十神「サイレントヒルだと?お前に説明する必要はないな、腐川」 (1000)





───私は救われるでしょうか


失敗した儀式が生んだ、街の異界化。
永遠に晴れない霧に包まれてしまった、田舎街。
消えた住人、現れたのは化物。

地図から名の消された街は、思い出と罪を背負ってそこにある。

張り巡らされた罠と、誘われた生徒達。

「首吊りするか俺の質問に答えろ」

止まらない殺人、そして見つからない犯人。

「世界の起源はここにあるんだ!」

霧が晴れるのは、いつになるだろうか?

「恐怖は生きてる証拠だからね」

そして、すべての謎は溶けるのか───

「俺は……ここに来た事が……あるのか?」


痛みを背負い、罪を償い、それでも彼らは生きていく。

全ての罪が形取られる街───
【サイレントヒル】。


※ダンガンロンパでサイレントヒルっぽいことをするスレです。完全にサイヒルをやるのではなく、サイヒル要素を含みます。
※サイレントヒル・ダンガンロンパ双方のシリーズのネタバレや世界観クロスを多分に含みます。とりあえずグロ注意。
※生徒が死んだり、殺されたりします。狂ったり襲いかかったりもします。
※一部設定の捏造みたいなものも含みます。
※安価・コンマ・自由記述などで進行します。
※コンマが悪くても十神のせいにしない(重要)。
※UFOエンドまであと2箇所。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423038720

◆ここまでの大雑把なあらすじ

【希望ヶ峰学園】の【修学旅行】で【サイレントヒル】を訪れた【十神白夜】。
しかし気がつくと街は異界になっており、謎の化物が辺りをウロウロしていた。
そして病院で次々に見つかる生徒の死体と、突然送られた異世界───

死んだはずの【罪木蜜柑】を異世界で退けた十神は、再会した【葉隠康比呂】、【江ノ島盾子】とともに小学校を探索する。
今回の事件は地元の【教団】の【聖母派】なる、【21の秘跡】を行おうとしている団体の仕業ではないかと思われた。
その過程、【左右田和一】を第一容疑者としたものの左右田は【ソニア・ネヴァーマインド】とともに、死んでいた。
直後またしても異世界に入ってしまう十神。【日向創】と出会い、化物を倒して脱出するが、日向はいなくなっていた。

病院で【苗木誠】らと落ち合うため移動すると、今度は病院の裏口で【詐欺師】が死んでいた。
さらに化物達の夜襲を受け疲労する仲間達。
そんな折りに江ノ島は言う。
「そろそろ、あたし死ぬと思う」

翌日、苗木と葉隠、そして【九頭龍冬彦】を加えた4名で探索に出る十神。
コンビニにたどり着いたが、そこでは学園長【霧切仁】が死んでいる。
その謎を解くため、地元の教会に向かう十神達だが、教会には様々な謎と罠が待っていた───



◆今北産業用
サトウさん
超高校級の
餅つき職人

◆だいたいの登場人物


【十神白夜】
このスレの主人公、つまりあなた方です。
選択肢次第で内部ステータスがどんどん変わっていき、描写や現れる選択肢にどんどん変化が現れます。

【澪田唯吹】【小泉真昼】【西園寺日寄子】
病院での被害者達。それぞれがひどい有様で殺されていた。澪田は幽霊で登場。小泉は【ゴースト】なる敵になった模様。

【罪木蜜柑】
アルケミラ病院奥地で発見した。すでに正気ではなくなっており、さらに十神の前に出てきた時には絶命していた模様。
死体には【4/21】と刻まれていた。

【苗木誠】
アルケミラ病院内で十神を見つけた。なぜか霧が見えない。

【九頭龍冬彦】
苗木と共に行動しているところに、病院の十神を発見した。拳銃を持っている。

【葉隠康比呂】
時折トランスしてしまう、理不尽な暴力と安価の犠牲者。UFOが絡むとさらにトランスする。

【江ノ島盾子】
サイレントヒルをひとりで探索していたところに十神達と出会う。聡明である。

【石丸清多夏】
学校2階で【大和田紋土】の死体に心臓マッサージするほどメンタルブレイクしていた。コンマ神の力で復活。

【日向創】
学校の形をした異世界で十神が出会った。刃物の扱いが苦手。現在は行方不明。

【左右田和一】
ちんこ普通。あと今回の事件の容疑者だったが、自殺していた。麻薬を吸わされていたらしき事が判明。

【トビー・アーチボルト】
学園長と連絡を取り、生徒達をサイレントヒルで受け入れようとしてた現地民。行方不明である。
ちなみに本来はSH4のキャラ名。

◆現在の十神の持ち物リスト


回復
栄養ドリンク×4
救急キット×2
アンプル×3

カウント低下
アグラオフォティス×1
メダリオン

装備
E:ライト
E:ポケットラジオ
江:サバイバルナイフ
ハンマー
葉:バトン
E:日本刀
石:サーベル
メス
アルコールのビン
硬球
ガラスびん
アルコール入りの瓶
E:ハンドガン→6発
ハンドガンの弾→28発
狩猟用ライフル→4発
ライフルの弾→6発
サブマシンガン→600発
マシンガンの弾→660発

貴重品
ロビー君の人形(血まみれ)
修学旅行のしおり
モノクマのらくがき
第一班のスケジュールリスト(苗木・大和田・朝日奈・セレス)
第二班のスケジュールリスト(葉隠・山田・舞園・腐川)
第四班のスケジュールリスト(江ノ島・石丸・桑田・戦刃)
UFOのただしいさがしかた
チャネリングストーン
携帯ゲーム機(ワンダースw略)
汚れた金属バット(桑田のもの)
電子生徒手帳(??)
ソニアの写真
教団の本
ゴシップ・ウーマン
啓示の一部(第一の啓示)
虚無のタイピン


メモ
スマイルサポート協会のチラシ
心的外傷の輪郭
アルケミラ病院の紹介記事(精神病患者も多かったらしい)
誰かの手記(術者は戻った/聖女派に遅れをとるな)
あるジャーナリストの記録(教団について)
あるジャーナリストの記録2(教団は麻薬を流行らせてた)
こころのかいぶつ
左右田の手記(1~9/?)
教団関係者の手記
後悔の言葉

◆システムについて


*戦闘などは常に選択安価のコンマ末尾にて成否判定。
4以下→失敗
5以上→成功
数値が低いほど悪く、高いほど良い。
また1はファンブル(大失敗)、0はクリティカル(大成功)である。
例外としてゾロ目が出た際も成功相当の補正がかかる。
しかし44・66はファンブル相当として扱う。

*敵側のコンマはGM>>1のレスコンマにて判定している。
敵のコンマが高そうなら回避重点、と言ったメタも時には必要。

*探索にもコンマは多少関わる。
ただし関わるのは基本【クリティカル】と【ファンブル】程度である。
クリティカルなら普通よりアイテムが多く、逆にファンブルは少なくなってしまう。


*基本的に記述を重視する。
例えば選択肢が数字で出てきた時、その数字を選ぶと同時に補記すれば、十神はしっかりと従う。
「慎重に進む」、「全力で殴りかかる」など、その補記の種類は無限である。
どう足掻いても無理そうな状況も、補記次第でどうにだってなる。

*選択肢を複数選ぶ事も出来る。
ただし、そうするとひとつひとつの動作はおろそかになる。
慎重に確実に行動をこなしたいのなら、ひとつひとつ選択肢を選ぶべきだ。

*ライトは危なくなったら消す。
敵は基本的にライトの光に集まってくる。
例外ももちろん存在するが、このサイレントヒルでは危険ならライトを消す必要があるだろう。
ただし、それは当然十神の行動を制限する事にもなる。


*近接武器は壊れる。
*投擲武器で判定に失敗すると勿体ない。
*重火器は使ったら必ずリロード。

◆他、補足事項


*1スレ
十神「サイレントヒルだと?説明しろ、苗木」
十神「サイレントヒルだと?説明しろ、苗木」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421311858/)
*2スレ
十神「サイレントヒルだと?……葉隠、お前は説明しなくていい」
十神「サイレントヒルだと?……葉隠、お前は説明しなくていい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421932118/)
*3スレ
十神「サイレントヒルだと?江ノ島、俺にも分かる言葉で説明してみろ」
十神「サイレントヒルだと?江ノ島、俺にも分かる言葉で説明してみろ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422534040/)


>>1はホラゲーは見る専です。聞かれたので答えます。
ゲームの腕前は、クロックタワー3をひとりでクリア出来ないほどにひどいです。
さらに、ゆめにっき見るだけで寝れなくなるレベルのチキンです。
……と、討鬼伝は好き。


*謎はあまり難しくなりえません。すまんの

*推測はご自由に。

*エンディング分岐は全部で3つ、想定エンディングは4+UFOの計5パターン。


*他適宜説明、追記。

よーし新スレだ。新スレ。しかし終わる気配はまだなし。すまんの。
再開は少しお待ちください。

スローペースだけど、やるか。

*前スレ964から
教会で小泉の幽霊らしきものに襲われた十神達。
逃げ込んだ懺悔室で何者かの懺悔を聞いたのだが、十神は「あなたは許されない」と答えたのだった。
その後探索を再開するため、扉を開けたのだが───小泉はいなかった。





「どこかにいないとも限らんだろう。……九頭龍、辺りを見ていろ」

九頭龍「っち、仕方ねぇな……」


警戒は怠らない、怠る事は出来ない。
いつまたあんな奴が現れるとも限らないのだから。
現在小泉は影も形もないが、果たしてどこに行ってしまったのだろうか?

……そういえばラジオが鳴らなかったな。
あの化物とは違うから鳴らないのか?

しかし鬼の居ぬ間に洗濯、と言う言葉もある。
小泉がいないならいないで好都合だ。
証拠が欲しい。

落ちているノートを拾い上げた。


*メモ
【トビーの遺書】を手に入れた。
→サイレントヒル在住の【トビー・アーチボルト】の書いた遺書のようなもの。英語で書かれている。
→「これを見ているのは【我が術者】だろうか、それとも別な人間だろうか?どちらでもいいが、恐らく私は死んでいるだろう」
→「【聖女派の失敗】から1年が経った。あの失敗で多くの人が異界に消え、生き残ったものもまた各地へ逃げた」
→「それでも私は諦めなかった。なぜなら【我が術者】は遠い異国にいる。本人は覚えていないだろう、記憶はずっと封印していた」
→「しかし、その封印も解かれた。生贄も数が揃った。やっとここまで来た……あと数日で【キボウガミネ】とやらの生徒が来る」
→「私は神さえ復活すればそれでいい。あとは上手く行くのを祈るだけだ……【霧は見えているが、嘘をつけば誰にもわからない】だろう」


トビーは死んでいるらしい。
ダリアだのトビーだの、学園長が連絡をしていた人間は全て死に絶えたのだ。
つまり、いまやここは完全なるゴーストタウンと化しているわけだ。
現地の人間に出会わないのも頷ける。




1→さらにフロアを調べる
2→ノートを拾う
3→左の部屋に入る
4→自由記述

前スレ966
>1
>ここからリロードします……

さらに慎重にフロアを調べてみる事にする。

本当に荒れ放題の教会だった。
こんなところに【神】はいないだろうな、と勝手に思う。
【聖女派の失敗】───
恐らくそれが、この建物の荒れ具合、ひいてはこの街に溢れるあらゆる異変を引き起こした正体なのだろうか?

では、【聖女派の失敗】が原因であると仮定してみる。
トビーの遺書には、「多くの人が異界に消えた」「霧は見えている」とある。
だが、俺達が到着した時は【霧は見えなかった】はずだ。
そのタイムラグはなんだ?
それとも……【最初から霧は見えていた】……?

いや、そんなはずはない。
腐川にも葉隠にも確認をしたが、霧が見え始めたと言うのは昼頃だ。
こいつらが口裏を合わせる必要はない。
ではなぜ?
【サイレントヒルの異界化に時間がかかっている】のか?
それとも【俺達がここに踏み込むのに時間がかかっただけ】なのか?

俺達が最初に見た【サイレントヒル】は、
【本物のサイレントヒルの姿だったのか?】


九頭龍「……このロウソクはなんだ?」

床に乱雑に置かれたロウソクを拾って九頭龍が言った。
太くて短い、なんとはないただのロウソクのようだが、どうしたのだろうか?
……いや、それだけではない。
なぜかはわからないがこのロウソク、教会のあちらこちらに落ちている。
思いがけず気持ちが引いてしまうほどの数だ。


葉隠「……」


なぜか葉隠が後ずさりしている。



1→ロウソクを受け取る
2→とりあえず火をつける
3→葉隠にぽいする
4→自由記述

>>15

葉隠にろうそく近づけながら>>13

つかメモの通りだと1年前にはすでに異界化してるってことだよな

>>17
*そう考えると実はトビーさんは最強なのかもしれない。

>>15
ロウソクプレイしながら葉隠に声かける



「……?」

後ずさりしている光景。
それだけならまぁ、もしかしたらあるのかもしれない。
だがここが教会で、ものがロウソクで、後ずさりしたのが葉隠だ。
そう言えば葉隠。
お前ずっと調子が悪かったようだが、【いつ安定した】?


葉隠「へ?あ、いや俺はなんも」

「どうした?」

九頭龍「ん?このロウソクか?……なんだテメェ、ロウソク苦手なのか?」

ひょい

葉隠「っ、ひ」後ずさり

「……なぜそんなに驚いている?」

葉隠「いや違、なんかそれ見てから調子悪ぃんだって」

「なに?」

葉隠「なんつーか背中に悪寒が……」

九頭龍「バカは風邪引かねえんじゃねぇのか?」

葉隠「バカって言った方がバカだ!」

「うるさいだまれ。」

苗木「……ねぇ、それ火をつけてみない?」

葉隠「いやいややめようぜみんな、そういうあぶねー事は……」

「それに火をつけるにしても、マッチやライターがないぞ」

九頭龍「それなら問題ねぇ。携帯燃料に火ぃつける用のマッチがあるぜ」

苗木「さすがです、先輩」

葉隠「ええー……なんかすごく嫌な予感がすんだよなぁ、俺……?」

「……」



1→ロウソクプレイ実行
2→アグラオフォティスをぶっかける
3→みんなで話す(話題併記
4→自由記述

>>23

葉隠を押さえ込んで1

うえ

>>21が人気



「……そうか。じゃあその嫌な予感を的中させてやろう。九頭龍、準備しておけ」

九頭龍「ちっ、仕方ねーな」

葉隠「あのいやえーと」

葉隠が逃げようとし始めたので、とりあえず拘束する。
一度捕まえたあとで、自分の位置を入れ替えて後ろから羽交い締めにしたのだ。
これでもう逃げられまい。
どうせ力も弱い葉隠である、全力でぶつかったところで負ける気がしない。

葉隠「待って!ちょ、待ってくれって!」

「待つわけないだろうが、アホが」

九頭龍「やるか」

「早めに終わらせてやろう」

葉隠「だから!や!め!て!よ!」

「やめない。諦めるんだな」

ぞわ、と胸騒ぎがする。
世界の温度が数度下がった気がした。

しゅぼっ

葉隠「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」


足元にそのロウソクを置かれた瞬間に、葉隠がびくん、と痙攣する。
体の中のなにかが拒否反応を示しているような動きだ。
最後に絶叫したかと思うと、そのまま力なくうなだれてしまった。

やがてものの数秒でロウソクは溶けた。


葉隠「」


「……なんだったんだ?」

まさかとは思うが、葉隠の異変……侵食のようなものは終わっていなかったのか?
そう言えばなんだか頭が良さそうな事をたくさん喋っていたような……。

九頭龍「オレが聞きてーよ。今のはなんだ?」



1→叩きおこす
2→ロウソクを調べる
3→フロアを調べる
4→自由記述

>>29

1

葉隠くんはみんなのアイドルだからねしょうがないね

>>29
*サイドMって言うのもあるらしいからね、ちかたないね。



べちんっ

成人男性の体というのは重い。
気を失って凭れかかられては、さすがに支えるのでやっとだった。
いらっとしたので床に寝かせて、それから頬を叩く。
これは完全に気絶しているな……。

苗木「……どうしちゃったのかな……」

「さぁな。ここで会った最初の頃から様子がおかしかっただろう?」

九頭龍「あー、ヤク中なんじゃねぇかって話だな」

「葉隠の異変は恐らく薬物ではない、……何かに憑依、あるいは侵食されているせいで起きているらしい」

魔除けのメダルで動きを止められたり、【アグラオフォティス】なる魔を払う薬草の水で意識を取り戻したのがその証拠だ。
信じられはしないが、ゴーストに襲われた今ではそれも現実味を帯びる。

九頭龍「んじゃ、今ロウソク嫌がってたのは」

「憑依していたもの、だろうな。今まで表に出て来なかったのは、きっと内面の深くまで侵食していたからだろう」

苗木「……これで元に戻ってるといいけど……」


その数瞬後だった。


葉隠「っはぁぁっ!?」がばぁ

苗木「あ、目……醒めた?」

葉隠「あれ、なんかぼんやり……あん?ここぁ……あー、教会?あれ?いつ来たっけ……」

九頭龍「……」

「……」

葉隠「いや、んー……手帳バラバラにしようとして……いつのまにか寝てて……うん、そこまで覚えてっけどそっからがぼんやりしてんな……」

「………」


今気付かなかったら後ろから刺されるところだったのか……。
よし葉隠、お前は絶対に俺の手で葬ってやる。
日本に帰ってからな。




1→みんなで話す(話題併記
2→ロウソクを調べる
3→フロアを調べる
4→自由記述

>>34

2

>>34



落ちているロウソクの一つを拾い上げた。

こう見るとなんの変哲も無いロウソクに見える。
もちろんこのままでは使えない。
火をつけて初めてその効果を発揮するのだ。
これは───【ホーリーキャンドル】とでも名付けておこう。
ふふ、俺らしいいいネーミングだとは思わないか、愚民?

外見は本当にただのロウソクだ。
ただしとても太くて、そして短い。
あっという間に溶けきってしまうようだ。
葉隠に効いた事を鑑みれば、恐らくは【邪なるものを退けるために使う】とか、そんなところだろう。
小泉にも試せれば良かったが……今はどこにもいないのでわからない。

いつか使うところが来るだろうから、いくつか使えそうなものを持って行こう。


*回復アイテム
【ホーリーキャンドル】を5本手に入れた。
→聖なるロウソク。火を灯して置くと、侵食されたものや怪奇を退ける事が出来る。
→本家SH4でよく自宅に置かなきゃいけなくなるアイテム。にゃー


葉隠「………んー、でも体がなんかすっきりした!」

「なんだと?」

葉隠「なんか今までが嘘みたいに体が楽だべ!人間やめちまったんかな」

苗木「むしろ今までが人間やめてたよ」

葉隠「」!!?




1→フロアを調べる
2→左の扉を調べる
3→協会のステージを調べる
4→みんなで話す
5→自由記述

>>40


40分くらい休憩じゃぞ。お風呂じゃぞ

1

40分と言ったな、すまんありゃ嘘だ。

教会がラストだと思っていた皆様へ。
ごめんなさい、もうちょっとだけ続くんじゃ。
少なくとも2箇所行って欲しい場所があるので、もう1Chapterくらいあるんじゃ。

あとキリン様オススメ戴いて有難うございます。RoRの時はお世話になりました。SH4も下手したら見たかもしれない。今度見ます

>>40



フロアをさらに、調べる。
もっと何か証拠や、これからの推理に役立つものがあればいいんだが……。


九頭龍「テメェ、もう大丈夫か?」

葉隠「あ?あー……うん、今のところは」

九頭龍「………テメェを小泉にぶつけりゃよかったか」

「末恐ろしい事を考えるな」

苗木「それにしても小泉先輩……の幽霊、どこに行ったんだろうね」

「さぁな。いないもんはいないわざわざこちらから危険に足を踏み入れる必要もないだろう」


証拠らしい証拠はここにはないようだ。
遺言や遺書、あるいは今までに起きた事を象徴するようなものも全くない……。
さらには、使えそうなアイテムすらも、ここにはもうないのだった。

「ステージの方にもないのか?」

九頭龍「全く使えそうなもんはねぇな」

苗木「………やっぱりあっちの扉に行かなきゃダメかな」

「あと調べていないのはそちらだけだからな」

葉隠「……行くんか?」

まだ開けていないもうひとつの扉を見つめて、全員で押し黙る。
行ってどうなるかは分からないが……しかし、行くなら行くしかあるまい。



1→いざ左の扉へ
2→みんなで話す
3→少し休憩
4→それでも小泉を探してみる(コンマ低いと大変な目にあう
5→自由記述

>>52

あえて4
倒すつもりで

>>52
やだ……クリティカル……


ひとつ気にかかる事がある。

【小泉がもしも壁をすり抜けられるなら、待ち伏せしていてもおかしくはない】。

そうならば、十二分に警戒しなければならなくなる。
後の憂いは出来るだけ無くしたい。


「少し……考えたが、小泉を探すのはありかもしれんな」

苗木「え?」

「先程の話は、幽霊のくせに壁をすり抜けられない事を前提としていた。それはあまり考えられない」

葉隠「まぁ確かに、幽霊っつーのは固体じゃねーからなぁ。すり抜けたっておかしくはねぇべ」

九頭龍「テメェ信じてんのか信じてねぇのかどっちなんだよ!?」

「それはさておきだ、今ロウソクで小泉を倒せるなら倒してしまいたいだろう?」

九頭龍「……確かめてみるってわけか?このロウソクの力」

苗木「そうだね。もしかしたら、ここに落ちてるロウソクの中にゴーストに効かないものがあるかもしれないし……」

葉隠「うーん、幽霊ってのはその構成物質もよく分かってねーしなぁ……あの体って結局プラズマなんかなぁ……」

「……何がだ?」

葉隠「理科の時間だべ!」キリッ

九頭龍「ちょっと探してみっか……」




クリティカル特典、このあと起きること

1→左右田の手記(後悔)の発見
2→葉隠にオーバーソウルする小泉さん
3→監視者登場
4→モノクマが書かれた謎の紙現る

>>59

>>59
*逆にすげーよ。



あたりを見回す。
しかしこのフロアのどこを見たって小泉らしきものはどこにもいない。
振り返っても見下ろしても、座席の裏まで確認してもだ。
いや、もしかしたら───とって、天井の一番高いところまで見上げた。


「頭上───」


見上げた瞬間、そこに大きな影があるのに気付いた。
気付いてしまった。
そいつが急降下しながら俺に襲いかかろうとしている。
ああそうか、もう肉体がないのだから重力にも縛られていないのか。

なぜそんな事に気付かなかったのだろうか───


パァンッ!


小泉『ギャ……』


??「はぁ、お兄ちゃん達詰めが甘い」

「………誰だ」

パァンッ、パァンッ



突然、聞いた事のない声が教会に響いた。
続けて発砲音。
それが頭上から降っていた小泉の亡霊を撃ち落とす。
小泉は力なく倒れ、俺から離れてぐったりとして座り込んだ。
今すぐ襲われる心配はなさそうだ。
……だが、それをやってのけた人間の姿がどこにも見当たらない。
俺達は困惑して辺りを見回した。


??「ほら、急いでそっちの部屋に入って?小泉さんの幽霊は、ノーマル技も効くんだ」

声が指示する。

苗木「あの、あなたは……」

??「その話もこれからするよ。本番するのに前戯をしない男はいないでしょ?」





ばたんっ


九頭龍「……危なかったな、十神」

「ああ……」

??「全く、ゴーストを探そうだなんておかしな事を考えるんだね……自分の陰毛の数を数えるのと同じくらい無謀だよ?」

葉隠「なんだそのたとえ!?」


今俺達は、左の扉……つまり、今まで探索していない方の扉の部屋に入っている。
部屋の様子を確認したいところだが、それより先にはっきりさせたい事がありすぎる。
まず、声の主が見つからない。
もしかしてこいつも幽霊なのか?


九頭龍「………つーかテメェ、もしかしてずっと着けてたな?」

「何?」

苗木「あの、誰なんですか?と言うかどこなんですか?何にも見えないんですけど」

??「あはは、見えないって意味じゃゴーストよりもタチが悪いかもね。こんなに薄いのはサガミオリジナルと僕の影だけかもよ?」
(注:サガミオリジナルのコンドームは0.01ミリらしいです。ただしオカモトも出してるとか出してないとか)


ふ、と。

何もなかったはずの空間に、ちょこんと小さな人影が現れた。
まるで初めからずっとそこにいたような顔をして、そいつが顔を上げる。


??「はじめましてでもないよ、お兄ちゃん。僕は【神代優兎】」

「………神代?」

神代「うん、知らないかな?【超高校級の諜報員】……多分、十神財閥に協力した事もあるんだけど」

あまり記憶にない名前だった。
恐らく、それがこいつの才能に由来するものなのだろうと思い当たるのにそう時間はかからない。

神代「それよりね、お兄ちゃん達。今朝から着けてたけど……割とハードな事になってるね?」

葉隠「え?今朝からって……」

神代「うん、まぁ今まであちこち行ってたんだけどさ、たまたまみんなを見かけたから着けてきたんだよー」



1→神代とお話(話題併記
2→部屋を見回す
3→自由記述

>>73

なんだゼロのキャラかスッキリしたは

ごめん安価は1 今までの経緯

>>75
*【カミシロ ユウト】。小説【ダンガンロンパ/ゼロ】のキャラ。下ネタ大好き。



「あちこち行ってた、だと?」

神代「うん、まぁね。この街は【朝一の精液くらい霧が濃くて】ひどいから……」

葉隠「だからその例えは」

苗木「うん……い、いいんじゃないかな?」

神代「ほら、僕ってすごく存在が薄くてあんまり人に見つからないんだ。どうやらこの街のモンスター達にも見つかりにくいらしくって、」

神代「危ないやつに追いかけられたりせずにずっと今まで観光出来てたってわけだよ」

「で、どこをどう見てたんだ?」

神代「2日くらいかけて、街の全容を大体見てきたかな。どこにどんな建物があるかとか、そんな感じのをね」

神代「中に入って確かめたりはほとんど出来なかった。存在感が希薄って言っても、さすがに廊下でモンスターと対峙したら見つかっちゃうし」

苗木「じゃあ、この街で起きてる事件の犯人は知らないですよね……」

神代「うん、分からない。お兄ちゃん達の会話からなんとなく色々察してみたけど、まさか殺人が起きてるなんて……」

「……事件が起きている事自体も知らなかったのか?」

神代「そうだね……到着して最初の朝、【日向お兄ちゃんと狛枝お兄ちゃんがいなくなってた】のを知ってから、」

神代「学園長依頼で、僕と【斑井一式】で探す事にしたんだけど……その間に霧が出て来ちゃったんだ。我慢汁のごとく」

神代「それからは大変だったよ……なにがどうなってるのか分からない、通信機器も全て使えない、地図もあったけど無くしちゃうし」

「それで今に至るまで放浪していて、途方に暮れているところに俺達に出会った、と」

神代「そうそう、モンスターに見つからないから平穏無事には過ごせたけど。あ、あとタイピン持ってきたのは僕だよ」

「………そうか」

九頭龍「テメェ、銃の扱いなんか出来たのか」

神代「ま、諜報員ですから……君達がコンビニ寄ったついでで見つけたの!それまでは武器らしい武器持ってなかったし」


……よくわからんが味方らしい。
ただし情報が全くなく使えない。
どうやら霧にかなり嫌われたらしく、街の探索もかなり困難を極めたのだろう。
そうでなければ、2日もかかるはずがない。




1→部屋を調べる
2→みんなで話す(話題併記
3→自由記述

>>79

1

>>79



神代「なんでゴーストに物理が効くか知ってるかって言うと……なぜか小泉さんのゴーストに見つかったからなんだよね」

苗木「それと、物理の話が繋がらないんですけど……」

神代「ん?それで小泉さんに捕まりかけたからものを投げたら当たったのさ」

自分の経験から、それを学んだようだ。
ふふんと、鼻高々に神代は話した。

神代「拳銃が一番簡単だと思う。近寄らずに倒せる……でも、多分完全には倒せないよ」


そんな事を話しながら部屋を見回してみた。
なんとはない、質素な部屋だった。一体ここが何に使われていた部屋なのかは分からない。
入口からまっすぐ正面には、びっしりと壁を覆うように大量の本棚がある。
その中にはこれまた大量の本が収められており、どれもが教団で使っていた教典や聖書のようなものらしい。
中には、以前見た魔法陣のマークが背表紙に書かれているものもある。

左の壁に窓があるが、今では霧のせいでほとんど機能性はない。

右の壁は、カレンダーのほか、英文であれこれ書かれたポスターが何枚か貼られていた。
なんと書いてあるかは少し時間がほしい。解読に時間がかかりそうだ。
そして、扉の左側に小さな机と椅子がある。
恐らくそこで本を読んでいたのではないだろうか?



1→本棚を調べる
2→机を調べる
3→窓を調べる
4→自由記述

>>83

>>83


本棚を調べてみる。

当たり前だが、全部英語で書かれた本だ。
葉隠が見た事もないような絶望の顔で本棚の並びを見つめている……。
かと言って、九頭龍や苗木も読むのは困難だ。
俺ですら、和訳となれば時間がかかる。

神代「僕が読もうか?」

「英語は得意なのか?」

神代「諜報員が英語出来なくて務まると思ってんの?」

苗木「じゃあ……」

神代「って言ってもちょっと人より読めるって程度だけどね」


ここになにかのヒントになるような本はないだろうか……?


神代「………ん?」

ぱさりと本棚から何かが落ちてきた。


*メモ
【部屋のからくり】を手に入れた。
→英文。神代訳でどうぞ。



この部屋には、からくりが仕掛けられているよ。
からくりを作動させれば、この教会の地下に行けるらしいね。
作動のさせ方なんだけど、
本棚の奥にキーボードがある。そこに対応した単語を入れれば多分、開くんじゃない?




神代「で、その対応したワードにたどり着くためのヒントなんだけどさ……」

「どうした?」

神代「うん、何回読んでもこう書いてある」


【貝殻と密室と釣鐘の共通点】


苗木「………?」




1→謎解きする
2→ヒント
3→みんなと話す
4→自由記述

>>88

机を調べる

>>88



「そっちは一度お前達に任せる。俺はこっちを調べるぞ」

言いながら、手を伸ばしたのは部屋に置かれた机だ。
なんの変哲も無い、木製の机のようだった。
椅子も同じく木製で、こちらもなんの変哲もない四脚の椅子である。

机に何かないだろうか………。

引き出しがふたつ付いている。
そしてうちの片方には、手紙のようなものが入っている。
だが文面はぐしゃぐしゃにされており全く読めない。
その下から、名簿のようなものが出てきた。





教団関係者リスト

【聖女派】
司祭 ダリア・ギレスピー(バツで名前を消されている)
聖女 アレッサ・ギレスピー(バツで名前を消されている)

【聖母派】
司祭 トビー・アーチボルト
術者 (名前が塗りつぶされており読めない)

【ヴァルティエル派】
司祭 ジミー・ストーン(やはり名前にバツが付いている)

ジミーはどちらにもいい顔をする奴だ
聖女と聖母、二つの派閥を仲介するとか言ってるが
コウモリのような存在、どちらでもない
我らが神より、いち天使たるヴァルティエルを崇拝する愚かなやつ
俺はジミーみたいなのは嫌いだ、儀式に巻き込まれてせいせいした





これは……?
ジミー・ストーン?【ヴァルティエル派】?
新しい単語が出てきてしまった。
一体なんなんだ、それは……?




1→謎解き
2→ひんと
3→みんなと話す
4→自由記述

>>94

>>90

>>94



「ヴァルティエル派……?」

九頭龍「あ?なんだと?」


【聖母派】と【聖女派】は分かる。
度々話題にも上がったし、それらしいワードは何度も出てきていた。
教団の二大派閥で、ソリが合わず、お互い違ったアプローチで神の再臨を目指していると言うところまで分かっている。

だが、この【ヴァルティエル派】と言うのは今初めて出てきた単語だ。

コウモリのような存在、か。
恐らく【寓話】になぞらえて言っているのは分かる。
【アイソーポスの寓話】……日本では、その名を英語読みで【イソップ寓話】として知られるものだ。
そのひとつ、【卑怯なコウモリ】の事だろう。

獣と鳥の一族で争いが起きた時、コウモリは
獣側には「私は爪と牙があるので獣です」と言い、鳥側には「私はこうして飛べるので鳥です」と言った。
局面の中で何度も裏切りを繰り返したコウモリは、鳥と獣の争いが終わるとどちらの仲間にも入れられなかった。
そうして最後には洞窟に引きこもるようになったと言われている、と言う話。
絶対絶望少女でも軽くだが、そんなセリフが出てくるシーンがあるか。覚えておいて損のない話だぞ。

……それはいい。
問題はこの【ヴァルティエル派】が何をしていたかだ。


九頭龍「な事より十神、こっちは分かったのか?」

「ああ、それなら……」

ぽちぽち

苗木「………そうか!全部英語に直せばよかったんだ!」

葉隠「って、神代っちが読んでんの英語じゃねーのか?」

神代「と思うじゃん?これギリシャ語で書かれてたよ」


そんな言葉を無視しながら入力。
全ての単語に共通するのは───【ell】


………ゴゴゴ………


部屋の床の一部がゆっくりと沈んでいく……




1→見守る
2→中を見る
3→みんなと話す
4→自由記述

>>98

安価きてないけど今日はここまでじゃよ
また明日

1

だべべ。

おめでとう、山田生存おめでとう。
だがひとつ言っておくぞ。
【私はギャグ枠を生かすと言った覚えはないからな】。

>>98


ごごご………


大音を立てながら、窓に近い部分の床がゆっくり沈んだ。
部屋の中に突然、ぽっかりと大穴が開いてしまったような状態になる。
そしてその中にはどうやら段差があるらしい。
下の方まで続いている事から、隠し階段が現れるからくりだったようだと思われた。

苗木「うわ、っ……か、階段!」

葉隠「めっちゃめちゃ怪しいなーおい」

九頭龍「………」

「だが、中に入るしかあるまい?」

九頭龍「………ああ、だろうな」

葉隠「げ、マジで言ってんのかいな」

神代「お兄ちゃん達は既に立ち止まる事は出来ない場所にいる、んだね」

「そう言う事だ。もはや選択の余地はない」


なんと言うか、異様な光景ではある。
突然部屋の床にぽかりと穴が開いて、中には階段だなんて。
普通に考えるとほぼありえない光景である事は間違いないだろう。

ここまですると言う事は、絶対に教団は中に何かを隠している。

万全な準備をしてから中に入りたい───
ここから先何が起きるか分からないのだから。




1→突入
2→アイテム確認
3→全員で話す
4→自由記述

>>106

3

>>106


「ここからは、」

さらに声を低くして言う。

「化物以外にも敵が出るかもしれない」

苗木「それって……」

「教団の亡霊がいるかもしれん、と言う事だ」

神代「まぁ、こんな風に隠し階段作るくらいだしさ。ベッド下のエロ本みたいに、見つかったら困るものを隠してる事は間違いないよね」

「比喩はともかく、そう言う事だ。下手したらトビーなる男が待ち構えている可能性もある」

自分では死んでいるだろう、とトビーは書いた。
だが、死んでおらずここで待ち伏せしているとも考えられる。
教団が見つかったらまずいものを置いている場所に、なんの仕掛けもないはずがないじゃないか。

葉隠「そんなあぶねーとこに行くんか、俺達……こえーべ……」

「行かなくてもいいんだぞ?それだと、今まで通り謎が解けずに人が死ぬだけだ」

苗木「………それはダメだよ」

九頭龍「じゃあ行くしかねぇな」

「ああ、ここに全ての謎を解く鍵があるはずだ」

葉隠「はぁー……気が重てーな……」

「それに葉隠、お前のためにもなるかもしれんぞ?」

葉隠「んあ?どう言う事だべ?」

「お前に憑いている得体の知れん何かの正体が分かるかもしれない、と言っている」

九頭龍「なるほど?いよいよ真犯人に近づけるっつう事だな」

神代「それにしても殺人か……誰がそんな計画立てたんだろう、ひとりじゃ無理だよね?」

「協力者がいるのは間違いない。そしてそのひとりは───」


あそこまで証拠が揃っているんだから間違いないだろう。
ひとりは確実にあの男だ。




1→階段を降りる
2→アイテム確認
3→自由記述

>>109

1

>>109


「………まあいい、恐らくここではっきりとするだろう」

息を吐いて、それから警戒を再び高めた。
全員の顔を見て気を引き締める。
そうだ。俺はこいつらを無事に返さなければならないんだ。
平穏な日常へ。

「全員、準備は出来てるな?行くぞ、謎を解きに、な」


一見して降りられるのかどうかも分からない、とても狭くて小さな階段だった。
しかしいざ降り始めるとそんなに小さいわけでもなく、ひとひとりは普通に入る事が出来るサイズになっている。
つまり、杞憂だったわけだ。
階段の段差はいささか急であるが、全体にそれほどの高さがあるわけではない。
しかし一体どこまで続いているのだろうか?
手すりもない、簡素な石の階段が闇の中に飲まれている。

それでも意を決して、俺達は降下を開始する。
降り始めてすぐ、とっぷりと真っ暗な空間がそこにあった。
どうやら部屋に電気が点灯していない。


思わず胸元のライトを点灯する。
……底の方に石造りの床が見えた。
なるほど、地下らしい。
ジメジメとしていて、空気が淀んでいるようだ……。
さらにところどころ土のようなものが床からはみ出ていて、地下である事がまざまざと見せつけられている。

神代「………多分、地下全体のライトはこの部屋にあるはず。付けるね」

「サイレントヒルに電気なんて通っていたのか」

神代「場所によるみたい。ほら、モーテルでも電気は使えたでしょ?」

暗闇で一層姿の見えない神代がそう言って俺達を追い抜き(階段なので危ないのだが)、一足先に床に足をついた。
そのまま部屋の壁へと走って行って───


どてんっ


神代「ありゃ、何かに足が───」


暗闇から神代の声が消えた。
思わず、身が硬くなる。




1→ライトを照らす
2→声をかける
3→自由記述

>>112

1

>>112


神代「───……」

暗闇の中、神代が言葉を失っている。

葉隠「お、おい……なぁ、まさか」

「そのまさか……らしいな」

苗木「そん、な……」

九頭龍「だがよ、ここは密室だぞ?」

「もしかすると、俺達のようにこの謎を解こうとしていた奴がいたのかもしれないだろう?」


床にライトを当てる。
小さい光源だが、それでも照らし出した目の前のそれは現実だと言わざるをえない。
まさかお前がここで、殺されるとは思わなかった。



「……ほうら、聡明なやつは死ぬ」






───暗闇に浮かんだその死体は、【霧切響子】だった。




続けて、ぱちん、と言う音がして部屋に明かりが灯る。
今にも消えそうな豆電球が、霧切の見開いた目に輝きを取り戻させたように見えた。
だが、死んでいる。
どうしようもなく死んでいる。
腹に血まみれの日本刀を刺されて、全身から血を流して死んでいる……。


「なぜお前なんだ……なぜお前だったんだ……」




1→死体を調べる
2→部屋を調べる
3→誰かに声をかける(話題併記
4→自由記述

>>116

1

>>116


苗木「………霧切さんッ!?」

血相を変える苗木と、慄くほかふたり。
そして神代も少し引いている。
無理もない。

ここで死んでいる、と言う事は───この街の謎に一番近付けていたのだろうと思いたい。

階段を急いで降り切って、霧切の傍へとしゃがみ込んだ。
彼女は仰向けに寝転がった体勢でそこにいた。
全身から血を流している。……鋭い刺し傷が原因のようだ。複数箇所に渡って残っており、それは日本刀の刺し傷ではないかと推測出来る。
壁にも床にも、血が散乱していた。
もしかすると、死ぬ間際まで抵抗をしていたのかもしれない。

───私はただでは殺せないわよ。

そんなセリフがよく似合うやつだったのに。
【超高校級の探偵】も、こうなってしまっては形無しだ。

霧切の衣服はところどころ割かれてボロボロになっており、
かつての事件の傷跡から隠していた両手も、手袋が外されて露出している。
その左の手の甲に傷がある。
明確に、刃物でつけられた傷だ。

【14/21】とある。

……ポケットらしきところが膨らんでいる。何か持っているのだろうか?




1→死体をさらに調べる
2→ポケットを調べる
3→部屋を調べる
4→自由記述

>>119

2

>>119


霧切のポケットに手を入れる事にする。
なにやら膨らんでいる。
何が入っているのだろうか。


……ごそごそ


苗木「ど、どうしたの?十神クン」

「霧切のポケットに何かが入っていてな」

苗木「なんだろう……霧切さんの事だから、事件解決の糸口になるようなもの……だと思うけど……」


心なしか苗木に元気がない。
さすがに、死ぬとは思っていなかったのだ。
霧切が、あの……霧切響子が。
それは俺だって同じ気持ちだ。
だが、彼女も儀式に選ばれてしまった人間なのだ。

さて、霧切のポケットからは小さな手帳が出てきた。
それはところどころが破損して、一部は霧切の血で汚れている。
けれど、読めないわけではない。
慎重に、その手帳の文字を見る。


*メモ
【霧切の手帳】を手に入れた。
→サイレントヒルでの事件、および儀式について調べていた霧切響子の手帳らしい。
→「霧はなんのために現れるのか?……現界と異界をつなぐためのファクター?魔法陣は誰が書いた?」
→「【21の秘跡】のひとつ、【憂鬱】───私はそれに選ばれていると確信している。となると14番目。謎を解く事は出来ない」
→「だから書き残す。私が調べ抜いた事を、この手帳に。願わくばこの手帳が犯人に見つかりませんように」


手帳には、【21の秘跡について】、【サイレントヒルについて】、【被害者について】などが書かれている。




1→手帳を見る(何について見るか併記
2→部屋を調べる
3→死体を調べる
4→みんなで話す(話題併記
5→自由記述

>>122

1秘跡について

>>122
>>121


手帳を一気にめくる。
必要な情報があれば、いいのだが。




【21の秘跡について】

21とは必要な贄の数、つまりそれだけの殺人が行われる

希望ヶ峰学園の【書庫】にも、この秘跡について書かれた本が鍵のかかった棚に置かれていたらしい(未確認。オカルトなんて興味がなかったから)
→鍵があれば読む事は出来たはず。ただし原典なので全文英語

21の秘跡には手順がある。それが本に書かれている。
そして11番目以降には、【数字の他に贖罪らしき名前が付けられている】。

10の心臓を捧げ解放の儀に備えよ→第二の啓示に解放の事が書かれているはずだが、どれも塗りつぶされている
解放とは?
何から何を解放する?
術者をこの世界の理から解放する───と考えた方がいいかもしれない



(次のページから、啓示が書かれている。第一、第二は今まで読んだ通りだ……第二は霧切にも完全解読が出来なかった)

【第三の啓示】

曰く、
汝罪からの誘惑により大いなる起源に立ち戻り、
汝知恵無き悪魔の監視の下、
汝混沌の時を巡るべく、
汝4つの贖罪を並べよ。
さすれば回帰への路は開かれん。


【第四の啓示】

主曰く、
母なる体となる者、
最後の知恵を受け継ぐ者、
その肉から解き放たれん。
さすれば21の秘跡により、
あまた国より聖なる母現われ、罪の国は救われん。



「啓示は全部で4つ、そして被害者は合わせて21名……」

贖罪らしき名前、と言うのは分からないが……

───啓示に則って事件が起きているなら、この贖罪に従った人物が……殺される。これからも……。




1→手帳を見る(どのページ見るか
2→部屋を調べる
3→死体を調べる
4→みんなで話す(話題併記
5→自由記述

>>125

1 被害者について

>>125


そういえば俺はここに来て一度も霧切には会っていない。
だが被害者についての記載があるようだ。
俺より先に調べたと言う事だろうか?
疑問が残るが、捲ってみる他ない。
するとそこには、寸分の違いもなく今までの被害者が並べてある。
……なるほど、俺よりも早いのだ。
もしかしたら霧の中ですれ違ったのかもしれない。



【被害者について】

21の秘跡での被害者達をまとめた。これが何かの参考になれば。

1:不明(どこにもいない)
2:小泉真昼(刺殺。その凶器は?→不明)
3:澪田唯吹(鉄パイプで刺されている。鉄パイプに傷が複数ある)
4:罪木蜜柑(抵抗の跡がないが死因は?)
5:西園寺日寄子(絞殺。手で首を絞められている)
6:セレス(斬殺。体が見つからない)
7:花村輝々(同じく斬殺。凶器はセレスさんと同じ?首が見つからない)
8:不二咲千尋(圧殺。なぜ学校内でひとりだけ死因が違う?)
9:大和田紋土(こちらも斬殺……バラバラ、猟奇的)
  (……声をかけたが石丸君が異常反応、その場から動かないので諦める)
10:左右田和一(明確な傷が胸以外なし)
11:ソニア・ネヴァーマインド(刺殺。凶器は日本刀。数字は体ではなく床に書かれていた)
12:詐欺師(本名不詳、仮名【七城工兵】。死因は刺殺?日本刀の傷に似ている?)
13:霧切仁(刺殺。やはり刺し傷は似ている)
14:数え間違いでなければ、ここで私が殺されるはず。凶器はやはり日本刀なのかもしれない



15番目以降について
私が死んでからもきっと犯行は続く。
でも誰が死んでしまうのか、私にはわからない。

15番…絶望。この単語が表すのはたった一人しかいない
16番…誘惑。しかし誘惑する側なのか?誘惑されやすい側なのか?が不明。
17番…起源。サイレントヒルの歴史に触れた者?
18番…監視。知恵なき悪魔とは?→何かの比喩だけど情報が足りない
19番…混沌。
20番…母体。
21番…知恵。絶望から知恵を受け継ぐ者。この事件を解決出来るのはあなただけ



「………」



1→手帳を見る(どのページ見るか
2→部屋を調べる
3→死体を調べる
4→みんなで話す(話題併記
5→自由記述

>>130

次は残姉やな(適当)
安価1 サイレントヒルについて


葉隠は18かな

>>130
>>129
*えっ?母体……男にしていいんすか……?




ついでなので、使えるかどうかはわからないがもう一つのページも見る事にした。



【サイレントヒルについて】

岬からの景色が良く、自然に富んだ街として観光がよくなされる。
自然とは真逆の【遊園地】もあるらしい。ロビー君(霧切が描いた?ロビー君のイラスト)
この地域でも最大規模とされる【トルーカ湖】を有し、遊覧船が大人気
しかしかつて【リトル・バロネス号】と言う遊覧船が行ったきり二度と戻って来ない事件が発生した事がある(1918年)

UFO目撃例多数あり

昔は観光客に【PTVと言う麻薬を流行らせていた】
なんのため?

【教団】
サイレントヒルに古くから残っている宗教団体。もともとは現地民のあがめていた宗教に、キリスト教徒の教えが混ざっている
多数いる神を統一している【主神】がいて、それを基本的に【神】と呼ぶらしい
神の復活、再臨が目的

◯聖女派→聖女、胎内で神を宿して産ませる
◯聖母派→術者に秘術を行わせ神を降ろす
◯ヴァルティエル派→両方に便宜を図る存在。資料が少ないが、聖女を選んだのも術者を選んだのも彼ら

神がどんなものかは不明

街の霧は?
聖女派の失敗のせい?

最初に霧が見えなかったのは?
むしろ【霧そのものが、霧のない街を見せていた可能性は】?
幻覚作用あり
桑田君がどこかに行ったのは霧のせい?
不二咲君はいつからいないのか?→時系列不明、なぜ小学校にいた?大和田君・石丸君とともに行動?




他にもいろいろ書かれている。
どこまで使える情報なのか分からないが、今まで知っていた事とこれまでに分からなかった事と、両方が存在している。
【ヴァルティエル派】なるものがなんなのかも分かった。




1→手帳を見る(どのページ見るか
2→部屋を調べる
3→死体を調べる
4→みんなで話す(話題併記
5→自由記述

>>147

3

>>147


改めて霧切の姿を見る。
その顔は───驚愕より、困惑に近い。
真相に誰よりも近づいていたはずだ。
だからこそ、相手が何者だったのか分かっていたはずなのだ。
その霧切が、困惑しながら殺されたのか?

………解せない。
こいつではどうしようもない事情があって、そのせいで?
なんの対処も出来なかったのか?相手に対して?

霧切の目は見開かれたまま、地下がそれほど乾燥していないからか眼球の乾きもかなり遅いようだ。

しかし、刺し傷がかなり多い。
そして何より心臓もえぐられていない。
11番目以降は何かが違うのだろうか。


葉隠「………霧切っち、オメー」

苗木「なんで……どうしてみんなこんな目に遭わないといけないんだ……!」

九頭龍「………」

神代「本当に……殺人が……」


四者四様のリアクション。
当然ながらこの中に犯人はいないだろう。
ずっと一緒に行動を共にしていたし、神代が仮に犯人だとしても、それなら街の事を知らなさすぎる。
だが、神代はなぜタイピンを持ってきてのだろう?不可解だ。
……もしかして、俺を着けるより前に江ノ島の後ろにいたのか?


苗木「………ねぇ、みんな。霧切さんのそば……何か落ちてる」

不意に苗木がそう言って、床に落ちている何かを拾い上げた。
これは………


*貴重品アイテム
【暗黒の万年筆】を手に入れた。
→学園長、霧切仁の万年筆。先端は鋭い。

【憂鬱の万年筆】を手に入れた。
→霧切仁から、娘の響子に送られた万年筆。色違いである。


「万年筆、か。持っておこう」

あとから何かに使うかもしれないな。

苗木「霧切さん……」



1→手帳を見る(どのページ見るか
2→部屋を調べる
3→みんなで話す(話題併記
4→自由記述
>>150

2

>>150


そこまでやってようやく部屋の様子に気がついた。

俺が立っている場所、それは部屋の真ん中。
背中側に、背後に………大きな【魔法陣】がある。
まだ乾ききっていないように見え、それはよく見なくても、血液で書かれているのが分かった。
これは、霧切の、血だ。

部屋に特段変わったところは、それ以外はない。
神代がいじった(身長がかなり小さいので、ジャンプでもしたのだろうか)壁のスイッチくらいしか、他に壁にはない。
石造りの監獄のような部屋だった。
なんの飾りもない、本当にただの部屋だった。
何のために作られたのか、疑問に思うほどだ……。
そもそも、ここに階段を作るなら、ライトのスイッチをもっと上に作ればいいのだが、なぜそれをしない?


………そして、目の前に、木製のドアが取り付けられている。


苗木「この教会は……一体なんのための……」

その質問に答えられるような答えを、持っていない。
この十神白夜をもってしても分からない。



1→ドアを開ける
2→全員で話す(話題併記
3→自由記述

>>154

霧切が困惑する人間について

>>154


しばしの静寂。
この状況に正気でいるのはとても難しい事だ。

「ひとつ気になるのは」

俺は口火を切る。

「霧切の表情だ。何か……驚く、と言うより戸惑っているように見える」

「つまり犯人は、霧切が見て戸惑いを覚えるような相手なのではないかと思うんだが」

苗木「でも、霧切さんが戸惑うような事なんてなかなかないよ?【考えてもみなかったような事】でも起きない限りは……」

九頭龍「しかし霧切は探偵、あらゆる可能性を考えるから、そんな事は起こりえねぇって訳か。厄介だな」

神代「犯人の候補から外してた人が犯人だったとか?」

「大いにありえるな。それとも、ここから逃げようとして追いつかれたのか」

葉隠「で、でもよ、犯人の候補から外れてて、かつここまで人殺せるようなやつなんかいたか?」

「それを今考えている。心当たりは……ないな」

九頭龍「ちっ、じゃあもうわかんねぇぞ?犯人は」

苗木「………」

苗木が霧切の手帳を読みながら何かを考えている。

苗木「……【オカルトなんて興味がなかったから】……わざわざ書いたのはどう言う意味なのかな?」

「なに?」

苗木「霧切さんがそんな注釈を、理由もなく書くとは思えないんだよ……」

葉隠「じゃあ、なにか……こ、この事件は【幽霊がやった】とか言うつもりじゃねーだろうな!?」

神代「でも不可能じゃないよね?ゴーストを見たでしょ、お兄ちゃん達は」

葉隠「!」

「そんな馬鹿な話が……」

実際ここまできたらないとは言い切れない。

苗木「でも、それだけじゃなくって……何かもっとあるような気が……」




1→みんなで話す(話題併記
2→ドアを開ける
3→自由記述

>>160

なんかしおり書いてた時が懐かしいな

2

>>161



「………」

霧切は、困惑したのだろう。
もう犯人になりえない人物が現れて、それが自分を殺しに来たならばなんとなく納得は行く。
しかし霧切と俺が出会わなかった理由はなんだ?
霧のせい、だけなのか?


「………迷っていても仕方がない。先に進むぞ」

頭が痛くなりそうだ。
俺は目の前の扉を開くほか、出来る事がなかった。


がちゃ───



再び大きなホールに出た。
しかし、ホールにはいくつかの椅子しかない。
なんだ、この空間は……?

俺達がでてきた扉から、左の壁に3つ、右の壁にも3つ、そして奥にも3つ……それぞれ扉がある。
では手前側はどうかと言うと、手近な方に扉があと2つ。
つまり大きなフロアを取り囲むように部屋が設置されているようだ。
部屋数は全て合わせて12部屋。

俺達が最初にいた部屋から時計回りに順番を振っていった方がいいかもしれないな……。


一方でフロアには、蛍光灯が取り付けられており、それがぼうっと弱々しく光っている。


神代「なかなか見る所が多いね、お兄ちゃん。どうする?手分けした方が早いかもよ?」

九頭龍「………あー、そうかもしれねぇな………」




1→手分けする(1-12までで数字指定。1はさっきの石造りの監獄部屋
2→みんなで移動する(数字指定
3→フロアを調べる
4→自由記述

>>172

十神・苗木→2の部屋
神代・九頭龍→12の部屋

葉隠さん「じゃあ俺はここで待っ」

「そんなに霧切が好きだったのか……気持ち悪い事はするなよ?」

葉隠「待っ、ちょ、誤解が」


お昼休憩じゃぞ。

ご飯食べながら2時間くらいやるよ。

>>172


「神代の言う通りだな」

部屋は全部で12部屋。
ひとつひとつ見ていくのはちょっとばかり骨が折れそうだ。
幸い人数もいる、ここは手分けするのも悪くはないか。
階段の部屋からぐるりと時計回りに、部屋に数字を振った。


「俺と苗木は隣、2の部屋を見る。神代、九頭龍と一緒に12の部屋を見てくれ」

神代「すぐ目の前の扉のところだね?いいよ」

葉隠「あの、俺はー……」

あ、忘れていた。

「……その辺で待機」

葉隠「」


さて、さっさと九頭龍達は12の部屋に入っていった。
俺達も探索しなければ───と思ってノブをひねったが、


がちゃがちゃ


苗木「?」

「どうした、」

苗木「いや、鍵がかかってるみたい……開かないよ?このドア」

……2の部屋の扉は開かないらしい。




1→他の部屋を見る(1~12で番号
2→苗木と話す
3→フロアを調べる
4→自由記述

>>186

1葉隠もつれて3の部屋

>>186



ここが開かないのなら次に行くしかないか。

「喜べ葉隠、お前に仕事をやる」

葉隠「え?!」ばっ

「この扉を、3の扉を開けろ」

葉隠「あの、それって罠があったら……」

「死ぬな、十中八九。まあ大丈夫だろう?お前なら死なない…………多分」

苗木「十神クン!?」

葉隠「いや、ま、こんなドアひとつに罠仕掛けるようなやつぁいねーと思うけどよ……」

そう言いながら葉隠が3の部屋の扉に手をかける。

がちゃ

葉隠「ん、なんもねーぞ」

「よくやった」


◆教会地下・3の部屋


そこは非常に綺麗にされた部屋だった。
だが、おかしな点がいくつか。


まず、壁にモニターが幾つも埋め込まれている。
今では全く機能していないのか、電源が落ちているのか……どちらにしろ、画面はひとつも写っていない。
そのほか部屋の奥に本棚、扉のすぐ隣に木製の机と椅子。
そしてここからまっすぐの場所にベッド、部屋の真ん中にはソファがある。


葉隠「なんじゃこりゃ……!?」

苗木「テレビっ子の部屋……とかならいいのにね……」




1→モニターを調べる
2→本棚を調べる
3→机を調べる
4→自由記述

>>191

葉隠が1
苗木が2
十神は3

さっきの扉について苗木に話しかける

>>191
*さっきって2だよね?





「………苗木」

苗木「うん?どうしたの?」

「2の部屋の扉、どう思う?」

苗木「どう思う、って……」

「なぜあそこだけ開かなかったのか、だ」

ずいぶん抽象的なことを聞いてしまったな、と後悔するのは言った後の事だ。
苗木は少し困ったように眉を垂らして、なんと言おうか考えているところだった。

苗木「うーん………」

苗木「ここにモニターがあるって事は……何かを監視してたんだよね?」

「だろうな。だが、何を監視していたのか……」

苗木「じゃあその開かない部屋は、もしかしたら、監視されてる側の人に見せられないようなものがあるのかも……」

「………例えば?」

苗木「え?例えば……そうだね……、ここから逃げ出すためのもの……とか?」

葉隠「監視されてた……つまり、こっから出られんようにされてた人がいるって事……なんか?」

苗木「分からないよ。そう決まったわけでもないし、それは2の部屋に入ってみないとなんとも……」




1→モニターを調べる
2→本棚を調べる
3→机を調べる
4→自由記述

>>195

鍵を銃で破壊したり…

悪い忘れてくれ、安価下

1は例の霧切のいる階段の部屋(さいしょにいたとこ)だけどええんかな

葉隠→モニター
苗木→本棚
十神→机を調べるってことでそ?

>>199
あー、そういう事か。なぜか部屋の番号だと思い込んでた。

>>195
>>190


「さっさと終わらせるぞ。葉隠、モニターを注視。苗木、お前は本棚に何かないか調べておけ」

葉隠「ゔぇぇ?」

苗木「う、うん……英語分かんないけど頑張るよ」

ふたりに簡潔な指示を出して、俺はひとり机に向かう。

「さて………」


そこにある机はやはりただの机だった。
木製の、なんとはない机だ。
ここにも引き出しはふたつ。
一つはなにもない。
もうひとつは───


ちゃらっ


「ん?これは……」


紙が一緒に入っている。


*貴重品アイテム
【反省室の鍵】を手に入れた。
→「新人さんへ:反抗的な者のなかでも洗脳が完了しておらず、我らの教えを信仰しない者を入れるための部屋の鍵です」
→「この部屋のまっすぐ目の前の扉が反省室です。中に入れて2~3日もすれば、子供はみんな言う事を聞くようになります」


「なんだ、これは……」


そして俺は見てしまった。


その下に入っているチラシ───
【S4】……【サイレントヒル スマイルサポート協会】のチラシだ───




1→他の探索結果を聞く
2→みんなで話す
3→自由記述

>>203
風呂休憩。再開アナウンスを待たれよ。

1のあと反省室へ

よし、やるか。

>>203
>>202
*いきなり誤字ってたから修正。



……【4S】……【サイレントヒル スマイルサポート協会】。
あの時は、結局なんのために作られた協会なのか、全く分からなかった。
だが、こんなものが置いてあると言う事は───
いや、その前に他のものの探索結果も聞いてみるか。


「……そっちはどうだった?」


苗木「うん、本棚にはそれらしいものは全然なかったかな……気になるような本もない」

苗木「何かメモがないかと思ってたんだけど何にもないんだよね」

「そうか……教団のマークらしきものもないのか?」

苗木「うーん……あるけど、ほとんど読めないよ……英語だし……」

苗木「ボクでわかる単語でも、危なさそうなものもないし……読む必要がありそうなのはないかな?」


葉隠「こっちもなんもねーな……つーか、つかねーべ!なんでだよ!ここは電気来てんのによ……」

「モニターがつかないのか?」

葉隠「あー、うん……電源らしいもんもねーし、そもそも主電源すらついてねーっぽいんだよ」

葉隠「うーん……?こいつのコンセントはどこにあんだ?」


ふたりとも大した成果はなかったようだ。
この部屋は一体なんの部屋なのか……?


「ちょうどいい。この鍵が使える部屋に行くぞ」

葉隠「………あん?なんだその鍵」

「机の中にあった。ここから見える、目の前の部屋に行く」


◆教会地下・9の部屋前


まっすぐフロアを突っ切った。そこにあったのが、極めて危ない装飾がつけられた鉛の扉だ。
ドクロで飾られ、そこにもデカデカとワーニングの文字が踊っている。
さらに錠前で止められており、普通に開ける事はまず出来ない部屋のようであるのが分かった。

苗木「ねぇ、この部屋大丈夫なの?」

そう言われるのも仕方がないだろう。
扉から明らかに危険信号が感じられる。

「大丈夫な、はず……だ」

葉隠「いやいやおい、はずって」

「なにもいなければな」

ここに人がいないのを祈る他に、俺達に出来る事はなにひとつないのだ。

錠に鍵を差し込み、ゆっくりと開く───


部屋の中は真っ暗だ。
真っ暗だが、入口からのあまり多くはない光でなんとなくどんな部屋かわかる。
思ったよりも奥に深く、そして部屋に何か仕切りのようなものが付けられている。

直後中からつん、と漂うのは刺激臭。
人の死の匂いに近いものが、部屋の壁に染み付いているように感じられた。

苗木「っ……!?」


にわかにその暗闇に目が慣れた頃、部屋の中で輪郭を取った仕切りが見えた。
いや、あれは仕切りなんて生易しいものじゃない。

【檻】だ。



ズザッ、と檻から音が聞こえてきた。
……人がいるの、か?




1→電気のスイッチを探す
2→ライトで照らす
3→声をかける
4→自由記述

>>211

2+3

>>211
*お・ま・た・せ。



「………誰かいるのか」

暗闇の奥、まだその全容は知れず。
しかし檻の向こう側に人がいるらしい。
部屋に踏み込むのはひどく恐ろしくてかなわないが、しかしこうなると踏み込む他はないだろう。

一歩、踏み込む。
さらに檻の向こう側がざわめいたような気がした。


「返事をしろ!」

??「っ、あ………」


闇の向こうからは声がほとんど聞こえない。
何が出るか、不安で仕方がない。
誰がいるのか確認しなければ。
そして可能ならば助けなければ。
恐る恐る、そちらにライトを向ける───



そこにいたやつには、俺は見覚えがあった。

衰弱しているが間違いない。
目隠しされ、両腕は体の後ろで縛られていてうまく動けない。

【桑田】だ。
【桑田怜恩】……【超高校級の野球部員】だ……。


「なぜお前がここに!?」


まて、いや、待て、待ってくれ。
理解が追いつかない。
なぜここに桑田が?
そもそもいや、なぜ、どうして牢に放り込まれている?
疑問が膨らむ。


桑田「っ、あ……」


ずざざっ。
入口からさらに遠ざかろうとする音がした。
体を這わせながら、一番奥に行こうとしている?
………なんだ?何が起きている?



1→部屋のライトを探す
2→さらに話しかける
3→自由記述

>>215

1

>>215



とにかくこの部屋の全容を解明しなくては。

苗木「く、桑田ク……」

葉隠「っぶふ!?なんかやべーぞこの部屋……!?」

同行のふたりがかなり悪いリアクションをする。
確かに正気でここに入りたいと思う人間はまずいないだろう。
しかしここは腹をくくって中に入るしかないのだ。

さらに数歩。

壁伝いに手を這わせ、ライトのスイッチを探して───


かちっ


桑田「……やめ……」


弱々しい声が抵抗するが、それも虚しい努力に終わった。
部屋に明かりが点く。


苗木「………」


同時に俺達が言葉を失う。


檻のこちら側には壁にたくさんの器具が並んでいる。
コテ、鞭、電極、ナイフ、猿轡、ロウソク、鉄の杭、その他もろもろ。
消耗品ではないものについては、いずれも黒く変色したり、体液を吸って形が変わっていたりするようだ。
その体液は壁にも大量に染み込んでしまっているようで、部屋のありとあらゆる場所から異臭がする。
ひどい有様だ。

檻の向こう側には、桑田が真っ白な服を着せられた状態で転がされている。
パジャマ?いや、修道服と言った方がいいのだろうか?
両腕はゴムのようなもので縛られて動かせないようだ。
目にはアイマスク。手が使えずに取り外せないので、前が見えない。
檻の内側の様子もはっきり言って異常だ。
……床の一部が、汚い。




1→声をかける
2→檻に近づく
3→自由記述

>>219

1

>>219



ちょっとまて、ちょっと待ってくれ。
いくらなんでもいきなりすぎる。
【4Sと桑田の現状が全く繋がらない】ぞ……どうしてこうなっている?


「桑田……なのか?なぜここにいる?どうしてそんな目に?」

桑田「………」ぐったり

「なんとか言え……言ってくれ!なんだこれは………なんなんだ!?」

桑田「………っ」ぐったり

反応が鈍い……そればかりか声が返ってこない。

苗木「桑田クン……最初の昼の時、トイレに行くって言ったきり戻って来なくて……それがどうしてこんな事に……」

「なに?」

苗木「ほんとだよ。霧が出るより少し前だった……と思う。ボクも普通に見送ったんだ、ただのトイレだったから」

「その間に誰かに連れ去られたのか……!?」


謎が尽きない。
そんな事をしたのが誰かも分からないし、何よりそんな事をしてメリットがあるのかどうかも分からない。


桑田「……め……さ………」

「……桑田?」

桑田「たす………け………」

「………」

葉隠「何日こんなとこに入れられてんだ、あいつ……常人でも狂うだろ」

「………くそっ!何がどうなってる!」


こちらからの問いかけに対して反応が鈍い……鈍すぎる。
拷問でもされていた?まさかそんな……。



1→部屋を調べる
2→檻に近づく
3→全員で相談する
4→自由記述

>>223

名乗ってから2

>>155
正直原作メタの推理は聞きたくなかったなあ…
萎えた

1

えへへ。>>222>>224も拾う。



部屋の内部は全て石造り。
床も壁も天井も何もかも、やはり石で出来ている。
そう言えば───この部屋の鍵を手に入れた3の部屋はコンクリートで固められていたような気がした。
その部屋を隔てているのが檻だ。

壁にはあらゆる、危害を加えるためのアイテムが置かれている。
なんだ…なんなんだここは?
さらによく見ると、壁にスイッチが付いている。
よく見ると、それが何かの電気のスイッチらしい事が分かった。

しかし臭い部屋だ。
つんと鼻を突いているのは……アンモニア臭、それと……これは……?
……あまり想像したくない事を想像したので、口に出さずにしまいこむ事にする。


檻に近づいてみる。
こつ、こつ……足音が石の床によく響いた。

桑田「ぁ、っく……ごめ……な……」

桑田「も……逆らわ……ねーから……」

弱々しく何かを言っている……。


「桑田……」

檻に触れようとして、

「………っ!」

思わず手を止め引っ込めた。
ビリビリ、と非常に軽い放電音が小さく聞こえている。
つまり、牢には電気が通っている。これを触る事は大変危険だ。
さっきのスイッチがこの電気を止めるものなのかと思ったが、どれがなんのスイッチかも分からないので押せない。
もし間違えたものを押して危害を加えてしまったら、大変な事になる。

牢の鍵はこの部屋にはなさそうだ……。




1→全員で話す(話題併記
2→あたりを調べる
3→自由記述

>>230

2

>>230


他に何かおかしなものはないだろうか?

いや、部屋の中で何か出来そうなものはない。
檻を力ずくで破壊出来ればいいが、そんな真似が出来るのは大神くらいなものだろう。
【大神さくら】───夢の中では出会ったが
果たして今はどこで何をしているのだろうか?
彼女の安否もまた、俺達は把握していない。
せめて怪我をしていない事だけを祈る。

「何か使えそうなものはないのか……」

とにかく考えろ、考えるんだ……。
しかし檻を開けるための方法が全く思い浮かばない。

苗木「この檻の鍵を……鍵を早く見つけよう、十神クン」

その折、苗木は力強く言った。

苗木「残念だけど、部屋に檻の鍵はない。だから他の部屋だと思うんだ」

「………そうだな」

俺達が焦ってどうにかなる問題ではないのは分かっている。
だが、早く桑田を救出しなくては……。

檻の中に何か暗い影が見えた気がしたが、気のせいだろう。




1→他の部屋に行く
現在は9(反省室)。1~12の数字で指定
2→中央で九頭龍達と落ち合う
3→桑田にもっと話しかける
4→自由記述

>>234

2

>>234


「今はどうしようもない。鍵がないんじゃ、助けたくとも手が出ん、出せん……」

かなり歯がゆいが、ここを離れる他はないか。
後ろ髪を引かれる思いで、そこを立ち去る事にする。
彼のためを思って、一応部屋のライトは付けっ放しにして置いておく事にした。
目隠しがあるので、暗くても明るくても分からないかもしれないが。





九頭龍「………十神!どうだった!」

「色々とまずい事になってるな」

数分後、幾つかの部屋を立て続けに探索し終わった九頭龍と神代が中央に戻ってきた。

神代「まずいって?」

「桑田が捕まっている。理由は分からん、原因も犯人も分からん」

九頭龍「なに……?」

「あそこの……9の部屋だ。反省室と呼ばれていて、そこに入れられている」

神代「………え?」

苗木「どうしよう……そこの檻の鍵を探して、早く助けてあげないと……!」

九頭龍「鍵?こいつは使えねーのか?」


*貴重品アイテム
【白の鍵】を手に入れた。


「いや、牢の鍵には大きすぎる……こんなものじゃない!」

葉隠「どっかに鍵がある可能性はないんか?」

「……そうだな……」

九頭龍「あと見てねーのはそっち側……4・5・6の部屋だけだな?」

神代「8の部屋も2の部屋も鍵がかかってるみたいだしね……あれ、7の部屋は誰か見た?」

「いや、まだだ」



1→バラバラの部屋に行く(十神の数字指定
2→みんなで同じ部屋に行く(数字指定
3→話し合う(話題併記
4→自由記述

>>239

苗木神代を桑田の牢の前で見張らせて残りのメンバーで4の部屋へ

>>239


「苗木、神代。お前達は、桑田の様子を見ていろ。……愚民が俺の知らないところで死ぬのはごめんだ」

神代「言い方はあれだけどオッケー、お兄ちゃんもしかしてツンデレ?」

苗木「なのかもね。うん、わかったよ」

「俺達は残りの部屋の探索に行くぞ」





苗木と神代を置いてきた。
何かあればすぐさま使える人材なのだろうが、だからこそここで浪費は避けたい。
仮に敵が出てきても対応出来る九頭龍、それに対魔のアイテムには敏感な葉隠。
ふたりがいれば俺の探索に悪影響が出る事はないだろう。


がちゃ、とドアを開ける。
そこは、4の部屋だ。
小さな布団が幾つか敷かれており、絵の具やら粘土やらが散乱している。
……トイレはないな。排便はどうしていたのだろうか?疑問が残る。

以前はここに子供がいたのだろうと思われる跡が、あちらこちらに健在だ。
今少し前まで、ここに子供がいたんじゃないかと思わされる。


ひとつ問題なのは、その布団の上に人のような形をした黒い影のようなものが立っている事だ。
口がぼんやりと開いており、ひそひそと何かをずっと囁いている。

ラジオは反応しない……。

「鍵らしきものは……一見してないな……」




1→とりあえず倒す
2→別な部屋に行く
3→部屋を調べる
4→自由記述

>>243

ささやきに耳を傾けながら3

>>243



こいつが攻撃してくるような様子はない。
と言うかまず手がない。
黒っぽい見た目で、足らしき器官をぶるぶるさせながら、時折体をくねらせている。
一体こいつは何を言っているのだろうか?
ささやきに耳を傾けてみる事にしよう。


『…………が……して…………ま……』

どうやらこいつは俺達の意識から生まれた化物らしく、日本語を喋っているな。
それを尻目に部屋を調べる。
だが、使えそうなものが出てくる気配はない。

『……って……やっ…………ただの……』

部屋の隅っこに落ちていたスケッチブックを拾い上げる。
表紙には……値が付いているじゃないか。
開いて中を見て、凍りついた。
どす黒い空、中央に浮かぶ笑顔の太陽、ひれ伏し涙する人間と、それを見ている羽の生えた何か……。

『どうせ……ただの、七光り……』

ん?今明確に聞き取れる部分があったな。
……それはいい。次に行くとするか。
あとこの部屋で気になるのは、布団の様子だ。
かなり汚れている。
子供達はこんな場所で寝ていたの、だろうか……?
おい、待て……まさか、ここが【4S】だとでも……言うのか……?
目の前が真っ暗になりそうになる。

『なんの実力もないくせに親父の威光を振りかざしちゃって、バカみたい』

九頭龍「───いい加減その口閉じやがれ」


ぱぁんっ!


葉隠「!?」びくっ


どさっ……
化物は動かない。
布団の上に、黒いシミを作りながら絶命した。




1→九頭龍に話しかける
2→別な部屋に行く
3→自由記述

>>247

1

>>247


「………どうした、九頭龍?」

九頭龍「ァア?!うるせぇぞゴルァ!」

「………」

葉隠「あいや、その……いきなり撃つって」

九頭龍「るせぇ、うるせぇ!テメェが気にしてる事ツッコミやがって、ちくしょうッ」

「さっきのやつにか」

九頭龍「だったらなんだ?」


九頭龍から明確な殺気が感じられる。
先ほどまでは全くこんな気配はなかったはずなのだが、一体どうしてしまったのだろうか?


「何があった。俺達には何もなかったぞ」

九頭龍「………オレの、ある事ねー事言ってた」

「………?」

九頭龍「所謂【陰口】みたいなもんだな……ちっ、気にしねぇようにしてる部分をねちねち言われて……」

葉隠「あ、さっきのやつそんな事してたんか……」

「精神的な面を攻撃してくる化物がいたとは
予想外だ」

見た目からしてかなり見るのが辛いのだが、そいつは囁いてさらに俺達を追い詰めていたらしい。
……また面倒な敵が出てきたな。

「だが、出てきたと言う事はこれも誰かのトラウマなのだろうな、九頭龍……お前か?」

九頭龍「かもしんねぇな!……ちっ」

葉隠「まぁ、落ち着くべ?あいつももういねーしよ」




1→別な部屋に行く
2→全員で話す
3→桑田を見にいく
4→自由記述

>>252

1 5の部屋+そんなくだらん連中実力で見返してやれ、お前には充分その実力が備わっていると思うぞと九頭龍を激励

>>252
*頭を撫ででなんとかなるの女子だけじゃね……?





「辛いなら辛いで一向に構わん。が、九頭龍───お前はその程度か?」

九頭龍「なに?」

「そんなくだらん真似しか出来ない連中など、実力でねじ伏せてやればいいだけだろう」

「俺はいつだってそうしてきたが」

九頭龍「オレとテメェ一緒にしてんじゃあ……」

「ふん、お前にもその実力は充分あるだろう?気にせず、お前はお前として前に進めばいいだけだ」

「後ろばかり見るのは愚民の悪い癖だぞ、九頭龍。お前はそんな器の人間ではないだろう?」

九頭龍「……ち、あぁ……そうだな」


心なしか九頭龍は微笑んだ……気がする。


「さあ、遊んでいる時間はないぞ。次に行く……隣の部屋だな」





がちゃ……


さて、隣の5の部屋に来たわけだが、ここも4の部屋とほとんど変わらないような有様だった。
ひとつ違うのは───そうだな、壁に反省文のようなものが大量に貼られている事くらいか。
何かの祟りから逃れるかのように、貼られている。


この部屋には敵はいない。
布団の上に、光るものがある。



1→部屋を調べる
2→みんなとはなす
3→自由記述

>>257

1

>>257
*内部ステの仲間欄が既にカンストしている。助けてほしい



部屋を調べる。

と言っても調べる箇所などわずかにひとつだけだったが。
布団の上で輝くそれは、部屋のライトを跳ね返してきらきらと自らが光っているように見えている。
近づいてそれを手に取る。
ほう、先程の鍵によく似ている。
……しかし、これはどこに使う鍵なのだろうか?


*貴重品アイテム
【黒の鍵】を手に入れた。


持ち手から先端まで、真っ黒に統一された鍵だった。
ぎらぎらと、あたりの光を反射している。
鍵の大きさから考えて、これもやはり檻の鍵ではなさそうだ。


九頭龍「あー、そういや十神」

「どうした?九頭龍、藪から棒に」

九頭龍「確か鍵がかかってる部屋は、2と8の部屋の二つだけだぜ」

九頭龍「そんで鍵穴がどっちもふたつだ」

葉隠「なん、そんな事まで試してたんか?」

九頭龍「テメェらがちんたらやってっからだろ?」

「つまり、鍵を2本使ってどちらかが開くのか」

九頭龍「オレの見立てじゃ2の部屋の鍵になるんじゃねぇかと思うんだ……」

九頭龍「だが、よぉ……十神、オレは嫌な予感がすんだよな」

「なにがだ?」

九頭龍「もしかしたら、もう儀式は進んでんじゃねぇかってな」

葉隠「………江ノ島っちが殺されてるかもしんねぇって?」

「弱気になるな、九頭龍。それはまだ分からん事だ」


それにあちらには腐川も石丸も、戦闘狂の終里もいるのだ。
そんなに簡単に江ノ島が死ぬわけもない。
だから───大丈夫、絶対に大丈夫だ………。




1→2の部屋に向かう
2→みんなで話す(話題併記
3→自由記述

>>262

1

>>262


「………行くぞ、2の部屋だったな」

白と黒、ふたつの鍵を使ってそこの扉が開くらしい。
苗木と神代は未だ桑田の部屋の中にいる。
そのままにしておこう。
動かすのは忍びない。桑田に声をかけ続けてやれるのも苗木だけだろうからな。

俺達は強い覚悟と決意で2の部屋に向かう。
その足取りは強く、重く。
ここまでの状況になりながらも士気は高かった。
必ず儀式を止めると、これ以上の犠牲は出さないと俺達は誓ったのだ。

だが、それもここで砕かれた。


わざわざ鍵二本使って開けた部屋は、



赤。



壁も床も、ありとあらゆる箇所に血が飛び散っており、真っ赤。
部屋の中央には十字架のような張り付け台がある。
革のベルトはかなり痛んでおり、そこにはいたいけな少年少女の血液が十分染み込んでいるのだろう。
足元も真っ赤で、あるいはそこが何かのシミになっている事から、察するべきだ。

ここは【拷問室】だ。

それも、かなりきつい拷問をするための部屋だ。


以前の【反省室】もそれなりにひどかったが、しかしここはもっとひどい。
明確な死の匂いがする。
部屋中何もかも金属で出来ていて、壁にはノコギリやドリル、スコップなどのものが並んでいる。
奥の方にある棚にも物騒なアイテムがたくさんあり───、一番奥に机があった。
その上に箱が置かれていて、何か書かれている。

……日本語のメモだ。
【血液を花に変えよ。変じたものを押せば箱は開かれん】



1→部屋を調べる
2→謎解きする
3→みんなとはなす
4→自由記述

>>266

1

>>266


九頭龍「………な………」

血の流れる場所に、場慣れしていそうな九頭龍でも言葉が出てこなくなる。
あるいは、葉隠など既に吐きそうになっていて、堪えるので必死なようだ。

ひどい匂いのする部屋だ。
そこには、死が転がっている……。

「………調べる、ぞ」

こみ上げそうなものを我慢しながら言う。
俺達はもう止まれないのだから。
意を決して、中に踏み込む。

とりあえず、この部屋で何かアイテムがないかと調べてみる事にした。
棚に……何かが入っている小瓶を見つけた。
だが、こんな部屋にあるものを持って行ったり、飲んだりする勇気は全くない。
壁に掛けてある、比較的綺麗な剣が使えそうだった。これは、レプリカなのか?

*武器
【メルキオールの小剣】を手に入れた。
→当方の三賢者のうちのひとりの名前を象った短剣。リーチは日本刀より短いくらい。


葉隠「うぶ、……今度こそ吐……っ!?」

ざっ

「今度はどうした、うるさいぞ」

葉隠「あ………いや、なんか反射的に。多分これもなんかに効くんじゃねぇの?」

葉隠が見つけたのは、部屋の奥に片付けてあった重そうな剣だった。
儀礼用の剣だな……5本、組になっている。
葉隠が反射的に反応する、と言う事は、これもまた対魔の武器なのだろうか。


*武器
【帰服の剣】を5本手に入れた。
→非常に重い中世の剣。この世に5本しかない。なぜここにまとめておいてあるかは不明。
→重要なアイテムである。使い所は慎重に考える事が必要。




1→全員で話す
2→謎解き
3→ヒント
4→自由記述

>>272

血液を花に変えた時に
【変わった部分だけ】入力してくだちゃい。

>>267でm

>>272



いつまでもこんな部屋に長居していたくはない。
さっさと謎を解いてここを離れよう。
箱にさししめされている謎は簡単だ。
BloodとBloom…つまり答えは【M】

かちんっ

こうして導き出せば非常に簡単な問題だったな。
さぁ、早く外に出ようか。


*貴重品アイテム
【霊堂の鍵】を手に入れた。


なんだか不気味な輝きを放つ鍵を手に入れた。
確か、鍵がかかった部屋はあとは8番だけだったな。
………そこにもしかしたら、桑田の檻を解いてやれる鍵があるのかもしれない。

だが、なぜだろう。
胸騒ぎがする。
嫌な予感がする。
……本当にただ部屋を開けるだけで終わりなのか?




1→8の部屋に行く
2→アイテム確認
3→自由記述

>>275

1

>>275
*即死は即死ってアナウンスするで。


行こう。
俺達がここから帰るためには、それしかないんだ。
それしか出来ないんだ。
行こう。
この謎を解こう。

嫌な匂いが体についていないだろうかと気になったのだが、そもそも体は既にボロボロだし、服には血が染みていたので気にする必要もなかった。
九頭龍はまだギリギリ耐えられたが、葉隠がここで耐えきれるかが心配だな……。
だが、今は人手が欲しい。

戦闘が苦手そうな苗木や、ましてこちらから姿が見えない神代は連携が取りにくい。
ならばこのメンバーで入るしかない。
敵がいたとしても、この3人なら不足を取る事はないだろう。


かちゃん


最後の鍵を開ける。
この謎を解いてくれるためのヒントがあるのかと祈りながら、扉を開ける───














狛枝「やぁ、遅かったね」

「!?」





1→話す
2→殴りかかる
3→撃つ
4→その他

>>280

3+2

>>280いやいやいや……

>>280


ぱぁんっ


狛枝「おっと」ひょい


だだだだだ


狛枝「………おや、早いんだね」

ばきぃっ

狛枝「御曹司とあろうものが、いきなり殴るなんてひどいじゃないか」

「ひどくは……ない!」


なんでこんな事をしたかと問われたら、わからない。
なぜか分からないうちに、自分の中で沸き起こった怒りのようなものが俺にそうさせた。
……しかし、拳銃が当たらないとは思わなかったが。


「お前こそ何様のつもりだ、【狛枝凪斗】!鍵のかかった部屋にいやがって……!」

九頭龍「気持ちはわかるけどやりすぎだぞオメーいきなり!?」

狛枝はと言うと、殴られた事ももろともせずに立っている。

狛枝「うん?ボクは希望を生むためにここにいたんだよ?」

狛枝「たまたまボクの目的が、【術者さん】と一緒なだけさ……そのために色々やったんだから……」

「お前が!」

ガチャッ

「お前が……殺したのか、犯人なのか!狛枝ァァ!」

狛枝「……それは違うよ……」




1→術者は誰だ!
2→桑田はどうしてここに!
3→霧切はなぜ死んだ!
4→自由記述

>>287

3

安価把握じゃぞ。
いやー、面白くなってきた。
また明日。

運搬ってのは
セレスと花村の死体の見つかってない部分とか数字の離れた小泉西園寺の死体とかと予想

はぺしぃ。

そうだね、苗木くんあやしいね。半分くらい無意識だけどね。

>>287



「ならばなぜ!」

驚愕、なによりも憤り。
狛枝が鍵のかかった部屋にいる事は、俺をひどく動揺させていた。
普段は子供達が祈りを捧げていたであろう場所で、似つかわしくないほどの声をあげていた。

「なぜ霧切は死んだ!」

狛枝「選ばれたんだよ、彼女は………この儀式の【ヴィクティム】に」

葉隠「んあ?ヴィ……なに?」

狛枝「【ヴィクティム】───簡単に言えば【生贄】だね。はは、本当は光栄な事だと思うんだ……」

狛枝「だってこの世界を救うための生贄になれたんだよ?」

ガヂャッ、鉛を発射する準備を整え再び構える。

「うるさい、しゃべるな貴様……」

狛枝「……はぁ、キミだって分かってるんだよね?ボクを殺してもどうしようもないって」

九頭龍「テメェ……どう言う意味だゴルァ……!?」

狛枝「ボクは術者じゃないし、キミじゃ殺せない。それにもうひとつ、術者は今の段階じゃキミ達には殺せない」

「黙れッ!」

狛枝「彼女は───贄となった以上に知りすぎたのさ。関係なく殺されていただろうと思うよ?術者に」

「………!!」

引き金を引きそうになる。
だが、言っている通りだ。
こいつを殺しても何の得にもならない……!

狛枝「ねぇ───十神クン?キミならもう分かってるんでしょ?この事件の犯人、生徒を殺した【術者】」

狛枝「ボクと謎解きしない?」

目の前の男は凛として笑顔を保っている。



1→【術者】が誰か答える
2→術者は誰だ!
3→桑田はなぜここに!
4→お前───苗木に何かしたのか?
5→自由記述

>>308

3

周囲への警戒をしつつ

>>308


「その前に質問に答えてもらおうか!」

警戒最重要、頭の奥で鳴り続ける俺のアラームが最大音量に高まりつつある。
こいつが何をどうしていたのかを知る必要がある。
ここまで、この事件の裏側で何をしていたのか……今まで俺が知り得ない情報を、全て持っている可能性がある。

「桑田はなぜここに?あいつもヴィクティム?とやらなら、あんな拷問せずすぐに捌けばいいだろう……!」

狛枝「やだなぁ、それはボクがやったんだよ?」

「………」

………は?

狛枝「この街の霧に興味があってさ。あの霧は、人の精神に感応して心の隙間に入り込み、トラウマを形取るらしいね」

狛枝「でも、どうやら霧のない場所にもクリーチャーが出るみたいだったから」

狛枝「どんなのが出るかと思って観察してみたんだ」にっこり

………え?はぁ?

狛枝「最初は大変だったよ。ふふ、スタンガンで気絶させてここまで運び込んだんだけど……」

何を言ってる?意味がわからないぞ?

狛枝「すっごく怒ってたし話も聞いてもらえなかったから……」

話が全く繋がらない。

狛枝「それでちょっとここの電気の装置を借りたんだ!桑田クンほどのアスリートの筋肉はすごいね!電気ショックに3度まで耐えた!」

気が遠くなりそうだ……。

狛枝「それからは彼のトラウマが形作られるのを待ちながらだったな……ちょっと待ってみたけど、」

狛枝「桑田クンのトラウマはすごく弱そうなクリーチャーにしかならないし……本人は本人であんなに弱っちゃうし……」

あの黒い影のようなものが、桑田の精神から生まれたもの、だと?
いや、理屈がどうであれ、こいつが何をやっているか理解出来ない。
言葉として分かっても上手く咀嚼出来ない。

狛枝「だからもっと強い希望が産まれるのを待ちながら、術者さんと行動してたんだけど……はぁ」

九頭龍「………なんだテメェ、いきなりため息吐きやがって………」

狛枝「……術者さんは壊れてるんだよ。儀式の合間に起きてる事だから致し方がないとして、ただの殺人兵器みたいになっちゃって……」



1→術者が誰か答える
2→術者は誰だ!
3→苗木に何かしたのか?
4→……葉隠に何かしたのか?
5→自由記述

>>311

3

>>311


「苗木に、何かしたのか」

狛枝「やだなぁ、なんでもかんでもボクのせいにしないでよ」

「答えろッ!」

拳銃は狛枝の頭を狙っている。いつでも撃てる。

狛枝「ボクも術者もなにもしてないよ。してるとするなら【ゴースト】じゃない?」

「なにを戯言を。苗木には霧が見えない。俺達のように、化物が見えたりは───」

狛枝「それはいつの話?いまもそうなの?」

「………なんだと?」

狛枝「あ、いやごめんね?ボクみたいなゴミクズがこんな事言うのはおこがましいんだけどさ」

狛枝「いつまでもこの街で霧が見えないだなんて、そんなの子供くらいしかあり得ないんじゃないかなぁ?」

九頭龍「………は、何言ってやがる?」

狛枝「もし苗木クンにゴーストが見えていたら?彼に何か取り憑いていたら?」

葉隠「いやいや……そんな馬鹿な……」

「葉隠ならまだしも苗木にだと?」

狛枝「そうだよ?彼だって心的外傷を負ってるじゃないか……トラウマがトラウマを産むんだ」

「その連鎖を作ったのはお前達だろう!?」

狛枝「………ボクは希望のために行動しただけだよ」

九頭龍「よし分かった、撃つ」かちゃ

狛枝「ボクとしてはむしろ葉隠クンが驚きだけどね……まぁいいや、希望には関係なさそうだし」

狛枝「そんな事ボクには些細な事だから」



1→術者を答える
2→術者を教えろ!
3→この街の霧はなんだ!
4→自由記述

>>314

ロウソクを苗木の所に持っていかせて3

>>314


ちっ………

「葉隠、あのロウソクを苗木のところに……」

葉隠「本能が触るなと忠告してくるべ」



「………」いらっ



「………九頭龍、お前に頼んでも?」

九頭龍「しゃあねぇな……」

狛枝「あれ?いいの?ホーリーキャンドルで除霊しちゃって」

狛枝「と言うか効くかな」

お前……なぜ俺が脳内でだけつけていたかっこいい名前を……!
……いや、それより……!

「それはどう言う意味だ?」

狛枝「ボクはただゴーストとしか言ってないよ……?もしかしたら【霧切さんのゴーストが見えてる】んじゃないの?」

狛枝「だとしたらそれってすごい希望だから……邪魔して欲しくないかな」

「お前はどっちの味方なんだ!?」

狛枝「ボクは希望の味方だよ、いつだって」

九頭龍「………」くるっ

狛枝「って、本当に行くの?」

「お前には質問に答えてもらうぞ……この街の霧はなんだ」

狛枝「………あのさぁ十神クン、ボクだってなんでも知ってるわけじゃないんだよ?」

狛枝「少しくらいは自分で考えたらどうなんだい?それともキミの【御曹司】って才能はその程度のものなの?」




1→それでもキャンドルを持って行かせる
2→術者の名前を当てる
3→自由記述

>>318
次は昼じゃよ。少年………あっ

2ソニア

昼じゃよ。
【桑田には即死イベントあるんで】……はい……みんな【九頭龍がみた三角頭の事、忘れてませんか】ね。

>>318
>>317



考えろ───
一番怪しいのは誰だ?

21の秘跡の第一の啓示、
10の心臓を持って解放の儀に備えてたのは【術者】だ。
じゃあ【その術者は誰だ】。

ん?いや、待て、おかしい。
何かが圧倒的におかしい。
なぜだ?どうしてだ?
俺はなぜずっとそいつを疑うのを忘れていた?



「………今までに俺達が確認した死体は13」

「確認した数字は14まで」

だが、1つだけ、【死体の様子が明らかに他のものと違うものがある】。

「もちろん確認出来なかった数字、1番の犯行の可能性もある。だが、」

「それ以上におかしな点がある」

【霧切の手帳】にはその事実が書いてある。

「今まで見つかった中で【ひとりだけ体に数字が書かれていない】」

「なにより、今までと死因が違いすぎる」

「それらの事実から俺は犯人を指名する───」


勿論、犯人である証拠は全くないが。
それでも、数少ない証言と、証拠と事実が俺を導く。




「【術者】は【ソニア】………【11番目の被害者】である【ソニア・ネヴァーマインド】!」





狛枝「………あはっ、さすがだね十神クン………」

狛枝「うん、そうだよ。【ソニアさんは術者】。そして【ソニアさんが犯行を続けている】。正解、大正解。」


「………」


拍子抜けするほどの、あっけない結末。





1→問いただす(話題指定
2→背を向ける
3→自由記述

>>328

1犯行を続けているとはどういうことか

>>328


「………犯行を続けている、とはどういう意味だ」

狛枝「やだな十神クン、そこを聞くのかい?」

九頭龍「そ、そうだぞ、それにテメェ」

葉隠「ソニアっちは……死んでたろ?おい、おぉい……まさか……」

狛枝「死人が犯行をしてたって?うん、その通り」

「………なに?」

狛枝「儀式は順調だった。解放の儀に向けて、9つの心臓を手に入れていた」

狛枝「そして10個目の心臓を抉った後───本来【自ら命を絶たなければならなかったソニアさんは、一瞬だけ正気に戻った左右田クンに刺されて死んだ】」

狛枝「儀式は成功なのか失敗なのかわからない。でも───なにかが作用した。結果術者たるソニアさんは、【肉体から解放】されて魂だけになった」

狛枝「その時、どうしたんだろうね?元々の目的も、願いも思いも全て忘れた【ただの殺人兵器】が生まれた」


肉体なき今も、
儀式の完遂だけを求めて
魂が贄を殺している。


狛枝「これがこの事件の、犯人」

狛枝「本来の、神を信仰するソニアさんの思いはどこに行っちゃったんだろうね」

「………」


愕然と、する。
何が……何が儀式だ、何が生贄だ……。
幽霊が犯行を行っている?
そんなもの……止めようがないじゃないか……!


狛枝「そして、それってボクが望んでる結末じゃないんだよね」

「………な、に………」

狛枝「この儀式を止めて、真の希望になってくれる人を探してた……それがキミだったんだね、【絶望に知恵与えられしもの】」

狛枝「十神白夜クン」

狛枝「これを……彼女を止められるのは、キミだけなんだよ」



1→問いかける(話題指定
2→背を向ける
3→自由記述

>>333
続きは夜じゃよ!

>>330と止める方法

さやかは枕営業なんてしてません、膝枕ならしてくれました!

あ、再開はアナウンスを待たれよ。

舞園さんの事枕営業とか言う人は全員▲様が今日さばきに行くので、覚悟してね(はぁと)

それはそうと、今日は更新中断。ゴーストと呑みすぎた。すまんの

はぺし。書き溜めが解放されていた件

>>333



………はぁ?
どこまでも俺の理解の範疇を超える話だ。

「俺が選ばれた?なぜだ?」

狛枝「彼女にとって、知恵のある人間なんだと思うけどね。光栄な事だよ」

九頭龍「テメェはもう喚いてんじゃねぇぞ、ゴルァ」

狛枝「………」


俺がソニアに選ばれた。
俺しか、あいつを止められない。
現実味がなさすぎて何度か反芻する。
乖離しそうな意識を無理やり、現実に引っ張ってくる。

「なら、どうやって止めればいい?」

狛枝「ああ、それなら隣の部屋……桑田クンのいない方の部屋にある本棚に、書物があるよ」

狛枝「儀式を止めたいなら、【8本の槍】を手に入れて彼女を完全に殺さなければいけないよ、十神クン」

「【槍】だと?」


「虚無」「暗黒」「憂鬱」「絶望」
「誘惑」「起源」「監視」「混沌」


狛枝「これらの槍だね。」

葉隠「槍ってなんなん?」

狛枝「そんなの自分で考えてよ……まぁ、いいや」

「で?そのソニアはどこにいるんだ?」

狛枝「肉体が、って意味なら【遊園地】だよ。運んで欲しいって本人が言うんで運んでおいたんだ」

狛枝「……だって、その方がすごくお嬢様らしいじゃないか!希望にも満ち溢れてるし!もしも儀式が終わって希望が溢れるなら、それもありかな!」

九頭龍「ぁあ?肉体が?どう言う意味だ?」

狛枝「え?そのままの意味だよ。【ソニアさんの死体は遊園地にある】。覚えておいていいんじゃない?この知識」

「そんな事は聞いていない!」

狛枝「魂が、って意味なら……恐らくだけどそろそろ戻って来るんじゃないかなぁ?」

「何?」

狛枝「まぁ、ボクはあくまでも時間稼ぎだからね」




1→問いかける(話題指定
2→ぶんなぐる
3→背を向ける
4→自由記述

>>385

2+1桑田の部屋の鍵よこせ

>>385


ばきぃっ


狛枝「………───」

九頭龍「!」

葉隠「ちょ、殴るなって!」

銃を左手に持ち替え、全力で殴る。
理由があっての2発目だ。許せ。
俺はこいつも、懺悔する男も許さない。

「………、………!」

本当は撃ちたくて仕方がない。
だが、人を殺してはこいつらと同じ場所に落ちる事になる。
それだけは……してはいけない。

「………渡せ」

狛枝「何を」

「反省室の牢の鍵だ!」

狛枝「………」

こんなところ、長居出来るか。
こいつの戯言を聞いているのもいい加減疲れて来た。
さっさと鍵だけもらって、桑田を出して帰ってしまえばいい。
そう思い、殴った右手を開いて狛枝に突き出した。

狛枝「………いいよ、ただし」


世界の色が、少し赤茶けた。


狛枝「こいつに勝てたらね」


パキパキパキ………

九頭龍「……何?」



───ずしんっ!



天井から、大きな腕が降ってきた。

続けてもう一本、二本……三本。合わせて四本の大きな腕が、床に着地する。
ぬるり、と同じく天井から生えたのは、成人男性くらいのサイズの、ちょうど人型が逆さ吊りにされたような生物だった。
体表は滑らかに黒く、ラバーのようなもので覆われている。口はない。
両腕は奇妙に湾曲しており、まるで鞭のような動きでくねっていた。
そして頭のような部分に切れ目が走り、複数箇所に目が飛び出る。
360度、全てを監視出来るような、そんな姿だ。


葉隠「い、っ……!?こ、こいつに!?」

狛枝「そうだよ?【ハングドマン】……今名付けたけど、きっと【学園長】の心の闇がこいつさ」

「!?」

狛枝「じゃあ頑張ってね?」


狛枝はくすくすと笑いながら、その化物のいるより奥へと消えていく───


「待て!」

『……~~~~!!』


ぶぅぅぅぅん、と言う擬音が分かりやすいと思う。
地面を揺らすような低音でそいつが、【ハングドマン】と呼ばれた男が叫ぶ!
すっかり銃の狙いも定まらず、頭が痛くなってくる……。


九頭龍「狛枝ぁぁぁぁぁ!」

「……今はここを乗り切らなければならんか……!」


ずしん、ずしんと大音。
化物の体は、腰のあたりまでが天井から伸びており、そこから下は埋まっている。
黒いゴムのような姿だ。
腰の位置から、地面に向かって足が四本ある。これがどんな意味を持つのかは分からない。


葉隠「やばっ、あいつ来るぞ!」




状態【最高】
武器【日本刀/ハンドガン(5)】

*敵は行動パターンが決まっている。
*九頭龍と葉隠は基本NPC扱い、十神のサポートに回る。ただし耐久は決まっている。
*必要によっては各個指示も出せる。

1→日本刀
2→ハンドガン
3→他の武器
4→自由記述

>>390
次ヒル

取り敢えず様子見で、攻撃きたら回避

最初の行動だし↑

>>390
>>389



『~~~……』

ゆっくり、実にゆっくりだが腕を振り上げる。
いや、向いている方向を考えると振り下ろしているのか……?


葉隠「………ありゃ?」

「仕掛けて来ないな?……準備段階か」

九頭龍「ちっ!」


九頭龍が威嚇射撃とばかりに一発、撃つ。

ぱぁんっ

しかし、その銃弾は体に当たったように見えたのだが、一切ダメージがあるようには見えない。
ゴムだから?
いや、そんなはずはない。ゴム素材に見えるが、そんなもので構成されているとは思えないし、思いたくなかった。

この予備動作中は攻撃を受け付けない、と考える。
厄介だ……支えている足を撃ったところで有効打になるとは思えない。
あの目を撃ち抜かなければ、となんとなく考えていた。



1→日本刀
2→ハンドガン
3→別の武器
4→自由記述

>>393

2
目を撃ち抜く

>>393



「目を撃つ!合わせろ、九頭龍ッ」

九頭龍「命令口調は気に入らねーが仕方ねぇな!」


ひゅん、と風を切る音。

九頭龍「側せよ!」

葉隠「っ、うおっ!?」

直後、鞭の音がする。

床が大きく叩かれたのだ。
すでに回避は完了しており、誰にも当たらない。
それでもその音から察するに、当たればかなりのダメージはあるだろう。
素早く散開した俺達は、化物を取り囲むように動き回る。

「っ!」

九頭龍「当たっとけ!」


ぱん、ぱんっ

『~~~~!?~~~!!!』


二人合わせての射撃。
銃弾は狙い通りの場所に命中したらしい。
体をうねらせて痛みに悶えている。
どろっ、と、石油のような液体が、そいつの潰された目から垂れて落ちた。

『~~~………!』

葉隠「うわ、もっぱつ来るぞ!さっきの鞭!」

今度は横薙ぎに俺達を払うつもりらしい。



1→日本刀
2→ハンドガン
3→別の武器
4→自由記述

>>397

1

>>397


汚い、と思った。
血液だってあんなに赤くて恐ろしいが、なんだこの石油のような体液は。
恐怖の他に、嫌悪感を抱くような色だった。

九頭龍「………十神!」

回避が一瞬遅れる。
体液に気を取られて足が止まったせいだ。
どうした?敵に反応出来なかった?

ワンテンポ遅れた俺は、腕を振り回そうとして来た化物を睨み付け───


パシィンッ


『……~~~~~……?』

葉隠「あいつ外したんか?」

九頭龍「目がイかれてんだ、平衡感覚でもなくなったんじゃねぇか?」

狙い通りの場所に鞭を置けず、凪いだ先端は俺のすぐそばで空気を叩いて止まった。
伸縮性のある素材なのか、わずかに伸びている。
狙いが定まっていたら、きっと当たっていた……。


『!!!』

ゆさゆさ揺らす体はどこかとても気持ち悪く、そいつは再び鞭を振り下ろして来ようとしていた。
躱すのは、多分簡単だ。




1→日本刀
2→ハンドガン
3→別の武器
4→自由記述

>>400
次は夜じゃな、多分

かわしてから1

やるかい?

>>400


「躱せぇぇぇ!」

全体号令。
さっきのよりも強い一撃が来ると予期していた。
だからこそ俺達は全員距離を離してそれを躱しにかかる。

『───!!』

直後、

ばちばちばちんっ!

あられのような連打が、あらぬ方向に叩き込まれたのを見てしまった。
その場にいたのなら一瞬でミンチにされてしまうであろう速度の連打、鞭の雨。
思わず顔をしかめるほどの轟音で、俺はうっ、と胸を詰まらせる。

が、躱してしまえばこちらのものだ!


「九頭龍ぅぅぅぅっ!」

九頭龍「叫ばなくても聞こえてんだよ!」


ぱぱんっ!
重なった発砲音が、今度も敵を捉えた。
さらに目は潰され、ゴムの化物は身悶えして4本の足をがくがくと震わせている。

……しかし、なんだか妙だと思った。
吊るされている、と言うよりこれじゃあ【持ち上げられてるみたいじゃないか】。


ぐぐぐぐ……


葉隠「次は何するつもりなんだべ、こいつっ!」

九頭龍「テメェは黙って足でも殴ってろ!」




1→日本刀
2→ハンドガン(3)
3→別の武器
4→自由記述

>408

敵判定77だから回避重視

>>408
*77のためボスの貯めターン短縮




葉隠「……っ、なんかこいつ軋んでね?」

「………!?」


ぐぐぐぐぐ

何かが無理やり引っ張られているような音がした。

よく見るとそいつはだんだん体を回転させて、ゴムのような体を捻っているじゃないか。
なぜ気付かなかったかと言われれば、それはひとえに俺達が攻撃に専念していたからで───


ぐるんっ


「来るぞ!しゃがんで───」

九頭龍「うおおおおっ!!」



ぎゅぱんっ!



化物が捻った体を解放して、両腕で全体を凪いだ。
しなった腕に捕まったが最後、辺りの生命は根こそぎ纏められた上で壁へと叩き込まれてしまうだろう。
が、俺達はそれをすんでで這い蹲って躱す。
床が汚いだの、やりたくないだのと言ってられなかった。
これを躱さなければ死ぬ、そう思わされたのだ。


「………だいじょぶ、か………」

葉隠「ひぃぃ……」

九頭龍「大丈夫そう、だな……ふー、あぶねぇあぶねぇ」


空気が破裂するような音に耳が痛くなる……が、こんな無茶をすればこいつだってそうそう動けなくなるはずだ。
現に腕をだらんと垂らして、部屋の真ん中で休息を取っているじゃないか。
ここがチャンスだ。




1→日本刀
2→ハンドガン
3→別の武器
4→自由記述

>>413

2

>>413



『~~…~~~~……』


何かを言おうとしているようにも見えたが、口がないのでこちらには何も伝わらない。
頭にあるのは、口ではなくたくさんの目だけだった。
そいつがぎらぎらと俺達を睨みつけているのが怖く、恐ろしく。

けれど今は、クールタイム。
こいつを倒すのはとても簡単に思える。


「今───ありったけぶち込むぞ」

九頭龍「当たり前だろ?」

葉隠「……い、今なら走ってってもいける……べ……」

動く気配がない敵に近接攻撃を仕掛けるのは容易だろう。

『……~~~~』


全員で一気に取り囲み───


ぱんぱんぱんっ!!
発砲音。

『~~~~!』


ずるんっ

九頭龍「すこし下がった!?」

天井からぶら下がる体が伸びたように見える。
影が少し大きくなり、十二分に近接武器が当たりそうに見える。
続けて葉隠が飛び込むようにしてジャンプした。
バトンの一番端の部分が、柔らかい生地に吸い込まれるように飲まれて……目の一つを潰す。
ぱちん、と言う破裂音。
遅れてうへぇ、と言う情けない声が聞こえる。


九頭龍「……あいつ、あと2~3こしか目がねぇぞ……もう決めてやろうぜ?十神」

「………ああ」


化物は息も絶え絶え、鞭を振り上げている………。
なんだかあっけないが、本当にこれで終わりなのか?



1→日本刀
2→ハンドガン(2)
3→別の武器
4→自由記述

>>417

2

>>417



「まぁいい」


終わるなら終わらせよう。
引き金を引いた───

ぱんっ


『~~~~?』

「………なに?」


銃弾は確かに化物に当たったはずだった。
しかしなぜだろうか、なんのダメージも与えられていない。
目は全て潰したはずだ!
しかし、それでもそいつが倒れるような気配が、ない。

九頭龍「なん、だ?……目は全部潰したぞ?オレとテメェで」

何が起きるか分からない。警戒をさらに高めた結果───
直後、びりり、と何かが破ける音がした。



葉隠「……十神っち!なんか中から出てきたぞ!」

「?!」

裏側に回った葉隠から声が上がった。
予想外の事態に身構えながら硬直する。
鞭をだらんとしながら、そいつは身を震わせて背中を反ったのだった。



そしてゴムの背中が破けて、飛び出してきたのは【柔肌だった】。

刺せば、撃てば一撃で終わってしまいそうな、背中だった。


人の背中そのものだったのだ。




1→日本刀
2→ハンドガン(1)
3→別の武器
4→自由記述

>>421

とりあえず日本刀構えたまま観察

>>421



九頭龍「………なん、じゃこりゃ」


葉隠に誘われ、俺達はそれを目の当たりにする。
全ての目が潰された逆さ吊りの男は、ラバーの背中が破けて丸見えだった。
その背中はまるで子供のような弱さともろさを兼ね備えていた。

学園長の心の闇、だと、狛枝は言った。
ラバーは自分を縛るため、そしてその下に隠れていたのは純粋に人を信じる思いだったとでも言うのだろうか。


葉隠「なんでゴムのしたに隠れてたんだべ?」

「さぁな。隠してたのか、隠されたのかももうわからんぞ」

背中は見れば見るほど傷のない柔肌に思える。

そしてこいつ自身、もはや抵抗をやめてしまっていた。
まるで自分に、トドメをさして欲しいのか?
……ぐったりとしたまま動かなくなっている。
そのままにしておいては、また攻撃されるかもしれない。
なぜこんなに抵抗が少ないのだろうか。
考えている暇は実際ないのだけれど。


「だが……」

九頭龍「この背中刺しゃ終わるかもな、十神」

だが。

人の背中だった。
化物じゃないのだ。
そんなものを刺す勇気が俺にあるのだろうか?




1→日本刀
2→ハンドガン
3→別の武器
4→自由記述

>>425

1

>>425



「………悪夢から目覚めるためだ」

ふぅー、と大きく息を吐く。
それがたとえどんなに恐ろしい事でも、俺達は前に進むためにやらなければならない。

他の奴にやらせるくらいなら、俺がやろう。

日本刀を構えると、それを思い切り化物の剥き出しの背中に突き刺した。



『~~~~!~~~~!!』



びたん、びたん、びたんっ


九頭龍「暴れてやがる」

葉隠「……痛かったん、かな?」


鞭をなんども何度もあちらこちらを叩きつけ、ありもしない方向を叩いている。
もうそこには生徒はいないのに、そこには希望はありやしないのに。
そちらを一心不乱に叩いていた。

背中だけが後悔しているように思える。

刃物が刺さった部分から、どろぉっと粘っこい液体が漏れた。
痛みに耐え兼ねた化物はびたびたと震えていたのだが、やがて自分を支えきれなくなり、4本の大きな足ががくりと力をなくす。

ずるり。

天井についていたはずの胴体がさらに露出する。
そして天井から床に向かって急降下───


どしんっ!


………あるはずの下半身はそいつにはない。
腰から下の部分は、下半身の形をしたゴムの皮だけだった。





1→やったか!?
2→化物を調べる
3→部屋を調べる
4→自由記述

>>429

2

>>429



「………死んだ、のか?」


それにしてはあまりにもあっけないのではないだろうか、と思った。
あんなにかっこよく、まさにボスと言った風貌で登場したと言うのに、目を潰されて背中を刺されてしまうだなんて。
もしかしてボスじゃ、なかった?
まさか、またまた。

九頭龍「あぁ、完全に死んでやがんな」

がしんっ、と九頭龍がそいつを蹴り飛ばした。
体を覆ったラバーは見るも無残、背中がばっくりと割れている。そこから見えているのは、やはりただの人間のようだ。
もう刺しておく必要もないか、日本刀を抜き取って腰に戻す。
穴からはまだ止まらない体液がどろどろとこぼれ落ちて、床を汚していた。

なぜこんなにボスが弱いのか。

───時間稼ぎだから?

狛枝が最初に言っていたような言葉が、確かそれだったような………。


葉隠「終わったんだよ、な?ここでやんねーとならん事はよ」

「と、思うがな」

葉隠「……早く行くべ?」

九頭龍「だがよ、7の部屋……桑田のいるのとは逆の部屋が木にならねぇか」

九頭龍「あの野郎、含みのある言葉を残していきやがったからな」

「そうだな……」


時間稼ぎ。
一体なんのための?
それがひとつどうしても気にかかっていた。
しかし、かと言っても理由が分からない。
狛枝はいけ好かないやつだが、俺達には素直に答えていた。
あいつが嘘を言う事はないだろう。

それは九頭龍も同意見だったようだ。

九頭龍「狛枝の野郎に泳がされてるみてぇでムカつくが……行くしかねぇんだろうな、そっちによ」



1→部屋を調べる
2→隣の部屋に行く
3→全員で話す(話題併記
4→自由記述

>>433

1

>>433



その前に、この部屋を調べてみる事にする。

………狛枝はどこにもいない。
一体どうやってこの部屋を出て行ったのだろうか?

九頭龍「……ちっ!出口はあの階段だけじゃなかったっつー事か!」

九頭龍が天井を見上げて悔しそうにぼやいた。
天井の一部に動かしたような跡がある。
つまり、俺達の死角になにかハシゴのようなものが用意してあり、それを使って上に逃げやがったのだ。
……だがおかしい、上の教会にそんな部屋やハシゴなどはなかったはずなのだが……?
それとも外に直接繋がっているのか?

天井を調べようにも、かなりの高さがありここからでは間違いなく手が届かない。
乗れるような台もこの部屋にはないし、少なくとも地下のこの空間にはありえないと思われる。

それ以外に部屋におかしな点と言えば、
やはり聖堂のような場所であったと言う点だろうか。

一番奥には天使のような像が置かれており、その周囲は造花が大量に備えてある。
聖水でも組めそうなボトルが置いてあり、そこは地味に照らされていた。
タイプライターでもあれば、いよいよセーブポイントとして使ってやるのだが。

……天使の像の周囲から【不思議な力】を感じる……。
【神秘的な力】……予感している、これはおそらく【宇宙からのエネルギー】だ。




1→UFOどこっ?する
2→さらに部屋を調べる
3→みんなと話す
4→隣の部屋に行く
5→自由記述

>>437

>>437



まさかこんなところにもあるとは思わなかった。
全て屋外なのだとばかり思い込んでいたが、そうか、こんな場所とも繋がっていたのか。
いや、もしかしたらこの宗教を作ったのが宇宙人だったり?
……ないな。

天使の像の前でかしこまり、俺は【チャネリングストーン】を手に握った。
ほのかに温まるのを感じる。
頭の奥に、何かの声が響き渡る。そんな錯覚が俺の頭を支配して───


葉隠「………はは、ははは……そうか、そうだったんだ……」

葉隠「やっぱそうだ十神っち、俺は……俺達は【真理に近づいて】んだ……」


なぜか、葉隠は笑いながら、天使の像を見つめている。
一体何に気付いてしまったのかは俺にもよく分からないが、とにかくこれが証拠らしい。


九頭龍「あ?」

「確かに妙な圧力は感じたが」

葉隠「その力が、宇宙からのエネルギーだべ。やっぱこのサイレントヒルは、宇宙人が作ったかもしんねぇぞ」

………いや、それはないだろう。
と言いたいが、もしかしたらそうなのかもしれない。
なんてったって、ここまでに4箇所も宇宙の力を感じる場所があるのだ。
しまいにこんな地下の像にまで力が及んでいる。
にわかには信じがたいが、しかしゴーストや宇宙人がいる以上それを信用しないなんて真似は出来ない。

葉隠「UFO目印にしてパンティ探してる場合じゃあねーぞ十神っち!こりゃキャトルミューティレーションの覚悟決めねーと!」

「誰がそんな覚悟決めるか、ばかが」

なぜか気分が高揚してくるのを抑えた。
宇宙人は……でも、あの世界でしか会っていない。
それにここはまだ血と錆の世界ではない。
もしかしたら、もう会えないのか?



1→隣の部屋に行く
2→苗木達と合流する
3→みんなで話す
4→自由記述

>>441

まだ除霊してないんだっけ2

>>441
*oh



葉隠「クフフフ……っ、宇宙のシンパシー……これは驚き桃の木三丁目!」

九頭龍「何言ってんだオメェ」

こんな奴らとの会話はとてもじゃないがやってられん。
さっさと苗木達と合流しよう。

「そう言えば、鍵は?」

ああ、そうだった。
行くよりも前に探す必要があるものがある。
桑田が閉じ込められている檻の鍵だ。

九頭龍「ああ、この化物が持ってやがったぞ?ラバーの中から出てきやがった」

「助かる」

九頭龍「別に。テメェが宇宙の神秘感じてるからだろ」


*貴重品アイテム
【反省室の鍵】を手に入れた。


これがあれば桑田の牢を開けてやる事が出来る。

さっさとこんなところからは出て行ってしままおう。
俺達はすぐさまこの部屋を後にした。

ラバーの化物はひとつ残らず目を潰され、光を見る事はもうない。
動き出さない。
止まってしまった時の中に取り残された絶望を、俺達はもう振り返る事はなかった。




さて、ようやく桑田の救出と相成った。

がちゃ

苗木「………十神クン!無事?」

「ああ、なんとかな」

九頭龍「テメェらこそどうだ?」

苗木「桑田クンは……やっぱりすごく調子が悪いみたい。あんまり反応しないんだ」

「……ちっ、厄介な」

神代「うん、なんか殺気がすごいけど?あったの?」

葉隠「ほとばしる熱いパトスは思い出を裏切らねーべ!」きりっ

苗木「なんか分かんないけど、笑えばいいと思うよ……って、それより!」

「桑田の牢の鍵だな。取ってきた」

神代「牢屋に電気が通ってるんだね?慎重に行ってよ……なんせ僕でも、どれがなんのボタンか分からないし」

「ああ、そのつもりだ」


桑田「………だれ、だ」


「今助けてやるからな」


くるりと5人で桑田の牢へ向く。
期待を込めた瞳でそいつを見る。


桑田が立った。


俺達の顔が驚愕に歪む。
桑田が立った事にも、そしてその数秒後の映像にも。


桑田は立つ、と言うより立たされた。つま先が軽く浮いている。

白い影に、幽霊に……術者に。
どこからともなく現れた術者に。
立たされていた。


バカな、なぜもうここに!?
いや、それよりなぜ桑田のところにやって来たのか!
と言うより早く体が動いて、慌てた俺が鍵を持って牢に近づき───


桑田は訳も分からぬまま、何も見えないままで、背中を押されて、
まだ電源の止まっていない檻の電流に全身を、

押し付けられ、



桑田「───ぁ、あぁあぁあああああああ!!!」



絶叫と静寂、それが起きるのにかかったのはわずかに数秒だった。




1→撃つ
2→声をかける
3→何かのボタンを押す
4→牢を開ける
5→自由記述

>>449

3

>>449


桑田「っ、が、あああ、ぁああああ!!」


びくん、と震える体。
桑田のそんなに厚くもない胸板が電流で焦がれている。
そんなにも、そんなにも危険な電撃がこの鉄に流れていたのだ。
反省室の名前は伊達ではなかったのだ。

その光景に頭が真っ白になりかけた。
直後なんとか頭を回転させる。
───鍵を差し込むよりも先に、とにかく電源を止めなくては!
体を翻し、俺はまず壁に向かっていった。

他四人は、まるで目の前で起きている事が芝居か何かのように呆然としていた。
当たり前だ。
こんな非常識な事があって、たまるか。
全員が全員、あまりの事態に理解が追いついていない。

激しい電流に肉が焼け焦げる匂いが、部屋の異臭に新しいアクセントを加えた。

だんっ!

どのボタンか分からないが、とにかくボタンを押した。
ばりっ、と一度電気の大音がしたのち、やがて電撃音が消え去った。

じゅぅぅぅぅ……

肉の焦げる音が、耳障りだ。


苗木「………う、うわあああああああ!!」


そこでようやく全員、正気に戻った。
正気に戻らないほうが、もしかしたら幸せだったのかもしれない。

檻の中の術者は、桑田の焼け焦げた胸板に何かを刻んでいる。

なんだこれは。
何が起きてる?
桑田は………死んだ?
嘘だ。
なぜだ!




1→牢を開ける
2→撃つ
3→叫ぶ
4→逃げる
5→自由記述

>>454

1

>>454


「………っ、桑田ぁっ!」

続いて牢を開ける。
鍵を開けるのはとても簡単だ。
だが、それよりも何よりも、俺は対峙した。

牢を開け、中に佇むその存在と、ついに相対した。


白のコートのようなものを身に纏い、ゆらゆらと漂う幽霊のような姿。
フードをめくったその顔は───やはり寸分の違いもなく【ソニア・ネヴァーマインド】。
しかしその目には狂気が宿っていた。
一心不乱に、すでに物言わぬ姿に変えられた桑田に数字を彫り込んでいる。
表情は半笑い。
恐ろしいまでの決意が感じとられる。
俺には全く見向きもしない。

数字は【16/21】───

「……誘惑、か……!」

そう言えばあの啓示には、こうあったのか。

【罪からの誘惑により大いなる起源に立ち戻り】

罪からの誘惑。
つまり、欲求に正直な桑田らしいと言う事だ。
おそらく、だが。


がり、がり。

ソニアらしきそいつは、自分の鋭い爪で数字を綺麗に掘っている。
まるで刃物を使っているかのようにも見える。

足元には、桑田だったもの───すでに半分以上焼け焦げ、その顔も判別がつかないようなものが、転がっていた。
絶句する。




1→逃げる
2→撃つ
3→戦う
4→叫ぶ
5→自由記述

>>462

全力で1→地上まで

>>462


声も出ない。


九頭龍「………なん、おま……ソニア、なの、か……」


惚けた声が届いた。
それはそうだろう。
誰もが信じたくない。
けれどそれが今、現実に起きてしまっている状況で。

ソニアは何も言わない。

その影が、ゆらり、一瞬だけ揺れて。


「………げる、ぞ」

九頭龍「なに……」

「……逃げるぞ!全力で!!」

苗木「───わ、わかった!」

神代「全員、生きて帰ろうね……!」

葉隠「っ、こっち来んなよ絶対に!!」


じゃり、と檻の中で後ずさりする。
ふと足元に見えるものがあったので、拾い上げた。
………これは確か、桑田の………。


*貴重品アイテム
【誘惑のピアス】を手に入れた。
→桑田愛用のピアス。パンクでロックなイメージ。


だめだ、こいつの体を持っていくのは今は出来ない。
だめだ、今すぐここを離れなければ。
けれど足はすくんでしまって、それでも勇気を振り絞って、だから俺は叫ぶ。



「全員走れぇぇぇぇ!!」


術者がにやりと笑ったが、その笑いがなんの意味を持っているのか、その時の俺はさっぱり理解が出来ていなくて、

とにかく今は、目の前で人が死んだ事実に愕然としていたのだった。



───Chapter3 END

全速力。
息を忘れるほどの速度で、俺は牢を出る。

調べなければ、と思っていた部屋はあったが
今じゃなくていい。
とにかく術者から、ソニアから離れなければと言う気持ちがまず最初だった。

だからこそ同行の全員にも同じような事を叫んだのだ。
自分はともかく他の奴に死なれたら俺が困る。
死んでも死に切れない。
だからまずはそいつらに逃げて欲しいと叫んだのだ。



瞬間、牢の中で、何かが蠢いた。


「………、桑田………?」


苗木達は部屋を出る直前である。
俺だけがそいつと真正面から向き合っている状況。
ソニアがにたりと笑って、うつむく。


桑田らしき肉体から、何かが



………ぼこっ


湧き出た。


「………は?」

桑田『』


これがゴースト……なのか?




1→それでもまず逃げる
2→止まる
3→撃つ
4→自由記述

>>472

話しかける

>>472



苗木「十神クンっ!逃げるんじゃ………」

俺の退出が遅い事に痺れを切らした苗木が口を開いてこちらを見てから、止まった。
それもそうだろう。
桑田が2人いる計算になる。
……とは言え、落ちている肉体の方はもはや誰なのか理解出来ない姿になっていたが。

「桑田……なの、か?お前……ゆ、幽霊、に……?」

声が震える。
精神崩壊前夜、どうしようもない。
目の前に明らかに桑田が立っている。
死んだはずのやつが、自分の足で立って……


桑田『………ァ』

「っ!?」


否、違う。

こいつは、桑田だけど桑田じゃない。


『ァァァァァ』


桑田から生まれた───【誘惑のゴースト】!



苗木「───十神クン!【帰服の剣】を刺して!じゃないと桑田クンは追いかけてくる!」

「……なんだと!?」

追い込まれた状況、理由を聞いている場合ではないが。




1→帰服の剣を使う
2→逃げる
3→叫ぶ
4→自由記述

>>477

1

>>477


【帰服の剣】───
先程、拷問室の傍に置いてあるのを見た、中世の古い剣だ。
なぜここにそんなものがあったのか、それはついぞ知る事は出来ないだろう。
もしかしたらあの狛枝が、俺を希望だのと言って置いておいたとも考えられる。
そうだとしてもだ。

苗木「早くッ!十神クン!!」

桑田『ガァァァァァ!』

そいつが目覚めようとしている。
いまや人の姿から変貌しようとしている。

「……くっ!」

背に腹は代えられない。
檻をすり抜け、俺に一直線に進んできた桑田の亡霊へ、一閃。

どすっ


桑田『ア、グガッ!』


まっすぐ腹へ、そしてその剣の切っ先は面白いように地面に刺さった。
ちょうど桑田を串刺しにしたような光景である。
縫われて動けなくなった桑田は、仰向けの体勢のまま、両腕を宙へと向けてもがいていた。


「……すまん」

苗木「早く!」


ソニアがその場から動かないのが、妙に恐ろしい。
こちらを睨んでずっと止まっている。

俺達はとにかく───地上まで脇目も振らずに逃げ出したのだった。




1→病院に戻る
2→みんなと話す(話題併記
3→叫ぶ
4→自由記述

>>483

2苗木になぜあんなことを知っていたのか聞く

>>482
これ




◆教会・1階フロア


全員が全員、無我夢中で走ってきた。
階段の部屋に再び霧切がいたのもみんな覚えている。
だが、それも脇目も振らずに走り逃げた。

術者に、殺されるかもしれない───

誰もがその不安を抱かざるを得ない状況だったのだ。
なんとか息を整えながら、俺は不意に苗木に問う。



「なんとか……逃げられた、のか?」

神代「と、思いたい……けど、ね……」

葉隠「………! あー………」

苗木「ほんと、だね……はぁ、はぁ……」

「………ところで、苗木」

苗木「うん?なに?」

「お前───【いつから霧が見えてる】?」

苗木「───………バレてた?」

九頭龍「っ、ぁあ?!苗木に霧が……」

「わからん訳がないだろう。今も桑田が見えていた。お前は霧が見えないはず、そしてあの化物も見えないはず」

「にも関わらず、気付けば小泉のゴーストが現れたあたりからお前の反応は怪しかった」

「さらにひとつ、【お前は見ていないはずなのに帰服の剣の事を知っていた】」

苗木「………ごめんね、なんだか言い出せなくて………」

葉隠「なんだべ、みずくせぇなぁ」ぶうぶう

苗木「ほんと、ごめん」

神代「それで、いつから?」

苗木「コンビニの辺りから、かな……ずっと気にしないようにしてたんだけど……段々、辛くなってきて……」

苗木「ボクには何も出来ない、けど人が、クラスメイトが死ぬ……学園長が死ぬ……その事実に耐えられなくって」

「………苗木」

苗木「気付いたら、街が霧がかってたよ」

苗木は人の事で傷付くやつだ。
それだけ優しいやつなのだろうな、とほのかに俺は思う。
愚民の、平民のよくある思考だと思う。
けれど苗木のそれは、本当に度を越している。
優しい、の範疇を本当に超えてしまっているのだ。

そんなやつが、今に至るまでいきなり、数多くの死を目撃したら?
精神的ダメージは計り知れない。
心に確実に、心的外傷は刻み込まれていく。
そしていよいよ耐えられなくなったのだ。
罪の重さに、無意識が折れたのだ。
だから苗木は霧が見えるようになった。


九頭龍「……それと剣の話が繋がってねぇぞ」

苗木「はい……それでほら、ゴーストも見えるようになったんだけど……」

苗木「………地下に降りてから、ボクにだけだと思う───霧切さんが見えるんだ」

「なに?」

苗木「見えるって言うか、囁いてくるって言うか……霧切さんを感じるんだ」

葉隠「なんかエロ……いや、なんでオメーだけに?」

苗木「それも分かんないけど……」

九頭龍「っち、わかんねぇ事だらけなんだ。いちいち理由つけて分かろうとはしねぇけどよ」

苗木「……とにかく、ボクにだけ霧切さんが見える……みたいなんだ。もしかしたらそれとボクの意見が混ざっているかも」

「なるほど」

苗木「帰服の剣も霧切さんの声が聞こえたんだ。それの使い方も……」

苗木「ヴィクティムには特に強力な存在がいる……それらに帰服の剣を刺せば、術者の従者はいなくなる」

これは随分便利なんじゃないのか?

葉隠「強力な存在?」

苗木「………ええと、……16から19までの4人のゴーストが特に強いんだって」



1→病院に戻る
2→みんなと話す(話題併記
3→自由記述

>>494

次の標的、起源・監視・混沌が誰か予想を話し合う
できたら起源→葉隠・監視→神代ではないかという推理も加えれたら加えてほしい

安価把握じゃぞ。
明日はUFOイベント完遂出来そう!
サンキューヤッス!終わったら心置きなく車に轢かれてください
またあした

なあなあ、最初に澪田の幽霊出てきたよな?あれはゴーストとは別物なの?

エロくないけど答える。
原作的に考えて別物だと答えるよ。
ゴーストっていう化け物が出てくる以前にサイレントヒルでも死んだことに気づかないやつがいたからね。

原作で言った場合だとゴーストって4の異界で死んだために取り込まれて彷徨ってる人間だしまぎれもない本人なんじゃ…?

この前勘違いしちゃって全部見直した時に気になったセリフがあるんだけど、もう真犯人もはっきりしたし「起源」の前にだべっちゃおう

① 2スレ目>>132
・葉隠「………う、神は……、再臨……」
② 3スレ目>>2
そんな中、【不二咲千尋】のスマートフォンの遺言から【左右田和一】が犯人なのではないかと睨む江ノ島だったが

①って葉隠に司祭のどっちかでも憑いてるって事かな?

カバンパクられる夢で目覚めて最高に寝覚め悪いです。おはよう

以下恐らく本編では一生説明されなさそうなバックボーン
>>497
澪田の幽霊とゴーストは別物。
原作4のゴーストは>>502とか>>506が言う通り【異界に取り込まれて彷徨う被害者の亡霊】。
でもこの(今回の)は【聖女派のミス】で【静岡自体が異界になっちゃった☆てへぺろ】状態。
最初自分が死んだの理解してなかったので、澪田は普通に幽霊だった。今ならゴーストになると思う。
【ゴースト】と言う通称を使う場合は【幽霊っぽいクリーチャー】だと思ってもらえたら。

>>506
①→葉隠さんはそのあとうなされて「ぱぱ……まま……」って言ってたところから推察願います。
②→【不二咲に酷い事したのは左右田】だよって言うアルちゃんの遺言。つまり……?

>>494
>>493


ソニアの犯行を止めたいが、もしかすると今は出来ないのかもしれない。
そうなってくるとひとつ、どうしようもない程の問題がひとつ出てくる。

「………残りのゴーストは誰になるのか、だ」

考えなければならない。
俺は、次の被害者が誰なのかを考えなければならない状況に立たされている。その上で救えないのが、分かっているのは辛い。

九頭龍「心当たりはいんのか?」

苗木「うん……言葉に当てはまる人はいる」

「俺も心当たりがある。話してもいいか?」

苗木「うん、聞かせて」

「まず17人目……【起源】。霧切のメモにも【サイレントヒルの歴史に触れたものがなるのではないか】と書かれている」

「そんなものあるのかと思ったが───次はお前なんじゃないか?……葉隠」

神代「え……?」

苗木「………!」

葉隠「……」

「………分かったところで何が出来るわけじゃない、分かってる……分かってるが」

葉隠「……仕方ねーべ?」

悔いる俺に対して、一方の葉隠は無駄に晴れ晴れとした顔である。

九頭龍「ん?やけにあっさりとしてんな。テメェ実は死んでるとか……」

葉隠「いや、こればっかりはもう仕方ねーんだ。【その結末はもう見えてた】」

葉隠「……ダメなんだよ、俺らが死なねーと反撃の機会が生まれないんだ」

苗木「8本の槍……か」

「………次に行くぞ」

苗木「次の18番は【監視】……だよね?」

「ああ。俺は………神代、お前が【監視】として殺される可能性を考えている」

神代「僕?ちょ、そう言う冗談はベッティング中だけに……」

「知恵なき悪魔……この【知恵】と言う単語を、言葉通りに受け取らずに考えてみた」

「江ノ島盾子は俺に【知恵】を与えた。そしてお前にはその【知恵がない】。つまり───」

苗木「サイレントヒルに対する情報を持っておらず、ボク達をずっと見てた監視者!」

神代「………はは、そんなまさか………」

九頭龍「じゃあその次の【混沌】は」

葉隠「間違いなく狛枝っちだろうな。敵か味方かわかんねぇ。どっちに転んでもいいと思っててんだ、あいつは」


話し合って俺はどうしようと思っていたのだろうか。
止められるとでも思っていたのだろうか───



1→病院に戻る
2→みんなで話す(話題併記
3→拳銃リロード
4→自由記述

>>510

1+3

>>510
>>509



気が、重い。
これから死ぬのが分かっている仲間とともに行動するのはひどく辛い。
もっと言えば、それを理解させてしまった事が何よりも、申し訳ない。

けれどそうするしかなかった。
俺達はこのまま進むしかなかった。

葉隠は、先の言い方から考えれば、俺のために死ぬのは仕方がないと言わん様子で。
一方神代は納得の行かない有様だ。
このふたりではない事を祈りたいがしかし、そうなると今度は俺の見ていないところで別な人間が死ぬ事になる。

結局誰かが死ぬ。
絶対に。

そして最後に俺が絞首台に上がる事になる。

足元がふらついて覚束なくなる感覚を覚えた。

苗木「しっかりして、十神クン!」

「………苗木」

苗木「それでも、これを止められるのは十神クンだけなんだ。十神クンがやらなきゃ、もっとたくさんの人が……死んじゃうんだ」

葉隠「だべ。神様だかなんだか知らんけど、なもんここに降ろさせていいんか、十神っち?」

「葉隠………」

九頭龍「……おい、待て」

ふと九頭龍が思い出したように言う。

九頭龍「桑田は16番目の【誘惑】なんだよな?じ、じゃあ……15番目の【絶望】は……」

「もう死んでいるだろうな」

神代「盾子お姉ちゃんが!?」

自動的になった、そうなってしまった。
しかしそれが正しいのだろう。
贄の順番から行って、江ノ島は確実にソニアに殺されたのだ。

「……急ごう」

今更何をもって急ぐのかは、もう分からなかった。
でも、すぐに、今すぐにこの実態はあいつらに話さなければ。
それに病院側のメンツの精神状態がとても心配だ。
特に石丸……目の前で再び人が死んだのだ、パニックに陥ってもおかしくない。

拳銃に弾を込めながら、俺は教会の外の世界に出て行った。


*システム
ハンドガンをリロードしました。
装填6・予備23になりました。




直後からレス3連携のコンマ判定、連投桶
コンマ合計15以上で迷わずにすぐ病院に着く

連携結果ェ……
66なんて子知りません

>>512-514



「………行くぞ、苗木。お前、霧が見えるだろうが、道案内は問題なく出来るだろう?」

苗木「うん、大丈夫。霧切さんが教えてくれるから」

「道はお前に任せる」

葉隠「いいなぁおい、死んだヒロインに助けられる主人公みたいでよ」

九頭龍「よかねーだろ」

「お前吹っ切れすぎだぞ」


全員で急ぐ。
霧の中はやはり視界が悪く、時折ラジオが鳴り止まなくなる。
しかしそれでも俺達は迷わず歩き続けられた。

理由はやはり、苗木が全く迷わずに道案内した事が挙げられる。
霧切が囁くと言うのも存外嘘ではなかったのだ。
ゆえに、苗木は迷わずに俺達をちゃんと導く事が出来た。
真っ白な霧の中、何も見えなかったはずの苗木がしっかりと指示を出したのだった。

コンビニに行くより前は、霧が見えていなかったはずの苗木。
しかしこの街は、絶望でさらなる絶望を作り上げたようである。

しばらく歩いた。
敵の気配こそすれどどこにいるのか分からない。
ふと、なんとなく見覚えがある場所へとやってくる。
霧で見えにくいが、それでも知っている場所だ。

───そうだ、病院の裏口だ。

◆アルケミラ病院


がちゃ


「……白夜様ぁ!」

まず最初に聞こえたのはそんな叫び声だった。


腐川「びび、白夜様ぁ、申し訳……あり、ま……」

石丸「………」

終里「………なんだよ、くそッ」

「……どうした」

腐川「あの、あ、え、江ノ島が……江ノ島盾子が」

「江ノ島盾子が死んだか」

石丸「!………ああ、江ノ島くんは死んだ、殺された」

九頭龍「ちっ、やっぱりな」

腐川「や、やっぱり、って……」

「桑田が感電死した」

石丸「なん、だって……?」

「犯人にやられたんだ……生贄にされた、術者にな」

苗木「江ノ島さんは……」

石丸「僕達が見つけた時には、溺死していた……便器に頭を突っ込まれていた。ひどい……方法だと思わないか」

「………」

術者は、抵抗する江ノ島の頭を便器に突っ込ませて、その水で殺したと言うのか。
……そして次にはどんな方法が取られるのだろうか、恐ろしくて聞けない。

「………ひとまず、座ろう。話をしなければ………」




1→全員で話す(話題併記
2→いままで起きた事を話す
3→アイテム確認
4→自由記述

>>523

江ノ島の死体の確認

とりあえず上
あとクリーチャーとの交戦がなかったか確認したいな…
腐川と終里がいれば大丈夫なのか知れるし

>>523
>>522


「それで江ノ島は?」

石丸「………隣の部屋に。みんなと一緒に寝かせてある」

「そうか」

苗木「………行こうか」

ぎぃ

病院のメインフロアから行ける、看護師達の待合。
そこに澪田達、俺の影武者、そして新たに江ノ島が並べられている。

「……お前もここで死ぬとはな」

信じられない。
普通に過ごしていれば、こいつが死ぬのはまずあり得なかった。
左手首に刻まれた数字は【15/21】、贄の順番も間違いなく、そして江ノ島は確実に死んでいた。
目は閉じられている。石丸が閉じてやったのだろう。
顔の辺り、および前髪が重点的に濡れている。頰はまだうっすらと赤くなっているように思えた。
脈を取る……無駄だった。

全員が一瞬で言葉を失う。

石丸「心臓マッサージも人口呼吸も試したが………無駄だった。病院なのに人を救えないとはね、はは」

横から聞こえる石丸の弱々しい空笑いが辛い。
絶望はひたひた、足音を殺して俺のすぐ近くまでやってきていたのか……。

………江ノ島のそばに何か落ちている。


*貴重品アイテム
【絶望ヘヤピン】を手に入れた。
→江ノ島の遺品。髪の毛をまとめるためのヘヤピン。たまに指先に刺さる。


終里「……ああ、そういやバケモンどもはここには……来てねーぞ」

終里「ちくしょう……オレとバトりやがれよ……ちくしょう……」

終里「幽霊なんかずりーだろ……」ぽろぽろ

腐川「……こいつも石丸も、ずっと変な調子よ」

苗木「………」

葉隠「まぁ、そうなんのも分かるけどよ……」



1→みんなで話す
2→遊園地を目指す
3→自由記述

>>526

1今は自分が生き残ることだけを考えろ。日本に帰ってこいつらを丁重に弔ってやるためにも

>>526


なんと言っていいか分からない。

「だが、終里……お前にも改めて伝えたい。そしてお前達」

「敵を見つけたからと言って戦おうとするな。今は───自分が生き残る事だけを考えろ」

「無事に日本に帰って、こいつらを丁重に弔ってやるためにな」

苗木「………うん」

終里「けどよぉ」

「どうせお前じゃこの戦いを終わらせられん、と言ってるんだ。大海に漂うプランクトンは、黙って俺を待っていろ」

「……無茶をしてお前に死なれては敵わん」

終里「………」ぽろ

石丸「そう、だな」

「石丸、お前は救われた身だ。【大和田が死んだから、お前は死なずに済んだ】。だからこそ命を無駄にするな」

「……葉隠、悪いな」

葉隠「んあ、何が?」

こうまで言っておいてもう運命は見えていると言うのに。
自分の力のなさに、急速に苛立ちを覚える。
なぜ俺は選ばれた。
なぜ俺がこんな事をしなければいけない。
なぜ俺には何も出来ない……。

九頭龍「………次はどうすんだ?」

苗木「行くなら遊園地、だよね?」

九頭龍「あ?遊園地?」

石丸「ああ、この街の最も有名な観光名所である遊園地か」


そう言えば遊園地にソニアの肉体か置かれているんだっただろうか?




1→みんなで話す
2→遊園地に行く
3→自由記述

>>529

1
自分たちのこれまでの経緯を説明、知り得た情報の共有

2

既出かもしれないけど病院で十神たちが見た逃げ惑うソニアは結局何だったの
前に挙がってたゴーストになってからだとしたら殺人兵器のはずだしおかしくない?時系列わからん

>>529


「なら、行くぞ───遊園地にな」

九頭龍「ひとりで、とか言わねーよな?」

「はっ、まさか。ひとりで行くわけがないだろうが」

苗木「うん、そうだよね」

神代「ひとりでプレイの方が得意かな、十神お兄ちゃんは?あ、僕も1Pは好きだけど」

石丸「」?

腐川「もしかしてもしなくてもこの会話って下ネタ……!?」

「そうなのか?」

神代「違うの?」

九頭龍「ちげーだろ」


最後の目的地はどうやら遊園地だ。
そこで全てに決着をつけよう。
8本の槍───狛枝もそんな事を言っていた。
それをソニアにどうしろと言うんだ?
俺にはよく分からんが、とにかく遊園地でソニアを弱体化しなければならないらしい。

まずは向かうのが先決か。
しかしメンバーはどうしたものか。




*UFOイベントは葉隠必須です。あとは任せる。

1→全員で行く
2→今のままで行く
3→入れ替えする
4→そのた

>>535

>>533

昼寝しそうです。ちょい中断

遊園地行く前に教会で狛枝が言ってた本見ときたいな

>>531
ソニアは儀式を完遂させたい→そのためにどうしても【絶望】と【知恵】を会わせたい
→結論から言うと、十神を江ノ島に会わせるために出て来たダミーソニアです。
追いかけた時点でストーリー進行は確定してました。し、追いかけさせるためのものです。

>>540-541
地下7の部屋は必須じゃない。でも行くと、これまでの左右田の経緯がちらーっと絵本で読めるって言うギミックがあった。
読まなきゃいけない本はこれから行く場所でも読める。

>>535
>>528



「………その前に、少し話をしたい」

石丸「話を?」

苗木「うん。今までの事、僕達が知った事」

終里「つーかナチュラルにいるけどオメー誰だ?」

神代「言われると思ってたよ」

そして今までの事を石丸達に説明した。

コンビニで学園長の死体を見つけ、教会に向かい、そこで懺悔の言葉を聞き、小泉の幽霊を見つけ……霧切が、桑田が、それぞれ死んだ。
犯人の事、狛枝の事、儀式の事……。

話さなければならない事がたくさんありすぎて、どうすればいいのか分からなくなるほどだった。
話すうち、石丸も腐川も自分の理解を追い越した事態に顔を真っ青にしている。
終里は出だしから意味が分からないと言った様子だったが、ソニアが犯人だと伝えると少し残念そうな顔をした。


石丸「儀式は……今は止められないんだな」

「そうなる。せめて10人目までに止められていれば分からなかったが」

石丸「そして次は───もう決まっているんだな」

「ああ、誰が死ぬのかは分かりきった事だ」

石丸「……誰が死ぬか分かっていて、僕達に出来る事は……ない、んだな」

「そうなる」

短い答えだった。
石丸の心を草臥れさせるのに充分な回答だったようだ。
消沈してへたり込んでしまった。

葉隠「こうなったらもう覚悟しとくしかねーべ……それ以外に俺が出来る事ねーし」

九頭龍「はっ、そんないきなり人間開き直れるかよ!本当は泣きたくてたまんねぇんだろうが」

石丸「……君は、君達は強いな。僕はもう……」

「強くはない。ただ……」

腐川「そ、そうよ!白夜様だってお心を痛めているのッ!あ、あんたね、バカ!」




1→遊園地に向かう
2→話し合う(話題併記
3→自由記述

>>546



左右田の絵本見たかった

>>546



「………とにかく今は遊園地に向かうほか、俺達に出来る事はない。いいな?」

石丸「わかった。そこで全て終わらせるのだね?」

終里「おっさんはそこにいんのか?」

「分からん、が出会わない以上どこかしらにいる可能性はあるな……。」

九頭龍「存外、遊園地で全員籠城してるとかそんな事になってんじゃねぇのか?」

「可能性は高い」

葉隠「じゃ、ちゃっちゃと行くべ」

苗木「………そう言うわけにもいかないんだ。霧切さんが言うには、地上から遊園地に行くルートは全滅してるらしい」

終里「ま、マジかよ!」

苗木「だから地下から向かおう。この近くから下水道に入れるよ」

九頭龍「またあの道か……」

「また?」

九頭龍「あぁ。モーテルに行くのも下水道から行ったんだ」

終里「バトれるな!あそこは狭いくせにいろいろいやがるから!」

「………」

狭い道を進まねばならんか。
人数を絞った行軍の方がいいか?



1→全員で向かう
2→石丸達は置いてく
3→誰が入れ替える
4→誰か置いてく
5→その他。UFOは葉隠必須

>>552

>>555は可能な限りメタ非メタ問わず答える


サイヒルやったことないからわからんけど、
死を否定できる町ってことは全員生き返ったりできるんかね?

5
みんなの持ち物確認

葉隠も神代もしんでまうん……?

>>553 恐らくは…
葉隠の「ぱぱまま」発言ってどういうことだ?まさかのアイリーンポジ?

秘跡のストーリー以外にイベントある?一直線に消化しちゃって大丈夫?
>>553
>>550
>>554

答えるよ。

>>555
秘跡(本筋)以外はあとUFOくらいしか実装なし。行くなら今。

>>553
結論から言うと、死ぬ。ここまで来ちゃってるのでもうこれは覆らない。絶対に死ぬ。

>>550
生き返ったりはしない。すごくあれだけど
【死んでしまった仲間にとてもよく似ている、魂が現実化した存在】なら出来る。
つまりそれは死の否定であり、【現実の否定】であり、【異界への一歩】。
本家2とかは、死んだはずの嫁さんに会いに行く旦那さんの話だったりする。

>>554
すごく近いけどちょっと違う。
多分本筋で永遠に触れられないからぶっちゃけると【色々混ざりすぎてる】。
話のルート次第では【ロリソニア】に取り憑かれてる事にもなったのだけれど、そのフラグが立ってないので【聖女派のロリっ子】が正体。
それだれ?って人は>>91あたり参照。

>>552


「行軍するのは構わんが、持ち物は問題ないのか?」

九頭龍「………確かめとくか?」



十神の持ち物

回復
栄養ドリンク×4
救急キット×2
アンプル×3

カウント低下
アグラオフォティス×1
メダリオン
ホーリーキャンドル×5

装備
E:ライト
E:ポケットラジオ
サバイバルナイフ
ハンマー
葉:バトン
E:日本刀
石:サーベル
メス
メルキオールの小剣
アルコールのビン
硬球
ガラスびん
アルコール入りの瓶
E:ハンドガン→6発
ハンドガンの弾→23発
狩猟用ライフル→4発
ライフルの弾→6発
サブマシンガン→600発
マシンガンの弾→660発
帰服の剣残り4本

貴重品
ロビー君の人形(血まみれ)
修学旅行のしおり
モノクマのらくがき
第一班のスケジュールリスト(苗木・大和田・朝日奈・セレス)
第二班のスケジュールリスト(葉隠・山田・舞園・腐川)
第四班のスケジュールリスト(江ノ島・石丸・桑田・戦刃)
UFOのただしいさがしかた
チャネリングストーン
携帯ゲーム機(ワンダースw略)
汚れた金属バット(桑田のもの)
電子生徒手帳(??)
ソニアの写真
教団の本
ゴシップ・ウーマン
啓示の一部(第一の啓示)
虚無のタイピン
暗黒の万年筆
憂鬱の万年筆
絶望のヘヤピン
誘惑のピアス


メモ
スマイルサポート協会のチラシ
心的外傷の輪郭
アルケミラ病院の紹介記事(精神病患者も多かったらしい)
誰かの手記(術者は戻った/聖女派に遅れをとるな)
あるジャーナリストの記録(教団について)
あるジャーナリストの記録2(教団は麻薬を流行らせてた)
こころのかいぶつ
左右田の手記(1~9/?)
教団関係者の手記
後悔の言葉
トビーの遺書
霧切の手帳



九頭龍「オレはハンドガンとその予備の弾だ。まだかなり余裕あるぜ」

苗木「ボクは地図と金属バット…あと応急キットもいっこ持ってるよ。あとは霧切さんと一緒に頑張るかな」

葉隠「ん?俺はバトンだけだぞ!いやマジで、そこ疑ってもダメだぞ」

「以前お前が栄養ドリンク隠してたのは忘れてないからな」

葉隠「」

終里「オレはこの靴!あと飯のパン!」

神代「だ、大丈夫かなぁ……僕もハンドガンと弾を持ってるよ、お兄ちゃん。でも弾は無限じゃないからさ」

石丸「僕は君から預かっていた儀礼用のサーベルだな」

腐川「あ、あた、し」

石丸「腐川くんはスタンガンを持っている」

腐川「」!?

石丸「あと武器のハサミだな……ところでなぜスタンガンなんて?」

腐川「じ、実は……で、電気ショックでも入れ替われる事が……外にいる間に分かったのよ……」

「それでスタンガンなんて持ってるのか」

腐川「あひゅう~……」




1→全員で向かう
2→石丸達は置いてく
3→誰が入れ替える
4→誰か置いてく
5→その他。UFOは葉隠必須

>>562

1

>>562



「………行こう、俺達はもう全てに蹴りをつけるべきだ。そうだろう?」

九頭龍「ああ、そうだな」

苗木「うん。みんなのためにも……儀式を止めないと」

全員が覚悟をした。
準備万端、これで最後にしたいものだと全員がそう思った。
一度息を吐き、それから苗木に従って歩いて行く事にする。

苗木「………行くよ」

死への旅行。全てを知ってなお、俺達は止まれない。
これをそのままにしておいてはいけないのだから。
ゆっくりと霧の中へ体を滑らせて行く───





しばらく歩いて、病院に向かう跳ね橋の近く。そこで苗木がしゃがみ、傅いた。

苗木「ええと、跳ね橋のこの辺りに……」

九頭龍「見えるか?」

苗木「ちょっと厳しいけどいけない事はなさそうかな……」

「なんの話だ?」

九頭龍「ここから一度下水に降りて、そっから一気に突っ切るんだ」

がこんっ

苗木「………よし」

葉隠「今のって、おい」

苗木「地下が開いたんだよ。ほら、行こう」

地下が開いたと仰々しく言うが、ただのマンホールじゃないか……。

全員で中に入っていく。
それぞれ降りたら今度は俺が。

ゆっくりと中に入っていく。
降下する。
霧で外も見えないが、入口に蓋をすればもはや真っ暗になってしまった……。


暗闇を下る───

ぱきぱき、と言う金属の剥がれる音が、耳に入って来る───

世界の色が、俺が降りるごとに変わっていっている───


◆下水道


嫌な予感はしていた。

人の声がしなくなり、世界の温度が変わったからだ。
何がきっかけでこうなったのだろうか?
それはもう考えても分からない。
まさか下水道でこんな目にあうとは。

ハシゴを降り切った時に俺に待っていたのは、とてつもない悪臭と、ひどい光景だった。
いずれの金属も腐食し、赤く錆び付いている。
そして何か汚いもの……それこそ人糞のような何かが床にべっとりとついている。
天井からは水漏れ、また壁になんの血で描いたか分からない魔法陣がてらてら輝いている。

……そして、注目すべきは、
俺の目の前に、大鉈で刺されて死んでいるナースのようなものがいる事だ。

この大鉈、俺はどこかで見たような気がする。
それよりなにより問題は、全員とはぐれた事だ。
さっさとこの世界を出なければ……!



1→地図を探して
2→辺りをうろつく
3→大鉈を取る
4→自由記述

>>567

大鉈とナースの死体を詳しく観察

上の後大鉈を取る

>>567
>>566


大鉈は、普通の人間で振り回せるのかどうか不明な大きさだった。
こんなもの一体どこから現れたのだろうか?
俺はどこでこれを見たんだ……?





薄ぼんやりと見えたその姿は…

…三角の、頭?

そう思った時には、霧の奥から大きな金属が俺の首めがけて


ヒュドッ




あの時。
そうだ、あの時───一番最初に見た夢!
その時に見たのが、その金属が。
今考えればあれが大鉈だったのかもしれない。
ではあの三角頭は何者なのか?
こんな大鉈を片手で引きずり、そして現れる上半身裸の、謎の存在。
あれは───

それは置いておくとしても、なぜそれがナースに刺さっている?
憂さ晴らしなのか?それとも?
……意味が分からない。

ナースには傷はたったの一箇所。
大鉈の部分だけだ。
壁に縫い付けられたように刺されており、足は宙に浮いている。
死後かなりの時間が経過しているらしい。
体液が床に壁に新しい模様を作っていた。
もう動く事はないだろう。


この大鉈、抜けるだろうか……?
両手を使って思い切り引っ張ったが抜けるような感じがない。
金属に刺さっているので当然なのかもしれない。
得体の知れない力で、この鉈は壁に突き刺さっている……。


「……おーい……誰かいないのかー……!」


遠くから声がする。




1→声の方に向く
2→辺りを見回す
3→辺りを調べる
4→鉈を抜こうとする
5→自由記述

>>571

3した後に警戒しつつ1

>>571


思わず辺りを見回す。
いや、敵のようなものはいない。
ラジオにも何の気配も感じられない。

……この近くに何かが落ちていたりは……

いいや、人糞があるような場所に何かあっても使う気はしない。
汚い。
それがたとえ未開封の栄養ドリンクでも、だ。


「……おーい……!」


叫ぶ声はだんだん近寄ってきているように思えた。
思わず恐ろしくなって俺は身構え、そちらを見つめる……。
しかしそちらを見ると、意外な男と出会ったのだ。



「……日向!?」

日向「と、十神じゃないか!なんでここに!」



久しぶりの再会と相成った。
小学校で別れたはずの日向がなぜかここにいる。
手にはやはり鉄パイプが握られており、体に傷らしい傷はない。
どうやら化物どもに絡まれずに済んでいたようだ。


「お前、なぜここに……?」

日向「あちこち歩いてたらここに来たんだけど、どうやって出ていけばいいか分からなくてな」

「そうか……」

お前が無事で何よりだ。と言おうとしたが、

日向「ところで十神、お前何を見て……」

俺のそばにいる大鉈に刺されたナースを見て日向が沈黙した。




1→地図を探す
2→歩き始める
3→声をかける
4→自由記述

>>574

3日向に誤解されないよう説明してから1

>>574



日向「……お前、これ」

「俺じゃない」

日向「いや、そうじゃなくて」

誤解を恐れたが、日向にもこれが俺の仕業ではない事はすぐに分かったようだ。
言葉を改め、説明してやる。

「……誰がやったかは分からん。俺も今来たばかりだが、すでにこうなっていた」

日向「こんな奴が……こんな大鉈を振り回せるやつがいるって事なのか……」

「ああ、恐ろしい話だと思うが、事実だ」

日向「……」


二人で、大鉈に刺されたナースを見つめる。
一体誰がどうしたらこんな事が出来るのだろうか?
そもそもこの大鉈、大神でも片手で振れるかどうか怪しいぞ。
こんな奴に見つかったら、どうなってしまうか……。


「……さっさと脱出するぞ。地図はあるか?」

日向「ああ、地図ならこれだ」


*本家1の地下1階マップ流用。謎解き、アイテム配置はこの限りではない。
*現在地は「地下二階からのハシゴ」と書かれた近くのちょっと広い場所

http://i.imgur.com/yLvZkQi.jpg


「持ってたのか?」

日向「そっちの方で拾ったんだよ」

と、行き止まりを指して笑う日向。
ここはどうやら、そんなに広い空間ではなさそうだ。
さっさと出て行くに限る。

大鉈が手に入らないのは困るが……いいか。




1→日向と話す(話題併記
2→とにかく進む
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>577

多分昼休憩です。何食べよう

大鉈を壊しておく

やるかい?

>>577



日向「……それにしても、どんな奴なんだろうな?これを振り回せるなんて」

壁の大鉈は相変わらずそのまま刺さっている。
ナースの足が地面に着いていない。
と言う事は、鉈を持ち上げて突き刺したと言う事だろう。

「さぁな」

日向「俺……この鉈見てると、気持ち悪くなってくる……」

そう言いながら日向の目線は大鉈から離れない。
具合が悪くなるなら見なければいいのに。
そう思いながらも、俺は提案した。

「この大鉈、誰かに利用されないとも限らん。ここで破壊してみないか?」

日向「は?」

「使えないなら壊しておけ、と言うやつだ」

そう告げて、大鉈に向かって日本刀を───


ギャリィィィンッ



「!」

日向「うわっ、すごい音だなっ……!」


耳が痛くなりそうな音がした。
日本刀では全く歯がたたなさそうだ。
と言うより、この大鉈を壊せるような武器がない……。
銃で撃ってもそうそう壊れたりはしないだろうし……。


まあ、そうこんな武器を使いこなせる敵はいまい。
これは放っておくしかなさそうだ。



1→日向と話す(話題併記
2→とにかく進む
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>589

1十神と別れてからの経緯を尋ねる

>>589



「俺と別れてからの話を聞かせてくれないか」

大鉈に背を向け、いよいよ中に進もうとするその道すがら、俺は不意に尋ねた。

日向「十神と、か?」

「俺もあのミミズとの戦闘後、突然意識を失っただろう」

日向「……ああ、確かにそうだったな」

「以来お前の姿は学校になかった。どうやってここまで来た?」

暗闇に俺の胸元のライトをぽっかりと浮かばせながら、足音を響かせて闇に入っていく。
あたりは赤黒くぼんやりと輝いてどうにも不気味だ。
時折何かの水音や、べちゃべちゃと何かが落ちる音がする。
何かが全く分からない。

日向「あのあと……俺は、学校を出た。拍子抜けするくらい簡単に外に出られたんだ」

日向「そのあとはずっと街をあちらこちら歩いてた。でも、誰にも会わなくて、会えなくて……」

日向「……ああ、澪田は会ったな。あとセレス……って言ったか?あいつもいた」

「……何?」


こいつは、今、たった今致命的におかしな事を言ったのだが、理解しているのだろうか?


日向「それでしばらくあっちこっち歩いてたらここにたどり着いてた。道が幾つか塞がれててな」

「そう……か……」

道はひどく長く暗い。
にも関わらず、敵はいない。
ラジオに気配はなく、さっきのナースの仲間がいるのではないかと身構えたが考えすぎだったようだ。

日向は自分の矛盾にはまだ気付いていない。



1→日向と話す(話題併記
2→とにかく進む
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>593

1 2人はどんな様子だったか聞く

>>591

やはり死んでたか

>>593
>>591



夜に滑りだすように、死に向かうかのように。
何も把握出来ないから、闇の中はひどく怖い。
その道中は、さらに怖い。


「……ふたりはどんな様子だった?」

俺は意を決して聞いてみる。
澪田も最初に会ったきり、セレスは声こそ聞いたが姿は見ていなかった。
ゆえに、質問。

日向「そうだな……」

日向「ふたりとも、すごく顔色が悪かったぞ。それに……落ち込んでたな」

日向「それにいきなり襲いかかってきて危なかったんだからな!」

落ち込むで済めばいい話だ。
だが、そうもいかないだろう。
危なかったなどと言っているが、一体何をもって危なかったのだろう。

日向が会ったのはおそらく【ゴースト】に変じたふたりだ。

澪田はともかくセレスまでもが。
無念はクリーチャーにされ、魂すら改竄され───セレスには情すら覚える。

この謎の世界に留まっているのか。
あるいは、こちらに吸収されたのか?
理由はともかく、澪田もセレスもこの血と錆の世界にいるらしい。


日向は……まだ気付いていない。

それを言うべきかどうかは……



1→日向と話す(話題併記
2→とにかく進む
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>598

>>600はメタ非メタ関わらず答えられる範囲で叶う多分

3

狛枝に日向の事を聞いたら何か聞けたんだろうか

>>598


長い長い通路を抜ける。
まだまだ道は続いているようだが、ひとまずは折り返しに来れたのだろうか?
曲がり角だ。
(現在地:>>575の右上部分)

相変わらずその先も暗く、長く、ついでに何もいない。
いないのが恐ろしいのはまた新しい。
敵がいてくれた方がいっそ狂ってしまえるのに。
壁に塗りたくられた血の筋が、俺達の向かおうとしている方向へとずっと伸びている。


日向「十神も大変だったのか?」

「……まぁ、な。真犯人も分かった」

日向「そうか……」

「とりあえず、左右田ではないのは確かだ」

日向「……そう、か……」


日向が少しだけ微笑んだ気がする。
きっと、安堵したのだろう。
日向は左右田と仲が良かったようだからな。

ひとまず立ち止まり辺りを見回してみるが、暗いのと臭いのとでとにかく顔をしかめてしまう。
ついでに何の成果も……ん?これはなんだ?

……どうする?持っていくか?


*回復アイテム
【栄養ドリンク】を2本手に入れた。


日向「どうしたんだ?」

「いや……」

日向「使えそうだな。持っていけよ、十神」

「……ああ……」


腹を下さないか、それだけが心配だ。




1→日向と話す(話題併記
2→とにかく進む
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>605

*絵本は遊園地のどこかで。
>>600
多分狛枝の事だしはぐらかしたと思います。

あれから詐欺師・学園長・霧切・江ノ島・桑田が死に、真犯人を捕らえる為これから遊園地に向かう事を話す
ソニアが術者だということは伏せる

>>605


「日向、事態は風雲急を告げているんだ」

日向「え?」

「お前と別れてからの話をしてやる」


曲がり角をくるりと曲がって俺は言った。
あれからさらに被害者が出ていた事。
真犯人が分かった事。
そしてこれから、その犯人を捕まえるために遊園地に向かう事。

……言えなかった。
ソニアが絡んでいる事は最後まで言えなさそうだった。


日向「そうか、そんなに被害者が……」

「ああ。そしてまだ出続ける……」

言いながらも悔しい気持ちが高まっていた。
なぜこの段階で止められないのかと、悔しくなっていた。
けれどそれは俺の力ではどうしようもない事態で、ただ無力なだけだった。

日向「十神……死ぬなよ?」

「当たり前だ。俺を誰だと思っている?」

日向「……そうだよな。お前は【超高校級の御曹司】。だから、大丈夫だよな!」

にっと日向が笑みを浮かべた。
道はひどいが、日向の心は晴れているようだ。
まだまだ先がある。

……いや、左側に扉が見えた。
当然なのかなんなのか……錠がつけてある。




1→日向と話す(話題併記
2→とにかくもっと進む
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>610

1街はどんな様子だった?

>>610


「そう言えば」

扉に南京錠がしてある。これが開かないのは明白だった。
誰とも言わず方向転換し、奥の方にさらに入っていく事にする。
それで時間をさらに弄んでしまい、つい俺は口を開く。
湿った空気が肺に入って、あまり機嫌は良くない。

「街はどんな様子だったか分かるか?」

日向「え?街か?そうだな……【霧がすごくて】よく見えなかったけど……」

日向「どこもかしこも建物がボロボロだった。そう、ちょうど今いるここみたいになってたんだ」


がちゃ


下水道の奥へと伸びる扉を開いた。
まだまだ先のようだ。
もしかしたらこの先に、鍵があるのではないかと思っている。
と言うか、そうでなければこんなマップは作らないだろう。


日向「化物もすごくたくさんいた。今まで見た事ないようなやつも、たくさん……」

日向「生きてるやつは十神、お前くらいしか会ってないよ」

「………」


それがどう言う事を意味するのか、俺はなんと答えてやればいいのか、分からない。




1→日向と話す(話題併記
2→とにかく進む
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>614

2

>>614



無駄話ばかりして行軍を邪魔するのも悪いと思った。
それになにより、これ以上日向に話せる内容がない。
だから俺は一度押し黙り、暗い暗い闇の向こう側に黙って歩いていく事にした。
………日向も話してばかりは疲れるのか、黙ってしまう。

言えない。
お前は実は死んでいるんじゃないか、なんて。
これから死ぬやつの事も、これから倒しに行くやつの事も、
言えない。

言ってしまえばどうなるか、分かったものではないからだ。


がちゃ


とにかく進む事を優先した結果、かなりあっさりと一番奥までたどり着いてしまった。
(現在地:>>575の左下のところ)
ご丁寧に、その汚い壁に鍵がかけてある。
もう間違いなく、これがあの南京錠の鍵なのだろうなと思わされた。
直感だ。
だが、こんな風に用意してある、と言う事は───やはりこれは、脱出用のアイテム。


*貴重品アイテム
【下水道の鍵】を手に入れた。


……あとは戻るだけだ。



ギャリ………ギャリ………



日向「ん?なんだ、この音」




1→ひとりだけで急いで逃げる
2→ふたりで迎え撃つ

*選択肢はふたつにひとつ。どちらも、は出来ない。
*エンディング分岐ではないので、好きな方をどうぞ。

>>618

2

>>618



ギャリ………


金属を引きずる音がする。
重くて硬いものを引っ張っているのだろう。
……そいつが、今まで全く気配がなかったのに、俺達の背後から忍び寄っている。


ギャリ、ギャリ、ギャリ………


日向「なん、だ………この音………」

「分からん、が───備えよ常に、恐らく敵だ」


ギャリ………


恐る恐る扉の方を振り返る。




『………』



大きな鉈を引きずる、上半身裸の人間が立っていた。
背丈はちょうど日向と同じくだと思われる。
だと思われる、と使ってしまうのは、理由がたったひとつ。


頭に【三角のような鉄の塊をかぶっている】。


その大きさで、正確な身長は分からない。


日向「なんだ………こいつ………」

▲『………』

「お前は………」


保健室の夢にも出てきた三角頭………!




1→話しかける
2→斬りかかる
3→撃つ
4→そのほか
*逃げられない

>>624

△様怖すぎですわ
3

>>624



▲『………』


「……なん、だ……お前はなんなんだ!」

ギャリ

近寄られる───


ぱぁんっ!


恐怖を、ここにきて久しいレベルの恐怖を感じた。
背筋がぶるりと震え上がる。
気付いた時には、俺はハンドガンを発砲していた。

意外にもあっさり、三角頭の体に命中する。

が。


▲『………』


………ギャリ


「こいつ……効いてない……!?」

日向「………」

撃ったのに、当たったのに。
傷跡一つ残っていない。
その体はたくましく、俺達を粉砕しようと近付いている。

「ダメだ、戦っても勝てない!」

銃が全く通用しないようだ、と判断した。むしろ、そうせざるをえないだろう。
もしかして……俺達の攻撃は全て効かない、のか……?


日向「………あいつは………」

ふいに日向が頭を抱えた。



1→話しかける
2→日向に話しかける
3→さらに撃つ
4→そのほか

>>628

2

>>628



「………どうした、日向」

日向「思い出せそうなんだ、あいつは
……あいつは……」

「思い出せそう?どう言う意味だ?」

▲『………』

ギャリ、ギャリッ……

さらに距離を詰めてくる。

日向「分からない。でも………俺はあいつを知ってる。【罪を裁くため】にあいつはいるんだ」

「なぜわかる!」

日向「多分───俺が罪の意識を持ってるからなんだ。罪を、断罪の思いを」


ギャリ………

これ以上詰められると、大鉈の範囲に入ってしまう。
なんとかして今のうちに、動かなければ………。

そう思った矢先、日向がすっきりとした表情で顔を上げた。



日向「………ああ、そうか」



日向「こいつは俺なんだ」



………は?


日向「……十神、俺はこいつに裁かれるためにここに来たんだ。多分」

日向「だから……俺はここに残るよ。お前は先に行ってくれ」



1→問いかける
2→撃つ
3→殴る
4→逃げる
5→そのほか

>>632

日向を連れて4

うえ

>>632
>>631


「───何を言ってる、この馬鹿が!」

その手を、掴んだ。

日向「………え?」

「断罪がなんだ?お前がこいつに裁かれたいだのなんだの、俺が知るか!」

日向「十神!だから……!」

「お前には理由がないんだ!」

日向「あるんだよ、俺には裁かれなきゃいけない理由が……!」

「黙れ愚民ッ!」

ギャリ………

すぐそこまでやってきた大鉈に一瞥くれてやってから、俺達は走り出




ぱしっ




「………え………」



日向に手を離された。


日向「………悪い、すまん……本当に悪いと、思ってる」

日向「でも、本当にもう、いいんだ……これは俺の罪なんだよ」

日向「俺はずっと……憎かった」

日向「才能が憎かった、お前達が憎かった、学園が世界が何もかもが憎かった」

ギャリ………

日向「でもなにより一番憎かったのは」

………ギャリ………ギャリ

日向「全てを憎むしか出来ない自分だけだったんだ」


日向「だから十神、頼む。俺は置いて逃げてくれ」




1→逃げる
2→見届ける

>>637

2

>>637



そんなのってあるか。

日向「お前に迷惑かけて、悪いな」

「迷惑なものか……!そう思うならなぜ逃げない!」

日向「………俺、死んでるんだよな?」

「───!」

日向「はは、やっぱ……そっか、なら余計逃げる必要ないよな」

「………日向」

日向「分かってる、分かってるよ」

「………」

日向「なんとなくそうなんじゃないかって思ってた。でも、やっぱそうなんだな」

日向「俺はずっと逃げてた。自分が才能がないのがいけないんだとずっと言い訳してた」

日向「だからここから逃げたら、俺は死んでからも逃げる事になる気がするんだ」

ギャリ……

日向「最後くらい、好きにさせてくれ」

「………俺は───逃げない。お前の最後を、見ていてやる」

日向「やっぱ十神って、優しいよな」

「誰が優しいものか。もし生まれ変わったらこき使ってやる……!」





▲『………ありがとう』





「………え?」



刹那、その大男が鉈を振り回し、日向の腹に突き立てた。


日向「………ガフッ」

「ひな、た……」

日向「………とがみ、おまえは………しぬ、な………よ………」


ずしゃっ


大男は鉈を引き抜き、日向はずるずると力なく壁に沿って落ちた。



1→立ち去る
2→話しかける
3→自由記述

>>644

1

>>644


「………日向」


最後くらい、好きにさせてくれ、か。
その最後くらいを選べないやつが、ここにはどれだけいた事か。
そう考えると、日向はある意味では幸せものなのかもしれない。
そう考えるほか、ない。

鉈を持った男は、その場からすうっと消え去っていった。
最後に俺に向き直ったままで、その姿を消してしまったのだった。
断罪の番人───【レッドピラミッドシング】は……裁くべき者を無くし、役目を終えた。


もうここにいる必要はない。
………出よう。


出口に向かう間に、徐々に世界が色を取り戻していく。
俺が歩いていった場所から、だんだんと血と錆が消えていき、そしてそこにただの不気味な世界が戻っていく。
恐らくこの錆だらけの世界は、俺の心象風景でもあったのだ。
心が錆び付いてしまった俺の、断罪でもあったのだろう。
だから、こんな陰惨な世界だったのだ。

出るための鍵を南京錠に差し込んだ。

がちゃん


………さらば、日向。
お前の事は永遠に忘れない。





扉を開けた先には梯子がひとつ。
それを登ると、再び別なマンホールに出た。
どうやらちゃんと目的地には辿り着けたようだ。


葉隠「おっせーぞ十神っちー!」

「なぜお前がここに」

葉隠「なぜも何も……どうせオメーじゃ道分からんべ?みんな先にコテージに行った。こっからちょい先だぞ」

「お前がひとりになる必要はないだろう?」

葉隠「………他のやつに迷惑かける事になんだろ、一緒にいたら」

「なに?」

葉隠「俺が見た感じ、そろそろなんだよ。あの噴水の辺りだったんだべ」

「お前───」


見えてた、とはそう言う意味か。

告げる葉隠は、やつにしては珍しく力のない声で言った。
それを聞いたせいか、悲しい別れとは続くものなのだな、とひとりなんとなく思った。

日向も葉隠も───バカな男達だ。
自分の死を勝手に悟りやがって。
そうして俺の前から勝手に消えやがって。

全員、日本に帰ったら有る事無い事ぶちまけてやる。


「まだ、猶予はないのか?」

葉隠「残念ながらねーな」




1→話す(話題指定
2→歩く
3→考える
4→自由記述

>>649

神秘的な力を感じる場所がないか探してみる

>>649


「………そうか」

葉隠「あーあ、残念だべ!マジですっげぇ残念だっ!」

「なにがだ?」

葉隠「宇宙人だよ宇宙人!」

「………ああ」


そう言われて、神秘的な力のある場所を、ふと探してしまう。
……あった。
噴水……そのすぐ近くから、神秘的な力が溢れている気がする。

葉隠「俺も会いたかった!会いたかった!」

「どこの今会えるアイドルだ……黙ってろ」

葉隠「ちっ、十神っちずりぃ」

ぎゅ、と握りしめた【チャネリングストーン】に、力を込める。
ほのかに温まるような感触。
そして───自分の魂が遠く天まで届きそうな感覚があった。
俺と宇宙が繋がっているような、そんな、そんな意味のわからないかもしれない、無限を感じる。


葉隠「………でも、俺は満足だ。ここまで来れた」

「………」

葉隠「あとは任せたかんな、十神っち」

「………鼻声だぞ」




1→話す(話題指定
2→歩く
3→考える
4→自由記述

>>656

1 葉隠に自分の将来について占ってもらう

>>656


「最後に聞かせろ、似非占い師」

葉隠「似非じゃねぇぞ!」

「……未来の俺はどうなってる?」

葉隠「ん?んー………」

一瞬悩ましげな表情を浮かべる葉隠。
数秒の沈黙ののち、瞼を開いた。

葉隠「……大丈夫。生贄以外のやつらと一緒にサイレントヒルから出られるべ」

「信じるぞ」

葉隠「信じろよ!」

「………ああ」

ふわり、背後に白い影が見えてきた。
ああ、もうかよ。

「ソニアを止めようとしても無駄、なんだな?」

葉隠「ソニアっちはどうも、今はダメらしい。ま、あとは他のやつに任せる事に───」


ぬっ、と腕が後ろから伸びる。
細いはずの手が、葉隠の喉を強烈に締め上げていた。
ぎりぎり、肌に指が食い込む音までも聞こえてくるほどだ。


葉隠「か……はっ……」

「………!」

銃を構える。
けれども、それが当たっても意味がない事を既に知ってしまっている。
撃てない。撃たない。
つま先が少し宙に浮いているようにすら見える。常人の力ではない。


葉隠「さい、ご、に……」

「………任せておけ、お前が死んだらちゃんと【帰服の剣】を刺してやる」

葉隠「………たの、む…ぜ……」


ごきんっ。
丈夫な骨が折れる音が、した。




1→帰服の剣
2→ソニアを撃つ
3→自由記述

>>663

1

>>663


直後、どさっ。
ふわついていた体が地面に落とされたのだ。

後ろに立っていたソニアは、にたり、一度笑ってその場から姿を消す。
……神代が、心配だ。
けれど、今すぐには殺さないだろう。

もうあいつはただの殺人マシーンとは言えない。
俺の全てを折って屈服させる気の、ただの、絶望の成れの果てだ。


そして、葉隠の体から───そいつが現れる。
腕が3本の奇形のゴースト……起源に至ったもの。


『………ォ"ォ"ォ"オ"オ"オ"!』

「うおおおおおおッ……!!」


お前も、ここで終わりだ。

どずっ。
そいつに【帰服の剣】を突き刺した。
葉隠だったはずのゴーストは、噴水のすぐそばに剣で繋ぎとめられ、身動きを取れなくなって固まった。

………終わった。

「何も、してやれなかったな。」


日向も葉隠も、俺は見守るしか出来なかった。
それがしかたがないとしても、辛い。




1→葉隠を調べる
2→モーテルへ
3→あたりを調べる
4→自由記述

>>671

1

>>671



………ついでだ、葉隠。俺の役に立てる最後のチャンスをやろう。
しゃがみ込んで、その姿を改めて見た。
首が折れて、あらぬ方向を向いていた。その目には未来どころか今も映らない。
死んでいる。
紛れもなく死んでいる。
俺の目の前で、葉隠は死んでいる……。

いつのまに、首筋には数字が刻まれている。
【17/21】

……そうか、17人目、か。
遣る瀬無い気持ちでふと見ると、何か落としている。
これは………?


*貴重品アイテム
【起源の黒曜石】を手に入れた。
→葉隠の遺品。黒曜石で作られた鏃(やじり)らしい。鋭く尖っている。

*貴重品アイテム
【灯台の鍵】を手に入れた。
→葉隠のもうひとつの遺品。
→メモが添えてある。「サイレントヒルの灯台に、全ての起源が存在する」


………ありがたく受け取っておこう。
これを集めて俺は何をしようとしているのだろうか。
こいつらの死を無駄にしないために、俺は必ずやソニアを止めなければならない。




1→モーテルへ
2→灯台へ(???)
3→自由記述

>>676

2

>>676


………行こう。
葉隠が行きたがっていた場所へ。
灯台へ。


灯台があると言う事はきっと近くに船があるのだろう。
噴水を背に歩き出す。
途中でモーテルを見つけたが、立ち寄らずにそれを無視してさらに歩く。
すると、すぐ目の前にそれはあった。
小型船舶だ。
当然ながら俺は船の免許を持っている。
仮に持っていなくても、運転しただろうがな。

水飛沫を感じながら、しばらく船を走らせた。
間も無くすぐに、灯台か見える。
これが、葉隠の目指していた起源のある場所なのか。

すぐ近くに船を止めて、降りた。


さて灯台は非常に簡素な造りだった。
陸上から入っていける場所から、階段があり、その一番上に扉がある。

そこに、起源があるのか───




扉に手をかけ、鍵を、開けた。







がちゃ


ハリー「ああ、よかった!君も無事だったんだね!」

十神「誰だお前」

ハリー「僕はハリー・メイソン……小説家だ。こっちが」

ヘザー「………ヘザー。」

ハリー「む、娘だ。可愛いだろう?」

ヘザー「パパ、ぶっちゃけ既プレイ組も「はぁ?」ってなってると思うからさっさとやろうよ」

ジェイムス「ああ、私の思い出の街……サイレントヒル……」

十神「待て、話が見えない」

宇宙人『えー、今まであなたに見せてたものはウチュージン科学力を結集した、映画の撮影でしたー!』

十神「………、………は?」

宇宙人『ほら、みんな元気』

澪田「だべ顔ダブルピース!」

左右田「いやー、映画出れるわ童貞捨てれるわ最高だぜ!」

十神「」

アレックス「ほんまあかんよ自分ら、それ以上は打ち上げでな」

宇宙人『あ、そうだったそうだった。それじゃセット壊すから見ててね』

十神「………え?は?いや、ちょ、ま」

トラヴィス「そういやヘンリーがまた閉じ込められてるみたいだが、そのままでいいのか?」

宇宙人『おっけーおっけー』ぽちっ

十神「おい俺を置いてけぼりにするんじゃ
───」


ぴちゅーんっ(UFOが突如飛来した音)


十神「」


ちゅどぉどぉぉおぉどどおおぉんっ(科学力ビームで街を焼き払う音)


十神「」


宇宙人『収録とは言えあんな化物置いとくわけにはいかないからねー』

宇宙人『それじゃ、これから火星に打ち上げに行くよー、行ける人ー!』

\はーーーーい!!/


十神「………オマエノシワザダタノカ!!」


───こうしてサイレントヒルは滅んだ。あとソニアは儀式やってる人の演技が上手すぎて、サイレントヒル大賞を取った。


十神のサイレントヒルわくわくストーリー
ざ!END!!




よし、愚民ども、集まれ。そうだ、集まれと言ったら集まれ。

(わー!)

どうせ愚民の事だ。この十神サイレントヒルに飽きているんだろう?そうだろう?

(桑田「飽きたー!」澪田「飽きたー!」)

(山田「あの僕いつ出ますk

そうだな、そうだ。素直はいい事だ。素直は一番成長するぞ。

ん"ん"っ!!

………とにかくそんな素直な愚民どもと一緒に
【サイレントヒルのうた】を歌おうじゃないか。ふふ、ありがたく思えよ。
なに?石田彰は多分歌わない?
うるさいぞ、お前は鳥葬だ。

よし、いくぞ?
わん、つー、わんつーごーなーなー


♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ぴろろーん(SE)


サイレントヒルのうた
みんなでうたおう

みんなで みんなで うたいましょう


じゃあまずは>>686のうただ!
好きな人の名前を書け。いいか?

苗木

>>686


まずは苗木のうただ。
いいか?苗木のうたを今からこの十神白夜が歌ってやる。分かったか、
分かったら愚民どもはここから一緒に歌わなくてもいいぞ。
ちゃんと聞いてるんだ。いいな?

(はーーーーい!!)

♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ


まーこと MA☆KO☆TO

髪型つっくるーの3時間~

中にワイヤー入れてぇ、スプレーで固めてるんだ!

だって!

すぐ崩れちゃうからぁ~



(全員「………」)

(朝日奈「………えっ、ほんとに?」)

(苗木「十神クン、それ内緒にしてって言ったじゃないか…!」)

(田中「なん、だと…!?」)




♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ぴろろーん


サイレントヒルのうた
みんなでうたおう

みんなで みんなで うたいましょう


よし、次は>>690のうただ!

唯吹

>>690

次は澪田のうただ。

(澪田「唯吹が歌うっすー!」)

だめだ、愚民はサビだけだ。この部分は黙って聞いてなさい。
俺にだけ許された権利なんだからな?いいか?
じゃあ歌うぞ。いいな?ありがたく聞けよ?


♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ



いーぶき いっぶっきぃー

ほんとはギターとか弾きたくなぁい!

ピアノとかやりたいーし、シンセサイザー好きだしー


実はね!


国分太一のファン~



(澪田「いいじゃないっすか」)

(葉隠「いや、なんつーか意外すぎて」)

(山田「たしかし……ジャンル真逆すぎね?」)

(舞園「あ、私いのっちの方が好きかも」)

(桑田「なにそのジャニーズ縛り」)



♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ぴろろーん


サイレントヒルのうた
むぃんなでうったおー

みんなで むぃんなでぇ うたいましょう


あと2~3人が限界だろうなー?
じゃあ次は>>693のうただー!

狛枝

>>693


次は男八段、狛枝のうただー!
………こほん。狛枝のうたを歌ってやる、ありがたく聞けよ、愚民ども。
一緒にうたわなくていいぞ。
男八段なら歌ってくれそうだけど歌わなくていいぞ。


♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ



なーぎとっ なーぎとー


幸運って才能だいきらいー


宝くじうーりばに、出禁扱いさーれてーる


でもね!


遺産がめっちゃあるぅ~


(狛枝「なんでボクだけやや事実よりの情h


♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ぴろろーん


(狛枝「いや、もっと髪型とかいじってもいいんだよ十神ク……」)


サイレントヒルのうた
みんなでうたおーーーう

みんなで みんなで☆ UTAOOYO☆

まだまだ行くぞー、次は>>700のうただー!
え?700?こんなエンディングで700?いいんです!

弐大

>>700

じゃあ次は弐大のうただ。弐大だぞ。
ラストステージの遊園地で会えるからみんな安心してくれ、死んでないからな。

(弐大「ネタバレしてはいかんじゃろう、十神!」)

大丈夫だ、明日からはちゃんと本筋に戻る!
……とにかく歌うぞ、お前らは黙って聞いてろよ。


♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ


ねーこまるー ねこまるぅぅぅぅ


お山のうーえで暮らしてるぅー

おだしの味がうっすいし、素材の味とか大事にするタイプ!

だって!

おとうふやさんだからぁ~



(終里「……豆腐なんて腹の足しになんねぇだろ」)

(弐大「そう言う最近の子供の反応がクソじゃぁぁぁぁぁ」)

(朝日奈「揚げドーナツの方がすき!」)

(石丸「ん?ドーナツは一度揚げて……」)


♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ぴろろーん


サイレントヒルのうたぁー
MINNAでうたおう

みんなでぇー ミンナでぇー うたいましょーーーう!


さぁ、最後だ。最後は>>704のうただぞ。

十神

>>704


最後はこの俺、十神白夜様のうただ。
さすが俺だな。

(腐川「きゃー!白夜様ー!」)

(不二咲「握手してー!」)

はっはっ、それは楽屋に帰ってからにしてくれ。
じゃあ最後だから気合を入れて歌うぞ。


♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ



びゃーくや びゃーくにゃーん


ニンジャにあっこがーれはーやごーねんー


足音とかけーせるーし、手裏剣投げれるしぃー


だってさ!


暗殺出来るからぁー


(「ほら、俺の座を狙うやつとか……」)

(全員「………」)

(「あとその、会長……親父とか……ね?」)



♩ズッチャズッチャズッチャズッチャ
♩ぴろろーん


サイレントヒルのうた
みんなでうたおう

みんなで みんなで うたいましょう

サイレントヒルのうた
みんなでうたおう

みんなで みんなで うたいましょう


ずだだだだだだ!(マシンガンの音)

きゃー!たすけてー!わーーエクスタシー!!














「と言う夢を見たんだ………」

やっぱり灯台行くのやめよう。そうしよう………

今日はここまで。
いやー、ゆーふぉーえんどですねー。
おめでとうございます。


*システム
実績【起源を求めて】がアンロックされた。

*武器
【ハイパーブラスター】を手に入れた。
→葉隠が大好きなアレ。銃弾制限なしで使える銃。次回から使えます。


ちなみにアレックスは徳島弁固定。
おやすみなさい

ちなみに元ネタ。
http://youtu.be/VRL4dwoam9w

はぺし

祭りの後、振り返れど死は覆らない。
そんな絶望的な気分ですが、モーテル編です。


>>673から




「………」


うう、………UFO……どこ……

UFO怖い……UFO……

トラヴィスの……トラックに……轢か……


「………」








「───!?」はっ



あれ?俺は今まで何をしていたんだった?
落ち着け、落ち着け十神白夜。
ゆっくりと思い出すんだ。ここはどこだ?

確か、俺は───

下水道を進み、日向と出会って、三角頭の男が現れた。
そして日向が自分の死を理解し、罪を受け入れ、鉈で裁かれた。
ひとり下水道を抜けた後、待ち構えた葉隠に出会って……。
そうだ、あいつは自分の死を悟って、訳の分からん事を───
………。
そうだ。日向も葉隠も俺の前から去った。
どちらも死んだ。

よく見ろ、俺の目の前を。


【17/21】の数字が首元に刻まれた葉隠が、どこか遠くを見ながら俺の前で死んでいる。
もう覆らない。
映画の撮影なんかなわけがあるか。
死んだんだ。
俺の前で、ソニアに首を折られて……葉隠は、死んだ。

理解しろ十神白夜、たとえ受け入れ難くとも。


もう、水が出ていない噴水が俺の前にあり、そのすぐそばにもがく奇形のゴーストがいる。
………葉隠だったものの魂は、虚ろにどこかを見ながら【帰服の剣】に刺されて押し止まっている。

ん?俺は、いつの間にこんなものを?


*武器
【ハイパーブラスター】を手に入れた。
→葉隠と十神の宇宙信仰の結晶。連射は出来ないが、弾数制限なく発射出来る銃。どことなくスペースチャンネル感がすごい。
→発射されるビームはかなり有効範囲が広く、色は葉隠のテーマカラー?の緑。ただしすごいうるさいので、周りの敵が寄ってくる。ギョーン


………持っておくか。



1→葉隠を調べる
2→噴水を調べる
3→モーテルに行く
4→自由記述

>>722

2

>>722



神秘的な力を発していた噴水の方に行ってみる。

………なんの変哲も無い、ただの噴水だ。
今では水もすっかり干上がってしまったようで、完全になくなっている。
中心部分、水を吹き上げる部分に天使のような何かの像が4体、それぞれの方角を眺めるように設置されている。
だが、いずれも破損が激しく、もはや天使なのかどうかもかなり怪しい。

水のないその底を見てみるが、やはり何も………と一瞬思いかけて、何かを拾い上げる。
これは、なんだ……?


*メモ
【ぶー子メモ】を手に入れた。
→左端に【もちもちな天使】が描かれた小さなメモのようななにか。
→文面は「ばけものにおいかけられたのでにげます、見つけたらざっかやで」とある。


ざっかや……雑貨屋?
どうやらこの噴水からまっすぐ先に雑貨屋があるらしい。
そこに誰かいるのか?
……メモからして山田、なのだろうか?


それ以外、噴水に特別おかしな点はない。
隣でもがいているゴーストがうるさいくらいだ。
霧がこいつも隠してくれればいいのに。




1→葉隠を調べる
2→辺りを見回す
3→雑貨屋へ
4→モーテルへ
5→自由記述

>>725

3

>>725



……行ってみるか、雑貨屋へ。
噴水を後にして、霧に紛れた雑貨屋を目指す。
すでに少し見えていたのだが、近付けば近づくほど老舗の雑貨屋である事がありありと分かった。


………ザ、ザザ…ガ……ざざざっ……


久しぶりに、携帯ラジオが仕事をする。
どうやらここには化物がいるようだ。
山田は無事なのか?
一体どんな化物が───

雑貨屋の開かれた扉の中を見る。
クリアな視界の中に、いる……。
あれは【大きな宇宙人】に見える。
最初に見た小さなものの、もっともっと大きいサイズのようだ。
頭の上には二本の、うさぎのような耳が健在。
しかしそのフォルムはどこか、丸みを帯びており……【母】なのだろうか?
つるんとした形状の体がてらてらと輝いている。

しかしなぜまたここに?
大きくなったから、あの世界ではなくこちらに来られるようになった?
で、山田はどこだ?




1→近寄る
2→話しかける
3→様子を伺う
4→自由記述

>>728

3

>>728


近寄らず、離れすぎず様子を伺う。

つやつやしたフォルムは一種の芸術にも、思える。
完全な大人の人間のような形状、膨らむ胸のような部分からも察するにやはり、性別をつけるなら女性なのだろう。
そいつは俺に気付いているように思えた。
大きな、水晶玉にも似た瞳でこちらを見つめているが……動かない。

ゆらゆらと水面に漂うごとく、両耳を立ててふらふら動かしている。
何もしてこない。
ちなみに手に持ったハイパーブラスターを見てやや嬉しそうにしているが、なぜだろうか?

ああ、葉隠の馬鹿野郎。
もう少しがんばったら、お前の会いたかった宇宙人はすぐ目の前にいたのに、残念だ。

「………」

『………?』

お互いにらみ合ったまま、何も起こらない。
俄かに緊迫感は高まるが、不思議と敵対心は感じない。
こいつは……いや、こいつも敵ではないのだろうか?



1→近寄る
2→話しかける
3→山田を探す
4→自由記述

>>731
次はー……昼じゃぞ。

2

>>731


「………お前はここで何してる」

明確に、簡潔に、問いかける。
こいつが敵ではない可能性はない。
警戒は怠らずにこいつに声をか『もえ』


………あ?



『………もえ?』きょとーん


なん………だと………?


いやまて発声器官がそもそもないと言うかまずどうやって喋ったむしろなんだもえとは燃えか?燃えなのか?俺を燃やすつもりなのかこいつ今すぐハイパーブラス


山田「シルクたんどこ行っちゃったんですかぁー?」のすのす


「───!!?!?」


………れ、冷静に、沈着冷静に………


『………もえ』指差し

山田「おおー!十神白夜殿ではありませんかっ!なぜここに!?」

「」


………れい………せい………




1→十神は紳士なので冷静になる
2→なれるわけがない
3→どどどどどどうした!と山田に詰め寄る
4→きっとこれは夢だそう夢だ!
5→そのほか。

*数少ないロンパ要素です(大嘘)

>>734

3

>>734


「と、ど、………」

どこから突っ込めば………

「ど、どうした?どう言う事だ!?」

山田「むふむふ。あ、そうですなぁ、最初からご説明致しましょう」

『もえ』

「………」

山田「拙者はなんと、みんなとはぐれてから自力でここまで戻ってきたんですな。それでぇ」

「かいつまんで話せ」

山田「……ここまで戻ってきたら終里赤音殿がその噴水近くで大立ち回りしておりまして」

「」

山田「かと言って話しかけられず、とりあえず逃げますと叫んでメモを残し、雑貨屋に来たのです」

山田「そうしたらまぁ、ここには僕の萌えを満たす存在がおりましてですね」

『もえ………』

山田「シルクたんと名付けました」

「よし分かった、山田お前を撃つ」がちゃ

山田「なんでですか!?」

「確かにこいつは敵ではない、のかもしれない。が、こんな得体の知れんものに名前をつけて遊ぶお前の気がしれん」

シルクたん『もえもえきゅん』

山田「せっかく日本語を覚えたのに!?」

「置いていけ。……お前はこの世界を知らなさすぎるからそう言うんだ」

山田「………」しょぼん




1→雑貨屋を見回る
2→シルクたんなでなで
3→話す
4→モーテルへ
5→自由記述

>>738
次は夜じゃよ。シルクたんはすぐ退場します。

2じゃあ今の内に撫でなくては

これまでにアンロックされているであろう実績まとめ

【その闇に叫べ】→クライマーを初めて倒した
【未知との遭遇】→チャイルドグレイと出会った
【ナゾ解明!】→謎解きでヒントを使用しなかった
【連弾の終り】→ソリテュードを倒した
【宇宙への第一歩】→チャネリングストーンを初めて使った
【乗っ取り画策】→トランスゲージがマックスになった
【目標をセンターに】→銃を使った一撃死を出した
【悪童成敗】→ナーディを初めて倒した
【ギニャニャニャ!】→左右田の手記を拾った
【卒業おめでとう】→エディブルワームを倒した
【ひとりよりみんな】→団体行動をした
【血で血を洗う】→懺悔を許さなかった
【愛情の裏返し】→ハングドマンを倒した
【紫電一閃】→桑田のゴーストを剣で封じた
【忘れはしないぞ】→日向を見届けた
【運命開花】→葉隠のゴーストを剣で封じた
【起源を求めて】→UFOエンドを見た

仮にゲームっぽく作ったら多分こんなもんだと思います。ちょっと少ないけど
つーわけで、やるかい?

>>738


シルクたん『もえーん』

……どこから言えばいいやらだ。
なぜこんな生き物がここに……?
もう宇宙人はいいぞ、葉隠もいなくなった事だから誰も求めていないはずなのだから。

山田「……で、では、せめて!せめて十神殿ッ!彼女を撫ででくださいな!」

「女なのか。それよりいや、撫でるのか?」

山田「つやつやびかびか、撫でたら幸せになる事間違いナス!」

「………」

シルクたん『』?


そう言われては少し興味がある。
ゆっくり近づいて行って───

なでっ

「………」

なでなで

「………」

……これは……気持ちいい。
思っていたよりなめらかでつややか、金属質でひんやりしていて気持ちがいい。
心なしか、シルクたん?とやらも少し喜んでいるように見える。
………だがしかし、いつまでも遊んでいるわけにはいかないのだ。


「………山田、名残惜しいがいくぞ。シルクとやらにも行く場所があるはずだ」なでなで

山田「そ、そうなんですか……?」

実に、実に名残惜しいが、いつまでも撫でているわけにはいかないしな。
それに、もう俺は行かなければいけない。
最後の戦いがまだ待っているんだ。


シルクたん『………』

シルクたん『ノシ』ばいばい

山田「シルクたぁぁぁぁん!すぐまた来ますからねぇぇぇぇ!」

シルクたん『ノシ』


………自分の重い足をなんとか引きずるように雑貨屋を出る。
心は少しだけ落ち着いたが、しかし……それで現状が変わるわけではない……。




1→モーテルへ
2→噴水付近へ
3→自由記述
*雑貨屋はもう戻らない。戻れない。
>>750

>>750


「………面倒だ。とにかく山田、こい。」

山田「は?来いって……」

「モーテルだ。他のやつもそこにいるはず……行くぞ、遅れるな」

山田「ええ?いやいや十神殿、モーテルの方向が分かるので?」

………そう言えば、モーテルの方向が分からないからわざわざ葉隠が来たんだった………。

「ならさっさと案内しろ、愚民が!」

山田「今何を思い出したんですかねぇ……わ、分かりましたよぉ」





霧の中をほぼまっすぐ進んだ。
さすがにそう視界が悪いわけでもない、この距離ならモーテルくらいは見つけるのは簡単だった。
入口まで周り、そちらに向かっていく。

扉を開ければ、すぐに皆が見えた。
どうやら全員で簡単に休息を取っているところだったようだ。

山田「お、や?皆様ご無事だったんですねぇ……って、なんだか人数少なくありません?」

苗木「それについてはこれから説明するよ。……色々あったんだ」

「ああ、それについさっき一人また減ったところだ」

石丸「……そうか、彼が……」


言葉が重苦しい。


石丸「………そう言えば十神くん、モーテルに避難していた人が新たに見つかった」

「なに?」

石丸「サトウ先輩だ」


サトウ?サトウと言えば確か、超高校級の───



1→餅つき職人
2→清掃委員
3→造形技師
4→フードファイター

*ストーリーに特に大きな変動はありませんが、あとあと使うかもしれません。

>>753

【ナゾ解明!】ってあれですか、某北海道の大スターが中の人を務めるアレですか

1

>>754


サトウと言えば、【超高校級の餅つき職人】と言われる女だ。
【佐藤真白】……通称おもち。


「で?その女がどうしたって?」

石丸「うむ、彼女も付いてくると行って聞いてくれないのだが、どうする?」

「来るなら勝手に来ればいいだろう」

佐藤「出た!白夜くん、そう言うの待ってたよ!」

「………勝手に出てこないでいただきたい」


とにかくさらに人数は増えたらしい。
人がいるに、越した事はないが……しかし全員を守りきる自信はいよいよもって俺には無くなってきた。

九頭龍「十神」

「どうした?」

九頭龍「なんつったらいいか分かんねぇけどよ………その、こっからはもっと気を引き締めて行こうぜ」

九頭龍「ちょっと休んだらまた行こう。まだ時間はあるんだろうけどな」

山田「あ、そうだ!今までの話を聞かせてくださいよ!」

佐藤「あたしにもね?」

終里「な事よりメシだメシ!」

苗木「あはは……ええと、そう言えば銃弾とかいろいろあるみたいだけど、探す?」




1→全員で話す(話題指定
2→やすむ
3→モーテルを調べる
4→自由記述

>>760
弓道部なんてなかった。

3
いいもの無いかな

>>760


「そうさせてもらう。お前達は勝手に情報共有を済ませておけ」

苗木「………ねぇ、十神クン」

「あいつなら死んだぞ」

苗木「そっ、か」


なにか言いかける苗木を遮る。
今更その話を聞いてもどうしようもないと思ったからだ。

賑やかなモーテルのフロアを抜けて、事務室のような場所に足を踏み入れた。
そちらは先の馬鹿騒ぎとは全く隔離されたような場所で、とても静かだった。
各々の部屋も見回りたいが、そんな時間は到底ない。

事務室には幾つかのアイテムがあった。
ぜひ持って行かせてもらおうじゃないか。


*回復アイテム
【救急キット】を手に入れた。

*武器
【ライフルの弾】を12発手に入れた。

【ハンドガンの弾】を8発手に入れた。


これだけあれば充分だろうか?
もっと何かあればいいのだが、想像以上にものはない。
使えそうなものを探すか否か……時間はあまり使いたくないが。




1→みんなで話す
2→モーテルを調べる
3→出発する
4→自由記述

>>764

1

>>764



モーテルのメインフロアまで戻った。
その間には、苗木が幾つかの情報を山田に与えているところであり、山田はすでに絶句していた。
隣の佐藤もまた、同じように、白い肌をさらに白くしながら聞いている。

山田「……え、そんな、事が?」

佐藤「ソニアに限ってそんな事……」

苗木「そうだよね、そう思う……よね」

九頭龍「だが、これは事実なんだ」

山田「……ぼ、僕は……怖いですよ、みんな……」

山田「何人も死んだ?変な化け物がいる?そんな……そんなの信じたく……ない」

九頭龍「気持ちはよくよくわかるぜ、山田」

苗木「でも、受け入れて欲しい。そうしないと……キミ達も死んでしまうから」

山田「………」

佐藤「それで………あんたら、これからソニア潰しにいく……んだよね……」

石丸「ええ。僕達に今出来るのは、それだけです」

終里「オレはバトれればそれでいいんだけどよ」

腐川「………あた、あたしは白夜様と……一緒に帰れれば……」

神代「………気が重いね、この後死ぬのが僕だなんて」

佐藤「神代……」

「俺だってどうにかしてやりたい。だが、もうこれは……」

ソニアに、現時点で対抗手段がないのはなんとなく分かっていた、
だからこそ俺達は歯噛みして見ているしかないのだ。
辛いが、悔しいが、反撃の糸口はそこにしかない。



1→みんなで話す(話題併記
2→モーテルを出る
3→自由記述

>>769

神代に何かやり残したことや夢があるのか聞いて、俺が代わりにそれを達成してやると言い放つ

>>767

>>769
>>767


突然の死刑宣告。
誰よりも辛いのは神代なのだとは俺も分かっている。
分かっているけれど。

「………なあ、神代」

神代「なんだい?」

「お前がやり残した事は……夢はなんだ」

神代「童貞卒業」

「」

苗木「………えーと」

神代「嘘だよ。っていうか童貞でもないし」

佐藤「」!?

神代「そうだね……【僕の事をちゃんと記憶してくれてる人がひとりでもいれば】……それでいいかな」

神代「それ以上望まないよ。僕の才能は、そういうものだから」

「……お前の事を、俺が忘れると思うのか?」

神代「ううん、思わない。思わないから……」

「安心して逝け。俺が絶対にお前を記憶していてやる。……十神の名にかけてな」


本当なら救ってやりたい。
けれどそんな事は言えなくて、苦笑いを浮かべながらそう言うしかなかった。
神代はそれを聞いて、嬉しいやら悲しいやらと言った表情で薄ぼんやり笑ったのだった。

神代「はは、男かぁ……女性器の締まりのしっかりした、頭の良さそうな女の子が良かったなぁ」

「また訳の分からん事を……」




1→みんなで話す(話題併記
2→モーテルを出る
3→自由記述

>>773

苗木に霧切は何か言っていないか聞く

>>771

>>773
>>771



「苗木、霧切は何か言っていないのか?」

苗木「………正直下ネタが苦手だから黙っちゃった」

「それは聞いてない」

苗木「ええと……」

苗木「……やっぱり私の想像してたとおり、らしい。この事態は、霧切さんには予想出来てたみたいだよ」

終里「オメーにだけ見えてる霧切がいるってのもすげぇ話だよなぁ」

苗木「確かに……そうですよね。ボクもあんまり信じられないし、霧切さん自身もまだうまく飲み込めてないけど……」

苗木「でも、事件を解決したいのはボクも霧切さんも一緒だから」

神代「霧切さんかぁ、生きてたら一発やりたかったな」

「いいかげんにしろ、神代」

九頭龍「いいじゃねぇか。死んだらこんな冗談だって言えねぇさ」

「………そう、だな」

神代「僕も死にたくはないけどなぁ」

苗木「でも、多分……だけど、術者が解放の儀って言うのをやっちゃった時点で、人間ではなくなってたから……」

苗木「難しかったかもしれないね、止めるのは」

「解放の儀───」

確か心臓を10個集めて術者が備えるとかいう……第二の啓示が不完全だから、どうなるのかさっぱりだが。

佐藤「……あんま信じらんないわよ。なんなの、この状況……おかしいよね……」

「信じないなら信じないで一向に構わん。だが、すぐそばに死がある事は忘れるな」



1→みんなで話す(話題併記
2→モーテルを出る
3→自由記述

>>776

>>777はメタ非メタ問わず回答
出来そうな事なら叶う多分

ソニアが術者として学園で行ったこと
霧切が苗木にしか見えない理由
日向の武器が固定だった理由
が知りたい

安価なら2

2
霧切みたいな見方タイプのゴースト?が全員から見えるようになったりはできないかな?

>>776



「………そろそろ、行くか」

九頭龍「ぁあ、そうだな」

神代「僕の最後の時間も近付いてるってわけだ……いやだね」

苗木「でも進まなきゃ、終わらない……終われないんだ」

「それをお前にやらせるのはひどく申し訳が立たんが、しかし神代」

「………俺はお前を忘れない。」

神代「信じるからね?」

佐藤「で、行くってどこに行くの?」

九頭龍「言っただろーが、遊園地だ」

終里「遊園地にはおっさんがいりゃいいけどな」

さあ、進むしかない。
俺達は適度な休息で体の疲れを取ったあと、再び真っ白な道を進み始めた。


苗木「また下水道に潜るよ。地上の道は全部切れてる」

苗木のその指示で再び俺達は梯子を降りる羽目となった。
今度はただの汚い場所に辿り着けたようで何よりだった。
いや、汚い場所はオレは嫌いだが。

◆下水道


ぴちょー………ん


九頭龍「どっちだ、苗木?」

苗木「ええっと……こっち、こっちのルートを通るよ」


ひどく入り組んだ地下は、分かりにくい。
それでもいつ手にしたやら、モーテルにあったと言う近郊の地図、並びに地下水路の地図を手に持った苗木は
まるで元から道を知っていたかのようにすいすいと道を進んでいく。

全く迷うようなそぶりはない。
それはひとえに、こいつにだけしか見えない霧切のおかげのようだが………。

山田「うう……足が滑りそうですな」

「各自、警戒を怠るなよ。どこから化物が来るか分からんのだからな」

佐藤「むしろ来ない事を祈りたいけどね」

………ラジオが鳴らない。
地下には基本、敵がいないものなのだろうか?
何もしなくとも、このままなら遊園地に辿り着けそうな感じだった。
なんだか、拍子抜けするほどあっさりとそちらまで行けそうな感じだ。



1→警戒を強める
2→辺りを見回す
3→話す(話題併記
4→考える(話題併記
5→自由記述

>>783

1+2

>>783


「………どこから来る」

もしかして、と俺は思った。
【下水道ではラジオが使えないのでは】?
これがひとつ、頭をよぎる。
そう言えばあの三角頭に対してもラジオは鳴らなかった。
いや、あいつが化物ではなかったから鳴らなかったのかもしれないが。

辺りを見回した。
相変わらず暗い。
さらには残念な事にアイテムらしいものすら発見出来なかった。
俺にも霧切が見えるなら、取り忘れのアイテムを教えてもらえるだろうか。

と、思っていたその時だった。

九頭龍「………きたぞ!」

「!」

その一言ではっ、として構えた。

下水道の暗い道のりから、何かが現れる。



人の形、だった。
だったが、両腕がまるで何かのコードのように複雑に絡まってしまっている。
だらん、と腕を垂らして、胸元から腹にかけてをこちらに露出した。
ぱっくりと、割れている。
さながらアイアンメイデンのような体だ。
裂けている腹の中へ、誰かを収めようとしてこちらに向かってくる。
数は2体。簡単に倒せそうだが……?



1→日本刀
2→ハンドガン
3→それ以外の武器
4→無視する
5→自由記述

>>788

九頭龍と2

>>788


九頭龍「十神!撃つぞ!」

「言われなくとも……!」

なぜ、だ。
なぜラジオが鳴らなかった?
やはり場所のせいなのだろうか?

九頭龍とふたりでハンドガンを握り引き金を引いた。

ぱんぱんっ!

地下に響く2発の銃声。
しかし───敵に当たるには至らなかったようだ。
ちっ!暗くてお互い外したのか!?

ずり、ずりとそいつはさらににじり寄る。


九頭龍「っち、捕まったらあの棘に刺される……!」

終里「あんまり無茶すんじゃねーよ!オレがひとりやる!」ばっ

九頭龍「」!?

腐川「あ、あんたの方が無茶してんのよ、おのタコ!」


抑えきれない終里がそのうちの一体に突進していった。
このまま放っておけば、終里は片方を勝手に倒してくれるだろう。
だが、もう片方は……

石丸「くっ、僕が……!」




1→日本刀
2→ハンドガン
3→ハイパーブラスター
4→それ以外の武器
5→自由記述

>>793

今こそ、全知を掴む時ッ!!

3

>>793


今だ!出すんだ!

「………【ハイパーブラスター】、か」

夢を見た。
宇宙へと連れて行かれる夢を。
それはきっと俺と葉隠が求めた宇宙への神秘の力の賜物なのだ。
そして、その夢が覚めた時、俺の手に握られていたのがこれだった。
【ハイパーブラスター】。
詳しい原理は分からないがビーム銃だと、なんとなく直感で察していた。

「九頭龍、躱せよ」

がちゃっ

九頭龍「あ?十神、なんだそのイカツい銃───」


びしゅぅぅぅんっ!


引き金を引いた瞬間、先端からまばゆい緑の閃光が飛び出した。
あたりに被害が出ないかと思ったが、そこはなんとか無事だったようだ。
直後、化物に当たる。
一瞬だけ身震いしたかと思うと、どうやら急所だったのか、あっさりとぐったり倒れ込んだ。
ただし、倒すには至らなかったようで、まだ地面で蠢いている。

次の引き金を引けるタイミングは少し後らしい。銃がチャージを始めており、まだ撃てない。


九頭龍「なん、だよ十神、いまの……」

「………葉隠の思い出だ」

もうここまできたら何も言うまい。
しかしひとつ気がかりがある。
このブラスター、射程範囲が広すぎるように感じた。
今回こそ大丈夫だったようだが、使いどころを間違えれば誤射の危険性もある……



1→ブラスターでとどめ
2→ふむ
3→誰かにまかせる
4→自由記述

>>800

そして今日はここまでじゃ。眠気に勝てない
左右田のボスの名前は食用みみず
おやすみなさい

2

あれこれさいれんとひる 番外・ほんとは強いぞボスゴースト
16~19のゴーストの別称【ボスゴースト】。他のゴーストと違い特殊な能力をたくさん持ってました。
もう一生披露の機会はありませんのでこちらでご紹介します。


#16 ルアー(誘惑する悪魔)
桑田のゴーストの成れの果て。見た目は桑田をちょっと4足歩行にして猫っぽくして尻尾を生やしてください。
死因【感電死】に対応して、電撃をあやつります。また、素早い動きが特徴です。
広範囲の放電をファンブルで受けると1ターン分行動不可がかかります。
もう戦えないけど。

#17 オリジン(起源至る悪魔)
葉隠のゴーストの成れの果て。見た目は葉隠にサルエルパンツ履かせて全体的にボロボロにさせて胸から三本指の細い腕がひとつ。
死因が死因なので、クリティカル以上だと三本指の細腕による首締めが入ります。
その他自分の周りにクリーチャー召喚をしてくる厄介な奴です。
もう戦えないけど。

>>800



ぐしゃ


「喚くな、化物。死ね」

びく、と震えたそいつは、やがて地面から離れられなくなったように体を動かさなくなった。
死んだのだ。
どろり、体液のようなものが軽くシミを作っている。
一体こいつはなんなんだ?

こしゃっ

向こうでは終里がもう一体の化物をボコボコにしていた。
棘がたくさんある胸の位置は避け、上段の蹴りからマウント取ってタコ殴り。
どうやら心配する必要はなかったようだ。
止めようとしていた腐川がびくびくしている。


再び辺りは静寂に包まれた。


……ジメジメした空間にふたつの死骸が増える。

佐藤「なんなのこいつら……一体……」

九頭龍「わかんねぇ……オレ達の精神から出てきたって江ノ島が言ってやがった」

山田「我々の……精神」

「罪の意識、あるいはトラウマ───様々なものが形になって現れる街なんだ」

苗木「………行こう。ボク達は、みんなのためにも帰らなきゃ」

ゆっくり、足音を殺しながら前に進んでいく。
まだ敵はいない───




1→さらに進む(イベント正否はコンマ
2→話す(話題併記
3→あたりを調べる
4→自由記述

>>806

1と3

>>806


しかしこう、どうも下水道は好きになれない。
高貴なる俺が居るべき場所ではないし、なによりもこんな場所を作る意図を理解しかねるほどだ。
今更服の汚れがどうこう言ってはいられないが。

苗木「うん、あとはこっちをまっすぐ……」

苗木に指示されて道をまっすぐ進む。
もうすぐ遊園地らしい。


ぴしっ


「……なんの音だ?」

佐藤「うん?なにが?」

神代「………床から………」

九頭龍「───走れ!テメェら!」

山田「ええ!?なにが起きてるんです!?」


全員が全員、なにが起きているのか分からなかっただろう。
小さなひび割れの様な音ののち、俺達は九頭龍の声をきっかけに走り出し





がしっ




神代「………あ」


「え?」


振り返った。
スローモーションに時が進む。

崩落する床。
白い影。
掴まれる神代の体。
動けない足。

それぞれの驚愕の表情。

崩れた床の下には、広がる奈落と小さな機械音───


「神代ォォォォォ!?」

突然すぎる。あんまりだ。

ぶんっ。


神代「うっそー、僕……遊園地も行けない……わけ?」


中空でそう言った神代の姿は、一瞬で底の知れない下水道へと落ちていった。
誰もが、身を固めてしまう。
崩壊の場所から全員逃げ延びていたから、他に被害はない。
が、その実害が大きすぎる。

数秒遅れで、熟れた果実を何かに突き刺したような、くちゃっ、と言う音だけが俺達を追いかけてきた。

下は見えない。


苗木「あ、ああっ……」

九頭龍「………マジかよ」

佐藤「うそ、今ので……死んだの?」

終里「くそっ!」

「………」


目の前のソニアがにやっと笑って消えた。
ついに、やる事を果たして遊園地で待ち構えると言うわけか。

床の穴の中から、亡者の鳴き声が聞こえてくる。




1→全員先に行かせる
2→みんなで逃げる
3→みんなの前で起伏の剣を使う
4→自由記述

>>811

3

>>811


ずるり、床の下から抜け出したのは、まさしく神代そのものの姿をしたゴーストだった。
いや、少し違うのか?
少し透けており、周りの空気に溶け込みそうな姿をしている。
腹に一物、長い杭のようなものが刺さっていた。恐らくあれが死因なのだ。
両手も膝から下が、杭のようになっている。

『ぅ……ゥァァアアアアア!!』

……監視する悪魔は、その姿を闇に同化させて俺の前へ滑り出した。


だんっ!


『ア、ガァッ!?』

「忘れないと言ったはずだ、神代。例えお前が見えなくても、な」


刹那、俺の目の前でステルスを解除した神代へ起伏の剣を突き立てた。
面白いようによく刺さり、腹の部分に吸い込まれる。
そのまま力任せに、壁に押し付けた。
さながら地下で見たナースの模倣のようだ。
武器が軽く、神代に実態がないから出来る諸行だが。

『ア、ウグ、ナンデ、ボク……ガ……』

「そんなもん知らん」

苗木「………十神クン」

「行くぞ」

苗木「で、でも……」

「行くと言ったら行く。ここで同情してる暇があるなら、ソニアを止める……それだけだろう」

くるり、と振り返りかけて、神代のゴーストの足元になにかがあるのを見つけた。
……これは……。


*貴重品アイテム
【監視の毒針】を手に入れた。
→神代の遺品。諜報員たる彼の護身用の武器である。強い毒を含む。


ここでやつに同情しても何もしてやれない。今はただ前に進むべきだ。



1→進む
2→話す(話題併記
3→黙る
4→自由記述

>>814

2
なぜ床が崩壊したのか
ソニアの力なのか

>>814


再び静寂に包まれた道のりを進む。
誰も何を言ったらいいやら、少し戸惑っているようにも見えた。

「………床の崩落は突然だったな」

なんて事を俺は口にした。

九頭龍「あぁ、そうだな」

「あれもソニアの力なのか?」

山田「まさか、そんな……」

終里「ソニアって馬鹿力だったんだな?」

腐川「あああああんたねぇ……!」

「……まあ意味は違うが言いたい事はわかる」

苗木「違うんじゃないかしら、って霧切さんが」

「なに?」

苗木「この街はすでにかなり老朽化が進んでるみたいだし、もしかしたら……」

苗木「勝手に崩落したんじゃないかな?そこにソニアさんが来てしまっただけで」

九頭龍「………あ?」

石丸「なるほど、今回の件があったにせよないにせよ、床は崩れる運命にあったと……」


それならもっと後味が悪い。
なら、何もなければ神代は助かったって事じゃないか。
苛立つ。

苗木「………あとはここを登れば遊園地に行けるはず。準備はいい?」



1→行く
2→自由記述

>>820

1

>>820


「………行こう」

こうなったらもう一直線だ。
敵陣に深く深く潜り込んで、あいつを見つけボコボコにしてやらなければ気が済まない。

石丸「ああ、行こう」

誰とはなくそう答えて、順番にハシゴを登っていく。
間も無く暗闇に包まれて、足元は見えなくなっていった。
そんなに長くはない道のりが長く感じる───

………がこん

頭上が開け放たれた音がした。
それぞれが覚悟を決めて、外へと出て行った。
相変わらず深い霧が辺りを覆っている。
上を見上げても、何も見えない。
けれど下も深く、何も見えない。

行くところは分かっているのに。


「………待ってろ、ソニア。あいつらの仇を討ってやる」


ひとりそう決意しながら、外へ手を伸ばした。




どがぁぁぁっ!


「ちぃっ!新手!」

「なんじゃあ……多すぎるぞ!」

「大神!弐大!」

「あ、九頭龍………さん」

「朝日奈ちゃんもここに!?」


霧の中で怒号と殴りあう音と、それから幾つかの戦闘音と発砲音と。
とにかく色々な音が既に飛び交っていた。
どうやら門を抜け、遊園地の内部に入れたらしい。


終里「お、おっさん!?」

弐大「おう、終里!どこにおったんじゃ!?」

終里「おっさんこそ!」

大神「我らは、霧の出始めの段階でこちらに集められていたようなのだ」

辺古山「どう言う意図かは分からんが、な」すう

九頭龍「ペコ!テメェもここに……」

弐大「気付いたら遊園地のような場所におるし、全員水しか持っておらんしのう」

辺古山「坊ちゃん達はどうやってこちらに?」

九頭龍「地下だ。下水道を通って来た」

朝日奈「下水道?そんなのあったっけ?」

石丸「ああ、そこにマンホールが……ん?どこかね?」

「マンホールはここ、だ」

話に加わり損ねたため、とんとん、と地面を叩いてやった。

朝日奈「十神!あんたも無事だったんだ!」

「まぁな。……ここのマンホールは地面の装飾に紛れるように作られている、お前達が気付かないのも仕方がない」

弐大「とにかく話はあとじゃあ!ワシらは毎日こんなのに襲われてもう参っとっての」

九頭龍「だろうな。なんなんだこいつら」

こいつら、と言うのでそちらを見る。
大きな、まるで肉を寄せ固めて作ったような人型がずしんずしんと数体こちらにやってきている。
強そうな顎をぱくつかせて、俺達に睨みを効かせながらゆっくりゆっくりこちらに近寄っているではないか。
おい、いつからここはジュラシックパークになったんだ?

朝日奈「えっとー……とにかく襲いかかってくるやつ!」

大神「一時、一気に襲いかかられ我らも崩されるかと思った。危なかった」

弐大「じゃがの、なんとか持ちこたえている。ここの正門ががっちり敵に固められとって、出る事は出来ん」

どしん、どしん

「ゆっくり話してる暇なんてないんじゃないか?先にこいつらを片付けるのが大事なんじゃ」

終里「オレにバトらせろおおおお!!」

石丸「先輩!走って行っては危険です!」

辺古山「………いや、何か嫌な予感がする。お前達、何かを探してるんじゃないのか?」

大神「何と……それなら我らに任せよ。まだここで膝を折るような軟弱者はおらぬ」




1→先を急ぐ
2→敵を倒す
3→自由記述

>>825


>>825


「………分散するぞ」

敵の数は把握出来ていない。
しかし大神と、それに匹敵する強さの弐大がいてこの数日ここを動けないのだ。
今フロアをうろついているのは、かなり強い化物だと思われる。

ゆえに、ここは人数の分散が一番いいだろうと思われたのだ。

戦闘向きな大神と弐大、辺古山、ついで九頭龍に終里、朝日奈。
やつらはここに残り、敵を押し留める。
残ったメンツで先に進むのがいいのではないかと、大神が提案した。
そこまで人数がいれば、誰も死なずに済むだろう。
こちらにも戦力は欲しいがしかし、俺には武器がある。

石丸「………ならば僕もここに残ろう!皆のために、今こそ僕の正義の力を使う時が来たのだ!」

山田「フラグェ」

「山田、ついでだ。お前も残れ」

山田「!? ななななななん」

「お前を走らせて、足手まといになられちゃ困る」

佐藤「………ほらひふみん、あたしも残るからさ、がんばろ?」

「佐藤、お前は残らなくても……」

佐藤「やだ。……ソニア見て凹まない自信ないからやだ」

「………」

苗木「じゃあ、ボクと腐川さんで行こう。それでいいかな、十神クン?」

すっかり腐川のいる事を忘れていた。

「好きにしろ」

腐川「ありがとうございます白夜様ァァァァァン!」

………しかたがないか。このメンバーで先に行こう。




『ロビー君だよ☆ろ、ロビーく、ロビーロロロロロ』

うさぎの着ぐるみのような化物がうようよいる。
物によってはチェーンソーや拳銃を持っており、どいつも口元が真っ赤に染まっている。
それを大神を始めとした戦力オールスターズが叩きのめしているところを尻目に、俺達は脇目もふらずに城を目指した。

それにしても、不気味な遊園地だ。
観光名所として栄えていた時の姿はいまや見るも無残、アトラクションにはもれなく血と肉が付着している。
どうしてしまったのだろうか。
もしかして、失敗した儀式の代償で、ここにいた観光客などは軒並み殺されたのだろうか。
……だとしたら目も当てられない。
腐川が倒れないかどうかが心配だったが、あいつは霧の方に目をやり、血を見ないようにして走っていた。



「よくここまで来たね、みんな!」


ふと、耳障りな声が頭上から降ってきた。

狛枝凪斗が、ジェットコースターのレールの、上に立っている。
走ってくるはずの乗り物がないので、そんな事が出来るのだ。


「………狛枝、お前いつのまにここに」

狛枝「いつだと思う?」

「動くな!お前は……お前には聞かなきゃいけない事がたくさんあるんだ……!」

狛枝「ダメだよ、そんなの」

「あ?」


狛枝「儀式は終焉に向かってるんだ。」



そう言い終わったと同時に、狛枝が、


突き落とされた。



「………は?」



ぐしゃ


後に残ったのは───狛枝の死体だけだった。



「………どうして、そうなる………?なぜそんなに、話が早く進む?」


俺の思った以上に、この物語は俺の都合を置き去りにして、加速していた。



───Chapter4 END

死んだ。
狛枝が突き落とされて死んだ。

苗木「………は?狛枝、先輩……」

腐川「」ぶくぶくぶく


気絶した腐川はともかく、苗木と俺は見てしまった。
人が飛び降りて、潰れて崩れて、その命がぐちゃぐちゃにされる瞬間と言うのを。
最悪な光景だ。もうこんなもの一生見たくはない。

視線をあげれば、そこには真っ白な影がそびえていた。
なんの感情も抱いていないような顔の、ソニアだ。


「……お前、ここまでして……」

歯がゆい。
未だ俺達に反撃の機会はないのだから、辛い。

苗木「気をつけて、十神クン!…来るよ、ゴーストが!」

鋭く飛び交う苗木の声。
確かに、言うが早いが狛枝の体から何かが抜け出しているような様子である。
悲しむべきなのか、苛立つべきなのか、分からない。



1→起伏の剣
2→他の手段で弱らせる
3→自由記述

>>836

今使わずしていつ使う。
1

>>836



『くふふ、フフフフ………』

『あははははははは!!』


笑い声。
それだけで不快な思いをさせられる。
イライラする。

「黙れ、狂人!」

『ハハハハハ!』

霧の奥から現れたそいつの頭をかち割るかのように、起伏の剣を突き立てた。
たとえどんなにイカれた存在だろうと、どうにもこうにもこの剣には敵わないらしい。

刺された狛枝だったものは、力を失いうなだれるようにそこに留まった。


苗木「……これで、強力なゴーストは全部封じたね」

「ああ」


短く返事をしてから、俺は息を整えた。
この先どんな敵が待ち構えているか、不明だったからだ。
城はもう少し奥にあるらしい。



1→狛枝を調べる
2→あたりを見回す
3→先に行く
4→自由記述

>>839

1

>>839


すたすた、と歩いていく。

落ちて死んだ狛枝は、当たり前だが全身から血を流している。
ぐちゃぐちゃだ。
はっきりいって見るに堪えない姿になっている。
その体、あちこち調べた結果、いつ刻んだかは不明だが右肩に数字があった。

【19/21】

残すはあと2人。
母体と呼ばれる誰かと……知恵、俺だ。
死ぬわけにはいかない。
今まで死んでいった奴らのためにも、俺がここで倒れるわけにはいかない。

苗木「う……」

さすがの苗木もここまでのひどい有様に言葉をなくしてしまった。
近寄るのも嫌なのか、少し腰が引けている。

確かに、こんな姿の狛枝を探ったり見ていたりはかなり精神にくるものがある。

そいつの体のすぐ近くに、物が落ちていた。
鋭く尖ったそれがおそらく、最後の槍として使うべきものなのだろう。


*貴重品アイテム
【混沌の槍】を手に入れた。
→狛枝の持っていたもの。教会に飾ってあったのか?槍と言ってもレプリカである。

あとはソニアを見つけてボコボコにするだけだ。

翔「………あっだだだ、ここどこアタシ誰?」

「起きたか?腐川……いやジェノサイダー翔」

翔「あらやだ白夜様ぁん!」

「説明の時間が惜しい、さっさと行くぞ」




1→城を探す
2→話す(話題併記
3→アイテム確認
4→自由記述

>>843

3

>>843
アイテムを確認しよう………。



回復
栄養ドリンク×6
救急キット×3
アンプル×3

カウント低下
アグラオフォティス×1
メダリオン
ホーリーキャンドル×5

装備
E:ライト
E:ポケットラジオ
サバイバルナイフ
ハンマー
バトン
E:日本刀
石:サーベル
メス
メルキオールの小剣
アルコールのビン
硬球
ガラスびん
アルコール入りの瓶
E:ハンドガン→5発
ハンドガンの弾→30発
狩猟用ライフル→4発
ライフルの弾→18発
サブマシンガン→600発
マシンガンの弾→660発
ハイパーブラスター(みどり)
帰服の剣残り1本

貴重品
ロビー君の人形(血まみれ)
修学旅行のしおり
モノクマのらくがき
第一班のスケジュールリスト(苗木・大和田・朝日奈・セレス)
第二班のスケジュールリスト(葉隠・山田・舞園・腐川)
第四班のスケジュールリスト(江ノ島・石丸・桑田・戦刃)
UFOのただしいさがしかた
チャネリングストーン
携帯ゲーム機(ワンダースw略)
汚れた金属バット(桑田のもの)
電子生徒手帳(??)
ソニアの写真
教団の本
ゴシップ・ウーマン
啓示の一部(第一の啓示)
灯台の鍵

虚無のタイピン
暗黒の万年筆
憂鬱の万年筆
絶望のヘヤピン
誘惑のピアス
起源の黒曜石
監視の毒針
混沌の槍



アイテムに不足はないはず。
だが、ここまで持ちこたえた日本刀はいつ壊れるのか分からない。



1→城を探す
2→話す
3→自由記述

>>846

1

>>846



さっさと城を探してソニアを殴って終わらせる。
俺が望むのは、この戦いの終着だけだ。

……贖罪だのどうでもいい。


やっと目を覚ましたジェノサイダーが何かをあれこれ言っているが全て無視をした。
苗木が申し訳無さそうにしているが、そんなもの知った事ではない。
それにしても本当に、不気味だった。
先程までは敵もそれなりにいたし、アトラクションもあった。
しかし………


苗木「本当に何もいないね」

翔「ちっ、静かすぎて殺りがいないわね……」

苗木「それとも、もう儀式が終わるからクリーチャーを置いておく意味がない……のかな……?」


思考を巡らせながら霧を進む。
永遠にも思える時間、俺達は前に進む。
その奥、一番奥に………それはあった。

とても大きな城だ。
名前は知らない。覚える気もない。
頭から血を被ったみたいに真っ赤な城だった。
生理的に、無理だ。
あまりにもひどい有様で、俺は口をつぐむ。


……正門は開いている。




1→突入
2→話す
3→自由記述

>>849

1

お休憩です。このスレで終われるだろうか……

ご飯食べながらだけど、やるかい?

>>849


ここに来て二の足を踏む理由もなく。

「………突入するぞ」

苗木「うん」

翔「アタシはいつでもイケるわよん、白夜様?」

「反応に困る」


短い会話ののち、突入。
直後、俺達は突然の事態に見舞われた。


『………』

苗木「………あ、なんでここに………」


先程の、弐大達が叩きのめしていた肉塊で出来た巨人が目の前にいた。
1体だけだが、そいつは俺達よりはるかに、大きい。
縦にも横にもだ。

『………ゴア………』

肉団子のような胴体に、すこし小さい肉団子の頭が。そして腕も足も膨れている。
「どこかの北斗真拳は全部吸収されそう」とジェノサイダー……なんだそれは。
城には似合わない騎士だな。とひとり思った。

空気を読めよ、この肉塊め。




1→日本刀
2→ハンドガン(5)
3→他の武器
4→逃げる
5→自由記述

>>862

受信シタ!ビビビビビビビビビップス!

1

>>862
ごめん……した拾っちゃった……
そして硬球?

>>863



『ゴアァァァァァァァ』

大きく唸る肉塊。
そいつが右腕を振り上げる!

「躱せよ」

翔「ガッテン!」


どがぁぁぁぁ

床板が砕けるのかと思うような大ぶりの一撃。
どうやらこいつらは力任せの攻撃が得意なようだ。

だが、遅い。
遅すぎる!

「馬鹿めが!」

振り下ろしたその腕を日本刀でなぞる。
面白いように切れた腕は、とさりと力なく地面に落ちたのだった。
断面からは夥しい量の血液がただ流れ始め、化物は圧倒的に弱っていく。
倒すのは簡単だ。


翔「さっすが白夜様んっ!」

「苗木!今のうちにフロアの見回りでもしておけ!」

苗木「あ?え?う、うん」



1→日本刀
2→ハンドガン
3→他の武器
4→自由記述

>>868

避け重視

>>868



『ガ、アアアアア』

散り際の全力なのか、そいつが大きく吠えて、残った左腕を大きく振り回す。
フロアの全てを覆うかのような大ぶりの攻撃が俺達に襲いかかった。

「───回避!」

翔「あいあい!」

先程よりかなり早い。
その振りを一気に散開して回避した。

どぉおおんっ

再びフロアに響き渡る大音。
今度こそ床板は砕かれたのではないだろうか。
ちらりとみれば、叩かれた場所はひび割れて下のコンクリートが剥き出しになっている。

「ちっ!」

今までの遅い攻撃はなんだったのだろうか?
舌打ちしてから武器を再び構えなおした。
対峙した肉塊は、今ので力を使い切ったのかふらふらとしている。
たとえ【とても強力な振りをしてきたとしても、これなら倒せる】だろう。



1→日本刀
2→ハンドガン
3→他の武器
4→自由記述

>>872

1

>>872



『グガ……』

こんな肉団子も誰かの心の底にあった存在だと?
これが誰かのトラウマの結晶だと?
バカバカしい。
なんとおかしな話なのだろうか。
心の闇が肉団子になるような奴は、俺の知り合った奴の中にはいないはずなのだが。

苗木「………と、十神クン、大丈」

「いらん心配をするな」

ざっ

躱して下がっていた姿勢を前に、攻撃の構えで一気に前進する。
もうどうせこの速度についてこられるような体力もないのだ、すぐさま距離を詰めたところで反撃などされる事はないだろう。
そう踏んだ。
急激に近まる俺と肉団子。
続いて、構え直す日本刀。
手が汗ばんで落としそうになるが、それを力を込めて握り込む。

刃がぎろりと不気味に輝いて、肉団子の頭を捉えた。

ざんっ


『………ガ』

「邪魔を……するな!」


ごとんっ

滝のような血を流してそいつは膝を折った。
そして近いうちに息絶え、生きているのは俺達だけになる。
暗いフロアに肉の塊ひとつとは。
……静寂が戻ってくる。



1→誰かと話す(話題併記
2→化物を調べる
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>876

2

>>876


もう動かなくなった肉塊を調べてみる事にする。

粘土のようにも見えるその体は、丸々としている。
確かにラインは人型なのだが、奇形のようだ。
前傾姿勢すぎるような、そんな気がした。
頭が前すぎるのだ。首猫背、と言うようなものだろうか。
と言っても首のような器官はないわけだが。

腕と足はむきむき、と言うよりむちむちに見えてしまう。
昔本で読んだ【ゴーレム】のような存在が一番近いのだろう。
体の材質は完全に肉のように思えた。
日本刀の先端で刺してみると、なるほど面白いように刺さってずぶりと吸い込まれる。
中からはどろどろとした、黒っぽい血液が垂れ流されていた。
タールか何かか?

肉の塊のような体が気持ち悪い。
本当に、豚バラの類を身体中に巻きつけたような見た目だ。
………気持ち悪い。何度でも言うが気持ち悪い。

日本に帰ったらしばらく、焼肉はしないだろうなと思った。



1→誰かと話す(話題併記
2→辺りを見回す
3→自由記述

>>880

2+苗木に何かなかったか聞く

>>878

>>878人気すぎる


肉塊から目を離して辺りを見回す。

ここはかなり広い城のようだ。
今俺達がいるのは、舞踏会でも開けそうなほどの広さのある大部屋だった。
そこから、見える範囲で左に扉が2つ、右にも扉が2つ。

まっすぐ目の前の一番奥では、大きな階段が螺旋を描いている。
あれが踊り場と言うやつか。
上と下にそれぞれ行けるようだ。
下に?………地下室があるのか?

「どうだ苗木、時間は充分にやったぞ。何か見つかったか?」

苗木「無茶言うなぁ」

「いいから報告しろ」

苗木「う、うん……階段は上にも下にも行けるけど、どっちも鍵がかかった扉があるみたいだよ」

翔「さ苗有」

苗木「な、なに?……あとはここから行ける扉が4つ……どこか分かんないけど、どこかに鍵がある、と思うんだ」

苗木「………霧切さんが言うには、一番左の扉には敵がたくさんいるみたいだよ。それでも中に何かあるかも……そこまでは見えなかったみたい」

「そうか。」

苗木「あと、これ………」


*回復アイテム
【栄養ドリンク】を手に入れた。


苗木「ごめん、こんなものしか見つからなかったかな」




1→誰かと話す(話題併記
2→どこかに行く(どこ?
3→自由記述

>>885

2一番右の扉

>>885


「なら順番に見て行くほかないだろうな」

そう言いながら俺は一番右の部屋に入っていこうとする。

苗木「行動が早いなぁ、十神クンは」

「迷っている時間が惜しいだけだ」

苗木「そう?……ボクなら、慎重に行動するって言い訳して迷いそうだから」

「それが言い訳かどうか決めるのはお前だ、苗木。言い訳だと思うなら言い訳なんだろう」

「慎重に行動する事自体は悪ではない。むしろ褒められるべき行動だろう」

苗木「あ、ありがとうございます……はは、なんか畏まっちゃった……」

笑いを漏らす苗木の声は乾いている。
ここまで大変な目に遭ってきて、それでも笑える自分に少し嫌気が差しているのだろうか?
悪い事ではない。
生きているんだから笑えるんだ。
死んだらそれも出来ないぞ。


………ぎいい


開いた扉の先には、大量の本が置かれている本棚が並べられていた。
一体どうして城にこんなものが?
いや、考えるだけ無駄なのだろう。
この城はきっとソニアの心象風景。
だから何がどうなっていようと、俺にはどうしようもないわけだ。



1→赤い本棚を調べる
2→青い本棚を調べる
3→桃の本棚を調べる
4→部屋を見回す
5→自由記述

>>889

>>888は出来る範囲でやる
風呂休憩

>>776

3

寝るまでやるよ。

>>889



色とりどりの本棚がある。
赤だの青だの、どうしてこうも外人ってのは分かりやすい色が好きなのだろうか。

そんな中一際目を引く本棚を見つけた。

苗木が最初に見つけ、あとから俺達も駆けつけたが、また随分変わった色の本棚だ。
触ってみたところ、蛍光ピンクの色で塗られた木製の本棚のようだ。
目に痛い配色のそれは、しかしひっそりと、部屋の奥の方に隠されるように置いてあった。

苗木「変わった色の本棚だね」

翔「根暗が見たらブチ切れ確定ねー。本棚にこんな目の痛い色塗ってんじゃねぇボケナス!って言われそう」

「確かに。本棚にしてはおかしな色合いだ」

しまってある本はいずれも黒っぽい。
そこに灰色のラインが引かれており、背表紙にも表紙にも名前はない。
……大きさは絵本のようなサイズか。

とりあえず読んでみる事にした。





むかしむかしあるところに、
おくびょうな騎士がいました。

騎士はとても学問に優れていて、
なによりも機械を直すのが得意でした。
ところがある時、
おしろのみんなにだまされて、
剣を取り上げられ、鎧を取られて、
とうとう泣いてしまったのです。
それをみんなに笑われてしまいました。

それでも騎士は毎日、
必死になって剣の腕をつけます。
機械を直すのがどんどん上手くなりました。

そんな騎士はある日、
街一番の学校に呼ばれました。
これからここで、機械を直して欲しいと言われたのです。
断る理由もないので、
騎士はそこに入る事にしました。





………なんだ、この絵本?



1→続きを読む
2→他の本棚に行く
3→自由記述

>>905

1

>>905

まだ続きがあるのか。読んでみよう。





騎士が学校に入ると、
そこでお姫様に出会いました。
お姫様は、勉強のためにはるばる
別の国から来ていたのです。

騎士はたちまち、綺麗なお姫様に恋をしてしまいました。

それから毎日、騎士はお姫様に声をかけました。
けれどもお姫様は、騎士を気にかけません。
お姫様は、見た事のない動物を使う魔術師や
聞いた事のない異国の話をする占術師の話が
どうしても聞きたかったのです。

そうしてお姫様は、
ある時自分の国に伝わる伝説を思い出しました。
そのためには、どうしても強い人が必要です。
さあ、どうしましょう。

困ったお姫様は、薬売りに相談しました。

すると薬売りは言いました。

「この魔法の薬を使ってごらん、お姫様。あなたに相応しいお友達が現れますよ」

嬉しくなったお姫様は、
魔法の薬を片手に走って行きました。





随分抽象的な表現が多いな……。



1→続きを読む
2→他の本棚に行く
3→自由記述

>>910

1

>>910

なに?まだ続くのか?





お姫様は、街の青年に声をかけました。

「一体どうしたらいいでしょうか?」

青年はお姫様のお話を楽しそうに聞きました。

「どうしてそんなにお友達が必要なのですか?」

「それは、私の国に神様を呼びたいからなのです」

「神様?」

お姫様の国は、とても小さい国でした。
お金もあまりなく、
それでもみんな幸せでした。
ところがある時、国の中で
悪い病気が流行ってしまったのです。
お姫様は、その悪い病気を治すために
この学校に来ていたのでした。

薬も効かない、お医者様にも断られる。
でも、国の言い伝えでは、
困った時には【儀式】をすると、
神様が来てくれると言われていました。
神様なら病気を治せるはずです。

「なるほど、話は分かりました」

青年は言いました。そして

「あのおくびょうな騎士はどうでしょう?あなたのためなら、なんでもしますよ」

そう告げました。
お姫様は喜んで騎士のところに行きました。

騎士は初めてお姫様に声をかけられたので、
天にも昇る気持ちでした。

「まさかオレに声をかけてもらえるなんて!ありがとう!」

騎士も嬉しかったので、
お姫様に誘われて、お食事会へ出かけます。

けれども騎士は悲しくなりました。
自分が呼ばれたのは、
お姫様が自分を好きになってくれたからではなくて、
自分に【儀式】を手伝わせるためだからです。





雲行きが怪しくなってきたな……。




1→続きを読む
2→他の本棚に行く
3→自由記述

>>915

1

>>915

……読むか。





「どうかあなたの力をお貸しください、騎士様。でないと、神様は来てくれないのです」

お姫様は言いました。
けれども騎士は首を振りました。

「お姫様、オレはあなたが好きです。けれど力にはなれません。あなたの言う【儀式】はいろんな人が悲しみます」

しかしもう時既に遅し。
騎士はあの魔法の薬を飲んでしまっていたのです。
首を振った騎士でしたが、魔法にはどうにもかないません。

「お願いします、騎士様」

たちまち魔法にかかった騎士は、お姫様の言う事に頷きました。

「分かりました、お姫様。あなたの手となり足となり、必ず儀式をやりましょう」

けれども儀式のためには、たくさんの人が必要でした。

「儀式のために必要な人はどうするのですか?」

騎士が聞きました。

「この学校にいるみなさんに手伝ってもらいましょう。学園長様に言えば分かっていただけます」

「そんなに簡単に?」

「ちょうどみんなで今度、旅行に行くはずです。実は私は、この旅行の行き先を知っています」

お姫様はかなり前から、
学園長様にお話をしていました。
自分が行ってみたい場所を伝え、
そこにお友達がいる事も言っていました。
偶然、そこに学園長様のお友達もいます。

「それならそこに行こう」

学園長様はそう決めて、長い間準備をしていました。





………ん?学園長?これってもしかして………



1→続きを読む
2→他の本棚に行く
3→自由記述

>>919

1

>>919


………読むか。





それからしばらくして、
お姫様は学校のみんなと旅行に来ました。
そこには、魔法にかかったままの、
騎士の姿もありました。

お姫様はあれから、魔法の薬を
たくさんもらっていたのです。
だから騎士には、ずっと魔法がかかっています。

夜になって、お姫様は言いました。

「さあ騎士様、儀式を始めます」

魔法にかかった騎士は、
お姫様には逆らえませんでした。

「はい、分かりました」

騎士にはひとりだけ、この学校にお友達がいました。
お友達には、魔法の薬の事は話せません。
なぜなら騎士は、薬を飲んだ事を知らないのです。

「騎士様、あなたのお友達にこのお薬を飲ませてください。そうすれば、魔法の力で強くなるのです」

騎士は言われた通りお友達に
魔法の薬を飲ませました。
ところがいつまで待っても、
お友達は目を覚ましません。
お友達は魔法の薬を飲み過ぎて、
目が覚めなくなってしまったのでした。

騎士はおいおい泣きました。
それでもお姫様は話を聞きません。

「やっぱり止めましょう、お姫様。オレは友達がいなくなるのは悲しいです」

とうとう騎士は泣いたのですが、魔法の効き目が切れません。
騎士はお姫様に言われるまま、
今度は町娘達に向かって行きました。





………やはり、これは………。



1→続きを読む
2→他の本棚に行く
3→自由記述

>>924

1

>>924


………読む、しかないか。





町娘達は、仲がいい事で大変有名でした。
いつも4人で楽しく遊んでいます。

旅行でも4人で歩いていましたが、
深い霧で道を見失い、
近くにあった小さな建物に入りました。

けれどもうその建物には、
お姫様と騎士がいたのです。

「あの町娘達は、本当はとてもひどい人なのです」

お姫様は言いました。

「だから懲らしめてあげてください」

騎士は逆らえませんでした。
機械を治す時に使う道具を使って
悪い町娘を倒しました。
そばにあった鉄の棒を使いました。
ひとりの娘が逃げようとしましたが、
なんと街の青年に捕まって逃げられません。
町娘は騎士がみんなやっつけました。

騎士はおいおい泣きました。
自分が何をしたのか分かっているからです。

けれどお姫様は止まりません。
今度は小学校にやってきました。
騎士はそこでまた女の子を退治しました。
お姫様は言います。

「なんて強い騎士様なんでしょう。これなら、他の悪い男のひとも倒せるでしょう」





次に普段から仲良くしている、
学校の料理人に出会いました。

「あの人は食べ物にお薬を入れていました。悪い人です」

お姫様はそう言って、騎士に
料理人も倒して欲しいと言いました。
料理人は、お友達ではないとしても騎士とは仲が良かったのです。
ですが、魔法の力がぐるぐる回って、
騎士は何も考えられなくなっていました。
言われるままに、料理人を退治しました。

「やめてください、騎士様。あなたはそんな事をする人ではありません」

男の子が止めに入りましたが、
魔法にかかった騎士は止まりません。
ばしんと地面に叩かれて、
男の子は倒れてしまいました。

「お前はどうして悪くない人まで叩くんだ!お前はオレが倒してやる!」

そこに現れたのは山賊でした。

「騎士様、あの人は山賊です。馬に乗って街を走り回り、人に殴りかかる悪い人です。倒してください」

お姫様がそう言うと、騎士は
普段は使わない剣を抜きました。

「本物の悪党なら、オレが成敗します、お姫様」

騎士はあっという間に、山賊をばらばらにしてしまいました。

「なんて事を、彼は山賊を辞めて大工になると言っていたのに」

山賊とよく会っていた門番が言いました。
門番は山賊がただ悪い事をしているだけではないと知っていたのです。
けれどもう山賊はどこにもいません。
門番はおいおい泣いてしまいました。





「さあお姫様、オレは悪いものをみんな退治しました。これで喜んでもらえますか?」

騎士は魔法にかかったままでした。
それで、自分がやった事を
ちゃんと分かっていませんでした。
お姫様はそれを見て大変喜んでいました。

「ええ、ありがとうございます」

お姫様は騎士を褒め称えました。
そして褒美として、黒い器を差し出したのです。
騎士は大変喜びました。

「これはこれは!光栄です!」

そしてお姫様は、器に喜ぶ騎士に向かい
こう言いました。

「騎士様、あなたの心臓を私にください」

その言葉に騎士が顔を青くしました。

「なんで、お姫様………」

「あなたとはここでお別れなのです、騎士様。この儀式のためなのです」

騎士は大変嫌がりました。
けれどもう魔法は切れません。
騎士は言われるがままに、
自分の心臓を差し出しました。

そして気付いたのです。
悪い人は、実はお姫様だったのです。
そしてお姫様が目覚めさせようとしているのは、
神様ではなく
悪魔だったのです。





騎士はその事に気付くと、
ふらふらになりながら
お姫様に剣を刺しました。

「お姫様……オレは幸せでした。そんな事をしてはいけません……お願いします、やめてください」

そうしてとうとう騎士は死んでしまいました。
そしてお姫様も死んでしまいました。

しかしお姫様は立ち上がりました。
なんと、とても恐ろしい魔法を
覚えていたのです。
お姫様は、幽霊になってしまいました。

騎士もまた幽霊になりました。
気が付くと、騎士は街を歩いていました。

取り返しの付かない事をしたと、
とても大変な事をしてしまったと、
それがたとえ魔法のせいであっても
自分がやった事に変わりはないのだと、
騎士は激しく後悔しました。

そこで、教会を見つけました。

教会には神父様がいたので、
騎士は神様にお許しをもらいに行きました。

「神父様、私は好きな人に悪い事をさせてしまいました」

「私自身も悪い事をたくさんしてしまいました。神父様───私は救われるでしょうか」

神父様は言いました。

「神様はいつでもあなたを見ています。あなたはすぐには許されませんが、いつか必ず救われます」

「………許されはしません、よね」

「気を確かに。神はいつでもあなたの味方です、必ずや救われる時は来ますよ」


そうして騎士は、ずっと街を歩いて行きました。
いつまでもいつまでも、ひとりで歩いて行きました。


絵本はここで終わっている。

挿絵のようなものは本当に抽象的な絵でしかないようだ。
しかし内容が……どこかで聞いたような?
………なんなんだ、この本。


苗木「なんて言うか、暗い話だね」

「ああ。そうだな」


騎士が、姫の代わりに悪行を働いていたと言うのか。
……なるほど。

翔「なるほどねぇ、なるほど」

苗木「………それで、11人目までと12人目からの死因が全く違うのね」

「うすうす気づいていたが、やはりそう言う事か」

苗木「こんな分かりやすい色の本棚に置いておくくらいですもの」

翔「うんうん、これってつまり【今回の事件の事を書いた絵本】っつーわけだ」

「左右田は無理やり殺人を強要されたいたわけか……」

苗木「そうみたいだね。見たところ、不二咲クンの死因はかなり偶発的なものみたいだけど……」

苗木「そのようね。これは事故だったんじゃないかしら」

翔「………まこちんがずっと喋ってんだけど」

苗木「やってみたら出来たからやってみているだけよ。苗木君を通してだけど、直接レスポンスが出来るわ」

「お前……霧切か」

苗木「あはは、ボクとしては疲れるからやめてほしいんだけどね」




1→みんなで話す(話題併記
2→他の本棚へ行く
3→自由記述


>>941

2 赤

安価把握じゃぞ
やっぱりもう1スレ必要じゃないか!(憤慨)
それはそうとかなり終わりが近づいて参りました
あとは謎解きはほとんどありません、一本道です
おやすみなさい

あれ?絵本にセレスの死因は描いてないの?

セレスは何で体なくて、花村は何で頭なかったんだろう

はいはぺし。

>>948
>騎士はそこでまた女の子を退治しました
の一行で終わってるのがセレス。
左右田が麻薬の影響で思考が鈍ってる時に出会った。特に仲がいいわけでも、印象に残るシーンがあるわけでもないので一行で終わる。
正直セレスは運が悪かったとしか言いようがない。

>>951
裏側を言えば本家のリスペクト。表立った理由なら、
左右田がセレスを切った後、ソニアに褒められ興奮。そのままセレスの体を切り刻みまくってるところに花村登場→流れで殺害。首ズバ
めっちゃすごい勢いで切ったもんだから、花村の頭が飛んで行ってしまい、ふたりでは頭は見つけられなかった。
その後オランウータンみたいな化物(パワフルボディ)が探索中の江ノ島を見つけて、なんやかんやしてるうちにどっちも原型なくなるレベルで潰した。

えぐい舞台裏でした。

>>941



「気味が悪いな」

苗木「そうだね……ボクも自分が勝手に喋ってるみたいで怖いよ」かりかり

苗木「それなら他の方法を提案してもらえないかしら」キリッ

翔「面白いからこのままでいくね?」

苗木「よくないよ……」

「………まぁ、いい。後で考える事にして………次だ」


部屋の比較的真ん中あたりに、何から何まで真っ赤に染まっている本棚がある。
なんだか、生臭く感じるのは気のせいなんだろうか?
……この赤はもしかして……と一瞬考えそうになって頭を振る。
そんな恐ろしい事があってたまるか。

本棚には幾つかの本が収められている。
そのうちのひとつを手にとって読んでみた。





「赤の書」

「聖母の降臨」の「聖母」とは、
「聖母」にあらず、
「聖母の降臨」の「聖母」とは、
「悪魔の降臨」にほかならず。

「21の秘跡」とは、
「21の秘跡」にあらず、
「21の秘跡」とは、
「21の反逆」にほかならず。

主の宇宙の中に、更なる宇宙を
築く事、悪魔の業にほかならず。

汝「悪魔の降臨」の阻止を望む
なれば、術者の母親の肉体の一部、
術者の真の肉体に埋めよ。

更に、
「虚無」「暗黒」「憂鬱」「絶望」
「誘惑」「起源」「監視」「混沌」
の8つの槍、術者の真の肉体に突き
刺せ。さすれば、術者の偶像の肉体
は、我が主の力のもと、我らと同種
の肉体に成り下がるであろう。





これは……?


苗木「狛枝クンが言っていた8本の槍って……もしかしてこの事なのかな?」

槍……8本も用意出来るわけがない。
しかし狛枝が言うには、儀式は成功なのか失敗なのかも分からないはずだ。
つまり、そんな不完全な状態だからこそ、比喩的な意味の【槍】で賄えると言いたかったのだろう。
あいつが望むのは、希望なのか?絶望なのか……?




1→みんなで話す(話題併記
2→他の本棚に行く
3→自由記述

>>957

1、槍(比喩)は揃ってるかアイテム確認してみよう

>>957
>>956


苗木「槍……槍なんて持ってたっけ?」

「そんなもの俺の手持ちには、狛枝の槍しか……」

ん?待てよ?
比喩的な意味の【槍】なら、肉体を貫けるもののはずだ。
俺はそれを8つも持っていただろうか?

もしかして、あいつらの遺品か?


虚無のタイピン
暗黒の万年筆
憂鬱の万年筆
絶望のヘヤピン
誘惑のピアス
起源の黒曜石
監視の毒針
混沌の槍


それぞれを取り出す。
影武者のタイピン、霧切親子の万年筆、
江ノ島のヘヤピンに桑田のピアス、
葉隠の石に神代の仕込み針、狛枝の槍。
どの遺品も【鋭く尖っている】部分がある。

つまり、これが【8本の槍】に当たるのではないだろうか?


翔「うっは、そのタイピン売ったら高そう!」

「その反応は前にも見たぞ」

苗木「………どうかな、霧切さん」

苗木「………」

苗木「そうね……これが【8本の槍】……なのかもしれない」

「あとはこれを刺すべき【術者の肉体】を探せばいいのか」

翔「そんなもんどこにあんだっつーの?」

「知らん」

苗木「それに術者の母親の肉体の一部って……そんなものここにあるのかな?」




1→みんなで話す(話題併記
2→他の本棚に行く
3→他の部屋に行く
4→自由記述

>>960

1
術者の母親とは何のことを言っているのか

残りが足りないので新スレ立ててくるで。

ラスト

十神「サイレントヒルだと?説明してやろう、この十神白夜が直々にな」
十神「サイレントヒルだと?説明してやろう、この十神白夜が直々にな」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423652291/)


ここから>>999まで恒例のメタ・非メタ合わせての質疑応答。
あとリクエストあったらサイレントヒルのうたを作りたい人も募集。

>>1000は叶わない……のかなぁ……

立て乙
内部ステってどんな項目があるの?

どんな行動がどんな内部ステをどれくらい上下させてるんですか?

>>966
内部ステータスの内訳ですが、

◯行動傾向
謎解きへの意識
仲間への信頼度
クリーチャーへの敵対度
戦闘での武器使用具合
戦闘傾向

◯謎解き傾向
どれだけ謎解き出来たか
ヒント使用具合

のかなりシンプルデザインです。
ちなみに信頼度はかなり早めにカンストしました。

>>967

謎解きを積極的に行ったり、
敵を優先的に潰しに行ったり、そんなものです。
逃げ回っていればそれだけ戦闘傾向が低下します。
……ちなみに現状の十神クンはクリーチャー絶対殺すマンです。

現在の具体的な内部ステは何分の何位ですか?

黒幕=ソニアとか、1〜10の被害者って始まった時から決まってた?


現在の性格な内部ステが欲しい
それとステの影響

>>969
>>971

謎解き意識→3/5
信頼度→5/5
敵対度→4/5
武器傾向→近接
戦闘傾向→荒々しいが、仕損じる
謎解き傾向→4/5
使用具合→2/5
ってとこでしょうか。

敵対度がカンストすると、例え宇宙人でも見つけた瞬間殴ります。
信頼度がカンストしてるので、こちらから提示する選択肢が仲間寄りになります。
戦闘傾向は単にコンマ神のぱうわー
謎解き意識と傾向が強めならもっと難しくしようって感じの。

>>970
黒幕は最初書き出した時は悩んでました。
でもがっちり固めた時に、びったし決まりました。ちょうどよかったと言えばちょうど良くて。
左右田が犯人と見せかけて違いました、って言うブラフ使うのも決まってました。
ただ被害者は書いてる最中もものすごい変わりまくってこうなりました。始めから変わらなかったのは江ノ島葉隠くらいかなぁ。
最初大和田じゃなくて石丸が死ぬ予定でしたが、大和田生きてたらメンタルブレイクしなそうだなって理由で変更。すまんの

今度は……今度こそは……と思うけど、またホラー題材にしちゃいそうで草

ミミズとかのクリーチャーの説明が見たいです

サイレンとか諸般の事情(チャプターシステムが作れない)で無理です。
やりながら決める人なので、そう言うの無理無理!


>>976
忘れてた……


#11 エディブルワーム(食用みみず)
はい、ちんこです。もうまごう事なく、ちんこです。それ以上でも以下でもないです。
でも玉はないです。見た目が可愛くなくなるからね。
皮がすごい事になってます。べろんべろんですほんと。大丈夫かな?



【左右田和一】の死の間際の記憶と性欲を形にしたもの。左右田は悪くない、むしろ被害者。
ソニアが自分が被害者だと思わせるための策として用意したのが、左右田との体の交わりだった。
そして運悪く、その部分が異界にフィーチャーされたため、左右田の化身はただの男根になってしまったのだった。哀れなり。
見た目はとても大きなミミズだが、頭の部分は膨らんでおり、体はずりずりと皮が余っている。皮の伸縮で動く。
尾の部分に分泌液を作る作用があり、それを頭から放射して攻撃するがどう見ても精液でした。

何人か選んでリアル脱出ゲームとかやってほしい

流行り神か……なんかvitaでも出てましたっけ、ちょっと気にな……いやホラーやるとは言ってないし、
そもそも1は!ホラー苦手なのね!だから!睡眠が出来なくなるから!から!!


>>981
脱出ゲームが苦手すぎて吐きそうになった私でよかったら。
ファイナルデッドルーム?もちろん飛ばしました

次はほのぼの系がいいっす
もうメンタルブレイクっすよ
あと、十神はいま色々大丈夫なのだろうか···

vitaの流行り神はたぶん真の方かな
そっちは分岐点の選択肢でキャラの性格も結末も事件もガラッと変わるタイプ
あと、怖いじゃなくグロい

サイレントヒルを書いたダベミならいけるいける
というか、クロックタワーもだけどダベミの書くホラーがかなり好きだから他のも読みたい

ホラーならクトゥルフっぽいのも見てみたいな
前SAN値ありのホラーっぽいのの構想あるって言ってなかったっけ?

各武器の損耗具合とどの位損耗したら壊れるか教えて下さい

チュンソフト繋がりでかまいたちとか
ミステリー以外にもギャグとかホラーとかあるし

真かまいたちの方に山田にぴったりのキャラいるね

ぎゃああああクリティカルでちゅぅぅぅぅぅ


>>983
十神さんはもうダメかもしれない。

>>984
グロはちょっと……HCの大神さん(エルのお母さん)の拷問とか耐えれたけど、
スカーレットのシーンとか耐えれたけどグロはちょっと……
SHシリーズの方でしたっけ?ホラーゲーム作る人は怖がり発言残したの。あれ分かるわ……

>>985
言いましたっけ……すぐ自分が言った事忘れます、すいません……

>>986
とりあえず日本刀はもう次に技受けたら損壊確定。
あとはほとんど使ってないので新品同然。敵の攻撃を受けまくると耐久が減る。耐久は各武器によって違うので、描写見ながらでお願いします

>>987
かまいたちにはいい思い出がありません。
昔大学時代に、なぜか主人公の名前をえぐい下ネタにされて
それをなぜかアフレコしながらやるって遊びをしてた時期がありました。
あれ何が面白かったのか、未だに分からん

>>988
真!?あ、やってない。
最近妖怪ウォッチと討鬼伝とスマホゲームしかやってない……

ホラーといえば葉隠が死なないホラーのやつをぜひ…

襲ってくるゴーストとそうでないゴーストの違いってなに?
霧切さんが助けてくれるのはヒロイン補正?

>>991
書いてたやつ見直したら文体があまりにも癖がありすぎてですね………
自分しか楽しくない文章だったから永久お蔵入り決定です。
もし書くなら安価スレ化するかも。


>>992
これはネタでもなくまじで気持ちの問題です。

これから行方が分からない人で戦力増強とかあり得る?
もし日本刀が壊れたら帰服の剣って武器として使える?
20番って儀式的な展開があったけど、浄化とかいる?エンディングは選択肢の分岐だけ?

>>994

戦力補強
どうでしょう……飼育さんともう一人くらい出るかも出ないかも

帰服の剣
武器には向きません。でかいし重いし振り回しにくいし

エンディング
お城2階で出る分岐が最後。

1000なら皆で生還

100なら犠牲者はもう出ない

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