ヒビキ「アニキ肌でチャンピオンを目指す」(311)

ワカバタウン・裏路地
短パン小僧「た…助けて欲しいでやんすぅ…」ガクガクッ

チンピラ1「何だァ?ジョウトのガキは人にぶつかったら謝罪金も払わないんかよ?」

チンピラ2「俺等三代目カントー連合の新たな新天地の門出を穢してくれてよぉ?」

コラッタ「コラァッ!」ポンッ

チンピラ1「何だクソネズミがァッ!」ゲシッ

コラッタ「コラァッ!」ズサァッ!

短パン小僧「コラッタ!」

チンピラ2「何だジョウトはトレーナーだけだでなくポケモンもザコかぁ!」

短パン小僧「ゆ…許さんでやんす、このド外道ー!」ダッ

チンピラ1「舐めんなよ、クソガキ…!」ブンッ…

短パン小僧「くっ…!」

ガシッ

短パン小僧「………へっ?」

?「エエ根性しちょるのォ、坊主」

チンピラ1「な…誰だテメェは!」

?「誰だとはこっちのセリフじゃのぅ。カントーかホウエンか知らんが、おどれら誰のシマでデカいツラしちょるんじゃ?」クルクルッパシッ

短パン小僧「黄金の…十手…?」

チンピラ2「おーおー!マッ金金の十手なんぞ、ジョウトのガキは派手好きじゃのぅ!」

チンピラ1「良い機会だ!テメェもボコってその十手を貰うとするか!」ポーイッ

チンピラ2「おおっ!」ポーイッ

ズバット「ズバッ!」ポンッ

ドガース「ドガァ-」ポンッ

?「ホォー。ポケモン勝負か。いいのぅ、俺ァは拳もじゃが、コッチも十八番じゃ!カチコめ、デンまる!」ポーイッ

デンまる「メェー」ポンッ

短パン小僧「め…メリープ…?」

チンピラ1「………ぷっ。ギャハハハハッ!何だその如何にもザコそうなポケモンはよォ!」

チンピラ2「モコモコしててカワイイでちゅねー」

デンまる「メェ?」モコモコ

?「ファンシーな見た目に惑わされちょったら、痛い目みるぞ!デンまる、ほうでん!」

デンまる「メェェェェッッッ!!!」バチバチィィイッ!

ズバット「ズババババッ…!」ビリビリッ

ドガース「ドガガガ…!」ビリビリッ

チンピラ1「一発で二匹も…!」

チンピラ2「やべぇぞ…逃げ…!」ダッ

バキィッ!ボキィッ!

チンピラ1・2「「おぼぉっ…!」」ズサァッ!

?「逃がす訳ないじゃろォ…?そうじゃ、最初の質問に応えちゃるわ」クルクルッパシッ

ヒビキ「俺ァ、ヒビキ!巷で『ワカバの黄金番長』と呼ばれちょる、ワカバタウンのヒビキじゃ!」

チンピラ「」チーンッ

ヒビキ「おっ、聞こえちょらんかったか。スマンスマン!ガハハハッ!」

短パン小僧「ま…まさか死んで…?」

ヒビキ「心配すな!俺ァ、ケンカはするがどんなド阿呆でも命は奪わんのが流儀でのぅ!」

ヒビキ「おー、そうじゃそうじゃ」ギロッ

短パン小僧「へっ…?」ビクッ

ヒビキ「………」ザッザッ…

短パン小僧「オ…オイラ…金は…」

ヒビキ「オラよ」シュシュッ

コラッタ「コラッ…」ジワァ…

短パン小僧「へっ…」

ヒビキ「この街にゃポケセンも無いきのぅ。気休めじゃがコイツで傷治せや」

短パン小僧「あ…ありがとうでやんす…」

ヒビキ「それにしても、坊主。最初はビクついてた癖にポケモンを傷つけられた途端立ち向かうなんざ、中々の根性じゃのぅ!」ガシッ

ヒビキ「ま、じゃあのぉ!」ザッ

短パン小僧「か…カッコイイ…!」

コラッタ「コラァ…」

翌朝

母「ヒビキー!ちょっと下りて来なさーい!」

ヒビキ「あ゛ぁ、何でい、マミー!」タッタッタ

母「アンタ、お隣のウツギ博士って知ってるわよね」

ヒビキ「あー、あのナヨナヨした奴か…」

母「ウツギ博士がアンタを呼んでたのよ。行ってあげて」

ヒビキ「何で俺が…」

母「一応ウツギ博士やコトネちゃん家とはお歳暮を贈りってる仲なんだから、こんくらいの仁義は通せよ、クソガキ」ガシッ

ヒビキ「お…おう…」

母「それも家の流儀だろうが」

ヒビキ「………行ってきます」

母「行ってらっしゃい」ニコッ

ウツギ研究所

助手「本当に彼を呼んで良かったんですか、ウツギ博士。彼はこの街一の不良ですよ…?」

ウツギ「し…仕方ないでしょう!だって最近野生のポケモンも強くなってるし、頼みのコトネちゃんは一年前に旅に出て連絡なんて碌に無いし…!」ビクッ

助手「この町でコトネちゃんの次に強いトレーナーって言ったらヒビキくんだけですからね…」

ウツギ「あー、来て早々に暴れだしたらどうしよう…」ガクブルッ

ヒビキ「おーう!来たぞォナヨナヨ博士ー!」ドォンッ!

ウツギ「ひやぁあっ!いらっしゃいませぇご主人様ァッ!」ドゲザッ

助手「ビビりすぎっ!」

ヒビキ「………流石に俺も引くぞ」

ウツギ「あっ…え……コホンッ。ヒビキくん!実は君に頼み…が……!」

ヒビキ「ほぉー…」ギロォッ…

ウツギ「もし宜しかったら僕の知り合いのポケモン爺さんと言う人がポケモンのタマゴを手に入れたと言ってたので貰って来て欲しいとか、思っちゃったりして!」アセアセ

ヒビキ「で、場所は…?」ギロォ…

ウツギ「ヨシノシティの北の外れに住んでおります!失礼を重々承知の上ですが、道中の最近強くなっている野生のポケモンが増えているのでここのポケモンを一匹持ってっても構いませんので、どうか殴らないでー!」ギャー

ヒビキ「ん、ポケモンをくれるのか」キョトンッ

ウツギ「ハィイッ!そこの装置の三匹、チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコ!そのどれか一匹、いや全部でも良いんで!」

ヒビキ「ホォー。じゃあコイツ…頂くきのうぅ!」ポーイッ

ヒノアラシ「ヒノォ!」ポンッ

ヒビキ「ここまでしてくれるんなら、仁義を通さん訳にはいかんのぅ!」

ヒビキ「この漢・ヒビキ!そのお使い、引き受けた!黄金の舟に乗った気でおれや!」クルクルッパシッ

ウツギ「よ…宜しくお願いしますぅぅ!」

ヒビキ「では行くぞ、アラシまる!やっぱ漢は炎タイプじゃのう!」

アラシまる「ヒノォー!」ボォォッ!

ヒビキ「ガッハッハッ!」

バタンッ!

ウツギ「こ……怖かったァァァアッ…!」ジョロロロロッ

―――
――
ヒビキ「しかし、ワカバの外とは久々じゃのぅ…」

短パン小僧「アニキー!」

ヒビキ「あ゛ぁ?おどれは昨晩の…」

ゴロウ「うっす!申し遅れやした!オイラは短パン小僧のゴロウ!こちらは相棒のコラッタ!」

ヒビキ「ホォー。おどれ元気になったんじゃな!やっぱポケモンは元気が一番じゃ!」

コラッタ「コラッ!」ピンピンッ

ゴロウ「アニキが此度何やらお使いを頼まれたと小耳に入れやして、昨晩の御恩として!そのお使い、このゴロウめを舎弟としてご同行させて貰いたいでやんす!」

ヒビキ「ホォー。やっぱおどりゃぁ、エエ根性しちょるなぁ…」

ゴロウ「願わくば、この若輩者にポケモンバトルのご指導を…!

ヒビキ「………っしゃあ!おんしの仁義を通さんとする心意気気に入った!付いて来たけりゃ付いて来い!」

ゴロウ「よ…宜しくおねがいしやす、アニキー!」

――――
――
ウツギ「あー本当に怖かったぁ…」

助手「でも引き受けてくれて良かったじゃないですか」

ウツギ「あぁ、うん…。僕だって本当は彼が困ってる人を決して見捨てない仁義の厚い子だってのは分かってるんだけど…どうもあの剣幕で迫られたら、ね…」

助手「ですよね…」

ウツギ「またあんな怖い思いしたら僕またおもらししそうだよ…」

助手「」ドサッ

ウツギ「えっ…助手く…ん…?」

チャキッ…

ウツギ「へっ…?」

ニューラ「ニュラ…」チャキッ…

?「動くな…そして喋るな…」ギロォッ…

ウツギ(イヤアァァァァァァァァァァァッッッ!!!)ジョロロロロロロロォォォ!!!

ヒビキ 持ち物 メガジッテ 

手持ち二匹

ヒノアラシ  NN アラシまる

Lv5
たいあたり にらみつける


メリープ  NN デンまる
Lv 10  もちもの デンリュウナイト

たいあたり なきごえ
ほうでん わたほうし

29番道路

ヒビキ「アラシまる、ひのこじゃァッ!」

アラシまる「ヒィノォッ!」ボボボッ!

オタチ「オワタァッ!」ボォォッ!

ヒビキ「何でぃ。最近野生のポケモンが強くなったって言ってもこんな物か」

ゴロウ「流石ッス、アニキ!貰ったばかりのヒノアラシをそんなに操れるなんて!」

ヒビキ「もっと張り概のある奴はおらんのかのぅ…」クルクルッパシッ

ゴロウ「………アニキのその十手って、ホンモノの黄金なんでやんすか?

ヒビキ「おう、家に代々伝わる代物でのぅ。俺も何かの抗争で死んだパピーからこの十手とメリープのデンまるを譲り受けたんじゃ」

ゴロウ「黄金の造りもエエでやんすけんど、この柄の紐の先に付いてる石も綺麗でやんすねぇ…」

ヒビキ「あぁ、それな。デンまるの尻尾にも同じ模様の石が付いちょるが、よう分からん」

ゴロウ「うむぅ…何か高価な物としか言いようがないでやんすねぇ…」

ヒビキ「ガハハッ!そんな欲しそうな目で見てもやらんぞ!」

ゴロウ「滅相でもないでやんす!ほら、そんな事よりヨシノシティに付いたでやんすよ!」

ヨシノシティ

ゴロウ「ホント、何にもないでやんすよね。ヨシノシティって」

ヒビキ「オラ、そんな滅相な事言うもんでないわ。何も名物らしい物が無いのが名物って事もあるんじゃ」

ゴロウ「アニキも行ってるじゃないでやんすか…」

コロコロッ…

ヒビキ「あ゛?りんご?」

女「すいませーん!そのリンゴ、私のなんです!」タッタッ

幼女「りんごー」

ヒビキ「おう、姉ちゃんのか。気をつけや」スッ

女「ありがとうございますっ!」ペコリッ

ゴロウ「………綺麗な人でやんすねぇ」ボー

ヒビキ「よお見てみィ。エエのは顔だけじゃないで」ツンツン

女「?」タユンッ

ゴロウ「眼福でヤンス…///」ハナジー

つんつんっ

ヒビキ「あ゛?」チラッ

幼女「みてみてー。きせるー」スッ

ゴロウ「三歳くらいの子が何てモンを持ってるんでやんすかね…」

女「あっ、ダメでしょ!人前でそんなの見せたら!」

幼女「えー」

女「すみませんっ。この子が変な事してしまって…」

ヒビキ「娘ちゃん、ちっこいのに煙管たァ、粋じゃねェか!将来が楽しみじゃのぅ!」ナデナデ

幼女「にひひー♪」キラッ

ヒビキ「………その石は」

女「もう、お兄ちゃんたちに迷惑かけちゃダメだよ?」スッ

ゴロウ「オイラ達は別に気にしてないでやんすよ」

女「ホントにすいません。じゃあ私達はこれで…」

幼女「ばいばーい」フリフリ

ヒビキ「おう、じゃーのぅ!」スッ

ヒビキ「仲のエエ姉妹じゃのぅ…」

ゴロウ「割と歳は離れてる姉妹でやんすね。お姉さんの方はアニキより三歳位年上でやんすかねぇ」

ヒビキ「13、14位か。良い発育しとるのぅ」

ゴロウ「アニキって結構スケベでやんすね」

ヒビキ「漢とはそう言うもんじゃろ?」

ゴロウ「違いないでヤンスね」

ヒビキ(あの煙管に付いてた石…。俺の十手に付いてるのと同じ様に見えたが…気の所為かのぅ…?)




幼女「ねえ、ママー。きょーのばんごはんなーに?」

女「ふふっ。何にしよっか」

30番道路

ヒビキ「おぉうっ!邪魔するぞ!」ガチャンッ!

ポケモン爺さん「うぉうっ!びっくりした!何者ですかな、キミ達は」

ヒビキ「俺ァ、ワカバの黄金番長、ヒビキ様じゃ!」ドォンッ!

ゴロウ「舎弟のゴロウでやんす!」

ポケモン爺さん「おおっ!ウツギ博士からお話は聞いておるぞ!キミが何時もウツギ博士を泣かしているヒビキくんだね!」

ヒビキ「本当に泣かせちゃるぞ、あのウジウジ博士」ポキッポキッ

ポケモン爺さん「ほっほっほ。噂通りの元気な子ですな、オーキド博士」

オーキド「全く、昔のアイツを思い出させてくれるのう」

ヒビキ「こっちの爺さんは誰じゃ?」

オーキド「儂の名はオーキド。自慢ではないが、ウツギ博士より高名なポケモン博士じゃよ」

ゴロウ「自分で言っちゃうでやんすね」

ヒビキ「まあ、誰でもエエがの。それより爺さんズ。何かポケモンのタマゴか何かを俺に配達して欲しかったんじゃよな?」

ポケモン爺さん「そうだったそうだった。コレはエンジュシティの知り合いから譲り受けたタマゴなんだが、何が産まれるか分からんのだよ」

オーキド「そこでポケモン爺さんの友達の儂がウツギくんに任せた方が良いと推薦したんじゃ」

ポケモン爺さん「じゃあヒビキくん、キミにこのタマゴを預ける。しっかりウツギくんに届けておくれ」スッ

ヒビキ「おうさっ!あんなナヨナヨでもアラシまるを貰った借りがあるからな!仁義は通すのが俺の流儀じゃ!」

オーキド「所でヒビキくん。キミのポケモンを見せてもらえぬか?」

ヒビキ「別に構わんぞ」ポーイッ

アラシまる「ヒノォー!」ポンッ

デンまる「メェー!」ポンッ

オーキド「………成程。貰ったばかりと聞くヒノアラシもかなり懐いておる」

ヒビキ「じゃろ?」ニッ

オーキド「キミは人の家に入る時いきなりドアを蹴り飛ばす様な噂通り悪童のようだが、ポケモンに対する愛情は本物のようじゃな」

オーキド「益々似ているのぅ、アヤツに…」

ゴロウ「アヤツ、でやんすか?」

オーキド「………ヒビキくん、キミにもこれをやろう。ポケモン図鑑じゃ」スッ

ヒビキ「ポケモン図鑑?」

オーキド「ポケモンにかざすだけで、そのポケモンのタイプ、特性、生態や技も分かるハイパーテクノロジーじゃ」

ゴロウ「科学の力ってスゴイやんすねー」

ヒビキ「今日はやけに貸し借りを作る日じゃのぅ。じゃが有難く受け取らせてもらうぞ!」

ゴロウ「アニキ!オイラにも触らせて下せぇよぉ!」タッタッ

ヒビキ「おうっ、後でじゃ後で」タッタッ

ポケモン爺さん「………そんなに似てるんですか、その子に」

オーキド「ヒビキくん程感情を表に出す事はなかったが、人一倍にポケモンを愛し、大人に勝るような強靭なハードボイルドな精神を持ってた奴じゃった…」

ポケモン爺さん「ハードボイルド…。彼とは少し違うな、彼はどっちかと言うとヤンキーや番長みたいな…」

オーキド「同じじゃよ。どっちも大人に対する礼儀がなっとらん」

――――
――
ゴロウ「しかしどんなポケモンが生まれてくるんでやんすかねー」

ヒビキ「さっぱり分からん!じゃが卵焼きを何人分でも作れそうじゃ…」

ドォンッ!

ヒビキ「うおっ!」ドテッ

?「うわっ…!貴様!ちゃんと前を見ろ!」

ヒビキ「おう、すまんな。少しばかり余所見しておったわ…」

ころころっ…

ゴロウ「アニキ!タマゴが!」

ヒビキ「おっと。マズいマズい…」スッ

?「待て!それは私のタマゴだ!」

ゴロウ「そんな訳ないでやんすよ!これはアニキのでやんす!」

?「お前の奴はその足元に落ちているだろう!」

ヒビキ「おっ。タマゴがもう一個あるのぅ」

?「貴様の近くに落ちているから、それが貴様のタマゴではないのか?」

ヒビキ「確かにそうかもしれんのぅ…」

?「全く…。人にぶつかった挙句、人のタマゴを間違えるとは失礼な奴らめ…」バサァ

ゴロウ「………アニキ。あの人、こんな所であんな恰好、恥ずかしくないんでやんすかね?」

ヒビキ「ゴロウ、人の趣味にあまりツッコむのは悪いことじゃぞ」

ヒビキ「じゃがあの姉ちゃんも大きかったのぅ、おっぱい」

ゴロウ「ピッチリスーツがエロいでやんすね」ハナジー

ヨシノシティ

ゴロウ「もう夕方でヤンスねぇ」

ヒビキ「さっさと帰って寝たいのぅ」

ドォンッ!

ゴロウ「本日二度目!」

謎の少年「………邪魔だな」

ヒビキ「オイ、おどれァ。人にぶつかっといてそれは無いんじゃねぇのかのぅ?」ギロッ

謎の少年「あ゛?」ギロッ

ゴロウ「アニキ!?さっきの姉ちゃんとエラく態度が違くないでやんすか!?」

ヒビキ「おぉうっ!俺ァ、女にゃケンカ売らん流儀じゃが男は別じゃ!」

ゴロウ「まさかの女尊男卑!」

ヒビキ「おんしもポケモントレーナーじゃのぅ?おい、バトルしろよ」チャキッ

謎の少年「雑魚に用は無い」

ヒビキ「雑魚…じゃと?」ピクッ

謎の少年「俺には貴様がただツッパっているだけの奴にしか見えぬ。そんな雑魚に用は無い」

ゴロウ「コイツ…!」

ヒビキ「おぉう…俺が雑魚かどうかはちゃんとバトルしてから判断せぇよ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「ヒノォー!」ポンッ

謎の少年「チッ…ニューラ!」ポーイッ

ニューラ「ニュラァ…」ポンッ

ヒビキ「やる気になってくれたか…。嬉しいのぅ…!ひのこじゃ!」

謎の少年「貴様の様な傲慢野郎に灸を添えてやるだけだ。ひっかく!」

アラシまる「ヒィノオッ!」ボボボッ!

ニューラ「ニュラッ…!」ジャキィンッ!

ドオオォォォンッ!!!

女「えっ、何の音?」

町人「何か町の外れでトレーナー同士でバトルしてるってよ!見に行こうぜ!」

幼女「ばとる!ポケモン!みてみたーい!」キャッキャッ

女「そっか…。じゃあ見に行ってみる?危ないから近づきすぎたらダメだよ?」

幼女「わーいっ!」トテトテッ

ニューラ「ニュラララッ!」シュタタッ!

ゴロウ「あのポケモン、素早いでやんす!」

ヒビキ「ほう…ニューラ、氷・悪タイプか…。こっちもスピード上げっぞ!でんこうせっか!」ピッピッ

アラシまる「ヒノォッ!」シュバッ!

ニューラ「ニュラァァ!」ズサァッ!

ゴロウ「アラシまるも負けてないでやんす!」

女「あの子は確か今朝の…それにあの手に持ってるのは…」

オーキド「ポケモン図鑑じゃよ」

女「オーキド博士!」

幼女「おーきどのくそじじいー!」

オーキド「………何やら街中で派手にバトルしていると聞いてみて来たら、彼だったとは。本当にケンカッ早いのぅ」

謎の少年「あのポケモン…俺のニューラと同等のスピードを…!ならばこごえるかぜだ!」

ニューラ「ニャアァァ…」ヒュウゥゥ

アラシまる「ヒノッ!」ツルッ

ヒビキ「スピードを下げる技か…!ひの…」

謎の少年「遅い!ひっかく!」

ニューラ「ニュゥーラッ!」ザシュッ!

アラシまる「ヒノォッ!」ズサァッ!

謎の少年「優れているのはスピードだけか!片腹痛いわ!」

ヒビキ「舐めんじゃねェッ!えんまくじゃ!」

アラシまる「ノォ…」モクモク…

謎の少年「煙に紛れて逃げる気か…」

ヒビキ「誰が逃げるくァッ!」

ぶほぉっ!

アラシまる「ヒノォ…!」ガシッ

ニューラ「ニュラッ…!」ググッ

謎の少年「何だと…!?」

ヒビキ「ゼロ距離で喰らえやァッ!ひのこォッ!」

アラシまる「ヒィノノノノッ!」ボボボボボボッ!!!

ニューラ「ニュラァァァッ…!」ガクッ

ゴロウ「やったでやんす!まずは一勝!」

ヒビキ「よぉやった!アラシまる!」

女「あの子の戦い方…何だか…」

オーキド「どうじゃ?誰かさんに似てると思わんか、ブルー?」

ブルー「ふふっ。ホント、良く似てますね」クスクスッ

ヒビキ「どうじゃ?雑魚にやられる気分は?」クルクルッパシッ

謎の少年「チッ…使えん奴め…」シュボンッ

ヒビキ「おい…そんな言い方…」

謎の少年「行け、ワニノコ!」ポーイッ

ワニノコ「ワニワニワーニ!」ポンッ

ヒビキ「水タイプ…じゃったらもう一度えんまく!」

アラシまる「ノォ…」モクモク

謎の少年「同じ手を何度も…!あまごい!」

ワニノコ「ワニャァ…」コォォ…

ポツッ…ポツポツポツ……ザアァァァァァァ…!

ゴロウ「雨で煙幕が!」

ヒビキ「チィッ…!でんこうせっか!」

アラシまる「ヒノォッ!」シュバッ!

ワニノコ「ワニャァッ!」ズサァッ!

謎の少年「体制を立て直してみずでっぽう!」

ワニノコ「ワァニャアァッ!」ブシャアァァァァァッ!!!

アラシまる「ヒ…Nooooooo!!!」ズサァァ!

ヒビキ「アラシまる!」

アラシまる「ヒ…ヒノォ…」ピクッ…ピクンッ

ヒビキ「炎に強い水の技…。しかもあまごいで水タイプの威力を底上げ、か…」ピッピッ

謎の少年「あの道具…」ジィ…

ヒビキ「よぉやったぞ、アラシまる。次じゃ!カチこめ、デンまる!」ポーイッ

デンまる「メェー」ポンッ

謎の少年「電気タイプ…面倒だな。みずでっぽう!」

ワニノコ「ワアニャァッ!」ブシャァァ!

ヒビキ「躱してたいあたりじゃ!」

デンまる「メェー」タッタッタッ

謎の少年「さっきの奴より遅すぎる!躱してひっか…」

ヒビキ「すれ違いざまにわたほうし!」

デンまる「メェメェ」ブホァッ!

ワニノコ「ワニャッ!?」

謎の少年「何ッ!?」

ヒビキ「喰らいやがれェい!ほうでんじゃァッ!」

デンまる「メェリィィイッ!」バチバチィッ!

ワニノコ「ワニャニャニャニャッ!」ビリビリビリッ

謎の少年「………使えんな」シュボンッ

ゴロウ「おー!アニキの勝ちでやんす!」

謎の少年「何を勘違いしている小僧?」チャキッ

ヒビキ「三体目じゃと…?」

ゴロウ「卑怯でやんす!」

オーキド「ポケモン勝負は必ずしも相手とポケモンの数が同じとは限らん。最初に互いに使用ポケモンの数を指定せんかったのが仇になったか…」

謎の少年「前の二体と同じだと思うな、踏み潰せ、イワーク!」ポーイッ

イワーク「イワアァァァァァァァッ!!!」ポンッ

ヒビキ「な…!」

ゴロウ「で…でかいでやんす…!」

ヒビキ「岩・地面タイプ………これはちとマズいのぉ…」ピッピッ

ヒビキ「たいあたり!」

デンまる「メエェェー!」トッコトッコ

ぺちっ

謎の少年「がんせきふうじ」

イワーク「イワアァァァァァッ!」ドゴォッドゴォッドゴォッ!

デンまる「メエェェェー!」ズサァァァッ!

ヒビキ「怯むなァッ!もう一発たいあたり!」

デンまる「メェェェ!」トッコトッコ

ペチッ

謎の少年「無様な…跳ね飛ばせ」

ぶおぉぉぉぉぉんっ!

デンまる「メェェェェエッ!」ズサァァァッ!

ヒビキ「デンまる!」

ゴロウ「そんな…こんな力の差が…」

謎の少年「踏み潰せ、イワーク」

イワーク「イワアァァァァァッ!」ブオォォォンッ!

ズシャアアァァァァッ!

デンまる「メエェ…!」ググッ…

ヒビキ「クソッ…!もう手が…」

謎の少年「………全く持って響かん」

ヒビキ「何じゃと…?」

謎の少年「予想外の三体目、相性の不利をも覆す事も出来ぬとは…俺の魂に全く響いて来ん」

ヒビキ「魂…じゃと…?」

謎の少年「アイツなら…これ位の不利など簡単に覆せる筈…。だから貴様は雑魚なのだ」

謎の少年「そのままくれてやれ。大地の奥義・じしん」

イワーク「イィィワアァァァァァァァッッッ!!!」

謎の少年「魂ィィイイッッッ!!!」

ドガアァァァァァァァァァァァンッッッ!!!

――――
――
謎の少年「言ったはずだ。俺はお前の様な雑魚に用は無い」

ヒビキ「………」

謎の少年「俺はある漢を探し出し、そして倒す…!」グッ…

謎の少年「………俺に三匹目を出させた褒美に名は名乗っておいてやる」

シルバー「俺の名はシルバー」

ヒビキ「………俺ァ、ヒビキじゃ」

シルバー「返事をする気力は残っていたか」

ヒビキ「またどっかで会おうや、シルバー」

シルバー「フンッ…」ザッ

ゴロウ「あ…アニキ………」

ヒビキ「ククッ…クハハハッ…ガーハッハッハッハッ!!!」

ゴロウ「えっ、アニキ!?」

ヒビキ「おー負けた負けた!あんな見事の負けっぷりは何時いらいじゃろうて!」

ゴロウ「それはアイツが三匹目を出したから…」

ヒビキ「そんな事は良い訳にはならん!俺が修行不足だっただけじゃ!」

ヒビキ「コイツ等にも悪い事したのォ…。悪いのォ、力を引き出せんくて…」

ゴロウ「………」グスッ…

ヒビキ「オイ、ゴロウ…」

ゴロウ「ウッス…!」

ヒビキ「世界にゃ強い奴がぎょーさんおるのォ…!」グッ…

ヒビキ 持ち物 メガジッテ 

手持ち三匹

ヒノアラシ  NN アラシまる

Lv13
ひのこ   でんこうせっか
にらみつける えんまく
 
メリープ  NN デンまる
Lv14  もちもの デンリュウナイト

たいあたり なきごえ
ほうでん わたほうし

タマゴ

今更だけど、お久しぶりです。

前作
レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」
レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1411873642/)

ヨシノシティ・オーキド研究所

オーキド「確か…予備のポケモン図鑑は何処に置いてあったか…」ガサコソ…

幼女「はいっ、くそじじー」スッ

オーキド「おーそこにあったか。助かった…って何でここにおるんじゃ!?」

幼女「にひひー♪」

オーキド「お前さんに研究の手伝いさせたって思われたらブルーが煩いんじゃがのぅ…」

オーキド「っ!隠れるんじゃ!」

シルバー「………まさか気付かれるとはな」

オーキド「儂も伊達に年季を食ってはおらんからのぅ…。あの時ゴールドくんとバトルしていた少年じゃな」

シルバー「アレを見ていたなら話は早い。その手に持っているポケモン図鑑とやら俺に寄越せ」ポーイッ

ニューラ「ニュラ…」ポンッ

オーキド(上手く注意をこちらに引かせ、あの娘だけでも逃がさなければ…)

幼女「………」ゴクッ…

オーキド「分かった…。ポケモン図鑑は渡す。じゃからそのニューラを引っ込めてはくれぬか?」

シルバー「良いだろう…」

幼女「…っ!ゲホッ…ゴホッ…カハッ…!」ガタンッ

オーキド「!こんな時にあの娘の発作が…!」

シルバー「ッ!殺れ、ニューラ!」

ニューラ「ニュラッ!」シュバッ

幼女「あっ…!」

シルバー「子供…!?」

「ピッキー!10万ボルトォッ!」

バチバチバチイィィィイイッッッ!!!

ニューラ「ニュラララララララァッ!!!」ビリビリビリィィイッ!!!

ブルー「ねえ、キミ…。人の娘に何しようとシテたのカナァ…?ケタァ♪」ケタケタ

ピッキー「ルア゛ァァイ゛…!」バチバチッ

幼女「ママー!」

オーキド「ブルーにピッキー!」

ブルー「ねえ、聞いテるカナァ…?ドー見ても子供相手に向ける様な殺意ジャなかったヨネェ…?」

シルバー(この女…かなり強い…!あのライチュウもとんでもないレベルだ…!)

ブルー「ジジイはともカク…私と彼ノ…レッドくんとノ愛の結晶ヲ傷つケようナンテサァ…!ケタケタケタケタァッ♪」ポーイッポーイッ

リザードン「グオォォォォォッ!」ポンッ

フシギバナ「バナフッシャアァッ!」ポンッ

シルバー「レッド…?」ピクッ

オーキド「待つんじゃ、ブルー。無闇に血を流させるような真似はするでない。キミもポケモン図鑑はやるから、彼女を刺激するような事はするな」

オーキド「死ぬぞ?」

シルバー「ッ!」ゾクッ

オーキド「何よりブルー。この娘が怖がっているではないか」

幼女「あぅ…ママぁッ…」ガクブルッ

ブルー「あっ…」スッ…

シルバー「クッ…!」シュバッ

オーキド「帰ってくれたようじゃな…」

オーキド「しかし相変わらずチャンピオンの威圧感はとんでもないのぅ」

ブルー「元・ですよ。私、もうポケモンバトルからどれくらい離れてたと思うんですか」

オーキド「ブルーよ、あの状態はあまりこの娘の前でなるものではないぞ」

ブルー「分かりました…。怖がらせてゴメンね…」ダキッ

幼女「こわいよぉ…ままがぁ…」グスッ

オーキド「………発作のサイクルが早くなっておる。やはり若年での出産、未熟児で産まれたこの娘は病気がちになりやすい」

オーキド「ブルーよ、言いづらいが…もう長くは…」

ブルー「分かってます…。だからこそどうにか『あの薬』を手に入れなきゃ…」

キキョウシティ

ヒビキ「俺ァ井の中のニョロモじゃったわ。世界にゃシルバーみたいな強い奴がぎょーさんを居る事を痛感した」

ヒビキ「と言う訳で、この漢・ヒビキ!ワカバではなくジョウトの…世界の黄金番長になるべく武者修行の旅に出る事にした!」ドォンッ!

ゴロウ「おー!やってやりやしょう、アニキー!」パチパチパチ

ヒビキ「まず手始めにゴロウ!この町で一番強い奴、この町の番長は誰じゃ!そいつにカチコミじゃー!」

ゴロウ「この町の一番強い奴って言ったらジムリーダーでやんすね」

ヒビキ「ジムリーダー?何じゃそれは」

ゴロウ「この町を仕切る一番強いポケモントレーナーでやんす!ジムリーダーは各地方に八人居るらしいでやんす!」

ヒビキ「ほー。じゃあその八人のジムリーダーとか言う番長を全員ブッ潰せば、ジョウトの番長に俺はなれるんじゃな?」

ゴロウ「そうでやんす!」

ヒビキ「そうと決まれば、あのでっかい塔にカチコミじゃ!」

ゴロウ「何であの塔なんでやんすか?」

ヒビキ「強い奴は高い所におるもんじゃ!」

マダツボミの塔

ゴロウ「何か塔の中央部分に変な柱があるでやんすね…」

ヒビキ「ユラユラ揺れて何か気持ち悪いのぅ」

坊主「ここはマダツボミの塔。ポケモントレーナーが修行するための場所です」

ヒビキ「ここにジムリーダーとか言う番長はおるのか?」

坊主「いえ、ジムリーダーはポケモンジムと呼ばれる場所にいますが、ここの最上階まで辿り着く事が出来れば、ジムリーダーにも引けは取りますまい」

ヒビキ「ここにジムリーダーは居らんのか。じゃが元々修行の為の旅じゃ!ジムリーダーとやらの前の腕馴らしに最上階に登っちゃる!」ポキッパキッ

坊主「そう簡単にいきますかな…?」ニヤリッ

マダツボミの塔・最上階

長老「グハァッ!お…お見事…」ガクッ

ヒビキ「まあ、こんなもんじゃろ」

アラシまる「マグゥッ!」

坊主「まさか…炎タイプが手持ちに居たとは…」

ゴロウ「流石はアニキ!余裕のよっちゃんでやんすね!」

ヒビキ「いや、危なかったわ。ひのこのPPが」

ヒビキ「言うほど大したアレでは無かったが、アラシまるが進化した事じゃし、良しとするか!」

マダツボミ「つぼつぼ」ウネウネ

ヒビキ「ん、何じゃ?」

長老「こ奴はこの塔で一番強いマダツボミ。そなたの強さに惹かれ、仲間になりたそうな眼で見ております」

ゴロウ「オイラには目が点と言う事しか分からないでやんす…」

ヒビキ「いんや。こいつの小さな円らな眼には、強い反骨の魂が俺の心に響いてきよるわ!」」

ヒビキ「付いてこいや、ツボミまる!」

ツボミまる「つぼ」

キキョウジム

ヒビキ「たのもー!俺ァ、ヒビキ!ワカバタウンのヒビキじゃ!ジムリーダーとか言うこの町の番長、出てこいやァ!」

ハヤト「番長は知らんが、ジムリーダーはこの俺、鳥使いのハヤトだ」

ヒビキ「おどれが番長じゃな?ワカバの黄金番長がカチコませてもらうぞ!」チャキッ

ハヤト「…?まあ、よく分からんが、ジム戦と言う事なら受けて立つ!使用ポケモンは三体だ!」

ゴロウ「ヤっちまって下さい、アニキー!」

ハヤト「行けッポッポ!」ポーイッ

ポッポ「ポッポー」

ヒビキ「カチコめ、アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「マグゥー!」ポンッ

ハヤト「すゥなかけェッ!」

ポッポ「ポポー!」ジャリジャリ

――――
――
ホーホー「ホォォッ!」ズサァッ!

ハヤト「ホーホー!」

アラシまる「マグゥ…」クシクシッ

ゴロウ「おー!アラシまる一匹で二匹も倒したでやんす!」

ヒビキ「おぉう、ジムリーダーとやらも思っちょった程ではないのぅ!」

ハヤト「………ジムリーダーを舐めたら痛い目に合うぞ、行け、ピジョン!」ポーイッ

ピジョン「ピジョー!」ポンッ

ヒビキ「勢いに乗ってブッ込むぞ、アラシまる!ひのこじゃァッ!」

アラシまる「マァッグゥッ!」ボボボッ!

ハヤト「躱してでんこうせっか!」

ピジョン「ピジョッ!ピジョオォッ!」シュバッシュバァッ!

アラシまる「マグァッ!」ズサァッ!

ヒビキ「チィ…!こっちもでんこうせっかじゃ!」

アラシまる「マァグッ!」シュバッ

すかっ

ヒビキ「何ィ…!?」

ハヤト「………」ニヤッ

ゴロウ「アラシまるが明後日の方向に突っ込んでいったでやんす!」

ハヤト「ピジョン、ゴッドバードォ!!!」

ピジョン「ピジョォォォ………!」パァァァ…

ヒビキ「隙だらけじゃァッ!ひのこォ!」

アラシまる「マグァッ!」ボボボッ!

すかすかっ

ヒビキ「どこ狙っとるんじゃ、アラシまる!」

ハヤト「解き放て!ゴッドバァァァドォォオッ!!!」

ピジョン「ピジョオォォォォオオオッッッ!!!」ゴオオォォォッ!!!

ドオオォォォンッ!!!

ゴロウ「けほっ…けほっ…とんでもない衝撃でやんす…!」

アラシまる「マ…マグゥ…」ピクッ…ピクンッ…

ハヤト「ゴッドバードは飛行タイプ最強の大技。父から託されたこのジムをそう易々と越えさせてなるものか!」

ヒビキ「ほー。ならば俺もパピーから託されたコイツで勝負じゃ!カチコめ、デンまる!」ポーイッ

デンまる「メェー」ポンッ

ゴロウ「メリープのデンまるなら相性が抜群でやんす!」

ハヤト「そう簡単にはやらせん!すゥなくァけェェッ!」

ピジョン「ピジョッ!」ジャリジャリッ

デンまる「メェー!」クシクシッ

ヒビキ「ほうでんじゃァッ!」

デンまる「メェェェェエッ!」バチバチィッ!

すかっ

ゴロウ「また外れたでやんす!」

ヒビキ「やっぱタネはあのすなかけじゃな!」

ハヤト「如何にも!ゴッドバードは飛行タイプ最強の大技だがその分発動までの隙が大きい!だからすなかけで相手の命中率を下げる事で隙を補っている!」

ハヤト「電気タイプと言えど、この大技を喰らって立っていられるか!?ゴッドバードォ!」

ピジョン「ピジョォォ…!」パァァァ…

ゴロウ「また来やすよ、アニキィ!」

ヒビキ「じゃったら意地でも当てちゃる!デンまる、ほうでんの威力を抑えて拡散範囲にエネルギーを転換じゃ!」

デンまる「メエェェェェー!!!」バチバチバチイィィ!

ピジョン「ピジョォ…!」ビリィッ!

ハヤト「ド根性ォォオッ!ぶぁぁくねぇつぅっ!ゴォォッド・バァァァドォォオッ!!!」バサァッ!

ピジョン「ピジョオォォォォオオオッッッ!!!」ゴオォォッ!!!

ヒビキ「デンまる、わたほうし!」

デンまる「メェッ!」ブホァッ!

ハヤト「構わず突っ込めェッ!」

ブハァァッ!ガシィッ!

ハヤト「何ィッ!?」

デンまる「メェ…!」ググッ…

ヒビキ「よぉ、しがみ付いた!そのまま全身全霊でほうでんじゃァッ!」

デンまる「メエェェェェー!!!」バチバチバチイィィ!!!

ピジョン「ピジョォォォオッ!」ビリビリビリィイ!

ハヤト「ド根性ォ!ジムの壁に突っ込めェ!」

ピジョン「ピジョッ!」キッ

ズドオオォォォォォンッ!!!

ヒビキ「デンまるゥ!」

デンまる「メ…メェ……」ピクッ…ピクンッ…

ピジョン「ジョォ…ジョォ…」ゼェ…ゼェ…

ハヤト「ふぅ…良いド根性だったぞ、ピジョン!キミのメリープもファンシーな見た目の割にかなりのド根性だな」

ヒビキ「おぉう!俺のデンまるはそんじょそこらのとは気合が違うんじゃ!」シュボンッ

ヒビキ「よぉしこれで最後じゃ!おんしの力を見せてもらうぞ!カチコめ、ツボミまる!」ポーイッ

ツボミまる「つぼ」ポンッ

ハヤト「マダ…ツボミ…?」

ツボミまる「つぼつぼ」ウネウネ

ゴロウ「何だか不安になってきたでやんす…」

ハヤト「いや、さっきのメリープのように見た目で判断してはダメだ…!すゥぬァくぁけェェッ!」

ピジョン「ピジョッ」ジャリジャリ

ツボミまる「つぼ」クシクシ

ヒビキ「ふむ…コイツの技は…」ピッピッ

ハヤト「一気に仕留めろ!ゴッドバードォ!」

ピジョン「ピジョォ…!」パァァァ…

ヒビキ「物は試しじゃ!つるぎのまい!」

ツボミまる「つぼ」シャキーンッ

ハヤト「一回舞っただけでこのゴッドバードを止められるくァ!」

ピジョン「ピジョオォォォォオオオッッッ!!!」ゴオォォッ!!!

ヒビキ「ツボミまるゥッ!」

ズドオオォォォォォンッ!!!

ツボミまる「つぼぼ」シュルルルッ

ピジョン「ピジョォ…!」ギチギチィ…

ヒビキ「っしゃぁ!上手く行きよったわ!」

ハヤト「ゴッドバードが外れた!?いや、躱された!?すなかけで目が見えない筈のマダツボミが!?」

ハヤト「しかも躱しながらまきつくとは…!とんでもない反射神経のマダツボミだ!でんこうせっかで振りほどけェ!」

ピジョン「ピジョォ…!」ビリッ

ハヤト「まさか…メリープの特性せいでんきか…!」

ヒビキ「ブチ?ませェ!たたきつけェる!」

ツボミまる「まだ・つぼみ」ブンブンブゥゥゥウンッ!!!

ズドオオオォォォォォォォンッ!!!

ピジョン「ピ…ピジョォ…」ピクッ…ピクンッ

ハヤト「見事だ…」

ゴロウ「三体倒したって事は…アニキの勝ちでやんす!」ワーイッ

ヒビキ「おっしぃぁぁっ!おんどれァやるのォ!ツボミまる!」

ツボミまる「まだまだ」ウネウネ

ハヤト「父上…申し訳ありません…ハヤトは未熟でした…」

ヒビキ「よぉし!これで世界の番長への道に一歩進めたのォ!」

ハヤト「見事だ、ヒビキくん。すなかけゴッドバードのコンボを編み出してから俺を倒したのはキミが初めてだ。これを受け取ってくれ、ウィングバッジだ」スッ

ヒビキ「ばっじ?おんしのトコの代紋みたいなやつか!受け取らせてもらうわ!」ガシッ

ゴロウ「やりやしたね、アニキ!」

ハヤト「キミは時々意味の分からない事を言うな」

ウィングバッジを手に入れた。

ヒビキ 持ち物 メガジッテ 

手持ち四匹

マグマラシ ♂ NN アラシまる         タマゴ

Lv14
ひのこ   でんこうせっか
にらみつける えんまく
 
メリープ  ♂ NN デンまる
Lv14  もちもの デンリュウナイト

たいあたり なきごえ
ほうでん わたほうし

マダツボミ  ♂ NN ツボミまる
Lv19
パワーウィップ たたきつける
まきつく つるぎのまい

キキョウシティ

ゴロウ「アニキ!次のジムが有る所はヒワダタウンらしいてやんす!」

ヒビキ「おっし!じゃあ次はヒワダの番長にカチコミに行くぞォ!」オー

助手「あ、あの!ヒビキくん!」

ヒビキ「おぉう!誰かと思ったらナヨナヨ博士の助手じゃねェか!どした!」

助手「じ…実は…キミが届けてくれたタマゴを…」

ヒビキ「おぉう!」ズイッ

助手「ひっ!キミにこのタマゴを孵して欲し…」

キイィィィィィィンッ!

エアームド「エアァァァッ!」パクッ

ゴロウ「あぁ!タマゴが鳥ポケモンに取られたでやんす!」

ヒビキ「何じゃァ、あのポケモンは!カッチョエエのぅ!」

助手「エアームド!この辺りにエアームドなんて…!」

ハヤト「いや、最近45番道路に生息しているエアームドが31番道路のキャタピーなどの虫ポケモンを捕食する為に南下してくる事があるんだ」

ヒビキ「おぉう!さっきぶりじゃのう!」

ゴロウ「でも取っていたのはタマゴでやんすよ」

ハヤト「たまにタマゴを食べる」

助手「た、大変だぁ!取り返しさなきゃ…!」

ヒビキ「ほぉう…。エアームドか…。あの鋼鉄の身体…エエのぅ…!」ニヤリ

ハヤト「ヒビキくん、空を飛べるポケモンは居ないだろう?俺のピジョットなら瀕死ではないが?」

ヒビキ「いぃや、俺一人で十分じゃ!ツボミまる!」ポーイッ

ツボミまる「つぼ」ポンッ

ヒビキ「パワーウィップじゃ!アイツの首を狙えやァ!」

ツボミまる「つぼ」シュルルルルゥッ!

エアームド「エアァッ!?」ガシッ

ハヤト「おぉ!」

ヒビキ「そのまま、たたきつけちまえやァ!」

ツボミまる「つぼぼ」ブオォォォンッ!

バキイイィィィィィンッ!!!

エアームド「エアァッ!」

ゴロウ「エアームドの身体が砕けちゃったでやんす!」

ヒビキ「うおっ。やりすぎちまったか?」

エアームド「エアッ!」キッ

ハヤト「気を付けろ!」

キイイイイイイィィィィインッ!!!

ヒビキ「何じゃ!?さっきより速くなっちょるぞ!」

助手「もしかして特性が『くだけるよろい』のエアームド!?何と珍しい!」

ヒビキ「成程のぉ…。重い鎧が砕けてスピードが速くなると言う訳じゃのぅ」ピッピッ

エアームド「ムドォー!」ギュルルルゥ!

ハヤト「ドリルくちばしが来るぞ!」

ヒビキ「ツボミまる!つるぎのまいじゃ!」

ツボミまる「つぼ」シャキーンッ

ハヤト「あの時と同じ戦法か…!」

ヒビキ「たたきつける!」

ツボミまる「つぼ」ブオォォォンッ!

エアームド「ムドオォッ!」ズサァッ!

ヒビキ「おっし!喰らえやァ!モンスターボール!」ポーイッ

しゅぼんっ

ヒビキ「エアームドをしょっぴいたぞー!」

ゴロウ「タマゴも無事でやんす!流石はアニキ!」

ハヤト「ジム戦といい、何なんだあのマダツボミは…」

ヒワダタウン

ヒビキ「ようやく着いたのぅ、ヒワダタウン!」

ゴロウ「32番道路、つながりのどうぐつ、33番道路と越えてやっとでやんすからね」

ヒビキ「まあ、ゴロウもお陰で新しいポケモンもゲット出来たからエエけんどうな!」

ゴロウ「これもアニキの普段のご指導の賜物でやんす」ハハー

町人「アンタ達、旅のトレーナーかい?この町に来たならモンスターボール職人のガンテツさんを訪ねると良いよ」

ヒビキ「おぉう!モンスターボール職人たぁ、面白そうじゃのぅ」

ゴロウ「丁度モンスターボールもきれる所でやんすし、行ってみやすか?」

ドォン!

ヒビキ「おぉう!ガンテツちゅうボール職人の家かー?」

ガンテツ「おぉう!誰やおどれ」

ヒビキ「俺ァ、ヒビキ!巷じゃワカバの黄金番長言われとるトレーナーじゃ!」

ゴロウ「舎弟のゴロウでやんす!」

ガンテツ「ガンテツとは如何にも儂の事や!なんや、おどれもボールを作って欲しいんか?」

ヒビキ「おぉう!如何にもじゃ!」

ガンテツ「おぉう!やったらぼんぐりを持っとるんやろぉな?」ズイッ

ヒビキ「何じゃ、ぼんぐりって」

ガンテツ「何やぼんぐり持っとらんのか。そのぼんぐりが材料やき、無きゃボールは造れんぞ!」

ヒビキ「おぉう、この辺りにあるもんなのか?」

ガンテツ「おぉう!そこら辺に沢山生ってるで!」

ゴロウ「何かこの二人似てるでやんすねー」

ヒビキ「っし!じゃあ早速取りにいくかのぅ!」

ゴロウ「あ、アニキは休んでて下さいでやんす!こう言う事は舎弟であるオイラがやるでやんす!」

ヒビキ「気にせんでエエぞ。人に物頼んでるんじゃき、そー言うのは自分が動かないかんじゃろうて」

ゴロウ「偶には舎弟らしい事をさせて下さいでやんす!」

ヒビキ「そこまで言うんやったら…頼んだぞ、ゴロウ!」

ゴロウ「暫時沢山取ってきやーす!」ガチャッ

ガンテツ「良い舎弟がおるやないか!」

ヒビキ「じゃろう?」

ガンテツ「じゃあおどれにはこっちの相手をしてもらおうか」

チエ「こんにちわ!」

ヒビキ「おぉう?」

ガンテツ「孫の相手をしてくれや」

ヒビキ「おう…」

――――
――
ゴロウ「ふぅ…こんなモノでやんすかね」ドサッ

ゴロウ「これでオイラもアニキの舎弟として少しは役にたてたでやんす!」

「やどー」

「おらっ!尻尾を出せ!」

ザシュ!

ゴロウ「な…何の音でやんすか!?」コソッ

「今日も中々沢山取れましたね」

「はいランス様!」

ランス「このヤドンの尻尾を売れば大層良い金になるでしょう…」ニヤリ

ゴロウ「な…何かヤバイ奴らでやんす…」

「まだそんな商売をしていたのか」

ゴロウ「あ…アイツは…!」

ランス「これはこれはシルバー様」

シルバー「ふんっ」

ランス「最近ご連絡も下さらないので心配していました。お元気そうでなによりです」ペコリ

シルバー「連絡なんぞする訳ないだろう。俺は出奔したんだ」

ランス「戻られるつもりはないのですか…」

シルバー「お前の頼みでも聞けん」チラッ

ヤドン「やどー」グタァ…

シルバー「それに今のロケット団は…アイツは嫌いだ」チッ

ランス「残念です。ですが何時でも私は貴方が帰って来るのをお待ちしております、シルバー様」ペコッ

シルバー「………」ザッ

ゴロウ「話の内容は分からなかったでやんすけんど、何かヤバイでやんす…」コソッ

ばきっ

ランス「何奴!」

ゴロウ「やばっ…!」

――――
――
ヒビキ「ほぉーれ!たかいたかーい!そしてジャイアントスイングじゃー!」グルングルングルンッ

チエ「キャハハハッ!たのしー!」

ガンテツ「はしゃぎすぎて頭を打つんやないぞー」

町人「大変だガンテツさん!またロケット団が…!」ドォン

ガンテツ「ぬぁにぃ!またヤドンの井戸で悪さをしておるのか!?」

ヒビキ「ロケット団?何じゃそりゃ」

ガンテツ「ポケモンを利用して武器の密輸やポケモンの裏売買、裏商売をしておったポケモンマフィアじゃ!」

ガンテツ「三年前に女ジムリーダー三人娘と今のカントーのトキワシティのジムリーダー・グリーンによって壊滅状態じゃったが、最近地下活動を始めてこの町のヤドンの尻尾を密猟して売りさばいておる!」

ヒビキ「ッチ。俺も同じワルじゃがポケモンを利用してってのは気に喰わんのぉ!」

町人「そのロケット団とコラッタを使ってる短パン小僧も子がヤドンの井戸で戦ってるんだよ!」

ヒビキ「短パン小僧…まさかゴロウかァ!」ダッ

ガンテツ「待たんか、坊主!儂も行くd…」ボキッ

町人「無理すんなよ、ガンテツさん!」

ガンテツ「こ…腰がぁ…」

ヤドンの井戸

ゴロウ「コラッタ!頑張るでやんす!ひっさつまえば!」

コラッタ「コラー!」ガジガジ

ドガース「ドガー」

したっぱ「ぐわぁー!」

ランス「子供相手に何をしているんです!人海戦術で行きなさい!」

アーボ「アボー!」

コイル「ビビビ」

ズバット「ズバッ!」

ゴロウ「な…!だったら最近捕まえた…イシツブテ!」ポーイッ

イシツブテ「ラッシャイ!」

ゴロウ「アニキに習って全体攻撃でやんす!マグニチュード!」

イシツブテ「イラッシャーイ!」ゴゴゴゴ!

アーボ「アボォ!」ピクッ…ピクンッ

コイル「ビビッ…!」ピクッ…ピクンッ

ズバット「ズバァ!」ドクドクッガジッ!

イシツブテ「ラッシャァ…!」ドクドクッ

ゴロウ「イシツブテ!」

ランス「他の二匹には効きましたが、ズバットには効きませんよ!どくどくでも喰らっていなさい!」

ゴロウ「戻るでやんす!」シュボンッ

ランス「後はその前のバトルで弱ったコラッタのみ…。そして私はとっておきのポケモンが残っている…お遊びはここまでですよ」ニヤリ

ゴロウ「マズいでやんす…!でも…ヤドンにあんなヒドイ事をする奴らに負けたくないでやんすー!」

ランス「その年で良い男ぶりですが、私はロケット団一冷酷な男…。容赦はしない!」

「ひのこじゃあ!」

ボボボボ!

ヒビキ「漢ぶりが上がったのぅ、ゴロウ!よぉ頑張った!」

ゴロウ「ア…アニキー!」

ランス「新手ですか…!ですが邪魔はさせませんよ、ズバット!」

ズバット「ズバァッ!」

ヒビキ「雑魚は退けェ!でんこうせっかァ!」

アラシまる「マグァ!」シュバッ!

ズバット「ズバァッ!」ズサァッ

ランス「低レベルではどうにもなりませんか…だったらとっておきのゴルバット!」ポーイッ

ゴルバット「ゴルバッ!」

ヒビキ「でんこうせっかァ!」

ランス「こっちもでんこうせっか!」

アラシまる「マグッ…」

ゴルバット「バットオ!」シュバァッ!

アラシまる「マグゥ…!」ズサァァ!

ゴロウ「アラシまるより速い!」

ランス「同じでんこうせっかなら元のスピードが上の方が勝つのは必然でしょう!」

ランス「続けてくらいなさい!どくどく!」

ゴルバット「バットト!」ドクドクッ

アラシまる「マグゥ…」ドクドクッ

ヒビキ「戻るんじゃ、アラシまる!」シュボンッ

ランス「最速のスピードに最凶の毒攻撃に耐えられ訳はありませんよ」フフンッ

ヒビキ「そいつはどうかのォ!カチこめ、ムドーまる!」ポーイッ

ムドーまる「エアァー!」

ランス「鋼タイプのエアームド…!これでは毒タイプの技が効きませんね…アクロバット!」

ゴルバット「ゴルバッ!」シュババッ

ランス「だがスピードならばまだこっちが上!ちまちまと攻めさせてもらいます!」

バリイィィィンッ!

ランス「何!エアームドの鎧が砕けた!?」

ヒビキ「ドリルくちばしじゃァ!」

ムドーまる「エアァァー!」ギュルルルゥ!

ゴルバット「バババ…!」グリグリィ…

ランス「スピードが上がった…!特性のくだけるよろいか…!ならばでんこうせっか!」

ヒビキ「フェイントォ!」

ゴルバット「ゴル…」

ムドーまる「ムドォー!」シュバシュバッ!

ゴルバット「ゴルォ…!」ドサッ…

ランス「更にでんこうせっかより優先度が高いフェイントだと…!?」

ヒビキ「おぉう!おどれら…。何かこの町で好き勝手やっとるらしいがのぅ…」

ヒビキ「今日この町の番長を倒し、これからは俺がこの町をシめる!人のシマで好き勝手はもうやらせんぞ!」ドォン!

ランス「くっ…!」

ばきっ

ランス「っ!ゴルバット!」

ゴルバット「ゴルバッ!」シュバッ

ガンテツ「うおっ!」

チエ「きゃあ!」

ヒビキ「爺さん!嬢ちゃん!」

ゴロウ「人質なんて卑劣でやんす!」

ランス「私はロケット団で一番冷酷な男…。人質なんてお手の物です。さあ動いたらこの二人の血を吸い尽くしてあげます」

ヒビキ「チィッ…!どうにか一瞬で奴の懐に入れこめれば…」

びくんっ

ヒビキ「!何じゃ!?」

ゴロウ「アニキ!アニキのタマゴが…!」

パキパキパッカーン!

ミニリュウ「りゅー」

ゴロウ「タマゴからミニリュウが産まれたでやんす!」

ヒビキ「コイツが…。ほぉ…エエ技覚えとるのぅ…」ピッピッ

ランス「何をゴチャゴチャやってるんです!本当にきゅうけつを使っちゃいますよ!?」

ヒビキ「しんそく!」

シュバッ!

ランス「えっ?」

ゴルバット「ゴルバァ!」ズサァッ!

ミニリュウ「りゅー」

ゴロウ「み…見えなかったでやんす…!」

ランス「これで私は手持ちゼロ…。さあ、殺しなさい」

ヒビキ「………俺は例えどーしようもないド阿呆でも人殺しは絶対にせん流儀なんじゃ。どっか行けや」

ランス「………同じ少年でも三年前我々を壊滅させた少年とは全く正反対の事を言いますね。彼は邪魔する者は全て皆殺しにしてきた」

ヒビキ「俺はおどれらを壊滅させた奴の事なんぞ知らん。じゃが言えるのは俺の流儀とそいつの流儀とは絶対かみ合わんじゃろうのぉ」クルクルッパシッ

――――
――
ガンテツ「これはくろぼんぐりやな…。これなら良いボールが作れるで!」

ヒビキ「おぉう、ゴロウ!よぉ見つけたもんじゃ!」

ゴロウ「アニキに褒めて貰えて、オイラも嬉しいでやんす!」

ヒビキ「さっきの連中相手といい、俺が見込んだ通りの度胸じゃのぅ!」

ゴロウ「あっ…さっきの連中と言ったらアニキ…」

ヒビキ「ん?」

ゴロウ「いや、やっぱり何でもないでやんす!」

ヒビキ「そうか?」

ガンテツ「ボールが出来るには少し時間がかかるからのぉう!どっかで時間でも潰しておけや!」カーンッカーンッ

ヒビキ「そうか!ボールが出来る間にさっそくこの町の番長にカチコミに行くぞ!」

ゴロウ(正直仲も悪そうだったし、あのシルバーの事はアニキに言わない方がいいでやんすよね…)

ヒワダジム

ドオォンッ!

ヒビキ「たのもー!俺ァ、ヒビキ!ワカバタウンのヒビキじゃ!ジム番長、出てこいやァ!」

ツクシ「僕ツクシ!虫ポケモンの事なら誰にも負けないよ!」

ヒビキ「女ぁ!?まさかのスケバンかぁ!?困ったのぉ、俺ァ女とは戦いづらいのぉ…」

ツクシ「僕は男だよ!番長とかスケバンとか良く分からない事を言う人だなぁ…」

ヒビキ「何じゃ男か。なら存分にどつけるな!ポケモン勝負じゃあ!」チャキッ

ツクシ「って事は挑戦者ダネ!受けて立つよ!このジムでは三対三!行け、神聖なる森の牙!カイロス!」ポーイッ

カイロス「カーイッ!」ポンッ

ヒビキ「カチこめ、ツボミまる!」ポーイッ

ツボミまる「つぼ」ポンッ

ツクシ「もしかしてキミってタイプの相性を知らない人?虫タイプに草タイプなんて…」

ヒビキ「タイプだぁ?んなモン、このツボミまるには関係ねぇんじゃ!つるぎのまい!」

ツボミまる「つぼ」シャキーンッ

ツクシ「マダツボミ如きが一回舞っただけでカイロスのパワーを敗れる訳がない!シザークロス!」

カイロス「カイカーイッ!」ジャキィンッ!

ヒビキ「パワーウィップで弾けや!」

ツボミまる「つぼっ」ブオォォォンッ!

バシィィンッ!

カイロス「カイッ!?」

ツクシ「弾かれた!?」

ヒビキ「たたきつけちまいなァ!」

ツボミまる「つぼ」ベシイィィンッ!

カイロス「クァァッ!」ガクッ

ゴロウ「クリーンヒットでやんす!」

ツクシ「成程…その細身で大したパワーダネ…!だったらこれでも喰らえ!ハサミギロチン!」

カイロス「クアァァァァイッ!」ゴオォォォォ…!

ジャキイィィィィンッ!!!

ゴロウ「直撃したでやんす…!」

ツクシ「ハサミギロチンは喰らったら一撃必殺…。そのマダツボミは戦闘不能ダ…ネ…?」

ツボミまる「つぼ…」ググッ…

カイロス「カイッ!?」グググッ…

ツクシ「一撃必殺のハサミギロチンを耐えるなんて…まさかあのマダツボミ、カイロスよりレベルが高いの!?」

ヒビキ「沈みやがれェ!たたきつける!」

ツボミまる「つぼ」ブオォォォンンッ!!!

ビシャアァァァァンッ!

カイロス「カ…イロ…」ピクッ…ピクンッ

ゴロウ「まずは一匹目でやんす!」

ツクシ「凄いね、そのマダツボミ!だったら次は森の音速の戦士!ヤンヤンマ!」ポーイッ

ヤンヤンマ「イヤン」ポンッ

ツクシ「ヤンヤンマ!キミのスピードを見せてやれ!アクロバット!」

ヤンヤンマ「ヤンッ!」シュバッ

ヒビキ「ツボミまる!見切ってたたきつけるんじゃ!」

ツボミまる「つぼっ」スッ…ブオォォォンンッ!

ヤンヤンマ「いやぁんっ!」グシャァッ!

ツクシ「ヤンヤンマ!初速じゃああのマダツボミには見切られちゃうか…!距離を取ってぎんいろのかぜ!」

ヤンヤンマ「ヤンヤンヤンヤンッ!」ビュオォォオッ!

ツボミまる「つぼ…」ググッ…

ヒビキ「ツボミまる!パワーウィップで捕えるんじゃ!」

ツボミまる「つぼぼ」シュルルルルゥッ!

ヤンヤンマ「いやぁん!」グッグッグッ…

ヒビキ「もういっちょ叩きつけちまいなァ!」

ぶおぉぉぉぉぉんっ!

ヤンヤンマ「やぁ…!」ゴフッ…

ツクシ「デタラメでだヨ、あのマダツボミ!ふきとばし!」

ヤンヤンマ「ヤァンヤァンヤァンッ!」バッサバッサバッサ!

ツボミまる「つぼ?」ビュオォォォォオ!シュボンッ!

ヒビキ「何じゃ!?」

ゴロウ「ツボミまるがボールに戻ったでヤンス!」

ムドーまる「エアッ!?」ポンッ

ヒビキ「何で勝手にムドーまるが出てくるんじゃ?」

ツクシ「ふきとばしは相手のポケモンを吹き飛ばして強制的に離脱させる技。野生じゃ逃げる時に、バトルでは強制的に交代させる技なんだけど…」

ヒビキ「じゃが出て来たのは飛行タイプを持つ俺のエアームド、ムドーまるじゃった訳だったが、運が悪かったんのぉ」

ツクシ「だけど十分時間は稼がせて貰ったヨ!これからがヤンヤンマの本領発揮サ!

ヒビキ「ぬかせ!ドリルくちばし!」

ムドーまる「エアァァァ!」ギュルルルゥ!

ツクシ「躱してソニックブーム!」

シュバッ!

ヤンヤンマ「ヤンヤンヤ!」ブオォォォ!

ムドーまる「エアァッ!」ガガガッ!

ゴロウ「さっきと動きが全然違うでヤンス!」

ツクシ「ヤンヤンマの特性『かそく』サ!時間が経てば経つほどそのスピードは速くなるのサ!」

ヒビキ「まだまだァ!ドリルくちばしじゃァ!」

ムドーまる「エアァッ!」ギュルルルゥ!

ツクシ「遅いヨ!後ろを取って、アクロバット!」

ヤンヤンマ「ヤァンヤンッ!」シュバッドゴォッ!

ムドーまる「エアァッ!」バキィッ!

ゴロウ「物理技!コレならムドーまるも…!」

ヒビキ「ムドーまる!」

ムドーまる「ムドオォッ!」ゴオォッ!

ツクシ「だぁかぁらぁ…!遅いって言ってんだヨォ!」

ヤンヤンマ「ヤンヤンヤァンッ!」シュバシュバシュバババッ!

ムドーまる「エアァッ…!」バキッベキッドゴォッ!

ゴロウ「そんな…!物理攻撃を受けてるのにムドーまるがヤンヤンマのスピードに追い付いてないでやんす!」

ツクシ「何でエアームドのスピード程度でヤンヤンマのスピードを捉えられると思ったか知らないけど、特性『かそく』は止まらないヨ!」

ヒビキ「………」

ツクシ「サア!トドメのソニック…」

ヒビキ「ムドーまぁぁるっ!」

ムドーまる「エアッ!」バキイィィンッ!

キイイイイイイィィィィインッ!!!

ツクシ「一気に加速した!?ヤンヤンマ…!」

ヒビキ「だーかーらー。遅いと言っちょるじゃろうがよォ!はがねのつばさァッ!」

ムドーまる「エアァァァァァッ!」カチーンッザシュッザシュッ!

ヤンヤンマ「い…いやぁん…」ガクッ

ツクシ「エアームドの鎧が砕けて一気に加速した…まさか『くだけるよろい』の特性…!?」

ヒビキ「おどれのトンボの『かそく』もエエスピードじゃったが、俺のムドーまるの『くだけるよろい』はスピード弐段階上昇じゃ!」

ツクシ「だけどエアームドはアクロバットを喰らっても特にスピードは上がっている様子じゃなかった…まさか…!」

ヒビキ「おぉう!ムドーまるはトンボのスピードを超えるその瞬間まで耐える様に指示しちょったわ!じゃなきゃ奇襲にならんからのぉ!」

ツクシ「キミ、見た目の割に中々駆け引き上手ダネ…。じゃあ最後の一匹、僕のとっておきを見せてあげるヨ!」チャキッ

ツクシ「舞い降りろ、森を蹂躙するハードボイルドな剣士!ストライク!」ポーイッ

ストライク「ストォ…」ポンッ

ヒビキ「ほぉ…強そうなのが出て来たのぉ…!スピードの出し惜しみもこれまでじゃ!ドリルくちばしじゃぁ!」

ムドーまる「ムドオォッ!」ギュルルルゥ!

キイイイイイイィィィィインッ!!!

ツクシ「往なせストライク!つるぎのまい!」

ストライク「ストォ…!」ジャキィンッ!

ガガガガガガガガッ!

ゴロウ「あの鎌でドリルくちばしが躱されたでやんす!」

ヒビキ「ガッハッハッ!マジか!あの最大スピードのムドーまるのドリルくちばしを見切りよったわ!」

ツクシ「どうせ今のエアームドのスピードには勝てないんだから向かえ撃たせてもらうヨ!」

ヒビキ「エエ根性じゃ!もう一発カチこめやァ!ドリルくちばし!」

ムドーまる「エアムドォウ!」ギュルルルルゥ!!!

キイイイイイイィィィィインッ!!!

ツクシ「見切りは任せたよ、ストライク!シザークロス!」

ストライク「ストォ…!」チャキッ…

ズバァッ!

ムドーまる「ム…ドォ……」ガクッ

ツクシ「鎧を砕きすぎたお陰で元々のエアームドの打たれ強さも生かせれなかったようだネ」

ヒビキ「それもそうじゃがおどれのそのストライク…あの見切りと言いつるぎのまいを防御技に使ったりと、他の二匹とは格が違うようじゃのぅ…」シュボンッ

ツクシ「そりゃそうだヨ!僕はね元々虫タイプが大好きだけど、ある人の影響でこのストライクは特別育てる事にしたんだ!」

ヒビキ「ほぉ…。ソイツはさぞかし強かったんじゃのぉ!おどれの態度でよぉ分かるわ!」

ツクシ「まぁネッ!」

ヒビキ「じゃあもっとそのとっておきの強さ、見せてもらうぞ!もう一発カチこめ、ツボミまる!」ポーイッ

ツボミまる「つぼ」ポンッ

ツクシ「出たネ、やっかいなマダツボミ…!でも僕のストライクなら!突っ込んできりさく!」

ストライク「ストトトト!」シュタタタタッ!ザンッ!

ヒビキ「ツボミまる、見切ってたたきつける!」

ツボミまる「つぼぉ…つぼっ」ササッベシイィィンッ!

ツクシ「剣舞で往なしてシザークロス!」

ストライク「ストォ…ストォラァイクッ!」チャキィンッ…ザシュッ!

ヒビキ「パワーウィップで弾くんじゃ!」

ツボミまる「つっぼぉ」ブオォォンッ!

ストライク「ストォォ…!」ズサァッ…!

ツボミまる「つぼ…」ザシュッ…

ヒビキ「剣圧に押されよったわ…!」

ツクシ「威力は四分の一なのにこのパワー…!」

ゴロウ「何と激しい剣戟でやんす…!」ゴクッ…

ヒビキ「次はこっちからじゃぁ!パワーウップであの鎌を捕まえるんじゃ!」

ツボミまる「つぼぼぼっ」シュルルルルゥッ!

ストライク「スト…!」ググッ…

ヒビキ「そんまま引き寄せてたたきつけろォ!」

ツボミまる「つぼぉぉ…つぼっ」ブゥゥゥンッベシイィィンッ!!!

ストライク「ストォ…!」ゴフッ…

ツクシ「負けるなストライク!きりさく!」

ストライク「スゥトォォオオッ!」ブオォォンッ!

ヒビキ「弾け!パワーウィップ!」

ツボミまる「つぼぉっ!」バッシィィンッ!

ツクシ「まだだ!もう一度きりさく!」

ストライク「ストラァァァイックッ!!!」ブオォォォンンッ!

ヒビキ「受け止めるんじゃァァッ!」

ツボミまる「つぼ…」スッ…

ぱっしーーんっ!

ツクシ「真剣白羽取り…!」

ヒビキ「そのまままきつくでもう一つの得物も押えるんじゃ!」

ツボミまる「つぼぼぼ」シュルルルル…ギチィィ…!

ツクシ「す…ストライクゥウッ!」

ストライク「ストォ…!」キッ…ゲシィッ!

ツボミまる「つぼっ…!」ゴフッ

ヒビキ「ヤクザキックで抜け出しおったわ!じゃがこれで終いじゃあ!パワーウィィップッ!」

ツボミまる「つっぼぉっ…!」

すかっ

ヒビキ「何ィッ!?」

ツクシ「ッ!今だっつばめがえし!」

ストライク「ストラァァァァァ…!」

ザシュッザシュッ!

ツボミまる「つ……つぼ…」ガクッ…

ツクシ「PP切れに助かった…」

ゴロウ「アニキ…」

ヒビキ「んな顔すんなやゴロウ。決める所はキッチリ決めちゃるきのぉ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「マグゥッ!」ポンッ

ツクシ「最後はセオリー通りの炎タイプ…!気を引き締めるヨ、ストライク!」

ストライク「ストォ…!」チャキッ…

ヒビキ「でんこうせっくぁっ!」

シュバッ!

ツクシ「ッ!?」ハッ

ストライク「スッ…!」ヒョイッ

アラシまる「マグッ…!?」

ツクシ「速い…!」

ゴロウ「あのスピードを躱されたでやんす!」

ヒビキ「じゃが態勢は崩した!ひのこじゃぁ!」

アラシまる「マグゥアッ!」ボボボッ!

ツクシ「今こそ特訓の成果だヨ、ストライク!つるぎのまい・回天剣舞!」

ストライク「ストトトトトォォオッ!」ギュルルルゥ!

ぱらっ…ぱらぱらっ…

ゴロウ「炎を全て弾かれたでやんす…!」

ヒビキ「やりおるのぉ!」

ツクシ「つるぎのまいをしながらストライクを中心に大回転しての防御技…。アニメやあのヒトの戦い方を観て考えた技サ!」

ツクシ「そして剣舞を三積したストライクの刃を喰らえ!きりさく!」

ストライク「ストォォオラァァイクッ!」シュタタタタッ!シャキィィインッ!

ヒビキ「躱せ!」

アラシまる「マグゥ…!」サッ

ぶわぁぁっ!

アラシまる「マグゥゥ…!」ズサァァ!

ヒビキ「また剣圧に押された…!さっきの比じゃないのおぉ…!」

ヒビキ(何よりあのパワーの鎌を直接喰らったらアラシまるじゃあ一撃じゃぞ…!)

ツクシ「上手く躱したネ…!でもこれでお終いだヨ!つばめがえし!」

ストライク「ストォ…!」シュタタタタッ!

ヒビキ「必中のつばめがえし…!アラシまる、あなをほる!」

アラシまる「マグゥ!」ホリホリ

ツクシ「あなをほるで躱したネ…。でも地面タイプの技じゃストライクには攻撃出来ない。出て来たところを狙い撃ちダネ」

アラシまる「マグゥ!」ボコォ!

ストライク「ストォ…!」シュタタタタッ!

ヒビキ「もう一回潜れ!」

アラシまる「マグゥ…!」ホリホリ

ツクシ「落ち着いてストライク…。集中して出て来たところを狙うんだ…!」

ストライク「ストォ…」フゥゥ…

アラシまる「マグ…!」ボコッ

ストライク「しぇえぇぇぇぇぇぇぇ!!!」シュタタタタタッ!

アラシまる「マグッ!?」ビクッ

ヒビキ「また潜るんじゃ!」

アラシまる「マグッ…!」ホリホリ

ツクシ「もー!いい加減にしてヨ!ジムが穴だらけになるじゃんかー!」

ヒビキ「穴だらけ…」チラッ

ヒビキ「っ!オモロイ事思いついたわ…!」ククッ

ヒビキ「アラシまる!もっと掘って掘って穴を掘りまくるんじゃ!」

アラシまる「マグゥッ!」ホリホリホリ

ゴロウ「アニキ…何を?」

ぼこっ!ぼこっ!ぼこっ!ぼこぼこぼこっ!

ツクシ「あーもー!いい加減に出て来いよ臆病者ー!」イライラ

ヒビキ「おぉう!言われずともそろそろ出て来ちゃる!アラシまる!地面の中から炎を爆発させるんじゃぁぁ!」

ゴゴゴゴゴゴゴッ…!

ツクシ「な…何…!?」

ゴオオオオオオオォォォォォォォオオッッ!!!

ゴロウ「アラシまるの開けた穴から大量の火柱が!」

ストライク「ストォ…!」ジリジリ…

ツクシ「ストライク!穴の近くから離れるん…逃げ場がない…!火柱の数が多すぎる!」

ゴオオオオオオォォォ……………

ツクシ「火柱が止んだ…。そろそろ出てくる筈…」ホッ

ストライク「ストォ…」チラッ…チラッ……

ツクシ「マグマラシは何処…?」

ヒビキ「今じゃアラシまぁぁぁる!!!」

アラシまる「マグゥゥゥウ!」バビョォォォォォォンッ!

ゴロウ「いつの間にあんな上空にいたでやんすか!?」

ツクシ「さっきの火柱を使って上空に…!」

アラシまる「マグゥゥウ!」ボオォォッ!

ツクシ「炎技が来る…!つるぎのまい・回天剣舞!」

ストライク「ストオォォォオッ!!!」ギュルルルルゥ!!!

ヒビキ「カチこめ!かえんぐるまァァアッ!」

アラシまる「マグゥゥゥア!!!」ボォォグルグルグルンッ!

ドオオォォォンッ!!!

ヒビキ「…!」

ツクシ「ストライク…!」

ゴロウ「あっ…!」

ストライク「す…ストォ……」ガクッ…

アラシまる「マグマアァァッ!」ボオォォ!

ヒビキ「っし!よぉやったぞ、アラシまる!」

ゴロウ「アニキの勝ちでやんす!」ヤッター

ツクシ「最後の一撃…回天の死角の回天の中心を狙ったのか…完敗だよ…」

ヒビキ「いんや、おどれのストライク、かなり強かったぞ!俺のツボミまるを倒したのはそいつが最初じゃきの!」

ゴロウ「それほどのストライクを育てるきっかけになった人も本当に強かったでやんすね。どんな虫使いだったんでやんすか?」

ツクシ「ううん、その人は特別虫使いって訳じゃないんだけど、僕の知る限り最強のハッサム…ストライクの進化系の使いだったヨ」

ツクシ「何せチャンピオンだったヒトだからネ」

ヒビキ「ちゃんぴおん?」

ツクシ「各地方のジムバッジを八つ集めるとポケモンリーグって所に挑戦出来るんだ。ジョウトはカントーと合同だけどネ」

ツクシ「そのポケモンリーグには四天王と呼ばれるジムリーダーの何倍も強いヒト達が居て、そのヒト達を倒してポケモンリーグの頂点に君臨するのがポケモンリーグチャンピオンなんだ」

ヒビキ「ジムリーダーより強い番長…四天王にチャンピオンか…世界はまだまだ広いのぉ!」

ゴロウ「じゃあアニキ…最終的に…」

ヒビキ「おぉう!ジムリーダーを八人ブッ倒し、四天王とやらもチャンピオンとやらもブッ倒し、俺がジョウトの黄金番長になったるわ!」ドォンッ!

ツクシ「番長とか本当に話がよく分からないけど、僕に勝ったからコレをアゲル!インセクトバッジだヨ!」スッ

ヒビキ「おぉう!代紋頂きじゃ!」

インセクトバッジを手に入れた!

ツクシ「次のジムはウバメの森を抜けた先のコガネシティにあるよ」

ヒビキ「おぉう!世話になったのぉ!」

ツクシ「僕もまだまだ研究が足りないナァ…」ハァ…

ツクシ「………僕もそろそろアカネちゃんに頼んでストライクをハッサムに進化させようカナ」

同時刻・ヨシノシティ

こんこんっ

娘「?はーいっ」ガチャッ

?「こんにちわー!わー!久しぶりー!大きくなったねー!」ダキッ

娘「こるにーん!」キャッキャッ

ブルー「どーしたの?お客さん…あっコルにん!」

コルニ「青ちゃん、久しぶり!こっちの生活には慣れた?」

ブルー「うん、オーキド博士以外特に知り合いも居ないし、のどかでマサラタウンにも似てる良い所だよ」

コルニ「………やっぱりマサラには帰ってないの?」

ブルー「うん…。この娘の事、あまり公にしたら世間体的にもマズいもんね…」

ブルー(この娘…レッドくんと私の娘を産んだのは三年前…私も精通をしたばかりの子供の時…今でも子供だけど…)

ブルー(この事実を知っているのは家族やオーキド博士、グリーンくん、ジムリーダーの娘達、そして親友のコルニちゃん…コルにんだけ…)

ブルー(レッドくんがリザードンのライターとライチュウのピッキーと『最期のケジメを付けてくる。ごめんな。』って置手紙を残して居なくなってから、半年後。この娘の妊娠が分かった同時期にレッドくんが最後に行った場所が分かった)

ブルー(シロガネ山…レッドくんは一匹を残して他のポケモン達を知り合いに預けた後にこの山に行ってからの消息が消えたらしい)

ブルー(捜索隊がシロガネ山を探し回ったけど、レッドくんの姿は見つからなかった…)

ブルー(でもシロガネ山の山頂にレッドくんが居た痕跡が見つかった…。ポケモンの亡骸とレッドくんの吹いていた煙管が。)

ブルー(そこにもレッドくんの姿は無かったけど、残された煙管とそのポケモン…白骨化していたけどアレは間違えなくキラ…レッドくんのハッサムだった)

ブルー(キラは立ったまま白骨化していた…まるでそこにある煙管を守るかの様に…)

ブルー(それを見た皆はレッドくんがどうしたのか一瞬で気が付きた…。理解も出来たけど…)

ブルー(生きてて欲しかった…。生きて私と…この娘と一緒に暮らして欲しかったッ…)

コルニ「青ちゃん…?」

ブルー「あっ、ゴメン!立ち話をアレだから入ってゆっくりしててってよ、コルにん!」

ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ弐個

手持ち伍匹

マグマラシ ♂ NN アラシまる         エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv20                          Lv21 
ひのこ   でんこうせっか             はがねのつばさ  ドリルくちばし
かえんぐるま あなをほる             フェイント     すなかけ       
 
メリープ  ♂ NN デンまる           ミニリュウ  ♂ NN リューまる
Lv18  もちもの デンリュウナイト       Lv5
たいあたり なきごえ               まきつく  でんじは 
ほうでん わたほうし               にらみつける  しんそく

マダツボミ  ♂ NN ツボミまる
Lv28
パワーウィップ たたきつける
まきつく つるぎのまい

ウバメの森・ゲート手前

?「あの男…一体どこまで行ったんだ…?」キョロキョロ

?「あっ!」

ゴロウ「このゲートを超えたらウバメの森らしいでやんすよ、アニキ!」

ヒビキ「おぉう!日が暮れる前に抜けるぞ、ゴロウ!」

ゴロウ「はいでやんす………って、ああ!」

シルバー「………おい、お前」

ヒビキ「おぉう!シルバー!ここで会ったら何とやらじゃのおぉ!」ズイッ

ゴロウ「コイツが居た事、忘れてたやんす…」

シルバー「ヤドンの井戸に居た、ロケット団…黒づくめの連中を倒したのはお前と言うのは本当か?」

ヒビキ「おぉう!如何にもじゃ!じゃがもうヒトのシマ荒らすような事はさせんきのぉ!」

シルバー「貴様如きがアイツ等をなァ…信じられんな…」

ヒビキ「ホォ…俺の実力が信用ならんちゅーなら、その眼で確かめてみるんじゃな!リベンジじゃ、シルバァ!」チャキッ

シルバー「また返り討ちにしてやる…!」チャキッ

ヒビキ「今回は5対5で勝負じゃ!カチこめ、リューまる!」ポーイッ

リューまる「りゅー」ポンッ

シルバー「行け、ニューラ!」ポーイッ

ニューラ「ニュラ…」ポンッ

シルバー「Lv5で相性の悪いドラゴンタイプ…やはり雑魚だな」ピッピッ

ゴロウ「アレはポケモン図鑑…!何でアイツが…!?」

ヒビキ「雑魚かどうかは戦わな分からんぞ!しんそく!」

シュバッ!

ニューラ「ニュッ…!?」ゴフッ…

シルバー「何…!?しんそくだと…!」

ヒビキ「どーじゃ!」

シルバー「フンッ…ニューラ、こごえるか…」

「シードラ、りゅうのはどう!」

ドオオォォォンッ!!!

ヒビキ「何じゃ!?」

?「おい、お前!帽子の男!そのミニリュウ、今しんそくを使ったな?」

ゴロウ「あれ?あの女の人は確か…」

ヒビキ「いつぞやのピチピチスーツの姉ちゃんじゃないか。確かに使ったがそれがどーした?」

イブキ「誰がピチピチスーツだ!私の名はイブキ!そのミニリュウは元々私が孵化させて育てる筈だったポケモンだ!返せ!」バサァッ!

ヒビキ「返せだぁ?何を訳の分からん事を…」

イブキ「30番道路でぶつかったあの時、私とお前のタマゴが入れ替わっていたのだ!お前が本来孵化させる筈だったのはこのトゲピーだ!」ポーイッ

トゲピー「チョッゲプリィィィィィイイイイ!!!」ポンッ

ゴロウ「え、でもあの時先にタマゴを拾ったのってお姉さんの方じゃなかったでやんす化?」

イブキ「そんな事は知らん!早くそのミニリュウを返せ!」

ヒビキ「あ゛ぁ!?タマゴが入れ替わってたとしても、このリューまるは俺が孵したポケモンじゃ!」

シルバー「おい女!バトルの邪魔をすr…」

「フハハハハハハハハハハッ!とぉー!」バサァッ

ひゅうぅうぅぅぅぅぅう…ドオオォォォンッ!!!

シルバー「ぶほぉっ!」グシャァッ

謎のマントメェン「その勝負、この俺が預からせて貰おう!」バサァッ

ゴロウ「空から何か怪しいマント男が!」

ヒビキ「何じゃ、おどれぁ…いきなり空から登場たぁ派手じゃのぉ。名を名乗れ!」

ワタル「名乗る程の漢では無いが、敢えて名乗らせて貰うとすれば、謎のドラゴン使い・ワタルと言わせて貰おうか」

イブキ「兄者!この男です!この男が兄上のカイリューのタマゴを奪った男です!」ユビサシッ

ヒビキ「あ゛ぁ!何を言うとるんじゃおどれぁ!」

ワタル「イブキ、今までの話は聞いていた。なればここは我らが竜の里の掟に従い、『竜の試練』でミニリュウの真のトレーナーを決めようではないか!」

イブキ「『竜の試練』をここでですか!?」

ヒビキ「何じゃ、それは」

ゴロウ「話が全く読めんでやんす」

イブキ「莫迦め!『竜の試練』とは竜の里・フスベの長老が認めたトレーナーが『竜の奥義』を他の者に授ける為に出題する試練の事だ!」

ワタル「今回の場合、試練の報酬はそのミニリュウだがな」フッ

ヒビキ「勝手に話を進めるなや」

ワタル「そう野暮な事を言うではないぞ、少年。細かい事を気にしていたら良いトレーナーにはなれないぞ」

ゴロウ「無茶苦茶でやんすね」

ヒビキ「付き合ってられんわ」

イブキ「逃げるのか?腰抜けめ」

ヒビキ「ホー、この黄金番長・ヒビキ様を腰抜け呼ばわりとはいい度胸しちょるのぉ、ピチピチスーツ」ピクッ

ヒビキ「上等じゃ!売られたケンカは大人買い!これが俺の流儀じゃ!このケンカ受けて立つ!」ドォンッ!

ゴロウ「上手く乗せられてるでやんすよ、アニキ」

トゲピー「チッッンコォプリイィィィィィィイイズッッッ!!!」

ワタル「いい度胸だぞ少年!では今回のお題を発表する!ここにウバメの森で迷子になったカモネギを探している可哀想な炭職人見習いさんが居られる!」

見習い「ど、どうもです」ペコッ

ワタル「ウバメの森に迷い込んだ彼のカモネギを先に見つけて連れ帰った者をミニリュウの真のトレーナーとして認める!」

ヒビキ「上等じゃ!リューまるは決して渡さんからのぉ!」ギロッ

イブキ「貴様にそのミニリュウは相応しく無い!」ギロッ

ワタル「では俺は見習いさんと一緒に愛しのカイリューで空からジャッジをするとしよう!」バサァ!

ウバメの森

イブキ「カモネギを先に見つけるのは私だ。後で吠え顔かくんじゃないぞ」

ヒビキ「おぉう!それはこっちのセリフじゃ!」

ワタル「開始の合図はカイリューのはかいこうせんだ!カイリュー、はかいこうせん!」

カイリュー「でっていうー」ビィィィィィィィィムッ!!!

チュドオオオォォォォォォォォォォォオオンッッッ!!!

ヒビイブ「「うおおぉぉぉぉぉおっっ!!!」ダダダダッ

ゴロウ「ま、待ってくださいでやんすー!」タッタッ

ワタル「フハハハッ!やっぱり子供は元気だな!」

――――
――
カモネギ「カモカモ」ペタペタ

ゴロウ「アニキ!カモネギ発見でやんす!」

ヒビキ「っし!待てやカモネギー!」クワッ

カモネギ「カモッ!?」ビクッペタペタペタッ

ヒビキ「待てや、オラァァー!」

イブキ「シードラ、れいとうビーム!」

シードラ「ドゥゥッ!」ビィィムッ!

ヒビキ「なぬうっ!?」ピキピキッ

イブキ「貴様の剣幕でカモネギが怖がっているだろ!私が丁重に捕まえるから大人しくしているがいい!」

ヒビキ「あのアマァ!」

ゴロウ「アニキ!」

ヒビキ「ゴロウ!俺に構わずあの女を追え!」

ゴロウ「了解でやんす!」

ヒビキ「あんのアマァ…!女じゃからって優しくしてりゃあつけあがりよって…!」ギリッ…

――――
――
ゴロウ「あのピチピチマントのお姉さんとカモネギ、何処行ったでやんすかね…?」キョロキョロ

ぱあぁぁ…

ゴロウ「何でやんすか、あの光…。祠…?」

どさっ…

?「くっ…」ググッ…

ゴロウ「あっ!人が倒れているでやんす!大丈夫でやんすか?」タッタッ

?「あ、ああ…。すまねぇな…」ポトッ

ゴロウ「あ、煙管落としたでやんすよ」スッ

?「おう、すまねぇな、坊主…」フゥゥ…

ゴロウ「どういたしましてでやんす」

?「………坊主、ココは何処だ?」

ゴロウ「え?ウバメの森でやんすけど…」

?「ウバメ…って事はジョウトか…。やはり…。世話になったな…」ザッ

ゴロウ「………?」

――――
――
イブキ「全く…まるでここは迷路だな…」キョロキョロ

がさごそっ

イブキ「カモネギか!」

リューまる「りゅー?」

イブキ「何だ…ミニリュウか…。って何ッ!?」

がさがさっ…どぉんっ!

イブキ「きゃあっ!」ドサッ

ヒビキ「おぉう!女じゃからってもう許さんぞ、おどれぁ!」ガシィッ!

イブキ「くっ…!シードラ!」

ヒビキ「リューまる、でんじは!」

リューまる「りゅーりゅー」バチバチィッ!

シードラ「ドォウッ!?」ビリビリッ

イブキ「き、貴様ァ!」

カモネギ「かもっ?」ガサゴソッ

イブキ「あっ!今度こそカモネギ!」ジタバタッ

ヒビキ「うおぉ!さぁせるぅかぁ…!」ギュゥゥ…!

もにゅんっ

イブキ「ひゃあぁっ///き、貴様ァァ!何処を触っているゥゥウ!トゲピー!」ポーイッ

トゲピー「チョッゲプリィィィィィイイイイ!!!」ポンッ

イブキ「ゆびをふる!」

トゲピー「チィィンッポップリイィィィィィィイイズッッッ!!!」チッチッチッ

ひゅうぅうぅぅぅぅぅう…ドドドドドドドドドドドドオォォォンッ!!!

カモネギ「カッカモォォオオオッッッ!!!」ダダダダッー!

見習い「うわあぁぁっ!」ビクッ

ワタル「おぉ!何というさばきのつぶてだ!」

見習い「だ、大丈夫なんでしょうか…?」

ワタル「心配は要らない!これぐらいの試練、あの若い二人なら乗り越えられるであろう!」

見習い「いや、カモネギの方が…」

ドオォンッ!ドオォンッ!ドオォォオンンッ!!!

イブキ「お、おのれぇ…///乙女を辱めた罪は重いぞ!」

ヒビキ「ムチャクチャじゃおどれぁ!女の皮を被りよって!おどれみたいな乙女が居てたまるくァ!」

イブキ「もう許さんぞ!まず手始めに貴様から叩き潰してやる!シードラ、りゅうのはどう!」

ヒビキ「もう女じゃからって手加減は無しじゃあぁっ!アラシまる、かえんぐるまぁっ!」

シードラ「ドオゥゥゥウゥッ!」ババババババッ!!!

アラシまる「マァグゥゥアァッッ!」ボォォグルングルンッ!!!

チュドオオォォォォンッッッ!!!

カモネギ「かもっ!かもぉっ!かぁぁぁぁもぉぉぉおっ!!!」ウギャアァァァァ

ゴロウ「アニキ…カモネギ、全速力で逃げてるでやんすよ…」

ヒビイブ「「ウオオオォォォオォッッッ!!!」」

ゴロウ「あ、ダメでやんすね。こりゃ」

――――
――
ワタル「………結果としてカモネギは自分で帰って来たので二人とも試練は失敗。不合格だ」

ヒビイブ「「………」」ギロォッ

カモネギ「かもっ」ビクッ

ゴロウ「じゃあリューまるはどうなるんでやんすか?」

ワタル「………見た所、ミニリュウは少年に十分懐いているし、コンビネーションも見事であった」

ワタル「それにイブキもそのトゲピーを上手く使いこなせていた」

ワタル「二人のタマゴが入れ替わった事、レックウ座の俺にはセンチメンタルな運命を感じざるえない」

ヒビキ「レックウ座?何じゃそりゃ」

ゴロウ「そんな12星座ありやしたかねぇ?」

イブキ「莫迦め!竜の里の人間は皆生まれながら、星座はレックウ座なのだ!」

ヒビキ「ああ、自称か」

ワタル「と言う訳で、そのミニリュウ、リューまるは少年。キミがそのまま育てると良い」

ヒビキ「ハナから俺のポケモンじゃがのぉ」

ワタル「愉快だな、キミは。気に入ったよ」

ゴロウ「愉快なのはアンタ達でやんす」

ワタル「キミ達とはまたどこかで出会える気がする。それまでサヨナラだ!」バサァッ

カイリュー「でっていうー!」バサァッ

イブキ「………」プイッ

ヒビキ「おい、ピチピチマントスーツ女」

イブキ「………イブキだ」

ヒビキ「俺の方こそヒビキ、ワカバの黄金番長じゃ。覚えとけよ」

イブキ「………貴様こそ覚えとけよ」

ヒビキ「おどれみたいなメチャクチャな女、忘れたくても忘れられるかど阿呆」

イブキ「………ふん」プイッ

ゴロウ「………あれ、何か忘れてるような」








シルバー「………身体中がまだ痛い」ズキズキ

ニューラ「ニュラ…」

コガネシティ郊外

ゾロゾロ…

ゴロウ「あ、アニキィ…」タジ…

ヒビキ「おぉう!何じゃおどれらぁ!見た所俺と同類の臭いがすんのぉ…」クルクルッパシッ

コガネチンピラ1「おーおー、自分らここが誰のシマかわかってるんやろーなぁ?」

コガネチンピラ2「もしかしてお上りさんやないんか?どこのもんや!」

ヒビキ「おぉう!よぉ聞いた!俺は巷で『ワカバの黄金番長』と呼ばれるヒビキ様じゃぁ!」

コガネチンピラ1「ワカバだぁ?ジョウトの片田舎、しかもこんなガキが番長やって?オモロイ事言うやないか」

コガネチンピラ2「だけどジョウトの大都市コガネを出しおいて黄金番長とか金の十手とか気に喰わんなー。シメてやれや、お前等ァ!」ポーイッ

ブーバー「バー!」ポンッ

エレブー「ブー!」ポンッ

ルージュラ「ジュラァ!」ポンッ

ヒビキ「ホォー。少しは腕に自信がありそうじゃのぉ!久々のまともなケンカじゃぁ!カチコむぞ、デンまる!」ポーイッ

デンまる「メェー!」ポンッ

――――
――
エレブー「エレ…ブゥ…」ピクッ…ピクンッ

コガネチンピラ1「エレブー!何やめっちゃ強いやないか、そのメリープ…」

ヒビキ「おぉう!伊達に長年つるんで暴れて無いきのぉ!」

デンまる「メェー!」ピッカー

ふぉんふぉんふぉんっ……

デンまる「モコォー!」パッパラー!

ゴロウ「デンまるが進化したでやんすー!」

ヒビキ「モココか…。二足歩行になってケンカ向きになったのぉ!」

ピーポーパーポー!

警察「コラー!そこのチンピラどもー!何となく迷惑だから縛につけやー!」

コガネチンピラ1「マズい、サツや!はよ逃げなぁ!」

コガネチンピラ2「自分らもはよ逃げ!あっちをずばーって行ったらコガネに通じる俺等チンピラだけが知る、ヒミツの地下通路があるんや!」

ヒビキ「あ゛ぁん?サツが何ぼのもんじゃ!逃げるは恥だし、漢じゃねぇ!これも俺の流儀じゃ!」クルクルッパシッ

ゴロウ「アニキ!流石に警察沙汰はマズいでやんすよ!ここは逃げるは恥だが、役に立つでやんす!」ズルズルッ

コガネシティ・地下通路

コガネチンピラ1「これは俺等チンピラしか知らない今は使われてないコガネの外からコガネの中の地下通路に繋がる道や。サツに見つかりそうなる時に重宝しとるんや」

ヒビキ「ったく…。サツ如きにビビリすぎじゃ。それでもチンピラか」

ゴロウ「アニキ、落ち着きやしょうよ。捕まったらジムリーダーにカチこむ事も出来ないでやんすよ」

ヒビキ「そうじゃのぉ…。しかし腹が減ったな。カチコミに前に何か食いに行くか!」グー

ゴロウ「了解でやんす!」

コガネチンピラ2「食い物ならコガネデパートがエエですわ、アニキ!」

コガネチンピラ1「今日の御無礼はどうぞこのはした金ですが、これで堪忍してつかぁさい」スッ

ヒビキ「おぉう!何じゃ物分かりがエエのぉ!有難く頂くわ!」

コガネデパート

ゴロウ「ふぅ…食いやしたねぇ。しかし流石はジョウトの大都市のデパートでやんすね。色々な物があるでやんす」キョロキョロ

ヒビキ「おぉう!見てみぃ、ゴロウ!マント売り場じゃとよ!こんなダサイもん誰が買うんじゃろォな?」

ワタル「………ふぅむ、ここのマントは種類は多いがしっくり来るものは無いな…。やはりタマムシのデパートの方が俺には似合う」フム…

ゴロウ「………居やしたね、買ってる奴」

ヒビキ「おぉう…」

ワタル「む…おぉ!また会い見えたな少年達!やはりレックウ座生まれの俺にはセンチメンタルな運命を感じざるえないな!」バサァ!

ゴロウ「またと言うか昨日でやんすよね」

ヒビキ「………あのアマは居らんよな」キョロキョロ

ワタル「あの女とはイブキの事だな。彼女ならあの後用事で竜の里・フスベへ帰郷している!」

ゴロウ「どうしたんでやんすか、アニキ?あ…もしかしてアニキ、イブキ姐さんが居なくてショックでやんすかぁ?」ニマニマ

ヒビキ「ち…違うわ!あのアマが居ったらギャーギャー喧しくて面倒じゃろうがぁ!」

ワタル「成程…青春だな!若いとは良いものだな、少年!」

ヒビキ「だーかーらー!違うと言っちょるじゃろぉがぁ!」

ヒビキ「飯も食ったし、こんな奴に構わずジムリーダーにカチこむぞ!」

ワタル「少年、キミはジムリーダーに挑戦しているトレーナーだったんだな!」

ヒビキ「俺の目的はジョウトの八人のジムリーダーとか言う番長をブッ倒して、ポケモンリーグの四天王やらチャンピオンやらもブッ倒してジョウトの番長になる事じゃからな!」

ワタル「フッ…そうか…」

ゴロウ「?」

ワタル「ここで再開したのも運命。餞別にキミにこの掘り出し物を上げよう」スッ

ヒビキ「何じゃ技マシンか?」

ワタル「只の技マシンではないぞ。今は非売品の昔の技マシンだ。技マシンの店の店長とは古い知り合いで譲り受けたのだ」

ヒビキ「まあ貰えるもんは貰っとくわ」

ワタル「良し!では行くか、いざコガネジムへ!」

ゴロウ「アンタも付いて来るんでやんすか!?」

ワタル「一度少年のバトルを拝んでみたいと思ったのだ」

ヒビキ「ハァ…好きにせぇや…」

――――
――
ジロジロザワザワ

ゴロウ「ア…アニキィ…。凄く目線を感じるでやんす…」

ヒビキ「十中八九後ろのマント男のせいじゃのぉ…」

ワタル「フッ…噂でもしたかね?」バサァッ

「なーなーアカネちゃ~ん。一発ヤらさせてーなー」

「うっさいわボケ!アンタもしつこいで!」

ゴロウ「アニキ!女性が暴漢に襲われてるでやんす!」

ヒビキ「おっし来た!女を無理矢理襲う奴は漢にあるまじき奴じゃのぉ!」クルクルッパシッ

ワタル「カイリュー、はかいこうせん!」

チュドオオォォォォンッッッ!!!

「うぎゃああぁぁぁぁぁ!」

カイリュー「でっていうー」

ヒビキ・ゴロウ「「………」」ポカーンッ

ワタル「大丈夫かね、お嬢さん?悪党はこの謎のマントメェン、ワタルが退治した!」バサァッ!

アカネ「えっと…おおき…に?でもアレ一応マサキっちゅー知り合いなんやけんど…ただの毎度おなじみの戯れみたい…な…」

マサキ「………死ぬかと思たわ」プスー

ワタル「何と…!」バサァッ

ゴロウ「アニキ、先に突っ込まなく良かったでやんすね」

ヒビキ「おぉう…」

アカネ「ちゅーかアンタ…もしかしてワタルはん?あの元・しt…」

ワタル「おっと。それから先の肩書はノーコメントでお願いしたい」シー

ピーポーパーポー!

警察「そこのマント男ー!器物損壊で縛につけやー!」

ワタル「マズいな、それゆけカイリュー!」スタッ

カイリュー「でっていうー!」バサァッ!

ヒビキ「って俺等もかー!」ガシッ

ゴロウ「あばばばばばば!」ガシッ

アカネ「………な、なんやったんや?」

マサキ「………さあ?」

コガネジム

ワタル「さあ着いたぞ、コガネジムだ」スタッ

ゴロウ「死ぬかとおもったでやんす…」

ヒビキ「ちょっと待て……おぼろげぇぇぇええ!」ゲボォォ!

ワタル「ジムの前で吐くとはマナー違反だぞ」

ヒビキ「誰のせいじゃと思っちょるんじゃぁ!」

アカネ「ホンマ、あれ何やったんやろーか…ってアンタらさっきの!トレーナーさんやったんやねー」

ヒビキ「おぉう!さっきのねーちゃんか!おどれがここの番長…ってスケバン?」

アカネ「何言ってるん、この子?」

ヒビキ「………アンタ、本当に女か?」

アカネ「失礼やな!どこをどーすればこのプリティーナイスバディのウチが男に見えるん!?」

ヒビキ「すまん、最近女みたいな男のジムリーダーなり女とも思えんバカ女とあったばっかりじゃったからのぉ」

――――
――
アラシまる「マァッグゥ!」ボォォグルグルグルンッ!

ピッピ「ギエェェー!」アチチッ

ワタル「バトルは2対2のシングルバトル…。少年の方が優勢か…」

ヒビキ「フェンシーな見た目じゃからって容赦はせんぞ!もういっちょかえんぐるまじゃぁっ!」

アカネ「渾身の力を振り絞って甘えるんや!」

アラシまる「マグマグマァッ!」ボォォグルグルグルンッ!

ピッピ「うふぇっふぇっふぇっふぇ」スリスリ

ドオオォォォンッ!!!

ピッピ「ギエピィィィィー!」プスップスッ…

アカネ「よーやった、ピッピ。おつかれさん」シュボンッ

ゴロウ「余裕でアニキが一勝でやんす!」

アカネ「やるやん、自分!でもこの子はそう簡単に倒せへんで!ミルタンク!」ポーイッ

ミルタンク「モー!」ポンッ

ヒビキ「中々ごっつい牛が出て来たのぅ!ひのこじゃぁ!」

アラシまる「マァッグゥッ!」ボボボッ!

アカネ「ミルタンクに炎技はきかへんで!ころがるや!」

ミルタンク「ミルミルモーモー!」グルグルンッ!

ドオォンッ!

アラシまる「マグァ…!」ズサァァ!

ゴロウ「ひのこが弾かれたでやんす!」

ワタル「あのミルタンクの特性は『あついしぼう』か…。あの豊満な乳房は熱にも強く、寒さにも強い。だがアレはそれだけでは無い」

アカネ「さらにスピードあげるで!ころがるや!」

ヒビキ「そっちがぐるんぐるん回るならこっちもじゃ!かえんぐるまぁっ!」

ミルタンク「ミルミルミルクゥウッ!」グルングルングルンンッ!

アラシまる「マグマグマグゥッ!」ボォォグルグルグルンッ!

ドオオォォォンッ!!!

アラシまる「マググゥッ…!」ズサァァ!

ヒビキ「何じゃと!?」

アカネ「ころがるは使えば使うほど技の威力やスピードが上がっていく技や!」

ワタル「しかもかえんぐるまは炎技、対してころがるは岩技。タイプ一致と不一致ではあるが技のタイプの相性が悪すぎるな…」

ゴロウ「アニキ!アラシまるじゃ相性が悪いでやんす!他のポケモンに交代を!」

ヒビキ「ど阿呆!」クワァッ!

ゴロウ「ッ!」

ヒビキ「漢たる者、一度敵と会い見えたら己が倒れるまで逃げるような交代は絶対せん!それが俺の流儀じゃ!」

アラシまる「マグマァアッ!」ボオォォ!

ゴロウ「アニキ…」ジーンッ

ワタル「ほぉ…」

アカネ「そんな意地張っとたら直ぐにやられるで!ころがるや!」

ミルタンク「ミルミルモォォー!!」ギュルンギュルンギュルンッ!

アラシまる「マグゥ…!」グッ…

ギュルンギュルンギュルンギュルンッ!

ヒビキ「アラシまる、躱して並走するんじゃ!」

アラシまる「マグゥッ!」ササッ

ミルタンク「ミルゥッ!?」

アラシまる「マグマグマグゥッ!」シュタタタタタッ!

アカネ「何やて!?三速ころがるのスピードについて来れてるん!?」

ワタル「しかもころがるを躱した事でころがるのギアはニュートラルに戻る…!」

アカネ「んな事させるか!ミルタンク、ふみつけで無理矢理ころがるのスピードを維持して方向転換や!」

ミルタンク「ミィイルゥッ!」ズンッッ!ギュルルルルゥ!!!

ゴロウ「そんな無茶な!」

ヒビキ「面白いのぉ!じゃったらこっちはでんこうせっか+かえんぐるまじゃぁっ!」

アラシまる「マグマグマグゥッ…マグマァッ!」シュタタタタタッ!ボォォグルグルグルンッ!

ワタル「あくまでも真っ向勝負を捨てないか少年…!」

ドオオォォォンッ!!!

ミルタンク「ミルミルゥ!」ギュルルンッ!

アラシまる「マ…マグゥ……」ピクッ…ピクンッ

ヒビキ「アラシまる!」

ワタル「やはり三速ころがるをかえんぐるまで迎え撃つのは無理だったか。否、それ以前の問題か…」

ゴロウ「どう言うことでやんすか?」

ワタル「先程の話した技のタイプやころがるの威力もあるが、その前に倒したピッピのあまえるの効果でマグマラシの攻撃を大きく下げられていた」

ワタル「それに流石はジムリーダーだ。攻撃が外れればギアがニュートラルに戻ってしまうと言う弱点をふみつけをブレーキングとして利用する事でカバーしている」

ワタル「恐らく他のジムリーダー達もその様な技や特性を利用した創意工夫で弱点をカバーしていなかったか?」

ゴロウ「そう言えば、ハヤトさんのすなかけとゴッドバードのコンビネーション…。ツクシの回天つるぎのまいの防御戦法も…」

ワタル「これから先のジムリーダーも同等、それ以上の工夫をして来る筈だ。だがそれを己が流儀、魂、根性、愛で乗り越えるトレーナーは俺は大好きだ」

ヒビキ「っし!仕切り治すぞ!カチこめ、デンまる!」ポーイッ

デンまる「モコー!」ポンッ

アカネ「何や自分もカワイイポケモンおるやん!」

ヒビキ「おぉう!じゃがファンシーな見た目じゃがコイツのド根性を舐めちょったら痛い目見るぞ!」

アカネ「ウチもそこまで油断はせんで!ミルタンク!四速ころがる!」

ミルタンク「ミィィルミルミルミルゥッ!」ギュルルルルンッ!!!

ヒビキ「炎が通らんかった電気はどうじゃ!ほうでん!」

デンまる「モォーコココッ!」バチバチィィイッ!

バチィィインッ!

ヒビキ「電撃も弾きよるか…!」

ドオオォォォンッ!!!

デンまる「モコォォオッ!」ズサァァ!

アカネ「四速まで加速したころがるの回転は炎も電気もどんな攻撃も弾き返すで!」

ゴロウ「そんな…どんな攻撃も弾くじゃあ勝ち目が無いでやんすよぉ!」

ワタル「そう、あの回転をどうにかしなければ、な…」

ヒビキ「回転で攻撃を全て弾く、か…」

アカネ「アレを耐えたんかいな!せやけど次のころがるは五速や!最高最速のころがるを躱せるもんなら躱してみぃ!」

ミルタンク「ミルミルミルミルゥゥゥウ…!」ギュルルルルルゥゥゥッ!!!

ヒビキ「デンまる!お前のド根性、見せたやれやァ!」

デンまる「モコォ!」グッ!

ミルタンク「ミルミルモォモォー!!!」ギュルルルルルゥゥゥッ!!!

グシャアァァッ!!!

ヒヒキ「………!」

ゴロウ「デンまるがぺしゃんこに…!」

アカネ「………いや、おらへん…!あのモココは何処に行ったんや…!?」

ワタル「っ!あそこだ!」

デンまる「モ…モコォ……!」ググッ…!

ミルタンク「ミルゥッ…!?」ギュルルルルンッ!

アカネ「まさか…!高速で転がってるミルタンクにしがみ付いとるん!?」

ヒビキ「おっしぁ!よぉー捕まえたでデンまる!」

ヒビキ「そのままかみなりパンチ、連続で喰らわしてやるんじゃぁ!」

デンまる「モォコォッ!モォコォッ!モォロォコォッ!」バチバチィ…ドゴォ!ドゴォ!ドゴォッ!!

ミルタンク「ミルゥッ…!ミルゥッ…!」ゴフッ…!

ヒビキ「回転で攻撃を弾くんなら、デンまるもミルタンクと一緒にぐるぐる回転しよりゃぁ攻撃を当てられるじゃろ!」

ゴロウ「でもあの超回転にしがみ付き続けるのは…!」

アカネ「無茶にも程があるで!転がり続けて引きはがすんや!」

ミルタンク「ミルミルミルゥゥウッ!」ギュルルルルゥ!!!

デンまる「モコォ……!!」グググッ…!

ヒビキ「漢を魅せるんじゃデンまる!雷パンをもっともっとぶち噛ませェ!」

デンまる「モコォッ!モコォッ!モコッコォオッ!!!」バチバチィ…ドゴォッ!ドゴォ!ドゴォオッ!

ミルタンク「ミ……ミルゥゥウ…!」ビリィッ…ズサァァァ!

ワタル「回転が止まった…!」

ヒビキ「トドメのかみなり…パンチィイッ!」

デンまる「モォォ…クォオオッ!!!」バチバチィ…ドゴォオッ!

バチバチバチィイイイッ!!!

ミルタンク「ミ…ミルゥ……」ピクッ…ピクンッ…

アカネ「ミルタンクゥ!」

ワタル「ミルタンクは戦闘不能。少年、キミの勝利だ。敢えて言わせて貰おう、おめでとう!」

ヒビキ「おぉしっ!流石の根性じゃ、デンまる!」パンッ

デンまる「モコッ!」パンッ

アカネ「ひ…ひどいわぁ…。こんなタコ殴りせんでもぉ…!うわあぁぁぁぁぁんっ!」ビエーンッ

ヒビキ「うおぉっ!いきなり泣き出すなや!ただのケンカ、ポケモンバトルじゃろ!」

ゴロウ「アニキ…」ジト…

ワタル「全く。助成を泣かせるとは罪作りだな、少年!」

ヒビキ「あー。これじゃから女とケンカするのは気が引けるんじゃよなぁ…」

アカネ「うっ…ぐすんっ…。泣いたら忘れる所やったわ。ハイ、ウチに勝った証、レギュラーバッジや」スッ

ヒビキ「おぉう…。何かすまんの、泣かせて」

アカネ「エエよ、これも一応ジムリーダーの仕事やから…。自分らホンマ、エエ根性してたで!」

ヒビキ「おぉう!アリガトよ!」

アカネ「じゃあ次のジムはエンジュシティやね」

ヒビキ「ほぉー。エンジュシティか、どんな所なんじゃ?」

アカネ「古風で歴史や文化の宝石箱みたいな所や!歴史的文化財とか色々あるで」

ゴロウ「へー。面白そうな所でやんすね」

ヒビキ「歴史的文化財…遺跡…。いかん、イヤな奴を思い出しよった」

ワタル「では出発するとしよう!」バサァッ

ヒビキ「いつまで付いてくる気じゃ、アンタ…」

ワタル「フッ。竜の導きがある限り…か?」

ピーポーパーポー!

ワタル「む、警察か!これ以上キミ達に迷惑もかけられんな。ここでお別れしよう」

ワタル「敢えて言わせて貰おう!また会おう!」バサァッ!

カイリュー「でっていうー」バサァッ!

ヒビキ「…………」

ゴロウ「………嵐みたいな人でやんしたね」

ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ弐個

手持ち伍匹

マグマラシ ♂ NN アラシまる         エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv23                          Lv25 
ひのこ   でんこうせっか             はがねのつばさ  ドリルくちばし
かえんぐるま あなをほる             フェイント     スピードスター       
 
モココ  ♂ NN デンまる           ミニリュウ  ♂ NN リューまる
Lv21  もちもの デンリュウナイト       Lv11
たいあたり かみなりパンチ           まきつく  でんじは 
ほうでん わたほうし               たつまき  しんそく

マダツボミ  ♂ NN ツボミまる
Lv30
パワーウィップ たたきつける
まきつく つるぎのまい

36番道路

謎の木「……………」ウネウネ

ヒビキ「おい、通れんぞ」ゲシッ

ゴロウ「道を隙間なく塞いでるでやんすね」

ヒビキ「しょうがない燃やすとするかのぅ。ひのこじゃ」ポーイッ

アラシまる「マァグゥッ!」ボボボッ!

謎の木「……………」ウネウネ

ゴロウ「………全く燃えないでやんすね」

ヒビキ「どーしたもんじゃのぉ」

ザッ…

?「………」プクプク…フゥゥ

ヒビキ「ん、誰じゃ?」

ゴロウ「あ、確かウバメの森で倒れてた…」

ヒビキ「ゴロウ、この赤帽子と知り合いか?」

赤帽子「………ああ、あの時の坊主か。あの時は世話になったな」

ヒビキ「ほぉー。アンタ、煙管なんて粋なモン持っとるのぉー」クルクルッパシッ

赤帽子「フッ…。お前の十手も中々粋じゃねェか…」フゥゥ

ヒビキ「じゃろ?」ニカッ

赤帽子「………どうやらこの木に通せんぼを喰らっているみてェだな」

ゴロウ「そうなんでやんすよ」

赤帽子「木なんぞ、燃やしてしまえば良い」チャキッ

ヒビキ「じゃけど中々燃えないんじゃよな、この木」

赤帽子「フッ…まあ見てな」ポーイッ

リザードン「グオオォォォォォオッッッ!」ポンッ

ヒビキ「ッ…!」ビリ…ビリッ…

ゴロウ「何て強そうなリザードンでやんす…!」

赤帽子「だいもんじ」

リザードン「グオァァァアァァッッッ!!!」ゴオオォォォッ!!!

ボオオオオォォォォォォォオオオッッッ………

謎の木「ウソオオォォォォォオオオオ!!!」

しゅうぅぅぅぅ………

ヒビキ「な…!」

ゴロウ「アラシまるでも燃やせなかったあの大木を一瞬で…!」

ヒビキ(何じゃ…!?何なんじゃあのリザードンのレベルは…!?あの赤帽子の奴…)ブルッ…

赤帽子「これでウバメでの借りは返した事にしておいてくれや」フゥゥ…

ゴロウ「あ、ありがとうでやんすっ!」ペコリッ

ヒビキ「おい、アンタ」クルクルッパシッ

赤帽子「あ゛?」ギロッ

ヒビキ「この世界にゃアンタみたいなレベルのトレーナーがゴロゴロ居るんか?」

赤帽子「………居るさ、とんでもなく強い奴がな」

ヒビキ「………ガハハッ!オモロイのぉ…!じゃったら俺はそいつもブッ倒して、このジョウトの番長になってやるわ!」グッ

赤帽子「フッ…そうかい」ザッ…

赤帽子「………だがそいつはこの世にゃもう居ないがな」ボソッ

ゴロウ「………?」

――――
――
ワタル「フゥ…。どうにか罰金だけで待逃れたな…」バサァッ

カイリュー「でっていうー」バサァッ

ワタル「さて次は………むっ。降りるんだカイリュー!」スタッ

ウソッキー「ウ…ウソォ……」シュゥゥ…

ワタル「コイツはウソッキーか。しかもここ最近急激にレベルが上がっている野生のウソッキーか…。推定でもレベル50は超えている…」

ワタル「そんなレベルで岩タイプであるウソッキーを炎技で焼き尽くしている…」

ワタル「余程強い炎ポケモンを使うトレーナーにやられたな。恐らく四天王、いやチャンピオンレベルのトレーナーに…」

アルフの遺跡

ゴロウ「アニキ、これ道間違えてないでやんすかね?」

ヒビキ「多分のぉ。恐らくあの木があった分かれ道を西に行かなきゃアカンかったんじゃろぉな」

ゴロウ「しかし…ここ何か凄そうな遺跡でやんすねぇ…」キョロキョロ

「ハァ…このひんやりした感触…ザラザラした肌触り…」

ゴロウ「あ、アニキ!あそこに人がいるでやんすよ!」タッタッ

ヒビキ「おぉー、ホン…ト……じゃ………ソイツに近づくなゴロウォッ!」クワァッ!

ゴロウ「へ?」

コトネ「あーもー!コトネちゃん、もうキミと一生すりすりしていたい!ダメ、すりすりじゃ物足りない!ペロペロしてあげるー!」

ヒビキ「コ…トネ……」ガクブル…

ゴロウ「ア…アニキ…?」

コトネ「あぁんっ余りにも愛おし過ぎて濡れて来ちゃったぁ」ジワァァ

コトネ「アルフの遺跡、たかまるぅー!」

コトネ「アレ…およよ…?アソコに居るのは我が同郷のお友達、ヒビキくんじゃーん!」フリフリッ

ヒビキ「ほら行くぞ、ゴロウ」スタスタ

コトネ「おい、待てよ」ドゴォッ

ヒビキ「ごふっ…!」ガクッ

ゴロウ「アニキー!」

コトネ「無視するなんてヒドイじゃーん!お姉ちゃん悲しいよ」

ゴロウ「ア…アニキ…!誰でやんすか、アニキを一撃で跪かせるこの女傑は…!」

コトネ「キミはヒビキくんの旅のお友達?アタシはコトネ!ワカバタウン出身でヒビキくんの2歳年上の近所のお姉さんってコトね」

ゴロウ「オイラはヒビキアニキの舎弟のゴロウでやんす!」ペコッ

コトネ「あらカワイイ子だね、そこの目が合った瞬間逃げ出そうとする奴より」

ヒビキ「お、おぉう…。久しぶりじゃのぉ…」

コトネ「やっと挨拶したね。久しぶり、ヒビキくん。アタシが旅に出て以来だから約一年ぶりってコトね」

――――
――
コトネ「………ふーん。武者修行でジムリーダー、四天王、チャンピオンを全員倒してジョウトの番長になる…か」

コトネ「それにしてもジムリーダーが番長って…相変わらずだねー」

ヒビキ「煩いのぉ…」ポリポリ

コトネ「まあ元気そうで何より!お姉さん、嬉しいよ」

ゴロウ「えーと、コトネ、さん?はここで何をやってたんでやんすか?」

ヒビキ「ど阿呆!そんな話を振ったら…」

コトネ「実はね!このアルフの遺跡には謎のポケモン、アンノーンについて色々発見された場所でね!壁画にはアンンーン文字って言う象形文字?って言うんかな、それでねetc…」

ヒビキ「始まった…」ハァ…

ゴロウ「な、何なんでやんすか、この人」

ヒビキ「コイツは変人、大の遺跡マニアじゃ…」

コトネ「それでね…そのアンノーン文字は大体は解読出来たんだけど…この触り心地がすっごくてー!もうこのザラザラ、ひんやり感が堪らないのなんのー!」

コトネ「あー!もう触るだけでも濡れちゃうー!乳首立っちゃうよー♪」スリスリ

ゴロウ「………」

ヒビキ「コイツは遺跡とか歴史とか色々調べ回るって理由で一年前に旅に出たんじゃが…。変わらんのぉ…」

コトネ「でもアンノーン文字があっても、アンノーン自体が中々見つからなくて…何度も来てみたんだけど…」

「アンノーンが見つかるか分からないけど、面白そうな石碑なら4か所で見つけたわよ」

コトネ「えっ?」

ゴロウ「おー…」

ヒビキ「誰じゃこの美人…」

コトネ「はわぁ…まさかここで会えるとは思わなかったです!天才考古学者のシロナさん!」

シロナ「あら。有名人ね、私」

ヒビキ「俺が今まで見た女の中でも一番に美人じゃのぉ…」

シロナ「嬉しい事言ってくれるわね…。あら…」ジィィ

ヒビキ「おぉう…?」タジ…

シロナ「ふふっ。ごめんなさい、キミのその真っ直ぐで力強い眼が私の大切だった子に似てたから」

コトネ「あの!シロナさんはどうしてここへ!?」

シロナ「私はアンノーンとは別件でここを調べてたんだけど、そこでたまたまアンノーンの出現方法に関わってそうな石碑を見つけたの」

コトネ「ぜひ!その場所を教えてください!」

シロナ「………その前にお客さんみたいね」

シルバー「………あのマント野郎は居ないようだな」ザッ

ヒビキ「シルバァ!おどれぁここで会ったが何とやらじゃ!俺とバトルしやがれぇい!」チャキッ

コトネ「知り合い?」

ゴロウ「アニキを初めて倒した奴でやんす!アニキのライバルでやんす!」

コトネ「あり?初めて倒したのはアタシの筈なんだけど…まあ良いか!ライバルは良いものだもんね」

シルバー「ヒワダではあのマント野郎と恥ずかしい恰好の女に邪魔されたからな。俺は勝負の邪魔をされるのが一番嫌いだ」チャキッ

ヒビキ「嬉しいのぉ…!今度は三対三で勝負じゃ!カチこめ、リューまる!」ポーイッ

リューまる「リュー!」ポンッ

シルバー「行け、ニューラ!」ポーイッ

ニューラ「ニュラッ!」

シロナ「バトルするのは良いけど、遺跡のモノは壊さないでね」

ヒビキ「しんそく!」

ミニリュウ「リュー!」シュバッ!

ニューラ「ニュラァッ…!」ズサァッ!

シルバー「ニューラ、うらみだ!」

ニューラ「ニュラァ…」ユラア…

リューまる「みに?」

ヒビキ「何の技か知らんが、もう一度喰らえや!しんそく!」

リューまる「りゅっ」ヨジヨジ…

ヒビキ「何しちょうるんじゃ!」

シルバー「ふんっ…。こごえるかぜ!」

ニューラ「ニャァァ…」ヒュゥゥ…

リューまる「みにぃ…!」ガクブル…

ゴロウ「何がどうなったんでやんすか!?」

シロナ「うらみは相手の技PPを4減らす技よ」

コトネ「しかもしんそくはPPが少ない技。うらみなんて使われたら直ぐに使えなくなるってコトね」

シルバー「此間のバトルでそのミニリュウがしんそくを覚えている事は知っていたからなァ!だましうち!」

ヒビキ「チィッ!でんじはじゃ!」

ニューラ「ニュゥ…ルァッ!」ヒュンッ…ドゴォッ!

リューまる「りゅっ…!リュリュリュー!」ブワァッ!ビリビリッ!

ニューラ「ニュラァ!」ビリビリッ!

リューまる「りゅ…りゅぅ…」ピクッ…ピクンッ

ヒビキ「よぉやったぞ、リューまる」シュボンッ

コトネ「何とか倒れる前にでんじはを当てられたっコトね…」

シルバー「全く。しんそくが使えなくなっただけでその有様とは…。レベルが低いものだな」

ヒビキ「あ゛ぁん?じゃったらコイツを見て黙らせてやるわ!カチこめ、ツボミまる!」ポーイッ

ツボミまる「つぼ」ポンッ

シルバー「マダツボミ、か…。雑魚なお前にはお似合いのポケモンだな!こごえるかぜ!」

ニューラ「ニャァァ…」ヒュゥゥ…

ツボミまる「つぼ?」ガクブル

シルバー「沈めェ!だましうち!」

ニューラ「ニュゥ…ルゥァッ!」ヒュンッ…ドゴォッ!

ツボミまる「つぼ?」キョトンッ

シルバー「何ィッ…!?」

ヒビキ「沈むのはおどれじゃァッ!たたきつける!」

ツボミまる「つぼ」ブオォォォンンッ!

ズドオオォォォォォンッ!!!

ニューラ「ニュ…ニュラァ…」ピクッ…ピクンッ…

シロナ「あのマダツボミ、中々のポテンシャルね」

ゴロウ「多分アニキのポケモンの中でもトップクラスに強いでやんす」

シルバー「そのマダツボミ、レベルが高いな………行け、イワーク!」ポーイッ

イワーク「イワアァァクッ!」ポンッ

コトネ「えっ、イワーク?相性最悪なのに?と言うかそんなバカデカいポケモン出して本当に周りの遺跡を壊さないでよね!」

シロナ「しかもマダツボミのレベルが高いと分かっていながらのイワーク…。何か作戦があるのでしょうね」

ヒビキ「おぉう!あのイワークには前に痛い目見らされたからのぉ!油断はせん!つるぎのまい!」

ツボミまる「つぼ」シャキィィインッ!

シルバー「イワーク、ヘビーボンバー!」

イワーク「イワアァァァクッ!」バビョォォォォォォンッ!

ゴロウ「あの巨体が跳んだでやんす!」

ズッドオオォォォォォォォンッ!!!

ツボミまる「つぼぉ…」ググッ…

シルバー「そのままくれてやれ。大地の奥義・じしん」

イワーク「イィィワアァァァァァァァッッッ!!!」ゴゴゴゴゴゴッ!!!

シルバー「魂ィィイイッッッ!!!」

ドガアァァァァァァァァァァァンッッッ!!!

シルバー「ふんっ。この程度か」

ヒビキ「ツボミまる!」

コトネ「ちょっ…!この衝撃はヤバいってー!」

シロナ「っ!あの技…!大地の奥義って…あの子は一体…」

ゴロウ「ツボミまるは!?」

ツボミまる「つぼ」ムクッ

シルバー「何ッ!?」

ヒビキ「おぉう!よぉ耐えた!そのままイワークをぶん回せェッ!」

ツボミまる「つぼつぼつぼつぼつぼつぼ」ガシッブンブンブンブンブンブンブンッ!!!

イワーク「イワァァァァァァクッ!?」グルングルングルンンッ!

コトネ「ヒビキくんのアホー!そんなイワークなんてぶん回したら…!」

ツボミまる「つぼー」ブオォォォンンッ!

ドシャアァァァァァァァァァンッッッ!!!

シロナ「あそこは…!コトネちゃんに見せようとしていた石碑の場所…!」ピキッ

コトネ「イヤアアアァァァァァァァッッッ!!!」ガーンッ

ぱらっ…ぱらぱらっ…

イワーク「イ…イワァ…!」ググッ…

ゴロウ「まだ倒れてないでやんす!」

ヒビキ「じゃがこれでトドメじゃぁ!パワーウィィィップ!」

ツボミまる「つぼ」ブオォォォンンッ!

シルバー「イワーク、もうお前の役目はここまでだ。だいばくはつ」

イワーク「イワアアァァァックッ!!!」カッ!

ヒビキ「なっ…!」

チュドオオオォォォォォォォォォォォオオンッッッ!!!

シロナ「………」ピキッ

コトネ「」マッシロ

ツボミまる「つ…ぼ……」ガクッ

イワーク「イ…ワァ…」シュゥゥ…

シルバー「良くやった、イワーク」ニヤッ

ヒビキ「シルバー…おどれぇ…!」グッ…

シルバー「何を怒る?あのままイワークは勝ち目が無かった。ならば自爆をして一体でも潰すのが戦術と言うものだろう」

シルバー「あわよくばヘビーボンバーと大地の奥義のコンボで潰そうと思ってはいたが、無理ならばこの戦術に変えたまでだ」

ゴロウ「じゃあ最初からイワークは捨て駒にするつもりだったでやんすか…?」

シルバー「強くなる、勝つためには何でもするのが俺だ。他人にとやかく言われる筋合いなど無い!行け、アリゲイツ!」ポーイッ

アリゲイツ「ゲェイツッ!」ポンッ

ヒビキ「それがおどれの流儀か、シルバー。じゃったら俺は俺の流儀でおどれをぶっ倒すまでじゃ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「マァグゥッ!」ポンッ

シルバー「相性の悪いポケモンで攻めるのがお前の流儀か?それとも俺みたいに戦術でも?」

ヒビキ「このアラシまるは初めてバトルした時に、ソイツにやられたからのぉ!今度こそリベンジする為じゃ!」

シルバー「幼稚だなァ!みずでっぽう!」

ヒビキ「漢とはそう言うモンじゃろォ!でんこうせっくぁっ!」

アリゲイツ「ゲイッゲイッ!」ブシャァァ!ブシャァァ!

アラシまる「マグッ!マァグゥッ!」シュタタッ!シュバッ!

アリゲイツ「ゲイッ…!」ググッ…

シルバー「そのまま押さえつけてかみつくだ!」

アリゲイツ「ゲェイツッ!」ガブリンチョッ!

アラシまる「マグゥッ!」ズキィッ

シルバー「そのまま振り回してしまえ!」

ヒビキ「させるかぁっ!アラシまる、?み付かれたまんまで構わん!かえんぐるまじゃぁっ!」

アラシまる「マァ…!グウゥゥウッ!!!」ググッ…ボォォグルグルグルンッ!

アリゲイツ「ウゲェッ…!」ジュゥゥ…!

シルバー「良いだろう…!もっと強く?み付いてやれ!」

アリゲイツ「ゲェェイ…!」ガブゥゥ…!

アラシまる「マグゥ…!」ガクッ…!

グルングルン…ドオオォォォンッ!!!ガラガラ…!

ゴロウ「アラシまるが崩れて遠心力で二匹とも吹き飛ばされたでやんす!」

コトネ「ウワアァァ!また遺跡がァ!貴重な文化遺産がァッ!」

シロナ「………」ワナワナ…

ガラガラ…ドォンッ!

アリゲイツ「ゲェーイッ!」

シルバー「まだ奴は瓦礫の中だ…!あまごい!」

アリゲイツ「アリ…」パアァ

ポツッ…ポツポツポツ…ザアァァァァァァァァァ…!

ゴロウ「アニキ!また前と同じパターンでやんす!」

ヒビキ「黙っちょれ、ゴロウ!」

シルバー「瓦礫に埋もれて動けん内に終わらせてやる!みずでっぽう!」

アリゲイツ「アァリゲェェイツッ!」ブッシャァァァァァ!!!

ドオオォォォンッ!!!

シルバー「フッ…」

ヒビキ「何処を見ちょるシルバァ!」

ゴゴゴ…ボコォッ!

アラシまる「マグゥッ!」ドゴォッ!

アリゲイツ「ウゲェッ…!」ゴフッ…!

シルバー「奇襲…!?すでに穴を掘って地中に潜っていたのか…!」ニィ…!

ヒビキ「もっともっと暴れるぞアラシまる!」クルクルッパシッ

シルバー「アリゲイツ!魂ィィィイ!」グッ

コトネ「テメェーらいい加減にしろォ!!!ハードプラントォォオ!!!」

メガニウム「グァァニュウゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!!」シュルルルルルルルッッッ!!!

ボゴォッボゴボゴボゴボゴォ…!ブオオォォォォォォォンッッッ!!!

ヒビシル「「な…!?」」

ドゴオオオォォォォォォッンッ!!!

アラシまる「マ…マグゥ…」ピクッ…ピクンッ…

アリゲイツ「ゲ…ゲイツ…」ピクッ…ピクンッ…

ヒビキ「コ…コト…ネさ…ん?」ビクッ

シルバー「………」ポカーンッ

コトネ「おどれら、エエ加減にせぇよ、オイ」ポキッポキッ

ゴロウ「どちら様…でやんす…か?コトネさ…ん?」

シロナ「貴方達、遺跡の物は壊さないでって言ったわよね?」ニコッ

シルバー「ッ…!」ゾクッ…!

ヒビキ「お…おぉう…。それは…アレじゃ…。ついバトルに熱く…オイ、シルバーも何か…」

シルバー「………」シュバッ

ヒビキ「おどれェ!逃げるぬァ!」ダッ

コトネ「オラ、逃げるな!壊れた遺跡をちゃんと直せ!」

ヒビキ「野郎…!覚えてろォ…!」ギリィ…

シルバー「あの帽子の女…。あのメガニウムのレベルと言いあの技と言い…とんでもない奴だ…」シュタタッ!

シルバー「………それ以上にあの金髪女の威圧感…。何者だ…?」シュタタタタタッ!

――――
――
ヒビキ「これじゃからコトネは…」ガサゴソ…

ゴロウ「もう一踏ん張りでやんす、アニキ。オイラも手伝いやすんで」

コトネ「ふぅっ…」

シロナ「ありがとう、コトネちゃん。あれ以上やられたら貴重な文献が失われる所だったわ」

シロナ「でも止める為とは言え、究極技は感心しないわね」

コトネ「いやいや、寧ろアレで済んでマシだと思ってくださいよ。あそこでアタシじゃなくてシロナさんが止めに入ったらもっとヒドイ事になってましたよ?」

シロナ「あら、心外ね」ムスッ

コトネ「天才考古学者で現・シンオウチャンプであろうお方が何を言ってるんですか…」ニヤッ

シロナ「………」クスッ

コトネ「個人的にはここで会ったのも何かの縁ってコトで、シロナさんに弟子入り志願していいですか?」

コトネ「あ、どっちかと言うと考古学的な方で」

シロナ「ごめんなさい、もう二度と弟子は取らない事にしてるの」

コトネ「………あら残念。『もう二度と』ってコトねぇ」

エンジュシティ

ヒビキ「やっと着いたがすっかり暗くなったのぉ」

コトネ「キミらが貴重な遺跡で暴れたりするからでしょ」

ゴロウ「もう遅いでやんすし、ジム戦は明日でやんすね」

コトネ「じゃあポケモンセンターに直行ってコトね」

ヒビキ「………そもそも何でコトネが付いて来ちょるんじゃぁ!あのパツキンねーちゃん付いて行けば良かったじゃろうに!」

コトネ「だってシロナさんに見せて貰える予定だった石碑もキミらが壊したし、アタシもエンジュシティで見たいモノがあるってコト」

ゴロウ「………コトネさん、ちょっと気になったんでやんすけど。シロナさんが言ってた事…『もう二度と弟子は取らない』って。アレって昔は弟子は居たって事でやんすよね?」

コトネ「………ゴロウくんって意外と察しがイイのね。噂だけどシロナさんには昔一人弟子が居たって話があるの」

コトネ「しかもその弟子は三年前のカントーポケモンリーグ本部のチャンピオンだって話なんだ」

ゴロウ「チャ…チャンピオン…!?」

ヒビキ「マジかそれ!?」

ゴロウ「チャンピオンが弟子って…あのシロナさんって何者でやんすか?」

コトネ「気付かなかったの?ジョウトとは別の地方だけど、あの人もポケモンリーグチャンピオンよ?」

ヒビキ「あのねーちゃんが他所のシマの番長…いやスケバンじゃったんか…。確かにただの別嬪なねーちゃんだとは思わなんだが…」

ゴロウ「それで…そのカントーチャンプってどんな人でやんすか?」

コトネ「まあチャンピオンって言ってもたった半年で辞任したらしいけど、ここ最近では若年ながら最強クラスのチャンピオンだったらしいよ?」

コトネ「子供ながら煙管を吹かして赤い帽子を被り、何事も動じない不動の精神を持った、ハードボイルドなチャンピオン…」

コトネ「マサラタウンのレッド」

ヒビキ・ゴロウ「「っ!」」ハッ

コトネ「その着任していた半年間は何人もその人のの操るリザードンやライチュウ、ハッサムなどあの人のポケモンを一匹も下す事は出来なかったって」

ヒビキ「ゴロウ…もしかしてそのレッドってあのバカデカい木を一瞬で焼き尽くしたクソ強いリザードンを使ってた奴じゃなのか?」

ゴロウ「それに多分ツクシが話してたハッサム使いのチャンピオンと同一人物と考えて間違えなさそうでやんすね…」

コトネ「でもチャンピオンを辞任した後、自分の前のチャンピオンにその座を譲ったまま、行方不明。その譲られたチャンピオンもたった三か月で辞任。次の候補だった四天王大将も修行とかで行方不明」

コトネ「その間も四天王が引退したり実家に帰って人材不足だったけど、ここ三年で何とか四天王の数は揃えたみたい」

ゴロウ「ポケモンリーグも何だか大変でやんすねー」

コトネ「でも四天王は揃ったけど、肝心のチャンピオンの席が空席なのよねー」

ヒビキ「何でじゃ?今の四天王で一番強い奴にやらせばエエじゃろう?」

コトネ「さーね?今の四天王がチャンピオンに着く気が無いってのもあるし、その四天王を倒せる程のトレーナーも挑戦に来てないらしいし…」

ヒビキ「………ガハハッ!じゃったら俺がその四天王をブッ倒してポケモンリーグチャンピオン…ジョウトの番長になればエエ事じゃのぉ!」

コトネ「相変わらずだねー。ま、ヒビキくんのそー言うトコ、キライじゃないけど」フフッ

ゴロウ(あり…?もしかしてコトネさんってもしかしてアニキの事…)

コトネ「じゃ、さっさと寝て、明日に備えて英気を養いなさい!」バンバンッ

ヒビキ「おぉうっ!」

――――
――
ヒビキ「がぁぁあ……ぐおぉぉお……」ゲシッ

ゴロウ「イタッ…。もうアニキィ…寝相悪すぎでやんすよー」ムクッ…

ゴロウ「………何だか小便に行きたくなったでやんす…」ブルッ

ギシッ…クチュッ…クチュッ……

ゴロウ「隣の部屋…からでやんすか…?確か隣はコトネさんの部屋…」

アン…アァン…クチュッ……ア……キィ…クゥン……

ゴロウ「もしかして……アニキの名前を呼んでるでやんすか…?」チラッ

ヒビキ「ぐおぉぉお……がぁぁぁああ………」

ゴロウ「………気になるでやんす」

ギィ…

ゴロウ「………」チラッ

コトネ「あぁん…うっ…………キモチ…イィ…///」クチュックチュッ

ゴロウ「コ…コトネさん…っ///ベッドの上でハダカでやんす…!」

コトネ「ちくび…スリスリするぅ…っ///あっ……き……くぅん………///」クチュッ……クチュクチュッ…

ゴロウ「アニキの名前…でやんすか…ね…?もっと耳を澄まして…」

コトネ「あぁ…///あぁぁ…るふのイセキィィイ!イクぅぅぅうん………///」ビクンッビクンッ!

ゴロウ「ずごー!」ガタンッ

コトネ「ッ!?だ…誰…!?」ガタッ

ゴロウ「な…アルフの遺跡って…!何でそうなるでやんすぁー!」

コトネ「ゴ…ゴロウくん…!?」

ゴロウ「てっきりアニキに思いがあるんだと…。まさかのアルフの遺跡って…」ガクッ

ぐいっ…ぼすんっ

ゴロウ「えっ…///」

コトネ「ゴメンネー。アタシ、遺跡とか寺とか歴史的文化財に発情しちゃう変態なの…///」

ゴロウ「それは初めて会った時から感じてやした…」

コトネ「でもねー。偶には普通の男の子相手でもヤりたい時もあるんだよ…?」

コトネ「こんなふーに…」チュゥ…レロ…

ゴロウ「んっ!?んんんー///」レロォ…

コトネ「ねぇ、ゴロウくん…。もっとスゴい事………シてみる…?」ツー…

ゴロウ「うっ……あっ………///」

ゴロウ(アニキ………アニキより先に大人のオトコになっちゃうかもでやんす…)





ヒビキ「があああぅああぉ……ぐぎょおおぉぉぉ……」ポリポリ…

チュンチュンチュンッ………

ヒビキ「おぉう!今日も元気にカチコみじゃぁー!」

ゴロウ「そうで…やんす…ね…」ツヤツヤ

コトネ「元気だねー、ヒビキくん」ツヤツヤ

ヒビキ「あ゛?何じゃおどれら。気の所為か二人ともツヤツヤしちょらんか?」

コトネ「えー?気の所為じゃなーい?ねえ、ゴロウくん♪」ギュッ

ゴロウ「コ…コトネのアネゴっ…///」カァー

ヒビキ「何かいつの間にか仲良くなっちょらんか、おどれら?」キョトンッ

ゴロウ「そ…そんな事よりジムに行きやしょう、アニキ!」

ヒビキ「おぉう…?」

――――
――
ガチャンッ

ヒビキ「はぁー。こー言うときに番長が休みなんじゃぁ…」ガクッ

ゴロウ「まあ古い友人に会ってるんじゃしょうがないでやんすよ」

ヒビキ「と言うかコトネはどこ行ったんじゃ?」

ゴロウ「あそこでやんす」スッ

コトネ「うっひょー!正しく歴史的風習に溢れた町、エンジュシティ!あの大きい塔はスズの塔でアレはぁ…♪」ピョンピョンッ

ヒビキ「うぜぇ…」ゲンナリ

ゴロウ「オイラはカワイイと思うでやんすよ?」

ヒビキ「そうかぁ…?俺はあっちに居る舞妓さんがエエのぉ!かんなりの別嬪さんじゃ!」

舞妓さん「あら、おおきに。嬉しい事言ってくれますなぁ」タユン

ヒビキ「うほぉー。着物の上からも分かるあのでっかい乳!たまらんのぉ、ゴロウ!」

ゴロウ「アニキ、偶には尻も良い物でやんすよ?」

ヒビキ「………ゴロウ、何か雰囲気変わったのぉ」

ゴロウ「そ…そうでやんすか?」

舞妓さん「お兄さん達、もし宜しかったらウチらの舞、見て行きまへんか?色々サービスしますえ?」

ヒビキ「おぉう!別嬪の舞妓さんに誘われたら断れんのぉ!カチコミも出来んし、行ってみるかゴロウ!」

コトネ「おーい!ゴロウくーん!今からアタシ焼けた塔調べに行くんだけど、一緒に行かなーい?」

ヒビキ「おいコトネェ!今からゴロウは舞妓さんを見に行くんじゃ!邪魔すんな!」クワァッ!

コトネ「邪魔なんかしてないでしょ!それに付いて行くかはゴロウくんが決めるコトじゃん!」クワァッ!

ゴロウ「………アニキ、申し訳ないでやんす」

ゴロウ「今日はアネゴに付いて行きたいでやんす…」グッ

ヒビキ「あ゛…?」ピクッ

コトネ「ホントー!?お姉さんうれしー!」ギュッ

ゴロウ「………///」カァー

ヒビキ「………そうか。おどれがそうしたいならしょうが無いのぉ」

ゴロウ「すいやせん…」

ヒビキ「………漢にはそういう時期もあるもんじゃ」

焼けた塔

コトネ「うっひょー!焼け焦げた柱!所々空いた穴!なのに肌でも感じる神秘的な感じ!考古学者魂を滾らせるぅー!」

ゴロウ「でも焼けた塔って言う割に道は整備されてるでやんすね」

「それは焼けた塔自体がエンジュの観光名所。観光客が観て入れるようにするためさ」

コトネ「あり?アナタは確かエンジュのジムリーダーのマツバさん?」

マツバ「キミは確か一度ホウオウに事に関して訪ねて来た事があったね。確か名前はコトネちゃん?」

ゴロウ「エンジュのジムリーダー!?でも今日は友達に会う為とかでジムを空けてたんじゃ…」

ミナキ「それはこの私、マツバの心の友!ミナキの事だな!」バサァッ

マツバ「もしかしてジムを訪ねてたのかい?それはすまなかったたね。彼にここの関係者以外立ち入り禁止の所に入る為に度々呼び出される事があるんだ」

ゴロウ「何で立ち入り禁止の所なんかに…?」

コトネ「伝説のポケモン、ですか?」ニヤッ

ミナキ「っ!知っていたか…」

コトネ「この焼けた塔に伝説のポケモン、エンテイ、ライコウ、そしてスイクンが居るって話は割かし有名ですよ?でも同時に観光名所であるこの場所で誰もその三匹を捕まえた者、はっきりと見た者は居ない…」

コトネ「って事は居るとしたら一般公開しているこの一階じゃなくて、さらに地下…関係者以外立ち入り地区に居る可能性が高いってコトね」

マツバ「察しが良いな…」

ミナキ「確かにこの奥にエンテイ、ライコウ、そして愛しのスイクンが居る…!私も何度か見たが、直ぐに逃げられたぜ…」

コトネ「やっぱりねー。今日のアタシの目的もそーなんですよ。ここで会ったのも縁ってコトで、アタシ等も入れてくれません?」ニヤッ

マツバ「悪いけどそれは…」

ミナキ「そうはさせん!スイクンをそんな野次馬根性で目で犯されるのは気に入らん!」

ゴロウ「友達利用して入り浸ってる人に言われても…」

モゾモゾッ…ポンッ!

コラッタ「コラッ!」タタタッ

ゴロウ「あっ!コラッタ!待つでやんす!」タタッ

マツバ「あっ!そっちは立ち入り禁止…!」

コトネ「あーたいへーん!ゴロウくんとコラッタうを追いかけないと―♪」タッタッ

ミナキ「コラッ!抜け駆けをするなー!」

「ッ!」コソッシュタタタタタッ!

マツバ「………?」

コトネ「………」ニヤァ

焼けた塔・地下一階

コラッタ「コラッ…」

エンテイ「がお?」

ライコウ「がおがーお」

スイクン「わんっ…わふぅ」

コラッタ「コラッ!コラッタタ!」ピョンッピョンッ

スイクン「わふっ?」ピクッ

ゴロウ「コラッタ!やっと見つけ……た…」

スイクン「……………」ファサァッ…

コトネ「ゴロウくーん!ナーイ…ス……」

コトネ「ふつくしい…」ジュワァァァア…!

ミナキ「何度見てもふつくしい…」ボッキィーンッ!

マツバ「こんな近くでみるのは初めてだな…」

?「ッ………!?」コソッ

エンテイ「テエエェェェェェイッ!!!」ボオォッシュバッ!

ライコウ「コオォォォォォオウッ!!!」バチバチッシュバッ!

スイクン「………」ジィ…

ゴロウ「えっ?」

スイクン「フォオオォォォォォォッ!!!」ファサァッ…シュバッ!

ミナキ「行ってしまったか…。やはりスイクンは何と勇ましく!何と雄々しく!何と水々しく!何とすばっしこい!だからこそ追い求める価値がある!」ギンギンッ!

マツバ「股間を盛り上げて言っても格好はつかないぞ、ミナキ」

コトネ「………決めた!アタシ、これからはスイクンを追いかける!」ポタッ…ポタッ…

マツバ「女の子に言う事じゃないけど、股下を濡らして言うセリフでもないよね」

ゴロウ「………コラッタ、さっきスイクン達と何か話してなかったでやんすか?」

コラッタ「コラッ!」

?「………」コソッ

コトネ「………目的は何となく分かるけど、あのタイミングで出てきて捕まえようとしなかったのは賢明な判断ね」

コトネ「今のキミで敵う相手では無いってコトね、シルバーくん」

シルバー「………チッ」シュバッ

コトネ「それはそーと、ゴロウくん!」

ゴロウ「ん?何でやんすか?アネゴ」

コトネ「アタシ、これからスイクンを目的に調査を進めようと思うの!だから明日のヒビキくんのジム戦の後で良いから…」

コトネ「これからはアタシと旅をしない?」

ゴロウ「えっ…?」

歌舞練場

舞妓はん「………どうも、おおきにぃ」ユラリ…ユラリ…

ヒビキ「おぉう!雅な舞じゃったぞ、コウメちゃん!他の姉妹の娘らも別嬪さんじゃのぉ!」

おじさん「なんや、自分もうその年で女の見る目があるやないか!」バンバンッ

お爺さん「どの娘でもエエから一発ツケこみたいのぉ」

舞妓はん「冗談は顔だけにしておくれやすぅ」

赤帽子「………」スクッ

ヒビキ「………おぉう、アンタか。あの時は世話になったのぉ」

赤帽子「………あの時の坊主の片割れか」

ヒビキ「アンタみたいな人でもこんな所に興味があるんじゃな」

赤帽子「………ああ、良い着物だと思ってな」

ヒビキ「ガッハッハ!着てみたいのか?」

赤帽子「さぁな?」フゥゥ

ドォンッ!

舞妓はん「何どす!?」ビクッ

ロケット団「何だ何だ?ソープと聞いて来たが、着物の舞妓はんしか居ねーじゃねぇか。もしかしてそう言うプレイ?」

舞妓はん「ここは神聖な歌舞練場。そんな邪な理由で来たんなら、さっさといねい」

ロケット団「あ゛ぁん?舞妓はん無勢が粋がるなよ」チャキッ

舞妓はん「お兄さん、いきったらあかへんで?」チャキッ

ドゴオォンッ!

ロケット団「ぶへしっ!」ズサァッ!

舞妓はん「!」

ヒビキ「おぉう!またおどれらか!ケンカならうぇるかむだがなぁ!時と場所を考えろや、ボケェ!」クルクルッパシッ

赤帽子「ほぉ…」

ロケット団「チィッ!行け、ドガース!」ポーイッ

ドガース「ドガァー」ポンッ

舞妓はん「お兄さん、ウチらの事は気にせんと、いてこまして下さい」

ヒビキ「おぉう!許可貰ったぞ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

――――
――
ロケット団「チィッ…!覚えてろぉ!」ダッ

ヒビキ「もう忘れたわ!」

舞妓はん「お兄さん、かっこよかったわぁ。おおきにぃ」ペコッ

赤帽子「………大した暴れっぷりだな」

ヒビキ「おぉう?アンタが出てくるよりはマシじゃろ?そのボール、隠せてなかったぞ」

赤帽子「ふっ…。凄まじいな、その感覚」チャキッ

コウメ「お兄さん、お兄さん」クイッ

ヒビキ「おぉう?」

コウメ「ホンマは姉さん達には怒られるんやけど、これお礼どす」スッ

ヒビキ「何じゃ、透明じょのぉ、この鈴」チリンッ

コウメ「うち、個人的にお兄さんの事、気に入ってん。カッコ良かったでぇ、ホンマおおきに」チュッ

ヒビキ「お、おぉう…///」テレッ

赤帽子「………あの鈴、まさかな」

赤帽子「………中々面白い奴だな、お前は」フゥゥ

ヒビキ「アンタも十分キャラ濃いと思うぞ、俺よりのぉ。十代半ばで煙管を吹かして、その肩書でこんな所でフラフラと」

赤帽子「………」ピクッ

赤帽子「………ボクが何処の誰か分かってるみたいな言い草だな」ギロッ

ヒビキ「………」

赤帽子「………」

ヒビキ「………やっぱ知らん」

赤帽子「………何?」

ヒビキ「人間誰しも聞かれたくない事、知られたくない事もあるじゃろ?漢はそんな野暮な事は追究せんもんじゃ」

赤帽子「………そうか」ザッ

ヒビキ「………ま、アンタとはまた何処かで会う気はするがのぉ」

赤帽子「………」フッ

――――
――
prrrrrrrr

ロケット団「………えっ!?さっきの歌舞練場が目的の場所っ!?あそこにお目当ての物があったですって!?」

ロケット団「………透明な鈴が…オウ…を呼び出す為に必要不可欠…?虹色の羽だけじゃダメ…」

ロケット団「………そんな、また戻って奪って来いって…俺さっきコテンパンにされたばっかで…」

ロケット団「………そんな滅相な!アポロ様!必ず取ってきますのでしばしお待ちを…!」ガチャッ

グイッドォンッ!

ロケット団「べふぅっ…!誰だ…!?」

赤帽子「さっきの話、詳しく聞かせてもらおうか…?」ググッ…

ロケット団「貴様はさっき歌舞練場に居た…!誰がお前なんかに…!俺は優秀な誇り高きロケット団員だ!易々と情報なんて…」

赤帽子「ほぉ…その度胸試させて貰おうか…」グイッ

ボキッ!

ロケット団「うっ……ウギャアアアァァァァァァァァ!!!骨が…!指の骨がァァァア!!!」

赤帽子「安心しろ…。指なら足を含めたらまだ19本あるぞ」グキッ

ロケット団「ギャアアアァァァァァァァァァァッッッ!!!!」

――――
――
ヒビキ「本当に綺麗な鈴じゃのぉ…」チリンチリンッ

コトネ「………じゃあゴロウくん。明日のジム戦の後にさっきの話を聞かせてね?」

ゴロウ「………はいでやんす」

ヒビキ「おぉう!お前等、用事は済んだのか」

コトネ「まーね!お陰様で今後のアタシの目的が決まったよ」

ゴロウ「………」

ヒビキ「………ゴロウ、どうかしたのか?」

ゴロウ「な、何でもないでやんす…」

ヒビキ「………」バンッ

ゴロウ「いたっ」

ヒビキ「ゴロウ。好いた惚れたに漢も女も関係ねぇんじゃ。漢の背中に惚れるのも、女の乳や尻や包容力に惚れるのもおどれの自由じゃ」

ヒビキ「おどれの信じた道を選べや」ニカッ

ゴロウ「アニキ………」

ゴロウ(この人は、こんな粗暴に見えて、人の心を読めるんでやんすかねぇ…)

翌日・エンジュジム

マツバ「昨日は留守にして申し訳なかった。俺がエンジュジムのジムリーダー、マツバだ」

ヒビキ「おぉう!気にすんな!ガチでやりあえるんならそれでエエ!」

ゴロウ「………」

コトネ「………じゃ、しっかりと見届けよっか」

マツバ「俺はある伝説のポケモンに認められたくて、常日頃から修行をしている。ジムリーダーとして言うのも何だが、修行の相手になってもらう」ポーイッ

ムウマ「ムゥ~」ポンッ

マツバ「使用ポケモンは三体だ。さあ、キミのポケモンを見せて貰おうか」

ヒビキ「カチこめ、ムドーまる!」ポーイッ

ムドーまる「エアァー!」ポンッ

コトネ「ゴースト使いのマツバさん。正直ヒビキくんが苦手な相手だと思うんだよね…」

ゴロウ「どういう事でやんすか…?」

マツバ「ムウマ、おにび!」

ムウマ「ムゥ…!」ボボボッ!

ヒビキ「当たるか、そんなモン!ドリルくちばしじゃあっ!」

ムドーまる「エアァァ!」ギュルルルゥ!キィィィンッ!

ムウマ「ムゥッ!」ズガガガッ!

マツバ「速いな…!」

ヒビキ「どんどん行くぞォ!はがねのつばさ!」

ムドーまる「ムドォォオッ!」カチーンッキィィィンッ!

マツバ「あやしいひかり!」

ムウマ「ムゥッ…!」カッ!

ピッカーーー!

ヒビキ「眩ッ…!」

ムドーまる「エ…エアァァァァアッ!!!」ズサアァァァッ!

ゴロウ「ムドーまるが技の途中で急に落下したでやんす!」

マツバ「今度は当てるぞ、おにび!」

ムウマ「ムゥッ!」ボボボッ!

ムドーまる「エアァッッ…!」ジュゥゥ…!

ヒビキ「チィッ!立て直すんじゃ、ムドーまる!はがねのつばさ!」

ムドーまる「ムドォッ!ムドォッ!ムドォッ!」ガンッ!ガンッ!ガンッ!

ゴロウ「混乱して自分を攻撃してるでやんす!」

マツバ「今度はたたりめだ!」

ムウマ「ムムムウゥッ…!」ブワァァ……!

ムドーまる「エアアァァ…!」ガクッ…!

ヒビキ「ムドーまる!そんな攻撃、おどれなら耐えられる!ドリルくちばし!」

ムドーまる「ムドォッ…!ムドォッ…!」ガンッガンッガンッ!

パラッ…パラパラ…

コトネ「ん…?」

マツバ「無駄だよ。交代でもさせなければ混乱なんてすぐには解けない」

ヒビキ「俺のムドーまるを甘くみるんじゃないわァ!」

ムドーまる「エアッ!」キッ

マツバ「何!?」

ムドーまる「エアアァァァッ!!!」ギュルルルゥ!キイイィィィインッ!!!

ムウマ「ムマァッ…!」ズガガガッ!

マツバ「さっきより速い…!」

ゴロウ「あっ…!自分で攻撃した時に『くだけるよろい』が発動したでやんすね!」

ヒビキ「オラァッ!もう一発じゃぁ!」

ムドーまる「エ…エアアァッ…!」ジュウゥゥゥ…!

ヒビキ「何ッ…!?」

ムドーまる「ム…ムドォ…」ピクッ…ピクンッ

コトネ「火傷の追加効果で体力が切れたってコトね…」

マツバ「だが、こんなに早く混乱が解けるとは…」

ヒビキ「よぉ、頑張ったのぉ、ムドーまる」シュボンッ

ヒビキ「次じゃ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「マグゥッ!」ポンッ

マツバ「炎タイプ…。おにびを警戒してきたか…。あやしいひかりだ!」

ムウマ「ムマァッ!」カッ!

ヒビキ「遅ェ!あなをほるじゃ!」

アラシまる「マグゥッ!」ホリホリ

マツバ「地中に潜って光から逃れたか…。だが地面技はムウマの特性『ふゆう』で当たらないぞ。出て来たところでシャドーボールで狙い撃つぞ」

ムウマ「ムゥ…!」フワフワ…

ヒビキ「何のォ!」

ボコォッ!

アラシまる「マグゥッ!」シュバッ!

マツバ「速い…!」

ゴロウ「一瞬でムウマの上を取ったでやんす!」

コトネ「地中から出てくる瞬間、でんこうせっかで加速したんだ…。ムウマの攻撃をかわし上を取るだけの移動手段ってだけで直接攻撃する訳でもないからムウマのタイプも特性もガン無視ってコトね」

ヒビキ「かえんぐるまぁっ!」

アラシまる「マグマグマァッ!」ボォォグルグルグルンッ!

マツバ「ムウマ!」

ムウマ「ムゥッ…!」ビリィッ!

コトネ「っ!」

ドオォォォォォンッ!!!

ムウマ「ム…ムゥ…」ピクッ…ピクンッ

マツバ「よく頑張ったな、ムウマ」

ゴロウ「一体撃破でやんす!」

コトネ「まあ無傷とはいかないけどね」

アラシまる「マグゥ…!」ビリッ…ビリビリ…

ヒビキ「流石は番長じゃのぉ。倒れる前にでんじは喰らわしよったな」ニヤッ

マツバ「さっきのエアームドと言い、マグマラシと言いキミはスピードを活かした奇襲が得意みたいだからね。スピードを封じさせてもらったよ」

ヒビキ「補助技てんこ盛りじゃな。やりにくいのぉ」

マツバ「ゴーストタイプとはそう言うトリッキーな戦いが得意なんだよ」

マツバ「次はコイツだ!行け、ゴースト!」ポーイッ

ゴースト「ゴーースゴスゴス!」ポンッ

ヒビキ「アラシまる!かんぐるまじゃ!」

アラシまる「マグマグゥッ!」ボォォグルグルグルンッ

マツバ「ゴースト、のろいだ」

ゴースト「ゴスッ…」グサッ…

アラシまる「マグゥッ…!?」ゾクッ…

ゴロウ「自分を攻撃した!?何故でやんすか!?」

コトネ「………」

ヒビキ「構うなァ!」

アラシまる「マグゥアッ!」グルングルンッ!

ゴースト「ゴスゥッ!」ジュゥゥ…!

ヒビキ「さらにもう一発!」

アラシまる「マグッ…!」ビリィッ…!

ヒビキ「痺れたか…!」

アラシまる「マ…マグゥゥアッ…!」ゾワゾワゾワァ…!

ヒビキ「ッ!?」

マツバ「さっきののろいと言う技は自分の体力を減らすが、相手にも一定時間ごとにそれなりのダメージを与える。火傷よりは強力だがね」

マツバ「ではもう一度喰らうと良い!あやしいひかり!」

ゴースト「ゴスゥッ!」カッ!

アラシまる「マグッ…!」クラァッ…

ゴロウ「アラシまるも混乱したでやんす!」

コトネ「麻痺の呪いに混乱ねぇ…。これは交代させるしか対処は出来ないってコトね」

ゴロウ「交代…?」

コトネ「麻痺はもうどうしようも無いけど、呪いと混乱なら交代で解けるのよ」

アラシまる「マグゥ!マグゥッ!マグゥッ!」ガンッガンッガンッ!

ヒビキ「………」

ヒビキ「アラシまる、かえんぐるまぁ!」

アラシまる「マ…マグゥッ…!」ビリィッ…ゾワゾワァッ…!

コトネ「………何で交代させないの?状態異常の三重苦を逃れるにはそれしかないのに…」

ゴロウ「………アニキは退かないでやんすよ。それがアニキの流儀だから」

コトネ「ゴロウくん…?」

ゴロウ「アニキは逃げるような交代は絶対にしないでやんす。アラシまる達もそうでやんす」

ゴロウ「それが漢の戦い方だから」

ヒビキ「アラシまる!漢が!呪いなんぞに負けんな!混乱なんぞに心を乱すな!」ニィッ

ヒビキ「かえんぐるまじゃァッ!!!」

アラシまる「マグゥッ…!」キッ!

マツバ「何…!?動けるのか!?」

アラシまる「マグマグマグゥゥアァッッ!!!」ボオォォ!グルングルングルンンッ!

ドオオォォォォォォォォォンッ!!!

しゅうぅぅぅぅ………

ゴースト「ゴ…ゴスゥ…」ピクッ…ピクンッ

アラシまる「マ…グゥ………」ゾワァッ…!ドサッ…

コトネ「ゴーストが先に戦闘不能になったけど、アラシまるも呪いの効果で相打ち…」

マツバ「凄いな…。あの三重状態異常を突破するとは…」シュボンッ

ヒビキ「エエ男ぶりじゃったぞ、アラシまる」

デンまる「モコォ…」ポンッ

ゴロウ「アニキ…デンまる…」

アラシまる「マ…マグゥ…」ググッ…

デンまる「モコォッ…!」グッ…!

ヒビキ「おぉうし!一気に勝ち込むぞ、デンまる!」

デンまる「モコォー!」バチバチィッ!

マツバ「良い意気だ。こちらも、行くぞ!ゲンガー!」ポーイッ

ゲンガー「ゲンガー!」ポンッ

ヒビキ「デンまる、ほうでん!」

マツバ「ゲンガー、ふいうち!」

ゲンガー「ゲンッガー!」フッ…ドゴォッ!

デンまる「モコォッ!」ゴフッ…

ゴロウ「速いでやんす!」

コトネ「ふいうちは相手が攻撃してこようとする時、必ず先制出来る技」

ヒビキ「構うか!そんままヤるんじゃ!」

デンまる「モォコォー!」バチバチィッ!

ゲンガー「ゲェングァァアッ!」ビリビリィ!

ヒビキ「そんままぶち噛ませェ!」

マツバ「もう一度ふいうち!」

ゲンガー「ゲェンッ…!」フッ…

ヒビキ「わたほうし!」

デンまる「モコォ!」モフモフゥ

ゲンガー「ゲェンッ!?」モフッ

マツバ「補助技か…!」

ヒビキ「オラァッ!そのまま雷パン連打じゃァッ!」

デンまる「モコォッ!モコォッ!モコォオッ!」バチバチッドゴォッ!ドゴォッ!ドゴォウッ!

ゲンガー「ゲンッ!ゲガァッ…!ゲブァッ…!」カハッ…!

コトネ「わたほうしで動きを鈍らせてすぐさまかみらりパンチのラッシュ…。相変わらずの血の気の多い戦い方ね」

マツバ「ゲンガー、影に潜れ!」

ゲンガー「ゲェンッ…」スッ…

デンまる「モコォ!?」

ヒビキ「消えよったじゃと…!?」

マツバ「ゲンガー、あやしいひかり!」

ゲンガー「ゲンガッーゲ!」カッ!

ピッカーーー!

ゴロウ「また同じ手…!」

デンまる「モコォ…」クラァッ…

マツバ「卑怯と思われてもしょうがない。だがゴーストタイプ使いとしてはこれが俺の戦い方なんだ!シャドーボール!」

ゲンガー「ゲェン…ガァッ!」バシュッ!

デンまる「モコォ!」ドサァッ!

ヒビキ「デンまる、負けんな!ほうでんじゃ!」

デンまる「モコォ…!」ベチッ!

コトネ「混乱して自分を攻撃している…。さぁて、ヒビキくん。どうする…?」

マツバ「畳みかけるぞ、ゲンガー!シャドーボール、連弾!」

ゲンガー「ゲンッ!ゲンッ!ゲガァーッ!」バシュッ!バシュッ!バシュッ!

デンまる「モコォーッ!」ズサアァッ!

ヒビキ「デンまる…!」グッ…

デンまる「モコォ…!モコォ…!」ガァンッ!ガァンッ!

ヒビキ「………デンまる!漢がそんなちゃっちい光なんぞで心を惑わされるな!漢が心で負ける事なんぞ、あってたまるくぁ!」

デンまる「モコォ…」ググッ…

ヒビキ「苦しいか、デンまる…!じゃったら…!」

ドゴォッ…!

デンまる「モコッ…!?」

コトネ「ッ!?ヒビキくん…!自分を殴って何を…!?」

ヒビキ「おどれらが挫けそうにになったら、俺が叩いたでも立ち上がらせてやる!おどれらの傷ついた分、俺も痛みを分け合っちゃる!それが俺がトレーナーとしての…!アニキの役目じゃ!」

ゴロウ「アニキの…役目…」

ヒビキ「俺は…!おどれら弟分達と一緒にもっと…もっと強くなるんじゃぁあっ!」

デンまる「モコッ…!」ピカーッ!

ふぉんふぉんふぉんっ……

マツバ「この光は…!」

コトネ「進化の光…」

デンまる「デンッリュゥウー!」パッパラー!

ヒビキ「ガッハッハ!進化しよったな、デンまる!」

コトネ「モココがデンリュウに進化したってコト…」

デンまる「リュゥ…!」キッ

マツバ「進化して混乱も解けた、か…」

ヒビキ「デンまる、かみなり…」

マツバ「ふいうちだ!」

ゲンガー「ゲンッ…グァッ!」フッ…ドゴォッ!

デンまる「デン…リュゥ…!」グッ…

マツバ「微動だに…!」

ヒビキ「パンツィイッ!」

デンまる「デェンデンッ…リュゥウッ!」バチバチィッ!ドゴォオッ!

ゲンガー「ゲガァッ…!」ゴフッ…!

マツバ「だったら…!あやしいひかりでもう一度混乱させろ!」

ゲンガー「ゲェンッ…!」カッ!

ヒビキ「………!デンまる!」ピッピッ

デンまる「デェェンッ…!リュウゥゥー!!!」カッッ!!!

ピッカアアァァーーー!!!

ゴロウ「ゲンガーの光をさらに強い光で打ち消したでやんす…!」

コトネ「デンリュウの尻尾の光は宇宙からも見えるくらい強力で、ある港街では灯台の明かりにも使われているの」

ゲンガー「ゲガァー!」クラァッ…

マツバ「ゲンガー…!影に潜って体制を…!いや、光が強すぎて影が無い…!」

デンまる「デェンッ…!」バチバチィ…!

ヒビキ「漢の拳がバチバチ光れ!勝利を掴めと輝き叫んでやがる!ガチでかみなりパンツイィッ!」

デンまる「デェェンッ…!リュウゥゥウウッッッ!!!」バチバチィイイッ!!!

ドゴオォッッッ!!!

ゲンガー「ゲンッ…グアアァァァッッッ!!!」ズサァァァ!

ゴロウ「漢の…拳…!」

ゲンガー「ゲン…グハッ……」ピクッ…ピクンッ

マツバ「………何と言う事だ。力技と精神論で俺のゴースト達が倒されるとはね。やはり伝説のポケモンを目指すには姑息な技だけではダメなのかもな…」

ヒビキ「アンタ、自分ではそう言っちょるが、俺ァ別にそれでもエエと思うぞ?」

ヒビキ「人には人のやり方が…流儀があるんじゃ。その戦い方がアンタの流儀なんじゃろ?俺もおどれの流儀で戦った。それでエエじゃろ?」ニシシ

マツバ「………そうか。だったら俺も俺のやり方…流儀を貫いて修行を重ねるよ。伝説のポケモンに認めて貰えるように」

マツバ「これはキミのモノだ。このファントムバッジを受け取ってくれ」スッ

ヒビキ「おぉう!」パシッ

――――
――
ゴロウ「アニキ…アネゴ…聞いてほしい事があるでやんす」

コトネ「………あの返事をしてくれるってコトね」

ヒビキ「………」

ゴロウ「申し訳ないでやんす、アニキ!今までお世話になりやした!」

ヒビキ「………そうか」

ゴロウ「………そしてこれからもこの舎弟ゴロウに漢の流儀、ご教授お願いするでやんす!」

ヒビキ「ッ!」

コトネ「………」

コトネ「………そっか」

ゴロウ「アネゴ…。オイラ、アネゴの事、例え変態でもショタコンでも…」

コトネ「ごふっ…。ヒドイ言い草…」

ゴロウ「アネゴの事、大好きでやんす!女性として!」

コトネ「………うん///」

ゴロウ「正直、誘ってくれたことは嬉しかったでやんす。だけど、オイラまだ半人前だから…。アニキの教えで立派な漢になれたらその時は…!」

コトネ「分かった。その時は貰いに行くね。ゴロウくんの事。イイよね、ヒビキくん?」

ヒビキ「おぉう、好きにせぇ」

コトネ「ま、ここで別れちゃうけど、旅してたらまたどっかで会えるってコトね。その時は…」チュッ

ゴロウ「………///」

コトネ「またいっぱい可愛がってアゲルから♪」

ヒビキ「ゴロウ、コイツにはホンマに気を付けちょけよ…」

コトネ「黙れ、童貞」ドゴォッ!

39番道路

シルバー「………ハァ…ハァ…」ユラ…ユラリ…

ドサッ………

シルバー「ぐ……ぐぅ………」

「………えっ?人が倒れてる?あの!大丈夫ですか!?」ユサユサッ

シルバー「ぐふっ………」

「大変…。喋れない程に弱っているんですね…」

ぐーぎゅるるるぅぅぅぅぅーーー

「……………」

シルバー「……………飯…を…」ガクッ

ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ肆個

手持ち伍匹

マグマラシ ♂ NN アラシまる         エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv31                          Lv29 
ひのこ   でんこうせっか             はがねのつばさ  ドリルくちばし
かえんぐるま あなをほる             フェイント     スピードスター       
 
デンリュウ  ♂ NN デンまる         ミニリュウ  ♂ NN リューまる
Lv30  もちもの デンリュウナイト       Lv20
フラッシュ かみなりパンチ           りゅうのいかり  でんじは 
ほうでん わたほうし               たつまき  しんそく

マダツボミ  ♂ NN ツボミまる
Lv34
パワーウィップ たたきつける
はたきおとす つるぎのまい

応援してる

前作も、見た方がいいのかな?

>>199
どうもありがとう。
前作約900レス近くもあって長いけんど、ぜひ見てくだせぇ。

ヨシノシティ

娘「けほっ…けほっ…」

ブルー「どうしよう…。容体がどんどん悪化してる…」

オーキド「もう食べ物も碌に喉も通さないか…。このままでは…」

ドォンッ!

コルニ「青ちゃん!見つけた!あの薬がある場所が分かった!」

ブルー「コルにん!ホント!?」

コルニ「うん!でも数がかなり限られてて、最悪一個か二個しか現存しないかもって…」

オーキド「それでもかけるべきじゃ。それは何処にある?」

コルニ「タンバシティ…。老舗の薬屋らしいけど…」

オーキド「タンバか…。だが今はアサギの灯台も機能しておらんし、船を出してもこの時期は渦巻島の大渦が発生している筈じゃ」

コルニ「だったら空からいきます!青ちゃん、ライター貸して!」

ブルー「だったら私が…!」

コルニ「青ちゃんはこの娘に付いてあげて。アタシが全速力で取って来るから!行くよ、ライター!」ポーイッ

ライター「グオォォォォォォッ!」ポンッ

アサギシティ

ゴロウ「おー!何だかコガネとは違う意味で活気のある街でやんすねー」

ヒビキ「港町らしいからのぉ。しかもここにはジムもある!さっそくカチコミじゃぁー!」

ゴロウ「はいでやんす!」

町人「あ、ジムに用があるのかい?残念だけど今はジムリーダーが留守だよ」

ヒビキ「またか!」ズゴッ

町人「そう言ってあげなさんな。ジムリーダーのミカンちゃんは灯台で病気のポケモンを付きっ切りで看病しているんだ」

ゴロウ「何だか訳ありみたいでやんすねぇ」

ヒビキ「じゃあこっちから会いに行ってみるとするかのぉ。あそこの灯台じゃな」

アサギの灯台

デンリュウ「ぱるるぅ…」ゼェ…ゼェ…

ミカン「アカリちゃん…」

ヒビキ「おぉう!アンタがこの町のスケバンか?」

ミカン「貴方は…?」

ゴロウ「アニキ!このポケモン、デンまると同じデンリュウでやんす!」

アカリ「ぱるるぅ…」グッタリ

ヒビキ「………みたいじゃな」ポーイッ

デンまる「ぱるぅ…」ポンッ

ミカン「この子、何時も海を照らしていてくれたの…。でも突然ぐったりして息も絶え絶えで…」

ヒビキ「じゃからコイツの看病でジムの仕事も出来なかったんじゃな」

ミカン「あ…。もしかしてジムへの挑戦の方ですか?すいません…こんなんじゃジムリーダー失格ですね…」

ヒビキ「自分のシマの奴を守るのも立派な番長の仕事じゃ。そんな事で自分を追い詰めるなや」

ミカン「ありがとうございます…」

ゴロウ「どうすればこのデンリュウは元気になるんでやんすか?」

ミカン「タンバシティ…。海の向こうの街なんですが、そこの老舗の薬屋さんにある『秘伝の薬』…。それさえあればポケモンでも人間でも元気になるって聞きました」

ミカン「でも今現存してるのがあっても一個か二個…。新しく調合するにも半年以上はかかるって…」

ヒビキ「………じゃあそれを取ってこればいいんじゃな?」

ミカン「えっ?取ってきてくれるんですが…?でももしかしたらもう無いかもしれないし…今は灯台も機能してなくて船も出せず、この時期は間にある渦巻島の大渦があって…」

ヒビキ「そんなモン、行ってみな分からんじゃろ?船が出なけりゃ、ポケモンを頼りゃあエエんじゃ!」

ゴロウ「止めても無駄でやんすよ?アニキはこー言う事はほっとけない仁義の漢なんでやんす!」

ミカン「あ、ありがとうございます…!」ペコリ

ヒビキ「デンまる、お前はここに残ってこのアカリちゃんに付いてやれや」

デンまる「ぱるるぅ!」

ヒビキ「じゃあ行くぞ、ゴロウ!」

ゴロウ「合点でやんす!」

ガチャッ…

シルバー「誰か…来ていたのか…?」

ミカン「シルバーさん!」

シルバー「頼まれていた食料と熱冷ましだ…」ドサッ

ミカン「すいません、態々…」

シルバー「お前には行き倒れていた所を助けてもらった恩がある。これくらい当然だ」

数日前・アサギシティ

シルバー「っ…くっ…。っ!」ガバッ

ミカン「あっ、目が覚めました?」

シルバー「お前は…?うっ…」グゥゥギュルルルルゥゥウ…

ミカン「ふふっ。その感じだったら数日何も食べてないみたいですね。病気の子用に作って置いたお粥ですが、どうぞ」コトッ

シルバー「……………うまい」ズズッ…

ミカン「良かった。私、ミカンって言います。もし宜しかったらお名前を伺っても…?」

シルバー「………シルバーだ」

ミカン「まあ。なんて鋼タイプらしいお名前。何だかセンチメンタルな運命を感じますね」

シルバー「………?」

オーダイル「オダァ…」

ニューラ「ニュラァ…」

イワーク「イワァ…」

シルバー「お前達…」

ミカン「この子達、貴方が起きるのをずっと寝ずに待ってたんですよ」

シルバー「お前達…。バトルであんな扱いをしていたのにこんな俺を…」

ミカン「ふふっ。ポケモンに愛されてるんですね」

シルバー「俺が…ポケモンに…?」

ミカン「確かにバトルには戦略の為に傷つけてしまう事もあるかもしれません。でもポケモンが何故それでも従ってくれるか分かります?」

ミカン「ポケモン達も貴方の事が大好きなんですよ」ニコッ

シルバー「……………」

――――
――
ミカン「そんな話もしましたね…」

デンまる「ぱるぅ!?」

シルバー「………と言うかデンリュウが増えてないか?」

ミカン「あ、さっきジムに挑戦に来られた方がアカリちゃんの為に置いてってくれたんです」

シルバー「………それより、さっきチラっと聞こえて来た話は本当か?タンバシティにある『秘伝の薬』があればデンリュウの病気が治ると」

ミカン「聞こえてたんですか?」

シルバー「何故それを先に言わない!俺に言えば取ってこれただろう!」

ミカン「でもシルバーさんはつい此間まで空腹で寝込んでましたし、病み上がりに無理をさせるのも…。それに渦巻島が…」

シルバー「そんな道理、俺の無理でこじ開ける」ザッ

ミカン「シルバーさん!」

シルバー「何より借りを作ってばかりでは俺の気が収まらん!」

同時刻・アサギシティのとある民家

少年「ゲホッ…コホッ…」ゼェ…ゼェ…

母親「どうしましょう…このままではこの子が…!」

ドォン!

父親「今戻った。ユウキはまだ無事か?」

母親「アナタ!今まで何処に行ってたの!?」

父親「情報収集だ。ユウキの病気を治す手立てが見つかった」

母親「っ!本当っ!?」

父親「灯台下暗しと言う事か…。案外近くに希望があった。アサギの海の向こう、タンバシティの『秘伝の薬』だ」

母親「案外近くって言っても…!今灯台が機能してなくて船も出てない状況でタンバへ行くって…!それにこの時期の渦巻島には大渦が…!」

父親「船が無い?ならば私が泳いでいくまでだ!」ダッ!

母親「アナター!」

同時刻・アサギシティの港

ゴロウ「アニキ…舟が無いからポケモンを頼るって…。アニキに海越えれるポケモンいたでやんすか?

ヒビキ「俺にはリューまるがおる!図鑑を見るにはなみのりを覚えるらしいぞ!」

リューまる「りゅー!」チョコーンッ

ゴロウ「このリューまるでやんすか…?」ジトォ

ヒビキ「………図鑑じゃミニリュウは2メートルはあるって話なんじゃがなぁ…」

ゴロウ「まだ卵から産まれた子供でやんすからね」

ヒビキ「どうしたもんじゃのぉ…。ん?」

ツンツン頭「Hey!アローラ!そこのビキニのおねーさん?アローラ帰りのエクセレントな俺と一緒に楽しい事しよーZE?」ウネウネ

ビキニのお姉さん「いやーん!一昨日来なさーい♪」パッシーンッ!タユンッ

ツンツン頭「アウチッ!フッ…ナイスボイン…!」グッ

ヒビキ「何じゃ、あのツンツン頭…」

ゴロウ「さあ…。ナンパ、でやんすかね…」

ツンツン頭「ったく。この街じゃ収穫無しか…。じゃあ次はタンバシティでナンパするか…」

ヒビキ「っ…!?タンバシティじゃと!?」

ゴロウ「海を渡れるんでやんすか!?」

ツンツン頭「おっ!?何だお前等?いきなり現れて…」

ヒビキ「おいツンツン頭の兄ちゃん!さっきタンバシティに行くって言ったな!?」

ゴロウ「船が出てないのにどうやって海を渡るんでやんすか!?」

ツンツン頭「船が無い?ノープロブレムだZE!俺にはコイツが居る!」ポーイッ

カメックス「ガァァァアメェェッ!」ポンッ

ヒビキ「ッ!?」ゾクッ…!

ゴロウ「強そうなカメックスでやんすねぇ」

ツンツン頭「だろ?つい此間もコイツで遠くのアローラ地方に渡ったんだZE?凄いだろ?」ウネウネ

ヒビキ「………凄いってレベルじゃんぇのぉ…。アンタ、何者じゃ?」

グリーン「俺か?俺の名はグリーン!マサラの伊達男、そしてトキワのイケメンジムリーダーのグリーン様だZE!」キラーンッ

ゴロウ「ジ、ジムリーダー!?でもトキワって事はジョウトの人じゃないでやんすね」

グリーン「オフオース!俺はカントーのジムリーダーだZE!」

ヒビキ「そうか、ツンツン頭の兄ちゃん」

グリーン「俺、さっき名乗ったよな。結局ツンツン頭なんだな」

ヒビキ「頼む!俺達も一緒にタンバに連れてってくれや!」ガバッ

ゴロウ「アニキが人に頭を下げた!?」

グリーン「………どうやら訳ありみたいだが、俺のマネーはレディーか俺の認めた奴しか乗せない主義なんだYO」

ヒビキ「ダメじゃと言われても俺達にゃ渡らないかん訳があるんじゃ。どうしてもと言うなら、バトルしてでも乗せてもらうぞ!」チャキッ

グリーン「ヘッ…。何だかそのクソ生意気な口ぶりと真っ直ぐな眼を見てると思い出すじゃねェかYO…。三年前、突然居なくなったアイツをYO…」ウネウネ…

ゴロウ「三年前…?」

グリーン「だったらYO!カモンッ!マスキオ!」ポーイッ

マスキオ「ニィドォキィィイングッ!」ポンッ

グリーン「俺を認めさせてみろYO!BADBOY!」

ヒビキ「ニドキング…。話が分かるじゃねぇか、ツンツンの兄ちゃん!カチこめ!アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「マァグゥ!」ポンッ

グリーン「先手はやるZE!BADBOY!」

ヒビキ「おぉう!アラシまる、ひのこじゃ!」

アラシまる「マグゥッ!」ボボボッ!

マスキオ「ニド…」ジュッ…

グリーン「ハッ!ほのおのパンチ!」

マスキオ「ニィ…ドォッ!」ボホボ゙ッ…ドゴォオッ!!!

アラシまる「マグゥウ…!」ゴフッ…!

ゴロウ「炎タイプのアラシまるが炎技で押し負けたでやんす!?」

ヒビキ「あのカメックスもじゃが、そのニドキングもヤバイレベルじゃのぉ!でんこうせっかで回りこめェ!」

アラシまる「マグゥッ!」シュバババッ!ドォンッ!

マスキオ「ニドッ…!」ズキッ…

グリーン「中々速いじゃねェかYO!」

ヒビキ「続けて行くぞ!かえんぐるまじゃ!」

アラシまる「マグゥ…マァッ!」ボォォグルグルグルンッ!

グリーン「マスキオ、回れ!」

マスキオ「ニッドォッ!」グルグルッザシュッ!

アラシまる「マグッ…!」グサッ…ドクドク…!

ゴロウ「何でアラシまるが毒状態に…!?」

ヒビキ「躱された…!と言うかトゲが掠ったのか…!?」

グリーン「回転で衝撃を外に受け流し、尚且つニドキングの『どくのとげ』に触れさせる回数を増やす意味もあるんだZE!そのままにどげり!」

マスキオ「ニッドォ!ニッドォ!」ゲシッゲシッ!

アラシまる「マグゥア!」ズサアァッ!

ヒビキ「スゲェな…!アンタ!あなをほる!」ワクワク

アラシまる「マグマグ…!」ホリホリ…

グリーン「………OBAKAめ」フッ

ゴロウ「えっ…?」

グリーン「マスキオ!じしん!」

マスキオ「ニィィイッドオォォォォオオオッッッ!!!」ドゴォォォッ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

アラシまる「マグゥアアアッッッ!」ドガァッ!!!

グリーン「じしんはな、相手が地中に居てもダメージを当たら得るんだZE!しかもその威力は通常の二倍だZE!」

ゴロウ「アラシまるが…アニキが手も足も出ないなんて…」

ヒビキ「強い…強いのぉ…!多分今まで俺の戦った中で一番強いな、ツンツンの兄ちゃん!」

グリーン「YO!そいつは嬉しい事言ってくれるじゃねェかYO!」

ヒビキ「じゃが俺等もそんあ強い奴と戦えると、こうワクワクするのぉ!なあ、アラシまる!」

アラシまる「マ…マグゥッ!」ボォォオッ!

グリーン「ッ!Oh…!まさかアレを喰らってまだ立ち上がるのか…!」

ヒビキ「まだじゃ!ここで立ち止まらなかったら、俺等はまだまだ強くなるぞ、アラシまる!」

アラシまる「マァグゥゥウウウウッッッ!!!」ピカーッ

ふぉんふぉんふぉんっ……

アラシまる「バックフウゥゥゥゥンッッッ!!!」パッパラー

ゴロウ「アラシまるが…進化したでやんす!」

ヒビキ「バクフーン…!ごっつくなったのぉ、アラシまる!」

アラシまる「バクゥッ!」ボォォオッ!

ヒビキ「じゃあ仕切り直すぞ、ツンツンの兄ちゃん!でんこうせっか!」

アラシまる「バクゥゥッ!」シュンッ…!

グリーン「ッ…!マスキオ、ガードだ!」

マスキオ「ニッドォ…!」グググッ…!

ヒビキ「もう一発!」

アラシまる「バッック…フウゥゥゥゥンッッッ!」ボボボッ…!シュババッ!

ゴロウ「でんこうせっかが燃えたでやんす!」

グリーン「ニトロチャージか…!」

マスキオ「ニ…ニドォオ…!」ジュゥゥ…!

グリーン(コイツ、かなり速いな!確かバクフーンの種族値はリザードンと同じだった筈…。コイツ、素早さのポテンシャルだけなら『アイツのリザードン』より上かもな…!)

アラシまる「バック!バック!バックフーンッ!」ボボボッ…シュバババ!

マスキオ「ニドォ…!」ググッ…!

ゴロウ「速い!速いでやんす!スピードならアラシまるも全然負けてないでやんす!」

アラシまる「バクゥ…!」ドクドク…!

グリーン「ッ!にどげり!」

ヒビキ「あなをほる!」

アラシまる「バクゥゥ…!」ホリホリホリ…!

グリーン「BAKAの一つ覚え…!」

ゴゴゴゴ…!

グリーン「間に合わねぇ…!」

ボコォォッ!

マスキオ「ニドォオッ!」ドガァッ!

ヒビキ「このまま勝ち込むぞ、アラシまる!かえんぐるまぁ!」

アラシまる「バクバクバァァクッ!!!」ボォォグルグルグルンッ!!!

ゴオオォォォッッ!!!

ゴロウ「ニトロチャージで加速したかえんぐるま!このスピードなら!」

グリーン「上等だZE、BADBOY!10万ボルトォオッ!」

マスキオ「ニィドォキィィイングッ!!!」バチバチィイイッ!!!

ドガガガアァァッッ!!!

アラシまる「バクゥアァッ!」ビリビリビリィ!

ヒビキ「アイツ…!アラシまるが突っ込んでいく手前に照準しやがった…!」

グリーン「中々楽しめたZE、BADBOY…!だがこれでジ・エンドだ!」

マスキオ「ニドォ…!」ガシッ!

アラシまる「バクゥ…!」ググッ…

グリーン「大地の奥義、喰らいナアァッ!」

マスキオ「ニィィドオォォオッ!!!」ドゴオォォォッ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

――――
――
ヒビキ「………ガッハッハッハ!やっぱり世界は広いのぉ!シルバー以外にもこんなにクソ強い奴がこんなにも居るわ!」

グリーン「凄いな、お前。負けてもそんなに笑えるなんてYO」

ゴロウ「アニキ…でも、どうしやす?タンバに行く方法…」

ヒビキ「どぉしたもんじゃのぉ…」

グリーン「オラ、お前等さっさち支度しろ」ドンッ

ヒビキ「おぉう…?俺は負けたぞ?エエんか?」

グリーン「最初に言ったろ?マネーにはレディーか俺の認めた奴しか乗せないってYO」

グリーン「別にマスキオを倒せとは言って無いZE?」

ヒビキ「おぉ…!恩にきるぞ、ツンツンの兄ちゃん!」

ゴロウ「ありがとうでやんす!」ペコリッ

グリーン「もう、ツンツンにはツッコまねェぞ…」

マスキオ「ニドォ…」

グリーン「お、マスキオ…。お前もこのクソガキを見て、ご主人様を思い出したか?」

グリーン「………俺もだよ」フッ

41番水道

ゴロウ「………中々狭いでやんすね」ギュゥギュゥ

グリーン「いくら俺のマネーの甲羅がBIGだからって三人なんだから仕方ないだろ」

ヒビキ「それはそうと、ツンツンの兄ちゃん。アンタのニドキング、技のデパートリーが凄かったのぉ。4つの技全部違うタイプの技じゃった」

グリーン「ニドキングってのは種族値自体はそんなに高くないが、技の豊富さが売りなんだZE。でもどんなポケモンでも相性補完はしっかりしないとな」

ヒビキ「相性補完じゃと?」

グリーン「お前のバクフーンだったら炎タイプだから弱点である岩タイプや水タイプに対する決定打が欲しいな。岩にはあなをほるがあるから、電気技が欲しいところだZE」

グリーン「お前のバクフーン、スピードに関しちゃピカイチだからな。勿体ないZE?」

ヒビキ「ほぉー。成程のぉ…」

ザパアァァンッ!ザパアァァァンッ!

ゴロウ「グリーンさん…何だか海が変でやんすよ?」

ビュオオォォォォオオオオ!!!

ヒビキ「風も出てきよった…。コイツは時化るぞ…」

グリーン「………御出ましだな」

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

ゴロウ「で…デカいでやんす…!これが噂の渦巻島の大渦…!」

ザアアアァァァァァァァァァァァ…!!!

ヒビキ「空も荒れて来た…。コイツは時化るのぉ…」

ゴロウ「グリーンさん…。この大渦をどうにかして突破する方法があるんでやんすよね…?」

グリーン「ハッ!俺様を誰だと思ってる?伊達にアローラに渡っちゃいないZE!」キラーンッ

ヒビキ「腕輪…?それに何じゃ、その青い水晶は」

グリーン「普通の渦潮なら普通の水タイプのうずしおで打ち消せるが、この大渦にはコイツでこの大渦を打ち消すのSA!」

グリーン「行くZE、マネー!俺達の全…りょ………」

ゴロウ「ど…どうしたんでやんすか…?」

グリーン「………悪ィ。俺等がマネーに乗ってたら死ぬわ」

ヒビキ「何じゃと!?」

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

マネー「ガ…ガメェェ…!」グググッ…!

グリーン「ガンバレ、マネー!踏ん張るんだ!」

ゴロウ「ダメでやんす!このままじゃ大渦に呑まれるでやんす!」

ヒビキ「うおおおぉぉぉぉぉ!」

ドッパアアアァァァァァァァァァァァァンンンッッ!!!





?「………………」ギランッ

同時刻・渦巻島付近

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

オーダイル「オ…ダァァ!」

シルバー「チィ…!何て大渦だ…!このままでは…!」

バッシャバッシャ!

シルバー「何だ…?この大渦の中に何か居るのか?いや…ポケモンでもこの大渦の中では…!」

父親「噴!覇ァ!勢ィ!中々の渦潮だ…!だがこれくらいなら渡れる…!」バシャバシャ

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

シルバー「くっ…!変な事に気を取られ過ぎた…!オーダイル!」

オーダイル「オダァ…!」

シルバー「しまっ…!」

ザッパアアアアァァァァァァンンンッッッ!!!

41番水道・上空

ザアアアァァァァァァァァァァァ…!!!ビュオオォォォォオオオオ!!!

ライター「グオォォ…!」バッサバッサァッ!

コルニ「凄い雨と風…!それに竜巻…!」

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

コルニ「海の上には大きな渦潮…!コレは空の上でもかなり危ないね…」

コルニ「だったら…!雲の上まで行くよ、ライター!」チャキッ

ライター「グルゥ…!」コクンッ

コルニ「命、爆発!メガシンカァッ!」シャキーンッ

ピッカァァァァァンッ!

ライター「メガッ!グオォォォォォォッッッ!ワァァァァイッッ!!!」パッパラー

ギュオォォォォォォォッッ………ボンッ!

コルニ「うん。やっぱり雲の上なら安心だね」

――――
――
ヒビキ「………ん、んん…。ここは…何処じゃ?」ハッ

ゴロウ「アニキ!目が覚めたでやんすね!」

グリーン「恐らく、渦巻島…だろうな…」

ゴロウ「運よく流れ着いたんでやんすね…。死ぬかと思ったでやんす…」ゲンナリ

ヒビキ「おぉう!なんやかんや生きてたな!」

シュタッ

シルバー「………そうか。やはり渦巻島か」

ヒビキ「おどれぁ!シルバァ!何でこんな所に居るんじゃ!」

シルバー「お前達には関係ない」プイッ

ゴロウ「その濡れてる感じから大渦に巻き込まれたんでやんすね」

シルバー「………」

「お前達!こんな所で何を…ってお前!」

ヒビキ「あ…!おどれぁ!」

グリーン「おぉ!ムチムチでピチピチスーツのお姉さん!たまんねぇ!」ハナヂー

ゴロウ「イブキ姐さん!何でこんな所に…!」

イブキ「ここはワタル兄様がよく修行で使っていたんだ。今回は特別に兄様の許可を得て時化の前に修行に来ていたんだ」

ヒビキ「こんな辺鄙な所でご苦労な事じゃのぉ」

イブキ「その辺鄙な所に貴様は何をしているかと聞いてるのよ。大方あの時化と大渦に巻き込まれたんだろうがな」

ヒビキ「う…うるさいわ!おどれこそ修行とか言って、ちゃんとポケモン育てちょるのかぁ?」

イブキ「何?貴様こそちゃんとあのミニリュウをちゃんと育てているのか?」

ヒビキ「煩いわ!じゃったらここで勝負すっか?ピッチリスーツ!」ズイッ

イブキ「良いだろう!私はあの後、別にミニリュウのタマゴを兄様から頂いた!」ズイッ

ヒビキ「上等じゃあ!」クワァッ!

グリーン「ナニコレ、痴話喧嘩?」

ゴロウ「やっぱり仲良しでやんすねー」

シルバー「おい、ムッチリマント」

イブキ「誰だ、貴様。と言うかムッチリだ!」

シルバー「そいつとは前に二度もバトルを中断させられた。そいつと戦うのは俺が先だ」

イブキ「そんなのは知らん!私もコイツとはちゃんとバトルしてないんだ!だから私が先だ!」

ヒビキ「じゃったら全員まとめてかかってこやぁ!」

ゴロウ「アニキィ!今は急いでるんでやんすよ!ここはこらえて下さいでやんす!」

グリーン「パンツボーイの言う通りだZE。まずはこの島から出る方法を考えようや」

ヒビキ「そうじゃった…」

シルバー「………俺も急ぎの用の途中だった」

グリーン「それでピッチリムチムチちゃん。この島から出る方法はあるか?この島には他に人は?」

イブキ「流石にこの時化と大渦が治まるまで出るのは無理だ。だが人か…そう言えば私以外に…黒い服の連中が…」

ヒビキ「黒い服の…」ピクッ

シルバー「連中だと…?」ピクッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ………!!!

ゴロウ「な…何でやんすか!?」この地響きは…!」

グリーン「地響き…?違うZE、こりゃぁ…」

「………………」ギランッ

ヒビキ「デカいな…」

シルバー「そこの滝から出てくるぞ!」

バッシャアアアァァァァァァァァンッッッ!!!

ルギア「ギャアアーーーーースッッッ!!!」

ヒビキ「こ、コイツは…!」ゾクッ

シルバー「銀翼の翼…!」トクンッ

グリーン「オイオイオイ…!本物か…?」

イブキ「海の神…ルギア…!」

ルギア「ルギィァア…!」ギロォ!

ゴロウ「何か…怒ってないでやんすか…?」

ルギア「ギャアアアァアァァァァスッッ!!!」ギュオォォォォッ!!!

ドパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!

ゴロウ「うわぁー!攻撃して来たでやんす!」

ヒビキ「おぉい!ピッチリスーツ!おどれぁ、修行とかぬかしてコイツを怒らせる事したんじゃねぇのか!?」

イブキ「そんな訳あるか!この島にルギアが居るというのは聞いてたが、兄様に細心の注意を払う様に言われていた!」

グリーン「んな痴話喧嘩はともかく、奴さんはお構いなしだZE?」

シルバー「チィッ…!オーダイル!」ポーイッ

オーダイル「オダァァイッ!」ポンッ

シルバー「れいとうパンチだ!」

オーダイル「オォ…ダァァイッ!」ピキピキ…!

ルギア「ルギィアアッッ!」バァァサッ!バァァァサッ!

ビュオオォォォォオオオオ!!!

オーダイル「オダァァ!」ドオォンッ!

ゴロウ「羽ばたきだけで…!」

グリーン「ルギアの羽ばたき一つで海を荒れさせるらしいからな…!流石は伝説のポケモンだZE!」ピッピッ

イブキ「向こうに攻撃の意思があるなら、こっちだって!ハクリュー!」ポーイッ

ハクリュー「ハクゥ!」ポンッ

イブキ「りゅうのはどう!」

ハクリュー「ハクゥウ…!」ギュオォォ…!

ルギア「ギャアアアァアァァァァスッッ!!!」ギュオォォォォッ!!!

ドオォォォォォォォォオォンッ!!!

ハクリュー「リュウゥゥッ!」ドガァッ!

イブキ「ハクリュー!」ガバッ

ヒビキ「ッ!イブキッ!」ガバッ!

バッシャアァァァンッ!

ゴロウ「アニキ!姐さん!」

グリーン「オイ、避けろ!もう一発エアロブラストが来るぞ!」

ドッパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!

ゴポポポポ…

ハクリュー「ハクゥ…」グタァ

イブキ「うっぐぅ…!」ギュッ

イブキ(ッ!マズイ…!足がつっ…て…!)ズキンッ

イブキ「がはっ…」ゴポォ…

ヒビキ「………………」スーー

ヒビキ(全く…世話の焼けるのぉ…)

ゴオオォォォォォォォォ!!!

ヒビキ(な…!水の流れが…!)

ぎゅっ…

イブキ「………」グタァ…

ヒビキ(チクショオォ……!)

アレ、これ書き手の俺がsageる必要あるの?
まあ俺のssが目障りとかそう言う理由ならごめんな。

ゴロウ「アニキ達が…上がってこない…!」フルフル…

ルギア「ギャオォォオオッ!!!」ゴオォォッ!!!

グリーン「ドラゴンダイブだ!気を付けろ!」

ゴロウ「ッ!」

シルバー「イワーク!」ポーイッ

ドオォォォンッ!

イワーク「イワァァ…」ドォンッ…!

グリーン「赤髪BOY、無茶すんな!だがよくやったZE!ハイドロポンプ!」

マネー「ガアァァァメェッ!」バッシャアァァァッ!

ルギア「ルギャアァ…!」ググッ…!

グリーン「流石に特防が高いな…」チッ

ゴロウ「あ…ありがとうでやんす…」

シルバー「戦う意思が無かったら邪魔だ」シュボンッ

ゴロウ「そんな事は…!でもアニキ達が…」

シルバー「………お前の信じるアイツはこの程度で死ぬ漢なのか?」

ゴロウ「えっ…?」

シルバー「まあこの程度でくたばる漢なら一度でもアイツとバトルしたいと思った俺がバカだっただけだがな」フイッ

ゴロウ「アニキは…!この程度なんかでくたばる漢じゃない!アニキは不屈の漢でやんす!」グッ

シルバー「ふっ…。まあ仮にあいつらが戻ってきても、半分も勝機があるか分からんがな」

グリーン「OK。半分もあるんだったら俺は大穴狙いでその半分に勝利の星に賭けるZE!」チャリーンッ

ゴロウ「コイン…?」

シルバー「口からはエアロブラスト。あの大きな銀翼の翼からは暴風クラスのただの羽ばたき。あの巨体からのドラゴンダイブ。どう攻略するつもりだ?」

グリーン「まあ見てな…」パシッ

グリーン「バトルは勝つか負けるか表裏一体!俺が賭けるは勝利の星ィッ!」

グリーン「命、豪熱!メガシンカァッ!」チャリーンッ!

ピッカァァァァァンッ!

マネー「メガッ!カアァァメエェェェクスッッ!!!」パッパラー

――――
――
ヒビキ「………んっ俺は…生きちょるのか?」

リューまる「りゅー」

ヒビキ「リューまる…。そうか、おどれが助けてくれたんじゃな。有り難うよ」ナデ

イブキ「んっ……」グタァ…

ヒビキ「コイツもちゃんと無事か…」ホッ

ヒビキ「ゴロウの奴らも、ちゃんと無事じゃろうか…。じゃがコイツが起きるまで無闇に動き回れん…」ビチョォ…

ヒビキ「全くさっさと服を乾かさにゃ、二人とも風邪ひくな」ヌギッ

ヒビキ「………」

イブキ「あっ……ん…」ピチッ…ムチッ…

ヒビキ「………あ゛あー!何でコイツはこんなピッチリスーツを着ちょるんじゃ!水で張り付いてさらにピッチリになっちょるじゃろぉが!」

ヒビキ「チィッ…///」ムクッ…

―――――
――
イブキ「んっ……私は…」ムクッ

ヒビキ「………おぉう、起きたか」

イブキ「………?おい、お前。何で後ろ向いているんだ?」

ヒビキ「………エエじゃろ、別に」

イブキ「…そうか?…………ってエエェェェッ!?何で私が裸になっているんだ///」

ヒビキ「しょうがないじゃろ、濡れたままあんなピッチリスーツを着てたら風邪ひくぞ」ファサア…

イブキ「これ、お前の上着じゃ…」

ヒビキ「お前のマント、あの流れでどっか行ったんじゃ。小さいじゃろうがそれで勘弁してくれや」

イブキ「あ…ああ///」

ヒビキ「元のピッチリスーツはアラシまるに乾かしてもらっちょる。乾いたらすぐに来てゴロウ達の元に戻るぞ」

イブキ「そうか…。早く乾かしてくれ…///」キュゥ…

ヒビキ「………///」ギンギン…

ヒビキ「………正直見直した」

イブキ「何がだ?」

ヒビキ「身を挺して手持ちを庇った事じゃ。てっきり凶暴で煩いだけで女じゃと思ちょったわ」

イブキ「誰が凶暴だ!」バッ

ヒビキ「ど阿呆!こっち向くなっ///」

イブキ「ッ///私のポケモンは大事な家族の様なものだ。ドラゴンだろうと、フェアリーだろうと」ポーイッ

トゲチック「チョッゲチイィィィィィイイイイ!!!」ポンッ

リューまる「りゅー?」

イブキ「ふふっ。何だ、お前まだミニリュウを進化させてなかったのか?」フフンッ

ヒビキ「………声だけでも勝ち誇ったようなムカツク顔をしてるのが想像つくのぉ」ムカッ

ヒビキ「もおボチボチ服も乾いたじゃろう。さっさと着替えてゴロウ達のもとに戻るぞ」スッ

イブキ「言われなくても…だ………」

ヒビキ「あ゛ん?」ムキッ…

イブキ(コイツ…子供の癖して割と筋肉が付いてるんだな…)

ゴロウ「グリーンさんのカメックスが…進化した!でも何だか普通の進化とは違う様な…」

シルバー「噂に聞いた事はあるが…それがメガシンカか…。バトル中にだけ起こる進化を超えた進化…」

グリーン「そう、これが俺の最強。メガカメックスだZE!」

マネー「ガァアアメエェェッ!!!」ズンッ

ルギア「ギャアオォォォスッ!!!」ゴオォォッ!!!

グリーン「手甲で受け流せ!」

マネー「ガメメェェエッ!」ガキィインッ!

シルバー「あの巨体でのドラゴンダイブを…!」

グリーン「さぁて…ここで秘策と行きたいが…。上手い事、アイツにエアロブラストを撃たせたいんだが…」

ゴロウ「………その役目、オイラとコラッタに任せてほしいでやんす!」ポーイッ

コラッタ「コラッ!」ポンッ

グリーン「大丈夫か、パンツBOY。無理にやらなくても…」

ゴロウ「オイラだってこの旅でただただアニキの後ろに付いて来た訳じゃないでやんす!オイラだってバトルの修業をしてきたでやんす!」

シルバー「………ならばやってみろ、坊主」

ゴロウ「言われなくてもでやんす!」

ゴロウ「コラッタ、でんこうせっか!」

コラッタ「コラッ!」シュバッ

ルギア「ルギ」ペチッ

コラッタ「コラァッ!」ドサッ

グリーン「オイオイ!相手にされてないZE!」

ゴロウ「だったら…!いかりのまえば!」

コラッタ「コラァッ…タアァッ!」ムキー!ガブリンチョッ!

ルギア「ルギャアァ…!」ヒリヒリ…

シルバー「いかりのまえば…!これならレベル差も関係なく大ダメージを与えられる…!」

ルギア「ルギィイアッ!」ギロォ!

ゴオォォォォッッ!!!

ゴロウ「でんこうせっかで躱すでやんす!」

コラッタ「コラァッ!」シュババッ!

グリーン「的が小さすぎるから技が当たらない!やるじゃねェかYO!」

ルギア「ギャアオオオォォオオオスッ!!!」バァッサバァッサ!

ビュオオォォォォオオオオ!!!

コラッタ「コラァァアッ!」ググッ…

ゴロウ「あの羽ばたき…!これじゃあコラッタが吹き飛ばされる…!」

シルバー「オーダイル!右翼に向かってアクアジェットォ!」

オーダイル「オォォ…!ダアァイッ!」バシャァンッ!シュバァッ!

ルギア「ルギャァアッ…!」バシィンッ!

ゴロウ「ありがとうでやんす!」

シルバー「余所見をするな!エアロブラストが来るぞ!」

ルギア「ギャオォォオッ…!」ギュオォォ…!

グリーン「OK!お二人さんお膳立てアリガトYO!よーく狙えよ、マネー!」

マネー「ガアアァメェェ…!」ギュオォォ…!

グリーン「ハイドロポォォンプ!狙い撃つZEEEE!!!」

マネー「ガアァァァメェガアアァァァァァッッッ!!!」ドヴァアァァァァァァァッッ!!!

ドヴァババババババアァァァァッッッ!!!

ルギア「ルギャアァ…!」ガバババ…!

シルバー「そうか…!エアロブラストは言わば『一息の空気弾』。下顎を狙う事で無理矢理口を閉ざす事で、エアロブラストに必要な大量の空気を吸う事も出来ない…!」

ルギア「ギャ…ギャオォ…!」バァサァッ…!

ゴロウ「まだでやんす!あの羽ばたきが!」

グリーン「させねェYO!ハイドロキャノン第二第三砲門、狙い撃つZE!」パチーンッ

マネー「ガアァメガアァァァァッ!!!」ドヴァアァァッ!ドヴァババババァッ!!!

ルギア「ギャオォオッ…!」グググッ…!

グリーン「翼も封じてやったZE!これでエアロブラストもあの羽ばたきもドラゴンダイブも出せねぇだろぉ!」

シルバー「今の内だ!オーダイル、れいとうパンチィッ!」

ゴロウ「コラッタ、ダメおし!」

オーダイル「オォォオ…ダアァァイッ!」ピキピキ…ドゴォッ!

コラッタ「コォ…ラァッ!」ドオォンッ!

ルギア「ルギャァ…!」

ドオオォォォォォォンッッッ!バッシャアァァァンッ!!!

ゴロウ「やった!ルギアを滝つぼに落としたでやんす!」

シルバー「お前…。最初見た時から思っていたが、相当の魂を持ったトレーナーみたいだな」

シルバー「はっはっは。褒めても何も出ないZE?」

ギランッバッシャアァァァンッ!!!

ルギア「ギャアオオオォォオオオスッ!!!」ギュオォォォォッ!!!

ゴロウ・シルバー「「ッ!」」ハッ

グリーン「マネー!」

マネー「ガメェ…!」ガバッ…!

ドパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!

マネー「ガ…ガメェ……」ガクッ…!

グリーン「マネー!大丈夫か!?」

ゴロウ「そんな…!」

ルギア「ギャオオォォォォォォンッッッ!!!」カッ!

シルバー「ルギア…。まだ何をするつも……り…だ……」

ゴロウ「あ…アレは…!?」

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

ゴロウ「アレは…渦巻島の大渦、それに大竜巻…!」

シルバー「やはり…外のアレはコイツが起こしてたって事か…」チッ

ドガガガガガガガガガガガッッッ!!!

ゴロウ「周りの岩も洞窟も何もかも破壊していくでやんす…!」

グリーン「………おい、赤髪BOY!」ポーイッ

シルバー「………?このリングは?」パシッ

ゴロウ「それは確か外で使おうとしてた…」

グリーン「あの大渦を止める秘策だZE。本当ならマネーに使わせたかったが、さっきのエアロブラストの直撃でもうそんな体力も残って無ェ」

グリーン「だから、お前と…お前のオーダイルに託すZE。そのZリングとミズZを…!」

ゴロウ「Zリング…?」

グリーン「それとその水晶、ZクリスタルのミズZさえあれば、水タイプの大技、Z技が使えるようになるんだ」

シルバー「これさえあれば、あの大渦を止められるんだな…?」

グリーン「YES。保証するZ」

シルバー「………承知した」

グリーン「そしてそのZ技を使うにはこのポーズをしなきゃいかないんだZE!」ユラユラリンッ

シルバー「………そんな恥ずかいポーズがとれるか!」

グリーン「恥を捨てなければ皆ここで死ぬだけだ」キッ

シルバー「………クゥッ!」チッ

――――――ぴちゃんっ

シルバー「ッ見えた!水の一滴!」クワァッ!

シルバー「魂ィィィィイイイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ

オーダイル「オォォオダアアァァァァァッッッ!!!」ギュオォォ…!

シルバー「スーパーアクア・トルネェェードォッッ!!!」

ギュルルルルルルゥオオオオオオォォォォォッッッ!!!

ゴロウ「オーダイルが一個の巨大の大渦に!」

グリーン「叩き込め!お前等の全力のZ技!」

シルバー「オオオォォォオッッ!魂ィィイイッ!」

オーダイル「オダアァアァァァッッッ!!!」ギュルルルゥ!

ルギア「ル…ギァァ…!!!」

バッシャアアアァァァァァァァァンッッッ!!!

シルバー「ぜぇ…ぜぇ…」

ゴロウ「大渦が弾け飛んだ!」

グリーン「やったか…?」

ルギア「ギャ…ギャオォォォォオンッ…!」ゼェ…ゼェ…

グリーン「大渦を打ち消し合っただけか…!」

ルギア「ギャオオォォォスッ!!!」ギュオォォ…!

グリーン「チィッ…!アレで倒れないとか…バカげてるZE!」

シルバー「エアロブラストが来る…!」

ゴロウ「………!アニキィ…!」

ドオオォォォンッ!

ヒビキ「呼んだか、ゴロウォ!」

ゴロウ「アニキィ!」

グリーン「来たか…!」

シルバー「…………ふん」ニヤリ

イブキ「ハクリュー!」ポーイッ

ヒビキ「リューまる!」ポーイッ

ヒビイブ「「Wりゅうのはどう!」」

リューまる「リュウゥゥッ!」ギャオォォンッ!

ハクリュー「リュウゥゥゥッ!」ギャオォォンッ!

ドオオォォォンッ!!!

ルギア「ギャオォ…!」

ゴロウ「アニキ…!そうだ、オイラも…!コラッタ!」

コラッタ「コラァッ!」タッタッ

ヒビキ「………!」ニヤリ

グリーン「流石にルギアにも疲れが出てる筈だ!たたみこめ!」

ヒビキ「やるぞ、リューまる!」

リューまる「リュウゥゥッ!」ピッカー

ふぉんふぉんふぉんっ……

リューまる「ハクゥゥッ!」パッパラー

ヒビキ「イブキ!あの天上の下まで吹き飛ばすぞ!」

イブキ「天井…?そうか、分かった!」

ヒビイブ「「Wしんそく!」」

シュバァアッ!!!ドオォォンッ!

ルギア「ルギャアァッ!」グラァッ…

コラッタ「コラコラコラ…!」ガジガジガジ…

シルバー「あのコラッタ、いつの間に天井に…!」

ガラガラガラガラガラッ!

ルギア「ルギィッ!?」

ズドオオォォォォンッッッ!!!

ゴロウ「やったでやんす、コラッタ!」

コラッタ「コラッ!」

グリーン「成程な。コラッタに洞窟の天井を崩させてたのか。そんでデートから帰って来た二人がそこまでブッ飛ばして、瓦礫の下敷きにしたって訳か」

ヒビイブ「「だ…誰がデートじゃッ(だッ)///」」

コラッタ「コラッ…?」ピッカー

ゴロウ「コラッタ…?」

ふぉんふぉんふぉんっ…

ラッタ「ラッタッタ!」パッパラー

ゴロウ「コラッタ…!ラッタに進化したでやんすね!」

ヒビキ「ルギアも倒して大量に経験値が入ったからのぉ」

ぱあぁぁぁ………

ゴロウ「あっ。外の嵐が止んだみたいでやんす!」

イブキ「恐らくあの嵐自体ルギアが起こしていたんだろう。一匹であれ程の嵐を起こすとはさすがは伝説のポケモンね」

グリーン「しかし妙だZE。ルギアってのは確かルギアの羽…『銀色の羽』とある鈴と儀式でしか出現しないって伝説だZE」

ゴロウ「それなのにいきなり現れて襲ってきたでやんすね…。怒ってた感じでやんす。オイラ達が何かしたでやんすかねぇ?」

シルバー「………違うな。あの怒りは俺達人間に対してだった」

ヒビキ「何処ぞのど阿呆が神サマを叩き起こしたか何かしたんじゃろうなぁ。寝起きはそら機嫌悪いに決まってらぁ」

ゴロウ「何だか…かわいそうでやんすね…」

グリーン「気負う必要は無いZE。こりゃあ正当防衛だ」

――――
――
ガラッ…ガラガラッ…

ルギア「ルギァ…ルギァ………」ゼェ…ゼェ…

「………まさかルギアをこれ程痛めつけるとは…」

「流石はシルバーサマってトコかねぇ…?確かあの帽子のガキはここ最近団員を痛めつけてる奴だ」

「それにあの女とツンツン頭はジムリーダーです。特にあのツンツン頭はチャンピオン歴もありあの方の後任のジムリーダーです」

「そいつはおっかねぇ…。何時か邪魔になる前に消すか?」

「そうして下さい、ラムダ」

ラムダ「あいよ」

ルギア「ルギィアァ…!」ギロォ!

「そこまで弱った貴方はもう怖くもありませんよ。潔くこのアポロの手中に収まりなさい」



リザードン「グルゥ…」バァッサバァッサ

赤帽子「………」

――――
――
イブキ「これ以上ルギアを刺激するのも良くないから私も島を出るよ」バサァ

トゲチック「チョッゲチイィィィィィイイイイクッ!!!」パタパタ

ヒビキ「………」

ゴロウ「また何処かで会えると良いでやんすね」

イブキ「そう…だな…」チラッ

ヒビキ「………」フイッ

グリーン「………おい」ツンツン

ヒビキ「………また水に落ちて…風邪引くなよ…」

ヒビキ「………イブキ」

イブキ「………余計なお世話だ」

イブキ「………その…あの時は助けてくれてありがとう…ヒビキ///」バサァッ

グリーン「おーおー」ニマニマ

ゴロウ「そう言えば…シルバーが居ないでやんすね」

ヒビキ「………」

――――
――
オーダイル「オダァ!」バシャァンッ

シルバー「行くぞ」

ヒビキ「おぉう、待てよ。シルバー」

シルバー「………何の用だ」

ヒビキ「一言礼を言っとこうと思ったんじゃ。弟分を助けてくれてありがとうよ」

シルバー「弱い奴を庇ってやっただけだ。勘違いするな」

ヒビキ「素直じゃないのぉ」

シルバー「………コイツをあのツンツン頭に返しておけ」ポーイッ

ヒビキ「お?こりゃツンツンの兄ちゃんが持ってたリングじゃないか。何でおどれが…」

グリーン「そいつはお前にやるよ、赤髪BOY」

ヒビキ「ツンツンの兄ちゃん」

グリーン「ここで会ったのもお前がソレを使いこなせたのも何かの縁だろ。それでもっと強くなってみな」

ヒビキ「じゃとよ」ポーイッ

シルバー「………ふん。俺がさらに強くなっても知らんぞ」パシッ

タンバシティ

マネー「ガメェ」ザッパァンッ

グリーン「OK、マネーお疲れさん。着いたZEガキども。タンバシティだ」

ゴロウ「此処にはジムもあるんでやんすねぇ」

ヒビキ「じゃが今回優先するのは『秘伝の薬』じゃ。残念じゃがな」

グリーン「それじゃあお前等。俺はナンパに走るとするZE。帰りはハクリューに進化したからもう大丈夫だな?」

ヒビキ「おぉう!ツンツンの兄ちゃん、送ってくれてありがとうな!」

ゴロウ「ありがとうございましたでやんす!」ペコリッ

グリーン「おっと、BADBOY!あの赤髪BOYにリングを渡してお前に何も渡さないってのも不公平だな。餞別だ、持っておきな!」ポーイッ

ヒビキ「石…?」

グリーン「所謂進化の石だ。多分お前の手持ちで使えるだろうZE」

ヒビキ「おぉう、何から何までありがとうな!」

グリーン「じゃあまた何時かカントーのジムにも挑戦しに来いよ?また相手してやるからYO!バイビー!」クネクネ

ヒビキ「よぉし!薬屋に直行じゃ!」

ゴロウ「あ!アレが薬屋みたいでやんす!」

ヒビキ「売り切れて無かったらエエがのぉ」

シャーシャーシャー!

コルニ「あーもー!嵐を避ける為に雲の上に上がったのは良いけど、タンバシティの場所が分からなくなるなんて…!薬、売り切れて無きゃ良いけど…」シャーシャー

薬屋「秘伝の薬は後、この一個だけだよー」

ヒビキ・コルニ「「秘伝の薬をくれ(ちょうだい)!」」ドォンッ!

ゴロウ「えっ?」

ヒビキ「メットのねーちゃん、アンタも秘伝の薬が欲しいのか?」

コルニ「そうだけど…キミもそうなの?」

薬屋「困ったねぇ。コレ後一個しか無くて、次を調合するのには半年はかかるんだが…」

どぉんっ!

シルバー「薬屋はココか…?『秘伝の薬』が欲し…い……」

ヒビキ「あ゛」

ゴロウ「あ、シルバーでやんす」

シルバー「何でお前らが…」

ゴロウ「もしかしてシルバーの急用も『秘伝の薬』だったんでやんすか!?」

ヒビキ「シルバァ!おどれもか!」

シルバー「『も』って事はお前等もか…?」

コルニ「………悪いけど、アタシは絶対退く訳にはいかないよ」キッ

シルバー「それは俺にも言えた事だ、女」ギロッ

ヒビキ「シルバーはともかく、普段ならそのねーちゃんには譲ってやりたい所じゃが…俺も引く訳にはいかんでのぉ!」クワァッ!

ドオォォンッッッ!

父親「失礼!タンバの老舗の薬屋とは此処か?訳あって『秘伝の薬』を頂戴したい!」ポタッ…ポタポタ…

ゴロウ「また増えた!と言うか何でそんなにびしょ濡れなんでやんすか?」

父親「ああ…。船も水ポケモンも空を飛べるポケモンも持ち合わせて居なかったので、アサギから泳いできた」

コルニ「泳いでって…あの嵐の中を!?巨大な大渦もあったのに!?」

父親「ああ、あの渦潮か。中々時間が掛かったが、良いトレーニングにはなったな」

シルバー「あの大渦をポケモンも使わず生身で突破したのか…!?」

ヒビキ「何者じゃ、おっさん」

センリ「私の名はセンリ。アサギシティに住む、ただの一般家庭のお父さんだ」カランッコロンッ

ゴロウ「一つしか無い秘伝の薬が欲しいのは四人も…。これはどうすれば…」

センリ「頼む!この通りだ!私の病気の息子が病で苦しんでいる…!それを治すには秘伝の薬が必要なんだ!」

コルニ「アタシだって…!親友の子d…妹が今にも危ないんだ!ここは譲れない…」

シルバー「………お前達の事情など俺には関係ない。だがそれを必要とするのは俺として同じだ」

ゴロウ「こ…こっちだって!デンry…」

ヒビキ「ゴロウ!」クワァッ!

ゴロウ「アニキ…?」ビクッ

ヒビキ「態々訳を話して同情で渡されても後味が悪いだけじゃ。じゃがあちらさんもこっちも本気でその薬が欲しい事にゃ変わらん」

ヒビキ「………じゃったら漢なら…トレーナーならバトルで決めるのが速いじゃろう!」

コルニ「バトル…うん、そうだね!アタシは賛成だよ!漢じゃなくて女だけど」

センリ「私も異存は無い。寧ろそちらの方が後腐れも無く済む」

シルバー「………俺も構わない」

ヒビキ「じゃあ決まりじゃな!勝った奴が秘伝の薬を頂戴する!」

ゴロウ「じゃあオイラ、バトル出来る所を探してくるでやんす!」

「その必要は無いぞ!」

薬屋「あ、シジマさん!」

シジマ「珍しく薬屋が賑やかだとは思ったが面白そうな事になってるな!」

ヒビキ「誰じゃこのムサいおっさんは」

コルニ「シジマさん!久しぶりです!」

シジマ「おぉ!シャラの娘っ子か!あの眉毛じじいは息災か?」

コルニ「相変わらずスゴイ眉毛ですよー。シジマさんも相変わらずの髭ですね」

シジマ「挨拶が遅れたな。わしはシジマ!このタンバシティのジムリーダーだ!」

ヒビキ「ジム番長か…!」

シジマ「番長…?まあそんな者だ!大体の話はバカデカい声で全部聞こえっとった!ワシのジムで良ければお前達に貸してやろぉ!!!」

ゴロウ「そっちの声の方がデカいと思うでやんす…」

センリ「忝い」ペコッ

シルバー「さっさと案内しろ」

タンバジム

シジマ「じゃあさっきの話の続きだ!まずくじ引きでトーナメント戦を行う!そしてその優勝者が秘伝の薬を手に入れる!」

ヒビキ「おぉう!シンプルで分かりやすいのぉ!シルバァ!上手い事行けば序に勝負の決着も付けれるのぉ!」

シルバー「………ふん」

ゴロウ「じゃあこのクジを引いてくださいでやんす」スッ

ヒビキ「おぉう!お、金色じゃ!」スッ

シルバー「ふん…銀だ」スッ

コルニ「あ、アタシは金だね!」スッ

センリ「私は銀か…」スッ

シジマ「決まりだな!おぉしっ!まずは最初は帽子の坊主とシャラの娘っ子がバトルだ!」

ヒビキ「シルバー!おどれとの決着はまた後じゃな!負けんじゃねぇぞ!」

シルバー「お前がな」

コルニ「コラー!キミが先に戦うのはアタシだよ!」

ヒビキ「おぉう、スマンスマン!自己紹介がまだじゃったな!俺ァ、ヒビキ!ワカバタウンの黄金番長、ヒビキ様じゃ!」クルクルッパシッ

コルニ「アタシはコルニ!カロス地方シャラシティジムのジムリーダー、コルニだよ!」

シジマ「バトルは一対一だ!では始めェ!」

コルニ「行くよ!出ておいで、ルカリオのアーロン!」ポーイッ

アーロン「ワオォォォォォオンッッ!」ポンッ

ゴロウ「初めて見るポケモンでやんす!」

ヒビキ「図鑑が反応せん…。何故じゃ?」

コルニ「このルカリオはジョウト地方には居ないポケモンだからだよ」

ヒビキ「成程のぉ!じゃがそんな情報無くても勝ち込むだけじゃ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「バックフゥゥンッ!」ポンッ

ヒビキ「アラシまる!ニトロチャァージ!」

アラシまる「バックブゥゥンッ!」ボォォッ!シュバッ!

コルニ「速い…!だったらこっちも!しんそく!」

アーロン「バァァウッ!」シュバッ!

ドオオォンッ!

アーロン「ぶるぅ…!」ザザァ…!

シルバー「しんそくより速いだと…!?」

コルニ「だったらこれはどう?はどうだぁんっ!」

アーロン「ばあぁぁうっ!」ゴオォォッ!

ヒビキ「ニトロチャージで接近しながら躱すんじゃ!」

アラシまる「バァクゥゥッ…!」ボォォッ!シュババ…

ドオォォンッ!

アラシまる「バクゥゥウッ…!」ズサァァ!

ゴロウ「躱しきれなかったでやんす!?」

コルニ「はどうだんは絶対必中の技!躱す事なんて出来ないんだよ!しんそくで追撃して!」

アーロン「ばあぁうっ!」シュバッドゴォッ!

アラシまる「バクウゥゥッ…!」ゴフッ…

ヒビキ「捕まえろ!」

ガシッ!

アーロン「わふぅ!?」ググッ…!

ヒビキ「そのままかえんぐるまじゃあぁっ!」

アラシまる「バックバックフウウゥゥンッ!!!」ボォォグルグルグルンッ!

ドオォォォンッ!

アーロン「ぎゃんっ…!」ジュゥゥ…!

コルニ「やるね!今更だけどアーロン、ルカリオのタイプは鋼・格闘。炎タイプの技が有効なんだよ」

ヒビキ「ほぉー。そいつはエエ事聞いたわ。このまま勝ち込むぞ!」

コルニ(炎タイプとは言え…あのスピード…。あのアーロンがこんなに手こずるなんて…)

コルニ「ヒビキだっけ?やるじゃん!」

ヒビキ「余裕じゃな、ねーちゃん。やられてんのは自分じゃぞ?」

コルニ「………だってまだ奥の手を出してないんだもん…」チャキッ…

ヒビキ「何…?」ピクッ

シルバー「あの石は…!」

コルニ「キミにも見せてあげるよ!命、爆発ッ!」シャキーンッ

コルニ「メガシンカァッ!」

ピッカァァァァァンッ!

メガルカリオ「メガッワオォォォォォォンッ!!!」パッパラー

ゴロウ「アレはグリーンさんのカメックスと同じ…!」

ヒビキ「何じゃ!?あのワンコが進化したのか!?」

ゴロウ「そう言えばアニキが見るのは初めてでやんすね」

コルニ「これが進化を超えた進化。メガシンカ!」ビシッ

センリ「これがメガシンカ…。話には聞いたことはあるが、実物は初めて見るな。成程…一見で分かる。格段に強くなっている」

ヒビキ「メガシンカかギガシンカか知らんが…!かえんぐるまぁ!」

アラシまる「フウゥゥウンンッ!」ボォォグルグルグルンッ!

コルニ「波導で阻んで!」

アーロン「バァウッ!」ブンッ!

ブオォォォォォンッ!!!

アラシまる「バッ…!」ブハァァツ!

シルバー「見えない衝撃波で吹き飛ばされた…!?」

シジマ「あれは波導!ルカリオは生き物が誰にも持っている『気』『生命エネルギー』…所謂波導を自由に操る事の出来るポケモンなのだ!」

ヒビキ「じゃったら…!あなをほる!」

アラシまる「バクゥッ!」ホリホリ

コルニ「アーロン、波導で探知!」

アーロン「わふぅ…!」ブワァ…

ゴゴゴゴ…!

コルニ「今だ!飛び上がってはどうだん!」

アーロン「ばぁうっ!」シュバッ!ゴオォォッ!!!

ボコォォッ!

アラシ「バァッ…!?バクゥゥウッ!」ズサアァァ!

コルニ「たたみかけるよ!フィールドにれいとうパンチ!」

アーロン「バアァァウッ!」ピキピキ…ドゴォッ!

ドゴォッ!ドゴォッ!ドゴォッ!

ヒビキ「何じゃそりゃあぁっ!?」

ゴロウ「フィールドから無数の氷柱が!」

センリ「氷のエネルギーをフィールドに流し、龍脈から氷柱を出現させたのか…。ポケモンもトレーナーも技の練度が高くなければ不可能な技だ!」

コルニ「驚くのはまだ早いよ!しんそく!」

アーロン「バァァウッ!」シュンッ

ヒビキ「俺にもしんそくを使えるポケモンが居るから分かる!その直線軌道がのぉ!」

コルニ「それはどうかな?」フッ

タンタンッ…ドゴォッ!

アラシまる「バクゥッ…!?」ゲフッ

ヒビキ「アラシまる!?チィッ…!捕まえろ!」

アラシまる「バクゥッ!」ガバッ

ふっ…

コルニ「こっちだよ!」

アーロン「バァウッ…!」シュンッ…タンッタンッ…ドゴォォッ!

シルバー「あの氷柱を足場に神速移動をしているのか…!」

センリ「変幻自在の超速連続攻撃…!」

ドゴォォッ!ドゴォォッ!ドゴォォッ!

アラシまる「バクゥゥウッ…!」グググッ…!

ヒビキ「まだじゃあぁぁつ!」

ガシッ!

アーロン「ばうっ!?」ググッ…

アラシまる「バクゥッ…!」ググッ…

コルニ「捕まった!?あの超高速連撃を!?」

ヒビキ「漢の意地、見せちゃるわ!爆裂!かみなりパンチィッ!」

アラシまる「バァァクッフゥゥウンッ!」バチバチッ…ドゴォッ!

アーロン「バァウッ…!」ゴフッ…!

ゴロウ「かみなりパンチ!?あっ!ワタルさんから貰った中古の技マシンで…!」

ヒビキ「もう一発じゃあぁっ!」

コルニ「ヤバイ…!」

アラシまる「バァァクゥッ…!」バチバチ…グラァ…

どさっ…

アラシまる「バ…バクゥ……」ピクッ…ピクンッ

シジマ「バクフーン戦闘不能!よってルカリオの勝ちだ!」

ヒビキ「よぉ…頑張ったのぉ、アラシまる」シュボンッ

ゴロウ「アニキ…」

ヒビキ「負けは負けじゃ。潔く諦めるしかあるめぇよぉ。でも楽しかったぞ、メットのねーちゃん」

コルニ「アタシも楽しかったよ。久々に全力を出し切ったって感じ!」

アーロン「ばぁう」ヒュンッ

ヒビキ「お?そいつ元の姿に戻ったのぉ。タダの進化じゃないのか」

コルニ「メガシンカはバトル中だけに起こる現象なんだ」

ヒビキ「不思議なもんじゃのぉ」

コルニ「って言うか、キミもメガシンカ使いじゃないの?その十手の房に付いてるのキーストーンじゃん」

ゴロウ「あ、確かに同じでやんす!確かデンまるの尻尾に付いてるのもそのルカリオやグリーンさんのカメックスが付けてるのに似てるでやんすね」

コルニ「あ、グリーンに会ったんだ。って事はそのデンまる?が付けてるのはメガストーンで間違えないと思うよ」

ヒビキ「ほぉー。メガシンカのぉ…。中々面白いもんじゃのぉ」

シルバー「………チッ」スタスタ

ヒビキ「おぉう、シルバー。悪いのぉ、負けんな言った矢先に俺が負けてしもうたわ」

シルバー「………ふん。おい、おっさん。始めるぞ」チャキッ

センリ「ああ、宜しく頼む」チャキッ

センリ「改めて名乗らせて貰う。私はアサギシティのセンリ。今は特に大それた肩書も無い、しがない中年だがお相手願う!」

シルバー「………シルバーだ」

シジマ「では先程と同じ様に一対一の勝負だ!では始め!」

シルバー「行け、オーダイル!」ポーイッ

オーダイル「オダァァイッ!」ポンッ

センリ「いざ…!ケッキング!」ポーイッ

ケッキング「ケッキン…」ボンッ

ゴロウ「また見た事の無いポケモン…!」

コルニ「ケッキング…。ホウエンのポケモンだけど、普段は寝転がってるって聞いてたけどこのケッキング…」

ケッキング「ケキン…」ズンッ…!

ヒビキ「仁王立ちしちょるのぉ…」

センリ「すぅ………覇アッ!」ズンッ…!

ケッキング「キングッ…!」ズンッ…!

ビリッ…ビリビリ…!

シルバー「ッ…!」ゾクゾクッ…

ゴロウ「な…何でやんすか…この威圧感は…」

ヒビキ「あのデカい奴…と言うかあのオッサンか…!」

シルバー「ッくっ!アクアジェトォ!」

オーダイル「オォォダァァイッ!」バシャァンッ!シュバァッ!

センリ「ッ右から来る…!ケッキング!」

ケッキング「キング…」グッ…!

ズドオォォンッ!

オーダイル「オダァッ…!?」ググッ…!

ケッキング「キング…」ググッ…!

ヒビキ「片手で止めよった…!」

センリ「一合で分かる…。強いポケモンだと!」

シルバー「だったら…!れいt…否ァ!下がれ!」ゾワ…!

ドゴオオオォォォッォンッ!!!

オーダイル「オダァ…!」ザザァ…!

ケッキング「ケキィン…」シュゥゥ…!

ゴロウ「な…何が起こったでやんす…!?」

コルニ「あのままれいとうパンチを撃ってたら…その前にあのアームハンマーで潰されてた…!」

センリ「凄まじいな、その直感」

シルバー「………凄まじいな、その剛腕…」タラリ…

ヒビキ「………」ブルッ…

シルバー「次だ!かみくだく!」

オーダイル「オダアァァッイ!」ガブリンチョッ!

ケッキング「………」

ゴロウ「今度は防がなかった…?」

シジマ「ケッキングの特性は『なまけ』だ。一回の行動に対して一定時間何も行動出来ないデメリットしかない特性だ!」

ケッキング「キング」ズンッ…

ヒビキ「腕を組んで直立不動の癖してなまけてるのか、アレは…?」

シルバー「ならば今の内に畳みかける!連続でれいとうパンチ!」

オーダイル「オォォオ…!ダァイッ!ダァイッ!ダアァイル!」ピキピキ…ドゴォッ!ドゴォッ!ドゴオォッ!

ケッキング「………」ピキピキ…

ゴロウ「凍ったでやんす!」

シルバー「良し…!続けてアクアテェールゥ!」

オーダイル「オダアァァ…!」ギュオォォ…!

センリ「チャンスを逃さぬ良いタイミングだ…!からげんき!」

パキッ…パキパキパキパキッ…!

ケッキング「ケッキイィィィィィイングッッッ!!!」ゴオオオォォォォォッ!!!

ドガアァァァァァァンッッッ!!!

オーダイル「オ…オダアァァッ!」ズサァァァッ!

シルバー「何だと…!?」

ヒビキ「一瞬で氷を砕きおった!?」

センリ「私は息子の為にも負ける訳にはいかない…!その闘志はケッキングにも熱く伝わる…!冷気などに凍らせるものか!」

シルバー「………『息子』の為…か…」ギリィッ…

ヒビキ「………?」

センリ「だがそれと同時にトレーナーとして全力のキミと戦いたいと思う気持ちもある。だからもっと全力でかかって来るが良い!」カランッ

シルバー「ふん…。確か次は怠けるはずだな…?つるぎのまい!」

オーダイル「オーダアァァイッ!」ジャキィンッ!

コルニ「怠けてる内に力を研ぎ澄ますつもりだね…!」

シルバー「そして…!アクアテェェールッ!」

オーダイル「オォォォ…!ダアァァァイッ!!!」ギュオォォ…ブオォォォンッ!

センリ「受けてたとう…!アァァァム…ハンマアァァァァァッッ!!!」

ケッキング「ウホ・ウホ…キイィィィィインングッッ!!!」ブオォォォンンッ!!!

ドオオォォォォォォンッッッ!!!

オーダイル「オダアァァァッ!!!」ズサアァァァッ!

ヒビキ「オーダイルが競り負けたじゃと!?」

コルニ「それもつるぎのまいでパワーを上げてたのに!」

センリ「確かにケッキングにはデメリットしかない『なまけ』の特性がある。だがそれを補うほどのパイタリティとパワーがある」

ゴロウ「まさか…!あのシルバーが手も足も出ないなんて!」

シルバー(コイツ…!相当の魂を持っていやがる…!だったら俺も俺の魂を見せるまでだ…!)

シルバー「オーダイル!やるぞォ!」チャキッ

オーダイル「オダアァァァッ!!!」

ゴロウ「アレは…!」

センリ「来るか…!受け止めてみせよう!」

シルバー「魂ィィィィイイイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ

オーダイル「オォォォォオオオオッッ!!!」ギュオォォ…!

シルバー「スーパーアクア・トルネェェードォッッ!!!」

しーーーーーーんっ

ヒビキ「あ゛…?」キョトンッ

コルニ「………ん?」キョトンッ

シルバー「………魂ィィィィイイイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ♪

しーーーーーーんっ

ゴロウ「ルギアの大渦も止めた技が出ないでやんす…」

シルバー「………ア…アクアジェットォォオッ!」クワァッ!

オーダイル「オ…オダアァァッ!」バシャァンッ!シュバァッ!

センリ「正面だ!カウンター!」

ケッキング「ケッ………筋!」ユラァ…ドゴオォッ!

オーダイル「オ……オゲェ…」ゴフッ…ドサッ…

シジマ「………オーダイル戦闘不能!ケッキングの勝ちだ!」

ヒビキ「シルバーが…負けたじゃと…」

シルバー「………」シュボンッ

センリ「良くやった、ケッキング。キミも良いバトルをどうもありがとう」シュボンッ

シルバー「………ふん」スタスタ

シジマ「どうした!最後まで見ないのか!?」

シルバー「もう秘伝の薬を手に入れる方法を無くした。俺が此処に居る意味もない」

コルニ「他人のバトルを見るのも勉強になると思うけどな」

シルバー「………」ガチャンッ

ゴロウ「行ってしまったでやんすね。シルバーもそんなに秘伝の薬が欲しかったんでやんすね…」

ヒビキ「ゴロウ、あまり人の事情に介入するもんじゃない」

ゴロウ「アニキもどうするでやんす?直ぐにでも別の方法を探すでやんすか?」

ヒビキ「直ぐに、って訳じゃないのぉ。じゃが今俺ァこの二人のバトルを見届けたいってのが本音じゃ」

シジマ「一応初戦とポケモンを変えても良いが、回復も挟んで小休憩とするか?」

コルニ「大丈夫です!いつでもやれるよ!」チャキッ

センリ「私も問題無い」チャキッ

スタスタ………

シルバー(最後、Z技が発動しなかったのは俺の修行不足か…。まだ完全に使いこなせていないと言うのか…)

シルバー(ルギア戦では緊迫した状況割、マグレだったか…。暫時鍛え治す必要があるか…)

シルバー「だがその前に…秘伝の薬をどうするか…。いっそ最後のアレを盗むか?」

シルバー「だが…真剣勝負に負けた矢先でのその行為は俺の魂に反する…。ッ…!」

バサァッ…スタッ…

リザードン「グルゥ…」

赤帽子「ふぅ…」フゥゥ…

シルバー「誰…だ…?ッ!その煙管…!赤い帽子…!そしてリザードン…!」ワナワナ…

シルバー「………お前か…!お前がロッソ…!否…!マサラタウンのレッドかアァァァツ!」クワァッ!

赤帽子「………」ギロォ

シルバー「応えろ…!応えてみせろォ!お前がマサラタウンのレッドくアァァッ!」ポーイッ

オーダイル「オ…ダァ…!」ポンッ

シルバー「アクアジェットォオッ!」

赤帽子「………だいもんじ」

ボオオオォォォォォォォオオッッッ!

オーダイル「オダァ…!」ガクッ…!

シルバー「水をも一瞬で焼き尽くす炎…!間違いない…!お前がアァァァァッ!」

赤帽子「………その血気の良さは良いが、その弱ったオーダイルでボクに挑んでおいて…。笑わせるなよ、坊主」フゥゥ

赤帽子「せめて自分のポケモンの状態ぐらい分かってねぇとなぁ」クルッ…

シルバー「ぬかせ!お前こそ…!俺の父を殺し…その父に成り代わり俺の超えるべき壁となったおと…こ……」

シルバー「お前………!『それ』は…!?」

赤帽子「ああ…。『コレ』か?ボクは要らないからやるよ…」ポーイッ

シルバー「違…ッ!俺が言ってるのはそれじゃなく…って…。コイツは秘伝の薬!」

赤帽子「じゃあな」クルッ…

シルバー「ま…待て!」

ボオオォォォォォォッ!!!

シルバー「………何故アイツがあんなモノを…」

シルバー「………」ポーイッ

フライゴン「フリャア」ポンッ

シルバー「コイツを…アサギの灯台まで届けてくれ」

フライゴン「フリャアッ!」バァサッバァサッ

シルバー「………ポケセンで回復させてやるか」スタスタ

アサギの灯台

アカリ「ぱるぅ…ぱるぅ…」ゼェ…ゼェ…

デンまる「パルゥ…」

ミカン「アカリちゃん…。頑張って…!きっとシルバーさん達が秘伝の薬を持ってきてくれるから」

ばっさばっさ

フライゴン「ふりゃー」スッ

ミカン「このポケモンは…?もしかしてシルバーさんの?あ、秘伝の薬!持ってきてくれたんですね!」

ミカン「ありがとう…シルバーさん…」キュンッ

ミカン「さ、アカリちゃん…。これ飲んで…」スッ…

アカリ「ぱるぅ…」ゴクンッ

アカリ「ぱ…ぱるるぅんっ!」ピッカー

ミカン「アカリちゃん!良かった…!」

デンまる「ぱるるぅ!」ヤッター

ミカン「私、もっと元気が出るように何か食べ物持ってくるから、待ってて!」タッタッ

デンまる「ぱるぅ!」

アカリ「ぱ…ぱるるぅ…///」ハァ…ハァ…

デンまる「ぱ…ぱるぅ…?」

アカリ「パルルゥ!」ガバッ

デンまる「ぱ…ぱるぅーー!」

タンバジム

シジマ「では最後の勝負!ポケモンは初戦と変えても良いが、変わらず一対一の勝負だ!では始め!」

コルニ「やっぱ真打は長年の相棒のアンタだよ!行くよ、ルカリオ!」ポーイッ

ルカリオ「バァウッ!」ポンッ

ゴロウ「あれ?同じルカリオでやんすね」

ヒビキ「じゃがアラシまると戦った奴にはNNが付いてた。って事は最初とは別個体じゃな…」

ヒビキ「別個体とは言え、やはりルカリオ…!ならば…!ヤルキモノ!」ポーイッ

ヤルキモノ「ウッキャアァァ!」ポンッ

コルニ「ヤルキモノ!?」

ゴロウ「センリさんはポケモンを変えて来たでやんすね」

シジマ「だがヤルキモノはケッキングの進化前だぞ!」

コルニ「それは余裕…?それともアタシ、舐められてる?」

センリ「種族値の差が勝敗を分かつ絶対条件ではないさ。ただルカリオ相手ならばケッキングよりヤルキモノの方が良いと思ったのだ」

コルニ「先手必勝!バレットパンチィ!」

ルカリオ「バァァウッ!」シュンッ…

センリ「っ右脇腹に来るぞ!ブレイククロォ!」

ヤルキモノ「ウキイィヤァッ!」ジャキィンッ!

ガチイィィンッ!

ヒビキ「止めよった…!だがあのおっさん、まさかな…」

コルニ「下がってルカリオ!はどうだん!」

ルカリオ「バァウッ…!わんっ!」シュタッシュタッ…ゴオォォッ!

センリ「直撃コース…!ブレイクローで撃ち落とせ!」

ヤルキモノ「ウキキィィィヤァッ!」スッ…ザシュッ!

センリ「躱せないのなら撃ち落とすのみ!」

コルニ「このおじさん、かなり強い…!だったら全力で行くよ!」チャキッ

コルニ「命、爆発ッ!メガシンカァッ!」シャキーンッ!

ピッカァァァァァンッ!

メガルカリオ「メガッワオォォォォォォンッ!!!」パッパラー

センリ「来たな、メガシンカ…!これとヤりたかった!」

コルニ「波導を極めたメガルカリオ!その神髄を見せてやる!拡散はどうだん!」

ルカリオ「バアァァァァウッ!ハァッ!」ギュオォォォ…!

ズバババババババァッ!

ヤルキモノ「ウキキィア…!」グググッ…!

ゴロウ「弾けたはどうだんの波状攻撃でやんす!」

センリ「成程…!コレは避けられないな!」

コルニ「追撃するよ!ボーンラッシュ!」

ルカリオ「バァウッババウバウバウバァッ!」ジャキィンッ!シュバッ!

ブオォンッブオォンッブオォンブオォンッブオォォンッ!

センリ「………右!左下、右上、右下、上!」クワァッ!

ヤルキモノ「ウゥゥキキャキャキャキャキャキャァッ!」

ガキンッガキンッガキンガキンガキンッガキィィンッ!

ルカリオ「ばぁうっ…!?」

ゴロウ「あの連撃を全て受け止めた…!」

ヒビキ「あのおっさん、やっぱり…!」

コルニ「ポケモンより先に技に対応している…!」

センリ「ポケモンとトレーナーのコンビネーションと言うのは、互いの信頼も基より、ポケモンの反射速度、トレーナー思考速度で成り立っている」

センリ「だが私は己も限界まで鍛えぬく事で、トレーナーのみで反射と思考を両立させる事が出来る様になったんだ」

シジマ「ワッハッハ!すなわち反射と思考の融合か!そんな事、並の格闘家トレーナーでも出来ないぞ!」

コルニ「やっぱり…!前のバトルでも感じた違和感はそれだったんだ…!それがセンリさんの強さの正体…!」

センリ「キミのルカリオ、スピードを活かした連撃が得意みたいだったからね。ならばそれに対応するなら、なまけで動けなくケッキングよりヤルキモノが打って付けだと思ったんだ」

センリ「今度はこっちから攻めさせてもらう!ブレイククロォ!」

ヤルキモノ「ウゥゥキャアァッ!」ジャキィンッ!

コルニ「でもこっちのルカリオだって波導で相手の動きが読めるんだ!ボーンラッシュで受けて!」

ルカリオ「バアァウッ!」ガチィィンッ!

コルニ「足元がお留守だ!ローキック!」

ヤルキモノ「ウキキィッ!」ゲシッ

ルカリオ「ギャンッ…!」ガクッ

センリ「かわらわりィッ!」

ヤルキモノ「ウッキキィィイッ!」ブオォォンッ!

ルカリオ「バァウッ…!」ガハッ…!

コルニ「ルカリオ!まだだよ!バレットパンチ!」

ルカリオ「バアァァウッ!」シュンッ…

センリ「速いが見切れない訳では無…い…ッ!?」

すかっ…

ゴロウ「外れたでやんす!?」

ヒビキ「いや、違うぞ!」

キキィィィィイ!

センリ「何…!?外させたのフェイントか…!」

コルニ「ルカリオ、叩きこめ!インファイトオォッ!」

ルカリオ「バウバウバウバウバウバウアァァッ!」

ドガガガガガガガガガガガッッッ!!!

センリ「ヤルキモノォ!左腕、右脇腹、股間、左頭部、右脛、右肘、水月!」

ヤルキモノ「ウ…ウキィィイイイッ!」グググッ…!

ゴロウ「今度は喰らったでやんす!」

ヒビキ「あのオッサンが見切れても、あのサルがそれに対応しきれちょらんのじゃ!」

ルカリオ「バァウッ…」フゥゥ…

ぎらんっ

ヤルキモノ「ウッキャアァァァァァアッッ!!!」ドガアァァァァッ!!!

ルカリオ「バアァァァウッ…!」ズサアァァァッ!

センリ「きし…かいせい…!」

コルニ「ル…ルカリオォ!」

ルカリオ「きゅうぅ~ん…」ヒュンッ…ピクッ…ピクンッ

シジマ「ルカリオ、戦闘不能!ヤルキモノの勝ち!よって秘伝の薬争奪戦優勝はアサギシティのセンリだぁ!」

コルニ「………ありがとう、ルカリオ。良く頑張ったね」ショボンッ

センリ「コルニちゃん、メガシンカ、体感させてもらった。良いバトルをありがとう」スッ

コルニ「こっちも…ありがとうございました!」スッ

ゴロウ「アニキ…最後のあのインファイト…。確かに喰らってやしたよね?」

ヒビキ「全部じゃ…ないのぉ…。あの連撃を全部とはいかんかったじゃろうが、見切ってダメージを最低限に抑えてきしかいせいで跳ね返しおったわ」

シジマ「むぅ…。あれ程のトレーナー…。中々見る事も無い…。ジムリーダーにでもなれば良いのにな!」

薬屋「ではセンリさん、秘伝の薬を…」スッ

センリ「忝い。キミ達も本当に必要だったのだろうが…申し訳ない。頂戴する」

ヒビキ「いぃや。漢に二言は無ェ!勝負に負けたんじゃからしょうがないんじゃ!」

コルニ「そうですよ!アタシらの事は気にせず、息子さんに早く持って行ってあげて!」

センリ「ありがとう…」ペコッ

――――
――
ヒビキ「今じゃったら俺等を積んできてくれた知り合いがまだタンバにおるじゃろうから、帰り頼んどこうか?」

センリ「いや、大丈夫だ。また泳いで帰るよ。今度はキミともバトルをしてみたい」

ヒビキ「おぉう!俺もじゃ!」

コルニ「また会ったら、アタシもリベンジお願いします!」

センリ「ああ。では然らば!」ザッパァァンッ!

コルニ「じゃあアタシも行くね。親友の子d…妹を助けるために早く別の方法を探さないと!」

ヒビキ「おぉう!また会ったら俺もリベンジさせて貰うぞ、メットのねーちゃん!」

ゴロウ「サヨナラでやんす」

コルニ「じゃーね!」シャーシャー

ゴロウ「………で、アニキ。どうしやす、アカリちゃん」

ヒビキ「取り敢えず、電話でミカンちゃんに頭下げちょかなぁアカンのぉ…」

プルルルルルッ…

ミカン『もしもし…。あ、ヒビキさん?』

ヒビキ「すまん!ミカンちゃん!秘伝の薬、手に入れれなかった!」

ミカン『すみません!もうそれは大丈夫です!』

アカリ『ぱるるんっ!』ツヤツヤ

デンまる『ぱ…ぱるぅ…』グッタリ…

ゴロウ「どーいう事でやんすか?アカリちゃんが元気になってるでやんす!」

ヒビキ「心なしかグッタリしちょらんか、デンまる?」

ミカン『実はヒビキさんが出た後、知り合いの人が話を聞いてて、持ってきてくれたんです!』

ヒビキ「そ、そうか!まあ、アカリも元気になったみたいでよかったわ!」

ミカン『確かヒビキさん、ジムを回ってるんでしたら、そのままタンバジムに挑戦して貰って大丈夫です?私、ちょっとジム再開の準備があるんで…』

ミカン『あ、それはそうと!アカリちゃんとデンまるくんを一緒にしてたら、何処からかタマゴを持ってきてたんです!ほらコレ!』ヒョイッ

ヒビキ「………デンまる。おどれ、俺より先に失くしたな…」ギロォ

デンまる『ぱ…ぱるるぅ…///』

ゴロウ「あ、アニキ。まだ童貞だったんでやんすね」

崖っぷちゲート

グリーン「ハァ…ここ格闘家ばっかじゃんかYO…。いや、待てよ。って事はまだ可愛いバトルガールが居る可能性があるな…」

「この先ね、たしか」

グリーン「おっ!後ろ姿でも雰囲気で分かる金髪美女!お姉さーん!俺とお茶しなーい?」

シロナ「あら。もしかしてグリーンくん?」

グリーン「うおっ!シロナお姉様じゃないっすかー!相変わらず別嬪さんなことで」

シロナ「キミも相変わらずみたいね。リーグから話は聞いてるわよ。ジムバトルの成績は良いけど、しょっちゅう色んな地方に行ったり来たりって」

グリーン「耳が痛いけど、お姉様には言われたくないYO」

「シロナさん、待たせてすみません。ってアレ、キミは確か…オーキド博士の…」

グリーン「おっ。そう言う兄ちゃんはホウエンの御曹司の兄ちゃん!」

ダイゴ「ダイゴだよ。三年前タマムシで会って以来だね」

グリーン「あの時はアチャモをありがとうYO!それはそうと、チャンピオン同士がこんな所でデートッスか~?コレは一大スクープだZE」ニマニマ

シロナ「冗談でも止めてもらえる?誰があの子以外とそんな事するとも?」ニコッ

ダイゴ「はは…。僕達はこの先の47番道路の奥にある埋もれの塔を調査に来たんだ。シロナさんに頼まれてね」

シロナ「埋もれの塔には大昔のホウエンの人々が作ったって言われてるから、その手に詳しいホウエンのダイゴくんに協力をお願いしただけよ」

グリーン「ほーん…。まあ俺はそー言う事はよく分からねぇけど…」ブルブル…

マスキオ「ニドォ…」ポンッ

シロナ「どうしたの、その子」

グリーン「何かタンバに来てから落ち着かないんだYO。ソワソワしてる感じで」

シロナ「その子もなのね…」ポーイッ

ガブリアス「ガブゥ…」ポンッ

シロナ「この娘もタンバに来てから様子が変なの」

グリーン「コイツはお姉様の相棒の方じゃなくて…『アイツ』のフカヒレか…」

シロナ「これって偶然…?それとも…」

ダイゴ「………?」キョトンッ

――――
――
コルニ「はぁー。悔しいなぁ…。あそこでバーッって行ってガガガーってやって、それから…」トボトボ…

コルニ「あーもう!考えるのはヤメだ!今は別の薬のアテを探さなきゃ!」ブルブル…

ライター「グルゥ…!」ポンッ

アーロン「バァウ…!」ポンッ

コルニ「どーしたの、アンタ達?いきなり出てきて…」

ライター「グオォッ!」バッサバッサァッ!

コルニ「ちょっとライター!?何処行くの!?」

アーロン「バァウ…」ブオォ…

コルニ「えっ。何…?誰か知っている波導をキャッチしたの…?」

アーロン「わんっ!」シュタッ

コルニ「アーロン!もー!待ちなさいよー!」シャーシャー

ライター「グルゥ…!」

アーロン「ばぁう…!」

コルニ「やっと追いついた!アンタた…ち……」

シュボッ…

赤帽子「………」フゥゥ…

コルニ(あの後ろ姿…あの帽子…あの煙管………!)

コルニ「レ…レッドなの………?」

赤帽子「………久しぶりだな、コルニ」

コルニ「レッド…!?本当にレッドなの!?アンタ、生きて…!」

赤帽子「………」フゥゥ…

コルニ「生きてたんだったら…何で…!何で青ちゃんに会いに行かないのよ!それに今はレッドと青ちゃんの娘が居るのに!それに今、その娘が病気で危ないって時に…!」

しゅんっ…

コルニ「っ!」

赤帽子「………」

コルニ(いつの間に後ろに!?アタシが気付かないなんて…!え………?)ギュッ…

赤帽子「手、見てみな」

コルニ「コレって…秘伝の薬…!?何でレッドがコレを!?」

赤帽子「ボクが居る所では沢山あるから気にするな」

コルニ「えっ…?」

赤帽子「その娘に…持っててあげな。ボクは…会えないから…」クルッ…

コルニ「レッ…ド…?『ソレ』って…?」

しゅんっ…

コルニ「………レッド…なの…?」

――――
――
ヒビキ「まあ今日は遅いから、カチコミは明日にするかのぉ!」

ゴロウ「はいでやんす」ブルブル…

ラッタ「ラタァッ!」ポンッ

ゴロウ「ラッタ?どうしたでやんすか?」

「フォオオォォォォォォッ!!!」

ヒビキ「何じゃこの声!?」

ゴロウ「この声は…!」

ラッタ「らたっ!」ピクピクッ

しゅたっ………

スイクン「………」ファサァ…

ゴロウ「スイクン…」

ラッタ「らった!らたたっ!」ピョンピョンッ

スイクン「わんわんっ」ファサァ…シュバッ!

ゴロウ「行っちゃったでやんす…」

ヒビキ「綺麗なポケモンじゃのぉ…」

「おぉぉぉーーー!待ってェェスイクンちゅわぁぁぁぁんっっっ!」ダダダダダッ

ゴロウ「この声!」

ヒビキ「うげぇ…」

コトネ「かーらーのー!ゴロウくんに抱き付きタックルー!」ガバッ

ゴロウ「コ…コトネのアネゴっ///」カァー

コトネ「もー!赤くなっちゃってこのこのぉ!カワイイ奴めー!」スリスリ

ヒビキ「何でこんな所におるんじゃ、変態」

コトネ「今の私の旅の目的、さっきのスイクンなんだ!それで追ってたら逃げられて逃げられて逃げられまくって…」

コトネ「タンバで見かけたら、あのミナキさんが邪魔に入るでしょ?それをさっさとカタして暫時追いかけたってコトね」

コトネ「そしたら目の前に愛しのゴロウくんが居た訳じゃん?だったら飛びつくのは当たり前ってコトね!」スリスリ

ヒビキ「ほぉーん」ジトォ

ゴロウ「あ…アネゴォ…///アニキの前で恥ずかしいでやんすぅ」

コトネ「ゴメンゴメン。ねえ、さっきスイクン、ゴロウくんの所で何かしてなかった?」

ゴロウ「えっと…何かオイラのラッタと会話してたでやんす」

コトネ「ふぅーん…。やっぱりか…」ボソッ

ゴロウ「………?」キョトンッ

ヒビキ「おぉう、ゴロウ!今晩はコトネと一緒に居れや」

ゴロウ「アニキ…!良いでやんすか!?」

ヒビキ「流石に俺も男女の仲に入る様な野暮な事はせん」

コトネ「気が利くじゃん、ヒビキくん!」

ゴロウ「ありがとうございやす、アニキ!」

コトネ「そうと決まれば…!」ガシッ

ゴロウ「へっ」ヒョイッ

コトネ「ポケモンセンターでいっぱい可愛がってやるぜ、コンヤニャロー!」ダダダッ

ゴロウ「うわぁぁぁ!」

ヒビキ「………」ボーゼン…

夜・ポケモンセンター

ギシギシアンアンッ…アネゴォ…!イクノ…イッチャウノ…?

ヒビキ「………」モフッ…

ヒビキ「二人水入らずにするのはエエが!何ですぐ隣の部屋何じゃァァ!」ガバッ

ドォンッ!

「うっさいぞ、オラ』

ヒビキ「………」

イブキ『あっ……ん…』ピチッ…ムチッ

ヒビキ「………」ギンギン…

ヒビキ「はぁ………」シュッシュッシュッ…

――――
――
ゴロウ「おはようございやす、アニキ」キリッ

コトネ「おっはよー!ヒビキくん」ツヤツヤ

ヒビキ「お…おぉう…。おはよーさん…」ゲンナリ…

ヒビキ(コイツ等、昨晩何時までヤってたんじゃ…)

コトネ「じゃあアタシはまた直ぐにスイクンちゃんを追いかけるから」

ゴロウ「もう行っちゃうんでやんすか…?」

コトネ「ごめんね…。早く追いかけないとあの変態マントに先を越されちゃうかもだから…」

ヒビキ「おぉう!それじゃあじゃあな!」パァ

コトネ「………」イラッ

ドゴォッ!

ヒビキ「ごふっ!」

ゴロウ「アニキィ!」

コトネ「あ、ごめーん。手が滑ったー」

タンバジム

ドババババババッ!

ゴロウ「シジマさーん、ジム戦に来たでやんすよー」

シジマ「むぅぅぅぅう……!」グググッ…

ゴロウ「滝修行で全然気づいてないみたいでやんすね…」

ヒビキ「うおおおぉぉう!シジマのおっさん!カチこみに来たぞおぉぉぉ!」

シジマ「む…?昨日の坊主達ではないか!今度はジム戦かぁ!」

ヒビキ「おおぉう!悪いが昨日の憂さ晴らしにカチコミさせてもらうぞぉ!」

シジマ「元気が良いなぁ!よおぉしっ!ここのバトルは二対二だあぁっ!」チャキッ

ヒビキ「うおぉう!」チャキッ

ゴロウ「二人とも声がデカいでやんす…」

ヒビキ「カチこめ、ムドーまる!」ポーイッ

ムドーまる「エアァァッ!」ポンッ

シジマ「行くぞ、オゴリザル!」ポーイッ

オゴリザル「ウッキャアッ!」ポンッ

ヒビキ「先手必勝じゃ!ドリルくちばし!」

ムドーまる「ムドオォオッ!」ギュルルルゥ!

シジマ「かげぶんしん!」

オゴリザル「ウキキィッ!」シュバッシュバババッ!

ゴロウ「オゴリザルが増えたでやんす!」

ムドーまる「エアッ!?」スカッ

ヒビキ「まだじゃ!もう一発行けェ!」

ムドーまる「エアアァッ!」ギュルルルゥ!

すかっ

シジマ「今だ!きあいパンチ!」

オゴリザル「ウッキイィィヤアァァッ!!!」ゴオォ…!ドゴオォォッ!

ドガアァァァンッ!!!

ムドーまる「エアアァッ!」ズサァァッ!

ゴロウ「あのパンチ…!凄い威力でやんす!」

シジマ「きあいパンチは格闘タイプの中でも最大の威力を有するのだぁ!」

ゴロウ「あの分身…やっかいでやんすね…」

ヒビキ「じゃが今の攻撃で場所は分かった!ドリルくちばし!」

ムドーまる「エアアァッ!」ギュルルルゥ!

キイイィィインンッ!

シジマ「むっ!スピードが上がっておる!」

オゴリザル「ウキャアァッ!」ガガガッ!

ヒビキ「おっしゃ!」

シジマ「やりおる!攻撃の際に分身を見抜いたか!だったら崖を駆け登れ!」

オゴリザル「ウキッウキャキャッ!」タッタッタッタ

ゴロウ「ジムの中の崖を登って何を…」

シジマ「いわなだれ!」

ゴロゴロゴロゴロォォオッ!!!

ゴロウ「凄い量の岩でやんす!」

ヒビキ「何のォ!はがねのつばさで切り裂いて進むんじゃ!」

ムドーまる「ムドオオォォォッ!」ジャキィンッ!キイイィィンッ!

すぱぱぱぱぱっ!

シジマ「岩を紙みたいにスパスパと…!だが甘いわ!」

オゴリザル「ウキィ」ヌッ

ゴロウ「いわなだれの岩陰に!」

オゴリザル「ウゥゥキイィイヤァァッ!」ゴオォォ…!ドゴォォンッ!

ムドーまる「エアァァッ!」バキィィンッ!

ヒビキ「ムドーまる!大丈夫か!?」

ムドーまる「エアァ…!」ゼェ…ゼェ…

シジマ「戦闘不能は待逃れたようだが、もう風前の灯だな!そろそろ止めと行こうか!」

オゴリザル「ウキキキイッ!」シュババババッ!

ゴロウ「あの分身をどうにかしないとまともに攻撃が当たらないでやんす…」

ヒビキ「………一か八かじゃ!スピードスター!」

ムドーまる「エアアァァァッ!」ピピピピピッ!

バシュッバシュッバシュッ!

オゴリザル「ウキィィッ…!」ググッ…

ゴロウ「分身を全部かき消した!」

シジマ「必中の全体攻撃技か!だが威力は申し訳程度!そんな攻撃でワシのオゴリザルは…!」

ムドーまる「エアッ!」ヌッ

オゴリザル「ウキャッ!?」

シジマ「スピードスターの弾幕に紛れてただとぉっ!?」

ヒビキ「さっきの仕返しじゃ!ドリルくちばし!」

ムドーまる「エアアァァァッ!」ギュルルルゥ!

オゴリザル「ウッキャアァァッ!」ガガガガッ!

シジマ「オゴリザル!」

オゴリザル「ウ…ウキャァ…」ピクッ…ピクンッ…

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