったけど……こほっ……無理そうね……」ニコッ
提督「っ……とりあえずまた今度にしよう……」ニコッ
提督(何でもないように微笑むウォースパイト。しかしその口からは血が垂れている。俺はなんとか微笑んで見せた)
ウォースパイト「本当にごめんなさい、Admiral……私は愚かだった……好きよ……永遠に愛しているわ」ジッ
「「「「!?」」」」
提督(ウォースパイトが愛を伝えてくれる。イギリスの艦娘の一人がどいてくれた。俺は正装が血に汚れるのも構わず膝をつく。ウォースパイトの頬に手を添えた)
提督「っ……俺も君を愛しているよ……!!」ポロポロポロ
ウォースパイト「私、今幸せよ……死んでもいいくらい……My knight, 私を重荷にしないで……他の人を見つけることを躊躇わないでね……?」スッ ナデナデ
提督(ウォースパイトが血に汚れた手で俺の頬に触れた。震える手は力弱く、俺はその手を取って自らの頬にあてる)
提督「馬鹿なことを言うな……!!死ぬみたいなことを言わないでくれ!!」ギュッ
ウォースパイト「……」グッタリ
提督(ウォースパイトが目を閉じる。手から力が抜けた。恐怖に飲み込まれる感覚、俺はウォースパイトに呼びかける)
提督「ウォースパイト!?っ!!ウォースパイト!!」
提督(無意識のうちに鼓動を確認する。弱々しいが鼓動があった。まだ死んではいない。だがこのままでは本当に……!!)
イギリス軍衛生兵「っ!!車はまだ来ないのか!?」
日本軍将校「提督!!どうされたのですか!?」
提督「っ!!」
提督(俺を追ってきたのだろう。将校と運転手の上等兵が車ですぐそこまで来ていた。全員がそちらを向く)
提督(銃声が聞こえたために、多少遅れようとも武器や応急処置用品を積んだ車を降りずに来たのだ。それが今回、吉と出た)
提督「大佐!!重傷者だ!!至急病院まで運ぶぞ!!」
イギリス軍衛生兵「担架に乗せろ!!ゆっくりだぞ!!」
イギリス軍重巡娘「持ち上げろ!!スリーカウントだ!!3!!2!!1!!Go!!」
日本軍将校「っ!?よ、よく分かりませんが分かりました!!上等兵、病院までの道は分かるか!?」
日本兵「ええ、分かります!!」
提督(イギリス人たちがウォースパイトを車に乗せる。が、イギリス軍の衛生兵やら艦娘やらが乗り込んで俺の乗る場所がなかった)
イギリス軍重巡娘「出せ!!早く!!」
提督「っ!!行ってくれ!!ウォースパイトを頼んだぞ!!」
日本軍将校「了解です!!行ってくれ!!」
日本兵「出発します!!」
提督「ウォースパイト……っ……」ギュッ
ザラ「……」
ポーラ「……」
↓×1~3 ウォースパイトが向けていたような一応は取り繕っていた殺意ではなく、姉妹艦を殺された艦娘の純粋なむき出しの敵意と殺意、復讐心を向けられたことに対するザラとポーラの心境
及びそれによって殺されそうになるも、ウォースパイトに庇われ、その結果ウォースパイトが生死を彷徨っているという一連の流れ受けてザラとポーラの心境と行動をそれぞれ
ポーラ「血……紅い……紅い……」ジッ
ポーラ『しっかりしてください!!大丈夫ですよぅ!!』
イタリア軍艦娘『はっ……はっ……か……家族に……げほっ!!家族にこの手紙を……!!Per favore(お願い)……ポーラ……!!』スッ フルフルフル
ポーラ『っ……自分で渡して下さい……!!衛生兵!!衛生兵!!』
ポーラ「……」
イギリス軍艦娘『あうっ!?っ!!Help!!誰か!!大破した!!助けて!!』ドガァン
ポーラ『Colpo efficace(命中弾)!!逃がさない!!止め!!』キッ ドゴォン
イギリス軍艦娘『Noooooo!!Mumっ!!(いやぁああああ!!ママぁっ!!)』バッ ドガァン
ポーラ『Benissimo(良し)!!どう!?まだやりますかぁ……!?』
イギリス軍艦娘『』ドクドク プカプカ
ポーラ『っ!!ライム女め……いい気味!!タラントの復讐ですぅ……!!』ニタァ
ポーラ「……っ」ジワァ ツゥー
提督「っ……何があったか説明してくれるか、ザラ、ポーラ?」
ザラ「……っ!!なんであいつ……!!もう嫌!!どうして私達だけが悪いみたいに思われるの……!!ザラの仲間だっていっぱい殺されてる!!」
ザラ「なのにウォースパイトもその子も皆ザラだけが悪いみたいに……!!っ!!どうしてウォースパイトは私を……!!」
ザラ「あんな酷いことしたのに!!なんで助けたの!?どうして謝ったの!?意味わかんない!!」
提督「落ち着いてくれ、ザラ。何があったんだ?」ギュッ
ザラ「っ!!ポーラと買い物に来たら、あのイギリスの駆逐艦娘が姉妹の仇って……私たちを撃とうとして……」
ザラ「そこにウォースパイトが走ってきて……わたしを突き飛ばして代わりに撃たれて……!!」
ザラ「あいつのせいでザラは!!っ……けど……あいつが助けてくれなかったら……死んでた……もういやぁ……何も考えられない……」
↓×1~3 提督の心境と行動
提督「そうか……二人共、無事でよかった」ギュッ
ザラ「っ!!提督……提督……!!」ギュッ
ポーラ「うぅ……ううぅ……!!」ギュッ
提督(俺は二人を抱きしめる。二人は俺を強く抱きしめ返してきた。もう少しそうしていたかったが、ここに居ては良くない)
提督「とりあえず……家に帰ろう……」
ザラ「うん……」
ポーラ「……」コクリ
提督(二人を連れてこの場を離れる。方々へ事情を連絡しながら歩き、途中で車を借りることができた。家に向かって運転しながら二人に話しかける)
提督「ザラ、ポーラ……」
ザラ「……何?」
ポーラ「……何ですかぁ?」
提督「……ゆっくりでいい。無理はしなくていい。だが……どうかウォースパイトの行動の理由を考えてみてくれ」
ザラ&ポーラ「「……」」
提督(暫く、無言の時間が続く。帝国海軍司令部に着き、二人を下ろした。二人共疲れているようだった)
提督「では、俺はウォースパイトの所に行ってくる。家で待っていてくれ」
ザラ「分かった……」
ポーラ「はい~……」
~
提督(ウォースパイトは意識不明だった。だが医者の話では命は助かる見込みとのことだ)
提督(しかし暫くは絶対安静で面会謝絶らしい。俺は、面会を諦めて病院を後にするしかなかった)
提督(高官には病院で食事に行けなかったことの謝罪ができた。俺は午後の執務に戻るべく司令部へと蜻蛉返りすることになった)
提督「今戻った。ありがとうな大和」
大和「お帰りなさいませ、提……と……く……」バサッ
↓×1~3 提督LOVEであることを踏まえて、乾いてはいるが血まみで頬にも乾いた血がこびりついている提督に対する大和の反応
提督「大和?」
大和「……」ブワッ
提督「!?」
提督(や、大和の髪が逆立つ。そして何か恐ろしい雰囲気を纏った。目の前に居る子が戦闘力世界一の座を争う戦艦娘であることを改めて思い出す)
提督(大和は、あくまで冷静を保っているように見えた。しかしその内心は逆鱗に触れられた竜の如く怒り狂っていることが丸わかりだ)
大和「……どうされたのですか?血で汚れています。いったい何があったのですか?誰がそのようなことをしたのですか?」ドドドド ジッ
提督「っ!!しまった……すっかり忘れていた……大和、大丈夫だ。これは俺の血じゃないんだ」
提督(大和に何が起きたのか説明する。もちろん、言わなくていい事は言わずに。それを聞いた大和は、ひとまず怒りが収まったようだ)
提督(先ほどのあれが勘違いだったのではないかと思うほど一瞬で元の大和撫子に戻った。痛ましそうに顔を歪める)
大和「そうでしたか……ウォースパイトさんの一刻も早い回復を祈るばかりです……」
提督「そうだな……とりあえず、少し体を流してくる。もう少しだけ頼めるか?」
大和「お任せください、提督」ニコッ
提督(惚れ惚れする様な微笑みでそう返してくれる大和。何と甲斐甲斐しく心優しい子なのだろうか)
提督「ありがとう、大和」ニコッ
~
不知火「起立、礼、着席。これより陽炎型裁判を開始します。なお、話に関わり合いのない早潮と夏潮は欠席です」
不知火「では被告人、陽炎型十一番艦、浦風。及び陽炎型十三番艦、浜風。間違いありませんね?」
浦風「とりあえずこの縄解いて欲しいんじゃけど……」
浜風「そうだ、これは酷い横暴だ。異議を申し立てるぞ」
不知火「拒否します。本人で間違いありませんね?では罪状認否です。検察官、天津風。お願いします」
天津風「分かったわ。被告人、浦風及び浜風は某月某日某所にて……卑劣にも司令と体の関係になるという抜け駆け行為をしたものである……!!」
不知火「ありがとうございます。では被告人浦風、浜風。貴方には黙秘権があります。黙秘権については説明するまでもありませんね?」
不知火「では確認します。検察官の言った事に間違いはありませんね?」
浦風「……」
浜風「……」
不知火「黙秘、ですか……では検察官。冒頭陳述をお願いします」
天津風「任せて。被告人浦風及び浜風は去る某月某日、他の姉妹たちが堪え難きを耐え忍び難きを忍び提督の返事を待っている中……」
天津風「は、はしたなくも司令官に……夜這いを仕掛けて……強引に……か、体の関係になったものである……!!」ギリッ
不知火「分かりました。では検察官は立証してください」
天津風「はい。証拠は、被告人浦風及び浜風の自白よ。両被告は昨日の早潮と夏潮以外の陽炎型で行われた提督はいつ返事してくれるんだろう会議」
天津風「その後の飲み会で酒に酔ってこのことを声高に自慢したものである……!!証人はここに居る全員よ!!」
不知火「証拠として認めます。では弁護人、黒潮。弁護側の立証を」
黒潮「はい。と言うてもな……ともかく、これは浦風と浜風の自白以外の証拠があらへんよね?」
黒潮「被告人に質問するで?二人は自白したとされる時、酷く酔っていたと思うんやけどどうかなって」
浦風「事実かどうかはともかく、素面でそんな事言わんて」
浜風「同感だ。私達は全員酔っていた。それはここに居る全員が分かっていることだろう」
不知火「黙りなさい。余計な発言は許可されていません。……ですが、よろしい。被告人は酔っていた。検察側は異議がありますか?」
天津風「……無いわ」
不知火「分かりました。では認めましょう。被告人は酔っていた。それで、それがどうしたと言うのですか?」
黒潮「よっしゃ!!ほなら言うけど酔っていたなら被告人の自白内容に対する信憑性に疑問があるやろ」
不知火「なるほど。つまり黒潮、貴女はこの二人がなんとも痛くて微笑ましいことにありもしない提督との関係をでっちあげていたと言いたいのですね」
黒潮「言い方に悪意があると思うけど、まあつまりはそう言う事やな。弁護側は被告人の無実を主張するで!!」
浦風「……」
浜風「……」
不知火「何ですかその顔は?いたく不満そうですね。貴女方は裏切りを認めるのですか?それともただの痛い子なのですか?」
浦風「……」プイッ
浜風「……」プイッ
不知火「ほぅ……裁判官の心証を悪くしない方が身のためですよ?どちらにせよ、手遅れですが。論告の時間です」
天津風「検察側としてはどちらにせよ被告人は有罪と主張するわ!!卑劣な抜け駆けには報いを!!罪には罰よ!!」
黒潮「弁護側の主張は無罪や!!というか考えてみいや!!司令はんがそないなことするかいな!?」
天津風「フカシでも言語道断よ!!していい事と悪い事があるわ!!これは明らかにギルティよ!!」
黒潮「それはもはや私的な報復や!!それを認めたらもう何でもありになるで!!それでホンマに良いんか!?」
不知火「静粛に!!……では、被告人の意見陳述です。これで審理を終えますが、最後に何か言いたいことはありますか?」
浦風「……」
浜風「……」
不知火「よろしい。では裁判長。判決の言い渡しを」
陽炎「うーん……」
↓×1~3 判決内容
陽炎「ここは無罪で」
浦風「!!」
浜風「!!」
黒潮「っしゃ!!」グッ
天津風「異議あり!!」
不知火「裁判長……!?」
ザワザワ ザワザワ
陽炎(私の無罪判決に被告人が驚いたように顔を上げ、黒潮がガッツポーズ。天津風が抗議の声をあげ、不知火が驚愕に目を見開く)
陽炎(傍聴席で裁判を見ていた親潮たち傍聴人たちがざわめいた。私は、判決理由を述べる)
陽炎「司令官が一気に二人と関係持ったりするわけないし。これはまあ、完璧なフカシじゃないにしろせいぜい抱きしめられたとか一緒に寝た程度だったと判断するわ」
天津風「異議あり!!異議あり!!あの話生々しかったもん!!浦風が咥えたとか浜風が挟んだとか!!」
不知火「天津風に賛成です。裁判長の判断には疑問が残ります。これは明らかに有罪の事案では?」
黒潮「もう判決は下ったんや!!大人しく判決を受け入れたらどうなん?それが道理やないの?」
天津風「異議ありったら異議あり!!絶対に認めないんだからぁ!!」
親潮「あの……私も異議ありです!!」
磯風「そうだな、納得できない所がある」
嵐「いや、裁判長の言う通りだろ。司令がそんな事するとは思えねえよ」
野分「確かに。司令はそんな人じゃない」
ワーワーギャーギャー
陽炎「はぁ……やっぱこうなるか……」
陽炎(会議は踊る……いや、裁判は踊るか。無罪派と有罪派が口論を開始する。もう滅茶苦茶だわ。どうにか収拾しないと……)
陽炎「よし、分かった!!こうなったら司令と話をしに行きましょ!!真相を聞きに行くのよ!!」
「「「「!!」」」」
陽炎「何もないならそれでよし!!ついでに返事を聞ければなお良し!!もし二人としてたりするなら……今から全員で司令と関係を持てば良しよ!!」
陽炎(まあ、そんな訳ないけどね。まさか司令が一気に二人もそう言う関係になるなんてしているわけないもの)
~
提督「という訳だ。話をするのが遅れて申し訳ない。もし君たちがこの話を聞いてまだ俺のことを想ってくれているのなら、俺は我慢するのを止めるよ」
陽炎「……!!」
↓×1~3
例の話を聞いた陽炎型の心境と反応
特に強調したい子が居れば名前をあげて
陽炎(まさかそんな……けどやりたい放題女の子喰いまくり放題とかそう言う訳じゃないみたいだし……)
雪風「正直よく分かりませんでした……どういうことですか?」
嵐「……提督が他の子とも仲良くするのを我慢できれば、提督に愛してもらえるってことだよ」
雪風「他の子とも?じゃあこれで晴れて皆でしれぇの側にいられますね!」ニコッ
「「「「!!」」」」
提督「それは、皆次第だ。だが、俺は君たちのことが好きだよ。もし受け入れてくれるのなら、幸せにできるよう全力を尽くす」
初風「でも……そんなの……まるでハーレムじゃない……」
親潮「ぁ……っ……そ、それでも親潮は……司令が……すき……です……あいして……ます……」モジモジ
秋雲「こ、今度の新刊は……ハーレムものにしよう……」
黒潮「あの神通はんと那珂ちゃんまでも……というか白露型の連中八人斬りかいな……嘘やろ……どんな絶倫やねん司令はん……っ」ドキドキ ゾクゾク
島風「ねぇ……どうして島風を連れてきたの、天津風?私……ちょっとついて行けないよ……」
天津風「だって来る途中に会っちゃったんだもん……それに、こんな事になるなんて思わなかったし……」
陽炎「……決めた。私は受け入れる。司令、好きだよ。だから私をお嫁さんの一人にして。いいでしょ?」
「「「「!!」」」」
提督「陽炎……ありがとう。もちろんだ。むしろこちらから頼むよ」
陽炎「ん。という訳でよろしくね司令♪」
提督「ああ、よろしく頼むよ」
嵐「……陽炎姉、いいのかよ?」
陽炎「もちろん。話聞く限りそんなアレじゃないし、何より司令のことはよく知ってるもの。信じられるわ」
陽炎「というか、実際あんなことしたんだからここに居る皆司令のお嫁さんになりたいんでしょ?」
陽炎「迷ってたらいつまでたってもずっと決まらないわよ?こんな話聞かされてズバッと断れない時点で答えは分かってんじゃないの?」
~
天津風「っ……!!バカ!!大好き!!愛してる!!」バッ ダキッ
「「「「!?」」」」
提督「天津風……!!」ギュッ
提督(陽炎の言葉に吹っ切れたのか、切なくて辛いと言うような表情で俺に抱き付いてくる天津風。俺は、天津風を受け入れるように抱きとめる)
不知火「っ!!んっ……」ダキッ
提督「んむっ!?」
「「「「!?」」」」
提督(そんな俺に、不知火もまた抱き付いて来た。不知火の身体に手を回そうと思ったところで不知火に唇を奪われる)
天津風「不知火……!!貴女……!!」ギリッ
不知火「っは……司令官。不知火はずっとお慕いしておりました。どうか私の体全てを司令官で満たしてください」カァッ
提督(いつも通りに振舞おうと努力していた。口調は完璧だが、真っ赤に染まった顔がそれを台無しにしていた)
提督「ああ、分かった」
天津風「っ!!んちゅっ」
提督「んっ」
提督(そして不知火が口を離した隙を突いて天津風が目をぎゅっと瞑りながら唇を押し付けてくる)
「「「「……」」」」
不知火「天津風……!!」ギュッ
天津風「っ……貴方なしじゃ生きられ無くして……貴方だけしか見えなくして……私の全部、貴方で染めて……!!」
提督(うるんだ瞳でそう懇願してくる。恥ずかしいのを我慢して必死に訴えてくる様に、男心がくすぐられる)
提督「任せてくれ。……っ!!」
提督(ふと、周囲の他の子たちが俺を熱っぽい妖しい光を湛えた瞳で見つめていることに気がつく。ああ、分かる。これは……)
提督(これは白露に唆されて俺に襲い掛かってきた村雨達と同じ目をしている。さすがにこの人数は……)
提督「とりあえず、冷静に話し合おう。さすがに一度にこの人数を相手にするのは……それに、君たちも嫌じゃないか?」
~
時津風「わーい!!司令と一緒に寝るなんて初めてだねー!!」
雪風「そうですね、よろしくお願いします、司令」
提督「ああ、よろしくな」
提督(話し合いは紛糾した。結局、今日はまだそういう事をするつもりのない時津風と雪風と一緒に寝ることになった)
提督(他の子たちは今も順番やらなんやらについて話し合っているのだろう。男冥利に尽きるが、申し訳なくもあるな)
提督「では電気を消すぞ。お休み、雪風、時津風」
雪風「お休みなさい、司令」
時津風「おやすみ司令ー」
提督(俺の左右に寝そべっていた雪風と時津風が俺の両腕に抱き付いてくる。子供ができた気分だ)
提督(二人はすぐに寝息をたて始める。寝つきの良さと言い完璧にお子様だった。あどけない寝顔を見ると、心が洗われる)
提督(暇さえあれば誰かしらかと夜の約束が入る俺にとって、今は時間に余裕があるとはいえこんな早い時間に本当に寝るのは貴重だった。こんな日もいい)
提督(俺はそう思いながら目を閉じる。両脇に感じる二人の体温の中、俺は心地よい眠りの中へと落ちていった)
~
陽炎「あっ……はぁ……ん……結構いい感じかも、司令……何か満たされるっていうか……」
提督(翌日の夜、俺は陽炎を膝に乗せていた。その成長中の身体を可愛らしいパジャマの上から存分に堪能する)
提督「良かったのか?あんなこと言って」サワサワ
陽炎「んっ……ふぅ……正直ちょっと熱に浮かれていた感はあるかもね……ふぁっ……けど、結局は皆が自分で選んだのよ」
提督「そうか……ともかく、俺は君たちを幸せにするのに全力を尽くすよ……勃っているぞ?」モミモミ クリクリ
提督(年齢相応のふくらみかけの胸に手を伸ばす。柔らかさを堪能しつつその先端を指でつまんで弄った)
陽炎「そこは信用してるわ……勃たされたのよ、司令に……ヤバッ……これちょっと想像以上かも……」
提督(熱っぽい吐息を吐く陽炎。その肩は少し震えていた。陽炎に、腕を握られる。まるで縋るように)
提督「怖いか?」
陽炎「少しね……けどそれ以上にドキドキしてる……ぁん……手、大きいね……」
提督「まあな。陽炎、こっちを向いてくれ」
提督(俺の言葉に、陽炎が肩越しにこちらを向く。見つめ合うだけで全てが通じた。陽炎が目を閉じて顎を上げる)
陽炎「ん……」
~
親潮「んふっ……んん……」
提督「……」ニュル
提督(初めてのキスに興奮している様子の親潮。俺はその咥内に舌を挿入した。唇は抵抗なく開かれ、歯が行く手を阻んだ)
親潮「んっ!?んん!!んあ……」
提督(しかし、すぐに口が開かれて俺の舌を阻むものが消え去る。俺は、そのまま親潮の舌を探った)
親潮「んちゅ……れろれろ……んふぅ……にゅるにゅる……」
提督(そして舌を探り当てると、獲物を捕らえた蛇のように絡みつかせる。親潮もまた、ぎこちないが舌を使って俺の舌を絡める)
提督「……」サワサワ
提督(初々しい舌使いに興奮した。俺は咥内で親潮と濃厚に絡み合いながら手を親潮の身体に伸ばす)
親潮「ん……んはぁ!!あっ……あむ……れろれろえろ……んん!!んぅ!!」ピクンピクン
提督(その手が親潮の背中や後頭部から脇腹や太腿。そして形の良いヒップへと伸びるに従って親潮が反応した)
~
初風「はっ……はぁ……はぁ……っ……」キロリ
提督(唇を離すと荒い息を吐いて顔を真っ赤に染めた初風が俺を睨んでいた。その瞳には怒りが渦巻いている)
提督「……止めるか?」
初風「何でよ!?意味わかんない……」
提督「嫌そうにしているからな」
初風「アンタが手馴れてるのが悪いんでしょ……このバカ提督……」
提督(俺の言葉に怒りと悲しみが入り混じったやるせない感情を込めた表情で俯き、そう呟く初風)
提督「そうか……すm」
初風「謝んないで!!……ホントは、ちゃんとした関係になりたかった……私が大きくなったら、普通に提督と結婚するの……」
提督(つい謝ろうとしてしまった俺に、初風がぴしゃりと言い放つ。そしてどこか遠いところを見るような目で、語り始めた)
初風「普通に付き合って……十八歳くらいで同棲したりして……旅行とか一緒に行ったりして……」
初風「私が成人したら結婚するの……もし平和になってて親が大学行けって言ったら卒業まで待ってもらうかもしれないけど」
初風「年齢差があるから、子供はすぐに作ってもいいわ。欲を言えば二人っきりの時間をもっと楽しみたいけど」
初風「でも、子供も欲しいもの……男の子と女の子が一人づつ……もしもっと欲しければ頑張ってあげる……」
初風「頑張って子育てして、子供が大人になって、私達の所を離れて行って……悲しいけど、貴方が居れば耐えられるわ……」
初風「それでいつか孫ができて……その時には私達、お爺ちゃんとお婆ちゃんね……どんなんだか想像もできないわ」
初風「それで、老後は静かに二人で暮らして……そして……っ……きっと幸せだわ。間違いない」
提督(本当に幸せそうな笑顔を浮かべる初風。しかし、それでもやはりそれは作り物だった)
提督(次の瞬間には、初風は再び儚い表情を浮かべて虚空を見つめる。まるで自分に言い聞かすようにつぶやく)
初風「でも……それはもう無理なのよね……だって提督は……他の子とも……私だけと一緒に入られない……」
提督「初風……」
初風「お願い、提督……私を幸せにして……こんな筈じゃなかったなんてもう思わせないで……お願いよ……」
提督(俺の呼びかけに、初風が真剣な表情で俺を見つめる。初風が、多くのモノを妥協して俺を選んでくれたのだと思った)
提督「ああ、もちろんだ。絶対に幸せにして見せる……」
初風「うん……続き、して……」
~
萩風「あっ……あぁ……提督……気持ちいいです……あん!!あぁ……そこ……だめぇ……!!」
提督「もう下着越しにも濡れてるのが丸わかりだな……割れ目に沿ってシミが出来てるぞ?」ツゥー
萩風「ひゃっ……それは……」カァッ
提督(下着越しに萩風の秘所を愛撫する。指先が濡れるほどにそこは濡れていた。ワレメをなぞり、柔肉を弄る)
提督「すごい柔らかいな……くにくにしてる。それで、この硬くなってるのは何かな?」キュッ クリクリ
萩風「んはぁああ!!や、そこはぁ……!!んっ……ふぁ……!!」ビクン ピクンピクン
提督(硬く勃起したクリトリスを摘まむ。その瞬間、萩風の身体が跳ね、嬌声が響いた。そのままクリを責める)
提督「言ってみろ、萩風。これは何だ?」
萩風「あっ……あぁ……い、言えません……恥ずかしいです……!!」カァッ ブンブン
提督(俺の命令に萩風は顔を真っ赤に染め目を見開いた。そして顔を横に振りながら拒否する)
提督「ダメだ、言わなくちゃここで終わりにすることになる」
萩風「そんなぁ……!!司令……酷いですよぉ……!!」
提督「言ってみろ、萩風」
提督(言うか中断かの二択を迫られた萩風は酷く悲しそうな顔をする。しばらく悩んだが、やがて意を決して口を開く)
萩風「っ……ク、……リス……です……」ボソリ
提督(だがか細い声は聞きとるのに苦労するほどだった。それだけ恥ずかしがっているのか。嗜虐心がそそられる)
提督「聞こえないぞ、萩風?」
萩風「クリトリス……です……」カァッ
提督「もっと大きな声で。はっきりと言うんだ萩風」
萩風「っ……クリトリスです……!!」ギュッ フルフルフル
提督(目をぎゅっと瞑り、震えながら声を張り上げて自らの持つ快楽を得る為だけの器官の名称を言う)
提督「よく言ってくれた。頑張ったな。ほら、では一度イかせてやろう。ご褒美だ」クリクリクリ
萩風「あぁん!!やっダメ!!司令!!そんな激しく!!あぁ!!あ、頭やけちゃう!!おかしくなっちゃう!!」ビクッ ビクッ
提督(俺は萩風のクリを下着越しに愛撫する。体を振り乱し快楽を貪る萩風。髪が乱れ、嬌声が響く)
提督「我慢するな。快楽に身を任せろ、萩風」
萩風「んはぁ!!待って!!司令!!お願い待って!!あっあぁ……あぁ!!」
~
嵐「っぁああああああああ!!」ビクンビクン
提督(絶頂を迎えた嵐が悲鳴のような嬌声を上げ、体を痙攣させる。その下着はもはやお漏らししたようにびしょびしょだった)
提督「いいぞ嵐、よく頑張った。……下着がびしょびしょだな」
嵐「はぁ……はぁ……はぁ……っ……誰のせいだよ……」キロリ
提督(恨めしそうに俺を睨む嵐。しかしその顔は蕩けており、熱っぽい視線には怒りとは反対の感情が込められている)
提督「俺のせいか。すまないな。ではお詫びに脱がしてやろう」スッ
嵐「っ!!ま、待っ!!っ!!」ズルリ カァッ
提督(嵐のショーツを下ろす。愛液が糸をひいて千切れた。生えかけの陰毛、見事なスジマンが露わになる)
提督「普段男らしく振舞っているが、やはり女の子だな、嵐」
嵐「……いっそ殺してくれ。頼むよ……」スッ
提督(恥ずかしそうに両手で顔を覆う嵐。俺は手を嵐の秘所に伸ばし、愛撫する。ワレメをなぞると指先が蜜で濡れた)
提督「ほら、見てみろ嵐。お前の愛液でびしょびしょだ。溢れてきているぞ?糸を引いているな」スッ ネトォ
嵐「お願いだから止めてくれ……死にたくなる……」
提督「ダメだ、嵐。死なせないぞ。お前は俺の大切な部下だ。そして今は大事な俺の女でもある」
嵐「っ……そうかよ……」キュン
提督(俺の言葉に不愛想にそう応えた……つもりなのかもしれないが、嬉しそうな声音を隠せていない。かわいい奴だ)
提督「どうしていつも男っぽい話し方なんだ?」
嵐「性格だよ……いいだろ、別に」
提督「なるほどな。君は明瞭快活で男に負けない強さを持っている。だが、それでもやはり女だ」
提督「見ろ。ここは男を受け入れるためのモノだ。女の印だ。この奥には、男に孕まされ、子供を宿すための場所がある」スッ ナデナデ
提督(そう言って嵐の下腹部、ちょうど子宮のあたりを撫でる。柔らかく滑らかな肌はしっとりと汗で濡れている)
提督「俺が、そこに子種をくれてやろう。今は無理だが、いずれは俺の子供を産ませてやる。楽しみにしていろよ」
嵐「……結構ヘンタイなんだな、司令。正直キモいぞ」
提督(俺の言葉にそう言う嵐。正直ちょっと心に刺さる言葉だったが、構わず言葉を続ける)
提督「だが興奮するだろう?隠そうとしても無駄だ。現に、こんなに溢れさせてる。想像したのだろう?俺にされて、孕まされるのを」
嵐「っ……最悪だ……自分が嫌になる」
提督「これが生き物の本能だ。男は女を征服したい。女は男に征服されたい。今はただ本能に身を任せろ」
嵐「……俺、ヤバイ人を好きになっちまったな」
提督「そうかもな。とりあえず、もう一度イかせてやろう。ほら」クチュクチュ
嵐「っふ!!くっ……くぁ……!!あぁ!!ち、畜生!!や、すごっ……!!おぉ!!いい!!畜生!!気持ちいい!!」
~
浦風「ああああああ~~~!!」ビクンビクン
提督「イったか、浦風」
浦風「はぁ……はぁ……っ……結局皆に手ぇだしよって……酷い男じゃ……」キロッ
提督(快楽に蕩けながらも鋭い視線で俺を睨む浦風。その瞳に渦巻くのは姉妹に手を出した俺への怒りよりも俺と関係を持った姉妹たちへの嫉妬だ)
提督「誰も彼も受け入れる訳ではないが、俺が好ましく思っている子が向こうから来たら拒まない主義だからな」
浦風「何でもするけぇウチだけの提督になって欲しいって言うたのに……」
提督「……ごめんな」
提督(俺の謝罪に、歯を食いしばる浦風。そして俺の股間に顔を近付けると上目遣いで俺を見つめる)
浦風「っ……口でしちゃるけぇね。はよだしんさい」
提督「ああ、わかった」
提督(言われた通り硬く張ったモノを露出させた。ビクビクと震えるソレを見た浦風がモノを睨みつけた)
浦風「憎たらしいモノじゃこれは……これで何人の女の子狂わせたんか……あむ」
提督「っ……」
浦風「れろれろ……じゅるじゅる……っ、少なくとも陽炎型の中じゃ口でするのは一番じゃけぇ搾り取っちゃる。あむ、じゅるるるるるる」
提督「くぅ……!!」
~
提督「つぁああ……!!」ビュルルルルルルルル
浜風「うっ!?っ……ふふっ、相変わらずすごい勢いですね?胸の間から飛び出てきましたよ?顔がべとべとです」
提督(浜風の豊満な胸に挟まれ刺激されていたモノが伝えてくる快楽に、限界を迎えた俺はそのまま出してしまった)
提督(勢いよく噴射された精液は胸で止まり切らず、その間から噴出して浜風の顔面に白いデコレーションを施した)
提督「ふぅ……さすがだな、浜風……」
浜風「貴方に仕込まれましたから。どうですか、私の胸は?良かったでしょう?私だけの提督になってくれてもいいんですよ?」
提督「すまないが、それはできない。君の男に違いはないが、君だけの男にはなれないんだ」
浜風「っ……そうですか……」
提督(俺の言葉にとても悲しそうな表情浮かべた浜風。罪悪感を覚えるが、ここで浜風だけのモノになったら他の全員が悲しむことになる)
提督「そんな顔をしないでくれ……っ……見ろ浜風。君の胸の間が俺の精液でドロドロだ」グッ
提督(浜風の胸に手を添え、押し開く。ねっとりとした白濁液が糸を引くそこは、俺の精液まみれだった)
浜風「すごく熱いです……そしてすごいエッチな匂い……」ゾクゾク
提督「浜風、全部指で取って舐めてくれ」
浜風「分かりました。……んっ。すごいねばねば……ちゅる」
提督(俺の頼みに躊躇うことなく白濁液を指で絡めとって口に運ぶ浜風。俺を上目遣いで見つめる瞳には妖しいものが渦巻く)
提督(妖艶に指についた精液を舐めとって見せる浜風。明らかに俺を挑発していた。大人びた体つきとはいえ、この年齢の子がしていい仕草ではなかった)
提督「……!!」ゾクゾク
提督(それに興奮する。浜風はもはや純粋無垢な子供ではない。俺専用の娼婦へと変わり果てていた)
浜風「ちゅるちゅる……はっ……提督のが……私の一部になるんですね……?」
提督「そうだな……!!よし、浜風。次は俺が君を気持ちよくしてやろう。脚を開くんだ」グイッ
浜風「あっ。あぁ……♪は、恥ずかしいですよ……!!」ゾクゾク
~
提督「……」ジュルルルル
不知火「やっ!!駄目です!!司令!!そんなところ……汚い……!!」
提督(不知火の秘所にクンニする。舌で柔肉をこねくり回し、ワレメに舌を侵入させ、クリを弄ぶ)
提督「っ……汚いなんてことがあるか。んっ……」レロレロ ジュルジュル
不知火「んふぅ!!はぁ……はぁ……あぁん!!し、司令……!!司令!!あぁ、司令!!んはぁ!!」
提督(いやらしく下品な水音が立つほどに強くそこを吸う。不知火の太腿が俺の頭を強く挟んだ)
提督「……」ニュルニュル ジュルルルル レロレロ
不知火「司令がぁ……私のそんなところに……はぁ!!口をつけて……!!やっ!!来る!!司令!!来る!!来ちゃいます!!」
提督「……」ジュルルルル カリッ
不知火「っぁああああああああ!?」ビクンビクン
提督(クリを甘噛みした。その瞬間、不知火が絶頂する。一層脚に力が籠められ、大きな嬌声と共に背を仰け反らせた)
提督「っ……どうだった、不知火?」
不知火「ぁ……はぁ……凄すぎです……」ピクンピクン
提督「悦んで貰えたようで何よりだ。では、いよいよ本番といこうか」
提督(俺は不知火の下腹部に埋めていた頭を離し、体を起こす。不知火の脚を掴んで広げさせ、上にのしかかった)
不知火「!!」ゾクゾク
~
天津風「ぁ……貴方……」
提督(うるんだ瞳、垂れさがった眉、紅く染まった頬。不安そうに俺を見つめる天津風。俺は優しく声をかける)
提督「天津風……いくぞ?」ピトッ
天津風「っ……うん……来て……?」スッ
提督(俺はモノの先端を熱く火照る天津風の秘所にあてがった。天津風は意を決したようにそう言うと、両手を俺を迎え入れるように伸ばした)
提督「っ……つぅ……!!」グッ
天津風「っ……うっ……くぁああああ!!」ググググ ブツッ ズププププ
提督(抵抗があった。俺はそれをゆっくりと味わうように貫く。ブツンと強い抵抗が無くなった)
提督(その後は締まる媚肉の抵抗にモノを蹂躙されながら奥まで挿入していく。襞襞がまるで生き物のように絡みついてきた)
提督「っ……天津風……君の中は最高だ……!!」
天津風「あぁ……私……やっと貴方と……ずっと夢見てたわ……私、今死ぬほど幸せ……!!」ギュッ
提督(歓喜の表情を浮かべ俺に強く抱きつく天津風。十分濡らしておいたからか、痛みはあまりないようだ)
提督「天津風……嬉しいよ……」ナデナデ
天津風「んっ……ねぇ、キスして……?」
提督「ああ……んっ」
提督(天津風のおねだりに応えて多少無理な体勢になるが天津風に口づけした、懸命に顎を上げてキスを受け入れる天津風の舌に舌を絡ませる)
天津風「んふっ……んちゅぅ……れろれろ……」
提督(暫くキスを交わし、唇を離した。軽く開いた口から熱い吐息を吐き、瞳にハートを浮かべながら俺を見つめる天津風)
提督(その表情は蕩けており、ああ、この子はもう戻れない所まで、魂の奥底まで俺に染まってしまったのだと思った)
提督「っ……そろそろ動く。いいかい?」
天津風「ええ、お願いね……?」コクリ
~
黒潮「し、司令はん!!あかんて!!堪忍や!!そない突かれたウチ……壊れてまう!!ウチおかしなる!!司令はん!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督「黒潮!!黒潮!!壊れろ!!狂ってしまえ!!」パンパンパンパン
提督(快楽のままに必死に腰を振る。四つん這いになった黒潮の腰に手を添え、前後に激しく振らせた)
黒潮「あぁ!!もうダメや!!ウチ狂ってもうた!!こんな後ろからケモノみたいに突かれてぇ!!」
提督「それでいい!!お前は俺のモノだ、黒潮!!俺の女だ!!」
黒潮「もう戻らへんよ!?ええんやな!?ウチもう司令はん居らんかったら生きていけへんよ!?責任とったってな!?」
提督(快楽に蕩けた声でそう聞いてくる黒潮。肩越しに俺を振り返り俺を見つめた。半開きの口からは唾液が垂れている)
提督「取るに決まっているだろ!?いいからイっちまえ!!お前の魂に俺を刻み込んでやる!!」
黒潮「んはぁ!!もうウチ司令はん専用になってもうた!!ウチの中、司令はんの形にされてもうた!!あぁ!!」
提督(俺の責任を取る発言に、まるで喜ぶように黒潮の中が締まる。その結果、俺のモノは更なる快楽に襲われた)
黒潮「ダメ!!イってまう!!ああ!!すごいの……すごいの来てまう!!ああ、あかん……っぁああああ!!」ドサッ ビクンビクン
提督(だがそれと同時に俺のモノはより一層黒潮の弱点を強く突くことになった。黒潮がぺしゃりと潰れ、絶頂を迎える)
提督「っ……黒潮ぉ……!!」ビュルルルルルルルル
提督(それと同時に俺も限界を迎えた。腰だけ突き出したような体勢の黒潮に覆いかぶさり、一番奥に遺伝子をぶちまける)
黒潮「っは……はぁ……はぁ……あっついのが……ぎょうさんウチの中に……司令はんのが……ウチの中染めてる……」ゾクゾク
提督「っ……ふぅ……」
~
提督「では綺麗にして貰おうか、谷風」
谷風「はぁ……はぁ……えっ……綺麗に……?」
提督(荒い息を吐きながらも体を起こした谷風が不思議そうな表情で俺を見つめていた。俺はそんな谷風に言葉を続ける)
提督「舐めてくれ」
谷風「本気!?……本気みたいだね。……しゃあないなぁ」
提督「頼んだぞ」
谷風「……ええい、女は度胸!!あむ……れろれろれろ……じゅるじゅる……」
提督(しょうがないといった表情を浮かべて俺に這いよって来た谷風は、精液と自らの愛液にまみれた俺の逸物に少し躊躇ったが一思いに咥える)
提督(そして丁寧に舌で俺のモノを綺麗にしていった。白濁液を舐めとり、俺が指示すると尿道に残った精液を吸い出す)
提督「っは……くっ……いいぞ、そのまま続けるんだ……」
谷風「じゅるる……っ!!っ……提督、また大きくなってるよ……?」ジッ
提督(谷風の濃厚なフェラに俺のモノは再び戦闘に備えて怒張した。それに気がついた谷風が口を離すと期待と不安が入り混じった表情でそう聞いてきた)
提督「ああ、そうだな……では、責任を取ってもらおうか?」
~
島風「あっ!!あっ!!あっ!!あっ!!んはぁ!!あぁん!!っ……!!」ズッチュ ズッチュ ズッチュ
提督「どうした島風?遅いぞ?もっと早く腰を振れ」
島風「そ、そんな事!!言ったって!!これ以上は!!無理だよ!!」
提督(俺の腰に騎乗位で跨る島風を煽る。島風に腰ふりを任せているが、快楽に堪える島風の動きは鈍い)
提督「それでいいのか?誰も君に追いつけないんじゃないのか?このぐらい誰でもできるぞ?」
島風「だって!!だってぇ!!気持ちよすぎるんだもん!!」ピクンピクン
提督「そうか……なら、本物の腰振りを見せてやる」ドチュン
提督(俺は蕩けた表情でそう訴えてくる島風の腰に手を添える。そして、一度、強く腰を突き上げた)
島風「おうっ!?」ビクン
提督「どうだ?これが早さだ!!ついてこいよ、島風!!」パンパンパンパン
提督(そして全力で腰を突き上げる。それと同時に島風の腰を動かさせて島風の一番奥を責めて責めて責めまくる)
島風「んはぁ!!や、だめぇ!!早すぎる!!早すぎるよぉ!!」ビクンビクン
提督「誰よりも早いんじゃないのか!?このくらいこなして見せろ!!」
提督(髪を振り乱し、汗を迸らせ、唾液を垂らしながら島風は快楽に堪えていた。その口からは熱っぽい嬌声が洩れる)
島風「早い!!提督早い!!だめ!!島風、過熱しちゃう!!溶けちゃうよぉ!!」
~
秋雲「あぁ!!ヤバいってコレ!!はぅ!!こ、こんなの味わったらおかしくなる!!おかしくなるって!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督「どうした秋雲?資料用に写真撮りたいんじゃなかったのか?全然撮れてないぞ?」パンパンパン
秋雲「そんなのぉ!?と、とってる暇ないって……!!カメラ落としそうっ!!お、置かせてくれない……!?」
提督(背面立位で秋雲を抱え、姿見の前で秋雲を突き上げながら秋雲に質問する。始まりは秋雲の一言だった)
秋雲『参考にヤってるときってどうなってるか見てみたいんだよね。あと資料用に写真も撮りたいなぁって……だめかな?』
提督(それによって、秋雲の羞恥プレイが確定した。姿見越しに俺のモノに秘所を貫かれ、淫らに悦がる自身の姿を見せつけられる秋雲)
提督(いつもの飄々とした余裕ぶりは鳴りを潜め、羞恥と快楽に真っ赤に顔を染めて悦がっていた)
提督「ダメだ。ほら、鏡を見ろ。君の中に俺のが出入りしているのが丸見えだぞ?これで一層リアルなマンガが駆けるな」
秋雲「っぁ!!や、恥ずかしいって!!そんなに見せつけないで!!」
提督「ほら、こんなに広がって俺のを咥え込んでいるぞ?愛液やガマン汁でぐちょぐちょだ。こんなにいやらしい音がしている」
提督「匂いも俺の匂いと君の匂いが混ざって……これが男女の絡みの匂いだ……癖になるだろう?」
秋雲「あっ!!あぁ!!見せないで!!聞かないで!!嗅がないで!!お願いだからぁ!!」
提督「ダメだ、ちゃんと見ろ!!聞け!!そして嗅ぐんだ!!AVやアニメ、マンガじゃない本物の性交を!!」
秋雲「っ!!ほ、本物の……!!す、すごいよコレ……!!あぁん!!すごい!!本物凄すぎるってぇ!!」
~
提督「っ……そろそろ……限界だな……!!」
磯風「んふっ……っ……あぁ!!お、お尻でなんて……こんなの……!!おかしい……!!」
提督(磯風のアナルの強い締まりに、俺のモノが扱かれて射精感が高まってくる。磯風もまた限界が近いようだ。息が荒くなってきている)
提督「そうかもな……だが君のアナルは悦んでいるようだぞ……?こんなにきゅんきゅんと締まって締め付けてくる……!!」
提督「それに前は愛液でトロトロじゃないか……おまけに君の顔は快楽で蕩けている……好きなんだろ、アナルセックスが……」クチュクチュ
磯風「違う……私は……」
提督「嘘を吐くな!!」バチュン
磯風「ひぎぃ!?」
提督(強く、後ろから腹へと貫くように突き入れる。俺のモノが肉壁越しに磯風の子宮を貫いた)
提督「初めてなのに拡張されてこんなに咥え込んではしたなく悦がっておいて、違う訳ないだろう!?認めろ!!自分に素直になれ!!」バチュン バチュン
磯風「あっ!!あぁ!!っ……わたしは……!!」
提督「君は!?」
磯風「わたしは……いそかぜは……あなるせっくすだいすきです……!!」ゾクゾクゾク
提督(鏡越しに見る磯風の表情は、いわゆるアヘ顔だった。だらしなく開かれた口からは舌が垂れ、虚ろな瞳には淫らな光が燈されている)
提督「よし、良く認めた……いい子だ」ナデナデ
磯風「だって……こんなにきもちいいのに……こんなの、すきにならないわけない……おかしいのに……」
磯風「おしりのあなでなんて……おかしいのに……なのにこんなにきもちいい……しれい……きもちいいんだ……!!」
提督「磯風、こっちにも出してやる!!前も後ろもマーキングしてやろう!!お前の全ては俺のモノだ!!」
磯風「っぁ!!あぁ!!しれぇ!!そんな、はげしい!!はげしすぎだ!!あぁ!!いい!!いいぞ!!」
提督「磯風……受け取れぇ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
磯風「んはぁああああああ!!あ、あついのが……たくさん……そそがれて……」ビクンビクン プシャァ
提督(俺が最後の一突きとして思いっきり腰を打ち付ける。それと同時に射精。締め付けられたモノの中)
提督(尿道を精液がドクドクと押し通っていくのが手に取るようにわかる。磯風もまた絶頂を迎えた)
提督(体を痙攣させ、なんと潮を吹いた。アナルセックスしたと言う事実が磯風のタガを外したのかもしれない)
磯風「あふぅ……しれぇ……わたし……こんなのしらにゃい……こんなきもちいいのしらないぃ……」
~
提督「んっ……」
野分「んちゅぅ……れろれろ……んっ……舞風……落ち着いた……?」ジッ
舞風「んふっ……れろれろ……っ……うん……提督に突かれて、野分とキスして……どっちとしてるのか分からなくなるよ……」ジッ
提督(射精後の倦怠感のままにしばらくぐったりとする。今、野分が俺に顔面騎乗し、舞風が騎乗位で咥え込んでいる状態だ)
提督(せっかくだからと俺は舞風と野分は同時に相手にすることにしたのだ。二人きりもいいが、3Pもまたいいものだからな)
野分「私も……司令に舐められて……舞風と舌絡ませ合って……同じ感じ。……舞風のここに、司令の出されたんだね」スッ ナデナデ
舞風「んっ……うん……出されちゃった……私のココ、提督に染められちゃった……」ピクン
野分「そっか、おそろいだね……舞風、もう一度キスしよ……?」
舞風「うん……いいよ……んっ」
野分「んちゅ……れろれろ……ぺろぺろ……」
提督(完全に二人きりの世界だ。……この二人はもともと仲が良かったが、今回の3Pでいけない関係に目覚めさせてしまったかもしれないな)
提督(美しい百合の関係もまたそそるものがあるが、今は俺も含めた3Pをしているのだ。それを思い出させてやる必要がある)
提督「……」カリッ
野分「んはぁ!?」ビクン
舞風「っ!?の、野分……?」
提督(クリを甘噛みする。嬌声を上げて背を仰け反らせる野分と、驚く舞風。野分の様子に舞風は事態を把握したらしく頬を染めて野分を見つめる)
提督「悪いが俺を忘れてもらっては困るな。さて、どいてくれ」
野分「す、すいません……分かりました」スッ
舞風「忘れてないよ、提督。うん、了解。っ……はぁ……!!」ズルン ブプッ ドロリ
提督(野分が俺からどき、舞風もまた腰を上げて俺のモノを引き抜く。秘所からは白濁液が垂れていた)
提督「さて、野分。今度は君の番だ。舞風のソコをきれいにしてやれ。舞風は、俺のを綺麗にするんだ」
野分「はい」
野分「うん」
提督(舞風が四つん這いで俺のモノを口に含み、野分がその舞風の秘所に顔を埋める。舞風は俺のモノの、野分は舞風のソコの白濁液を舐めとっているのだ)
提督「っ……いいぞ舞風……」
舞風「んっ……れろれろ……っ……あ、ふぁ!!あ、ありがとう……ございます……んぅ……!!」ピクンピクン
野分「んちゅ……ぺろぺろ……れろれろ……ちゅる……ちゅるる……じゅるじゅる……」
提督(さすがに今日はもう打ち止めだな。舞風のお掃除フェラと野分のお掃除クンニが終わった俺たちは灯りを消して三人でベッドに横になった)
提督「さて……今日はもう寝るとしようか」
野分「そうですね」
舞風「賛成。私も、もう眠いや」
提督(両脇に二人の体温を感じつつ眠気に任せて眠りに落ちる。そのまま、朝までぐっすりと眠った)
~
川内「……」
川内(決まりだった。提督は陽炎型の子複数人と関係を持っている。最低最悪のヤリチンだ。いたいけな駆逐艦を性欲のままに毒牙にかけたんだ……)
川内(そんな人じゃないと信じていたのに……女の子の純粋な想いを欲望のままに利用して踏み躙る女の敵だった)
川内(報いを受けさせてやらなくちゃならない。あのクズ男に天罰を与えてやる。私がだ。あの子たちの上官として、私がやってやる)
時雨「川内さん、こんにちは」コンコン ガチャッ
夕立「お邪魔します。聞きたいことがるんですけどっぽい」
川内「っ!?ああ、何だ白露型駆逐艦か。驚かせないでよ」
時雨「すいません。ところで、何しているんですか?」
夕立「大きなバッグですね。お出かけですか?」
川内「まあね。という訳で私は今忙しんだ。申し訳ないけど用事ならまた今度にしてよ。じゃあね」
川内(もちろん嘘だ。これからあいつをシメに行く。バッグに入っているのは、それに使う道具だ)
川内(けどそんなのこの二人が知るわけない。私はこれで話は終わりとばかりに二人に背を向けて机の引き出しを開ける)
川内(中身に用事があるわけじゃないけど、何か忙しそうって感じを出せば二人も帰るだろう。……その判断が間違いだった)
時雨「そんな事言わずに教えてくれませんか……?」ニタァ ガシッ グイッ
川内「なっ!?」
夕立「提督さんに何しようとしているのかとか、教えて欲しいっぽい」ニタァ ガシッ ギュッ
川内「あんた達……!?まさか……!!」
川内(拘束されて首を絞められる。完璧に入っちゃった……抜け出せない……強引に対抗しようにも二人に押さえつけられて満足に身動きもできなかった)
川内(怒りに血が頭に上っていて接近に気がつかなかった……まさかこの二人にそんな事されると思っていなかった……)
川内「っ……そんな……」ガクリ
川内(そのどれもが全部私自身の落ち度だ。私はそのまま意識が遠のくのを無駄に足掻きながら待っていることしかできなかった)
~
提督(結局、二週間ほどで全員と関係を持つことになった。これで俺はあの時の全員と話をつけることができた)
提督(陸奥とはアレだったが、それ以外の子たちと深い関係になれたことは嬉しかった。だが悪いこともあった)
提督(ウォースパイトは未だに面会謝絶だった。意識は戻ったらしいが、病院に言っても会う事ができなかった)
提督(せめて手紙を渡したかったが、王立海軍の艦娘が艦娘を撃ったという重大事件にイギリス側が介入して情報統制しているようだった)
提督(手紙を渡すことすら赦してはもらえなかった。だが意識は戻ったのだ。本当に良かった。いずれ話ができる時が来る)
提督(それまで俺は俺のできることをするまでだ。戦争は個人の事情を待ってはくれない。まあ、戦争に限りはしないが)
提督(ひとまずは、北アフリカの戦いだ。戦力を大幅に減らした敵アフリカ軍団に対して我々は順調に進軍を続けている)
提督(だがいいニュースだけではない。フランスがドイツ側に立って宣戦布告してきたのだ)
提督(フランスはドイツに敗れたことで新独政権が樹立されていた。今までもドイツの戦争遂行に労働力や資源の提供などで協力していた)
提督(しかしあくまで参戦はしていなかった。イギリスがフランスの艦隊がドイツに渡ることを恐れてやらかしたりしたことはあった)
提督(だがそれでも交戦国として本格的な戦闘をしたことはなかったのだ。しかし、これからは違う)
提督(ドイツは未だ強力な軍事力を有している。対ソ連の戦闘でもアルハンゲリスクでの反攻以降、モスクワを失いこそした)
提督(しかしそこまでの巧みな防衛、撤退戦でソ連軍の戦力を大きく減らし、それに加えて戦力の再編を実行したことで戦況を五分五分にまで立て直していた)
提督(また、アフリカではスエズ以降敗退を続けてはいるがヨーロッパでは未だにドイツの強力な軍隊は健在だ)
提督(ソ連での戦力再編及びアフリカや南欧での戦闘に備えての戦力再配置の結果、英本土上陸作戦は無期限延期された)
提督(しかし戦況が少しでも改善されれば再び実行が準備されることになるだろう。油断は禁物だった)
提督(状況をまとめる。現在、ドイツとイタリアを中心とした枢軸国に対して海軍では大きく差をつけられてはいるが、枢軸国の陸軍は未だに連合国に対して劣っていないのだ)
提督(そして空軍はドイツのジェット機や新型のHo229など非常に強力であり、質の面では我々をはるかに上回っている)
提督(戦況は正直こちらが少し優勢だという程度だった。そこで、枢軸国にフランスが加わる。最悪のニュースだ)
提督(列強の一国。その軍事力は強力だ。ドイツに簡単に敗れ去ったとはいえ、それは戦闘力と言うよりは指揮の問題だった)
提督(むしろ早い段階で降伏したことによりフランスの軍隊はそこまで被害を受けていない。未だに健在なのだ。それが敵に回る)
提督「厳しい事になるな……」
提督(翔鶴と瑞鶴と一緒に昼食を食べた俺は、二人と別れて執務室に戻りながら今後のことについて考えていた。部屋についてドアを開ける)
時雨「あ、提督、お帰り。待ってたよ」ニコッ
夕立「お帰りなさい、提督さん」ニコッ
川内「ん~~~!!んん!!んんんん!!」モゾモゾ
提督「……!?」
提督(中には可愛らしい笑顔を浮かべる時雨と夕立。そして縄で縛られ、口を封じられている川内が居た)
提督「ど、どういうことだ時雨、夕立!?何をしているんだ!?」
時雨「提督、ちょっと迂闊だよ。川内さんにあのこと気がつかれるなんて。もし僕たちが気がつかなかったら少し厄介な事になってた」
夕立「川内さんは提督が陽炎型の子たちと仲良くしてるのに気がついて、提督が酷い事してるって勘違いしたっぽい」
提督「っ!?」
時雨「それで怒った川内さんが提督に酷い事をしようとしていたから、僕と夕立で先手を打ったんだ」
夕立「大好きな提督さんの為に頑張ったっぽい!!褒めて褒めてー♪」
↓×1~3 提督の行動と心境
提督「そ、そうか……」
提督(俺はとりあえず殺意を孕んだ視線で睨みつけてくる川内の様子を見る。さすがと言うべきなのか、川内は抜け出せそうにない)
提督「時雨、夕立、ちょっと仮眠室へ来てくれ」
時雨「うん、わかったよ」
夕立「了解っぽい♪」
提督(俺は執務室の扉に鍵をかけて誰も入ってこれなくなったことを確認してから二人と一緒に併設されている仮眠室へと移動する)
提督「とりあえず、二人ともありがとう。俺の為に頑張ってくれて嬉しいよ」ギュッ
時雨「……!!どういたしまして、提督。提督の為なら僕は何でもできるよ」ニコッ ギュッ
夕立「ん~♪褒められたっぽい!!頑張った甲斐があったっぽい♪」ギュッ スリスリ
提督(時雨は嬉しそうな笑顔を浮かべると、控えめに抱き付いてくる。一方の夕立は喜びを一杯に表現して抱き付いて頬を擦り付けてきた)
提督「だけど、仲間にあまり手荒な真似はしてはいけない。俺に事前に知らせるとか、もう少し穏便な方法を取るべきだった」
時雨「っ……ごめんなさい……」シュン
夕立「で、でも夕立たちもぎりぎり間に合ったんだよ?最初から縛り上げてやろうって思って行ったわけじゃないもん」ジッ
提督(俺の指摘に悲し気な表情でうつむいて謝罪する時雨。しかし夕立は分かって欲しいと言った感じの表情で俺を見つけて反論する)
時雨「夕立、止めなよ」
夕立「川内さんが何かしてるって知って、川内さんがしてたこと調べて……なんとなく何しようとしてるっぽいか分かったから」
夕立「とりあえず様子を見てみようって話しに行ったら明らかに殺気がある川内さんが忙しいって。それに妖しいバッグとか用意してたっぽいし」
時雨「夕立!!」
夕立「っ……ご、ごめんなさい……」
提督(時雨の怒声に夕立が悲し気に表情を曇らせる。そしてしゅんと俯いてごめんなさいと呟いた)
提督「そうだったのか……なら、仕方ないかもしれないな。いいんだ、夕立。思った事はちゃんと話してくれ」
夕立「提督さん……!!」パァッ
提督「時雨も、素直なのはいいことだよ。ただし、こうだと思ったら恐れず自分の意見を言ってくれ。俺は、別に怒ったりしないから」
時雨「提督……!!うん、分かった」ニコッ
提督「まあ、もちろんなるべく穏便に済ませる努力をしては欲しい。けど仕方のないこともあるさ」
提督「とりあえず、俺は川内と二人で話をしたい。何か言いたいことがあっても、俺の話が終わるまでは無言でいてくれ。いいかい?」
時雨「分かったよ」
夕立「はーい」
提督「よし。ではいくか」
提督(俺は二人を連れて執務室に戻る。川内が殺気と敵意を発しながら俺を睨みつけた)
提督「とりあえず、口のテープを取るぞ」スッ
川内「っ……がぶっ!!」ガチン
提督「うおっ!?」サッ
時雨「……」ピキッ
夕立「っ!!」ザワッ
提督「っ!!だ、大丈夫だ二人共!!」
提督(痛くないようにゆっくりテープをはがしていたら、川内が手に噛みつこうとした。何とか回避に成功する)
提督(しかしそれを見た時雨と夕立が川内に向けて殺気を発し始める。俺は何とか二人を宥めて川内に向き直る)
提督「川内……」
川内「私はあんたを言い上官だと思っていた……なのに、あんたは駆逐艦娘達に手をだしまくりの屑だった!!」
提督「言いたいことはいろいろあると思う。だが、まず俺の話を聞いてみてくれ」
提督(俺は川内に例の話をする。だが、川内の敵意は収まらない。話をしている途中から気がついていた)
提督「というのが俺の話だ。俺は、本気だ。必ず責任を取って幸せにする覚悟がある。だからこのことは放っておいてくれないか?」
川内「ふざけんな!!要はあんた、何も知らない女の子たちを犯して洗脳してハーレム作りたいだけでしょ!?この変態が!!」
川内「そんな事がまかり通ると思っているの!?今は中世や近世じゃない!!そもそも道徳的に間違ってる!!そんなこと赦さない!!」
川内「あんたが洗脳した子たちも、必ず洗脳を解いて解放する!!そしてあんたには報いを受けさせてやる!!覚悟しろ!!」
提督「……」
提督(和解することは不可能だった。川内の意志はあまりにも強すぎる。これが世間一般の正しい反応なのだろうな)
提督(川内に世間一般的な正義があることは明らかだ。だが、俺はそれでも……俺には俺の正義がある。信念がある。決断しなくてはならなかった)
提督(川内をどうにかするしかない。俺は俺を受け入れてくれた子たちの為に何でもすると誓った。その覚悟がある)
提督(もちろん、殺すことは論外だ。だがどうにかして川内がこのことを告発したりすることをできなくさせなくてはならない。さて、どうするか……)
↓×1~3 提督の決断
雲龍たちは大西洋で戦っているので登場はまだ先です
しばしお待ちください
また行為の後はアフターピルを服用しているのでさせようと思わない限り妊娠はしないという事でお願いします
提督「……」
提督(スイッチを入れ替える。こうなってしまっては迷いや躊躇いは禁物だ。川内、君を始末させてもらう)
提督(だがもちろん殺しはしない。お前を堕とす。堕落させて、俺に隷属させてやる。そのかわり最後まで責任を取ろう)
提督「時雨、夕立、少し取ってくるものがある。悪いがその間川内を見ていてくれ。頼む」
時雨「うん、分かったよ」
夕立「任せて欲しいっぽい!!」
~
川内「時雨……夕立……目を覚ましなよ……!!こんなの絶対おかしいよ……!!気がつかないの……!?」
時雨「おかしい?」
川内「そうだよ……!!提督は、あんた達以外にも何人もの子とそういう関係になってるんだよ!?おかしいと思わないの!?」
夕立「何で?」
川内「何でって……そんなの常識的にダメじゃん!!それにあんた達は自分の恋人が他の子ともそう言う関係になっていてもいいの!?」
時雨「それは……」
夕立「正直嫌っぽいけど……」
川内「でしょ!?あの人がしていることはホントはとても酷くて絶対に赦せない事なんだよ!!」
川内「だからお願い、二人共……縄を解いて?一緒にあの人と戦おう……?」
↓×1~3 時雨と夕立の反応
夕立「……川内さんに教えてあげる。夕立と時雨はね、一番最初、提督を襲ったんだよ?」
川内「……えっ?」
夕立「ハワイで提督さんが皐月ちゃんとできた疑惑があってね。それは誤解だったんだけど、その時決意したの」
夕立「これが現実になる前に動こうって。だから、提督さんがマッサワに来た時に、襲っちゃったっぽい」
川内「……!!」
夕立「酔わせて、連れ込んで、脱がせて、縛り上げて……我ながら酷いことしたっぽい。……けど、提督さんは受け入れてくれたの」ニコッ
夕立「それだけじゃなくて、あたし達よりもすごい愛を夕立たちに向けてくれた。だから夕立は、この関係を認めているし、これからもそうだよ」
川内「あんた達もおかしい……!!」
夕立「川内さんはおかしいっていうけど……じゃあ何がおかしくないの?正しいの?」
川内「常識的に考えなよ!!」
夕立「常識的って何なの!?意味わかんないっぽい!!川内さん……恋は戦争でしょ?戦争に常識なんて関係ない。勘違いしないで……!!」
時雨「……川内さん。どうしてそこまで怒るの?」
川内「はぁ!?こんなの怒って当たり前じゃん!!」
時雨「そうだね。じゃあ言い方を変えるよ。どうしてすぐにこのことを告発したりしなかったの?」
川内「そんなの、あの人が赦せないからに決まってるじゃん!!直接ぶん殴ってやらないと気が済まない!!」
時雨「何で?」
川内「何でって……!!」
時雨「どうしてそこまで提督さんにこだわっているの?普通、こういうことがあったらすぐしかるべき人に言うべきじゃないの?」
川内「だからそれじゃ」
時雨「気が済まないんだよね?……どうしてそんなに赦せないの?ただ告発するだけじゃなくて、直接殴らなきゃいけないほどに」
川内「っ……それは……」
時雨「……知っているか分からないけど、提督さんとこういう関係になっているのは僕たちだけじゃないよ」
川内「!?」
時雨「もっと大人な、長門さんとか翔鶴さんとか瑞鶴さんとかもそうだよ。聞いてみなよ。皆がどういう覚悟でこの関係を認めているのか」
川内「そんな……!?」ハッ
時雨「それに……神通さんや那珂さんもだよ。あの人たちも提督とそう言う関係なんだよ」
川内「っ!!」ギリッ
川内(なっ……!!神通と那珂も提督とシたの!?)
時雨「ふふっ……今どう考えた?」
川内「っ……どう考えたって何!?何が言いたいの!?」
時雨「川内さんが感じたのは、神通さんと那珂さん『まで』っていう怒り?それとも神通さんと那珂さん『も』っていう……嫉妬?」
川内「!?」ドクン
時雨「嫉妬……だよね……?」
川内「ち、違う……!!」
時雨「僕には、むしろ川内さんこそ駆逐艦娘の監督という立場に固執しているし、提督への恋を自覚していないせいでムキになっているようにも見えるよ」
川内「こ、恋……そんなの……違う……これは恋じゃない……」
時雨「どうかな?自分の心に素直になりなよ」
川内「っ……」
~
提督「待たせたな」
川内「っ!?」ビクッ
時雨「お帰り、提督」ニコッ
夕立「お帰りなさーい♪」ニパッ
提督「……?」
提督(笑顔で迎えてくれる時雨と夕立。そして、何故か先ほどまでの殺気が無くなっている川内)
提督(その目は大きく見開かれ、少し開かれた口が呆然としていることを伝えてくる。何かに迷っている?一体何があったのだろうか?)
提督「……」スタスタスタ
川内「っ……!!こ、来ないで……!!」タジッ
提督(歩み寄る俺に力なく拒否の言葉を口にする川内。先ほどまでの川内なら殺意の込められた本気の拒絶をしていたはずだ)
提督「さて、失礼するぞ川内」スッ グイッ
川内「っ!?な、何するつもり!?」ビクッ
提督(俺は、噛まれないように川内の口をテープで封じる。噛みつかれたら大変な事になるからな)
提督(そして川内を横抱きにする……時にさりげなく惜しげもなくさらされている二の腕に無針注射器でかつてあの子たちに使った媚薬を注射する)
提督(痛みはなくとも違和感は感じるだろうが、それを誤魔化すように体を撫でた。川内はびくりと反応する)
川内「……!!」キッ
提督(俺を睨みつける瞳は何故か潤み、少し頬を染めている。さすがにここまで早く回るものだったか?)
提督(即効性だが、まだ薬が回り切っていないはず……恥ずかしいのだろうか?暴れられるかと思ったが、しかし大人しいものだった)
提督「さて、時雨、夕立。ベッドに行こうか」
~
時雨「はぁ……はぁ……はぁ……」ピクンピクン
夕立「あん!!あん!!あん!!あん!!あぁ~~~!!」ビクンビクン
提督「っ……夕立……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
提督(夕立が背を反らし、ぴんと体を張って絶頂に堪える。その小さく可愛らしい口からは淫らな嬌声を響かす)
提督「っ……ふぅ……」ズルン
夕立「あん……ていとくさん……だいすき……」ブプッ ドロリ
提督(すでに時雨は秘所から白濁液を垂らしながら息も絶え絶えに体を震わせている。虚ろな瞳で虚空を見つめていた)
提督(そして四つん這いで俺に後ろから突かれていた夕立もまた、モノを抜くとうつ伏せに倒れ込んだ)
提督(肩を震わせながら余韻に浸っている。その秘所から白濁液が漏れだしてきた。俺は一呼吸ついてからソファーに横たえられた川内に向き直る)
川内「……!!」
提督(俺が時雨と夕立と絡み合い始めた時には再び殺意を放ちながら暴れ、唸っていた。しかし事が進むにつれ大人しくなっていくった)
提督(そして頬を染め、たまに切なげな吐息を洩らしながら体を捩っていた。完全に発情している)
提督(媚薬を盛られた挙句、目の前で濃厚な男女の絡みを見せつけられたのだ。誰でもそうなるだろう)
提督「……」スタスタ
川内「……!!」ギロリ
提督(無言で歩み寄る俺に、川内は再び怒りを思い出したように顔を歪ませて俺を睨みつける)
提督(しかし縛られているので怖くない。俺はそんな川内のスカートに手をかけ、躊躇うことなく捲った)
川内「っ!!んん~~~!!」ビクッ モゾモゾモゾ
提督(唸り声を上げてもぞもぞと身を捩っている。明らかに激怒していた。俺を睨みつける瞳の中に激情が燃え上がる)
提督「……びしょびしょじゃないか。こんなにいやらしい匂いをさせて……まさか俺たちがしているのを見ただけでこうも発情したのか?」
提督(しかし俺はそれを気にせずに川内を言葉責めする。川内の動きがピタリと止まった。そして体を丸め脚をぎゅっと閉じる)
川内「っ……!!」カァッ
提督(恥ずかしがるように顔を赤く染める川内。俺は、そんな川内の引き締まった太腿を撫で上げる)
川内「んん!!」ビクン
提督「俺は、誰であろうと俺の大切な人たちとの関係を脅かす者は赦さない。決して」クチッ
川内「んふっ!!」ビクッ
提督(しかしどうあがいてもその秘所を完璧にガードすることは不可能だ。俺は指先でそこに触れた)
提督「君を快楽で堕とさせてもらう。君を抱いて、愛して、このことを告発できなくなるまで……身も心も堕としてやる」
川内「んんっ!!」キッ
提督「絶対に屈しないとでも言いたそうだな。いつまでその態度が続くか見ものだ」クチッ
川内「っ……!!」ビクン
提督(川内のソコは大洪水だった。気力で俺を睨みつけ敵愾心を燃やしているが、体はもうすでに出来上がっている)
提督「……」クチュクチュクチュ
川内「んっ……んふぅ……んっ……んん……!!」ビクン ビクン
提督(俺は下着の下に指を滑り込ませて軽く愛撫する。ただそれだけで川内の表情が蕩けた。さすがあの媚薬だな)
提督(川内自身の想いと関係なく体は反応してしまう。そして、その体に心が引きずられていく)
提督(心と体は二つで一つ。そのどちらかが強い影響を受ければ、もう片方も作用される。それがいいことであれ、悪いことであれ)
提督「気持ちいいか?」
川内「っ!!……!!」ハッ ギロリ
提督(俺の言葉に川内は俺への怒りを思い出したようにハッとして俺を睨みつける。しかしその表情には綻びがあった)
提督「……」スッ
川内「っ……」
提督(ショーツをずらす。物欲しげにひくつくそこは、しかしまだ少女のモノだ。生えそろっていない陰毛がそこを彩っている)
提督「女の悦びを教えてやろう、川内」
~
提督「またイきそうか?いいだろう、イくんだ。快楽に身を任せろ」ジュップジュップジュップ
川内「んふぅ……!!ふうぅ……!!っん!!んん!!んん~~~!!」ギリッ ビクンビクンビクン
川内(体がおかしい。気持ちよすぎて頭がおかしくなる。電撃のような気持ちよさに脳を貫かれる)
川内(下半身が溶けてしまったみたいだった。ただ気持ちいいという感覚があるだけでそれ以外は何も分からなかった)
川内(知っていた。私だって馬鹿じゃない。セックスや自慰ぐらいこの年なら誰でも知っている)
川内(けど私は恋愛にもそれにも興味がなかった。だからこそ知らなかった。ただ気持ちいいと聞いたことしかなかった)
川内(気持ちいい。死ぬほど気持ちいい。麻薬みたいだ。この気持ちよさの為なら何でもしていい。悪魔にだって魂を渡してしまう)
提督「もうソファーがびしょびしょだ。こんなに溢れさせて……随分と気に入ってもらえたようだな?」
川内「っ……!!」キッ
提督「どうした川内?そんなに熱っぽく見つめてきて。もっと気持ちよくしてほしいのか?」
川内「っ……」ドキン
川内(知ってる。もう睨んでるつもりでも睨めてない事ぐらい。もっと気持ちよくしてほしいと言いたくなってしまう)
提督「ふっ……そうか。なら、口でしてやろう。んっ……」ジュルルルル
川内「んふぅ!?」ビクン
川内(提督が、私のソコに口を……そんな汚いトコロ……舐めてくれるんだ……っ……気持ちいい……!!)
川内(私のソコに顔を埋めている提督を見ると、提督が愛おしくなってくる。心の奥底が暖かくなってしまう)
時雨『どうかな?自分の心に素直になりなよ』
川内(提督が、時雨が付けていった小さな傷からどんどん私の中に入ってくる。私は……提督が好きなのかも……っ……しれない)
川内(心当たりが……ある……私はよく……提督を見ていた……っ……あぁ、ダメだ、イっちゃう!!気持ちいい!!好きっ!!)
川内「んふぅうう!!」ビクンビクン プシャァ
提督「っ……盛大に噴いたな。悦んで貰えて何よりだ」
川内「ふぅ……ふぅ……」
川内(……っ!?なにを考えたの、私!?違う……私はこの人なんて好きじゃない!!私は……!!)
提督「……」ニコッ
川内「っ……」キュン
川内(この人なんて……好きじゃ……好き……私は……だって……こんな……酷い人なのに……)
~
川内「っ……」ジッ
提督(はだけた胸は荒い息と共に上下している。女の子から女へと変わりゆく体はもうすでに女性らしいふくらみを持っていた)
提督(そして白い肌の先端、桜色に色づいている硬く張ったそこは俺の唾液に濡れている。両方とも俺が征服した印をつけてある)
提督(川内は俺を熱っぽい瞳で見つめていた。快楽で蕩けた頭は俺への怒りをだいぶ忘れてしまったようだ)
提督(だが、それでもその潤んだ瞳の奥でものすごい葛藤が渦巻いているのが分かった。もうひと押しかな)
提督「さて……ではそろそろ俺も気持ちよくしてもらおうか?」スッ
川内「っ!!」
提督(俺は縛られた川内の両足を抱える。そしてあげさせた。閉じられた脚、しかしトロトロに蕩けた秘所は丸見えだ)
提督「……」ピトッ
川内「……!!」
提督(俺はモノをそこにあてがう。川内が目を見開いて自らの下腹部に視線を落とし、そして俺を見つめた)
川内「んっんんっん……!!」
提督(ちょっと待ってと言いたいのは分かった。だが俺は、構わずに腰を突き出す。ぬめったそこに先端は吸い込まれるように入った)
提督「っ……!!」グッ
川内「んんー!!んんんん!!っ……んん!!んん~~~!!」ググググッ ブツン ニュププププ
提督(処女膜を突き破ると、未だ誰の肉棒も入ったことのないそこへと突き進んでいく。そこはきつく締まっていた)
提督(だが溢れんばかりの愛液がまるで飲み込むように俺のモノを奥へと誘った。しかし、反撃と言わんばかりのザラザラが俺のモノを刺激し、快楽を伝えてくる)
提督(川内の秘所から俺のモノに押し出された愛液が噴き出た。そしてモノが川内の一番奥にまで達する。先端に触れるコリっとした子宮口)
提督(破瓜の衝撃に体を仰け反らせている川内。その白く細い咽喉が丸見えだった。そのまま体を硬直させている)
提督「っ……君の中、最高だよ川内」
川内「っ……!!」ジッ ポロポロ
提督(涙を流しながら俺を見つめる川内。罪悪感を感じる。が、覚悟の上だ。しかしそれよりも……)
提督(興奮の方が強い。この行為は無理矢理だ。が、媚薬をうっていたおかげで川内の反応が良く、それを忘れていた)
提督(しかし、処女を奪われたと言う事実に泣いてる川内をみてそれを思い出した。むりやりというのはこうも興奮するものなのか)
提督(深海棲艦と戦っていたころ、俺は相手を篭絡してその気にさせ、体の関係になるという事を何度もした)
提督(しかし嫌がる相手を自分から組み伏せて強引にという事はしたことがなかった。初めての感覚)
提督(黒い喜びが電撃のように俺を貫いた。しかし、自重しなくては。この欲望は封印しなくてはならない)
提督(こうしていいのはこういう時だけだ。だからこそ、今は楽しませてもらおう。俺は、腰を振り始める)
提督「さて、そろそろ動くぞ?」ズッチュ ズッチュ
~
川内(確かな痛み、そして異物感。私の中に提督のアレが入ってきている。すごく大きい……痛いけど、気持ちいい……)
川内(こんな形で私ははじめてを失った……その事実に涙があふれた。もっと……もっと幸せに、優しくロマンティックにして欲しかった)
川内(そう考えたと気がついた時点で、もう私は自分の本心を認めた。無理矢理提督にされて、嫌とかそう言う感情ではなく……)
川内(もっと幸せに、優しくロマンティックにして欲しいか。もう素直になろう。私は、提督が好きだ)
川内(恋愛なんてって醒めたふりして、その実提督が好きで目を離せなかった。ほんと馬鹿だった)
川内(スエズの時の告白劇にもプライドのせいで参加できず、どうせ私は恋愛に興味ないからって誤魔化していた)
川内(浦風の下着が大人びていた時、浦風をこそこそと観察していたのは、気になったから。提督が浦風を選んだという事実が私の心を乱したから)
川内(それがほぼ確定だと確信した時、興味がないと自分に言い聞かせずにはいられないほどショックだった)
川内(それから浜風やほかの陽炎型と関係を持っていることに気がついて、私があれほど怒ったのは……)
川内(好きな人がそう言う人で……好きだったぶん失望が大きくて……そして私に手を出してくれなかったから……悔しくて、周りに嫉妬して……)
川内(そんなぐちゃぐちゃな感情を全部ひとまとめに怒りにして、提督にぶつけたかったんだ……)
提督「さて、そろそろ動くぞ?」ズッチュ ズッチュ
川内「っ……んんっ!!」ビクン
川内(気持ちいい!!お腹の奥から頭まで快感が奔る。これがセックス……私、提督としてるんだ……!!)
提督「っ……ふっ……」パンパンパン
川内「んっ……!!んっ……!!んんっ!!んふぅ!!」ビクンビクン
川内(気持ちよくて幸せで、おかしくなる!!好き!!好き好き!!大好き!!キスしたい!!して欲しい!!)
川内(抱きしめたい!!抱きしめて欲しい!!あぁ、どうして私はこんな風に縛られて……早く解いて欲しい……!!)
~
提督「っ……川内……そろそろ、お前の中に出してやろう……!!」パンパンパン
川内「んんんんん!!んんんんんん、んんんん!!んんんんんんんん!!」トロン ビクンビクン
提督(川内が何事か唸っていた。罵りだろうか?しかしその瞳は快楽に蕩けさせ、もはや愛情すら感じるほどだ)
提督(頬を赤く染め、体を悶えさせている。もう川内の身体は堕ちている。これだけ快楽を教え込まれればそうなってしまうだろう)
提督(そして心もほとんど堕ちているだろう。俺は、最後の仕上げにかかる。川内の心を仕留める)
提督「川内……ずっと好きだったよ……」パンパンパン
川内「!!」ドキン
提督(川内が目を見開く。中がさらに強く締まった。俺から精を搾り取ろうとしているかのように蠕動する)
提督「っ……!!」
提督(危うく暴発する所だった。川内が驚きに力を込めたのだろうな。しかし、この反応は……)
提督(勝機が見えた気がした。俺は、あえて一度腰を振るのを止める。そして川内の目を真っすぐと見つめた)
提督「……俺は、こんな事をしているからな。普段は自分から声をかけないと誓っている」ジッ
提督「だが、こういう時だけは手段を選ばないようにしている。川内、俺のモノになれ」
川内「んふ……」
提督「俺は君が欲しい。君は裏表がなく、いつも元気だ。俺は君をとても信頼している」
提督「興味のあること以外には無関心な子供っぽいところがあるが、逆に言えば興味があることにはとことん熱中する」
提督「そんなひたむきな様に俺は君をいいなと思った。そして、その整った容姿にも惹かれている」
提督「特に俺を惹きつけてやまないのは君のその目だ。強い情熱と意志を秘め、確かな自信に満ちたその瞳に、心奪われる」
川内「……んん」クイッ
提督「!!」
提督(川内が顎を上げた。テープを取れという事だろう。先ほどまで事後の余韻に浸っていた時雨と夕立の雰囲気が変わる)
時雨「……」ジッ
夕立「……」ジッ
提督(何かあればいつでも川内に跳びかかることができる準備をする。それを横目に見つつ俺は川内の口のテープを取った)
川内「っ……提督……」
提督「川内」
川内「私……気がついた……許せなかったのは……提督が好きだったからなんだね……」
提督「!!」
川内「時雨にそう言われて迷って……今、提督にされて……嫌じゃなくて、もっと優しくロマンティックにして欲しかったて思って」
川内「それで自覚したよ……ねぇ、提督……お願い……余計なこと考えられないぐらい私を滅茶苦茶にして……?」
提督「川内……!!ああ、分かった……。必ず責任を取る。幸せにして見せる」
川内「うん……お願い……私を、虜にして……んっ……」ギュッ チュッ
提督「んっ……っ……」
提督(川内の手が俺の首にまわされる。そして川内から口付けされた。俺はそのまま川内と咥内を貪り合いながら腰を振り始める)
川内「んふっ……!!んんっ!!んぁ!!はむぅ……んふぅ……んくぅ……!!んはぁ!!」ビクンビクン
提督(媚薬の影響ですぐに絶頂を迎える川内。搾り取るように締まる川内の中に、先ほどまで限界ギリギリだった俺はすぐに限界を迎えた)
提督「っ……川内ぃ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
川内「ああああああああ!!あぁ……ていとくぅ……だいすきぃ……」グッタリ
提督(川内の中にぶちまける。征服欲が満たされた。俺の舌でぐったりとしている川内が愛おしい)
提督「川内……俺もだ。俺も愛しているよ」
川内「……♪」ジッ ニコッ
提督(俺の言葉に川内が心から幸せそうな微笑みを浮かべた。そしてその様を明らかに嫉妬に駆られた時雨と夕立が見つめていた)
時雨「……♪」ニタァ
夕立「……」ジッ
~
ガングート「提督……!!っ!!」パァッ ハッ キリッ
提督(乗っていた輸送機から降りてきたガングートが俺を見つけると嬉しそうに破顔した。が、周りから注目を浴びていることに気がついてキリっとした表情を浮かべる)
提督(そして堂々とした様子でこちらへ歩いてきた。俺はガングートに笑顔を向け、声を張り上げた)
提督「ようこそガングート!!我々は君の到着を歓迎する!!」
提督(川内と心を通わせ合ってから数日、なんとソ連からガングートが派遣されてきた。おそらく政治的な理由からだろう)
提督(だが、それはどうでもいい。修羅場を共に潜り抜けたガングートとの思いがけない再会はとても嬉しい事だった)
武蔵「あれがロシアの戦艦娘か」
大和「武蔵、失礼でしょう。静かにしなさい」
提督(整列している我が軍の艦娘達が興味津々と言った様子でガングートを見ている。残念だが、大鳳たち元遣ソ艦隊の面々は出撃中で居なかった)
提督(ここは最前線だ。大仰な式典などはできないが、せめて時間が取れる艦娘達を集めて歓迎することにした)
提督「ガングート、こちらへ来てくれ。皆に紹介する」
ガングート「ああ。分かった、提督」
提督「っ!!完璧な日本語だ……!!どうしたんだ?」
ガングート「勉強したんだ。貴様の所に行くためにな。提督、少し内密に話したいことがある。耳を貸してくれ」
提督「どうしたんだ?」
ガングート「愛している。んっ……」ダキッ ギュッ
「「「「!!??」」」」ザワッ
提督「んっ!?」
ガングート「んちゅ……れろれろ……」
提督(ガングートの言葉に少し身を屈めガングートの口元に耳を寄せた俺に、ガングートはそう囁いた)
提督(そして本当に自然な流れで俺に抱き付き、キスしてくる。ガングートの舌が咥内に入ってきて、俺の舌を絡めとった)
提督(予想外の事態に俺は反応できなかった。ガングートとの濃厚なキスを皆に見せつけてしまう)
↓×1~3
ガングートと提督が濃厚なディープキスをしたことに対する帝国海軍の艦娘達の反応
強調したい子が居れば名前を上げても可
※ただし、大和型、赤城、加賀、妙高型、川内型、陽炎型のみ
大和「……!!」ドクン
加賀「……!!」ゾクッ
武蔵「……!!」ハッ
赤城「……!!」ギュゥッ
足柄「はぁ……お熱いですね、提督?美人なロシア人と知り合えたようで」ジトォ
神通「提督がソ連へ送られた時は大層心配したものですが、大変よろしくやっていたようで何よりです」ニコッ
天津風「……!!良かったわね、綺麗な人と仲良くなれて……!!ま、まあ?私は別に全然大丈夫だし?気にしないわ?」ギリッ チラチラ
提督(一連の流れを見せつけられたことで、俺と関係を持っている子たちはなんというかものすごく微妙な表情を浮かべて俺をいじってきたりしている)
提督「っ……が、ガングート……!!」
提督(口を離してガングートを窘めつつ、その他の子たちを確認する。早潮と夏潮は顔を真っ赤にして驚愕していた。そして……大和型の二人と一航戦の二人が……!!)
ガングート「っは……ふふっ。初めまして諸君、三連装主砲を持つロシアの弩級戦艦Гангут級、その一番艦、Гангутだ。よろしく頼む」
提督(ガングートは唇を妖艶に舐め、妖しい笑みを浮かべて俺を一瞥、そして整列している皆に向き直り、誇らしげにそう名乗りを上げる)
大和「は、初めましてガングートさん……大和型一番艦、大和です。どうぞよろしくお願いします」ニコォ
提督(ガングートの名乗りに応える大和たち。大和は、笑顔を浮かべているが笑えていない。表情が引き攣っていた)
武蔵「……二番艦、武蔵だ。よろしく」ジッ
提督(武蔵は真顔で真っすぐとガングートを見つめる。さすがにいきなり喧嘩が始まる訳ではなかったが、そうなってもおかしくないような雰囲気だ)
赤城「航空母艦、赤城です。よろしくお願いしますね」ニコッ ワナワナワナ
提督(赤城は、大和のように笑顔を浮かべている。しかし大和とは違い自然な笑顔だった。これで小刻みに体が震えていなければ完璧だっただろう)
加賀「航空母艦、加賀よ。それなりに期待はしているわ、ガングートさん」ギュッ タラリ
提督(加賀は、いつものように落ち着き払った態度だった。しかし強く握りしめた手から、なんと血が垂れている!!)
提督(衝撃の余り自らの爪で皮膚をさくほどに強く手を握りしめていたのだろう。そこまでなのか!?)
提督「か、加賀……!!血が出ているぞ……!?これを使ってくれ」
加賀「っ!!あ、ありがとうございます、提督……」キュン
提督(慌てて加賀にハンカチを渡す。その後、提督として簡単な挨拶をしたりすることでなんとかこの場を収めることができた)
提督「ガングート……どうしてあんなことをした?」
提督(皆を解散させ、事務的な手続きの為にガングートを連れて執務室へ移動しつつそうガングートに言葉をかける)
ガングート「申し訳ない。だが、久し振りに貴様と対面して自分を抑えきれなかった。もしかしたらもう二度と会えないかもと思っていたのだ」スッ キュッ
提督「っ」
提督(ガングートは悲しそうな声音でそう言うと、俺の袖を指でつまんだ。その不安そうな仕草に俺は先程の騒動でそれどころじゃなかった気分が一気に変わる)
提督(ガングートが愛おしかった。そうだ。きっとまた会えると思っていたが、どちらかが戦死したりする可能性もあったのだ)
提督(戦争のこと、ザラたちのこと、ウォースパイトのこと。いろいろとあってそれ以外のことを考える暇がなかった)
提督(だがガングートはあの心まで凍えるようなロシアの地でずっと不安だったのだろう。配慮が足りていなかった)
提督「そうか、そうだな……すまない……」ギュッ
提督(俺は俺の制服の袖を摘まんでいたガングートの手をとり、しっかりと握った。そして謝る)
ガングート「っ!!提督……いいんだ。こうして一緒に居られれば、十分だ」ギュッ スッ
提督(ガングートはそう言うと俺の手を強く握り返し、寄り添ってきた。俺の肩に頭をそえる)
提督「ありがとう、ガングート」
ガングート「……今夜、貴様の部屋に言ってもいいか?」
提督「ああ、もちろんだ」
~
提督「よし、区切りがついたしそろそろ休憩にしようか」
提督(ガングートとの再会の翌日でも、執務は無くならない。一区切りがついたところで俺は秘書艦の加賀に休憩を提案する)
加賀「そうね。ではお茶を入れるわ」
提督「ありがとう、加賀」
提督(台所のある仮眠室へお茶を入れに行ってくれる加賀。俺は間宮の羊羹を用意すると応接の時にも使うソファの方へ移動した)
提督(机の上に置いて切り分ける。そして加賀がお茶を入れてくるまでの間くつろぎながら待っていた)
加賀「提督、お茶が入ったわ。!!これは、間宮羊羹?」
提督「ああ、偶然手に入ってな。他の皆には内緒だぞ?」
加賀「ええ、分かったわ」パァッ
提督(お盆にお茶を乗せて歩いてくる加賀の顔が喜びに綻んだ。そして加賀は俺の前と、その隣にお茶を置く)
加賀「失礼しますね、提督」
提督「ああ」
提督(そして俺の隣に腰を下ろした。体が密着する。……ってちょっと待ってくれ。どういうことだ?)
提督「……?」チラッ
加賀「……どうかして?」
提督(加賀の方を見ると、心底不思議そうな表情で俺を見つめ返してくる。その反応に俺がおかしいのかと思いかける)
提督(だがすぐに冷静になった。いやいやいや、そうじゃない。いつもなら加賀は俺の向かいに座っていたはずだ)
提督(なのに今日は俺の隣に座っている。しかも、こんなに密着して。このソファは大きいから二人掛けしてもそんなに密着する必要はないのに)
↓×1~3 提督の行動
提督「その……今日は隣に座るのか?」
加賀「……だめかしら?」シュン
提督「っ!!いや、ダメという訳ではないぞ?」
提督(悲し気な加賀の様子に、慌ててそう応える。すると加賀は一転して笑顔を浮かべた。その表情に見とれる)
加賀「そう、ありがとう。……羊羹、いただきましょうか?」ニコ スッ
提督「そうだな」スッ
提督(何とも言えぬ雰囲気の中、加賀の言葉に俺達は同時に菓子楊枝に手を伸ばす。そして、お互いに同じものを取ろうとして手が触れあった)
提督「おっと、すまない……っ!?」バッ
加賀「あっ」
提督(反射的に謝って手を引っ込める。その際に菓子楊枝を落としてしまう。カランと音を立てて俺の足下に堕ちた)
加賀「いえ、こちらこそ。んっ……」スッ グイッ ムニュッ
提督「っ!?」
提督(加賀は謝って楊枝を拾おうとする。しかし、楊枝は加賀から見て俺の脚の向こう側に落ちていた)
提督(それを拾おうとすると、自然と俺の脚に加賀のその豊満な胸が押し付けられることになる)
提督(押し付けられる豊満な胸、密着する体、加賀のいい香りが漂ってくる。そんな事になれば、男などひとたまりもなかった)
提督「……!!」ムクムクムク
加賀「取れた。失礼したわね、提督。……!!」ハッ カァッ
提督(楊枝を拾って体を起こした加賀が、ズボンを膨らませる俺の男の象徴に気がついた。目を見開いて顔を真っ赤に染める)
↓×1~3 加賀の行動
加賀「……ふ、フォークを取ってくるわ」
提督「あ、ああ。わかった」
提督(加賀はまるで何事もなかったかのように立ち上がると、落とした楊枝を捨てて代わりにフォークを取りに行った)
提督(顔は赤いままだが……その後、俺と加賀は気まずい空気の中羊羹を食べてお茶を飲む。すると、来客があった)
ガングート「提督、失礼する。報告書を持ってきた」
提督「ガングートか。ありがとう。入ってくれ。すまない、加賀。君は休憩を続けてくれ」
提督(俺は立ち上がり、そう伝えつつ扉を開けてガングートを迎え入れる。ありがとうガングート、いいタイミングだった)
加賀「ええ、分かったわ」
ガングート「おっと、休憩中だったか?申し訳ない。……」ピクッ
提督(ガングートはすまなそうな顔をすると、視線を机に向けて一瞬固まってから顔をこちらへ向ける。どうしたのだろうか?)
提督「気にしないでくれ。どうだった試験は?」
ガングート「やれることは全てやった。それを評価するのは貴様だろう?」
提督「確かにな。どれ、では確認させてもらおうか」
提督(受け取った報告書を確認する。この子の実力は知っているが、改めて確認するために簡単な試験を受けてもらったのだ)
提督(基本的なことに加えて艦隊行動、艦隊戦の演習などだ。こちらでの海戦の規模はむこうとは比較にならないからな)
提督(これはその結果をまとめたものだ。それを踏まえてガングートの配属先を決定する。さてさて……うむ、ガングートの経験から考えると非常に優秀な成績だ)
提督「よし、問題なしだ。よくやったぞ」
ガングート「そうか!!それは良かった。ところで提督、それは何だ?」
提督(ガングートは安心したような笑みを浮かべると机の上にある羊羹に目をむける。そういえばガングートは日本に関する知識はゼロだった)
提督「ああ、あれか?あれは羊羹だ。日本のお菓子だよ。和菓子と言うんだ。食べてみるか?」
ガングート「いいのか?それはありがたい!では一口頂こう。あーん」
加賀「!?」
提督「!!」
提督(ガングートは嬉しそうにそう言うと目を閉じて下品になりすぎない程度に口を開けて見せた。そしてそのまま待っている)
提督(それまで若干居心地が悪そうにしながら静かにたたずんでいた加賀が反応する。驚愕、そして怒りを抱いたのが丸わかりだった)
提督(しかしそれは俺が加賀をよく知っているからだ。今の加賀の様子は他から見れば少し驚いたぐらいにしか見えないだろう)
提督(修羅場になりかけている気がするが、やむを得まい。俺はフォークを手に取ると羊羹をひと切れガングートに食べさせた)
提督「ほら、どうぞ」
ガングート「あむ。んむ……なるほど。ゼリーかなにかと思っていたが、どちらかと言うと食感は……硬めのケーキに似ているな?」
提督「硬めのケーキか……うーん分からなくもないな」
ガングート「どんな味なのかと思ったが、甘くて美味しい♪これは何でできているんだ?」
提督(ガングートは満足げに微笑みながら羊羹について質問してくる。良かった、気に入ってもらえたようだ)
提督(そしてその質問に答えながらちらりと加賀の様子を窺う。加賀の方もひとまずは大丈夫そうだな)
ガングート「なるほど。気に入ったぞ、ようかん。ロシアの皆にも送ってやろう」チラッ
加賀「……!!」ピクッ
提督「ああ、それはいいな。用意しておこう」
ガングート「ありがたい。Спосибо, товарищ. ……♪」フッ
加賀「っ!!」ピシッ
↓×1~3 ガングートに勝ち誇った笑みを向けられた加賀の心情と行動
加賀「っ……提督」ジッ
提督「ど、どうした?」
加賀「……あーん」カァッ フルフルフル
提督「!?」
ガングート「ほぅ……」
提督(あ、あの加賀が……感受性豊かとはいえ、基本はクールな加賀が……まさかそんな事をするなんて……)
提督(加賀は再び顔を赤くしながらも目を閉じて口を開けている。しかしその体は羞恥の為か小刻みに震えていた)
提督(ガングートがこちらを見つめてくるが、それに応えられなくては男ではない。女の子に恥をかかせるような行動をする訳にはいかない)
提督「ほ、ほら加賀、どうぞ」
加賀「あー……む」
武蔵「失礼するぞ。提督、ガングートの評価は終わったか?」ガチャン
大和「こ、こら、武蔵!?ちゃんとノックして入室の許可が出るまで待ちな……さい……」ピタ
加賀「!!」ドキン
ガングート「むっ?」
提督「!?」
↓×1~3
恥ずかしながらもなりふり構っていられないとあーんをして貰ったところを目撃された加賀の反応と慕っている提督が加賀にあーんしている所を目撃した大和の心情と感想
加賀「……!!」ボン グルグルメ
提督(加賀はもともと赤かった顔をさらに赤く染めた。見開かれた目、その虹彩の中に渦巻きが見えるようだった)
加賀「っ!!……!!」スッ ギュッ
提督「!!」
提督(そして何を思ったのかいきなり俺の手を取ると、そのまま指を絡めて握ってくる。あっという間に俺と加賀は恋人つなぎをしていた)
大和「……っ!!~~~!!……!!」ジワァ ソワソワ オロオロ
提督(そして武蔵を窘めつつ俺が加賀にあーんをしているのを目撃した瞬間の表情で固まっていた大和がそれに反応する)
提督(ジワリと目にいっぱい涙をためたかと思うと、そわそわおろおろと落ち着きなく何かをしようとしてできていなかった)
武蔵「……ふむ」チラッ ズカズカズカ
提督(一方、武蔵は無表情で視線を俺と加賀から机の上の羊羹の残りに向ける。そして机の所まで歩いて来た)
武蔵「あむ。……」ヒョイパク ズカズカ
提督(そしてそのまま素手で羊羹を一切れ摘まむと口に入れ、俺の目の前に立つ。武蔵に真っすぐと目を見下ろされた)
提督「む、武蔵……?」
武蔵「……んっ」グイッ チュッ
提督「んんっ!?」
「「「「!?」」」」
提督(武蔵に胸倉を掴まれて強引に立ち上がらされ、そのまま唇を奪われる。口移しで羊羹を食べさせられた)
武蔵「んふっ……れろれろれろ……」ギュッ
提督(そして胸倉が離されたかと思うと、今度は正面から強く抱きしめられる。そのまま口移しがディープキスに移行した。武蔵の舌に咥内を蹂躙される)
ジリリリリン ジリリリリン
「「「「!!」」」」
提督(そんな武蔵の行動に驚愕し、呆然としていたガングート、加賀、大和が気を取り戻して何かの行動を起こそうとした瞬間、電話が鳴った)
加賀「っ!!んっ……ごくん。はい、こちら執務室、加賀です」スクッ スタスタスタ ガチャ
提督(加賀がはっと立ち上がり、電話の下へ向かいつつ口元を手で押さえながら羊羹を噛んで飲み込んだ。そして電話に出る)
加賀「……来客ですか?提督に、イギリス軍から?分かりました、少しお待ちください。……提督、来客者です。イギリス軍の方とのことです」
~
提督「……」スタスタスタ
イギリス軍重巡娘「……」スタスタスタ
イギリス軍重巡娘『……もう、貴方しかいない。貴方しか……だから私は提案した。貴方を頼ることを』
イギリス軍重巡娘『幸い、貴方に話す許可も何とか得ることができた。どうかこれから話すことは他言しないと誓ってくれ』
提督『っ……いきなりそう言われても判断できないな。申し訳ないが』
イギリス軍重巡娘『っ……!!無礼なのも、無理を言っているのも分かっている……!!だがこれは……あの方の……ウォースパイトの……っ』ジワァ
提督『っ!?ウォースパイトに何かあったのか……!?』
イギリス軍重巡娘『誓ってくれ……!!これはあの方の尊厳に関わることだ。我が王立海軍の中でもこのことを知っている者は少ない』
イギリス軍重巡娘『緘口令が敷かれている。だがこのままではウォースパイトは……貴方はあの方の恋人なのだろう?なら』
提督『誓う。このことは他言しない。教えてくれ。ウォースパイトに何があった……!?』
イギリス軍重巡娘「……ここだ」
提督(彼女が俺を連れてきたのはイギリス軍の使用している病院の一室だった。その部屋は警備が最も厳重な一角にあった)
イギリス軍重巡娘「……ウォースパイト、入りますよ」コンコン
ウォースパイト「Ah……Welcome. うふふっちゃんと持ってきてくれたぁ?ふふっ持ってきてくれたわよねぇ!?」
提督(部屋の中から聞こえてくるウォースパイトの声。久しぶりに聞く声に、しかし生きていてくれたと安堵することはなかった)
提督(あんな話を聞かされれば安堵なんてできない。事実、確かにウォースパイトの変にテンション高めな喋り方は俺の知っているウォースパイトのものではなかった)
提督(俺は努めて何も考えないようにしながら扉に手を伸ばす。すると、彼女がその手を掴んできた。彼女の顔を見る)
イギリス軍重巡娘「頼む。何があってもあの方を見捨てないでくれ」
提督「そんな事、するわけないだろう」
提督(彼女が俺の手を離す。俺は扉を開いた。大きな個室だった。その真ん中に置いてあるベッドの上に、ウォースパイトがいた)
ウォースパイト「もうあれがないと私はぁ、あははは……!!私は生きていけないのぉ!!お願い、早くモルヒネを!!Please!!……hum?」
提督(久しぶりに会ったウォースパイトは少しやせていた。そして……そして変に爛々としている焦点のあっていない目をしていた……)
提督(心が締め付けられるようだった。思わず涙が出そうになるが、何とか耐えて無理矢理に微笑みを浮かべた)
提督「ウォースパイト……久しぶりだな……」ジワァ ニコッ
提督(半笑いを浮かべたウォースパイトの虚ろな目と、恐らく目が合った。ウォースパイトがピタリと動きを止める)
ウォースパイト「……!!Admiral……!!」スゥー
提督(ほんの少しだけ正気の光が戻った気がした。そして次の瞬間、ウォースパイトの絶叫が響く)
ウォースパイト「っ!!Noooooooo!!いやぁ!!いやぁああ!!来ないで!!来ないでぇ!!」
提督「っ……!!」
ウォースパイト「お願い!!どこかへ行って!!もう二度と私の前に現れないで!!こんな私を見ないで!!」グッ ブン
提督「う、ウォースパイト……」
提督(ウォースパイトが顔を歪め、手当たり次第にモノを投げてくる。枕、コップ、置き時計)
ウォースパイト「いやぁ!!現実の貴方はもう嫌なの!!貴方との思い出は綺麗なままにしておきたいの!!」
提督「うっ……くっ……!!」ポロポロ
提督(それ以上耐えられなかった。涙が溢れる。聞いた話によると、ウォースパイトは撃たれた直後の俺との会話の記憶がないそうだった)
提督(そのために、ウォースパイトにとってはザラとポーラのことをふまえて俺がウォースパイトをどう思っているのか分からない状態だったのだろう)
提督(得てして、そう言うときは物事を悪い方向に考えてしまうものだ。どれほどの精神的ストレスがかかっていたのか想像できない)
提督(それに加えて身体的にも重傷を負ったことでウォースパイトは心身ともに打ちのめされた)
提督(そんなウォースパイトは……救いを薬物に求めてしまった。鎮痛剤として使われたモルヒネを乱用するようになってしまったのだ)
提督(モルヒネは、阿片だ。そしてヘロインだ。薬も過ぎれば毒となるを地でいく薬物だ。ウォースパイトはモルヒネ中毒になっていた)
ウォースパイト「だから早く消えて!!お願いだから何も言わないで!!私のAdmiralを殺さないで!!私達を終わらせないで!!」
提督「っ……ウォースパイト……!!」
↓×1~3 提督の行動
提督(ウォースパイトの狂乱はしばらく続いた。俺は、その間ずっとウォースパイトと向き合っていた)
提督(しかし、重傷を負ってここ最近ベッドの上で過ごしていたウォースパイトの体力は落ちていたようだ)
ウォースパイト「はぁ……はぁ……」グッタリ
提督(少しすると、ウォースパイトは疲れ切ってぐったりと脱力した。それを見計らって俺はウォースパイトへ歩み寄る)
ウォースパイト「っ!!いやぁ……来ないで……言わないで……終わらせないで……そうするぐらいなら、いっそ殺して……!!」ブルブルブル
提督(体の震えは、麻薬の為かあるいは恐怖の為か。俺は、俯き、耳を塞ぐウォースパイトの手を取る)
ウォースパイト「~~~!!」ブンブンブン
提督(ウォースパイトはまるで子供のように頭を振りつつ必死に耳から手を離さないように抵抗していた)
提督「……」スッ
ウォースパイト「!!」
提督(俺は、ウォースパイトのベッドの脇に跪いた。それに気がついたウォースパイトが顔を上げ、目を見開いて俺を見つめる)
提督(ゆっくりと手を引っ張る。今度は抵抗なしに耳から手が離れた。そのまま、ウォースパイトの手を口元まで持ってくる)
提督「んっ……」チュッ
ウォースパイト「……!!」ジッ
提督(その甲にキスした。そう、あの時のように。ウォースパイトが息を呑んだのが分かった)
提督(暫くしてから口を離す。そしてウォースパイトを見上げた。ウォースパイトは信じられないと言った表情で俺を見つめている)
提督(何かを言おうとしているようだったが、言葉を詰まらせているようだった。俺は立ち上がるとそのままウォースパイトのベッドに上がった)
ウォースパイト「っ」
提督(そしてそのまま押し倒し、ウォースパイトに覆いかぶさった。至近距離で見つめ合い、目をのぞき込む)
提督「愛している」
ウォースパイト「ぁ……Admiral……!!」ジワァ
提督(涙を流すウォースパイト。俺はそのままウォースパイトを抱きしめ、唇を奪う。久しぶりのウォースパイトの匂いを堪能する)
提督(ウォースパイトは始め、されるがままだった。しかし途中から俺の身体に手を回し、体を擦り付け、脚を組み付かせ、舌を絡ませてきた)
提督(お互いの気持ちを確かめ合うように濃厚に絡み合う。今までの埋め合わせをするようにずっと一つになっていた)
提督「っ……」
ウォースパイト「んっ……ぁ……Admiral……」トロン
提督(お互いが満足し、自然と唇が離れるまでにウォースパイトの表情は蕩け切っていった。不安を孕んだ声音で言葉を紡ぐ)
ウォースパイト「いいの……?私、ひどいことしたわ……」
提督「そうだな。だが、それでも俺は君を愛している。大切な人だよ」
ウォースパイト「Admiral……!!で、でも……私……モルヒネに溺れて……」
提督「大丈夫だ。長く大量に投与していたわけじゃない。きっとすぐよくなる」
ウォースパイト「っ……けど、私……もう貴方に相応しくない……きっと他に相応しい立派な人が」
提督「んっ……」
ウォースパイト「んふっ!!」
提督(あれこれ言うウォースパイトの唇を塞いで黙らせる。そして唇を離した。俺はウォースパイトの目を見つめて伝える)
提督「何があっても、君が心から俺を嫌って拒絶しない限り、俺は君と共にある。それだけは、絶対だ。誓うよ。俺から離れていくことはありえない」
ウォースパイト「Admiral……っ……うぅ……!!」ポロポロポロ
提督(ウォースパイトの目から再び涙が溢れる。俺はウォースパイトを強く抱きしめた。泣きじゃくるウォースパイトをずっと抱き締めていた)
~
提督「もうすぐ撮影場所だ」
駆逐古姫「すごい人だかりじゃのう」
提督(その後、やはり期間が短く容量も少なかったためにウォースパイトは特に問題なく全快し、戦列に復帰した)
提督(それとほぼ同時期にとうとう我が連合国軍はトブルク攻略を完了させた。そのために実行された大規模な攻勢作戦の為に再び死ぬほど忙しかったが)
提督(ガングートによって巻き起こされた波乱もその攻勢作戦の為に収まっていた。それが再燃しないことを祈るばかりだった)
提督(一航戦と大和型を中心とした関係を持っていない子たちのアピールが激しくなり、関係を持っている子たちは容赦なく俺を求めてきていたからな……)
駆逐古姫「ニュース映画を撮るのは初めてじゃな」
提督「ここで撮影した映像は全世界に公開されることになる。そこに君たち元深海棲艦が映ればきっと君たちに対する意識の改善につながるはずだ」
提督(トブルクへ向かう道中、帝国海軍司令部のトブルク入りが宣伝用のニュース映画に使うために撮影されることになっていた)
提督(しかも俺がずっと訴え続けていた元深海棲艦の出演がようやく政府と軍に許可されたのだ)
提督(ハワイの元深海棲艦の動員からずっと訴え続けていたが、認められていなかった。しかし、ようやくこの時が来た)
提督(俺たちを乗せた車列がトブルク市街の新たな司令部へ向けて進んでいく。俺が乗っているのは豊田・ABR型というオープンカーだ)
提督(一緒に乗っているのは駆逐古姫。もちろん共に車両に乗ることで深海棲艦もまた日本人だと言う事を見せつけるためだ)
提督(人だかりの中を車列が進んでいく。そして撮影地点に到着した。まず映画用の映像を取るために少し減速した)
提督(次に新聞用の写真を撮るために停車する。日本やその同盟国の新聞社の人間に写真を撮られる)
提督「……!!」ハッ
提督(それに気がついたのは、本当に偶然だった。人だかりの中にその子は居た。最後に会ったときとはまるで別人だ)
提督(北アフリカの女性のようなミルハフに身を包んで、髪を黒く染めている。露わになっている顔は随分と日焼けしていた)
提督(我ながらよくわかったと思う。目が変わっていなかったからだろうか?肌の色が変わっていても造形は変わらないしな)
U-511「……」チャキッ
提督(そこに居たのはU-511だった。無表情で俺に向けて小さな拳銃、ワルサーPPKを構えていた)
~
U-511『U-511, ただいま出頭いたしました』
ドイツ海軍高官『Vielen Dank für Ihr Kommen.(よく来てくれた)今日君に来てもらったのは君に特別な任務があるからだ』
U-511『特別な任務、ですか?』
ドイツ海軍高官『ああ。……本当はあまり好ましく思っていないのだが、国家保安本部が君を指名してきた』
U-511『!!……親衛隊ですか?』
ドイツ海軍高官『そうだ。忌々しいことに奴ら、詳細について何も説明してこない。だが、残念ながらこの出頭はOKM(最高司令部)からの命令だ』
U-511『そうですか……分かりました』
~
U-511『これは……アトミラール……』
SS高官『君が以前日本に居た時の上官だろう?』
U-511『Ja. アトミラールがどうしたのですか?』
SS高官『スエズの戦いはこの男が指揮していた。また、さらに前のアルハンゲリスクでのソ連海軍の指揮もこの男が執っていたらしい』
SS高官『この男は邪魔だ。消さなくてはならない。君なら、それができるはずだ』
U-511『!!』
SS高官『簡単に北アフリカに潜入でき、敵に警戒されない少女だ。そして何よりこいつの顔をよく知っている』
SS高官『我々にとって馴染みの薄い日本人の顔を判別できるのは非常に重要だ。チャンスは一度きりだからな。失敗は許されないのだ』
U-511『私に……アトミラールを暗殺しろと言うのですか?』
SS高官『敵を殺すのに躊躇う必要があるか?君にはこれから我々の下で暗殺者になる訓練を受けてもらう』
~
U-511(親衛隊でユーは潜入工作員としての訓練を受けた。そして暗殺者になった。アトミラールを殺すために)
U-511(感情を殺す。これは任務。すべてはドイツの為。戦友の為。家族の為。守るべきものの為)
U-511(肌を焼いて、服を変えて、完璧に北アフリカに溶け込めるようになっていた。潜入して現地の協力者である反英民族主義者たちのグループと合流する)
U-511(じっと機会を待つ。そしてそれはやってきた。アトミラールがトブルクへ来る。その途中で撮影があるらしい)
U-511(諜報員が入手した情報は本部で検討されすぐに作戦の実行命令が出た。感情を殺す。ユーは暗殺者。すべては大事なものの為)
U-511(これは戦争だから。アトミラールは敵だから。仕方ない。やるしかない。……。やるしかないんだ……)ギュッ
U-511(人ごみに紛れてその時を待つ。永遠のように感じる長い長い待ち時間。静かに待つ。……来た)
U-511(日本軍の車列。オープンカーに乗るアトミラールを見つける。アトミラールだ……っ……大丈夫、やれる)
U-511(写真撮影の時アトミラールの車は止まる。その時が終わりの時だ。カメラを持った報道員の位置で大体の見当がつく)
U-511(予想通りの場所でアトミラールが止まった。何も考えない。服の下に隠してあった拳銃を取り出す)
U-511(それを構えて狙いをつける。その時、アトミラールが明らかにユーを見た。まさか、気がつかれた……?でも、もう遅い)
民間人「おっと」ドン
U-511「っ!?」バン
提督「うぐっ!?」バスッ
U-511(そ、そんな……!!民間人がちょうど引き金を引く瞬間に押してきた……!!狙いが少しずれて肩に当たる。飛び散る鮮血)
U-511「Verdammt……!!」バンバン
提督「……!!」グラッ バスッ
U-511(肩じゃ死なない。撃たれた衝撃で後ろに倒れていくアトミラールに続けて発砲。一発が胴体に当たる)
U-511(けどそれで仕留められたかどうかは分からない。致命傷かもしれないし、そうじゃないかもしれない。最悪だ)
U-511(押されなかったら仕留めていたのに……!!けどこれ以上ここには居られない。離脱を始める)ダッ
~
駆逐古姫「えっ……」
提督「……」ドサッ
↓×1~3
提督が撃たれたことに対する艦娘達の反応
駆逐古姫、戦艦棲姫、防空棲姫、空母棲姫、ヲ級、大和、アイオワ、テスト、ザラ、ポーラ、陸奥、一航戦、五航戦、大鳳、那智、足柄、鈴谷、熊野、川内、神通、浦風、浜風、天津風、島風の中から強調したい子が居れば何人でも強調可
~
バン
「「「「!?」」」」ゾワッ
川内「っ!!」
バンバン
川内(偶然、見えた。発砲した奴が視界に入っていた。一回目の発火炎で気がついて、二回目三回目で確信した。アイツが撃った)
川内(ミルハフを纏ったそいつは、恐らく子供だ。背丈が小さい。誰を撃ったのか?アイツが構えていた方を見る)
提督「……」ドサッ
川内(気がついたら車輌を飛び降りていた。そしてあいつに向かって走る。心より先に体が反応した)
川内(あいつを逃がさない。それ以外考えられなかった。絶対に逃がさない……絶対に……!!)
伊19「っ!!どれなの!?どれがやったの!?」ギリッ タッタッタッタッタッ
伊168「分からない……分からないよぉ……あぁ……ぐすっ……あはは……!!あはははは!!もう私ダメかも!!」タッタッタッタッタッ ポロポロ ニタァ
伊58「イク、イムヤ!!待ってよ!!危ないよ!!」タッタッタッタッタッ
川内(声がした。ふとそちらを確認すると潜水艦娘達が私と同じように車輌から飛び降りて駆け出していた)
川内(でも誰が撃ったのか分かっていないみたいだ。群衆が悲鳴と共に蜘蛛の子を散らすように逃げていく)
川内(どこら辺から撃ったのかが分かっても、それでは誰が撃ったのか見当をつけることもできないと思う。けど、)
川内「私には見えてたよ」タッタッタッタッタッ
伊19&伊168「「どれ(なの)!?」」
川内「あれ。あの繋がれたラクダの所を走ってるカーキ色っぽいミルハフを着てるやつ」
川内(潜水艦娘達が私が言ったラクダの方を見る。するとそこで衛兵がそいつに向けて銃を構えた)
日本兵「クソ!!」スッ
U-511「……」スッ バンバン
日本兵「うげっ」ドサッ
川内(しかし彼が撃つよりも早くあいつが走りながら衛兵を撃つ。彼の頭から血が噴き出したように見えた。頭を撃たれたんだ。もう、死んでいる)
伊19「分かった」
伊168「あはっ!!見ぃつけた!!あははは♪逃がさないから♪」
伊58「っ……もう……!!」
~
鈴谷「こうしてると有名人になったみたいで悪い気しないよね?」
熊野「鈴谷、私たちは紛うことなき有名人ですわよ」
鈴谷「そっかぁ……まあ確かに、よく考えたら鈴谷たちの写真とか売ってるし、もう有名人だったかぁ」
熊野「ええ、それはもう。今撮られている写真もきっと新聞に載ったり、売られたりするのでしょうね」
鈴谷「……提督の写真も売られるのかな?」
熊野「……おそらくは」
鈴谷「……いくら?」
熊野「……少なくとも買えない値段ではないのは確かですわ」
鈴谷「……バッチリ決めたアフリカ仕様の提督の写真」チラッ
熊野「……とりあえず観賞用と保存用に十枚ほど。足りるかしら?」チラッ
バン
提督「うぐっ!?」バスッ
バンバン
提督「……!!……。」グラッ バスッ ドサッ
鈴谷&熊野「「ぇ……?」」
~
大鳳「えっ……」
大鳳(カメラに向かって微笑んでいたところで銃声が響いた。前の車輌の方だった。提督が居る方。自然と提督の無事を確認するために提督の方を見る)
大鳳(すると提督が見えなかった。おかしい。今は写真撮影中だ。あの車の上に居なくちゃおかしいのに)
大鳳(提督の隣に居たはずの駆逐古姫しか見えなかった。その駆逐古姫は呆然とした表情で何かを見下ろしていた)
鈴谷「ぁ……いやぁああああ!!提督!!」
熊野「そんな……そんなぁ!!提督!!」
大鳳(群衆の悲鳴に交じって聞こえる鈴谷と熊野の叫び声。もう、自分を誤魔化せない。察せざるをえない)
大鳳「……う、嘘。嘘……!!」サァッ
大鳳(もう二度とごめんだと思ったあの感覚。すべてが終わってしまった。暗い奈落に落ちていく)
ザワザワ
神通「狼狽えない!!誰がこんな時に狼狽えろと教えましたか!?」
大鳳「っ!!」
大鳳(二等駆逐艦たちの引率をしていた神通の怒声が響いた。いきなりの銃撃と大混乱に狼狽える駆逐艦娘達を叱咤するその声に私も落ち着きを取り戻した)
大鳳「っ!!」バッ タッタッタッタッタッ
大鳳(追撃は今のところない。つまりこれは提督の暗殺が目的の攻撃だ。さもなければまだ攻撃は続いているはず)
大鳳(それに大勢の銃で武装した部隊が入り込んでいるのなら衛兵が見逃さない。今私がするべきことは一刻も早く提督のもとに向かう事だ)
~
駆逐古姫「わ、我が主……?」
提督「……」グッタリ ドクドク
駆逐古姫「ぁ……血が……」
運転手「なんてこった……!!提督が……!!」
大鳳「提督!!」
鈴谷「明石!!早く!!」
明石「分かってます!!私の装備を持ってきてください!!」
熊野「分かりましたわ!!分かりましたから早く!!」
帝国陸軍将校「安全を確保しろ!!誰も近づかせるな!!第一小隊はあの諜報員を追え!!捕まえるか、無理なら殺せ!!」
日本兵「了解!!行け行け!!早く追うんだ!!」
日本兵「周囲を確認しろ!!」
日本兵「群衆が大混乱になっております!!秩序を維持できません!!」
帝国陸軍将校「っ!!何とかしろ!!発砲も許可する!!」
赤城「そんな……慢心していたというの……!?」
浦風「嘘じゃ提督……!!嘘じゃよね……!?」
浜風「あぁ……そんな、提督……そんなぁ……!!」
足柄「ね、ねえ、大丈夫よね?那智姉さん?提督、死んじゃったりしないわよねぇ!?」
那智「あ、ああ……きっと大丈夫だ……」
陸奥「提督……!!」
明石「脚を上げて!!服を切って脱がせて!!早く!!」
駆逐古姫「わ、わかったのじゃ……!!」スッ
鈴谷「鋏!!くまのん!!」
熊野「少し待って!!引きちぎれないの!?」ガサゴソ
大鳳「っ!!そうね……!!すいません、提督!!」ビリッ
アイオワ「Oh my God……That cannnot be happening……(ああ、神様……こんな事、あっていいわけないわ……)」ペタン
テスト「Non, pas question……tu……(そんなまさか……貴方が……)!?」
ザラ「Non è vero(嘘でしょ)……」
ポーラ「っ……!!うぅ……ぐすっ……ひっく……」ポロポロポロ
提督「っ……ぐっ……」
明石「提督!!意識が戻った!!提督!!起きてください!!寝ないで!!」
「「「「!!」」」」ザワッ
提督「……?」
大和「本当ですか!?提督!!私です!!大和です!!」
天津風「提督!!私よ!!天津風よ!!分かる!?」
島風「頑張ってよ提督!!私、まだまだ提督と一緒に居たいよ!!」
加賀「あぁ……提督……!!お願いだから逝かないで……!!何でもするわ……!!」
霞「提督!!死なないで!!私をおいて逝かないでよ!!やだ!!やだやだぁ!!」
朝潮「何か……何か私にできることはありませんか!?」
明石「水を!!水をかけて!!傷口に!!あとサルファ剤も!!」
朝潮「は、はい!!提督、失礼します」
村雨「ほら、大丈夫よ提督?今サルファ剤をかけるわ。すぐよく……なるからぁ……」ジワァ サラサラ
提督「……げほっ、げほっ」パクパク
明石「血を吐かせて!!窒息する!!体起こさせていいから!!熊野、点滴!!早く!!」
熊野「点滴!?点滴点滴……」
ヲ級「これだと思う」スッ
熊野「これ?これですの!?明石!!」
明石「そうそれ!!持ってきて!!」
ヲ級「はい。お願い……この人を助けて……」ポロポロ
明石「言われなくても!!呼びかけ続けて!!止血!!肩の傷を強く抑えて!!骨が折れるくらい!!早く!!」
翔鶴「提督、翔鶴がここに居ます。聞こえていますか?大丈夫ですよ」スッ ナデナデ
瑞鶴「分かった、抑える。提督、何があっても私がずっと一緒に居るからね」グッ
明石「くぅ……!!腹部の出血を何とかしないと……!!何か……っ!!火薬!!火薬を!!」
荒潮「か、火薬って……そんなものどこに……」
満潮「っ!!車見てくるわ!!何かあるかも!!」ダッ
鈴谷「っ!!銃弾!!貰ってくる!!」バッ
アイオワ「っ!!Bullet(弾薬)!!Yes!!弾なら」
「はああああああああ!!」ドスッ
帝国陸軍将校「あぐっ!?っ……」ビクンビクン ドサッ
鈴谷「!?」
「うらあ!!うらあ!!」ブンッ ブンッ
日本兵「うぐっ!?うわああああっ!!」ドムッ ゴシャッ
「えあああ!!」ザシュッ
日本兵「あっ」ボトボト ドサリ
鈴谷「敵襲!!敵襲!!」
「「「「!?」」」」
パルチザン「イギリスの飼い猿どもを皆殺しにしろ!!一人も生きて返すな!!」
「「「「うおおおおおお!!殺せ!!殺せ!!」」」」
「「「「!?」」」」
↓×1~6
パルチザンの襲撃に対する艦娘達の反応
また、鈴谷、熊野、大鳳以外は
目の前で陸軍の将校が槍で突かれて痙攣しながら死んでいったり
兵士が棍棒で殴られて仰け反ったところを頭部に一撃を喰らって文字通り頭が割れていろいろぶちまけられたり
剣で切られて内臓が地面に零れ落ちたりしたのを目撃したことに対する反応も
敵は警戒が敷かれていたために銃のたぐいは持ち込めなかったらしく見当たらないが、簡素な槍や民族的なシャムシール、釘を打った棍棒、スコップ、斧などの近接装備で武装している
だが艦娘達も銃を携行していない。本国の一部の人間が艦娘だから多少は仕方ないとはいえ、子供に銃を持たした写真を撮るのは一般の子供の教育に良くないとの意見が出るので撮影時だけ装備していなかったのだ
大鳳「提督、すぐに戻ります。また後で……」スクッ バッ
熊野「後をお願い。明石、借りますわ」スクッ バッ
鈴谷「提督は私が守る……かかって来なよ!!アリ一匹通さない!!」
パルチザン「えやああああ!!」ダッ
鈴谷(直線的な槍を構えての突撃を交わす。難しい事じゃない。そのまま脚をかけて転ばせる)
鈴谷「っ!!」バッ ドスッ
パルチザン「んぎ」ボキッ
鈴谷(そしてそいつの首めがけて全力のストンプ。ジャンプして思いっきり踏みつける。骨が折れる音と感触。まず一つ目)
パルチザン「死ね!!」スッ
熊野(釘バットのようなものを振り被ったそいつに逆に跳びかかる。それを持っている手を掴んでからメスを突き立てる)
熊野「絶対に赦しませんわ……!!死んでも償えないと!!知りなさい!!」バッ ドスッ ドスッ ドスッ
パルチザン「ああ!!んぐっ……」ドサッ モゾモゾ
パルチザン「民族の為に!!アッラーフアクバル!!」ブンッ
大鳳(大ぶりな斬撃を身を反らすことで避けつつ引き絞った右手を強く握り込んでそのままそいつの顔に叩きこむ)
大鳳「邪魔だぁああああ!!」ドゴォ
パルチザン「ぶっ」ゴン
大鳳(顎が砕ける感覚。相手の勢いと私の勢いが乗った渾身のカウンターを喰らったそいつはそのまま一回転するぐらいの勢いで後頭部を地面に叩きつけて沈黙した)
パルチザン「なんだあいつら!?」
パルチザン「落ち着けただの子供だ!!態勢を立て直される前に殺れ!!」
パルチザン「銃を拾え!!撃ち殺せ!!」
パルチザン「わかってるっ!!」スチャッ ダンッ
運転手「」バシュッ
「「「「!!」」」」
雪風「大丈夫です、私がついていますよ」スッ ギュッ
ゴォォ
パルチザン「クソッ!?風が……!!」
パルチザン「砂が目に……!!」
アイオワ「……」チャキッ ダンダンダン
パルチザン「」バスッ ドサッ
パルチザン「うっ」バスッ バタッ
パルチザン「おぅ」バスッ ドタッ
アイオワ「ポケット砲兵ここにありよ!!45は最高の拳銃!!地獄に送り返してやるわ、Fuckin` shitども!!」
大和「っ!!提督を守ります!!白兵戦準備!!提督を撃ったのはあれらの手のモノに違いありません……!!目にもの見せてやる!!」
赤城「覚悟を決めましょう!!武器は何でもいいから拾って調達しなさい!!なければ素手で戦うのよ!!」
パルチザン「怯むな!!数で押せ!!子供なんかに負けるな!!アッラーフアクバル!!」
「「「「了解!!」」」」
「「「「アッラーフアクバル!!」」」」
~
明石「っ……!!早く火薬を!!誰か!!」
アイオワ「っ!!Wait!!……ほら、45ACPよ!!一発分で足りるかしら!?」
明石「分からない!!もう一発!!ちょっと待って、ペンチ!!よし……傷口の周りを布で拭って!!」
天津風「分かった!!これでいい!?」フキフキ
明石「よし!!火!!早く!!私のカバンに入ってる!!」サラサラサラ
島風「火!?火って……マッチ!!はい!!」
明石「点けて!!点火させて!!」
島風「おぅ!?いいの!?」
明石「早く!!」キッ
島風「は、はい!!……!!」シュッ スッ シュボッ
提督「っ……」
明石「……よし、止まった!!出血が止まった!!」
提督「……」ガクッ
駆逐古姫「っ!?よ、様子が変じゃ!!」
翔鶴「っ!?提督……!?提督!?提督!!」
瑞鶴「い、息してない……」
雪風「明石さん!?」
明石「っ!!あぁ……駄目駄目駄目……!!そんな……逝かないで!!フ薬!!フ薬を早く!!」
島風「何それ!?」
明石「鞄を貸して!!人工呼吸と心臓マッサージを!!してて!!早く!!」
~
パルチザン「えああああああ!!」
大和「っ!!はっ!!」ヒョイ ガシッ
パルチザン「うぐっ!!離せメスガキが!!」
大和「……!!」ゴゴゴゴ ギュゥ
パルチザン「っ!?うげぇ……!!や、やめ……!!」
大和(そいつの喉と手を掴んだ手に力を込める。人の力を越えて。喉に食い込んだ指が皮膚を裂いて、血管を破って、食道を潰す)
大和(痙攣する敵の体。溢れ出る血液、漏れ出る断末魔の呻き。今はただそれが私の心を慰めた)
大和(死体を投げ捨てる。私はそいつが持って行ったスコップを拾った。そして次の敵に向かってそれで切りかかっていく)
~
パルチザン「へああああああ!!」ブン
浦風「当たるかぁ!!よくも提督さんを……!!」スッ ブン
パルチザン「ぐっ!?うぅ……」ドサッ
浦風(棍棒で殴りかかってきた相手の攻撃を避けて、一撃頭に喰らわせる。そいつは倒れた。次じゃ)
浦風「死に晒せおどりゃ!!」ブン ブン
パルチザン「あぐっ!!ラー!!」ボキン バキッ
浦風(よそ見しとったそいつに、怒りに任せてスパナを叩きつける。腕が折れたはずじゃ。続いてそいつの頭を殴る。そいつは物言わぬ屍となった)
浦風「皆殺しにしちゃるけん覚悟しいや!!」
~
足柄「いやああああああ!!」ドスッ
パルチザン「うぁああっ!!」ドサッ ビクンビクン
足柄(銃剣の訓練で習ったように槍で相手の胸を一突きにする。大の字に倒れた敵。痙攣が槍を通して手に伝わってくる)
パルチザン「よくもやりやがったな!!ぶっ殺してやる!!」ブン
足柄「っ!!ふっ……はぁ!!」
足柄(別の奴が私に釘を打った棍棒で殴りかかってくる。私はそれをそいつの手を掴んで軽くいなしつつ、その棍棒を捻じり取り、それで一撃を加える)
パルチザン「っ!?」
足柄「あはは!!もらった!!」ブン
パルチザン「」グシャァ
足柄(釘がそいつの体を削り取りつつ棍棒が致命的な一撃をそいつに加えた。むき出しになる肋骨、心臓がつぶれたのか吹き出る血液)
足柄「勝利が!!私を呼んでいるわ!!提督、見ててね!!貴方に勝利を捧げるわ!!」
~
赤城「……」シュッ
パルチザン「」ズバァ ドサッ
赤城「……」
パルチザン「うらあ!!」ビュン
赤城「……」ガキン シュン
パルチザン「うぐっ!?」ズッ
赤城「……」シュン
パルチザン「」バシュッ ドサリ ゴロン
パルチザン「く、首が……」
パルチザン「話と違う!!ただのガキじゃないぞ!!こいつらなんて強さしてやがるんだ!?」
赤城「……」スタスタスタ
パルチザン「っ……うわああああ!!」ダッ
パルチザン「っ!?逃げる」
赤城「……」ザッ ヒュン
パルチザン「な……?」ドサッ
赤城「……逃がしません」スッ ブン
パルチザン「っぁ!!」サクッ ドサリ
~
翔鶴「ふー……ふー……提督……提督……!!」グッ グッ
天津風「明石さん!!まだなの!?」
明石「あった!!翔鶴、どいて!!」
島風「注射器……?」
明石「心臓の位置に……提督……助からない傷じゃないでしょ……日本男児なら戻ってきて!!」ドスッ ギュッ
提督「かはっ!?」ドクン
瑞鶴「提督さん!!」
明石「戻った!!よし!!車出して病院へ!!誰か……ザラかポーラ……ザラ!!」
ザラ「っ!?ちょっと……何!?」ググググッ ザシュッ
パルチザン「」
明石「トブルクの病院まで運転して!!貴方なら場所分かるでしょ!?」
ザラ「っ!!分かった!!」
ゴリマッチョ「ザラ!!」
ザラ「っ!?」
ゴリマッチョ「迎えに来たぞ!!俺の所に戻って来い!!お前は俺の女だ!!」
↓×1~3 民族主義者のパルチザンに紛れて現れたゴリマッチョに対するザラの心情と行動
ザラ(血に濡れた棍棒……!!こいつも……!!)
ザラ「提督を殺しに来たのか!!」バッ ブン
ゴリマッチョ「まぁああっ!?」ザシュッ
ザラ(渾身の力を込めて首元に振り下ろしたPiccone(つるはし)が鮮血をまき散らして根元まで突き刺さる)
ザラ(驚愕に目を見開いたまま膝をついたそいつを蹴り飛ばしてPicconeを引き抜く。ドレッドヘアを振り乱して倒れる体)
ザラ「さよなら、私の汚点……!!ごめん、待たせた!!」
明石「すぐに出発して!!」
翔鶴「天津風、島風、提督を頼んだわよ!!」
瑞鶴「お願いね!!死んだら赦さないって伝えておいて」
天津風「分かったわ、任せて!!」
島風「翔鶴さん達も気をつけてね!!」
ザラ「出すわよ!!捕まって!!」
翔鶴「……さて、このような大それたことをしでかした方々にはこの翔鶴がたっぷりとお返しして差し上げましょうか」ニコッ ドドドド
瑞鶴「絶対に赦さない……一人残らずぶち殺してやる……!!」ギロリ
~
日本兵「チッ……民間人が邪魔だ!!」
日本兵「これでは撃てないぞ!!」
U-511「っ……!!」クルッ バンバン
日本兵「」バシュッ ドサッ
日本兵「うぐっ!?ああああああ!!」バシュッ ドサッ
川内「っ!!よくも……!!」
伊19「……!!」
伊168「あははっ!!逃げられるとでも思ってるの!?無理に決まってるじゃん!!」
U-511「くっ……!!っ!?よ、避けた……!?」チャキッ バン
川内(狙われたら撃たれる前に避ければいいだけ。この距離なら難しくない。特に今、アイツは焦ってる。狙ってすぐ撃つ。予想通り)
U-511「そんな……!!っ!!弾切れ!?うぅ……!!」バンバン クルッ ダッ
川内(逃げるそいつは道を曲がった。姿を見失う。けど逃がさない。追いかける。道を曲がったところで無事走っていくあいつが見えた)
川内(しかしさすが暗殺者と言うべきか。アイツ、逃げ足が速い。差がなかなか縮まなかった)
伊168「イク!!」
伊19「まだ殺さないでなの!!」
伊168「頑張る♪」
川内「!!」
川内(いつの間にか伊号潜水艦が歩兵銃を持っていた。さっきやられた兵士のを拾ったのか。トリプルテールが立ち止まってその場に伏せた)
川内(ポニーテールと私はそのままアイツを追う。直後、銃声。逃げていくあいつの脚が弾けた。そいつは悲鳴をあげて転がる)
↓×1~3
イムヤと川内が暗殺者に追いついた。そう時間はかからずにそこにイクも加わるだろう
イムヤ、イク、川内の暗殺者に対する行動
例)凄惨な復讐が始まる。殺さないように気をつけながら骨を折ったり指を切り取ったりと残酷な仕打ちをする
伊168「あははっ♪捕まえた!!鬼ごっこももう終わりだね?どうしてくれようかな!?」ニタァ
川内「無様にのたうち回って可哀そうに。けどまだ楽にはさせないよ。報いを受けさせてやる」ギロリ
川内(悲鳴をあげながらのたうち回っているそいつに近づいて行く。そこで気がつく違和感)
川内「!?し、硝煙の匂いがしない……!!」
伊168「っ!!ま、まさか……!!」サァッ
川内(ポニーテールが嗜虐的な笑みを消し、顔を真っ青にしてそいつの身体を探り始める。トリプルテールの方が到着した)
伊19「イムヤ、どうしたの!?」
伊168「銃を持ってない……!!持ってないよ……!!誰だお前は!?誰だ!!」キッ
少年「ラー!!ラー!!ミン・ファドラック!!ラーティルミー!!サーイドゥーニー!!」ガタガタガタ
川内「アラビア語……!!Parli italiano(イタリア語は話せる)!?」
少年「Non sparare(撃たないで)!!助けて!!私、何もしてない!!お金貰う!!この服着て走れと言われる!!」
↓×1~3
この少年はおそらく提督を撃った奴の仲間にお金をもらってこの服を着て走れと言われたと言っている
つまり奴を見失ってどこに言ったのか分からない。逃げられた!!
という事をふまえて川内、イムヤ、イクの反応
加えてイクはこの少年の脚を撃ったことに対する反応も
伊168「……うぅ。うぁああああああああああ!!ああああああああん!!」ボロボロボロ
伊19「っ……嘘なのね……このイクさんが獲物を……しかも提督にあんなことした奴を逃がすなんて!!嘘なの!!」ダンッ ギリッ ブツ
川内「畜生……!!畜生!!」ジワリ
少年「ぐすっ……ひっく……助けて……助けて……」
伊19「っ……とりあえず、戻るしかないの……提督が気になるし、この子もこのままにしておけないのね……それに、いろいろと聞くことがあるの」ジッ
川内(そう言うと伊号潜水艦は少年が何か武器を持っていないか確認してからぶっきらぼうに謝り、横抱きにした)
川内「そうだね……戻ろう……」
伊19「イムヤ……行くのね……泣いてる場合じゃないの……」
伊168「あぁああああああ!!うわああああああん!!ぐすっ……ひっく……うぅ……うふふふっ……あははは……!!」ニタァ ハイライトオフ
~
U-511「……」
ドイツ軍諜報員「確認しよう。協力者の商人の馬車でここを脱出する合流地点は分かっているな?」
U-511「Ja」
ドイツ軍諜報員「よし。万が一そのルートが使えなくなった場合はポイント・ドーラで合流して強硬脱出する。いいな?」
U-511「Jawohl」
ドイツ軍諜報員「では幸運を。さらばだ」
U-511(私と同じ服装で走らされたあの子供がどうなったかは努めて考えない。無心でそのまま歩いて行く)
U-511(民間人たちは落ち着いたようで今は不安そうにそこかしこで話したり足早に歩いていたりする)
U-511(どうやら民族主義者たちは本当に襲撃を実行したみたいだった。追手の数が少なかったもの)
U-511(いくら陸だとは言え艦娘相手に格闘戦を挑むなんて……きっと返り討ちにあっているだろう)
U-511(そんな事を考えてながら人通りのない路地を歩いている時だった。いきなり声をかけられ、肩に手を置かれたのは)
伊58「ユー!!」ガシッ
U-511「っ!!」バッ
U-511(反射的にその手を掴んで日本時代に習った柔術で投げる。気がつかなかった。何者……!?)
伊58「うわぁ!?痛ぁっ!!」ドサッ
U-511(ナイフを抜いて、そいつの上にのしかかるようにしてそれを相手の心臓に突き立てようとする。そこで気がついた)
U-511「っ!!で、でっち……!!」ググググッ ハッ
伊58「ゆ、ユー……!!」ググググッ
↓×1~3
U-511の伊58に対する行動
例)悲しいけどこれ戦争なのよねとゴーヤに謝りながらナイフを心臓に突き立てて殺す
さすがに殺せないので脚を刺して無力化する
※投降するとか捕まるとかの場合は安価下
U-511「っ!!」バッ タンタンタン
U-511(飛び起きてバックステップで距離を取る。意識していなかった。思わずそうしちゃった)
伊58「っ……はぁ……はぁ……ユー……どうして泣いているんでちか?」
U-511「っ!?ぁ……っ!!」ポロポロ ダッ
伊58「っ!!ユー!!待って!!っ!?」グッ ズキン
伊58(あ、足首が……投げられた時に痛めたんだ……!!)
伊58「っ!!ユー!!待ってよ!!」
U-511(無我夢中で走る。走って合流ポイントへ向かう。何も考えちゃダメだ。考えたら……)
時雨「ねぇ、そんなに急いでどこに行くの?」
U-511「!?」
~
パルチザン「ターゲットが逃げた!!クソ!!撤退だ!!逃げろ!!」ダッ
パルチザン「こいつら化物だ!!悪魔の使いだ!!」
パルチザン「撤退!!撤退!!撤退!!」
浜風「させるか!!一人も逃がさない!!皆殺しにしてやる!!」ダッ
霞「逃げるな臆病者!!待て!!」ダッ
熊野「っ!!待ちなさい!!深追いする必要はありませんわ!!危険よ!!」
大和「砂漠の果てまで逃げようが追いかけて嬲り殺す!!」ダッ
テスト「お前らの穢れた血でこの砂漠を潤してやる!!」ダッ
大鳳「止まれ!!私達の目的は何!?奴らを皆殺しにすること!?違う!!提督を守ることでしょ!!」
「「「「っ!!」」」」
陸奥「……っ!!夕立!!時雨!!待ちなさい!!」
神通「姉さんが戻っていません……」
伊8「イクとイムヤも……」
アイオワ「……Hey, ザラは分かるけどポーラはどこ行っちゃったわけ?」
鈴谷「……!!深海棲艦たちもいない!!」
~
パルチザン「ああああああ!!」
時雨「逃がさない、死んで」ブン
パルチザン「」ゴシャ ドサッ
時雨(逃げるそいつの後頭部にメイスを叩きこむ。頭蓋骨が砕ける感触、人形と化したそいつは地面に倒れ込む)
時雨(割れて陥没した後頭部からは脳みそが見えていた。確実に仕留めた。これでまたひとり提督に危害を加えようとした奴を殺した。よかった)
パルチザン「来るな悪魔め!!止めろぉおおおお!!」
夕立「あはははは!!死んじゃえ!!」グイッ サクッ
パルチザン「ぁ」ビクンビクン ドサリ
夕立(逃げる背中に切り付けて、転んだそいつに飛びつくようにしてナイフで心臓を一突きにする)
夕立(肉体を貫く手ごたえ。温かい血が噴き出て体が痙攣する。これでまたひとり殺せたっぽい)
日本兵「はぁ……はぁ……」
時雨「っ!!大丈夫ですか?」タッ
日本兵「君たちは……艦娘の……」
夕立「お兄さん、撃たれたっぽい?」
日本兵「ああ……提督を撃った奴を追っていたらあいつ、民間人が居るのに撃って来やがった……」
時雨「どんな奴だった!?」
夕立「教えて!!」
~
時雨「硝煙の匂い……上等兵さん曰く子供だった……服装は聞いていたのと違うけど、君でしょ?」ブン
U-511「っ!!」ヒョイ
U-511(隣を並走し、話しかけてきながら棍棒を振るってくるそいつ。紙一重で避けつつそのまま一回転しながらカウンターの裏拳を叩きこむ)
時雨「君だね……君がやったんだ……!!」 ガッ ギラリ
U-511「くぅ……!!」
U-511(それを手でガードされた。私を睨みつけるそいつの目を睨み返す。そこで気がついた)
U-511(そいつの瞳の中、映っている私の後ろに人影が見える気がする。決断、その場でサマーソルト)
夕立「っ!?」
時雨「なっ!?」
U-511(上下が反転した視界の中、ナイフを突き出して突進してくるもう一人が見えた。突き出されたナイフを持つ腕を弾く)
夕立「ちぃっ!!」
U-511「やぁああああ!!」バッ
夕立「いっ!!」ズキン
U-511(着地と同時にバク転で距離を取りつつナイフで追撃を試みるそいつの腕を蹴り上げてナイフを弾き飛ばす)
時雨「……!!」バッ
U-511(ナイフを持っていたプラチナブロンドが怯んだ。そしてもう一度バク転をとったところで黒髪の方が迫る)
U-511「ふぅっ!!」ダッ グルン
時雨「!!」ゾクッ
U-511(そこで私は逆に側転を取りつつ踵落としを仕掛ける。思わぬ反撃に黒髪の方は何とか防御を取ろうとした)
時雨「うぐっ」ゴッ ベシャ
U-511(だけど間に合わせない。そのまま踵を脳天に叩きこむ。呻き声を上げて潰れるように地面に倒れ込んだ)
夕立「時雨!!っ……殺してやる……!!」バッ
U-511「はぁっ!!」ゴロン バッ
夕立「うわっ!?」
U-511(悲鳴じみた叫びを上げて跳びかかってきたプラチナブロンドを、私は後ろに倒れ込みつつ脚を出してそいつの胸に当て、巴投げのようにそのまま投げる)
ガシャーン
夕立「っ!?いやああああああああ!!」バタバタバタ
U-511(そいつはそのまま何か食べ物の屋台に上下逆さになりながら突っ込む。盛大に屋台を破壊した)
U-511(屋根が落ちてきてそいつの上半身が埋まる。そして響く尋常ではない悲鳴。どうしたのだろうか)
U-511(スカートがめくれて下着が露わになるのも構わず足をバタバタと振り回している。何かが刺さったかそれとも熱した鉄板でもあったのか)
時雨「ぅ……あぁ……!!」モゾモゾ
U-511(もう一人ももぞもぞと呻きながら身を捩ることしかできていない。頭に踵落としを入れられたんだ。このまま死んでもおかしくない)
U-511「っ……逃げなくちゃ……」
U-511(先を急ぐ。そんなに時間はかかっていないはずだけど予定より遅れている。その後、何事もなく集合地点までついた)
U-511「貴方が協力者?」
デブ「君が例の子かい~?早く乗ってねぇ~出発するよぉ~」
U-511(見た目は太っていてひげを蓄えた典型的なアラブ商人といった感じの男だった。そいつに促されて馬車に乗り込む)
パルチザン「クソッ……あいつら本当に何なんだ……いくら軍人とはいえあんなメスガキに歯が立たないなんてありえるか……?」
U-511(中には既にパルチザンのリーダーが居た。遠くから襲撃を監視していただけだから尾行されていたりする心配はないはず)
U-511「ふぅ……」
U-511(なんとかなった……あとはこの男に任せておけば……)
ヲ級「止まりなさい……!!」ギラリ
~
ポーラ「やあぁ!!」ブン バリン
パルチザン「うっ」ドサリ
ポーラ「っ……割れちゃった……もったいない……何か武器……っ!!」ドクン
ポーラ(視界に入ったそいつに心臓が一際大きく跳ねた。それが何のためなのか分からない)
デブ「……」クルッ スタスタスタ
ポーラ(まるでこの襲撃を確認するように見ていたそいつは、背を向けると他の群衆に紛れてその場を後にしようとする)
戦艦棲姫「どこに行くの!?まさか逃げるつもり!?ごしゅ……提督がやられたのよ!?」
ヲ級「提督のことは明石に任せるしかないし、私達が居なくてもあの人数なら提督にこれ以上の危険はない!!それよりもあいつが怪しい!!」
防空棲姫「ぐすっ……ひっく……あいつって誰……!?」ギロリ
ヲ級「あの今背を向けて歩いて行く男!!あいつはアレクサンドリアにも居て何故か提督のことを睨んでた!!」
空母棲姫「あいつね?今も一目散に逃げていく他の人間と違って暫くこちらを観察していたわ。私も怪しいと思ってた。後をつけましょう」
戦艦棲姫「……なら、気をつけないと。私達は目立つわ。気がつかれたら……」
ポーラ「な、なら私がつけますぅ!!だから貴方達は私の後をついてきてくださぁい」
~
戦艦棲姫「馬車で待っているという事は待ってればきっと犯人が現れる。まさか本当に貴女の読み通りなんてね……」ギラリ
空母棲姫「まだ犯人かどうかは確定していないけど……怪しい事この上ないわね」ギラリ
防空棲姫「ぐすっ……痛い……心が……心が痛いよぉ……お前たちも痛くしてやる……!!」ギラリ ポロポロ
デブ「ひぃ!!目、目が燃えて……何だお前たちはぁ!?」
ポーラ「日本軍ですぅ。そしてU-511、聞こえていますよねぇ?貴方が提督を撃ったんですかぁ?」
デブ「ポーラちゃん……!!」
ポーラ「返事してくださいよぅ、ユーちゃん?同じ遣日艦だったポーラですよぅ。お久しぶりですねぇ」
パルチザン「クソッタレ!!このキャベツ女尾行されやがったな!?ふざけやがって!!こんなところで終われるか!!」バッ
防空棲姫「逃がすかぁ!!」ブン
パルチザン「うがぁ!!畜生!!足が!!」サクッ ドサッ
防空棲姫「あははっ……!!命中……痛い?痛いでしょ……?でも私の方がもっと痛い!!」
U-511「っ!!尾行なんてされてないはず……どうして!?」バッ
防空棲姫「お前だぁ!!お前が提督を!!」ブン
U-511「こんな筈じゃ……」ヒョイ
ヲ級「避けた……!!」
戦艦棲姫「逃がすかぁ!!」
空母棲姫「待ちなさい!!」
ポーラ「U-511!!」
デブ「待ってポーラちゃん!!君はおじさんのだろう~!?いい子だから戻っておいでよぉ~!!」
↓×1~3立ちふさがり戻ってくるように言うデブに対するポーラの心情と反応
ポーラ「っ!!」
ポーラ(U-511が逃げていく。こんな奴に構っていられない。けど、その言葉についに自分を抑えきれなくなった)
ポーラ(認めたくなかった。提督が危ないのにそっちに気を取られてしまった事を。けど、もう認めよう。私はこいつを、殺したくて仕方なかった)
ポーラ「ポーラは提督のモノだああああああ!!」グッ
デブ「ひぁっ!!ごぽっ」ズブシュッ
ポーラ(硬く握りしめていた割れた瓶でそいつの咽喉を切り裂く。頸動脈を切り裂かれて吹き出る血液。倒れる体を横目にしつつU-511を追う)
民間人「何だお前!?それは俺のラクダだ!!」
U-511「下がって!!」チャキ
民間人「ひっ!?ま、撃つな!!撃たないでくれ!!」
U-511「行って!!」バシン
ラクダ「んごぉぉぉぉおおおお!!」パカラ パカラ
ヲ級「っ!!あいつ、ラクダを!!」
戦艦棲姫「あぁ!!駄目!!行かせない!!待ちなさい!!」
空母棲姫「くっ……ラクダか馬か居ないの!?」
防空棲姫「ああああああ!!うわああああああ!!」
ポーラ「っ……!!Troia(売女め)!!」
~
U-511(ラクダで集合地点へ向かいながらフレアガンを上に向かって撃って合図する。目立って仕方ないが、どうしようもない)
U-511(これでポイント・ドーラの廃屋に隠されていたKübelwagenがすぐに発進可能な状態にされているはず)
U-511(それに乗って海まで逃げる手はずだ。そこからは地中海を渡ってヨーロッパに帰る。帰るんだ)
ドイツ軍諜報員「来たか、U-511!!準備は出来ているぞ、早く乗れ!!荒い運転になる!!ヘルメットをつけるんだ!!」
U-511「Jawohl……!!」コクリ
U-511(車に飛び乗る。そしてすぐに発進する寸前、そいつは現れた)
夕立「あはははははは!!逃がさないっぽい!!」ガシャン バッ
U-511(全身ボロボロで頭から血を流し、見開いた目から赤い涙を流しながら窓から飛び込んできて、車に飛びついてきたのはあのプラチナブロンドの艦娘だ)
U-511(その髪も紅く染まっている。漂ってくるキツイ香辛料の香りに納得した。なるほど、傷口にすごく染みると思う)
ドイツ軍諜報員「っ!!出すぞ!!U-511、何とかしてそいつを蹴落とせ!!」
U-511「っ!!やってみるけど……!!」
U-511「倉庫の扉を突き破って車が出発する。扉の破片を何とか手に取ってそいつの顔面に投げつけた」
夕立「いったああああい!!絶対に赦さないっぽい!!この手は死んでも離さないっ!!」ギロリ
U-511「っ!!」ゾクッ
U-511(爛々と殺意に輝く瞳は同じ人間とは思えなかった。この子は獣だ!!ケダモノだ!!やらなきゃ殺られる!!)
ドイツ軍諜報員「振り落とすぞ!!しっかりつかまれ!!」
U-511「うっ!!」グラァ
夕立「あはっ!!無駄無駄無駄!!無駄っぽい!!」
U-511(大通りを激しく蛇行しながら進んでいく。逃げ惑う民間人、響くそいつの咆哮のような叫び声)
U-511「うぅうううう!!」ガンッ
夕立「いぃいいいいいい!!死んじゃええええ!!」ブン
U-511(私はシートに寝そべるようにして、何とか車体につかまるそいつの腕を踏みつける。悲鳴、そして叫び。ナイフが私の足に突き立てられた)
U-511「ひぎぃ!?いいいいいいやぁああああ!!」ドスッ ギュッ ガンッ ガンッ
U-511(脚に焼鏝を押し付けられたような熱、刺激、激痛。けどそれに負けずに無事な方の脚で何度も踏みつけた)
夕立「あっ!?ああああああぐぅっ!!」ズルッ ドサッ ゴロゴロゴロ
ドイツ軍諜報員「っ!!いいぞU-511!!よくやった!!」
U-511「はぁーっ!!はぁーっ!!」ドクドク ポロポロ
ダンッ バスン
ドイツ軍諜報員「なっ!?しまった!!タイヤを撃たれたか!?っ!!Scheiße!!」ギュッ
U-511「っ!?Nein!!」フワッ
ガッシャーン ゴロゴロゴロ ガツン
U-511「うぅ……あぁ……」
U-511(何が起こったのか分からなかった。気がついたら車から放り出されて地面を転がっていた)
U-511(頭を打ったみたい。ヘルメットがなかったら死んでいたとぼんやりと思った。思うように体が動かない。声も出ない。どうして……脳震盪……?)
ドイツ軍諜報員「くっ……」
U-511(すぐ近くに大尉が倒れていた。横転した車も見える。そして……歩いてくる……悪魔)
夕立「あ、あはははは……!!つぅかまえたぁ……!!」ヨロヨロ ニタァ
U-511(口と鼻から血が垂れている。頭からの出血も止まっていない。自分の血で全身を染めたそいつが壊れた笑みを浮かべた)
U-511(足を引きずりながら歩いてくる。私を見つめて視線を離さない。狂っている。本能的な恐怖に堪えられない)
U-511「うぅ……!!うあぁ……!!」モゾモゾ
U-511(けど体が動かない。嫌だ……嫌だ!!死にたくない!!殺されたくない!!)
U-511「あぁ……!!あうぅ……!!」ポロポロポロ
ドイツ軍諜報員「っ……」ズリズリ
U-511「っ!!」
U-511(視界の端で大尉が落としたであろうワルサーP38に向かって這って行く。それを見てしまった。悪魔もまたそちらに目を向ける)
夕立「そうなのね……じゃあまずはお前っぽい!!」ガバッ
ドイツ軍諜報員「くそっ!!」グルッ ガシッ
U-511(悪魔がゾンビのように大尉にのしかかる。そして手にした血や砂で汚れたナイフを胸に突き立てようとした。それを手で押し返そうとする大尉)
U-511「たい……い……!!」
U-511(助けなくちゃ……!!けど体が動かない!!いやぁ……いやぁああああ!!動いて!!動いてよぉ!!)
ドイツ軍諜報員「Scheiße……!!Scheiße!!Scheiße!!止めろ!!よせよせ!!」
夕立「あはぁ……!!あははははぁ!!死んじゃえ死んじゃえ!!」ニタァ ズププププ
ドイツ軍諜報員「あっ!!がっ!!がふっ!!がはっ……!!ぁ……」ビクンビクン ガクリ
U-511「うぁあ……!!うぁああ……!!」
U-511(ゆっくりずぷずぷと突き刺さっていくナイフ。大尉が痙攣して、抵抗が弱くなっていく。そしてそのままナイフが柄まで大尉の胸に突き立てられた)
U-511(大尉はもう生きていなかった。見開かれた目、壮絶な表情のまま死んでいる。悪魔がナイフを引き抜くと同時に吹き出る血液。死にたくない一心で私は這って逃げる)
夕立「死んだのね……!!次は……お前っぽい……!!っ!?」グググッ ガクリ
U-511「うぁあああ……!!あぁああ……!!」ズリズリズリ
夕立「……!!うっ……ぐれ……時雨ぇ!!」ググググッ ベシャリ ボロボロボロ
時雨「分かってる。よく頑張ったね、夕立」タッタッタッタッタッ ヨロヨロ
~
時雨「逃がさないよ」スッ ドゴォ
U-511「うげぇっ!!」ドサッ
時雨(ふらつくのを何とか耐えてそいつの身体が浮くくらいの力を込めて蹴る。もう一発。そして体を起こさせて横転した車に押し付ける)
時雨「覚悟しなよ?楽には、死なせない、から」ドガッ バキッ ドゴォ
U-511「うっ!!なぁっ!!Nein!!」ボタボタボタ
時雨(口が切れようが鼻血が出ようが関係なかった。激情のままに何度も殴る。嫌がるように横に振る顔に拳を叩きこんで、庇うようにあげられた手を折る)
U-511「やぁああ!!やめてぇ!!いやぁああ!!」
伊168「あはぁ!!追いついたぁ!!」ニタァ ドゴォ
U-511「うぅ!?」ガンッ
時雨(そこで走り込んできた潜水艦娘……確かイムヤさんが満面の笑みでラリアットを喰らわせる)
時雨(後頭部を車に強打したそいつが意識を朦朧とさせた。なるほど、僕はそいつの頭を掴んで思いっきり車体に叩きつける)
時雨「目、覚ましなよ。まだ夜じゃないよ?」ダンッ
U-511「うぐぅ……!!」グッタリ
伊168「あれ?お前、ドイツの……へぇ♪時雨ちゃんだっけ?そいつの口、開かせて」
時雨「イムヤさんだよね?分かったよ。どうするの?」グイッ
U-511「うぁあ……」ガタガタガタ
伊168「それはね、こうするんだよ♪」グイッ ドガッ
U-511「んぐぅ!?んんっ!!んぁああああ!!」ボロボロボロ ダバァ
時雨(イムヤさんは開かせたそいつの口の中に落ちていた車の破片、それも大きめで尖ったモノを押し込める)
時雨(そして口を閉じさせると思いっきり殴った。くぐもった悲鳴。破片がそいつの咥内を切り裂いたみたいだ)
時雨(口を開いたそいつは血と唾液が混ざったものと破片を吐き出す。開いたままの口からは出血が止まらない)
イムヤ「もう一回いこうか?いや、頬っぺたに穴が開くまでにしようかな♪どうする?」
夕立「しぐれぇ……!!起こして……!!」
時雨「おっと、ごめんよ夕立。大丈夫かい?」スッ グッ
夕立「大丈夫じゃないっぽい……けどまずこいつの目を刳り貫いてやらなくちゃ……」スッ ギラリ
伊19「待つのね!!その前にこいつの手足吹き飛ばしてやるの。自分の腕が無くなるところ、よく見てるのね……!!」タッタッタッタッタッ ガチャガチャ カラン スッ
U-511「うぁああ……!!ああ……!!だれか……たすけて……」ブンブン
~
鈴谷「っ!!あれは……!!」
熊野「何てこと……っ!!」
伊58「ゆ、ユー……!!」
↓×1~3 凄惨な虐待を受けてボロボロになっているU-511が今まさにイクに撃たれようとしているのを目撃した、
皆を探しに来た鈴谷と熊野
そして途中で足を引きずっている所を拾われたゴーヤの反応と行動
熊野「止めなさい!!一体何をしているのですか貴女たちは!!」ダッ
鈴谷「今すぐ銃を下ろしなよ!!それはしてはいけないことだよ!!」
伊58「お願いだから止めてくだち!!ユーを殺さないで!!」
熊野(足を挫いた伊58を背負っている鈴谷をおいて私は駆け出した。剣呑な雰囲気で私を睨む四人。私も四人を睨みかえす)
伊19「こいつに代償を支払わせているのね……!!邪魔しないでなの!!」ギロリ
伊168「こいつが何をしたのか知らないわけないよね?当然の報復だよ♪」ニタァ
時雨「熊野さん……お願いだから止めないで。僕はこいつを赦せない」ジッ
夕立「こいつだけは……殺さないとダメっぽい……」ギリッ
U-511「……!!」ガタガタ ポロポロ
熊野「っ!!この子は……U-511……!!」
熊野(……伊19たちは絶対に譲らないというような威圧を放っている。これではこちらがいくら説得しようと聞く耳を持ちませんわね……なら)
熊野「これは、提督からのお願いですわ。以前提督はその子を殺すなとお願いされました」
「「「「!?」」」」ピクッ
熊野(かつてガングートに言ったという提督の頼み事。それを使わせてもらうわ。私の言葉に四人はピタリと硬直した)
熊野「それでも殺すと言うのなら、いいでしょう。お殺りなさいな。ですがそのことを提督に話したら、果たして提督はどんなに悲しまれるかしらね?」
鈴谷「そうだよ。提督にとってその子も大切な部下なんだから。そんな子を貴方達が殺したと知ったらどう思うんだろうね?」
伊19「……!!っ……」ガクリ
熊野(鈴谷の援護射撃も入り、どうやら場は収まったようだった。まず歩兵銃を構えていた伊19ががっくりと銃を下げて項垂れる)
伊168「……」バンッ
U-511「ひっ……!!」ビクッ ブルブルブル
伊168「提督にもしものことがあったら……その時こそ……ね……♪」ニタァ
熊野(伊168は横転している車の車体を殴りつけ、獰猛な笑みを浮かべながらそう呟いた)
夕立「……わかった。なら、もうこれ以上は何もしないっぽい」トサリ
熊野(夕立が脱力してその場に座り込み、疲れ切った声でそう言うとそのまま手を床について肩を上下させる)
時雨「……」ツゥー
熊野(そして時雨は無表情で何も言わず私と鈴谷を見つめるとそのまま空を仰いで目を閉じる。そして涙を流し始めた)
伊58「鈴谷さん、おろしてくだち……」
鈴谷「ん、分かった」
熊野(私達の所に着いた鈴谷と伊58。伊58は鈴谷に下ろされると挫いた足を庇いながらU-511の所まで歩いて行く)
U-511「で……でっち……」
伊58「ユー……もう大丈夫でち……もう大丈夫でちよ……」ダキッ ギュッ
U-511「ぁ……うぅ……うぅ……!!うわああああ!!」ギュッ ボロボロ
伊58「っ……ぐすっ……ユー……!!うぅうううう!!」ボロボロ
~
パルチザン「っ……くそっ……」
パルチザン「頼む……誰か助けてくれ……」
↓×1~3
襲撃現場には多くの死体と、幾人かのパルチザンの重傷者が残されている。
こいつらは陸軍の兵士を殺した上に提督の命まで狙った奴らだ。赦せない。
という事をふまえて待機している艦娘達の彼らに対する仕打ち
大鳳(鈴谷と熊野が戻って来ない皆を探しに行った。残された私達のするべきことは後処理だ)
大鳳「とりあえず、助かりそうな奴は手当を。いろいろ聞かなくちゃいけないことがある。助かりそうにないなら……楽にしてあげよう」
大和「……そうですね。武器は全部没収してください。不意打ちにも気をつけて」
大鳳(私の言葉で皆がそれぞれ後処理を開始する。息のある者を確認して助かりそうなら手当をして助かりそうもないなら止めを刺す)
パルチザン「こひゅー……こひゅー……」
大鳳「……」スッ ゴシャッ
パルチザン「」
大和「……」スッ シュルシュル ギュッ
パルチザン「うぅ……」
那智「……」スッ
パルチザン「」ドスッ
霞「……」スッ グッ
パルチザン「ぐぁ!!クソッタレ……」バキン
霞「そのぐらい我慢しなさいよ、情けない」
村雨「……っ」スッ ブン
パルチザン「」ゴスッ
↓×1~3
敵を手当てしていることに対する心情
助からない敵とはいえ止めを刺すことに対する心情
戦闘が終わって落ち着いてきたことで鈍器で骨を砕いたり刃物で肉を貫いたり、死に逝く者の身体の痙攣などの人を殺した生々しい感覚を思い出したことに対する反応と心情
以上三つをそれぞれ
それに加えて特に強調したい子は名前をあげて
~
駆逐古姫「……」ギュッ
パルチザン「痛っ!!化物め……もっと丁寧にやりやがれ……」
駆逐古姫「っ!!口を閉じよ軟弱もの……うぬの傷など我が主のそれと比べれば些末なことであろう!!」ギロリ
パルチザン「っ……」
荒潮「あらかた終わったかしらね」
朝潮「荒潮……私は……悪い人間なのかも……私……このひとたちを助けたくない……」
荒潮「……敵だもの。それに、こいつらは提督を……っ……」ジワァ
朝雲「……もし司令がここに居たら、どうしていたかしらね」
山雲「朝雲姉ぇ……」
霰「……」
大潮「まだ、助けられそうな人がいます。手当しましょう」
満潮「そうね、司令官ならきっとそう命令するわ」
~
大鳳「……」スッ ゴシャッ
陸奥「……」ブスッ
加賀「……」ザクッ
赤城「……」ドスッ
大鳳(まさかここでソ連の時みたいな修羅場を経験するとは思わなかった……止めを刺すなんて気分が悪いけど、仕方がないことよね……)
赤城(人とは……なんて脆い生き物なのかしら……こんなにも簡単にあっけなく死んでしまう……)
加賀(私が……私があの人を守らないと……たとえ人を殺すとしても……私が……だからお願い……どうか無事でいて……)
陸奥(私……こんなにも心が締め付けられてる……っ……やっぱり私……まだあの人のことを……)
~
白露(その後、陸軍の犯人を追いかけていた部隊の生き残りと負傷者、捜索に出ていた部隊、脚を撃たれた少年を連れた川内さん)
白露(同じく足を刃物で貫かれていたパルチザンを連れた深海棲艦とポーラさん、そして重傷を負った……提督を撃った犯人を連れた鈴谷さん達が戻ってきた)
伊19『下ろすのね。気をつけて』
夕立『っ……ありがとうございました……』
白露『ちょっ!?夕立!?血だらけじゃない!?大丈夫なの!?』
夕立『大丈夫じゃないっぽい……』
白露『っ……すぐ手当てするわ……!!』
伊168『はい、到着。下ろすよ』
時雨『……ありがとう、イムヤさん』
村雨『時雨?気分が悪そうだけど、どうしたの?……時雨?』
時雨『……ちょっと頭に踵落としされてね』
村雨『っ!?見せてみなさい!!』
春雨『な、何があったんですか!?』
時雨『……話したくない。今は放っておいてくれるかい?お願いだよ』
夕立『……』
江風『放っておいてって時雨姉貴……』
白露(二人共、何があったのか話したがらなかった。そのことについて事情を知っていそうだった鈴谷さんと熊野さんに話を聞いてみると)
鈴谷『あの子を捕まえるのに戦闘があってね……頭に血が上っちゃったのが醒めてちょっとアレなのかも』
熊野『すぐに助けが来ますわ。今は何も聞かずにあの二人に寄り添ってあげていて』
白露(とのことだった。あの二人の激情の激しさは知っている。だって、姉だもの。そしてあの犯人の惨状)
白露(何があったのかは大体察しがついた。まあ、うちの時雨と夕立を痛めつけたのだから私が殴ってやりたかったところだけど)
白露(その後、すぐに応援の部隊がたくさん到着した。私達は護衛されながらトブルクの新拠点に何とか到着できた)
白露(そして病院から提督が一命を取りとめたとの連絡が入ってようやくみんなの緊張が解けた)
白露「何て一日だったんだろう……最悪の日だよ……」
村雨「そうね……長い一日だったわ……」
五月雨「皆無事でよかった。でも、まさか提督があんなことになってしまうなんて……」
涼風「あたい達は任務からそのままこっちに来たからね……お前さん達と一緒に行動していればよかったよ……」
春雨「……私、初めて人を殴り殺しちゃった」
「「「「っ……」」」」
春雨「あの感覚、今さっきのことみたいに覚えてる。あの、骨を砕いて内臓を潰して、生き物を殴り殺す感覚……」
春雨「なのに、全然何も思わないの……私、おかしくなっちゃったのかな……」
山風「あ、あたしも……」
海風「けど、提督のことを考えると心が痛くなる。でしょ?」
春雨「っ!!うん、なる……」
山風「……」ジワァ
海風「なら大丈夫。おかしくないわ」
江風「提督を守るために江風たちは戦ったンだ。敵を何人殺そうが、初めてあンなふうに鈍器やら刃物やらで殺そうが、何も思う事はねぇよ」
~
テレビ「トブルクにて日本海軍の提督がドイツのスパイと民族主義者のパルチザン部隊に襲撃されました。~」
自由フランス軍士官「なんとまあ!!日本の提督がトブルクで襲撃されたらしい!!」
自由フランス軍士官「それは酷いな……まあ死んでいないなら良かったじゃないか」
自由フランス軍士官「そうだな。……っ!?おい、見ろ!!」
自由フランス軍士官「何だよ?」
自由フランス軍士官「ああクソ!!映像が切り替わりやがった!!もう一度映してくれ……」
自由フランス軍士官「どうしたんだ?何が映ったんだ?」
自由フランス軍士官「かわいい子でもいたんだろ」
自由フランス軍士官「っ!!映った!!この子だ!!この子を見ろ!!」
「「「「!!」」」」
自由フランス軍士官「C'est dingue(なんてことだ)……まさかコマンダン・テストなのか!?」
~
アメリカ軍艦娘「Look!!アイオワよ!!」
アメリカ軍艦娘「本当だ!!アイオワだ!!」
アメリカ軍艦娘「あの子、北アフリカで何してるのよ!?」
アメリカ軍艦娘「日本軍と一緒に居るの?信じられない!!」
アメリカ軍艦娘「とりあえず上官に報告しましょう!!」
アメリカ軍艦娘「Nice idea!!早く行こう!!」
~
明石「提督、失礼しますね。……寝てますか」
明石(襲撃から一週間経った。いろいろなことが起きているけど、とりあえず提督は負傷の為に総司令官を解任された)
明石(世界情勢はいろいろなことが起きている。だけど、せめて入院中くらいはゆっくりと何にも煩わされずにいて欲しい。きっとこの後また大変なことが待っているから)
明石(提督が病院について、医師に引き継いで、集中治療室に運ばれていくのを見送って以来の再会だった)
明石(ずっと任務で会いに来られなかった。意識が戻ったと言うのも話を聞いただけだ。今日やっと時間を見つけて提督のお見舞いにこられた)
明石「とりあえず、お見舞いの品は冷蔵庫に入れさせてもらいますね」
明石(という訳でプリンを冷蔵庫にしまわせてもらう。中には他にもお見舞いの品と思わしきものがたくさん入っていた)
明石「まったく、ダメじゃないですか提督。こんなにたくさんの人を心配させて……私も、辛かったんですからね……」スッ ナデナデ
提督「……」
明石「……。……。……ちゅっ」ジッ キョロキョロ
明石(キスした。してしまった。体が先に動いていた。寝顔を見たらしたくなって……気がついたらキスしてた)
明石「っ……はぁ……提督……」キュン
明石(……まあ、いっか。一度タガが外れたらもう止まらなかった。提督の唇に自分の唇を押し付ける)
明石(舌を伸ばして強引に咥内に舌を挿入する。すごい……私、今、提督とディープキスしてる……)
明石「はむぅ……んふぅ……れろれろ……っは。あぁ……提督……好きです……ずっと好きだったんです……」
明石(見ている人は誰もいなかった。おかしい。私はおかしくなってる。けど止められない。だって……気がついてしまったから)
明石(いつ提督が居なくなってもおかしくないと……だから私は……もうこの感情を押さえられない)
明石「んっ……ふぅ……」スッ クニッ
明石(手がスカートの中にのびる。ああ、最近溜まっていたから……我慢できない……指が……動いちゃう……)
明石「提督……提督……!!はぁ……!!」クチュクチュ
明石(ありえないぐらい気持ちよかった。寝ている好きな人の前で、その人を思って自分を慰める……興奮する)
明石(本当は襲ってしまいたいけれど、提督の気持ちが大切だから……だから今はこれで我慢する)
明石「けど……これくらいはいいですよね……?」スッ ゴソゴソ
明石(提督の布団を剥いでズボンと下着を下ろす。露わになった提督の男の象徴に息を呑む)
明石「こ、これが提督の……!!」ゴクリ ツンツン ニギニギ
提督「っ……」ムクムク
明石「えっ……?あっ……大きくなってく……!!」
明石(むせ返る雄の匂い。提督のそれは触っていじればいじるほど大きくなっていった。すごい、こんなに大きくなるんだ……!!)
明石「……あむ」
明石(咥えてみる。雄の味と匂いに蹂躙されちゃう……大丈夫、これぐらいは平気。一線を越えていない……)
明石(子供ができるような行為をしない限りは大丈夫……だから大丈夫……大丈夫なんだ……!!)
明石「んちゅっ……じゅる……れろれろ……ぺろぺろ……」
明石(提督のを咥えて口でしちゃってる……!!イきたい……イっちゃいたい……指……動いちゃう……)
明石「はむぅ……んふっ……にゅるにゅる……」クチュクチュ
響「司令官、来たよ」ガチャッ
暁「ちょっと、まずはノックしなさいよ」
雷「そうよ響。失礼でしょ」
電「ご、ごめんなさいなのです、司令官さん」
↓×1~3
目撃された明石の反応と心情
明石さんとそう言う関係とは聞いていない。提督は寝てるし明石さんがそういうことしようとしてるんだと思った第六駆逐隊の反応と心情
響「ごめん、つい……っ!?」ハッ
明石「っ!?んちゅぱっ!!」バッ
明石(いやぁああああああ!!見られた見られた見られた見られた!!もうダメ、私死んじゃう……)
暁「なぁ……!?」
雷「えっ!?」
電「はわわわわ……!!」
明石「あ、こ、こんにちは、皆さん!!どうしたんですか?今、提督の身体を拭いてあげている所でして……」フキフキ
電「袖で口元を拭いながら言ってもあまり説得力がないのです……」
明石「うっ」
響「電、口に出てるよ」
電「は、はわわわわ!!ご、ごめんなさいなのです……」
雷「ここ、病院なのに……」ムスゥ
明石「っ……そ、そうですよね、あはは……」ムラムラムラ
明石(というかもう少しでイけそうだったのに……!!どうしてこのタイミングで……せめてここまでのる前かイった後に来て欲しかった……体が疼く……)
暁「……あ、そうよ。提督に負担をかけるのはダメだけど添い寝くらいならいいんじゃないかしら?」
明石「添い寝?」
雷「な、何言っているのよ!?」
響「明石さん、これ私達からのお見舞いの品です。ここに置いて行くので後で提督に渡しておいてください」
明石「あ、はい。わかりました」
暁「帰るわよ、皆。司令官も寝てるみたいだし、私達にも次の任務が待っているわ」
雷「そりゃそんなに居られない予定だったけど……でもぉ……」
暁「ほら、雷、帰るわよ。お邪魔しました」
電「し、失礼しましたなのです」
明石「い、いえ。次の任務、頑張ってくださいね!!……」
明石(確かに、やっぱ負担かかるよねこれ……私は無言で提督の下半身、特に私の唾液で凄い事になっている所を拭くと下着とズボンを戻す)
明石「お、お邪魔しますね、提督」スッ ゴソゴソ
明石(そしてゆっくりと提督の隣に潜り込んで提督の匂いを堪能しながら事を致すことにした)
明石「提督……提督ぅ……あっは……すごい……気持ちいいよぉ……!!」
明石(一番敏感なそこを弄る。また高まる気分。のってくる体。我慢する必要はない。そのまま限界まで……!!)
明石「んっふぅうううう……!!あぁ……提督……!!」ビクンビクン
明石(絶頂を迎えて、そのまま余韻に浸りつつ汚さないように腰の下に敷いたタオルで指を拭く)
明石(一気に眠気が襲ってきた。任務帰りだからかな?ダメだ、ここで寝ちゃ……でも、暖かくて提督の匂いがして……)
~
提督「っ……寝てしまっていたか……」
明石「すぅ……すぅ……」
↓×1~3
明石が隣で寝ていることに対しての提督の反応と心情
提督「っ!?なっ、明石……!?ど、どうして俺のベッドで一緒に寝ているんだ?」
提督(状況が分からない。だが、明石の安らか寝顔を見ていたらどうでもよくなった。すぐ起こすのは可哀想だし、もう少し寝かせてあげよう)
明石「すぅ……んん……すぅ……すぅ……」モゾモゾ
提督「っ!!」
提督(寝返りを打った明石が俺に抱き付いてくるような体勢になった。前から思っていたが、明石はすごく可愛い子だ)
提督(明石の体温や匂いで何故か不思議と安心する。聞いた話では、俺の命を繋いでくれたのは明石らしい)
提督(撃たれた後の記憶はないが、無意識のうちにそれを覚えているのかもしれないな。とりあえず、俺は明石の存在を感じつつ本でも読むことにした)
~
明石「……はっ!?寝てた!?」バッ
提督「うおっ!?び、ビックリした……驚かさないでくれ、明石」ビクッ
明石「っぎゃああああ!!」
提督「っ!?ど、どうしたんだ……!?」
明石「あっ……て、提督……これは……その……」
提督「……?」
明石「勝手に添い寝してしまってすいません……あのですね?決してやましい気持ちは無くてですね?」
提督「ああ。気にしないでくれ、明石。誰かと一緒に居ると安心できるからな。むしろ嬉しかったよ」ニコッ
明石「っ!!う、嬉しかったんですか……?」
提督「ああ」
明石「そ、そうですか……!!」ドキドキ
提督(明石は俺の言葉に嬉しそうに顔を綻ばせると、何かを期待した目で俺を見つめてくる)
提督(他に誰もいない病室。窓の外の空は茜色に染まっていて、部屋の中は薄暗い。……雰囲気があった)
明石「ん……あっ!!じ、時間は!?今何時ですか!?」
提督「っ!!まずいな……もうすぐ六時になる。すまない。すっかり忘れていた」
明石「大変、すぐに拠点に戻らないと……!!」
提督「ああ、届け出ていないと門限は六時だからな。すぐ戻った方が良い。まだ間に合うはずだ)
明石「すいません、提督。騒がしくて……」
提督「片づけはいいよ、明石。俺がやっておく」
明石「っ……すいません。ありがとうございます。では失礼しますね」
提督「ああ、気をつけてな」
提督(カバンや私物らしいタオルを手に明石が慌ただしく部屋を出ていった。門限が煩わしく思ったのは初めてではないが、これほどそう思ったことはそうないな)
提督(とりあえず暇をつぶしながら食事を待つかと思ったところで来客者があった)
暁「失礼するわね、司令官」
電「お邪魔します、司令官さん」
提督「暁、電、よく来てくれた。しかしどうしてこの時間に来れたんだ?」
暁「それはね、じゃーん!!外泊許可証よ!!」
電「その……最近提督さんと一緒に居られていないなと思いまして……今日は司令官さんの所にお泊りできたらなって思ったのです。いいですか?」
提督「なんとまあ!!ああ、もちろんだよ。ありがとう。最近夜はずっと一人だったからな。寂しかったんだ」
暁「安心しなさい、司令官。今日は暁と電が朝までずっと一緒に居てあげますからね」ナデナデ
電「ありがとうございます、司令官さん!!ずっと……ずっと怖くて、寂しかったのです……」ギュッ
提督「すまない……心配をかけたな」ギュッ
提督(思わず二人を抱きしめる。シャンプーの香り。そうか、風呂にはもう入ってきたのか)
提督(その後、一緒に夕食をとった。そして今までの埋め合わせをするように二人とたくさん話して、三人で一緒にベッドで寝た)
提督(病院の一人用のベッドではさすがに子供が二人とはいえ三人で寝ると若干窮屈になる。だが、今はむしろそれが心地よかった)
~
響「やあ、司令官。今日は私と雷だよ」
雷「司令官……無事で本当に良かった……!!もし司令官が死んじゃったらって思うと夜も寝られなかったわ……!!」ダキッ ギュゥゥ
提督「響、雷、ありがとう。本当に嬉しいよ。心配をかけてしまってすまない」
提督(暁と電が来た翌日、今度は響と雷が来てくれた。二人とも食事を一緒にとって、いろいろなことを話した)
提督「おっと、もうこんな時間か。さて、今日は寝るとしよう」
響「分かった。お休み、司令官」
雷「お休みなさい、司令官」
提督(二人が俺の隣に横になった。俺は電気を消して目を閉じる。こうして大切な子たちと一緒に寝ることのなんと幸せなことか)
提督「……!!」
提督(そのまま眠気に身を任せようと思ったところで二人が同時に俺の手に触れた。恐る恐ると言った感じで伸びてきて、手に触れてきた)
提督(そして手を握ってくる。微笑ましく思ってその手を握り返し、さあ今度こそ寝ようと思ったところで握った手を解かれる)
提督(そしてその手がさらに伸びてくる。俺の下腹部に向かって。察した。この子たちがしようとしていることを)
提督(響と雷は俺のソレを求めている。そして探るように伸びてくる手が俺のソコの上で触れ合った)
響「雷」
雷「響」
提督(お互いが自分も同じことをしていたことを棚に上げて、非難を込めてお互いの名前を呼び合う)
響「そう言う事は提督に負担がかかるから止めようって話したじゃないか」
雷「あら、どの口がそう言っているのかしらね?きっと酷い抜け駆け女だわ」
提督「二人共、喧嘩は止めてくれ」スッ クチッ
響&雷「「あんっ……///」」
提督(俺はそう二人を諫めつつ、手を伸ばして二人のパジャマの下、そして下着の下まで手を伸ばし、秘所に触れる)
提督(意識した瞬間にもう俺のモノは張りつめていた。それほどまでに溜まっていたらしいな)
提督「二人で仲良くやってくれ。どうやらすごく溜まっていたらしい。ここで抜いてもらった方が良さそうだ」
響「う、うん。わかったぁ……!!」ピクッ
雷「任せて。あんっ……すぐに良くしてあげるからぁ……!!」ビクッ
提督(二人の指が俺のモノを掴み、扱き始める。カリの部分を刺激され、鈴口を撫でられ、玉を揉まれる)
提督(俺も二人の秘所を手で責める。スジを撫で、開き、クリを弄び中に指を入れて二人の弱いところをそれぞれ責める)
提督「っ……いいぞ……」
響「司令官……今日は……激しいね……!!」ピクッ ピクッ
雷「あぁ……だめぇ……そんなにされたら……すぐにきちゃう……!!」ビクッ ビクン
提督「っ……もっと激しく……もっと……くぅっ……出すぞっ!!手で受け止めろ!!」ビュルルルルルルルル
響「っぁあ!!やっ、そこはぁ!!あぁ!!」キュゥゥッ ビクンビクン
雷「らめぇ!!そこぐりぐりしちゃらめぇ!!」ビーン ビクンビクン
提督(激しい快感と共にぶちまける。布団の中、片手でしごきつつもう片方の手を俺の亀頭を包むようにした二人の手のひらを穢した)
提督(受け止めきれないものが下腹部に垂れる。それと同時に二人をイかせるためにクリを摘まみつつGスポットを刺激する)
提督(響は足を閉じ体を丸めるようにして絶頂に堪えようとする。逆に雷は体を張ることで耐えようとした)
提督(響と雷の荒い息遣いが防音対策された部屋の中で唯一聞こえる音だった。俺は、指を引き抜く)
響「っ……司令官……相変わらず……すごいね……」
雷「あん……しれいかぁん……すき……だいすきぃ……」
提督(暫く、余韻に浸る。そしてまず響が受け止めた俺の精液を握り込んだ手を布団から引き抜き、舌で精液を舐めとった)
響「んっ……ぺろぺろ……ちゅる……」
提督(すると雷も同じように俺の精液まみれの手を舐め始める。暗い部屋の中、はっきりとは見えない)
雷「れろれろ……あむ……あむあむ……」
提督(だが逆にはっきり見えないからこそいつもとは違う妖艶さがかもしだれていた。二人が再び布団の中に手を入れる)
提督(そして俺の下腹部に垂れた精液を掬いとると、またまたそれを口に含んだ)
提督「美味しくはないだろうに」
響「でも司令官のだから」
雷「こうしてあげたいの。もったいないもの」
提督「そ、そうか」
提督(女にここまで言わせていると言う事実に満足感を覚えた。俺も二人の愛液に濡れた指を舐めると二人の身体に手を回す)
提督(二人が俺の身体に抱き付いてくる。そのまま俺たちは眠りについたのだった)
~
友提督「よし、ではその資料を運んでおいてくれ。それは処理済みなんだ。俺は作戦会議に出席してくる」
夕雲「分かりました友提督さん。行ってらっしゃい」
夕雲(提督の後を継いだ友提督さんに言われた資料を処理済みの書類を入れる箱に持っていく)
ビュゥ
夕雲「あっ」バサバサ
夕雲(その途中に窓から風が吹き込んできて書類が少し飛ばされてしまう。慌てて書類を拾い集める)
夕雲「しまった……換気しっぱなしだったわね……あらっ」
夕雲(珍しい外泊許可証だわ。これは……暁さんの?どこに言っていたのかしら?気になって少し確認してみる)
夕雲「っ!?提督の病院……!!まさか提督の所に泊まったの……!?っ!!」
夕雲(他の書類を確認する。すると残りの暁型の外泊許可証も発見できた。宿泊場所は、やはり提督の病院だった)
↓×1~3
他の駆逐艦娘に提督と同衾されたされたかもと思った夕雲の心情と行動
夕雲(ずっと思っていた。響さんがソ連の艦から響さんに戻った時ぐらいから纏っていた謎の余裕)
夕雲(その余裕はいつの間にか暁型の皆さんに広がっていて……ずっと何か違和感を感じていた)
夕雲(けどその正体が分からなかった……それが今、分かった。思えば皐月事件の時、暁型だけ変に冷静だった)
夕雲(私の予想が正しければ、その理由は簡単にわかる。自分の男だものね、それは無いと確信できるはずだわ)
夕雲(暁型は提督とそう言う関係になっている可能性が九割九分……しまった……完璧に出遅れた……)
~
夕雲「という訳よ」
「「「「……」」」」
夕雲「もうこうなったら選択肢は二つしかないわ。諦めるか、修羅の道を歩むか。私は、覚悟した。修羅の道を選ぶわ。皆はどう?」
朝霜「あたいもその道をいくよ……恋は戦争だかんな。こんな所で負けを認める訳にはいかねぇよ」
清霜「私もだよ。絶対に引かない」
早霜「そうね、後ろ指をさされることになろうが、やるしかないわ。諦めるなんて嫌だもの」
夕雲(他の姉妹たちも同じ意見のようだった。という訳でその日のうちに強襲を仕掛けることにする)
夕雲(さすがに全員で乗り込んでいくわけにはいかないので、まずは私と朝霜の二人で乗り込むことにした。暁型も二人で行っていたみたいだし)
夕雲(外泊の許可自体はすぐに下りた。許可をくれた友提督さんもまさか私達がそんな事をしようとしているとは夢にも思っていないだろう)
夕雲(時間ぎりぎりに受付を済ませる。そして提督の食事と入浴が終わるまで隠れて待機した)
夕雲(今、全てを終わらせた提督は部屋に戻っている。私と朝霜は相談した結果、提督が寝静まるまで待機することにした)
夕雲(寝ている間に取り返しのつかない所まで行ってしまおうという作戦だ。提督の性格からして、さもないとにげられてしまうだろう)
朝霜「……ん?なあ姉貴。司令の部屋に誰か入っていくぜ。東洋人だった」
夕雲「お医者様かしら?白衣を着ていたし。でもこんな消灯後に何の用があって来たの?」
朝霜「……気になるな。中を確認してみるか?時間的に司令は寝ててもおかしくねぇし」
夕雲「そうね、そうしましょう」
夕雲(私達はゆっくりと提督の部屋に近づいて、こっそりとドアを開けた。入っていった白衣の人は何をしようとしているのかを確認する)
医師?「……」ブスッ ジュゥゥゥゥ
↓×1~3
提督に繋がれた点滴に白衣の東洋人何かを注射しているのを目撃した夕雲・朝霜の反応
夕雲「何をしているのかしら?お医者さん?」スッ
医師?「っ!?」ビクッ
朝霜「よっと。とりあえずまあ、点滴の針を抜いた訳だけどな。こいつをてめえに刺してやってもいいんだぜ?」
医師?「な、何なんだ君たちは?こんな深夜に。今すぐ出て行きなさい」
夕雲「あら、今夜は私達、この人の所に宿泊する許可を貰っていますよ?病院の関係者ならそれぐらい把握しているべきではありませんか?」
朝霜「それよりも、姉貴の質問に答えな。てめえはいったい何していやがったんだ?あ?」
医師?「栄養剤を注射しただけだ……」
夕雲「それは後で確認させてもらいます。これが貴方の言った通りただの栄養剤なら無礼を詫びましょう」
夕雲「ですから、今夜は私達にお付き合いくださいね?では質問です。貴方はどこの誰ですか?」
朝霜「嘘を言うんじゃねえぞ?嘘一つごとに一発気合い入れてやるから覚悟しやがれ」
医師?「……」
夕雲「何も言うつもりはありませんか。まあ、そうでしょうね。嘘はすぐにばれますから。貴方はこの病院の人間じゃない」
朝霜「どれ、持ち物検査と洒落こもうか……おっ、これは……なるほど。お前はウチの海軍の軍医ってわけか?笑わせるぜ」ゴソゴソ スッ
夕雲「……精巧な複製品。こんなもの、そう簡単に用意できるようなものではないわ。貴方の背後にはドイツがいるわね?」
朝霜「あたい達帝国海軍の関係者がいたのは完全に誤算という訳だな?ともかく、これで遠慮なくヤれるな。覚悟しやがれ」
夕雲「朝霜。まずはすぐに医者を呼んで。それと明石さんにも連絡を。注射していたのは十中八九何か致命的な毒物だわ」
夕雲「すぐに引っこ抜いたけど、万が一と言う事もあり得るもの。その電話で内線が駆けられるはずよ」
朝霜「っ……そうだな。了解」
夕雲「何を注射したのか教えなさい。これはもう質問ではなく命令よ。言わないと言うのならば、拷問に変わるわ」
医師?「っ」
夕雲「なるほど、拷問がお望みの様ね?ならしてあげる。後で後悔してももう遅いわ。覚悟なさい」
朝霜「よし、医者への連絡は済んだぜ。次は明石さんだ。……おい、てめえはあたい達に見つかった時点でもう詰んでんだよ。分かってるな?」
朝霜「指詰められて歯ぁ抜かれて目ぇ刳り貫かれて玉潰される前に言っちまったほうが得策じゃねぇか?あっもしもし明石さん?」
夕雲「もし提督に何かあったらそんなものでは済まさない。だから早く言いなさい。何を注射したの?」
医師?「っ……殺せ」
夕雲「あらそう。じゃあお言葉に甘えて」ドスッ
医師?「哎呀!!」ズキン
夕雲(ペンを思いっきり肩に突き立てる。もちろん、致命傷にならないように配慮して。なるほど)
夕雲「ああ、貴方、やっぱり中国人?まあ、日本と中国は交戦中だものね。といっても日本の勝利は確実だけど」
医師?「っ!!日本鬼子め……!!」
夕雲「そう、鬼の子なの。だからさっき朝霜が言った事、私達は本気でするわ。まずは指一本いただきましょうか?朝霜」
朝霜「明石さんもすぐに来るってさ。よっしゃ!!生憎切るものがねぇからな。引きちぎってやるぜ。おらぁ!!」グッ ボキッ
医師?「哎呀!!ま、待った!!止めてくれ!!分かった!!全部話すから!!」
提督「っ!?な、何だ!?」ガバッ
夕雲「そう、良かったわ。じゃあ教えて」
医師?「っ……」
朝霜「はっ?」
提督「ゆ、夕雲?朝霜?それと……誰なんだ?」
夕雲「あらまあ……流石に頭に来たわ。引きちぎりなさい。ごめんなさい、提督。少し待ってくださいね」グリグリグリ
朝霜「おう。舐めた真似しやがった落とし前つけさせてやるよ。覚悟しやがれ」グググッ
医師「哎呀!!哎呀呀呀!!分かった!!ちゃんと言う!!言うから止めてくれ!!」
提督「……!?」
~
提督(どうやらドイツ軍は俺の暗殺をまだあきらめていなかったらしい。中国軍と協力して俺に止めを刺そうとしたようだった)
提督(だがその目論見も夕雲と朝霜のおかげで挫くことができた。これからは病院の警備がさらに厳重になるらしい)
提督(しかし、もし夕雲と朝霜が気がつかなかったら俺は殺されていただろう。本当に危ないところだった)
提督「ありがとう、夕雲。朝霜。君たちのおかげで命拾いしたよ。助かった」
朝霜「おう、ったりめぇよ!!司令のことはあたいが守ってやるから安心しな!!」ニカッ
夕雲「いえ、当然のことをしたまでです。これからもこの秋雲が必ずや提督をお守りいたします」ニコッ
提督(俺の心からの感謝の言葉に、夕雲と朝霜は惚れ惚れする様な笑顔を浮かべてそう答えた)
~
夕雲「……」ダラダラ
朝霜「あ、姉貴……」ビクビク
浦風「もちろん話してくれるじゃろ?どうしてお前さん方が提督の所に泊まっていたのか」
村雨「貴方たち六人が提督の所に泊まっていたことの裏は取れてるのよ。言い逃れはできないからね」
霞「いったい何をしていたのか……全部話すまで容赦しないわ。覚悟なさい」
暁「ま、まあ落ち着きましょう、皆」
響「困ったね……」
雷「どうして離さなくちゃいけないのかしら?」
電「はわわ……」
↓×1~3
抜け駆けされた怒りに燃える白露型、朝潮型、陽炎型の心情と
白露型、朝潮型、陽炎型に異端審問にかけられた夕雲たちの反応と心情
強調したい子がいたら名前をあげて
陽炎「まあ落ち着きなさいよ、皆。とりあえず、提督を守ってくれてありがとうね、夕雲、朝霜」
夕雲「え、ええ。当然のことをしたまでです」
朝霜「お、おう。夕雲姉貴の言う通りよ」
白露「でも、それとこれとは話が別だよね……特に暁型姉妹。貴方達はただ提督といい思いをしていただけじゃない?」
朝潮「正直に言うと、羨ましい事この上ないわ。皆そうしたかったけど、提督の負担を考えて遠慮していたというのに……」
雷「そんなの、各自の勝手でしょ?そもそも提督に負担がかかるってのが思い込みなのよ。もうだいぶ回復しているし、夜一人で寂しかったって言っていたわ。ね、電?」
電「は、はい。そうなのです。司令官さんは夜、誰かと一緒に居たかったみたいなのです」
「「「「!?」」」」
浜風「そ、そうだったのか……?」
春雨「司令官が……寂しがっていた……」
響「そうだね。君たちは皆、ただ私達が羨ましくて嫉妬しているんだ。それにもっともらしい理由をつけて自分たちを正当化しているにすぎないよ」
暁「ちょっ!?」ギョッ
「「「「……!!」」」」ピシッ ドドドド
夕雲「っ!!」ゾクッ
朝霜「ひぃっ……!!」ビクッ
暁「あーあ、もう……相手の気持ちになって考えてみなさいよ、響。世の中には言うべきことと言うべきでないことがあるのよ」
暁「けどまあ、言っちゃったものは仕方ないわね。響の言う通りよ、皆。これは不当な魔女裁判だわ。即刻解放しなさい」
荒潮「……そうねぇ、確かに貴女の言う通りかもしれないわ、響、暁。でもなら分かるでしょ?」
天津風「申し訳ないけど、我慢ならないのよね。貴方達にそれ相応の報いを受けさせてやりたくて仕方ないの」
雷「ふん、かかって来なさいよ。返り討ちにしてやるわ。特III型舐めないでよね!!」
電「雷ちゃん、ダメだよそんな事言ったら……!!」
不知火「いい覚悟です。辞世の句は考えてありますか?容赦するつもりはありませんからね」
黒潮「ええ度胸やないかい。ほならうちらもそれに応えなあかんな?よっしょ、腕が鳴るで!!」
夕雲「わ、私達はそんなつもりじゃ……っ、も、もし私達が提督を救った事を評価してくれるのであれば、せめて朝霜だけでも助けてあげて下さい……」
朝霜「なっ!?あ、姉貴……!!嫌だぜ、そんなの……!!あたいだけ助かるくらいならあたいも姉貴と一緒に……」ジワァ
夕雲「朝霜……!!何があっても、お姉ちゃんが一緒よ……」ギュッ
江風「……とまあ、茶番はここまでにしておこうぜ。さて、本題だ。というわけで江風たちはあンたらがうらやまけしからンって思っているわけ」
初風「正直な所、私達の中の少なくない数が実際に一戦交えてもいいと思っているわ。けど、それはお互い無傷じゃすまない」
嵐「まあ、ってなわけで実際に一戦構えるつもりはまだない。つっても俺はもともとそんな気ないんだけどな」
山風「……貴方達が警備と言う名目で、毎晩司令の所に誰かしらかが泊まり込むようにする申請を出しているのは……しってる」
満潮「私達もそれに一枚かませなさい。そうすれば面倒な事にならずに済むわ。悪い提案じゃないと思うけど」
暁「なるほど、ね……」
電「司令官さんを想う気持ちは皆同じなんですよね」
夕雲(っ……ただでさえ私達姉妹は人数が多い……提督の部屋が変わってベッドも大きくなったから、一度に泊まれる人数は増えた)
夕雲(けど、白露型と朝潮型、陽炎型の子たちも分母に加わるとなると……でも、この提案を蹴れば戦争に……)
朝霜「ど、どうする、姉貴……?」
夕雲「っ……私達夕雲型は提案を受け入れるわ……」
親潮「本当?よかった……!!」
萩風「拒否されたらどうしようかと思ってたよ……!!」
磯風「それで?君たちはどうするのだ?暁型諸君」
響「……君たちの気持ちも分からないでもないけど、頭下げて頼まれたのならともかくこんな風に脅迫されるのは気に食わないな」ギロリ
雷「響の言う通りよ。むしろこっちは望むところだわ!!全員まとめてかかって来なさい。私達姉妹の実力、見せてあげるから」キッ
谷風「うっ……」
野分「っ……やむを得ないわ。覚悟を決めましょう……!!」
海風「こんな結果になってしまって残念だわ……」
山雲「けれど~特III型の先輩方相手にそれは失礼かなって~。やっぱりここは諦めて身を引くべきじゃないかな~」
朝雲「何言ってんのよ山雲、引ける訳ないでしょう?これは駆逐艦娘のプライドに加えて女の矜持もかかっているのよ」
山雲「……そっか~」
陽炎「……そうね。ごめんなさい。陽炎型を代表して謝罪するわ」ペコリ
「「「「!?」」」」
不知火「か、陽炎……!?何しているんですか!?」
白露「確かに響の言う通りだね……本当にごめん。白露型を代表して謝ります」ペコリ
村雨「ちょっと白露!?」
朝潮「本当にすいませんでした。朝潮型一番艦として姉妹たちを代表して謝罪します」ペコリ
霞「っ……!!くっ……」
陽炎「つい頭に血が昇っちゃっってた……」
朝潮「そうよね。貴女達は何も悪い事してないものね……」
白露「私達が悪いね……図星を指されたよ……」
「「「「っ……ごめんなさい……」」」」ペコリ
暁「いいわ、気にしないで。とりあえず、別に私達が仕切れる立場でもないし司令官とのイチャイ……コホン!!警備は皆で交代でまわしましょう?」
響「……暁がそう言うなら」
雷「そうね……それがいいわね……」
電「皆仲良くが一番なのです。きっと司令官さんもそれを望んでいます」
夕雲「ふぅ……一時はどうなるかと思ったわ……」
~
鈴谷「見て見て熊野、すずにゃんだにゃん♪」
熊野「……どうしたんですのそれ?」ジトォ
鈴谷「その反応は傷つくにゃん……本国から送られてきたんだよ」
赤城「今、本国ではこのような獣耳やら尻尾やらをつけるのが流行しているそうです」
加賀「だから広報目的でこういうものをつけた写真を撮るらしいわ」
熊野「何ともまぁ……面妖ですわね……」
夕立「似合ってるっぽい?」
時雨「似合ってるよ。ほら夕立、お手」スッ
夕立「ぽーい♪」スッ
那珂「次の衣装はこういうのにしようかな~?」
川内「いいんじゃない?流行ってるらしいし」
神通「気恥ずかしいですね……私なんかでは似合わないのではないでしょうか……」
黒潮「そないなことあらへんですよ。ごっつ似合てはりますわ!!」
親潮「わぁ~なんか神通さんに一気に親近感が湧いてきました!!」
神通「そ、そうですか……それなら悪くありませんね……///」
天龍「狼だぞ。フフフ、怖いか?」
響「犬じゃないの?」
天龍「おいこら」
霰「艤装がもともと……耳みたいだし……あまり代わり映えしない……」
天龍「お、おう……そうか……」
熊野「……」スッ
鈴谷「おやぁ?あんな態度だったくせに興味津々ですかぁ?」
熊野「っ!!別にそんなんじゃ……」
鈴谷「ほら、熊耳と尻尾つけてくまのんとして売り出そうよ!!」
熊野「くまモンの偽物みたいに思われそうで嫌ですわ!!」
~
友提督「よう、来たぜ。……って寝てるんかい!!昼前だぞ全く……」
提督「……」
友提督「貴様も大変だな……まあ、殺されなくて良かったよ。本当に。ほら、見舞いの品だ」スッ
友提督「獣耳特集の写真集だぞ。とうとう時代が俺たちに追いついた。……貴様と何耳がいいのか語り合ったのも随分と遠い昔のことになってしまったな」
友提督「俺の推すウサ耳に対して貴様の推しはキツネ耳。あんなの、イヌ耳と何も変わらんと言っても貴様は決して引かなかったな。いい思い出だ」
友提督「ん?……おっと。少し問題発生のようだ。ちょっと行ってくる。また後で来るよ。じゃあな、提督」ブーン ブーン
~
翔鶴「提督、失礼します。提督?あら、寝ていますか?」
提督「……」
翔鶴「少し残念ですけど、寝顔が見られたし悪くないわね。……あら?これは……っ!?」
翔鶴(こ、こ、こういうのが好きだったんですか、提督……!?しかも付箋付き!!このページは……ウサ耳?バニーって奴かしら……?)
翔鶴「へ、へぇ~……ふむふむ……なるほどなるほど……っ!!」ハッ
翔鶴(確か今の流行りだとか言って日本からこういうのがたくさん送られて来ていたはず……なら……!!)
翔鶴「待っていてくださいね、提督……!!」
~
友提督「そろそろ休憩も終わる。戻るよ。それはやる。ちゃんとキツネ娘の所はページ折っておいたからな」
提督「いらねぇよ、まったく……来てくれてありがとうな」
友提督「はっ、よせよ。そんな柄じゃないだろ?じゃあな」
提督「ああ、また今度。……さて、少し散歩にでも行くか」
~
天津風「居ない……どこ行ったのかしら……ん?これは……っ!!」
天津風(オトナな本……!!……じゃないみたい。へぇ……日本で流行ってるって言うの本当なんだ)
天津風(そして……何故か折ってあるページ……キツネっ子?ふーん……そうなんだ……キツネが好きなんだ……)
天津風「確かキツネ耳と尻尾もあったわよね……ごくり」
~
提督(リハビリがてらの散歩も終わり、部屋でゆっくりしていたところで来客があった。ノックの音がする)
提督「どうぞ」
翔鶴「し、失礼します」
提督「翔鶴か、よく来てくれた。ありが……とう……」ニコッ
翔鶴「ぁ……げ、元気そうでよかったです……ぴょん……///」
↓×1~3 ウサ耳とウサギ尻尾装備でなぜか語尾がぴょんになっている顔が真っ赤な翔鶴に対する提督の反応
提督「……」
翔鶴「……///」
提督「……」チョイチョイ
翔鶴「……!!」ピョコン スタスタ
提督「……っ」グイッ ギュッ
翔鶴「あっ……んふっ……んん……」ギュッ
提督(不用心にも無警戒で近づいてきたウサギ翔鶴を捕食する。引き寄せ、逃がさないように抱きしめ、唇を奪った)
提督(押し付けられる柔らかい胸、翔鶴の手が俺の身体にまわされる。俺は翔鶴の背中から手をその肉付きの良い臀部まで這わせた)
翔鶴「んぁ……はむぅ……れろれろ……」ピクン
提督(袴越しに形の良いそれを揉みしだき、惜しげもなくさらされている太ももを撫でると袴の下に手を入れる)
提督(大胆な下着だ。ほぼTバックのようなヤツだ。直接、肌に触れる。これまた女らしい柔らかさだった)
提督(指が沈む。しかしその下にはしっかりと筋肉がついていた。俺はさらに薄布越しに翔鶴の秘所に触れる)
翔鶴「んん……っは……あん……提督……///」ピクンピクン
提督(翔鶴が口を離す。物欲しげな表情……雌の顔で俺を見つめてきた。潤んだ瞳、紅く染まった頬)
翔鶴「……」スッ ナデナデ
提督「っ」
提督(翔鶴が手を伸ばし、俺の硬く張ったそれを掛け布団越しに撫でてくる。されるがままになる俺)
提督(ゆっくりと翔鶴が布団を剥いできた。そして手をパジャマの下に滑り込ませてくる。さらに下着の下、そこに直接触れられる)
提督「まずいな……うさぎを食べようと思ったらそのうさぎに食べられてしまうかもしれない……」
翔鶴「うさぎはいつでも発情期ですから、ぴょん。ふふっ……立派なニンジンですね?頂きます、ぴょん」
瑞鶴「失礼しまーす。提督さん、来たよ」
翔鶴「いやぁああああああ!!」カァッ バッ タッタッタッタッタッ
提督「!?」
提督(そこで突然聞こえるノックの音と瑞鶴の声、そして扉を開ける音。翔鶴が悲鳴をあげて窓から外へ飛び出す)
提督(ここは二階なんだが……慌てて窓から外を見ると、そのまま走って逃げていく翔鶴が見えた。大丈夫そうだな)
↓×1~3
提督のお見舞いに来たら奇声をあげながら二階の窓から飛び出して逃げていくウサ耳をつけた姉を目撃した瑞鶴の心情と行動
瑞鶴「……。ん、元気になったみたいで良かった、提督」
提督「ああ、おかげさまでな。ありがとう、瑞鶴」
瑞鶴「ところでさ、どうして翔鶴姉はあんな格好してたわけ?もしかして提督さんの趣味?」
提督「い、いや……別に嫌いではないんだが、どうして翔鶴があんな格好をしていたのかはよく分からないんだ……」
提督「来た時には既にあの格好でな。むしろ君は何か知らないか、瑞鶴?」
瑞鶴「なんか日本で今そう言うのが流行ってるらしくて、広報目的で私達もそう言うのつけた写真を撮る事になったっていうのは聞いたけど」
提督「そうなのか?へぇ……まあ、一般市民の協力を得るのは最重要と言えるからな」
瑞鶴「まあね。それで、嫌いではないってことは好きなの?ああいうの」
提督「……ああ、好きだよ」
瑞鶴「好きなんだ……ウサギが好きなの?」
提督「まあな」
瑞鶴「一番好きなの?ネコ耳とかイヌ耳とかある中で?」
提督(ず、随分と詰め寄ってくるな……一体どういうつもりなんだ、瑞鶴は……もしかしてその恰好をするつもりなのか?)
提督「そうだな、キツネが一番好きだ」キリッ
~
提督(その後、瑞鶴と話しながらお茶を飲んだ。翔鶴は戻ってくるかと思っていたら戻って来なかった)
提督(どうやらその恰好で走って拠点まで帰ったためにウサ耳姿を大勢の人に見られてしまい、そのことでショックを受けて部屋に引きこもってしまったらしい)
提督(拠点に戻った瑞鶴からそう連絡があった。残念だ……そういうプレイは男の夢の一つだからな)
天津風「失礼するわ。居る?」コンコン
提督「その声は天津風か。ああ、いるよ」
天津風「そ、そう。元気かしら?」ガラッ ピョコッ フリフリ
提督「!?」
提督(黒色の、大きめで先のとがった縦長の二等辺三角形のような耳。実際の狐の耳とは全く違う?そんなのどうでもいい)
提督(これはキツネ耳だ。いわばメロンソーダと同じだ。このわざとらしいキツネ感。これぞキツネ耳だ)
提督(そしてちゃんとキツネ特有の膨らんだ尻尾。根元が黒く先っぽの方だけ白くなっている。この尻尾と耳は……)
提督「ギンギツネか……!?」
天津風「そ、そうなのかしら……?よく分からないけど、普通のキツネの奴よりこっちの方が私に似合うかなって思って……」
提督「ああ、完璧だ」
天津風「本当?ならよかったわ、えへへ……こーん♪なんちゃって」クイッ
↓×1~3 ギンギツネと化した天津風にこーんと招き猫のように手をくいっとされたことに対する提督の反応
提督「っ!!しゃ、写真を撮らしてくれ!!」
天津風「しゃ、写真?別にいいけど……」
提督「そうか、よし!!ちょっと待ってくれ……あった!!」ゴソゴソ
天津風「あ、立派なカメラね。そんなの持っていたの?」
提督「実はキヤノンが俺宛に送ってきたんだ。どうやら前に記者の持っていたキヤノンのカメラを見せてもらった時の写真が新聞に載ったらしくてな」
提督「それを見たキヤノンが特別製のカメラを送ってきてくれたんだ。正直、持てあましていたのだがやっと使える日が来た」
天津風「へぇ、そうなのね」
提督「よし、じゃあ天津風。さっきのポーズをもう一度頼む」
天津風「ええ。こ、こうかしら?」クイッ
提督「そうだ。それでさっきみたいな恥らった感じの笑顔をしてくれ」
天津風「えへへ……」
提督「素晴らしい……最高だ、天津風!!」パシャ
天津風「ほ、本当に?悪い気はしないわね……///」
~
提督「寝そべった姿勢のままリラックスしてくれ。それでこっちを見て……よし!!ふぅ……これくらいにしておくか」
天津風「う、うん。分かった」
提督(ついエキサイトしてしまった。心ゆくまで天津風の写真を撮った俺は満足していた。現像するのが楽しみだ)
天津風「……ねぇ、あなた」
提督「どうした?」
天津風「写真とるだけで満足なの?」ジッ
提督「!!」
提督(天津風を見る。天津風は俺のベッドに仰向けで寝そべったまま俺を見つめていた。その表情はまるで誘っているように色気がある)
天津風「ぁ……」
提督(ゆっくりと手を伸ばして頬に触れる。吐息を洩らす天津風。ゆっくりと撫でると気持ちよさそうに目を細めた)
天津風「……♪」スッ スリスリ
提督(そして俺の手に自らの手を添えると頬を擦り寄せてくる。その唇は物欲しげに少しだけ開かれていた)
提督(もう片方の手も天津風の頬に添える。指で唇をふにふにと撫でまわす。切なげな吐息を吐く天津風。俺は天津風の唇に唇を近付けていく)
提督(天津風が目を閉じた。唇を重ねる。始めはただ唇を押し付けるだけ。やがて唇をはみ始め、舌を伸ばしていく)
提督(覆いかぶさる俺の身体に天津風が手を回す。俺も天津風の頭を抱きかかえるようにした)
提督(絡ませ合う舌。夢中で愛を表現する。天津風が体を擦り寄せてきた。俺は天津風の身体を愛撫する)
提督(脇腹に指を這わせ、そのまま腰を撫でまわす。柔らかい少女の体を堪能する。天津風が体を震わせた)
提督(ワンピースの裾から中に手を入れる。子供らしからぬ黒い妖艶な装飾の施された紐パン)
提督(それ越しに秘所を撫でる。スジに沿って指を這わすと、感じる硬く自己主張したそれ。天津風が唸るような嬌声をあげる)
提督「んっ……」
天津風「っは……はぁ……はぁ……あなたぁ……」トロン
提督(そのまま手をお腹まで伸ばす。ワンピースがめくれあがって下着が露わになった。尻尾はベルトで着けているのか)
提督「脱がすぞ」
天津風「ぁ……うん……脱がして……?」
提督(ワンピースのボタンを外していく。露わになって良く白い肌。ニーソから頭の艤装まで伸びた黒い紐がまるで拘束具の様で、背徳的な美しさがある)
提督(ワンピースのボタンを全て外し、はだけさせる。まだまだ成長前の慎ましい胸が露になった)
提督(しかし、その先端は紐によって隠されている。俺は天津風の首筋に口元を寄せ、舌を這わせた)
天津風「ひゃん!!んっ……ふぅ……ぁん……!!」ピクンピクン
提督(そのまま鎖骨を経由して胸に舌を這わせた。小さくともちゃんと柔らかいそこを舌で堪能する)
天津風「うふっ……あなた、赤ちゃんみたいね。かわいいわ」
提督(天津風が慈しみを込めた声でそう囁きながら俺の頭を撫でてくる。俺は舌で天津風の胸の先端を隠す紐をどかす)
天津風「んぁあ!!あぁ!!や、そこ……だめぇ……!!」ビクン ピクンピクン
提督(硬く張ったそこを飴玉のように舌で転がす。淫らな音を立てて吸う。天津風は俺の頭を胸に抱えるように強く抱きしめてきた)
提督(天津風の良い匂いを堪能しつつもう片方も同じように責めつつ、手で空いた方を摘まんで捏ね繰り回す)
天津風「はぁ……はぁ……んぅ……」
提督(ひとしきり天津風のちっぱいを堪能したところで顔を上げる。天津風は蕩けた表情で涎を垂らしながら胸を上下させている)
天津風「んはぁ!!んっ……ふぅ……!!」
提督(そのまま舌をお腹に這わせながら下腹部、そして秘所へ……しかしここにきて発覚する。尻尾が割と邪魔だった)
提督「よし、天津風。俺の上に乗れ」
天津風「はぅ……ぇ……上……?」
提督「ああ、上だ。乗ってくれ。口の所にここが来るようにな」クチュッ
天津風「ひゃぁん!!……わ、わかったわ」ゾクゾク
提督(天津風のそこは下着越しにも分かるほど濡れていた。天津風はもぞもぞと体を起こし俺の顔に跨る)
天津風「はぁ……はぁ……はぁ……///」ジッ
提督(ちょうどそこが俺の口の前に来るように腰を浮かしている。羞恥と期待に満ちた目で俺を見つめていた)
天津風「んふぅ……!!あぁ!!」ビクン
提督(まず下着越しに割れ目に舌を這わせた。そこはもうすでに天津風の愛液でぐっちょりと湿っている)
提督(俺は手を天津風の紐パンにかけると、解く。はらりと下着が落ちてそこが露わになった)
提督(相変わらず綺麗なスジだな。毛は生えていない。剃っているわけでもないようだし、まだ生えていないのか天然のパイパンなのだろう)
提督「……」ジュルルル ジュチュッ ジュル
天津風「あはぁ……!!や、やら……!!恥ずかしいからそんな音たてないで……!!」
提督「……」カリッ
天津風「あぁああああああん!!」ビクン
提督(一番敏感なそこを甘噛みする。天津風が背を仰け反らせながら嬌声をあげる。そのまま俺はそこを責め続けた)
提督「……」カリカリ クリクリ
天津風「あぁああああ!!だめぇ!!ま、まってぇ!!いっちゃう!!イっちゃうからぁ!!っぁああああ!!」ビクンビクン
提督(天津風が絶頂を迎え、起こしていた体を四つん這いにしてそれに耐える。響く嬌声、震える体)
提督(だがまだ容赦しない。それでも何とか俺に体重をかけないようにと頑張って腰を浮かせている天津風を責める)
天津風「っ!?まって!!まってぇ!!まってってばぁ!!だめっ!!やめてぇ!!」
提督(天津風が脱力する。腰を落として膝で俺の頭を挟み、体を丸めながらなんとか耐えようとしている)
提督(しかし俺は容赦なく責めた。口でクリを啄みつつ指を天津風の秘所に挿入して中を責める)
天津風「やぁああああ!!ら、らめぇ!!激しすぎ!!激しすぎるよぉ!!」
提督(その後、何度か天津風を絶頂させた。響く嬌声。淫らな水音。俺が天津風を解放するころには天津風は息も絶え絶えだった)
天津風「はぁ……はぁ……はぁ……」
提督(ベッドに仰向けに横たわり、荒い息を吐いている。俺はそんな天津風を撫でる。天津風が俺に目を向けた)
提督(目と目が合う。言葉は無くとも天津風は理解したようだ。ゆっくりと体を起こすと四つん這いで俺に這い寄って来る)
提督「……」スッ ナデナデ
天津風「んっ……」
提督(喉元を撫でると天津風が目を細めた。まるで本物の獣のように喉を晒す。手を引っ込めると天津風はもう一度俺を見つめた)
提督(そして視線を俺の下腹部に下ろすとそのまま顔をそこへと突っ込ませる。病衣を手を使わずに口で咥えて捲った)
提督(そして下着も咥えて下ろしてくる。俺は腰を浮かせてされるがままに天津風に脱がされた)
天津風「ぁ……んふっ……くんくん」
提督(露わになった俺のモノは硬く怒張している。天津風は鼻を近付け匂いを嗅ぐ。そして舌を伸ばしてきた)
天津風「ぺろぺろ……れろれろ……」ジッ
提督(丁寧に俺のモノを舐めてくる。裏スジ、カリ、先端。仕込んだ基本を押さえつつ俺の反応を見て多彩な責め方をしてきた)
天津風「ふふっ……ぺろぺろ……」ニタァ
提督「っ」
提督(上目遣いで俺の様子を窺っていた天津風が妖艶な笑みを浮かべる。まだ毛も生えていないような少女がしていい表情ではない)
提督「天津風、尻尾を振ってくれ」
天津風「ん」フリフリ
提督(俺の言葉に天津風が可愛らしいお尻を振る。それにつられてキツネの尻尾が誘うように揺れる)
提督「素晴らしい……」
天津風「こーん♪……あむ。はむはむ」
提督(俺の言葉に嬉しそうに一鳴きした天津風は、次に俺の玉を口に含み、唇で軽くはみながら舐めてくる)
天津風「れろれろ……っは……はむ。んっ……じゅるじゅる……じゅるるる」
提督(そしてとうとう俺のモノを口に含んでしまった。若干苦しそうにしながらも喉奥にまで俺のモノを咥え込んだ)
提督「天津風、一度出させてくれ」
天津風「んん」コクリ
提督「っ!!」
提督(俺の言葉に天津風の搾精が始まる。容赦なく俺をイかせるためにモノをねぶる天津風)
提督(先端が喉に締められ激しい快感が脳を貫く。熱い舌が絡んできて天津風の唾液が俺のモノを包む)
提督(我ながら恐ろしかった……俺はこんな小さな子をサキュバスに変えてしまった……背徳的な達成感)
提督「っ……天津風……そろそろイく……っぁ!!」ビュルルルルルルルル
天津風「んぐっ!!んっ……ごく、じゅるるる……ごくん」ビクッ
提督(天津風の咥内にぶちまける。最初、少し苦しそうにした天津風はしかし、そのまま口を離さずに全てを呑み込んでいく)
提督(強く吸われ、尿道に残っていたモノも全て吸い出されてしまった。脱力感に包まれる)
天津風「じゅるる……れろれろ……」ジッ
提督「!!」
提督(天津風が、上目遣いで俺を見つめながら口を離すことなくそのまま俺のモノを口淫し続ける)
提督(やはり言葉にせずとも天津風の言いたいことは伝わった。俺はそのまま天津風の頭を撫でた)
~
提督「入れるぞ、天津風……」
天津風「うん、来て……?」
提督「っ……くっ……!!」
天津風「っぁあ!!あふぅ……!!」
提督(何度目だろうか。これを最後にしようと思いつつバックで入れる。動物の交尾のように後ろから天津風にのしかかった)
天津風「あぁ!!はぁっ!!あなたぁ……!!いいわ!!もっと!!もっとたくさん愛して!!」
提督(腰を打ち付ける。天津風の中が俺のモノに絡みつくようにして扱いてきた。あれほど注いだのにまだ足りないと言わんばかりだ)
提督「っ……」グイッ チュッ
天津風「っ……?んっ……んふぅ……はむぅ……!!」
提督(天津風を強引に振り向かせ、唇を重ねる。そしてそのまま恋を打ち付ける。小さな体を押しつぶすようにして)
提督(肉と肉がぶつかり合う音と水音が部屋を満たしていた。天津風を抱きしめる手で胸を責める)
提督(喘ぎ声をあげる天津風。硬く張った乳首を摘み、胸を揉む。大きくなるようにマッサージした)
提督「っ……天津風……そろそろ……!!」
天津風「わ、私も……!!私もまた……っ……イっちゃ……っぅ~~~!!」ビクンビクン
提督「っ……天津風!!」ビュルルルルルルルル
提督(締まる天津風の中にそのまま中出しする。溢れた白濁液が噴き出て俺と天津風の下半身を汚した)
天津風「っ……ふぅ……ふぅ……大好きよ、あなた……!!」キュッ
提督(覆いかぶさるように脱力した俺の手を軽くつまんでそう言う天津風。天津風が愛おしい。俺は天津風を抱きしめた)
~
提督「……」
夕雲「……」ムクリ
朝霜「……」ギシッ
早霜「……」ヌッ
夕雲「……ぐっすり寝ているわね」
朝霜「よほど疲れてたみてぇだな」
早霜「そうね。最近はリハビリを始めたらしいし、司令官も頑張っているのよ」
↓×1~3
無事警備の為と提督の病室に泊まり込むことができた。今は夜、他から邪魔が入るはずも無い。
そしてこの機会を逃せばこんなチャンスまた巡ってくるかどうか分からないという事をふまえて
夕雲、朝霜、早霜の行動
夕雲「……ごくっ」
朝霜「ほ、本当にやるのか……?」
早霜「ええ、もちろん。こんな好機、二度とないわ」
夕雲「そうね。ええ、やりましょう。既成事実を作るわよ」
朝霜「っ……!!分かった。あたいも覚悟を決めるぜ……!!それで、どうするんだ?」
夕雲「それは……」
早霜「まずは服を脱がしましょう」ガバッ スッ ゴソゴソ
夕雲「ちょっと、早霜?そんなにしたら起きてしまうかもしれないわ」
早霜「大丈夫よ、夕雲お姉さま。司令官には一服盛ってあるから」
「「!?」」
朝霜「これは……睡眠薬じゃん……!!」
早霜「寝る前のホットミルクに盛っておいたわ。これで明日の朝までぐっすりよ」
夕雲「早霜、あなた……!!」
早霜「失敗する訳にはいかないもの。ほら、手伝って」
朝霜「お、おう」
夕雲「ええ、そうね……」
早霜「これは……」
夕雲「傷跡……撃たれた時のね……」
朝霜「っ……絶対に赦さねぇ……ドイツ軍め……」
早霜「……よく、頑張りましたね」スッ ナデナデ
夕雲「提督……夕雲が提督をお守りしますからね……」ギュッ
朝霜「あたいもついてるぜ、司令……これ以上司令を傷つけさせはしねぇ」
早霜「……それにしても、良い体しているわね」
夕雲「っ……細マッチョって奴ね。すごく頼もしいわ」
朝霜「それな。これが男の身体か……」
早霜「さて、では下も脱がせましょうか。……!!」スッ ズリッ
提督「……」ボロン
夕雲「っ!!これが提督の……!!」カァッ
朝霜「おぉ……やべぇな……」
早霜「……」スッ ニギッ
提督「っ……」
夕雲「っ!!は、早霜……!!」
朝霜「……!!」
早霜「扱く……らしいけれど、どう扱けばいいのかしら?これでいいの?」シコシコ
夕雲「……っ!!私にやらして見なさい。確か、こうして……男の人は、ここの部分が敏感なはず……」シコシコ
提督「んっ……」ムクムクムク
朝霜「うわ、なんか大きくなってきたぞ……!!」
早霜「それに硬くなってきたわ……!!これが、勃起……!!」
夕雲「なんて大きな……これが、ここに入るの……?」
「「……!!」」
朝霜「な、なあ。今からでも遅くないからさ、やっぱり今度にしない?」
早霜「冗談……怖気吐いたのかしら、朝霜さん?そんなつもりは無いわ……」
提督「んん……」
夕雲「……寝顔は男の人でも可愛らしいわね……ちゅっ」
「「!!」」
早霜「夕雲お姉さま、抜け駆けではないかしら?私だって司令官とキスしたかったのに……!!話し合いで順番を決めるべきだったわ」
朝霜「ズルいぜ、夕雲姉貴……!!」
夕雲「んん……っは……提督とキスしただけで、私、こんなに……私は、提督ともっと深い関係になりたい」キュン
早霜「っ……んちゅっ」
朝霜「あっ……!!ちっ……」ムスッ
早霜「んふっ……れろれろ……にゅるにゅる……っ……ふふっ……ファーストキス、あげちゃった。しかも舌まで入れたわ」ドヤァ
夕雲「……」キロリ
朝霜「司令、好きだかんな……んっ……っ……!!」
夕雲「……朝霜、鼻で息しなさいな」
朝霜「!!んん……んふっ……っは……あはっ……司令とキス、してやった……!!あたい、司令とキスしちゃった……!!」
夕雲「とりあえず、既成事実の為には提督のコレを……私達のここに入れなくてはいけないわ」
夕雲「しかも普通は初めての時、男の人がリードするものだと思うけど……今回は事情が事情だから私達が自分でシなくてはいけない」
早霜「騎乗位でヤるしかないわ。さて、これの出番ね」ガサゴソ コトッ
朝霜「……何だそれ?化粧水か何か?」
夕雲「ローションよ……準備いいわね、本当に」ガサゴソ コトッ
朝霜「ローション……!!これが噂の……」マジマジ
早霜「お姉さまこそ。ただ、詰めが甘いわね。……なんてね。お姉さまは司令官のことを第一に考えているから、睡眠薬なんて使わなかったのでしょう?」
早霜「私は、万が一にでも失敗したくなかった。事が終わる前に提督が起きて、拒絶されたりしたらって考えるだけでも嫌だった」
夕雲「早霜……」
朝霜「……まあ、気持ちは分かる」
早霜「さて、誰からかしら?私はもちろん一番最初を希望するわ」
朝霜「あたいもだよ。ここは譲れねぇ」
夕雲「公平にじゃんけんにしましょ?文句なしの一回勝負よ」
~
夕雲「冷たっ……!!これは……温めておいた方が良いかも……」ニュルル ビクッ
朝霜「ちっ……まあ二番だしいいか」シコシコ
早霜「……」シコシコ
提督「っ……」ピクッ ピクッ
夕雲「じゃあ、頂くとしましょうか。……悪いけど、こっちを見ないでくれる?恥ずかしいわ」
朝霜「あいよ」
早霜「……」
夕雲「っ……あとは、ローションをここに……ごくっ……」シュルシュル パサリ
早霜「……早くしてくれるかしら?ほら、提督の準備は万端よ」
夕雲「分かってるわよ……コレ、先端を突っ込んで出せばいいの……?っ……うわぁ……変な感じ……!!中に入ってきて……」ツプッ ニュルルルル ゾワワッ
朝霜「……ごくり」
夕雲「あっ……垂れちゃう……っ……じゃあ、いただきますね、提督。んっ……っ……!!」タラッ スッ ピトッ
提督「っ……」
「「……!!」」
夕雲「あ、熱い……提督、愛しています……っ……け、結構痛そうかも……」ドキドキドキ ビクビク
早霜「代わるって言うのなら喜んで変わるわ」
朝霜「次はあたいだろ?……そんなにアレなの?」
夕雲「何と言うか、入らないって言うか……っ……駆逐艦夕雲、本気で……行くわぁっぁああああ!!」グッ ブツッ ズププププ
早霜「ちょっ!!そんな声出した……ら……」ドクン
朝霜「……!!」ジッ ドキドキ
夕雲「っ……い、痛っ……けど……ようやく一つになれたのね……?」タラッ
朝霜「っ……結構血が出るんだな……」
早霜「は、入っちゃってる……」
夕雲「ちょっと……見ないでくれるかしら……と思ったけど、まあいいわ……よく見ておきなさい、二人共。『夜戦』って言うのはこうするのよ……!!」
早霜「……!!」
朝霜「……!!」
夕雲「さあ、提督……夕雲が気持ちよくしてあげますからね?だからその代わり、提督の愛をくださいな」
~
早霜(悔しいけど、圧倒された。これが男女の営み……想像以上に生々しくて、なんというか……非日常で……)
早霜(夕雲お姉さまの喘ぎ声が、痛みを耐えているようなものからだんだんと気持ちよさからくるものに変わっていくのが分かった)
早霜(提督と夕雲お姉さまの結合部から目が離せない。そんなに……なるモノなんだ……女の人のアレって……)
早霜(もうローションだけじゃないと思う何かがその周りでテカっている。淫らな音が部屋に響く。その雰囲気に私ものまれてる)
夕雲「っ……はぁ……あぁ……!!いい……コレ、最初はどうかと思ってたけど……結構気持ちいい……わ……!!」ヌップヌップヌップ
提督「っ……ぅ……!!」ビュルルルルルルルル
夕雲「んぅ!?ぁ……すごい……びくびくして……何か熱いのがでてる……!!」ゾクゾク
早霜「っ!!夕雲お姉さま、交代よ。男の人は回数こなせないらしいし」
夕雲「っ……そうね……んっ……あっ……でちゃう……」ヌポッ ブプッ ドロリ
朝霜「うわぁ……!!」
早霜「……」
早霜(泡じゃない。それとは別の明らかな白濁液……間違いなく司令官の……嫉妬でおかしくなりそうだった……)
夕雲「ふふっ……提督……愛しています……」ジッ
早霜「っ」
早霜(その親しみを込めた優し気な眼差しが……そう言う関係になった男に女が向けるような眼差しが……さらに心を逆なでした)
~
早霜「まだなの、朝霜さん……早くしなさい。もう一時間は待ってるわ。また司令官の元気がなくなっちゃうわよ」
朝霜「待ってって……ていうか一時間も経ってねぇし……!!せいぜい五分くらいだろ……!?」
早霜「私にとってはそのぐらい待ってる気分なのよ。もういいわ。先に私がする」
朝霜「それはダメ!!」
早霜「なら早くして頂戴な!!」
朝霜「わ、分かってるって……」
早霜「っ……待ってられないわ」スッ
朝霜「えっ?」
早霜「んっ……」グイッ
朝霜「あっ!!??」ブツン ヌププププ
提督「んっ……」ピクン
夕雲「ちょっと、早霜?」
早霜「こうしてあげた方が良かったでしょう?見ていられなかったもの」
夕雲「っ……でも、もう少しやり方があるでしょう……」
早霜「……そうかもね。ごめんなさいね、朝霜さん」
朝霜「ぁ……ぁぁ……!!」ガクッ ポロポロ
夕雲「朝霜さん、大丈夫?」
朝霜「うぅ……っ……大丈夫だよ……入ったんだな……っ……すごい入ってる感じがする……」
夕雲「動ける?もし無理なら……」
朝霜「動けるよ……こうすればいいんだっけ……?」ヌップヌップヌップ
~
提督「ぅぁ……」ビュルルルルルルルル
朝霜「あはっ……!!分かる、今出されてるって分かる……!!なんだ、男って結構簡単にイかせられるんだな……!!このまま空になるまで搾り取ってやるぜ」ゾクゾク
早霜「冗談でしょう?」キロリ
朝霜「っ……分かってるよ……っ……んん……」ズルリ ブピュッ ドロッ
早霜「ようやく私の番ね……」
夕雲「あまり小さくならないし、まだ結構かたいわね。男の人はあまり回数できないと言うのはもしかしてガセかしら?」シコシコ
早霜「そうかもね。こうすればすぐにまた大きくてかたくなるし」シコシコ
提督「ぁ……」ムクムク ビクビク
早霜「ほら♪やっと私の番ね。さて、と……っ……んっ……よし、準備完了ね……」ツプッ ニュルルルル ドロリ
早霜「うふふ……とうとうこの時が……司令官、ずっとお慕いしておりましたわ……!!」スッ ピトッ
提督「ぅ……」ピクン
早霜「っ……ふふっ……っぁああああ!!」グッ ブツン ズププププ ビクン
提督「っ……」
早霜「うっ……ふふふ……司令官、愛していますからね……?どうか私で気持ちよくなって……ください……!!」ヌップヌップヌップ
~
提督「ぅく……」ビュルルルルルルルル
早霜「あぁ!!……っ……うふふふふ……感じます……司令官……司令官のが……私の中に……これで私、司令官の……!!」
夕雲「これで目的は達成したわね……」
朝霜「後は明日、司令が目を覚ますまで寝てればいいのか」
夕雲「ええ、そうね……っ!?早霜!?」
早霜「な、何かしら……?は、恥ずかしいからあまり見ないでくれると嬉しいのだけど……」ヌップヌップヌップ
朝霜「何やってんだよ早霜!?」
早霜「ぁ……司令官の……中でまた大きくなってる……!!」ゾクゾク
夕雲「止めなさい、早霜!!」
早霜「ど、どうして?別にいいじゃない。んふっ……まだ大きくなるってことは……まだできるのでしょう?」
早霜「それに、いいのかしらぁ、二人共……?一回で満足なの?ヤっていて思ったでしょう?何か、何かその先にイけそうな気がするって」ニタァ
「「……!!」」
~
ガングート「ほら、そんなものか、提督?いや違う。貴様はそんなものじゃないだろう?」シコシコシコ
提督「ま、待ってくれ……!!本当にもう無理だ!!限界だ!!」ビクンビクン
ガングート「嘘を吐くな。あれだけの女を囲っているんだ。この程度の訳がない。そうだな……あと三十回はイけるだろう?」シコシコシコ
提督「冗談だろ!?もう一回も無理だ!!頼む、止めてくれ!!」
ガングート「Нет, ダメだ。私が居なかった間、他の女に注いだ分の二倍は搾り取ってやる。ほら、はやくイってしまえ」キロリ ニタァ スココココ
提督「っ!!ガングート!!やめろ!!やめてくれええええ!!」
~
提督「っぁああ!!」ガバッ
提督(目が覚める。多少混乱していたが、すぐに落ち着いた。いつもの病室だ。何か凄い夢を見ていた気がするが思い出せない)
夕雲「んっ……ふぁぁ……あら、おはよう、提督。よく寝れたかしら?」ニコッ
朝霜「くぁぁ……誰かなんか叫ばなかった?それで目が覚めた気がする……」グッ
早霜「っ……んん……ちょっと……待って……私、朝は苦手で……」モソリ
提督(その声で意識が覚醒する。そうだ、昨日はこの子たちが泊まったんだったな)
提督「ああ、おは……よう……」
提督(夕雲たちは、何故か全裸だった。そして俺も下半身になにも穿いていなかった。さらに、シーツに残る情事の跡。しかもこの血痕は……!!)
提督「!?」サァッ
提督(夕雲は意味深な微笑みを浮かべ、朝霜は両手を上に上げて体を伸ばしている。早霜はもぞもぞと体を捩っていた)
提督「ゆ、夕雲、朝霜、早霜……」
夕雲「はい、どうされましたか?」
朝霜「ん?どうした?」
早霜「……何?」
提督「昨日の夜、何があったんだ……?」
↓×1~3
まさか夕雲たちがそんな事する訳ないと思っていて、自分が何かやらかした可能性を疑っていると提督の表情から察した夕雲、朝霜、早霜の心情と行動
夕雲「……事後報告で申し訳ありません、提督。私達、昨晩提督と……してしまいました……」
朝霜「ごめん……この気持ちを我慢できなかった……司令が好きすぎて、そして他の奴らに取られたくなくて……」
早霜「ええ……ごめんなさい……求めるままに何度も司令官と交わり合いました。たくさん、ここに注いでもらったんです……」ナデナデ
提督「そ、そんな……まさか……!!」
夕雲「……信じられませんか?それなら、提督に見せてあげます。昨日の証拠を」
提督「証拠……?っ!!」
夕雲「んっ……まだ残ってるかしら……?」クパァ
朝霜「っ……恥ずかしいな……けどまあ、今更か」クパァ
早霜「司令官にだったら、私の全部を見せてあげますよ。もちろん、望めばいつでもどこでも」クパァ
提督(夕雲は膝立ちになって、朝霜は立ち上がって、そして早霜はM字に足を開いて自らの秘所を手で開いて見せる)
提督(そこからは、透明っぽくなった精液があふれ出してきた。それだけ時間が経っていたのだろう)
提督(三人の表情はもはや子供ではなかった。女の顔をしていた。妖艶に微笑みながら、しかしどこか縋るような感じがする)
提督(受け入れて欲しい。拒絶しないで欲しい。そう思っているのが手に取るように分かった。俺は、もちろん拒絶するつもりは毛頭ない。ないが……)
早霜「……司令官、大きくなっていますよ?」ポッ
朝霜「あたいらで抜いてやるよ。ほら、遠慮するなって」ニタァ
提督「っ!!」
提督(目の前で君たちのような美少女にそんな事をされたら、男なら誰でもそうなってしまうだろう……正直、抱いてしまいたかった。だが、その前にすべきことがある)
提督「……君たちに、話さなくてはならないことがある」
夕雲「っ!!……そうですか。わかりました」
提督(俺の言葉に、三人の表情から余裕がなくなる。不安や恐れを隠しきれなくなった。俺に拒絶されるかもしれないと思っているのだろうか?)
提督(俺はそんな事をしない。だが、君たちはどうだろうか……?恐らく夕雲たちに負けないくらいの不安と恐れを感じていた)
加賀「……」ソー
提督「!?」ビクッ
「「「!?」」」ビクッ
加賀「……!!??」ゾクッ
↓×1~3
駆逐艦組が警護という名目で泊まり込んでいることを知らず、提督の寝顔が見られたらいいなと帰還して部屋に戻らずに提督の病室を訪ねてこっそりドアを開けたら下半身裸でモノを勃起させた提督と全裸でくぱぁしている夕雲たちを目撃した加賀の心情と行動
※加賀は実は提督に対して凄まじい独占欲を抱いており、連日の激戦の中抑圧されていた提督に対する激情が次第にむき出しになってきている
なかなか進展しない提督との仲どころか戦争でちゃんと会う事もままならないことにいら立ちを感じていて
先日のガングートの件で限界が近くなり、武蔵の件で限界になり、目の前の光景に限界を超えてしまった事をふまえて
提督「か……加賀……!!」
提督(呆然とした表情で俺たちを見つめている加賀。何故鍵を閉めておかなかったのか……それとも壊れていたのか……?)
提督(その表情が、すぅっと消える。そして消えたかと思ったら、激情に顔を歪めた。眉間にしわを寄せ、歯を剥き俺たちを睨みつける)
提督(加賀が、これほどまでに分かりやすく感情表現する所を俺は見たことがなかった。一気に背筋が凍る)
加賀「一体どういうことですか、提督……?これは一体どういうことなのですか?そいつらと何をしていたのですか?」ギリッ ウルッ
提督「っ……!?」
加賀「そしてお前たちは何かしら?私の提督と一体何をしていたのかしら?海の藻屑にしてやるから覚悟なさい!!」キッ ギロリ
夕雲「ぅ……わ、私達は……」カタカタカタ
朝霜「っ……」フルフルフル
早霜「ま、まさか……司令官は加賀さんと……?」ブルブルブル
提督「待ってくれ、加賀。話さなくてはいけないことがあるんだ」
加賀「……こいつらを始末した後でいいかしら?」
提督「そんな事、させない。加賀、夕雲、朝霜、早霜、俺の話を聞いてくれ」
提督(俺は、不承不承といった様子で俺の話を聞く態度を見せた加賀と震えながら縋るように見てくる夕雲たちに今までの話をした)
加賀「……!!」ワナワナワナ
夕雲「まさか、そんな……でも……」
朝霜「ということは司令はあたい達を受け入れてくれるってこと……?」
提督「もちろんだ。君たちのような素晴らしい女の子がその上で俺を好いてくれるのであれば……」
提督「そうであれば、俺が躊躇う事はない。上官や戦友としてではなく、男として君たちを愛する」
早霜「なら……私達がそれを拒む理由はないわ。司令官、改めて、どうぞよろしくお願いしますね?」
提督(俺に縋るように抱き付いてくる三人を抱きしめる。その顔には安堵と喜び、そして少しの不安と嫉妬が浮かんでいた)
加賀「……。……とりあえず、話は分かりました。あなた達は拠点へ戻りなさい。私だったからいいものの、他の誰かだったら最悪、提督が罷免されるわ」ギロリ
夕雲「っ……は、はい……分かりました……」
加賀「……」キロリ
提督「っ」
提督(加賀の言葉に夕雲たちは体を拭いて服を着る。失礼しましたと言うと心配そうに俺を一瞥してから部屋を出ていった)
提督「加賀……」
加賀「……」スタスタスタ
提督(俺の呼びかけに加賀は愛憎入り混じった表情で無言で歩み寄ってくる。そしてそのままがばりと覆いかぶさってきた)
↓×1~3
加賀に襲われた提督の反応
加賀「もうこのことについては何も言いません。だから、誓いのキスを……こんな事、今すぐに止めて私と結婚すると誓ってください」
提督「!!」
加賀「そうしてくれれば、何をしてでも私が貴方を守るわ。どんなことが起きても私は貴方の味方よ、提督。だから……」
提督「君を愛しているよ、加賀。だが、それはできない。君と同じくらい他の子たちのことも大切なんだ」
加賀「っ……!!んっ……ちゅっ……れろれろれろ……」
提督(加賀は怒りと悲しみがない交ぜになった表情を浮かべると、無言で俺の唇を奪ってきた)
提督(舌が侵入してきて俺の咥内を蹂躙する。俺は、それを受け入れて俺からも舌を絡ませていく)
提督(加賀の匂い、加賀の味、存分に堪能させてもらう。加賀が俺の首に手を回して強く抱きしめてきた)
提督(押し付けられていた圧倒的質量を持つ胸がさらに俺の身体を圧迫する。柔らかなそれがいやらしくつぶれているのが分かる)
提督(そして加賀はそのまま俺の身体を愛撫してくる。優しく丁寧に。まるで加賀の俺への想いを表現するように)
提督(ひとしきり俺の咥内を蹂躙し、体を撫でまわしつくした加賀が唾液の糸を引きながら口を離す。俺を見つめる鳶色の瞳を真っすぐ見つめ返した)
加賀「……」ギュッ
提督「んっ……」
提督(加賀が頭を抱きしめる。豊満な胸に溺れてしまいそうだった。そこで気がつく。微かに加賀の身体が震えていた)
提督「すまない、加賀……」
提督(俺は上司としても男としても失格だな……加賀を蔑ろにして、ここまで追い詰めさせてしまった……)
提督「だが、それでも俺は……君だけを選ぶことはできないんだ……」
加賀「……」ムクリ スッ シュルシュル
提督(加賀は俺の言葉に無言で体を起こすと、一度ベッドから降りた。そして袴を脱ぎ、帯を解く)
提督(安産型の腰回りを隠すものが上衣の裾だけとなり、清楚なショーツと上衣だけの姿となった)
提督(そしてさらに上衣の紐を解いてはだけさせる。巨峰を支えている同じく清楚なブラが露わになった)
加賀「……」ギシリ
提督(加賀が再びベッドに上がってくる。そしてなんと、押し倒した俺の上に逆向きに膝立ちになるとそのまま体を倒して俺のソコに顔を近づける)
提督(どうやって知ったのか知らないが、これは明らかに69の体勢だった。肉付きの良い、しかし太っているわけではない絶妙な肉感の太腿や腰回りが視界いっぱいに広がる)
加賀「……ぱく」スッ ズルリ
提督(加賀にさっき履きなおしたばかりのズボンとパンツが脱がされる。そして加賀は一連の流れで怒張していたそこを躊躇うことなく咥えた)
提督「っ……!!」
加賀「れろれろ、じゅるじゅる、にゅるにゅる、じゅるるるる」
提督(激しく口淫される。初めてとは思えなかった。激しい快感。しかし、それでも俺の調教した子たちに比べればまだまだだな)
提督「んっ」グッ
加賀「!!」
提督(俺は加賀の薄布に守られたそこに顔を埋める。意外なことにどうやらシャワーを浴びてから来ていたらしく、予想していたような蒸れた濃厚な女の匂いはしなかった)
提督(だがそれでも十分だ、十分加賀の匂いが充満している。俺はそこに舌を伸ばす。薄布越しにそこを舐めた)
加賀「んっ……れろれろれろ……っ……ぺろぺろぺろ……ふぁ……!!」
提督(布越しに割れ目に舌を這わせ、ぷっくりと充血したクリを探し当てる。そのままそこを責める)
提督(快楽に加賀が身を震わせた。下着越しにこれとは、なかなか感度が良い。どうやらすでにある程度開発されているようだ)
提督(しかし、口淫のやり方からして男性経験があるとは思えない。よって答えは一つ。加賀は、自慰をそれなりにしていたのだろう)
提督(それならばむしろやりやすい。俺はそのまま舌で下着をずらすと、今度は直接そこを舐めた)
加賀「んはぁ!!っ……じゅるるる……んぅ……あぁ!!」
提督(容赦なく舌技を駆使する。本気を出した俺に加賀のような中途半端に性に手を出した生娘が勝てるわけがなかった)
提督(最初は頑張って対抗してきていた加賀だが、それが徐々に弱くなっていった。そしてもはやただ咥えているだけになる)
加賀「はぁ……んぁ……っ……ふぁ……んはぁ……!!」ピクンピクン
提督(加賀の身体は小刻みに震え、息が荒く、無意識にか秘所を俺に押し付けている。愛液が溢れてくるそこに、俺は止めを刺すために強くむしゃぶりついた)
加賀「あっ!!んはぁああああ!!」ビクン
提督(淫らな音を立ててそこを強く吸う。跳ねる加賀の体。とうとう咥えていた俺のモノから口を離す)
提督(俺の腰を強く抱きしめる加賀。嬌声が響き腕に込められる力がどんどん強くなる。限界が近いのだろう。そして……)
加賀「ああああああああ!!」ビクンビクン
提督(絶頂を迎えた加賀が吠えるように嬌声をあげた。そして脱力する。俺は加賀の下から抜け出し、うつ伏せの加賀のショーツをはぎ取る)
加賀「ぁ……!!」
提督(そして足を開かせて寝バックの体勢で挿入する……寸前、先端がそこに当たっている状態で止まった)
提督「加賀……俺は、君にさっきの話を受け入れて欲しい」
加賀「……嫉妬に狂いそうです。他の女まで貴方と……貴方に……」
提督「……だめか?」
加賀「……」フルフル
提督「!!……受け入れてくれるか?」
加賀「……」コクリ
提督(俺の問いかけに加賀が頷く。それだけで十分だった。俺は加賀のそこに己のモノを挿入する。強い抵抗、それを突き破る)
提督「っ……加賀……!!」グッ ブツン ヌププププ
加賀「っ……~~~!!」ビクン
提督(ベッドに顔を押し付け、声にならない声をあげる加賀。みっちりと媚肉がつまったそこを押し分けて奥まで挿入する)
提督(先端が子宮口に当たり、それを押し込むようにして無事根元まで挿入した。侵入した異物を押しつぶそうとしているかのように圧迫してくる)
提督(そのきつい締りが激しい快感を伝えてきていた。それに堪えつつ、まずはゆっくりと腰を動かす)
提督「……!!」ヌップヌップヌップ
加賀「っ……はぁ……はぁ……あぁ……提督……入ってる……!!」ピクンピクン
提督(そして慣れてきたところでだんだんとそれを激しくしていった。加賀の身体がそれに反応して跳ねる)
加賀「あっ……あっ……あぁ……提督……は、激しい……!!」ビクン
提督(俺の体の下で、加賀が男の味を知っていく。一突きごとに加賀が生娘から俺の女に変わっていく)
提督(その感覚に震えた。女を自分のモノにする感覚。たまらなかった。上り詰めてくる射精感。限界まで耐える)
提督(そして下半身が溶けてなくなってしまいそうなほど耐えたところで我慢できなくなり、暴発気味に中にぶちまけた)
提督「っぁ……!!」ビュルルルルルルルル
加賀「んふぅ……!!ぁ……な、中に……!!」ゾクゾク
提督(蕩けるような快楽。俺は加賀にのしかかるようにして脱力した。加賀もまたぐったりと脱力している)
加賀「はぁ……はぁ……っ……提督……」
提督「……どうした、加賀?」
加賀「私……嫉妬深いんです……お願いですから、私をあまり不安にさせないでくださいね……?」
~
那珂「皆、お疲れ様ー!!じゃあ私は報告に行ってくるから先もどっててねー!!」
巻雲「やっと帰って来られましたぁ……久しぶりの船団護衛でしたねぇ」
高波「本国から長距離だったけど、私達の航続距離の長さがお役に立てたかも、です」
藤波「それにしても、こんなに物資を運ぶなんてまた大きな作戦があるのかな?」
秋雲「さぁ?どちらにせよ、またすぐに忙しくなるかもね」
長波「!!帰って来たか。お帰り、皆」
巻雲「長波、ただいま~。長波も今帰り~?」
長波「ああ。それより皆、大事な話があるんだ。後で皆であたしらの部屋にきてくれよな」
高波「大事な話?」
藤波「今ここでじゃ話せないの?」
長波「話せない。いいか?絶対だぞ?」
秋雲「ふーん。よく分からないけど了解」
~
長波「っていうわけだ」
巻雲「つ、つまり、他の型に負けないように夕雲型のみんなで司令官さまに夜這いを仕掛けるってことですか~……?」
高波「それって……大変なことかも……」
藤波「それで、藤波たちもどうするか決めろってこと……?」
風雲「ええ、そうよ。強要はしないわ。高波の言う通り、大変なことだから」
清霜「けど、私たちは司令官のことが好きだから……やるよ」
秋雲「……」
↓×1~3
遠征から帰ってきたら夕雲型が提督に夜這いを仕掛ける計画を進めていること告げられた
もうすでに深い関係である陽炎型でもある秋雲の心情と行動
例)複雑な気分だが一応陽炎型に報告、夕雲型として秘密を守ってちゃっかり夜這いを仕掛ける計画にも参加する
秋雲「あー……まあ、秋雲はいいよ」
「「「!!」」」
長波「そっか……分かった」
高波「……た、高波も遠慮するかも」
藤波「藤波は……うん、藤波もいいかな……」
巻雲「うー……ま、巻雲もよしておくね~」
風雲「そ、そう……」
秋雲「っ!!ちょ、ちょっと待ってよ。別に皆までやらないって言わなくても」
高波「別に秋雲がやらなかったからやらないわけじゃないかも」
藤波「まあ確かに司令のことは気になってたけどさ……」
巻雲「でも夜這いとかは~ちょっと違うかなって~」
清霜「っ……耳が痛いね……」
風雲「でも……他の子たちはもっと大胆に攻めている子もいるのよ」
長波「あたしらは出遅れてんだ……このままじゃ他に取られる。起死回生の一発が必要なんだ」
「「「「……」」」」
清霜「確かに夜這いは良くないよね。けど、それでも清霜たちはやるよ」
風雲「それに無理に付き合う必要はないわ。必要はないけど……お願い、これはここだけの話にしておいて」
「「「「……」」」」コクリ
秋雲(不味ったな……秋雲のせいで皆断る方向に考えちゃったかな?……ま、いっか。決めたのは本人たちだ)
秋雲「……よし、じゃあそんな風雲たちを秋雲が手伝ってあげるよ」
「「「「!?」」」」
風雲「て、手伝うって……?」
秋雲「この秋雲さんが失敗しないように作戦を一緒に考えてあげる。きっと経験ないでしょ?」
「「「「!?」」」」
巻雲「……じ、じゃあ巻雲たちは失礼しますね~」
長波「お、おう、じゃあな」
清霜「そ、そりゃ経験ないけどさぁ」
秋雲「よし、じゃあ考えていこうか!!」
風雲「……秋雲姉さん、もしかしていいネタ見つけたとか思っていないわよね?」
秋雲「そ、そんな事(少ししか)思ってないよ!!とりあえず、考えていこっか」
~
風雲「じゃあ、とりあえず作戦は直球勝負でいくという事でいいわね?」
長波「わ、分かった」
清霜「うん」
秋雲「ん、それでだいじょーぶ。絶対提督は断らない。後は風雲たち次第だよ。……できた。はい」
清霜「何これ?ずっと描いてたみたいだけど……よ、夜這イノ手引キ?」
秋雲「あ、ラフ画だから絵はあまり気にしないでね。それでも要点は抑えてあるつもりだけど」
長波「どれ?事前準備、前戯のしかた、男のせ、性感帯……!?うわっ!!何だよコレ……アレじゃん!!」
風雲「か、かりの部分はポイント……!?うらすじも……!?ね、ねえ……これって……」
秋雲「まあ、秋雲がした時に個人的に研究した結果だからあくまでそう言う事でよろしくね。でもまあ、実際にうまくいってたからあてにはなると思うよ?」
「「「……!!」」」
↓×1~3
夜這イノ手引キなる即興の同人誌は秋雲の実体験に基づいているようだった
経験ないでしょとかさっきの言いぶりからしてまさかとは思っていたけど……秋雲はもう……非処女……!?
誰かとヤってんの!?
という事をふまえて風雲、長波、清霜の心情
風雲「秋雲姉さん……もしかして……」
長波「提督とそういう関係だったり……?」
秋雲「えっ!?」ギクッ
清霜「……本当に提督とそういう関係なんだ」ジッ
秋雲「やっ……その……」
「「「……」」」
秋雲「っ……」タラリ
秋雲(雰囲気で分かる。秋雲も女だしね。これはふざけたり嘘を吐いたりして誤魔化そうものならまずい事になる)
秋雲「……実は、そうなんだよね」
「「「っ!!」」」
秋雲(秋雲の自白に三人が表情を歪める。正直今すぐ帰りたい……けど帰してもらえそうになかった。失敗したな……余計な事するんじゃなかった……)
風雲「……けど、付き合ってたりするわけじゃないわよね?」
秋雲「あっ」
長波「だってもしそうなら止めようとするよな?けど秋雲姉はあたし達の背中を押した」
清霜「どうしてそんな事するの?説明してくれるよね、秋雲姉さん?
秋雲「……!!」ダラダラ
~
秋雲「という訳なんだよね……ごめん、提督」
提督「そうか……」
風雲「提督……」
長波「どういう事なんだよこれは……?説明してくれるよな?」
清霜「私達の知らない所でいったい何が起きてるの?」
提督「分かった。君たちに全て話す」
↓×1~3 提督の居ない所でこの話はできないと提督の所に連れてこられて、提督から直接例の話を聞いた風雲、長波、清霜の反応と行動
ことの大きさに圧倒されるがみんなやってるならと禁忌を犯している感覚は弱い
バスに乗り遅れるなとばかりに提督に押し倒し気味に迫る
風雲「そう……分かった。提督は秋雲姉さんだけの人になっているわけじゃないんだよね?」
長波「とりあえず、提督と秋雲が特殊なプレイにあたし達を使おうとしているとかそういうんじゃなくてよかったよ」
清霜「でも……私達の知らない所でそんな事が起きてたんだよね……?正直、ちょっと悔しいかな」チラリ
秋雲「っ……あははは……」
提督「すまない……だが、言いふらすようなことではないからな。それに、こういうことをしているのだから俺から積極的に行くわけにはいかない」
風雲「もう分かっていると思うけど……わ、私達も提督のことが好きなんだ……」
長波「その……どうかな……?あたし達のことも愛してくれると嬉しんだけど……」
清霜「私達、提督の為なら何でもできるよ?提督が好きなこと、何でもしてあげる」
提督「風雲、長波、清霜。もし君たちがこの話を知ってなお俺のことが好きで、俺を受け入れてくれるのであれば願ってもないことだ」
提督「君たちのような魅力的な女の子のことを好きにならない方がおかしい。これからは君たちを男として愛するよ」
風雲「提督……!!大好きです!!」ダキッ
長波「よろしくな、提督!!あたし、提督に相応しい女になれるように頑張るよ!!」ダキッ
清霜「っ……なんだろう……なんか……涙出てきちゃう……司令官……愛してるからね……!!」ポロポロ ダキッ
提督「ああ、ありがとう」ダキッ
秋雲「……」
秋雲(なんだろうこの……NTR感は……うわぁ……秋雲、そう言うの好きじゃないんだけどな……)
秋雲(でもこれからはNTRモノはすごいリアリティをもって描けそう……全然嬉しくないけど……)
風雲「……///」スッ モミモミ
長波「……///」グイッ ムニムニ
清霜「……///」スリスリ ナデナデ
提督「っ!!」
秋雲「っ!?」
秋雲(風雲たちは私秋雲が居るのに提督のアレを揉んだり胸を押し付けたり体を擦り付けて愛撫したりし始めた)
秋雲(目の前でNTRってこんなに最悪なんだ……ああ、もうダメだ……ここには居られない……)
秋雲「じ、じゃあ私、帰るよ」
風雲「っ!!待ってよ、秋雲姉さん。私達、こういうこと初めてであまり自信ないの」
長波「だからさ、秋雲姉。あたし達と提督がしてるとこ見ていてくれよ。頼むって」
清霜「マンガの参考にしてもいいからさ、ね?見ていてくれるよね、秋雲姉さん」
秋雲「……!!」
秋雲(この三人は絶対にそんな事思っていない……!!もうすでにそういう関係になっていた秋雲に嫉妬しているんだ!!)
秋雲(それで秋雲に見せつけようとしているんだ!!提督と自分達がそういう関係になる所を……!!)
提督「……!!」オロオロ
秋雲「っ……いいよ、そんなに言うなら見ていてあげる……!!」
秋雲(強がりだった。そんなの別に平気だしという風に振舞わざるを得なかった。余裕があるように見せなくちゃいけなかった)
秋雲(ここまでされて逃げる訳にはいかなかった……駆逐艦娘として。そして何より女として)
風雲「ありがとう、夕雲姉さん。じゃあ、見ててね……?提督、失礼します。んっ……ちゅっ……」
長波「あっ!!ずりぃよ、風雲姉……!!」
清霜「っ……そんなぁ……」
提督「んっ」
秋雲(風雲たちは秋雲の返答に満足したように微笑んで事を始めた。まず風雲が提督にキスする)
秋雲(あまり良くない雰囲気を察して困っていた提督はけど、そのキスを受け入れる。そうだよね。提督は女の子に恥をかかせないもんね)
秋雲(秋雲は、こうなってしまったのだからこの状況を最大限に生かそうと考える。紙と鉛筆でスケッチする)
秋雲(普通こんなにまじまじと他人がそう言う事をしているのを見られないもんね。資料にしてやる)
秋雲「……」カリカリカリ
秋雲(抱きしめられる風雲。体格差のせいで本当に……犯罪臭が凄い……小さな体が抱きしめられて……たぶん舌入ってる……)
風雲「っは……提督……///」
提督「っ……風雲……」
長波「次はあたしな、提督。んっ……ちゅっ……」ダキッ
風雲「あっ……っ……」
清霜「……」
秋雲(風雲が離れるや否や提督に飛びついてキスする長波。あーある。あるよねこういう構図)
秋雲(小さい子がこうして男の人の首に抱き付いてそのままキスしてるの。畜生、今度秋雲もやってやる)
秋雲「……」カリカリカリ
秋雲(時間をかけてられない。本当に構図をスケッチするだけのラフ画だった。けど凄い参考になる。悔しいけど)
長波「っは……す、凄いな……これが大人のキス……///」
提督「っ……ああ、そうだよ。……清霜、おいで」
清霜「っ!!うん……!!」バッ ダキッ
秋雲(長波との長いキスを終えた提督はとろんとした長波に微笑みかけると、涙目で姉二人のキスを見ていた清霜に向き直った)
秋雲(提督の一言に清霜は分かりやすく表情を綻ばせながら提督に飛びつく。そしてキスをした)
秋雲(息遣い、体の動き、手の動き、頭の動き。ああ、なんでこんなに……最高の資料だけど、最悪な気分)
秋雲(むかむかする。今すぐ皆殴ってやりたい。ああ、始まった。提督が清霜に舌を入れたんだ)
秋雲(咥内を蹂躙されて体をビクンビクンと反応させる清霜。最初の頃は秋雲もあんなんだったんだろうな……)
清霜「っは……はぁ……はぁ……司令官……///」
提督「清霜、脱がせるぞ?」
清霜「っ!!う、うん……」ドキドキ
風雲「!?」
長波「!!」
秋雲(提督が清霜の服を脱がしていく。ジャンパースカートを脱がして、シャツのボタンを一つずつ外して……)
秋雲(ああくそああくそ!!何だよそれ!!何だよその表情!!なんでそんな良い雰囲気みたいになってんの!?)
秋雲「……!!」カリカリカリ
秋雲(参考になる!!これ絶対使えるわ!!けど……ほんと悔しい……決めた。今度提督とやってる一部始終録画しよ)
長波「な、なあ提督……!!」ハラハラ
風雲「その……私達は……?」モジモジ
提督「もちろん忘れてないよ。そうだな……お互い脱がし合って俺に見せてくれ」
秋雲「!?」
秋雲(なにそれ!?なんて命令してるの……!?ああ、提督が凌辱モノに出てくる悪い奴みたいになって……)
長波「えっ!?」
風雲「ほ、本気ですか……!?」
提督「ああ、もちろんだ」モミモミ
清霜「ふあぁ……!!し、しれいかぁん……!!」ピクンピクン
長波「っ……やってやろうじゃん……いくよ、風雲姉」
風雲「そうね……やろう、長波」
秋雲(キャミソールの上から清霜の胸を揉む提督。喘ぎつつ蕩けた表情で提督を見つめる清霜)
秋雲(というか本気で脱がせ合うんかい。女同士……ていうか姉妹同士なのに恥らいやがって……ああ、手が足りない)
秋雲(私があと五人くらい居ればいいのに……!!そんな事を考えながらスケッチしていると、全員が下着姿になった。てか長波、ノーブラかよ!?)
秋雲(ちゃんとつけるように言わなきゃ。……こうして客観的に見て見ると提督の前で下着姿で恥らう駆逐艦娘って犯罪的だよね……ていうか犯罪か)
提督「よし、じゃあ長波、こっちに来い」
長波「わ、分かった」
提督「……んっ」グイッ チュッ
長波「んっ……ふあぁ!!」ビクン
秋雲(提督が長波の胸に吸い付く。嬌声をあげる長波。容赦なく胸を責める提督。ああ、そうだよね、感じちゃうよね)
秋雲(開かれた長波の口からは唾液が垂れていた。歯を食いしばって快楽に堪えようとしている。いただき、いい表情)
提督「っ……」
長波「んはっ……はぁ……はぁ……」
提督「清霜、長波の胸を吸うんだ」
長波「えっ……!?」
清霜「む、胸を……!?」
提督「そうだ。やれ」
清霜「っ……う、うん……そう言う事だから、長波。ごめんね?んっ……ちゅうちゅう」
長波「マジかよ……んっ……ふぅ……!!あぁ……!!」
秋雲「マジ……!?」
風雲「……!!」
秋雲(筆が止まらない……!!なんてプレイなのさ、提督……!?こんな……姉妹で……何て背徳的な……)
提督「風雲、おいで」
風雲「っ!!……!!」コクコク
秋雲(そんな二人を横目に提督が風雲を呼び寄せると、愛撫を始める。ああ、これ知ってる……そのまま入れるまでイっちゃう流れだ……)
秋雲(軽いキスから首に舌を這わせて、たくし上げたキャミソール、胸を責める。そこからさらに舌を這わせてそこに……)
風雲「あっ……はぁ……やぁ……!!」ピクンピクン
長波「っ……!!」
清霜「じゅるるるる」
秋雲「はぁ……はぁ……」カリカリカリ
秋雲(お尻を揉まれて、そこから太もも、そして女の子の一番大事な所……下着越しに……それから……今日は脱がすんだ……)
風雲「提督……恥ずかしい……!!」カァッ フルフルフル
秋雲(膝上まで脱がされた下着、提督はまじまじと風雲のそこを観察する。へぇ……生えてんじゃん。秋雲より)
秋雲(提督が、手淫を始める。くにくにと捏ね繰り回して、そう、焦らしてくんだよね、いやらしい)
秋雲(クリトリスに触れそうで触れない……だから体は高まっちゃう……そこに触れてほしくて、でも触れてくれなくてだから……)
風雲「あぁ!!」ビクン
長波「!!」
清霜「っ!?」
秋雲(触れられたら、出ちゃうよね、声。分かる。あの電撃みたいな快感。一気に体ができちゃうんだよね)
提督「……」クチュクチュ
秋雲(激しい手淫、指を入れたり、開いたり。清霜と長波もそれに目が釘付けだった。私も、ああ、新しい鉛筆が欲しい……)
提督「……」チュッ
風雲「ふぁ!!て、提督……ダメ……そんな……とこぉ……!!キタナイよ……!!」ビクンビクン
秋雲(提督が風雲のそこに口付けする。クンニってはたから見てると結構エロいな……舐めて、入れて、ああそれは耐えられないよね。吸われちゃったら)
提督「……」ジュルルル
風雲「ああああああ!!提督!!だめぇ!!おかしくなっちゃう!!」
秋雲(響く嬌声、吸う音が絶えることはない。風雲の表情や体の震えから分かる。もうすぐキちゃうよね)
風雲「ぁああああああああ!!」ビクンビクン
秋雲(絶頂を迎えた風雲が崩れ落ちるようにしてそこに座り込む。提督が、そんな風雲を押し倒して、ズボンと下着を下ろした)
風雲「ぁ……」ゾクゾク
長波「……!!」ドクン
清霜「っ!!」ドクン
秋雲(露わになる提督のアレ。提督が、風雲の脚を開かせた。そして位置を調整してアレをあてがう。ああ……)
風雲「っ……ぁ……ああああああ!!」ググッ ブツン ズププププ
秋雲(目の前で、風雲が女にされた。仰け反る体、響く悲鳴。たった今処女じゃなくなった。破瓜の瞬間、自分の時以外で初めて見た)
秋雲(正常位で挿入してる……提督はすぐには動かずに風雲とキスをしてる。慣らしてるんだ)
秋雲(そこから少しずつ腰を振り始める。こんな……こんな風に見えるんだ……エッチなずちゅずちゅって音と、体がぶつかり合うぱんぱんって音)
秋雲(風雲の喘ぎ声が洩れる。分かる。あそこが提督の形にされていってる。提督の女に作り替えられてる)
秋雲(秋雲たちは圧倒されていた。誰も何も言えない。激しい前後運動、ああ、そろそろ提督が……)
提督「っ……風雲……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
風雲「ふぁああああ!!あぁ……あ、熱いのが……中に……!!」
秋雲(中出しされてる……脱力する二人。そして提督が体を起こしながらアレを引き抜く。濡れてテカっているアレ、風雲の秘所から流れ出る白濁液)
秋雲(そこに血の筋もあった。風雲は雌の顔で提督を見つめている。提督が、仰向けに寝そべった)
提督「風雲、口で綺麗にしてくれ」
風雲「えっ?」
提督「俺のを咥えて、舐めて綺麗にするんだ。できるか?」
風雲「あぁ。うん、もちろん」ニコッ
秋雲(体の関係になった男に向ける親し気で妖艶な笑みを提督に向けて風雲が提督のアレを躊躇うことなく口にした)
風雲「あむ……れろれろれろ……」
提督「っ……長波、来い」
長波「っ……き、来たぜ……?」
提督「俺の顔に跨れ」
長波「なっ……!?マジ……?」
提督「もちろん」
秋雲(提督の言葉に少し躊躇った長波は、けど覚悟を決めたのか提督に言われた通りにする。提督は、長波のそこが口元に来るように位置を調節した)
長波「くはぁ……!!」
秋雲(そして始まる口淫。長波の声が洩れる。提督は長波の身体を抱え込むようにがっちりと拘束して逃がさないようにしていた)
秋雲(風雲にフェラさせつつ長波にクンニとか……構図をスケッチ、これ絶対使うんだろなぁ……)
秋雲(長波の喘ぎ声が嬌声に変わってくる。提督は長波の下着をずらすとそのまま手を伸ばして胸を揉み始めた)
秋雲(長波の身体が跳ねる。乳首を摘まんで捏ね繰り回す。ああ、ヤバそう……絶対気持ちいい……)
長波「っぁああああああ!!」
秋雲(背を仰け反らせて絶頂に堪える長波。提督は、長波をどかせると風雲の頭を撫でてフェラを止めさせる)
秋雲(そして横になっている長波を四つん這いにさせると、アレをあてがった。ああ、バクで……スケッチしなきゃ……)
提督「いくぞ、長波」
長波「あ、ああ……」
提督「っ……くぁ……!!」グッ
長波「っ……ぅ……つぅ……あぁ!!」ググググッ ブツン ズププププ
秋雲(バックから挿入する。吠える長波、ああ、長波も提督に女にして貰ったんだ……提督が、長波のむねを揉む)
秋雲(慣らしが終わって腰を振り始める。胸を責められながらバックで突かれる。気持ちいいんだよね……)
秋雲(対格差のせいで本当に犯罪的な光景だった。提督が長波を隠しているみたい。もうそろそろ本気で何か新しい書くもの探さないと)
秋雲(前後に動いて、押し付けながらぐりぐり。ああ、それは無理だ。女の子はそんなの耐えられない)
秋雲(響く長波の嬌声。そうだよね、声出ちゃうよね。ああ、提督も……そろそろかな?多分もうすぐ。出すつもりなんだ。そのまま中に……!!)
提督「長波、出すぞ!!受け止めろ!!」パンパンパン バチュン ビュルルルルルルルル
長波「ああ、来て!!そのままあたしの中に出して!!あぁああああああ!!」ビクンビクン
秋雲(響く嬌声。ああ……長波にも中で……生中出し……押し付けられる提督の腰、種付けしてるんだ……)
秋雲(提督がモノを引き抜く。そのまま倒れ込むようにして脱力する長波。もしかしてイったのかな……?)
秋雲(初めてでイくなんて……長波は絶対淫乱だ……ああ、もうやだ……悔しい……見せつけられてネタがひらめき続けてる)
秋雲(提督は長波にお掃除フェラさせると最後に残った清霜に向き直った。それを、震えながらも真っすぐ見つめ返す清霜)
秋雲(提督が清霜とキスを始める。そしてベッドの端に座って清霜を膝に乗せると見せつけるように愛撫し始めた。最初はキャミソールの上から)
秋雲(そしてキャミソールを脱がして直に。駆逐艦娘のちっぱい揉んでるとか絵面が犯罪でしょ)
秋雲(手を太ももに伸ばして撫でてからそのままそこへ……下着の上からそこをなぞったりつまんだり……)
清霜「あっ……あぁ……あふっ……っ……んぁ……!!」
秋雲(下着を引っ張ってそこに食い込ませる!!そう言えば見たことあるかも。頂き、使わせてもらおう)
秋雲(清霜が表情を蕩けさせる。提督が下着を脱がして指を中に入れた。あっイかせるんだ)
清霜「ふぁああ!!んはぁああ!!」ビクン
秋雲(本気の手マンが始まった。清霜の身体が震える。響く嬌声、垂れる涎。ああ、分かる)
秋雲(我慢できないよね。そのままなすすべもなく絶頂させられる清霜。提督が、その余韻に浸っている清霜の身体を浮かせた)
清霜「っぁ!!??」ブツン ズププププ
秋雲(そしてアレの上に清霜を下ろす。その勢いと体重で一気に処女膜を貫かれた清霜が目を見開いて声にならない声を出す)
秋雲(そこから血が幾筋が流れていた。提督がそんな清霜を強引に振り向かせてキスする。されるがままに貪られる清霜)
秋雲(そして提督が清霜を突き上げ始める。後ろから抱きかかえられ、胸を揉まれながら突き上げられていると、まるで捕食されているみたいだった)
秋雲(清霜の小さな体が逞しい提督の身体にすっぽりと包まれるように抱かれながら突き上げられ、嬌声が響く)
秋雲(提督は駆逐艦娘ぐらいの年の子を抱くの慣れてる。秋雲も身をもって知ってるもん。清霜が提督の女にされていく)
秋雲(ああ、そろそろ限界なんだ。そろそろ……提督がフィニッシュをかける。激しい突き上げ、清霜がのけ反る)
提督「清霜!!清霜……!!」ブチュッ ビュルルルルルルルル
清霜「んはぁ!!あぁ……あふぅ……」ビクン
秋雲(提督が清霜を抱えたまま後ろに倒れて横たわる。そのおかげでよくみえるようになった挿入部。逃さず写生した)
提督「ふぅ……」
清霜「はぁ……はぁ……」
秋雲(暫く脱力してから、清霜にもお掃除フェラさせる。ベッド端にすわる提督の股間に顔を埋める清霜。犯罪的)
提督「さて、もういいぞ清霜」
清霜「ふぁい。んっ……はっ……」
提督「さて、次は君だ、秋雲」
秋雲「えっ……!?ま、マジ……!?」
提督「もちろん。来ないのか?」
秋雲(行かないなんて選択肢は無かった。火照った体、もうすでに濡れちゃってる。鉛筆と紙を置いて立ち上がると、吸い寄せられるように提督のところへ歩いて行った)
~
提督(俺が撃たれてから一月が経った。傷もだいぶ癒えてきて、そろそろ退院という時だった。大将が見舞いに来られたのは)
帝国海軍大将「提督、大事なくて何よりだった」
提督「ありがとうございます、大将。わざわざお越しいただけるとは光栄です」
帝国海軍大将「例には及ばない。さて、君もだいぶ回復してきた。完治していない所申し訳ないが、そろそろ軍務に復帰してもらう事になる」
提督「この時を待っておりました。義務を果たすべく全力を尽くさせていただきます」
帝国海軍大将「うむ。実はそのことに関して良いニュースと悪いニュースがある。どちらから聞きたいだろうか?」
提督「良いニュースと悪いニュースですか……では、悪いニュースからお願いします」
帝国海軍大将「分かった。悪いニュースは、君がアメリカ軍捕虜のアイオワを協力者として連れていたことでアメリカから重大な抗議が来た」
提督「……!!」
帝国海軍大将「君が撃たれた時のニュースにアイオワが映っていたらしい。誤魔化しようがなかった。この件の解決のために多くの努力がなされた」
提督「……申し訳ありません」
帝国海軍大将「よし、では続いて良いニュースだ。君が保護していたコマンダン・テストの件について自由フランスから表彰された」
提督「!?」
帝国海軍大将「彼女もまたニュースに映っていた。それを見た自由フランス側から連絡があってな」
帝国海軍大将「我々とコマンダン・テストの話し合いの結果、君が枢軸国の処刑から彼女を救い出して保護したことを公表した」
帝国海軍大将「その結果、我が国は連合国内での影響力を強めることに成功した。よくやってくれた」
提督「……ありがとうございます」
帝国海軍大将「それらの件をふまえて、アイオワはハワイの収容所に戻すこととなった。そしてコマンダン・テストは自由フランスに復帰する」
帝国海軍大将「そして君には大西洋に転戦してもらう事になった。君の準備ができ次第、アゾレスに向かってもらう」
~
提督「すまない、アイオワ。俺のせいで迷惑をかけた……」
アイオワ「No problem. いえ、むしろ私のせいでAdmiralに迷惑が……」
提督「違う!!それは絶対に違う!!」
アイオワ「Thank you, Admiral. ……でも、私が提督に言われた通り車から降りないでいればこんな事にはならなかったわ……」
提督「本当に君のせいじゃない。もし君が居なければ銃を拾ったパルチザンによってさらに被害が大きくなったはずだ」
提督「感謝してもしきれないよ。俺たちを守ってくれてありがとう。君は命の恩人だ。この恩は絶対に忘れない」
アイオワ「……だとしたら、最悪ではなかったわね。……提督、離れたくないわ。私……」ジワァ
提督「また会える。絶対に。だから、信じて待っていてくれ。必ず迎えに行く」
アイオワ「Of course, 待ってるわ。愛してる。だから必ず迎えに来てね?んっ……」チュッ
~
テスト「まあ、アイオワよりはましです。私はここで貴方と一緒に戦い続けるのですから。ただ、一緒に居られる時間は減ってしまいますが」
提督「すまない、俺のせいで迷惑をかけた……」
テスト「何て顔をしているのですか?貴方は私の命の恩人です。その台詞は、むしろ私のですよ」
提督「そんな事ない。俺は」
テスト「止めましょう。もはや貴重なものとなってしまったあなたとの時間をそんな事で費やしたくはありません」
提督「っ……分かった」
テスト「Très bien♪さあ、抱き締めてください。手紙を送りますから、ちゃんと返事をくださいね?」
提督「ああ、もちろんだ」ギュッ
テスト「んっ……あとできればでいいですから、会いに来てください。私もそうします。終戦まで会えないなんて嫌ですよ?」
提督「Moi aussi(俺もだよ). 必ず会いに行く」
~
提督「迷惑をかけて申し訳ない……君たちはイタリア達と同じ収容所に入ることとなった。だが安心してくれ。日本の管理する場所だ」
提督「環境も悪くないところだ。もし何かあれば俺に手紙を送ってくれ。赤いインクで書いてくれたら、すぐに君たちの所に行く」
ザラ「うん、わかったわ……」
ポーラ「……怖いです、提督」
提督「必ず迎えに行く。だからそれまで待っていてくれ。頼む」
ポーラ「約束ですよぉ……?必ず。必ず迎えに来てくださいねぇ」ギュッ
ザラ「主のご加護がありますように……お願い、提督。死なないでね」ギュッ
提督「もちろんだ。君たちこそ、体に気をつけて元気で。イタリア達にもよろしく伝えてくれ」ギュッ
~
提督(大将が来てから怒涛の忙しさだった。やるべきことは山積みになっており、なんとかそれをこなしていたら気がついたら退院、そして配置転換)
提督(喜望峰まわりでアゾレスへ向かう。護衛についているのは通常艦艇に加えて同じく大西洋に配置転換となる比叡、霧島と朝潮型の子たちだ)
提督(大西洋では主に北海やノルウェー沖、北極海の制海権を巡って激しい戦いが繰り広げられている)
提督(またフランスが枢軸国として参戦した影響でフランス沖からイベリア半島沖、北アフリカ沖においても制海権を巡っての戦闘が起きている)
提督(だが一番重要な戦いはそれらの制海権争いではない。枢軸国の通商破壊作戦への対抗だ)
提督(兵站の重要性は言うまでもない。それに加えてイギリスの民需のための資源も必要だ)
提督(数の差がある中で枢軸国の戦い方は理にかなっていた。多数の潜水艦、及び潜水艦娘は恐ろしい脅威だ)
提督(それに加えて水上艦隊がこちらの隙を突いて連合国海軍の戦力を削るべく攻撃を仕掛けてくる)
提督(制海権の確保や船団護衛の為に戦力を小分けにせざるを得ない連合国に対して、枢軸国は局地的に数の差をなくすことができるのだ)
提督(厄介だった。しかも艦娘を補足するのは容易ではない。連合国は海の戦いにおいて圧倒的有利だ)
提督(しかし決め手がない。そして戦争全体で考えると状況は五分五分か、もしかしたらいまだに敵の方が有利かもしれない)
提督(もしかしたらこのまま決着がつかずに講和となるのかもしれないな……先のことは分からなかった)
提督「荒れているな……」
巡洋艦艦長「そうですね。このあたりの海は荒れやすいらしいです」
提督「視界も悪い……良く警戒しなくては危険だ」
巡洋艦艦長「もちろん、最大限の警戒体制を敷いております。ですが、まだ戦場からは遠い場所です。こんな所まで敵は来ないでしょう」
提督「だといいが……」
ドガァン
巡洋艦艦長「っ!?」
当直士官「護衛の駆逐艦が被弾!!敵の砲撃です!!」
巡洋艦艦長「馬鹿な!?電探に反応は無かったのか!?見張り員は何をやっていた!?」
当直士官「電探に感なし!!見張り員からの報告もありません!!」
提督「波が高い……電探に映らず、そして目視でも視認できない。艦娘としか思えない……!!」
~
比叡「提督の艦を守って!!これ以上やらせない!!」
霧島「っ……!!敵の数は結構多いわ!!何処から現れたの……!?」
ドイツ軍巡洋戦艦娘「Abschieβen!!敵は混乱している!!蹴散らせ!!」
「「「「Einverstanden!!」」」」
朝潮「っ……そんな……!!」
荒潮「ドイツ海軍……!!提督を殺そうとしたドイツの……!!」
霞「現在進行形で殺そうとしてるわよ!!何とかしないと……!!」
満潮「この嵐の中で……相当練度が高いわね……!!」
巡洋艦艦長「全艦に告げる!!当艦はこの海域を離脱する!!艦娘は敵艦隊を攻撃せよ!!通常艦は我を援護せよ!!」
~
駆逐艦艦長「我、航行不能!!脱落する!!武運を祈る!!」
巡洋艦艦長「護衛が全滅だ。艦娘とは本当に恐ろしいものですね」
提督「そうだな……っ!!」
当直士官「至近弾!!」
巡洋艦艦長「うろたえず離脱を続けろ。問題ない、この分なら離脱は成功する」
~
ドイツ軍巡洋戦艦娘「仕方がない……Zurück!!時間だ。我々はなすべきことをなした」
比叡「はっ!!奴ら撤退していく!!私たちの勝ちだ!!」
霧島「ふぅ……何とかなったわね……巡洋艦と合流しましょう」
朝潮「っ……なんとか……」
荒潮「ドイツ軍……誰よ、海軍は弱いとか言ったの……」
朝雲「けど、撃退できたわ。私達の勝ちよ」
山雲「それにしても~あいつらどこから来たのかしら~」
霰「あの規模の艦隊……ここまで近付かれるまで情報が無いなんて……おかしい……」
~
ドイツ軍潜水艦艦長「提督、コーヒーだが飲めるかね?」
提督「ああ、頂くよ……」
提督(俺は、最悪なことにドイツ軍の捕虜になっていた。戦闘海域から離脱した後、敵の潜水艦の雷撃を受けた)
提督(俺は救命ボートで脱出することができたが、艦は急速に沈没していった。助かったのはほんの数十名ほどだった)
提督(艦長は多くの乗組員と一緒に艦と運命を共にした。俺達数少ない生存者たちはその後浮上してきたドイツ軍の潜水艦に捕まり、捕虜にされてしまった)
提督「我ながら呪われているんじゃないかと思うな」
帝国海軍士官「我々はどうなるのでしょうか……?」
提督「覚悟を決めておいた方がいいだろうな……」
↓×1~3
提督が移動中に南大西洋で乗艦を撃沈されて恐らく戦死したと聞かされた
来るのをずっと待っていた雲龍型と金剛、榛名、鹿島の心情
帝国海軍士官「まだ緘口令が敷かれているが、君たちには伝えておく。提督が南大西洋でドイツ軍の待ち伏せに遭い行方不明だ」
帝国海軍士官「護衛についていた比叡らが付近を捜索したが、乗艦であった巡洋艦が沈没したと考えるに足る漂流物を発見したらしい」
帝国海軍士官「状況から考えるにおそらく別動隊か潜水艦による攻撃を受け撃沈されたのだろう。提督も艦と運命を共にした可能性が高い」
葛城「嘘よ……嘘よ……そんなの嘘……そんなことあるわけない!!」ポロポロポロ
雲龍「……」ハイライトオフ ツゥー ギュッ タラリ
天城「そんなあの人が死ぬなんてぇ……!!私の想いに応えてくれるんじゃなかったんですかぁ……!!」ボロボロボロ
金剛「っ……うぅ……ふぐっ……ぐすっ……ひっく……」ポロポロポロ サッ
榛名「うぅ!!うぅうううううう!!うぁああああああ!!」ボロボロボロ
鹿島「……」ペタン
~
飛龍「……失礼するね」
蒼龍「暗っ……昼間なんだから、蝋燭じゃなくてカーテン開けなよ……」
雲龍「……ああ、蒼龍先輩、飛龍先輩。……どうかされましたか?」ハイライトオフ
天城「……今、式神を作っている所なんです。この子たちで提督の仇を……必ず……!!」ハイライトオフ
葛城「ぐすっ……ひっく……」ギュッ
飛龍「雲龍……天城……っ……とりあえず、食事持ってきてあげたから食べなさい。食べなきゃ敵討もできないよ」
蒼龍「葛城も膝抱えてないで、ご飯食べたら一緒に散歩にでも行こうよ。良い気分転換になるよ?」
雲龍「……そうですね、いただきます」
天城「……ありがとうございます、先輩」
葛城「嫌です……もう何もしたくありません……」
~
榛名「いやああああああああ!!」ガバッ
金剛「っ!?は、榛名……大丈夫……?」ビクッ ガバッ
榛名「っ!?えっ……!?ここは……夢、だったの……?」
金剛「榛名……お姉ちゃんがついていますからネー」ダキッ ギュッ
榛名「っ……提督が……提督が居たんです……けど溺れてて……助けようとしたけど……沈んで……っ」ポロポロポロ ダキッ ギュッ
金剛「……」ナデナデ
榛名「お姉さま……榛名は今でもこれが夢みたいに感じるんです……現実感がないんです……現実だって分かってるのに、現実だって分からない……」
榛名「どうすればいいのか分からないんです……お願いです、お姉さま……榛名を助けてください……」
金剛「……わかりマシタ。全部お姉ちゃんに任せてくださいネー。だから榛名は安心して寝てクダサイ」フルフルフル ナデナデ
~
帝国海軍士官「申し訳ありません、鹿島さん。無理に付き合ってもらってしまって」
鹿島「いえ……良い気分転換でした。こちらこそすいません……姉のお節介に付き合ってもらって……」
帝国海軍士官「まさか、光栄なことですよ。貴方のような素敵な人と食事に来ることができたのですから」
鹿島「そんな……私なんて……」
帝国海軍士官「提督のことは本当に残念です……提督は正に帝国海軍の誇りでした……」
鹿島「っ……そう、ですね……」ジワァ
帝国海軍士官「皆が気にしていた貴女の想い人が提督だったとは、言われてみれば納得です。素晴らしい人でしたから」
鹿島「……」ポロポロポロ
帝国海軍士官「……鹿島さん、私では代わりになれないでしょうか?」
↓×1~3
提督とはまた違った系統の爽やかなイケメンで、性格も良い女性人気のある帝国海軍士官に告白された鹿島の返答
鹿島「……貴方の気持ちは嬉しいです、大佐。でも、私にはまだやり残したことがあります……」
帝国海軍士官「やり残したこと、ですか?」
鹿島「最後に……最後にお葬式で一目会って……体がなくてもいいんです……棺が空でも……写真でいいんです……」
鹿島「それで、せめてもの手向けを……そうすればきっと、未練を断てるんです……なので、せめてそれが……終わってからぁ……!!ぐすっ……」ポロポロポロ
帝国海軍士官「もちろんです。待ちますよ、いつまでも」
~
提督(俺たちを拾った潜水艦は、まだ出港したばかりだった様だった。まだ魚雷も食料も燃料も残っているから、帰還する潜水艦に移乗させられることになった)
帝国海軍士官「っ!!……外は寒い。外套をくれないか?」
ドイツ軍潜水艦艦長「分かった。少し待ってくれ」
帝国海軍士官「ありがとう。……提督、今が好機です。外套を着るタイミングで服を変えましょう」
提督「っ……いいのか……?拷問されて、殺される可能性が高いぞ……?」
帝国海軍士官「死は覚悟しています。早く」
提督「……すまない、ありがとう」
提督(大尉と服を交換する。そして用意された外套を着れば、向こうの潜水艦の乗組員には俺が提督だとはばれないだろう)
ドイツ軍水兵「準備ができた。ボートに乗り込め」
~
曙「っ!!」グイッ
比叡「っ」バン
綾波「っ!!曙!!」
曙「なんでよ!?なんで提督を守れなかったのよ!?なんで提督の艦から目を離したのよ!?」ボロボロボロ ググググッ
比叡「……命令だった。旗艦からの、命令だったの……私達は敵艦隊と戦って、通常艦の離脱を支援していた……」ギリッ
↓×1~3
提督を護衛していた艦隊がアゾレフに到着した
涙を流しながら比叡の胸倉を掴み壁に叩きつけて詰問する曙と
やるせない表情で目を閉じ顔を俯かせてか細い声で言い訳する比叡
この状況を踏まえて待っていた金剛、榛名、綾波型と護衛をしていた比叡、霧島、朝潮型の心情と行動
曙「何が命令よ!!それのせいで提督が殺されてんじゃないのよ!!どうしてそんな命令に従ったの!?馬鹿じゃないの!?」キッ
比叡「っ!!なら貴女ならどうするの、曙!?あの状況で、何ができるの!?敵艦隊は私達より数が多かった!!」キッ グイッ バッ
曙「っ!?」
霧島「比叡!!……曙も、比叡を離してくれるかしら?」バッ グイッ
曙「っ……」パッ
比叡「っ……私だって司令を守るために全力を尽くした!!すぐにあいつらを蹴散らせてやりたかった!!けど、そんなの無理だった!!」フルフルフル
比叡「相手も強かった!!撃退するので精一杯だった!!あの戦いの場に居なかったあんたにそんな事言われたくない!!」キッ
曙「はっ!?逆切れって訳!?」
比叡「うるさい!!黙れ!!」バッ
霧島「比叡!!……あれが最善だったわ。もし私達が直掩についていたら、敵艦隊もついてきてたもの」グググッ
霧島「そうしたら巡洋艦は確実にやられていた。大破や中破で済んでた駆逐艦も、おそらく撃沈されていたわ」
霧島「ああするのが一番可能性があったの。私達はあの状況で最善を尽くしたと自信を持って言える」
曙「一番可能性があった!?じゃあなんで提督を守れなかったの!?護衛対象も守れないで何が護衛艦隊よ!!」
霧島「曙、貴女は私達を悪者にして八つ当たりしたいみたいだけど……それは間違っているわ。私達は悪くない」ジッ
曙「っ!!……!!」ギリッ
比叡「っ……!!私達がどんな気持ちで司令を探したか……!!死体やら何かの破片やらが浮く海域を探し回ったか!!」ジワァ
比叡「どんな気持ちで黒い重油の膜の上をうろうろしたか!!何も知らないくせに!!どんな気持ちでここまで来たのか分からないくせに!!」
曙「あんたの方こそ何も分かってない!!私達が提督が死んだって聞かされた時どんな気持ちだったのか!!」
曙「私がその場に居れば何とかできたのにって……!!そんなの嘘だって……!!あの最低最悪な気持ち、絶対分からない!!」
比叡「その場に居れば何とかできた!?ふざけないで!!そんなの無理に決まってる!!あんたに何とかできる程度の状況ならこんな事になってない!!」
曙「そんなの分からないじゃない!!少なくとも私は護衛してた将官をみすみすと殺されたことは今まで一度もない!!」
比叡「じゃああなたは護衛中に確実に自分達より強力な敵の待ち伏せをくらったことがあるの!?」
比叡「あんたが護衛中に会敵してきたのは精々潜水艦とか航空機の編隊程度でしょ!?こっちは嵐の中、戦艦二隻とその他多数に肉薄されてたのよ!!」
比叡「私達は絶対にあの状況で最善の行動をしていた!!私達は悪くない!!分かったらそのうるさい口を閉じてなさい!!」
漣「……さっきから黙って聞いてたけど、結局ただの言い訳な件について」
護衛組「「「「っ!!」」」」ザワッ
比叡「……!!なん……ですって……!?」ワナワナワナ
霧島「……」クイッ
天霧「あの状況で最善のって言うけどよ、周辺に別動隊や潜水艦が展開している可能性を考えていなかったんじゃねぇの?」
霧島「戦闘中、しかも奇襲された混乱の中でそこまで考える余裕があると思うかしら?おまけに上官からの命令もあったのに?」
朧「敵が待ち伏せしてたのなら、目の前にいる奴らだけじゃない可能性に思い至るのはそう難しい事じゃないと思うな」
比叡「後からならどうとでも言える!!」
敷波「まあね。水掛け論になるよね。でも、少なくともアタシたちは艦娘なんだから、それくらい考えられるべきじゃない?」
曙「皆の言う通りだわ!!あんた達がちゃんとしてないから!!だから提督は……!!提督はぁ……!!どうしてくれんのよ!!」バッ
比叡「あの場に居なかったくせに!!偉そうな口をたたくな!!」バッ
朝潮「もう止めてください!!こんな事……こんな司令官が望むはずありません!!」バッ
比叡「っ」ピタッ
曙「っ!!うるさい!!あんたも同罪のくせに!!そのあんたが提督を語らないで!!」ゴッ
朝潮「っ!!」バンッ ドサッ
「「「「!!」」」」
朝潮「っ……」タラリ
↓×1~3
再び比叡に掴みかかろうとした曙と迎撃の構えの比叡の間に、悲しみと後悔、責任感、無力感、その他もろもろで涙を溢れさせそうになりながらも止めに入った朝潮が曙に顔面を殴られた
曙の全力の拳に朝潮は壁に叩きつけられ、そのまま床にうつ伏せで倒れる
体を起こそうとする朝潮。その長く美しい濡烏の髪で表情は見えないが、鼻血が出たのかあるいは口を切ったのか血が垂れているのが見えた
そのことに対する艦娘達の反応
曙「ぁ……っ……!!」ダッ
綾波型「「「「……」」」」ジッ
比叡「っ……!!」クシャ
荒潮「……」スッ ガシッ
曙「!?」ビクッ
荒潮「……」ドゴォ
曙「ぅげ!!」ドサァ
荒潮「……」ゲシッ ゲシッ
曙「いっ!!痛い!!痛い!!止めて!!止めてってば!!」
天霧「……っ!?てめぇ何しやがる!!」バッ
満潮「邪魔させない」バッ
天霧「退きやがれこの!!」ブンッ
満潮「力ずくで退かしてみなさいよ」スッ ドゴッ
天霧「っぅ!?や……やりやがったな!!」ヨロッ キッ
漣「お前ら全員逝ってよし♪徹底的にやっちまうのねっ!!」ダッ
霞「ぶっ殺せー!!」ダッ
ワーワーギャーギャー
比叡「っ!!」ダッ
霧島「比叡!!」ダッ
金剛「!!私は……とんだ姉デスネ……比叡!!」ダッ
榛名「比叡お姉さま!!榛名は……榛名は不出来な妹で……ごめんなさい……!!」ダッ
~
比叡「うぅ……ふぐぅ……っ……うぅうううう……!!」ボロボロボロ
霧島「比叡……」ジワァ
比叡「私は……私じゃなかったら……司令を守れたの……!?」
霧島「私は……そうは思わないわ……」
比叡「だよね……!?私は……私はやれるだけのことやったよね……!?」
霧島「ええ、もちろん」
比叡「なのにあいつら……好き勝手言って……そんなに言うなら私の代わりに司令を護衛すればよかったじゃん!!」
比叡「何で私だったの!?なんであんなに言われなくちゃいけないの!?私は……頑張ったのに……もういや……誰か……変わってよ……!!」
↓×1~3
そんな比叡の様子を見ていた金剛と榛名の心情と行動
金剛「比叡……」
比叡「っ……お姉さま……」
金剛「比叡は、頑張ったネ……お姉ちゃんは分かってマース。駆逐艦の子たちも、テイトクが……っ……」ジワッ
金剛「テイトクが居なくなって、気が立ってるだけネ!!テイトクだって、きっと生きてマース!!ワタシはそう信じてるヨ!!」ニコッ
比叡「金剛……お姉さま……」
霧島「それは……どうかと……すいません……私たちの力が及ばず……」
榛名「っ!!榛名も!!榛名も挫けません!!提督は幸せにして下さると約束してくださいました!!」
榛名「まだ希望はあります!!死亡が確認されたわけじゃありません!!例えば……捕虜になってたりとか!!」
榛名「だからきっと大丈夫です!!大丈夫ですから……霧島も、そんな顔をしないでください。あまり自分を責めないで……?」
霧島「っ……」ホロリ
金剛「そうデース!!まだ諦めるのは早いデース!!提督を信じて待っている人が居ないと、提督が可哀そうデスヨ!!」
~
漣「顔真っ赤にしてどうしたの!?図星刺されておこなの!?ぷぷっ、おこなんだ!!」ググググッ
霞「あんたもう黙ってなさい!!その喋り方、癇に障るわ!!舌べろ引っこ抜いて、口を縫い合わせてやる!!」ググググッ
朝雲「見せてみなさいよ?あれだけ言うのなら私達より強いんでしょ?あの最悪な状況でも司令を守れるくらいに!!なら私ぐらい簡単にやれるわよね!?」ブンッ サッ
敷波「ふん、上等!!ぶちのめしてやるわ!!ぼこぼこにして目にもの見せてやるんだから!!覚悟しなさい!!」サッ ブン
山雲「本気で怒る前に~退いて!!」キッ ブン
朧「ちっ!!やらせないから!!」サッ
荒潮「……」ドゴッ ドゴッ
曙「うっ……!!ぐっ……!!」ギリッ
天霧「曙……!!っ……邪魔だぁああああ!!」バッ ドンッ
満潮「うっ!?」ドサッ
天霧「おらぁ!!」ブン
荒潮「いっ!?っ……缶……!?」ゴンッ
曙「死ねぇええええ!!」ブン ドゴォ
荒潮「うぐっ!?」ドサッ
曙「死ね!!死んじゃえ!!死んじゃええええ!!」バッ ゴッ ガッ
荒潮「うっ!!ぐっ!!っ……うふふふふふ!!それはこっちのセリフよぉ!!」ガッ ググググッ
曙「ミンチにしてやる!!」ググググッ
狭霧「ど、どうしましょう……」オロオロ
潮「っ……もう嫌!!どうしてこんな……!!」ペタン シクシク
綾波「朝潮さん、妹が大変なことを……すいませんでした。立てますか?」
朝潮「はい、大丈夫です。ちょっと口を切っただけですから。立てます。それより、これを何とかしないと……」
帝国海軍士官「こちら司令室!!全待機中の艦娘に告げる!!輸送船団からの緊急救難信号を受信した!!すぐに出撃準備を整えて集合せよ!!」
「「「「!!」」」」ハッ
~
帝国海軍士官『お前たち、なんでそんなにボロボロなんだ!?っ、まあいい!!自体は急を要する。ウルフパックだ。すでに被雷した輸送船もいるらしい』
帝国海軍士官『駆逐艦娘はすぐに出撃して輸送船の救助、及び周囲の対潜警戒を実施しろ。可能であれば敵潜水艦を仕留めてこい!!』
帝国海軍士官「そろそろ現場に到着するぞ。北から別の友軍艦隊も到着する。誤射に注意しろ」
「「「「了解です」」」」
曙「……まったく。なんでこいつらと……足引っ張られたらたまったもんじゃないわ……」
霞「黙りなさい。魚雷ぶち込むわよ」
漣「うはっ味方殺し乙」
満潮「あんたまともに喋れないなら黙ってなさいよ」
敷波「あんたも耳障りだから黙っててくれる?」
朝雲「ああもう、最悪。どうしてこんな奴らと……」
狭霧「あの……今は作戦中ですし、とりあえず喧嘩は……」
山雲「そうね~それに賛成だわ~」
天霧「なんだ狭霧?こいつらの肩持つのか?」
荒潮「うふふふふっ。山雲ちゃん?」
綾波「皆さん、いい加減にしないとそろそろ……」ドドドドド
朝潮「気を引き締めなさい。ここは戦場、いつ接敵してもおかしくないのよ」ゴゴゴゴゴ
「「「「っ……」」」」
モクモク
綾波「……見えました!!被雷した輸送艦です」
朝潮「火災が起きてる!!すぐに救助を……」
ドゴォオオオオン ドゴォン ドガァン
「「「「!!」」」」
曙「ゆ、誘爆……?っ……偵察機の報告じゃアレが浮いてる最後の一隻だったって……」
霞「ここまで来たけど、間に合わなかったって訳ね……もっと距離が近ければ……」ギリッ
漣「……とりあえず、生存者を探そう」
満潮「救難信号から時間が経ってるわ。早くしないと手遅れに……」
雲龍「海域の友軍部隊に告ぐ。我、敵の潜水艦を発見せり。現場に急行求む。座標は~」
綾波「っ!!朝潮さん、返信をお願いします。皆さん、生存者の捜索をしつつ敵潜水艦の方へ向かいますよ」
「「「「了解」」」」
~
ソナー員「更なる爆雷の投下音!!」
ドイツ軍潜水艦艦長「機関の修理はどうなっている?」
ドイツ海軍士官「残念ながら、修理は難しいとのことです。機関室は水没しかけています」
ドイツ軍潜水艦艦長「ここまで、か。主よ我らにご加護を……」
ゴォオオオン ゴォオオオン ブシャァアアアア
ドイツ海軍士官「っ……!!浸水を止めろ!!各部、被害状況の報告!!」
機関士「機関室浸水の速度増加!!止められない!!」
乗組員「前部居住区に浸水!!応急処置を行います!!」
乗組員「弾薬庫、急速に浸水中!!もう持ちません!!閉鎖してください!!さようなら、艦長!!Sieg Heil!!」
ドイツ軍潜水艦艦長「緊急浮上。これ以上は戦えない。降伏が唯一の選択肢だ」
SS将校「降伏だと?ありえない……そんな事は赦されないぞ!!」
ドイツ軍潜水艦艦長「この艦は、私の艦だ。私の指示に従ってもらう」
~
葛城「あれがUボート……実物、初めてこんな近くで見たかも」
雲龍「降伏……降伏なんて……ドイツ人は皆殺しにしてやらなくちゃ……」ハイライトオフ
天城「……」ハイライトオフ
朝潮「っ!?あ、貴方は……!!」
帝国海軍士官「……っ……君たちは……なんてことだ……こんな事なら……」
霞「提督と同じ艦に乗っていた……!!」
「「「「!!」」」」
雲龍「提督は!?あの人はどこ!?あの人はどうなったの!?教えて頂戴!!」バッ
帝国海軍士官「あの方は……奴らに……私が気がついた時には既に……」
~
満潮「答えなさい、提督を殺したの……?」グイッ
SS将校「離せ、穢らわしい!!っ……まさか制服を変えているとはな。小賢しい奴らめ……!!」バッ
SS将校「日本人はあの男以外全員処刑した。私が命令した。すべては我が総統閣下と偉大なるGroßdeutschland(大ドイツ)、ゲルマン民族の未来の為だ」
「「「「……!!」」」」
SS将校「お前たち文化破壊種からすべてが始まる。ユダヤ人、共産主義者、日本人、深海棲艦」
SS将校「我々は誇り高いゲルマン民族としてお前たちを生かしてはおけない。お前たちも皆死ね」
SS将校「貴様らの民族に未来はない。おろかな下等人種どもめ。絶滅させるべきだ。必ず遂行する。必ず遂行される!!」
そいつは総統閣下の言うようなアーリア人の特徴である金髪碧眼の長身を兼ね備えた端正な顔立ちの若い男だった
特にその青い目は異様なまでに青く、目が離せなかった
そいつが、目の前で憎しみを込めて語るこの男こそが、提督を殺した主犯なのだ
↓×1~3 雲龍型、朝潮型、綾波型の心情と反応
例)殺す……!!コイツは殺さないとダメだぁ!!と殺す
乗組員「Wasser……Wasser, bitte」
潮「!!……」スッ
乗組員「Danke……」ゴクゴク
朧「あの提督の制服を着ていた捕虜の人、やっぱり提督と一緒に居た士官の人らしいよ」
狭霧「制服を変えたって言っていたんですよね!?って言う事は、もしかして生きているんじゃないですか!?」
霰「衰弱しているけど……もっと捕虜になっていたあの人に話を聞くべき……司令官がどうなったのか……」
満潮「っ……!!」ギリッ スイー
霰「満潮……どうだったの……?」
満潮「命令よ……捕虜は例外なくジェネーブ条約に従って扱えだって……あれも殺すなって……!!」
霰「司令官がどうなったのか分かったの……?」
満潮「っ……!!」ギリッ ブツッ タラリ
~
曙「何でよ!!こいつは絶対に殺してやらないとダメでしょ!!止めないで!!」ググググッ
漣「命令には……従わなくちゃ……!!」ギュッ ググググッ
霞「曙の言う通りよ!!こいつは、司令官を撃ち殺させたのよ!?目を抉り出して、玉潰して、皮剥いでやる!!」ググググッ
阿武隈「霞ちゃん!?何怖い事言ってるの!?いいから落ち着いて!!」ググググッ
雲龍「……とりあえず、いいわ。任務があるもの。まだ殺さない。帰ったら殺す。いくわよ、皆」
天城「わかりました。皆さん、くれぐれもそいつを逃がさないでくださいね……」
葛城「……」
綾波「では命令ですから、阿武隈さんの代わりに綾波が随伴艦として雲龍さんの艦隊と合流しますね。皆さん、命令遵守でお願いします」
天霧「……分かってるよ」ギリッ
朝雲「……」ポロポロポロ
山雲「朝雲姉ぇ……」スッ
荒潮「提督……本当に……逝ってしまわれたのですね……っ!!」ボロボロボロ
朝潮「っ……!!」ギリッ ツゥー
阿武隈「あーもう!!全員気をつけ!!今の状況を提督が見たらどう思うと思う!?それでも帝国海軍の艦娘なの!?」
「「「「!!」」」」
阿武隈「分かったら落ち着いて義務を果たしなさい!!捕虜を連れて帰還するよ!!さあ皆、準備して!!」
ドイツ軍潜水艦艦長「我々はどうなるのかね?」
阿武隈「……捕虜(Kriegsgefangener)として連行するわ」
SS将校「捕虜?捕虜だと?私はお前たちの捕虜にはならない。Heil, mein Führer!!っ」バンッ ドサッ
阿武隈「っ!?」
朧「じ……自決……!?」
霞「あぁ……っ……逃げられた……!!」ギリッ ワナワナワナ
曙「畜生……畜生!!」バシャッ
~
数日前
提督(移乗した先の潜水艦での扱いは最悪だった。俺たちは狭い部屋に押し込められ、食事も満足に提供されなかった)
提督(その艦にはSSの将校がいたからだ。どうしてそんな奴が潜水艦に乗っているのかは分からないが)
提督(奴は我々を人間と思っていないようだった。まるで奴隷船に詰め込まれた奴隷のような気分で過ごして、何日経ったのかも分からない)
提督(そんなある時、俺たちは久しぶりに閉じ込められた部屋から解放されて、一列に並ばせられた)
提督(少なくとも何か良いことが起きるとは思えない。そんな事を考えていた時だった。その声が聞こえたのは)
Z3「日本人の捕虜?」
SS将校「そうだ。君は日本にいただろう?そいつらが何者か知っている可能性がある。確認するんだ」
Z3「……分かったわ」
提督「……!!」
提督(聞き覚えがあった。その声に。最後に会ったのは、まだ日本とドイツが同盟国だった頃、ローマでだったか)
SS将校「こいつらだ」
Z3「そう……」ジッ
提督(SSの将校に連れてこられたのは、紺色の制服に身を包みルビーのような深みのある赤い……いや、紅い髪の少女)
提督(冷たい無表情の鉄仮面の下に隠された、甲斐甲斐しく優しい心を俺は知っている。まさか……君が……)
Z3「……」ギュッ
提督(マックス・シュルツは一見、特に反応をしていなかった。さっと俺たちを見渡し、将校に向き直る)
提督(だが、俺には分かる。マックスは驚愕していた。あの子は驚くと一度手を開いてからゆっくりと握りしめるのだ)
Z3「力になれずに申し訳ないけれど、私の知っている人はいないわね」
SS将校「なるほど……では、こいつはどうだ?この制服は日本海軍の提督のものだろう」
帝国海軍士官「っ」
Z3「残念だけど、知らないわ。私の上官は別の人だった」
SS将校「そうか……分かった。協力ありがとう、Z3。捕虜たちを部屋に戻せ」
ドイツ軍水兵「了解しました。戻れ」
提督「っ……!!」
提督(マックスを振り返るわけにはいかなかった。知り合いだと勘ぐられたらまずい。俺は地面を見つめて歩く)
提督(これが最後の再会になるかもしれない。それが、一言も言葉を交わさずに終わるなんて……)
~
SS将校「艦長、提督以外は必要ない。早急にしかるべき処置を」
ドイツ軍潜水艦艦長「……例の指令かね?」
Z3「っ!!」ドクン
SS将校「そうだ。日本人の捕虜はいらない。あの提督も、用が済んだらガス室に送られるだろう」
Z3「……戦時国際法違反よ」
SS将校「……何といった?」
Z3「戦時国際法違反と言ったのよ。私達は軍人であって、犯罪者じゃない。捕虜の虐殺なんて認められない」
SS将校「ほぅ……Z3、あれらは日本人だ。人間ではない。ユダヤ人や共産主義者たちと同類だぞ」
Z3「いいえ、人間よ。ついこの間まで同盟国だったわ。私達が裏切る前まではね」
SS将校「……例の指令は総統閣下によって認められている。つまり総統閣下からの指令だ。君は総統閣下の指令に背くのか?」
Z3「っ」ギリッ
ドイツ軍潜水艦艦長「マックス・シュルツ、よせ。我々は軍人だ。命令には従わなくてはならない」
Z3「……」
SS将校「君には、ドイツと総統閣下、ゲルマン民族に対する深刻な反逆の疑いがあるな。いいだろう、Z3。お前が奴らを処刑しろ」
Z3「!?」
SS将校「血で疑いを晴らせ。お前が反逆者でないという証拠を自らの行いで示してみせろ。分かったな?」
~
ドイツ軍水兵「これより部屋割りを変更し、あなた方には労働についてもらう。指示に従って行動しろ」
提督(マックスと再会して数時間後、俺たちはやっと鮨詰め状態から解放された。水兵に監視されながら移動する)
提督(そして俺はトイレ掃除をさせられた。仕方ないとはいえ、潜水艦の艦内環境は最悪だ)
提督(ひどい悪臭に堪えながら掃除を終わらせ、具のないスープだけの……恐らく夕食をおえると、眠るように言われる)
提督「……」ホロリ
提督(マックスに会ったことで、俺の死にかけていた心は生き返ってしまった。在りし日のことを思い出して涙を流した)
~
Z3(日本人捕虜を処刑する役目を任されてから、私はアトミラールをどうにかして助ける事だけを考えた)
Z3(今日は三日月の夜。空に瞬く星がはっきりと見える。つまり暗いということ。全く見えないわけじゃないけど、視界は良くない)
Z3(撃たれた時に飛び散る血しぶきを見ることは難しいだろう。処刑を命令されたのは、むしろ幸運だった)
Z3「起きなさい」
日本軍水兵「っ……なんだ……?お前は……艦娘……?」
Z3「ついて来なさい」
日本軍水兵「……?」
Z3(一人目の捕虜を起こして狭い潜水艦の中を連れて歩いて行く。梯子を登らせて艦橋に。外の空気を深呼吸している彼に、タバコを差し出した)
Z3「……」スッ
日本軍水兵「!!」
Z3(それで彼も全てを察したようだ。少しの間身動き一つせず、やがて震える手で煙草を一つとった)
Z3(私はそれに火をつける。彼がタバコを吸い終わるまで待ってから、甲板に降りるように促す。そして甲板の端までたどりついた)
SS将校「……」
Z3(待っていた親衛隊の奴が冷たい瞳で私達を見る。私は、彼を海に向けて立たせると、拳銃を構えた)
Z3「……ごめんなさい。どうか安らかに」
Z3(日本語でそう呟く。私は後ろから彼の胸を撃ち抜き、体を海に落とすように押した。何も考えないようにする)
Z3「……っ」パンッ ドン
日本軍水兵「」バシャン
Z3(彼の体が崩れ落ちるようにして海に落下した。それを見ていた親衛隊の将校は満足げに微笑むと口を開いた)
SS将校「素晴らしい。よくやったぞ。だが気になることがある。何と言った?日本語か?」
Z3「Ja, どうか安らかにと言ったのよ」
SS将校「奴らの為に祈る必要はない。さて、次だ」
Z3「……ええ」
~
「……きて。……さい」ユサユサ
提督「っ……」
提督(誰かに声をかけられる。眠くて仕方ないが起きざるを得ない。俺は捕虜なのだ。寝ていられるような状況じゃない)
Z3「起きなさい」
提督「っ!?」
提督(俺を起こしたマックスに、俺は喜びに表情が綻びかけて目頭が熱くなり、話しかけようとしたところで監視が居ることに気がつく)
ドイツ軍水兵「……」
Z3「ついて来なさい」
提督(訳が分からない。促されるがままに潜水艦の中を進んでいく。すると後ろを歩くマックスに、手に何かを握らされた)
提督「?」
提督(恐らくマックス自身の身体でそれは監視の水兵には見えなかっただろう。俺はこっそりと持たされたものを確認する)
提督(それは小さな手鏡だった。それと紙の切れ端に書かれたメモ。『絶対に無くさないで』と日本語で走り書きされている)
提督(意味が分からない。分からないが、とりあえず俺はそれを無くさないようにしっかりとしまう)
提督(そして梯子を登って艦橋にでた。久しぶりの外の空気を肺いっぱいに吸い込む。すると、マックスにタバコを差し出された)
Z3「……」スッ
提督「……!!」
提督(なぜか後進している潜水艦。察した。俺は、処刑されるのだろう。そういえばマックスからは硝煙の匂いがしている)
提督(震えそうになった。何も考えられない。俺は、マックスの差し出したタバコを受け取ると咥える)
提督(タバコを吸いながら何とか生き延びるための方法を考えるが、そんな方法なかった。もう詰んでいるのだろう)
マックス「降りて」
提督(タバコを吸い終わり、マックスに促されて俺は甲板へと降りた。そしてその端へと歩いて行く)
提督(SS将校が俺たちを監視していた。海を見下ろすと、まるで何もかも吸い込もうとしているかのように黒かった。そうか、終わりなのか)
提督「……」
Z3「死んだふりをして。絶対に見つからないで」
提督(せめて最後は誇り高くあろうと空を見上げた瞬間、マックスの声。日本語だ。聞き返す間もなく銃声。俺はマックスに押されて海に落ちた)
提督(冷たっ!?っ……だが撃たれていない。生きている。そこで全てが繋がった。マックスは俺を逃がしたのだ!!)
提督(空砲で俺を撃ち殺したように見せかけて海に落としたのだ!!俺は死体のように海に浮かんだ)
提督(だが息の限界が来る。暫く耐えたが、これ以上耐えたら溺死してしまう。俺は息継ぎをしてふたたび死体のふりをした)
提督(見られていないか確認する必要はない。バレてなければ大丈夫。バレていたら……そこで終わりだ)
提督(それを何度も繰り返したところで、俺は死んだふりをしつつこっそりと周囲を窺う。Uボートはもう見当たらなかった)
提督「マックス……」
提督(……とりあえず、俺は何とか生き延びた。しかしそこで新たな問題に直面する。ここはどこだ?)
提督(いや、それ以前に寒い。すぐに凍死するほどではないが、そう何時間ももたないぞ……!!どうする……!?)
提督(空を見れば星の位置で方角が分かる。陸地があるであろう東へ泳ぐべきか?だが、無事に到達できるとは考えづらい)
提督(それによく考えたら、もし泳ぐ必要があるのならここから西へ泳いでとマックスは言うんじゃないか?)
提督(何も言われなかったという事は、泳ぐ必要はないという事ではないだろうか?ただの予測だが、俺はそれに賭けることにした)
提督(震えながらその場に浮かんでいる。とても長い時間漂流しているような感覚だった。実際はどのくらい経っているのだろうか?)
提督(やはり西に泳ぐべきだったのではないだろうか?このまま凍死か溺死してしまうのではないだろうか?そんな考えばかり脳裏に浮かぶ)
チカッ
提督「……!!」
提督(そこで気がつく。光。まるでサーチライトであたりを薙いだように光線が見えた。渡された手鏡。そうか、そういう事だ!!)
提督(俺は手鏡を取り出すと光源の方に向ける。次の照射を待つ……来た!!さっきよりも近い!!)
提督(波は高くない。ちゃんと反射できたはずだ。だよな?ちゃんと見つかっただろうか……?)
提督(寒さに震え、不安に苛まれながら待っていると海の上を滑りながら近づいてくる人影、そのカーマインの瞳と目が合った)
提督「マックス!!」
Z3「アトミラール!!……無事でよかったわ」
提督「助けてくれてありがとう……!!……他の皆は、どうなった?」
Z3「っ……ごめんなさい……」ギュッ
提督(マックスが顔を俯けて手を強く握る。その様子で分かった。どうしてマックスなのかは分からないが、彼女は彼らを処刑せざるをえなかったのだろう)
提督「っ……マックス。君は悪くない」
Z3「……とりあえず、貴方をスペインまで連れて行くわ。あそこは中立国だから。そこからは……日本大使館を目指しなさい」
Z3「たしかマドリードにあったわよね?それか、もっと近くに領事館があればそこでもいいわ。それで何とかなるはずよね?」
提督「分かった。だが……君はどうするんだ?」
Z3「言わなくても、わかるでしょ」
提督「……。どういう命令を受けているのか分からないが、俺をスペインまで送っていたら……」
Z3「無線機故障で潜水艦に襲われたとでも言うわ。もともとサン・ナゼールへ一人で帰還しろって命令だったからやりやすい」
提督「そうか……」
Z3「行きましょう。抵抗があるかもしれないけど我慢してね、お姫様」
提督「っ」
提督(マックスにお姫様抱っこされる。何度もしてきたが、されたのは記憶にある限り初めてだった)
Z3「それと、これを」
提督「これは……外套?」
Z3「あの潜水艦から拝借してきたわ。濡れてるのよりましよ。さあ、着替えて。手伝うから」
提督「っ……すまない」
提督(ボタンを外し、袖から腕を抜き、マックスの首に腕を回す。濡れた外套を引っぺがされ、新しい外套を用意してもらう)
提督「……」ギュッ
Z3「……」ドキドキ
提督(後は脱いだ時の逆のやり方で外套を着た。服は濡れたままだが、少しはましになるだろう)
Z3「私の雑嚢の中のIsolierkanne(魔法瓶)の中にKaffee(コーヒー)が入っているわ。体が温まるから飲んで」
提督「ああ。……本当にありがとう、マックス」
Z3「気にしないで頂戴」
~
Z3「着いたわ、あれがカディスよ。時期がいいわね。ビーチ目当ての観光客に紛れ込めばそんなに怪しまれないわ」
提督「そ、そうか……」ボー
Z3「ア、アトミラール……?」
提督「はぁ……はぁ……」ブルブル
Z3「っ!!アトミラール……貴方、熱が出てるわ……!!」
Z3(それも結構高そう……見るからに辛そうだし、このままアトミラールを一人で置いて行くのは……)
Z3「……」ガチャガチャ
ドイツ軍司令官「……した。捜索部隊へ連絡。Z3を発見したか?」ガーガーピー
ドイツ軍パイロット「Nein. 当該海域にて確認できず。捜索範囲を北へ移動します」
ドイツ軍艦娘「こちらも発見できず。潜水艦に警戒しつつ周辺を捜索します」
ドイツ軍司令官「了解。繰り返し海域の全艦艇、艦娘、航空機に告げる。Z3が単独航行中に消息を絶った」
ドイツ軍司令官「最終確認位置は~。最後の交信内容は『我、敵潜水艦と遭遇せり』。何らかの情報を得たものは至急通報するように」
Z3「……」
Z3(無線から聞こえてくる交信。私が発進した最後の交信、偽の位置情報とありもしない会敵の報告。みんなが私を探してくれている)
Z3(もし……もしここで戻らなかったら、きっともう戻れない。行方不明の間のことを説明できない)
a
Z3(それでも戻ろうものなら、脱走したとされて軍法会議にかけられる事になる。そうなったら、待っているのは死刑か、Bewährungstruppe (執行猶予部隊)への編成か)
Z3(いずれにせよ……死ぬことになるはず。でも、ここでアトミラールを放置したら……スペインは中立だけど、枢軸寄り)
Z3(保護されても身元を調べられたら……いや、それ以前にそこらで行き倒れてそのまま死んでしまうかも……でも、脱走なんてしたら……)
Z3(まるで走馬灯のように思い出が……大切な人たち……Vater(お父様)、Mutter(お母様)、おじい様、おばあ様、友人、戦友……皆の顔が思い出される……)
Z3(懐かしい故郷の街、私の家、教会、よく行った店やレストラン、劇場、学校、宿舎……思い出の場所が、見える気がする)
Z3「……」チラッ
提督「っ……はぁ……はぁ……大丈夫だ、マックス。本当にありがとう。助かったよ」
Z3(誇りに思うと、生きて帰って来なさいと、両親に言われた……私は……っ……)
~
提督「っ……?」モゾモゾ
提督(体が怠い。頭がボーっとする。しまった……風邪をひいたのか……?こんな時に……!!)
提督(そこで気がつく。俺はベッドで寝ていた。マックスに抱えられながら移動している時から記憶が混濁している)
提督(ここはホテルか?一体いつの間に……どうやってホテルに泊まったんだ、俺は……?)
Z3「あら、目が覚めたかしら?」
提督「っ!?マ、マックス……?っ!?」ドキッ
提督(声をかけられて初めて気がつく。俺の隣に寝ていたのはマックスだった。……しかも、何故か裸だ!!しかも、俺も裸だと!?)
提督「な、なんで……!?服は……!?」
Z3「風邪をひいた時は体を温めないと。温めるものは人肌より冷たくても熱くてもダメなのよ」
提督「そ、そうなのか……?というかマックス、サン・ナゼールへ向かわなくていいのか……!?」
Z3「気にしないで。それより、何か食べられそうかしら?リンゴでも剥こうと思うのだけれど」
提督(き、気にしないで……しかし……どのくらい寝ていたのか分からないが、この感覚からしてほんの一~二時間ではすまないだろう)
提督(最後の記憶でもまだ夜は明けていなかったが、窓の外は太陽が空高くまで上がっているようだった)
提督(少なくとも、もうマックスは潜水艦と遭遇したなんて言い訳が通用する様な状況ではなくなっているだろう)
提督(今さらサン・ナゼールに戻ってもこのことを説明できるわけないし、そうなるとドイツでは脱走や敵前逃亡の扱いにされるはずだ)
提督(そうなると、待っているのは軍法会議。そしてそれからの……銃殺か、あるいは懲罰部隊への配属か……)
↓×1~3
自らの立場を全て失おうとも自分を助けてくれたマックスへの心情と行動
提督「マックス……!!」ダキッ ギュッ
提督(体調不良のせいで力が入らない。だが、それでも強くマックスを抱きしめる。そうせずにはいられなかった)
Z3「んっ……」
提督「ありがとう……本当にありがとう……ごめんな……」ツゥー
提督(思わず涙がでた。マックスが俺の為に失ったであろうものを考えると……心が張り裂けそうだった)
Z3「……っ」ダキッ ナデナデ ジワァ ギュッ
提督(マックスは最初、俺を労わるように抱きしめて頭を撫でてきた。しかし、途中からマックスもまた涙を流し始め、俺を強く抱きしめる)
Z3「こうした事、後悔していないって……言いたいけど……無理だったわ……っ……後悔してる……」ポロポロ
Z3「貴方を助けたかった……それは心から本当よ……だけど……だけど、私……全部、捨てちゃった……お母様も、お父様も、故郷も国も……っ!!」クシャリ
提督(マックスが声を押し殺して泣く。俺は、マックスを抱きしめ続けた。肩を震わせ、しゃくりあげるマックスをずっと抱き締めていた)
提督(マックスもまた俺を強く抱きしめてきた。マックスの頭を優しく撫でる。暫く、そうしていた)
Z3「ひくっ……私は……もう二度とドイツに戻れない……ぐすっ……うぅ……もう私……独りぼっちだわ……」ボロボロ
提督「っ!?違う!!独りぼっちなんかじゃない……!!俺が居る。何があろうとも、俺が君と共にある」
提督(マックスの悲しみと絶望を込めた嘆きの言葉を、俺は聞き逃さなかった。俺の言葉に、マックスが赤く充血させた瞳で見つめてくる)
Z3「っ……それは……命の恩人だから……?」
提督「そうじゃなくても、俺はずっと君を……」
Z3「んっ」
提督「!!」
提督(いきなりマックスが俺にキスしてきた。唇を合わせ、想いを確かめるだけの純粋なキスだ。お互いに唇で触れ合う)
提督「っ……」
Z3「っは……アトミラール……きっと気がついているでしょう?Ich liebe dich sehr (私、貴方のことが大好き). もちろん、女としてよ」ジッ
提督「俺も、君を男として好きだ。愛しているよ」
Z3「っ……!!もう絶対放さないわ。他の全てを失っても、貴方だけは絶対に失わないない」ギュッ
~
[以上の事柄から、提督の移動についての連絡もドイツ側に把握されていた可能性が高い
よって、今回の日本海軍所属の提督が戦死した事件の原因は、日本海軍の諜報および防諜が非常に杜撰であり、ドイツ側に暗号が解読されていたためである
その責は間違いなく日本海軍の諜報部にあるといえるだろう
MI6担当官]
ウォースパイト「……」
↓×1~3
提督戦死に狂乱し、意の中が空になってもなお何度も嘔吐し、涙も声もかれはてるほどに嘆き悲しみ、数日寝込んだ後、
命令していた調査の報告書が届き、それを読んだウォースパイトの心情と行動
ウォースパイト「……」グシャリ
ウォースパイト(命令したときは、責任者に責任を取らせてやろうと思ったけれど……けど、もうどうでも良くなってしまった)
ウォースパイト「こんな紙切れ……何の意味もない……」
ウォースパイト(責任の所在が分かって、責任をきっちりと取らせてやったとしても……Admiralは帰ってこない……)
ウォースパイト「っ……あの人のいない人生なんて……空虚だわ……」
ウォースパイト(でも……それでも生きていかないと……どんなに悲しくても……あの人を理由にして死ぬわけにはいかないもの……)
ウォースパイト「……」ポロポロポロ
~
提督「……」
Z3「起きた?」
提督「んっ……ああ……」
提督(マックスを胸に抱いた状態で寝てしまっていたらしい。さっきほど辛くはないが、だがまだ体が怠く気分も悪い)
Z3「何か食べないと良くないわ。用意してくる」
提督「ああ、すまない」
Z3「……。その……」カァッ モジモジ
提督「?」
Z3「私、今服を着てないから……目を閉じてくれるかしら……///」ジッ
提督「っ!!す、すまない」
提督(目を閉じる。衣擦れの音、マックスがベッドからおりて歩いて行く。そして今度は服を着る衣擦れの音)
Z3「ん……もういいわよ。ありがとう」
提督「ああ」
提督(マックスは制服姿ではなかった。どうにかして用意したのか落ち着いた感じの白いブラウスと濃紺のプリーツスカートをはいている)
Z3「とりあえず、まずはリンゴね。そうしたら何か食事を買いに行ってくるわ」
提督「わかった、ありがとう」
Z3「ちょっと待っていてね。すぐに剥くわ」
提督「……本当に、君には一生かけても返せない恩ができた」
Z3「そう?なら一生かけて返してもらうわ」シャリシャリ
提督(ベッドの脇に椅子を持ってきて、そこに座りながらナイフでリンゴの皮をむき始めるマックス)
提督「……」ジッ
Z3「……ああ、安心して。このナイフで人を刺したことはないわ。新調したばっかりなの」
提督「そ、そうか……じゃなくて、随分と上手いものだなと思ってな」
Z3「本当?ありがとう。やっていればなれるものよ」
提督(皮をむき終わったマックスはリンゴを手に持ちながら器用に切り分け、ベッドサイドチェストの上に乗せた皿に置いていく)
Z3「よし。はい、アトミラール。あーんして」スッ
提督(全てを一口サイズに切り分けたマックスが、その一つを摘まむと俺に向かって差し出してくる)
提督「あ、あーん」
Z3「……どう?美味しいかしら?」
提督「……ああ、おいしいよ」ニコッ
Z3「そう、なら良かったわ。はい、あーん」ニコッ
提督「あーん」
Z3「……美味しい?」
提督「もちろん」
Z3「ふふっ」ニコッ
提督(こうして俺はマックスにあーんをして貰いながらリンゴを食べていく。が、さすがに丸々一つは、今は辛かった)
提督「っ……ありがとう、マックス。もう大丈夫だ」
マックス「そう……じゃあ残りは頂くわね。ゆっくり休んで、アトミラール」
提督「ああ、ありがとう……」
~
ブーン カチッ ドボン
テスト「投下……!!さあ、どうですか……!?」
ゴォーン バッシャーン ゴォーン バッシャーン ゴォーン バッシャーン
ドイツ軍潜水艦娘「っは!!っ……!!Nicht schießen, bitte(撃たないでください)!!降伏します!!」ザバッ ボロッ スッ
テスト「Uボート……!!」ギリッ
↓×1~3
目の前のこいつが提督を殺したのかもしれない……!!という事をふまえてテストの心境と行動
テスト「よくもまあぬけぬけと……!!」グイッ
ドイツ軍潜水艦娘「っ……!!Bitte……!!殺さないで……!!」ザバァ
テスト「口を開くな、ボッシュ!!」ドガッ
自由フランス軍艦娘「「「「!?」」」」ビクッ
ドイツ軍潜水艦娘「ぅ!!」バシャン
テスト「よくも!!あの人を!!お前が殺したの!?お前が提督を殺したの!?Réponds (答えなさい)!!」ゲシッ ゲシッ ゲシッ ゲシッ
自由フランス軍艦娘「「「「……!!」」」」
ドイツ軍潜水艦娘「うぐっ……!!フランス語は分からないです!!Nein(やめて)!!あぅ!!お願い、助けてください……!!」
テスト「フランス語が分からない!?この、Sau(メス豚)め!!お前が提督を殺したのかと聞いているのです!!Antworte(答えなさい)!!」スッ ドスッ
ドイツ軍潜水艦娘「ああああああああ!!痛い!!痛いよぉ!!止めてください……!!分からないです……提督って誰ですか……?」ズキン
テスト「っ~~~!!もういいです。殺して終わりにしましょう」ギリッ ズポッ ギラリ
ドイツ軍潜水艦娘「っ!?ぐすっ……お母さん……お母さんに会いたい……家に帰りたい……」ポロポロポロ
テスト「っ!!」
テスト(刺された腕から出血し、泣きながら震える声でそう呟くそいつに、冷や水を浴びせられた気分になる)
テスト(提督なら……提督なら絶対に降伏した敵を殺すことは赦さない……あの人は、そういう人だったから……)
テスト(振り上げた手に握るトレンチ・フルールからは紅い鮮血が滴り落ちていた。私は……)
テスト「っ……提督を……殺したくせに……あなた達が……返して下さい……提督を、返して……」ガクリ
ドイツ軍潜水艦娘「……?」ブルブル
自由フランス軍艦娘「テスト、大丈夫?」
テスト「……ごめんなさい。こいつの傷の手当てをします。捕虜にして帰りましょう」
~
提督「っ……」
Z3「Guten Morgen. もう夜だけれど。気分はどうかしら?」
提督「ああ、おはよう……良くなった気がするよ」
Z3「そう、それはよかったわ。……結構汗をかいているわね、アトミラール。体を拭いた方がいいわ」
提督「そうか……」
提督(頭が回らない。ボーっとしていたらマックスがお湯を入れた桶とタオルを持ってきてくれた)
Z3「体は起こさなくてもいいわ。布団をどけるわよ」
提督「すまない、ありがとう」
提督(マックスが掛布団を腰までどかす。服は着ていない。上半身が寒かった。マックスがタオルで体を拭いてくれる)
Z3「……背中を見せて」フキフキ
提督「分かった」ゴロン
Z3「Gut. ……ん、これで上半身は終わり。……下は自分で拭けるかしら?」
↓×1~3 提督の返答
提督「ああ……っ」グラリ
Z3「アトミラール!!……無理しないで。ダメそうね」
提督「っ……すまない……」
Z3「任せて頂戴」
提督(体を起こそうとしたら眩暈がした。こんなに酷い風邪をひいたのは初めてかもしれない)
提督(もしかしたら風邪じゃないかもしれないな……俺は横になって全てをマックスに委ねた)
Z3「っ……そ、それじゃあ失礼するわね」スッ
提督「ああ……」ボロン
Z3「っ!!」カァッ
Z3(あ、アトミラールの……アレが……しかもこれ、少し大きくなって……そう言えば、男の人って寝起きはそうなるのよね……?)
Z3(お、落ち着いて私……無心よ……無心で拭くの……これはただの看病だもの……何もやましい事じゃない……)
Z3「……///」フキフキ
提督「……」
Z3(腰回りから太もも、脚を拭いて……あとは、そこだけ……あ、アトミラールのに触っちゃう……こ、これは不可抗力よ……!!)
Z3「……」フルフルフル スッ フニ
提督「っ……」
Z3「っ……!!」ビクッ フニフニフニ
提督「ぅ……」ムクムクムク
Z3「!!」ボンッ グルグルメ
Z3(お、おっきく……!!おっきくなって……!!まずいわこれ……!!私、そんなつもりじゃ……まだ早いのに……!!)
Z3「っ~~~!!か、体横にして!!」
提督「ああ……」ゴロン
Z3「……はい、終わった!!終わったわ!!じゃあアトミラール、掛布団を変えるわね!?シーツは……新しいタオルをひいておきましょうか」
提督「すまない……助かる……」
Z3「気にしないで」
Z3(私……すごいことしちゃった……お、男の人のアレって……あんなになってて……あんなになるのね……)ドキドキドキ
~
シャァアアアア
Z3「……」
Z3(熱いお湯が気持ちいい。アトミラールが寝た後、私はシャワーを浴びていた。そして考える)
Z3(……この後、どうしようかしら?とりあえず、手持ちは多くない。このままここに留まれはしないわ)
Z3(今のスペインは内戦が終わってまだ数年しかたっていない。復興しつつあるけど、まだ混乱は収まっていない)
Z3(このままアトミラールを大使館まで連れて行くのは、そう難しい事じゃないけれど……お金が足りないかも)
Z3(そうするとやっぱりアトミラールが回復するのを待って、いけるだけ馬車とかに乗せてもらって……)
Z3(それで最低限の食費と宿泊代だけになったら、残りを歩いていくしかないかもね……お金の計算をちゃんとしないと……)
Z3(……もし、日本大使館についたら私はどうなるのかしら?ドイツ人だし……逮捕されるのかしらね)
Z3(けど、アトミラールが守ってくれるはず……まさか、用済みになったら捨てられる……なんてこと、ないわよね……)
Z3(でも……っ、なにを変なこと考えているのよ、私……アトミラールがそんな事、するわけない)ブンブン
Z3(……もうドイツに帰れない。お母様に会いたい……お父様にも……でも、きっともう会えない……)ジワァ
Z3(戦争なんて……戦争さえなければ……いっその事、アトミラールとこのままスペインで暮らそうかしら)
Z3(二人で、何もかも捨てて逃げて、ここで生きていく……悪くないかもしれないわ。いえ、きっと幸せ)
Z3(貧困に苦しもうとも、アトミラールさえいれば私は……働き口だって、きっとある。いざとなれば私が……体で……)
~
Z3「ふぅ……」フキフキ
提督「マックス……」
Z3「っ!?お、起きていたの……?悪いけれど、少し向こうを見ていてくれる?」サッ
提督(俺が呼びかけると、マックスがタオルで体を隠す。赤い顔をして俺を見つめていた。俺は頷く)
提督「ああ、目が覚めた……君は、寝る時いつも裸なのか?」
Z3「なっ!?ち、違うわよ!!前も言ったでしょ?風邪をひいた人の身体を温めるものは、人肌より冷たくても熱くてもダメって」
提督「ああ、そうだったな……」
Z3「まあ、迷信かもしれないけれど。私の生まれた所ではそう言われていたわ。ドイツの言い伝えって言うよりは、オランダのらしいけど」
提督「君の故郷は確か……」
Z3「アーヘンよ。大聖堂で有名な所。……Gut, 灯り、消すわよ。……お邪魔するわね」
提督(そう言うとマックスが布団に入ってくる。俺は少しベッドの端によってマックスを迎え入れた)
Z3「……調子はどう?」
提督「悪くないよ。君のおかげだ」
Z3「そう。明日は買い物に行ってくるわ。何かちゃんとしたモノを食べないと良くならないもの。それに、薬も買えれば買わないと」
提督「お金は大丈夫なのか?」
Z3「多少はね。少なくとも、元気になるまでは心配しなくても大丈夫よ」
提督「分かった、ありがとう」
Z3「……ねえ、アトミラール。アトミラールの病気が治ったらどうするの?」
提督「どうする、か……とりあえず、早く戻らなくては」
Z3「……戦争に?」
提督「……戦争に」
Z3「そう……ねえ、アトミラール……このまま、スペインで二人で生きていくってのはどうかしら?」
提督「えっ?」
Z3「この国は悪い所じゃないわ。内戦も終わったし、そこまで危なくない。料理も美味しいし、気候もまあまあ」
Z3「混乱の余波でよそ者が二人ぐらい増えていても誰も気にしないわ。仕事だって、探せばあるはずよ」
Z3「いざとなったら、私が何とかするわ。だから……どうかしら?二人で、逃げましょう?ここで生きていきましょう?」キュッ
提督(不安そうに俺に触れて、指を摘まんでくるマックス。マックスの提案に俺は……)
↓×1~3提督の返答
提督「それは、できない」
Z3「……」ズキン
提督「君に甘えてばかりでいられないのももちろんだが、君のほかにも守らなくてはいけない人々がいる」
Z3「……それは、日本の人々?」
提督「もちろんそうだ。だが、軍人としてあるまじきことかもしれないが、守るべき市民より大事なのは戦友たちだ」
提督「皆まだ戦っている。なのに俺だけの戦いから背を向ける訳にはいかない。したくない」
Z3「……そう。私は、他の全部より提督を選んだけれどね」
提督「っ……!!」
Z3「あっ……いえ、違うわ!!っ……ごめんなさい……」
提督「……それは、俺のセリフだ」ギュッ
Z3「ぁ……」
提督「約束する。絶対に君を……これ以上後悔させない……」
Z3「……Ja. 信じているわ」ギュッ
~
アクィラ「Luftüberlegenheit(制空権)は何とかするからSchlachtschiff(戦艦)は任せたわよ!!」
リシュリュー「Jawohl……あぁ、なんとおぞましい言語かしら……全体への発信だけとはいえ、このリシュリューがドイツ語を話さなくてはならないなんて……」
ヴィシー・フランス軍艦娘「美しさの欠片もない言語ですわ。まるで下水の音の様……」
リシュリュー「ええ、それはもう。悪魔が話していてもおかしくないわ……っ!!Fais attention(注意), 敵艦隊発見」
ヴィシー・フランス軍艦娘「「「「J'ai compris(分かりました)」」」」
リシュリュー「あれは……ヤマト……!!東洋最強の戦艦、相手にとって不足なしね。欧州最強の戦艦はこの私だと教えてあげる」
~
武蔵「大和……逸り過ぎだ。相手はヴィシー・フランス軍、その実力は未知数だ。もっと慎重に行くぞ」
大和「必要ないわ、武蔵……私は最強の戦艦……私が勝てない相手は居ない……リシュリュー級だって敵じゃない……」ハイライトオフ
大和「私が提督の護衛についていれば提督も……っ……提督のいない世界なんて……意味がない……!!」
武蔵「っ……大和……これは実戦だ。だから」
大和「うるさい、武蔵!!黙りなさい!!各員、敵艦隊を蹴散らせて、輸送船を……ドイツ人たちを海の底に沈めなさい!!我に続け!!」キッ
「「「「り、了解」」」」
~
バシャン バシャン バシャンバシャン
リシュリュー「乱暴ね……何をそう怒っているのかしら?」
ヴィシー・フランス軍艦娘「男に振られたのかしら?」
リシュリュー「ふふ、そうかもね。さて、ようやくちゃんと戦えるわ……見せつけてやりましょう、我がフランス艦隊の力」
ヴィシー・フランス軍艦娘「もちろんですわ」
ヴィシー・フランス軍艦娘「この日を待っていました……戦わずして負けたと、臆病者と罵られるのはもうたくさんです」
ヴィシー・フランス軍艦娘「フランスに栄光あれ。旗艦、号令を」
リシュリュー「まずは頭を討って統率を乱すわ。目標、敵戦艦ヤマト。Armez(構え), en joue(狙え), ……feu!!」ドゴォン
~
大和「うっ!?」ドガァン
武蔵「っ!?大和!!」
大和「ば、馬鹿な……直撃……!?っ……げほっ……げほっ……」
武蔵「っ!!一撃で大破とは……当たり所が悪かったか……!!旗艦が大破した!!作戦中止!!撤退する!!」
妙高「了解しました!!大和さん、援護しますから撤退を!!」
羽黒「支えてみせます!!だから早く!!」
大和「私のことは、放っておいて……いいの……これで提督の所へ……提督と会える……」
武蔵「何を馬鹿なことを言っているんだ、大和!!死んだらそこで終わりだ!!連れて行っていくれ!!ここは私たちで何とかする」
陽炎「り、了解しました」
不知火「大和さん、行きますよ」
~
リシュリュー「よし、敵艦娘は撤退しているわ。追撃しましょう。Venez avec moi」
ヴィシー・フランス軍艦娘「「「「J'ai bien compris(了解しました)」」」」
ヴィシー・フランス軍艦娘「っ!!敵艦発見!!あの軍艦旗は……!!」
リシュリュー「自由フランスと名乗る脱走者たちね。大方、功を焦って通常艦なのに前に出過ぎていたって所かしら」
ヴィシー・フランス軍艦娘「護衛の艦娘たちも我々の敵ではありませんわね」
リシュリュー「おそらくあの艦には司令官が搭乗しているでしょうね。沈めるわ……Feu」ドゴォン
ドガァアアン
ヴィシー・フランス軍艦娘「命中、お見事です!!よく初弾から当てられますね!!」
リシュリュー「今日は調子がいいみたい。負ける気がしないわ」
~
ドイツ軍司令官「素晴らしい!!これでアフリカへの輸送船団の安全が確保できた!!よくやったぞ、フランス人!!」
リシュリュー「当然。私達がちゃんと戦いさえすればこの程度、楽勝よ。だらしない陸の連中と一緒にしないで」
アクィラ「やるじゃない、リシュリュー!!あの大和を撃破したわ!!大戦果よ!!今夜は祝宴ね!!」
リシュリュー「ありがとう、アクィラ。大和型はたいしたことなかったわ。これで、私達を馬鹿にした連中を黙らせることができるわね」
~
大和「っ……」ボロッ
↓×1~3 怒り狂っていたために隙を突かれ、惨めな敗北を経験して心が弱っている大和の心境と行動
読んで下さってありがとうございます
今回は連続レスでも一つ目は有効としますが、
これ以降は安価をとるために連続でレスするなどの不正をした場合には無効として同じIDのレスは全て無効で安価下ということにします
またアドバイス募集中です
改善点など指摘してくれるとうれしいです
それではよろしければ引き続きよろしくお願いします
武蔵「……」グイッ ドン
大和「うっ……」ダンッ
武蔵「貴様、何だあの様は……?警告したのにもかかわらず相手を軽んじた姿勢、怒りに身を任せた無謀な攻撃」
武蔵「挙句の果てには大破した後撤退せず、私のことは放っておいてだと?それでも軍人か?世界に冠たる帝国海軍の戦艦娘か?」
大和「……」ジワァ
武蔵「答えろ!!」ドンッ
大和「うぐっ……だって……だって……提督が……!!提督がいないの……うぅ……ぐすっ……ひっく……」ポロポロポロ
武蔵「あいつを!!貴様の無様の理由にするな!!」キッ
大和「っ!!」
武蔵「貴様はあいつのせいで負けましたと言うのか!?そんな事、この武蔵が赦さない!!言うのなら、あいつのおかげで勝てましたにしろ!!」
大和「……!!」
武蔵「来い。貴様の腑抜けた根性を叩きなおしてやる」
~
長門「それで座禅か」
陸奥「まあ、大和自身も思うところがあったんじゃない?」
大和「……」
武蔵「……」
長門「心配していたが、この分なら問題なさそうだな。精神統一の邪魔しては悪い。行くことにしよう」
陸奥「ええ……長門」
長門「なんだ?」
陸奥「……貴女は、大丈夫?」
長門「……ああ、もちろん」ニコッ
陸奥「……なら、いいけど」
~
提督(スペインについてから一週間近くたった日の朝、俺の体調は完全に回復した。本当はもう少し前から本調子ではないにしろ、かなり回復していた)
提督(だがマックスから完全に回復するまで休めと言われてそれに従っていたのだ。そのおかげだ)
提督「もう大丈夫そうだ、マックス。本当にありがとう。感謝してもしきれない」
Z3「そう。無事元気になって良かったわ。さて、それじゃあこの後どうするか、話し合いましょう」
提督「そうだな」
提督(俺はスペインについて詳しくない。スペイン語も話せない。が、すべきことは決まっている)
提督(日本大使館へ……マドリードへ向かうのだ。方針が決まっていれば、後は簡単だった)
Z3「じゃあそう言う事でお願いね」
提督「分かった」
提督(マックスの提案でここからマドリードへは馬車で向かう事になった。そっちの方へ向かう馬車に相乗りさせてもらうのだ)
提督(計算した結果、なんとかぎりぎりマドリードまでたどり着けそうだとのことだった。出発は明日の朝だ)
Z3「さて、今日一日時間ができたわけだけれど……」
提督「どうしようか?」
Z3「せっかくだし、ビーチに行ってみない?ここのビーチは有名なのよ」
提督「そうだな、そうしようか」
Z3「じゃあ行きましょう」
提督(こうして出歩くのは初めてだ。カディスの街はなんというか……西欧と中東が混ざったような街だった)
提督(建物はイスラム系のまるいドーム状の屋根をしたものが多くある。道行く人はスペイン人と思しき白人がほとんどだった)
提督(だがごく少数、アラブ系の人間やおそらく中国人と思われるアジア人もいるようだった)
提督(活気のある街を歩いて行く。数年前まで行われていた内戦の影響はここではあまり残っていないようだ)
提督(人々も皆明るかった。あるいは、そう言う国民性なのかもしれないな。そんな事を考えながら歩いていると、ビーチへ到着した)
提督「綺麗なビーチだな」
Z3「そうね。とても綺麗。噂には聞いていたけれど始めてきたわ」
提督(人の多い砂浜を歩いて行き、波打ち際で靴を脱いで足を海につける)
提督「冷たい!!」
Z3「また風邪をひいたりしないでよ?」
提督「ああ、気をつけるよ」
提督(久しぶりに海に遊びに来た。二人でじゃれ合う。マックスは落ち着いた大人っぽい子だがやはりまだ子供だ)
提督(はしゃいでいた。波が来ると控えめな歓声をあげながら笑顔で俺に抱き付いてくる。砂のくすぐったい感覚)
Z3「えいっ」バシャッ
提督「うおっ!?っ……やったな?ほら!!」ニコッ バシャッ
Z3「きゃっ!!ふふっ……艦娘に海で勝てる灯っているのかしら?」ニコッ バシャッ
提督(水をかけあう。服が濡れるがもう気にしないことにした。洗って夜に干せばいい。朝までには乾くだろう。たぶん)
男「¡¡Hola, señores!!¿Como estan ustedes?」ニコッ
提督「!?」
提督(マックスと遊んでいると、陽気そうな男が笑顔を浮かべてかごを持ちながら近づいてきた。というか何と言ったんだ?)
Z3「Muy bien, gracias. ¿ Y usted?」
男「¡¡Muy bien, Gracias!!日焼け止めはいかがですか?」
Z3「日焼け止め……いくらかしら?」
男「一つ500ペセタですよ、お嬢さん。どうですか、旦那?」ニコッ
提督「……?」ニコッ
男「もしかしてEspañol(スペイン語)が分かりませんか?」
Z3「No(ええ), あの人はEspañol(スペイン語)は話せないわ。Inglés(英語)やItaliano(イタリア語)なら話せるけど」
男「そうですか。どこから来たのですか?」
Z3「出身?……Estados Unidos(アメリカ)よ。観光できたの」
男「なるほど、Americanos(アメリカ人)ですか。Hello(アロー)!!」
提督「っ!!Hello!!」
男「お二人はどういう関係なのですか?」
Z3「!!」
↓×1~3 Z3はどう答える?
Z3『こっ、恋人よ……///』ポッ
男『ろ、ロリコンだー!!』
スペイン警察『逮捕する!!取り調べだ!!』
スペイン警察『お前日本軍の提督じゃないか!!』
スペイン政府役人『お前の身柄をドイツに引き渡す』
SS将校『さて、では話を聞かせてもらおうか。用済みになったら銃殺だ』
Z3「……。私達は……」
女「Hola. お一つ貰えるかしら?」
男「Hola, もちろんですよ!!500ペセタです」
Z3(そこで横から女の人が声をかけてくる。肌を焼いた金髪でスタイルの良い人だった。その人が、アトミラールへ向き直る)
女「¿Hola, cómo está usted(ハイ、調子はどう)?」ニコッ
提督「あー……Hi!ははっ……」ニコッ
男「この人はアメリカ人でスペイン語は分からないそうですよ」
女「¿Ah si? Then, Englishなら分かるかしら?」
提督「英語!!ああ、英語なら分かるよ」
Z3「……」
Z3(なんなの、この人……アトミラールに何の用かしら?まさかアプヴェーアかRSHAのエージェント?)
Z3(警戒しながら様子を窺う。そして分かった。そう言う類の連中じゃない。ないけど……それと同じくらい厄介な奴だ)
女「ねえ、あなたってとっても素敵だわ。ミステリアスで、最高。私、今日は友達と来ているんだけど……」
女「その子、今ホテルに戻ってて……これ、塗ってくれる人が居ないの。塗ってくれないかしら?」スッ
Z3(最近流行りだした、まるで下着のようなタイプの水着の、トップスの肩紐を誘うような笑顔で引っ張って見せる)
Z3(女として敗北感を味わうほどの大きな胸が下品に形を変えた。提督は、困ったような……でも、まんざらでもないような表情を浮かべている!!)
Z3(まあ男の人の本能なのかもしれないけれど、そんなつもりはないと思っているのかもしれないけれど、気持ちのいいものではない)
Z3(そんな顔を他の女に向けられれば誰だってそうなるはず……ふと、それに気がついた。提督のそこが、膨らんでいる)
Z3「っ!!」グイッ
提督「っ!?ま、マックス……?」
Z3「んっ……ちゅぅ……」ギュッ
提督「んふっ!?」
「「!?」」
Z3(腕を引っ張って屈ませたアトミラールの首に抱き付いて、唇を押し付ける。唇をアトミラールの唇に擦り付ける)
Z3(アトミラールは驚いたように硬直していた。思いっきり情熱的なキスを見せつけてから唇を離す)
Z3「っは……夫婦よ」ギロリ
女「っ……」
男「ふ、夫婦ですか……」
Z3「親同士が決めたフィアンセだったの。随分年が離れたように見えるでしょうけど……」
Z3「こう見えても私は16で、この人は22なの。六歳差ぐらいよくあることでしょ?」
女「そ、そうなの……じ、じゃあ私、行くわね。Bye」スタスタスタ
提督「Bye……ま、マックス?何を言ったんだ?なんというか……」
Z3「Forget about it(気にしないで). Oh by the way, he wanna sale a sunscreen(そんな事よりも、この人は日焼け止めを売っているそうよ). どうする?」
提督(英語で話しかけてくるマックス。アメリカノスとか言ってたし、なんとなく流れは察した)
提督(何を言ったのか分からないが、まあいいか。これ以上マックスに聞いても何も言わないだろう。気にしないことにする)
提督(それよりも、日焼け止めだ。そうだな……俺はまあいいが、マックスは女の子だ。それにその白い肌はデリケートだろう)
提督「OK, let`s get one(よし、じゃあ一つ貰おうか)」
Z3「Understood. Por favor(一つ頂くわ), señor. 」
男「¡¡G……Gracias(そ……それはどうも)!!一つ500ペセタです」
~
Z3「……」ムスッ
提督「ま、マックス……?」
提督(あのスペイン人の女の子に話しかけられてからマックスの機嫌が悪い……無言でビーチを歩いて行くマックス)
提督(呼びかけてもちらりとこちらを振り返るだけで答えてくれなかった。どうしたものか……)
提督(そうこうしているうちに人が少ない所まで来てしまった。ようやくマックスが立ち止まる)
Z3「っ……」シュルシュル
提督「!?」
提督(そしてなんとスカートを脱ぎ捨て、ブラウスのボタンを外すとそれも脱ぎ捨てる。下着だけの姿になった)
Z3「……///」カァッ スッ
提督(そしてカバンの中からシート代わりに持ってきていたツェルトバーンを取り出すとそれを敷く)
Z3「んっ……はい。日焼け止め、塗りたいのでしょう?塗っていいいわよ」
提督(その上に寝そべったマックスは下着のホックを外すと、そう言ってくる。やや不機嫌な声音だ)
提督「ま、マックス……それ、水着じゃないだろう?」
Z3「っ……に、似たようなものでしょう?何、それともあの人みたいな綺麗でスタイルの良い人じゃなきゃ不満?」
提督「そう言う訳じゃない!!」
Z3「なら早くしてくれるかしら?」
提督「っ……わかった」
提督(俺はマックスの傍に膝をつくと日焼け止めを手のひらに出す。そして手もみして温めてからマックスの背中に塗り込んでいく)
Z3「んっ……ふぅ……」
提督(シミ一つない白い肌は滑らかな手触りだった。たまに洩れる声は抑えようとしていることが逆に官能的だった)
Z3「っ……さっき……んくっ……大きくしてたでしょう……?」
提督「っ!!あ、あれは……」
Z3「悪かったわね、お子様ボディで……見てなさいよ……私だってそのうちきっと……」
提督「ち、違うんだ……いや、何が違うんだって話なんだが……その……最近、溜まっていて……」
Z3「そう……んひっ!?」チラッ ビクン
提督「っ!?す、すまない……」ギンギン パッ
Z3「い、いえ……大丈夫……続けて……?」
Z3(あ、アトミラールの……大きくなってる……!!わ、私であんなに……大きくしたの……?)ドキドキ
↓×1~3 Z3の心情と行動
あと地の文ってどうなんですかね?
Z3(う、嬉しい……!!私はまだ発育途中だけどちゃんとそういう対象として見て貰えているのね……!!なら……)フニャ
Z3(っ!!いけない……顔、にやけちゃう……だめよ、マックス・シュルツ……平常心を保って……)
Z3「……アトミラール、もっと下もお願い」
提督「下か?分かった」
提督(マックスの背中から腰の方まで手を移動させる。すると、白いシンプルな下着がさらに視界の中にハッキリと……)
提督(溜まっていたからか、もうそれだけで俺のモノは硬く張りつめていた。柔らかい女の子の身体を撫でまわすだけでこんな……)
提督(しかも、マックスのような子供をだ……まずいぞ。さっきはマックスが実際よりもかなり年齢を盛った)
提督(正直、結構無理がある盛り方だった。マックスの外見は年齢相応だ。それでも勢いに任せて押し通したが……しかし、今はもう違う)
提督(何も知らない周囲の人間からしてみれば小学校高学年から中学生くらいにしか見えない……まあ、実際そうなのだが)
提督(そのぐらいの子供の身体をまさぐって興奮している変態男としか見られない……そうなったら、通報されかねないぞ……!!)
Z3「アトミラール、もっと下」
提督「あ、ああ。もっと下か……っ!?」フニッ フニフニ ビクッ
Z3「んっ……ふぅ……」ピクン
提督(そんな事を考えながらほぼ無意識にマックスの指示に従って手を舌に動かす。気がついたら俺はマックスのお尻を撫でまわしていた)
提督「わ、悪い!!」バッ
Z3「っ……止めないで。続けて」
提督「!?」
Z3「お尻も……ちゃんと塗って……?」チラッ
提督(うるんだ瞳、紅く染めた頬、こちらを振り向いたマックスは、年不相応の色香を醸し出している)
提督「こ、ここは自分で塗ったほうが……」
Z3「貴方がそのまま塗ったほうが早いわ。それに……一生かけても返せない恩があるのではなかったかしら?」
提督「っ……」
Z3「まあ、どうしても嫌と言うのならいいけれど……塗って、くれるかしら?」ジッ
提督(こちらを上目遣いで見つめるマックス。俺は、ただひたすら無心でマックスのお尻回りや太腿に日焼け止めを塗っていった)
~
朝雲「……」トロン
山雲「んっ……ちゅぅ……はむぅ……」
朝雲(あ、あれ……私……どうして……えっ……なになに……?なんで山雲が私にキスしてるの……?)
山雲「ふっ……れろれろ……にゅるにゅる……」
朝雲(あっ……舌……入ってきてる……舌べろに絡みついてくる……どうして……こんな事になってるんだっけ……?)
雲龍『うぅ……提督……提督ぅ……』ボロボロ
葛城『ぐすっ……ひっく……』ポロポロポロ
天城『雲龍姉様、葛城……とりあえず、戻りましょう。お葬式ももう終わりました……っ』ツゥー
矢矧『まさかあの提督がって気持ちだったけど……一区切りついたわ』
阿賀野『本当に提督死んじゃったのね……』
朝雲『……』スタスタスタ
山雲『朝雲姉ぇー、待ってー』
朝雲『山雲……悪いけど、一人にしてくれない?今は……一人になりたいの……』
山雲『駄目よー朝雲姉ぇー。……こういう時はー、一人になったら悲しい事ばっかり考えちゃうからー』
朝雲『っ……』
山雲『ほらー、いいお酒が手に入ったのよー?二人で飲もー?』
朝雲『……そう、ね。分かった。飲みましょうか。私達、今日明日と休みだし』
朝雲(確か……司令のお葬式が終わって……一緒に非番だった山雲がお酒でも飲もうって誘ってきて……)
朝雲(それで……ぅ……頭くらくらする……飲み過ぎじゃったのかな……?と、とりあえず……どうしよう……?)
↓×1~3
目が覚めたら山雲にキスされていた朝雲の心情と反応
ただし朝雲はかなり酔っていることをふまえて
それと地の文があったほうが良いかどうか
こちらは多数決で
朝雲「……っ!!」ハッ
朝雲(キス……ファーストキス……!!私の……司令とするためにとっておいたのに……!!)
朝雲「っ!!」グイッ
山雲「っ!?あ、朝雲姉ぇ……?」ジッ
朝雲の意識が一気に覚醒した。自らにのしかかって濃厚なディープキスをしていた山雲を押し退けようとする。しかし、酔っている朝雲ではそうすることはできなかった
だが朝雲の抵抗を受けた山雲は口を離して至近距離から朝雲を見つめる。山雲の真剣な白橡の瞳に圧倒される朝雲
山雲「どうして~?……どうして拒否するのー?」
朝雲「こんな……私……ファーストキスだったのに……!!」
その言葉を聞いた山雲が嬉しさに顔を綻ばせた。そして満面の笑みで口を開く
山雲「私もですよー」ニコッ
そんな山雲に対して朝雲は顔を怒りにひきつらせると鋭く言い放つ
朝雲「何が私もよ……!!私は、司令にとっておいたのに……!!」ジワァ
山雲「……」
司令。その言葉が朝雲の口から出た瞬間、山雲の雰囲気が変わった。笑顔のまま、けどもう心は笑ってはいないと分かる雰囲気を醸し出していた
山雲(司令さん……死んでまだ、朝雲姉の心に居座るんだー……司令さんのこと、悪い人じゃないと思っていたけど、嫌いだったよー……)
ゆっくりと上がっていた口角を下ろして、笑顔を消す。無表情になった山雲は、もともと近かった顔をさらに近づける
朝雲「っ!?」
もう鼻と鼻が触れそうな距離だった。朝雲は、目を逸らせない。心の奥底まで見透かすよな山雲の瞳に、恐怖を感じた
山雲「司令さんはーもういませんよー」
朝雲「!!」ドクン
言ってはならないことを言った。そう朝雲は思った。その言葉に、悲しみと怒りとが混ざり合ったような激情が込み上げる
朝雲「そんな風に言うな!!」パシン
山雲「っ」
朝雲のビンタに山雲は頬を打たれる。衝撃に顔を背けた山雲はしかし、すぐに朝雲に向き直るとなおも言葉を続ける
山雲「いいえ、言うわー。だって、どんなに嫌なことでもー、認めたくない事でもー、それが事実だからー」
朝雲「っ……!!」
山雲「司令さんはもういないのよー、朝雲姉ぇ。そんな司令さんの為に取っておくファーストキスはーもう意味ないわー」
朝雲「止めて……」ジワァ
山雲「だってー司令さんは居ないんだからー、もうキスできないものー。司令さんはもう死んだんだよー朝雲姉ぇ」
朝雲「止めてぇ!!」ボロボロ
山雲の告げる残酷な真実、目を逸らしていたことを無理矢理に見せられたことで朝雲の心は悲鳴をあげた
顔はくしゃりと歪み、涙が溢れだす。嗚咽が漏れて、しゃくりあげてしまう。朝雲は辛い現実に打ちのめされた
朝雲「うぅ……ぐすっ……っ……うぁああ……うわぁああああああ!!」
山雲「けどー大丈夫ー。朝雲姉ぇには山雲が居るからー」ニコッ ギュッ
号泣する朝雲を、山雲は抱きしめた。優しく抱きしめ、慈しむような笑顔を浮かべる
山雲「司令さんがいなくてもー、山雲が居るよー。ずっと一緒に居るからー、泣かないでー」
朝雲「っ……やまぐもぉ……!!」ダキッ ギュッ
そんな山雲に朝雲は自らも手を回して抱き締める。山雲の優しい言葉が、朝雲の心を溶かしていった
山雲「うん、大丈夫だよー、朝雲姉ぇ」ギュッ ナデナデ ニタァ
朝雲を改めて抱き返して優しく頭を撫でる山雲。その顔に、邪悪な笑みが浮かんでいることに朝雲が気がつくことは無かった
暫くして、朝雲は落ち着きを取り戻した。二人は隣り合って寝そべっていた。なおも至近距離で見つめ合っている
酔っていたことと、号泣して心がリセットされたことでどうしてこんな事になったのかまで頭が回っていない
朝雲「山雲は私を元気づけようとしてくれたのに……それなのに私、ひっぱたいちゃって……ごめんね、山雲……」
山雲「気にしないでー。私は大丈夫だからー」ニコッ
朝雲「山雲……!!ありがとう……」ニコッ
山雲「……ちゅっ」
朝雲「!!」ビクッ
再び山雲が朝雲にキスする。キスされたことに衝撃をうけ、そう言えばと先ほどのディープキスを思い出す朝雲
しかし先ほどと違い今の朝雲は山雲に対していつも以上に深い親愛の情を抱いており、心を開いていた
そして提督の死で弱っていた心は非常に傷ついており、弱っていた。提督の代わりを無意識に欲していた
……その結果、山雲のキスに対する反応は拒絶や怒りではなかった。
山雲「っは……」
朝雲「や、山雲……?」カァッ ドキドキ
山雲(あは~……!!これならーいけそうかもー?いえー、これ以上の好機はないわー……!!ここでー、決める……!!)
朝雲は戸惑い、頬を染める。その反応に山雲は決戦に挑む覚悟を決めた。微笑み返して、彼女がずっと昔から抱いていた想いを告げる
山雲「朝雲姉ぇ……好き……!!」キュッ
朝雲「っ!!」
真剣な表情でいじらしく朝雲の袖を摘まむ。紅く染まった頬、潤んだ瞳。つられて朝雲も変な気分になっていく
山雲「……」ジッ
どんなものであれ、それは純粋な想いだった。一人の女の子が、全てを賭して想いを告げていた
同じ女の子である朝雲にはそれがどれほどの勇気や覚悟が必要なことなのかが分かった
朝雲(山雲……あたしのことそんなに好きなんだ……っ……どうしよう……そんな風に思われてたって思うと私……)
朝雲「っ……でも、私達……女の子同士だし……」
山雲「っ!!」
山雲(拒否されないということはー……!!つまりー、これはー……勝ったってことかもー……!!)
山雲「女の子同士でもー大丈夫ー。むしろ女の子同士の方がいいよー?だってー、女の子のことー、よく分かっているものー」スッ
朝雲「で、でもでも……!!」カァッ
顔を近づける山雲。朝雲はしかし、言葉で迷っていても抵抗することはなかった。そのまま山雲に口付けされる
朝雲「んっ……ふぅ……!!」
山雲「れろれろ……んちゅ……にゅるにゅる……」
山雲が舌を入れて、朝雲の咥内を蹂躙する。朝雲の舌を絡めとって激しく絡み合わせる。朝雲は、されるがままだった
山雲「んふっ……はむっ……」スッ ナデリ
朝雲「!!」ビクッ
山雲の手が伸びて朝雲のお尻を撫でた。びくりと反応する朝雲、しかし振り払う事はない。山雲は勝利を確信した
そのまま、性的な事を意識させるようにお尻を撫でまわしつつ、もう片方の手を朝雲の背にまわし、抱き締める
朝雲は完全に雰囲気に飲まれていた。もともと、大切な姉妹だった。そこに、提督の……好きな人の死という下地ができていた
そして今回の、山雲に優しくされて心を溶かされてからのアプローチという一連の流れがきっかけとなる
酒の力もあるのかもしれない。朝雲も山雲をそういうふうに見てしまった。一度見てしまえば、壁は超えてしまっていた
朝雲「んふっ……れろれろれろ……」
形ばかりの抵抗もなくなり、朝雲は山雲と舌を絡ませ合っていた。朝雲が山雲の背中に手を回す。山雲の手が、とうとう朝雲の秘所にのびた
朝雲「っ!!んふっ……んちゅ……」
山雲(拒否されないみたいー……!!もう……いけるとこまで行っちゃうからねー!?朝雲姉ぇ、愛してるよー……!!)
山雲「れろれろ……にゅるにゅる……」ツゥー
朝雲「んふっ!!」ビクン
山雲の手が下着越しに朝雲のソコを責める。ワレメに沿って指を這わされ、硬くなりかけていたクリトリスが撫でられる
電撃のような快感が朝雲の脳髄を貫いた。朝雲も、年頃の女の子だ。そう言う事に興味はある。自分で慰めたことも……なくはなかった
朝雲(こんな……自分でやった時より……気持ちいい……!?すごい……山雲って……上手なの……!?)
だが他人の指がそこを這う事の刺激は朝雲にとって今まで感じたことのない快感だった。心も体も蕩けてしまう
山雲が朝雲の下着をずらしてきてた。もはや抵抗することを考えもしない朝雲。そのまま直にそこを責められる
朝雲「んはぁ!!」ビクン
山雲「……♪」
朝雲が口を離して嬌声をあげる。山雲は今まで感じたことのない達成感を感じていた。そのまま朝雲を狂わせるように手淫を続ける
朝雲の、自らの指さえ受け入れたことのなかった秘所はピッチリ閉じており、そこを初めて征服したのは自分だと確信した山雲は歓喜に震えた
そのまま容赦なく山雲は朝雲を手淫する。クリトリスを摘み、弄り、撫でまわした。そのテクは相当なものだった
最初の頃、山雲は朝雲への気持ちに戸惑い、ひた隠しにして、忘れようとしていた。それが普通でないと分かっていたからだ
しかし満たされない欲求は理性を焼くほどで、それを自ら慰めているうちに手淫が上達していったのだ
しかも、抑圧された思いはやがて変質していった。朝雲が好意を向ける提督に対して激しい嫉妬を抱き、それは一方的な嫌悪へ変わった
自分がその思いを忘れようとしていたことも忘れて、どうにかして朝雲を手に入れようとしていた
それが今、実現しようとしている。山雲は朝雲を完璧に堕とすべく持てるテクの全てを駆使して朝雲を責め立てた
朝雲「あっ……だめ……!!山雲……!!待って!!このままじゃ私……私……!!っぁああああああ!!」ビクンビクン
山雲「あぁ~朝雲姉ぇ、イったのねー?どう、気持ちよかったー?」ゾクゾク
朝雲「っ……はぁ……はぁ……」コクリ
仰向けになり、手で顔を隠しながら頷く朝雲は、絶頂の余韻で息も荒く震えていた。山雲は、そんな朝雲のシャツのボタンを外した
朝雲「っ……?山雲……?」
潤んだ瞳で問いかける朝雲に微笑むことで返した山雲は、そのまま朝雲のシャツをはだけさせる。露わになったキャミソール
山雲「……」スッ
朝雲「ぁ……」カァッ
それをゆっくりと捲り上げる山雲。朝雲が声を洩らし、やがてその発達途中の胸が露になった
山雲「綺麗……あむ」ナデナデ
朝雲「んっ……んぁ……!!」
山雲がその胸を撫でる。その先端は硬く自己主張していた。山雲が口をつけると、朝雲の喘ぎ声が洩れる
山雲「ぺろぺろ……じゅるるるる」
朝雲「あぁん!!」ビクン
朝雲の嬌声が洩れる。赤子のようにそこを吸う山雲。朝雲は今まで感じたことのない快感のような何かに蹂躙される
朝雲は山雲の頭を抱き、歯を食いしばって耐える。暫く朝雲の胸を堪能した山雲はそのまま今度は朝雲のスカートを捲り、愛液で濡れたそこに顔を埋めた
朝雲「やっ……汚いから……!!」
山雲「朝雲姉ぇに汚い所なんてないよー。んちゅっ」
朝雲「んはぁ!!」
そこに口付けする。愛液の味を堪能し、舌を挿入。今一度処女膜の存在を確かめる山雲。朝雲の純潔を守るそれの存在に満足した
そしてクリトリスを舌で弄び、強く吸う。淫らな水音、跳ねる朝雲の体。容赦することなく口淫する
朝雲は快楽の奔流に押し流されていた。もうただ気持ちがいい。そして山雲が好き。それ以外考えられなくなっていた
朝雲「あぁ!!山雲……!!山雲ぉ!!駄目……あたし……っぁ!!来ちゃう……すごいの来ちゃう……!!」ピクンピクン
山雲「じゅるるるるるる!!」
朝雲「っぁああああああああ!!」ビクンビクン
朝雲が再び絶頂を迎える。太ももで山雲の頭を挟み、手で山雲の後頭部を押さえつける。その体が痙攣した
朝雲「ぁ……はふぅ……」ピクンピクン
山雲「ぷはっ……おいしー……朝雲姉ぇ、好きだよー。愛してるからねー」ギュッ
朝雲「はぁ……はぁ……っ……うん、あたしも……」ギュッ
~
ガタンガタン
提督「っ……」
提督(馬車に揺られながら心地良いまどろみに身を任せて居眠りしてしまっていた。目が覚めるとマックスが声をかけてくる)
Z3「……目が覚めた?」
提督「ああ……」
Z3「見て。あれがマドリードよ」
提督「!!とうとう着いたか……!!」
提督(カディスを出て約一週間。ようやくマドリードに到着した。マドリードはさすがにスペインの首都だけあって大きな街だった)
提督(カディスなどの南部の街に比べて西欧的な建物が多くヨーロッパという感じだ。俺たちは郊外で馬車を降りる)
提督「いよいよだな。大使館に向かおう」
Z3「そうね」
提督(この一週間の旅路で俺たちは完璧に現地に馴染んでいた。俺は顔を髭と帽子で隠していればアジア人とは気がつかれない)
提督(マックスも同じく帽子で顔を隠しつつ、なんと男の子の格好をしていた。最初は驚いたが、結構似合うものだ)
提督(今やマックスは完璧に美少年に変装していた。途中で寄る街寄る街で女の子に人気があって複雑そうな感じではあったが)
提督(マドリード王宮やアルムデナ大聖堂、ラス・ベンタス闘牛場などの素晴らしい建物に感動しつつ大使館前につく)
Z3「アトミラール。分かってると思うけれど、大使館は見張られているわ」
提督「ああ。だから大使館の職員が外に食事にでも出ていくところを狙おう」
提督(もうそろそろ昼時だしな。暫く待っていると、俺の狙い通り大使館の職員らしき日本人の集団が出てくる)
提督(俺たちは後を着けつつレストランに入っていく彼らの後に続く。そして彼らの隣のテーブルについた)
提督(監視が居るかどうか一応確認するが分からない。だが、これ以上のタイミングは無いだろう。俺は彼らに話しかけた)
提督「皆さん、驚かずに聞いてください」
「「「「!?」」」」
職員「日本語……?誰ですか、あなたは?」
提督「私は帝国海軍の提督です。乗艦が撃沈された後、いろいろあってスペインにたどり着いていたのです」
~
提督(その後、俺の話を半信半疑で聞いていた彼らはとりあえず俺を大使館へと連れて行った)
提督(もちろん監視の目を誤魔化すために俺は彼らと同じようなスーツを着せられ、マックスはなんとトランクに隠れさせられた)
提督(大使館に着いて、海軍の駐在武官である少佐と会ってすぐに俺が本人であることが確認された)
提督(そしてその後のことを決めるため数日そこに泊まり、結果俺たちは外交官とその養子として民間の客船でアメリカに渡る事になった)
提督(そこからカナダへ陸路で移動して、ようやく連合国は安全に俺を保護できるようになる)
提督(今度は資金も十分にあり、ヒッチハイクのような事をするまでもなく船の出る港町へ着いた)
提督(そして今、俺たちは大西洋を渡ってボストンへ向かう船の上だった。かなり大きな客船で搭乗客は千人以上いるだろう)
提督(確かにこれならもしドイツ側が、大使館から出てきた怪しい人物がこの船でアメリカへ向かおうとしてることに気がついていても何もできないだろうな)
提督(そんな事を考えながら顔を洗い終わる。洗面所から部屋に戻るとマックスがコーヒーを入れていた)
提督「ありがとう、マックス」
Z3「どういたしまして」
提督「……ん、美味しい。もう完全に生活習慣を把握されてしまったな」
Z3「これだけずっと一緒に暮らしていればね」
提督「まだ一月ほどだろう?」
Z3「けれどずっと一緒に居たでしょう」
提督「確かに……いつもは執務やら会議やらで忙しかったからな。平時もなんだかんだで暇じゃなかったし」
提督「こんなに長い間ずっと一緒に誰かといたのは君が初めてかもしれない。まるで……夫婦みたいだな」
Z3「っ///」
提督「照れてるところも可愛いぞ」ニコッ
Z3「っ!!明日はコーヒーはなしね」ムスッ
提督「それは困る。もう君のコーヒーがないと目が覚めないんだ」
Z3「ダメよ。反省しなさい。明日は一日寝て過ごすこと」
提督「反省しているよ。君との貴重な一日を寝てすごすのは嫌だ」
Z3「っ……誠意が感じられないわ。私は安い女じゃないの」キュン
提督「そうか……じゃあ、これでどうだ?」ダキッ
Z3「ぁ……!!」カァッ
提督(マックスを後ろから抱く。硬直するその体。暫くして、マックスが俺の手に自らの手を重ねた)
Z3「……こうしてはくれるのに、抱いてはくれないのね」ギュッ
提督「っ!!」
Z3「カディスのビーチで貴方に日焼け止めを塗ってもらった後、私、待ってたのに。でも、あなたは抱いてくれなかった」
Z3「あの日から今日まで何日一緒に寝たのかしら?でもあなたは私を抱きしめてはくれても女にはしてくれない」
Z3「ねぇ……どうして?私が、幼いから?それとも……何か他に理由があるの?」
提督「……俺は」
ゴォーン バッシャーン
Z3「っ!?雷撃!?」
提督(船が大きく揺れた。先ほどの籠った爆音と高く上がった水柱。そしてそこかしこから聞こえてくる悲鳴や怒号)
提督「っ……馬鹿な……これは民間船舶だぞ……!?」
提督(雷撃されたとしか思えなかった。ついこの間の巡洋艦の時のことが思い出される。この大きさならそう簡単に沈みはしないはずだが……)
Z3「とりあえず、甲板に出ましょう。いざとなったらこれで……」タッ グッ
提督(そう言ってマックスが背負ったのは艤装が入った背嚢だ。ともかく、何が起こるにしても甲板に居た方が良い)
提督「分かった、行こう!!」
提督(マックスと共に甲板に上がる。二等室から甲板へ上がるのはそう難しい事ではなかった)
提督(だが会談では三等客室のある下の方から悲鳴や怒号が響いてきていた。甲板に出ると、まだ人はそう多くない)
提督(朝早いからだろうか?しかし下の人間が全員上がってきたらすぐに身動きが取れなくなるだろう)
提督「失礼、どうなっているのですか?」
船員「どうやら潜水艦からの攻撃を受けたようです!!またドイツの仕業でしょう!!大丈夫ですから落ち着いて待機していてください!!」
船員「Look!!誰かいるぞ!!」
提督(別の、双眼鏡で周囲を警戒していた船員が騒ぐ方を見る。何も見えないがこの状況から考えると……)
提督「失礼、貸してくれ!!」
船員「Hey, 何をするんだ!?」
提督(強引にひったくった双眼鏡でそっちを見る。すると、確かに海に少女が浮かんでいた。こちらに滑るようにして近づいてきている)
Z3「あれはIXC型……!!」
船員「Oh my God!!あれは艦娘だ!!Uボートだ!!」
提督「馬鹿な……しかもあれは……」
U-511「……」ニタァ
Z3「U-511なの……!?確か戦死したはずじゃ……」
提督「戦死!?ああ、ドイツじゃそう処理されていたのか」
Z3「どういう事?何か知っているの?」
提督「話すと長いんだが……」
U-511「……」ドンッ
ドガァン
船員「撃ってきたぞ!!」
提督(再び大きな悲鳴が上がり、甲板に居た乗客たちが反対側へと逃げていく。今の砲撃、UボートのIXC型の兵装からして……)
Z3「10.5cm砲ね。この大きさとはいえ客船じゃそう何発も持たないわ。あの子、この船を沈める気みたい」
提督「どうしてこんな事を……この船が民間船舶だという事は分かっているはずだなのに……」
Z3「とりあえず、いろいろ面倒になると思うけどもう四の五の言っていられないわ。私が出る」
提督(そう言って艤装を展開し始めるマックス。俺はとっさにマックスの素性が割れないように何かできないかを考える)
提督(もしマックスが生きているとバレたら、いろいろまずい事になる。特にドイツに居るであろうマックスの家族が)
提督(俺が甲板に上がる時とっさに持ち出したのは制服などを詰め込んだトランクだ。俺はそれを開けると俺の制服を取り出す)
提督(分かる人には艤装がZ1型のものだと分かるだろう。だが、それよりももっと分かりやすいものがあれば大部分の人間がそちらに気を取られる)
提督「マックス、これを着てくれ!!」
Z3「これは……日本海軍の制服?」
提督「君だと気がつかれにくくなる。それと、この帽子も」
Z3「ありがとう……助かるわ。……ぶかぶかね」
提督「邪魔になるか?」
Z3「……そんなに変わらないわ。ありがたく使わせてもらうわね。後は……」
提督(俺の制服を着たマックスがオペラ座の怪人に出てきたような仮面をつける。こういう時の為に用意していたというところだろうか)
Z3「じゃあ行ってくるわ、アトミラール。いざとなったらまた貴方を抱えて今度はアゾレフ諸島にでも逃げるから、分かりやすい所に居て頂戴」
提督「分かった、気をつけてくれ!!」
提督(装備を展開し終えたマックスが海に飛び出す。かなりの高さだったが、無事に着水する)
提督(そして、そのまま水上を滑るようにして進んでいく。俺はマックスの無事を祈ってその後姿を見つめていた)
~
U-511「!!」
Z3(私が出てきたことで驚愕に目を見開くU-511。そして潜航し始める。私は主砲で攻撃を試みた)
Z3「……!!」ドンッ
バシャン
U-511「……」コポッ
Z3「っ……外したか……潜航……まあそうでしょうね……」
Z3(ここひと月のブランクと、潜航するまでの短い間に狙って撃たなくてはいけなかったことのせい。まあ、仕方がない)
Z3(潜航したUボート相手にたった一隻で立ち向かわなくてはいけないなんてね……けど、ここで負けたらアトミラールが危ない)
Z3(ソナーを発信……反響音は前方。どうする?撃ってくるかしら?かかって来なさいな……)
Z3(再び発信……っ……逃げていっている。Wolfsrudeltaktik(ウルフパック)の基本は複数の潜水艦による包囲殲滅)
Z3(あの子以外にも居る……一隻で守り切れるかしら……?今のうちにアトミラールを連れて離脱するべきかも……)タラリ
~
鹿島『……』
帝国海軍士官『鹿島さん』
鹿島『あっ……大佐』
帝国海軍士官『大丈夫ですか?』
鹿島『はい、大丈夫です』
帝国海軍士官『なら良かったです。……では、また今度』
鹿島『っ……大佐』
帝国海軍士官『はい、どうしました』
鹿島『よろしければ、この後食事でもいかがですか?』
帝国海軍士官『もちろんですよ。喜んで』ニコッ
鹿島(提督の葬式の後、たぶん私に気を使って去ろうとした大佐を自分から食事に誘った)
帝国海軍士官『……もしよろしければ、あの時の返事。聞かせてもらえませんか?』
鹿島『……本当にいいのですか、私なんかで』
帝国海軍士官『もちろんですとも。鹿島さん、どうか私とお付き合いしてくださいませんか?』
鹿島『っ……大佐……はい、喜んで」ニコッ
鹿島(そうすれば、大佐に返事を求められるのは分かっていた。その上で誘った。そして私は大佐の告白を受け入れた)
鹿島(それから一月、私は本当に、心から大佐のことが好きになり始めていた。始めは、やっぱり提督が居なくなった心の穴を埋めるだけに利用していたのかもしれない)
鹿島(キスはおろか、手も繋がなかった。我ながら酷い女だと思う。けど、それでも彼は受け入れてくれた)
帝国海軍士官『鹿島さん、今日は一緒に食事に行きませんか?』
鹿島『いいですね。行きましょう』
鹿島(それどころか、本当に優しくしてくれて……その日、私はいつものように伸ばされた彼の手をさりげなくかわしたりしなかった)
鹿島(それから徐々に一緒に居る時間が増えていって……大佐の家で手料理を振舞ったりもした。そしてつい昨日……)
帝国海軍士官『では鹿島さん。また明日』
鹿島『ええ、大佐。また明日』
帝国海軍士官『……鹿島さん』
鹿島『はい?どうかしましっ……!!』
帝国海軍士官『……』チュッ
鹿島(初めて、強引にキスされた。一番大きかったのは驚きだった、でも、嫌じゃなかった)
帝国海軍士官『……っ。すいません、鹿島さん。つい……』
鹿島『……私達、付き合っているんですから謝らないでください』ニコッ
帝国海軍士官『……鹿島さん』パァッ
鹿島『では大佐、失礼します。また明日』
鹿島(ファーストキスだった。受け入れた。それまでも、キスやそれ以上を求められていると感じたことはあった)
鹿島(でもその全てをそれとなく拒んできた。けど……もし今度、大佐に求められたら。もう拒むまい。そう思っていたのに……)
鹿島(ドイツが無制限潜水艦作戦を始めたらしく、最近増えてきていた民間船舶の救難信号)
鹿島(今日もそれに応じて被雷したという民間船舶の救助に来ていた。それはスペインからアメリカへ向かう大きな客船だった)
鹿島「見えました。あれが件の客船でしょう。艦隊、周囲の警戒を怠らないでくだ……あれは……?」
漣「艦娘……?けど着てるのってうちの士官の制服じゃない?」
曙「っ!!あの艤装……!!ドイツの奴よ!!沈めてやる!!」キッ
鹿島「待ってください!!攻撃禁止!!とりあえず無線で誰何します。『汝ハ何者ナルヤ?』」
Z3「……。……我、帝国海軍所属、提督ナリヤ。救援求ム」
鹿島「……えっ?」ドクン
漣「……マジ?どういう事?」
朧「どう見ても別人。声も女の子。だけど話を聞くべきだよ」
曙「っ!!行くわよ!!」
潮「曙ちゃん!!待って!!」
鹿島(頭が真っ白だった。何も考えられない。飛び出していった曙さんを追いかけて謎の駆逐艦娘と合流する)
Z3「ふぅ……これで何とかなったのかしら……」
曙「あんた何者なの!?そのふざけたマスクをとりなさい!!その艤装、ドイツの奴でしょ!?『我、帝国海軍所属、提督ナリヤ』ってどういう意味よ!?」
Z3「……。故あって今は取れないわ。あれはそう言えって言われたのよ、アトミラールに」
漣「っ!!生きてるの!?提督生きてるの!?」
Z3「ええ、もちろん。ほら、あそこにいるわ」スッ
鹿島(全員がその駆逐艦娘が指さす方を見る。客船からこちらを見下ろして手を振っていたのは……提督だった)
↓×1~3
死んだと思っていた提督が生きていたことに対する第七駆逐隊と鹿島の心情と行動
特に鹿島は提督の葬式以来、帝国海軍士官と付き合っていて、もうキスまでしていることをふまえて
一部だけ地の文使ってみましたがないほうが良いとの意見が多いのでこれからは今まで通りにします
「「「「……!!」」」」
Z3「ほらね?」
鹿島(その声に覚えがあった。顔を隠しているけど、分かった。この子、Z3だ。前に何度か同じ艦隊になったことがある)
鹿島「っ!!」ダキッ
Z3「!?」
鹿島「貴女が……提督さんを助けてくれたんですね……?ありがとう……本当にありがとう……!!」
Z3「え、ええ……とりあえず、あの船にはまだ多くの生存者が居るわ。けど損傷は深刻よ。すぐにどこかへ曳航しないと。ここから一番近いのはアゾレス諸島かしら」
鹿島「ええ、そうですね。艦隊、周囲の安全確保を。敵は潜水艦ですか?」
Z3「ええ。けど妙だわ。一隻しか確認できていない。Wolfsrudeltaktikだと少なくとも三隻は居るはずなのだけど」
鹿島「なるほど、分かりました。対潜警戒を密にしてください」
「「「「了解!!」」」」
~
提督(鹿島たちが到着し、客船は護衛、曳航されつつアゾレス諸島へ向かう。沈没前に何とか到達した)
提督(図らずとも俺たちはアメリカ大陸を経由するより一月ほど早くアゾレスに着くことができた)
提督「皆、久し振りだな」
鹿島「っ……提督!!」ダキッ
「「「「!!」」」」
Z3「……へぇ」キロリ
提督「か、鹿島……」
鹿島「うぅ……ぐすっ……ぶ……無事でよかった……です……っ……ひっく……」ポロポロポロ
提督「……心配をかけた」ナデナデ
曙「このクソ提督!!なに心配かけてるのよ!!馬鹿!!死ぬほど心配したんだからね!!」ダキッ
漣「ご主人様ってばもう……本当にもう!!漣にこんなに辛い思いさせるなんてご主人様失格ですよ!?」ダキッ
朧「提督……無事でよかったです……本当に……」ジワァ
潮「提督……私もうダメかと……私……提督に話したいことが……」ポロポロポロ
提督「本当に心配をかけた……申し訳ない……」ギュッ ナデナデ
Z3「……良かったわね、アトミラール」ジトォ
提督「っ……ああ……」
帝国海軍士官「提督、よくぞご無事でした!!至急司令部まで来てください!!」
提督「っ!!分かった。すまない皆、行ってくる。マックス、一緒に来てくれ」
Z3「ええ」
~
Z1「えっ……マックスが……?」ゾワッ
ドイツ軍司令官「ああ……君たちが北極海で活動している間に連絡が入ってな。タイミングが悪かった。ちょうど出撃した直後だった」
↓×1~3
長期の任務から帰還して疲れ切っているところにマックスが行方不明。おそらく戦死したという連絡を受けたレーベの心情
Z1「そんな……なんでマックスが……」ジワァ
ドイツ軍司令官「どうやら日本人捕虜の確認のために潜水艦と合流した後、単独でサンナゼールへ向かう途中で敵潜水艦にやられたらしい」
Z1「どうして単独で……マックスは僕の一番の戦友だったのに……死んだって言われてはいそうですかって割り切れない!!」キッ ポロポロ
ドイツ軍司令官「……気持ちはわかる」
Z1「ぁ……っ……すいません……」
ドイツ軍司令官「君には休暇が与えられる。ゆっくりと休んでくれ」
Z1「はい……ありがとうございます……」
Z1(何も考えられずに歩いて行く。実感がわかない。マックスがもういないなんて嘘みたいだった……)
Z1(気がついたら、いつの間にか部屋に戻っていた。着替えることもせずベッドに倒れ込む)
Z1「うぅ……うぅうう……うぅうううううううう!!」ボロボロボロ
Z1(感情のままに、衝動のままに泣いた。こんなに泣く日が来るなんて思いもしなかった。いくら泣いても涙が止まらない)
Z1(ようやく気分が落ち着いた時には、何時間も経っていた。けど、僕はもう起き上がる気力もなかった)
Z1「マックス……僕、一人ぼっちになっちゃったよ……どうして僕を置いて先に逝ったんだい、マックス……?」
Z1「戦争なんてなければよかったのに……そういえば、あの頃は……日本の鎮守府に居た時は楽しかったな……」
Z1「マックスやみんながいてさ……もう思い出の中にしかないなんて……いないなんていやだ……マックス……もう一度会いたいよ……」
~
提督(復帰した俺は大西洋で艦隊の指揮を執る事になった。目標はドイツの通商破壊を妨害することだ)
提督(マックスは俺が保護することになった。しかし、その前に一応の取り調べがあるとのことだ)
Z3『さすがにそこまで付き添ってもらう必要はないわ。貴方にもやることがたくさんあるでしょ?私は大丈夫。終わったらすぐに戻るから、待っていて』
提督(マックスのその言葉に俺は甘えることにした。やるべきとは山積みになっている。執務はもちろん、それ以外のことも)
提督「……」スタスタスタ
雲龍「……あら」
提督「っ!!雲龍!!」パァッ
提督(なにからするべきか考えながら歩いていると、偶然、ばったりと雲龍に会った。久しぶりの再会だ)
雲龍「提督……久しぶりね。私のこと忘れてしまったかと思っていたわ」
提督「っ……すまない……君には酷い事をした……」
雲龍「そう。それで、何をしに来たの?」ジッ
提督(喜びを露わにする俺に対して、雲龍は無表情の鉄仮面をつけていた。しかしその瞳には激情が渦巻いている。俺は、その目を真っすぐと見つめて答える)
提督「君を、迎えに来た」
雲龍「そう。……そうなの。良かった……忘れられていなかったのね、提督。ずっと……ずっと待っていたんだから……!!」ウルッ
提督(俺の、心からの言葉にようやく雲龍が鉄仮面を外す。顔をくしゃりと歪ませ、その目に涙が満ちて、こぼれた)
雲龍「ソ連、北アフリカ、そして大西洋……ハワイで別れてから今日までに、私は三回も貴方と死に別れたわ……」ポロポロポロ
雲龍「そのたびに私がどんなに……ぐすっ……どんなに嘆き悲しんだか、きっと貴方には分からないでしょうね……?」キロリ
提督(絞り出すような声。雲龍がどれだけ俺のことで悲しみ、苦しんだのか……雲龍にどうやって償えばいい?俺は何をしてあげられる?)
提督「っ……本当にすまない……」
雲龍「口でならなんとでも言えるわ。それだけじゃ絶対に赦してあげない。もし許して欲しいなら、行動で示して」スッ
提督「ああ、分かった」スッ
提督(両手を広げて、俺を迎え入れるようなポーズをとる雲龍。俺は、迷うことなくその胸に飛び込んで……)
ゴトリ
提督「!?」ピタッ
雲龍「……」
提督(飛び込んでいこうとしたところで、雲龍が何かを落とした。黒い、電動髭剃りのような何か)
提督「……スタンガン?」
提督(俺の動きが止まり、雲龍が落としたそれを凝視する。そして雲龍に顔を向けた。雲龍がゆっくりと口を開く)
雲龍「……違うのよ、提督。きっと誤解しているわ」
↓×1~3 提督の心情と反応
提督(え……何に使うつもりかはわからんが随分物騒なものを……もしかして俺に?思い詰めた雲龍が電撃で俺を眠らせて……)
提督(そしてその間にどこかに誘拐しようとか考えてないよな?まさか雲龍、ヤンデレとかいうやつなのか……?もしそうっだったら正直ちょっと怖いぞ……)
提督「……」ジッ
雲龍「……」フッ ハイライトオフ
提督(……ま、そんな訳ないか。きっと思い過ごしだろう。あのスタンガンは……護身用に持っているのだろうな)
提督「雲龍!!」ガバッ ダキッ
雲龍「っ!!提督!!」ダキッ ギュゥゥゥゥ
提督(雲龍を抱きしめる。一瞬、異様な雰囲気を放ち始めていたがそれも雲散霧消する。痛いぐらいの力で抱き返してくる雲龍)
雲龍「んっ……ちゅぅ……れろれろれろ」
提督「んっ……」
提督(自ら口付けしてくる雲龍。そして舌を挿入してくる。体を擦り付け、胸を押し付けてきた)
提督(俺は雲龍の舌に自らの舌を絡ませた。甘えるように擦り付けてくる体を強く抱き、つぶれる豊満な胸の感覚を楽しんだ)
提督(背中にまわした手で惜しげもなく晒されている背筋を撫で上げ、その同じく大きく魅力的な柔らかいお尻を撫でまわす)
提督(雲龍が体を震わせた。俺は、太腿を雲龍の秘所に押し付け、刺激する。すると、むしろ雲龍の方から擦り付けられてきた)
提督「っは……」
雲龍「っ……来て」グイッ
提督(雲龍が発情した雌の顔で俺を引っ張っていく。抗う理由はなかった。俺は雲龍に部屋に連れ込まれる)
雲龍「……」トロン
提督(ベッドの前で立ち止まり、蕩けた上目遣いで俺を見上げる雲龍。俺はそのまま雲龍をベッドに押し倒す)
雲龍「ぁ……///」
提督(たまりにたまっていたモノが暴発しそうだった。早くコレを雲龍に注いでやりたい。俺は雲龍の秘所を責める)
提督(特徴的なスカートを取り払い、その誘っているとしか思えない下着をはぎ取る。あれだけでもう大洪水になっているそこを手で弄った)
雲龍「んっ……ふぅ……はぁん……」ピクン
提督(このキツさ、まごうことなき処女。しかし一人でシた経験はあるな。息を吹きかけ、手でそこを押し開いたり撫でたりする)
提督(だが、クリトリスには触れない。焦らす。そこを触れることを期待させて、その期待を裏切る)
雲龍「だめ……いじわるしないで……おかしくなっちゃう……」キュンキュン
提督(縋るような雲龍の言葉。あえて無視する。雲龍が、腰を浮かせて俺の手がそこに触れるように動かす。それをかわしていく)
雲龍「提督……どうして……?このままじゃ私、死んじゃう……」
提督(雲龍が限界を迎えたように震えた声を洩らす。俺は、満を持して雲龍のクリトリスに吸い付いた)
雲龍「んはぁああああああああ!!」ビクンビクン
提督(それだけで雲龍は絶頂を迎えた。秘所が押し付けられ、雲龍の身体がぴんと張る。俺は容赦なく吸い続けた)
提督(淫らな水音、雲龍の口から嬌声が響く。そのまま溢れ出る愛液を啜るようにクリトリスを吸った)
提督(雲龍は何度も絶頂した。舌で転がし、舐め、甘噛みする。俺が満足するころには雲龍は意識を朦朧とさせていた)
提督「雲龍……入れるぞ……」
提督(もっと胸を責めたりとかしてもいいかもしれないが、溜まりに溜まった性欲は今すぐぶち込めと俺に訴えていた)
提督(それに抗うだけの理性はもうなかったのだ。俺は、雲龍にのしかかるとそのイヤらしく引くつく秘所にモノをあてがう)
雲龍「はぁ……はぁ……はぁ……来て……」ジッ
提督「っ!!雲龍……!!」グッ ブツン
提督(それだけで満足だった。俺は本能のままに雲龍のそこを貫く。確かな抵抗、それを突き破ると俺のモノが熱い媚肉に包まれた)
雲龍「ぅっ……はぁ……!!」ズプププププ
提督「っ!!くっ……ふぅ……!!」
提督(雲龍の中は素晴らしい具合だった。絡みつく媚肉が与えてくる快感は極上で、俺の精を搾り取ろうとしてくる)
提督(挿入時は苦しそうにしていた雲龍だったが、大洪水だったおかげか入れてしまえばもう大丈夫なようだ)
雲龍「この瞬間を待っていたわ……どんなに望んで、そして諦めかけたか……私、幸せよ……」ギュッ
提督「っ……待たせた……」
雲龍「本当にね……提督……もう大丈夫だから、動いて……頂戴?提督の精液……たくさん頂戴」
提督「っ!!」
提督(そこまで言われたら、男として注いでやらないわけにはいかない。俺は腰を振り始める)
提督(しかし、マックスといた間は満足に処理することもできなかった。それのせいで今の俺は限界まで溜まっており、すぐに出そうになる)
提督(しかしそうなってしまっては男の名折れだ。俺は歯を食いしばりながら耐える。頭が焼き切れそうだった)
提督「っ……ぃ……!!」パンパンパンパン
雲龍「んっ……はぁ……!!提督ぅ……!!ふぅ……んはっ……!!」ピクンピクン
提督(もう俺はただ本能だけで腰を振っていた。それ以外の全てで我慢している。だが、それももう持たない)
提督(早漏と思われるかもしれないが、この後で挽回してやる。俺は我慢することを止めた。その瞬間、暴発したように噴き出る)
提督「っぁああああ!!」バチュン ビュルルルルルルルル
雲龍「んふっ……!!あぁ……提督のが……いっぱい……」ゾクゾク
提督(壊れた蛇口のように精を吐き出す。中に収まりきらない精液が噴き出て俺の下腹部をよごした)
提督「っ……はぁ……」
提督(素晴らしい放出感。極上の快感だった。一度にこんなに出せるのだな……これなら、ためてからと言うのもありか……いや、無理だな。ためる暇はない)
提督「っ……」ズルン
雲龍「ぁん……」ヌポッ ブプッ
提督(俺は雲龍からモノを引き抜く。そして雲龍の隣に寝そべった。そこで気がつく。ドアから、二対の目が俺を見つめていた)
天城「……!!」ドキドキ ジュン
葛城「はぁ……はぁ……」クチュクチュ
提督「!!」
雲龍「あら……見ていたの……?」
提督(天城と葛城が、俺と雲龍を見つめていた。天城は初めて見る男女の行為に圧倒されたように口を手で抑え、頬を染めている)
提督(そして葛城は我慢できないという表情で荒い息を吐きながらその手を自らの秘所へと伸ばしている)
雲龍「ふふっ……お先に失礼」ニタァ
「「!!」」
提督(雲龍がそんな二人に勝ち誇っり、相手を見下したような笑みを浮かべてそう言い放つ。妹に向けていい笑顔ではなかった)
葛城「っ……提督……!!んふっ」バッ
提督「葛城……んっ……!!」
提督(嫉妬に顔を歪めた葛城が俺に飛びついてくる。そして獣のように俺の唇に吸い付いてくる)
葛城「はむっ……んっ……ふぅ……んちゅっ……れろれろ」
提督(上書きしてやるという葛城の意気がこれでもかというぐらいに伝わってくる。俺も、それに応えるように葛城の咥内に舌を挿入した)
雲龍「……」ジトォ
天城「葛城……!!」
提督(俺たちの濃厚なディープキスを見せつけられ、雲龍が面白くなさそうにジト目で俺たちを見る)
提督(そして天城がもともと赤かった顔をさらに赤くして俺たちを見ていた。葛城が、満足したのか口を離す)
葛城「はぁ……はぁ……提督……好き……!!」
提督「俺も好きだよ、葛城」
葛城「提督……!!ねぇ……私にも頂戴……?もう準備できてるから……」スッ クパァ
提督「!!」
提督(葛城は俺の腰の上に膝立ちになると、下着ずらして自らの秘所を開いて見せる。もともと、そこまで萎えていなかったものが完全復活する)
提督「いいだろう、葛城。さあ、来い」
提督(俺は葛城の位置を微調整させて。モノをそこにあてがった。今まで、こうした処女は皆挿入を躊躇っていた)
葛城「っ……うぁ……はぁ!!」グッ ブツン ヌプププププ
提督「っ!!」
提督(しかし、葛城は躊躇うことなく腰を下ろした。処女膜が貫かれ、そのまま葛城の体重に任せて俺のモノがその最奥、子宮を串刺しにする)
葛城「っ……」ジンジン
提督(葛城が破瓜の衝撃に顔を歪めている。しかし、俺が葛城の顔を見つめていることに気がつくと微笑んで見せた)
葛城「どう……?ちゃんと……できたでしょ……?」ニコッ
提督「ああ……葛城の中……最高だ……!!」
葛城「本当……?嬉しい……ねえ、提督……動くよ……?」
提督「ああ、頼む……」
提督(葛城が妖艶に腰をくねらせ、振る。しかし、やはりついさっきまでは処女だった子だ。その動きはぎこちない)
提督「……」スッ クリッ
葛城「っぁ!!て、提督……!!」
提督(俺は手を伸ばして葛城と俺の結合部近く、葛城のクリトリスに触れる。嬌声を洩らす葛城)
提督「気にするな。続けてくれ」クリクリクリ
葛城「んぁ……でも……そんな事されたら……ぁあ!!やっ、だめぇ……!!」ピクンピクン
提督(一度もイかせずにと言うのは男が廃るからな。ちょうどいい。クリ責めでいかせつつモノでポルチオを開発する)
提督「どうだ、葛城?気持ちいいか?」
葛城「んぁ!!ふぅ……っぅ……う、うん……き、気持ちいいよぉ……!!」
提督「ここか?」クリッ
葛城「んはぁああ!!い、いいぃ!!そこ!!そこなのぉ!!」ビクン
提督「なるほど。ではこっちはどうだ」グリグリ ヌチヌチ
葛城「そっちは……んっ……なんか変な感じ……」ピクンピクン
提督(さすがにこっちは未開発ではこんなものか。だが、今ここで強引に開発する。クリを責めつつ、ポルチオを突く)
葛城「や、だめ!!来ちゃう!!来ちゃうからぁ!!ちょっと待って……!!」
提督「ダメだ、待たない」クリクリ グリグリ
葛城「んはぁ!!あぁ!!はっ……き、来ちゃう!!来ちゃうって!!いやぁああああ!!」ビクンビクン
提督(容赦なく葛城を絶頂させる。それと同時にポルチオを突き、抉り、擦る。そうすることで快楽の回路を繋げることができる)
葛城「あぁ!!待って!!待ってって!!今来てるから!!凄いの来てる最中だからぁ!!」ビクンビクン
提督(悲鳴のような嬌声をあげ、体を痙攣させる葛城に構わずそのままクリとポルチオ責めを続ける)
提督(のしかかるように俺に倒れ込んできた葛城の身体。俺はあいていた方の手を尾骨のあたりに添え、しっかりと俺の方に押し付ける)
雲龍「……」ゴクリ
天城「……!!」ゾクン
提督(蹂躙される葛城の様子に雲龍も天城も圧倒されているようだった。何度か絶頂を迎えた葛城は、もはや人形のようにされるがままだ)
提督(これ以上は無理か。俺はクリを責める手を止め、葛城の腰を両手でしっかりと掴むと激しいピストンを始める)
葛城「ぅ……おぅ……んはっ……んあぁ……!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督「っ……葛城……!!出すぞ!!」バチュン ビュルルルルルルルル
葛城「うはぁ……」グッタリ
提督(葛城の中にぶちまける。葛城はもうほとんど気絶していた。やり過ぎたか。ゴメンな、葛城)
提督「っ……」グイッ ズルン
葛城「ぅ……」ヌポッ ブプッ ドロォ
提督(葛城の身体をどける。モノが引き抜かれ、白濁液が垂れた。俺は葛城の身体をベッドに横たえると立ち上がる)
提督「さて、天城。次は君だ」
~
提督「ほら、これでどうだ?」ズチュズチュ キュッ
天城「あっ、あっ、あぁ!!あぁああああああ!!」ビクンビクン ズルズル ペタン
雲龍(提督がクリトリスを強くつまんだ瞬間、壁に手をついて腰を突き出していた天城が嬌声をあげて崩れ落ちる。地面に這いつくばるような体勢になった)
提督「よし、天城。腰を上げろ」スッ グイッ
天城「はぁ……はぁ……こ、腰ですか……?」クイッ
雲龍(提督はそんな天城の腰に手を添えると、あげさせるように引っ張る。言われるがまま、されるがままに腰を上げる天城)
提督「いい子だ、天城……!!」グッ ブツン
天城「あぁああああああああ!!」ヌプププププ
雲龍(そんな天城のそこに提督がその雄々しいものを突き立てる。提督の下腹部が天城の臀部と密着した)
雲龍(目の前で提督が天城とはいえ他の女とそう言う事をしているのを見せつけられると嫉妬に胸が苦しくなる)
雲龍(提督が腰を天城に押し付けてぐりぐりと擦り付けるようにグラインドさせる。天城が喘ぎ声を洩らす)
雲龍(分かる。今、天城の中で提督のがかき回すように動いてる。そこが提督の形に拡張されていってる)
提督「っ……」グチュグチュグチュ
天城「あぁ……んっ……ふぅ……はぅ……!!」ピクンピクン
雲龍(今、目の前で天城が提督の身も心も完全に提督の女に変えられているんだわ……狂おしかった)
提督「さて……そろそろ行くぞ……」ズッチュズッチュズッチュ
天城「はぁ……はぁ……あぁ!!っ……ぁん……!!」ビクン
雲龍(とうとう始まった。提督が腰を大きく振り始める。淫らな音が響く。一瞬見える提督のそれは天城の愛液でテカっていて……)
雲龍(提督と雲龍の苦しそうな、けど気持ちよさそうな表情。女としての本能が不快感を訴えていた)
雲龍(暫くして提督が天城にのしかかる。全身で密着した。けれど腰は動き続けている。提督の手が天城の胸を揉みし抱いた)
雲龍(ずるい……私はそんな事して貰っていない!!天城より私の胸の方が絶対に揉み心地が良いのに……!!)
提督「天城……!!この胸も、心も、何もかも、お前は俺のものだ……!!」パンパンパンパン モミモミ
天城「はい……!!提督、私は貴方のモノです!!この胸も、心も、何もかも!!全部提督のです!!」キュンキュン
提督「天城……!!出すぞ……!!っ!!」ゾクゾク バチュン ビュルルルルルルルル
天城「あぁ!!っ……わ、私の中に……提督のが……!!」ゾクン
雲龍(提督が天城に腰を思いっきり打ち付け、押し付け、震える。ああ、出されている……提督が天城に中出ししている……!!)
雲龍(その後、提督はすぐにはなれず、暫く天城にのしかかったまま愛おしそうに頭を撫でる)
雲龍(幸せそうな笑みを浮かべる天城。今すぐ引き剥したいのを我慢してジッと耐える。少しして、ようやく提督が天城から離れた)
提督「っ……」ズルン
天城「んっ……ふぅ……」ブプッ ドロリ
葛城「……」グッタリ
雲龍「……」ジッ
提督「!!」
雲龍(思いを込めて提督を見つめる。私の視線に気がついた提督が、ゆっくりとこちらへ近づいてくる)
雲龍「……」スッ プルン
提督「……」
雲龍(私は、自ら胸を晒す。そして迎え入れるように両手を広げた。提督が私の胸に飛び込んでくる)
提督「素晴らしい柔らかさだ。し足りないのか?」
雲龍「ええ」
~
Z3「予想以上に時間がかかったわ……アトミラールの部屋は……ここよね?」
ポロン ポロロン
Z3「……?楽器……?失礼するわね、提督」コンコン ガチャッ
ガングート「……」ポロロン チラッ ピタッ
Z3「お前は……ソ連の……!!」
ガングート「ドイツ人……」ギロリ スッ チャキッ
Z3「っ!?」キッ スッ チャキ
「「……」」
ガングート「……ファシストがどうしてここに居る?何の用だ?」
Z3「こっちのセリフよ、コミュニスト。アトミラールの部屋で何をしているのかしら?」
提督の部屋でパイプをふかし、バラライカを弾きながら提督を待っていたガングートと取り調べが終わって提督の部屋に来たZ3が鉢合わせした
ガングートはZ3が提督を助けたと知らず、Z3はまさかソ連人が居るとは思っていなかった
ガングートは祖国を侵略したファシスト、特にドイツ人が嫌いでZ3も一般的なドイツ人と同じようにコミュニストを嫌っている
お互いに銃を向け合って一触即発の事態だ
↓×1~3ガングートとマックスのお互いの行動
ガングート「お前は質問に質問で返すように育てられているのか?ドイツ人は悪魔のような頭脳を持っているが、人間として基本的なことが欠落しているな」
Z3「っ……」ギリッ
ガングート「まあいい、答えてやろう。私は同志を待っているのだ。あいつは先に行っていると言っていた」スッ
Z3「……」スッ
ガングート「しかし、到着した私を待っていたのはあいつが行方不明、恐らく戦死という報告だった」
ガングート「どれだけ私が辛い思いをして、現実とお前らドイツ軍を呪ったか……もはや口では説明できんな」
ガングート「さて、質問に答えてやったぞ。次はお前が私の質問に答える番だ。お前は誰だ?ドイツ人が何故ここに居る?何の用だ?」
Z3「……私は、Z3よ。アトミラールと一緒にここまで来たの。どういえばいいのか分からないけど、助けたというのが一番近いかしらね」
Z3「それで、何の用かという事だけれど……私は、これからアトミラールと一緒に暮らすことになったの」ニタァ
ガングート「!!」
Z3「だからアトミラールの所に来たのよ。どうやらまだ戻っていないようだけれどね」
ガングート(見下したような笑み……こいつ、私に対して優越感を抱いている……女として勝ち誇っている……!!)
ガングート「ほぅ……Z3……なるほど、それは感謝せねばな。Спасибо. あいつはアルハンゲリスクで共に修羅場を潜り抜けた大切な戦友なんだ」
Z3「!!」
ガングート「あいつは他の日本人が撤退していく中、一人だけ残って私達と共にファシストと戦ってくれた」
Z3「そう……」
ガングート「凍えるような寒さの中で同じ毛布にくるまってお互いを温め合ったものだ。あの時も、あいつは一度死にかけてな」
ガングート「狙撃手があいつを狙っていたんだ。それを、何とか助けることができた。この傷は、その時についたものだ」
ガングート「提督はあいつを庇って傷を負った私を背負って後方の陣地まで連れて行ってくれた。今思い出せば……ふふっ、少し懐かしいな」
Z3「っ……!!そ、そう……あの人らしいわね。私達も、スペインで半月ほどずっと一緒に暮らしていたわ」
ガングート「!!」
Z3「同じベッドで寝て、起きた。料理も作ってあげたし、体を拭いてあげたこともあるわ。全身をね」
ガングート「……」
Z3「ビーチでは日焼け止めを塗ってもらったりしたわ。そうそう、あの人が風邪をひいた時は、体で温めてあげたりもした」
ガングート「っ!!ふん……それがどうした?私だってもう何度もあいつに抱かれてる。咥えてやったし、飲んでやった」ギリッ
Z3「!?」
ガングート「……!!ほぅ……すまないな。お子様には刺激が強すぎる話だった。そういえば」ニタァ
Z3「ど……どういうこと……?」
ガングート「お前にはまだ早い。もう五年ぐらいたってから彼氏でも作って教えてもらえ。それまで生きていればな」
Z3「……!!」ガーン
Z3(そ、そんな……まさか……ア、アトミラールは……この女と……!?けど……そんな事って……)カタカタカタ
提督「悪い、遅くなった……来てるか、マックス?」
ガングート「提督!!」ガタッ
Z3「ア、アトミラール……!!」クルッ
↓×1~3 Z3、ガングートの行動とそれを受けての提督の反応
提督「っ!?が、ガングート……!?」
Z3「このロシア人と付き合っているの……!?」
提督「っ!!ま、マックス……」
Z3「っ……その反応で分かるわ……付き合っているのね……」ギリッ
ガングート「ああ、それはもう!!私はいつでも提督の子を孕む覚悟ができているぐらいに深い関係だ」ニタァ
Z3「っ……!!」ガーン
提督(ガングートは勝ち誇り、見下すような笑顔でマックスを見る。マックスは顔を真っ青にしていた)
ガングート「夜の提督は最高なんだ。今まで味わったことがないような快楽を私に教えてくれた。まあ、お前には決してやらんがな」
提督「ガ、ガン」
Z3「っ!!Halt den Mund(黙りなさい)!!」チャキ パンッ バッ
ガングート「Yмри(死ね)、ファシストめ!!」バッ チャキ パンッ
提督「っ!?」
提督(マックスの悲痛な叫びが響く。マックスを煽るガングートを諫めようとしたが、遅すぎた)
提督(ガングートに向けて、まずマックスが発砲する。そちらを振り返りつつワルサーP-38をガングートに向けて撃った)
提督(それを、勘なのか発砲前から超人的な反応速度で横に倒れる事で避けるガングート。戦場であった時のような冷たい目をしていた)
提督(そしてそれと同時にトカレフTT-33をマックスに向けつつ発砲する。が、それをマックスは同じく超人的な反応速度で屈むことで避ける)
Z3「……!!」スッ ギラリ ダッ バッ
提督(ガングートは机が邪魔でそれ以上マックスを狙えない。マックスが左手でナイフを抜きつつ前へ飛び出し、ジャンプする)
ガングート「……」ドガッ スッ
提督「うおっ!?」
提督(そしてなんと机が吹っ飛んできた。ガングートが蹴り飛ばしたようだが、軽いものではないぞ……!?こんなの、艦娘にしかできないだろう……!!)
Z3「Stirb(死になさい)!!」パンッ
ガングート「ははっ!!」ニタァ パンッ
提督(マックスとガングートが発砲する。外す距離ではない。俺が見るに二人共ちゃんとお互いを捉えていた)
提督(ジャンプの途中であるマックスはともかく、ちゃんと狙えたであろうガングートは外しはしないだろう)
提督(だが、信じられないことに二人共無傷だ。一瞬だけ二人の間の空間に火花が奔り、そして互いの背後に着弾)
提督「まさか……そんなことが!?」
提督(それから導き出される答えは一つ。銃弾が銃弾を弾いたのだろう。ありえない光景だった)
提督(理解が追いつかない。しかしその間にも戦闘は続く。マックスがガングートにナイフを突き立てようとした)
提督(しかしガングートは横へ飛びのいてかわす。ガングートのすぐ近くに着地するマックス)
Z3「……!!」バッ
ガングート「っ!!」バッ
提督(お互いにお互いを狙おうとした。が、距離が近くガングートの方が力があるのだろう。マックスが腕を弾かれる)
ガングート「!!」ニタァ
Z3「うっ!?」バッ
提督(そして発砲、しかしガングートの弾はマックスに当たらない。マックスが上体を倒していた)
提督(そのままガングートの腕に蹴りを入れる。弾かれる腕、しかし銃を手放しはしない。マックスが、残ったほうの脚とナイフを持った手を使って跳びかかる)
Z3「ああああ!!」バッ ブン
ガングート「なっ!?」
提督(逆手に持たれたナイフが、あのリンゴを剥いてくれたときのナイフが、ガングートの身体に突き立てられ……はしない)
ガングート「っ……」パンッ
提督(ガングートが紙一重でかわす。と同時に発砲。マックスは当然のようにそれをよける。予測していたのだろう)
ガングート「Собака!!」
提督(マックスに銃を構えた腕を弾かれる。体を倒してマックスの構えた銃から放たれた弾丸をかわしつつ一回転して再び発砲)
提督(それをマックスが体をかがめて避けつつナイフを突き出す。ガングートはその手に膝蹴りした)
マックス「Fotze!!」カラン
提督(弾かれた手からナイフが手放される。ガングートが銃を構えるがそれを弾いて銃を構えなおすマックス)
提督(そしてそれを弾いて銃を構えなおすガングート。腕で、脚で、体で、相手の射線を反らしながら相手を撃ち殺そうとしている)
提督(それはまるで二人で舞っているようで……その美しさに思わず見とれてしまった。目が離せなかった)
ガングート「ちっ!!」パンッ
Z3「はっ!!」バッ スチャ
日本兵「提督!!何が起こっているのですか!?大丈夫ですか!?」ドンドン
日本兵「鍵が……開けてください!!提督!?無事ですか!?」ドンドン
提督「!!」
提督(騒ぎを聞きつけてやってきた警備の声で我に返る。こんな事、早くやめさせなくては!!)
提督「止めろ二人共!!」キッ
Z3「貰った!!」パンッ
ガングート「させるか!!」グイッ
提督「うっ!?」シュバッ
「「!!」」ゾクッ
提督(……風切り音と衝撃波。頬に熱のような痛みを感じた。二人が硬直し目を見開いて俺を見る)
提督「……」タラリ グイッ
提督(俺は無言でハンカチを取り出すと、頬にできた一筋のかすり傷から垂れる血をふき取った)
提督(そこまで深くない。傷が残ったりはしないだろう。だが、もう少し弾道か俺の位置がずれていたら、死んでいた)
提督(マックスの撃った弾がガングートに腕を弾かれたことで絶妙な角度で壁に当たり跳弾した)
提督(そしてさらにもう一回跳弾を繰り返した弾丸が俺の頬を掠ったのだろう。スイッチが切り替わる。頭が冷たく冷えていった)
Z3「あ、アトミラール……!!」
ガングート「ど、同志……!!」
日本兵「っ!!突破するぞ!!せーの、今だ!!」バァン
日本兵「大丈夫ですか、提督!!」
提督「ああ、大丈夫だ。何の問題もない。ないが、とりあえず二人とも。武器を渡してもらおうか」
~
提督「……」スタスタスタ
Z3「……」スタスタスタ
ガングート「……」スタスタスタ
提督(武器を取り上げられ、丸腰になった二人を連れて俺はぼろぼろになった執務室の代わりに割り当てられた部屋へ移る)
提督「ここか」
提督(部屋に入り、席について捨てられた犬のような表情をしている二人に向き直る。そして口を開いた)
提督「言いたいことはいろいろあるが、とりあえず喧嘩するのは良くない。それは分かるな?」ギロリ
Z3「Ja……」ビクッ
ガングート「Да……」ビクッ
提督「なら、分かるだろう?お前たち二人にはお仕置きが必要だよな?」
「「……」」コクリ
~
提督「っ……ふっ……つぅ……!!」パンパンパン
Z3「あぁ~~~!!Ja!!あ、アトミラールッ!!Ja!!アトミラールぅ!!Super(凄い)!!Super!!Super!!」ブチュッブチュッブチュッ
ガングート「んん~~~!!」モゾモゾモゾ
提督(正常位で、種付けプレスのようにマックスに覆いかぶさりながら腰を振る。マックスはもうトロトロに蕩けていた)
提督(手マンやクンニで何度もイかせた上に、時間をかけてじっくりと中を開発したのだ。マックスは快楽の虜となっていた)
提督(いつもきりっと引き締まっていた顔はだらしなく緩んでいる。焦点の合わないがなんとか俺を見つめようとするカーマインの瞳にはハートが浮かんでいるようだ)
提督(赤く染まった頬、だらしなく開かれた口からは嬌声が洩れ、唾液が垂れていた。理性が無いのは明らかだ)
提督(おれの身体にまわされた腕には力が籠められ、小さな胸の先端は硬く自己主張している)
提督(そして俺のモノを咥え込んでいる小さな秘所からはピストンの度にもう何度か注ぎ込んでいた白濁液と愛液が混ざり合ったものが噴き出る)
提督「もう完璧に俺のモノ形になったな、マックス!!ほら、俺の子種をせびるように締まって搾り取ってくるぞ!!」
Z3「Ja!!Ja!!そう!!そうよ!!私、ここは貴方専用なの!!貴方のじゃないとダメなの!!貴方以外のは受け入れられないのぁ!!」
提督「お前は優秀な女だ!!俺の良いところをちゃんと把握して締まる!!カリの部分に媚肉が引っかかって最高だ!!」
Z3「Danke!!Danke schön!!Danke schön!!あぁ!!Bitte!!アトミラール!!もっと!!もっと愛して!!」
提督「もちろんだマックス!!お前はもう俺の女だ!!そうだろう!?俺が他の子とも愛し合う事も認めるのだろう!?」
Z3「み、認める!!認めるわ!!だって私……んはぁ!!あぁ!!私ぃ!!貴方の女だもの!!」
提督「マックス!!その想いには必ず報いる!!愛しているぞ!!もう二度と離さない!!」
Z3「私も!!Ja!!Ja!!Ich liebe dich!!Ich liebe dich sehr(とても)!!Für immer(永遠に)!!Ich sehe nur dich(もう貴方以外は駄目なの)!!」
提督「っ……そろそろ……くれてやるぞ!!ほら……受け取れ!!」バチュン ビュルルルルルルルル
Z3「Jaaaaaaaaaa!!あぁ……はぁ……んっ……すごい……まだこんなに出るものなの……?」ビクンビクン グッタリ ゾクゾク
提督「ふぅ……マックス……」ギュッ
Z3「んっ……Ich werde dich nie verlassen(もう絶対に離さないわ)……Egal was kommt(何があっても)……」ギュッ スリスリ
提督(甘えるように頬を擦り寄せてくるマックス。俺は愛しむようにマックスを撫でた。暫くすると、マックスが寝息をたてていることに気がつく)
提督(初めての情事でかなりの無茶をさせたからな。俺はマックスから離れ、布団をかけると亀甲縛りで手も後ろ手に縛られ、猿轡を噛まされているガングートに向き直った)
ガングート「……!!」ギロリ
提督(ガングートは愛憎入り混じった瞳で俺を睨みつけている。俺はガングートの猿轡を取り払った)
ガングート「っは……貴様、覚悟はできているだろうな……!?」
提督「それはこちらのセリフだ」
ガングート「私にこんな仕打ちをして……後悔することになるぞ……!!」
提督「何が気に食わないんだ?」
ガングート「どうして私より先にファシストなんだ!?しかもこんな屈辱的な……」
提督「その割には十分濡れているようだが……本当は目の前で他の女に俺を盗られ、縛られて感じているのではないか?」
ガングート「なっ……!!」カァッ
提督「安心しろ、俺はお前がどんな性癖をしていようが全て受け入れる。さあ、時間だ。たっぷりとお仕置きしてやる」
~
ガングート「Да!!Да!!Хорошо!!Очень……oчень хорошо!!Товарищ!!んはぁ!!Хорошо!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督(寝そべる俺の上に跨り、縛られたままの姿で股の縄だけをずらして俺のモノを咥え込み、騎乗位で腰を振るガングート)
提督(バックも良かったが俺はこれが一番だと思う。縛られたガングートの身体が良く見える)
提督(妖艶で背徳的な感じが素晴らしかった。長い髪が誘うように揺れるのもポイントが高い)
提督「どうした、ガングート?お前の腰振りはそんなものか?違うだろう?もっと激しくしてくれ」
ガングート「っ……そう言われても……手が使えないから……んっ……こ、これ以上は……無理だ……」
提督「そうか……なら、俺が手伝ってやろう」ドチュン
ガングート「っぁ!!かはっ……!!」ビクン
提督(俺はガングートの腰に手を添えると思いっきり突き上げる。ガングートの芯を貫いた。ガングートは目を見開いて息を洩らす)
提督「っ……いい締まりだ……!!まだまだいくぞ……!!」ズッチュズッチュズッチュ
ガングート「あぁ!!まっ!!んはぁ!!Нет!!ダメだ提督!!このままじゃ私は……おかしくなるからぁ!!」
提督(容赦なく突きあげる。縄で強調された胸が誘うように揺れる。俺は片手でそれを鷲掴みにした)
ガングート「あぁ!!む、胸ぇ……!!Нет!!もっと優しくしてくれ……!!んはぁ!!あぁ!!そこはぁ!!」
提督(先端を摘まんで弄る。ガングートが体を仰け反らせた。振り乱される髪、張られる胸、最高だ)
ガングート「Любимый!!Я тебя люблю(愛している)!!Да!!提督!!Не бросай меня, будь всегда со мной(ずっと一緒にいて)!!」
提督「ああ、もちろんだ……!!っ……そろそろ……終わらせるぞ……!!」
ガングート「Хорошо!!Очень хорошо!!Я кончаю!!Да!!Кончаю!!提督!!っ……!!ぁああああああ!!」ビクンビクン
提督「っ……締まっ……くはぁ……!!」ビュルルルルルルルル
提督(ガングートの中にぶちまける。下半身が蕩けてしまったようだ。ガングートが俺にゆっくりと俺に覆いかぶさる)
提督(俺は手を使えないガングートの代わりにガングートの身体を支えて抱きとめる。ガングートが耳元に口を寄せた)
ガングート「Я тебя люблю больше всех(誰よりも愛してる)……」
提督(俺はガングートの身体を抱きしめた。そして手を縛る縄を解く。ガングートが強く俺を抱きしめてきた)
提督(暫く抱き合い、そしてガングートの身体を亀甲縛りにしていた縄も解く。くっきりと残った縄の痕)
提督「また今度縛りたいな」
ガングート「……貴方になら、いつでも縛られてやろう」ポッ
提督(恥じらいながらもそう答えるガングートを改めて撫でる。ガングートは気持ちよさそうに目を細めた)
~
提督(翌日、目が覚めた俺は二人を起こして三人で朝食をとった。ガングートとマックスはお互いを警戒したままだったが)
提督(いつか打ち解けて欲しいものだが……朝食を済ませて洗面や歯磨きを済ませる。さて、今日から本格的に執務に復帰だ。俺は……)
1. U-511のことが気になった
2. そういえば潮が何か言いたいと言っていたな
3. その他 自由に 例)金剛と榛名が部屋に来た
↓×1~3
提督(俺はU-511のことが気になった。あの子がトブルクで俺を撃った。そして捕まり、その後収容所へ収監されたと聞いていた)
Z3『あれはIXC型……!!』
船員『Oh my God!!あれは艦娘だ!!Uボートだ!!』
提督『馬鹿な……しかもあれは……』
U-511『……』ニタァ
提督(だが、実際は違ったようだ。あの時、俺たちの乗っていた客船を攻撃してきたのは間違いなくU-511だった)
提督「情報が意図的に改竄されている……?詳しく調べてみる必要がありそうだな……」
~
計画概要
様々な要素を検討した結果、戦後の為には今戦争においてドイツに対して完全な勝利を収めることは必須である
具体的にはドイツ全土は連合国によって占領されなくてはならない。それも、できれば共産主義者の介入をさせずに
しかし、現在の戦況を鑑みるにドイツに対して完膚なきまでに勝利するためには英日を中心とした現状の連合国ではその目標を達成するのは極めて困難である
数々の大きな勝利を経てなおドイツ軍は未だに健在であり、戦況は一進一退としている
よって、連合国は再びアメリカ合衆国を対ドイツ戦争の戦列に復帰させなくてはならない
作戦概要
本作戦は計画に基づいて立案された多くの作戦のうちの一つである
我々は先日の事件でドイツ海軍所属のU-511を捕らえることに成功した
U-511に対する拷問の結果、隠匿されていたUボートIX C型の艤装の確保も無事成功した
我々はU-511に対して考えられる限りの手段を用いて従順な手駒とし、アメリカ船籍の民間船を襲撃させることとする
それによりアメリカの対独感情を悪化させ、計画遂行の助けとする
~
「……」ガチャリ
U-511「ひっ!!Neiiiiiin!!B……bitte!!もう爪を剥がさないで……!!酷い事をしないで……!!知っていることは全部話しました……!!」ガタガタガタ
「安心しろ。お前がこちらの言う事を聞く限りはそんな事はしないと約束しただろう?」
U-511「っ……」
「移動だ。ついて来い」
~
「他のスパイは誰だ!?どこにいる!?吐け!!」ドガッ ドガッ
ドイツ軍諜報員「っ!!ぐぅ……!!Scheiße!!誰が言うかクソ野郎どもめ!!」
U-511「あ、あれは……」
「君のお友達だよ。だが情報を吐こうとしない。君が、拷問するんだ」グイッ
U-511「あうっ……」ドサッ
ドイツ軍諜報員「っ!?こ、子供……?」
「さあ、これの使い方は身をもって知っているだろう?」ゴトッ
U-511「ひっ!!そ、それは……」ガタガタガタ
「そう、君の大好きな爪を剥ぐ機械だ。これでそいつの爪を剥げ」
U-511「っ!?そ、そんな事……できません……!!」フルフルフル
「なら、そいつの代わりに君が爪を剥ぐか?」
U-511「いやぁ!!それは嫌!!」ビクン
「喚くんじゃない!!このクソガキが!!やるかやらないかどっちか答えろ!!」ドガッ
U-511「うっ!?っ……や、やります……やりますから殴らないでください……!!」ドサッ ブルブルブル
「よし、いいだろう。さあ、早くするんだ」
U-511「は、はい……っ……」スッ
ドイツ軍諜報員「何だそれは……お前は誰だ?」
U-511「わ、私は……」チラッ
「余計な事は言うな」
U-511「っ!!……」ビクッ ガチャガチャ
ドイツ軍諜報員「っ!!そう言う事かよクソッタレ……やればいいさ、俺は何も喋らない……!!」
「……準備ができたようだな。ではまず一枚目だ。早くしろ」
U-511「……!!」ガタガタガタ
「……ほう、痛いのが好きなようだな」
U-511「っ!!や、やります!!」
「なら早くしろ!!」
U-511「は、はい!!っ……Verzeihung(ごめんなさい)……」ボロボロボロ グイッ
ドイツ軍諜報員「うがああああああああ!!」
U-511「っ!!は、剥がれてない……」
「ほぅ、残酷な奴め。あえてちゃんと剥さずに痛めつけるか」
U-511「そ、そんなつもりじゃ……!!」
「ないか?だが見ろ。お前のせいでそいつは苦しんでいるぞ」
U-511「っ……!!」ゾクン
「全部お前のせいだ!!お前が悪い!!分かったらさっさと剥さんか!!」
U-511「ひぃ!!わ、分かりました!!っ……Verzeihung……!!」グイッ バンッ
ドイツ軍諜報員「ぐわああああああああああ!!So ein Mist!!」
~
U-511「はぁー……はぁー……はぁー……」
「よくやったぞ、U-511。だが残念ながらそいつは情報を吐かなかった。よって殺すことになる」
U-511「っ!!わ、私が……!?」
「それは君次第だな」
~
ドイツ軍諜報員「この悪魔どもめ!!地獄に落ちろ!!」
U-511「……!!」ガタガタガタ
「さあ、どうするU-511?火がついた。すぐにあの男は火だるまになる。焼死は苦しいぞ?君だけが、彼を解放してやれる」
「さあ、撃つんだ。さもないと彼は苦しみもがいて死ぬことになる。終わりにしてやれ、U-511」
U-511「そ、そんな事……できないです……!!」フルフル
ドイツ軍諜報員「っ!!撃ってくれ!!Bitte!!いいから撃ってくれ!!」
「ほら、ああ言っているぞ?はやく撃ってやったらどうだ?」
U-511「お願い……私は敵以外を撃てない……!!止めてあげてぇ……!!」フルフルフル
「目を閉じるな!!ダメだ!!ほら、もうそろそろ火が到達するぞ?撃ってやれ」グイッ
ドイツ軍諜報員「撃ってくれ!!」
U-511「うぅ……無理……無理です……!!」ボロボロボロ
ドイツ軍諜報員「っ!!熱い!!Hilfe!!ああああああ!!Hilfe mir!!Hilfe!!ああああ!!ああああああああ!!」ボッ
U-511「うううううう!!」ギュッ
「撃て!!さもなくば最後まで見ろ!!これがお前の選択だ。目を逸らすな」
U-511「Nein!!いやぁ!!」
「また痛くされたいのか!?次はお前をああしてやってもいいのだぞ!?」
U-511「っ!!」
ドイツ軍諜報員「撃ってくれ!!撃ってくれ!!早く撃ってくれ!!頼む!!早く殺してくれ!!」
U-511「っ……Verzeihung……Verzeihung……」ガタガタガタ ボロボロボロ
~
U-511「……」
「今日はもう寝ていい。だが、これからは寝る前にあることをして貰う」
U-511「あること……?」
「この三面鏡に映るお前に向かってお前は誰だと百回聞いてから寝るんだ。監視カメラでちゃんと確認している」
「もしやっていなかったら、もう一度手の爪を全部剥いでやる。せっかく生えそろってきたんだ。また剥がれたくはないだろう。いいな?」
U-511「は、はい……」
~
U-511「Wer bist du?Wer bist du?」
ドイツ軍諜報員『ああああああああ!!ああああああああ!!ああ……ぁ……』
U-511「っ……Wer bist du?Wer bist du?」ポロポロ
~
ドイツ軍諜報員「っ……地獄に落ちろ……」
「爪を剥げ」
U-511「っ……わ、分かりました……」ハイライトオフ
~
ドイツ軍諜報員「撃ってくれ!!頼む!!」
「さあ、撃つか焼くか、お前が決めろ。お前の責任だ」
U-511「っ……!!」ハイライトオフ ボロボロ ジッ
ドイツ軍諜報員「いいから……撃ってくれ……!!」コクリ
U-511「……っ!!」パンッ
ドイツ軍諜報員「っ……D……danke……」ガクリ
「撃ったな。撃ってしまったな。これでお前はもう軍人ではない。敵以外を殺したのだからな。お前はただの殺人鬼だ」
U-511「……」ブツン
~
「これからはこれを鏡の中のお前に読み聞かせるんだ。分かったな?」
U-511「……」コクリ
~
U-511「貴女は誰ですか……?私は殺人鬼です……私は殺すのが好きです……私は命令に忠実です……私は決して逆らいません……」ハイライトオフ
U-511「貴女は誰ですか……?私は殺人鬼です……ふふっ……私は殺人鬼です……私は殺すのが好きです……私は命令に忠実です……私は決して逆らいません……!!」ニタァ
~
ドイツ軍諜報員「お願い、もう止めて!!これ以上本当に何も知らないのよ!!」
「爪を剥げ」
U-511「はい」
~
ドイツ軍諜報員「助けて!!殺さないでお願いよぉ……!!死にたくない!!」
「選べ」
U-511「はい」パンッ
ドイツ軍諜報員「」ガクリ
「早いな……どうして撃った?」
U-511「選べと命令されましたから」
「俺を撃ちはしないのか?」
U-511「私は決して逆らいませんから」
「撃たなければお前が殺したことにはならないのに撃つのか?」
U-511「Weil ich das Tötung mag(だって私は殺すのが好きですから)」ニタァ
~
アメリカ人「It is sinking(沈んでいくぞ)……!!」
アメリカ人「What the fuck!!俺たちはアメリカ人なのに!!何処がやりやがったんだ!?」
U-511「……」チャプ
アメリカ人「っ!!何だ!?誰だ!?」
アメリカ人「そのハーケンクロイツ……!!お前ドイツの艦娘か!?」
アメリカ人「俺たちはアメリカ人だ!!中立国の人間だ!!」
アメリカ人「よくもやりやがったなナチめ!!地獄に落ちろ!!」
アメリカ人「救助を要請する!!」
U-511「ふふっ……Heil, mein Führer!!死んでください、アメリカ人。お前たちは中立国とほざきながら連合国を支援している敵です」バッ チャキ パンパンパン
アメリカ人「」
アメリカ人「うっ」
アメリカ人「ぐはっ」
アメリカ人「何しやがるBitchめ!!」
アメリカ人「助けてくれ!!撃たれた!!」
アメリカ人「逃げろ!!殺されるぞ!!」
U-511「あははははは!!皆殺しです!!私を楽しませてください!!」ニタァ パンパンパン
~
アメリカ海軍軍人「生存者を確認!!救助します!!」
アメリカ人「た、助かったのか……」
アメリカ海軍軍人「大丈夫か!?何があった!?」
アメリカ人「Goddamn……ナチの奴が俺たちの船を沈めて……そして生き残りにむかって発砲してきやがった……!!」
「「「「!!」」」」
~
提督「……」
提督(情報収集の結果、俺はU-511に何があったのかを知った。巧妙に隠されていたが、何とか情報を得ることができた)
提督(そして、現在U-511はこのアゾレス諸島の島の一つに作られた秘密基地に配属されているらしい。俺は……)
↓×1~3
提督「さすが恋愛と戦争では手段を選ばない連中だ……とにかく、ユーに会って彼女の洗脳を解かなくてはな」
提督(しかし、普通の方法では無理だ。これはイギリスの諜報部による作戦だ。介入しようものならいろいろ不味いことになるだろう)
提督(ではどうすればいいのか。答えは簡単だ。U-511を撃沈したことにして保護すればいい)
提督(これは極秘作戦だ。U-511がそれに従事していることも当然機密情報となっている。俺は、ウォースパイトの協力もあって何とか情報を入手できた)
提督(だが本来は知りえない事なのだ。つまり、我々は大西洋で活動中だったドイツ軍潜水艦娘を撃沈する)
提督(そこに何の問題もない。どうやら奴らは護衛のつかないアメリカ船籍の貨物船や客船、及びアメリカ人の乗っている連合国側の船舶を狙っているようだった)
提督(簡単だろうな。なぜなら奴らは我々の船団護衛の計画を知っているのだから。しかしそれももう終わりだ)
提督(容易いぞ……お前らが狙うであろう船舶を特定して罠を仕掛けておくことは……!!)
~
U-511「……あれが今回の目標。すっごくおっきくて素敵。たくさん殺せそう♪Los……!!」バシュッ バシュッ
シャリシャリシャリシャリシャリシャリ
シャリシャリシャリシャリシャリシャリ
U-511「……っ!!」ハッ スイッ
U-511(あの船の方から魚雷!?向かってきてる!!あの船がうるさくて気がつかなかった……!!誰が撃ったの……!?)
伊14「この音……!!姉貴、アイツも気がついたわ!!」スイー
伊13「命令は捕獲……見逃さないで、イヨちゃん……」スイー
伊14「了解!!さあ、狩の時間ね!!はぐれ狼を捕まえちゃうよ!!」
U-511「っ……」スイー
ゴォーン バッシャーン
伊13「当たった……っ……撃たれる前に気がつければ良かったのに……」ギリッ
伊14「あの船の真下に潜航してたら、アレがうるさすぎて魚雷でもないと気がつかないからね。仕方ないよ」
伊13「分かってる……イヨちゃん、浮上して合図を送って……」
伊14「分かった!!」
~
『万が一襲撃中に艦娘に遭遇したら逃げろ。連合国のであれ枢軸国のであれ交戦は許可しない』
キーン キーン キーン
漣「見つかんねぇ~……!!」
朧「ちっ……」
曙「絶対このあたりのはずよ。逃がさないんだから」
潮「……」
U-511「っ……駆逐艦……!!」
U-511(どうしてこんなに……待ち伏せされてた……!?このままじゃまずい……!!でも……反撃できないし……どうしよう……)
瑞穂「敵艦を、捕捉しなくては……!!瑞穂、しっかり!!……居た、そこ!!爆雷投下!!」
ブーン カチャカチャカチャン ドボンドボンドボン
U-511(っ!!航空機まで!!爆雷を投下された……まずい、これは……避けられない……!!)
U-511「Nein!!」
ゴォーン バッシャーン ゴォーン バッシャーン ゴォーン バッシャーン
U-511「っぁ!!」ボロッ
U-511(やられた……潜航していられない!!浮上するしか……でも、そうしたら……!!)
『万が一逃げきれない場合は、君は死ななくてはならない。そのときは躊躇わずにこの毒薬を服用して死ね。捕虜になることは赦さない』
U-511「し、死にたくない……!!でも、私は……私は命令に忠実です……私は決して逆らいません……けど、死んじゃうのはいや……!!」ブルブルブル
伊14「捕まえた!!」ガシッ プシュッ
伊13「随分足が速い奴だった……でも、これで私達の勝ち……」ガシッ プシュッ
U-511「うっ!?な……油断……した……っ……」ガクッ
~
提督「よくやってくれた、ヒトミ、イヨ!!君たちのおかげでU-511を保護することに成功した!!」
伊13「ありがとう……ございます……!!」
伊14「いぇい!!やったね!!大戦果!!」
提督「彼女の持ち物を調べた結果、おそらく自殺用と思わしき毒薬を所持していた。君たちが誤爆を恐れず肉薄して保護してくれなかったらU-511は死んでいた可能性が高い」
提督「本当にありがとう!!本来なら勲章ものだ!!だが、任務前にも言ったが、これは極秘の任務だ。申し訳ないが公式に表彰することができない……」
提督「よって、君たちには私から個人的に褒賞をあげたいと思う。私に用意できるものなら何でも用意しよう。何が欲しい?遠慮せずに何でも言ってくれ」
↓×1~3 伊13と伊14の反応
それと、遅ればせながらあけましておめでとうございます
伊14「ホントに!?じゃあねーイヨはねー今度提督の持ってる一番いいお酒飲ませてよ!!」
提督「一番いいお酒か、分かった。任せてくれ」
伊14「やったぁ!!期待してるよ提督♪」
伊13「わ、私は……ちょっと……考えたいな……」モジモジ
提督「そうか。では何か考えついたらいつでも言ってくれ」
伊13「う、うん……」
提督(二人が退出していき、俺はU-511に会いに行く準備を始めた。そして少し経った後、ヒトミが戻ってくる)
伊13「失礼します……提督……」
提督「ヒトミ?どうしたんだ?」
伊13「あの……私……ヒトミ……欲しいもの……思いつきました……」ジッ
提督「そうか!何なんだ?言ってみてくれ」
伊13「あの……わ……私は……ヒトミは……提督とデ、デートしてみたい……です……」カァッ チラチラ
提督「!!」
提督(顔を真っ赤に染め、恥じらうように視線を落としながらもこちらをちらちらと窺ってくる)
提督「……それでいいのなら、もちろん。喜んで」ニコッ
伊13「……!!うん……!!」パァッ ニコッ
提督「では予定をたてようか」
伊13「えへ……どうしようか……?」
伊14「ふーん……」コソッ
~
提督「失礼、入るぞ。……ユー、久し振りだな」コンコン ガチャ
↓×1~3 ユーの状態と反応
U-511「ひっ!!はっ!!はっ!!はっ!!っ……!!」ハイライトオフ ガタガタガタ
提督「っ……」
提督(ユーは直立して目を見開いたまま震えている。……あまりの恐怖に体が動かないのだろう)
提督(その表情は今にも泣きそうなほどに歪んでいて……心が締め付けられる……一体どんなことをされたのか……)
U-511「な……何でもします……!!何でもしますから殺さないでください……!!Bitte!!」
提督「殺しはしない……ユー……私だ!!もしかして分からないのか!?」スタスタスタ ガシッ
U-511「ひぃっ!!」ビクッ
提督(俺はユーに歩み寄るとその肩をしっかりと掴む。震えを止めるように。しかしユーは涙を溢すとより一層表情をひきつらせる)
U-511「はっ!!はっ!!はっ!!っ……そ、そういう事がお望みですか……!?分かりました……頑張ります……」スッ ガサゴソ
提督「っ!!」
提督(大破したせいでボロボロになっている自らのボディースーツに手をかけ、脱いでいく。その所作には色気は全くない)
提督(ただ、一刻も早く脱いでしまわないと殺されるかもしれないという悲壮な雰囲気に包まれている……見ていて痛ましかった)
提督「止めるんだユー!!」グイッ
U-511「Nein!!大丈夫です!!できます!!っ……どうぞ、好きにしてください。言ってくれれば何でもします」グイッ バッ ギュッ
提督「……!!」
提督(止めようとした俺の手を強引に振り払いボディースーツを脱ぎ去る。そして震える手で俺に抱き付いて来た。俺は……)
↓×1~3
提督「……」ギュッ
提督(震えるユーの身体を優しく抱きしめる。そして頭を撫でた。ユーが震える声で何かを呟く)
U-511「貴女は誰ですか……私は殺人鬼です……私は殺すのが好きです……私は命令に忠実です……私は決して逆らいません……」フルフルフル
提督「っ!!ユー!!俺を見ろ!!」グイッ
U-511「貴女は誰ですか……私は殺人鬼です……私は」
提督「違う!!君は殺人鬼なんかじゃない!!」
U-511「っ!?」ビクッ
提督「君は殺人鬼なんかじゃない。君はU-511。俺の大切な人の一人だ。ユー、君は絶対に殺人鬼なんかじゃない。君は君だ」ギュッ ナデナデ
U-511「ぁ……あ、アトミラール……?」ジッ
提督「そうだ、俺だよ」
↓×1~3 提督を認識したU-511の心情と反応
U-511「アトミラール……!!アトミラール!!」ポロポロポロ ヒシッ
提督「ああ、俺だ、ユー」
提督(安心したような嬉しいようなといった感じの表情を浮かべ、涙を溢しながら俺を抱きしめてくるユー。愛おしかった)
U-511『……』チャキッ
バン
提督『うぐっ!?』バスッ
バンバン
提督『……!!……。』グラッ バスッ ドサッ
U-511「っ!!!!ぁ……ぁぁ……!!」マッサオ ワナワナワナ グッ
提督(だが、ユーは再び硬直すると声にならない声を洩らす。そして顔を真っ青にして絶望に目を見開きながらゆっくりと俺から離れようとした)
提督「ユー……?」
U-511「ユーは……アトミラールを……!!」
提督「っ!!そう言う事か……戦争だった、ユー。仕方がなかったんだ。気にするな」
U-511「でも……!!」
提督「ユー。余計なことは、今は考えなくていい。いいか?今考えるべきことはただ一つ。俺は、何があろうとも君の味方だということだ」ギュッ
U-511「……!!」
提督「俺が君を守る。だからもう大丈夫だ。安心してくれ、ユー」ナデナデ
U-511「うぅ……!!うぁ……!!うわぁああああああ!!」ダキッ ギュッ
提督(再び俺に抱き付き、今度こそ痛いほどの強い力で俺を抱きしめるユー。抱き返し、しゃくりあげるユーを優しく、労わるように撫でた)
~
提督(その後、ユーのことは俺が用意した部屋で匿いつつ、伊58とまるゆを呼び寄せて介抱を命じた。極秘の任務として)
提督(残念ながら俺はまだ忙しく、他の子たちのこともあって常に一緒には居られないからな……)
伊13「あっ提督!!っ……こんにちは……」
提督「すまん、待たせたか」
伊13「全然大丈夫……今来たところだっ……ですから……」
提督(そう、ちょうど今日のように。俺は前に約束したヒトミとのデートに来ていた。街に繰り出して買い物や食事に行くのだ)
提督「ではいこうか」
伊13「はい……」
提督(アゾレス諸島は今、多くの軍属の人間が住んでいる。この島を領有するポルトガルの商人たちが目を付けないわけがなかった)
提督(臨時に店を開いたり、行商人のように露店を開いたりする商人が多くいる。もともとあった店も品ぞろえが豊富になっていた)
提督(日本では買えないようなイベリア半島の伝統的な服飾や工芸品が並んでいる。全部見て回ろうと思ったら一日ではとても足りないほどだろう)
伊13「これとかどうですか……?似合ってますか……?」サッ
提督「ああ、似合っているよ。ボーイッシュな感じのは着こなすのが難しいが、君は完璧に着こなせている」ニコッ
伊13「そうですか?えへ、ありがとう……///」テレテレ
提督「それにするのか?」
伊13「はい、これにします……」
提督「分かった。すいません、これをください」
店員「Thank you!!全部で5000エスクードスです」
提督「これでお願いします」
伊13「えっ!?」
店員「ちょうどお預かりします。包装しますか?」
提督「どうする、ヒトミ?着ていくか?」
伊13「あっ……じゃあ着て行きます……じゃなくて、自分で払うよ!!」
提督「おぉ……!?まあ、気にするな。今はデート中だろう?つまり私は君の彼氏という訳だ。プレゼントさせてくれ」ニコッ
伊13「……!!あ、ありがとう……」カァッ
提督(そんな感じで服を買ったりアクセサリーを買ったりする。いつも大人しいヒトミも、こういう時はとても明るく元気になるようだ)
伊13「~♪あの店、オルゴールを売っているみたいですよ……あっちの店はアロマですって……すごい!!」
提督(鼻歌を歌い、笑顔でこちらを振り返り楽しそうに様々な店に興味を示すヒトミ。微笑ましい光景だった)
提督「おっと、もうこんな時間か。つい時間を忘れてしまっていたな。そろそろ夕食にするか」
伊13「そうですね、そうしましょう……」
提督(二人で飲食店の並ぶ通りに向かう。そこには上品な感じのレストランから大衆食堂、酒場のようなところまであった)
提督「さて、どの店にしようか」
伊13「あの店とかどうですか……?」スッ
提督「あの店か?」
提督(ヒトミが指をさす。その店は三階建てぐらいの大きな建物で、レストランというよりはバーといった感じの店だ)
提督「あれは食べると言うよりは飲む店だぞ?いいのか?」
伊13「もちろん……だめですか……?」シュン
提督「そんな事はない。よし、ではあそこにしよう」
提督(ヒトミと一緒にその店に入る。小さな丸いテーブルに通された。やはりバーだなここは)
提督「まあ、食べ物もあるか。どうする、ヒトミ?……ヒトミ?」
伊13「どれにしようかな……?えっ?あ、ああ、そうですね……とりあえずやっぱりポートワインを」
提督「まず酒か。まあ食前酒としてはポートワインはいいのか?シェリーはそうだしな」
提督(そんな感じでポルトガルの酒と料理を堪能する。こういうざわめきが絶えない賑やかな店も良いものだ)
提督「おっと、こんな時間か」
提督(そんなこんなで夕食を楽しんでいたら夜もかなり更けていた。あと少しで日付が変わる)
提督「そろそろ帰るとするか」
伊13「……。帰りますか……?」
提督「もう時間が時間だしな」
伊13「一応、外泊しても大丈夫なんですよね……?」
提督「……一応な」
伊13「この店の上って部屋を貸しているそうですよ……?いっ……私……今日は帰りたくありません……」ジッ
提督「ヒトミ……?」
伊13「泊まっていきませんか……?」
提督(色気を感じさせる上目遣い。紅く染まった頬はアルコールのせいなのだろうか?気がつけば、いつの間にか胸元はまるで誘うように開かれている)
提督「……!!」ゴクリ
提督(思わず息を呑んでしまう。潤んだ瞳に見詰められた。そうだ。泊まって行こうと思えば今日は泊まっていける。俺は……)
↓×1~3
提督「……一応確認しておくが、こんな風に泊まっていこうと言う事がどういう意味か分かっているだろうな?」
伊13「はい、もちろんです……けどその確認はちょっと無粋ですよ……?」
提督「分かっているが、君は若いからな。いや、幼いと言い換えてもいい。未成年だ」
伊13「そうですか……そんな幼い私に手を出しちゃうんですね……?」ジッ
提督「……部屋に行くか。話さなくてはいけないこともある」
伊13「っ!!は、はい……!!」ドキドキ
提督(バーマンに宿泊したい旨を伝えて部屋の鍵を受け取る。そして上の階へ続く階段へ案内された)
バンッ ジャランジャラン
「「「「!?」」」」
提督(そして階段を登ろうとしたところで乱暴にバーのドアが開けられる。ドアベル代わりのインテリアが鳴り響いた。店内が静かになる)
提督(迷惑な客もいるものだなと思って振り返る。そして驚愕。見たこともないような険しい表情で店内を見渡すその子に覚えがあった)
伊13「はぁ……はぁ……っ!!居た……提督……イヨ……!!」ギロリ
提督「なっ……ひ、ヒトミ……!?じ、じゃあ君は……!!」
伊13?「……あーあ、見つかっちゃったか。目が覚めるの早いね、姉貴」
~
伊13『あの……わ……私は……ヒトミは……提督とデ、デートしてみたい……です……』カァッ チラチラ
提督『!!』
伊14『……!!』
伊14(不自然にどっか行こうとするから何かと思ったら……姉貴はこっそりと提督の所に戻ってそんな事を言った)
提督『……それでいいのなら、もちろん。喜んで』ニコッ
伊13『……!!うん……!!』パァッ ニコッ
伊14『……』
伊14(イヨたちは提督が好きだった。規律規律ってうるさくないし、融通が利くし、優しいし)
伊14(私達に本当に自由にやらせてくれた。特に、お酒について甘くしてくれたのは本当に感謝している)
伊14(一般的に任務前や任務中にお酒を飲むのはありえないって考えなのは分かる。けど、イヨにとっては必要なことだった)
伊14(前の上官はそれを分かってくれず散々叱責された後、提督の所に異動されてきた。あれは、左遷だった。だって、提督は水上艦担当だったから)
伊14(私を庇って一緒に左遷されたヒトミに申し訳がなかった。ヒトミは気にしないでって言ってくれたけど、正直死にたい気分だった)
提督【初めまして、伊13、伊14。私はこの艦隊の提督だ。よろしく頼む】
伊13【よろしく……お願いします……】
伊14【よろしくね】
伊13【イヨ……提督に失礼……!!】
伊14【っ……ごめん……よろしくお願いします】
提督【気にしないでくれ。言葉遣いを気にしたりはしない。さて、君たちは潜水艦娘だ。そして私は潜水艦娘を指揮したことがない】
【【……】】
提督【だから俺は君たち二人に全権限を与える。大まかな司令は与えるが、その遂行に関して君たちが思う通りにやってみろ】
【【えっ……!?】】
提督【門外漢が口を出すのは良くないからな。君たちがやりたいようにするがいい。責任は全て私が持とう】
【【……!!】】
伊14(提督は、本当に自由にやらせてくれた。提督が気にしたのは、結果だけだった。それ以外の過程に口出ししてきたりすることは決してなかった)
伊14(規程は、もちろん重要だ。けど、それは臨機応変に対応するときに足枷となる。私達はその足枷を外してもらった)
伊14(それまでは規程の為に歯がゆい思いをすることが少なくなかったけど、そのおかげで私達は規程を無視して行動することができた)
伊14(その結果、私達の戦果は劇的に向上した。無意味に魚雷を温存したりすることなく、哨戒航路に縛られることもなく行動できたから)
伊14(敵の無線や行動パターン、そして時には勘に従ってどこへでも索敵できた。そして補足した敵に適切な方法で攻撃する。私達は本当に自由に戦えた)
伊14(それまでの燻りが嘘のように私達は活躍できた。イヨ達が提督を好きになるのにそう時間はかからなかった)
伊14(そしてあの日、それまで隠していた任務前や任務中の飲酒が提督にバレた。酒臭いと他の士官バレて、提督に報告されて)
提督【……ふむ】
伊14【……】
伊14(前の上官に何度も叱責された記憶が蘇った。また他に回されるのかと思うと悲しくて泣きたかった)
提督【どうして飲んだんだ?】
伊14【それは……イヨに必要なことだから……】
提督【今までもずっと飲んでいたのか?】
伊14【っ……うん……】ビクッ
提督【そうか……一つ確認する。大丈夫なのか?任務前や任務中に飲酒して】
伊14【もちろん。自分ではそう思ってるよ。私にはお酒が必要なの。……それは、今までの私の戦果で考えてみて欲しいな】
伊14(何を不遜なと怒鳴られる覚悟だった。けど、提督に分かって欲しかった。だから、そう言っていた)
提督【分かった。なら、この件は不問とする】
伊14【……えっ!?】
伊14(けど、本当に分かってもらえるとは思っていなかった。その後、その件が問題にされることは二度となかった)
伊14(あの時に、私は心に誓ったんだ。何をしてでもあの人と……提督と一緒になるって……提督に選んで貰うって)
提督『では予定をたてようか』
伊13『えへ……どうしようか……?』
伊14『ふーん……』コソッ
伊14(けど、当然のようにライバルはたくさんいて……不文律があった。抜け駆けは禁止って……)
伊14(だからイヨは……けど、姉貴はそれを……破った。分かってた。こんなチャンス、もう二度とないかもしれない)
伊14(けどその不文律があったからイヨは今回もお酒で我慢したのに……姉貴は……だから、イヨも破ることにした)
~
伊13『~♪』
伊14『姉貴、今日なんかあるの?随分機嫌良さそうだけど』
伊13『えっ……?そうかな……ちょっと買い物に……行ってくるの……』
伊14『ふーん』
伊14(間違いない。今日、デートなんだ。まあ姉貴が寝ている間にスマホのロック外していろいろと確認させてもらってたけど)
伊14(予定に変更はないみたい。さて、じゃあ始めますか。私はコーヒーを淹れて用意していた睡眠薬を混入させる)
伊14『姉貴、コーヒー入れてみたんだけどさー、一緒に飲まない?』
伊13『コーヒー……?イヨちゃんが……?うん、じゃあ頂こうかな……』
伊14『ホント?はい、どーぞ。感想教えてねー』
伊13『分かった……頂きます……っ……』ズズッ
伊14『どーよ?』
伊13『乱暴な味……苦く淹れすぎだし……それをミルクと砂糖で誤魔化そうとして……甘ったるくなってる……』
伊14『そっかー……ん、分かった。ありがとね。次の参考にさせて貰う。それ、捨てちゃっていいよ』
伊13『捨てないよ……だって、イヨちゃんが淹れてくれたコーヒーだもの……』ニコッ
伊14『……んっふふ~そう?ありがとね♪』
伊14(心が痛まないわけじゃない。姉貴がイヨときっと同じくらい提督のことを想っているのは分かってる)
伊14(けど、それでもイヨの想いの方が強いし、この勝負に負けるわけにはいけないんだよね。ごめん、姉貴)
~
伊13『すぅ……すぅ……』
伊14『……先に破ったのは姉貴だからね。悪く思わないでよ』ボソリ
~
伊13『……んっ』モゾッ
伊13(……あれ?寝ちゃってた……?いつの間に……疲れてたのかな……今何時だろう……外も暗くなってる……)
伊13『……っ!!??』バッ
伊13(頭の中が真っ白になった……提督とデートの約束……寝過ごしちゃった……!!ど、どうしよう……!!)
伊13『っ……ぐすっ……スマホ……私のスマホ……は……!?』ジワァ
伊13(見つからない……部屋中をひっくり返す勢いで探す……悲しくて……情けなくて……涙が溢れてきた……)
伊13(提督に何て謝ればいいんだろう……こんな事したら……嫌われちゃうよね……っ……なんで寝ちゃったの……私……!?)
伊13『ない……ない……ない……!!っ……!?こ、こぼしちゃった……何、この粉……?睡眠薬……?っ!!』ガサゴソ ガサリッ
伊13(間違って紛れ込んでいないか……イヨちゃんの荷物の中を探していた時に……偶然見つけたそれ……雷に打たれたみたいだった……)
伊13(震える手でそれを舐める。不味い。独特な味。そして少し残っていたイヨの淹れてくれたコーヒーを舐める)
伊13(乱暴な苦みと甘みの暴風雨の中でその味を探す……心のどこかで見つからない事を祈って……そして、見つけた)
伊13(何も考えられなかった……気がついたら街に飛び出していた……そこら中の人が奇異の目で見られる……)
伊13(でも気にならなかった……私の心を占めるのはただ一つ……提督とイヨのことだけだった……!!)
伊13(この時間になっても帰ってきていない……けどまだ遅すぎはしない……ならきっとイヨのことだからお酒を飲んでるはず……!!)
伊13(バーやパブ、酒屋をしらみつぶしに探す……迷惑そうな顔をされてもどうでも良かった……)
伊13(絶対見つける……!!それだけ考えていた……そして一軒の大きな建物のバーを見つける……)
伊13(体当たりするように扉を開ける……中を確認……そして、とうとう見つけた……二人は、ちょうど階段を登って上の階へ行こうとしている所だった……)
伊13「はぁ……はぁ……っ!!居た……提督……イヨ……!!」ギロリ
提督「なっ……ひ、ヒトミ……!?じ、じゃあ君は……!!」
伊14「……あーあ、見つかっちゃったか。目が覚めるの早いね、姉貴」
伊13(驚いている提督……無表情のイヨ……着ている服は、見たことないヤツ……きっと今日提督に選んで貰ったんだ……!!)
↓×1~3 伊13の心情と行動
~
伊13「……!!」ズカズカズカ
提督「……!!」
伊14「……」ジッ
提督(全く気がつかなかった……違和感を覚えたこともあったが、それでも俺は最後まで気がつけなかった……)
提督(イヨを睨みつけたヒトミが圧倒的な威圧感を放ちながら歩いてくる。それを逃げも隠れもせずに迎えるイヨ)
提督(交差する視線。店員もヒトミを止めることができなかった。ヒトミがイヨの目の前に立つ)
伊13「酷い……イヨ……どうしてこんな……私ずっと……提督とのデート……楽しみにしてたのに……!!私に成り代わって提督とデートを楽しんでたの……!?」ギロリ ジワァ
伊14「……」
提督(涙を一杯に溜めた上目遣いの瞳には、激しい憎しみが込められている。怒りに歪んだ表情。食いしばられた歯が見えていた)
提督(この子がこんな表情をするのかというほどに敵意を露わにしている。そんなヒトミに対して、イヨは未だに無表情だ。何の反応も示さない)
伊13「本当は私が提督の隣にいるはずだったのに……!!どいて……イヨ……!!今すぐ提督の隣からどいて!!」キッ ポロポロポロ
伊14「……ぜったいイヤ。先に抜け駆けしたのは姉貴じゃん」
伊13「っ!!」グッ パァン
伊14「っ……!!」ドサッ
提督「っ!!ひ、ヒトミ……!!流石にそれはやり過ぎだ……」
提督(イヨの言葉に、ヒトミは涙を溢しながら思いっきり手を振り被ってイヨの頬をひっぱたく。イヨは避けなかった)
提督(明らかに手加減していない。その威力はイヨが倒れてしまうほどだった。窘める俺に、ヒトミは泣きそうな顔で向き直る)
伊13「提督……気がついてくれなかったんですか……?イヨが私のふりしてたのに……提督にとって私は……ヒトミはその程度の存在なんですか……?」クシャリ ポロポロポロ
↓×1~3 提督の心境と反応
提督(最初は正直に気がつかなかったと話して謝ろうと思った。だが、ヒトミの尋常ではない様子にそうしてはいけないと本能的に感じ取った)
提督「気付いてたよ。でもイヨに恥はかかせられなかったからな。その話にのったんだ」ジッ
提督(だから俺は嘘を吐くことにした。そうしないと、ヒトミを永遠に失ってしまうような気がして……しかし、俺の言葉にヒトミが怒声を発する)
伊13「嘘を吐かないでください……!!そうならなんで私を見てあんなに驚いていたのですか……!?」キッ
提督(嘘を吐いて誤魔化そうとしたなというヒトミの怒りが痛いほど伝わってくる。ああ、そう考えるだろうな)
提督(しかし、最初の不意打ちの時の動揺は今や完璧に収まっていた。俺は冷静にヒトミの目を見つめて言葉を続ける)
提督「なぜなら、君が来たからだ。イヨのことだから、君にとって全てが手遅れになるまで君を介入させないようにしていると思ったからね」
提督「現に、イヨは目が覚めるの早いねと言っていた。つまり、本当は君はまだ寝ているはずだという事だろう?」
伊13「……!!っ……なら……なんでイヨを連れて……上の階へ行こうとしていたのですか……!?」
伊13「上の階は……泊まるための部屋があるのでしょう……!?そういう事をしようとしていたのではないですか……!?」
提督「……イヨ。部屋に行くかと俺が言った後、さらに続けて何て言った?」
伊14「……確か、話さなくてはいけないこともあるって言ってたね」スクッ ジッ
提督(張られた頬を赤くしながらも立ち上がり、そして真っすぐと俺を見つめながらそう言うイヨ)
提督「そう、『話さなくてはいけないこともある』だ。手を出すとは言っていないだろう?」
伊14「……まあ、そうだね」
伊13「……!!ほ、本当に……じゃあ提督は……イヨが私のフリをしていることに……気がついていたの……?」
提督「ああ、もちろん」
提督(すまんな……ホントは違和感があったはあったが気がつかなかった……なんてことはおくびにも出さない)
提督(全部嘘だった。さっきの俺の素の驚きを聞いていた、唯一それを崩せるイヨは動かない)
提督(ならば押し通してやる。このぐらいできなければ、汚い大人の世界を戦えないのだ……!!)
↓×1~3 提督のハッタリに対する伊13、伊14の反応
※特に伊14は提督が嘘を吐いていると分かっていて、さっきまであんなにいい雰囲気だったのに抱くつもりがなかっただなんて嘘だと思っていることをふまえて
伊13「じゃ……じゃあ提督はヒトミじゃなくて……イヨちゃんのほうが好きなんですか……?私じゃないって気付いてて……」カタカタカタ
伊13「それでも……そういう事をする気じゃなかったって言っても……イヨちゃんを上の部屋に誘ったってことは……」
伊13「そういうことでしょ……?イヨちゃんと私……同じ顔……同じからだ……私とイヨちゃんの何が違うっていうんですか……?」
提督「ひ、ヒトミ……それは……」
伊14「性格でしょ。分かったらさっさと帰りなよ、ヒトミ」
伊13「っ!!」ゾワッ
提督「っ!!」ビクッ
提督(こ、ここに来てそう出るのか、イヨ……!!)
伊14「嘘だよね、提督?イヨとエッチする気じゃなかったなんて嘘だよね。……イヨは提督のためなら何でもしてあげられる!!」
伊14「どんなエッチなことでも応えてあげる!!だから嘘だって言って!!今からイヨと愛し合うんだって!!」
提督「……!!」
伊13「提督……どういう事……!?」
伊14「あんな雰囲気だったのにその気がなかったなんて通らないよ!!姉貴に教えてあげて!!俺が好きなのはイヨだって!!お前じゃないんだって!!」
伊13「……!!黙って……イヨ……!!」バッ
伊14「黙らない!!姉貴が黙りなよ!!」バッ
提督「や、止めるんだ二人共!!」
伊13「絶対に赦さない……赦さないんだから……!!」ググググッ
伊14「赦されなくていいよ!!それぐらい覚悟してきた!!提督は渡さない!!」ググググッ
提督「止めろ!!」
「「っ!!」」ビクッ
提督(俺の怒声に掴み合って声を荒げていた二人が動きを止める。そして顔だけで俺を振り向いた)
伊13「……」フルフルフル
伊14「……!!」キロリ
提督(ヒトミは単純に恐れている。自分が選ばれないことを。俺がイヨを選ぶことを。そしてイヨは、俺を脅していた)
提督(俺を睨みつけるその瞳は語っている。俺の顔を立てるために、俺が入れ替わりに気がついていたという嘘を指摘しはしない)
提督(けど俺の行動次第ではそのことを暴く。そう警告してきていた。……やはり嘘は吐くものではないな)
提督「二人に、話さなくてはいけないことがある……頼む、二人共。まずは黙って俺の話を聞いてくれ」
提督(周囲からの視線が痛かったが、俺はバーマンにもう一人増えたことを伝えて新しい鍵を貰うと三人用の部屋へと移動する)
提督(その間、二人は一言も話さなかった。部屋につき、二人をベッドに座らせる。そして俺も向かいのベッドに座った)
「「……」」
提督「ありがとう、俺の頼みを聞いてくれて。すまない。最初からこうしていればよかった……」
提督(そして俺は話し始める。あの子から始まって、今、マックスまで続いているあの話を……)
↓×1~3 二人の心境と反応
伊13&14「「……!!」」
~
【病院……行きましたか?いいお医者さんなんですよ】
【っ!?……行ってない】
【どうしてですか?】
【あなたに紹介してもらった病院なんか行かない……!!】
【嘘……だからですよね】キロリ
【えっ……!?】
【彼の気を惹くために赤ちゃんができたなんて嘘ついたんですものね】
【っ!!違う……!!】キッ
【何が違うんですか?】
【私は本当に……!!】
伊14『うわぁ……酷いね……ドラマとか映画とか、よくこういうの普通に放送するよね』
伊13『うん……そうだね……』
伊14『好きな人に選ばれるためとはいえ、普通ここまでするのかな?』
伊13『うーん……まあ、一人しか選ばれないから……する人もいるのかもね……』
伊14『そっかーまあそういうものなのかもね』
~
伊13「一人しか選ばれないんじゃなくて……全員と……!!」
伊13(目から鱗が落ちた……そういうものだと……一人しか選ばれないものだと……ずっと思っていた……)
伊14「そういうのもアリなんだ……そうかーそうなんだ……!!」
伊14(けど、もしそうじゃないなら……一人だけじゃなくて皆を選ぶというのがあるのならイヨは……!!)
提督「もちろん、まともじゃないのは分かってる。だが、俺にはそれでも受け入れてくれた子たちが居るんだ」
提督「だから俺は、まともじゃなくても俺を好いてくれていて、俺を受け入れてくれる子たち全員を幸せにする。そう決めたんだ」
提督「君たちは、この話を聞いたうえでどうする?それでもまだ俺が好きか?この話を受け入れるか?」
伊13「はい……好きです……!!受け入れます……!!」コクコク
伊14「もちろん!!大好きだよ、提督!!ずっと一緒に居てね!!」バッ ダキッ スリスリ
提督「っ!!」
提督(救われたような表情で何度もうなずくヒトミ。そしてイヨは俺に飛びかかって抱き付いてくる。頬を擦り寄せてきた)
伊13「イヨ……!!ズルい……私も……!!」バッ ダキッ スリスリ
提督(そしてイヨの行動を受けてヒトミも俺に飛びついてきた。見た目がうり二つの美少女にこうして抱き付かれると……男として反応してしまう)
提督「ひ、ヒトミ……イヨ……ありがとう。約束する。必ず幸せにしてみせる」ムクムクムク
伊14「うん!!……っ!!んっふふ~♪」ピクッ ニタァ ナデナデ
提督「っ!!」
提督(そしてそれをイヨに気がつかれる。妖艶な笑みを浮かべるイヨ。そしてその綺麗な白い手でズボン越しのそこを撫でてくる)
伊13「うん、信じてるよ……提督……!!……?っ!!」ニコッ チラッ ビクッ
提督(そしてそんなイヨの行動に気がついたヒトミ。肩をびくりと震わせ、顔を真っ赤に染めた)
伊13「な、な、何をしてるの……!?」
伊14「何って……見れば分かるでしょ?」チラリ
伊13「……!!」
提督(妹の妖艶な流し目に目を見開いて信じられないと言うような表情をす
るヒトミ。俺はイヨに話しかける)
提督「イヨ、その前にするべきことがあるはずだ」
伊14「っ……うん、そうだね」
提督(俺の言葉にイヨは俺から離れるとバツが悪そうな表情を浮かべながらもヒトミに向き直る)
伊13「……」
提督(そんなイヨに対してヒトミもまた俺から離れてイヨに向き直る。少しの沈黙、そしてイヨが瞳に頭を下げた)
伊14「酷い事してごめんなさい」
伊13「……。さっきの一発で……赦してあげる……」
伊14「ホント?ありがとね」
提督「よし。では、とりあえず三人で飲みなおそうか」
提督(ルームサービスで酒とツマミ、そして何も食べていなかったヒトミに軽食を注文した)
~
提督「ん……っ……」
伊14「すぅ……すぅ……」
伊13「……」ジッ
↓×1~3 一日デートしていた提督とイヨが眠ってしまったヒトミの心境と行動
伊13「……イヨ、寝ないで」ユサユサ
伊14「んん……何……今何時……?」
伊13「まだ夜だよ……私……これから提督とするね……他の子はもうしてるらしいし……抜け駆けするつもりはないから……するなら一緒にする……?」
伊14「何を……っ!!ちょっと待って……何かキツイのない……?」パチリ ノソッ
伊13「キツイの……ウイスキーが残ってる……はい」
伊14「んっ……くぅー……目ぇ覚めた……!!」グビッ
伊13「ん……じゃあ……し、しようか……」ドキドキ
伊14「うん、しよう。……」
伊13「……」
伊14「……姉貴?」
伊13「な、何……?早くしよう……?」
伊14「うん。だから、ほら。しよ?」
伊13「っ……」
伊14「……もしかして姉貴、どうすればいいのか分からない?」
伊13「っ……イヨちゃんは……分かるの……!?」キッ
伊14「ま、まあ……」
伊13「っ!?そ、そう言う経験……あるの……!?」
伊14「な、ないよ!!けどそういうのって自然とこう……学んでいくもんじゃん!!」
伊13「そ、そうだね……」
伊14「でしょ?まあとりあえず……下、脱がせちゃおっか」
伊13「わ、わかった……」
提督「っ……」ボロン
「「!!」」ドキッ
伊13「……。それで……?これからどうすればいいの……?」
伊14「て、提督のコレを扱いたり……な、舐めたりして大きくしなくちゃ……」
伊13「!?」
~
提督「……っ」ムクムク
伊13「お、大きくなってきた……!!コレを舐めるの……?」ツンツン
伊14「そうらしいよ」フニフニ
提督「!!」
提督(いつの間にか寝落ちしていたようだ。何か気持ちいいと思って目を覚ますとヒトミとイヨが俺のモノを弄っていた)
↓×1~3 提督の行動
提督「……」
提督(俺はあえて寝たままを続ける。ヒトミとイヨがどうするのか見させて貰おうか)
提督(初々しい手つきで弄られ、快感というよりはシチュエーションに興奮した。生娘二人が俺のモノを弄っている)
提督(たまらなかった。ヒトミは全くそう言う知識がない感じが素晴らしい。もはや扱くでもない。突っつくだった)
提督(ヒトミを性的に調教していくのが楽しみだ。いったいこの子はどうなるのだろうか?待ちきれない)
提督(そしてイヨは乏しい知識を基に何とか頑張っている所が最高だ。とりあえずこうだろうかという感じでモノを扱いてくる)
提督(あの白魚のような指で俺のモノに触れているかと思うと、穢れてはいけないものが自ら穢れていくのを見ているような背徳感が背筋を震わせた)
伊13「わ……も、もっと大きくなってる……!!」
伊14「っ……すごっ……!!」
提督(モノが完全に戦闘態勢に入る。二人はそれに圧倒されているようだ。手が止まり息を呑むのが分かった)
提督(暫く、二人は動かない。いや、動けないのだろうか?本能的な恐怖を感じ、圧倒されているのかもしれない)
提督(そう考えるとさらに興奮する。……が、長く続くわけではない。早くしないと脱力してしまう……)
伊13「……。ねえ……?やっぱりそういう経験も無いのに……そう言う事するのって……無理かも……」
伊14「っ……そ、そうだね。また今度にしようか」
提督(な、なん……だと……お前ら……ここにきてまさかの展開だぞ……それでいいのか……!?)
提督(だが二人は俺の下着とズボンを穿かせようとする。起きてやろうかと思ったが、閃く。俺はそれよりも面白い事を思いついた)
提督(着衣を直され、されるがままに二人がかりでベッドに運ばれる。俺をベッドに寝かしつけた二人は交互にシャワーを浴び、歯磨きを済ませるとそのままベッドに入った)
提督(逸る気持ちを押さえて耐える。二人が寝静まるまで待つ。そして、とうとうその時が来た)
伊13「すぅ……すぅ……」
伊14「ん……すぅ……」
提督「……」ムクリ
提督(俺は起き上がると、取り合えず口を濯ぎ、残っていたひとかけらのチョコレートを食べて目を完全に覚ます)
提督(そしてそのまま無防備な寝顔を見せる二人に向き直った。あどけないその寝顔。これからすることを考えると興奮した)
提督「先に寝込みを襲ったのはお前らだからな……覚悟してもらおうか……!!」
提督(俺は、まずヒトミから頂くことにした。布団を剥ぐ。部屋に置いてあったのだろう大きめのバスローブを着ていた)
提督(遠慮することなくバスローブの腰紐を解き、はだけさせる。ブラとショーツが露わになった)
提督(シンプルなヒトミらしい下着だ。俺はまず軽く体を愛撫する。素肌に指を這わせ、軽く撫でまわした)
伊13「んふ……」
提督(しかし起きる様子はない。俺はヒトミのショーツに手をかけ、そのまま脱がせる。窓から入る外灯だけが光源の暗い部屋の中、ヒトミの秘所が露わになった)
提督「素晴らしい……!!」
提督(生えかけのそこはピッチリと閉じており、顔を寄せると石鹸の香りが漂ってくる。俺は脱がしたショーツをヒトミに被せる)
提督(自分のパンツを被っている美少女と言うのもなかなか乙なものだ。俺はヒトミに添い寝するようにして隣に横になると。その秘所を手で責める)
伊13「っ……んっ……っは……ぁ……」ピクンピクン
提督(割れ目をなぞり、自慰の経験すらないであろうぴっちりと閉じたそこへ指を挿入。軽く中の具合を確認した)
提督(いい締まりだ。入れるのが楽しみだった。そのまま、俺はヒトミに手淫を続ける。クリを摘み、弄る)
伊13「ぅ……はぁ……ん……っ……ぇ……?」
提督(暫く快楽を与えていると、ヒトミがゆっくりと目を開いた。そして俺を認識する。目を見開いて、声をあげようとした……)
提督(ところで俺が手で口を塞ぐ。混乱したヒトミは身体を硬直させ、俺に何が起こっているのか視線で問いてきていた)
提督「先に寝込みを襲ったのは君たちだろう?」
伊13「っ!!」ビクッ
提督「静かにできるね?さもないと俺は君の口を塞がないといけなくなる」
伊13「っ……」
提督「そして、イヨを先に抱くことにしよう。どうかな?静かにできるかな?」
伊13「っ!?……!!」コクコク
提督(イヨに俺を盗られるわけにはいかないと言った感じで力強くうなずくヒトミ。俺は手を離す)
伊13「提督……その……っ!!ぅ……はぁ……!!」ビクン
提督(それと同時に手淫を再開した。何かを言いかけたヒトミはその言葉を自らの喘ぎ声に遮られた)
提督(容赦なく、本能と欲望のままにその体に快楽を刻み、開発、調教していく。ヒトミは頑張って耐えていたが、限界を迎えた様だ)
提督「……」キュッ スッ チュッ
伊13「ぁあん!!あああむぅ……!!んん~~~!!」ビクン
提督(強くクリトリスを摘まむと同時にヒトミが絶頂を迎える。恐らく人生初めての絶頂にヒトミは声を抑えることを忘れて嬌声をあげる)
提督(それを、俺はヒトミに口付けすることで遮った。イヨは今ので起きただろうか?まあ、どちらでもいい。今はヒトミだ)
提督(舌を挿入して咥内を蹂躙する。口を塞がれてなお、唸るようにして喘ぐヒトミ。俺が手を止めないからだ)
提督(瞳は腰を引き、股を閉じるようにして逃げようとしている。そして俺の身体に腕を回し、強く抱きしめることで耐えようとしていた。だが、そうはさせない)
提督(そのまま絶頂の波に乗せて何度もイかせる。それと同時に濃厚なディープキス。それが終わるころにはヒトミは息も絶え絶えで放心していた)
伊13「んっ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」トロン
提督(唾液の糸を引きながら口を離す。ヒトミは胸を大きく上下させ、口からは唾液を垂らしている。そして、その秘所はびしょびしょだった)
提督(俺は身体を起こし、ヒトミの脚の方へ移動する。そして蜜の溢れるそこへ口を付けた。舐めとり、吸い取る)
提督「……んっ」レロレロ ジュルル
伊13「ふあぁ……!!んはぁ!!」
提督「あまりうるさくするとイヨが起きるぞ?」
伊13「っ!!っ……!!」バッ
提督(再び大きな嬌声をあげるヒトミにそう告げる。俺の言葉にヒトミは両手で口を塞いで喘ぎ声を抑えた。再びヒトミの秘所に口付けする)
伊13「んん……!!っ!!ん……!!んん!!」ピクピク ビクン
提督(容赦のない口淫。ヒトミは俺の頭を足でがっちりと挟み込むようにしていた。力を込めることで快楽に堪えようとしている)
提督(だが、そんな事で耐えられると思うなよ?舌でクリトリスを刺激した、快楽により足をもじもじと動かしたり、力を抜けさせたりするヒトミ)
提督(ヒトミの身体が開発されているのが分かった。快楽を与えられ、それに対する反応が段々と大きくなっていっている)
提督(穢れを知らぬ少女が今、俺の手で女へと変えられていっている。これほど興奮することはそうそうないだろう)
提督(俺は、そのままヒトミの身体を楽しみつつ口淫を続けていく。この子の身体と心を作り替えていくように)
~
伊13「~~~!!っ!!んふぅ……!!んん!!」ビクンビクン
伊13(頭が……溶けそうだった……体がおかしかった……こんな気持ちいいことが……あったなんて……)
伊13(私の中にあった扉が……こじ開けられていってる……目覚めさせられてる……それが怖くて……でも……求めちゃう……)
伊13(そうなんだ……これが……女ってこと……なんだ……でも……激しすぎるよ……!!こんなの……!!)
伊13「んん~~~!!んふぅ!!っ……ん……っ!?!?」ビクッ
伊14「っ……!!すぅ……すぅ……」パチッ
伊13(イヨちゃん……起きてる……!!見られてる……!!寝たふりしたって……目が合ったのに……誤魔化せるわけないでしょ……!!)
伊13「て、提督……!!んはぁ!!あぁ~~~!!」ビクンビクン
~
提督「イヨが起きてしまうぞ?いいのか?」
伊13「ま、まって……!!ダメ、提督待ってぇ!!ふぁああああっ!!」ビクン
提督「ダメだ、待たない」
伊13「そんなぁ!!っ!!んふぅ……!!んん!!」ギュッ
伊14(姉貴は、提督にイヨが起きてることを伝えるのを諦めたみたいだった。必死に口を手で塞いでる)
伊14(分かる。今、姉貴はイったんだ……最初、姉貴の声で目が覚めた時、止めようかと思った)
伊14(ズルい、イヨも!!イヨが先!!そう言おうかと思った。でも、初めて見る生のそれに……動けなかった……)
伊14(自分の下着を被った姉貴と服を着たままの提督が絡み合っていた。いけないものを見ていると本能で理解した)
伊14(けど、姉貴と提督のそれから目を離せなかった……姉貴がそんな顔するんだ……そんな声出すんだ……)
伊14(姉貴のそこに顔を埋める提督。何度もイかされてる姉貴。提督がようやく顔を上げた時には、姉貴は半分トんでいた)
提督「さて、そろそろ入れるぞ、ヒトミ」
伊14「っ!!」
伊13「ぁ……て、ていとく……」
伊14(ぐったりとしている姉貴の身体を抱き起す提督。そしてそのまま前に倒してうつ伏せにさせた)
伊14(そのせいで上下が逆さになって……良く見えた……服を脱ぎ捨てた提督の……ソレが……姉貴の震える腰が……)
伊14(提督が姉貴の腰を浮かさせる……そしてソレを……ソコに……触れさせたんだと思う……くっついた)
伊13「っ!!ま、まって……ていとく……!!イヨちゃんおきてるから……!!」
伊14「っ!!」ドキン
提督「イヨが?」チラリ
伊14(寝たふりをする。心臓がドクドクしているのがうるさい。提督に聞こえないか怖いぐらい)
提督「……寝ているぞ」
伊13「ねたふりしてるの……!!だからまって……!!ばしょかえて……!!」
提督「ダメだ、もう待てない。行くぞ、ヒトミ……!!っ!!」グッ ググググッ
伊13「っ!!~~~!!っんんんん!!」ブツン ヌププププ
伊14(姉貴の声にならない声が聞こえて、びたんって音がした。ゆっくり目をあける。大丈夫、みられてない)
伊14「……!!」
伊14(姉貴の腰と、提督の腰がくっついていた。あぁ……そんな……い、入れられたんだ……!!)
提督「動くぞ、ヒトミ」
伊13「~~~!!」フルフルフル
伊14(姉貴が顔を振った。のに、提督は腰を振り始めた。目が離せない……ぱんぱん音がする)
伊14(提督の苦しそうな気持ちよさそうな吐息……姉貴のそういう声……これが、セックスなんだ……!!)
伊14(圧倒された。腰が離れてはくっついて離れてはくっついて……押し付けられて、ぐりぐりしてる……姉貴の身体が跳ねる……)
伊14(どのくらいそうしてたのか分からない。魅入っていた。提督が、姉貴に後ろから覆いかぶさる)
提督「君に……謝らなくてはいけないことが……ある……!!」パンパンパン
伊13「んっ!!んっ!!んふぅ!!んっ!!んはっ!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督「下で……君とイヨの入れ替わりに……気づいていたと……嘘を吐いた……すまない……赦してくれ……!!」
伊13「っ!!んん……!!」
提督「もう二度とそんな事がないように……これから君のことをもっと知っていきたい……赦してくれるか……!?」
伊13「っ……!!」コクコク
提督「そうか……!!ありがとう、ヒトミ……愛しているよ」
伊13「……!!ひ、ヒトミ……もぉ……!!」キュンキュン コクコク
伊14(提督が腰の動きを加速させる。唸り声をあげていた。姉貴も布団に顔を押し付けて声にならない声をあげている)
伊14(体のぶつかり合う音と、ずちゅずちゅという音が響いていた。そして、一際大きな身体を叩きつける音を最後にそれが止む)
提督「っ!!ヒトミぃ……!!っは……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
伊13「んくぅ……っ~~~!!」ビクンビクンビクン
伊14(提督が声を洩らして、震える。腰を押し付けてぐりぐりとする。姉貴が唸るような声をあげた)
伊14(その後、二人は暫くそのままだった。何かぼそぼそと言っていたけど、聞き取れない)
伊14(そしてさらに暫くしてから提督が体を起こす。姉貴から離れた。姉貴はもう限界みたいだ。ただ肩を上下させてその場に寝そべっている)
提督「さて、次はイヨか」
伊14「!!」ビクッ
~
提督(イヨが起きていることには気がついていた。手淫をしていた時に、姉の秘所を弄る俺の手をガン見していた)
提督(そして今、寝たふりをしている。俺はゆっくりとイヨに近づく。そしてその頬に触れた)
伊14「……」
提督「寝ているか」
提督(イヨの寝たふりは完璧だった。だが本当は起きているのだ。その胸中を考えるとなかなか滾るものがある)
提督(俺はイヨの布団を剥ぐと、ヒトミにしたようにバスローブをはだけさせる。そして下着越しにイヨの秘所へ触れた)
提督「ん?おかしいな……濡れているぞ?これはどういう言う事だ?」ツー
伊14「っぁ……!!」ビクッ
提督(下着越しに割れ目を撫でる。湿っているソコの、硬く自己主張している突起に触れた瞬間、イヨが反応する)
提督「おや?もしかしてだが……起きているのか……?」
伊14「……」
提督(俺の言葉に、しかしイヨは寝たふりを止めない。ほぅ……素晴らしい。ならまだまだ楽しませてもらうぞ)
提督「……寝ているか?まあいい。さて、では頂くとするか。寝込みを襲ったのは君が先なんだ。悪く思うなよ」スッ
伊14「……」スッ
提督(下着をずらす。少しだけ足を閉じるように動かしたイヨ。だが、それ以上の抵抗はしない)
提督(いや、できないというべきか。俺はそこに直接触れる。もうすでに愛液が漏れ出ている)
伊14「っ……ぅ……んぁ……!!」ピクンピクン
提督(俺の手淫にイヨはしかし、あくまで寝たふりを止めずにされるがままになっている。俺は容赦なくイヨをイかせにかかる)
提督(ああ言っていただけあり、イヨは自慰したことがありそうだった。異物を拒むきつさはあるが、指ならある程度は受け入れる)
提督(俺はそのままクリを全力で責める。もはや、イヨは寝たふりができていない。目こそ閉じているが、体を捩り、喘ぎ声が洩れていた)
提督(イヨの身体の反応が段々と絶頂のそれに近づいて行っている。容赦しない。クリトリスを摘まんで、弄る)
伊14「っぁ……あぁ……!!うぅっ……~~~!!」ビクンビクン
提督(イヨが絶頂した。足を閉じて背中を反らせる。喉が丸見えになった。そして、脱力。なんとまぁ、まだ寝たふりを止めないのか)
伊14「っ……」
提督「イヨ……起きているだろう?」
伊14「……」
提督「そうか……んっ」
伊14「んふっ……!!」
提督(俺はイヨに口付けする。抱き締め、唇をはみ、舌を挿入した。それを受けて、とうとうイヨも寝たふりを止める)
伊14「んふっ……れろれろれろ……にゅるにゅるにゅる……」ダキッ ギュッ
提督(イヨが俺の身体に手を回し、自らも舌を絡ませてくる。濃厚なキスを交わし、そして口を離した)
伊14「提督……いつからイヨが起きているって気がついてたの……?」
提督「さあ?いつだろうな」
提督(そのままイヨの首筋を舐め、舌を這わせて鎖骨、胸の谷間、臍を経由して蜜壺へ口をつける)
伊14「ふぅ……っはぁ……!!あぁ……!!提督!!そこ……ダメだよ……!!」
提督(ダメと言われたらやりたくなるのが人というものだ。俺はそのままイヨの感じるところを責める)
伊14「っぁ!!あぁ……!!や、ダメ!!ダメだって!!っ!!っぁああああああ!!」ビクンビクン
提督(イっている間も口淫を止めない。強く吸うとイヨの腰が跳ね上がる。そのまま何度もイかせた)
提督(口を離すと、イヨは足を開き気味にしてぐったりとしていた。俺を見つめるその瞳には期待の光が満ちている)
提督(俺はそのままはち切れんばかりに回復しているモノをあてがう。正常位でハメる体勢になった)
伊14「提督……来て……?」
提督「っ!!行くぞ、イヨ!!」グッ ググググッ
伊14「っ……ぅぁああああ!!」ブツン ズプププププ ビクン
提督(誘われるがままにイヨの中に己をぶち込む。処女膜をぶち抜く感覚、これでこの子も俺のモノだ。最高の気分だった)
提督(本能のままに腰を振る。俺の身体にしがみ付くイヨを押しつぶさんばかりに腰を叩きつける)
提督(イヨの口から嬌声が洩れた。中がきゅんきゅんと締まる。淫らな音が響いていた。俺は限界まで我慢する)
伊14「あっ!!あっ!!あぁ!!提督……すごい……!!」
提督「っ……イヨ……愛しているぞ……!!今、お前の中にぶちまけてやる!!」
伊14「うん!!うん!!教えて!!イヨに男の人の……提督の味……教えて!!それなしじゃ生きられなくして!!」
提督「っ……いいだろう……いくぞイヨぉ!!」バチュン ビュルルルルル
伊14「きてぇ!!きてぇええええ!!ああああああああ!!」ビクンビクン
提督(イヨの中にぶちまける。思いっきり注ぎ込む。まるで搾り取るようにイヨの中が締まり、蠕動した)
提督(そのまま、イヨに覆いかぶさるように倒れ込み、口付けを交わす。暫くそうしていた)
提督「っ……ふぅ……」ズルン
伊14「んぁ……」ヌポッ ブプッ
提督(そして身体を起こしてモノを引き抜く。俺の精液やヒトミとイヨの愛液でテカっていた。俺はその場に座ると、イヨに声をかける)
提督「イヨ、口で綺麗にしてくれないか?」
伊14「えっ……く、口でって……」
提督「そうだ。さっき俺がしてあげたみたいに、今度は君が俺のを咥えてくれ」
伊14「っ……」
提督(さすがに自発的にフェラさせるにはまだ初々しすぎるか。イヨはかなり困った感じで俺のモノを見つめていた)
提督「……まあ、嫌なら大丈夫だ」
伊14「っ!!だ、大丈夫……できるよ」
提督(しかし俺のその言葉にイヨは焦ったようにそう言うとゆっくりと体を起こす。そしてそのまま俺の方に這い寄って来た)
提督「そうか、ありがとう」
伊14「……んっ」ピトッ
提督(そして躊躇ってから……ゆっくりと提督のアレを口につけた。しかし、咥えるとは程遠い状態だ)
提督「それじゃキスだぞ?もっと咥え込むんだ。こういう風に」グイッ
伊14「んぶっ!?」
提督(イヨの後頭部に手を当てるとイヨにモノを咥えさせる。苦しそうにしながらも、俺の言う通りにするイヨ)
提督「よし、それで根元から先端の方へ舌を這わせるんだ。裏スジと借りを唇や舌で刺激しろ」
伊14「んっ……れろれろ……あむあむ……じゅるるるる」
提督「ぅ……おぉ……!!そう、いい感じだ。ありがとう、イヨ」ナデナデ
提督(イヨに優しく声をかけて、頭を撫でる。それだけでイヨは嬉しそうに目を細めた。そして今まで以上に丁寧にモノを舐める)
提督「っ……よし、それで大丈夫だ。ありがとう、イヨ」
伊14「うん、どういたしまして」
提督「さて、そろそろ寝るとしよう。明日の朝には出なくてはいけないからな」
~
少し前
曙「クソ提督……なんであんなに忙しいのよ……せっかく久しぶりに指揮下に戻ってきたのに……全然一緒に居られない……」
曙「何か調べてるみたいだからこっちから執務室に行ったりするのはちょっとアレだし……本っ当にクソ提督だわ……」
曙(夕暮れ時、屋上で悪態を吐きながら茜色に染まった空を見上げる。提督奇跡の生還から数日、少しは休めばいいのにあのクソ提督は忙しそうに何かをしている)
曙(あたしが行方不明って聞いた時にどんだけ心配して、死んだって聞いた時どんだけ悲しんだかも知らないで……)
曙(でも、あの真剣な顔は本当に大切な時……大きな作戦の前とかにしてる顔で、今は邪魔しちゃいけない時だって分かった)
曙(まあ、それでも気に食わないものは気に食わないんだけどね!!クソ提督が忙しくなくなったら、思い知らせてやる)
曙「はぁ……それにしても、憎らしいくらい綺麗な空……んっ?えっ……?」
曙(本当に偶然、向かいの建物の一室が目に入った。カーテンが半開きになっていて、中が見える)
ガリメガネ「んちゅぅんちゅぅ」
潮「っ……!!」ポロポロ ピクンピクン
曙(その部屋の中では、どんな状況かは分からないけど上半身裸の潮が船団護衛を指揮する士官の一人)
曙(私達の今の直属の士官だけど、人と目を合せないし陰険で本物のクソ士官に胸を吸われている所だった)
~
曙「潮!!っ!!この……開けなさい!!開けろ!!」ガンガン
潮「っ!?あ、曙ちゃん!?」
ガリメガネ「な、何だ!?」
曙「っ!!この……やぁ!!」バガァン
ガリメガネ「ひっ!?」
潮「っ!!いやぁ!!見ないで!!」バッ
曙(扉を蹴破ったあたしを見てクソ士官が情けない悲鳴をあげる。そして潮が手で胸を隠した)
曙(潮は泣いていた。それだけでこの行為が無に等しいくらいの確率であった実はこの二人が恋人同士という可能性が消え去った)
曙「クソ野郎……潮に何したのよ……ぶっころしてやる……!!」
ガリメガネ「や、止めろ!!そんなことしたらお前もただじゃすまないぞ!!」
曙「そんなの知るか!!」
ガリメガネ「ひぁっ!?っ……う、潮!!止めさせるんだ!!さもないと君がひた隠しにしていたこの事も皆に知られるぞ!!」
潮「っ!!あ、曙ちゃん……お願い、止めて!!そ、そんな事になったら私……お願いだから止めて……!!」
曙「っ!!う、潮……この下劣なクソ野郎……!!」
ガリメガネ「っ……いつもいつも上官に向かってお前は……お前こそクソガキだ……!!」
曙「はぁ!?聞こえないわよ!!目を見てはっきりと言ったらどうなの!?」キッ
ガリメガネ「うひっ!?っ……だからお前は嫌いなんだ……ともかく、何か誤解しているようだけどな……」
ガリメガネ「俺と潮は恋人同士なんだ……!!それこそ、そう言う事をするくらいにはね……分かったらさっさと消えろよ……!!」
曙「何言ってんのよクソ野郎!!潮の顔見て見なさいよ!!これが恋人に向ける顔なの!?」
ガリメガネ「っ!!お、お前が乱入したせいだ……!!さっきまではちゃんと感じて気持ちよさそうな顔してたんだよ……!!顔赤くしてさ……!!」
潮「っ……」キュッ
ガリメガネ「あと、このことは内緒にしないと保存してきた今までの俺と潮の愛の記録をばら撒くからな……!?」
潮「っ!?」ビクッ
曙「っ……!!」ギリッ
ガリメガネ「分かったらさっさと消えろ……!!クソガキめ……!!潮、そのクソガキに言ってやれ、消えろってな」
潮「っ……あ、曙ちゃん……この人の言う通りだから……帰って……私は……大丈夫だから……」
曙「潮……!!っ……結局、お前はそういうことをしたいんでしょ……!?なら、取引よ……!!」
ガリメガネ「はぁ?」
曙「本当ならこんな事続けてたら状況が悪くなるだけなのは目に見えてるんだし、潮が何と言おうとあんたを憲兵に突き出してやるところだけど……」
曙「でも、そうしたら潮も大きいダメージを受けるのを避けられない……だから、あたしが潮の代わりになる……!!」
潮「あ、曙ちゃん!?ダメだよそんなの!!」
曙「あんたは黙ってなさい、潮!!潮に比べれば、あたしは女としては……っ……アレでしょうけど、でも、それでも女だし、そのうち成長するわ……」
曙「お前が性欲処理に使う女が潮からあたしに変わるだけで現状をほとんど維持できるんだから、いいでしょ!?分かったら潮のことは解放しなさいよ……!!」
ガリメガネ「何言って……っ!!」
ガリメガネ(待てよ……潮はそのうち嫁にするから無茶できないけど、こいつならそんな事気にせず自由に使えるぞ……!!)
ガリメガネ(潮とヤる時には失敗しないように経験を積んでおかなくちゃいけないからな。かといって娼婦は汚いから嫌だし)
ガリメガネ「ふひっ……いいだろう……その取引、受けてやろう……!!」
曙「っ……分かったわ……じゃあ、潮を解放して。お前が保存したとかいう潮の動画とか画像とか、消しなさいよ!!」
潮「曙ちゃん……お願い、私は大丈夫だから……!!」
曙「っ!!大丈夫なわけないでしょこの馬鹿!!いいから黙ってなさい!!」
潮「黙らない!!」
ガリメガネ「潮、ちょっと静かにしてろよ。今俺が話してんだろ」ジロリ
潮「っ!!ぅ……」ビクッ
曙「っ……さあ、早く消しなさい!!」
ガリメガネ「その前に、お前が裏切らないための保険が必要だろ?」
~
曙「こ、これで全部脱いだわよ……満足……!?」フルフルフル
ガリメガネ「ふひひ!!何言ってんだよ、まだだよ。このぐらいじゃお前はばら撒かれてもいいと思って裏切りかねないからな。もっと撮らせてもらう」カチャカチャ ボロン
曙「っ!?」
曙(そう言ってそいつはズボンとパンツを下ろすと……気持ち悪いぐらい長いソレを露出した)
曙(前に勉強の為にって何人かで見たそういう画像のアレとは全く違った……体形に不釣り合いな長さのソレ……)
曙(気持ち悪い。怖い。吐き気がする。目を逸らしてしまいたかった。この後、何をされるのか考えたくない。体が……震える……)
ガリメガネ「おい、クソガキ。しゃぶれよ」
曙「はぁ!?」
ガリメガネ「早くしろよ。俺の気が変わらねぇうちにさ」
曙「っ……ントに最悪……」ジワァ
ガリメガネ「絶対に歯をたてんじゃねぇぞ?噛んだりしたらどうなるか分かってるだろうな?」
曙「……分かったからちょっと黙ってなさいよ」
ガリメガネ「……さっきから気になってんだけどさ、まともな言葉遣いできないわけ?」
曙「っ……分かりました……」
ガリメガネ「謝罪は?」
曙「……。ご……ごめんなさい……」
ガリメガネ「すいませんでしただろ?」
曙「……すいませんでした」ギリッ
ガリメガネ「何だよその間は」
曙「っ……すいませんでした」ポロポロ
ガリメガネ「ちっ……まあいいや。早くしろ」
曙「……」スッ
ガリメガネ「返事しろよクソガキ」
曙「わ、分かりました……」
ガリメガネ「返事とか基本中の基本だろ。どういう教育受けてんだか……まあいいや。よし、じゃあまず手で大きくしろ」
曙「て、手でって……」
ガリメガネ「扱くんだよ早くしろよ!!」バシン
曙(どうやらこいつの中であたしは完全にこいつより下の存在になったみたいだった。さっきまで目も合わせなかったのに、今は普通に暴力を使ってくる)
曙「っ……こう……ですか……?」シコシコ
曙(考えると死にたくなるから、もう止めた。無心で言われた通りにする。熱くて、びくびくと気持ち悪く痙攣するそれが、どんどん大きく硬くなって……)
曙(私がそれを扱いている間にも、クソ野郎は私の顔と気持ち悪いソレが映るように写真や動画を撮る)
ガリメガネ「ヘタクソだけど、まあここまでできたから及第点にしてやる。ほら、さっさとしゃぶれ」
曙「っ……!!」
ガリメガネ「早くしろって言ってんだろ!!」グイッ
曙「んっ!!っ……んぁ……ぁぁ……!!」
曙(そいつに頭を掴まれてソレに顔を押し付けられる。口の所に合わせられると口の中に入れるようにされた)
曙(私はそれ以上抵抗しなかった。嫌なことを先延ばしにしても結局は来てしまう。なら早く終わらせたかった)
ガリメガネ「ほら、こっち見ろよ。笑え、ダブルピースしろ」
曙「っ……」ポロポロ ニコッ
ガリメガネ「よし、いい画が撮れた。いやぁ、潮には嫌われたくないからこんな事できなかったからな。さて、じゃあ一発抜くか」
曙「……!!」
~
潮(最初は、ただの軽いセクハラだったと思う。我慢できたから、我慢していた。それがどんどんエスカレートしていって……)
潮(盗撮された恥ずかしい画像や映像で脅迫されて……気がついたらこんな事になっていた……)
ガリメガネ「入って来いよ、潮」
潮「っ!!」
潮(頭が真っ白だった。アレの部屋に二人で入っていった曙ちゃんが心配だったけど、何も考えられない)
潮(そして気がついたらそう言われた。私は、言われるままにその、できれば入りたくない部屋へと入る)
潮「曙ちゃん……!!」
曙「寄らないで!!……そいつのスマホとパソコン、それだけなの?」ハイライトオフ
潮(曙ちゃんは口元を抑えながら鋭くそう言う。曙ちゃんの様子に、私は……見ていられなかった……)
潮「っ……曙ちゃん……わ、分かった……うん……たぶんそう……それ以外は見たことない……」ジワァ
曙「そう……じゃあ、そいつがそれ以外のデータをその新品の記録装置に移すから、それを監視してて」
曙「あたしが来てから電源付けただけで触ってないから、偽装して避難とかできてないはずよ。そしてそれが終わったら……さっさと全部消して……」
潮「わ、分かった……っ……」ポロポロポロ
潮(あれが普通のデータを転送していく。そして、曙ちゃんのデータの番になる。私のが混じっていないか確認しろと曙ちゃんに言われ、確認していく)
潮「……!!」
潮(酷かった。裸の画像やサムネイルからしてこれから脱ぐ感じの動画だけでなくて……アレを……握らされて……く、咥えさせられて……)
潮(私は裸を撮られたり胸に触られたり吸われたり、下を触られたり……それだけだ。最悪だと思ったけど、これよりは全然マシだった)
潮(泣きたくなる。データの転送が全部終わって、私は無言で私とあれを見ていた曙ちゃんに声をかける)
潮「お、終わったよ……ぐすっ……あ、曙ちゃん……」
曙「そう。じゃあどいて」
潮「うん……」
潮(机から離れる。すると、曙ちゃんが足を高く振り上げて、机の上のスマートフォンに踵落としをきめた)
ガリメガネ「はぁ!?」
潮「……!!」
潮(そしてそのままパソコンの本体に回し蹴りをいれて粉砕する。あれが悲鳴のような奇声をあげた)
ガリメガネ「ほああああああ!!何するんだお前!!」
曙「これであたしたちの知らない方法で復元とかもできないでしょ。はい、これで取引成立」
ガリメガネ「ふざけやがってこのクソガキが……!!ぶっころしてやる!!」ドカッ
曙「っ!!」ドサッ
潮「曙ちゃん!!」
ガリメガネ「俺のマシンを……!!あぁクソ……!!曙、この落とし前つけてやるからお前は今日俺の部屋に泊まれ!!」
ガリメガネ「じゃないとお前のストリップとフェラと手コキばら撒いてフリーのオナペットにしてやるからな!!」
潮「っ!!」
曙「……わかった」
潮「曙ちゃん!!」
曙「潮……あんたもう帰りなさい。この件にこれ以上関係ないわ」
潮「そんな……!!」
曙「お願い、行って。……あと、もう知ってると思うけどあたし、とんでもない弱み握られちゃったから……この事絶対に秘密にしておいてね」
潮(私にできることは……無かった……気がついたら部屋まで戻っていた。今、曙ちゃんが何をされているのか……考えたくなかった)
ブーブーブー
潮「……?」
潮(スマホがメッセージを受信する。放置したかったけど、もしかしたら曙ちゃんかもしれない。開いて確認する)
クソガキにマシンは壊されたけど君と俺の愛の記録はオンラインストレージに全部保存してあるから
その証拠に俺のお気に入りを添付しておく。あとこの事は曙はもちろん誰にも言うなよ?言ったらばら撒く
また連絡するから楽しみに待ってろよ
潮「オンラインストレージって……なにそれ……っ……死にたい」ハイライトオフ ツゥー
~
大井『少佐?この手はなんですか?何かの演習ですか?撃ってもいいですか?』
チャラ男『待った待った!!ただのスキンシップじゃん!!』
大井『少佐から見ればそうかもしれませんね。けど私から見たらセクハラです』
チャラ男『ガード硬いね~まあそんなところが良いんだけど』
大井『変態ですね』
チャラ男『ひでぇ!!ま、茶番はそこまでにしておいてさ。大井、今度の休暇俺と被ってんじゃん?どう?一緒に食事でも行かない?』
大井『何度言っても同じです。断ります』
チャラ男『頼むよ~一回だけでいいからさ~!!ね?』
大井『懲りない人ですね、あなたは』
チャラ男『ま、それだけ好きなんだよね』
大井『っ……どこへ連れて行こうとしているんですか?』ドキッ
チャラ男『っ!!新宿にいい感じのイタリアンがあってさ、そこにしようかと思ってるんだよね』
大井『イタリアン……なら、一度だけならいいですよ』
チャラ男『ガチ!?よっしゃ!!』
ガリメガネ『……』
ガリメガネ《あんなのが少佐とか終わってんなうちの海軍……それについてくバカ女もバカ女だ》
~
チャラ男『輸送船団が護衛無しで孤立……まずいな……』
帝国海軍士官『誰が離脱の指揮を執る……?失敗したら責任問題だぞ……』
チャラ男『……よし、ガリメガネ。お前が撤退の指揮を執れ』
ガリメガネ『えっ……で、でも……ご、護衛もなしでそんな……』
チャラ男『お前この中で一番成績は良かっただろ?お前が一番可能性がある』
帝国海軍士官『そうだな、そうしよう』
帝国海軍士官『健闘を祈る、ガリメガネ』
ガリメガネ『……!!わ、分かった……』
~
ガリメガネ『クソ!!あのクソ野郎どもめ!!俺を生贄にしやがった!!特にチャラ男!!』
ガリメガネ『階級一緒のくせに先任だからって……覚えていろよ……!!呪ってやる……!!』
~
帝国海軍将官『あえて動かないことで敵、深海棲艦がいなくなるまで待つとは称賛すべき戦術眼だ!!よって君に感状を与え、昇進とする!!』
ガリメガネ『ありがとうございます……!!』
ガリメガネ《本当は自暴自棄になって引きこもってただけだけど、運も実力の内だよな。やっぱ俺って優秀だわ》
~
チャラ男『俺さ、大井と付き合えるかも』
帝国海軍士官『マジか!?あの大井と!?よく口説けたな……』
チャラ男『まあ、それだけ俺が魅力的ってことでしょ』
ガリメガネ『……』
~
ガリメガネ『チャラ男、君にガ島の前線視察の任務を与える』
チャラ男『えっ……本気ですか……?』
ガリメガネ『前線航空基地の将兵を労いに行くんだ。まさか帝国海軍軍人たるものが危険だから嫌だとは言わないだろうな?』
~
北上『大井っち……』
大井『……』
ガリメガネ『♪』
ガリメガネ《チャラ男の奴、予想通り戦死しやがった!!ざまあ!!他の奴らにも復讐してやるぜ!!》
~
ガリメガネ《それまで俺は、女ってのはイケメンや金持ちみたいな連中に媚びて股を開くビッチしかいないと思っていた》
イケメン子役『ねえ、潮ちゃん。連絡先交換しない?』
ガリメガネ《ガキのくせに盛りやがって……艦娘をナンパか……?誰がお前らの為に命懸けて戦ってると思ってるんだ……誤爆してやろうか……?》
潮『あっ……その……結構です……』
イケメン子役『そ、そう……それは残念だな……あはは……』ズーン
ガリメガネ『……!!』
ガリメガネ《その日、芸能人みたいなゴミと関わりあいたくないのに担当の奴が急病とかで駆逐艦娘を連れて広報活動に行かされたおかげで、運命の相手を見つけた》
ガリメガネ《ビッチじゃない女の子がこんな近くに居るとは思わなかった。だが、それもそういう風に振舞っているだけかもしれない》
ガリメガネ《その後、潮が在籍することの多い船団護衛の担当になった俺は潮の観察を続けた。その結果、潮は純粋無垢な天使だという事が判明した》
ガリメガネ《軟派な奴らに決して靡かない清らかな乙女だ。俺にぴったりの女の子だった。だから、俺は潮と付き合ってあげることにした》
~
ガリメガネ『潮、お、お疲れ様……こ、これあげるよ……』
潮『あっ、中佐。ありがとうございます』ニコッ
ガリメガネ《よし、だいぶ仲良くなったぞ。そろそろ次のステップに進むとするか……!!》
~
ガリメガネ『潮、お疲れ様』サワッ
潮「ひゃぁ!?えっ……中佐……!?な、何をするんですか……!?』
ガリメガネ『何ってスキンシップだよスキンシップ』
潮『スキンシップって……や、止めてください……!!』
ガリメガネ『……何だよ。俺がせっかくスキンシップしてやったのに。まあ別にどうでもいいけど。でも上官にそんな態度とるなら分かってるよな?』
潮『……!!』
~
ガリメガネ『潮、これ見て見なよ』
潮『な、何ですか……っ!?』
ガリメガネ『よく撮れてるだろ?最近の小型カメラってすごいよな』
潮『わ、私の着替えてるところ……!!と、盗撮したんですか……!?』ジワァ
ガリメガネ『少しね。それでさ、潮。直接見てみたいんだよね。君のその大きなおっぱい』
潮『っ……!!』サッ
ガリメガネ『へぇ……まあ、そっちがそのつもりならこの画像や動画をばら撒くけど……いいの?』
潮『……』ハイライトオフ
~
ガリメガネ《まあ、ちょっと乱暴だったけど……どうせ他のヤリチンはクスリ盛ったりレイプしたりとかもっと酷い事してるんだし》
ガリメガネ《このぐらい許容範囲だよね。最終的には潮もそんな事ありましたねって笑ってくれるようになるでしょ》
~
ガリメガネ「もうびしょびしょだな?ほら、気持ちいいんだろ?お前だって結局はただのメスガキだからな」クチュクチュ
ガリメガネ「どんなに心で嫌だと思っても体は感じるんだろ?潮以外の女はホント低俗だよな」
曙「っ……くぅ……はぁ……はぁ……あぁ……くぅうううう……はぁ!!」ビクンビクン
ガリメガネ「イったか。もうすっかり快楽の虜みたいだな。見ろよ、曙。鏡に映ってる自分の姿をさ。蕩けきってんぞ?」
曙「っ……はぁ……はぁ……」キュッ
ガリメガネ「さて、じゃあいつも通り口でして貰おうか」ボロン
曙「っ……あむ」
~
曙「……」
曙(誰も来ない倉庫の中。最近のあたしの憩いの場所だった。狭くて、モノがたくさんあって、落ち着く)
曙(あのクソ野郎は何でか知らないけど最後の一線は越えようとしなかった。大方、童貞だからビビってるんだと思う。それ以外に理由が思い当たらない)
曙(けどそれもいつまで続くか分からなかった……涙が零れる。これ以上穢されたくなかった……けど、どうしようもできない……)
曙(こんな事が他の皆に知られたら……特に提督……提督だけには知られたくない……こんな事されてるなんて……)
曙「……」ツゥー
曙(そして、最近、アレを咥えるのに躊躇いが無くなってきてる……あんな奴に気持ちよくされてるのに……もっとって思う事がある……)
曙(自分が自分じゃ無くなっていく感じが怖かった……怖かった……認めたくなかった……嫌悪感が……薄らいでいる……)
曙(あいつのことが……嫌いじゃなくなってきてる気がした……いや、気がするじゃない……そうなってる……)
潮(嫌いだけど、前ほど嫌いじゃなくなってる……そんな事、ありえないのに……!!私の心も、犯されていってる……!!)
曙「ぐすっ……ひっく……誰か……助けて……!!」ギュッ フルフルフル
潮「……っ!!」キッ
~
潮「っ……」
ガリメガネ「ちゅばっ……ふぅ……堪能したよ、潮」
潮「……そうですか」
ガリメガネ「さ、今日はもういいよ。ありがとね」
潮「……どういたしまして」
潮(全部私のせいだった……曙ちゃんがあんなになるまで覚悟できないなんて……私……死んだ方が良い……)
潮(けど、死ぬわけにはいけない……あれをどうにかして曙ちゃんを助けるまでは……私はもうどうなってもいい。けど曙ちゃんだけは……!!)
潮(今回、私はあれに呼び出されてから小さなシール型の盗聴器をあれの制服に仕掛けた。青葉さんに無理を言って送ってもらったものだ)
潮(目的はあれの監視と情報収集の為だった。あれを告発する準備が整うまでに何かおかしなことをしないように監視しつつ情報収集を行う)
潮(……つもりだったけど、早速ことが起こってしまった。……いや、盗聴が間に合ってその前に知ることができたことを喜ぼう)
ガリメガネ『曙、今日は本番までするぞ』
曙『……はい』
~
潮「提督!!」バンッ
提督「っ!?う、潮!?どうしたんだ!?」
潮「あぁ!!良かった……!!居てくれた……!!急いできてください!!間に合わなくなる前に!!」
提督(書類仕事を片付けている最中に潮が俺の執務室に飛び込んできた。まさか潮がそんな事をするとは思わなかったのでかなり驚いた)
提督「お、落ち着け潮!!どうしたんだ?何が起きているのか説明してくれ」
潮「私のせいで……曙ちゃんがあれに……ガリメガネに犯されそうなんです……!!」
提督「!?」
~
提督(ガリメガネは、優秀だが人格に多少の難ありと評価されている人物だった。誰だその評価を付けたのは!?多少どころではないぞ!!)
提督(潮が仕掛けたという盗聴器からはそいつの言葉責めと曙の喘ぎ声が聞こえていた。もうすでにことは始まっている)
提督(いつ挿入されてもおかしくなかった。手遅れになる前に止めなくては!!俺は全力でそいつの部屋に向かっていた)
提督(さすがに地上での足の速さは俺の方が格段に速い。潮も向かっているが、俺が先行していた)
提督「っ!!ここだ!!おい、ガリメガネ!!聞こえるか!?俺だ!!提督だ!!今すぐドアを開けろ!!」ドンドン
提督(怒鳴りながら扉を叩く。しかし反応はない。聞こえているはずだ!!なのになんで反応がない!?)
提督(休みの日であれ、将官の呼びかけに佐官が答えないなどありえなかった。まさか居留守を決め込もうとしているのか!?)
提督「曙!!俺だ!!潮から事情は聞いたから今すぐ逃げろ!!ドアを開けるんだ!!」
提督(曙に呼びかける。それでも反応なし。事情を知っていることを伝えたのに反応なしは考えられなかった)
提督(知られたくないから黙っているとかそういう次元でなく、もう俺は知っているのだから。となると、考えられる理由は……)
提督「この部屋じゃないんだ!!っ……あいつの執務室はどこだった!?船団護衛のどの航路の担当なんだあいつは!?」
潮「提督!!どうしたんですか!?」
提督「来たか潮!!この部屋じゃない!!あいつの執務室だと思うんだがどこだ!?教えてくれ!!」
潮「そんな……!!」
~
ガリメガネ「さて、十分濡れているしそろそろ入れるとするか」
曙「っ……ご、ゴムはつけて下さい……!!」フルフルフル
ガリメガネ「はっ?初セックスなんだから生に決まってんだろ」
曙「っ……」ジワァ ポロポロ
~
提督「提督だ!!開けろ!!聞こえているだろう!?いるのは分かっているんだ!!おい!!」ドンドン
潮「あ、曙ちゃん!!開けて!!」
提督「ここでもないのか!?ならどこに……っ!!そうか!!」
潮「どこに居るか分かったんですか!?」
提督「仮眠室に居るんだ!!防音だからドアを閉めていたら執務室をノックしても気がつかない!!」
潮「そんな……!!じゃあどうすれば……執務室の扉は頑丈でいくら艦娘でもそう簡単には……」
提督「こうなったら……!!潮!!来てくれ!!」
提督(俺は仮眠室のちょうど真上の部屋に向かう。幸い、その部屋は執務室ではなく潮が扉を壊すことができた)
潮「まさか懸垂下降して突入するつもりですか!?ロープはありませんよ!?」
提督「カーテンを使う!!大丈夫、少しだけだし、俺はそこまで重くないはずだ!!万が一失敗しても、この高さなら簡単に死にはしない!!)
提督(士官が長時間、外から狙撃しやすい位置で滞在する執務室の窓ガラスは防弾ガラスだが、仮眠室はそうでない)
提督(俺はカーテンを一応四枚ほどカーテンレールから金具を引きちぎるようにして取り外すと、潮に艦娘の力で決してほどけないように結んでもらう)
提督「いいか、潮!!少しだけだ!!踏ん張れ!!艦娘ならできるはずだ!!だがもし一緒に落ちそうになったら手を離せよ!!」
潮「大丈夫です!!提督一人ぐらい、艤装に比べれば羽のようなものですから!!任せてください!!」
提督(潮が地面に寝そべり、壁に足をついて踏ん張る体勢になる。俺はカーテンをしっかりと掴むと窓から懸垂下降の姿勢で降りていく)
提督(そしてカーテンの閉まっている窓の所まで降りると窓のサッシ部分を蹴って、振り子のように戻る勢いでそのまま仮眠室の窓ガラスを蹴破り、中へ突入した)
~
ガリメガネ「よし……!!とうとう挿入だ……!!喜べよ、女にしてやるぞ……!!」ピトッ
曙「……」ハイライトオフ ツゥー
ガリメガネ「っ……ほら、こいつが欲しいか?こんなに涎を垂らして。安心しろよ、すぐくれてやるから」クチッ ズリズリ
ドン ドン
ガリメガネ「!?」ビクッ
曙「!?」ビクッ
ガリメガネ「ま、窓……?何だ?鳥でもぶつかったのか?」
ガシャーン
ガリメガネ「ひっ!?」
曙「っ!!」
提督「っ……くっ……曙ぉ!!」ゴロン バッ
ガリメガネ「だ、だ、誰だお前……!?」
曙「ぁ……あぁ……!!」
提督(窓ガラスを蹴破ると同時にカーテンから手を離す。部屋の中に飛び込み、華麗に着地とはいかなかった)
提督(だが受け身をとったおかげでその回転の勢いのままに立ち上がれた。周囲を見渡す。するとすぐに視界に入った)
提督(ベッドの上で、正常位で挿入しようとしている体勢のまま驚愕の表情で俺を見るそいつ)
提督(そして涙を流しつつ濁った目を見開いて俺を見る、曙。本当に挿入直前だった。だが、ぎりぎり間に合ったようだ!!)
↓×1~3 提督の行動 曙の心情と反応
提督「っ!!」スッ グッ
ガリメガネ「ひぁああああああ!!」バッ
提督(俺はそいつに向かって踏み込みつつ右手を引き絞る。そいつは奇声を上げて防御するように手をあげた)
提督「このクズ野郎がっ!!」ドゴォ
提督(俺はその手の防御壁の下からアッパー気味にそいつの顎へ拳を叩きこむ。確かな手ごたえ)
ガリメガネ「あぶぐっ!?……」ゴギッ ドサッ
提督(眼鏡が吹っ飛び、ベッドから落ちて床に倒れた。泡を吹いている。良い様だ、クズ野郎め)
曙「て、提督……?えっ……て、提督……!!いやぁああああ!!み、見ないでぇ……!!」ギュッ
提督「っ……曙……!!」
提督(クズ野郎はぶちのめしてやったが、しかし曙はまだ状況を認識できていないようだ。最初、戸惑うようにしていた)
提督(しかし、俺の存在をちゃんと認識するとともに悲鳴をあげた。震える体を掻き抱いて局部を隠すようにその場に蹲る)
曙「ち、違うのこれは……!!あ、あたし……違うの……!!」ブルブルブル
提督「曙、もう大丈夫だ。助けに来たんだ」
曙「あたし、穢されてなんか……汚くなんか……っ……ぐすっ……」ポロポロ
提督「曙!!」ダキッ
曙「っ!?」
提督(俺は曙を抱きしめる。息を呑んで硬直する曙。俺はそのまま優しく曙の頭を撫でつつ耳元で囁いた)
提督「何があっても、俺は君の味方だ。大丈夫、君は汚れてなんていないよ。その気高く勇敢な魂は決して穢されてない」
曙「て、提督……!!」ジワァ
提督(涙を浮かべる曙。その濁った瞳にかすかに光が戻ってきていた。俺は曙に口付けしようとする)
曙「っ!!ま、待って!!ダメ!!」グイッ
提督「っ……すまない……」
曙「ぁ……!!ち、違うの……あたし……っ……ごめんなさい、提督……あたし……け……穢されちゃってるの……」ポロポロ
提督「穢されていないさ」
曙「穢れてるよ……!!だ……だって……口に……出されて……飲み込まされてるの……」クシャリ
提督(何をと聞くまでもなかった。改めてそいつに殺意がわく。表情をくしゃりと歪めさせ、項垂れる曙。震えながら涙を流していた)
提督「んっ……」
曙「んむっ!?」
提督(言葉は必要なかった。俺は曙の顎を指であげさせそのままキスする。不快な精液の匂いと味……)
提督(だが、それは曙が戦ったという証拠だ。ある意味、枢軸国より恐ろしい敵と。曙だけに押し付けはしない)
提督(それが穢れだと言うのならば、俺も、少しだけでも一緒にそれを背負う。背負えるだけ背負ってやる)
曙「……!!っ……」ギュッ
提督(暫く呆然としていた曙は、やがて俺を強く抱きしめてきた。俺は曙の咥内に舌を挿入して、曙の舌を絡めとる)
提督(曙も、不器用ながらも俺の舌に舌を絡めさせてきた。どうやらキスを調教されてはいないようだ)
提督(曙の肩が震える。触れ合う頬が熱い涙で濡れた。自然と、口を離す。曙が俺の胸に顔を埋めてくる)
曙「うぅ……うぁああ……うわぁああああああああ!!」ボロボロ
提督(堰をきったように泣き始める曙。俺はそんな曙を安心させるように、一人じゃないと伝えるように寄り添って頭を撫でていた)
~
提督(その後、駆けつけてきた憲兵にガリメガネを突き出し、会話すらできないように拘束させた)
提督(そしてすぐにしかるべきところへ出向き、話をする。結果、ガリメガネは軍法会議にかけられることになった)
提督(もちろんその際には曙と潮の名誉が守られるように最大限の配慮をすることを忘れない)
提督(奴の罪状は白日の下にさらされるが、被害者に関して知っている者は必要最低限の関係者のみに絞る)
提督(それ以外の人員は架空の看護婦が被害者だと知らされることになった。そしてその被害者は日本へ帰国したとも)
提督(また、奴が脅迫に使っていたデータは全て完全に破棄された。これでもう安心だ。とりあえずは方がついたと言える)
提督(しかし、曙と潮は俺が関係者とその話し合いをしている最中も頑なに俺から離れようとしなかった。警戒を緩めはしない)
提督(その話し合いの相手は真の被害者を知るべき立場の人間だから問題はないが……機密保持の信頼もできる)
提督(なんせ、こんなスキャンダルを表沙汰にしたくはないだろうからな。しかし二人は俺以外のすべての男が敵に見えているようだった)
提督(ともかく、そうしてするべきことを全て終わらせた俺は、二人を連れて自室まで戻ってきた。曙と潮のメンタルケアを任されたのだ)
提督(その後数日間、俺は二人と一緒に休暇を貰った。もちろん、俺にできることは何でもしてあげるつもりだ)
提督「あがってくれ。ココアでも飲むか?」
曙&潮「「……」」コクリ
提督(頷く二人に、俺はソファーに座るように促してから暖かいココアをいれる。二人は無言でそれに口を付けた)
↓×1~3 提督の部屋まで来て全てが終わった実感がようやく湧いてきた。張りつめた緊張の糸が緩む。そして二人にはいろいろと考えたりする余裕ができた
曙と潮の心情と行動
曙「……提督」
提督「どうしたんだ?」
潮「あの……私……私達……提督に言いたいことが……」
提督(曙と潮が俺を見つめる。真剣な二対の瞳。二人がコップをテーブルに置いた。俺も同じようにして居住まいを正す)
提督「聞かせてくれ」
曙&潮「「好き(です)」」
提督(ストレートに俺に想いを告げてくる。きっと勇気を振り絞ったのだろう。俺はにこりと微笑むと二人に向かって本心からの返事をする)
提督「俺もだよ。ありがとう。二人の気持ち、本当に嬉しい」ニコッ
曙&潮「「……!!っ!!」」パァッ ハッ
提督(俺の返事に二人が顔を綻ばせる。が、そこで何かに気がついたように硬直し、表情を曇らせる)
曙「クソ提督……たぶん誤解してる……」
提督「誤解……?」
潮「あの……今の好きは……その……女としてって意味で……」ボソボソ
提督(沈んだ表情で視線を落とし、そう言う曙。潮はどんどん声が小さくなっていき、後半は全く聞き取れなかった。あれ!?もしかして好きは好きでもLike的なという感じか……!?)
提督「どういう事だ?曙?」
曙「……教えてあげるわよ、行動で」
潮「……」コクリ
提督「行動で……?っ!!」ビクッ
曙「んっ……」シュルシュル
潮「っ……」フルフル シュルシュル
提督(いきなり服を脱ぎ始める二人。曙は淡々と。潮は体が震えるほど恥ずかしがりながら。どういうつもりなんだ!?)
提督「な、何をしているんだ!?」
曙「クソ提督が分かってないから、分からせてやろうとしてるんじゃない。いいから、黙って見てて」
潮「お、お願いですから何も言わないでください……」
提督(そ、そう言われてもな……戸惑っている間に、どんどん脱衣は進んでいく。そして二人がブラに手をかけた)
提督(曙はスポブラをシャツのように脱ぎ、潮はフルカップのジュニアブラを手を背中にまわして器用にホックを外してそのまま前へ外す)
提督(なんという事だろうか。同じ年代のはずなのにこうも差が……だが、それぞれにそれぞれに魅力があった)
提督(最後にショーツを脱ぎ去ると一糸まとわぬ姿となる。そして、手でそれとなく胸と秘所を隠し、顔を赤くしつつも俺を真っすぐと見つめる)
曙「あたしたちの好きは……こういう意味でだから……」
潮「っ……お願いです、提督……提督に上書きして欲しいんです……ダメですか……?」
提督(俺の誤解でないことにほっとしつつ笑顔を浮かべる。そして、俺は男としての筋を通すために口を開く)
提督「ダメなわけないよ。大丈夫だ、二人共。俺は誤解してない。だが、その前に二人に話さなくてはいけないことがある」
提督(視線で話してと伝えてくる二人に、俺はいつもの話をした。……この二人は、男性不信になりかけている)
提督(そんな子にこんな話をしては、それを決定的にしてしまうかもしれなかった。だが、黙ったまま受け入れることはできなかったのだ)
提督(この事たちの想いに報いるためにも、俺は包み隠さず全てをさらけ出してしまわなくてはならなかったのだから)
↓×1~3 曙と潮の反応
曙&潮「「……!!」」
~
曙(さ、先を越されてたなんて……!!しかも、そんなにたくさんの子と……!?っ……そんなの……ありえないわよ、クソ提督……!!)
曙(っ……考える……私は、どうしたい……?クソ提督と……どうなりたい……?嫌いになる……?っ……そっか……なれないんだ……)ギリッ
曙(私……それでもクソ提督が……もういい……分かった……つまるところ、そう言う事なんだよね、あたしは……)
曙「分かったわよ……受け入れればいいんでしょ……!?このクソ提督……!!」
潮「っ!?」
提督「……君自身がそれでいいのなら」
曙「あたしは……それでもクソ提督が好きなままみたいだから……この話を聞いても、そういう関係になられるなら受け入れるって考えちゃったから……」バッ ダキッ
潮「っ!!」
提督「っ!!曙……」
曙「受け入れてやるわよ……!!あたしの全部、クソ提督にあげるわよ……!!だから……頼むわよ、クソ提督……!!」ギュッ
提督「……ああ、任せてくれ」ダキッ ギュッ
~
潮(そ、そんな事……ダメなんじゃないかな……だって……おかしい事だし……たくさんの女の子とそんな関係になるなんて……)
潮(仮に私がそれを受け入れたとして……他の大人の人たちは絶対に赦さないと思う……提督はどうするんだろう……?)
潮(それに、そんなたくさんの女の子を提督一人で養っていけるのかな……?私達も、いつまでも子供じゃない)
潮(私達だけでも大変だと思うし……大人になったら、たぶん赤ちゃんとか……欲しいなって思うと思う。その時、提督はどうするんだろう……?)
潮(いくら提督がお金持ちだとしても……きっとお金が足りなくなる……だって、皆が一人づつ赤ちゃん欲しいって言うだけでも……)
潮(それに、もっと欲しいって言う人も居るんじゃないかな……そういう事……まさか考えてないなんて……そんな訳ないよね……?)
曙「分かったわよ……受け入れればいいんでしょ……!?このクソ提督……!!」
潮「っ!?」
潮(あ、曙ちゃん……受け入れるんだ……!!そんな簡単に……いいのかな……本当に……それで……)
提督「……君自身がそれでいいのなら」
曙「あたしは……それでもクソ提督が好きなままみたいだから……この話を聞いても、そういう関係になられるなら受け入れるって考えちゃったから……」バッ ダキッ
潮「っ!!」
潮(……そっか。そうなんだ。……私も、そうみたい。私も……提督と……そういう関係になりたいって思っちゃう……)
提督「っ!!曙……」
曙「受け入れてやるわよ……!!あたしの全部、クソ提督にあげるわよ……!!だから……頼むわよ、クソ提督……!!」ギュッ
提督「……ああ、任せてくれ」ダキッ ギュッ
潮「あ、あの……!!わ、私も……!!私も受け入れます!!だから……っ……」
提督「潮……ありがとう」
潮(……もしかしたら、将来後悔するときが来るのかもしれない。馬鹿だったって思う事があるのかもしれない)
潮(でも……今、私はこうしたい。自分の心に嘘を吐けない。それに、将来後悔するかもしれないなんて、何をしてもそうだ)
潮(これは他のことに比べてその可能性が高いけど……でも、ここでそうしないと絶対にすぐ後悔すると思ったから私は……受け入れた……)
~
提督(俺たちは寝室へ移動した。そしてまずはキスを交わす。始めは潮からだ。その体を抱き寄せる)
潮「っ……!!」フルフルフル
提督(緊張からか羞恥からか震えている潮。俺は緊張をほぐすようにまず抱きしめ。優しく頭を撫でた)
潮「提督……」ギュッ
提督(緊張がほぐれ、体の震えが収まったところで俺は潮と見つめ合う。紅く染まった頬、潤んだ瞳)
提督(唇を指でなぞる。少しだけ開かれる口。俺はゆっくりと潮に向かって顔を近づけていく)
提督「目を閉じて」
潮「……」パチッ
提督(言われた通りに目を閉じる潮。だが思いっきりと言った感じでぎゅっと目を閉じ、顎をあげないところがそう言う経験がない事を示している)
提督(俺は優しく顎を上げさせると、そのまま啄むように潮と唇を合わせる。それを何度か繰り返した)
提督(そうすることでさらに緊張をほぐしていく。ゆっくりと時間をかけて。不機嫌そうにしている曙は、今は放っておく)
提督(だいぶ緊張がほぐれてリラックスしてきたようだ。俺は、舌を入れる潮は抵抗なくそれを受け入れた)
提督(潮の舌を絡めとる。濃厚なディープキスを交わした。唇を離すと、潤んだ瞳と目が合う)
提督「潮……何か心配事があるようだな」
潮「っ……」
提督(目を伏せる潮。どうやら、それを言う事に抵抗があるようだった。俺は潮を見つめる)
提督「言いたくなければ無理に言う必要はない。だが、これだけは言わせてくれ。俺は君を決して後悔させはしないよ」
潮「っ!!はい。信じています」スッ ギュッ
提督(顔を上げた潮は、俺の目を真っすぐと見つめるとそう言って俺の胸に顔を埋めた。強く体を抱きしめてくる)
提督(俺はその頭に顔を埋め、さらさらとした髪の感触を楽しみつつ潮の良い匂いを肺いっぱいに吸い込む)
提督「……」サワッ
潮「っ!!」ピクン
提督(そしてそのまま手を潮のヒップにまで伸ばした。ピクンと肩を震わせる潮。潮にささやいた)
提督「潮……なにをされたんだ?」
潮「!!」
提督(嫌な記憶が蘇ったのだろう。体を硬直させる潮。そしてゆっくりと震える声で俺の質問に答える)
潮「っ……む、胸を……揉まれて……」
提督「っ……こんな風にか?」スッ ナデナデ
提督(俺は潮の子供とは思えない豊満な胸に手を伸ばすと、優しく撫でた。潮が声を洩らす)
潮「んっ……も、もっと……エッチな感じでした……」
提督「そうか。では、こんな感じか?」モミモミ
提督(指が沈み込むような柔らかさだ。俺はその大きな膨らみを堪能する。だんだんと、潮のスイッチが入ってきたようだ)
潮「はい……っ……そうです……それで……その……さきっぽとか……指で……」
提督「なるほど。こうか」クリクリ
潮「あん!!っ……!!」
提督(嬌声をあげてしまったことに対して赤面して恥じる潮。俺は気にするなと声をかけ、そのまま先端の突起を弄る)
提督「こんな感じだったか?」
潮「っ……あぁ……は、はい……そ、それで……その……」
提督「それで?」
潮「っ……な、舐められたり……吸われたり……しちゃいました……」ドキドキ
提督(囁くようにそう言う潮。その頬は赤く染まり、目を潤ませて俺を見つめている。俺にそうされることを期待しているようだった)
提督「わかった」
提督(俺はその期待に応える。桜色のそこを口に含んだ。潮が声をあげ、体を震わせる。舌でそれを転がし、強く吸った)
潮「あぁ!!っ……ふぅ……!!んぁ!!あぁ!!」ピクンピクン
提督「こんな感じか?」
潮「そ、そうです……!!それで……し、下……触られたり……」ゾクゾク
提督(開かれ気味の脚。そこに手を伸ばすともうすでに湿っていた。俺は、口と片手で胸を責めつつ、空いた方の手で焦らすように恥丘や周りを指でなぞる)
提督「こうか?」クニクニ
潮「っ!!ち、違います……その……もっと……真ん中の方の……あの……硬くなってる……とことか……」
提督「どこだ?」
潮「っ……もっと……左上です……あっそっちじゃなくて……提督から見たら右上なのかも……あっそうです……そっちです……」
提督(潮に誘導される方へ指を動かす。そして、指がクリトリスへたどり着いた。俺は、そこを軽く摘まむ)
潮「あはぁ!!っ……そ、そこ……です……!!」ビクン
提督「ここか」クリクリ
提督(俺はそこをゆっくりと指で弄る。潮の身体が高まっていくのが分かった。しかし、ゆっくりとしたそれにじれったさを感じてもいる)
潮「ふぅ……んっ……あぁ……提督……!!」ピクンピクン モゾモゾ
提督(潮が腰を動かす。俺の指に自らの感じるところを押し付けるように。俺は、本気の責めを始めた)
潮「っはぁ!?あぁ!!て、提督!!いきなりすぎですよっ……!!」
提督(一転、硬く足を閉じようとする潮。手が俺の腕を掴む。だが、そこに食い込んでいる手を今更どうこうさせはしなかった)
潮「ダメです!!な、何か……!!何か来ちゃいそう……!!来ちゃうっ……!!ぁああああああああ!!」ビクンビクン
提督(俺の容赦ない手淫に潮が絶頂を迎える。腰を突き出して背を仰け反らせた。俺は、そのまま潮の秘所に口付けする)
潮「えっ……!?やぁああああああ!?て、提督……!!ダメ……!!汚いからぁ!!」
提督(淫らな音を立ててそこを吸うと潮の腰がもぞもぞと動く、俺は潮の腰にがっしりと組み付いた)
提督(嬌声を響かせながら潮は俺の頭にしがみ付く。頭に豊かな膨らみが押し付けられる。絶頂の度に強く潮が力を込めた)
提督(潮のそこがとろとろに蕩けきったところで俺はようやく口を離した。潮はだらしなく開けた口から荒い息を吐いている)
曙「て、提督……」モジモジ トロン
提督(そこで、それ以上待てないと言った感じの曙が潤んだ瞳でもじもじと体を捩りながら切なそうに声をかけてくる)
提督(完全に発情しているようだ。曙は潮よりいろいろされているようだからな。潮より開発されているのだろう)
提督「すまない、曙。もう少し待ってくれ」
曙「っ!?っ……このクソ提督……!!」
提督(俺は、しかし無慈悲にお預けを伝える。怒声をあげる曙。だが、今の俺はこの蕩けた潮のそこへ己を突き立てることしか考えられなかった)
提督「潮……いいな?いくぞ」
提督(俺は潮を押し倒しつつそう確認をとる。潮は、初めての挿入に対する不安と期待がない交ぜになった表情で俺を見つめつつ無言でうなずく)
提督(俺はベルトを外し、ズボンと下着をずり下ろすとモノをそこにあてがう。そして、そのまま腰を突き出した)
潮「っ……うぅ……!!」ググググッ ブツン ヌププププ
提督(処女膜の抵抗を突き破ると、愛液が俺のモノをその奥まで招き入れた。きつく締まったそこを押し開いていく)
提督(潮は歯を食いしばって挿入を受け入れる。先端が子宮口に触れた感覚。俺は慣らすように暫くゆっくりと腰を動かす)
提督「潮……大丈夫か……?」
潮「っ……はい、大丈夫です……」ニコッ
提督(俺と目を合わせ、多少辛そうにしながらも微笑んで見せる潮。俺は、ゆっくりと腰を振り始める)
提督(肉体がぶつかり合う音と淫らな水音、そして潮の喘ぎ声。俺の身体に押しつぶされ、潰れている胸。その柔らかさが最高だった)
提督(浜風と同じくらいか?浜風の方が張りがあるが、潮の方が柔らかい。俺はどんどんと腰ふりを激しくしていく)
提督(高まる射精感。我慢するが、俺のモノをゾリゾリと削ってくる潮の媚肉に、限界まで追い込まれる)
提督「潮……!!そろそろ出すぞ……!!君の中を俺で染めてやる……!!」
潮「んっ……ふぅ……は、はい……!!提督……私を……染めてください……!!提督のものにして下さい……!!」
提督「っ……くっ……潮!!」バチュン ビュルルルルルルルル
潮「っ……くぅ……!!ぁ……提督のが……ふふっ……私、ちゃんとできましたか?提督」ビクン ジッ ニコッ
提督(荒い息を吐く俺に、潮が女の表情を浮かべて微笑む。そこには、今までなかった体の関係になったからこその余裕が見て取れた)
提督「あぁ……最高だったよ……」
提督(初めての情事の直後にこの表情とは……末恐ろしい子だ……俺は潮を抱きしめ、愛撫する)
提督「っ……」ズルン
潮「ぁ……っ……まだ入ってるみたいです」ドロリ
提督「そのうち慣れるさ。ゆっくり休んでいてくれ」
提督(そしてモノを引き抜き、潮にそう声をかけると恨めしそうに俺を睨みつける曙に向き直った)
提督「待たせたな」
曙「本当にそうね……覚悟しなさいよ、クソ提督……腰抜けにしてやるんだから……!!」
提督(お預けされ、目の前で先に潮を抱かれた曙はどうやら非常に怒っていたようだった。そしてその怒りを性行為で発散しようとしてくる)
提督(威圧感たっぷりに俺を睨みつけつつそう宣言した曙は、獣のように襲い掛かって来た。俺はまず、押し倒されて唇を貪られる)
曙「んちゅっ……れろれろれろ……」
提督(舌をねじ込んで俺の咥内を蹂躙してくる。俺の舌に絡みついてくる曙の熱い舌に俺はあえてされるがままになった)
提督(濃厚な口付けに曙が満足して口を離すと、俺と曙の唾液が混ざり合ったものが糸を引いた。満足げに笑みを浮かべる曙)
曙「あんたのペースに持ち込まれる前に、こっちからいくんだから。あむ」
提督「!!」
提督(不敵に微笑みながらそう言った曙は、潮と俺のが混ざり合った白濁液に濡れるモノを躊躇することなく口に含む)
曙「じゅるるるる……れろれろ……」ギロリ
提督(そして上目遣いで俺を睨みつけながら口淫してきた。なるほど、悪くはない。だが、まだまだだな)
提督(曙のフェラに俺のモノは再び完全にいきり立ちはしたが、そう簡単に射精までは導けない)
提督(経験のないアレにはこれで良かったのだろうが、俺には曙のテクは物足りないものだった)
提督(曙は、不本意だったとはいえ何度もそれでアレを射精に導いていたのだろう。俺にもそうしてやると意気込んでいたに違いない。さて、では本気を見せてやろう)
提督「曙、体位を変えるぞ」
~
曙「っ……!!んふっ……!!っぁああああああ!!」ビクンビクン
提督「っ……どうした?さっきから全然舐められていないぞ?舐め方は教えただろう」
曙「っ……クソ提督が……邪魔するから……」
提督「邪魔?その割には悦んでいたようだが?」クニクニ
曙「あんっ!!っ……」
提督(シックスナインの体位で俺は曙の秘所を口と手で責めた。曙は最初の方こそ頑張っていたが、もう完全にされるがままになっている)
提督「さて、曙。俺もそう長くは待てない。次に君がイったら終わりだ。その時には、俺は君に挿入させてもらう」
曙「なっ!?」
提督「ではいくぞ」
曙「ま、待って!!そんなの認めない!!私が主導権を握るんだからっぁああああ!!」ビクン
提督(俺がクンニを再開する。曙は文句を言おうとしたが自らの喘ぎ声に遮られた。そして再び俺のモノを口に含む)
提督(だが、それだけだ。満足に舌も使えずにいた。そして曙は絶頂を迎える。俺は口を離すと、曙を体の上から退かす)
提督「さて、さっき言った通りこれで終わりだ。入れさせてもらうぞ」
曙「ま、待って……!!もう一回……!!もう一回だけやらせて……!!」
提督「ダメだ」
提督(俺は曙を仰向けにさせると脚を開かせる。そして物欲しげにひくつくそこにいきり立ったモノをあてがった)
曙「っ!!ぁ……」
提督「いくぞ。覚悟はいいな?」
曙「っ……入れなさいよ……」ドキドキ
提督(俺を見つめていた曙は、俺の言葉に悔しそうに、しかし同時に挿入を期待するようにしながら目を逸らした。俺は腰を突き出す)
曙「ぅ……提督……あぁっ……ふぅっ……ふぅっ……あぁ!!」ググググッ ブツッ ズププププ
提督(シーツを強く握る曙。処女膜を突き破り、きつく締まるそこへ俺のモノが埋没していく。媚肉が絡みついてくる)
提督「曙……入ったぞ……」
曙「っ……分かってるわよ……すごい感じるもの……」
提督(曙が呻くようにそう呟く。暫くして、曙がシーツから手を離して俺を抱きしめる。そしてゆっくりと呟いた)
曙「初めてが提督で本当に良かった……ありがとうね、提督……あの時、助けてくれて……」
提督「光栄だ。当たり前のことをしただけだから、気にするな」
曙「……うん。もう大丈夫だから動いていいよ」
提督(曙の言葉に俺はゆっくりと腰を振る。苦しそうな曙の吐息に、だんだんと気持ちよさそうな喘ぎ声が混じってきた)
提督(俺も、高まってくる。最初、俺は曙に嫌われていたと思う。クソ提督と罵る時も、敵意があった)
提督(上層部の酷い仕打ちに対して、そうすることで自己防衛していた。傷つき、弱った心を虚勢を張ることで隠していた)
提督(それが、いつの間にか好意を向けられるようになっていた。それに気がついてはいたが、それでもこんな関係になるとは思っていなかった)
提督(だが、今俺は曙のそこに己のモノを挿入して腰を振っている……!!興奮する。あの曙を抱いているという事に)
曙「クソ提督……どう……っ……気持ちいい……?」ヌップヌップヌップ
提督「ああ……最高だぞ、曙……!!そろそろいくからな……!!俺がお前の初めての人になってやる!!」パンパンパン
曙「そう……!!よかった……!!うん……来て……!!初めてで、それで最後の人になって!!」
提督(快楽に蕩けつつも優し気な眼差しと信頼と愛情に満ちた声音。曙とこういう関係になれて良かったと心底そう思う。俺はそのまま中にぶちまけた)
提督「曙……!!」ビュルルルルルルルル
曙「んふっ……!!あぁ……提督……分かるよ……今、提督のが私の中で……びくびくしてる……!!」ギュッ
提督(俺はそのまま曙に口付けする。曙も待っていたと言わんばかりに濃厚に舌を絡めてきた)
提督(暫くキスを交わしてから俺はモノを引き抜き、そしてベッドの上に座ると曙に声をかける)
提督「曙、口で綺麗にしてくれ」
曙「うん。わかった」
提督(躊躇うことなく曙は俺のモノを口に含む。丁寧にモノを舐め始めた。俺は、ついでにテクを教え込む)
提督「緩急をつけるんだ。そう……っ……いいぞ、そんな感じだ……そうやって舌と唇を使え」
提督(曙のお掃除フェラに再び俺のモノが怒張する。そのまま、俺は曙に口淫を続けさせた)
提督(曙はよく俺の調教を受け入れた。すぐに舌使いのコツを覚え、俺の良いところを理解する)
提督(俺は曙の頭を撫でつつそのまま快楽に身を任せる。再び高まる射精感、そしてそのまま曙の咥内に注ぎ込む)
提督「くぅ……!!」ビュルルルルルルルル
曙「んんっ!!んふ……ごくん……じゅるるるる……んくっ……」
提督「っ……これで、お前の口もお腹も上書きしたな」
曙「っ!!うん、そうね。全部提督に上書きしてもらえたわ」
潮「……」ジッ
提督「ん?どうした、潮?」
潮「あの……私もそういうことしてあげたいです」
~
潮「ぺろぺろぺろ……あむあむ……」フニフニフニ
提督「っ……潮……そろそろ……!!」
提督(潮にパイズリフェラに、俺は本日四度目の射精に追い込まれようとしていた。潮の巨乳に竿が包まれている)
提督(そして飛び出た先端を口に含まれていた。まるで異形の何かに挿入しているような感覚だ)
提督(竿を柔らかな胸に包まれ、亀頭を中心に唇や舌の快楽責めを受けている。こんなの、耐えれるわけがない……!!)
提督「っ……潮ぉ……!!」ビュルルルルルルルル
潮「んぶっ!?わっ……!!」ビクッ
提督(初めての咥内射精に驚いた潮が口を離してしまう。その結果、顔射されることになった)
潮「っ……ご、ごめんなさい……」
提督「いや、むしろ俺のセリフだ。すまない。顔にかけてしまった……」
潮「いえ、そんなことは……!!私は大丈夫です」
提督(口から精液を垂らし、顔中精液まみれになっている潮の姿は背徳的な感じがする。それに、征服欲が満たされた)
曙「……」ムスッ
提督(そして曙が嫉妬を込めた視線を向けてくることに男としての満足感を覚えた。結局、その日はもう一度ずつ愛し合ってから眠りについた)
~
U-511「……?」
U-511(あれ……ここどこ……?白い……白い……真っ白な部屋……どこかで見たことがあるような……)
U-511?「ねえ、まだなの?」
U-511「っ!?えっわ、私……!?」
U-511(後ろから声をかけられてビックリする。そして振り向いて驚愕した。そこに立っていたのは私だった)
U-511?「ねえ。まだなの?またやりたいよ」
U-511「あ、貴女……誰……!?」
U-511?「私は私だよ」
U-511「……!!そ、それで……何がまだなの……?」
U-511?「何って……決まってるよ。私が好きな事」
U-511「私が好きな事って……」
U-511?「Das……T-Ö-T-U-N-G(ヒ ト ゴ ロ シ)!!」ニコッ
U-511「っ!?そ、そんな事……好きじゃない……!!」
U-511?「嘘言わないでよ。だって……Ich das Tötung magって何度も言ったよ、私」
U-511「あれは本心じゃ……!!」
U-511?「それに、見て見なよ。ほら」
U-511「っ……な、何を……?」
U-511?「足下」
U-511「……?っ!?」
U-511(私は、いつの間にか死体の山の上に立っていた。いつの間にか……いつの間にか心臓が凍りそうなほど恐ろしい場所に積み上げられた死体の山の上に)
~
U-511「Neiiiiiin!!」ガバッ
伊58「っ!?ユー!?」ビクッ ガバッ
U-511「Nein!!Nein!!Neiiiiiin!!っ!?えっ!?あれ……!?ここは……」
伊58「ユー、落ち着いて。大丈夫だよ」
U-511「で、でっち……?」
伊58「うん、ゴーヤだよ」
U-511「……っ……ぐすっ」ポロポロ
伊58「っ……ユー、明日また街に出てみよう?この前いけなかった店にも行ってみようよ」
U-511「ひっく……ぐすっ……うん……」コクリ
~
提督「随分警官が多いな」
曙「そうね。何かあったのかしら?」
潮「心なしか街の人たちもピリピリしているみたいですね……」
提督「そうだな。話を聞いてみるか。Excuse me, What is happening(何かあったのですか)?」
警官「Ah, Inglês……Murdering. Murdering(英語か……殺人事件だよ。殺人事件)」
提督「!?」
曙「さ、殺人って……」
潮「は、犯人は捕まっていないんですか……?」
警官「残念ながら。数日前から何人か殺されている。厄介な奴が来たらしい。被害者は全員男。犯人は恐らく娼婦」
提督(ポルトガルの警官は英語で何とかそう教えてくれる。殺したくなくても殺さなくてはいけない子たちが居るのに、殺人なんて……)
提督「……とりあえず、買い物に行こうか」
提督(気を取り直して二人と一緒に買い物を楽しむ。この前ヒトミのフリをしたイヨと来たばかりだからな。あの時よりだいぶ効率的に店を巡れたぞ)
提督(その後、三人で少し早めの夕食をとることにする。レストランに入ると、そこで思いがけない子と会った)
提督「ゴーヤ?街に出てたのか」
伊58「あってーとく!!大変なんでち!!」
提督「っ!?どうしたんだ……?」
提督(ゴーヤのただ事ではない雰囲気にスイッチを切り替える。俺の質問に、ゴーヤが動揺を隠さずに捲し立てるように状況を伝えてきた)
伊58「今日はユーと一緒に街に出てたんでち!!けど、ユーがさっき化粧直しに行ってからどこかへいなくなっちゃったんでち!!」
提督「っ!?なんだと……!!」
提督(ユーの状態から、さすがに部屋からずっと出ないというのは精神衛生上よろしくないだろうと思い、外出に制限はしなかった)
提督(それに、ユーを洗脳していた連中が俺の敵潜水艦娘撃沈の報告を受けてユーが死亡したと思っていることは確かだった)
提督(奴らに対する情報収集も続けている。事に気がついた様子はない。連中がユーを探そうとするはずがなかった。だからこそ俺は一人きり以外での外出を制限しなかったのだ)
提督(それに、ユーはこれまで俺やゴーヤ、まるゆと何度か出かけていた。だが特に問題はなかった。しかし……それが慢心だったと言うのか……!?)
伊58「この店は個室があるんでち。だからここにしたんでちけど……今、店員さんに聞いたらユーはたぶん出て行っていないって!!」
伊58「裏口は人のたくさんいる厨房を通らないと行けないらしいし、窓も開けられないらしいでち!!」
伊58「だからきっとユーはどこかの部屋にまだ居るはずなんでち!!提督、ユーを助けないと!!」
提督(部屋に連れ込まれ、気絶させられてそのままトランクなどにつめられて連れ出されるという可能性もある)
提督(俺は潮と曙に応援を頼むよう拠点に連絡させつつ出口を見張らせると、店員に身分を明らかにする)
提督(そしてそのまま強引にゴーヤと共にレストラン内の捜索を始めた。後で問題にされる可能性もあるだろうが、気にするものか!!)
提督「ゴーヤ、手分けするぞ!!俺は二階から調べる!!君は一階からだ!!扉を開けるときは間違って開けた感じを装ってノックせずに開けろよ!!」
伊58「了解でち!!」
提督(このレストランは二階建てで、一階には手前に普通の席と奥に個室があり、二階は全て個室になっている。個室の扉には鍵があったりはしないようだった)
提督(鍵があったらどうしようかと思ったが、杞憂だったな。押し入るのは簡単だ。俺は階段を登り一番手前のドアから開けていく)
提督(一つ目、中に居た民間人の一家が驚くように俺を見た。小さな子供もいるし、ユーをどうこうした犯人ではないだろう)
提督(それに女の子を一人入れられそうなトランクやバッグがあったりもしないしな。謝罪しつつ次の扉へ)
提督(だが次も違った。次、違う……次、違う……捜索を続けるうちに残りは三部屋だけになる。一番奥はトイレだ。最悪、女子トイレに押し入ることになるぞ……!!)
提督(どうかそうなる前にユーが見つかりますようにと祈りつつドアを開ける。違う……残り二つ!!ユー……どこに居る!?)
提督「……!!っ!?」ガラッ
提督(そのドアを開けた瞬間、すぐに異変に気がついた。赤、そして鉄の匂い。その部屋は血だらけだった)
提督(机の上には二人分の食器と料理しかないようだったが、中に居たのは三人だ。恐らく二人は……死んでいた。まず一人目。恰幅の良い中年男性だ)
提督(首を掻っ切られて死んでいる。床をのたうち回ったような形跡と、首の傷から血が噴き出たのだろうといった感じの血痕が残っていた)
提督(そして二人目。その子は恐らく十代後半から二十代前半といった感じの少女だ。胸元に何度も刺されたような傷が残っている。血だらけで死んでいた)
提督(床に仰向けで倒れているその子には、争ったような形跡があった。身に着けている色気のあるドレスや髪に乱れがある)
提督(そしてその表情は……鬼気迫る何かがあった。まるで、死の瞬間まで満面の笑みであったような……)
提督(そして最後の一人は、ユーだった。その死んでいる少女に馬乗りになって、血塗れの見慣れないナイフを逆手に持って……)
提督(それを振り上げたままの姿勢で俺を方に顔をむけて硬直していた。返り血を全身に浴びていて、明らかに生きた人間を刺したとしか思えない)
提督(そしてその表情には狂気の笑みが浮かんでいた。その表情がどんどん驚愕の表情へと変わっていく)
U-511「あ、アトミラール……!!」サァッ
提督(俺を認識したからなのだろうか。ユーの顔から血の気が引いて行くのが分かった。俺は……)
↓×1~3
~
U-511「一階のトイレ混んでる……二階なら空いてるかな」
U-511(そこまで緊急を要する事態なわけじゃなかったけど、一人で居るのが怖かった。誰が見てる分からないのにあんなところで長々と待ってられない)
U-511「あっよかった……空いてるみたい」
U-511(用を済ませて部屋に戻……ろうとしたところで気がついた。扉の閉まった個室のうちの一つから、ある音と声が聞こえる)
「ごぁぁぁぁぁ……!!ごぁぁぁぁぁ……!!」ズリズリ
女「あはっ……!! Espetacular (凄い)……!!Ótimo(最高だわ)……!!」
U-511「っ!!」ピクッ
U-511(その部屋の中から聞こえる、水っぽい、まるで痰を吐きだそうとしている時のような音)
U-511(そして興奮気味の女の人の声。何かが地面を這いまわっている……?潜水艦娘だからこそ聞き取れた小さな音と声)
U-511(ポルトガル語は分からなかった。でも、何か嫌な感じがする。特にこの水っぽい咽喉を鳴らす音に覚えが……)
~
レジスタンス『Creve(死ね)!!ナチどもめ!!』パパパパパン
ドイツ軍潜水艦娘『Runter(伏せて)!!襲撃だ!!』バッ
U-511『っ!!』バッ
ドイツ兵『ぅっ!!』ドサッ
ドイツ兵『Feuer(撃て)!!』ダンッ
ダンダン ダン
レジスタンス『』ドサッ
ドイツ兵『Feind nach unten(やったぞ)!!』
ドイツ兵『っ!!Mann am Boden(誰か倒れてる)!!)
ドイツ兵『Er braucht Hilfe(あいつに助けが必要だ)!!撃たれたんだ!!』
ドイツ兵『Sanitäter(衛生兵)!!衛生兵は居ないか!?』
ドイツ軍潜水艦娘『っ……!!カエル喰いどもめ……!!』
U-511『何かできるかも。助けに行こう!!』ダッ
ドイツ兵『周囲を警戒しろ!!衛生兵はまだか!?』
U-511『W……wie kann ich Ihnen helfen(な、何か私に手伝えませんか)!?』
ドイツ兵『彼の傷を抑えてやってくれ!!出血が止まらない!!』
U-511『Jawohl!!』
ドイツ兵『ごぁぁぁぁぁ……!!ごぁぁぁぁぁ……!!』ガクガクガク
U-511『っ!!これは……酷い……』ギュッ
ドイツ兵『喉を撃たれてる……これでは……』
ドイツ兵『』ガクリ
U-511『っ……!!』
ドイツ兵『……ダメだ。もう死んでる』
~
U-511「っ!!」ゾクッ バンッ
U-511(その音の正体に思い至った瞬間、とっさに体が動いていた。扉を開けて中に踏み込む)
女「っ!?」グルン
男「ぁがっ……おごぁぁぁぁ……」ビクンビクン
U-511(中に居たのは太っている男の人とエッチな感じの服を着た綺麗な女の人だった。男の人は、首から血が噴き出させながら床をのたうち回っている)
U-511(そして女の人はその脇にしゃがみ込みながらナイフを手でくるくると回し、男の人の返り血を浴びながらとても嬉しそうに笑っていた)
U-511(けど、私に気がついてホラー映画で見た人形か何かのようにこちらに顔を向ける。そしてにたりと口を裂くようにして笑うと言葉を発した)
女「あはぁ……!!見られちゃったぁ……!!」ニタァ
U-511(背筋がぞくっとした。そして女の人はナイフを握りしめると振り被る。とっさに止めようと前に踏み出すけど、遠かった)
U-511「止めて!!」バッ
女「じゃあ貴女も消さないとねぇ!!」ズパッ
男「」
U-511「Nein!!なんでそんな……人殺し!!」
女「Nine?英語……じゃないみたいだけど。何言ってるか分からないよ、お嬢ちゃん!!」バッ
U-511「わっ!?」
U-511(その女に跳びかかられた。そのまま床に押し倒される。私の胸に突き立てられそうになったナイフをとっさに腕を押し返すことで何とか食い止めた)
U-511「うぐっ……!!」
ガチャン
女「Morre(死ね)!!死んじゃえ!!死んじゃえ!!あはははは!!」
U-511(個室の扉が閉まる音がした。開けっ放しだと閉まるようになってるんだ!!その直後、女の人が狂ったように笑い始める)
U-511「うぅ……!!あなたなんかに……殺されるものかぁ……!!」グッ
女「っ!?こいつ、なんて力して……!!」
U-511「やぁ!!」グッ ズプッ
女「うぎゃぁ!?」ビクン
U-511「退け!!」グイッ
女「ぐっ……」ドサリ
U-511「はぁ……はぁ……っ!!」ビクッ
女「っ……ははは……何お前……なんて力してんのよ……!!」ニタァ
U-511(無意識に、訓練で習った動きをしてしまった。手を捻じってナイフを奪い取って、そのまま脇腹に突き刺していた)
U-511(もちろん、急所を狙って。蹴り飛ばしたそいつは私が刺したわき腹から大量に出血し始めている)
U-511「あぁ……あぁ……!!」
女「うぐぅ……!!あはぁ……なるほどね……貴女も私と同じだったのね……!!殺すのが好きで好きでたまらないんだぁ……!!」
U-511「W……was……?」
女「ああ、わかった……Deutsche(ドイツ人)かぁ……いひっ……Du magst das Tötung(お前は殺すのが好きなんでしょ)……!?私のように……!!」
U-511「っ!?N……nein!!私は、そんなんじゃない!!殺すなんて……好きじゃない!!」
女「受け入れなよ……私も最初は貴方みたいに受け入れられなかった……人殺しなんていけないことだって思ってた……」
女「でもね、私を虐待した義父を殺して、助けてくれなかった母を殺して、私を見捨てた実父を殺して、気がついた……殺すって最高……!!」ニタァ
U-511「違う……!!殺人なんて最低のこと……!!私は、あなたみたいな人殺しとは違う!!」
女「違わないわ!!だって、本当に違うならなんでそんなに笑ってるの!?私を殺せて嬉しいんでしょ!!」
U-511「っ!?……!!」ニタァ スッ
U-511(震える手で顔に触れる。そこで初めて気がついた。本当だ……私……なんで笑って……!!)
女「お前は私と同じだ!!私と同じ生粋の殺人鬼なんだ!!今わからなくてもいずれ分かるよ!!」
U-511「うるさい……!!うるさい!!うるさい!!黙れ!!」バッ
U-511(そいつの上に馬乗りになって首を絞める。それでもそいつは叫ぶのを止めなかった。いつの間にか、そいつが私に見えていた)
U-511?「うぐっ……自分が殺人鬼なんだって……いずれ受け入れる日が来るよ……!!どんなに偽っても本性は隠しきれないんだから!!」
U-511「黙れぇええええ!!黙れ黙れ!!黙れ!!」ドスッ ドスッ ドスッ
U-511?「あごっ……ぁ……はは……」ガクリ
U-511(激情のままに握りしめていたナイフで何度も何度も血が噴き出るのにも構わずそいつの胸元を刺していた。気がついたら、そいつは死んでいた)
U-511「っ……あは……あははは……!!私は……私は違う……!!私は殺人鬼なんかじゃない……!!私は……私は……!!」ニタァ ドスッ ドスッ ドスッ
提督「……!!っ!?」ガラッ
U-511「っ!?」グリン
U-511(扉が開く音。反射的に振り向く。そこに居たのはアトミラールだった。頭が真っ白になる)
U-511(目を見開いてこの部屋の惨状を見ている。そして、私はあの女の人に馬乗りになって、ナイフを振り被っている)
U-511「あ、アトミラール……!!」
U-511(思考が戻る。違うのに……!!私は……そんなんじゃ……殺人鬼なんかじゃないのに……!!)
U-511(でもこの状況を見られたら誤解されちゃう……!!今、アトミラールが私の心を支えている)
U-511(そのアトミラールに恐れられたら……人殺しと言われたら……見捨てられたら……私はもう……なっちゃう……)
U-511(心から殺人鬼に……殺すのが好きに……殺すのが生きる理由になっちゃう……もう戻れなくなっちゃう……!!)
提督「っ……」ガチャン スタスタスタ
U-511(アトミラールは優し気な眼差しで私の目を見つめながら部屋に入ってきた。そして扉を閉めると、血だまりを気にすることなく私のすぐ近くまで来る)
提督「……」スッ
U-511(ナイフを握った私の手にそっと触れて、優しく撫でる。そしてゆっくりと手を開かせてナイフを取った)
U-511(少しでも乱暴にされていたら抵抗してしまったと思うけど、全然そんな風にはされなくて……抵抗する気なんて起きなかった)
提督「……」スッ ダキッ
U-511「ぁ……」
U-511(そして血に濡れるのにも構わず床に膝をつくと、私を抱きしめてくれた。優しく、けどしっかりと。提督の体温に包まれ、提督の鼓動が聞こえた)
↓×1~3 U-511の心境と反応
~
U-511「アトミラール……!!」ギュッ
提督(ユーを抱きしめる俺に、ユーもまた俺の身体に手を回して強く抱きしめてきた。暫く、そうしている)
U-511「……」スッ
提督(そして離れると、潤んだ目で俺を見つめるユーの両手が俺の両頬に添えられた。そして、口付けされる)
提督「っ!!……」ナデナデ
U-511「んっ……ちゅぅ……」
提督(驚いたが、俺はユーのキスを受け入れる。頭に手を伸ばし、後頭部を優しく撫でた。サラサラな髪の感覚)
提督(ユーの舌が伸びてくる。唇を舐められた。口を開くと迷うことなく俺の咥内に入ってくる)
提督(熱い舌が俺の咥内を舐った。舌を絡ませる。貪られるような濃厚な口付けを交わした)
U-511「っ……アトミラール……ユーは……!!」
提督「ああ、聞かせてくれ。何があったんだ?」
提督(必死に事の次第を説明するユー。その話を聞いて確信する。やはりユーが悪いわけではない)
提督(その後、俺は憲兵隊に連絡した。どちらにせよ、俺の服はもう血で汚れている。既に関係者となっていたからだ)
提督(遅れて事情を店に説明し、店員が現地の警察に通報する。が、警察が到着したのは憲兵隊が到着した後だった。こちらに有利な状況だ)
提督(取り調べの結果、最近巷を騒がせていた殺人犯は死んでいた女である確認が取れた。俺たちが巻き込まれただけだという事も分かってもらえた)
提督(ユーが犯人をめった刺しにしたことは問題にされかけたが、いきなり襲われて混乱した結果だと強引に認めさせた)
提督(このことで多少の厄介事が増えたが、それもすぐに方がつくだろう。俺はユーを守ることができた)
提督(しかし取り調べのせいで遅くなってしまった。結局、その日はそのままゴーヤとユーの二人と合流して帰ることにした)
提督(その途中、軽く部屋で食べるようにサンドイッチを買う。そして何とか拠点へ帰還することができた)
提督「今日はすまなかったな、二人共……」
曙「謝らないでよ。別にクソ提督が悪いわけじゃないでしょ」
潮「そうですよ。提督は何も悪くありませんから……むしろ、何もできなくてすいませんでした……」
提督「いや、そんな事はない!!出入り口を見張っていてもらえて助かったよ。ともかく、残念だがもう遅いし、明日の釣りは明後日に延期だ。明日はゆっくりとしよう」
曙「そうね、それがいいわ」
潮「はい、分かりました」
提督「ではまた明日。お休み、二人とも」
曙「お休み、クソ提督」
提督(分かれ道を駆逐艦娘の宿舎へと向かう二人と別れる。そして次に潜水艦娘の宿舎への分かれ道。本来ならユーもそこに俺が確保した部屋へ戻る)
U-511「……」キュッ
提督「っ!!」
伊58「……さーて、今日はもう疲れたでち。早く部屋に戻って寝たい気分。だからお先に失礼するよ。お休み、二人共」
U-511「っ!!G……Gute nacht, でっち!!」
提督「っ!?あ、ああ。お休み、ゴーヤ」
提督(手を振って一人で歩いて行くゴーヤ。後に残されたのは俺と俺の袖を掴むユーだ。ユーが無言で俺を見つめる)
提督「行こうか」
U-511「Ja」ニコッ
提督(俺の言葉に嬉しそうに微笑むユー。俺はユーの手を握るとそのまま自室へと向かっていく。強く手が握られた)
提督(そして宿舎に到着する。玄関を通り、そのまま自室の方へ。階段を登って廊下に出る。そして扉を開け……鍵が開いている……?)
提督「……?」スッ
Z3「黙りなさい、年増牛乳。アトミラールの一番の性奴隷は私よ。分かったら部屋の戻って自慰でもしてれば?」キロリ
雲龍「としっ……!!きゃんきゃん吠えて可愛らしいドイツ犬ね。良い子は寝る時間よ。部屋に戻って子守歌でも聞いてなさい」ピキッ
提督「……」ソットジ
U-511「……」ジッ
↓×1~3
部屋に戻ったらマックスと雲龍がどうやらそういう事で口論していたことに対する提督の反応
それともちろんバッチリ口論の内容を聞き取れていたU-511の心境と反応
そして気がついたのならZ3と雲龍の心境と行動
提督「……!!」
提督(なんというタイミングでなんという話をしているんだ、あの二人は……!!これではややこしいことに……!!)
提督(とりあえず別の部屋か何か探さなくてはと思いつつ俺はユーに向き直る。そこで気がついた)
U-511「性奴隷……」ジトッ
提督(ユーは潜水艦娘だ……!!ユーがジト目で俺を見つめている。呟いた単語からしてバッチリ中の会話を聞き取れているのだろう)
提督「その……話せば長いんだが……」オロオロ
U-511「アトミラールが人気なのは昔から知っていました。けど、性奴隷……どういう事か説明してくれますよね?」ニコッ ユラァ
提督「あ、ああ……それはもちろん……」
提督(ユーが何を思いどう考えているか分からない。だが、放ち始めた雰囲気は異様だった。肌にまとわりつくような負のオーラだ……)
提督(とりあえず俺たちは空き部屋に移動する。移動中はずっと無言だった。鍵を用意して適当な空き部屋へ入る)
提督「な、何か飲むか?と言ってもサンドイッチと一緒に勝ったコーヒーしかないが……」
U-511「Nein, danke. 大丈夫、ありがとう。それで、アトミラール?聞かせてもらえる?さっきのことについて」
提督「ああ、わかった……」
↓×1~3 例の話を聞いたU-511の心境と反応
U-511「それで、性奴隷って呼んでるの?」
提督「誓って言うが、言葉責めを嗜みもするが相手の子を性奴隷と呼んだことも、そうするつもりも、そうしたこともない」
U-511「……」ジトォ
提督「……」
提督(俺の話を聞いたユーはジト目で俺を見つめていた。呆れているようだ。心にくるが、陸奥のように怒って張り手をかましてきたりするよりはましだ)
U-511「……まったく、アトミラールったらそんな事をしているんだ。受け入れる子たちも受け入れる子たち。けど、ユーも人のこと言えないけど……」スッ ダキッ
提督「っ!!ユー……?」
U-511「アトミラールに抱き締めてもらって、ユーはユーだって言ってもらったときから、ユーはアトミラールのだよ」
提督「いいのか?」
U-511「うん。部屋に戻ろう?あの子たちに言っておきたいことも……あるから……」
提督(そう言うとユーは俺の手を取って引っ張っていく。言いたいことが何なのか気になったが、断る理由はない)
提督「ユー、ありがとう。大切にする」
U-511「Ja, いっぱい愛してね」スタスタ
提督(そうこうしているうちに部屋に戻ってきた。ユーは躊躇うことなく扉を開けて中に踏み込む)
Z3「っ!?えっ!?貴女……U-511……!?」ビクッ
雲龍「っ!?潜水艦……!!」ビクッ
提督(俺を連れたユーの登場に、何故か神経衰弱をしていた二人が驚く。そんな二人を前にしてユーが俺に抱き付いた)
U-511「んっ」ダキッ ギュゥゥゥゥ
「「!!」」ゾクッ
提督「っ!?ユー?」
U-511「これからはユーもアトミラールとそういう関係になるよ。ユーはアトミラールのモノ……そしてアトミラールも、今はユーのモノだから」ジッ
「「……!!」」ブワッ
提督(ユーの宣言に二人が硬直。そして目を見開き顔を歪める。殺気を放ち始めた。ま、まずいぞこれは……!!)
U-511「そういうことだから。Bis bald」
Z3「待ちなさい」
雲龍「行かせると思った?」
提督(俺を連れて寝室へ向かおうとするユー。マックスと雲龍はトランプを置くとユーの前に立ちふさがった)
U-511「退いてよ」ギロリ
Z3「断るわ。提督は渡さない。私はもう何があっても提督だけは失わないと決めたの」ギロリ
雲龍「よくも言ってくれたわね……提督は貴女のモノじゃない、私のモノよ。返しなさい」ギロリ
提督「……!!」
提督(美少女たちが俺を取り合っているのは悪くない気分……ではないな。一触即発の事態に胆が冷える)
提督(だが、こういう問題が起こるであろうことは分かっていた。何とかできなくては男ではない)
提督「安心しろ、三人とも。全員まとめて満足させてみせよう」
~
雲龍「んっ……れろれろ……じゅるるる……」フニフニ
Z3「んちゅっ……ぺろぺろ……はむはむ……」
U-511「んっ……ふぅ……あぁ……!!」ピクッ ピクッ
提督(三人を連れて寝室へ移動した俺は、まず三人が互いに嫉妬やなんやらを抱けないまでにイかせまくった)
提督(全員と濃厚なキスを交わし、愛撫で気分を高めつつ手マンやクンニで容赦なく責め立てる)
提督(最初はもちろんユーからだった。未開発の身体はしかし、俺のテクにかかればイかせることは容易かった)
提督(体がそういう風にできているのだからな。その光景を見せつけられたマックスと雲龍はもはや自ら進んでイかされに来た)
提督(二人同時だったが、互いに足を引っ張り合っている二人を撃破するのは簡単なものだった)
提督(何度も絶頂させられた三人はもはや先ほどまでの剣呑な雰囲気を完璧に失っていた。俺しか見えていない)
提督(そして今、俺は三人掛けのソファーにゆったりと腰かけている。両脇にマックスとユーが、そして足元には雲龍がいた)
提督(雲龍はその豊満な胸と口を使って俺のモノに奉公している。調教の成果はなかなかのものだった)
提督(マックスは俺に縋りつくようにして胸元に顔を埋め、俺の胸板や乳首に舌を這わせ、口付けしている)
提督(俺はそんなマックスの頭を撫でつつもう片方の手をユーの身体に回し、唇を奪いながら発展途上のそこそこの膨らみを揉みしだき、先端を弄っていた)
提督「んっ……どうだ、ユー?」モミモミ クリクリ
U-511「んはっ……き、気持ちいい……」ピクンピクン
提督(絡ませ合っていた舌を引き抜き口を離す。俺の問いかけにユーは恥じらっているようなか細い声でそう返答してくる)
提督「ふむ。だが、そこまでではないようだな。まだ未開発だし、やっぱりこっちを責められる方が好みか」スッ クチュクチュ
U-511「っぁ!!あ、アトミラール……!!ふぁ!!」ビクン
提督(もうすでにびしょびしょなそこに手を伸ばすとすぐに嬌声が上がる。クリトリスを掴むと背中を反らして反応した)
提督「どうなんだ?答えてくれ」
U-511「は……はい……!!ふあぁ!!っ……こ、こっちの方が……いいです……!!」
提督「こっちとはどっちだ?ちゃんと答えてくれ、ユー」
U-511「ふぁああああ!!やっだめぇ……恥ずかしいです……言えません……!!」
提督「そうか、ではどこか分からないな。となると今責めているここではないのかもしれん。また胸を責めてみるか」
U-511「あっ待って……そこで大丈夫です……だから……続けて……!!」
提督「そことはどこだ?言ってくれなくては分からないぞ」
U-511「っ……V……Vagina……です……!!」カァッ フルフルフル
提督(羞恥に顔を真っ赤にして震える声でそう口にするユー。興奮する。素晴らしい光景だ)
提督「聞こえないな。もっと大きな声で言ってくれ」
U-511「……!!アトミラール……!!っ……Vaginaがいいです……そっちを……してください……!!」
提督「してくださいとはどういう事かな?」
U-511「っ!!くぅ……もっとVaginaを手で虐めて、気持ちよくしてください……!!Bitte……!!」
提督「偉いぞ、言わなくてもちゃんとおねだりできたな。では、そうしてあげよう」クチュクチュ
U-511「あぁん!!き、気持ち、いいです!!Jaaaa!!はぁん!!そんな、激しくっ!!Super!!」
提督(イかせるために指を動かす。蜜の溢れるそこをさらに責める。クリを摘み、弄った。ユー腰が浮く)
U-511「Nein!!Nein, nein nein……!!来ちゃう!!来ちゃいます!!あ、アトミラール!!アトミラールぅうううう!!」ビクンビクン
提督(ユーが絶頂する。悲鳴のような嬌声をあげて体を痙攣させるユー。さて、そろそろ入れるとするか)
提督「二人共、もう大丈夫だ。ありがとう」
Z3「んっ……その子が先なのね」ジッ
雲龍「っ……提督……もう私……待てないわ……」ジッ
提督「心配せずとちゃんと満足させて見せるよ。だから、君たちはお互いに責め合ってくれ。先に相手をイかせた方を二番目にしてやろう」
提督(俺のその言葉に互いを睨みつけた雲龍とマックスがレズプレイを始める。互いの秘所や胸を責め始めた)
Z3「早くイきなさい……っぁ!!つ、次に愛されるのは私よ……!!」
雲龍「それは私の……あんっ!!せ、セリフよ……!!」
提督(その光景はとても背徳的というか退廃的というか、異様な魅力を放っていてずっと見ていたくなる)
提督(が、それよりももっと魅力的な初々しい果実があればそちらに意識を向けざるを得ない)
提督「ユー、少し調整するぞ」
U-511「はぁ……はぁ……えっ……?」
提督(俺はユーの身体を起こすと上半身をソファーにうつ伏せで乗せて、そのまま腰を突き出すようにさせる)
提督(四つん這いに近い体勢になるユー。俺はそんなユーに後ろからのしかかると、モノをそこへあてがう)
U-511「Warte mal(ちょっと待って)!!は、初めてなのにこんな風にするなんて……んむっ!?」
提督(だから興奮するんだろ?とは言えない。俺は振り向いてそう言うユーの口を口で塞ぐ。先端が、熱くぬめるソコに包まれた)
U-511「んん……」ギュッ
提督(ユーがソファーに着く俺の手を握る。俺はそのまま腰を突き出した。処女膜の抵抗を、モノで突き破る)
U-511「んん~~~!!」ググググッ ブツン ヌププププ
提督(一気に奥まで突っ込んだ。ピッチリと閉じたそこをこじ開けながら先端がコリっとした子宮口を突く)
提督(下半身が密着していた。ユーの身体の震えが全身で感じ取れる。破瓜の衝撃に必死で耐えているようだ)
提督「……っ。うごいてもいいか?」
U-511「っ……Ja……」コクリ
提督(慣らしてから口を離し、問いかける。許可を得た俺はゆっくりと腰を振り始めた。ユーの肩がびくりと震える)
提督(俺はユーの頭に顔を埋める。薄いプラチナブロンドの髪の毛からは女の子の良い匂いがしている。ユーの匂いだ)
提督(だんだんと、苦し気なユーの吐息に喘ぎ声が混ざり始める。ユーの中は俺のモノに馴染み始めていた)
提督(モノが締められ、亀頭が挿入の度にザラザラとした媚肉に削られる。耐え難い快楽だった)
提督(艦娘ってのはどいつもこいつも……優秀な子ばかり選ばれているのだが、女としても優秀な子しかいないのはどういうことなんだ……!?)
提督「ユー……そろそろ……出すぞ……!!」ズッチュズッチュズッチュ
U-511「J, ja!!アトミラール!!Ich!! Liebe!! Dich!!愛しているんです!!心から!!」ヌップヌップヌップ
提督「っ……ユー……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
U-511「んんんん~~~!!っ……はぁ……あ、アトミラール……」ビクン スッ
提督(振り向き、ねだるように俺を見つめるユー。俺はユーと濃厚な口付けを交わした。舌を絡ませ、食む)
提督「っ……俺も愛している。約束するよ、ユー。ずっと愛する。大切にする」ナデナデ
U-511「んっ……Ja……」キュッ
提督(暫く二人で余韻に浸る……ことはできなかった。雲龍とマックスの喘ぎ声やら罵声やらが雰囲気を壊してしまう)
提督「少し待ってってくれ」
U-511「……」コクリ
提督(俺はユーからモノを引き抜くと、そのまま絡み合っている二人に向き直る。が、ちょうど決着がつくところだった)
Z3「なっ!?そんな……!!止めなさい!!」グイッ
雲龍「っ……じゅるるるるるる」ギュッ
Z3「んっふっ……!!っぁ!!いやぁああああああ!!止めてぇええええええ!!」
雲龍「じゅるるるるるる、れろれろ、じゅるじゅる、じゅるるるるるる」
Z3「あっ!!いや!!いやぁ!!ダメ、そんな……そんなぁああああああ!!」ビクンビクン
提督(マックスの腰に組み付き、その秘所に口をつけた雲龍が容赦ないバキュームでマックスを絶頂させた)
提督(俺がやってやったのを使ったのか。マックスの嬌声が響き、そして弱まっていく。涙を流しながら荒い息を吐いていた)
Z3「はぁ……はぁ……はぁ……」ツゥー
雲龍「ふふっ……ぺっ……提督……!!」ゴシゴシ ジッ
提督(勝ち誇った表情でマックスを見下しつつ口元を拭い、ティッシュに唾を吐きゴミ箱に投げ入れる雲龍)
提督(そして俺を振り返ると期待に満ちた眼差しで見つめてきた。俺は雲龍を迎えるように手を広げる。すると、雲龍が俺の胸に飛び込んできた)
~
提督「マックスにクンニするほど俺が欲しかったか!?負けたくなかったのか!?答えろ、雲龍!!」パンパンパン
雲龍「ええ!!そうよ!!貴方の為なら私は何でもできるの、提督!!だから褒めて!!もっと愛して!!」ブチュッ ブチュッ ブチュッ
提督「そうか、いいだろう!!よくやったぞ、雲龍!!褒美にたっぷりと注いでやるから……受け取れ!!」バチュン ビュルルルルルルルル
雲龍「あっ!!あぁああああ~~~!!っ……はぁ……あふぅ……提督のがたくさん……私の中に……ありがとう……ございます……!!」ビクンビクン ゾクゾク
提督「っ……」ズルン ムニュッ
雲龍「んっ……ふふっ……他の子じゃこうはいかないでしょ?」ブプッ ドロリ ナデナデ
提督(正常位で果てて、そのまま倒れ込んで雲龍の胸に顔を埋める。そんな俺に雲龍は優しく微笑んで頭を撫でてきた)
提督(なんという包容力、そして安心感だろうか。少しの間そうしている。そして顔を上げ、体を起こした)
提督「さて、次は君だ、マックス」
Z3「……」チラッ
提督(マックスは雲龍にイかされたままの寝そべった体勢で、涙で潤んだ目をこちらに向ける)
提督「マックス……?」
Z3「……惨めだわ」
提督(涙声でそう呟くマックスに、俺は優しく微笑むと近くまで寄っていく。そして抱きしめると口付けした)
~
Z3「あ、アトミラール……!!さっきは……!まけっ……負けちゃった……けど……!!でも、私の方がアトミラールを……!!」ズッチュズッチュズッチュ
提督(マックスが俺の腰に跨り、そのまま上体を倒して至近距離から俺を見上げるようにして、腰を振りつつ泣きそうな顔で俺たちにしか聞こえないように小声でそう言ってくる)
提督「マックス、俺は君が他の全てより俺を選んでくれたことを一生忘れるつもりは無いよ」
Z3「アトミラール……!!んっ……ちゅう……!!」
提督(俺の返答にマックスは顔を綻ばせるとそのまま口づけしてくる。俺は舌を絡めつつ泊まってしまったマックスの腰を掴んで突き上げ始める)
Z3「んふっ!!んん……!!んぅ……んぶっ……んぁ……はぁむ……!!」ビクン
提督(マックスの舌と媚肉が俺の舌とモノに絡みついてくる。極上の快感が下半身を蕩けさせてくる)
提督(三回目だが、それでももう……でそうだった。俺はそのままフィニッシュに向けてさらに強く突きあげ始める)
提督「っ……んふっ……!!」バチュッ バチュッ バチュン ビュルルルルルルルル
Z3「んん~~~!!んんぅ~~~!!っ……んっ……はむぅ……れろれろ……」ビクンビクン
提督(マックスの中にぶちまける。口付けしたまま、唸るような嬌声をあげるマックス。そしてそのままさらに舌を絡ませてきた)
U-511「……アトミラール。少しってあとどのくらい?」ジッ
雲龍「……」ジッ
提督(そしてそんな俺たちを見つめながら声をかけてくるユーと黙って視線で訴えかけてくる雲龍。どうやら、まだまだ今日の夜は続いていくようだ)
~
提督(あれから数日、俺は休暇を終えて執務に戻っていた。曙と潮も無事に復帰することができた)
提督(そして今日は、大西洋で通商破壊を行っていたドイツの水上艦娘たちの撃破の為に長く大西洋へ出撃していた金剛と榛名が帰還してくる日だった)
↓×1~3 出撃後に提督生還の連絡を受け取って、すぐにでも戻りたかったが任務の為に数か月戻れず、今日やっと戻ってくることのできた金剛、榛名の心情と行動
金剛「テイトク!!」バンッ
榛名「提督!!」
敷波「うわっ!?」ビクッ
提督「っ!!金剛、榛名……!!良く戻った」ビクッ ハッ ニコッ
金剛「……!!」
榛名「……!!」
提督(待ちきれないといったように勢いよく扉を開け放った二人に、俺と秘書艦の敷波が驚く。が、何とか取り繕った。二人は俺を確認すると、硬直する)
提督「さて、報告してもらえるかな」
金剛「は、ハイ……戦果Resultがあがってマース……!!」スッ フルフルフル
提督(ゆっくりと俺に近づいてくる二人。そして金剛が震える手で報告書を渡してきた。それを受け取り、確認する)
提督「敵の補助艦艇や補給艦を多数撃破か。やはり逃げ回る艦娘を撃破するのは難しいな……」
提督「だが、この分ならそろそろ敵は水上艦での通商破壊が継続できなくなるだろう。よくやってくれた」ニコッ
金剛「……」ツゥー
提督(二人に労いの言葉をかけて微笑みかける。すると、金剛がいきなり涙を流し始めた。硬直したまま、ただ目から涙が溢れてくる)
提督「!?」
榛名「っ……ひっく……ぐすっ……うぅ……!!」ペタン ポロポロ
提督(そして榛名が両手で顔を覆うとその場にへたり込んで嗚咽を洩らし始めた。俺は敷波に視線を向ける)
敷波「……休憩行ってきまーす」ムスッ
提督(不承不承と言った感じだが、部屋を退出してくれる。これで一時間は時間ができた。俺は席を立つと二人の前に立つ)
提督「金剛、榛名。すまない。心配をかけた」
金剛「……!!テイトク!!」ダキッ
榛名「ぐすっ……提督!!」ダキッ
提督(金剛が俺に抱き付き、榛名が俺の脚に縋り付く。俺は金剛を片手で抱き締めつつ榛名の頭を撫でた)
提督(暫くそうしている。そして二人が落ち着いたところで俺は改めて二人に謝った。二人に向き直り、頭を下げる)
提督「本当に心配をかけた。すまない」
金剛「あ、謝らないでくだサーイ!!私はテイトクが生きていてくれたのならそれだけで十分デース!!」ニコッ
榛名「榛名も同感です!!提督が生きていてくれただけでもう十分に救われました!!それ以上を望むのは過ぎたことです!!」ニコッ
提督「そうか、ありがとう。……っ!!」
提督(優しく微笑む二人。しかし気がついてしまった。その二人の瞳の中に渦巻く欲情の色に)
提督(それは愛する者を奪われかけた女の目だった。一刻も早くそう言う関係にならなくてはという使命感に駆られた女の目だ)
金剛「けど……今回のことでワタシは悟りマシタ。もしワタシ達に何かあってからでは遅いデース……だから!!」
金剛「だから、一刻も早くワタシは提督と結ばれたいデース!!その必要がありマース!!そうは思いませんカ?テイトク!!」ガシッ
榛名「は、榛名も同じ想いです!!後悔で枕を濡らす夜はもう嫌ですから……だから、提督さえ良ければ榛名は……愛の絆を結びたいです!!」
榛名「もう覚悟はできています!!提督さえよろしければ、いつでもどこでも榛名は大丈夫です!!」ガシッ
提督「金剛……榛名……」
提督(二人は恥じらいをノリと勢いで何とかしようとしていた。それは恐らく、俺が今まで金剛を蔑ろにしてしまっていたから……)
提督(あの時、その気はなかったのだが……本当に忙しい中、時間を見つけて深い関係になった子と過ごしていた)
提督(そのために、金剛の誘いをことごとく蹴っていたからな……そしてそのことがあった為にそのように振舞っているのだろう)
提督(あの話をしてこそいるが、しかし二人とはまだそう言う関係になっていない。それが不安なのだろう)
提督(無意識か、あるいは意識してかは分からないが……はぐらかせないように勝負に出ていた。俺は……)
↓×1~3
提督「二人共、今夜は空いているか?」
金剛「っ!!Y, yes!!空いてマース!!」ピクッ ニコッ
榛名「っ!!はい、榛名は大丈夫です!!今夜は何の予定もありません!!」パァッ
提督「そうか。では、ディナーに行かないか?」
~
榛名「金剛お姉さま、やりましたね!!これはチャンスです!!今夜が私達の天王山ですよ!!」
金剛「そ、そうだネ!!けど、まさかテイトク……ワタシたち二人同時に抱くつもりとかじゃ……ないよネ……?」
榛名「あっ……でも榛名は、お姉さまとなら大丈夫です」ポッ モジモジ
金剛「!?そ、そう……」ビクッ
榛名「なんて、冗談ですよ。さすがに提督も最初からそんなハードなプレイする訳ありませんって」
金剛「も、もうハルナってばそんな冗談言ったらNoネ!!そうだよネ、さすがに最初から複数人プレイなんてしないよネ」
~
金剛「んっ……ちゅむ……れろれろ……ぺろぺろ……っ……!!」カァッ ピクンピクン
提督(ベッドに腰かける俺の股間に、床に四つん這いになった金剛が顔を埋めている。口での奉公はしかし、途切れがちだ)
提督「どうした、金剛?舌が止まっているぞ。ちゃんと教えたとおりにやってくれ」
金剛「っぁ……だ、だって……ハルナが……ならテイトク、ハルナにこんな事させるのを止めさせてくだサーイ……」ジッ チラリ
提督「ダメだ。榛名、続けてくれ」
榛名「わ、分かりました、司令……!!そう言う事ですからお姉さま。ごめんなさい……!!」ドキドキ クチュクチュ
金剛「っぁん!!はぁ……っ……No way……!!テイトク……こんなの……普通じゃありまセン……!!」
提督「かもな。けど、お願いだ。頼むよ、金剛」ジッ
金剛「っ……分かりマシタ……あむ……じゅるじゅる……れろれろ……はむはむ……」
提督(俺が見つめてお願いすると金剛は顔を赤らめ恥らいながらも再び俺のモノを口にする)
提督(もはや金剛は俺がお願いすれば何でもするのではないだろうか。いい気分だった。俺は金剛の頭を撫でる)
提督(金剛は教えた舌遣いをよく理解して実践してきていた。素晴らしい。だが、快楽と尋常ではない羞恥に体を震わせている)
榛名「はぁ……はぁ……はぁ……」クチュクチュ
提督(その理由は榛名だ。榛名が俺の指示に従って金剛に手淫しているからだ。最初、3Pを提案した俺に金剛は否定的だった)
提督(しかし榛名はそう言う経験がない割にはすんなりと受け入れていた。どうやらもともと姉妹愛が過ぎてそっちの気もあったのかもしれないな)
提督(最初は普通に抱いてそう言う関係になり、二人に余裕ができ緊張がほぐれたところでそうさせてみたのだが……)
提督(全裸の二人……しかも、俺の精液を腹の中にため込んだ美人がこうしている所を見ると、最高の気分になる)
提督「よし、いいぞ金剛。ありがとう。さて榛名、この上で四つん這いになれ」
~
提督「どうだ榛名!?バックで獣のように突かれている気分は!?」
榛名「は、はるにゃ!!はるにゃは!!だ、だいじょうぶれす!!しれぇ!!はるにゃはだいじょうぶ!!だから!!」
提督(榛名は呂律が回っていないかった。だが大丈夫と言っていることは分かる。ならもっとこの極上の蜜壺を楽しませてもらおう)
提督(モノを締め付られ、逃がさないと言うように絡みつく媚肉。まるで吸引されているかのような快楽だ)
提督「そんなにまた俺のが欲しいのか榛名!?」
榛名「はい!!ください!!あんっ!はるにゃにください!!しれぇのあいのあかし!!はるにゃにいっぱいください!!」
提督「榛名……榛名!!」バチュン ビュルルルルルルルル
榛名「にゃああああああああああ!!あぁ……はるにゃは……はるにゃはぁ……」ビクンビクン
提督(榛名の中にぶちまけると同時に榛名が絶頂を迎える。きゅうと締り、すさまじい放出感に腰砕けになりそうになった)
提督「っ……はぁ……はぁ……」グッ ヌポッ
榛名「ぁん……」ブプッ ドロリ
提督「っ……榛名、綺麗にしてくれ」
榛名「は、はい……んっ……はむ……」
提督(榛名は俺の言葉に這い寄ってくると、躊躇うことなく俺のモノを口にして丁寧に舐め始める)
提督(そしてそんな光景を複雑そうに見ていた金剛。俺が金剛を見つめていることに気がつくと目を逸らす)
提督「榛名、これでいい。ありがとう。金剛」
金剛「……」チラッ
~
金剛「Oh my God……!!Ah……Oh!!テイトク!!っ……Oh, Yes!!いいデース、テイトク!!」ヌップヌップヌップ
提督「っ……金剛……!!」
提督(最初は対面座位で抱いていた。だが、いつの間にか俺は金剛に押し倒されている。金剛は貪欲に腰を振っていた)
提督(喘ぎ声が恥ずかしいのか抑えるそぶりを見せているが、あまり抑えられていない。むしろその様が興奮させてくる)
提督(金剛の中はぞりぞりとモノを擦ってくる。男の精を搾るためのそれに俺は抗う。だが、そういう風にできているのだ)
提督(ずっと耐えられはしない。ならば、俺からも金剛を突く。死中に活を求めるのだ。さもないと男としての沽券にかかわる)
提督「ふっ!!ふっ!!」バチュン バチュン
金剛「っぁああああああああ!!Oh!!テイトク……!!Yeah!!すごいデース!!もっと!!もっと突いてくだサーイ!!」
提督(突き上げまくる。揺れる金剛の胸や振り乱される髪。そろそろお互いに限界だった。俺はラストスパートをかける)
提督「はっ……金剛!!そろそろ出してやる!!受け取れ!!」バチュンバチュンバチュン
金剛「Yes!!ワタシはっ!!テイトク!!Oh!!Come on!!Oh no……!!Come……!!ぁああああああああ!!」ビクンビクン
提督「っ……金剛!!」ビュルルルルルルルル
提督(金剛の中に出す。素晴らしい放出感、金剛が俺に覆いかぶさるように倒れかかって来た。下腹部に垂れてきた熱いモノがそこを濡らす)
~
榛名「司令……こんな事、言うべきか分からないのですが……榛名はこうなれて良かったです」
提督「……そうか」
提督(事後、俺たちは川の字のように同じベッドに横になっていた。そこで金剛が寝ていることを確認した榛名がそう語り始める)
榛名「榛名は……司令が好きでした。もともとご活躍は聞いていましたが、実際に指揮下になって、司令を知れば知るほど好きなっていきました」
提督「光栄だよ」
榛名「けれど、金剛お姉さまも司令を好きになりました。榛名は……今だから言いますけれど、死ぬほど悩みました」
提督「死ぬほどか」
榛名「はい、死ぬほどです。怖くて、眠れなくて、吐きそうで、でもどうしようもなくて……好きな人か、敬愛する金剛お姉さまか」
榛名「悩んで、悩んで、ストレスのせいなのか血を吐くぐらい悩んで、涙を流しながら榛名はお姉さまの恋路を応援することを選びました」
榛名「何の迷いもなく司令への想いを誇らしげに伝えているお姉さまの方が、榛名よりも司令にふさわしいと思ってしまったんです」
榛名「それに、お姉さまの方が榛名よりも……言い方が悪いですけど、いい女だと思いますし」
榛名「ともかく、そう考えていた榛名にとってこれは、考えもしなかった信じられないぐらいの救いです」
提督「……そう言ってもらえると、俺も救われるよ」
榛名「司令。けれどもこれは、世間一般的に認められることではないと思います。知られたら奪われてしまうかもしれません」
榛名「ですから、榛名はこの秘密と司令との未来を守る為に何でもする覚悟です。何かあったらどうか榛名を頼ってくださいね」スッ
提督「ありがとう、榛名」ギュッ
提督(腕に触れる榛名の手を握る。榛名が可愛らしく微笑んだ。暫くそうしていると、榛名が眠りについた)
提督「……起きていただろ、金剛」
金剛「……Yes」
提督(そして寝たふりをしていた金剛に声をかける。本当に寝ようとしていたのだろうが、榛名の確認で寝たふりを始めたのだ)
提督(榛名も声をかけて俺に寝ているか確認するだけとは不用心だった。まあ、俺も金剛がピクリと微かに反応しなければ寝ているとしか思わなかっただろうしな)
提督(榛名が良く確認せず寝ていると思っても仕方がなかっただろう。俺の呼びかけに金剛が反応した)
提督「どうして寝たふりをしていたんだ?」
金剛「……なんとなくデース。それに、それを言うのならどうしてテイトクもワタシが寝てると言ったのデスカ?」
提督「……なんとなくだ」
提督(少しの間、沈黙が続く。金剛が寝返りをうってこちらに背を向けた。そしてゆっくりと言葉を紡ぐ)
金剛「……ハルナがそこまで思い詰めて、追い詰められていたなんて知りませんデシタ。ヒエイとキリシマの事といい、ワタシはお姉ちゃん失格デスネ」
提督「……そんな事はないと思うが」
金剛「……分かっていると思いますケド、ワタシはこの事……できれば止めて欲しかったデース」
提督「……」
金剛「でも、ハルナの話を聞いてワタシは……そう言う事も仕方ないと……いいのかもしれないと思いマシタ」
提督「……ありがとう」
金剛「けど、今回みたいなハルナとワタシを同時にとか……そういうのは控えてくれると嬉しいカナーって……」
金剛「やっぱり好きな人が、ハルナとはいえ他の女の人とそういう事をしているのを直接見るのは辛いデース……」
提督「分かった。金剛、今度二人っきりで出かけようか」
金剛「それって……デート……デスカ?」
提督「嫌か?」
金剛「……!!そんな訳ありまセーン。楽しみにしていマスネ、テイトク」クルッ ジッ ニコッ
~
帝国海軍士官「船団護衛ご苦労だった。では報告書を」
鹿島「あっ、報告書は私が提出しに行きます。ありがとうございます」
帝国海軍士官「そうか。ではそのように頼む」
鹿島「はい」
鹿島(タイミング悪くアゾレス諸島から本国までの往復の船団護衛に割り当てられていたけど、それも今日やっと終わった)
鹿島(私は報告書の最終確認を終わらせて提督さんの執務室へ向かう。私は、提督さんが好きだ)
鹿島(でも、今私は大佐と付き合っている。彼のことも好きだ。私は……どうしたいんだろう……?)
鹿島(大佐は優しくていい人だし、もうすでにキスも済ませている。私の初めての彼氏で、ファーストキスを捧げた相手だ)
鹿島(提督さんは初恋の人で、頼りがいのある人。ずっとあこがれていた人。……だけど、もしかしたら悪い人)
鹿島(響ちゃんと付き合っているけど、皐月ちゃんや長門さん、愛宕さんと浮気している……女の子を囲っている……かもしれない人)
鹿島(それでも私はあの人が好きなままだった。嫌いになれなかった……私の心は揺れている……けど、悩むのはもう終わりにしなくちゃ)
鹿島(決めなくちゃいけない。私は、どうするのか。いつまでも悩んではいられない。難しくても、辛くても、答えを出さなくちゃいけない。私は……)
↓×1~3 鹿島の決断
例)それでもやっぱり提督が好き。大佐とは別れる
提督のことは忘れて大佐を選ぶ。報告書を渡しがてら付き合っていることを報告する
~
鹿島「し……失礼します、提督。船団護衛任務の報告書の提出に参りました」コンコン
提督「鹿島か?わざわざありがとう。入ってくれ」
鹿島「失礼します」ガチャッ
提督(鹿島がドアを開けて入室してくる。が、様子が変だ。何というか……おどおどしているというか……)
提督「……鹿島?」
鹿島「っ!!は、はい……これが報告書です……」スッ
提督「ああ、ありがとう。……鹿島?」スッ グッ
鹿島「っ……提督……」グッ ジッ
提督(差し出された報告書を受け取ろうとすると、鹿島が手を離してくれない。鹿島は今にも泣きそうな、縋るような表情で俺を見ている)
提督「……どうした?」
鹿島「わ……私……提督が……好きなんです……だけど……提督が戦死したって連絡があって……その後で…私……大佐とお付き合いを始めました……」ウルッ
鹿島「だって……提督が死んだって……だけど……生きてた……提督……私……今はもう大佐の彼女なのに……」ポロポロ
鹿島「なのに……提督が生きてたと知ったあの日から……彼よりも貴方の事ばかり考えているんです……!!」ギュッ
提督(報告書を強く握りしめる鹿島。握りつぶされて皴になってしまっている。が、それは問題ではなかった。鹿島が涙を流す)
鹿島「もし今大佐を選んでしまったら紅海を一生引きずっていきそうで……!!こんな事考えてる事自体、大佐を裏切っているのに……!!」
鹿島「なのに提督……!!私……提督が好きなんです……どうすれば……私、どうすればいいのですか……!?教えてください……!!」ジッ
提督(くしゃりと顔を歪ませて俺を見つめる鹿島。目の前で涙を流すこの子に、俺はどうしてあげるべきなのだろうか……?)
↓×1~3
提督の反応とそれに対する鹿島の反応
例)俺も好きだよと止めを刺す。鹿島は大佐と別れて提督と添い遂げる覚悟をする
突き放して距離を取る。鹿島は提督を忘れる努力をする
提督「俺は、響との関係を知られた時から君に軽蔑されたままだと思っていたが……」
鹿島「っ!!軽蔑!?していますよ、提督!!私、知っているんですからね!?提督がいろんな子と浮気している事!!」
提督「!?」
鹿島「長門さん、愛宕さん、それに皐月ちゃんにも手を出そうとしたのでしょう!?分からないとでも思いましたか!?」
提督「……」
鹿島「貴方が、優しくて凛々しくて頼りになる表の顔とは違って、そういう裏の顔を持っているんだっていう事は知っているんです!!」
鹿島「なのに私は……!!貴方を好きになっちゃってて……手遅れで……そのことに気がついても……嫌いになれなくて……!!」
鹿島「自分でも馬鹿だって分かってるんです……けどもうこの気持ちはどうしようもなくて……大佐の方が絶対いい人なのに……」
提督(鹿島の秘めていた想いが発露する。あの時、俺は鹿島にはこの話は刺激が強すぎると思って話していなかった。だが……)
提督「……分かった。君に話そう、今までのことを」
提督(もうそんな事は言っていられない。鹿島は自力で話さなくてはいけない所までたどり着いてしまった。俺は、話した)
提督「……これが、君に話さなくてはいけないことだ。……加えて君に伝えておくとすれば、君の言う通り、彼……大佐の方が間違いなくまともだ」
提督「だがそれでも、もし俺を選ぶというのならば……俺は全力で君を愛し、必ず幸せにすると誓おう」
↓×1~3 鹿島の決断
鹿島「……!!」
提督(やはりな。鹿島は俺の話のを受け止めきれていないようだった。あまりのことに絶句している)
提督(死神を欺き、刹那を躱し、砲弾や魚雷をすり抜けて敵を討つ戦闘艦の艦娘達は皆、並大抵のことでは動じない)
提督(それがたとえ駆逐艦娘や海防艦娘であろうとも。しかし、鹿島は練習巡洋艦だ。戦闘も可能だが、明石や間宮たちに近い立ち位置なのだ)
提督(いい意味でも悪い意味でも常識的な子だ。だからこそ……この話はできないと思った)
鹿島「っ……どうして……どうしてまた鹿島の前に現れたんですか……?貴方さえ……貴方さえいなければ私は大佐としあわせになれたのに……」ジワァ
鹿島「大佐を好きなままでいられたのに!!女たらし!!最低男!!どうして……どうしてなんですか……!?」ポロポロ
提督「……鹿島、報告書をありがとう。確かに受け取った。ではもう退出していい。ゆっくり休め」
鹿島「っ!!追い返すつもりですか!?そうはさせませんよ!!絶対にこのまま帰ってやるものですか!!」キッ
提督「っ……」
鹿島「最低男……っ……私は……そんな提督にお似合いの最低女です……大佐といるより……それでも貴方を思う方が幸せだって……」
鹿島「そんな風に考えてしまう……ねえ、提督……?そういう風に思いませんか?私達、お似合いですよね!?」
鹿島「提督が死んだと思って打ちのめされていた私を親身に支えてくれた……私が煮え切らない態度でいてもただずっと待ってくれた……」
鹿島「そんな大佐よりも貴方のような女の敵の方が好きな馬鹿な女ですもの!!そうは思いませんか提督!?っ……私達……お似合いですよね……」
提督「……そうかもな」
鹿島「……!!」ドクン ガクン
提督(俺の返答に鹿島が目を見開いて、そして俯く。ああ……今、俺は真面目で純粋な女の子を取り返しがつかないほど歪めてしまったのだなと思った)
提督「だが……俺は責任をちゃんととる。幸せにしてみせる。それだけは絶対だ」
鹿島「……ふふっ。うふふふふ……報告書、確かに渡しました。では……いったん失礼しますね。夜に戻ります」スッ ジッ ニタァ ハイライトオフ
提督「っ……分かった。ご苦労だった」
~
鹿島「……ふふっ。うふふふふ……報告書、確かに渡しました。では……いったん失礼しますね」ニタァ ハイライトオフ
提督「っ……分かった。ご苦労だった」
山雲「っ!?か、隠れなきゃ……!!隠れ場所~……ない……なら~……!!」スッ スタスタスタ
鹿島「……!山雲さん?」ガチャン ピクッ
山雲「鹿島さん~お疲れ様です~どうしたんですか~提督に何か御用事ですか~?」
鹿島「報告書を提出していたんですよ。山雲さんも提督に何か御用ですか?」
山雲「はい~ちょっと装備について相談があるんですよ~」
鹿島「そうですか。今なら提督も時間があるはずですよ。では、私は用事がありますから。また後ほど」
山雲「そうですか~ありがとうございます~ではまた後で~ごきげんよう~」
山雲(今ちょうど到着した感じを完璧に演じられたはず~鹿島さんも様子がおかしかったけど私を疑ったりはしていなかった~)
山雲「まあ、あんな話聞かされればそうなるわよね~……それにしても~そっかぁ~司令はそんな事してたんだ~うふふ~♪」
~
朝雲『司令……』ジッ
山雲『っ……』ズキン
朝雲『……?どうしたの、山雲?』
山雲『朝雲姉ぇ……』
朝雲『っ!!……そんな顔をしないで、朝雲。今は……山雲が私の一番よ』ニコッ スッ ナデナデ
山雲『んっ……朝雲姉ぇはずっと山雲の一番ですよ~』
~
山雲(このことを公にすれば司令は~……!!そうすれば朝雲姉ぇも司令に幻滅して完璧に私だけの朝雲姉ぇになってくれるはずよねぇ~……!!)ニタァ
山雲「さっそく証拠集めしなくちゃ~♪覚悟してくださいね~司令?」
~
帝国海軍士官「鹿島」
鹿島「大佐……すいません、急に呼び出してしまって……」
帝国海軍士官「気にしないで。それで、大事な用事があるとのことだけど……どうしたのかな」
鹿島「大佐……私……」
帝国海軍士官「……」
鹿島「私……ごめんなさい……私……っ……私……やっぱり提督のことが……忘れられません……」
帝国海軍士官「……うん」
鹿島「だから……っ……私……ぐすっ……私……これ以上……大佐とお付き合いは……できません……」ウルッ
帝国海軍士官「……うん、わかった……いや、分かりました」
鹿島「ごめんなさい……ごめんなさい……大佐……本当に……好きでした……けど……私……」
帝国海軍士官「気にしないでください、鹿島さん。もともと、私は提督の代わりでしたから。彼が生還したのなら、私もお役御免です」
鹿島「大佐……!!」
帝国海軍士官「私も、好きでした。ずっと貴方に恋い焦がれていました。短い夢でしたが、幸せでした。ありがとうございました、鹿島さん」
鹿島「っ……うぅ……大佐……」ボロボロ
帝国海軍士官「泣かないでください、鹿島さん。貴女の恋路を陰ながら応援しています。大丈夫。きっとうまくやれます」
帝国海軍士官「さあ、行くべきところがあるはずです。私のことはもう気にしないで。胸を張って、笑ってください」ニコッ
鹿島「っ……はい、ありがとうございました。失礼します、大佐」ニコッ タッ
帝国海軍士官「……振られた、か」
長良「大佐……」
帝国海軍士官「長良……!!見ていたのかい?」
長良「ごめん……」
帝国海軍士官「恥ずかしい所を見られちゃったな。ははっ」
長良「っ……ねえ、大佐。今日の夜、食事とかどうかな?」
帝国海軍士官「食事?そうだね……うん、行こうか。ありがとう、誘ってくれて」ニコッ
長良「……!!うん、どういたしまして。この前いい店見つけたんだ。そこに行こう♪」ニコッ
↓×1~3
鹿島の提督に対する行動
例)ヤンデレ化してドロドロの退廃的セックスに耽るよう迫る
※山雲の暗躍に気がつくなど山雲関連は安価下
~
コンコン
提督「っ……どうぞ」
鹿島「……失礼します」ガチャリ
提督(夜、予告通りに鹿島が俺の部屋に来た。太ももまでの長さのコートを着込み、けれども毛糸の靴下にスリッパだけで生足が晒されている)
提督(すっぴんでも美人なのに、ナチュラルメイクで飾った鹿島は誰もが皆美しいというだろう)
提督(しかし、鹿島の表情には俺に対する敵意がありありと見えた。それに心が痛む。よく見たら、目が少し赤い。泣いていたのだろう)
鹿島「大佐には、お別れを言ってきました」
提督「っ……」
提督(しかし、そのことで何かを言う前に先手を打たれる。鹿島はゆっくりと俺に近づいてきていた)
提督「……止めよう、鹿島。君には彼の方が」
鹿島「止めてください。今言いましたよね?私、彼と別れてきたんです。今更戻れるわけないでしょ」
提督「……」
提督(鹿島は、後で絶対後悔すると感じた。自棄になっているとしか思えない。もう止めようと伝えようとした思った瞬間だった)
鹿島「……」シュルッ
提督「!?」
提督(鹿島がコートをその場に脱ぎ捨てる。その下には、誘うようなスケスケレースのネグリジェと、これまた官能的なブラとショーツをつけていた)
鹿島「男の人の前でここまで肌を晒したのは、初めてです。私、海とかプールにあまり行きませんし……」
鹿島「行くときも、水着は最近流行りの下着みたいな奴は着ないんです。……大佐とも、そこまではいきませんでした」
提督「……!!」ゴクリ
鹿島「ふふっ……イヤらしいですね、提督。ガン見しているじゃありませんか。私の身体に興味津々ですか」
提督「っ……」
提督(目が離せるわけがなかった。綺麗な肌、柔らかそうな体はしかし、引き締まっており完璧なバランスを保っている)
提督(下着が食い込む柔らかそうなヒップは大きすぎず、小さすぎず。絶妙なバランスだ。そしてその豊満な胸)
提督(ツンと張ったそれは見事な美乳だ。揉みごたえがある大きさで、整った形をしている)
提督(男なら一度はこんな身体をした女を抱きたいと思うような、万人受けする完璧な肢体だった)
鹿島「ほら。どうしたんですか、提督?経験豊富なんですよね。貴方の本性は知っています。取り繕わないで本能のままに私を抱けばいいじゃないですか」
提督「っ……鹿島、俺は……」
鹿島「言い訳は聞きたくありません。それとも、まさか強引にキスの一つもできないわけじゃありませんよね?」
提督「っ……!!」
提督(鹿島は明らかに挑発してきていた。俺を怒らせようとしているのだろうか。いいだろう、なら、少しだけ脅してやる)
提督「いいだろう……!!っ」グイッ チュッ
鹿島「っ……んっ……ふっ……」
提督(俺は鹿島との距離を詰めると、お望み通り強引に抱き寄せ、唇を奪う。唇で愛撫し、舌を入れ、絡ませた)
提督(これで拒絶されれば、それでいい。そこで終わりにする。それが鹿島の為だ。今の鹿島は明らかにまともじゃないからな)
提督「っ……あまり男をそう挑発するのはよくないな、鹿島」
提督(鹿島と濃厚なディープキスを交わし、口を離す。鹿島は硬直してはいたが、しかし拒絶は最後までしなかった)
提督(だがその表情は悲し気で……やはり俺は鹿島とそう言う関係になるべきではないのではないだろうか……)
鹿島「っ……ふふっ。大佐の方が上手いですね」ニタァ
↓×1~3
悲しげな表情から一転、まるで生娘とは思えない、経験豊富な魔性の女の様な雰囲気を発しながら蔑むような表情で、心から見下し、失望したような声音でそう発言する鹿島に対する提督の心情と行動
提督(鹿島は俺を傷つけようとしているようだった。そしてそれと同時に自分のことも傷つけようとしている)
提督(女たらしの最低男だと俺を下げることで俺に対する怒りや憤り、憎しみを発散させようとしているようだ)
提督(そして自分をそれに抱かれる馬鹿な女であると下げることで、大佐に対する罪悪感を和らげようとしている)
提督(鹿島をこんなにしてしまったのは間違いなく俺だ……一人の女の子を歪めて、穢してしまった……)
提督「っ……そうか……」ギリッ
鹿島「悔しいんですか?でも事実だから仕方ないですよね?まあ気にしないでください。私は提督がヘタクソでも気にしませんから」
提督「……これは、俺の責任だ。君を歪めた責任は俺にある。だから……責任を果たす……必ず……!!」
鹿島「っ……!!何が責任ですか……意味のわからないことを言わないでください!!」キッ
~
提督『鹿島……!!鹿島……!!』パンパンパン
鹿島『あぁ!!あん!!あん!!あん!!あん!!っ……やぁあ!!』ピクンピクン
山雲「……!!」ドキドキ ジッ
山雲(隠しカメラの映像を映すモニターの中でー、まるで動物みたいに提督が腰を振ってるー……)
山雲(前後するリズムに合わせて鹿島さんがー……気持ちよさそうな苦しそうな顔でエッチな声をあげていたー……)
山雲(鹿島さんの胸が揺れるー……そう~……これがセックスなんだー……圧倒されてるー……目が離せないー……)
山雲(でも~、早速提督を告発する証拠を一つ確保できたー。鹿島さんあの様子からしてー今夜こういう事するだろうなと思ってたけどー)
鹿島『っ!!て、提督!!どうして!?どうしてなんですか!?どうしてそんな……ハーレムなんか!!』
鹿島『ずっと好きだったのに!!好きなのに!!なのに提督がぁ!!そんな事!!してるからぁ!!だから……!!』
鹿島『だから私は……!!こんなにっ!!辛いのに!!苦しいのに!!提督がそんな人じゃなければぁ!!』
提督『っ……』
鹿島『響ちゃんと!!普通に!!付き合っていたなら……祝福できました!!それでよかった!!』
鹿島『もし別れたら……その時はぁん!!っ……こんな気持ち!!ならないで!!普通に提督に告白!!したのに!!』
鹿島『それで……恋人同士になれたら……!!こんな悩まなくて!!苦しまなくて!!良かったのに!!普通に幸せに!!なれたのに!!』
鹿島『全部提督のせいです!!提督が酷い人だから私が……こんな辛い目に……!!馬鹿!!嫌い!!死んでください!!』
提督『……』
鹿島『っ!!何とか言ってくださいよ!!怒ってくださいよ!!どうして何も言ってくれないんですか!?私は……こんなに貴方が好きなのに……!!』
鹿島『大嫌いなのに!!大好きなんです!!私は!!貴方と一緒になりたい!!どんな形でも!!大佐との!!普通の幸せを!!否定してでも!!』
鹿島『けどそれが……怖くて……辛くて……苦しくて……どうすればいいんですか……?誰か……助けて……!!』
提督『全部……俺が背負ってやる!!君の全てを!!俺が!!責任をとる!!君を助ける!!』
提督『何があっても俺が君を守る!!肯定する!!絶対に!!だからそれ以上……自分を責めるな!!』
鹿島『っ……!!無理です!!責めます!!私は……大佐に……あの人は優しくしてくれたのに……私は恩を仇で……!!』
提督『何が恩を仇でだ!!好きな人に優しくするのは当たり前だ!!それに、これぐらい恋愛では当たり前の事だろ!?』
提督『だからもう……余計な事を考えるな!!俺を見ろ!!俺だけを見ろ!!それ以外を考えるな!!』ガシッ
鹿島『っ……なら……そう言うなら提督のこと以外考えられないぐらいに滅茶苦茶にして……!!そうして!!』ジッ
提督『任せろ……!!』
山雲(いつの間にか止まっていた司令の腰がーまた激しく振られ始めるー。鹿島さんの喘ぎ声がー……嬌声が響くー……)
山雲(もう証拠は十分録画してたー。司令が鹿島さんの体を弄ってー、脱がしてー、胸を舐めてー、吸ってー)
山雲(そしてー……あそこを手と口でー……してー……それでー……入れたりするところもーばっちり録画したー……)
山雲(それでも私はー……目の前で繰り広げられるー……一連の男女のまぐわいからー、目が離せなかったー……)
提督『っ……鹿島……出すぞ……!!』ズッチュズッチュズッチュ
鹿島『提督……!!出して!!染めて!!もう戻れなくして!!』
提督『鹿島ぁ……!!』バチュン ビュルルルルルルルル
鹿島『あっ!!奥で……!!や、ぐりぐりしちゃっ!!あぁああああああああ!!』ビクンビクン ギュッ
山雲「っ!!だ、だし……たー……!?」ゾクゾク
山雲(ま、間違いないよねー……?あれ、中出しだよねー……?生で中出しなんてー……赤ちゃんできちゃうんじゃー……)
山雲(っ……と、ともかくー、これでバッチリだよねー。後はー他の子とのそういうのも録画すればー……えっ!?)ビクッ
提督『んっ……』チュッ サワサワ モミモミ
鹿島『んっ……っ……れろれろ……ぺろぺろ……んはっ……』ギュッ
山雲「お、終わらないのー……!?」
山雲(またキスしてー、お互いの身体を撫でまわし始めた二人に驚愕しちゃうー……結局ー、その後数時間、何度かまぐわいが続いたー……)
山雲(そして私はー……その光景から一瞬も目が離せなかったー……ずっと見入っちゃってたー……)
~
提督「……」シュルシュル スッ
鹿島「んっ……」モゾリ
提督「……」カチャカチャ
鹿島「……」ジッ
↓×1~3
自分はベッドの上で掛け布団を剥げば全裸。結局昨日は今までの募る想いを愛憎まとめてすべてをぶつけるかのような激しい交わいに体力の続く限り耽ったことをふまえて、まだ早い時間に朝日と物音で目が覚めると提督が制服を着ている所だった鹿島の心情と行動
※山雲の盗撮に気がつくなどは安価下
鹿島「……」スッ ダキッ
提督「っ!?」ビクッ
鹿島「提督さん……私……あなたのこと絶対逃しませんから……」ボソリ
提督「……俺もだ」
鹿島「……んっ……ちゅっ」
提督「っ……朝から首筋にとはいえ熱烈なキスだな」
鹿島「……マーキングです」
提督「そうか」
鹿島「……がり」
提督「いっ!?」
鹿島「これも、マーキングです」
提督「っ……結構痛かったぞ、肩」
鹿島「きっと私の心の方がもっと痛いですから、この一回くらい大目に見てください」
提督「……そうか。分かった」
~
Z3「Guten Morgen, アトミラール。今日は早いわね」
提督「マックス、おはよう。まあな」
提督(結局、俺は鹿島に部屋を自由に使ってくれて構わないと伝えて朝早くに出ることにした。ゆっくり一緒に過ごす雰囲気ではなかったのだ)
Z3「!!……首。誰につけてもらったのかしら、それ」
提督「っ……鹿島に、な……」
Z3「そう……カシマ……新しい女ね」キロリ
提督「……いろいろあってな」
Z3「……コーヒー、飲むでしょ。上着、預かるわ。かけて待ってて。朝も食べて行くでしょう?」
提督「ああ、もちろん」
Z3「Gut, じゃあ何か作るわ」ニコッ
提督「Danke. お願いするよ」
提督(マックスがエプロンをつけてキッチンへ向かう。俺は一緒に寝た子と過ごす時以外、朝はマックスかユーの所を訪れて一緒に食べている)
提督(二人共、事情が事情だからな……一日一回は会う事にしている。そして何より、マックスとユーの料理は美味しいのだ)
提督(エプロン姿を見て楽しむこともできるしな。俺はマックスと雑談したり、その料理している姿を楽しみながら考え事をする)
Z3「はい。できたわよ、アトミラール。おまたせ」
提督「Danke. 今日はオムレツとヴルストか。いつもより豪勢だな」
Z3「Ja, いつもより時間があったから、つい作っちゃったわ」
提督(二人で向かい合って座り朝食をとる。こうしていると幼妻と過ごしているようだ。まあ、年齢的に違法妻なのだが)
提督(しかし、今日の俺はふとした瞬間に鹿島のことを考えてしまう。これ以上考えても意味のないことだが、どうも頭から離れない)
提督「……」
Z3「……」ジッ
提督「……熱っ!?」クイッ ビクッ
Z3「アトミラール!?ちょっと、大丈夫なの?」ビクッ
提督(そのせいかコーヒーを飲もうとしてこぼしてしまった。思っていたより残っていた……服にかかってしまう。慌てて服を脱ぐ)
提督「っ……すまない、考え事をしていた……」
Z3「いいから、火傷してない?」
提督「ああ」
Z3「そう、なら良かった。貸してみなさい。早くしないとシミになるわ」
提督「ああ、ありがとう」
Z3「Gerne(どういたしまして). ……っ!?」ハッ
↓×1~3
もともと、まるでこの男は自分のモノと声高に宣言しているような首筋のこれ見よがしなキスマークにもいろいろ思う事があったが、朝に自分の所へ来たことでとりあえず保留にすることにしていた。
だが今、提督が半裸になったことで肩にカシマのモノと思われる噛み跡がくっきりと残っていることに気がついたZ3の心境と行動
提督「……ダメだな。気持ちを切り替えなくては」
Z3「そうね……ところで、そのカシマって女。随分と幼稚な子みたいね。駆逐艦娘なのかしら?」スッ
提督「っ!?」
提督(俺にタオルを渡したマックスは、そのまま椅子に座る俺の後に立つと肩の……鹿島の噛み跡がある箇所を撫でる)
提督「いや……練習巡洋艦娘だ」
Z3「へぇ……にしては子供っぽい振舞いね。でも、何故かしら。とても不愉快だわ。……んっ」
提督「っ!!」
提督(マックスが俺の肩に顔を寄せると、そのまま舌を伸ばしてそこを舐めてくる……!!熱い舌が、鹿島の噛み跡の上をゆっくりと這った)
Z3「ぺろぺろ……っ……ちゅっ……ぅ……」
提督(そして首筋のキスマークの所に口付けすると、強く吸われる。マックスから良い匂いが漂ってきた)
Z3「……んっ。上書きしておいたわ。これで歯形はそのうち消えるでしょうけど、これは数日は残るわ。カシマはそれを見て優越感に浸るのでしょうね」
Z3「でも、それはもう私のしるしに変わっている。何も知らずにそれを見て喜ぶカシマのことを想うと……ぞくぞくしない?」
提督「……否定はしないさ」
提督(マックスが満足げに微笑みながらそう囁く。そして俺の後頭部に顔を埋めると、コーヒーを溢した服を持って自分の席に座り、染み抜きをしてくれるのだった)
~
狭霧「……という事みたいなの。どう思う?」
漣「mjsk?あの二人がね~……まあ、山雲の方はもともとそっちな感じしてたけど」
敷波「確かに。あの子はそうでも割とすんなり納得できるわ」
曙「けど朝雲まで?そこは信じられないわね。どこ情報よそれ?」
狭霧「天霧さんよ。風呂に入ったら偶然その二人が居て、顔を赤くしながら不自然にお互い距離をとったんだって」
潮「それは……確かに、軍隊生活じゃそういうこともあるって聞いたことあるけど……こんな身近でなんて……」
敷波「……まあ、けどあくまで推測だからね。あまり噂しちゃあの二人が可哀そうよ。控えましょ」
曙「そうね。それがいいわ」
提督「……!おはよう、皆。どうしたんだ?こんな所で集まって」スタスタスタ
潮「提督、おはようございます。あれ?首の所、どうしたんですか?」ジッ
漣「ヘイヘーイ、キスマークでも隠してるんですか?色男ー」
提督「っ!?いや、これは……虫に刺されてな……」ドキッ
「「「「……!!」」」」
敷波「……あれ?あの機体、どこの所属?見たことないけど」スッ
狭霧「えっ?まさか敵ですか!?」ビクッ
提督「何っ!?」クルッ
曙「取った」スッ ビッ
提督「うっ!?は、謀ったな……!!」バッ
「「「「!!」」」」
↓×1~3
即席とは思えない姉妹艦らしい見事な連携プレーにしてやられた提督。
咄嗟に首元のキスマークを隠したが、その場にいる全員がその前の絆創膏の下に隠されていたモノが何かを確認していた
敷波、狭霧、漣、曙、潮の反応
漣「……うわっマジでキスマークじゃん!?どったのご主人様!?彼女できたん!?誰!?艦娘!?漣に言ってみ!!」
漣(嘘だドンドコドーン!!マジ!?マジすか提督!?マジで彼女できちゃった系!?しかもそんなとこにキスとか……絶対ヤってんじゃん!!)
敷波「何?やっと彼女できたんだ。きっと可愛い子でしょうね。写真ぐらいあるでしょ?ちょっと見せなさいよ」
敷波(嘘でしょ……誰……誰なの……!?艦娘でそんな素振り見せてる子いないし……まさか他の女……!?)
狭霧「そ、そうですね。きっと素敵な人なんですよね。狭霧も是非見せて欲しいです。……ダメですか、提督?」
狭霧(……まあ、そうですよね。提督ほどの人が、そういう浮いた話の一つもないのがおかしかったんですよね。でも……っ……)
曙「……ふん。そうなんだ、クソ提督。さぞお熱い夜を過ごしたんでしょうね?そんなのまでつけられて」ジトッ
曙(誰だか知らないけど、やってくれたわね……どうしてやろうかしら……そっちがその気なら、こっちは頬っぺたにつけてやろうかしら)
潮「あの……えっと……お、おめでとうございます?で合っていますか……?すいません、ごめんなさい……」
潮(まるで提督は自分のモノって宣言しているみたい……そっか、そういう事もできるんだ……)
提督「っ……!!とりあえず、君たちは誤解している……!!」
漣「何が誤解なのかkwsk」
敷波「そうよ。説明しなさいよ」
狭霧「……」コクコク
曙「……まあ、無理に話を聞くのは良くないわよ。話したくないのなら話さなくていいわ」
潮「そ、そうだよ。やめようよ、皆」
漣「っ!!うしおんはともかくぼのたんがその反応はおかしい気がする!!けど昨晩は割と遅くまで一緒に居たし、朝も普通に居たし……」
曙「っ!?な、何よ!!あたしは別に、そんなのどうでもいいんだから!!それに人として当たり前のことを言ってるだけでしょ!?」
綾波「あれ、司令官。おはようございます」
天霧「おう、おはよう。どうしたんだ、皆で集まって?」
朧「おはよう。なになに?何か面白いことでもあった?」
提督「っ!!ああ、おはよう。さて、悪いがそろそろ行かなくては。ではまた後で」
漣「あっ!!っ……」ギリッ
朧「……本当に何があったの?」
敷波「……何でもない」プイッ
綾波「そ、そうですか……」
狭霧「……」
天霧「何なんだよ一体……」
~
雲龍「失礼します。雲龍型三姉妹、参りました。本日をもって英国のデヴォンポートへ転属になります。出発予定は今夜です」
提督(連合国の努力の結果、南大西洋における敵水上艦による通商破壊の危険はなくなった)
提督(その結果、雲龍たちを北大西洋へと転属させることになった。二航戦を送ろうかと思っていたが、向こうは空母三隻を欲しがった)
提督「うむ。彼の地では大陸の敵海軍基地への攻撃や通商破壊目的ではない本格的な戦闘目的のドイツ艦隊との交戦がある」
提督「だが、君たちならば向こうでもうまくやれるはずだ。その力がある。自信を持って帝国海軍として誇りある戦いをイギリスに見せてやってくれ」
雲龍「了解しました。……また貴方から離されるのね、私達」
天城「……」ジッ
葛城「……」シュン
提督「すまない……ここだけの話、本当は二航戦を送ろうと思っていたのだ。だが、向こうが君たちを要求してきた」
提督「つまり、君たちはもう誰もが認める歴戦の正規空母娘という訳だ。それこそ、こちらより激しい戦いの続く英本土の連中が君たちを欲しがるくらいにな」
提督「だから、そんな顔をしないでくれ。誇ってくれ。それに、これが分かれなわけではないだろう?またすぐ会えるさ」
雲龍「……そうね。分かったわ、提督」ニコッ
天城「これも全て、マレーで私達を抜擢して下さった提督のお陰です。ありがとうございます」ニコッ
葛城「見ててよね!!向こうでもすごい戦果あげてやるんだから!!」ニコッ
提督「ああ、期待しているぞ。んっ?」ハラリ
提督(何か落ちた……絆創膏?あっ、そうか……曙に引っぺがされたから粘着力が弱くなっていたのか……やってくれたな……っ!!)ハッ
↓×1~3
一度剥がされていたために粘着力が弱くなっていた絆創膏がこのタイミングで力尽きた
首筋のキスマークを見た雲龍型の面々の反応
雲龍「あら。何かしらそれ?」ジトォ スタスタ
天城「すいません。良く見せてもらえませんか?」ジトォ スタスタスタ ガシッ
葛城「大丈夫。何も怖くないよ」ジトォ スタスタスタ ガシッ
提督「っ!?お、落ち着いてくれ……!!」
提督(さすがに逃げるのはアレかと思って座ったままでいたが、そのせいで天城と葛城に拘束される)
雲龍「……誰のかしら?」
提督「誰のだろうな……」
雲龍「……そう。まあいいわ。……」スッ ニギニギ
提督「雲龍!?な、なんで脱がせるんだ……!?っ!!ま、待ってくれ……そこは……!!」ビクン
雲龍「……出発は今夜って言ったわよね?それまで私達、時間があるの。だから……ね?分かるでしょ?」
提督「っ……だが、俺には執務があってな……」
雲龍「……無理矢理ってのもいいかなって思うのよね。一応自制したけれど」
提督「……分かった。昼休みまで待ってくれ」
雲龍「分かったわ。んっ……」
提督「っ!?」
提督(雲龍が俺の胸元に口をつける。そして強く吸われた。新たなキスマークをつけられてしまう)
雲龍「昼にまた来るわ。それまでは、これで我慢してあげる」
天城「次は、私の番ですよね?」
葛城「末っ子ってこういう時アレだよね……」
提督(結局、天城と葛城にもつけられる。そして執務をハイペースでこなした後、長い昼休みをとって雲龍たちと愛を確かめ合ったのだった)
~
提督「風呂の準備ができたが、先に入るか?」
U-511「お風呂……!!大丈夫。先にどうぞ」ピクッ
提督(その日の夜、ユーが部屋に泊まりに来た。雲龍姉妹たちを見送った後、部屋でユーの手料理を振舞ってもらった)
提督(そして少しゆっくりした後、いい塩梅の所で風呂が沸いたところだ。ふむ。そう言うのならお先に頂くとしようか)
提督「分かった。じゃあ先に頂くよ」
提督(さて、十中八九夜は肌を重ねることになるな……精力剤を飲んでおくか。歯型は消えたが、キスマークは残っている……)
提督(まあ、暗ければ見られはしないか。終わった後は下着は着てから寝よう。ユーも他の女の印なんて、見たら不愉快だろうしな)
~
U-511『……ねえ。この人なんで大人なのに背中を洗ってもらってるの、でっち?』
伊58『えっ?ああ。日本じゃ女の人が親しい男の人の背中をああやって洗ったりするんでちよ』
U-511『へぇー……』
U-511(……Japanではお背中お流ししますっていう独特の文化があるみたい。面白い。けど結構はしたない)
U-511(でも私とアトミラールは親しいよね。そう言う事しても問題ないよね。うん。ないはず。ないよ)
U-511「ユー、出撃します。頑張るぞ」グッ
~
U-511「し、失礼します、アトミラール。お背中お流しします……ね」ガチャッ
提督「!?」
提督(頭を洗っていたら、そうユーが言ってきた。扉を開けられている。なんだと……まさか、ユーが風呂場へ突入してくるのか!?)
提督(個人的嬉しいが、今は首や胸元にアレが……!!それを見られたら、何かマズイ気がする……!!)
提督(しかし、かといって断ればユーが傷つくだろう……断れない……!!こうなれば、気がつかれないようにするしかない!!)
提督(大丈夫、湯船の蓋をあければ湯気で曇る!!そうすればあとはさりげなく隠せば誤魔化せるだろう。何、ユーも強引に胸元を見てきたりはしないはずだ)
提督「っ!!そ、そうか……!!ありがとう、お言葉に甘えさせてもらうよ。とりあえず頭を流すから少し待ってくれ」
U-511「……!!」ピクッ
↓×1~3
普通に鏡越しに提督の胸元のキスマークが見えたU-511の反応
U-511「……それ、どうしたんですか?」
提督「えっ!?」
提督(なん……だと……頭を流し終わり、そして鏡越しにユーと目が合う。そうだよな……よく考えたら普通扉を開けたら外で待ってたりはしないよな)
提督(ユーはもうすでに風呂場に入ってきている。鏡は若干くもってはいるが、ユーの視力なら普通に見えるだろう。全て)
提督「……まあ、察してくれ」
U-511「……そうですか」
提督(俺の言葉にユーはそう答えると持参した桶に風呂のお湯を入れ、スポンジを湿らす)
提督(そしてボディーソープを出して泡立てると、じゃあ流しますねと言って俺の背中を優しくこすり始めた)
U-511「……どうですか?」
提督「あ、ああ、いい感じだ。気持ちいいよ」
U-511「そうですか?ならよかったです」
提督(拍子抜けだな……いや、ユーの性格的にこうなって当然か。少し焦り過ぎたようだ。浮気がバレそうになった時の男の気持ちがよく分かった)
提督(そのまま、特に何かが起こるでもなく普通に背中を流してもらう。こういうのもいいものだな)
U-511「背中は終わりました。……次は、前ですね」ピトッ スッ
提督「!!」
提督(しかし、何も起こらずに終わるわけはなかった。ユーが俺の背中に抱き付くように体を押し付けてくる)
提督(柔らかい、発展途上の双丘が存在感をアピールしていた。そしてユーの手が俺の身体の前面を洗い始める)
U-511「んっ……」ゴシゴシ
提督(ユーの石鹸で滑りの良くなった身体が動くたびに、胸が背中を刺激する。そして手やスポンジが俺の胸板や腹を擦った。気持ちよさが甘く理性を溶かしていく)
U-511「……ここは、デリケートですよね。スポンジじゃなくて、手で洗います……ね?」スッ
提督「っ」ピクッ
提督(ユーの手が俺の怒張したモノに触れる。そして、手でしごくようにして洗ってきた。が、十分に洗っただろうに手を止めない)
提督「ユー」
U-511「んっ……まだ……まだ完璧に洗えてないかもって。ふぅ……だからもっと丁寧に洗わなくちゃ」シコシコシコ
提督(ユーが俺の背中に胸をこすりつけながら両手で俺のモノを扱く。胸で感じているのか喘ぎ声が洩れていた。高まってくる射精感)
提督「っ……うっ」ビュルルルルルルルル
U-511「ぁ……出た……っ……すごい勢い……」
提督(そのままぶちまけてしまう。射精の勢いに息を呑んだユーはその後再びスポンジを握ると残りの手足を洗ってくれる)
提督(そして全身をくまなく洗い終わるとお湯をかけて泡を洗い流してくれた。至れり尽くせりだったな。しかし……)
U-511「はい、終わりです。よかったですか?」
提督「ああ。だが、残念ながら君があんなことをしたから……見てくれ。尿道に残ったのが垂れてきてしまった」ギンギン トロリ
U-511「!!」
提督「だからもう一度ここを洗ってもらおうか。今度は正面からだ」
U-511「J, ja……!!」ドキドキ
提督(頬を赤く染めたユーが足を開いた俺の前にしゃがむ。太ももの間から見える秘所。そこにぶち込むのはまだ後だ)
提督(上目遣いで俺を見上げつつ、石鹸を泡立てた手で俺のモノに触れる。そして扱き始めた)
提督(カリや裏スジはもちろん、玉まで優しく揉むようにして責めてくる。そこでふと気がついた。ユーが俺の胸元を気にしている)
提督「これが気になるか?」
U-511「っ!!……」コクリ
提督「やりたいことをしていい」
U-511「……んっ」
提督(俺の許可を受け、ユーは膝立ちになり、両手でモノを扱きつつ俺に寄りかかってくる。そして俺につけられたキスマークの上に口をつけた)
U-511「ちゅぅ……っは……上書きですって。全部ユーのしるしにしますね。んっ……」
提督「っ……そうか……しるしをつけるのが好きなのか?」
U-511「……っは。女の子はしるしをつけるのもつけられるのも好き……だと思いますよ?」
提督「そうなのか」
提督(ユーが俺の胸につけられた三か所のキスマークと首筋のやつを上書きする。さて、ではもう我慢しなくていいか。そろそろまた出そうだ)
提督「っ……ふっ……ユー……そろそろ……出すぞ……!!先端を自分の胸に向けろ……!!」
U-511「胸……?こ、こう……?」シコシコシコ
提督「そうだ……っ!!くぅ……!!」ギュッ ビュルルルルルルルル
U-511「わっ……!!む、胸とお腹にかかって……熱いです……ね」ネトォ
提督(ユーの肩を強く掴んで押さえつけることで絶頂の衝撃に耐える。尿道を大量の精液が通り、びゅるびゅると射精されていくのが感じられた)
提督(ユーのこんもりとした双丘と、女の子らしい太っているわけではないが柔らかそうな腹に白いデコレーションを施す)
提督「っ……ふぅ……我ながら出したな」スッ ヌリヌリ モミモミ
U-511「いっぱいでましたね。んっ……ふぁ……」ピクンピクン
提督(どろりとした白濁液を手で塗り込むようにユーの胸を愛撫し、揉む。ユーの口から悩ましい吐息が洩れた)
提督「ユー。自分で塗って見てくれ」
U-511「自分で?えっと……んふっ……こ、こうですか?」モミモミ
提督「そうだ、素晴らしいぞ……!!」ナデナデ
提督(ユーに、自らの胸に俺の精液を塗るように胸を揉ませる。自分の胸を揉む美少女というだけでも素晴らしいのに、俺の出したモノを……!!)
提督(最高だった。俺はユーの頭に手を伸ばすと、優しく撫でる。ユーが嬉しそうに目を細めて俺を見上げる)
提督「さて、良くしてくれたユーにはご褒美をやらなくてはな。どうしようか……ここに欲しいか?」スッ ツプッ クチュクチュ
U-511「っぁ!!んはっ……っ……J, ja……」ビクン カァッ コクリ
提督(秘所に手を伸ばし、指を入れて手淫する。俺の問いかけに、ユーは恥じらいつつも首を縦に振った)
~
山雲(司令……本当にー……すごいとしか言えないわー……でも、おかげでこんなに早く証拠が集まりましたー)
山雲(ドイツの子たちー、ソ連のガングートさんー、雲龍型の皆さんー、曙ちゃんと潮ちゃんー。そしてー、鹿島さんもー。これでバッチリよねー)
山雲(後は、これを憲兵さんに見せるだけー。だけど、憲兵さんとはいえ男の人に直接こんなの見せて話をするのはー抵抗があるなー……)
あきつ丸「……おや、山雲殿ではありませんか。ご機嫌いかがでありますか?」
山雲「っ!!あきつ丸さんー!!元気ですよー、ありがとうございますー。いつこっちに来たんですかー?」パァッ
あきつ丸「ついさっきでありますよ。といってもまたすぐ出発でありますが。ところで、憲兵詰所に何か御用でありますか?」
山雲「それなんですけどーちょうどいい所に来てくれましたー!!あきつ丸さんにご相談したいことがあるんですー」
あきつ丸「ふむ、自分にでありますか?分かりました。とりあえず、ここで立ち話もアレですし自分の部屋にいきましょう」
~
あきつ丸「失礼するであります、提督殿」コンコン ガチャリ
提督「ん?さっきぶりだな、あきつ丸。どうしたんだ?もしかして夜無理になったか?」
あきつ丸「残念ながら。食事も閨事も久しぶりで楽しみにしていたのですが、もう無理そうであります」ジッ
提督(ただならぬ雰囲気のあきつ丸に自然とこちらの気も引き締まる。一体どうしたというのだろうか)
あきつ丸「つい先ほど、そちらの山雲殿が憲兵詰所に来られました。彼女は、提督殿と複数の女性、それも艦娘たちとの情事の確たる証拠を我々に提出しました」
提督「!!??」サァッ
提督(あきつ丸の言葉に、文字通り頭が真っ白になる。山雲……!?何故だ……!!いつ……どこで……?)
あきつ丸「提督殿には重大な軍機違反の疑いが駆けられているであります。大人しく出頭して頂きたい」
提督「……!!」
提督(考えても何もいい案が浮かばない。取り繕ってはいるが、内心大恐慌の俺を無言で見つめるあきつ丸。無言の時間が続く)
あきつ丸「……というのが、考えうる限り最悪のパターンではありませんか?なのに提督殿は、その対策を何もしておられないご様子」
提督「な、何……!?どう言う事なんだ……!?」
あきつ丸「運が良かったでありますな、提督殿。貴方は確かにあと一歩で破滅していた。それを重々理解して頂きたい」
提督「あきつ丸、説明してくれ……!!」
あきつ丸「さっき言った事、一つだけ本当のことがあります。山雲殿が提督殿と他の女との情事の証拠を持って憲兵詰所の前に来たのであります」
提督「!!」
あきつ丸「ですが、そこで偶然通りかかった自分にそれを提出して貴方の行いを告発しました」
あきつ丸「まあ、年頃の少女が憲兵とは言え、大人の男にあんな話するのは抵抗があるでしょうな。本当に、貴方は運が良かった」
提督「なるほど……」
あきつ丸「今、山雲殿は自分が確保して監禁しているであります。もちろん、提督殿がご自分で後始末をつけるでありましょうな?」
提督(あきつ丸に突き付けられた最悪のパターン。まるで目が覚めたようだった。そうだった……これは、赦されない事なのだ)
提督(それが露見したりしたら……もう少しで、俺は破滅していた。もしそれが現実のものとなれば、俺は全てを失っていただろう)
提督(だが、運よく助かった。運よく!!信じられない!!今までこんな致命的な事にほとんど対策を講じていなかったなんて!!)
提督「ああ、もちろん。とりあえず、これからは安全が確保されていない所でするのは止めるべきだな」
~
あきつ丸「この部屋であります。では、自分はこれで」
提督「ああ。……あきつ丸」
あきつ丸「……何か?」
提督「本当に、ありがとう」
あきつ丸「ふふっ……では」スタスタスタ
提督「……」ガチャリ
↓×1~3
あきつ丸の部屋で証拠の映像をあきつ丸と共に確認していたら、気がついたら意識を失った
目が覚めた時にはカーテンを閉め切った薄暗い部屋で、縄で縛られ猿轡を噛まされ、身動きも助けを呼ぶこともできなくない状態でベッドの上に横たえられていた
服は着ているが、持ち物はすべてなくなっている。もはや自力で脱出することは無理そうだった
山雲(なんで……!?どうして……!?っ!!そういえば、あきつ丸さんに入れてもらったお茶を飲んでから急に眠くなってー……まさか、嵌められたー……!?)モゾモゾ
そんなことを考えていたら提督が冷徹な表情で部屋に入ってきて、睨みつけるように自分を見下ろしてきたことをふまえて山雲の心境
山雲「んっ!!んん~!!っ……!!」キッ
提督「分かっているとは思うが、君はもう詰んでいる。大声で泣き叫ぼうが助けを呼ぼうがその声が誰かに届くことはない。うるさいだけだからよしてくれよ」
山雲「っ……!!」タラリ
提督「……まず、最初に教えてくれ。何故だ、山雲?どうして俺を嵌めようとしたんだ?」
提督「俺は……確かにこういうことに対して備えていなかった。誰かが部屋に侵入しても分からない」
提督「君がしたように、誰かに隠しカメラを設置されたとしても分からない。だが……それはそんなことをする奴がいないと思っていたからだ」
提督「敵の諜報員だって作戦目標やらなんやらを探りはするだろうが、俺の個人的な事を探るほど暇ではないだろうしな」
山雲「……」ギロリ
提督「このことを知っている子は限られている。そう簡単に知られることではない。それこそ、俺を嵌めようとして情報収集でもしない限り」
提督「つまりお前はこの話を知る前から俺を嵌めようとして、俺の周りを嗅ぎまわっていたという事だ。何か、俺を失脚させる材料を探して」
提督「どうしてそんな事をした、山雲?俺には身に覚えがないんだ。君に何かした覚えはない。さあ、教えてくれ」スッ シュル
山雲「っは。誰かー!!誰か助けてくださいー!!」
提督「……意味はないと言っただろう?」
提督(しかし山雲は俺の言葉を気にせずそれからたっぷり五分間ほど大声で助けを呼び続けた)
提督(しかし、その声が誰かに届くことはない。山雲もそれを悟ったらしくようやく大人しくなった。俺を睨みつける)
提督「敵の言う事を気にせず助けを呼んだのは素晴らしい。普通の人間は敵の言う事を真に受けて試しもしない方法を諦めてしまうからな」
提督「君の優秀さの証左だ。さて、では本題に戻ろう。理由を教えてくれ、山雲。何故俺を探った?どうしてなんだ?」
山雲「……!!」ギロリ
提督「……分かっていると思うが、俺はどんな手を使ってでもこれを聞き出させてもらう。抵抗は無駄だ」
提督「君の背後に誰かがいるわけではなさそうだということも調べがついている。君自身の個人的な理由のはずだと思っているのだが」
山雲「……」
提督「……その目、覚えがある。山雲。俺は過去に何度かそういう目をした奴に会ったことがある」
提督「それは……恋敵を見る時の目だ。それも、心底憎い相手をな。山雲。違うか?」
山雲「っ!?」ビクッ
提督(俺の言葉に山雲が驚愕した。驚きに目を見開き、今日初めて敵意以外の感情を向けてきた)
提督「図星か。ふむ……男にそういう意味で好かれた覚えはないし、女か?まあ、同性愛者を差別したりはしないさ」
山雲「っ……!!」ギロリ
提督(まさかの理由に驚くが、まあ、色恋沙汰と考えれば納得がいかないでもないな。さて突破口が見つかったぞ。攻めるとするか)
提督「俺の女の中に想い人でもいたか、山雲」ニタァ
山雲「はぁ~?寝言は寝て行ってくださいねー、司令。山雲の大切な人はー、貴方なんかに堕とされるような人じゃありませんー」ニタァ
提督(反応した……つまり、俺と関係のある子ではないという事か。いや、むしろこの勝ち誇ったような笑顔……)
提督(おそらく山雲は意中の相手を手に入れている。しかし、俺を嵌めようとしたという事は山雲の想い人は俺に気があったという事だ)
提督(考える。山雲と親しく、かつ俺に好意的だった子を。最初の候補は朝雲だ。……あっ、これ朝雲か?)
提督(山雲との仲の良さはおそらく一番だろうし、俺へ好意的だったかどうかと聞かれればそうだと言える)
提督「どうかな?朝雲だって男を知ればそっちの方が良くなるかもしれないぞ?」
山雲「っ!!朝雲姉ぇはそんな人じゃないわー!!だってー、朝雲姉ぇはもう私をえらんだものー!!」キッ
山雲「今更司令が何かしようがー、朝雲姉ぇは私のものー。その事実は変わらないー。……絶対に渡さないからー」ニタァ
提督(決まりだな。さて、理由は明らかになった。まあ、色恋沙汰ならば対処は簡単だ。では今度は口封じだな)
提督「そうか。まあ、安心してくれ。俺は自分から手を出したりはしない。俺の信念はな、山雲」
提督「女の子を喰い荒らすようなことはしない事だ。言い方が悪いが、俺は多くの女の子を囲っている」
提督「だがそれは、そのことをちゃんと事前に話した上で俺を受け入れてくれた子とだけ、そういう関係になっているのだ」
山雲「はぁ~?そうですかー。だから何ですかー?赦せー見逃せーとでもー?」
提督「……だがな、山雲。物事には例外がある。俺は俺を信じて受け入れてくれた子たちとの関係を脅かす者には容赦しない」ギロリ
提督「どんな手を使ってでも守り切って見せる。お前も、それを覚悟して来てるのだろうな?山雲」スタスタ
山雲「!!」
提督「人を、どんな方法であれ陥れて破滅させようとするという事は、逆に自らが陥れられて破滅させられるかもしれない」ガシッ
提督(怯えを見せた山雲。俺はその頭を両手で掴むと押さえつけた。至近距離から目をのぞき込む)
提督「その危険を覚悟していなくてはならない。お前は俺を陥れて破滅させようとしたのだろう、山雲?違うとは言わせないぞ」ジッ
提督「つまりお前は覚悟してきているという訳だ。そして今、お前は失敗した。こうして敵に捕らわれている」ニタァ グググ
山雲「……!!わ、私をどうするつもりですかー……!?」キッ
提督(獰猛な笑みを浮かべた俺に山雲が逆に虚勢を張り始める。歯を剥き、睨まれた。まるで威嚇する動物のようだ)
提督「君は俺と俺の女たちを脅かす敵だ、山雲。手遅れになって、すべてが壊されてしまう前に……君を始末させてもらう」ジッ
山雲「……!!こ、殺すつもりですかー!?そんな事したらただじゃすまないですよー!!」ゾクッ ガタガタガタ ジワァ ポロポロ
提督(本能的に命の危機を感じているようだ。山雲は涙を流し始めた。体が震え始める)
提督「……ふふっ。殺されると思ったか?さすがにそこまではしないさ。だが、怯える君の姿は見物だったぞ」ニタァ
山雲「……っ!?……!!」カァッ ギリッ
提督(俺の嘲笑に山雲が一瞬意味が分からないというように戸惑うが、すぐに理解すると顔を赤くして俺を睨みつけた)
山雲「だが、このまま放ってはおけない。このことを誰にも話せなくする。俺も、君の弱みを握ってな」スッ
提督(俺は押さえつけていた顔を離し、山雲の首元のリボンを解くとカッターシャツのボタンを外していく)
山雲「ま、まさかー……!!やめてくださいー!!」サァッ モゾモゾ
提督(一転、貞操の危機に陥った山雲は顔を青ざめさせると必死に身を捩り何とか脱出しようとする)
提督「お前は逆の立場の時に俺がそう言ったら止めるか?」
山雲「わ、分かりましたー!!もう二度としませんー!!データも全部消しますー!!朝雲姉ぇに手を出さないのなら私ももう何もしませんー!!」
提督「信用できない。自業自得だ。諦めろ」
山雲「いやぁ~……!!それだけはいやぁ~!!止めてくださいー!!」
提督(懇願を袖にする。いやいやと首を振る山雲。この子は敵だ。そしてこれからこの子を犯すのだと思うと……震えた)
提督「ダメだ。さて、これから君を抱く。そしてそれを録画させてもらう。ハメ撮りという奴だな」
山雲「やだ~!!やだやだやだやだやだ~!!」ジワァ
提督「うるさい、少し黙れ」グッ
山雲「むぐぅ!!んん~!!」
提督(山雲に再び猿轡を噛ませる。そしてボタンを外す作業に戻る。すべて外し終わり、胸をはだけさせると小さな胸を覆う白いジュニアブラが露わになった)
提督「録画を開始するぞ。さて、では御開帳といくか」
山雲「んん……!!」ポロポロ
提督(ブラの上から撫でまわし、そしてずり上げる。可能性を秘めた平原が露わになった。桜色のそこを摘まむ)
山雲「んふっ……んん~~~!!」
提督(感じたように吐息を洩らす。そして嫌がるように叫びつつ身を捩った。涙がボロボロと流れている。本気で泣いていた)
提督(構わず俺は山雲の先端の突起を指で弄りつつ胸を揉む。そして口をつけると舌で舐め、先端を口に含んで舌の上で転がす)
提督(女の子はどんなに小さくてもちゃんと柔らかいものだな。まあ、暁型の子たちよりはあるか)
提督(さて、胸は揉めば揉むほど大きくなるという話がある。未来ある山雲の胸の為に存分に耕してから胸を解放する)
山雲「ぐすっ……ひっく……」ボロボロ
提督「本気泣きじゃないか。俺はレイプされたことはあってもしたことはなかったんだが……心が痛む」
提督「だがそれと同時に背徳的な快感を感じるな。癖になってしまうかもしれない……男の性癖を歪めるなんて悪い子だ、お前は」
山雲「……!!」ギロリ
提督(しかしなおも山雲の目は死んでいない。むしろ犯されてることで逆に俺への敵意がさらに頑強なものとなっていくようだ。ぞくぞくする)
提督「そんな目をするな。同性愛もいいのかもしれないが、自然でないことは確かだ。俺がお前に男の味を教えてやろう」チュッ
山雲「んん!?」ビクッ
提督(猿轡をしているとはいえ、不測の事態はありえる。万が一にも噛めないように顔をしっかりと押さえつけながら山雲の唇を奪った)
提督(舌を挿入することはできないが、唇を合わせ、舌で舐める。そしてそのまま首筋まで這わせてそこにキスマークをつけてやった)
提督「たしかに、マーキングするのも悪くないな。さて、どうだ?男とのキスは。異性相手ではファーストキスか」
山雲「ぐすっ……!!」ギロリ
提督「お前が心から望むようになったらもっと濃厚なのをしてやるよ。それまではライトなので我慢してくれ」チュッ
山雲「んん!!んん~!!」ビクッ ジタバタ
提督(山雲の唇を奪いつつ手をスカートの中に入れ、太腿に触れる。山雲が声をあげ、硬直した。直後、激しく暴れ始める)
提督(しかし拘束された状態では、ただもぞもぞと身を捩ることしかできていなかった。まるで陸に打ち上げられた魚だ)
提督(そのままゆっくりと、太腿に指を這わせてその奥へと侵攻していく。そしてその最奥へ到達した。……っ!!)
提督「っは。山雲。これはどういうことだ?」クチュクチュ
山雲「っ……!!」カァッ
提督「まだ胸を責めてキスして軽く愛撫しただけなのに随分と濡れているじゃないか?実は俺にこうされたかったのか?」
山雲「っ!!んんんん~~~!!んんんんん!!」キッ
提督(全身全霊で否定してくる。俺はそのまま山雲の秘所を手淫した。縛られているために足はぴったりと閉じられている)
提督(だが、それのおかげで手が太腿で挟まれて素晴らしい柔らかさを堪能できた。その下の筋肉も感じられるぐらいに密着している)
提督「良く反応するな。一人でしているのか、それとも朝雲と背徳的な交わりに耽っているのか……どっちなんだ?」クチュクチュ
山雲「んっんん……!!んん……!!んふぅ……!!」ピクンピクン
提督「それどころではないか。では一端イかせるとしようか」クリクリクリ
山雲「んふっ!?んん~~~!!んんんん~~~!!」ビクン
提督「我慢するな。本能に身を任せろ。快感を受け入れるんだ」
山雲「ん……んん……!!んんんんんんんん~~~~~~!!」ビクンビクン
提督(山雲が絶頂する。体をぴんと張り腰を浮かせる。猿轡のせいでくぐもった嬌声が響いた)
山雲「んふぅ……んふぅ……」
提督「落ち着いたか?で、どっちなんだ?」
山雲「……」プイッ
提督「そうか。まあいい。さて、ではあと何回イかせようか」
山雲「!?」ビクッ
提督「お前が蕩けて完璧に受け入れ態勢を整えるまでイかせ続けてやる」
山雲「ん、んんん……!!」
提督(もはや満足に抵抗らしい抵抗を示すこともできない山雲を快楽地獄に送る。ベッドのシーツはびしょびしょで部屋は濃厚な雌の匂いに満たされていた)
提督(何度も絶頂を迎えた山雲はしかし、限界まで追い込んでいない。火のついた体は更なる快楽を欲しているだろう)
提督(それを強靭な精神力で抑えていた。未だに俺を見る目には敵意が溢れている。しかし縛られてはいても開き気味の脚と浮いた腰)
提督(女の本能はどうしようもないようだ。俺は黙って下を脱ぎ始める。始め、山雲は再び身を捩って抵抗し始めた)
提督「……」カチャカチャ スルリ
山雲「!?んんん~~~!!」モゾモゾ
提督「……」ボロン ギンギン
山雲「!!」ビクッ
提督(しかし、俺の怒張したモノが露わになるとピタリと動きが止まる。モノを凝視していた)
提督「……」スッ ピチッ
提督(俺はそれを横目に用意したコンドームをモノに装着する。見せつけるようにゆっくりと)
~
山雲(じ、冗談じゃー……そんなの入らないー……そんなの無理矢理ねじ込まれでもしたらー、体が作り替えられちゃうー……!!)
山雲(なのに体が動かないー……意識が反応しないー……気がついたら、私は司令に足を掴まれて持ち上げられていたー)
提督「さて、では破瓜の瞬間までしっかりと撮ってやろう。いくぞ、山雲」ピトッ
山雲(司令が私の足を抱いてー、女の子座りみたいな体勢で腰を近づけてきたー。そこに何かがー……熱いのが触れたー……そこでようやく我に返る)
提督「行くぞ、山雲……!!」ググググッ
山雲「んっ、んっん!!」
~
提督「っ……これは……!!」ブツン ヌププププ
山雲「んぐっ!?!?っ……んん……!!」ビクン
提督(とろとろに蕩けていた山雲の雌穴は、きつくともその溢れんばかりに満たされた愛液のおかげで処女膜を貫いた後はぬるんとモノを呑み込んだ)
提督(モノが媚肉に絡みつかれる。蕩けるような快感。奥まで全部入り切る前に先端が子宮口を突いたが構わず押し入れた)
提督「っ……!!これほどの上等なモノを一生誰にも使わせないつもりだったのか……?まったく……!!」
山雲「っ……!!」ツゥー
提督(山雲は目を見開いて涙を流していた。しかしその表情は泣くというより驚き……驚愕しているというべきだろうか?)
提督「さて、動くぞ。これだけ濡れていれば痛くないだろう」ヌップヌップヌップ
~
山雲(自分の身体が自分のものでなくなっていく気がしたー……突かれる度に作り替えられてるー……)
山雲(変えられちゃうー……それにどう頑張っても抗えないー……溶けておかしくなっちゃいそうー……)
山雲「んっ!!んん!!んふぅ!!んん!!んん~~~!!」ビクンビクン
提督「っ!!締まるな……!!またイったか!?だがまだ終わらせないぞ……!!」パンパンパンパン
山雲(おかしくなっている自分を、自分が見下ろしていたー……私は今ー、土下座みたいな体勢で後ろから司令にのしかかられてるー)
山雲(近くには使い終わったアレがいくつも放置されていたー……私は、ただされるがままだったー……)
~
提督「っ……山雲ぉ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
山雲「んんんんんん~~~~~~!!」ビクンビクン
提督(一番奥を突くとともに射精、山雲が痙攣し、中がきゅんと締まった。素晴らしい放出感だった)
提督「はぁ……はぁ……」
山雲「ふぅ……ふぅ……」
提督(暫く余韻に浸り、そしてモノを引き抜く。白く泡立った愛液の糸を引いて引き抜かれたモノに装着されたコンドーム)
提督(その先端には白い精液が溜まって膨らんでいた。俺は糸を引くそれを中身を溢さないように引き抜く)
提督「……」スッ グイッ
山雲「……?」ゴロン
提督「……」スッ シュル
山雲「ぁ……な、何ですかー……?」
提督「よし、いい表情だ」カシャッ
山雲「!?」ビクッ
提督(そして仰向けにさせ、猿轡を取り払った。山雲のはだけた胸の上にその使用済みゴムを置くと、写真を撮る)
提督(蕩けた表情の山雲、シャツがはだけ、ブラがずらされて、露わになった胸の上で中身の白濁液が零れているコンドーム)
提督(よく見るとベッドのシーツの上には他にも何個ものコンドームが散乱しているのが確認できた。いいぞ)
提督「山雲、これを朝雲が知ったらどうなると思う?」
山雲「っ……!!」サァッ
提督「無理矢理されたなんて言い訳はできないぞ。これだと縛られているとは分からないし、何より見ろ、この表情を」
山雲「ぁ……」ジワァ ガタガタガタ
提督「さらに言うと相手が俺だとも分からない。さて、もしお前が俺をまだ告発するつもりなら、もういい。やればいいさ」
提督「だが、そうするならば俺はこの画像を朝雲だけに渡そう。こっそりとな。俺は、破滅する。お前がどうなるかは朝雲次第だ」
提督「ばら撒かれてお前も破滅するという事はないだろうが、今まで通りの関係とはいかないだろうな。別れるだろう」
山雲「っ」ポロポロ
提督「お前がどうするために俺を告発しようとしたか考えれば、この後どうするべきかは自ずと分かるはずだ」
提督「それに付け加えるのなら、約束しよう。俺は朝雲には何のアプローチもしない。まあ、いつものことなのだが……」
提督「朝雲から来ない限り俺は彼女に何らかのアクションを取りはしない。もっとも、彼女から来た場合はその限りではないがな」
提督「だが君がしっかりと朝雲を掴んでおけば、あの子の性格からして俺のもとへ来ることはないだろう。さて、どうする?」
山雲「っ……ほ、本当に朝雲姉ぇに何もしないんですかー……?」ギロリ ポロポロ
提督「ああ、誓おう。俺も変に手を出して破滅したくはない」
山雲「……ならー、分かりましたー。約束しますー。もう二度と司令を告発しようとしたりはしませんー。司令が約束を破らない限り」
提督「俺もこの画像を朝雲に見せたりしない。少なくとも、君が約束を違えないかぎりはな」
山雲「……じゃあ、これを解いてくださいー」
提督「ああ」
提督(山雲の拘束を解く。縛ったところが跡になっていたが、それを誤魔化すのは山雲の役目だ)
提督(そして朝雲との関係が懸かっているのだから山雲がそれを失敗することはないだろう。だが、一応荒潮に監視とフォローを頼んでおくとするか)
提督(無言でお互いに服装を整える。さて、では最後の一手を打っておくとしよう。俺は山雲に声をかける)
~
提督「そうだ、山雲。これからお前は一ヵ月の間俺の秘書艦になってもらう」
山雲「……はぁ~?嫌ですー」ギロリ
提督「ダメだ。今の俺とお前は不公平だ。お前の方が俺の弱みを多く握っている。対して俺にあるのはこの写真のみ」
提督「犯したところを録画したのもあるが、無理矢理したのが分かってしまうし、できれば使いたくない」
提督「それに、お前が先に動いたんだ。信用がない。だからこの一ヵ月間、お前は俺の秘書艦として近くに居ろ」
提督「俺はお前を監視しつついくつか写真を撮らせてもらう。もちろん嫌なのはわかる。しかし悪いことばかりではない」
山雲「……」
提督「まず、俺はお前にキスや挿入はしない。手や口だけを使うし、使わせる。そして、一ヵ月の期間が終わったらこの一連の強姦を録画したデータを削除してやろう」
提督「もちろん使うつもりは無いが、絶対とは言えない。やろうと思えばばら撒くこともできるんだ」
提督「万が一、ばら撒かれたらどうなるか考えてみろ。誰か、たぶん恋人とセックスした山雲ちゃんと無理矢理犯された山雲ちゃん」
提督「それぞれが周囲の人間からどんな評価を受けるのかはお前なら簡単に想像できるだろう?」
山雲(不公平ー?こじつけだわー。問題は数じゃなくて内容でしょうー?司令はなんだかんだ理由をつけて私を玩具にしたいだけよー……!!)
山雲(……けどー、無理矢理されたところを撮られたのを消してもらえるのは悪くないなー。だってー……)
『あの子が?』 『そうだ』 『可哀そうに……』 『辛かっただろう……』 『穢れてる』 『汚い』
山雲(想像しただけで死にたくなるー……好奇の目にさらされるのも、同情されるのも、心無いことを言われるのも絶対に嫌だからー……)
山雲「……本当にキスと本番はしないんですねー?」
提督「ああ。何度でも言うが、俺も下手にお前を刺激して破滅したくはない。約束は守るさ」
~
山雲「……わかりましたー。なら、秘書艦を務めてあげますー……一ヵ月だけー。それが終わったらー、もう関わらないでくださいねー」ギリッ
提督「わかった」
提督(よし。これで一ヵ月の間は大きなリスク無しに山雲に手を出すことができる。どんな些細なリスクも残しておくわけにはいかないからな)
提督(山雲を篭絡して俺のモノにする。誰であろうと俺と守るべき子たちとの未来を脅かすものは赦さない。決して。そのリスクは確実に消し去ってやる)
~
朝雲「大丈夫なの、山雲?」
山雲「はいー。貧血で倒れたって言ってもー、少しクラってきただけだものー。司令……さんは大げさなのよー」
朝雲「そう……でも、こういう時はちゃんと休息をとったほうが良いわ。一ヵ月の間、秘書艦ってのもたいへんだろうけど……」
朝雲「でも出撃よりは身体を休められるはずだわ。無理せずに休みなさいね。それも重要な命令よ。だからそんな顔しないで」
山雲「……はいー。わかりましたー」ギュッ
朝雲「うん、よろしい」ナデナデ
~
山雲「初日からコレですかー、司令……?っ……ふぅ……早速後悔するわー……あんっ」ピクン
提督「その割にはよく反応するな。本当は悦んでいるのではないか?」
山雲「っ!!」バシッ
提督「っ……できれば暴力は控えて欲しいな。お互いの為にも」ギロリ
山雲「っ……」
~
提督「……」ジュルルルルル
山雲「っ~~~~~~!!くはぁ……!!はぁ……はぁ……」ビクンビクン
提督「んっ……悦んで貰えたかな?」
山雲「っ……誰がー……!!」
提督「その割には蕩けた顔をしているが。ほら、笑ってくれ。写真を撮るぞ」
山雲「っ……」ニコォ
~
提督「三日目だがもうお前の身体のことは完璧に分かったぞ。お前の弱い所はすべて把握した。ほら、これが良いんだろう?」クチュクチュ クイッ
山雲「んっ……ふぁ……っぁああああああ!!はぁ……はぁ……」ビクンビクン トロン
提督「顔が蕩けているぞ。そろそろ俺のことが好きになり始めたかな?」
山雲「だ、誰がー……あんっ!!」
~
山雲「……」シュルシュル キュッ
提督「そうだ、山雲。これをやろう」スッ
山雲「……?っ!?そ、それはー……!!」
提督「いわゆる間宮券だな。ちょうど今こっちへ来ていただろう。朝雲の分もある。二人で行ってこい」
山雲「……何のつもりですかー?」
提督「特に何もないさ。誰にやっても良かったんだが、君にやろう」
山雲「……これで私が司令に気を許すとでもー?」
提督「はっ、まさか。さて、では執務を始めようか」
山雲「っ……」
~
朝雲「間宮券!?どうしたのよそれ!?」
山雲「司令さんに貰いましたー♪こういうのは秘書艦の特権ですよねー。ほら、朝雲姉ぇの分もありますからー、一緒に行きましょうー?」
朝雲「ええ、もちろん!!」
~
提督「こうして膝の上に乗せてみると、改めてお前がまだ幼いのだと実感するな。なのにお前はもうすっかり女の顔をするようになった」ナデナデ クチュクチュ
山雲「っ……うるさいですー……あっ……」
提督「随分とリラックスするようになったじゃないか。最初の頃とは大違いだ。ようやく俺に気を許し始めたか」
山雲「はぁ~?寝言は寝て言ってくださいねー。んっ……」ピクン
提督「そうか。……まったく、言っていることと態度があっていないぞ?気がついているのか?」ボソリ ニタァ
~
朝雲「……最近、ようやく戻ってきたわね」ニコッ
山雲「戻ってきたー?」
朝雲「倒れてから心配になるぐらい落ち込んでいたけど、最近の山雲は元気になってきたわ」
山雲「そ、そうですかー?」
朝雲「うん。だいぶもとに戻って来た」
山雲「そうですかー。それは良かったですー♪……」
~
提督「さて、先週は君にたっぷり尽くしてやったからな。今週はお前に尽くしてもらおうか」
山雲「……」
提督「安心しろ。お前が良くしてくれ分だけ返してやる」
~
山雲「れろれろ……ぺろぺろ……じゅるるるる……」ジュン
提督「こっち向け。……睨みつけるな。恥らった感じではにかめ」
山雲「んっ……」
提督「よし、いいぞ……うん、いい写真が撮れた。いいぞ、続けてくれ」
山雲「んむっ……じゅるじゅる……じゅるるるるる」
~
提督「今日はこれをつけたまま過ごしてもらう」ヴヴヴヴヴ
山雲「っ……!!最低……!!」ギロリ
~
阿武隈「以上で報告は終了です」
提督「ああ、よくやってくれた」カチッ
山雲「ぁっ!?!?」ビクン ヴヴヴヴヴ
阿武隈「えっ?ど、どうしたの、山雲ちゃん……?」
山雲「や、な、何でもないですー……っ!!」ビクン
阿武隈「ぐ、具合悪いの……?」
提督「大丈夫か、山雲?阿武隈、ありがとう。退出してくれ。山雲は……仮眠室でやすんだ方が良いな」
阿武隈「は、はい、分かりました。あまり無理しちゃダメだよ、山雲ちゃん。では失礼します」
山雲「は、はい~……ありがとうございますー……っ!!」キッ
提督「どうした?」
山雲「バレたらどうするつもりなんですか……!?」
提督「君ならばれないようにするだろ。さて、大洪水の様だが……バレるかバレないかのスリルがたまらなかったか?」スッ クチッ
山雲「っ……死んでください―……!!」キロリ
提督「焦らされたからってそう怒るな。すぐに満足させてやる」
~
提督「さて、では今日もお願いしようか」
山雲「っ……毎日毎日こんなー……性欲に底なしなんですかー?まるで猿ですねー。少しは人間らしく自重したらどうですかー?」
提督「嫌なら嫌と言えばどうだ?だが、ふむ……そうか。だったら山雲。俺と将棋か何かで勝負しろ」
提督「それでお前が勝ったら今日は何もしない。ただ普通に執務をするだけにしよう。さあ、何で勝負する?」
山雲「!!言いましたねー?ではー……囲碁で勝負しましょうー」
~
山雲「……!!」ワナワナ
提督「俺の勝ちだな。なかなか強いじゃないか。……どうした?悔しいのか?まあ、これだけ打てるのなら自信も気位もあっただろうな」
山雲「っ……」ギロリ
提督「さて、では約束だからな。して貰おうか。だが、今日の所は手だけで勘弁してやろう」
~
提督「っ……山雲!!手で受け止めろ!!」
山雲「て、手でー……?っ……」シコシコ キュッ
提督「ぅ……はぁ……!!ビュルルルルルルルル
山雲「うっ!?あ、熱いー……こんなにいっぱいー……」ネトォ
提督「ふぅ……悪くない。お前もだんだんと男慣れしてきたな。ちゃんと一人でイかせられるようになった。女として優秀だな」
山雲「っ!!……そんな事言われてもー、嬉しくないですー」
~
朝雲「最近機嫌いいわね。何かいいことでもあった?」
山雲「いい事~?全然ないよー」
朝雲「嘘ね、鏡見てから言いなさい。何か教えなさいよ」
山雲「本当に何もないって~。あっ、そろそろ時間だー。行ってくるねー」
朝雲「あっ、逃げた!!もう……秘書艦、か……」
~
比叡「以上で報告を終わります」
提督「っ……そ、そうか……ご苦労だった……」
山雲「じゅるじゅる……っ……」
山雲(比叡さんが真面目に報告しているのにー、私は提督の机の下でー、提督のを舐めてるー)
山雲(こんな事……本当はしたくないのにー……けど、あと半月は司令の秘書艦だからー……命令は絶対だからー……だから仕方なくー……)
山雲(でもー、そろそろ司令は限界ー。さすがにこれ以上はまずいよねー?だって、比叡さんに気がつかれたらー……っ!?)
提督「では、もう退出して……いいぞ……!!」シコシコシコ ビュルルルルルルルル
山雲「ぅっ!?」
比叡「し、司令……?えっ?誰の声ですか、今の……?」
山雲「っ!!」サァッ
提督「すまない……昨日冷えたのか腹の調子が悪くてな。くっ……変な声が出てしまった……気にしないでくれ」スリスリ
比叡「そ、そうなんですか……熱いからって冷房を強くし過ぎるのはダメですよ?では失礼します」
提督「ああ、気をつけるよ。ありがとうな、比叡」
山雲「……っ。こんなー……もう少しでバレるところでしたよー!?何考えているんですかー!!」
山雲「しかもこんなすごい匂いのたくさん出してー!!匂いでバレちゃうかもしれませんよー!?もうー……髪にもかかってるー……」
提督「君が声を出したからだろう?気をつけてくれ」
山雲「っ!!いきなり顔に出されたらー驚いて声も出ますよー!!山雲のせいじゃありませんからねー!!」
提督「わかったわかった。悪かったよ。じゃあ、その顔についたのを手で取って舐めてくれ」
山雲「本当に反省しているんですかー?もう……ぺろぺろ……」
提督「いい表情だ。だいぶ写真も集まってきたな」パシャッ
山雲「あむ。れろれろ……っは。そうですかー」
~
提督「今日は69をするぞ。どういうものか聞いたことはあるだろう?」
山雲「っ!?アレをやるんですかー?」
提督「嫌か?」
山雲「そ、それはー……っ!!嫌に決まってますー。だって、私は取引で仕方がなくしているんですからー……」
提督「そうか……だったら、また囲碁で決めようか」
山雲「……!!」
~
提督「……」パチッ
山雲「……」パチッ
提督「……」パチッ
山雲「っ……」パチッ
山雲(やっぱり強いー……だいぶ押されてるー……このままじゃ私ー、69させられちゃう……!!)ドキドキ
提督「……」パチッ
山雲「っ!?」ピクッ チラ
提督「……」
山雲(えっ……えっ?何この手ー?……どう考えても良くないー。致命傷だわー。初心者は気がつかずに打つことが多いけどー……)
山雲(これじゃあ次の一手で上の石が全部死ぬー……司令ほどの強さの人がこんな悪手打つなんてー……わざとー?もしかしてー舐められてるー?)ムカッ
山雲(初心者ならこの致命的な隙に気がつかずに見逃すこともあるけどー私が見逃すわけないー……!!)チラッ
提督「……」ジッ
山雲「っ!!」ハッ
山雲(ち、違うー……!!舐められてるんじゃないー……!!試されてるー……!!私がここで司令を殺すかどうかー……!!)
山雲(それともわざと見逃すかー……わざと負けるか試したー……っ……わ、私はー……!!)
山雲「……!!」フルフルフル パチッ
提督「……」ニヤッ パチッ
山雲(こ、これは違うもんー……別にここで見逃したからって絶対勝てないわけじゃないもんー)
山雲(それに舐められてるのにあそこで勝ちを拾いに行くなんてー負けるより惨めだもんー。だからー、これは違うー)
山雲(絶対にわざと負けようとしているとかそう言うのじゃないわー。私はー私の実力で司令に勝つー……!!)
~
提督「俺の勝ちだな」
山雲「っ……」ビクッ
提督「さて、では約束を守ってもらおうか。ほら、こっちに来い。服を脱いで上下逆さで俺の上に乗るんだ」
山雲「……」シュルシュル
~
山雲「あっ……あふぅ……っ……はぁ……はぁ……ぺろぺろ」ピクンピクン シコシコシコ
提督「っ……くはっ……!!」ビュルルルルルルルル
山雲「あはー……!!出しましたねー?ふふっ、やられっぱなしでは終わらないんですよー?」
提督「っ……口と手を使って一回俺をイかせるのに手だけの俺に何回イかされたんだ?だがまあ、いいだろう。では、ご褒美にイかせてやる」グイッ
山雲「わっ!?」
提督「覚悟しろよ。本気でいく。んっ……」ジュルルルルル
山雲「やぁああああああ!!だめぇええええええ!!」ビクビクビク
~
朝雲「あっ、山雲!!」
霰「ホントだ……何してるの?」
山雲「っ!?あ、朝雲姉ぇ、霰……!!こ、これから出撃ですかー?」
朝雲「そうよ。霰と一緒に哨戒任務。山雲は休憩中?」
山雲「は、はいー。んふっ……はぁ……こうして三回の窓からっ……外を眺めるのって……イいリフレッシュになりますよねー」
朝雲「そうね。……山雲、大丈夫なの?」
霰「具合悪そう」
山雲「だ、大丈夫ですよー!!全然元気イイですー!!だからぁ……心配……しないでー……!!」ガクリ
朝雲「や、山雲!!」
霰「全然大丈夫じゃ……なさそう」
山雲「っ!!ちょっと眠いだけですよー!!あ、あくびが出そうになっただけですー!!」
朝雲「そう?ならいいけど……じゃあ私達行くね。秘書艦、頑張ってね!!」
霰「眠いなら……寝た方が良い……じゃあね」
山雲「はい~。朝雲姉ぇたちも頑張ってくださいねー!!っ……ふぅ……あぁ……!!」ビクビク
提督「行ったか。さて、ではイかせるか」
山雲「っ!!お、お願いですから中でシてくださいー……!!このままじゃ誰かに見られちゃうかもー……!!」
提督「大丈夫だ。声さえ我慢すればイキ顔だけ見られても何しているかまでは分からんさ。ほら、いくぞ?」クリクリクリ
山雲「そんなぁ!!っ……ふぅ……あぁ……司令……だめですってー……!!あ、だめ、だめ、イっちゃう……!!」
提督「我慢するな。快楽に身を任せろ。ほら」キュッ
山雲「っ~~~~~~!!ふぅ……ふぅ……ふぅ……」ズルズル ペタン
提督「床が大洪水だな」
山雲「っ……誰のせいでー……!!」
提督「ほら、山雲。口でしろ。さっきまで朝雲に嘘を吐いていたその口で、俺のモノを咥えて奉公するんだ」
山雲「っ……そんな事言わないでくださいー……!!」ズキン ゾクゾク ギロリ
提督「おっと、悪い悪い。ほら、はやく」フリフリ
山雲「もうー……ぱく」
~
提督「……」カチャカチャ
山雲「……」シュルシュル キュッ
提督「山雲」
山雲「なんですかー?」
提督「予定より一週間ほど早いが、今週でお前を解放する」
山雲「……えっ?」
提督「お前の写真も十分撮ったし、これで公平だ。それに、お前も早く解放されて嬉しいだろう?」
山雲「……っ!!は、はいー、それはもちろんですー!!これで解放されると思うとせいせいしますー」
提督「ふっ、そうか。では、これからはどちらかが約束を破らない限りもう関わり合いになることはないだろう。ご苦労だった」
山雲「最高ですー……」
~
朝雲「復帰おめでとう。予定より一週間も早く復帰できるなんてさすが山雲だわ」ニコッ
山雲「えへへーそうでしょー?」ニコッ
朝雲「ええ。……それで、何かあったの?」
山雲「えっ?」
朝雲「分からないと思った?今の貴女、とても辛そうだわ。何か悩み事?」
山雲「……そ、そんなことないですよー」ニコッ
朝雲「そう……山雲。一つだけ忘れないで。何があっても、いつでも私は山雲の味方よ。んっ……」チュッ
山雲「んふ……っ……朝雲姉ぇ、大好きですよー」ダキッ ギュッ
~
山雲「……」
山雲(もう来なくてもいいのにー……どうして私ー、司令の執務室にー……いえー、違うわー。来なくちゃいけないのよー)
山雲(あの司令がそう簡単に私を解放するなんてーおかしいわー。きっと何か企んでいるはずー)
山雲(だからちゃんと確認しないとー……その為にー、仕方なく私はここに来たのよー。だからーそう言うのじゃ全然ないー)
山雲「失礼しますー、司令ー」コンコン
提督「っ!?や、山雲……!?どうした……っ……何の用だ……?」
山雲「話があって来ましたー。……司令ー?」ガチャッ
提督「は、話か……くっ……ふぅ……すまないが、後にしてくれるか?」
山雲「!!……なんで今じゃダメなんですかー?」
提督「忙しいんだ」
山雲「……!!」キッ スタスタスタ
山雲(司令の反応に疑惑が確信に変わったー……気がついたら体が動いていたー……回り込んで、確認するー……)
提督「山雲!?待て!!止まれ!!」
山雲「……っ!!」スタスタスタ ゾワッ
U-511「っ!!んふ……!!あむあむ……れろれろ……じゅるるるるる、じゅっぷじゅっぷ」ジッ ニタァ
↓1~3
机の下に収納されたユーが提督に口淫している。ユーは気がつかれたことに驚いたように提督のモノを咥えたまま目を見開いて山雲を見ていた
しかし、すぐに雌として勝ち誇ったような妖艶な笑みを浮かべると見せつけるように艶かしい口淫を始める
それを見せつけられた山雲の心情と反応と、見せつけているU-511の心情
~
提督(計画通り……!!この戦いは勝ったも同然だった。解放した山雲は自ら戻ってきた。そして今、俺のモノをしゃぶるユーを嫉妬を込めた視線で睨んでいる)
提督(驚き、追い払いたいという態度を演技することで山雲が俺が何をしているのか察するようにした。俺の目論見通り、山雲は机の下のユーの存在に気がついた)
U-511「じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅるるるるる、にゅるにゅるにゅる」
提督「っぁ……!!」
山雲「!!」ギリッ
提督(ユーの口淫がさらに激しくなる。頭を前後に動かしバキュームしてきた。舌が裏スジを這い、唇がカリにひっかかる)
提督(限界だった。このままユーの口にぶちまける。それを山雲に見せつけてやろう。……と思ったところで、山雲が動いた)
山雲「っ……!!んっ……ちゅっ……」バッ ダキッ ギュッ
提督「んっ……!!」
提督(俺に抱き付き、強く抱きしめると躊躇うことなく唇を重ねてくる。舌がねじ込まれ、俺の舌に絡みついてきた)
提督(俺が他の女としている。それが山雲の自制心を失わせたようだ。それほどにもう山雲は俺のことを意識している。好きになっている)
提督「んっ……んん……!!」ギュッ ビュルルルルルルルル
U-511「んぶっ……っ……ごくん。ずぞぞぞぞぞ」
山雲「れろれろ……んっ……」
提督(その直後、射精する。と同時に思いっきりきつく山雲を抱きしめた。腰を浮かせてモノをユーの喉奥に押し込む)
U-511「っは……アトミラール……」ジッ
提督「すまない、ユー。少し待ってくれ……してしまったな、山雲」
山雲「っ……司令のせいですー……全部、司令が悪いんですー……!!」
提督(俺は訳が分からないという顔をする。それを見て愛憎入り混じった表情で俺を縋るように睨みつける山雲)
提督「これはこじつけて正当化することはできないぞ。朝雲に悪いとは思わないのか?」
山雲「思わないとでも思いましたかー!?けどー……けどー……!!いつの間にか司令がー……司令のことがー……!!責任とってくださいー!!」キロリ
提督「前も言ったな。俺を受け入れ、望むのならば拒まないと。いいんだな?朝雲を裏切って俺を選ぶんだな?」
山雲「っ……それはー……」
提督「それは?」
山雲「そ、それはー……!!言わせないでくださいー……!!お願いですー……!!」
提督「帰れ。ユー向こうの部屋に行くぞ」
U-511「Ja. くすっ」チラ ニヤリ
山雲「っ!!待ってくださいー!!分かりましたー!!言いますー!!選びますー!!提督を選びます―!!」
提督「朝雲に申し訳なくないのか?」
山雲「っ……ぐすっ……でもー……司令も好きになっちゃったんですー!!だってー……あんな事するからー……!!」ジワァ
山雲「最初は本気で嫌でしたー……けど体が好きになっちゃったんですー……そしたらー、気がついたら心もー……!!」
山雲「司令に愛されたいって思っちゃったんですー!!変えられちゃったんですー!!朝雲姉ぇのことも好きだけどー、司令もー……!!責任とってくださいー!!」
提督「そうか……つまりお前はそんな奴なんだな。愛よりも肉欲。快楽に堕ちるのか。見損なったぞ、山雲」
山雲「っ!!」ガーン
提督「……ともかく、このことについては後で話そうか。この部屋で待っていろ。今日は何もない。時間はたっぷりある」
山雲「あ、後でー……」
提督「そうだ。俺はユーと愛し合っている途中だったのだからな。行くぞ、ユー。ついて来い」
U-511「はい、分かりました。ふふっ……じゃあね、ヤマグモさん」ニタァ
山雲「っ!!待たないとー、例の証拠ー……全部ばら撒きますよー……!?いいんですかー!?」ギロリ
提督「……自分が憐れな奴だと思わないか?好きな男の気を惹くのにそんな脅迫しかできないなんて」ジトッ
山雲「……!!だったらー……だったらどうすればいいんですかー……!?私はー……山雲はぁー……!!」ズキン クシャリ ポロポロ
提督「待っていろ。待ってさえいれば、俺は必ずお前と向き合う。分かったな?」
山雲「ぐすっ……ひっく……」ポロポロ コクリ
提督「……いい子だ。待たせたな」
U-511「大丈夫。行こう」ダキッ ギュッ
山雲「っ……!!」ズキン
~
U-511『あ、アトミラール!!好き!!好き!!大好き!!ユーは!!アトミラールが!!大好きですって!!』ズッチュズッチュズッチュ
提督『ユー……そろそろ……出すぞ……うぐぅ!!』パンパンパン バチュン ビュルルルルルルルル
U-511『あふっ!!Kommen!!Kommen, bitte!!や、やぁん!!やぁああああああああ!!』ビクンビクン
山雲「……!!」ズキンズキン
提督『ユー……愛してるぞ……Ich liebe dich……』チュッ
U-511『……♪嬉しいです……ユー、幸せですって……んっ……ちゅぅ……』
提督『……っ……もう一回?』
U-511『Natürlich……///』ポッ コクコク
提督『今度は君が上に乗ってくれ』ニコッ
U-511『分かりました。頑張る』グッ
山雲「っ!?ま、まだ終わらないのー……!?ぐすっ……お願いー……早く終わってー……」
~
提督「……」カチャカチャ
U-511「んっ……」モゾモゾ ジッ
提督「すまない。行ってくる。ユーはここでゆっくりしていてくれ」
U-511「……Ja」
提督「……待たせたな、山雲」ガチャリ
↓×1~3
たっぷり二時間ほど、扉の向こうで交わされる甘い言葉や肉と肉がぶつかり合う音と淫らな水音、喘ぎ声、嬌声を聞かされ続けた山雲の心境と状態
とそんな山雲に対する提督の行動
例)山雲は長時間かつ激しい嫉妬のあまり燃え尽きたようにぐったりとしている。提督はさらに言葉責めを加え、徹底的に自己否定させて完璧に服従させる
提督「……!!」
山雲「……」ハイライトオフ チラ
提督(一瞬、目論見が外れて居なくなっているのかと思ったが、違った。山雲はドアのすぐ横に膝を抱えて座っていた)
提督(疲れ切ったような表情をしていた。濁った目は赤くなっており、涙の痕が残っている)
提督「……ついて来い」
山雲「……」グッ トコトコ
提督(俺の言葉に山雲は無言のまま緩慢な動作で立ち上がると、後ろをついて歩いてくる。俺は執務室を出てある場所へ向かった)
山雲「……ここは」
提督「あの日、お前と約束した場所だ。俺はお前と朝雲に関わらないからお前も俺を二度と告発しようとしないという事を」
山雲「……」
提督「お前は俺を嫌いだったのではないのか?」
山雲「っ……嫌いでしたー……朝雲姉ぇの視線はいつも私じゃなくて司令に向いていたからー……」
山雲「でもー……今はー……司令があのドイツ人としている時ー、本当に狂ってしまうかと思いましたー」
山雲「ずっと司令を見る朝雲姉ぇに向けていた感情と同じものをー司令に向けていましたー」
山雲「そして朝雲姉ぇに見られる司令に向けていた感情と同じものをー……あのドイツ人に向けてましたー」
提督「……俺を破滅させようとしていた癖によくもそんな事を言えたものだな」
山雲「っ!!あ、あれはー……間違いでしたー……心から後悔してますー……お願いですー……赦して下さいー……!!」ブルブルブル
提督「間違い、か……なら今のお前ならあの時のお前を止めるのか?」
山雲「止めますー!!」
提督「殺してでも?」
山雲「殺してでもー!!殺してでも止めますー!!」
提督「……こっちに来い、山雲」
~
山雲『んん……!!』ポロポロ
提督『……』モミモミ ナデナデ
提督「嫌がっているな?」
山雲「っ……あの時の私はー分かっていなかったんですー……」
提督(俺は山雲と二人であの時録画した映像を見ていた。画面の中で山雲は恐怖と嫌悪に顔を歪めながら俺に胸を揉まれている)
提督「では、今は嫌がらないと?」
山雲「はいー」
提督「して欲しいのか」
山雲「っ!!はいー……!!」ゴクリ
提督「そうか……こんな感じか?」グイッ モミモミ
山雲「ぁ……んっ……ふぅ……!!」トサッ ピクン
提督(あの時と同じ部屋、同じベッドで山雲を押し倒す。あの時と違うのは山雲が拘束されておらず、嬉しそうに笑みを浮かべていることだ)
山雲『ぐすっ……ひっく……』ボロボロ
提督『本気泣きじゃないか。俺はレイプされたことはあってもしたことはなかったんだが……心が痛む』
提督『だがそれと同時に背徳的な快感を感じるな。癖になってしまうかもしれない……男の性癖を歪めるなんて悪い子だ、お前は』
山雲『……!!』ギロリ
山雲「んぁ……あぁ……司令ー……好きー……!!」ピクンピクン
提督「あれと同一人物とは思えないな」
山雲「っ……そんな事言わないでくださいー……あの頃は司令を毛嫌いしちゃってたんですー……んはぁ!!」ビクン
提督『そんな目をするな。同性愛もいいのかもしれないが、自然でないことは確かだ。俺がお前に男の味を教えてやろう』チュッ
山雲『んん!?』ビクッ
提督「キスはしない約束だった。なのに、お前からしてきた。山雲、そんなに俺とキスしたくなったのか?」
山雲「はいー。好きだからー、したいんですー」
提督『たしかに、マーキングするのも悪くないな。さて、どうだ?男とのキスは。異性相手ではファーストキスか』
山雲『ぐすっ……!!』ギロリ
提督『お前が心から望むようになったらもっと濃厚なのをしてやるよ。それまではライトなので我慢してくれ』チュッ
山雲『んん!!んん~!!』ビクッ ジタバタ
提督「嫌がっているようだが?」
山雲「今の私は嫌がりませんー」ジッ
提督「欲しいのか?」
山雲「はいー」ドキドキ コクリ
提督「濃厚なのを?」
山雲「そうですー」コクリ
提督「心から?」
山雲「心からですー」コクリ
提督「っ……」チュッ
山雲「んふっ……ちゅぅ……れろれろ」
提督(山雲と濃厚なディープキスを交わす。そしてそのまま抱き締め、愛撫。前戯を始める。山雲もまた、俺を愛撫した)
提督(濃厚に絡ませ合った舌。山雲の手が俺のモノにのびる。ズボン越しに撫でてきた。そのままお互いに服を脱がせ合う)
提督(手と口で何度も山雲をイかせた。俺のモノはギンギンに張り詰めていた。山雲を仰向けに横たわらせ、脚を開かせる)
山雲「……ぁ!!」ゴクリ
提督(そしてその上にのしかかり、正常位で入れる体勢となった。モノでとろとろに蕩けた山雲の秘所をなぞる)
山雲「司令ー……来てくださいー……!!」
提督「いいんだな?」
山雲「はいー……!!」コクコク
提督「なら誓え。もう朝雲のとは忘れて完全に俺のモノになると」
山雲「!?」
提督「黙って二股を続けていれば、朝雲は確実に気がつく。そして俺はこのことを朝雲に知られるわけにはいかない」
提督「君の時の二の舞はもうごめんだからな。だから、選ぶんだ。俺か、朝雲か、どちらかを」
山雲「そ、そんなー……私はー……」
提督「往々にして決断の時とはいきなりやってくるものだ。そして人を待ってはくれない。さあ、答えろ」
山雲「っ……!!私はー……!!」
提督「……お前は?早く決めろ。待たないぞ。無回答は朝雲を選んだとみなす」
山雲「っ!!うぅ……シレイ……ですー」ギュッ
提督「何?聞こえないぞ?」
山雲「っ……司令をー……!!選びますー……!!」ズキン
提督「朝雲より俺を選ぶのか?」
山雲「っ……はいー……!!」ズキンズキン
提督「ちゃんとそう言え。朝雲より俺を選ぶと」
山雲「……!!っ……あ、朝雲姉ぇより……司令を選びますー……!!」ズキンズキンズキン ジワァ
提督「そうか、分かった。それで?どうして欲しい?」
山雲「えっ……?つ、続けてくださいー……」
提督「続けるとは?」
山雲「っ!!……い、入れてくださいー」
提督「何を?どこへ?」
山雲「っ……し、司令のソレを……私のココに……入れてください……」カァッ
提督「それ?ここ?ちゃんと名称を言え」
山雲「うぅ……し、司令のー……ち、ちんちんをー……私のー……まんこに入れてくださいー……!!」フルフルフル
提督「チンポと言え」
山雲「っ……!!司令のチンポを私のマンコに入れてくださいー……!!」
提督「いいだろう、くれてやる」グッ ズプププププ
山雲「っぁ!?あぁああああああああ!!」ビクンビクン
提督「お望み通りくれてやる!!これが欲しかったのだろう!?分かるぞ!!秘書艦の時、隙あらばチラ見しやがって!!」パンパンパン
山雲「やぁああ!!な、なんで知ってるんですかー!?」
提督「気がつかないとでも思ったか!?発情した雌の顔でモノ欲しそうにしていれば誰でも気がつくに決まっているだろう!!」
山雲「言わないでー!!違いますー!!そんなはしたない子じゃー……!!」
提督「よくもそんな事が言えたものだな!?下品な言葉を使っておねだりしておいて!!朝雲に悪いと思わないのか!?」
山雲「は、激しっ……!!い、言わないでー!!今はそんな事言わないでください―!!」
提督「謝れ、山雲!!朝雲に謝れ!!俺のモノなる!!チンポには勝てませんでした!!変えられましたとちゃんと言うんだ!!」
山雲「んっふぅ!!ご、ごめんなさいー、朝雲姉ぇ……!!私はー……山雲はー……司令のモノになりますー……!!」
山雲「司令のことが好きになっちゃったんですー!!司令のチンポには勝てませんでしたー!!私ー変えられちゃいましたー!!」ゾクゾク
提督「……!!」ゾクゾク
提督(誰かの恋人を寝取る背徳感と達成感が電流のように背筋を奔った。それに加えてレズ娘をモノで雌に堕とす快感も)
提督(ただひたすら山雲に腰を打ち付けた。挿入は二回目だが、山雲は何度も悦がり狂った)
提督「山雲……くれてやる!!受け取れ!!」バチュン ビュルルルルルルルル
山雲「あぁああああああ!!し、司令のー……たくさん出てるー……!!」
提督「っ……まだ終わらせないぞ、山雲!!」ズップズップズップ
山雲「っ!?えっ!?ま、だ、出したばかりなのにー!?あぁ!!な、中でまた硬くなってるー!!」
提督「お望みのモノだ!!存分に味わえ!!」
山雲「まってぇええええええ!!まだイったばかりだからー!!敏感なんですー!!司令ー!!」ビクンビクン
~
提督「……どうだった?背徳の味は」
山雲「す、凄すぎますー……っ……」ピクンピクン
提督「……山雲、お前には失望した」
山雲「……えっ」
提督「お前は朝雲を愛していたはずだ。それこそ、恋敵である俺を陥れて破滅させようと行動するぐらいに」
提督「なのに結局お前は……その朝雲を捨てて俺を選んだ。何だったのだ、お前の想いは?朝雲への愛は?」
山雲「っ!!そ、それはー……っ……」ビクッ
提督「お前は俺の敵となった。だからこそああしてお前の弱みを握って口封じしたわけだが、個人的にお前の想いの強さは評価していたのに」
山雲「……」
提督「教えてくれ、山雲。どうしてだ?なぜ俺を選んだんだ?かつてその俺を毛嫌いするほど朝雲を想っていたのに」
山雲「ぁ……わ、私はー……提督がー……好きにー……」
提督「俺が好きになった?何故だ、山雲。ほら、これにお前を犯したときのデータが入っている。だが、さっき見ただろう?」
提督「本気で俺を嫌っていた。殺意と憎悪がみなぎった瞳をしていた。たった三週間前のことだ」
提督「だが、今やお前は俺を好きだと言う。朝雲を捨てて俺を選ぶという。お前の気持ちは何だった?何なんだ?」
山雲「っ……」ジワァ
提督「結局、お前はコレ欲しかっただけじゃないのか?さっきも自分で言っただろう?チンポには勝てませんでしたと」
山雲「あ、あれはー司令がそう言えって言うからー……!!」フルフルフル
提督「嫌がりもせず悦んで言っていたじゃないか?結局、お前はただ快楽に堕ちただけだ。俺より上手い奴がいたら今度はそいつが好きになるんじゃないか?」
山雲「っ……た、確かにそういうところもあったのかもしれませんー。けど私が司令を好きになったのはそれだけじゃありませんー」
山雲「秘書艦として一緒に居るうちにー、司令の優しい所とか頼りになる所とか良いところをたくさん知ってー」
山雲「もともと話に聞いていましたー。高級将校で一人だけ年末年始の休暇を取らなかった真面目な人だとかー」
山雲「でもー、朝雲姉ぇのことで私が毛嫌いしていたんですー。それがー、一緒に過ごして本当に私の毛嫌いだったんだって気がつきましたー」
山雲「それに気がついてからはもうー……一瞬でしたー……司令を好きになるのはー……だからー、違いますー……!!」
山雲「エッチが上手だからとかそう言う理由で司令を好きになったわけじゃありませんー!!信じてくださいー!!」
提督「どうだかな。では、もしお前が言う事が本当だとして……俺よりさらにいい人が現れれば、お前は俺を捨ててそいつを好きになるんじゃないのか?」
山雲「っ!?なりませんー!!私はそんな事絶対にしませんー!!」
提督「絶対にしない?だが、現に今、朝雲から俺に乗り換えたじゃないか。舌の根の乾かぬ内によくもそんな事が言えたものだな」
山雲「……!!」ガーン ポロポロポロ
提督「お前は尻軽女だ、山雲。敵に犯され快楽に堕ちて、恋人を簡単に捨ててその敵を選ぶような唾棄すべき存在だ」
山雲「……」ブルブルブル
提督「そんなお前がよくもまあ人を好きだ、信じてくれと言えたものだな。言ってやろう、山雲。お前の好きは好きじゃない」
提督「そういった綺麗な感情とは対極に存在する何かだ。相手をとっかえひっかえするような穢れた想いだ」
提督(事後、甘いピロートークをするべきところで俺は拗らせたような暴言を山雲に吐きかける)
提督(そうすることで、山雲に徹底的に自己否定させるのだ。そして完全に俺に服従させる)
提督(そうすればもう二度と山雲は俺を陥れようとしたりしないだろう。それに、従順な手駒としても使えるようになる)
山雲「……」ギュッ ガタガタ ポロポロ
提督(……しかし、目をぎゅっと閉じ、自らの身体を抱きしめて震えながら涙を流している山雲を見ると、良心が痛んだ)
↓×1~3
肌を重ねて愛し合った。受け入れてもらえる。と思っていたが、提督に失望して軽蔑したような表情で罵られ、そう思っていたのは自分だけだと思い、自分の存在を完全に否定されたように感じた山雲の心情と反応
とそれに対する提督の行動
例)山雲は絶望の余り自殺しようとする。提督は慌ててそれを止めてやり過ぎたと内心反省しつつ優しい言葉をかける
山雲「……っ!!お、お願いしますー……!!信じてくださいー!!今更朝雲姉ぇに戻るなんてー……できないー……」バッ ダキッ
山雲「もうその資格はありませんー……!!朝雲姉ぇを捨てちゃった山雲にはーもう司令さんしか残っていないんですー!!」ギュッ
山雲「お願いですー……お願いですから山雲を見捨てないでくださいー……!!山雲のすべてを捧げますー!!司令さんの為なら何でもしますー!!」ボロボロボロ
提督(突然、山雲が身を起こした。そして俺に抱き付くと、強く抱きしめ、涙を流しながらそう懇願する)
提督(そのまま絶望に打ちひしがれて何もしないでいるといけないと思ったのだろうか?偉いな。最後の気力を振り絞ったように行動していた)
提督(今、この場で山雲に優しくすれば簡単に俺のモノにできるだろう。だが、その前に俺は山雲の覚悟のほどを試すことにした)
提督「……何でもすると言ったな?本当に何でもするのだな?」
山雲「っ!!はいー!!もちろんですー!!」コクコク
提督(俺から引き出せた拒絶や悪意的ではない反応に山雲はすぐに喰らい付いた。何度もうなずきながらそう言う)
提督「そうか……では、朝雲を俺に捧げろと言ったらどうする?」
山雲「っ!?!?」ビクッ
提督「手料理を振舞うという名目で俺と朝雲を招待しろ。その時、朝雲を酔い潰す。朝雲の意識がない間にあの子を頂こう」
提督「酔い潰されて犯されたと朝雲が言い出す可能性もあるが、君が酔った朝雲が自分から誘っていたと言えば問題ない」
提督「後は俺が朝雲を言い包める。もっとも、喜んで受け入れる可能性もあるがな。むしろその可能性の方が高いか?」
山雲「じ、自分からはー……手を出さないんじゃー……」カタカタカタ
提督「……何か言ったか?」ジッ
山雲「っ!!な、何でもありませんー……」ビクッ
提督「そうか。さて、どうするんだ山雲?俺に朝雲を捧げるか?」
山雲「……!!」
↓×1~3
山雲は混乱していたが、ここで朝雲を捧げれば取り返しがつかないことになるという事だけははっきりとわかっていた
1, 自分の全てを捧げはしたが、朝雲を捧げる権利は自分にはない。それだけはしてはいけないと断る
2, もう自分は他の何よりも司令を選ぶと、自分の全てを捧げると決めた。今更躊躇いはしないと捧げる
1 or 2
山雲「……それはー……できませんー」
提督「……もう一度言ってみろ」
山雲「朝雲姉ぇを捧げるのはー……できませんー」ガクリ
提督「……俺の言う事が聞けないのか?」
山雲「……」コクリ
提督「それが何を意味するか分かっているな?」
山雲「私はー……一生一人で生きていきますー……」
提督「そうか。……お前が約束を守る限り、俺も約束は守る。さっきのはなかったことにしてやる。これから互いに関わり合わずに、秘密を守って生きていく」
提督「そうすれば朝雲の下へ帰れるのではないか?もちろんあの初体験のデータも消す。約束だからな」
山雲「……もう私にはー朝雲姉ぇに顔向けする権利はありませんからー。そんな事できませんー」スッ シュルシュル
提督(山雲はそのまま消えてしまいそうな、無感情な声でそう言うと、俺から離れて体を拭き、大人っぽいデザインのショーツを履く。そしてジュニアブラをつけた)
提督(見たことのない奴だ。恐らく、新しく買ったのだろうな。シャツを着てスカートを履くと、ハーフソックスを履く)
提督(そしてリボンを結び、髪はそのままにカチューシャを手に持つと部屋を出て行こうとベッドから降りた。ところで俺は山雲を抱きしめる)
山雲「っ!?」ビクッ
提督「すまない。君の覚悟のほどを試させてもらった。赦してくれ。君は、確かに俺にその全てを捧げている」
提督「だが、朝雲を想う気持ちも生きている。だからこそ、君は俺に朝雲を捧げろと言ったのを断った」
提督「そして、俺に拒絶されても今更朝雲に戻る権利はないと言った。一人で生きて行くと」
提督「尻軽だとか君の想いは穢れているとか言って申し訳なかった。あれは最悪だった。殴ってくれて構わない」
山雲「……!!」
提督「俺が保証する。君はそんなんじゃない。簡単に付き合って簡単に別れるような尻軽ではない」
提督「そういう輩が欠片ももっていない誠実さや覚悟が君にはある。君の想いは穢れていない。尊い本物の想いだ」
提督「もし、今でもまだ俺を想ってくれているのなら。試すと言って酷いことを言った俺を赦してくれるのなら」
提督「そして俺を受け入れてくれるのならば、俺は全身全霊で君を幸せにして見せる。どうだろうか?」
↓×1~3 山雲の反応
山雲「っ……ぐすっ……うぅ……うわぁああああああああん!!」ダキッ ギュッ
提督(俺の言葉に山雲は堰を切ったように涙を流し始めた。そして強く抱きしめてくる。まるで、自分の中にある想いをどうすればいいのか分からないと言ったように)
提督「……決断は今じゃなくてもいい。ゆっくり考えてくれ」ナデナデ
提督(俺は山雲が泣き止むまでずっと頭や背中を撫で、優しく抱きしめていた。酷いことをしてごめんという想いを込めて)
~
大統領「我々、全アメリカ国民は戦火によりもたらされた被害に苦しみ、涙し、寛容な精神をもって、譲歩してでも武力による争いを止めて対話による解決を目指そうと努力しました」
大統領「しかし、その努力は踏み躙られました。ドイツによる潜水艦攻撃は何隻もの我が国の船舶を撃沈せしめ、数多くのアメリカ国民を殺戮しました」
大統領「そして皆さんもご存知の通り、それ以外にも数多くのドイツによる裏切り行為が発覚しております。事ここに至って、我々は決断せざるをえません」
大統領「それは我が国を脅かす現実的な脅威を、我々自身の力で打ち倒すために全力を尽くすという事です」
大統領「多くの血が流れることになります。しかし、我々はこれ以上宥和政策をとってこの戦争開戦時の過ちの轍を踏むわけにはいかないのです」
大統領「敵は強力ですが、我が軍への信頼と、我が国民による自由な意思によって、私たちは必ずや最終的な勝利を獲得するでしょう。主よ、私たちにご加護を」
大統領「わたしは議会に対して、本日を以って、合衆国とドイツとが戦争状態に入った旨の布告を宣言するよう要請します」
~
提督「アメリカが参戦か……」
飛龍「そうだね。肩を並べて戦うとなると複雑な気分だけど」
提督(主に英国と、そして諜報部からの報告によるとソ連の多大な努力により、遂にアメリカが対ドイツ戦争に復帰した)
提督(この戦争は一気に我が軍有利となった。……そのために、多くの表沙汰にできないような事が行われたのだろうが)
提督(このことにより、我が軍のアメリカ人捕虜が全員アメリカへ返還されることになった。もちろん、アイオワやサラトガもだ)
提督(二人共すぐに大西洋に行くと手紙に書いていた。ずっと捕虜だったのだ。そううまくいくかは分からないが……)
提督(だが、これほど心強いことはなかった。死の危険と隣り合わせの戦場に戻ってくると思うと、戻ってきてほしくはないが……)
提督「まあ、ともかくアメリカが心強い味方となったのは喜ばしいことだ。上手くやっていけるかが心配ではあるが……」
~
帝国海軍士官『戦力に余裕ができた今、とうとうサン・ナゼール攻撃が実行に移される。彼の地は大西洋における敵の最大の海軍拠点だ』
帝国海軍士官『大規模な敵戦力が結集している。これらを撃破することができれば、敵を一気に北海へ押し込める可能性もある』
帝国海軍士官『この作戦はハワイやマレー、スエズと同じぐらいに重要な作戦だ。失敗は赦されない。帝国海軍の名に泥を塗らぬよう心してかかるように』
雲龍「北から敵、墳式発動機搭載機接近中!!雷撃機よ!!すれ違いざまに落として!!逃したら追いつけないわ!!」
天城&葛城「「了解!!」」
ドイツ軍パイロット「Feindliche Jäger!! Achtung!!(敵戦闘機だ!!注意しろ!!)」
ドイツ軍パイロット「迎撃しろ!!撃て!!」
雲龍(操縦席を狙う……そこ!!)
ガガガガガガ ダンダンダンダン
ドイツ軍機銃手「ギュンター!?ギュンター!!しっかりしろ!!大変だパイロットがやられっ」バッシャン
バッシャン バシャン
ゴォォォォォォ
葛城「何機が逃した!!ゴメン!!」
雲龍「私も!!気にしないで!!対空戦闘!!秋月!!」
秋月「了解です!!迎撃!!撃ち方、始め!!」
照月&涼月&初月「「「了解!!」」」
ダンダンダンダン
ドイツ軍パイロット「Zerstörer!!対空砲火だ!!」
ドイツ軍パイロット「当たらなければどうということはない!!」
ドイツ軍パイロット「敵正規空母娘確認!!攻撃する!!」
ドイツ軍パイロット「JawoっNeiっ!!」バシュッ ドガァン バシャン
ドイツ軍パイロット「一機やられたぞ!!主よ我らを守り給え……!!」
ドイツ軍パイロット「落ち着け!!攻撃に集中しろ!!」
照月「っ……早いよ!!これほどなの!?」
ドイツ軍パイロット「投下!!投下!!」
涼月「っ!!やられました……回避してください!!」
天城「葛城!!貴方が狙われてるわ!!回避しなさい!!」
葛城「っ!!当たるかぁああああ!!」グイッ
シャリシャリシャリシャリシャリシャリシャリシャリシャリ
葛城「っ!!避けた!!」
秋月「照月!!葛城さんについて!!」
照月「了解!!」
ドイツ軍パイロット「SKG(高速爆撃航空団)の奴らが戦列を乱したぞ。我々も続け」
「「「「Jawohl」」」」
雲龍「っ!!新たな敵機!!Ju 88!!西から!!」
天城「なんてこと……!!上空直掩を向かわせます!!北の機体では間に合いません!!」
葛城「了解、私も!!」
雲龍「そうして!!っ……なんて熾烈な……」
~
グラーフ「……二隻だけ?三隻いると聞いていたが……誤報か?あるいは別行動しているのか……」
ドイツ軍艦娘「どうですか?いけそうですか?」
グラーフ「ああ、もちろんだとも」
グラーフ(レーダー妨害で彼女たちは我が航空隊に気がついていない。目も雷撃隊に集中している)
グラーフ(SKGもKG(爆撃航空団)もよくやってくれた。もう何の障害もなかった。後は私の腕だけだ)
グラーフ(そして私が失敗する訳がない。我がStukaの1t爆弾、冥途の土産に受け取るがいい)
グラーフ「Auf Wiedersehen……」
~
ゥゥウウウウウウウウ
「「「「!?」」」」
初月「サイレン……!?っ!!」ハッ
秋月「直上!!急降下!!」
「「「「!!」」」」
~
ドガァァァァン ドガァァァァン
葛城「っ!?くっ……えっ……?」
葛城(鼓膜が破れるかと思うほどの爆発音と遅れてやってくる爆風。そちらに目を向ける。二つの大きな爆炎があがっていて、雲龍姉と天城姉が見当たらなかった)
照月「そんな……雲龍さん……天城さん……!!」マッサオ
葛城(理解できなかった。何が起こったの……?どういう事……?ふと、離脱していく機体が目に入る。あれは……Ju-87?こんな所まで来られないはず……)
日本軍パイロット『我、敵空母娘を発見せり!!座標~!!繰り返す!!我、敵空母娘を発見せり!!座標~!!』
葛城「スツーカ……空母娘……グラーフ・ツェッペリン……」
↓×1~3
姉二人を失った。そしてそれは間違いなくグラーフの仕業だと思った葛城の行動。
※航空隊はまだ残っている
葛城「……っ!!攻撃隊、発進!!帝国海軍機動部隊の名にこれ以上泥を塗るわけにはいかない……!!」ツゥー
照月「葛城さん……防空はお任せください!!」キッ
葛城「頼りにしているわ!!手持ちは全部出す!!敵空母を沈めてやる!!絶対に!!絶対に!!」
~
グラーフ「っ!!なるほど……雲の下に居たのか。攻撃を回避しようとして偶然離れたといったところか?」
ドイツ軍艦娘「三隻目が居たのですか?」
グラーフ「Ja. 艦載機をあげている。敵の偵察機に発見されたし、仕掛けてくるだろうな。迎撃機をあげる。それと、第二波攻撃隊もだ」チラッ
グラーフ(人のことは言えないが、我々艦娘は一撃で殺せはしない。だが、さすがに1t爆弾を喰らえば瀕死の重傷だ)
グラーフ(そう簡単には動けまい。曳航するしかないはずだ。だからこそ第一波で大破させ、第二波で撃沈するつもりだったのだが……)
グラーフ(仕方ない。第二波は葛城攻撃に集中する。そして、第一波を収容したら補給して第三波として再出撃させ、それで止めを刺そう)
グラーフ(残っているのはJägerが25機とStukaが10機か……航空戦だ。Stukaは出し惜しみしないとして、Jägerはどうするか……)
グラーフ(敵も艦載機に余裕はないはずだ。……よし、十機を迎撃、五機を護衛、五機を直掩、そして五機を待機としよう)
グラーフ「カツラギ……悪く思うな。Das ist der Krieg(これが戦争だ). 第二波攻撃隊、出撃!!Vorwärts!!」
~
秋月「引っ張り上げて!!背負って!!撤退するわ!!」
雲龍「……」ボロッ
涼月「雲龍さん……必ず連れて帰ります……守り切って見せます……!!」グッ
天城「……」ボロッ
初月「心配するな、天城さんはやらせない……ここは任せろ!!」グッ
葛城「待って!!」
照月「秋月姉!!」
秋月「葛城さん!!照月!!無事でよかった……我が方、被害甚大です!!撤退しましょう!!」
葛城「私は残って敵空母とやり合う!!あなた達は撤退して!!……雲龍姉と天城姉を頼んだわ」
照月「私も葛城さんと残ります、秋月姉」
「「「!!」」」
秋月「そ、そんな……無茶です……!!」
葛城「そうでもないわ。敵は空母一隻。私も空母。陸上機は落としてやった。……それに、仮に無茶でもおめおめと一方的にやられて帰る訳にはいかないのよ」
葛城「雲龍姉、天城姉、使える式神借りるね。これで攻撃隊をもう一波出せそう。きっと勝って見せるから……だから私を見守っててね」
照月「そういう事だから、私も葛城さんと戦うよ。大丈夫、きっと勝てる。皆、また後でね。ばいばい」
秋月「っ……分かりました。武運を祈ります」
涼月「かならず生きて帰ってきてくださいね……!!」
初月「……ここは任せる。雲龍さんと天城さんのことは僕たちに任せて」
~
グラーフ「迎撃機が会敵した。敵機……約20……いや、30か?搭載量が羨ましくなる……着艦作業の前に予備も発艦させるか」
ドイツ軍艦娘「こっちまで来ますか?」
グラーフ「安心しろ。狙われるのは私だ。対空戦闘の用意をしておけ。敵の練度は高いぞ、注意しろ」
「「「「 Jawohl」」」」
~
葛城「生き残ったのは艦戦6と艦爆3、艦攻5……それでもやるしかない……!!ここで沈めてやる!!」
ドイツ軍艦娘「Abschieβen!!敵の航空機を通すな!!空母を守るんだ!!」
葛城「はっ!!対空砲火は貧弱ね、ドイツ艦は!!そんなので私の航空隊を阻めると思わないでよ!!」
グラーフ「っ……回避運動に入る!!衝突に注意!!弾幕を絶やすな!!」
~
ドイツ軍艦娘「大丈夫ですか?」
グラーフ「小破だ、問題ない。さて、再度攻撃隊を発艦させるとしよう。編成は優先して補給を終わらせたStuka10機とJäger5機とする」
ドイツ軍艦娘「Jägerの航続距離は足りるのですか?」
グラーフ「直線で飛べばな。相手も航空隊を使い切っているはずだが、補給を終えた機体を迎撃に上げてくるかもしれない」
グラーフ「レイセン相手に護衛無しのStukaを送ることは狼の群れに羊を放るようなものだ。確実な撃破の為にも……馬鹿な!!」ゾワッ
ドイツ軍艦娘「えっ?っ!!Achtung!!敵機襲来!!対空戦闘!!」バッ
グラーフ「10……と少しか!?護衛無しのStuka(急降下爆撃機)とTorpedobomber(雷撃機)!!ありえない!!奴は手持ちを使い果たしたはずだ!!」
葛城「直掩機は5機、しかも低空!!いける!!もう敵艦隊上空まで到達しているんだから!!今度こそ沈めてやる!!」
グラーフ「っ!!直掩はTorpedobomberにあてる!!Stukaに対空砲火を集中しろ!!叩き落とせ!!」
「「「「Jawohl!!」」」」
葛城(護衛無しが痛かった……艦攻隊が甚大な被害を受ける。けど艦爆隊はほぼ無傷でグラーフ・ツェッペリン上空に到達した!!)
ドイツ軍艦娘「Stuka(急降下)……!!回避してください!!」
グラーフ「っ……数が多い……!!Scheiße!!」
葛城「死ねぇええええええ!!」
ドガァン
ドイツ軍艦娘「Graf Zeppelin!!大変だ!!Graf Zeppelinが被弾した!!」
葛城「やった!!直撃!!やったぁああああああ!!」
照月「あはっ……!!さすが葛城さんです!!お見事な腕前です!!」
ドイツ軍艦娘「ありえません!!そんな事があっていいはずがありません!!」
ドイツ軍艦娘「よくもやったわね黄色い猿が!!ぶっ殺してやる!!」
グラーフ「っ……中破したか……!!これ以上は戦えない……離脱するぞ……!!」ヨロッ
「「「「っ……Jawohl!!」」」」
グラーフ「ふふっ……だが、私が放った第二波は健在だ……カツラギ……このお礼に貴様にも喰らわせてやる……!!」ギリッ
グラーフ「後は空軍の航空隊が貴様らにとどめを刺すだろう……!!ふははっ……どちらにせよ、私の勝ちだ……」ニタァ
~
照月「っ……!!落ちろ落ちろ落ちろ……!!」ダンダンダンダン
葛城「っ……来る!!回避運動!!」
照月「あぁ……!!ダメダメダメ……!!避けて葛城さぁん!!」
ゥゥウウウウウウウウ
葛城「っぁ!?」ドガァァァァン
照月「いやぁああああああ!!」
葛城「……」ボロッ プカプカ
照月「ダメ……死なないで……嘘だよこんな事……葛城さん……しっかりして……!!」グッ
葛城「……」
照月「逃げなきゃ……逃げなきゃ……どうしよう……っ……救援はまだ来ないの!?誰か応答して!!こちら照月!!こちらっ……!!」ゾワッ
照月(東の……フランスの……敵の方から来る……Ju 88の編隊……ドイツ軍だ……もうダメだ……おしまいだ……)
照月(逃げきれない……そして私だけで何とかできる量じゃない……私も葛城さんも……ここで死ぬんだ……)
照月「お父さん……お母さん……死にたくないよぉ……帰りたいよぉ……っ……うぅうううう……!!」ボロボロ
葛城『……っ!!攻撃隊、発進!!帝国海軍機動部隊の名にこれ以上泥を塗るわけにはいかない……!!』ツゥー
葛城『頼りにしているわ!!手持ちは全部出す!!敵空母を沈めてやる!!絶対に!!絶対に!!』
照月「っ!!」ハッ
照月(そうだよ……葛城さんが一矢報いたんだ……なのに最後に私が泣いてやられて終わりじゃ絶対にいけない……!!)
照月「っ……大日本帝国万歳!!帝国海軍万歳!!見なさい!!これが帝国海軍駆逐艦……照月の戦い様よ!!」スチャ ダンダンダンダン
ブーン
照月「っ!?後ろから!?直上!?えっ……あ、あれは……イギリス軍機……!?」
ダダダダダダ ボッ ボッ バシャン
アーク・ロイヤル「……えるか?こちら王立海軍本国艦隊所属、HMS アーク・ロイヤル。貴艦の救難信号を受信した。これより支援を開始する」ザザザ
照月「っ!!こちら帝国海軍遣英艦隊所属、照月です!!あぁ、良かった……支援に感謝します!!」
アーク・ロイヤル「上空直掩は任せろ。我々のSeafireが撤退を援護する。もう大丈夫だ。よく一隻で立ち向かった。貴艦の勇気に敬意を表する」
~
ビスマルク「グラーフ」
グラーフ「ああ、ビスマルクか……」
ビスマルク「大戦果じゃない。おめでとう。今や貴方はWehrmacht(国防軍)の英雄よ。たった一隻で敵空母娘三人を再起不能に追い込んだって」
グラーフ「そうだな……」
ビスマルク「……どうしたの?何というか……随分うんざりしているように見えるわ」
グラーフ「……なあ、ビスマルク?我々は何をしているんだろうな?」
ビスマルク「えっ……どういう事……?」
グラーフ「我々は戦争をしているはずだ。敵は連合国とソ連。そのはずだ。違うか?」
ビスマルク「違うかって……そうよ。戦争中よ」
グラーフ「なのに身内同士で……私の挙げた戦果が海軍の戦果か空軍の戦果かで争っている……」
ビスマルク「あっ……」
グラーフ「私は戦争しているつもりだが、どうやら上層部にとっては戦争よりももっと大切なものがあるらしい……」
ビスマルク「……そうね」
グラーフ「ただでさえジリ貧だったのに、アメリカが参戦したことで我が軍は控えめに言って苦境に立たされている」
グラーフ「上層部はそれを分かっているのだろうか?私は……本当に、どうしようもない気分だ……」
ビスマルク「……それでも、戦わないといけないわ。さもないと……待っているのは破滅よ」
グラーフ「ああ……そうだな……」
~
帝国海軍士官「何たる様だ!!我が軍の雲龍型正規空母娘三人が行動不能!!そのうち二人は意識不明の重体だ!!」バンッ
帝国海軍士官「比較的軽症の葛城でさえ復帰には早くても数か月はかかる!!この責任はお前たち四人の責任だ!!」バンバンッ
帝国海軍士官「っ……大将。お言葉ですが、敵の戦力は事前の情報より多く、彼女たちは最善を尽くしたかと……」
帝国海軍士官「最善!?最善を尽くしてこの結果ならいよいよお前たちはいらん存在だ!!」ギロリ
帝国海軍士官「何が防空駆逐艦だ!!お前たちなどいらぬ存在だ!!ゴミだ!!屑だ!!帝国海軍の面汚しだ!!」ドガン ガシャン
「「「「っ」」」」ビクッ
帝国海軍士官「大将。彼女たちは命をかけ、血を流して戦ったのですよ?そんな彼女たちに……」
帝国海軍士官「黙らんか!!貴様も貴様だ!!こんな無能共に我が海軍虎の子の正規空母の護衛を任せるとは何事か!!」
帝国海軍士官「この敗北はただの敗北ではない!!歴史に残る恥辱だ!!敵の士気は上がり!!我が方の士気は下がった!!」
帝国海軍士官「同盟国の間でも我が帝国海軍は軽んじられるようになるだろう!!そのことが分かっているのか!?」
帝国海軍士官「っ……申し訳ございません……」
帝国海軍士官「貴様は降格の上、セイロンへ異動だ!!インド洋で海上輸送の護衛でもしているがいい!!分かったらさっさと出て行け!!」
帝国海軍士官「っ……謹んで拝命します……失礼します……」
「「「「……」」」」
帝国海軍士官「なぜあんな無能が我が海軍に居たのか理解しかねる……お前たちもだぞ!!聞いているのか!?」バンバン
帝国海軍士官「敵雷撃機に気をとられて急降下爆撃をゆるすなどありえん!!貴様らの目は節穴か!?訓練の時は寝ていたのか!?」
帝国海軍士官「貴様らのせいで我が海軍……ひいては畏れ多くも天皇陛下のお顔にも泥を塗ったのだ!!」
帝国海軍士官「事の重大さが分かっているのだろうな!?何たる失態だ!!帝国海軍始まって以来、最低の恥さらしだお前らは!!」
↓×1~3
確かに秋月達にも落ち度がある。だがそれ以外の全責任をもかぶせられ、不当なほどに大将から一方的かつ高圧的に罵声を浴びせられ、非難され、否定され、嫌悪され、憎悪され、否定された秋月、照月、涼月、初月の心情と行動
秋月「申し訳ございません……大将、これが今回の報告書です……」スッ
帝国海軍士官「要るかそんなもの!!貴様らのような無能が作った報告書など読む価値はない!!」バッ
秋月「あっ……っ……すいません……」バラバラ スッ
帝国海軍士官「誰が拾い集めろと言った!?姿勢を崩すな!!話はまだ終わっていないぞ!!バカ者ども!!」
秋月「す、すいません……」ビシッ
「「「……」」」シュン
秋月(っ……確かに雷撃機に気を取られて上空に意識を向けられなかったのは私達の落ち度だ……けど……!!)
照月(そもそも敵の空戦力が事前の情報と全く違った……情報では飛行場への攻撃で壊滅的な被害を受けていたはずなのに……)
涼月(頑張って作った報告書なのに……読む価値が無いなんて……問題点の検討をするつもりがないのでしょうか……?)
初月(文句を言うしかできない能無しめ……!!お前のような奴が大将なんて……話に聞く提督のような人がなるべきだ。会ったことはないけど……)
帝国海軍士官「ふんっ、反省してしおらしくしたように装えばこの俺が騙されるとでも思ったか!?愚か者め!!」
帝国海軍士官「貴様らの目を見れば分かる!!その瞳の奥底にぎらつく反抗心は隠しようがないぞ!!」
「「「「っ……!!」」」」
帝国海軍士官「本日をもって貴様らは転属だ!!ちょうど特務機関が重要度の低い艦娘を募集していた!!それにお前らを推薦してやる!!」
秋月「と、特務機関ですか……?」
帝国海軍士官「喜べ!!奴らはいけ好かない連中だが、貴様らのような無能でも『役に立てる』作戦を立案中らしい!!」
帝国海軍士官「分かったらさっさと片付けて退出しろ!!追って特務機関から連絡が行くだろう!!それまで自室待機だ!!」
~
特務機関将校「では最後にもう一度作戦概要をおさらいする。お前たちは爆薬を積んだドラム缶を持てるだけ持ってサン・ナゼール港へ突撃してもらう」
特務機関将校「事前に空襲を行いはするが、他に支援はないと思え。ドイツ軍の駆逐艦に擬装して近付けるだけ近づくのだ」
特務機関将校「そして頃合いを見て破壊目標、ノルマンディ・ドッグとUボート・ブンカーへ突入しろ」
特務機関将校「そして爆薬を起爆させ、撤退しつつ砲撃で敵施設を可能な限り破壊しつつ安全圏への脱出を目指せ」
特務機関将校「敵の防衛戦力は多数の艦娘、戦闘艦、要塞砲が存在している。特に、敵80cm要塞砲は危険だ。艦娘であろうと直撃を受けたら即死すると思え」
↓×1~3
言外に特攻して死ねと命令された秋月型姉妹の心情と反応
※拒否はできない
「「「「……!!」」」」
特務機関将校「何か質問はあるか?」
秋月「あ、あります……この作戦……私達の生還は望まれていないという事ですか……?」
特務機関将校「まさか。望まれているとも。我々としては君たち全員に生還してもらいたいと考えている」
特務機関将校「だが、それが難しい事も重々承知だ。だからこそ、我々は喪失しても影響の少ない、重要でない艦娘を募集したのだ」
照月「これが作戦と言えるのですか……?こんなものが……こんなもので勝てるのなら誰も苦労しません!!」
特務機関将校「勝てるとも。少なくとも、君たちが全力を尽くせば目標であるノルマンディ・ドッグとUボート・ブンカーは確実に破壊できる」
特務機関将校「おそらく君たちと引き換えになるが。大きな損失だ。だが、あのドッグを破壊できればドイツ軍の大西洋で大型艦や艦娘が入渠できる拠点が無くなる」
特務機関将校「そうすれば敵を北海へ押し込むことができる。それがもたらす戦略的影響は計り知れない」
特務機関将校「それに加えてUボートの拠点がつぶれれば、我が軍やその同盟国の艦船がより安全に大西洋を航行できるようになるのだ」
特務機関将校「つまり、船団護衛にまわしていた戦力を戦闘に投入できる。……あまり我々を見くびってくれるなよ?」
特務機関将校「考えられる限りの可能性を検討してある。貴重な戦力、しかも艦娘をどうして無駄に使う事ができようか?」
特務機関将校「君たちがどう思っているのか分からないが、我々が喜んで年端もいかぬ少女に死んでこいと言うと……っ……思ったか……!?」ギュッ
特務機関将校「そんな訳……ないだろう……!!それでも、もうそう言うしかないのだ……」
特務機関将校「これは極秘の情報だが、君たちには知る権利がある。ドイツが、アフリカ大陸から新たに大量のウランを集めている」
特務機関将校「ウランは日本に落とされた新型爆弾……原子爆弾を製造するのに必要な資源だ」
特務機関将校「新たな原子爆弾を製造している可能性が高い。落とされるのは我々の頭の上かもしれないし、我々の故郷かもしれない」
特務機関将校「一刻も早く戦争を終わらせる必要がある。その為に、必要な事は何でもする」
特務機関将校「そして、サン・ナゼールの敵拠点を破壊することは必要なことで、そのために取りうる作戦の中で、様々な観点から考えてこれが最善なのだ」
涼月「っ……せ、正攻法では攻められないのですか……!?それに、ドイツ軍の駆逐艦に擬装したらいろいろと問題があるのではありませんか……?」
特務機関将校「その戦力は、ついこの間無くなった。報告書では君たちの落ち度だと聞いている」
特務機関将校「そしてドイツ艦に擬装することの問題点だが、存在しない。これは戦争だ。戦争に卑怯も何もない」
特務機関将校「違法だが、勝てば良かろうなのだ。戦争は負けてはいけない。どんな手を使ってでも勝たなくてはいけない」
特務機関将校「もちろん、同士討ちなどという間抜けなことが起きないように調整も行う。我々は馬鹿ではない」
初月「っ……僕たちはこんな作戦で命を落とす為に今まで生きてきたわけじゃない……!!馬鹿げている!!自分達でやったらどうなんだ!?」
特務機関将校「……やれるものなら、やっている。もちろん通常艦を使用した襲撃も日英で検討された」
特務機関将校「だが、それでは到達前に敵艦娘に沈められる可能性が高い。そしてこの作戦に二度めは無いのだ。奇襲でなくてはならない」
特務機関将校「手の内を知られたらもう通用しない。情けないことに我々は艦娘に……君たち小さな女の子に過酷な運命を押し付けざるをえない……!!」タラリ
「「「「っ!!」」」」ハッ
特務機関将校「……それでも、どうしても嫌だと言うのなら他をあたろう。君たちはいかなくてもいい」
特務機関将校「その代わり、誰か他の子がいく事になる。旧型艦である神風型か、睦月型か」
特務機関将校「あるいは、この前提督の護衛に失敗した朝潮型から志願を募ることになるだろうな」
特務機関将校「彼女たちは水雷戦隊の子たちだ。血気盛んな艦隊決戦の為の駆逐艦娘たちだ。きっと志願を募れば全員が志願する」
「「「「……」」」」
特務機関将校「自分で決めろ。志願するか、しないか。志願しなくても君たちが不利になるようなことはないと約束する。さあ、どうする?」
↓×1~3
説明の為に集められた作戦会議室で特務機関将校がそう訪ねてくる。あまりの無念さの為か口を噛み切たようで口から血が垂れていた
秋月型たちの決断
※秋月型たちは提督と面識がない。噂に聞いた程度である
秋月「……志願します」ツゥー
照月「っ……ぐすっ……ひっく……し、志願……します……」ボロボロ
涼月「わ、私も……志願……します……っ……うぅ……うぅうううう~~~!!」ペタン ボロボロ
初月「っ……僕は……僕も志願する……!!」ギリッ ツゥー
特務機関将校「……君たちの勇気と献身に敬意と感謝を。さて、ではこの作戦の指揮を執る指揮官を見繕わなくては」
初月「っ!!ならいい人がいる!!その人を指揮官にして欲しい!!僕は……僕たちは生き残ることを諦めないぞ!!皆で生きて帰るって……約束したんだ……!!」
~
提督(雲龍型三姉妹の悲報を聞いて俺はすぐにデヴォンポートの病院へと向かった。……雲龍と天城は面会すらできない状態だった)
提督(だが、葛城は意識があった。ベッドの上で様々な器具に繋がった状態であったが……)
提督(しかし運がいい。翔鶴のように、運が悪く1200 lb……545 kg 程度でも頭に直撃して生死を彷徨うこともある)
提督(だが、葛城のように運よく1tが直撃しても重傷を負う程度で命に別状はないこともあるのだ。俺は身動きできない葛城の頭を撫でる)
提督「葛城……生きていてくれてよかった。よく頑張ったな。グラーフ・ツェッペリンは暫く行動不能だろう」ナデナデ
提督「極限状態で果敢に反撃し、一矢報いて帝国海軍の意地を見せつけることができた。本当に……よくやってくれた」
↓×1~3
作戦は失敗し、姉二人は生死の境を彷徨い、自らも重傷。そして沈めたつもりだったグラーフは中破しただけだったが、提督はそう言っている
自分は身動きできないこと踏まえて葛城の心情と行動
葛城「て……ていとく……ごめん……雲龍姉と天城姉……守れなかった……」ポロポロ
提督「君は悪くない。敵だって優秀で、必死に戦っているんだ。気にしないでくれ」
葛城「うん……っ……て、ていとくもこれから戦いに行くんでしょ……?」グググッ ズキン
提督「っ!!葛城、安静にしていろ」
葛城「少しだけ……だから……これ……持って行って……葛城の式神……降りかかる災いからていとくを守ってくれますようにって……祈りを……」
提督(痛みに顔を歪めながら俺に手作りの式神を渡そうと震える手を伸ばす葛城。点滴の刺さった腕は痛々しく、心が痛んだ)
提督「葛城……ありがとう。肌身離さず持っているよ。大丈夫、俺は死なない」
葛城「うん……信じてる……何かあってもきっと私の式神が……守ってくれるからね……」
~
提督(見舞いを終えた俺は、帰路についていた。無理に時間を作ってきたのだ。近々、大きな作戦が計画されている)
提督(葛城はそれをまだ知らないはずだが……何か、察するものがあったのかもしれないな)
~
特務機関将校「あれが君たちが指揮官にと希望した提督だ。雲龍型の見舞いに来ていたらしい」
特務機関将校「部下を気にかける良い上官と言うべきか、それの為だけに前線を離れる無能と言うべきか、悩みどころだな」
秋月「あれが……!!初めて直接見ました……!!」
照月「スエズの英雄……!!アルハンゲリスクの不死身の提督……!!」
涼月「カッコイイけれど、ちょっと怖そうな人ですね……」
初月「……!!あれが提督……!!本物だ……!!」
特務機関将校「提督について調べさせてもらった。今回の作戦の指揮官として申し分ない。だが、彼には別の任務がある」
「「「「っ!?」」」」
初月「そ、それじゃ……」マッサオ
特務機関将校「だが、すべては彼次第だ。彼が進んで指揮官になると言うのであれば、こちらとしても大歓迎だ」
特務機関将校「こちらで打診しても良いのだが、それで断られた場合君たちは納得しないだろう」
特務機関将校「だから君たちが自分で頼むがいい。ただし、この作戦は最重要機密だ。詳細について話すことは赦さない」
特務機関将校「君たちが彼に話さなくてはいけないのは自分たちの特別任務の指揮官になって欲しい事」
特務機関将校「その特別任務は大変困難で自分たちの命の危険がある事、そして指揮官にならなくては詳細を伝えられず、詳細を知った後はもう後戻りできないことだ」
特務機関将校「任務地、内容、どのように命が危ないかなどのまだ知るべきではない情報を言ったりしたらどうなるかは説明しなくても分かるな?」
「「「「……」」」」コクリ
特務機関将校「チャンスはこれが最初で最後だ。もし失敗した場合はこちらで選抜した指揮官が君たちの指揮をとる。では、行くがいい」
↓×1~3
秋月型がどのように提督に頼むか
※涼月は若干怖がっていることと、初月は提督のファンであることをふまえて
とそれを受けて提督の反応
※指揮官になるかならないかを明確に
初月「分かった。行こう、皆。あの人はどんな困難な任務でも被害を最小限に抑えてやり遂げてきた人だ」
初月「あの百万人の犠牲者が出たっていうアルハンゲリスクでドイツ軍に包囲されても部下の艦娘を一人も失わずに突破して生還した」
秋月「そうなの!?帝国海軍きっての名将とは聞いていたけど……あの人なら私達を助けてくれるのかも……!!」
照月「そんな事してたんだ……!!撤退命令が出ても一人だけ残って、一度街が敵に占領されても死なずに生還したことは噂で知ってたけどそれは知らなかった」
涼月「それは……何としてでもあの方に私達の指揮官になって頂かなくてはいけませんね……!!」
初月「そうだ。……提督!!」
提督「ん?君……たちは……?」
初月「うわぁ……!!僕、あの提督と話しているんだ……!!僕は秋月型四番艦、初月だ……です」ハッ
秋月「一番艦、秋月です。初めまして、提督」
照月「二番艦、照月です。ご活躍はかねがね伺っております」
涼月「さ、三番艦涼月です……あの……その……!!」ジワァ
提督「っ!!君たちが……かしこまらなくていい。私は口調やらなんやらと気にしたりはしない。初めまして。私は提督だ」
提督「君たちが負傷した雲龍たちを連れ帰ってくれたと聞いている。彼女たちは私の大切な部下なんだ。本当にありがとう」
初月「……!!」ゾクゾク
涼月「っ……お願いです、提督!!私達の特別任務の指揮官になってください!!じゃないと私……私達……!!」ジワァ
提督「っ!?特別任務……?」
秋月「そうです……その……詳細については機密保持の為に引き受けて頂かなくてはお話しできないんです……」
照月「その任務はとても難しい任務で……私達は……このままだとたぶん死んじゃうかなって……」
提督「っ!?」
初月「一度詳細を知ったらもう後戻りはできない。でも、僕たちには提督が必要なんだ。きっと提督にしかできない。……引き受けてくれるか?」
提督「もちろんだとも。引き受けよう。こうして私を頼ってきてくれたのだ。ならばそれに応えるのは帝国海軍軍人として当然のことだ」
「「「「!!」」」」
提督「君たちは雲龍たちの命を守ってくれた。ならば今度は私が君たちの命を守る番だろう?」ニコッ
涼月「……!!提督……」ニコッ
初月「っ~~~!!」バッ ダキッ
「「「!?」」」
提督「っ……初月……?」
初月「僕は……提督、僕はお前が好きだ。一目惚れした」ジッ
「「「!!」」」
提督「は、初月……」
提督(その瞳にはハートが浮かんでいるようだった。その気持ちは本物だろう。しかし、もしかしたら熱しやすく冷めやすいのかもしれない)
特務機関将校「提督」
提督「っ!?貴方は……」
特務機関将校「初めまして。私は特務機関の者です。最後に私からも確認しますが、よろしいのですね?」
提督「なるほど、初めまして。帝国海軍の提督だ。もちろんだと言わせてもらおうか」
特務機関将校「ではついてきてください。我々の拠点に案内します」
~
ドイツ軍守備隊将校「空軍とレーダー観測所より警告!!敵の大編隊がこちらへ向かって接近中とのことです!!」
ドイツ軍守備隊司令官「何だって!?敵の狙いは本国の工業地帯じゃなかったのか!?」
ドイツ軍守備隊将校「イギリス人やアメリカ人はそうですが、こちらへ向かっているのは日本の航空隊だそうです」
ドイツ軍守備隊司令官「奴らこの前我々に大敗したから頭にきているんだろうな!!すぐに警報を出せ!!」
~
ウゥーン ウゥーン ドンドンドン ドガァン
秋月「サイレンの音と砲声、爆発音……予定通り空襲が行われてるみたいね……誰も海上を警戒してはいないみたい」
照月「まさか空襲されてる軍港に突入しろなんて言われるとは思わなかったわ……誤爆とか本当に大丈夫だよね……?」
涼月「味方を信じましょう。そろそろ時間です。港湾施設への空襲は十分間止むはずですよ」
初月「敵も空襲中のサン・ナゼールに突入してくるとは思わないだろう、か……確かに敵に狙い撃ちにされるよりずっとマシだ」
ドイツ軍艦娘「Angriff!!Angriff!!(攻撃!!攻撃!!)全部撃ち落としてやりなさい!!」
「「「「Jawohl!!」」」」
ドイツ軍艦娘「っ!?ちょっと待って!!誰よあいつら!?どこの連中!?どこから来たの!?」
ドイツ軍艦娘「この時間に誰か来るなんて聞いてないわ!!暗くてよく見えないけど……あの艤装、何型の子たち?」
ドイツ軍艦娘「何で撃たないんだ!!空は敵で埋め尽くされてるのに!!あの爆発が見えないのか!?」
ドイツ軍艦娘「目がついていないんじゃないの!?それか弾切れなのよ!!」
ドイツ軍艦娘「よそ見しない!!敵に集中しなさい!!新手が来たわ!!」
ドイツ軍艦娘「まだ来るのか!!何機いるんだ!?五十機以上はいるぞ!!」
秋月「よし、ガスマスクと擬装のおかげで上手く騙せてるみたい!!作戦通り、私と初月がブンカーで照月と涼月がドックね!!」
「「「了解!!」」」
~
伊13「時間……だね……」
伊14「よーしやるよ!!大盤振る舞いだ!!」
~
ドイツ軍艦娘『司令部!!こちら哨戒艦隊!!敵のU-Boot(潜水艦)です!!雷撃を受けました!!」
ドイツ軍守備隊司令官「U-Boot!?っ……分かった。君たちは対空戦闘を中止して対潜警戒についてくれ」
ドイツ軍守備隊司令官「また、付近に敵水上艦が存在する可能性もある。十分に注意し、発見したらすぐに報告するように」
ドイツ軍守備隊司令官「他の子たちは防空壕に居るから増援は空襲が終わった後になる。頼んだぞ」
ドイツ軍艦娘『Jawohl, Herr!!』
~
秋月「こっちはできた!!そっちは!?」
初月「できてる!!いつでもいいぞ!!」
秋月「点火するよ!!一分で起爆するからね!!全力で逃げて!!」
初月「分かってる!!」
秋月「三、二、一、点火!!」
~
ドッガァァァァン
ドイツ軍守備隊司令官「っ!?何だ今の爆発は!?報告しろ!!」
ドイツ軍守備隊兵士「不明です!!」
ドイツ軍守備隊司令官「明らかに爆撃の爆発じゃなかったぞ!!何かが起こっている!!確認するんだ!!」
~
照月「秋月姉!!成功したみたいね!!」
秋月「もちろん!!そっちは!?」
照月「準備できてるよ!!バッチリ!!」
涼月「敵の艦娘は対潜警戒に入ったようです。混乱と動揺が見られますが、私達に気がついた様子はありません」
初月「プランAのままでいけるぞ……!!ははっ、信じられない!!こうも簡単にいくなんて!!」
秋月「よし、じゃあさっさと終わらせて早く帰ろう!!」
~
提督(空襲の混乱に紛れて潜入し、破壊工作を実行する。そして離脱時は敵の対潜警戒に紛れて抜け出す。これがプランA)
提督(もし敵が気がついた場合は、そこまではたどり着けるであろう地点をあらかじめ決めておく)
提督(そして、その地点であえて自爆することで撃沈されたことを装いつつテストの時のように潜水艦娘が四人を回収して脱出する。これがプランBだった)
提督(改修の役目にはヒトミとイヨを抜擢した。全く別の地点から敵の警戒艦隊に雷撃することで対潜警戒につかせる任務もあったが、それもあの二人なら軽くこなせる)
提督(そして、実際そうだった。まあ、幸いなことに結局プランAのままで最後までいけたのだが。狙い通りだった)
提督(空襲されていて上空に敵がいるのにどこの所属か分からない友軍らしい誰かの正体を気にかける奴はいない)
提督(良くないことが起きて非常に混乱しているときが攻め時だと思いつかせてくれた山雲とあきつ丸に感謝だな)
提督(ともかく、サン・ナゼールのUボート・ブンカーとドックは完全に破壊され、もし再建するならば長い時間と大量の物資が必要となるだろう)
提督(敵は艦娘を入渠させるにはわざわざドイツ本国へ送らなくてはならなくなった。ブレストやシェルブールのものは本土陥落前にフランス軍によって破壊されているからな)
提督(一方、我が方の被害は空襲を実行した爆撃隊に多少の被害がでたのみ。挙げた戦果に対して非常に軽微だ。作戦は大成功だった)
提督(これもすべて特務機関や情報部、航空隊の協力と献身のおかげだった。そして何よりも……)
提督「よくやってくれた。非常に危険で難易度の高い作戦だったが、君たちのおかげでこれ以上ないほどに成功した」
提督「君たち全員の死の恐怖に負けない勇気と、今までのたゆまぬ努力、それに裏打ちされた優秀な能力の賜物だ。誇ってくれ」
↓×1~3
秋月型姉妹と伊13、伊14の心情と反応
秋月「ありがとうございます!!っ……良かった……!!一時はもうダメだと思ったけど……本当に良かった……!!」ウルッ ダキッ ギュッ
初月「ああ、そうだな……!!」ウルッ ダキッ ギュッ
涼月「ぐすっ……ひっく……良かったよぉ……」ポロポロ ダキッ ギュッ
照月「涼月、泣かないで。こういう時は……笑うんだよ」ウルッ ダキッ ギュッ
伊13「うん、ありがとう……皆に自慢しちゃうね……?」ニコッ
伊14「またやっちゃったかー!!もっと褒めてくれてもいいよー?」ニコッ
提督(秋月型の子たちは互いに抱き合いながら生還を喜んでいた。その目には涙がいっぱいにたまっている)
提督(涼月に至ってはこらえきれずに涙を流していた。よほど安心したのだろうな。この子たちを守れて良かったと思った)
秋月「……司令、私達はこの後どうなるのですか?」
提督「んっ?元の艦隊に戻ることになると思うが……」
秋月「そうですか……あの、司令!!その……私達は司令の指揮下への転属を希望します!!」
提督「!!」
照月「私達防空駆逐艦の本分は対空戦闘です。現在、秋月型の姉妹たちは皆英本土に拠点を置く遣英艦隊に籍をおいています。防空駆逐艦の数は十分なはずです」
初月「対空戦力として僕たちはきっと役に立てる。提督の艦隊を護ってみせる。そもそも今までが不均等だったんだ。だから……だからどうか僕たちを指揮下に」
涼月「よ、よろしくお願いします、提督……!!ダメですか……?」
提督(熱っぽい、縋るような視線に見つめられる。その瞳には尊敬の念と、そして恋慕のようなものが渦巻いていた)
提督(この子たちは司令官である大将とうまくやれていないようだった。報告書によると、妹たちを守るためによく衝突しているそうだ)
提督(あの大将は優秀ではあるが、プライドが高く正直人格に難があると言わざるを得ない人物だ。放っておくとまたこのような任務に推薦されてしまうかもしれない)
提督(幸い、この子たちのおかげで他の姉妹は何とかうまくやれているようだし、この子たちを保護するという観点から考えると、そうした方が良いかもしれないな……よし)
提督「分かった。上にかけあってみよう」ニコッ
提督(俺は笑顔を浮かべてそう言う。すると秋月型の子たちは本当に心から嬉しそうな顔をした)
伊13「……よくやったって……言ったよね?」ジッ モジモジ
伊14「欲しいなーご褒美ー」ニタァ ペロリ
提督「!!」
提督(そしてそんな秋月型の様子を見ていたヒトミとイヨが情欲と期待を込めた表情で俺を見つめてくる)
提督「そうだな、もちろんだ」ニコッ
~
提督(俺がサン・ナゼールでの作戦の指揮をとるためにアゾレス諸島を離れている間、臨時に大将が大西洋艦隊の指揮を執っていた)
提督(ちょうどその時、大西洋方面ではアメリカ軍の主導による北アフリカのフランス領へ上陸するトーチ作戦が発動された)
提督(しかし、アメリカと日本は直接戦火を交えただけではなく、ハワイ海戦が外交上の手違いによる『だまし討ち』となってしまったせいで険悪な関係だった)
提督(そのため、結局日本はトーチ作戦に関わることができなかったようだ。まあ、アメリカ側はあの大戦力だ。助けは本気でいらなかったのだろう)
提督(しかし、それは大将の逆鱗に触れたようだった。俺が大西洋艦隊に戻ってきたとき、大将の機嫌は最悪だった)
帝国海軍士官「以上で引継ぎは終わりだ。まったく……このような厄介事を押し付けてくる事はこれっきりにして頂きたい」
提督「申し訳ない、大将。大きな作戦に参加できると喜んで引き受けてもらったと思ったが、違ったようだ。以降気をつける」
帝国海軍士官「っ……!!貴様は上手くやったようだな、提督。さすが調教師と言われるだけある。対深海棲艦の頃から問題児を手懐けるのが得意なようだ」
帝国海軍士官「そいつらはお手も満足にできない駄犬だったが、どのように調教したのか……今度是非ご教授願いたい」
↓×1~3
それを提督の後ろに整列して聞いていた、提督の指揮下へ転属となるので挨拶の為に提督と一緒に自分たちを死地へ送った大将に会いに来ていた秋月姉妹の反応
「「「「……」」」」
提督「申し訳ないが実は私は調教に関してはからっきしでね。私にできるのは本来の実力を引き出すことぐらいだ」
提督「それも、コレと言ってコツはない。普通の人間なら誰でもできることをしているだけでしかない」
帝国海軍士官「あまり調子に乗るなよ、若造……!!お前などただ運が良かっただけだ……!!」
提督「分かっているとも。我々の役目は、運以外のあらゆる事を塗りつぶすことだ」
帝国海軍士官「ふん……では帰らせてもらう。挨拶はいらないぞ、駄犬ども。せいぜいそいつに尻尾を振って媚びておくのだな」
秋月「……お世話になりました、大将」
提督(大将殿が肩を怒らせながら部屋を出て行く。俺は秋月たちに向き直る。目を伏せていた秋月たちが顔を上げて俺を見つめた)
提督「大将殿の言う事は気にしなくていい。そんな無駄な事に君たちの貴重な時間を使わないようにしてくれ」
「「「「……!!はい!!」」」」
提督(俺の言葉に顔を綻ばせる秋月たち。そして元気に返事をするのだった)
~
提督(俺は新たに配下に加わった秋月たちのことを鹿島に任せることにした。少し探すとすぐに鹿島は見つかった)
提督「鹿島」
鹿島「っ!!提督……!!戻られたのですね」
提督「ああ。ついさっきな」
提督(俺の呼びかけに驚いたように目を見開き、ついでこちらへ寄ってくる。俺は秋月たちを紹介しようとした)
提督「鹿島、紹介する。この子たちはっ!?」ビクッ
「「「「っ!?」」」」ピクッ
鹿島「……暫くこうさせてください」ダキッ ギュッ
提督(だが、できなかった。鹿島に抱きつかれ、思いっきり抱きしめられる。鹿島のいい匂いが漂ってきた。柔らかい体が押し付けられる)
提督「か、鹿島……!!」
「「「「……!!」」」」
鹿島「……!!……。……♪」ニタァ ギュッ スリスリ
「「「「っ!!」」」」ゾワッ
提督(甘えるように頬を擦り付けてくる鹿島。暫くの間抱き締められた。俺は、とりあえず軽く抱きしめる)
「「「「……」」」」
鹿島「……もう大丈夫です。それで、何か鹿島に御用ですか?提督さん」
提督「あ、ああ……紹介する。新しく配属された秋月、照月、涼月、初月だ。君には慣れるまで彼女たちのことを頼みたい」
提督「君は確か以前彼女たちの訓練を見ていただろう?秋月たちも君についてもらった方が安心できるはずだ」
鹿島「なるほど、分かりました。お久しぶりですね、皆さん。改めまして自己紹介を。練習巡洋艦鹿島です」ニコッ
鹿島「新しい艦隊に配属されて何かと不安があるかと思いますが、鹿島が皆さんにつきます。精一杯頑張りますからよろしくお願いしますね」スッ
↓×1~3
一連の流れをふまえて握手を求められた秋月型の反応
秋月「……はい。よろしくお願いします、鹿島教官」スッ ギュッ
鹿島「もう教官ではありませんよ。今では私なんかより貴方たちの方が経験豊富なベテランです」ギュッ
秋月「ありがとうございます、鹿島教官」
提督「……?」
提督(鹿島と秋月たちが握手と挨拶を交わす。が、どうにも秋月たちの表情がぎこちない気がする……)
提督(特に初月の様子がおかしい……まるで必死に取り繕っているかのように顔が引き攣っている)
鹿島「では、挨拶も済みましたし早速この拠点を案内しますね。では提督。失礼します」
提督「あ、ああ……頼んだ」
~
初月「鹿島教官!!」
鹿島「……どうしましたか、初月さん」
初月「鹿島教官は……提督どどのような関係なのですか……?」
鹿島「……彼と、ですか」
秋月「彼……」ジッ
照月「……!!」ゴクリ
涼月「っ……」
初月「……そうです」
鹿島「……私の口からそう聞かないと納得しませんか?」
「「「「……!!」」」」
初月「っ……!!」ギリッ ギロリ
秋月「……」シュン
照月「……」ジッ
涼月「……」ジワァ
鹿島「ふふっ、その目……分かります。皆さんは彼のことが……提督のことが好きなのですね?」
初月「……だったら、なんなんだ?」
鹿島「悪いですけど、彼は私のモノですから。諦めてくださいね♪」ニコッ
「「「「っ!!」」」」
初月「……!!断るって言ったら?鹿島教官」ギリッ
鹿島「ふふっ……私から彼が取れると思うのであれば、どうぞご自由に♪」クスリ
初月「っ……」ガクリ ジワァ
「「「……」」」
鹿島「……なんてね。ごめんなさい。虐めすぎましたね。安心してください、皆さん」
秋月「えっ……?」
鹿島「皆さんが望みさえすれば、きっと提督は皆さんのモノに……いえ、皆さんも提督のモノになれますよ♪」ニタァ
~
鹿島「提督さん♪」
提督「鹿島?秋月型の子たちの案内は終わったのか?」
鹿島「はい、一通りは。ところで提督さん。今お時間ありますか?」
提督「時間?ああ。どうしたんだ?」
鹿島「結構長くかかると思うのですが、問題ありませんか?」
提督「長く?」
鹿島「はい。二、三時間は見積もって欲しいです」
提督「ふむ。そうだな……大丈夫そうだ。それで、どうしたんだ?」
鹿島「それはお楽しみです♪ついてきてください、提督さん」
~
提督(鹿島に連れられて廊下を歩いて行く。……あれ以来、鹿島は特に変わった様子はなかった。確かに、ミステリアスな魅力が加わったと話題になった)
提督(だが、基本的には優しさや謙虚さ、そして甲斐甲斐しさを兼ね備えた優しい人当たりの良い性格の鹿島のままだった)
提督(致命的なほどに鹿島を歪めてしまったと思ったが……もしかしたらそうでもなかったのかもしれない)
鹿島「この部屋です、提督さん」
提督「そうか。さて、そろそろ何の用なの……か……」
秋月「あふっ……あふぅ……し、しれい……あへ……すきぃ……」トロン ピクンピクン
照月「あっ……!!んっ……ふあぁ……!!提督……!!」ドキドキ ピクッ ピクッ
涼月「やぁ……!!こ、こんなのやっぱり……提督、見ないでください……!!んぅっ!!」カァッ ポロポロ モゾモゾ ビクン
初月「て、提督……んっ……ぼ、僕は……ふぅっ……僕は……!!」ジッ ドキドキ キュンキュン
提督「……っ!?」
提督(その部屋には、秋月たちが居た。ただし、尋常ではなかった。鹿島が俺を部屋に押し込む)
提督(あまりの事に俺は呆然としていて抵抗することすらできなかった。鹿島が続いて部屋に入り、鍵を閉める)
鹿島「どうですか、提督さん?この子たち、皆提督さんのことが好きなんですって。一目惚れしたって教えてくれました♪」
提督(鹿島がとても楽し気にそう言う。まず秋月のもとへと歩み寄った。そして手を秋月の顎に添えると、俺の方を向かせる)
鹿島「秋月さんは、いままで自慰の経験も無かったそうです。性の目覚めを経験していなかったみたいなので、女の子の悦びを教えておきました♪」
秋月「あふっ……き、きもちいいよぉ……だめだよこんなの……あたまとろけちゃうから……」トロン
提督(秋月は半袖インナーと赤い下着姿で足をM字に開くように縛られていた。顔はだらしなく蕩け、虚ろな瞳には妖しい光が灯っている)
提督(その秘所に当たる部分は小さなふくらみがあり、そこからのびたピンク色のコードがインナーの下……胸の谷間にへと消えていた)
鹿島「逆に照月さんはおませさんでした♪なんと窓付きのを履いていたんですよ?経験はないようですけど、一人では良くするそうです。ね、照月さん?」
提督(次いで照月に歩み寄った鹿島は照月の頭を撫でる。そして指で髪を梳くと照月の秘め事をばらす)
照月「いやぁ……!!言わないで……!!違うよ、提督……!?私、そんなんじゃ……このパンツも違うの……!!」カァッ フルフル
提督(女の子座りをした照月は制服を着たままだが、スカートの下から同じようなピンク色のコードが伸びて、白ソックスに入れたリモコンに繋がっている)
提督(手は後ろに回されており、ジャラジャラと音が立っていることからして……どうやら、手錠をかけられているようだ)
鹿島「涼月さんは、恥ずかしがりやさんです。そういうことに興味深々なのに、必死で隠していました。優しくしてあげてくださいね?」
提督(そして涼月に歩み寄る鹿島。縛られた涼月の身体を蠱惑的に撫でまわし、それに反応して涼月の身体が震える)
涼月「やぁ……!!か、鹿島さん……もう止めてください……!!んはぁ……!!おかしくなっちゃうぅ……!!」
提督(涼月は、胸や臀部の丸みを強調するようにピッチリと体に張り付いた白インナーだけの姿になっていた)
提督(体を亀甲縛りにされ、テープで胸の先端の突起にローターがつけられている。身を捩らせるたびに結び目が秘所を刺激していた)
鹿島「そして初月さんは、今までそういう事を毛嫌いしてきたみたいです。けど、自分の身体が提督さんのを受け入れられるようになってるって知ったらほら……♪」
提督(最後に初月に歩み寄った鹿島はインナー越しに初月の秘所に指を這わせ、かきまぜる。淫らな水音が俺まで聞こえた)
初月「んはぁ!!っ……提督……僕……いいよ……来て欲しい……体のじゅんび、しておいたから……」
提督(初月は黒いインナーに制服のコルセットのようなアレをつけていた。それのせいで涼月より胸が強調されている)
提督(そして切なそうな表情で俺を見つめている。まるで挿入を誘うように腰を浮かしていた)
提督「あの事、話したのか……!?」
鹿島「はい♪さあ、提督さん。どの子でも好きな子から提督さんの女にしてあげてください。皆、それを望んでいるんですから♪」ニタァ
提督(鹿島が言っていることが本当かどうかの確証などなかった。だが、目の前に広がる官能的な光景に理性が溶かされていく。俺は……)
↓×1~3
1. 本能のままに初月にぶち込む
2. 蕩け切った秋月の頭をさらに蕩けさせる
3. むっつりだった照月にお仕置きする
4. 涼月を女にして度胸をつけてあげる
5. 鹿島を叱る(性的に)
6. 鹿島を叱る(常識的に)
7. その他自由に
提督「っ……鹿島……!!よくもこんなことを……こんな事、間違っている……!!」
鹿島「……間違っている、ですか?」
提督「そうだ……こんな風に、幼い子たちを無理矢理性に目覚めさせるような事なんて……してはいけない……!!」
鹿島「……ふふっ、何を言うかと思えば。貴方にそう言う権利があるのですか?提督」スタスタスタ ジッ
提督(俺に歩み寄り、顔を近づけて至近距離から目をのぞき込むようにしてくる鹿島。そしてそう言ってきた)
提督「っ!!」
鹿島「そんな風に真面目ぶったり純情ぶったりするのは無駄です。貴方の本性は自分でよく分かっているでしょう?」ニタァ
提督「……ああ、もちろんだ。だからこそ自信を持って言える……俺はそんな風に強引に関係を持ったりしない!!」キッ
鹿島「っ!!黙ってください……!!認めなさい、提督……!!貴方は最低の男です……女の子を喰い荒らすヤリチンです……!!」キッ グイッ
提督(鹿島が俺の胸倉を掴むと乱暴に引き寄せる。憎しみを込めて睨みつけられた。その顔は歪められている)
提督「っ……違う……!!」
鹿島「違くない……!!貴方は綺麗な人間じゃない……汚い人間だ……!!私を汚い人間にしておいて……自分は違うだなんて認めない……!!」
提督「っ!!」
提督(秋月たちに聞こえないように小さな声で。しかし鋭く俺に言い放った。俺は、何も言えなかった……)
鹿島「……ほら、女の子に恥をかかせるものではありません。そんなことしちゃダメですよ、提督?めっですよ♪」パッ ニコッ
提督「……」
提督(鹿島が再び笑顔の仮面をつける。人差し指をたてて唇に触れ、秋月たちの方を手で指し示した。四人のそれぞれの感情が込められた瞳で見つめられる)
提督「……鹿島から聞いたと思うが、俺は……多くの子たちと関係を持っている。俺は、俺を想ってくれる子全員を幸せにしてみせる」
提督「だが、普通ではない。君たちはまだ選べる。普通の幸せを。君たちなら容易く手に入れられる。だからもう一度よく考え」
初月「いらない!!」
「「「「っ!!」」」」
提督「っ!?」
提督(さっきまで寝そべっていたが、いつの間にか身体を起こしていた初月が大声を出した。俺を真っすぐと見つめている)
初月「僕は、普通の幸せなんていらない。提督が居ればそれでいい。だから……来てよ……!!」ジッ
提督「っ!!」
提督(真剣な表情でそう言い切る。そして、恥じらいつつも誘うように足を開いた。囁くように懇願してくる)
提督「分かった……なら、もう遠慮しない」ガバッ ビリビリ
初月「ぁ……!!」ゾクッ
提督(初月を押し倒す。頭を打たないように優しく。そしてインナーの股間部分を破いた。その下のシンプルな下着はぐっしょりと湿っていた)
提督「もう準備万端という訳か……」グイッ
初月「提督……恥ずかしいよ……!!」
提督(下着をずらす。見事なスジが露わになった。淡い陰毛に彩られている。指を入れるともう十分なほどに濡れている)
提督「……」カチャカチャ ボロン
初月「っ……!!」ビクッ
「「「……!!」」」ゴクリ
提督「いくぞ、初月」ピトッ クニクニ
初月「……!!」コクリ
提督「っ……」ツプッ グググッ
初月「っ……うぅ……あぁああ!!」ブツン ヌププププ
提督(すっかり準備万端だったモノを曝け出し、先端を入れる。初月の処女膜の抵抗があった。それを一気に貫く。異物を拒む初月の媚肉を押し開く)
提督「初月……お前は俺のモノだ……!!」
初月「ぁ……はぁ……っ……うん……僕は提督のモノだよ……」ニコッ
提督「っ!!」ゾクッ
提督(本能のままに腰を振りはじめる。初月が喘ぎ声を洩らした。十分に濡れていたために痛みはないようだ。そのまま、媚肉を調教していく)
~
提督「っ……!!」パンパンパン
初月「あっ!!あっ!!あっ!!あっ!!あぁ!!」ピクンピクン
鹿島「……!!」ゾクゾク
鹿島(提督が腰を振るたびに初月さんが取り返しのつかないぐらいに壊れて行くのが分かった)
鹿島(処女喪失の痛みに歪んでいた表情は今や快楽に蕩け始めており、あどけない少女の顔から雌の顔へと変わっている)
鹿島(提督の身体にまわされた手はしっかりと提督を掴み、脚がびくびくと反応している。熱っぽい瞳はハートが浮かんでいるようだ)
鹿島(今まさに初月さんは身も心も提督のモノに変えられていっている。それは誰にも止められない。穢されていく)
鹿島「♪」ウットリ
~
提督「っ……初月!!」バチュン ビュルルルルルルルル
初月「っぁああああああああ~~~!!」ビクンビクン
提督(限界まで怒張したモノが初月の中に精を吐き出そうとした。俺は、腰を叩きつけるように押し付けた)
提督(射精しながらも押し込んでいるモノをグラインドさせるようにして初月の子宮口を責める)
提督(モノに中をかき回され、子宮を蹂躙され、射精された精液の勢いに子宮を粉砕された初月は絶頂した)
提督(びくんびくんと体を痙攣させ絶叫のような嬌声をあげる。手足で俺の身体に組み付いてきた)
初月「っ……はぁ……はぁ……」ガクリ
提督「っ……」ズルン
初月「ぅ……ふぅ……」
提督(そしてぐったりと脱力する初月。俺はモノを引き抜くと、妖艶に微笑む鹿島に向き直った)
提督「次の準備をしろ」
鹿島「……!!はい、もちろんです♪」ゾクン
~
鹿島「んっ……れろれろ……じゅるじゅる……」
提督「っ……」ビクッ
鹿島(提督のモノを舐めて、吸う。提督のガマン汁や精液と初月さんの血や愛液に濡れたそこを綺麗にする)
鹿島(この人は私が綺麗にしたこれでまた違う女の子を雌へと変えてしまうのだろう。そう考えると、ゾクゾクした)
鹿島「……♪」ジュン
~
提督「止めろ」グイッ
鹿島「あんっ……乱暴ですね、提督さん♪」ゾクッ
提督(頭を押して強引に鹿島をどかせる。蕩けた表情の秋月、俺のモノを頬を染めてガン見している照月、そして俺の顔を若干の恐怖をもって見つめている涼月)
提督(少し悩んで、俺は次の相手を秋月に決めた。答えが聞けなくなる前に聞いておかなくては)
提督「秋月」
秋月「て、ていとく……!!」
照月「っ……」
涼月「……!!」
提督「秋月、いいのか?」
秋月「っ……み、耳をよせてください……」
提督(秋月がそう言う。俺は秋月の口元に耳をよせるようにした。が、そこでいきなり秋月が縛られている手の代わりに腕を使って俺の両頬を挟んだ)
提督「っ!?」
秋月「んっ……ちゅぅ……」
提督(器用に腕で強引に前を向かせられ、唇を奪われる。と言っても、唇を押し付けられるだけの初々しいキスだ)
秋月「っは……これで分かりますよね……?」
提督「……!!」ガバッ スッ ピト
提督(理性が限界を迎えた。俺は秋月のショーツを太ももまで脱がす。露わになった秘所は初月よりは濃い茂みに彩られている)
提督(振動するピンクローターを外し、縛られたままの身体に覆いかぶさるとモノをソコにあてがい、挿入した)
~
秋月「うっ……ふぅ……!!し、しれい……しれいの……はいってます……!!」ブツン ヌププププ
鹿島「!!」
鹿島(秋月さんの苦しそうな吐息が洩れ、そして提督が秋月さんに完全に密着した。それに加えて秋月さんの言葉。挿入を悟る)
鹿島(また目の前で提督が女の子の処女を奪った。私が口で綺麗にしたアレを使って、秋月さんの処女膜を貫いたんだ……!!)
鹿島(改めて、私も共犯者だという事を意識した。秋月さんが提督の支配欲と性欲を満たすための性奴隷にされていく)
鹿島(私がそうしたんだ。私は、何の罪もない穢れない乙女を私と同じような穢れた娼婦にされるようにしたんだ。心臓が深く深く堕ちていく感覚)
鹿島「うふふ……♪」スッ クチッ
鹿島(自然と手が伸びる。スカートの下、下着の下、そこに指が伸びた。撫で、走る快感に背筋が震える。私は指を止める気にもならなかった)
~
提督「っ……ふぅ……!!」ビュルルルルルルルル ドクドク
秋月「んはぁああああああああ!!」ビクンビクン ゴポッ
提督(秋月に種付けプレスする。拘束されているために秋月は満足に抵抗することもできずにそれをもろに受けた)
提督(きゅうと締まる秋月の中。熱い精液を注がれ、しかし入りきらない分が連結部から噴き出た)
提督(それが秋月の太腿や臀部、そして俺の下腹部を濡らした。俺は、暫く余韻に浸ってからモノを引き抜く)
提督「くっ……」ズルン
秋月「ぁん」ヌポッ ドロリ
提督「っ……鹿島」
鹿島「はぁ……はぁ……はぁい♪」
~
鹿島「んっ……ふぅ……こっちも綺麗にしておきますね、提督さん♪」ツゥー
鹿島(提督さんの男の象徴を綺麗にした私は、そのままどろりとした白濁液に濡れた下腹部に指を這わしながらそう言う)
提督「ほぅ……偉いぞ、鹿島」
鹿島「ありがとうございます♪んっ……ぺろぺろ……」
鹿島(そこに口付けし、舌を這わせる。白濁液を綺麗に舐めとる。喉を通って穢れた精液が私の体内に入ってきた)
鹿島(それが吸収されて私の一部になると思うと……狂おしかった。私はさらに穢される。……ゾクゾクする♪)
~
提督「もういい、鹿島」
鹿島「んっ……ふぁい……っは」
提督(俺の言葉に鹿島が顔を離す。俺は次の相手を照月に決めた。照月に近寄ると、照月が期待と不安が入り交じった表情で俺を見上げる)
提督「どうする?照月」
照月「……!!私……いい……よ……?んっ……提督が……ちゃんと言ったこと守ってくれるなら……はぁ……っ……受け入れる……」ジッ
提督「俺は嘘を吐かない。少なくとも、このことについては絶対に。だから……君を頂くぞ、照月」スッ ペラ
照月「っ!!提督……!!はぁ……はぁ……」ビクッ カァッ
提督(照月のスカートを捲ると、むちむちとした悩ましい太腿と赤い下着が露わになった。しかし、姉がつけているのと全く違うものだ)
提督(それは構造的に股布の部分がぱっくりと割れるようになっていた。しかし、今はそこが閉じられている)
提督(リボンが蝶々結びにされており、中が見えないようになっている。だが、ピンクのコードがワレメの中へと伸びていた)
提督「……誰に買ってもらったんだ?」
照月「っ!!ち、違います……!!んふっ……これは自分で買ったんです……!!あふっ……」
提督「そうなのか?ではなんでこんな淫らなモノを買ったんだ?」シュルッ クパァ
照月「あっ……!!そ、それは……っ……こういうの穿いた方が……大人になったみたいで……なんかいい感じになれるから……!」
提督(リボンを解き、開く。濡れてテカった秘所は、無毛だった。そしてクリにあたる位置にピンク色の小刻みに振動する楕円体が押し付けられている)
提督「……何度イったんだ?」スッ ネトォ クチュッ
照月「っ!!そ、それはぁ……んはぁああ!!」モジモジ ビクン
提督(ローターをとると愛液の糸がひかれた。物欲しげにひくつくそこをかるく指でなぞる。照月が背筋を反らせて反応した)
提督「……知っているかもしれないが、巷では君はスケベボディと言われているそうだ。だが、本当にスケベなのは君自身だな」スッ ペラ
照月「はぁ……はぁ……はぁ……っ……」カァッ
提督(セーラー服の前を捲り上げると下とおそろいの、赤いブラが露わになった。フルカップだが、縦にスリットがついていてリボンで留められている)
提督「照月、来い」
~
提督「分かるか?当たっているのが」
照月「は、はい……」コクコク
鹿島「……!!」
鹿島(照月さんが提督さんに向かい合う体勢で抱きあげられている。そして提督のアレが照月さんの下腹部にあてられているようだった)
提督「俺は君を抱き上げているからできない。君が挿入できるように俺のモノを手で調整するんだ」
照月「わ、私が……分かりました……!!」ゴクリ
鹿島(照月さんの綺麗な手が、白魚のような指が……黒光りした提督のアレに触れる。私が手錠を外さなければこうなならなかったのかもしれない)
照月「っ……で、できました……!!」ツプッ
提督「よくやった、照月。そのまま入るまで支えていろ」スッ グググッ
鹿島「!!」
鹿島(提督が、抱えた照月さんの身体を下げ始める。このままだと本当に処女を奪われる!!照月さんが声を洩らした)
鹿島(今ならまだ間に合う!!今ここで止めさせれば照月さんの貞操を守ることができる!!……なのに、私は動かなかった)
照月「ふぅ……うぅ……ぅあぁああ!!」ブツン ヌププププ
鹿島「あはっ……!!」ゾクゾク クチュクチュ
鹿島(もう手遅れだ。照月さんは提督のモノにされてしまった。このまま心も体も調教され尽くして、ハーレムの一員であることが普通にされてしまうんだろう)
鹿島(普通に暮らしていけば普通に恋愛して、結婚して、幸せを手に入れられただろうに……でも、その未来は永遠に失われてしまった……たまらない♪)
~
提督「照月……!!照月!!」バチュン ビュ~~~~~~ ドクドク
照月「やぁああああああああああ!!」ビクンビクン
提督(駅弁スタイルで照月の中にぶちまける。俺の身体に回された照月の手が痛いほどに俺を抱きしめた)
照月「ふぅ……ふぅ……んっ……ちゅっ……れろれろ……」
提督「っ」
提督(余韻に浸っていると、照月が濃厚なキスを求めてくる。それに応えて俺は照月の舌に舌を絡ませる)
提督(暫く口づけを交わしてからモノを引き抜いて照月を下ろす。照月はその場に力なく座り込むと俺を見上げた)
提督(肩で息をしつつ、肉体関係になった相手に向ける親しみと愛情を込めた優しい瞳で俺を見つめて微笑んだ。俺は……)
~
照月「あぁああ~~~~~~!!」ビクンビクン
鹿島(提督の容赦ない手淫で照月さんが何度目かの絶頂を迎える。その場に力なく横たわった照月さんは意識を半分手放していた)
提督「ふぅ……」
鹿島(息を吐いた提督がこちらを向く。私は微笑みながら無言で近づくと、それを口に含み、丁寧に舐める)
鹿島「れろれろ……ぺろぺろ……」
提督「……」ナデナデ
鹿島(頭を撫でられる。喜ぶ自分が気持ち悪かった。提督も気持ち悪い。淫らに交わる私達を、軽蔑と嫌悪を込めた眼差しで見下ろしている私が居た)
~
鹿島「んっ……っ……」
提督(俺のモノを丁寧に舐めて綺麗にし、復活して硬く怒張したところで鹿島が自ら口を離した)
提督(言われなくても分かっているようだった。貴方のことは全てわかっていますよといった眼差しで俺を見つめる鹿島)
提督「さて……最後は君だ、涼月」
涼月「……!!」
提督(俺はそんな鹿島を一瞥してから涼月に向き直る。涼月が怯えたような、しかし期待しているような表情で俺を見つめる)
提督「もちろんだが強要はしない。どうする、涼月?」スッ ビッ ビッ
涼月「っ……その……私は……」
提督「……君は?」スッ ギュッ シュルシュル
涼月「ぁ……わ……私はぁ……」モジモジ
提督(両胸の先端につけられたローターを外し、ロープを解く。涼月は、俺の質問に答えることなくただもじもじとしていた)
涼月「っ……」ジッ
提督(涼月が俺を見つめる。その瞳の奥には恋慕と情欲が蠢いていた。しかし涼月は困ったようにおろおろするだけだ)
提督「……」
~
提督「ほら、先端が触れたぞ、涼月?コレが根元まで入ったら合意とみなすと言ったはずだ」ツプッ
涼月「ま、まって……!!」ドキドキ
提督「ダメだ。もう十分待っただろう?なのに君はどちらにも決断しない。だからこうして時間制限を付けさせてもらったんだ」
鹿島「はぁ……はぁ……」クチュクチュ
鹿島(仰向けに寝そべった提督に後ろから抱きかかえられるようにして涼月さんが仰向けで乗っかっている)
鹿島(インナーは破られていて、女の子の一番大事な所が丸見えになっていた。そこに、提督のモノが今まさに挿入されようとしている)
提督「ほら、どんどん入っていくぞ?先端が飲み込まれてしまいそうだ。処女膜が必死で抵抗しているのが感じられるだろう?」グググッ
涼月「あっ……ま、まって……私……!!」ゾクゾク
提督「っ……嫌なら早く抵抗しろ……さもないと……くぅ……ほら、破られてしまったぞ……!?」グググッ ブツン
涼月「あっ……あっ、あぁ……!!うっ……つぅうう……!!」ギリッ
鹿島(破瓜の痛みに顔を歪め、歯を食いしばって耐える涼月さん。そこに突き立てられた提督のアレを伝って赤い滴が垂れていた)
鹿島(それが提督の玉まで流れて、床に滴る。あぁ……これで涼月さんももう取り返しのつかない事になった……!!)
提督「っ……キツイな……だが、まだ半分ほどだ。ほら、根元まで入る前に抵抗すればまだ間に合うぞ?」
涼月「ふぅー……ふぅー……ふぅー……」ピクンピクン
提督「押し開いて行くのが分かるだろう?あと数センチだ。いいんだな、涼月?」
涼月「ぁ……あぁ……私……涼月は……!!あっ」コツン
鹿島(涼月さんの腰に添えられた提督の手がさらに涼月さんを押し下げて挿入させていく。そして、根元まで入る直前……)
鹿島(とうとう提督のが涼月さんの奥を突いたみたいだった。表情で分かった。そのまま根元まで挿入される)
提督「……時間切れだな」ズプズプ ブチュ グリグリ
鹿島(目を見開き口を大きく開けてつまった声を洩らす。提督がぐりぐりと腰をグラインドさせると、それに涼月さんが反応した)
涼月「あ……はぁ……こんなの……ズルいです……提督……///」キュンキュン
提督「時間は十分与えただろう。涼月、お前はもう俺の女だ」
涼月「ぁ……!!そ、そうですよね……奥までいれられちゃいましたから……私……もう提督の……ですよね……///」ゾクゾク
鹿島(女の顔で嬉しそうににやける涼月さん。提督が腰に添えていた手を離し、涼月さんの胸を掴むと、揉み始める。そして激しく腰を突き上げ始めた)
~
提督「涼月……!!出すぞ!!」バチュン ビュ~~~~~~
涼月「あぁ!!はぁ!!あぁああ!!っ……///あ、あつい……のがぁ……たくさん……私の中に……!!」ビクンビクン
提督(涼月の中で射精する。涼月がびくびくと体を痙攣させて反応した。そしてぐったりと脱力する)
提督(頭を撫でると甘えるように擦り寄せてきた。唇を指で弄ぶ。すると、指をはみ、咥え、舐めてくる)
提督(そうして軽い後戯を楽しんだ後、俺は涼月からモノを引き抜いた。涼月を俺の上から降りさせる)
鹿島「はぁ……はぁ……」ピクンピクン トロン
提督(鹿島は、どうやら俺たちの交わりを見て一人でしていたようだ。しかも既に何度か果てているなこれは)
提督「さて、鹿島……お前にはお仕置きが必要だ」
~
提督「もう二度と!!こんな事をするな!!」パンパンパン バチン
鹿島「あぁ~~~~~~!!はぁっ!!喜んでたくせに!!結局四人ともぉ!!食べちゃったじゃないですか!!」ビクンビクン キュンキュン
提督「っ……締まる……!!ともかく、もう二度とこんなマネはするな!!分かったな!?」バチン
鹿島「やぁああああ!!はぁ……!!どうでしょうね……!?」ニタァ
提督「っ!!鹿島……!!」バチン
提督(バックで突きながら鹿島のお尻を叩く。そのたびに鹿島は嬌声をあげてきゅんと中を締めた)
鹿島「っ……ふふっ……その程度じゃないでしょう……!?提督……どう偽ろうと貴方の本性は隠せません!!」
鹿島「もし私に言う事を聞かせたいのなら、私を滅茶苦茶にして無理矢理聞かせて見ればどうですか!?いつも通りに!!」
提督「っ……鹿島!!」バチン
提督(何度目か分からない嬌声が響く。鹿島のお尻は叩かれた所が赤くなっており、手の跡がまるで椛のようだった)
~
提督「はぁ……はぁ……鹿島……分かったな……?もう二度とこんな事をするなよ……」
鹿島「……」ピクンピクン コクコク
提督(鹿島が頷くのを見て、ようやく一息つけた。あの後、何度鹿島をイかせて、俺自身も搾り取られたのか分からない)
提督(今や鹿島は荒い息を吐きながらうつ伏せで倒れていた。肩が大きく上下している。制服を着たままの鹿島は、一見ただ疲れて寝そべっているだけのようだ)
提督(しかし、近づけば分かるだろう。鹿島には淫らなにおいが染みついていた。精液と愛液のにおいだ)
提督(スカートを捲れば赤い張り手の跡と白濁液の垂れる秘所が露わになるだろう。……鹿島をどうにかしなくてはいけない)
提督「……!!」
「「「「……」」」」ジッ
提督(ここまで歪めたのは俺なのだから……と考えたところで気がつく。秋月たちが復活していた)
提督(そして嫉妬と期待に目を爛々と輝かせながら俺を見つめていた。……とりあえず、ベッドに移動したいな)
~
鹿島「……」
提督『食事に行こう。迎えに行くから準備しておいてくれ』
鹿島(その言葉に心が躍る私と、そんな自分と提督に唾棄する私が居た。けれども、自然と私は外行きの格好を整えていた)
提督「鹿島」
鹿島「提督……」
鹿島(提督が車で約束の場所に来る。お酒を飲まないつもりなのか、あるいはホテルで食事をするのか……もしかしたら、食後は誰か運転手を呼ぶのかも)
提督「……綺麗だ」
鹿島「っ……ありがとうございます」テレ
提督「行こうか。乗ってくれ」
~
鹿島「えっ……」
帝国海軍士官「提督、鹿島さん、こんばんは」
提督「待たせたな、大佐。今日は付き合わせてしまって申し訳ない」
帝国海軍士官「いえいえ、とんでもありません。ではいきましょうか」
提督「ああ」
鹿島「……!!」
鹿島(レストランに着いたら、あの人が……大佐が居た。頭が真っ白になる。状況が呑み込めない)
鹿島(混乱している間に席へと通される。自分でも何を頼んだのか覚えてないけど、注文を終わらせた)
提督「英本土にはまだ航空隊や支援部隊が配備されただけだった。しかし、やはりアメリカ、規模が桁違いだ。こっちはどうだ?」
帝国海軍士官「なるほど……こちらには海軍と陸軍の部隊が大量に到着しています。そして次々とアフリカへと向かって出発していきますよ」
提督「我々とはうまくやれているか?」
帝国海軍士官「残念ながら……控えめに言って険悪です」
提督「そうか……まあ、奴らの気持ちも分かるがな」
鹿島(呆然とする私をよそに、提督と大佐がお酒を飲みながら話し合っている。少しして、料理が配膳された)
提督「では頂こうか」
提督(そのまま食事が始まる。けど、味が分からない。私は何を食べているんだろう?分からない……分からない……)
提督(感情の嵐が胸の中を吹き荒れていた。どうして提督と大佐は大丈夫なんだろう……気がついたら食事が終わっていた)
提督「さて、そろそろ私はお暇させて貰う」
鹿島「えっ!?」
帝国海軍士官「今日はお誘いして頂きありがとうございました。是非、またご一緒しましょう」
提督「もちろんだ。楽しみにしているよ。では、失礼」
鹿島「えっ……ちょっと……」チラッ
帝国海軍士官「……」ニコッ
鹿島「っ……待ってください!!」タッ
鹿島(困ったように微笑む大佐を一瞥してから私は席を立って提督を追いかける。提督の腕を掴んだ)
提督「……」スタスタスタ
鹿島「っ……待ってくださいってば!!提督!!」グイッ
鹿島(けれど、止まってくれない。レストランを出てからようやく提督が足を止めて私に向き直った)
提督「大佐と話をして来い。思う事を全部包み隠さず話してこい。その上で、君が俺の下を離れるのなら……それでいい」グイッ ガチャン
鹿島「……!!」ヨロッ
提督「では、さらばだ。出してくれ」バタン ブーン
鹿島(いつの間に運転手を読んでいたんだろう。そのまま車に乗って、本当に行ってしまった。呆然と車を見送る)
鹿島(現実感がなかった。私は何故か気がついたら席に戻っていた。そんな私を大佐が見つめている)
帝国海軍士官「大丈夫ですか、鹿島さん」
鹿島「……」フルフル
帝国海軍士官「……とりあえず、座って何か飲みましょう。それと甘い物を。気分が良くなりますよ」
鹿島「……何か、何か強いものを」マッサオ
鹿島(大佐が店員を呼んで注文する。大佐の顔を見られなかった。俯いて、注文したものが来るのを待つ)
店員「お待たせしました」
鹿島「っ……!!はぁっ……もう一杯」グイッ
帝国海軍士官「……それと、水を一杯」
~
鹿島「うっ……おえぇ……!!」ゲボッ
帝国海軍士官「……」サスサス
鹿島「っ……うぅ……ひっく……」ボロボロ
帝国海軍士官「……使ってください」スッ
鹿島「……あ、ありっ!!うっ……おげぇ……!!」ギュッ ゲボッ
帝国海軍士官「……」サスサス
~
帝国海軍士官「……落ち着きましたか?」
鹿島「はい……ご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ありません。介抱して頂いてありがとうございます」マッサオ
帝国海軍士官「気にしないでください。……提督が私を誘ってくださった理由が分かりました」
鹿島「っ!!」ビクッ
帝国海軍士官「……貴方をそこまで苦しめてしまうとは思いませんでした。本当に……申し訳ありません」
鹿島「そんな……!!大佐は何も悪くありません!!」
帝国海軍士官「いえ……私があんなことをしなければ、きっと貴女はここまで苦しむ事はなかった……」
鹿島「違います!!大佐のせいではありません!!」
帝国海軍士官「では……話してくれませんか、鹿島さん。貴女はどうしてそんなに苦しんでいるのですか?」
鹿島「っ……それは……私が……私が……愚かで、穢れた存在だからです……私は……今まで自分がそんな人間だなんて思っていなかった……」ギュッ ポロポロ
帝国海軍士官「……どうしてそう思うのですか?」
鹿島「……私は貴方の優しさに甘えておきながら……提督が生きて戻ったと知った瞬間に、貴方を裏切りました」
帝国海軍士官「裏切り?」
鹿島「はい……っ……貴方のことが好きになっていたのに……私は……ビッチです……すぐに提督の所へ行ってしまった」
帝国海軍士官「……鹿島さん。今まで誰か他の人を好きになったり、恋人になったりしたことはありませんか?」
鹿島「えっ……?あ、ありません……それが何ですか?」
帝国海軍士官「やはりそうですか。……鹿島さん。貴女は男女の関係について幻想を抱いています」
帝国海軍士官「私もそんな大層な事を言える立場ではありませんし、成人したばかりのただの若造です」
帝国海軍士官「ですが、鹿島さんよりは恋愛経験があります。そんな私から言わせてもらうと、男女の関係なんてそんなものです」
鹿島「……!!」
帝国海軍士官「恋愛は綺麗なものではありませんよ。もっとおぞましいものです。それこそ、戦争と同じくらいに」
鹿島「っ!!せ、戦争と同じくらいに……ですか……?」
帝国海軍士官「ええ。意中の相手を手に入れる為にどんなことでもするのですから。それが綺麗なものであるはずがない。でしょう?」
鹿島「……」
帝国海軍士官「それに、貴女だって分かっているはずです。世の中には浮気やら不倫やら……汚いものがたくさん存在している」
帝国海軍士官「金の為に買春する少女や、それを買う中年。人の女に手をだす男、夫以外の子を夫の子と偽って産み育てさせる女」
帝国海軍士官「ぱっと思いつくだけでも、言おうと思えばもっとある。もちろん、それが全てではありません」
帝国海軍士官「本当に尊い愛もきっとあるのでしょう。ですが、間違いなくそういうことも存在している。汚く、穢れたものです」
帝国海軍士官「そして世の中にありふれている大部分のまともな恋愛だって、綺麗なものではない」
鹿島「……でも、大佐は違う。だって……」
帝国海軍士官「いえ、そうではありません。私は意中の女が想い人を失った弱みに付け込んだのですから」
帝国海軍士官「純粋な善意だけで貴女と会っていたと思いますか?下心がないと?もしそうならば……本当に、貴女は恋愛に幻想を抱くお子様です」
鹿島「っ!!……」ガーン ガクリ
帝国海軍士官「……最後に一つ訂正させて貰います。貴女は私を裏切ったと言いましたが、裏切ってなどいない」
帝国海軍士官「私に黙って私と付き合いながら裏で提督とということをしていたわけではないでしょう?ちゃんとけじめを付けたではないですか」
帝国海軍士官「それを裏切りだなんて言ってしまったら、世の中初恋の相手と添い遂げた人間以外みんな裏切りものになりますよ」
鹿島「……。私は……っ……。……大佐、あの優しさが全部偽りだったと……おぞましいものだったと言うのですか?」ツゥー
帝国海軍士官「鹿島さん。これは誰がどうあがいても白黒はっきりすることができないことです。貴女を思う気持ちに嘘はありません」
帝国海軍士官「しかし、それと同時に貴方を私のモノにしたいと言う欲。ここで優しくしたらモノにできるという打算もまたありました」
鹿島「……」
帝国海軍士官「……すいません。上手く言葉にできませんね、これは。言うべきではなかったかもしれません」
帝国海軍士官「ですが、一つだけ理解して欲しい。貴女は何も悪くない。ただ普通の恋愛をしただけです」
鹿島「……」ギュッ
帝国海軍士官「……実は、これは誰にも言っていないのですが……今、私は長良とお付き合いしています」
鹿島「!?」
帝国海軍士官「恥を忍んでお話ししますが、もう既に体の関係もあります。いずれあの子と結婚するつもりです。ロリコンと罵りたければご自由にどうぞ」
帝国海軍士官「思い上がりと失礼を承知であえて言いますが、もし今更鹿島さんにやはり私を選ぶとのたまわられても困りますのであしからず」
鹿島「……」ハイライトオフ
帝国海軍士官「さあ、もう夜も遅い。帰りましょう。タクシーを呼びます」
鹿島「……いえ、結構です。自分でできますから。追加のお会計も私が払います。私の方が多く飲み食いしていますから。大佐はどうぞお先に戻られてください」
帝国海軍士官「そうですか。では、お先に失礼します。が、自分のお代は置いて行きますよ。さようなら、鹿島さん」
鹿島「ええ、さようなら」
~
鹿島(帰る気になれなかった。そのままふらふらと街を歩いて今の気分に最適な、怪しい雰囲気のバーに入る)
鹿島(見た目通り中の客は水商売らしい女や軽薄そうな男ばかりだった。もうどうでも良かった)
男「Hey, beauty. 一人でこんな時間にどうしたんだ?」
鹿島「Go away. Leave me alone.(消えなさい。一人で居たいんです。) それとも、ひっぱたかれるのが好みですか?」
男「まあ、そう言うなよ。おい、バカルディを頼む。……よし。ほら、俺の奢りだ。飲めよ」
鹿島「……っ」グイッ
男「Woo-Hoo!!お前日本人だろ?日本人にしてはいい飲みっぷりだな。気に入ったぜ。好きなだけ飲めよ。奢ってやる」
~
提督(恐らく一度吐くことで回復していたのだろう。鹿島は軽薄そうな男に勧められるがままに再び結構なペースで飲んでいた)
提督(鹿島が大佐とよりを戻すのならそれはそれで仕方がないと思っていた。が、事態はあまり良くない方向へ動いていた)
提督(こういう可能性も考慮して俺は帰ったように見せかけて実はずっと鹿島を見ていたのだ……まあ一番の理由は鹿島の選択が気になったからだが)
提督(それにしても、普段の鹿島ならあんな男にあんなふうに潰されたりするはずがないが……)
提督(鹿島はそいつと何事か話していた。鹿島の表情からして鹿島はそいつに好意的でないことは確かだ)
提督(しかし、追い払ってはいない。……そろそろ鹿島の所へ行こうかと思ったときだった。事が起こったのは)
男「……」ダキッ ズキュウウウン
鹿島「!!」
↓×1~3
軽薄そうな男が強引に鹿島の唇を奪ったのを見た提督の反応
1. 激情を抑えて帝国軍人らしく落ち着いて鹿島は俺の女だと連れ帰る
2. チャラ男に鉄拳制裁して鹿島を乱暴に攫う
3. それも鹿島の選択だと静観する
4. その他自由に
すいません、ミスりました
×提督(そのまま食事が始まる。けど、味が分からない。私は何を食べているんだろう?分からない……分からない……)
提督(感情の嵐が胸の中を吹き荒れていた。どうして提督と大佐は大丈夫なんだろう……気がついたら食事が終わっていた)
↓
○鹿島(そのまま食事が始まる。けど、味が分からない。私は何を食べているんだろう?分からない……分からない……)
鹿島(感情の嵐が胸の中を吹き荒れていた。どうして提督と大佐は大丈夫なんだろう……気がついたら食事が終わっていた)
でよろしくお願いします
あと安価どうするべきかね?
意見が聞きたいです
~
鹿島「っ……んん……!!」グイッ
男「っ……んちゅ……」レロレロ
カランカラン
店員「!!」
提督「……」スタスタスタスタ グイッ
鹿島「うっ……っ!!」ジワァ ハッ
男「っ!!ちっ、ぶっ殺され……っ……!!」サァッ
提督「私の鹿島が随分と世話になったようだな。この礼がしたいのだが今から時間はあるかね?」
提督(鹿島を無理矢理抱き締めていたそいつを撃ち殺してやっても良かったが、抑えてなるべく丁寧に引きはがす。そいつは怒りを露わにした)
提督(しかし、俺が帝国海軍の将校だと分かったようで硬直して顔を青くすると暫く息をすることもできないようだった)
男「……っ!!はぁ……はぁ……いや、悪いが今日はこのあと予定があってな……」マッサオ オロオロ
提督「そうか、残念だ。マスター、お代は私が払う」
鹿島「……!!」ジッ
提督(安堵と憎悪が入り混じった表情で見つめてくる鹿島をよそに、俺は会計を済ませるとそのまま鹿島の腕を強引にとる)
鹿島「っ……止めてください……!!」ギリッ
提督(そして鹿島を引っ張るようにして店を後にした。すぐ近くに止めてあった車の所まで来たところで鹿島が俺の手を振り払う)
鹿島「離して!!」バッ
提督「っ……」
鹿島「今更なんなんですか……!?さっき待ってって言ったのに待たなかったくせに……!!」
提督「……」ジッ
鹿島「っ!!そんな目で私を見るな!!全部貴方が悪いのに……貴方のせいで私は……!!」ギリッ
鹿島「もう嫌……こんなの……!!っ……貴方なんか嫌い!!大っ嫌い!!死んじゃえばいいのに!!」ポロポロ
提督「鹿島……!!」
鹿島「っ……うふふ。提督、私、あんなのとキスしちゃいました……いっその事、抱かれても良かったですね……」ニタァ
鹿島「どうせ私は穢れています。ここまで来たら、適当な男に抱かれて堕ちるところまで堕ちてみるのも一興です」
鹿島「そうと決まれば、早速適当な男を見繕いに行くとしましょうか。という訳ですので提督。帰りは明日になりますが、よろしくお願いしますね」クル フラフラ
提督(鹿島は不敵な笑みを浮かべつつ俺を睨みつけながらそう言うと、ふらつく足取りで夜の街へ消えて行こうとする。俺は……)
↓×1~3
提督の行動
1. 難しい事は分かっているが、鹿島と心から通じ合いたい。絶対に行かせないと後ろから抱き締め、必死に愛を伝える
2. もう鹿島は壊れてしまった……なら、俺は全てを背負うと覚悟を決める。去ろうとする鹿島を強引に車に押し込んで、そのまま適当な場所で押し倒す
3. 本気で罵られてさすがに頭に来ました。ならもういい。勝手にしろと放っておく
4. その他自由に
提督「鹿島!!」ダキッ
鹿島「っ!!」ギリッ
提督「……好きだ」
鹿島「っ!?」ビクッ
提督(鹿島を後ろから抱きしめる。気がついたらそう言っていた。鹿島が息をのんで身体を硬直させる)
提督(俺は鹿島を振り向かせる。そして両頬に手を添えて潤んだ両の瞳を至近距離から見つめた)
鹿島「っ……嘘つき……!!」ポロポロ キロリ
提督「嘘じゃない……!!」ジッ
鹿島「信じられません……!!]
提督「何故だ……?」
鹿島「自分の言動を振り返って見たらどうですか……!?」
提督「言動……」
鹿島「そうです……!!何が『だがそれでも、もし俺を選ぶというのならば……俺は全力で君を愛し、必ず幸せにすると誓おう』ですか……!?」
提督「っ!?」
鹿島「『君が俺の下を離れるのなら……それでいい』ですか!?提督は私が居なくてもいいんでしょう!?それって……本当に私が好きなの……?」
提督「……!!」
鹿島「私が提督の所から去ると言ったら引き留めてくれないのなら……それは結局私が提督にとってその程度だからです……!!」
鹿島「今日だって私と大佐を二人きりにした……もし大佐が貴方から私を奪おうとしてもきっと気にしないんでしょ……?」
提督「君が苦しんでいて……彼がそんな人間でないと知っているからこそああしたんだ……!!」
鹿島「意味わかんない……もういやぁ……貴方の気持ちが分からない……何考えてるのか分からない!!」ポロポロ キッ
提督「っ!!俺が君のことを何とも思ってないとでも思ったか……!?君が去るかもと不安に思ってないと思ったか……!?」
提督「去って欲しくないと思ってないとでも思っていたのか……!?鹿島!!どうなんだ!?」
鹿島「っ!!分からないって言ったでしょ!?分からないから……嫌なの……不安なの……ちゃんと言葉にしてくれなくちゃ分からない……」
鹿島「いえ、言葉だけでもダメです!!行動にもしてくれなくちゃ分からない!!私は今、提督が私の事好きって分からない!!」ギロリ
提督「っ……!!」
提督(鹿島に睨まれる。衝撃が走った。そうだ……俺はどうしてそこに気がつかなかったのか……)
提督(自己満足の為になんて残酷な事を強いていたのだろう……俺は……最低最悪の酷い男だ……)
提督(しかし……いや、俺は覚悟を決めた。自分を正当化するために女の子に責任を押し付けるのはもう止めだ)
提督「鹿島」ダキッ ギュゥゥゥゥ
鹿島「っ!!」ビクッ
提督「君を失いたくない……愛している。すまなかった……もう二度とこんな事しない。だから……どこにも行かないでくれ」ジッ
鹿島「……!!」
~
提督「っ……鹿島……!!」ヌププププ
鹿島「はぁ……!!て、提督さんの……入って……!!っ……ねぇ……提督さん……私……鹿島の事……好きですか……?」ゾクゾク
提督「あぁ……鹿島の事……大好きだ……!!愛してる……!!」
鹿島「んっ……ちゅぅ……はっ……提督さん……鹿島にずっと一緒に居て欲しいですか……?」
提督「っ……もちろんだ……!!決して離さない……!!だからずっと一緒に居てくれ……!!」
鹿島「……♪じゃあ……鹿島に赤ちゃん産んで欲しいですか……?鹿島の事……孕ませたいですか……?」
提督「ああ……!!産んで欲しい!!孕ませたい!!」
鹿島「そうですか……んふっ……っぅ……いいですよ……産んであげます……けど、その代わり……ずっと鹿島の事大切にしてくださいね……?」
提督「もちろんだ……!!ずっと大切にする!!」
鹿島「嬉しい……!!動きますね、提督さん……♪」キュン ニコッ
提督(騎乗位で俺に跨る鹿島が嬉しそうに微笑む。そして目を伏せて腰を振り始めた。快楽に堪えるよう食いしばられる歯)
提督(激しく妖艶な腰振りだった。俺の精を搾り取ろうとしている。お互いの吐息と喘ぎが混ざり合っていた)
提督「……」グイッ チュッ
鹿島「んっ……ふぅ……れろれろ……」
提督(唇を交わして濃厚に舌を絡ませる。快感に高まる射精感そのまま我慢することなく俺は鹿島の中に出す)
提督「鹿島ぁ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
鹿島「あぁ!!イクっ!!イっちゃう!!提督さん!!イっちゃいぃっ!?あぁああああああ!!」ビクンビクン
提督(鹿島が背を仰け反らせて絶頂を迎える。少しして、鹿島が俺に覆いかぶさるように倒れてきた)
鹿島「はぁ……はぁ……はぁ……提督さん……んっ……ちゅぅ……」
提督(耳元で聞こえる荒い息。鹿島の匂いに包まれていた。甘く蕩けた声音で呼ばれる。俺は鹿島の唇を奪った)
~
提督「んっ……」
鹿島「すぅ……すぅ……」
提督(目が覚めると鹿島が俺に抱き付くようにして眠っていた。俺はいつの間にかそんな鹿島に腕枕していたようだ)
提督(鹿島の頭に顔を押し付ける。女と言うのはどうしてこんなに良い匂いがするのだろうか)
提督(暫く寝顔を楽しむ。朝勃ちに加えて全裸の鹿島が柔らかい体を押し付けてきていることで臨戦態勢に入っていた)
提督(犯してしまいたい気分を何とか抑えて俺はゆっくりと鹿島を起こさないように起きると軽くシャワーを浴びた。そして服を着るとコーヒーを入れる)
鹿島「提督……?」
提督「鹿島。起きたか」
鹿島「……」コクリ
提督(鹿島に声をかけられる。振り向くとシーツで身体を隠した鹿島が立っていた。安心したような表情を浮かべている)
提督「コーヒーを入れたんだが、飲むか?」
鹿島「……」コクリ
提督(無言で少し待つ。鹿島が俺のすぐ近くへ来た。微笑みかけると嬉しそうにはにかむ。俺は鹿島の唇を奪った)
提督「……愛しているよ」
鹿島「んっ……もう……私もです」
提督(服を着た鹿島が戻って来る頃には俺はコーヒーを入れ終わり、マグカップに注いでいた)
提督(一つを鹿島に渡した。二人でコーヒーを飲む。……んー。悪くはないはずだが……)
提督「やっぱり君が入れた方が美味しいな」
鹿島「そうですか?提督さんのも美味しいと思いますけど」
提督「そう言ってくれるとありがたいが、俺は君のコーヒーの方が好きだ」
鹿島「……♪いつでも入れてあげますよ、提督」
~
朝雲「どうしたの、山雲?珍しいわね、こんな風に呼び出すなんて」
山雲「朝雲姉ぇ……来てくれてありがとうー……」
朝雲「気にしないで。それで……何の用かしら?」
山雲「っ……朝雲姉ぇ……ごめんなさいー……!!」ポロポロ
朝雲「っ……どうしたの……?」
山雲「ごめんなさいー……ごめんなさいー……私ー……好きな人ができちゃいましたー……!!」ギュッ
↓×1~3
利き手でもう片方の腕を強く掴む山雲。俯き、震え、涙を流していた。これが別れ話なのだという事はよく分かった
山雲の様子からして自分に心から申し訳ないと思っていることは確かだ。しかし、それでも山雲は自分を裏切って他の誰かを選んだ
最初は山雲から始めたことだったのに
という事をふまえて朝雲の反応
朝雲「……!!っ……だ、誰なの……相手は……?」ギリッ ジワァ
山雲「ぐすっ……っ……し……司令さんです……」
朝雲「……えっ」
朝雲(……えっ)
~
山雲「失礼しますー、司令さんー……」
提督「山雲か。入ってくれ。どうしたんだ?」
山雲「……私ー、朝雲姉ぇと話してきましたー……全部終わらせてきましたー……っ……」ジワァ
提督「!!……そうか。……山雲」スクッ スタスタスタスタ ダキッ
山雲「っ!!」ビクッ
提督「全部俺が背負う。何も気にするな。ただ……俺の女になれ」
山雲「……!!は、はいー……!!」ダキッ ギュッ
~
朝雲「……っ!!」ハッ
提督「……」ニコッ
山雲「……♪」ダキッ ニコッ
朝雲(夜、部屋に戻る途中に腕を組んで歩いて行く司令と山雲を偶然見かけた。司令は優しく微笑んでいて、山雲は甘えた表情を浮かべていた)
朝雲(気がついたら二人をつけていた。ただ機械のように何も感じずに後をつける。本当に、心を無くしたようだった)
~
提督「山雲!!山雲!!」パンパンパン ギシギシギシ
山雲「あぁああああああ!!司令!!司令ー!!好き!!好き好き大好きー!!もっと山雲を抱きしめてくださいー!!」ビクンビクン キュンキュン ギュッ
朝雲「……」
↓×1~3
山雲の一件で提督が警戒度を上げていたことに加えて朝雲自信が自覚なしに極限まで焦燥感に駆られていたために部屋に潜入して情事を覗き見ることは無理と判断した
そのため急いで自室に戻り、夜の闇に紛れられるように黒いストッキングと黒い詰襟に下が艦娘用のスカートになっている第一種軍装を引っ張り出してきて着替える
そして用意しておいた懸垂下降用のロープを使って事が行われているであろう部屋の窓に屋上から静かに移動
医務室からかっぱらってきた聴診器を窓ガラスにあてて音を聞くと、まさに今致している最中のギシアンが聞こえた
山雲に提督が死んだという事実を思い知らされて、強引に想いをぶつけられたから山雲もその想い受け入れた
提督のこともずっと好きだったけど、死んだと思ったから諦めた。生還した時も、もう自分には山雲がいると山雲を選んだことをふまえて
朝雲(なのに、その山雲が司令とできてて……山雲を選んだ私より司令を選んだ……司令も、知らないとはいえ山雲を選んだんだ……)
という状況を踏まえて朝雲の反応
例)激情に任せて突入、山雲をぶん殴る
惨めな気持ちになって部屋に戻ってふさぎ込む
静かに二人とも誤射することを決意する
ガッシャァァァァン
「「!?」」ビクッ
朝雲「……」スタッ スクッ ギロリ
山雲「っ!!あ、朝雲姉ぇ……!!」ハッ
提督「あ、朝雲……!?」
提督(窓をぶち破って部屋へと突入してきたのはなんと朝雲だった。瞳に怒りと憎悪を滾らせ顔をゆがめながら俺たち……いや、朝雲を睨んでいる)
朝雲「離れなさい……離れて!!」スタスタスタ グイッ
提督「っ!!」ズポッ
山雲「ぅ……」ピクン
提督(距離を詰めた朝雲は山雲に覆い被さる俺を強引に引きはがした。怒張し、山雲の愛液やガマン汁に濡れたモノを見た朝雲が悲痛な表情を浮かべる)
朝雲「っ……!!私だって、司令を愛していたのに……!!全部……最初は貴女から始めたことじゃない……!!」ギリッ
山雲「っ……」ビクッ ジワァ
朝雲「酔わせて無理矢理……司令が死んだって言って……!!っ……まあ、それはもうどうでもいい……」
朝雲「司令が生還した時……私は本当にとても悩んで……それでも貴女を……山雲を選んだのに……!!」ジワァ
朝雲「なのに!!よりにもよってその貴女が私を捨てて司令とそういう関係になるの!?私を捨てて!?そんなの……っ……認めない!!」キッ
提督(そして再び顔を歪めて山雲を睨みつけた。震えるその声には男を取られた女の激情と捨てられた女の悲痛が込められている)
山雲「ご……ごめんなさい……」ポロポロ フルフル
提督(それを受けて山雲が震えながら涙を流す。考えないようにしていたことを突き付けられ、一気に現実へ引き戻されたようだった)
提督(山雲と朝雲の件は考えうる限り最悪の事態を迎えてしまった。これもすべて俺の責任だ……)
提督「朝雲、聞いてくれ」
朝雲「司令は黙って!!」キッ
提督「っ」
提督(座視しているわけにはいかないと朝雲に話しかける。しかし、朝雲はそれを拒絶した。鋭くそう言い放つ)
朝雲「……ずっと好きだったわ、司令。その子よりもずっと前から、その子よりもずっと……」
提督(後悔や切なさといった感情がないまぜになった表情で俺を見つめ、呟くようにそう囁く)
提督(なんという表情だろうか。まるで冬の曇り空の下、枯れた森を思わすような……とても寂しい表情だった)
朝雲「手荒な事をしたくはないけど、でもいざとなれば躊躇わないわ。だから抵抗しないでこれで山雲を縛って、黙らせて」ポイッ
提督「縄と手拭……」
山雲「っ……」
提督(背負っていた背嚢を下ろし、中から取り出した縄と手拭を俺に投げ渡す。山雲が不安そうにそれらを見ると俺に縋るような視線を向けた)
提督(そんな山雲に俺もまた視線を向ける。だが、朝雲には見つめ合う俺たちの様子が気に食わなかったようだ)
ガッシャァァァァン
「「!?」」ビクッ
朝雲「……」スタッ スクッ ギロリ
山雲「っ!!あ、朝雲姉ぇ……!!」ハッ
提督「あ、朝雲……!?」
提督(窓をぶち破って部屋へと突入してきたのはなんと朝雲だった。瞳に怒りと憎悪を滾らせ顔をゆがめながら俺たち……いや、朝雲を睨んでいる)
朝雲「離れなさい……離れて!!」スタスタスタ グイッ
提督「っ!!」ズポッ
山雲「ぅ……」ピクン
提督(距離を詰めた朝雲は山雲に覆い被さる俺を強引に引きはがした。怒張し、山雲の愛液やガマン汁に濡れたモノを見た朝雲が悲痛な表情を浮かべる)
朝雲「っ……!!私だって、司令を愛していたのに……!!全部……最初は貴女から始めたことじゃない……!!」ギリッ
山雲「っ……」ビクッ ジワァ
朝雲「酔わせて無理矢理……司令が死んだって言って……!!っ……まあ、それはもうどうでもいい……」
朝雲「司令が生還した時……私は本当にとても悩んで……それでも貴女を……山雲を選んだのに……!!」ジワァ
朝雲「なのに!!よりにもよってその貴女が私を捨てて司令とそういう関係になるの!?私を捨てて!?そんなの……っ……認めない!!」キッ
提督(そして再び顔を歪めて山雲を睨みつけた。震えるその声には男を取られた女の激情と捨てられた女の悲痛が込められている)
山雲「ご……ごめんなさい……」ポロポロ フルフル
提督(それを受けて山雲が震えながら涙を流す。考えないようにしていたことを突き付けられ、一気に現実へ引き戻されたようだった)
提督(山雲と朝雲の件は考えうる限り最悪の事態を迎えてしまった。これもすべて俺の責任だ……)
提督「朝雲、聞いてくれ」
朝雲「司令は黙って!!」キッ
提督「っ」
提督(座視しているわけにはいかないと朝雲に話しかける。しかし、朝雲はそれを拒絶した。鋭くそう言い放つ)
朝雲「……ずっと好きだったわ、司令。その子よりもずっと前から、その子よりもずっと……」
提督(後悔や切なさといった感情がないまぜになった表情で俺を見つめ、呟くようにそう囁く)
提督(なんという表情だろうか。まるで冬の曇り空の下、枯れた森を思わすような……とても寂しい表情だった)
朝雲「手荒な事をしたくはないけど、でもいざとなれば躊躇わないわ。だから抵抗しないでこれで山雲を縛って、黙らせて」ポイッ
提督「縄と手拭……」
山雲「っ……」
提督(背負っていた背嚢を下ろし、中から取り出した縄と手拭を俺に投げ渡す。山雲が不安そうにそれらを見ると俺に縋るような視線を向けた)
提督(そんな山雲に俺もまた視線を向ける。だが、朝雲には見つめ合う俺たちの様子が気に食わなかったようだ)
朝雲「……早く」ジッ スッ ジャキン
提督(朝雲が表情を消す。無表情でホルスターから拳銃を抜くと見せつけるようにクリップを排莢口に取り付けて弾丸を装填した)
提督「っ……モ式とはな……分かった。だから銃を出すのは止めてくれ。それ以上されると不味いことになる」
朝雲「それはあなた次第よ、司令。私はその覚悟はできてる。だから早く。そして許可なく余計な発言をしない事」
提督(朝雲にはやると言ったらやるスゴ味があった。刺激するようなことをすれば本当に撃つだろう。従うほかなかった)
提督「わかった……」
山雲「司令さん……」
提督「……縛るぞ」
山雲「はい……」
提督(山雲を縛る。体を縛り、身動きできなくする。そして手拭を噛ませて縛る。これで山雲は口も封じられてしまった)
提督「……縛り終わった」
山雲「……」ビクビク
朝雲「よし。じゃあ次は司令ね。背中を向けて手を後ろに回しなさい」ニタッ
提督(拘束され、不安そうな山雲を見て満足げにほほ笑んだ朝雲はそういうと背嚢からもう一組の縄と手拭を取り出した)
提督「っ……朝雲」
朝雲「早くしなさい!!……全部その子が悪いのよ。だから私を悪く思わないでね、司令」ピッ
~
朝雲「痛くない?」
提督「……」コクリ
提督(俺を縛ったのは朝雲だというのに、心から気遣うような声音で、表情でそう聞いてくる朝雲。少し落ち着いたのだろうか)
朝雲「よかった。……ごめんなさい。ホントはこんな事したくないの……」ジワァ
提督「……」ジッ
提督(くしゃりと悲しげな表情を浮かべ、涙を滲ませる朝雲。心から傷ついているのがよく分かった。しかし、その表情は怒りに歪む)
朝雲「でも……やるしかないの。全部山雲のせいよ……あの子のせい……!!だから……仕方のない事なの……これは……」ギリッ
提督「……」
朝雲「私の事、嫌いになったわよね……」ギュッ
提督(顔をうつ向かせ、ぽつりとそう呟く。上目遣いで俺の反応をうかがっている朝雲に、俺は首を振った)
提督「……」フルフル
朝雲「っ!!……ホント?」ピクッ ジッ
提督「……」コクリ
提督(悪いのは俺だった。朝雲が悪いわけがない。縋るような確認に俺は朝雲を真っすぐと見つめて頷く)
朝雲「……!!嬉しい!!」ダキッ ギュッ
提督(朝雲は奇跡が起きたというような感じでしばらく喜びに震えていた。そして感極まったように俺に抱きつき、強く抱きしめてくる)
朝雲「……なら、いいよね?司令」ニタァ ナデナデ
提督「!?」
提督(耳元でそう囁かれた。背筋がぞわりとするような何かを孕んだ声音で。朝雲の手が俺の後頭部を撫でる)
~
朝雲(司令官をそのまま優しくベッドの上に押し倒し、その上に馬乗りになる。黒い詰襟の制服の上着を脱いだ)
朝雲(そしてシャツも脱いで上はブラだけになる。恥ずかしさを感じるけれどそれを気にしている場合じゃなかった)
朝雲「山雲、見ていなさい。今、貴女から司令を奪……いえ、取り返すわ」シュル
提督「……!!」ゴクリ
山雲「っ……」ジッ
朝雲(勝負下着……っていうほどじゃないかもしれないけど、少なくとも私が持っている中で一番のやつだ。初めて買った大人っぽいやつ。ホックを外して外す)
朝雲「といっても、司令と貴女はもうそういう関係になってる。司令はきっと責任を取ろうとするわよね
朝雲「だから、私はそれ以上のことをするわ。……ふふっ。司令と私の子供ができたら、いくら山雲の方が先だったとしても……」クスリ
朝雲「私が司令を脅して、無理矢理そういう関係になったんだとしても……司令は私を選んでくれるわよね」ニタァ
山雲「っ!?」 ビクッ
朝雲(目を見開き、息をのむ山雲。驚き、司令がとられることを恐れているようなそのしぐさに満足する)
朝雲「でしょ、司令?」チラッ
提督「……」ジッ
朝雲(視線を落として司令を見つめる。司令は真っすぐに私を見つめていた。こんな状況なのに。むしろ私のほうが威圧されているようだった)
朝雲「っ……いくわよ、司令」ナデナデ スッ
朝雲(怖気づいてしまいそうな自分を奮い立たせる。私は司令の頬を撫でると司令の濡れててかっているソレに手を伸ばした)
~
朝雲「っ……くぅ……あぁっ!!」ブツッ ズププププ
提督(処女膜の抵抗を突き破る感覚、モノが朝雲の中へと飲み込まれていった。涙目で破瓜の痛みに耐える朝雲)
朝雲「っ……ふふっ……入っちゃったわね、司令……奥まで当たってる……どうかしら……私の処女を奪った感想は……?」
提督「っ……すごい締まりだ……とても気持ちいいよ……最高の気分だが、やってしまったという気分でもある……責任を取らなくてはな」
朝雲「そうね……!!そうよ……ちゃんと責任取ってもらわないと……!!女の子の処女貰って、子供まで作っちゃうんだからね……!?」
提督「ああ。だが、朝雲。それは君も一緒だ。こんな事をしたんだ。君にもちゃんと責任を取ってもらうぞ」 ジッ
朝雲「えっ……?」
提督「本来ならちゃんと事前に話して合意しなければこういうことをしないのだが、話をちゃんと聞かない君が悪いんだ」 ガシッ
提督(予想外の反応だったのだろう。朝雲が困惑した様子で俺を見つめてくる。俺はそんな朝雲の年相応の細い腰に両手をかけた)
提督「ところで、入っちゃったと言っていたが……まだ全部入っていないぞ。ほら、これでっ……入った……!!」グイッ ブチュン
朝雲「っ!?うっ……はっ……あぁ……!!」ビクン
~
朝雲「あぁ!!ああぁ!!ああああああ!!ああああああ!!」ビクンビクン
提督「っ……朝雲……!!」バチュン ビュルルルルルルル
提督(痙攣する朝雲の体をがっちりと抱きしめて一番奥で射精する。ついさっきまで男を知らなかった中にたっぷり二回目を注ぎ込んでやった)
提督「っ……」ヌポッ
朝雲「んっ……んぐっ……はむ……んふぅ……」ブプッ
提督(モノを引き抜き、意識朦朧とした朝雲の唇を奪う。舌を挿入し、絡ませ、しっかりと俺の味を覚えさせた)
提督「っは……朝雲。俺は他の子ともこういう関係だ。俺は俺を想ってくれる子を拒まないと誓った」
提督「その代わり、ちゃんと責任を取って幸せにする。だから、お前もそれを受け入れてくれ。頼む」
朝雲「は、はい……」コクコク
提督(蕩けた声でそう呟く朝雲。俺はいい子だと耳元でささやいてから朝雲を抱きつつ体を起こす)
提督「ありがとう。……さて、では仲直りの時間だ。朝雲、山雲、事情はいろいろとあるのは知っている」
提督「一つだけ言わせてもらえば、山雲の君への思いは本物だよ、朝雲。俺からは多くを語らないが」
朝雲「……本物」チラッ
山雲「っ……」ビクッ
提督「この後、ちゃんと話し合ってみるのもいいかもしれないな。ともかく、これはもう過ぎたことだ。できるな、仲直り」
朝雲「仲直り……できます……」コクリ
山雲「っ!!あ、朝雲姉ぇ……!!」ジワァ
朝雲「山雲……もういいわ。赦してあげる」
山雲「ごめんなさい……ごめんなさい……!!」
提督「よし。では仲直りのキスだ」グイッ
「「っ!?」」
提督(山雲と朝雲を抱き合わせる。困惑した表情で互いに見つめ合い、そして俺を見る)
提督「いつもやっているようにして見せてくれ。二人で愛し合うところを俺に見せてほしい」
山雲「……!!」
朝雲「……山雲、いい?」 ジッ
山雲「っ、……はい、もちろんですー」
提督(山雲と朝雲が唇を交わす。しょっぱなから濃厚なディープキスだった。そして互いの体を抱き合っていた手が、愛撫を始める)
山雲「んっ……あぁ……朝雲姉ぇ……!!」
朝雲「山雲……どう……?」
山雲「気持ちよくて……うれしいですー……あんっ……本当はずっとこうしたかったー……司令さんのことが好きになったけどー……」
山雲「でも朝雲姉ぇのこともずっと好きなままだったんですー……!!ふぁ……本当に私のことー赦してくれるんですかー……?」
朝雲「何度も言わせるんじゃないわよ……んっ……赦すわ……その代わり……司令に負けないくらい私のことも愛しなさいよ……」
朝雲「私を女の子もイけるようにしたの……っ……山雲なんだからね……?ちゃんと責任取って……」
山雲「朝雲姉ぇ……!!はいー……もちろんですー……!!大好きー……愛してますー……!!」
提督(以前、鶴姉妹や雲龍とマックスにレズプレイをさせてみたことがあったが、あれはあくまでプレイだった。本物ではない)
提督(目の前の美しくも幼い姉妹の淫らなまぐわいを見て、改めてそう思う。お互いに相手を労わりつつしかし激しく愛を伝えている)
提督(互いに背中や顔、胸、ヒップを秘所を手で愛撫するのは勿論、舌で舐めあい、唇ではんでいた)
提督(二人の喘ぎ声と愛の囁きが混じり合い、淫らな水音が部屋に満ちている。濃厚な雌の匂いが肺を満たす)
提督(山雲が、朝雲をイかせにかかった。いつのまにか一方的に山雲が激しく朝雲を責めている。ほどなくして嬌声をあげる朝雲)
提督(体をぴんと張って絶頂に耐えている。山雲はそんな朝雲の秘所から手を放すと、自らの手に舌を這わせて朝雲の愛液と俺の精液が混ざり合ったものを妖艶に舐めとる)
提督(山雲が再び朝雲に覆い被さり、濃厚に唇を交わし合い始めた。そのまま二回戦目が始まる)
提督(濃厚な前戯から今度は朝雲が山雲の秘所に顔を埋めた。ためらうことなくそこを貪る朝雲。山雲は指を噛んで嬌声を耐えている)
提督(しかしそんな努力も無駄に終わり、山雲の口からは押えきれない嬌声が漏れ始めた。それが高まっていき、絶頂の歓声にかわる)
提督(とても参考になった。今度こういう濃厚な前戯を試してみよう。と思いつつ俺は息も絶え絶えの二人の前に立つ)
提督「仲直りできて何よりだった。が、君たちのせいでこれが治まりそうにない。責任取ってすっきりさせてくれ」
~
提督「ふぅ……いいぞ、山雲、朝雲に口移しろ」
山雲「ふぁい……あはふほ……んっ……」
朝雲「んっ……んくっ……」
提督(山雲の中に出した白濁液を朝雲に口移しさせる。ディープキスのように濃厚な口付け。その中で俺の精液が移されているのだ)
提督「朝雲、見せてみろ」
朝雲「ん……んぁ……ほうへふは……?」
提督(朝雲は俺の言葉に口を開いて舌の上にのったどろりとした白濁液を見せてくる。達成感が半端なかった)
提督「飲んでくれ」
朝雲「んっ……ごくん……飲んだわ」
提督「よくやってくれた……!!」
朝雲「んっ……」フニャ
提督(喉を鳴らして精液を飲み込んだ朝雲の頭を撫でる。朝雲は幸せそうにはにかみ、山雲がそれを羨ましそうに見ていた)
提督「山雲、おいで」
山雲「っ!!はいー!!」
提督(はいはいで嬉しそうによってくる山雲。俺はそんな山雲の頭も優しく撫でてあげるのだった)
~
Z3「あら?……何この箱」
Z3(私は夕食の食材をとりあえず机の上に置く。アトミラールの部屋にはよく来るけどこんな箱があった覚えはない)
Z3「なんで部屋のど真ん中に置いてあるのかしら?割と大きいし邪魔になると思うのだけれど……とりあえず端に寄せて……schwer(重い)!!」グググ
Z3(予想外の重さ。さらにまるで水の入った水槽を持った時のように重心が動く。液体の詰まった容器でも入っているのかしら?)
Z3「……中を確認してみましょうか」
Z3(鍵はついていない。見られてまずいものならこんな風に置いたりしないだろうし問題ないでしょう。蓋を開けてみる)
Z3「えっ……なにこれ……?」
Z3(中に入っていたのは驚くことに水……いえ、何か透明のゼリーみたいなもの……だと思う。これがなんだか全く分からなかった)
Z3(そのゼリーの中心部分あたりはピンク色に色づいた塊……これも多分ゼリー?がある。いったい何なのかしら?)
Z3「食べ物じゃないだろうし……匂いもない。芳香剤とかそういうものでもないみたいね……いったい何なのかしら」ジッ
「……」ピクッ ニュルル ズアッ
Z3「!!??」ビクッ
~
提督「っ……眼鏡に出すぞ!!手で最後までしろ!!」スッ
戦艦棲姫「あぅ……っ……はい、ご主人様」ビクン スッ シコシコシコ
提督(戦艦棲姫の秘所からモノを引き抜き、対面立位から相手を膝立ちにさせてちょうどモノが顔の真ん前に来るようにする)
提督(そしてその額から延びる一対の角を両手で掴んだ。戦艦棲姫の反応は絶頂直後のために緩慢だ)
提督(しかしそれでも俺の言葉に従って手で俺のモノを握るとフィニッシュに導くために容赦なく扱いてくる)
提督(勿論手コキも調教済みだ。俺の教え込んだテクを駆使して激しい快感を与えてくる。ほどなくして俺も限界を迎えた)
提督「くっ……うっ……!!」ビュルルルルルル
戦艦棲姫「んふっ!!っ……こ、こんなにいっぱい……熱くて濃いのが……///ぺろ」ゾクゾクゾク
提督(眼鏡や顔に白濁液がぶちまけられる。どろりとしたそれが顔を垂れ、眼鏡から滴る。それをとろけた表情の戦艦棲姫がぺろり舐めとっていた)
提督「俺は眼鏡があまり好きではないのだが、しかし悪くないものだと気が付いたよ」
戦艦棲姫「そうなのですか?それはよかったです」
提督(戦艦棲姫は今、眼鏡に白衣姿だった。まるで研究者や医者のような恰好をしている。しかし白衣の下は下着姿だったが)
提督(それのせいで胸元の谷間が丸見えで生足が惜しげもなくさらされていた。結果、本物らしさは失われてしまっている)
提督(その代わりに妖艶さが醸し出されており、フィクションにあるような妖艶な女医や養護教諭、研究者のようになっていた)
提督(お互いに服装を整える。俺は体を拭き、下を穿く。戦艦棲姫もまた顔の精液を手でぬぐい、舐めとり、拭いた)
提督(そして眼鏡を取って拭くと、体を拭いて持ってきていた服を着た。そして白衣の前を閉じる。身だしなみを整え終えた俺たちは向き合って席に着いた)
提督「さて、では本題に戻ろうか。ついに完成したとのことだったが」
戦艦棲姫「はい。そうですわ、ご主人様。ついに完成しました。非致死性のキライです」
提督(そう。俺は彼女たちに非致死性のキライの開発を命令していた。始めその可能性を思いついたのはいわゆる深海忌雷についての説明を受けた時のことだった)
提督(触手で対象に取り付き、本体に内蔵された爆薬で自爆する。深海棲艦側の技術は我々のものとは全く違う)
提督『この技術を応用すれば、例えばただ単に触手で相手を拘束するだけのものも開発できるんじゃないか?』
戦艦棲姫『なるほど……確かに可能かもしれません』
提督(そして今日、ついにその開発が完了したとのことで戦艦棲姫がその報告に来たのだった。が、やはり久しぶりの再会)
提督『来たか、待っていたよ。入ってくれ。さて、では報告を受けようか……っ!!』
深海棲艦『うふふ……これが研究者の正装と聞きましたので。どうでしょうか、ご主人様?お気に召しましたか……?』クイッ ペロリ ジッ
提督(妖艶な白衣と眼鏡姿でぎらつく赤い瞳でねっとりと俺を見つめながら自らの唇を誘うように舐める戦艦棲姫は明らかに発情していた)
提督(結局、誘われるがままに戦艦棲姫を抱いた。長い間合っていなかったこともありお互いに我慢できなかったのだ。落ち着いたところで改めて報告を受ける)
戦艦棲姫「……とまあ一通り説明しましたが、簡単にまとめると要は頭足類とクラゲを掛け合わせたようなものです」
戦艦棲姫「搭載物が爆薬から薬液に変わったおかげで高い透明性を確保することに成功、結果として目視での確認を防ぐことが可能となりました」
戦艦棲姫「覚醒させて海中に放つと行動を開始します。さすがに逃げる相手に追いつくような速度は出せませんが、ある程度の移動力はありますね」
戦艦棲姫「音や匂い、微弱な電流などに反応して艦娘を補足すると接近し、対象に触手で絡みつくのです」
戦艦棲姫「そして触手から内蔵された薬液を刺胞を通して注射します。先程も申し上げましたが、このキライには液体であれば何でも充填可能です」
提督「そうらしいな。つまり、毒物を充填しておけば相手を殺すことも可能という訳か」
戦艦棲姫「はい。筋弛緩薬や睡眠薬以外でもなんでも可能です。ただし、海水に対する比重を考慮しなくてはなりませんが」
提督「予想以上に恐ろしい兵器を作ってしまったようだ……ところで、コレは生物なのか?」
戦艦棲姫「まさか。生体部品を用いてはいますが、生物ではありませんよ」
提督「せ、生体部品……そうか。生態系への影響はないと考えていいな?」
戦艦棲姫「もちろんです。ほとんど水分でできていますから。活動限界を迎えると溶けて消えます。ですから、充填する薬品によっては影響があるかもしれませんが、それでも」
提督「ごく少量だから問題ないという訳か。確かに、沈んだ艦船から漏れ出る重油のほうが影響がありそうだ」
戦艦棲姫「さすがですわ、ご主人様。まったくその通りです。話を戻しますが、この兵器の性質上、残念ながら敵味方の識別が不可能です」
戦艦棲姫「機雷と同じですね。よってこのキライは本来の仕様要求通り対潜水艦娘用として開発しました」
戦艦棲姫「対海上艦娘には使用できないようにします。具体的には深度を調節して海面まで浮いてこないようにするのです」
戦艦棲姫「深度設定は偵察や攻撃などのために海面近くまで浮いてきた潜水艦娘を対象として調節します。ですから友軍の護衛艦隊に誤って反応することはまずないでしょう」
戦艦棲姫「ただし、その代わりにこれを投入した海域に潜水艦娘を送ることは危険ですので注意してください」
提督「大西洋で通商破壊を行っているUボート娘たちが対象だ。友軍の潜水艦娘が活動している海域ではないし問題ないだろうさ。仮に誤爆しても殺すわけじゃない」
戦艦棲姫「そうですね。反応して対象を拘束、薬液の注射後は数時間で溶けて消えます。何も知らない連中からしてみるとただ気絶して浮いているだけとしか思えないでしょう」
提督「不審に思われても証拠は残らないということか。素晴らしい、よくやってくれたな。早速実戦投入しよう」
戦艦棲姫「もちろんです。……が、その前に。実際に見てみたいと思いませんか?キライがどのようなものなのか」ニタァ
提督「っ!?も、持ってきているのか……?」
戦艦棲姫「色付けした媚薬を充填してありますから、あれがどのようにして対象に薬液を注入するのかよく確認できますよ♪」
~
Z3「うっ……!!」ドサッ
Z3(透明のチューブのようなものがいきなり箱から飛び出してきて体に巻き付いてくる。引きはがそうとした手もまた絡めとられてしまった)
Z3(その場に倒れてしまう。今やそのチューブは足にまで絡みついてきていた。苦しけれど、死ぬほどじゃない。けど身動きが取れない)
ズルリ ドチャッ
Z3「!!」
Z3(箱の中から這い出てきたソレに、私は見覚えがあった。歯がなく、そもそも色も違う。あれの本体は暗い灰色だったし、触手は明るい灰色だった)
Z3(でもその球体や、薄くエメラルドグリーンに発光する目のような何かに見覚えがあった。これは……!!)
Z3「し、深海……忌雷……!!」
Z3(背筋が凍った。今この場で自爆されたら私は跡形もなく消し飛んでしまう。必死で振りほどこうとするけど、振りほどけない)
Z3「Nein!!っ……あぁ!!んぐっ!?」
Z3(不用意に開けた口にまで触手が入り込んできた。このまま奥まで突っ込まれて内蔵をかき回されるだけでも終わりだ)
Z3「あぐぅ……んむぅ……!!」
Z3(噛み切ろうとするけど、全然歯が立たない。目の前に本体らしいピンク色に色づいた球体部分が這ってくる)
Z3(頭の中が真っ白になった。死ぬ。それしか考えられない。ふとアトミラールの顔が脳裏をよぎる)
Z3「っ……!!ひんれはわうはぁ!!」グググ
Z3(必死に拘束を振りほどこうと暴れる。びくともしないけど、こんなところで死ぬわけにはいかないのよ……!!)
Z3「っ……!!んふっ!?」
Z3(いきなり、何の脈絡もなく忌雷本体部分のピンク色のものがそこから延びる触手の方へと流れていく。そして触手を根元から染めていった)
ドプッ ビュルルルルルル
Z3(それが口元の触手の先のほうまで来た瞬間、触手から甘ったるい何かが咥内に噴き出てくる)
Z3「んぐっ!?げほっ!!げほっ!!げほっ!!」
Z3(咽る。けれどとめどなく溢れてくるそれは私の咥内を満たして……そして喉奥にまで触手が入り込んできたせいでそれを飲み込んでしまった)
Z3「っ!!んぁああああああああ!!」ドクン ビクンビクン
Z3(その瞬間、頭がはじけた。悲鳴のような嬌声を挙げて体をぴんと張っている。しばらくして自分がイってしまっていることをようやく認識できた)
Z3「あ!!あぁ!!ああああああ!!」ビクンビクン
Z3(そして体を悶えさせる。そうでもしていないと狂ってしまいそうだった。思考がとろける。そして気が付く)
Z3(触手は服の下まで潜り込んでいた。素肌にぶよぶよしたそれが直接触れている。勃ってしまっていたそこに触手が擦れた瞬間、電流が背筋を駆け巡る)
Z3「んはぁん!!」ビクン
Z3(下着の下に入り込んでいた触手がそこを刺激してくる。脳が焼けるほどの衝撃が体をうった)
Z3(おかしくなってしまいそうだった。体を強く悶えさせる。気が付いたら私は触手に強制的にM字開脚をさせられていた)
Z3「はっ、はっ、はっ、はっ、んっ……あふっ……っ!!」
Z3(ソコを濡らしているのが自分のアレだとすぐに分かった。はしたなく濡らしている。けどそれもすぐにどうでもよくなった)
Z3(切ない。奥底が疼く。早く満たしてほしかった。満たされないもどかしさにおかしくなりそう)
Z3「んっ……じゅるじゅる……んくっ……じゅるるるるるる……ごくん……れろれろ……」
Z3(咥内に差し込まれている触手を必死で舐る。アトミラールのを舐るように情熱的に舌を絡ませていた。漏れ出る甘いそれを飲み干していく)
Z3「あっ……///」ジュン キュンキュン
Z3(ふと、自分のそこの前に触手の先端がまるで蛇の首のように触手がもたげられているのに気が付いた。なんて立派な……もうそれとしか思えなかった)
戦艦棲姫「つきましたわ、ご主人様。あれ?鍵が開いている……?っ!?」ガチャリ ビクッ
Z3「いへへ……いへへぇ!!はやふぅ!!ほうがはんへきあいおぉ!!いへへぇ!!」
Z3(ピンクに色づいたそれを誘うように腰を振っていた。それにそこを満たされることしか考えられなかった。早く入れてほしい。早く。早く!!)
提督「ま、マックス……!?」
戦艦棲姫「こ、これは……!!」
Z3「っ!?」
Z3(トんでいた頭が、愛する人の声で名前を呼ばれて戻ってきた。そこにはアトミラールがいた。驚愕の表情で私を見ている。一気に背筋が凍った)
Z3(私はアトミラールの前で得体のしれない触手に挿入を懇願してしまった……アトミラールを裏切ってしまっていた……!!)
Z3「あ、あおひはーふ……!!ち、ちはうの……!!ちはうのほへは!!」
提督(なんとなく状況は察した。が、俺は蕩けきった顔をしたマックスが雌の本能丸出しで触手なんぞに挿入を懇願し……)
提督(そしてまるで浮気がばれた時のテンプレのような反応を見せつけられることになってしまった。俺は……)
↓×1~3 提督の心情と反応
提督(あんなものに自分の女が凌辱されている。非常に不愉快だった。俺の中の雄の本能が猛る)
提督(俺は一直線にマックスにずかずかと歩み寄ると触手が絡みついてくるのも構わずマックスを助け出す)
提督(薬剤を注入し、役目を終えていた深海忌雷は戦艦棲姫の説明通り活動を停止しつつあった)
提督「……」
Z3「あんっ……ふぅ……!!」
提督(大した抵抗もなしにするりとマックスを触手から解放できた。腕に抱いたマックスは色っぽい吐息を漏らし、体を震わせる)
提督(俺はそのままマックスその場に下ろして四つん這いにさせた。完全に活動を終わらせていない忌雷の触手が再びマックスに絡みつく)
Z3「あ、アトミラール……?」
提督(戸惑いと若干の恐れを含んだ不安そうな声。俺はもう既にびしょびしょに濡れているマックスのショーツをズリ下ろした)
Z3「あっ……」
提督(漏れ出た声は明らかに期待していた。淫らな糸をひくショーツ。露になった秘所はまるで誘うようにひくついている)
提督(俺はズボンを下ろし、マックスの痴態を見せつけられて誰のものなのかちゃんと教育してやらなくてはという使命感の為にすでに固くいきり立っていたそれを露出させる)
Z3「んっあぁああああああああああ~~~~~~!!」ビクンビクン
提督(媚薬の効果なのか愛液に濡れていても固く俺のモノを拒むほどに締まっているそこに躊躇なくモノをぶち込む)
提督(響く嬌声、痙攣する体。マックスはそれだけで絶頂していた。だが俺は絶対に容赦しない)
提督「あんなものがいいのか?俺は悲しいぞ、マックス。俺というものがありながら深海忌雷なんぞにはしたなく媚びるとは」
提督(荒い息を吐くマックスはもはや声をだす余裕もないのか、ただ違う違うと言うように力なく首を振る)
提督「だからちゃんと教育してやらなくてはな、マックス?お前がいったい誰のものなのかを」
提督(モノが抜けそうになる程に腰をひき、そして思いっきり打ちつける。まだ子供の体には俺のモノは大きすぎる。先端が子宮を貫かんばかりに突く)
Z3「かっ……はっ……」
提督(それをうけてマックスは狼が遠吠えする時のように四つん這いのまま背筋を反らせ、そしてそのまま床に崩れ落ちた。かすれた呻き声が洩れる)
提督(声が出せない程の衝撃のようだ。床に這いつくばるように突っ伏し、腰だけあげるような体勢になったマックス。俺はそのまま教育を続ける。腰を打ちつける音と淫らな水音)
提督(そしてそれを上回るマックスの獣のような嬌声。何度も絶頂を迎えるマックスに俺は決して容赦しなかった)
提督(マックスの中に改めて俺のモノを味合わせて覚えさせる。舐るようにきつく締まるそこは俺のモノの形を思い出したようだ)
提督「答えろマックス!!お前は俺よりもあの深海忌雷の方がいいのか!?どうなんだ!?ええ!?」
Z3「Nein!!Nein, Nein, Nein!!」
提督「じゃあどうしてあんな誘うように腰を振って懇願していた!?答えろ!!」
Z3「あっ、あれはぁ、違うのよ!!違うの!!アトミラール!!信じて!!全部違うの!!」
提督「何が違うだこの淫乱め!!お前は実際にしていただろマックス!?あんな深海忌雷なんぞに媚びていた!!」
Z3「あぁん!!ご、ごめんなさい!!ごめんなさい!!赦して!!あの時の私はおかしくなってたの!!私はアトミラール一筋なの!!」
提督「信じると思うか!?お前に裏切られた俺の気持ちが分かるか!?」
Z3「裏切ってない!!裏切ってないわアトミラール!!あれは全部違うの!!お願い信じて赦して!!」
Z3(嬌声をあげながらも哀れっぽく懇願するマックス嗜虐心がくすぐられる。マックスのようなクールな美少女が媚びてくることの何と心地いいことか!!)
提督「なら誓え、マックス!!お前は俺のモノだと!!もう二度と俺以外にああして媚びたりしないと!!俺専用の性奴隷になると!!」
Z3「Ja!!誓う!!誓うわ!!私はアトミラールの性奴隷になる!!ならせて!!お願い!!」
提督(マックスが俺の性奴隷になりたいと懇願している!!耐え難い達成感や満足感が脳髄を貫く。いつぞやの夜はマックスの自称だった)
提督(だが今回は違う!!俺は命の恩人を!!全てを捨てて俺を助けてくれたようなマックスを性奴隷なんかにしてしまったのだ!!)
提督「いいだろう!!これはご褒美だマックス!!受け取れ!!」
提督(背徳の悦びの中でも極上のモノを感じる。俺はマックスに覆い被さると絶叫と共に欲望のままに中出しした)
提督(マックスの嬉しそうな嬌声が響いた。俺はマックスに覆い被さったまま余韻に浸る。マックスの小さい体から暖かい体温を感じた)
提督(命の恩人をこうも無下に扱ってしまったことに対する後悔。だがそれ以上に男としての本能が悦んでいた)
提督(モノを引き抜きマックスを抱き起す。腕の中のマックスは雌の顔で俺を見上げた。そのままキスをねだってくる)
提督(舌を絡ませ、体を強く抱きしめる。マックスも体を捩ってこちらを向きつつ俺を抱きしめてきた)
提督「綺麗にしてくれ」
Z3「Jawohl, mein Herr(分かったわ、ご主人様)」
提督(俺の言葉にマックスは俺の股間に顔を埋め、未だ萎えないモノを口にした。舌で丁寧に舐め、掃除していく)
戦艦棲姫「……」
提督(そしてそれを無表情でじっと見つめている戦艦棲姫。すっかり忘れていた。だがご主人様らしい威厳を見せないといけないな)
提督「さて、では先輩としてマックスに見せつけてみろ。お前の忠誠心をな」
提督(俺の傲慢な振る舞いにしかし戦艦棲姫は満面の笑みを浮かべた。嬉しそうに『はい。分かりました、ご主人様』と答える)
提督(そして俺のモノをしゃぶるマックスを押しのけると不満そうなマックスに見せつけるように舌を這わせ始めたのだった)
~
「三秒クッキング!!今日はエビフライです!!」
北上「あったあった。懐かしいねー」 グデー
阿賀野「何のCMなのか分からないよねこれ」 グデー
夕張「……作れるわね、これ」 グデー
北上「えっ、嘘マジで?」
阿賀野「なにそれすごい。みてみたい」
夕張「資材も余ってるしアメリカ軍が頑張っててやることなくて暇だし作ってみようかな」
阿賀野「本当?作って作って!」 ムクッ
夕張「いよっし、じゃあやってみますか」 ムクッ
北上「おー。すごいすごい。頑張って」
~
夕張「というわけで完成しました!!」
酒匂「ぴゃーあ!!すごいすごい!!」
北上「まさか本当に作るとはね」
大井「夕張、あんた何作ってるのよ……」
夕張「いやぁ、最近機械いじりしてなくてさ。我慢できなかった」
矢矧「勝手に資材を使っちゃまずいんじゃないの?」
夕張「ほんの少しだから大丈夫!誤差の範囲よ」
阿賀野「皆待ってるし早くやろう!!」
能代「動画撮って投稿したら伸びそうですよね。いいねもたくさんもらえるかも!」
夕張「よし、じゃあいくわよ!!3、2、1、0!!」ポチ
~
加賀「次は工廠ですね」
提督「ああ、頼む」
提督(アフリカでの米英連合国軍の作戦は順調なようだった。大した抵抗もなく橋頭堡を確保した連合国軍は東へ進軍を続けている)
提督(今のところ相手はヴィシー・フランス軍だけだ。しかしドイツ軍やイタリア軍が黙って見ているわけがない)
提督(きっとすぐに動きがあるだろう。新設された西地中海艦隊の指揮官に任命された俺は拠点の状況把握に努めていた)
提督(配属された艦娘たちは皆、帝国海軍の中でも最精鋭の子たちだった。これはアメリカ軍に見せつけるという目的もあるのだろうな……)
加賀「……」
提督(ふと俺を案内する加賀に目を奪われる。俺が着任するよりも先に着任していた加賀が俺の案内をしてくれているのだ)
提督(大和撫子然とした落ち着いた雰囲気。だが秘められた情熱を俺だけが知っている。あまりに激しすぎてやけどしてしまいそうなほどだ)
提督(豊満な双峰に揉みしだきたくなるような尻。全部俺のモノだと思うと誇らしかった。露になっているうなじが艶めかしい。その整った横顔を見つめる)
加賀「……提督?」
提督「ん、綺麗だなと思ってな」
提督(俺の視線に気が付いた加賀が俺を呼ぶ。つい感想を口にしてしまった。それを聞いて加賀は一瞬固まる)
加賀「そう……」
提督(そう呟いた加賀の耳は赤くなっていた。俺は何か物欲しげに揺れていた加賀の手を握る。加賀が息を呑んだ)
提督(そしてすぐに握り返される。しばらく手をつなぎながら無言で歩いていた。心地よい静寂だ)
加賀「ここが工廠の入り口です」
提督「ここか」
提督(加賀が名残惜し気に手を離すと扉を開ける。すると視界に入る工廠内の光景。勢ぞろいしている非番の部下たち。そして怪しげな装置)
提督「!?」
加賀「?」
バンッ ビュン
加賀「!!」ズボッ
提督「っ!?加賀!!」
提督(小さな爆発音。燃え上がる炎。そして何かが高速で飛来してきて加賀の顔面にあたった。頭を仰け反らせる加賀。俺は咄嗟に加賀の名を呼んでいた)
提督「!?」
加賀「……!!」ビックリ
提督(天を仰ぐように上を向いている加賀の口からはエビフライが生えていた。目をぱちくりさせている。どうやら加賀は無事なようだと安心する)
提督「よかった……っ」
提督(しかしそのせいで目の前のシュールな光景に笑ってしまう余裕ができてしまった。つい笑いが洩れる)
加賀「……」ピクッ
提督(しかも手に持ったフリップボードを落としていないところがさらにポイントが高い。と思ったところで失敗に気が付く)
提督「!!」
加賀「……」ユラァ
提督(加賀からはものすごい威圧感が発せられ始めていた。加賀がエビフライを噛み切る。ブチリという音が聞こえた気がした)
提督(噛み切られたエビフライの尻尾はしかし床に落ちる前に加賀の手がつかみ取る。ゆっくりと加賀が上に向けていた顔を前へ向けていった)
提督(まるでロボットのような無機質な動きだった。その眼が硬直してこちらを見ている下手人たちをとらえる)
↓1~3提督の前で辱めを受けて恥を晒された。加賀の反応
加賀「……」モグモグ
提督(誰もが微動だにできなかった。加賀がエビフライを咀嚼し、飲み込む。そして乱暴に尻尾と残った身の部分を丸ごと口に放り込む)
提督(バリバリと音がした気がする。尻尾を噛み砕く音が。ごくりと飲み込む加賀。緊張の一瞬)
加賀「……提督」
提督「な、なんだ?」
加賀「とりあえずのところ秘書艦を任されている身としてやらなくてはいけないことができました」
加賀「ですので、申し訳ありませんが少々外でお待ちして頂いてもよろしいでしょうか?」
提督「ああ……分かった」
提督(ふと軽巡たちが縋る様に俺を見ているのに気が付く。だが、もう俺にできることは何もなかった。赦せ……)
~
「「「「……!!」」」」
加賀「……」ニコッ
「「「「!!」」」」パァッ
阿賀野(笑った!!よかった!!赦されたんだ!!加賀さんエビフライ好きだもんね!?少しお小言貰うだけで済むよね!?)
加賀「……」キッ
「「「「!?」」」」 ピシッ
北上(あ、ダメだこれ。終わったな~……こんな事なら部屋でダラダラしてればよかった……帰りたい……)
~
夕張「いたぁい!!違うんです!!いだぁっ!!鍵閉めてたはずだったんです!!あ”っ!!きっと古いから壊れてて!!」
加賀「問答無用。扉は開いたのだから。ちゃんと確認していれば起こりえない事態だったわ。目に当たりでもすれば失明していてもおかしくないのよ?」
夕張「もうしません!!もうしませんからぁあ”あ”!!赦してください!!いやぁああああああ!!」
提督(工廠の中からは何かをひっぱたく音が断続的に響いてきている。それに伴う悲鳴と懺悔の叫び)
提督(しかしそれはだんだんと弱々しくなっていきとうとう消えてしまった。ただ何か柔らかいものを平手打ちする音が聞こえる)
夕張「」ゴロッ ドサッ
酒匂「ぴゃぁ~……!!」
阿賀野「ひっ!?し、死んでる……!!」
能代「し、死んでないよ、阿賀野姉ぇ!!」
矢引「……!!」ガクガクガク
加賀「次は貴女よ、北上」
北上「さ、さすがにそれはちょっと時代錯誤じゃないかな~なんて……あはは……」
加賀「そう。それで?それが何か問題?」
北上「い、いえ……何でもないです……」
大井「ま、待ってください加賀さん!!北上さんは悪くないんです!!だからその分の罰は私が受けます!!」
加賀「駄目よ」
大井「っ……!!」
北上「大井っち。もういいよ。加賀さんが正しいもん。だからさ……あとであの柔らかいクッション……貸してね……」ニコッ ハイライトオフ
大井「北上さん……はい……!!」ジワァ ポロポロ
提督(無慈悲に響く音はまるでどこか遠くで爆竹が破裂する音に似ている。そういえば九州でそんな祭りがあったなと思いだした)
提督(北上がこんな声出すんだなというような悲鳴。回数が増えていくにつれとうとう耐えきれなくなったのか慈悲を願う震え声が響いてくる)
提督(それもだんだんと弱々しくなり、ついに途絶えた。それでもまだ終わらないお仕置き。大井のすすり泣きが聞こえた)
北上「」ドサッ
大井「北上さん……北上さん……」ポロポロ
加賀「次、阿賀野」
阿賀野「ひっ!?き、来た!!嫌!!能代!!代わりに行きなさい!!」
能代「あ、阿賀野姉ぇ!?」
加賀「……妹を身代わりにするとは情けない。その性根、叩き直してやります」
阿賀野「やだぁ~!!足痺れて逃げられない!!助けて能代!!」
能代「っ……!!」ブルブルブル
阿賀野「能代ぉ!!能代ぉ!!」
提督(加賀に阿賀野が捕獲されたのだろう。悲痛な悲鳴が響いた。そして始まるあのパーンパーンという音)
提督(阿賀野はかなり暴れていたようだが軽巡が空母の出力に勝てるわけがなかった。阿賀野の悲鳴も弱々しくなり、そして潰えてしまう)
提督(その後、お仕置きは無慈悲に続いていった。全てを終わらせた加賀が工廠から俺を迎えに出てくる)
加賀「お待たせしました。お時間をとらせてしまい申し訳ありません」
提督「大丈夫だ。気にしないでくれ」チラッ
「「「「……」」」」ハイライトオフ
提督(軽巡娘たちは全員お尻を押さえ、前かがみになりながらゾンビのようにのろのろと寮へと歩いていく。その目には光が無かった)
提督「……!!」
加賀「では行きましょう、提督」
提督「ああ」
~
提督「ありがとう、加賀。助かったよ」
加賀「こちらこそお役に立てて光栄です」
提督(各施設の確認を終えた俺たちは執務室へ戻ってきていた。俺のお礼に加賀は淡々と答える。だが分かるぞ。加賀は喜んでいた)
提督(声音がいつもりよ弾んでいるし、微妙に笑顔を浮かべている。これは普通の人間でいうところの満面の笑みに近いものだ)
加賀「……ですが、ご迷惑もおかけしてしまいました」
提督「迷惑?」
加賀「工廠での件です。私の監督不行き届きです。本当に申し訳ありません」
提督「ああ、あれか。気にするな。君の責任じゃないし、大事にならずに済んだんだ。それに、彼女たちももう懲りただろう」
加賀「いいえ、私の責任です、提督。……ですから、どうか私に罰を与えてください」
提督「罰?」
加賀「はい、罰です」
提督(そう言う加賀の目は俺をじっと見つめていた。期待が見えた。ほう……あの加賀が俺のお仕置きを期待しているのか)
提督「罰、か……何でもいいのか?」
加賀「勿論です」
提督「そうか……どんな罰でも受けると言うんだな」
加賀「はい」
↓×1~3 罰の内容
提督(無慈悲に響く音はまるでどこか遠くで爆竹が破裂する音に似ている。そういえば九州でそんな祭りがあったなと思いだした)
提督(北上がこんな声出すんだなというような悲鳴。回数が増えていくにつれとうとう耐えきれなくなったのか慈悲を願う震え声が響いてくる)
提督(それもだんだんと弱々しくなり、ついに途絶えた。それでもまだ終わらないお仕置き。大井のすすり泣きが聞こえた)
北上「」ドサッ
大井「北上さん……北上さん……」ポロポロ
加賀「次、阿賀野」
阿賀野「ひっ!?き、来た!!嫌!!能代!!代わりに行きなさい!!」
能代「あ、阿賀野姉ぇ!?」
加賀「……妹を身代わりにするとは情けない。その性根、叩き直してやります」
阿賀野「やだぁ~!!足痺れて逃げられない!!助けて能代!!」
能代「っ……!!」ブルブルブル
阿賀野「能代ぉ!!能代ぉ!!」
提督(加賀に阿賀野が捕獲されたのだろう。悲痛な悲鳴が響いた。そして始まるあのパーンパーンという音)
提督(阿賀野はかなり暴れていたようだが軽巡が空母の出力に勝てるわけがなかった。阿賀野の悲鳴も弱々しくなり、そして潰えてしまう)
提督(その後、お仕置きは無慈悲に続いていった。全てを終わらせた加賀が工廠から俺を迎えに出てくる)
加賀「お待たせしました。お時間をとらせてしまい申し訳ありません」
提督「大丈夫だ。気にしないでくれ」チラッ
「「「「……」」」」ハイライトオフ
提督(軽巡娘たちは全員お尻を押さえ、前かがみになりながらゾンビのようにのろのろと寮へと歩いていく。その目には光が無かった)
提督「……!!」
加賀「では行きましょう、提督」
提督「ああ」
~
提督「ありがとう、加賀。助かったよ」
加賀「こちらこそお役に立てて光栄です」
提督(各施設の確認を終えた俺たちは執務室へ戻ってきていた。俺のお礼に加賀は淡々と答える。だが分かるぞ。加賀は喜んでいた)
提督(声音がいつもより弾んでいるし、微妙に笑顔を浮かべている。これは普通の人間でいうところの満面の笑みに近いものだ)
加賀「……ですが、ご迷惑もおかけしてしまいました」
提督「迷惑?」
加賀「工廠での件です。私の監督不行き届きです。本当に申し訳ありません」
提督「ああ、あれか。気にするな。君の責任じゃないし、大事にならずに済んだんだ。それに、彼女たちももう懲りただろう」
加賀「いいえ、私の責任です、提督。……ですから、どうか私に罰を与えてください」
提督「罰?」
加賀「はい、罰です」
提督(そう言う加賀の目は俺をじっと見つめていた。期待が見えた。ほう……あの加賀が俺のお仕置きを期待しているのか)
提督「罰、か……何でもいいのか?」
加賀「勿論です」
提督「そうか……どんな罰でも受けると言うんだな」
加賀「はい」
↓×1~3 罰の内容
提督「……そうだな。加賀、もうそろそろ夕食の時間だ。休めるときに休んでおくのも大切な事だからな。今日は早めに切り上げて君には手料理を振舞って貰おうか」
加賀「手料理、ですか」
提督「ああ、そうだ。そうだな……そう言えば久しぶりにちょうど食べたいと思っていたんだ。エビフライ定食を頼む」
加賀「エビフライですね、分かりました」
提督(加賀は少し残念そうにしたが、しかし手料理を要求されたことが嬉しかったのか嬉しそうな笑顔を浮かべる)
提督(安心しろ、加賀……きっと君の期待にも応えて見せる。だから楽しみにしていてくれよ……)ニタァ
~
提督「調子はどうだ?」
加賀「提督?もうそろそろ揚げはじめますからあと少しだけ待っていてください」
提督「そうか」
提督(食堂で待っていてとのことだったが、少ししてから調理室で料理をしている加賀のところを訪ねる)
提督(幸か不幸かこの拠点には将官の私室でも質素なもので台所は無かった。ふむ。思ったよりも手が進んでいるな)
提督(さすが加賀だ。俺は揚げるためにエビに小麦粉を薄くつけ、卵に通してパン粉を付けている加賀の後ろに立つ)
提督「……」スッ ダキッ
加賀「っ!!て、提督……?」
提督(加賀の後ろからあすなろ抱きする。いい匂いのする頭に顔を埋め、加賀の匂いを堪能した)
提督「加賀、愛しているよ」スッ ナデナデ
加賀「!!」ビクッ
提督(そのまま愛を囁き片手でその巨乳を揉みつつ袴の脇からその中に手を入れる。生太腿を撫でつつその秘所を覆う薄布に手を伸ばし……)
加賀「やめなさい」グイッ
提督「!?」
提督(加賀はそんな俺の手を引きはがす。予想していなかった拒絶に動揺してしまった。加賀が真っすぐと俺を見つめる)
加賀「あの鍋には170℃の油がたくさん入っています。万が一そんなものをひっくり返したらどうなるか分かるでしょう?」
加賀「それに、包丁だってあるのよ?私は貴方にそういうことをされてじっと耐えてはいられないわ。危ないからやめなさい」
提督「す、すまない……」
提督(加賀の常識的な対応に恥ずかしくて顔から火が出そうだった。そうだな。確かに色ボケした発想だ。揚げ物中にだと?ありえない)
加賀「……だから、あとでにしましょう。私だってずっと期待していたわ。今夜は私、空けてあるから」ジッ
提督「っ」ムラッ
提督(……そんな男を誘うような雌の顔を向けてきやがって。せっかく真面目に考えていたのに一瞬で性欲が抑えきれなくなってしまった)
提督(そうだ。これは罰だった。変に遠慮する必要はないな。ならば俺の、そしてきっと加賀の望むような罰を遠慮せずに与えてやろう)
~
提督「うむ。さすがだな、加賀。おいしかったぞ」
加賀「喜んでもらえて何よりよ」
提督(加賀は薄く微笑む。加賀の作ってくれた夕食は本当においしかった。食べ終えた俺は加賀をねぎらいつつ加賀に向き直る)
提督「では、頼む」
加賀「……えっと、何をかしら」
提督「何をって……もちろんデザートだ」
加賀「デザート?」
提督「ああ。……まさかないのか?」
加賀「え、ええ……ごめんなさい。定食と言っていたものだから、デザートもいるとは思わなくて……気が利かなかったわね。今から何か作るわ」
提督「気にしないでくれ。そうだな。ではホイップクリームを作ってくれ」
加賀「生クリーム?いいけれど……どうするの?ホットケーキかクレープでも作る?」
提督「いや、生クリームだけでいい。他は俺が用意しよう。だが加賀、これは昼間の監督不行き届きに対する罰だ」
加賀「……そうね」
提督「だろう?だから、ちゃんと罰たりうることを君にしなくてはならない。しかしただ食事を作ってもらうだけでは罰としてはいささか軽すぎるとは思わないか?」
加賀「……つまり?何が言いたいの?」
提督「命令だ、加賀。裸エプロンになれ」
~
加賀「じ、準備できたわ……どうぞ……」
提督(調理室の外で待っていた俺は加賀の声に中へと入る。中には裸エプロンの加賀が立っていた)
提督(羞恥の為に顔を真っ赤に染め、目を潤ませている。最高の光景だった。加賀は俺の用意したサイズが少し小さいエプロンだけを身に着けていた)
提督(丸みを帯びた女性の体、極上の肉付きであるそれを隠すのはただそれだけだ。丸見えになっている横乳や腰は下着をつけていないことを証明している)
提督(サイズのあっていないエプロンは本来腰のあたりで結ぶべきひもが腹のあたりに来ている)
提督(そのために加賀の胸を強調するような乳袋を作っていた。しかも、ポツリと二つの突起がそこにできている)
提督(胸の先端辺りにあるその突起がなんであるかはめくって確認しなくても分かった。さらに、短すぎる裾はちょうど股下ぎりぎりまでしかない)
提督(油断するとすぐに秘所が露になってしまうだろう。そうならないように加賀は股を内側に閉じ、裾を手で引っ張っていた)
提督(恥じらう様は嗜虐心を大いに掻き立てた。そして手でエプロンの裾を下に引っ張っているために腕が胸を挟み、寄せてあげるようになっている)
提督(最高の光景だった。男の夢の一つを最高の形で現実にすることができたと満足する。加賀レベルの良い女を裸エプロンにすることができる男はそうそういないだろう)
提督「素晴らしい……!!よし、加賀。さっそく取り掛かろう。ホイップクリームを作るんだ」
加賀「っ……わかったわ」コクリ
提督(俺はすぐに頂きたくなるのを何とか我慢して。加賀に命令する。少し躊躇う加賀。しかし意を決したのかこくりと頷いた)
提督(そして台所に向き直ると生クリームをボールに移し、泡立て器で泡立て始める。……つまり、今加賀は俺に背を向けたのだ)
提督(一気に肌色が増える。背中で結ばれたエプロンの帯くらいしか布がなかった。あでやかな後姿だった)
提督(だらしなくは決してないが肉付きのある女性的な背中。そして何よりその大きな安産型の下半身)
提督(大きな尻はきっととても柔らかいだろう。だが垂れたりなどしていない。男に性的に訴えかけてくる極上の若い女の尻だ)
提督(生クリームが泡立てられるカチャカチャという音が調理室に響く。泡立て器で生クリームを混ぜるために体が小刻みに揺れる)
提督(そのたびに加賀の尻も俺を誘うように揺れるのだ。ふと加賀はちらりとこちらを窺った。そしてすぐに視線を手元に戻す)
提督(だが、確認することで見られていることを改めて意識したのだろう。もじもじとする。加賀が裸エプロンで羞恥して体を捩っている。たまらない)
提督(俺は加賀に歩み寄ると真後ろでしゃがむ。すると目の前に来る加賀の尻。本当に魅力的な曲線美だ)
加賀「て、提督……その……恥ずかしいわ……」スッ
提督(しかしそんな美尻を加賀は手で隠してしまう。見上げると顔を赤くした加賀が振り返ってこちらを見ていた)
提督「駄目だ。これは罰だからな。ほら、手が止まっているじゃないか。ちゃんと泡立てろ」
加賀「で、でも……」
提督「それとも、君は命令に従えないのか?」
加賀「っ……いえ……わかりました。続けます」
提督(加賀が自らの恥部を隠していた手を退ける。きゅっと内股に閉じた足。しばらく至近距離からじっくりと観察する)
提督「……」スンスン
加賀「!!」バッ
提督(少し匂いを嗅ぐと濃厚なフェロモンたっぷりの汗の匂い。麻薬のようだ。肺いっぱいに吸い込みたい)
提督(しかしそれに気が付いた加賀は素早く両手で自分の尻を隠す。涙目で俺を睨みつけてきた)
提督「何をしているんだ、加賀?」
加賀「に、匂いを嗅ぎましたか?」
提督「何か問題があるのか?」
加賀「っ!!何か問題って……お尻の匂いを嗅がれるのが好きな人なんていないと思うわ。その……もし変な臭いがしたら……」
提督(目を逸らしつつぼそりとそう呟く加賀。滅多に泰然とした態度を崩さない加賀がこうも感情を露に恥じらっているのはたまらない光景だ)
提督「安心しろ、加賀。君が想像するような変な臭いなんてしなかった。綺麗にしているんだな。ただ男を誘う濃厚な女の匂いがしただけだ」スッ ギュッ
加賀「あっ……っ……」ピクッ
提督(俺は後ろから抱きしめる。加賀の体がびくりと跳ね、手が止まった。俺は加賀の耳元に口を寄せ囁く)
提督「それよりも、駄目じゃないか加賀。また手が止まっているぞ?」
加賀「っ、ご、ごめんなさい……」
提督(加賀が再び泡立て器で生クリームを混ぜ始める。ふむ。まだまだだな。俺はエプロンの上から加賀の柔らかい巨乳に触れる)
加賀「んっ……ふぅ……」ピクン
提督(そして優しく撫で、揉み始めた。加賀の手が乱れるが、先程のように止めてしまいはしない)
提督「……」モミモミ クリクリ キュッ
加賀「っ……ぁ……あぁ……!!」ビクッ
提督(巨乳を堪能する。乳房を揉み、先端の固い突起を撫で、つまみ、こねくり回す。加賀の手がどんどん乱れていく)
加賀「はぁ……はぁ……んぅ……はぅ……」ゾクゾクゾク
提督(色っぽい吐息を吐き始めた。俺は横からエプロンの下に手を入れる。加賀が『あっ』と声を漏らす)
提督(だが止めはしない。直接触れるそれはしっとりと少し汗をかいていた。とても暖かく、そして滑らかな肌触りだ)
加賀「あんっ!!あぁ……!!ていとく……!!」ビクン
提督(先端のそこを摘まむ。加賀が喘いだ。俺は加賀の頬に舌を這わせ、手を止めるなと再び耳元で囁くように命令する)
加賀「っ……わ、わかりました……ぁ……!!」ビクッ ビクッ
提督(加賀は何とか手を止めまいとしていた。俺は加賀がクリームを泡立てられるように責めを優しくする)
加賀「はぁ……はぁ……ふぅ……」
提督(加賀の胸の指が沈み込む柔らかさを堪能しながらクリームの様子を確認する。そろそろ大丈夫か)
加賀「んあっ!?はぁ!!あぁ……んっ……あぁ!!んむぅ。んふっ……んん……」ビクン ビクッ ビクッ
提督(しばらくしてから俺は再び責めを激しくする。俺は片手を加賀の頬にあててこちらを向けさせ、強引に唇を奪い舌を絡ませる)
提督(若干無理のある体勢に加賀が少し辛そうにするがしかし加賀はキスを求めてくる。手はほとんど止まりかけだ)
提督(だがもう大丈夫だろう。ホイップクリームはできているのだ。俺はあいている方の手を加賀の腹を撫でつつ太腿まで這わせる)
提督(太ももの柔らかさも堪能しつつ俺はエプロン越しに加賀の秘所に手を伸ばす。そこへ触れ、スジに指を這わせるとエプロンがしっとりと濡れた)
提督「!!」クチ
加賀「!!」キュン
提督(裾の足りていないエプロンは少しの手淫ですぐにめくれてしまい今や俺は加賀の熱い蜜壺に直接触れていた)
提督(俺が重ねていた唇を離すと加賀が名残惜しいというように声を漏らす。俺は高圧的にもっと泡立てるように命令する)
提督「もっとだ、加賀。もっと泡立てろ」
加賀「はぁ……はぁ……はい。わかりました、提督」
提督「……!!」ゾクゾク
提督(加賀は俺の言いなりだ!!ぞくぞくした。俺は加賀の尻に勃起したモノを擦り付けながら片手で太腿を撫でまわしつつもう片手で秘所を激しく責め立てる。クリトリスを虐めた)
加賀「あっ……あぁ……あぁあ……!!」ガクガクガク
提督(加賀の腰はがくがくと震えている。口ではいい返事だったが手は全く動いていない。加賀がとうとう台所に肘をついて突っ伏す)
加賀「んあっ……はぁ……嫌、あっ、あぁああああああ!!」ビクンビクン
提督(絶頂を迎えた加賀が嬌声をあげた。きゅんと締まり指を締め付ける秘所。そして脱力。台所に縋る様にして何とか立っている加賀)
加賀「はぁ……はぁ……んっ……ふぅ……」
提督(肩を上下させて荒い息を吐いている。うなじに玉の汗が浮いていた。もう我慢できない。俺は本能のままにズボンを下ろす)
提督「いくぞ、加賀」ツプッ ズププププン
加賀「っ!!あぁっ!!」ビクン
提督(加賀が息を呑む。そして俺のモノが加賀の秘所を貫いた。びくんと加賀の体が跳ねる。愛液に濡れたそこは容易く俺のモノを飲み込んだ)
提督(そして精液を搾り取らんと締め付け、絡みついてきた。俺は加賀の胸を揉みし抱きつつ本能のままに腰を振る)
提督「調理室でこんな事をしてると知られたら大変だな!!明日の朝、皆の朝食が作られる場所で加賀、お前はこんなに突かれて善がっている!!」パンパンパンパン
加賀「い、言わないで!!そんな事、言わないで!!」ゾクン
提督「誰かが来たらどうしようか!?あまり声を出すと聞こえてしまうかもしれないぞ!?バレたらどう言い訳する!?」グリグリ コンコンコン
加賀「っ!?や、嘘……!?ダメよ!!提督!!やめて!!あぁん!!っ!!」ゾクゾクゾク
提督(勿論そんなことにならないようにしてある。しかしそれを知らない加賀は嬌声が漏れないように手で口を押え始めた)
提督(しかし言葉やそんな涙ぐましい努力とは裏腹に加賀は無自覚なのか自らも腰を振っていた。淫らな音が調理室を満たしている)
提督「っ……ぐぁ……!!」バチュン ビュルルルルルル
加賀「っ~~~~~~!!」ビクンビクン
提督(そのまま限界を迎えた俺は加賀の中にぶちまけた。モノがビクビクと震え精液が尿道を迸るのが分かる)
提督(加賀は唸るような嬌声をあげた。そして脱力。俺は加賀に後ろから覆い被さる様にしてもたれかかる)
提督「っ……次だ。加賀、起きろ。こっちを向いてそこに座れ」
加賀「はぁ……はぁ……はぁ……す、少し休ませて……」
提督(だがすぐに回復する。俺は未だ余韻に浸っている加賀を無理やり起こすとこちらを向かせ、台所に座らせる)
提督「駄目だ加賀。ほら、手伝ってやるから早くしろ」グイッ
加賀「っ……わかりました。んっ……これでいいかしら?」ノソリ
提督「ああ、完璧だ」ジッ
加賀「そう……提督……」トロン ジッ
提督「……」スッ ペロン
加賀「あっ……」ピクッ
提督(加賀がとろけた表情で俺を見つめた。濡れたエプロンをめくると白濁液が垂れる秘所が露になる)
提督「二回戦目だ、加賀。いくぞ……っ……!!」スッ ヌププププ
加賀「はい……ふぅ……あぁ……!!」キュゥゥゥゥ ビクッ ビクッ
提督(そのまま、今度は対面で挿入した。加賀が声をあげる。中が締まり俺のモノを絞めつけてきた。加賀の腰が跳ねる)
提督「んっ……」チュッ レロレロレロ
加賀「んふっ……んちゅっ……んん……んはぁ……!!」
提督(口を塞ぐように加賀の唇を貪り舌を絡ませながら俺は腰を振る。俺の胸板に押し付けられ、潰れる加賀の巨乳の感覚に興奮が高まった)
加賀「んはっ、んちゅぅ……れろれろ……はむ……んふぅ……あむあむ……」ガシッ ギュゥッ
提督「っ……!!」バチュンバチュンバチュン
提督(加賀は俺の体を強く抱きしめ足を組み付かせてくる。俺もまた加賀を台所と自分の体で挟んで押しつぶさんばかりに腰を振る)
提督「っ……んんっ……!!」ビュルルルルルル
加賀「んんんん~~~~~~!!」ビクンビクン
提督(快楽を貪り、お互いに果てる。俺は再び加賀に精液を注ぎ、加賀は媚びるような嬌声をあげた。そして静寂。互いの荒い息遣いだけが聞こえた)
提督「っ……!!」ズルン
加賀「んっ……」ドロリ
提督(モノを引き抜くと、俺はクリームを確認する。氷水で冷やしながら泡立てていたおかげで全然大丈夫そうだ)
提督「ほら」
加賀「んっ……あむ……」
提督「口移しで俺にくれ。君が俺のデザートだ」
加賀「んふっ……んちゅっ……」コクリ スッ
提督(指で掬ったクリームを加賀に食べさせ、そしてそれを加賀に口移しで俺に食べさせる。再び重なり、絡み合う舌)
提督(クリームの甘い味。溶けてなくなるまで舐めあう。そして口を離すと再び同じようにする)
提督「んっ……加賀、これに胸をつけろ」
加賀「ふぅ……わかりました。んっ……」スッ グイッ
提督(二回目が終わった時、俺は加賀に新たな命令を下す。加賀は素直に命令に従いその巨乳に手を添えた。なんて官能的な仕草だろうか)
提督(そして置かれたクリームに満たされたボウルに胸をつける。先端が白いクリームに沈み、そして上がってきた時にはそこはクリームに覆われていた)
提督「とても美味しそうだ。いただこう」
加賀「はい、どうぞ召し上がってください」グイッ
提督(俺は誘うように差し出された加賀の胸に顔を近づけ、舌を這わせてクリームを舐めとっていく。加賀の口から喘ぎ声が洩れた)
加賀「あっ……あぁ……!!」ピクンピクン
提督「……」ハムッ カリッ チュゥゥゥゥ
加賀「あぁっ!!んふっ……ふぅ……!!」ビクン
提督(硬い先端を甘噛みし、吸う。少ししょっぱい汗の味とクリームの甘みが混ざり合っていた)
提督(そして綺麗にし終えたところで反対の胸に取り掛かる。同じように舌を這わせ、吸いつき、クリームを舐めとる。加賀の嬌声が響いた)
提督「ふぅ……よし、次はここだ」スッ ペタリ
加賀「んっ……」ピクッ
提督「どうした?感じているのか?」ペタペタ
加賀「っ……」カァッ コクリ
提督(黙ってうなずく加賀。俺はその胸の谷間にクリームを塗りたくり終えると、顔を埋めて舐めとる。天国だった。柔らかさに顔が包まれる)
提督「んっ」ペロペロ モミモミ クリクリキュッ
加賀「はぁ……あぁ……!!」
提督(加賀の巨乳を掴んで揉みしだきながら広げ、先端を弄りつつ谷間のクリームを舐めとる。顔にクリームが付くのもお構いなしだ)
提督「……っ。おいしい。最高のデザートだ」
加賀「それはよかったわ。……提督、少し動かないで。んっ……ぺろぺろ……顔にクリームがついていたわ」
提督(熱い舌が顔を這う。加賀が俺の顔を舐めてついたクリームを綺麗にしてくれる。しかし俺はまだデザートを味わい足りない)
提督「それにしても本当に立派な双峰だ。君の本当のミルクもきっととてもおいしいのだろうな。絶対そうに違いない」モミモミ
加賀「あん……!!ま、まだ出ないわ。出ないけれど……いつか提督が私の本当のミルクが出るようにしてくださいね」キュンキュン ジッ
提督(……これほど下半身や雄の本能に来る言葉があるだろうか?ずっと俺の中にある欲求。俺の女たちを孕ませたいとい欲求が強くなる)
提督「……!!ああ、もちろんだ」ゾクゾク
提督(しかし、まだだ。まだ駄目だ。この戦争が終わるまでは我慢しなくてはならない。それに、俺は責任をとらなくてはいけない子が多い)
提督(家族計画はしっかりしないと破綻しかねない。俺は何とか自分を抑える。その代わり別の欲求を満たさせてもらおう)
提督「加賀、裸になってそこに横になってくれ」
加賀「……わかりました」
提督(もう二度もしたのにかとも思うが躊躇い、恥じらいつつもエプロンを脱ぎ、全裸で台所の上に横になる加賀。俺はクリームを絞り袋に入れると、加賀にデコレーションを始める)
加賀「っ……!!」ドキドキ
提督(先端の突起にクリームを絞る。加賀が吐息を漏らした。胸が呼吸に合わせて上下している。大きなそれを強調するように模様を描いていく)
提督(そして腹にはハート、そして下腹部には淫紋を作ってみた。クリームを絞っているだけだから単純になってしまうが我ながらいい出来じゃないか?)
提督(そしてタオルで拭いた後、秘所のスジをクリームで覆っていく。加賀の腰がピクリと動いた。構わず絞っていく……よし、完成だ)
提督「うまくできたぞ」
加賀「っ……」フルフルフル
提督(三十分くらいかかったんじゃないか?達成感を覚えつつ加賀を眺める。加賀は羞恥のためか震えていた)
加賀「提督……その、早くいただいてもらえるかしら?」
提督「いや、もう少し鑑賞させてくれ。これほどの作品をすぐに食べてしまうのはもったいなさすぎる」
加賀「……大概にしてほしいものね」
提督(しばらく鑑賞する。という建前で羞恥する加賀を楽しむ。が、クリームが加賀の体温で溶け始めてしまった)
提督「そろそろ頂くとするか」
加賀「っ……召し上がってください、提督」
提督(加賀の体に舌を這わせ、クリームを舐めとる。胸を舐め、先端を咥えて吸い、下乳から腹へ)
提督(ハートを舐めとり、へそに舌を挿入してから下腹部へ。淫紋を頂く。子宮のあたりを舌で強く刺激した)
提督(加賀が息を漏らす。そしてとうとう秘所へと到達した。もう我慢できない。俺はそこにしゃぶりつく)
加賀「あっ……あぁ!!そこはっ!!あぁん!!」ビクン
提督(一気にクリームを舐めとる。舌に触れる硬い突起。そこを執拗に舐めまわした。加賀の口から嬌声が洩れる)
提督(甘噛みし、舌で転がし、強く吸う。加賀の太腿に頭が挟まれ、手が俺の頭を抑える。だが負けはしない)
提督(口淫を続ける。加賀の抵抗がだんだんと強くなってきた。そして絶頂。加賀の濡れた叫び声が響き、口にそこが押し付けられる)
提督「っは……」
加賀「はぁ……はぁ……はぁ……」
提督(加賀は息も絶え絶えだった。だらしなく開かれた口からは唾液が垂れ、うつろなの目は虚空を見ている)
提督(普段のキリっとした加賀からは想像もできない姿だった。俺ももう限界だった。これ以上待てない)
提督「加賀、ありがとう。素晴らしいデザートだった」
加賀「ふぅ……喜んでもらえて……よかったわ……」
提督「これで罰は終わりだ。だが、こんな素晴らしいものをごちそうしてもらったのだからお礼をあげなくてはならないと思ってな」
提督(俺はいきり立ったものにクリームを絞っていく。そして加賀の目の前に差し出した。加賀がじっとそれを見つめる)
提督「こんなものしか用意できないが、よければどうだ?」
加賀「ありがとうございます、提督。ぜひ頂くわ」
提督(加賀はそう言うとぱくりと一口で頬張ってしまった。そしてその熱い咥内で舐られる。クリームなど一瞬で舐めとられ溶かされてしまった)
提督(だが加賀は口を離さない。舌で竿を舐め、カリをなぞり、裏筋に這わせる。俺が体に教えたテクを存分に発揮している)
提督「っ……加賀……そろそろ出すぞ……奥まで咥えこんで吸ってくれ」
加賀「んふっ……んぐっ……じゅるるるるるるるる」
提督(加賀が言われた通り顔を俺の下腹部に押し付ける。喉奥で先端が絞められ、強く吸われる)
提督「っ!!いいぞっ!!加賀!!加賀!!加賀ぁ!!」ビュルルルルルル
加賀「んぐ、ごくっごくっごくっ」
提督(耐えがたい快楽に一瞬で射精まで持っていかれた。加賀はそのすべてをそのまま飲み込んでいく)
提督(そうして喉が締まるたびに激しい快楽が伝わってくる。尿道に残っているものも全て吸い出され、綺麗に掃除された)
提督「ふぅ……」
加賀「んっ……ごちそうさまでした。……!!」ジッ ハッ ゴクリ
提督(口を離した加賀は確かにそう言った。しかし未だ治まらない俺のモノを目の当たりにして息を呑む)
加賀「……」ジッ
提督(そして俺の目をじっと見つめてきた。その目は俺がまだ満足していないのではないかという危惧と俺に奉公したいという願望)
提督(そして何より久しぶりの再会なのだからまだまだしたいという欲求を俺に伝えてくる。俺はゆっくりと口を開いた)
提督「加賀……おかわりはいるか?」
加賀「はい、いただきます」
~
赤城「あら、加賀さん朝食はいいの?」
加賀「はい。昨日少し食べ過ぎてしまって」
赤城「そうなんですか。けど食べられるときに食べておかなくてはダメよ?今朝もすごく疲れていたじゃない」
赤城「最近ちゃんと休みをとっている?体調管理を万全にしておかないといざというとき大変よ」
加賀「そうですね、ごめんなさい、赤城さん……時間まで少し部屋で休んでいますね」
赤城「わかりました。無理はしないようにね、加賀さん。……大丈夫かしら。心配ね……」
~
提督(帝国海軍西地中海艦隊はイギリスや自由フランスに加えてアメリカとも近くに拠点を構えている)
提督(つまりイギリスや自由フランス、そしてアメリカの人間とも会うことが多かった。テストの件もあり自由フランスはこちらに好意的だ)
提督(そしてイギリスも好意よりの中立といったところの態度だった。しかしアメリカ人たちとは非常に険悪だった)
提督(停戦しているとはいえ太平洋での戦いは日本とアメリカの関係に修復不能なほどの傷をつけてしまったのだ)
提督(将校であれ、艦娘であれアメリカ人たちの我々日本人に対する態度は明らかに敵のモノだった。しかし、これは初めてだ)
ガンビア・ベイ「……!!」ガクガクガク
提督(目の前にいるのは確か米海軍の空母娘だったと思う。ふわふわとしたくせっ毛気味の金髪をツインテールにしている)
提督(整った顔立ちをしていると思うが、今はそれを恐怖に歪めていた。青い目を見開いて涙を流している。明らかに恐怖を感じていた)
提督(そして何より奇妙なのはそんな子がこんな道端でかかわいらしい下着だけの姿で縛られていて……)
提督(そして『私は日本人を愛しています♪犯してください♪』と書かれたプレートを首から下げていることだった)
ガンビア・ベイ「……!!」フルフルフル
提督(いやいやと言うように首をゆっくり振っているその子の体は小柄ながらもとても立派なものをお持ちだった。ふむ……)
↓×1~3 提督の行動
提督「……」ゴソゴソ
ガンビア・ベイ「!!」ビクッ サァッ
提督(とりあえずあられもない姿ではよくないと俺は上着を脱いで着せようとした。しかしそれは誤解を生んでしまったようだった)
提督(それまでその少女は怖がり、嫌がりながらも羞恥の為か顔を赤くしていた。それが俺が上着を脱ぎ始めた瞬間、一気に顔面蒼白になったのだ)
ガンビア・ベイ「……!!」
提督(恐怖の為に声も出ず、身動きすらできないようだった。どうやら無意識なのかしていない。俺は慌てて英語で話しかける)
提督「No!!Don’t get me wrong, please(誤解しないでくれ)!!私はただこの上着を君にかぶせようとしているだけだ!!そんな恰好じゃ君も嫌だろう?」
ガンビア・ベイ「……」
提督(そう言っても何の反応もない。ただ真っ青な顔で恐怖と絶望を湛える瞳を一杯に見開き、俺をじっと凝視している)
提督(俺は刺激しないようゆっくりと近づき上着をそっと羽織らせる。上着が肩に触れた瞬間びくんと少女の体が跳ねた。しかしそれだけだ。)
提督(羽織らせおわり、俺は少し距離をとって少女の反応をじっと待つ。しばらくしてようやくその少女が呼吸を再開した。苦しかったのかかなり荒い息だ)
ガンビア・ベイ「はぁ……はぁ……っ……ぐすっ……ひっく……」ポロポロポロ
提督(そして俯くと泣いてしまった。困ったな……今は人がいないからいいが誰かに見られたら絶対に誤解されるだろう。何も悪いことをしていないのに)
提督「あ~……君の拘束を解こうと思うのだが……触れても大丈夫かな?」
ガンビア・ベイ「……」コクリ
提督(お赦しが出たので俺は再びゆっくりと近づくとまず首から下がっているプレートを取り、少女の猿轡を外す)
提督(最悪悲鳴をあげられるかと思ったが逆に一言も喋らない。そのまま手と足を縛っていた紐を解く。ここにきて少女は完全に開放された)
ガンビア・ベイ「……Thank you」
提督「You`re welcome」
提督(か細い声でお礼を言ってくれる。が、顔は俯けたままでこちらを向いてはくれない。とりあえず俺は何があったのかを尋ねてみることにする)
提督「いったい何があったんだ?どうしてあんなことになっていた?」
ガンビア・ベイ「っ……それは……私がJapanを擁護したから……」
提督「!!」
ガンビア・ベイ「私はJapanが……Japanese cultureが好きだった……Temple, Shrine, Culture, Food, Art, Music, そしてAnimeやManga, Video game……」
ガンビア・ベイ「皆がJapanは最悪だって……Japaneseは皆殺しにしてやるって……みんなの気持ちも分かるけど……」
ガンビア・ベイ「The Statesでは在米日本人や日系人は迫害されて収容所へ入れられています……私に折り紙を教えてくれたおばあちゃんたちや一緒に遊んだ私の友達たちも」
ガンビア・ベイ「私は知っています。日本人が皆が皆悪い人じゃないって!!だからそう言ったんです」
ガンビア・ベイ「皆に、『日本人が全員悪い人という訳じゃないし、日本にだっていいところもある』って」
ガンビア・ベイ「それで皆を怒らせて……この様です……私は所詮Nerdですし、そういう対象になりやすかったから……」
提督「……!!」
提督(そうか……いじめか……しかしこうもえげつない……日本を擁護してくれた子がこんな目にあわされてしまうということに悲しみと憤りを覚える)
提督「すまない……だが君が日本のことを好いていてくれて嬉しく思うよ。ありがとう」
ガンビア・ベイ「っ!!貴方なんかにそんな事言われたくない!!」
提督「っ!?」
ガンビア・ベイ「あなた達の……日本軍のせいでこんな事になってしまったんです……!!あなた達さえいなければ……!!」
ガンビア・ベイ「あなた達のせいでおばあちゃんが……私の友達たちが……!!どんなにひどい目にあっているか知ろうとも思わないくせに!!」
ガンビア・ベイ「あなた達が戦争なんか起こさなかったらこんな酷いこと事にならなかったのに!!全部全部あなた達が悪いんだ!!」
ガンビア・ベイ「あなた達日本の帝国主義者たちのせいだ!!そんな貴方がありがとうなんて気持ち悪い!!反吐が出る!!あなた達なんか大っ嫌いだ!!」
提督「……!!」
提督(親近感を覚え、微笑みかけた少女に震えながらも怒声をあげられ、睨みつけられる。恐怖を上回るほどの憎悪と怒りをぶつけられる。俺は……)
↓×1~3 提督の反応
※開戦の経緯は概ね史実通り。日米双方に双方の言い分があり、正義の敵は悪ではなく別の正義である。
だが提督は日本人であり誇り高い帝国軍人であることをふまえて。
リアルで行き過ぎた論争とかはご容赦ください。
提督「そうか……わかった。だがこのまま君を捨て置くことはできない。すまないが助けさせてもらうぞ」
提督(言いたいことはいろいろとある。しかし今はそれについて論争している場合ではない。ここは道端でこの子は上着を羽織らせたとはいえ下着姿なのだ)
提督(すらりと伸びた白い足が目に眩しい。俺の上着はこの子には大きすぎる。ちゃんと下まで隠せてはいるがかなり挑発的なことになっていた)
ガンビア・ベイ「っ……」
提督(俺の言葉にバツが悪そうに顔を伏せる少女。ふと、そこで気が付く。音がする。飛行機のエンジン音が近づいてきているようだ)
ガンビア・ベイ「……」
提督(少女が音のする方を不安げに見る。一機や二機どころじゃない。大群だ。そうとしか思えないほどの音だった。だが姿が見えない。嫌な予感がした)
提督「この音……まさか……!!」
提督(飛行機のエンジンにはエンジンの種類によって違いがある。俺は詳しくはないが、何となくは分かる)
提督(少なくとも我が軍ではない。米英仏とも違うように感じる。そうなると、残る候補は必然的に独伊となった)
ウゥーン ウゥーン
ガンビア・ベイ「け、警報……!!」
提督「敵襲か!?なんてことだ!!」
提督(空襲警報が響き渡る。早朝の為に人気のなかった道が周りの施設や建物から出てきた人々でいっぱいになる)
提督(俺たちもこんな所にボケっと突っ立っていたら危険すぎる。すぐに避難壕へ向かわなくては!!)
提督「行くぞ!!」
ガンビア・ベイ「は、はい……!!」
提督(再び顔を真っ青にさせた少女と共に走る。対空砲火の音が始まり、そして爆音。もう爆撃がはじまったのだ!!)
ドガァン ドガァン
ガンビア・ベイ「ひぃぃ!!」
提督「っ!!」チッ
提督(つい舌打ちしてしまう。電探や哨戒は何をしていたんだ!?どうしてこうも接近されるまで気が付かなかった!?)
提督(いや、そうか!!電探に映らない程の低空を飛んできたに違いない!!しかしだからと言って哨戒を突破してきたのは最悪だ!!)
提督(誰か知らないが担当者の処罰は免れないだろうな!!それとも、連絡する間もなく撃破されてもう死んでいるか!?)
ブーン ブーンブーン ブーン
ガンビア・ベイ「ひゃぁああああ!?」ドサッ
提督「っ!!くっ……あれはサヴォイア・マルケッティと……なんだあの機体は!?」
提督(超低空、俺たちの頭上を耳が壊れそうなほどの轟音と共に飛び越えていく爆撃機。その衝撃に少女が転倒した。俺も足を止めざるをえない)
提督(敵機を見上げる。下手したら建物や木に当たりそうだ!!敵のパイロットはなんて腕をしている!?見えたのはまず特徴的な三発の中型機)
提督(それは分かる。イタリアの爆撃機といったらアレだからな。だがあの鉄十字のついた機体は初めて見た)
提督(ドイツ軍の機体だというのは見ればわかるが、初めて見る。報告のあがっていたドイツ軍の新型機か!!……現在、帝国海軍はまだ一航戦と軽巡たちしか到着していない)
提督(そして彼女たちは今は海の上で演習中だ。少なくともこの爆撃に巻き込まれる心配はないだろう。ウォースパイトやテスト、アイオワたちもいないはずだった)
提督(その点については安心できる。だが俺はここにいた。奴らはばらばらと爆弾を投下している。あちこちで爆音が響き、黒煙が上り始めていた)
提督(敵の大編隊による奇襲攻撃だ!!何てことだ!!クソッ、最悪の朝だ!!こんな所で死んでたまるか!!)
提督「逃げるぞ!!早く立て!!死にたいのか!?」
ガンビア・ベイ「こ、腰が……!!」ガクガクガク
提督(今にも泣きそうな顔をした少女の声はこの轟音では聞き取れない。が、口の動きと状況、そして彼女の様子で察した)
提督「くっ……しっかりつかまれ!!逃げるぞ!!」
提督(俺はその子を抱えると走り出す。少女は俺の体に強く抱きついた。あと少し!!そこで身の毛がよだつようなあの音が響く)
ヒューン
提督「っ!!」バッ バッ
ガンビア・ベイ「Ouch!!」ドサッ
提督(ソ連で、アルハンゲリスクで何度も聞いた音。咄嗟に体が動いた。腕の中の少女を乱暴に落とす様に伏せさせ、その上に庇うように覆い被さる)
ドガァン ドガァン ドガァン ドガァン
ガンビア・ベイ「あぁああああああ!!Noooooooooo!!」
提督(連続で響く大きな爆音。すぐ近くの建物が爆発で吹き飛ばされる。舞う土煙。少女が俺の下で悲鳴をあげていた)
提督(生きていることに気が付いた。死んだかと思った。起き上がろうとして転ぶ。左腕に力が入らない)
提督「……!!」
提督(ゾッとした。肩のあたりに何かの破片が突き刺さっている。かなり出血しているが痛みがあまりないのが恐ろしい)
ガンビア・ベイ「……!!」
提督(右手と足だけで何とか起き上がる。俺が庇った少女が破片が突き刺さり、血が流れ出る俺の肩を見て顔を歪める)
ガンビア・ベイ「ぁ……わ、私を庇ったせいで……!!」
提督「君に当たらなくてよかった……行くぞ……立てるか……?」
提督(少女はこくりと頷く。震える足で立ち上がった。周囲を見渡すと、惨状がひろがっている)
ガンビア・ベイ「っ……おえぇええええ……!!」ゲボッ
提督(死体がそこら中に散乱し、重傷者が蠢いている。呻き声や悲鳴が響いていた。無事だった者は救助を始めたり、防空壕へ走ったりしている)
提督(足をなくして這ってでも逃げようとしている者がいた。千切れた自分の腕をまだついている腕で拾っている者まで)
提督(彼らは生きているだけまだいいだろう。破片に当たったのか血を噴き出して倒れている者や腹から内蔵を零れさせている者はもう助かるまい)
提督(骨や内臓、脂肪がばらまかれてもいる。衝撃や大きな破片に当たってばらばらになってしまったのだろうか。上半身だけの死体や首のない死体が無造作に転がっていた)
提督(無事なのに茫然自失としている者が居た。いつもの朝が一瞬でこの地獄絵図だ。ソ連での経験がなければ俺も彼のようになっていたかもしれない)
提督(血で血を洗っていたあの頃を思い出す。俺は嘔吐する少女を引っ張りつつ早歩き程のスピードで避難壕へ向かった。少女も俺も走れる状態ではなかったのだ)
提督(だが、死にかけながらも何とか避難壕へと逃げ込むことができた。今回もまた死神を欺くことができたようだ)
提督「……」スッ
ガンビア・ベイ「あっ」
提督(俺は黙って空母娘の腕を離すと背を向けて歩き出す。安全圏へ逃げ込むことができた以上、もうこれ以上この少女と一緒に居るべきではない)
提督(この子はアメリカ人であり、我々を嫌っているのだから。ジャケットは貸しておく。早朝の空襲だったために他にも下着姿の者はいる)
提督(だがこの子は女の子だからな。日本軍のものはあまりよくないかもしれないが、状況が状況だから仕方がないだろう)
↓×1~3 ガンビア・ベイの想いと行動
ガンビア・ベイ「ま、待って!!」ガシッ
提督「!?」
提督(腕を掴まれる。振り返ると目を涙でいっぱいにして縋る様に俺を見つめる少女と目が合った。震えている)
ガンビア・ベイ「お願い……一人にしないでください……!!」
提督「……分かった」
提督(こんな状態の子を一人にしてはおけないな。俺はその子と共に端の方の空いている所へ移動する)
提督「今更だが、私は帝国海軍所属の提督だ。君は?」
ガンビア・ベイ「ガンビア・ベイ……合衆国海軍の護衛空母娘、ガンビア・ベイです……」
~
提督(空襲が終わった。しかし俺は体に力が入らず動くことができなかった。軍医が来るまで待っている俺をガンビア・ベイが心配そうに見つめていた)
ガンビア・ベイ「大丈夫ですか?もうすぐ軍医が来ますよ」
提督「ああ……大丈夫だ……」グッタリ
ガンビア・ベイ「っ……車さえあれば病院まで連れていけるのに……!!」ギュッ
提督(少し寒い。俺の手を握るガンビア・ベイの手の温もりが心地よかった。だんだんと傷口が痛み始めてくる。泣きそうだ)
イントレピッド「ガンビア・ベイ!!」
提督「!!」
ガンビア・ベイ「っ!!イントレピッド……!!」
イントレピッド「Oh my God……!!生きててよかったわ……本当に……」ダキッ ギュッ
ガンビア・ベイ「……」
イントレピッド「ごめんなさい……こんな事になる前に止めていれば……」
提督(イントレピッドと呼ばれた子がガンビア・ベイを抱きしめる。アメリカの艦娘か)
ガンビア・ベイ「……っ!!イントレピッド!!車で来たんですか!?」
イントレピッド「え、ええ。ジープで来たわ」
ガンビア・ベイ「ならこの人をすぐに病院へ運んでください!!軍医はいつ来るかわからない!!このままじゃ……死んじゃうかもしれないんです……!!」
イントレピッド「こいつ……日本人……?」
提督「……だとしたら何か問題か?」
ガンビア・ベイ「日本人だとかそんなの関係ありません!!この人が縛られて放置されてた私を助けてくれたんです!!命の恩人なんです!!イントレピッド!!」
イントレピッド「っ!!分かったわ、運びましょう。立てる?」
提督「ああ、何とかな……」
提督(ガンビア・ベイとイントレピッドとやらに肩を貸されて歩き出す。避難壕から出て止まっていたジープに乗りこむ)
イントレピッド「捕まってて」
提督(イントレピッドがジープを出す。俺はガンビア・ベイと後部座席だ。改めて周囲の惨状を目の当たりにする)
イントレピッド「なんてひどい……」
ガンビア・ベイ「……」
提督(イントレピッドがそう呟く。ガンビア・ベイはその光景から目を背けていた。しかし俺は変に冷静だ)
政治将校『За Родину!!Ни шагу назад!!臆病者には死を!!ドイツ人を皆殺しにしろ!!突撃!!』
ソ連兵『『『『Урааааааааа!!!!』』』』
提督(これ以上の地獄を俺は知っているからだ。俺はこの光景を前に動じない俺自身にただただ恐怖と悲しみを感じた)
アメリカ兵「止まってくれ!!止まれ止まれ止まれ!!」
イントレピッド「っ!!」
ガンビア・ベイ「きゃぁ!!」
提督(一人のアメリカ兵がジープの前に飛び出してきた。スピードを出していなかったために轢いたりはしなかったが、危ないことこの上ない)
イントレピッド「危ないじゃない!!重傷者を運んでいるのよ!!退きなさい!!」
アメリカ兵「こっちにだって重傷者は何人もいる!!それより車が必要だ!!火事が起きてる建物に閉じ込められてるのが何人もいる!!」
アメリカ兵「人力じゃどうしようもない!!出口を塞いでいる瓦礫を車で退かすしかないんだ!!力を貸してくれ!!」
イントレピッド「っ……!!」チラッ
提督(イントレピッドがこちらを窺う。俺の傷の様子を見ているのだろう。出血は止まらないが、すぐ死ぬほどじゃない)
提督「助けよう。俺は大丈夫だ」
ガンビア・ベイ「……」
イントレピッド「分かった。すぐ行くわ!!案内して!!」
提督(不安そうに俺の手を握るガンビア・ベイ。俺は大丈夫だと微笑みかけた。そして現場に向かう)
フランス兵「Au secours!!Aidez-moi, s'il vous plait!!」
アメリカ兵「何つってるのか分からねえよ!!ロープを結べ!!早くしろ!!」
アメリカ兵「もう火が来てる!!早くしてくれ!!」
イギリス兵「動かすぞ!!危ないから離れていろ!!」
提督(少し離れたところで救出作業を見守る。この状態じゃ何もできないからな。イントレピッドとガンビア・ベイも救助を手伝っていた)
ガタッ
提督「?」クルッ
~
阿賀野「これは……酷い……」
能代「提督……どうか無事でいますように……」
矢矧「行こう。きっと生きているわ」
酒匂「うん……」
阿賀野(広がる地獄のような光景に圧倒される……知らなかった……これが戦争……地上ではこんなのが繰り返されていたの……?)
能代(瓦礫と死体だらけの通りを歩いていく。散乱する死体を確認するのが怖かった。もし提督だったらと思うと……生きた心地がしない……)
矢矧(もう敵機はいない。爆発は起きていない。けどまだあちこちで黒煙や炎があがっている。嫌でも万が一が脳裏をよぎる)
酒匂(もうやだ……日本に帰りたい……全部やめにして皆と平和に暮らしたい……戦争なんて早く終わればいいのに……)
阿賀野「……!!少佐!!」
帝国海軍士官「んっ?阿賀野!?どうしてここにいるんだ!?」
阿賀野「無線が通じなくて……敵もいなくなったので拠点と提督の安否を確認してくるよう赤城さんに命令されて来ました」
帝国海軍士官「そうか、分かった……拠点は見ての通りだ。酷くやられた。提督は……現在行方不明だ……。今は俺が臨時に指揮を執っている」
酒匂「ぴゃぁ……」
矢矧「嘘でしょ……!?どうして……!!」ギリッ
帝国海軍士官「提督は合同司令部へ向かっていたんだが、ちょうどその時さっきの空襲だ。今、部隊を送って捜索している」
能代「提督……!!」ジワァ
阿賀野「っ……わ、私たちも探しに行く!!行くよ、皆!!」
能代「はい!!」
矢矧「勿論!!」
酒匂「うん!!」
帝国海軍士官「駄目だ!!危険すぎる!!待機しろ!!」
阿賀野「止めたって無駄です!!」
帝国海軍士官「脱出した枢軸国軍機の搭乗員も潜んでいるんだぞ!?ああ、クソ……!!軍曹!!すぐに何人か連れてバカ娘どもを保護してくれ!!」
帝国海軍下士官「了解しました!!」
~
パンッ
阿賀野「銃声!?近い!!」
酒匂「ぴゃぁああああ!?」
矢矧「何が起きてるのよ!?」
能代「ど、どうする?」
阿賀野「と、とりあえず隠れて!!」
矢矧「っ!!誰か来るわ!!」
能代「……っ!!あ、あれは……!!」
アメリカ兵「Freeze!!武器を捨てろ!!」
ドイツ軍搭乗員「Nicht schießen!!Halt!!Keine Bewegung!!この男を殺すぞ!!」 グイッ
提督「っ……!!」
アメリカ兵たちに追われて阿賀野たちの方へ走ってきたのは、拳銃を持ち人質をとったドイツ人だった。そしてその人質はなんと提督だった。生きていてくれた。だが提督の命は風前の灯火だ。しかもどうやら提督は負傷しているようでかなり出血しているし、見るからに辛そうだ。あんな状態では自力で脱出するのは無理だろうし、早くしないと手遅れになってしまうかもしれない……
↓×1~3 阿賀野達の行動をそれぞれ
提督(おそらく撃墜され不時着したドイツ軍機の搭乗員だろう。ガンビア・ベイが泣きながらこちらを見ている)
提督(責任を感じているようだが君の責任ではないよと言ってあげたい。傷口がひどく痛む。アメリカ人たちはドイツ語が理解できていないようだ)
提督(そしてこのドイツ人も英語が理解できていない。いろいろな経験をしてきたがこんな風に人質になるのは初めてだ)
提督「Beruhige dich(落ち着け)……命の安全は保障する……抵抗したら殺されるぞ……」
ドイツ軍搭乗員「Schweig(黙れ)!!私は故郷に帰るんだ!!こんな所で捕虜になってたまるか!!」
提督(ひどく興奮している。まあ、仕方ないか。……立っているのがつらくなってきた。力が入らない……)
提督「……!!」ハッ
提督(偶然、気が付く。近くの廃墟の陰に隠れている阿賀野型姉妹に。ドイツ人は目の前のライフルを持った米兵たちに気を取られて気が付いていない)
提督(阿賀野がこんなに真面目な顔をしているのを見たことが無かった。君、そんな顔もできるんだな……やるときはやるってわけか)
提督(能代は鬼の形相だ。今にも襲い掛かってしまいそうだった。実は君は戦闘狂の気があるからな。普段の能代からは全く想像がつかないが)
提督(そして矢矧は俺を辛そうな表情で心配そうに見つめていた。これは意外な反応だ。勇ましい矢矧のイメージとはかけ離れた、何というかただの少女のようだ)
提督(一方、酒匂は明らかに怖がっていた。顔を青くしている。震えてもいるようだ。だが覚悟を決めているようだった)
提督(視線を交わしただけで理解する。彼女たちは仕掛けるつもりだ。なら俺にできることは彼女たちが気が付かれないようにすること)
提督「っ……」 グッタリ
ドイツ軍搭乗員「何している!?立て!!」
提督(そのまま倒れこむように脱力する。ドイツ人は何とか俺を支えようとした。そして彼女たちが忍び寄り、敵を攻撃範囲に捉える)
阿賀野「……」グイッ
ドイツ軍搭乗員「!?」
矢矧「提督!!」バッ
酒匂「司令!!」グイッ
ドイツ軍搭乗員「Scheiße!!」
能代「いやぁああああ!!」ゴッ
ドイツ軍搭乗員「Augh!!」ドサッ
提督(阿賀野がルガーを持った手を掴み、ひねり上げると同時に矢矧が俺を救出し、酒匂に託す。能代がドイツ人の背中に強烈な蹴りを入れた)
提督(ドイツ人が前へ倒れこむ。矢矧は姉たちに加わってドイツ人の前に立ちはだかった。酒匂が俺を引きずって距離をとる)
アメリカ兵「You piss off, Jap!!Move!!(邪魔だどけ日本人!!離れろ!!)」
「「「!?」」」
提督(アメリカ兵の怒声、阿賀野達が慌ててその場を離れる。そして轟く銃声。アメリカ兵たちが発砲した)
ダァン ダァン ダァン ダァン
提督(俺を引きずっていた酒匂がその場に凍り付く。地面に倒れこんでいたドイツ人は何発ものライフル弾を受け肉塊へと変わり果てていた)
提督(片腕がちぎれかけ、頭は割れて中身が零れている血だまりが急速に広がっていた。あれだけライフル弾を撃ち込まれたのだ)
提督(そうなって当たり前だった。映画やゲームとは違う。これが戦争だ。だが、この現実は少女たちには厳しすぎる)
提督(艦娘が撃つのは同じ艦娘や軍艦、航空機だ。こうして人が撃ち殺されるのを至近距離で見るのは初めてかもしれない。しかもこんな無残な滅多撃ちだ)
↓×1~3 阿賀野達の様子
アメリカ兵「Got him!!」
酒匂「……。おえぇええええ……!!」ゲボッ オロロロロ
阿賀野「っ!!酒匂!!」ダッ ダキッ
酒匂「うっ……うぐっ……うぁああ……」ボロボロ
阿賀野「酒匂、大丈夫。大丈夫だからね」 ナデナデ
提督(呆然としていた酒匂がいきなりその場に蹲って嘔吐する。涙をボロボロと零していた。それに気が付いた阿賀野がすぐに酒匂に駆け寄り、背中を擦りつつ抱きしめる)
能代「……っ。わ、私は……今まで……いったい何人……うっ……」ブルブルブル ツゥー
提督(能代は遺体から目を背け、口元を抑えた。震えながら涙を流す。人を殺すということがどういうことなのか、本当の意味で初めて目の当たりにし、理解したのだろう)
提督「っ……皆、大丈夫だ。落ち着け」
提督(声をかけることしかできない。そんな無力な自分がとても悔しい。だが心とは裏腹に体が限界を伝えてくる。立ち上がることもできなかった)
矢矧「っ……ここに居ちゃいけないわ。ここに居ちゃダメ……それに、提督にはすぐに治療が必要よ」
提督(矢矧が拳を握りしめ、唇を噛みつつそう押し殺した声で呟く。噛み切ってしまったのか血が一筋流れていた)
イントレピッド「Sorry for waiting!!救出は完了したわ!!こっちの状況はどう!?」
ガンビア・ベイ「イ、イントレピッド!!提督はもう大丈夫です!!早く運ばないと!!」
イントレピッド「Aye aye!!Hey, japanese!!その人を乗せて!!病院へ送るわ!!」
阿賀野「Really!?Thank you!!皆、提督を乗せてあげて!!」
矢矧「分かった!!」
能代「了解……」
酒匂「……」コクコク
提督「助かる……」
提督(こうして俺はジープに乗った助かる見込みのある重傷者の一人となり、無事に病院へと搬送されることとなった)
~
アメリカ軍将校『こちら第一歩兵師団!!敵の大規模な攻撃を受けている!!カセリーヌで敵の大規模な攻撃!!撤退の許可を!!』
加賀「……どうやらアメリカ軍はかなり分が悪いようね」
赤城「そうね……我々の被害は軽微です。そしてうちの子たちならカセリーヌの米軍を援護できます。やりましょう」
加賀「わかりました。やりましょう」
~
提督(敵の大攻勢は残念ながら成功した。米軍を主力とした前線の部隊は大損害を被って撤退している。我々の大きな敗北となってしまった)
提督(多くの人員や装備を失った。だがその経験は米軍に重要な経験を積ませることとなった)
提督(米軍は今回の戦いにおいて明らかになった問題点の解決に全力を尽くしている。無能な指揮官を更迭し、優秀な者を新たに着任させた)
提督(そして問題のある指揮系統や編成を見直し、同盟国との連携も強化した。それには日本軍も含まれる)
提督(ガンビア・ベイを俺が保護し、身を挺して守ったことに加え、一航戦が前線で危機にさらされていた米軍地上部隊を救ったことが米軍の態度を軟化させたのだ)
提督(現在、連合国は新たな作戦を発動せんとしている。俺も治療を受けて無事に完治していた)
提督(そして今日、艦隊に配属される予定だった艦娘の最後の二人が無事に着任し、挨拶に来ていた)
大和「大和型戦艦、一番艦、大和。ただいま着任いたしました!!お久しぶりです、提督!!」
武蔵「フッ、相棒よ、随分待ったぞ。こうして再び貴様の元で戦う日をな」
提督「ようこそ西地中海艦隊へ、大和、武蔵。着任早々で申し訳ないが近日中に新たな作戦が発動される!!君たちの力には期待しているぞ?」
大和「お任せください!!この大和、必ずや提督の期待に応えて見せます!!」
武蔵「為すべきことを為せと命令してくれ。そうすれば斯くあるべしと実行してみせよう」
提督「その言葉ほど心強いものはないな。よし、これで全員が着任した。では早速艦隊の新設を祝い必勝を期して宴会を開くとしよう!!」
~
提督「……っ」
提督(朝……あれ、どこだここ?……ああ、俺のベッドか。昨晩は宴会だったが……一体いつ戻ってきたんだ……?というかなんで裸なんだ俺は?)
提督「……ん?」チラ
大和「すぅ……すぅ……んっ……ていとく……あいしてます……むにゃむにゃ……」
提督(俺の隣では何故か幸せそうな寝顔で安らかな寝息をたてている大和が居た。フリーズ。そして再起動)
提督「……!?」 サァッ
提督(恐る恐る布団を捲る。大和は全裸だった。その形の良い美乳も整えられた陰毛に彩られた秘所も丸見えだった)
提督(ついでに布団に残る情事の跡。おそらく破瓜の際にできたであろう血痕まで発見してしまう)
提督(呆然とした。何があったのか全く思い出せない。記憶がなくなる程酔ったのはいつぶりだろうか?俺は……)
↓×1~3提督の行動
提督『……!!』
あきつ丸『んっ……あ、提督殿……おはようであります……///』
提督(かつて、俺が一人の少女を決定的に歪めてしまったときのことを思い出す。もう二度とするまいと誓ったのに、俺はまた……)
ガチャ
提督「!!」
武蔵「ん、ああ。起きたか、提督」
提督「武蔵……!?」
提督(ドアを開けて入ってきたのは武蔵だった。武蔵も服を着ていない。濡れた髪をバスタオルで拭きながら机の方へ歩いていき、椅子に腰かけ、眼鏡をかけた)
提督(嫌な予感がする。いや、もはや確信だった。急な雨だったとか何か特別な理由がない限り女が男の部屋でシャワーを浴びるということは、そういうことだ……)
提督「……俺は君とも?」
提督(俺の質問に武蔵はいやに妖艶な微笑みを浮かべると、しばらく俺の様子を観察して楽しんでいた。そして口を開く)
武蔵「ああ、すごかったぞ……///」
提督「!!」
提督(満たされた女の微笑みだった。失礼だが、俺は武蔵がそんな笑みを浮かべるところを今まで想像できなかった)
提督(俺への信頼。そして今までより深い愛情。さらに関係を持った相手へしか向けないであろう親しみと媚)
提督(武蔵も女なんだと思い知らされた。俺は大和と武蔵を抱いたのだろう。嬉しいと思ってしまった)
提督(我が海軍の精華である艦娘。その中でも花形である戦艦娘の中で最新鋭かつ最強の戦艦娘)
提督(大和と武蔵を俺の女にした。だが、それをはるかに上回る圧倒的な自己嫌悪。これでは俺の嫌いな下品な連中と一緒だ)
武蔵「……私たちを抱いたということが嬉しいが、酒の過ちでなどという自己嫌悪といったところか?」
提督「っ……なぜ分かる……?」
武蔵「見ればわかる」
提督(武蔵がじっと俺を見つめる。何もかもが見透かされているような錯覚を覚えた。蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまう)
武蔵「……聞きたいか?昨晩何があったのか」
提督「……ああ」
~
提督『なんだこれは?』
加賀『ラム酒だそうです』
提督『これが?へぇ……初めて飲むな』
大和『私もです。へぇ……甘くて飲みやすいですね』
陽炎『海賊が飲んでるイメージなのよね、これ』
利根『映画で有名じゃな。あの月の光を浴びると骸骨になるやつじゃ。あれのおかげで英国ではラムが飛ぶように売れたとか』
阿賀野『ねえ知ってる?あのネルソン提督がトラファルガーで戦死した後、本国に帰るまで遺体を保存するために棺をラム酒で満たしていたらしいのよ。でもね……』
北上『実は棺を満たしていたのはラム酒じゃなくて本当はブランデーなんでしょ?この前イギリスの人に聞いたよ』
阿賀野『あー!!私が言おうとしていたんだから言わないでよぉ!!』
提督『そうなのか?ネルソンの血とも呼ばれているのに違ったのか……いや、それにしても飲みやすい』
赤城『本当ですね。口当たりがいいからさらっと飲めちゃう。もう一杯くださいな♪』
武蔵『そうだな。だが結構強い酒だ。飲みすぎるなよ』
提督『ああ、分かってるよ』
~
武蔵『あれほど言ったのだがな……』
大和『あれ?提督?大丈夫ですか?』
提督『ああ……大丈夫だ……』
加賀『んっ……すぅ……すぅ……』
赤城『あら、いつの間に……』
~
提督「思い……出した……そうだ……ラムだ……」
武蔵「文字通りの死屍累々だ。駆逐艦は全滅、軽巡はあれで飲める北上大井だけ。あとは利根と赤城と私たち姉妹だけが潰れなかった」
~
武蔵『これで駆逐艦と軽巡は運び終えたな。あとは提督だが』
大和『っ!!なら私が部屋へお連れします。提督はさすがに大人の男性ですから。私なら問題なく運べます』
利根『よし。では頼もう。吾輩は筑摩を連れて部屋へと戻ることにするぞ。おやすみじゃ』
北上『疲れた……じゃあ私たちも部屋に戻るね。おやすみ。行こ、大井っち』
大井『はい、北上さん。お先に失礼しますね。おやすみなさい』
赤城『では私は加賀を。おやすみなさい、皆さん』
武蔵『ああ、お休み』
大和『お休みなさい。武蔵、貴女も先に部屋に戻っていいわ』
武蔵『……そうか。分かった。お休み、大和』
大和『ええ、おやすみなさい』
~
武蔵「貴様も知っているだろうが、ああ見えて大和は割と子供っぽい。いろいろな意味でな。だからよからぬことを考えているだろうが、まあどうせと思っていた」
提督「大和が俺を……それで?そのまま大和が……?」
武蔵「いや、まさか。大和にそんなことする度胸や強さはないさ。……きっかけが無ければな。たとえるなら初心な男子といった感じだ」
提督「なん……だと……」
~
提督『……』
大和『えへへ……提督……』フニャ ジー
武蔵『……まったく。もう見てられん』
大和『っ!?む、武蔵……!?貴女どうして……!!』ビクゥ
武蔵『どうせこんな事だろうと思っていた。お前は変なところで頑なで強引なクセに、優柔不断だからな』
大和『なっ……!!』
武蔵『据え膳食わぬは何とやらは何も男だけではないだろう?好きなんだろう、提督が。こいつもお前を悪く思ってはいない』
大和『!!』
武蔵『そしてほら、据え膳だ。ならありがたくいただけ。こいつは男女の仲については上官として壁を作って我々と接している』
武蔵『だから数多の恋敵がいながら誰も手を付けずに居られていないのだろう。なら強引に女の方から壁を壊してしまうしかない』
大和『壁を壊すって……』
武蔵『良き大和撫子然としていても提督は手に入らないぞ。子供のような勘違いをいつまでもしているな。恋は戦争だ。するならどんな手を使ってでも勝て』
大和『っ……でも……』
武蔵『ああもう、面倒な……貴様は本当に子供だな、大和』
大和『っ!!姉に向かってなんてことを言うの、武蔵……!!』
武蔵『いつまでもそううじうじとしているとどうなるか。見せてやろう、大和。んっ……』
大和『なっ!!止めなさい!!』グイッ
武蔵『っ……断る。貴様はそうして寝顔を見てニヤニヤしていろ。私はこいつを頂く』
大和『ダメ!!提督は渡さない!!』
武蔵『口だけだろう?強引に奪い取ることもできないのに。それとも提督がお前を見るまで他の恋敵に提督を奪われないよう守り続けるか?』
大和『そ、それは……』
武蔵『不可能だな。四六時中一緒に居られない以上、それはできない。そもそも会うのが久しぶりだろう?』
大和『……』
武蔵『もう既に誰かのお手付きになっているかもな。例えばもしここにいるのがお前でなく……そうだな……金剛だったら?』
大和『!!』
武蔵『提督が我々の前で酔い潰れたのは初めてだ。あいつの積極性があればこんなチャンスを逃すわけない』
大和『……!!』
武蔵『翔鶴だったら?あいつは悪い奴ではないが、これに関しては私は羊の皮を被った狼だと見ている。こんな無防備な提督など簡単に平らげてしまうだろうな』
大和『っ……私だってしたいのよ……?でも……やっぱりこういう事は大事なことだし……ちゃんとお互いの想いを確認しないと……だから私、必死で我慢しているの』
武蔵『はぁ……もういい。分かった。こうするしかない』グイッ
提督『うぅ……』
大和『わぶっ!?っ!!む、武蔵……ダメ……!!』
武蔵『我慢できなくしてやる。ほら、どうだ?提督の……お前の好きな男の匂いは?』
大和『す、すごいぃ……こんなの……我慢できなくなっちゃうぅ……!!だから止めて……お願い……!!』
武蔵『我慢するな。本能に身を任せろ』
大和『武蔵……!!』
~
武蔵「抵抗もだんだんと弱くなっていってな。まあ、あいつ自身それを待ち望んでいたのもあるだろう」
武蔵「少ししたらあいつの鋼の理性も尊大な羞恥心も何もかも全部溶けきっていた。むしろ自分からお前に顔を押し付けて深呼吸していたよ」
提督「お前がそのきっかけを作ったわけか、武蔵……どうしてそんなことを……」
武蔵「……お前が死んだと思われていた時の大和を見ていたからな。あの時の大和は……見ていられなかった。まあ過ぎたことだ。気にするな」
提督「っ……」
~
大和『……貴女のせいよ、武蔵。私は頑張って我慢しようとしたのに、貴女が私を我慢できなくさせた……』ジッ
武蔵『やっとか』
大和『……部屋から出て行って』
武蔵『途中でヘタレるなよ』
大和『余計なお世話よ』ギロリ
武蔵『はっ、何を言うかと思えば。どの口で言っているんだ?まあいい』
~
提督「……大和を抱いた経緯は分かった。だがどうして俺は君とも?その話の流れからじゃ分からない」
武蔵「……その後、私は部屋に戻って普通に寝たんだが、夜中に目が覚めてしまってな。その時魔が差して貴様らの様子をつい見にいってしまったんだ」
~
武蔵『防音か……声も音もしないな……もう終わって寝ているだろうか……?』スッ キィ
大和『いぐっ!!いぐっ!!いぐぅっ!!ていとくっ!!いっちゃうぅっ!!あぁ!!あぁああああああああ!!』ビクンビクン
提督『っ……ふっ……!!』ズッチュズッチュズッチュズッチュ
武蔵『!!』
~
武蔵「扉を開けた瞬間、むわっと熱と男女のまぐわいの匂いが漏れてきてな。大和があんな風に下品に喘ぐとは思っていなかった」
武蔵「恥ずかしながら圧倒されてしまうほどだった。まず私の視界に飛び込んできたのは貴様の背中と尻だ」
武蔵「いい体をしているな。筋肉質で引き締まった良い背中と尻だった。そしてそんなお前に組み敷かれている我が姉、大和は尻と足しか見えなかったぞ」
武蔵「足が痙攣していてな。達していただろうにかわいそうに。お前は腰を止めなかった。上からのしかかって腰を打ちつけ続けていた」
~
提督『っ……大和……!!大和!!』バチュン ビュルルルルルル
大和『んはぁああああああああああ!!あぁ……んはぁ……』
提督『っ……』ズルッ
大和『あ……あへぇ……』グッタリ ビクッ ビクッ ドロリ
武蔵『……!!』
~
武蔵「姉のあんなだらしない顔を見たくはなかったな。蕩けきっていた。虚ろな目に、半開きの口。唾液が垂れているのも気にせず半笑いを浮かべていたんだ」
武蔵「それほどなのかと驚愕した。子供っぽいが下品ではないはずの大和が、あんな下品な喘ぎや嬌声をあげて、あんな下品な表情を浮かべる程かと」
~
提督『っ……武蔵……』チラッ
武蔵『っ』ビクッ
提督『来い』
武蔵『……ははっ、いいだろう、相棒。私もお前のことは憎からず思っている。相手をしてやろうじゃないか』ニタァ
~
提督「……」
武蔵「私自身も望んでいたこともある。それに酒が入っていたからな。それとも貴様と大和の交わりにあてられたのかもしれない」
武蔵「情熱的なキスだった。初めてなのにあんな風に貪られて……その時点でもう完璧に圧倒されてしまった。あとは蹂躙だ」
~
武蔵『ま、待て……!!あぁ!!そ、そんな風に……っ……触るな……ぁ……!!提督……ダメだ……!!』
提督『……』ツプッ クチュクチュ モミモミ
武蔵『あんっ……!!や、中に指を入れるな……!!んはっ!!そこを撫でるな!!あっダメだ弄るなそこは!!やぁ!!乳首を咥えるな!!っ!!吸うなぁ!!あぁん!!』
~
武蔵「自分が女だと思い知らされたよ。何度イかされたか分からん。快楽を徹底的に刻み込まれてしまった」
武蔵「何度もやめろと懇願する私を無視してこの体を余すことなく味わい、支配したんだぞ貴様は」
武蔵「その時点で体の方はもうすっかりできあがってしまっていたんだが、いかんせん初めてでな。心がついてこなかった」
~
武蔵『はぁ……はぁ……無理だ……こんなの……っ……』ズリズリズリ
提督『……』ガシッ
武蔵『っ!!提督……待て、止めろ!!無理だ!!待ってくれ!!』
提督『……』スッ ピトッ
武蔵『……!!分かった!!私の負けだ!!降参する!!だから』
提督『……!!』グッ ブツン
武蔵『っぁ……はぁ……!!』ヌプン ビクン
~
武蔵「這いつくばって逃げようとしたところでそのまま後ろからのしかかられてな。抵抗しようにも体力がなかった」
武蔵「そのまま後ろから散らされてな。一気に一番奥まで貫かれた。そして何度も何度も突かれた」
武蔵「私のここが貴様の形に拡張されて、ああ、私の体はこうされるためにあったのだと本能的に理解させられてしまった」
武蔵「貴様に……男に組み伏せられて、入れられて、突かれて……ああ、これが女ということなのかと分かったよ」
~
提督『武蔵……出すぞ……!!』
武蔵『っ!!だ、出すのか!?ふあっ!!私の中に!?くぁっ!!あぁ!!は、激しい……提督……!!』
提督『あぁ……出る、出る出る!!武蔵!!』バチュン ビュル ビュルルルルルル
武蔵『んふっ!!あぁ……で、出てる……!!熱いのが……私の中に……提督のが……すごい出てる……!!』ビクン ゾクゾクゾク
提督『っ……ふぅ……』
武蔵『っ……はぁ……はぁ……』
提督『まだだ……まだ足りない……』 ギンギン
武蔵『!?』
~
武蔵「絶倫ってやつだろうな。お前は出しても全然萎えなかった。そのまま抜かずにまた腰を振り始めた時はもうダメだと思ったぞ」
武蔵「結局、私も大和のようになっていたんだろうな。たぶん気絶した。気がついたらお前の隣で目が覚めた。これが、昨晩あったことだ」
提督「分かった。……武蔵、君と大和に話さなくてはいけないことがある」
武蔵「だろうな」
提督「!!」
武蔵「お前の様子を見れば分かる。嬉しさと自己嫌悪以外にも何か覚悟のようなものを感じた。……何かあるのだろう?」
提督「……ああ」
武蔵「……浮気させてしまったか?」
提督(武蔵の表情を曇らせているのは後悔だろうか?目を逸らし、少し俯きながらそう呟く。酒が抜けたのだろう。責任を感じさせてしまっているようだ)
提督「いや、違う。大和が起きたら全部話すよ」
武蔵「……分かった」
~
大和「ん……」モゾモゾ
武蔵「起きたか、大和。おはよう」
大和「んー……武蔵?あれ、提督?えっ?な、何で……!?あっ……そうだ……提督……おはようございます」
提督「おはよう、大和。昨晩のことを覚えているか?」
大和「……はい、覚えています。もちろんです」
提督「そうか、よかった。それについて君と武蔵に話さなくてはいけないことがある。だがその前に目を覚ましてもらわなくてはな。シャワーを浴びてくるか?」
大和「は、話さなくてはいけないこと、ですか……わかりました。大丈夫です。話してください」
↓×1~3 例の話に対する大和と武蔵の反応
提督「……以上が、俺の全てだ。俺は想いを拒絶したくない。普通じゃない。倫理に反した行いだろう。なんて罵られようともしかたがない」
提督「だが、それが俺の信念と覚悟だ。そんな俺の真実を知ってなお俺のことを愛し、受け入れてくれるなら必ず責任はとってみせる」
大和「そうだったんですか……」
提督(大和が複雑な表情でそう呟く。ちらりと俺を見るその栗色の目に込められているのは失望だった。俺は自分を偽らない。堂々と肯定する)
提督「ああ、そうだ」
武蔵「ふふっ……あはははははははは!!」
「「!?」」
提督(突然、武蔵が豪快に笑い始めた。驚いてしまう。大和もぎょっとして武蔵を見ていた。しばらく笑い続けた武蔵はとても楽しそうな笑顔で俺を見る)
武蔵「まさかそんな事になっていたとはな。痛快じゃないか。年齢問わず美人とみれば手を出す最低最悪な面食いナンパ野郎かと思ったが」
武蔵「そんな女殺しなセリフを吐くとは!!たしかに提督にそう言われたら堕ちてしまいたくなる。貴様はとんだスケコマシというやつだな、きっと」
武蔵「だが、それだけの魅力が貴様にあるのだろう。提督、それを知ってなお貴様を愛する女がそれほどいるのは貴様がそれに値する男だからだ」
提督(武蔵が艶のある声音でそう俺に囁く。その表情も蠱惑的で、慣れ親しんだ武人の顔ではなくつい昨日まで知らなかった女の顔を見せていた)
提督「ありがたい称賛だ、武蔵。俺はそんな彼女たちの想いに報いて見せる」
大和「……」
武蔵「私は受け入れるよ、提督。この武蔵は今から貴様のものだ。心も体も貴様がそうである限り、私は提督に全てをささげよう」
提督(武蔵は窓の外に上る朝日の方を向きつつ俺に流し目を向けるとにやりと笑った。そして確かにそう言う)
提督「武蔵……ありがとう」
提督(あの武蔵が俺のモノになった。武蔵がこれを受け入れるとは思っていなかった。昂る。高潔な武人に全てを俺に捧げるとまで言わせたのだ!!そうなって当然だろう)
武蔵「それで、お前はどうなんだ?大和」
大和「っ」
提督(武蔵に話を向けられた大和は俯いて悩んでいた。だが、覚悟を決めたように顔をあげると俺をじっと見つめる)
大和「正直、提督の女性遍歴にはショックを受けました。あきつ丸さんのことはもちろん、勝利のためとはいえ深海棲艦と……」
大和「潔癖であってほしかったです……でも、恋は戦争。今ならその言葉を理解できます。響ちゃんが強引に迫ったのもきっとこれは戦争だからなんでしょうね」
提督(どこか憂いを帯びた表情で窓からどこか遠くを見つめる大和。差し込む朝日の光に照らされて絵画のような美しさを纏っていた)
大和「私も受け入れます、提督。ただし、覚悟してください。私は提督の一番を目指します。油断すると他の子をみんな捨ててでも私を選ぶくらいに魅了しちゃいますからね?」
提督(そして再び俺を見ると挑発的な表情でそう宣言してくる。帝国海軍で一番人気の艦娘、大和にそう言われる日が来るとは思っていなかった)
提督(手の届かない存在だと諦めつつも誰もがこの子を隣に侍らせることを夢見るだろう。そんな子が俺のモノになった……!!胸が熱くなる)
提督「ありがとう、大和。俺も君を俺のことしか考えられなくしてみせる」
提督「ついに新たな攻勢作戦が発動される。君たちの任務は戦闘機が不足している米海軍攻撃隊の護衛だ。帝国海軍の威信にかけて米軍機を守り通せ」
赤城&加賀「「了解しました」」
~
イントレピット「OK, じゃあ0615にランデブーポイントで合流すると言うことでよろしくね」
赤城「What?0615ですか?それじゃあ明るくなってから暫く経ちますよ?もっと早くに出撃するべきではありませんか?」
イントレピッド「Huh?Are you serious(本気)?0615で明るくなってしばらく経つって……まだ暗いぐらいよ……さすがあの帝国海軍ね」
赤城「そ、そうですか……いえ、問題ありません。では0615にランデブーポイントで合流しましょう。よろしくお願いしますね」
イントレピッド「ええ、こちらこそよろしくね。……Japどもはみんなあんな化け物なのかしら」ボソリ
~
加賀「0615……遅すぎると思うのだけれど。日の出のあとじゃない」
赤城「ええ、私もそう思います。でも、アメリカの方々がそれより前は暗すぎると……どうやら練度の差は大きいみたいね」
加賀「そうみたい。確かあの子たちは私たちが相手をしていたベテランじゃなくて新兵でしょう?」
赤城「確かに彼女たちに比べれば経験は浅いでしょうけど、それでも一応は深海棲艦と戦っていたころから戦っていて経験豊富なはずよ」
加賀「……思ったより、アメリカ人たちは大したことないのかもしれないわね。強いのは一部だけで」
~
イントレピッド「日本人たちの強さは知っているつもりだけれど、あんな連中に私の大切なあなた達を預けるのは不安だわ」
TBF妖精「!!」
イントレピッド「信じろって?貴方たちは純粋ね。いいわ、信じてみてあげる。あの卑怯者たちを。……この戦争を一刻も早く終わらせるために頑張りましょ」
TBF妖精「♪」
~
イントレピッド「WTF!?な、何でランデブーポイントにゼロが居ないの!?Japどもはどこに行ったの!?」
アメリカ海軍空母娘「I, I don`t know(分かりません)!!時間も場所も合っています!!居るはずなんです!!」
アメリカ海軍空母娘「ど、どうする?まさか護衛なしで行くの……?そんなことしたら……」
イントレピッド「っ……作戦はもう始まってる……!!ここで航空支援がないと攻勢はうまくいかない……!!」
アメリカ海軍空母娘「っ……無線封鎖さえしてなければ……!!」
イントレピッド「行くしかないわ……お願い……どうか無事に帰ってきて……」
~
赤城「いない……?何故……」
加賀「時間も場所も合っているはずです。米軍機はどこにいるの?」
赤城「合流に失敗した場合でも作戦は強行されるわ。攻撃地点へ向かいましょう。ただ、編隊をもっと広げて。米軍機がどこかにいるかも」
加賀「わかりました」
~
提督「……」
提督(攻勢自体はうまくいっている。だが我が軍と米英仏軍との連携に問題が生じていた。原因はサマータイムとやらだ)
提督(米英では夏の間、1時間ほど時計を進めるサマータイムというものを実施しているらしい。仏軍は知っていたが、我々はそれを知らなかった)
提督(つまり我々日本軍と米英軍との間には一時間の時差ができていたのだ。それに誰も気が付かなかった)
提督「米海軍の攻撃隊が全滅か……」
提督(その結果がこれだった。合流に失敗し、護衛戦闘機のいない状態で攻撃に向かったTBFの編隊はルフトヴァッフェに全滅させられた)
提督(半数が攻撃前に撃墜され、残りも攻撃後に撃墜されたらしい。全機が未帰還となってしまった)
提督「俺の責任だな……」
~
バンッ
「「「「!?」」」」
イントレピッド「はぁー……!!はぁー……!!」 ボロボロ
赤城「い、イントレピッドさん……この度は」
イントレピッド「Shut up!!You fucking Jap!!お前たちのせいで私の子たちは誰も戻ってこなかった……!!」キッ
イントレピッド「深海棲艦と戦ってた頃からずっと一緒だったのに……みんな死んでしまった……お前たちのせいだ!!」ギロリ
帝国海軍の控室に艦載機たちをすべて失ったアメリカの空母娘たちが乗り込んできた。涙を流しつつ鬼の形相で殺意と憎悪を込めて睨みつけてくる。
同じ空母娘として彼女たちの悲しみと怒りは痛いほどに理解できる。もしアメリカ人のせいで大切な九七艦攻や九九艦爆が全滅したら……
↓×1~3 一航戦の反応
赤城「っ……本当にごめんなさい……忸怩たる思いです……」
加賀「申し訳ないわ……どうやって償えばいいのか……」
イントレピッド「何で来なかったの!?何で!?お前たちはあのアカギとカガでしょ!?憎い敵だけど実力は認めてるわ!!」
イントレピッド「そんなお前たちがどうして合流に失敗したのよ!?答えなさい!!納得のいく説明をしろ!!」
赤城「し、知らなかったんです……サマータイムという制度を……」
加賀「私たち帝国海軍には無い制度なの……ごめんなさい……」
アメリカ海軍空母娘「ふざけるな!!知るかそんな事!!」
アメリカ海軍空母娘「返して!!あの子たちを返してよ!!」
アメリカ海軍空母娘「わざとやったんじゃないの!?卑劣なJapがいかにもやりそうなことじゃない!!」
赤城「っ!!ち、違います!!一航戦の誇りに誓っ」
イントレピッド「黙れ!!何がイッコウセンの誇りよ!!Pearl Harborで騙し討ちしたくせに!!お前たちに誇りなんてあるわけない!!」
加賀「本当に違うわ……わざとじゃない……!!」
アメリカ海軍空母娘「嘘ね!!合衆国の戦力を削れるだけ削っておこうって目論見に違いないわ!!こんな連中、信じるんじゃなかった!!」
赤城「っ……」ウルッ
加賀「……!!」フルフルフル
イントレピッド「っ!!何泣いてるのよ……!!私たちは大切なあの子たちを皆喪って……!!お前たちは何も喪っていないじゃない!!」
イントレピッド「そんなお前たちに泣く資格なんかない!!これはあの子たちの仇討ちだ!!死になさい!!」スッ チャキッ
赤城「っ!!」
加賀「っ!?赤城さん!!」バッ
バンッ
~
イントレピッド「……!!」
提督「……」
赤城「……」フラフラ ズルズル
加賀「て、提督……!!」
提督(確か、イントレピッドと言ったか。俺は間一髪のところで彼女の腕を掴んで銃口を明後日の方向へ向けさせることに成功した)
提督(赤城は放心状態で後ずさり、壁にもたれかかるとそのまま座り込んでしまった。目を見開いて虚空を見つめている)
提督(赤城を庇うように前に踏み出していた加賀がかすれた声で俺を呼ぶ。赤城よりましだが、似たような状態だ)
提督(上を向いたイントレピッドの手に握られたコルト・ガバメントの銃口からは硝煙が一筋立ち上っている)
提督(彼女と一緒に居たアメリカの空母娘たちが絶句していた。だが、何より発砲した彼女自身が一番驚いているようだった)
提督(ついかっとなって衝動的に撃ってしまったのだろう。彼女が喪ってしまったものを考えれば仕方のないことだ)
提督(だからかもう少しで加賀と赤城が撃たれるところだったというのにイントレピッドへの怒りや憤りを感じなかった。あるのはただ己に対する激情だ)
提督「……すまなかった。今回の件は赤城と加賀には何の責任もない。指揮官たる私の責任だ」
提督「だから責めるのなら俺を責めてくれ。どう謝罪しても償いきれるものではないが、俺にできることならなんでもする。どうされたって構わない」
提督(俺の言葉にイントレピッドは震える手で銃を下げる。ゆっくりと俺を向いた。赤くなった目からは涙がとめどなく溢れ続けている)
イントレピッド「貴方に何ができるって言うの……?どうしたってあの子たちは戻ってこない……こないのよ……うぅ……うぅうううう……!!」ペタン
提督(ぺたんとその場に力なく頽れそうになったイントレピッドを支えてゆっくりと座らせる。イントレピッドは顔を覆って押し殺した泣き声を漏らした)
赤城「違うんです……私が……私が違和感をちゃんと疑問にして聞いていれば……私のせいなんです……私の……っ……ごめん……なさい……」ボロボロボロ
加賀「っ……」ツゥー
提督(赤城が震える声でそう呟く。顔をくしゃりと歪めて涙が零れた。自責の念に押しつぶされている)
提督(そして俯き、歯を食いしばり拳を握りしめている加賀の目からも涙が流れていた。後悔の余りか体が震えている)
提督「っ……!!」ギリッ
提督(俺も、平静を保てなかった。歯が砕けんばかりに噛み締め、眉間に皺を寄せてしまう。アメリカの空母娘たちに大切な艦載機たちを喪わせてしまった)
提督(そして加賀と赤城の二人をこれほどに追い詰めてしまったのだ……何たる様か……殺したいほどに愚かな無能だ……!!)
提督(……その後、俺は銃声を聞いて駆けつけてきた日米の憲兵や士官に事情を説明した。合衆国海軍の空母娘たちはアメリカ軍の憲兵や士官たちに連れられて行った)
提督(そして赤城と加賀は医務室へと移動することになった。精神的に追い詰められ、休養が必要だからだ)
提督(加賀と赤城と一緒にいてやりたかった。だが、俺にはまだやるべきことがある。作戦は続いているのだ)
提督(俺の報告を受けた大本営は俺に対する処分を検討しているだろう。しかし現時点で俺は艦隊の指揮官を解任されてはいないからな)
~
ヴィシー・フランス海軍司令官「Merci d’être venu. 知っての通り連合国が現在我が国の植民地である北西アフリカを進撃中だ」
ヴィシー・フランス海軍司令官「アメリカの加わった連合国に対して枢軸国は圧倒的劣勢に立たされている」
ヴィシー・フランス海軍司令官「そして東でも枢軸国はソ連に対して劣勢だ。もはや敗戦は時間の問題だろう」
ヴィシー・フランス海軍司令官「フランスはその時敗戦国であってはならない。よって我々は自由フランス軍と合流することを決定した」
ヴィシー・フランス海軍司令官「君たちにもすぐに発ってもらう。ドイツ人が黙ってはいないだろうからな」
リシュリュー「……今や私たちが裏切り者ってわけね。自由フランスのフランス人たちは私たちを赦すかしら?」
ヴィシー・フランス海軍司令官「水面下で交渉は進んでいる。同じフランス人だ。それとも、残ってドイツと共に滅びるか?」
リシュリュー「Pas question. 分かった。艦隊はこれより自由フランスと合流するわ。貴方はどうするの?」
ヴィシー・フランス海軍司令官「言わなくても分かるだろう。Vive la France(フランス万歳)!!さあ行け、リシュリュー。Adieu(さよならだ)」
リシュリュー「……Vive la France. Adieu(フランス万歳。さようなら)」
~
テスト(交渉の結果、北西アフリカにいたヴィシー政府の軍がヴィシー政府から離反して連合国と停戦した)
テスト(それにはもちろん海軍も含まれていた。もともとアフリカにいた子たちに加えてトゥーロンから逃げてきた子たち。生き残っている艦娘全員だ)
テスト(私たち自由フランス海軍の艦娘は彼女たちヴィシー海軍の子たちの武装解除を担当することになっている)
テスト(けれども、私達のヴィシーの子たちに対する心証は最悪だった。もともと、なぜ自由フランスに加わらなかったのかという不満があった)
テスト(それに加えてこちらの提督がヴィシー海軍の攻撃で戦死したことが、もはや私達にとって彼女たちが完璧な裏切り者であるという認識を確固たるものにしていた)
リシュリュー「……」
テスト「っ!!リシュリュー……!!」
リシュリュー「テスト……Ça fait longtemps(久しぶりね)……」ジッ
テスト「っ……」ダジッ
テスト(会う前は罵ってやろうと思った。でも、直接会ったら……リシュリューの疲れ切った顔を見たら……私は……)
自由フランス海軍艦娘「裏切り者どもめ、武器を捨てなさい!!」キッ
自由フランス海軍艦娘「手を上げて跪け!!このフランスの汚点!!恥さらしども!!早くしろ!!」ギロリ
リシュリュー「っ……」
ヴィシー・フランス海軍艦娘「そ、そんな言い方……!!私達は降伏したわけじゃないわ!!上官からの指示に従っただけよ!!」ギリッ
ヴィシー・フランス海軍艦娘「そうですよ!!それに、私達だってこれからドイツ人たちと戦うために自由フランスと合流するのに!!」キッ
自由フランス海軍艦娘「何が『合流するのに!!』よ!!ドイツ人どもに尻尾振って股開いてた娼婦なんて、仲間でも何でもないわ!!」
自由フランス海軍艦娘「今すぐ指示に従って……さもないと、殺す……!!」
ヴィシー・フランス海軍艦娘「っ……!!」
ヴィシー・フランス海軍艦娘「やるって言うのなら、やってやりますわよ……!?」
テスト「……!!」
テスト(でも大部分のヴィシー側の連中を赦せない皆が敵対的に振舞う。武器を構えて、一触即発の状況だった)
テスト(私には、あの人が……『提督』が居た。けれど他の子の多くは戦死した自由フランス海軍を率いていた提督が好きだった)
テスト(本国を失い、どうするべきか分からなかった私達をまとめ上げて率いてくれた彼に惹かれていた)
テスト(その彼が、ヴィシーの裏切り者に殺された。皆の怒りは『提督』が死んだと聞かされた時の私のことを思い出せば、手に取るように理解できる)
テスト(それに加えて私自身もヴィシーの連中を快く思っていない。私は……静観することにした。復讐に加わりはしない)
テスト(でも皆を止めもしない。ただ見ているだけにする。私の心情的に、そうすることしかできなかった)
自由フランス海軍艦娘「こいつら指示に従わない!!攻撃準備!!」スチャッ
自由フランス海軍艦娘「ハチの巣にしてやる!!覚悟しろ」スチャッ
テスト「っ!?」
ヴィシー・フランス海軍艦娘「こうなったらもう仕方ないわ!!」スチャッ
ヴィシー海軍艦娘「貴女たちが先に始めたのよ!!」スチャッ
テスト「っ!!」
テスト(けど、さすがにここまでするのは想定外……!!せいぜい殴る蹴るぐらいだと思っていたけど……甘かった!!)
テスト「まっ」
リシュリュー「止めなさい!!」
ヴィシー・フランス海軍艦娘「っ!?リ、リシュリュー!?」
ヴィシー・フランス海軍艦娘「でも、こいつらは!!」
リシュリュー「皆、武器を捨てて。あちらの指示に従って」
「「「「……Entendu(了解)」」」」
テスト(リシュリューの指示に、不承不承ながらもヴィシーの連中が武器を捨てる。そして手を上げて跪いた)
自由フランス海軍艦娘「ちっ……最初からそうしていればいいのよ……!!」
自由フランス海軍艦娘「よし、撮ったわ!!新聞社に売ればいくらになるかしら?」パシャッ
自由フランス海軍艦娘「拘束しろ!!」
テスト(すぐに皆がヴィシーの連中を捕まえる。後ろ手に縛って足枷をした。これで満足に動けなくなる)
自由フランス海軍艦娘「はっ!!今からお前たち尻軽女に代償を支払わさせてやろう……!!」スッ
自由フランス海軍艦娘「ふふふっ、お楽しみの時間ね。安心して、ドイツ人よりはお前たちを楽しませてあげる」スッ
リシュリュー「っ!?な、何をするつもり?」
テスト(ヴィシーの連中を捕まえて逃げられないように拘束した皆は、もともと計画していた報復を始めようとした)
テスト(ナイフやハサミ、ペンをとりだし、嗜虐的な笑みを浮かべて近寄る皆を見たヴィシーの連中が警戒と不安を露わにする)
リシュリュー「答えなさい!!何をするつもりなの!?」
自由フランス海軍艦娘「ドイツ人受けするようにお前たちを化粧してさしあげます。髪を剃って、ハーケンクロイツを書いてあげましょう」
ヴィシー・フランス海軍艦娘「「「「っ!!」」」」ザワッ
リシュリュー「Non!!止めて!!近寄らないで!!」グッ
自由フランス海軍艦娘「止まれ!!抵抗するな!!」ガシッ
テスト(リシュリューの言葉をきっかけにヴィシーの連中が抵抗しようとする。けれど満足に動けない奴らはすぐに鎮圧された)
自由フランス海軍艦娘「さて、お前からだリシュリュー……!!泣いて喜べ、Putain(娼婦め)!!」スッ
リシュリュー「っ……!!止めて!!」ゾゾゾッ ジタバタ
自由フランス海軍艦娘「暴れるな!!死なない程度に痛めつけるぞ!?」
自由フランス海軍艦娘「もうやっちゃえ!!」ドゴッ バキッ
リシュリュー「うぐっ……!!かはっ!!あぅ!!」
テスト(リシュリューがリンチされる。容赦ない暴力にリシュリューはなすすべもなく抵抗する力を失ないボロ雑巾のようになって横たわった)
自由フランス海軍艦娘「ふん、やっとおとなしくなったか。準備はできてるな?始めよう」
テスト(そこを無理矢理起こされて、頭を下げさせられた。その髪の毛が束ねられ、切りやすいように引っ張られる)
リシュリュー「ぅ……私達は……司令部の命令に従っただけなのに……!!講和の時だって、そう命令されたから私達はメルス・エル・ケビールに移動した……!!」
リシュリュー「貴方たちこそ司令部の命令に逆らって脱走した裏切り者じゃない……!!フランスから背を向けて逃げた!!」
自由フランス海軍艦娘「「「「!!」」」」ピクッ
リシュリュー「あそこやダカールでイギリス人と戦ったのも!!そして今日、あなた達に合流したのも!!」
リシュリュー「全部司令部の……!!伝統ある我がフランス海軍の命令だった!!私達は一度もフランスに背いていない!!」
リシュリュー「あなた達こそイギリス人やアメリカ人、日本人に尻尾を振って股を開いた売女でしょ!?自由フランス!?そんなの、知らない!!」
リシュリュー「一部が脱走して勝手に作った、正統性も何も無いただの自称フランスよ!!」
自由フランス海軍艦娘「黙れ!!」ドカッ
リシュリュー「うぐっ!!」ドサッ
テスト(蹴り飛ばされたリシュリューが倒れる。掴まれていた髪の毛がごっそりと抜けた。リシュリューが痛みに呻く)
自由フランス海軍艦娘「ペンで勘弁してやろうと思っていたけど、お前にはこれで彫り込んでやるわ。一生残る傷跡として、ハーケンクロイツを」ギラリ
テスト「っ!!さ、さすがにそれは……!!」
テスト(……つい、声を出してしまった。皆の目が私を捕らえる。背筋が凍った。けど、そこまでするのはやりすぎている)
自由フランス海軍艦娘「何よテスト、こいつらの肩を持つの!?」
テスト「っ……そ、そう言う訳じゃ……確かにリシュリューの言い訳は聞き難く、まるで的を得ていない見当はずれの言いがかりです」
テスト「私もリシュリューの罵りにはらわたが煮えくり返る思いですよ!!けど、さすがにそれはやりすぎです」
自由フランス海軍艦娘「むしろこれぐらいで済むことを感謝するべきだ、この娼婦は。テスト、邪魔するな」ガシッ
テスト「っ!?」
自由フランス海軍艦娘「やれ!!刻み付けろ!!」
自由フランス海軍艦娘「任せて。さあ、報いを受けなさい……!!」スッ
リシュリュー「っ……!!いやぁああああああ!!」
提督「待て!!何をしているんだ!?」
偶然騒ぎに気が付き現場へ走るとナイフを持った自由フランスの艦娘の前に跪かされたリシュリューが悲鳴を上げている場面に出くわした
しかもよく見ると武装解除されたうえで手足を拘束されているうえ、明らかに暴行された痕もある
↓×1~3 提督の行動
「「「「!!」」」」
テスト「提督……!!」
リシュリュー「だ、誰……日本人……?」
提督(気が付いたのは偶然だった。移動中に何か騒ぎが起きている。このタイミングで、手遅れになる前に気が付けたのは運が良かった)
提督「私は帝国海軍所属の提督である。友軍としてこの事態を捨ておくことはできない。答えてもらおう、何をしている?」
「「「「……」」」」
提督(気まずそうな表情で目を逸らされる。一方のヴィシー・フランス側は縋る様に俺を見てきた)
提督「……コマンダン・テスト。答えてもらえるか?」
テスト「っ……」
提督(俺に名指しされたテストは恐る恐る俺を向く。動揺していた。口を開いたが言葉が出てこない)
提督「何をしているんだこれは?連絡があったから知っているが、彼女たちはヴィシーの子たちではないか」
提督「君たち自由フランスと合流して戦うのだろう?そんな彼女たちに向かって君は何をしているんだ?」
テスト「そ、それは……その……報復を……っ。この子たちのせいでフランスがあんなことに……私たちはまだ戦えたのに……!!」ギリッ
提督(言葉にしてその時の無念と彼女たちに対する怒りを思い出したのだろう。歯を食いしばり開き直ったかのように俺を睨みつけてくる)
提督「……ほう」
テスト「っ!!いや、だからって私はいくら何でもそれはやりすぎだって思」ハッ
自由フランス海軍艦娘「そうよ!!テストの言う通りだわ!!こいつらは卑劣な反逆者よ!!こうされて当然!!」
自由フランス海軍艦娘「これはフランスの問題です!!いくら貴方とは言え日本人に干渉されるいわれはありません!!退いてください!!」グイッ
提督(俺の失望を込めた眼差しにテストがハッと目を見開き、次いでやってしまったと言う表情を浮かべた。いつかのウォースパイトを思い出す)
提督(その後何か言っていたが、しかし周りの自由フランス海軍の艦娘たちの怒声で聞こえなかった。彼女たちが無理やり俺を排除しようとする)
提督「やめろ!!落ち着け!!いくらなんでもこれはやりすぎだ!!ナイフで何をしようとしている!!」
テスト「ま、待って!!止めて!!」グイッ
自由フランス海軍艦娘「邪魔するな!!これはフランスの問題だ!!」グイッ ザクッ
提督「いっ!?」ズキン
「「「「!!」」」」
テスト「て、提督!?」
提督(腕に走る激痛。そして滴る血液。体を張って止めようとした俺に、どうやらはずみでナイフが刺さったようだった。水をうったように静かになる)
自由フランス海軍艦娘「ち、違う……わざとじゃない……」カラン
テスト「提督!!」タッ
提督「止まれ!!」キッ
提督(俺を刺した子が震える声でそう呟き、ナイフを落とす。テストが駆け寄ってこようとしていた。俺は鋭く言い放つ)
テスト「っ!?」ビクッ
提督(俺の拒絶にテストが驚愕の面持ちを浮かべて硬直した。俺は自由フランスの子たちを冷たい目で見まわす)
提督「たしかにフランスの問題について俺が干渉する謂れはない。だが同盟国の軍の階級が上の者として私刑を容認することはできない!!」
「「「「っ!!」」」」
テスト「……っ」キュッ
リシュリュー「……!!」
提督「ひとまずヴィシーから来た諸君は我々大日本帝国が保護する。……君たちの気持ちもわかる」
提督「この子にたちには申し訳ないが、特別に見なかったことにする。俺のケガも気にするな。だから頭を冷やしてから来い。解散!!」
テスト「……」トボトボ
提督(そう一方的に言って反論を赦さずに会話を打ち切る。胸の前で手を握って何か言いたそうにしていたテストはしかし、辛そうに俯くと何も言わずに去っていった)
提督(俺はヴィシーの一番痛めつけられていた、おそらく旗艦であろう子に向き直る。痛みに耐えつつ苦笑を浮かべた)
提督「Bonjour, 私は大日本帝国海軍の提督だ。Enchanté(初めまして). 勝手なことをして申し訳ないが、聞いた通りだ」
提督「このような仕打ちを受けて憤然たる思いだろうが、私のこの傷に免じてどうか彼女たちを赦してやって欲しい」
リシュリュー「そ、そんなことより……腕が……」
提督「これぐらい平気さ。それより君の方だ。大丈夫かい?すぐに解放する。君の名前は?」
リシュリュー「っ!!……Je m'appelle Richelieu. 自由・平等・博愛の国フランスのRichelieu級戦艦一番艦よ」
提督(その子は金色の瞳で俺を見上げていた。泣き黒子が色っぽいフランス美人といった子だ。俺はまず彼女の後ろに回ると血がつかないよう気を付けながら縛られていた手を解く)
リシュリュー「っ」モゾモゾ
提督「ど、どうした?」
提督(手が解放された瞬間、まだ足を縛られたままなのにリシュリューがもぞもぞとこちらに向き直る)
リシュリュー「んっ……」ダキッ ギュッ
提督「んっ!?」
「「「「!!」」」」
提督(そして膝をついていた俺に抱きつくとそのまま唇を重ねてきた。まるで貪るような濃厚なキスだ。舌が俺の唇を舐め、その中へ入れてとねだってくる)
提督「っ……」トントン
提督(俺は何とか受け入れたい誘惑に耐えきるとリシュリューの肩をなるべくやさしめに叩く)
提督(拒絶しているわけではないが今はいけないと伝えた。リシュリューが名残惜しそうに口を離す)
リシュリュー「japonaisは恥ずかしがり屋というのは本当なのね?助けてくれて本当にありがとう」
提督(たわわに実った二つの果実を惜しげもなく押し付け、潤んだ瞳でじっと俺を見つめ、信じられない程の色気を纏った声音でそう囁くリシュリュー)
提督「あ、ああ、Je vous en prie(どういたしまして)」
提督(なんとかそう答える。酷い無様を晒しはしなかったが、それでも動揺を隠せない。フランス女ってやつはもう……)
提督(テストでその性質は分かっていた。あの子たちのように純粋ではなく、日本人のように奥手じゃないし、アメリカ人のように豪快でもない)
提督(ロシア人のように不器用でないし、イギリス人のように気取っているわけでなく、イタリア人のように大胆でない)
提督(男女の駆け引きというものをすべて把握しているとしか思えない。巧妙だった。前からこのことでテストには勝てないと悟っていた)
提督(だが、あれでまだ未熟だったのだ!!目の前のリシュリューは今やサキュバスのように見える)
リシュリュー「そんなにかしこまらないで?貴方は私の命の恩人なのだから。もっと親しくして欲しいわ」
提督「殺されそうになっていたわけじゃないだろう?」
リシュリュー「いいえ、殺されそうになっていたのよ。髪は女の命なの。それにあんなおぞましいシンボルを刻まれでもしていたら……」キュッ
提督(縋る様に俺の体を抱きしめる腕に力を込める。保護欲を搔き立てる仕草に思わず抱きしめそうになった)
提督「……もう大丈夫だ。さて、足の縄も解こう。それに君の仲間たちの拘束も解かなくては」
リシュリュー「そうね、お願い」
~
テスト「……」
↓×1~3 提督に誤解され、拒絶され、その後気がついたら拠点の自室へ戻ってきていたテストの心境と行動
テスト「っ……」ポロポロ
テスト(提督にあんなケガを……ただでさえ階級に似合わず負傷の多い人なのに……夜、肌を重ねるたびに見るあの傷だらけの体……)
テスト(私が止めていれば……皆がああいうことをしようとしている時に何とか説得していれば……あんな事にはならなかった……)
テスト(なのに私は……それはやりすぎだと思っていたけど、止めるどころか直接会うまでむしろリシュリューを罵ろうとしていた……)
テスト「しにたい……」
テスト『提督!!』タッ
提督『止まれ!!来るなコマンダン・テスト!!』キッ
テスト『っ!?』ビクッ
提督『君には失望した!!こんな事をする子だとは思わなかった!!もう君のことを想えない……愛せない……消えてくれ』ギロリ
テスト「っ~~~!!そ、そうは言っていなかったはずです……!!きっと違います……違いますよ……ぐすっ……」ギュッ
テスト(嫌な想像ばかりしてしまう……もう二度と提督に愛してもらえない気がした……違うのに……そうじゃないのに……)
テスト『提督!!あの、先程は申し訳ありませんでした……どうか話を』
提督『なんだお前か。来ないでくれ。話したくもない。俺はお前のような女は嫌いなんだ。全部間違いだった。最初から知っていれば君を愛することはなかった』
テスト『っ……!!』ガーン
テスト「うぅ……!!っ!!違う違う違う!!そうじゃないはずです!!きっと話を聞いてくれるはずです!!だから変なこと考えるな私!!」 ブンブンブン
テスト「……提督のところへ行きましょう。話を……きっと会ってくれるはずです……聞いてくれるはずです……」ムクリ
~
帝国海軍下士官「すいませんが(誰も)取次するなと命令されておりまして……」
テスト「えっ……」サァッ
帝国海軍下士官「ですから、(誰も)取次するなと命令されているのです。申し訳ありませんがお引き取りください」
テスト「……と、取次するなと言われているのですか?(私を?)」カタカタカタ
帝国海軍下士官「はい、そうです。(誰も)取次するなと」
テスト「(私を)取次するなと……提督が……」
↓×1~3 マイナス思考になっていることを踏まえてテストの反応
テスト「……わかりました。では自分で会いに行きます。ですからここを通してくれませんか?」スッ チラッ
帝国海軍下士官「!?」
~
リシュリュー「んっ……ふっ……」
提督「っ……」
提督(拠点へヴィシーの子たちを保護するために迎え入れた後、今後のことを話すという名目でリシュリューは俺の部屋へ訪ねて来た)
提督(そしてすぐに再び唇を奪われたのだった。されるがままに俺はリシュリューと濃厚に舌を絡ませ合う)
リシュリュー「……はっ。お上手なのね」
提督「君の方が上手いよ」
リシュリュー「ふふっ、Merci. 貴方のこと、もっといろいろ教えて欲しいわ。その代わり、私のことも教えてあげる」
提督(リシュリューが手を俺の背中からわき腹を通って下腹部へと這わせていく。胸が押し付けられ、その柔らかさを猛烈にアピールしてくる)
提督(妖艶な微笑みを浮かべていた。このまま誘惑に負けてしまいたい。リシュリューのことを教えて欲しいと思った)
提督「すまない……」グイッ
リシュリュー「っ……」
提督(しかし俺はそんな誘惑を強引に振り切る。リシュリューの肩を押し、距離をとった。じっと見つめられる)
提督「俺と君はまだ会ったばかりだ……こういうことには正しい順序がある……」
提督(今まで関係を持っていた子とは深い絆で結ばれていた。ガングートとだって初対面はあの時だが、あの地獄のアルハンゲリスクを共に過ごした)
提督(そういう下地があったからこそ俺は彼女たちを本当に好きになり、信頼して責任をとる覚悟を持ってあのことを話せた。だが、この子はさっき会ったばかりだ)
提督(同じようにできるはずがない。それに、このことは俺にとって急所だ。このことを公にされるだけで俺は終わる。部外者に知られる訳にはいかないのだ)
提督(かといって夜ではないが一夜の夢というのもダメだ。俺には俺を想ってくれる子がすでにもうたくさんいる。そんなことしたくない)
リシュリュー「正しい順序なんて誰が決めたのかしら?こういう風に始まる愛だってあると思わない?」
提督「俺にはもう愛する人がいる……」
リシュリュー「日本の人?比べてみて。フランス女の味、教えてあげるわ。きっともう忘れられなくなる。そうしてみせる」
提督(なおもあきらめずに誘惑してくるリシュリュー。だが断られることに慣れていないのだろう。もしかしたら断られたことが無いのかもしれない)
提督(顔には出さないが動揺していた。そして引き際が分かっていない。まあ、それだけ美人ならそうだろうな。フランスの男がこの子を放っておくとは思えない)
提督「すまない。君は魅力的だ。だが、俺は君を抱けない。抱いてはいけない」
リシュリュー「……そう」
提督(リシュリューがそう呟くと俺から離れて背を向けて扉へと向かい、ドアノブに手をかけたところで止まった。そしてすこし沈黙した後、話し始める)
リシュリュー「貴方はとても潔癖な恋愛観を持っているのね。まるで初心な子供のよう。……そんな人に愛されるのは……幸せでしょうね」
提督「……自由フランス側には連絡してある。三時間後に迎えに来るらしい。その時には俺も立ち会わせてもらう。それまでゆっくりしていてくれ」
リシュリュー「分かったわ。失礼するわね」
提督(リシュリューが部屋を出ていく。やるべきことは終わっているが、時間は余っている。そして何か気分転換したかった)
提督「……少し歩くかな」
~
提督「ん、あれは……」
帝国海軍下士官「や、止めてください……困ります……!!」
テスト「他に誰もいませんよ……?ほら、見てください……結構自信あるんです……どうですか……?」
帝国海軍下士官「っ……」
テスト「安心してください。私は自由フランス海軍のコマンダン・テストです。怪しいものではありません」
テスト「ただ、提督に会いたいだけなんです……だから、通してください。そうすれば……もっと見せてあげますから……」
提督(外の空気を吸いに外に出たところで警備に立っている下士官にテストが迫っているのを目撃した。彼の至近距離に立って誘うような表情をしている)
提督(ベージュのジャケットを脱いでいた。ネイビーブルーに赤いラインが入ったワンピース姿だ。いつも大胆に見せつけている胸元にテストは指をひっかけて引っ張っている)
提督(遠目のために見えないが、至近距離に立っている彼にはおそらく下着が見えているだろう。ふと、テストがこちらに気が付いた)
テスト「えっ」
↓×1~3 テストが他の男を誘惑して迫っている(ように見える光景を)見てしまった提督と見られてしまったテストの反応をそれぞれ。
※提督には二人の会話が聞こえていない。テストも提督に会話が聞こえていないだろうし、そう場合これがどう見えるか思い至っている
提督「……」ツカツカツカ
テスト「提督……!!」サァッ
提督(テストのところへ向かう。自然と表情は硬いものとなっていた。テストが顔を青ざめさせる)
提督「……」ツカツカツカ
テスト「っ!!」バッ シュルシュル
帝国海軍下士官「!?」ビクッ
提督(慌てて服装の乱れを直し始めるテスト。しかし、手が震えているのかボタンをかけるのに手間取っていた)
提督(控えめに言って面白くない。テストは一体何をしていたのか確認する必要がある。彼と一体どういう関係だ?)
テスト『実は私……もうこの人のモノなんです……///この人がこうしなきゃもうしてくれないっていうから……』
テスト『この人の方が凄くて……///提督のこと、忘れさせられちゃったんです。だから、ごめんなさい。お別れしてください』
提督(そんな事になっていたとしたら、悪いが俺は平静を保てる自身が無いぞ……嫉妬の炎が全てを焼き尽くしてしまいそうだった)
提督「テスト、これはどういうことだ?」
テスト「N, N, Non!!違うんです、提督!!こ、これには訳が……!!」
帝国海軍下士官「提督!!」バッ
提督(テストが今にも泣きそうな顔で言い訳を始める。警備の兵士が俺に気が付き慌て直立不動で敬礼した)
テスト「わ、わ、私……提督に会いたくて……それで……私を通すなって命令だって……だから私……どうしても会いたくて……」
提督(テストがしどろもどろに説明してくる。ふむ。事情は分かった気がする。俺はテストを通すなではなく誰も通すなと命令したのだが)
提督「伍長、説明を」
帝国海軍下士官「はっ!!この女性がここを通してくれと言ってきかなかったのでありあます!!」
提督「なるほど、分かった。……」ジッ
テスト「っ……!!」
提督(どうしようかと思ってテストを見つめる。目が合ったテストは辛そうに顔を歪めた。細められた目から涙が零れる)
テスト「うぅっ……!!ひっく……ぐすっ……ていとく……!!」ペタン ボロボロ
「「!?」」
提督(そしてその場に崩れ落ちるように座り込むと、泣き始めてしまう。涙声で俺を呼んだ)
テスト「ごめんなさい……ごめんなさい……お願いですから話を聞いてください……お願いです……ていとく……」
提督「わ、分かった。とりあえず俺の部屋へ行こう。ここで話すのはよくない。立てるか」
テスト「M, Merci……!!Merci!!ていとく!!」ガバッ
提督「っ!!」
提督(テストが屈んで手を差し伸べた俺に抱きついてくる。そして肩に顔を埋めて泣いていた。伍長が気まずそうにしている)
提督「っ……!!行くぞ、テスト!!ご苦労、伍長!!」
提督(刺された腕が痛むが、テストは軽い。俺は問題なくテストの背中と足に手をまわして横抱きにする)
提督(そして敬礼を返してくる伍長を後に残して部屋へと戻る。その間もずっとテストは俺に固く抱きついて決して離そうとしなかった)
↓×1~3 テストの謝罪と弁解を聞いたことと、色仕掛けだったとはいえあんなことをしたテストに対する反応
例)事情を理解し、赦すがお仕置き
~
提督「ほら、Expresso(エスプレッソ)でよかった?」
テスト「はい……Merci, 提督」
提督(テストにカップを渡す。しばらく、無言でエスプレッソを飲む。温かい飲み物を飲んでテストも落ち着いてきたようだ)
提督「テスト。そろそろ話してくれないか?」
テスト「はい、もちろんです。あの時は私も混乱してしまっていて……どうにかして提督に会いたい、ここを通してもらわなくてはと考えて……その……咄嗟に色仕掛けを……」
提督「そうか……」
提督(テストが俯きながら消えそうな声でそう言う。とりあえず安心した。裏切りではなかったのだ)
提督(まああの時のテストと伍長の様子から予想はついていたが。それの確認が取れてよかった。俺はひと口エスプレッソを飲む)
テスト「あの……提督……」
提督「ん?」
テスト「どうして私を取次するなと命令したのですか……?やっぱり、あの時のあれのせいですか……?なら、お願いです……どうか赦してください……!!」ジッ フルフルフル
提督(上目遣いで俺を見つめるテスト。震えていて、今にも泣いてしまいそうだった。俺は慌てて訂正する)
提督「違う違う!!本国から大事な連絡があってな。だから誰も取次するなと命令しておいたんだ。君を遠ざけようとしたわけじゃないよ」
テスト「……!!そ、そうだったんですか……よかった……本当に良かったです……」ホッ
提督(テストはようやく心から安心したように少し微笑みを浮かべる。そしてまだ赤い目で真っすぐと俺を見つめてきた)
テスト「聞き苦しいとは思います。ですがどうか聞いてください。誓って言います。私はあそこまですることには反対でした」
提督(こういう時に嘘を吐くような子ではないことは分かっている。俺は無言で続きを促した)
テスト「けれども……私の気持ちは皆と一緒です。裏切り者が赦せないんです。ヴィシーについた子たちのせいでどれだけ私たちが大変だったか……!!」
テスト「だから私は、止めませんでした。止めようと思えませんでした。罵ってやろうと思っていました」
提督(再び俯いたテストの表情に俺は衝撃を受けた。苦汁を舐めたような……いや、もはや苦汁どころではないのだろう)
提督(それは、故郷を失った艦娘の顔だった。憤怒や苦悶、後悔、そういった感情が混ざりあった筆舌に尽くし難いものだ)
提督「テスト……すまなかった……」ダキッ ギュッ
テスト「!!」ドキッ
提督(俺はテストに歩み寄ると胸に抱く。息を呑むテスト。俺はそのままテストの頭を撫でる)
提督「俺は君への……君たちへの配慮が足りていなかった……そうだよな……本当にひどい目にあってきたんだよな……」
テスト「……」コクリ
提督(テストが無言で頷く。そして俺の体に腕をまわした。腕に抱いたこの少女の辿ってきた過酷な運命を想うとこの子の為に何でもしてあげたいと心から思う)
提督「本当にすまない……どうか赦して欲しい……俺にできることなら何でもする」
テスト「いいんです。謝らないでください。私たちは事故とはいえ提督に傷を負わせてしまいました」
テスト「それに、分かっています。提督が言った事が正しいです。どんなにあの裏切り者たちが憎くても、私刑は容認されるべきではありません」
テスト「悪いのは私たちなんです。取り返しのつかないことをしてしまうところでした。止めてくれて本当にありがとうございます」
テスト「そして本当にごめんなさい。どうか赦してください。私を嫌いにならないでください」
提督「まさか。嫌いになんて絶対にならない。言っただろう?君を永遠に愛し続けると」
テスト「っ!!提督……!!」
提督(テストが顔をあげて俺を見つめた。俺もテストを見つめる。しばし、至近距離で見つめ合った)
テスト「……。……」キュン クイッ
提督(テストが切なそうな表情を浮かべる。そして目を閉じると、顎をあげた。言葉はもういらなかった。俺はテストの唇を奪う)
テスト「んっ……」
提督(唇を重ね、押し付け、擦り付け、啄み合う。舌を絡ませ合いながらお互いの愛を確かめ合う)
提督「……」クイッ
テスト「……」スクッ
提督(俺は一度口を離すとテストを立たせる。そして改めてテストを抱きしめ、濃厚なキスを再開した)
提督(体を抱く手を背中から下げていく。ヒップを優しく撫で、揉むとテストがさらに強く俺に抱きついた)
提督(体を擦り付けてくる。俺はテストのワンピースの裾をたくし上げると直接肌に触れた)
提督(胸もいいがやはりこっちもいい。直接、温かく滑らかな素肌を堪能する。俺はテストのショーツに手をかける)
提督(テストのヒップを覆う薄布をその割れ目に食い込ませ、Tバックのようにした。テストが甘い声を漏らす)
提督(そのまま前の方も手で強引に食い込ませてしまう。テストもまた、俺の固く張りつめたモノをズボンの上から撫でてきた)
提督「……」クイッ クイッ
テスト「あぁ……!!あんっ……!!」
提督(食い込ませたショーツのバックを持ち上げるようにするとテストが口を離して嬌声をあげた)
提督(そのままショーツでそこを刺激するように持ち上げたり下ろしたりを繰り返すとテストが切なそうに声を漏らす)
テスト「んふぅ……提督……ダメです……もっと……直接触ってください……」
提督「どこを?ちゃんと言ってくれないと分からないな」クイッ
テスト「んんっ……!!Ma vulveです……」
提督「なるほど。しかし、あまり使わない単語だから確証が持てないな。だから日本語でも言ってくれ」
テスト「ま、マンコです……!!私のマンコを直接愛してください……!!合ってますよね……?あれ、違いますか……!?」
提督「あってるぞ、安心しろ。いいだろう。ほら、どうだ?」 スッ クチュクチュ
提督(俺はテストの懇願に応えてショーツをずらしてすでに濡れ始めているそこに指を這わせる)
テスト「はぁっ……!!うぅ……!!」ビクン
提督(テストが湿っぽい声を漏らした。固くなっているそこを一撫でしたあと、あえて触れず焦らす)
テスト「っ……!!」ジッ
提督(テストが視線で訴えかけてくる。もっと焦らしてもいいが、しかし今回はテストの望みに応えることにした)
提督「ほら、どうだ?」キュッ
テスト「あぁ!!」ビクン
提督(つまむと、腰が跳ねる。俺はそのままそこを弄る。高まってくるテスト。俺はそのままイかせるためにテストに快楽を与え続ける)
テスト「いい!!いいです提督!!あっいい!!くる!!きちゃう!!きちゃいます!!」
提督「イかせてやるから遠慮なくイくがいい、テスト」
テスト「っ!!んっふぅぅうう~~~~~~!!」ビクンビクンビクン
提督(テストがぴんと体を張る。そしてがくがくと腰を痙攣させた。虚空を見つめて絶頂の余韻に浸るテスト。だが、休むのは後にしてもらおう)
提督「このあとヴィシーの子たちを君たちに送らなくてはならない。だから時間が無いんだ」
提督「君はもう準備万端だろう?俺もあとはこれを脱ぐだけだ。ほら、脱がせてくれ」
テスト「O, Oui……わかりました……」スッ
提督(テストが俺のズボンに手をかける。ベルトを抜いて、ホックを外した。重力に引かれてずり落ちるズボン)
提督(露になったのはトランクスだ。怒張したものがそれを突き破らんばかりに反り立っていた)
提督(テストはそれにも手をかけてモノが引っ掛からないように引っ張りながらずり下げる)
テスト「はぅ……いつ見ても凄いです……惚れ惚れします……///」
提督(ようやく露になった俺のモノをテストがうっとりとした表情で見つめていた。白い手でそっと触れて撫でてくる)
提督「テスト、机に手をつけ」
テスト「はい……!!」
提督(期待に弾んだ声音、テストが言われたとおりにする。ワンピースをたくし上げると綺麗なヒップと濡れた内股、そしてピンク色の秘所が丸見えになった)
提督(きれいなパイパンだ。テストは肩越しにこちらを振り返り期待の表情で俺を見ている。俺ももう我慢できない)
提督「入れるぞ」ヌリヌリ
テスト「来てください///」ドキドキ グイッ
提督(後ろから秘所にモノをあてがって割れ目をなぞりながらそう囁く。テストが待ちきれないというように腰を押し付けてきた。そのまま先端が飲み込まれてしまう)
テスト「あっ……///」ツプッ
提督「っ……くぅ……!!」ヌププププ
テスト「んっ……ふぁ……!!あぁ!!」キュン ゾクゾクゾク
提督(俺からも腰を押し出し立ちバックで挿入する。きつく締まるそこに俺のモノが埋まっていく。絡みついてくる媚肉は処女だったころの面影はもうない)
提督(テストの秘所はもう完全に俺専用の媚穴へと変わり果てていた。俺は本能のままに腰を振り始める。テストが喘ぎ、水音と肉がぶつかりあう音が響いた)
テスト「んっ!!ふぅ!!執務室でこんなっ!!私たちっ、いけないことっ、してますねっ……!?」
提督「我慢できなかったんだ!!俺も君も!!仕方ないだろ!?」
テスト「あぁっ!!そうです!!提督!!愛してます!!」
提督「俺もだ!!愛しているぞテスト!!君は俺のだ!!」
テスト「はいそうです!!提督のです!!私の全部!!提督に捧げます!!」
提督(テストが乱れながらもためらうことなくそう言い切った。ぞくぞくする。精液が込み上がってきた。欲望のままに中出ししてやろう!!)
提督「っ……出すぞ!!テスト!!受け取れ!!」バチュン ビュルルルルルル
テスト「んんぅ~~~~~~~~~!!」ビクンビクン
提督(スパートをかけつつ我慢できる限り我慢し、射精と共に俺は腰を打ち付け、そのま押し上げるようにぐりぐりとした)
提督(精液がテストに注がれていくのが感覚で理解できる。テストが机に蹲る様にして絶頂を迎えていた)
提督(射精後の満足感がひろがる。目の前にいるテストが俺のモノだと改めて実感した。なんせ、生で中出ししたのだから)
提督「ふぅ……」
テスト「はぁ……はぁ……っ……」チラッ
提督「!!」
提督(荒い息を吐きつつテストが俺を振り返る。その目を見れば言いたいことは分かった。大丈夫、俺のモノは全然萎えていない)
提督「こんなもんじゃ終わらないぞ。覚悟しろよ?」ギンギン
テスト「はい……///」キュンキュン
~
リシュリュー(まさか給湯室があの人の部屋の近くにあるなんてね……さて、お湯も用意したしさっさと部屋へ戻りましょう。ばったりあの人に会ったら気まずいもの)
ガチャ
リシュリュー「っ!?」
リシュリュー(あの人の執務室のドアが開く。咄嗟に私は給湯室に隠れた。はぁ……マーフィーの法則ってやつね……こっちに来るかしら?そっと様子を窺う)
テスト「……」キョロキョロ スッ
リシュリュー「!?」
リシュリュー(……あの人の部屋から出てきたのはテストだった。しかも赤い顔をして周囲を気にしながら乱れた服を整えつつ慌てて玄関の方へ歩いていく)
リシュリュー(あの人の恋人ってテストだったのね……そう言えばニュースであの人がイタリア人からテストを命がけで守ったってやってたわね)
リシュリュー(おおかた、ヤってたら思ったより時間がかかってるのに気が付かなかったってところかしら……)
リシュリュー(テストはいいわね。自由フランスで戦果をあげて今や救国の乙女ですもの。おまけにあんな素敵な恋人までいて)
リシュリュー(なのにこっちは憎い裏切り者扱い……私は上の命令を忠実に守っただけなのに……どうして……)
↓×1~3 リシュリューのテストに対する行動
※説明は他の子たちとも関係を持っていることと、どうしてそうするのかという理由と覚悟だけで自分から個々との馴れ初めを話したりはしません。
ただし聞かれれば答えています
リシュリュー「……」
リシュリュー(私の中で何かが胎動するのを感じる。悪いのは彼女じゃないことは分かっている)
リシュリュー(けど、それが何?私だって悪くない。いいえ、むしろあの子みたいに停戦の時に脱走したりなんかしなかった)
リシュリュー(自信を持って言える。あの子より私の方が正しく生きていたと。それなのに私がこんなに不幸な目にあってあなたがそんなに幸せなんて……)
リシュリュー「おかしいわよね……?」
~
テスト(まさかあの方が来るとは。ヴィシーの子たちを自分で迎えに行くために自由フランスの創立者である少将がわざわざこの拠点までやって来た)
テスト(そして今、提督と会談している。もしかしたら私たちは歴史の目撃者なのかもしれない)
リシュリュー「テスト」
テスト「はい?」
テスト(そんな感慨に浸っていたところで元ヴィシーと自由フランスの艦娘の代表として隣に並んで立っていたリシュリューが声をかけてくる)
リシュリュー「首のところ、赤くなってるけどどうしたのかしら?悪い虫にでも刺された?」
テスト「っ!!いや、これは……」カァッ
リシュリュー「ふふっ、まさか男ができてたとはね。もう貴女をからかえないわ」クスリ
テスト「し、集中してください……!!いまはお喋りしている場合じゃありません……!!」キッ
テスト(顔が熱かった。ついリシュリューの方を見てしまう。リシュリューは前を向いたままにやにや笑いをしていた)
リシュリュー「ごめんなさい。けど、あのテストがね……まあ、あの日本軍のAmiral、かっこいいものね」
テスト「っ!?」ドキン
テスト(な、な、な、何でリシュリューが知って……!?心臓が止まるかと思った……まさか、あの時どこかで見られたり聞かれたり……!?)
リシュリュー「それに、キスもとっても上手だったし。アジア人に惹かれたのはこれが初めて」
テスト「!?」
リシュリュー「ごめんね、テスト。私、あの人とキスしちゃった。とっても濃厚なのをね。私からしたのだけど、彼も情熱的に応えてくれた」チラリ
リシュリュー「このままだと私、貴女から彼を奪っちゃうかもね。けど恋愛ってそういうものだもの。赦してくれるわよね、テスト?」ニタァ
リシュリューが横目でテストを見つめながら妖しい笑みを浮かべている
↓×1~3テストの反応
※テストはリシュリューが美人であり恋愛経験豊富な為にその分野で勝ち目がないと思っている
~
テスト「……ふふっ」ニコッ
リシュリュー「っ!?」
リシュリュー(最初驚いたテストはしかし、すぐに不敵な……まるでそれは無理だと言わんばかりの笑みを浮かべると前を向いてしまう)
リシュリュー(思わずテストの方を向いてしまった。そんな私をテストが余裕の表情を浮かべて横目に見ている)
リシュリュー「っ……」フイッ
リシュリュー(私は顔を歪めて前を向く。無様だった。惨めだった。死んでしまいたい。誰も見ていなかったら呻きながらのたうち回っているところだ)
リシュリュー(この子がこんな……いつの間に……そうね……私の知ってる恋愛に奥手で初心な生娘のテストはもうとっくにいなくなっていたのね……)
テスト「……!!どうやら会談が終わったようですよ、リシュリュー」
リシュリュー「っ……そのようね、テスト」
リシュリュー(何事もなかったかのようなテストの態度に同じく何事もなかったかのように返す)
リシュリュー(けど、私の中でテストに対する黒い感情が大きく燃え盛るのを止められそうになかった)
~
提督「急な連絡となってしまい申し訳ない。三日後に私は大西洋船団護衛艦隊の指揮官へと転任する」
提督「私の後任には中将が任命された。彼は優秀だ。きっと君たちを勝利に導いてくれるだろう」
提督(俺は先の作戦での米海軍との連携失敗の責任をとって左遷されることになった。そのせいで大きな被害を出したアメリカとの関係を考えれば仕方のないことだ)
↓×1~3 提督の連絡を聞いた一航戦の反応
赤城「提督……!!」
提督「ん?赤城か」
提督(俺の転任の話が終わってすぐ、執務室へ戻ろうとした俺を呼び止めたのは赤城だった。振り返ると思い詰めた様子の赤城が立っている)
赤城「わ、私の」
提督「私のせいでとは言うまいな?」
赤城「っ!!」
提督(俺の牽制に赤城が言葉に詰まってしまう。やはり図星だったか。未だにあの事件は赤城の心に突き刺さったままのようだ)
提督「何度も言ったが、君は完璧に私の命令をこなした。悪いのは君ではなく私だ。私がサマータイムを知っていればこんな事にはならなかった」
赤城「で、でも!!」
提督「赤城」
提督(なおも食い下がろうとする赤城の言葉を強引に遮る。俺は赤城の目を見つめて語りかけた)
提督「今回の件は誰かが責任をとらなくてはならない。そしてこういう時に責任をとることが私の役目だ」
赤城「っ……!!」ウルッ
提督(辛そうに俯き、目を逸らす赤城。そんな顔をしないで欲しい。俺は赤城に歩み寄るとその頬に手を添えてこちらを向かせる)
赤城「っ!?」 ビクッ
提督「しっかりしてくれ、赤城。俺は君を高く買っているんだぞ。この件はもう終わりだ。気持ちを切り替えていけ」
提督「ここだけの話だが、私が誰よりも信頼する空母娘は君だ、赤城。その君がそのような様では私も安心してここを離れられない」
赤城「っ!!わ、私を……ですか……?」
提督「そうだ。君だ」
赤城「そうですか……提督が……私を誰よりも……!!」
提督「一航戦、赤城。あえて問おう。このぐらいのことで君は折れたりはしないな?私の期待に応えてくれるな?」
赤城「はい、もちろんです」ジッ コクリ
提督(そう、これだ。もう大丈夫だろう。今、真っすぐに俺の目を見返しているのは先程までの弱った女の子ではない)
提督(帝国海軍の栄光、第一航空戦隊の旗艦、赤城がそこに居た。俺は微笑むと、赤城の頬から手を離す)
提督「よろしい。ではさらばだ、空母赤城。ここは頼んだぞ。大西洋の補給線は任せろ」
赤城「分かりました。お任せください、提督。……その、提督」コクリ
提督(きりっとした顔で力強く頷いた赤城に安心した俺は執務室へ戻ろうとした。が、少し躊躇った後、意を決したように再び赤城が俺を呼ぶ)
提督「なんだ?」
赤城「っ……」タジッ カァッ
提督(赤城は俺の視線を受けて少したじろいだ。そして頬を赤く染める。が、すぐに気を取り直すと口を開いた)
赤城「私の心はいつも貴方に向いています。どんなに離れようとも、何があろうともです」
提督「あ、赤城……!?」ドキッ
提督(いきなりだった。不意討ちの赤城の言葉につい動揺してしまう。こ、これはもはや愛の告白ではないか……?)
赤城「で、では失礼します、提督。またいずれ……できればすぐにお会いできるよう祈っています。っ……!!」カァァッ タッ
提督(もはや頬だけでなく顔を真っ赤にした赤城は踵を返すとらしくなく廊下を駆けていく。俺はそれを呆然と見送ることしかできなかった)
~
加賀「……」スタスタスタ
加賀(あの事件で私は自分が信じられなくなってしまった……あの後、私は提督のところへ行って無様に泣きながら縋りついて謝罪し、あれこれと弱音を吐露した)
加賀(自分があんなに弱いなんて知らなかった。初めて知った自分の脆さ。どうしようもできなかった)
加賀(提督だってきっと辛かったと思う。誰かに労わって欲しかったと思う。それなのに私は……その時そう考える余裕もなく……)
加賀(そんな私を提督は文句も言わずに慰めてくれた。そのおかげで私は立ち直ることができた)
加賀(でも、まだ提督がいないとダメみたい……提督がいなくなると考えただけで、情けないことに震えが止まらない)
加賀(けれど私は提督の負担になんかなりたくない!!だから私は一航戦の加賀に戻らなくちゃいけない!!)
加賀(そのためには勇気が必要……どんなに辛くても、恐ろしくても、怖くても、戦うための勇気が)
加賀(あの事件の前は当たり前のように持っていたそれを、私は失くしてしまった……取り戻さなくてはいけないわ)
加賀(そのためには……私には提督が必要だった……提督が行ってしまう前にもう一度深く愛し合うことができれば、きっと勇気を取り戻せるはず……)
加賀「……!」ピタッ
黒潮「やっとまた司令はんと会えたと思っとったらウチは今日までずっとずっとずぅっと任務やらなんやらで時間が取れなかったんや!!絶対に譲らんで浦風!!」
浦風「はぁ?ぶちまわされたいんか黒潮!!うちだっておんなじじゃけぇ死んでも譲らんわ!!どれだけ今日を待っとったと思うとるんじゃ!!」
↓×1~3 提督の部屋の前でそんな言い合いをしている黒潮と浦風に遭遇した加賀の反応
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