十神「サイレントヒルだと?説明しろ、苗木」 (1000)

その街は───

かつての観光地であった。
景観も良く、また治安も良かったので非常に栄えた街だった。
晴れた日にホテルから見える湖の水面の、なんと美しい事か。
大型ショッピングモールには常に人が溢れ、
遊園地には可愛いマスコットと、子供の笑い声。
大きな事件もなく、かと言って退屈でもなく、心安らぐ空間。


自然豊かな、平和な街───


───のはず、だった。


ある時から突然、人の気配は全て消え失せて。
地図の上からいつしか消えたその名は、けして晴れない霧に包まれている。
それでもなお、不思議な魅力に引き寄せられ【罪と罰】が集う。


傷付いた者共の行き着く、その街の名は───
【サイレントヒル】。


※ダンガンロンパでサイレントヒルっぽいことをするスレです。完全にサイヒルをやるのではなく、サイヒル要素を含みます。
※サイレントヒル・ダンガンロンパ双方のシリーズのネタバレや世界観クロスを多分に含みます。とりあえずグロ注意。
※一部設定の捏造みたいなものも含みます。
※安価・コンマ・自由記述などで進行します。
※コンマが悪くても十神のせいにしない(重要)。
※ヘザーは出ません。神殺しも出ません。ロビー
はどうだろう……。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421311858

───


───……


───………………


意識が徐々に覚醒する……。

ぼんやりとした頭をなんとか起こした。
う……、俺は一体先程までなにをしていただろうか……?
頭の中が重くて、何も思い出せない……。

ところでここはどこだ?

……風がある。それに地面が湿って硬い……どうやらここは野外のようだ。
いや、よく見れば側にベンチがある。
そこにポップコーンの入れ物と思しき紙のコップと、うさぎのようなマスコットキャラが置いてある。
うさぎに見覚えは、もちろんない。


うっとおしいほど濃い霧が立ち込めており、遠くを見通す事は出来ない……。
が、その霧の奥に、何やら物々しい建物やアトラクションが見える。
ここは……【遊園地】なのか……?


訳も分からないまま、しかしここにいるわけにもいかない。
どうすれば……。


◆select

1→前進する
2→周りを調べる
3→今までを思い起こそうとする
4→自由記述

>>5

4 何が起こったか思い出そうとする+アイテム確認

>>5


……。
意味もなく自分がこんな場所にいるわけがない。
一体、何があったんだ?
確か俺は、俺…は……。

……、…………、………?

ダメだ、直前の事が思い出せない……。
なぜ何も思い出せないんだ。
説明しろ、苗……ああ、苗木はいないんだったな。
……なぜ苗木の事は思い出せるのか、少し不愉快だが……仕方ないか。


思い出せる事は───

俺は【十神白夜】。
【超高校級の御曹司】と呼ばれている。
確か今は【希望ヶ峰学園】とか言う、くだらん学園に招かれ学生をしている。
……と言う簡単な事くらいだ。

まぁ、自分の名前を忘れるほどバカではない……バカはひとりで充分だ。


何か所持品がないかとポケットを弄る。
だが、残念ながら何も持っていなかった。
……何も持っていなかった?
携帯端末や、護身用のアイテムくらいは普段から持っているのだが、それも消え失せている。
誰かに取られたのか?
いや、ここには人気はない。追い剥ぎなどする人間がまず存在しないだろう。

……ベンチの上のうさぎがこちらを睨んでいるように見える。




1→もっと深く考える
2→辺りを見回す
3→前進する
4→後退する
5→自由記述


>>9

兎にちかづく

>>9



いつまでもこうしてぼんやりとしているわけにも行かないか。
とにかく、なぜ自分がこんな場所にいるのかをはっきりさせなくては……。
だが、それよりも何よりも、とても気になるので先に調べたい。
なにがあると言うわけじゃない。
けれど、とても気になるのだ。


俺は、ゆっくりとうさぎのマスコットに近づいていく。
どうやら紙コップと同じくらいの大きさの、ぬいぐるみのようだ。
街灯が暗く、細部までははっきりと見えない。

さらに近づく。

……足元が、妙にぬるぬるしているような、気がする。
だがやはり暗くてよく見えない。
あたりに誰かの気配もないし、ならこのぬいぐるみは誰かの忘れ物か?
なら可哀想だ。
このぬいぐるみは忘れ去られた、と言う事なのだから。
誰が買ったかは存じないが、取りに戻らなかったところを察するに懐に余裕があるのだろうか?

もっと近くに寄る。

いよいよ、うさぎのぬいぐるみは手に取れる距離まで縮まった。
……ん?

このうさぎのぬいぐるみ……濡れている、のか?




1→手に取る
2→離れる
3→ベンチを調べる
4→地面をよく見る
5→自由記述

安価も忘れ去られた
>>14

基本↓3進行
忘れ去られたら↓3で

4

>>14



嫌な予感がした。
ふと、自分が踏みしめているはずの地面をよく見る。


……足元も濡れている。
びちゃびちゃ、と耳障りの悪い音がしている。


いや、よく見れば濡れていると言うより、これは……


血。


おびただしい量の血が地面に滴っている。
成人男性でも、これだけの体液を失えば間違いなく死ぬだろう。
俺は、真新しい革靴でそんな血の池を踏みしめていた。


「……ッ……!?」


次の瞬間、鼻をつんと刺すような臭いがした。
血の……人間の死の匂いだ……。
なぜ今まで気付かなかったのかと思うほど、自分を疑うほどの量の血液が溢れている。
もしかして、うさぎのぬいぐるみが濡れていたのは……?

喉の奥から、胃の中のものがせり上がってくる。
なんとか外に吐き出す事だけは我慢して、俺はベンチから後ずさりした。
血のない部分に靴底が触れ、そこに俺が歩いていた証拠である赤い足跡を残した。

………。
なんなんだここは……。
俺はなぜ、こんな場所にいるんだ……。

霧が晴れる様子は今の所ない……。




1→それでもベンチに近づく
2→諦めて中に進む
3→ここから出ようとする
4→声をあげ人を探す
5→自由記述

>>18

4

>>18


人気が全くない。
それこそ、この血液の持ち主である人物の姿さえ見えない。
一体どうなっている?
ここは一体なんなんだ?
とにかく、人を探さなければ……。


「誰もいないのか!どうなっている!俺に誰か説明しろ!」

………。

「この血は…なんだ!誰のものだ!?」

………………。

「誰でもいい!誰か……誰か俺の声が聞こえたら返事をしろ!!」

………………………。


耳を澄まして、霧の奥から物音がするのを待っていた。
が…どこからも声がしてこない。
本当にここに人はいないのだろうか?


パッ


ふと、遠くの方で何かに明かりが付くのが見えた。
深い霧の中とは言え、さすがに強い光の光源くらいは目視出来る。俺を侮るな。
何が光っているかまでは分からないが、相当大きなものが光っている様子がぼんやりと見える。
その輪郭から……あれは【メリーゴーランド】なのではないか、と推測した。よくよく聞けば、うっすらだが音楽も聞こえる。


………ギャリ………ギャリ………




1→光源の方へ進む
2→ここを出ようとする
3→うさぎのぬいぐるみを拾っていく
4→もっとよく耳を澄ませてみる
5→自由記述

>>21

3

>>21



………少し気が進まないが、もうどうしてもどうしても気になる。

俺は光源に踵を返し、先程のベンチのそばまで戻った。
足元がぬかるんで、べちゃべちゃと血液を踏みつけたが無視をする。
そこにぽつり、置いて行かれたうさぎのぬいぐるみを手に取った。

想像した通り、そのうさぎは血で汚れていた。
頭に、耳に、手に、口元に…べったりと血液が付着していて、表情が笑顔だからか余計に恐ろしいものに見えてしまう。

持って行ってどうするわけでもない。
だが、なんだか拾っておかなければならない気がした。
うさぎはオーバーオールを着ており、その胸元には名前が刺繍してある。
背面にはチャックまである。もしかしてぬいぐるみの中に何かを入れられるのか……だが、開ける気にはならない………。


*貴重品アイテム
【ロビー君の人形(血まみれ)】を手に入れた。


………ギャリギャリ……ギャリ……


何かを引きずるような音が、かすかに聞こえる……。




1→光源へ向かう
2→出口を探す
3→人を探す
4→音の方に向かう
5→自由記述

>>25

1

>>25


このままいつまでもこうして、霧の中にいるわけにもいくまい。
俺は、光源の方へと向かう事にした。

ゆっくり進んでいく。
深い霧のせいで視界が悪く、さっさと進むというわけにも行かない。
ところどころ、地面が何かで濡れているように見えるのは……気のせいだろうか?
いや、もしかしたら……。

……なんて事を考えるんだ、俺は。忘れよう。
しかし、日本国内にこんな場所があっただろうか?
今まで色々な場所に飛んだ。もちろん国内の遊園地の視察も時折していたが、全く記憶にない場所だ。
俺の知らない場所なのか?
そもそも日本なのか?

考えながらも歩いていく。


~~♩~~♩~~♩


メルヘンチックな音楽がだんだん大きくなってきた。それに、視界もよくなっているようだ。
そろそろメリーゴーランドに到着出来……


ギャリ…ギャリギャリ…ギャリ…


…!?
重たい金属を引きずるような音がこちらに迫っている!
それは恐らく…人だ。霧の奥側にいるのは、どうやら俺よりもはるかに大きく、体格のいい人型だ。
何かを片手で引きずりながら、こちらにだんだんと近づいている…!
危険だ、と俺の脳内で声がする。自分自身の身の危険を感じるぞ…!




1→急いでメリーゴーランドへ向かう
2→人型の方に向かう
3→人型にロビー君を投げる
4→自由記述

>>29

1と最悪の事態に備えて武器的な物がないかも確認する

>>29


くっ…!落ち着け、十神白夜…!
音の間隔からして、あまり相手は足が速くはない。かなり重たいものを引きずっているのだろう…。
だが、もし追いつかれたら…?
この異音の正体はそもそもなんなんだ?

おびただしい血を見たばかりで、嫌な臭いが充満したせいで…イマイチ気分が落ち着かない。
最悪の事態を想定しなくては…。

とにかく、急いでメリーゴーランドまで行こう。そこまで行ければ、視界をある程度確保出来る。そうすればきっと対処出来るだろう。
強いて言えばなにか武器があればいいのだが…、ん?

ぬいぐるみの中身が妙すぎるほど硬く冷たかったので、嫌々ながら開けてみた。
…その刀身にべったりと血液が付着した、小ぶりのナイフが入っている。
気が進まないが、しかし護身用の武器はこれしかない。
仕方がないので、それを右手に構えた。


*武器
【サバイバルナイフ】を装備しました。


…だが、その音の正体が何か分からない以上は手の出しようがない。
まずはメリーゴーランドへと行かなければ…。

…、……。


少し足早に園内を進む。
霧がだんだんと晴れ、目指したゴールがすぐそこに見え…て…


♩~♩~♩~♩~
ギィィ…ギィィ…


血と錆まみれのメリーゴーランドが現れた。

持ち手は赤錆でびっしり覆われ、乗り物らしき着座部分は半壊状態。
回転しない芯の部分に取り付けられた鏡は全て割れており、わずかに残った部分がライトを反射している。
串に刺された状態の馬は、微弱に上下しており、弱ってしまっているかのように…ギィィ、ギィィと不快な音を立てて回っている。
もちろん回転式の床の部分も錆でがさがさになっていて、乗れるはずの馬の足元は全て赤い水たまりが出来ていた。
そして先程までメルヘンチックに聞こえた音楽は、今ではすっかりテープが擦り切れて変質しており、不協和音を奏でている。
馬が悲鳴を上げているようにも聞こえるな…不気味で不気味で仕方がない。

子供が乗ったら間違いなく泣くだろう。


ギャリ、ギャリッ


「…ッ!?」


そのインパクトのせいで、俺は気付かなかった。
先程まで聞こえていた、あの金属音がすぐそこまで近付いていた事を。
なぜだ?あんなに遠くだったはずなのに。あんなに遅いはずなのに。
薄ぼんやりと見えたその姿は…

…三角の、頭?

そう思った時には、霧の奥から大きな金属が俺の首めがけて




ヒュドッ




「白夜様ぁぁぁぁんっ!」


つんざくような悲鳴で目を覚ます。
…ここ、は…教室…か?

体が痛い…どうやら思ったより長く眠っていたようだ。
いつのまに眠ってしまったのだろうか?


「白夜様ぁ!白夜様…あ、よかった…目を覚ましていただいて…」

「…ふむ、こんなに疲れているなら彼に作業を分担してもらう必要はなかったな。僕がやればよかった…」


声がそれぞれ、男女だ。
軽く体を伸ばして座り直すと、人物をそれぞれ黙視する。

俺の座っている席のすぐそばに膝立ちで、不安そうな表情をしているのが【腐川冬子】。
【超高校級の文学少女】とやららしいが…とにかくうっとおしい女だ。
なにかにつけて俺に毛構ってくる。それにストーカーだ。
さらに言えばこの女は二重人格で、その裏の顔は…ふん、まあそこまでの興味はない。

もう一人は、【石丸清多夏】。
【超高校級の風紀委員】だかと言う、意味の分からん肩書きで希望ヶ峰学園に入った男だ。
勉学で俺に太刀打ち出来る生徒は当然いないのだが、この石丸はかなり俺に食らいついてくる。
こいつの努力は少なくとも認めてやってもいいと俺は思っている。


石丸「…大丈夫かね?十神くん。突然君が、君らしくなく居眠りなどするので起こそうとしたのだが、なかなか目覚めなくてな」

腐川「白夜様ぁ…お顔が、お顔が真っ青ですぅぅ…どうされたんですか…?」




1→状況を聞く
2→とりあえず謝る
3→落ち着いて整理する
4→先程までの話をする
5→自由記述

>>35

1

>>35


「腐川…」

腐川「…はぃ」

「お前はとりあえず俺から即刻離れろ。臭うぞ」

腐川「っ!ひぃ、あ!ももも申し訳ありませんでしたぁ…!」

腐川を隣から退ける。
石丸がちょっとだけ哀れむような表情をしたが、何も言わなかった。
これが日常茶飯事だからだ。
ある種のお約束のように取り扱われている、らしい。
俺としてはあまり納得がいかないが、腐川が離れるならそれが一番いい。

「…今は何をしていた?」

そう言えば…。
自分のある場所が分かったはいいが、そう言えば何をしていたのかすっかり頭から抜けている。

石丸「はぁ…全く、十神くん!」

「なんだ、うるさいぞ」

石丸「君とあろうものが、体調管理が出来ていないばかりか、そんなとぼけた事を言うとは…」

石丸「桑田くんも葉隠くんもやる気を出してくれないし…朝日奈くんもだ、観光の事ばかり考えて…」

「……」

なぜか怒鳴られた。
そのあとふぅ、とため息をついた石丸が凛々しい表情で言う。


石丸「明日から修学旅行で海外に行くので、その修学旅行のしおりの製作をしていたのではないか!」

「……ああ、そうだったな」

石丸「学園長から直々に、この僕と君に指令が下されたのだ!学園の期待を背負って!」

たかだかしおりの製作じゃないか、と言いかけて言葉を飲み込む。
そんな事を言った日には、恐らく説教が始まるからだ。
確かに、俺の座っている席よりも前の机にずらりと紙が並べられている。
これを合わせてしおりを作るようだ。

石丸「だが、君は色々と他の作業もしていたようだからな。疲れているのだろう」

そう言う石丸の目の下にもクマがあるように見えるが……。

石丸「疲れているならなぜ疲れていると言ってくれないんだッ!」涙ぶわっ

………。

石丸「僕は……僕は悲しいぞっ!十神くん!君が僕に、そんな深刻な状況すら教えてくれないなんて……!!」

「話を膨らませすぎだろう…」

やれやれと言った調子で俺は首を振る。
そして石丸の話に腐川が入って来ないと言う事は、この女はやっぱり勝手に来て勝手に俺を心配していたようだ。

石丸「……それはそうと、とにかく少し休んだら手伝ってはくれないかね?僕と腐川くんだけではまだ終わりそうにないからな」

「……」

ふたりいればすぐに終わりそうなものだがな、と反論しようとしたが、これも止める。
やっぱり石丸が何かを言ってくるような気がしたからだ。

「……修学旅行……か」

石丸「君もわくわくするだろうっ!?今回は学園始まって以来の海外旅行だからな!」

「ふん……興味ないな。前の学園では、修学旅行など行かなかった」

腐川「え……!?」

石丸「そうなのか?」

「そもそもそんな制度がなかったからな。修学旅行なんぞ言っている暇があるなら、統計学や世界事情について学ぶべきだろう」

石丸「……おおっ!君はなんと勉強熱心なんだ!!」

「お前と一緒にするな。俺は十神の名を背負うために必要な事をやっているだけだぞ」

石丸「それでもだ!君はやはり素晴らしい努力家だ!!」




1→修学旅行のしおりを読む
2→興味行き先を確認する
3→持ち物を調べる
4→自由記述

>>44

2

>>44



修学旅行か。
興味はない、わけでもない。
先も言った通り、ここに来る前の高校では修学旅行なんて行かなかった。
いや、やっていたのかもしれないが、俺の記憶にはない。
そもそもが、平々凡々とした愚民どもとともに旅行などと言われても、気が進まない。
だからこそ少し惹かれる。
この普通が普通ではない学園では、どんな場所に旅行に行くのだろうと思ったからだ。

修学旅行のしおりの一枚を手にとって読んでみた。


「行き先は……サイレントヒル?」

石丸「ああ。アメリカの小さな田舎町だそうだ。学園長が、そちらの方と親交があるそうでな」

「……そうか」


適当にあしらう。

しかし……名前を聞いて少しだけ胸がざわついた。
サイレントヒル……?
知らない場所のはずなのに、なぜだかとても違和感のある名前だった。

そしてしおりによれば、希望ヶ峰学園の78期生…つまり俺達は、77期生と合同で、明日からそこに行くらしい。


……なぜ合同なんだ?




1→合同で行く理由を聞く
2→持ち物を調べる
3→しおり作りを終わらせる(ストーリー進行)
4→自由記述

>>50

1

>>50



「……石丸」

石丸「何かね?」

「そう言えば、なぜ合同なんだ?」

石丸「ああ、君は聞いていなかったんだったな」

……なんの話だ?

石丸「なんでも、昨年度の先輩方は様々な実習や研究が立て込んだせいで、修学旅行に行っていないそうだ」

石丸「それで、今回はいいタイミングだと言う事で、合同で行く事になったのだよ」

石丸「運命のいたずらと言うやつだな!はははは!」


何が面白いかわからないが、石丸は笑っている。
それを見て腐川が目を細めた。


腐川「あ、あたし……嫌なのよ、77期生なんてあんまり喋らないし……知らないし……」

「ならお前だけ日本に残るか?」

腐川「い、いえ、あたしは白夜様が行くなら行きますぅっ!」

石丸「……しかし77期生の先輩には、乗り物酔いが激しい方がいると聞いている。果たして無事に飛行機を降りられるだろうか?」

「そんな心配しなくても問題はないだろう?俺達の先輩方、なんだからな……くくっ」


若干の皮肉を込めてみたが、当然石丸には通じていなかった。


*貴重品アイテム
【修学旅行のしおり】を手に入れた。
→らーぶらーぶな表紙の修学旅行のしおり。中にはわりとびっしりスケジュールが書いてある。


「……さっさと作業を終わらせるか」

腐川「あああ、あたしも手伝っ」

「お前の汚れた手で触るな、失せろ」

石丸「十神くん、さすがに言い過ぎなのでは……」

腐川「……グッと来るわね。」

石丸「グサッとではなく!?」





1→持ち物を調べる
2→しおりを調べる
3→誰かの机を調べる
4→自由記述

>>54

2

>>54



【修学旅行のしおり】


1P
「今回は77・78期生合同の修学旅行となりました!」
「みんなで仲良く遊びに行こう!」
……などの文章が踊っている。
ご丁寧に持ち物リストまで付いている。

ところどころ、しおりのマスコットなのか、右半身が黒で左半身が白のクマ…【モノクマ】が描かれている。
【作・江ノ島盾子】とそばに一緒に書かれていた。あの女は、こう言うよく分からんものばかり作るな。


2P
サイレントヒルの簡単なマップが載っている。
石丸が言っていた通り、アメリカの小さな田舎で、あまり知られていない街だそうだ。
【トルーカ湖】なる大きな湖があり、夕暮れ時のそこの景色は最高に美しいとか。
下の方には【サイレントヒル スマイルサポート協会】…通称【4S】なるものの紹介も描かれている。


3P
今回は2泊3日の旅行になる。
その旅行中のスケジュールが書いてあった。
なんとはない、大した事のない普通のスケジュールだ。
サイレントヒルには学校もあるらしく、そこにも行く予定がある。


4P
【困った時の簡単英会話】と書いてある。
本当に簡単な英会話の実例が載せられている。
例えば「ホテルの場所が分からなくなったら使う文章」や「トイレに行きたい時に使う文章」など。
……だが、これがあった所で桑田や葉隠では使いこなせそうもない……、あいつらを海外に連れて行くとは、自殺行為だろ……?


5P以降
観光のスケジュールを書いたり、自由に記載出来るメモページがある。
そこから先は、サイレントヒルの歴史や観光名所、買えるものなどが載っている。
……特に目を通す必要はないだろうと、思うが……。





1→しおりを完成させる(ストーリー進行)
2→誰かの机を調べる(誰の机を調べるかも併記)
3→石丸・腐川と話す
4→自由記述

>>59

サイレントヒルについて詳しく調べる

>>59


………気になる。
行った事も、ましてや聞いた事もない場所なのだが、なぜか聞いた事があるような気がした。
それが、その違和感がなぜあるのか。

懐から、最新式の携帯端末を取り出した。
確かこの機種なら、例え海外に渡ったとしても、電話もメールもインターネットも問題なく使えるはずだ。
こんなに気になるなら、こいつでサイレントヒルについて調べれば一発だろう。


画面に指を滑らせる。
そして検索ワード、サイレントヒル……検索ボタンを押した。


しかし出てきた結果は、こう………なんとも言えないものだった。
インターネットのレビューを見ると、「観光名所はあるものの、あまり好き好んで行く人間はいない」らしい。
本当に田舎なのか…。

あとは「教会がある」だとか、「湖が綺麗」だとか当たり障りのないものだとか、
「サイレントヒルにはとある【教団】が存在するが、詳細は不明」と言う全く役に立たない情報やら、
あるいは「ロビー君hshs」「ロビー君なら俺の横で寝てるよ」「ロビーきゅんのおち◯ぽなめなめしたい」などと言った低俗な文章が羅列してある……。
………。
………一番最後のはどう言う事か全く理解出来ない。


石丸「どうしたのかね、十神くん?そんな苦虫を噛み潰したような顔をして…」

「……なんでもない」




1→しおりを完成させる(ストーリー進行)
2→誰かの机を調べる(誰の机を調べるかも併記)
3→石丸・腐川と話す
4→自由記述

>>59

あっちゃー安価ミスや>>63

2苗木

>>63


石丸「具合はあまりよくないようだな、十神くん」

「……俺を気遣うのか?お前が」

「いらん世話を焼くな。俺は問題ない」

石丸「そ、そうか……」


石丸は黙々と作業に取り掛かっている。
もうしおりはあいつひとりでいいんじゃないか?
腐川がなにか言いたげにそわそわとしているが無視した。

……さて、この俺が寝ていた机は当然俺の席だ。
中にはもちろん何も入っていない。
ふと、気になったので苗木の机の中を調べてみた。
なんでもない。特に意味はないのだがなんとなく気になったのだ。


かさっ……

「……ん?これは……」


*貴重品アイテム
【第一班のスケジュールリスト】を手に入れた。
→苗木・朝日奈・セレス・大和田が一緒の第一班らしい。……苗木、頑張れよ。




1→しおりを完成させる(ストーリー進行)
2→誰かの机を調べる(誰の机を調べるかも併記)
3→石丸・腐川と話す
4→自由記述

>>59

だから59じゃねーって(ry
安価>>70

2で全員…はだめだろうから江ノ島の机を調べのう

>>70



……ついでだから気になるので、苗木のさらに隣の机を調べる事にした。
苗木の隣は江ノ島だ。
なぜあの女が苗木に興味を示しているかは分からないが、なぜか江ノ島は苗木の隣にいる。
そして時折嫌がらせをしては、笑っているのだ……。
それでも折れないのが苗木だ。

【苗木誠】は【超高校級の幸運】と。
【江ノ島盾子】は【超高校級のギャル】と。
それぞれ呼ばれている。
……とは言えふたりとも、そんなものは表面上の肩書きだけのようだがな。

さて、こいつの机には何があるか。
おい、俺は別にこれは楽しんでやっているわけじゃないぞ。
ただ、次の行動として江ノ島の机も見た方がいいと思ったからそうしただけだ。
……断じて違う。なにかを期待したわけではない。


*貴重品アイテム
【第四班のスケジュールリスト】を手に入れた。
→江ノ島を班長に、石丸・桑田・戦刃が班員らしい。……なんだこの組み合わせは。

*貴重品アイテム
【モノクマのらくがき】を手に入れた。
→右が黒で左が白の、白黒のクマのイラスト。


こうなると他の奴の机も気になるが……調べようとしてもあと2人ほどが限界だろう。あまりやりすぎると石丸になんと言われるか……。




1→しおりを完成させる(ストーリー進行)
2→誰かの机を調べる(誰の机を調べるかも併記)
3→石丸・腐川と話す
4→自由記述

>>74

2葉隠

>>74


教室の後ろの方の机に目をやる。
相変わらずひとつだけ、なにやらごちゃごちゃしている席がある……。
その席の人物は【葉隠康比呂】。
人呼んで【超高校級の占い師】だそうだが、ただのバカで詐欺師だと説明しておこう。
訳あって成人しているにも関わらず高校生をやっているのもそうだが、根本からして色々とズレている。

………。
正直あんまり触りたくはない……机から色々とはみ出しているのが遠くからでも見える……。
こんな場所に触るくらいなら、いっそ便器に落ちた財布を拾った方がマシだが……。
………石丸に何を言われるかわからん、とりあえずなにか使えるものがないか調べよう。


*貴重品アイテム
【第二班のスケジュールリスト】を手に入れた。
→舞園・山田・腐川と葉隠が同班らしい。………葉隠が班長になっている点はそっとしておこう。
と言う事は残った者…大神・霧切・不二咲と俺が第三班か。誰が決めたんだ、この組み合わせ?


*貴重品アイテム
【UFOのただしいさがしかた】を手に入れた。
→葉隠の愛読書。付録の【チャネリングストーン】が必要だが、なぜか無くなっている。


………胡散臭い。




1→しおりを完成させる(ストーリー進行)
2→誰かの机を調べる(誰の机を調べるかも併記)
3→石丸・腐川と話す
4→自由記述

>>79

3夢の話をする

>>79



………ふと。
ロビー君、と言う名前を思い出す。
確かさっき、サイレントヒルを調べた時に出てきた名前だ。
先程の夢に出てきたのも、確かロビー君の人形だった。
血にまみれたうさぎのぬいぐるみ……。
あれは一体何だったんだ?


「……石丸、作業の邪魔になるかもしれんが」

石丸「む?どうしたのかね」

「少し話を聞け」

腐川「あたしも聞きますぅ!」

「……勝手にしろ」


先程の夢の話をしてみた。
実に悪い夢だ、と言う言葉が似合う夢だった。
深い霧の中歩き回り、ぽつり見つけたベンチの周囲は血まみれ。
慌てて歩き出すも、見つけたメリーゴーランドも血まみれ。
しまいには、謎の三角の頭の人物に金属で喉を……どすっ。

全て話し終わって見ると、腐川が気絶寸前の表情でふらふらしている……。
石丸も、苦い顔をして俺を見ていた。


「そんな夢を見た」

石丸「……なんて陰惨な夢なんだ……ひどいな……やはり疲れているのだよ、よく休んだほうがいいぞ?」

「そうか?」

石丸「僕は夢にはあまり詳しくないのでアドバイスが出来ないが……そう言う時は、ハーブティを飲んで安らぐに限る!」

石丸「知っていたかね!実はカフェインと言うのは人をリラックスさせる効果があってだな……」

石丸「そして半身浴だ、半身浴!ぬるま湯に体の半分が浸かるように水量を調節して……」

石丸「寝る前にはちゃんとホットミルクを作り、飲むのだよ!砂糖2杯ほど入れる事をオススメしよう!」

聞かれてもいない事をベラベラしゃべっている……。

石丸「……ああ、済まない。僕とした事が長々と……。そうだ、葉隠くんに夢占いでも頼めばいいんじゃないか?」

腐川「あんなのに頼むくらいなら、まだ道端の占い師の方が役立つわよ……!」

石丸「そうかね?……ところで十神くん、本当に顔色が悪いぞ。ここは僕達に任せ、君は寝たまえ」

帰宅を促された……。




1→寄宿舎に戻り寝る(ストーリー進行)
2→しおり作りを手伝う
3→夢の話を続ける
4→自由記述

>>84

石丸のクマについての追及をしてお前も夢見が悪かったのかときく

>>84
>>83



「それはどうだろうな、石丸」

俺は言葉の切っ先を相手に返す。

「お前こそ目の下にクマが見えるぞ。疲れているのはどっちだ、お前の方だろう」

石丸「いや、僕は……」

「まさかお前も夢見心地が悪かったとか?」

石丸「そんなわけないだろう?……たんにこの数日、しおりの製作に追われていただけだよ」


…ああ、なるほど。それで合点がいった。
どうやら石丸が、このしおりの文章製作を任されていたようだ。
どうりでスケジュールが無駄に細かかったり、観光名所がびっしり並んでいたりするわけだ。
こいつにしては……いや、そうでなくともよくやった、褒められるべき仕事だ。
しかし、石丸は曲がりなりにも風紀委員。
自分の体調をそっちのけでしおり製作とは、いささかいただけないのではないか?
俺にとやかく言う前に、自分を大事にすべきだろう。


「ふん……風紀を守るべきだったんじゃないのか、石丸」

石丸「それ以上に、このしおりがみんなのためになればと思って……この数日少し無理をしてしまったようだな」

しかし石丸に帰れと言っても、逆に帰れと言われ返されるのがオチだ。


「……ちっ、さっさとしおりを作り終えるぞ」

石丸「そう来なくてはな!」

腐川「あ、あたし……も……」

「仕方がないか……猫の手よりはマシだろう、腐川。お前もその辺で手伝え」

腐川「はい!!!!白夜様!!!!!」

石丸「ふふ、明日はいよいよ飛行機だ……ふふ……」


結局、俺とした事が、石丸の作業を最後まで手伝ってしまった。
そんなに時間は掛からなかった。3人寄ればなんとやら、だ。

◆翌日


トントン拍子で物語は進む。
進む時は、時間はものすごく早く感じるものだ。
例えば昨日あんなに話していたのが嘘のような速度で、俺達は飛行機に乗り、そして今は空港に着いているわけで。
……なんでそんなに早いのか?
空港でも飛行機でも、大して話す内容がないからだ。…特にイベントらしいイベントは何もなかった。
要は、アメリカの地にすでに降り立ったところから再開、と言う事だ。
やっとの事で飛行機を降り、空港の中に全員が揃う。


学園長「全員ちゃんと来ているね?」


学園長は自分に続けてタラップを降り、ロビーにまとまった生徒達を見回す。


辺古山「先生、弐大が腹を下して手洗い場です」

学園長「仕方がないな、彼は……」

日向「あと左右田が飛行機酔いでトイレに!」

学園長「彼もか……はぁ」

桑田「センセー、葉隠のバカが飛行機で酒飲んで吐いてまーす」

学園長「……彼も……か……はは、は」

江ノ島「先生ー、うちの残念な姉がなぜかいませーん」

学園長「」カチッ


……前途多難だな。
これからサイレントヒルに向かうそうだが、全員が揃うまでに少しだけ時間がありそうだ。




1→誰かと話す(78・77期生誰かと。弐大・左右田・葉隠・戦刃はいない)
2→持ち物を確認する
3→ロビーを見回す
4→お土産屋を見る
5→自由記述

>>90

1桑田

>>88

>>90
>>88


……少しだけ時間があるな……。
折角の時間だから、誰かに話しかけてやろう。
そう思い、先程葉隠の失態を告げていた桑田の方へと向いた。


「桑田、お前の顔色もあまり優れないようだが?まさかお前も吐くと言わないだろうな」

桑田「は?いや、ちげーし。オレは寝れなかったんだよ」

「なに?」

桑田「やー、やっぱさぁ?オレのカッコよさっての、海渡っちゃうんじゃねぇかなーって思ったらワクワクして!」

「………は?」

桑田「ほら、オレってイケイケじゃん?もう飛ぶ鳥が燃え尽きるくらいイケてるだろ、だから」

桑田「パツキン美女にちやほやされちまったらどうしよっかなーって考えてたら、昨日全然寝れなかったんだっつーの!」

「………」

桑田「………あー、それによ」

「………なんだ?」

桑田「ほら…オレ一応、野球選手だろ。アメリカって野球の本場だしな」へへへ

桑田「それはま、二の次なんだけど」


こいつもこいつでかなりどうでもいい事を言っている……。
【超高校級の野球選手】、【桑田怜恩】。
こいつ自身は野球を真面目にやるつもりはないらしい…が、野球の話をしている時だけは笑顔だったぞ。


戦刃「盾子ちゃーん!迷ってたー!」すたすた

葉隠「あー、びっくりした……」すたすた

左右田「………」げそ

学園長「弐大君だけまだか…」




1→誰かと話す(弐大だけいない)
2→持ち物を確認する
3→ロビーを見回る
4→お土産屋を見る
5→自由記述
>>94

1葉隠に夢占いしてもらう

>>94


………夢占い、か。それもまぁ、時間潰しにはちょうどいいか。
先程戻ったばかりの葉隠を捕まえた。

「おい………」

葉隠「んあ?どしたん、十神っちから話しかけて来るってのは…おっ、まさかついに俺を十神財閥お抱えにするって話が」

「まとまっていないし、そもそも出てもいないから安心しろ」

葉隠「………なんだとぉ!?」

「とにもかくにも、お前に仕事をくれてやる。夢占いの、な」

葉隠「ん?夢占い?」

「ああ………」


そしてそのまま、俺は昨日の夢の話をしてみた。
葉隠は神妙な面持ちで、やけに静かに聞いていた。


葉隠「……十神っち」

話し終わると、不意に葉隠が口を開いた。

葉隠「最近疲れてねーか?」

「なに?」

葉隠「いやな、夢占いにおける「血」っつーのは、いわゆるエネルギーとか、そう言うもんの表れだ」

葉隠「憎悪とか、罪悪感の表れとも言われるんだけどな……血だまりの場合は、疲れとか、敵が増える予兆って言われてんだ」

「ほう?」

葉隠「要は凶夢ってやつだべ。危険が迫ってんぞーって夢が教えてくれてんだな………俺もしょっちゅう見るけど」

「お前は危険だらけだからな」

葉隠「ちょっ…」


葉隠が何か言いかけたが、それを無視した。
そう言えば、あのUFOの本について聞くのもいいかもしれんな。いい暇つぶしにはなるだろう。
………まだ生徒は揃っていない。




1→誰かと話す(弐大だけいない)
2→持ち物を確認する
3→ロビーを見回る
4→お土産屋を見る
5→弐大が戻るまで待つ
6→自由記述

>>98

2

>>98


……ちょうどいい。今の持ち物を確認しよう。
自分の3日分の荷物をがさがさと確認する。当然家でも確認はしてきたのだが……、

がさっ

……入れた覚えがないものが出てきた。





持ち物

回復
栄養ドリンク

武器
E:サバイバルナイフ

貴重品
ロビー君の人形(血まみれ)
修学旅行のしおり
第一班のスケジュールリスト(苗木・大和田・朝日奈・セレス)
第二班のスケジュールリスト(葉隠・山田・舞園・腐川)
第四班のスケジュールリスト(江ノ島・石丸・桑田・戦刃)
UFOのただしいさがしかた





なんで、これがここに……?あれはただの夢じゃなかったのか?
血まみれになったロビー人形と、中にはしっかりサバイバルナイフが入っている。
まさか…夢ではなく現実に訪れた?
それはない。
俺がいたのは日本の希望ヶ峰学園。それに、サイレントヒルに行くのも初めてだ。
ではなぜ、その夢でみたロビー人形が俺の荷物の中に入っているんだ?
訳が分からない…。



弐大「あぁ……やっと腹が収まったわい。すまんの、お前さんら。待たせてしもうた」

学園長「ああ、弐大君!大丈夫かい?」

弐大「応!考えるに、外国の飯が合わんかっただけじゃろうと思うで、体を少しづつ慣らして行きますから!ガハハ!」

学園長「全員揃ったから、そろそろ行くよ?」



1→誰かと話す
2→持ち物を確認する
3→ロビーを見回る
4→お土産屋を見る
5→自由記述

>>103

3

>>103



空港から出る前に、万一の事を考えて何かを持っていけたらと思って辺りを見回した。
ロビーには特段変わったものはない、ただの普通の空港のロビーだ。
強いて言うなら、この人数が揃うとかなりぎちぎちになってしまうのは問題だろうな。

30人近くが同じ場所で止まっているわけだから、それは確かに場所を取るだろうとは思うが。


……ふとロビーの隅の方に目をやると、変なものを見つけた。
よく見ると……何かのチラシのようだ。この名前はどこかで見たな……どこだった?


*メモ
【スマイルサポート協会のチラシ】を手に入れた。
→【サイレントヒル スマイルサポート協会】の新規会員募集のチラシ。当然英語で書いてある。


朝日奈「十神ー!もう出発するよー!」

学園長「さぁ行くよ。現地まではバスで移動する事になる、2台に別れて乗り込んでくれ」

桑田「いやー、楽しみだなー!」

左右田「うげ、まだ乗り物乗んのか?」

西園寺「なら左右田おにいだけはひとり徒歩で来れば?」




直下コンマ
50以上でバス内行動時間あり
80以上なら2行動分の時間あり
49以下ならそのまま進行

>>105
48…残念です…



ぶろろろ……

バスは発車する、片田舎へと向けて。
約1名すでに青い顔をしているが、誰も気には止めなかった。いつもの事だからだ。
酔い止めがここまで効かないと、さすがの【保健委員】でも手も足も出ないらしい。


それはそれ、これはこれ。


俺達を乗せたバスは順調に走っていった。
今日本ではちょうど午前11時頃だろう。時差の関係で、現時刻は日本で言う日付の前日に当たる日の、午後21時ぐらいだろうか。
つまりとっぷり日が暮れていたのだ。
俺達は、当然飛行機でもそれなりの仮眠は取っていたが、ここに来て時差の関係から猛烈な眠気が出てきてしまった。

どんどんバスが進み、だんだん景色が田舎に変わる。
街灯の数も減り、街の明かりが減り、徐々に徐々に暗くなっていく。
時差のせいもあり、また旅疲れもあって、俺達は急速に眠気に囚われていった。


そしてそのまま───







どんっ!!


目が覚めた時に感じたのは、とてつもなく大きな衝撃だった。
体が慣性の法則に従い、がくんと大きく前に揺られる。
しかしシートベルトをつけていたおかげで、床に体が放り出されるとか、そういう事故は防げた。
一瞬、何が起きたか分からなくて、そして衝撃で胸が詰まって息が止まりかける。

かはっ、と息を吐いて、それからなんとか頭を働かせようとしてみた。


俺と同じように惰眠を貪っていた生徒達も目が覚める……。

………。
………。
……………?


はずだった。
どうしたんだ?
バスの中に人気が……ない?

そして、バスの中は真っ暗だ。誰の気配もない…。
なんだ?何が起きている?
……いきなり何が起きたんだ?




1→辺りを探る
2→声を上げる
3→バスの入口へ向かう
4→自由記述

>>110

1

>>110



現状を理解する事が大事だ。
何か周りに使えるものはなかっただろうか…?
うまく周りが見えないが、とにかくここでじっとしているのは危険だと思えた。
何か役に立つものを探さなければ!

……自分の荷物を確保し、そして周りを手探りで探すと、あった。


*装備
【ライト】を手に入れた。
→胸ポケットにクリップを挟んで使えるタイプ。両手を塞がず前を照らす。


カチッ


……これで暗いバスの中も照らして探索が出来るな……。
しかし、改めて周りを見回したが……誰もいない。
荷物などもない……つまり、みんなサイレントヒルにたどり着いた、と言う事なのか?

だが、それならなぜ俺だけを置いていく?
それが意味が分からない。
便所の弐大を待った学園長だ。俺だけを置いていくとは思えない。
それに……それ以上に何か違和感がある。
突然感じた衝撃……。

……状況を整理する必要があるのかもしれない……。




1→バスの中を見回す
2→バスの外に出る
3→自由記述

>>114

1

>>114



バスの中を見回す。
やはり人はひとりもいない……。
何も落ちているようには見えないが、もう少し探せばもしかしたら何かが落ちているのかもしれない。

だが、それ以上に……よく見ると……、

「……錆か?」

ところどころ、バスの車内の劣化が激しいように見える。
俺が座る最後尾などは、軋んだスプリングが赤錆まみれで座席から覗いている……。
他の座席もまるで錆びてしまって、座り心地は最悪に見える。
……これは……?

さっきまでのバスと同じものとは思えない!

一体何がどうしたんだ!?
むわっ、と嫌な錆の臭いと…そして、人の死の臭いがする。
血の……臭いか?
うっ、と言いかけて喉を締めた。


……ガサ、ガサ。


一番頭に、つまり───運転席に。
何かいる。何かは分からないが、とにかく何かがいる。
ライトで照らすが、距離があってよく分からない。
人……にも見える。運転席側に向かって何かしているようだが……。




状態【最高】
武器【サバイバルナイフ】

1→ライトを消して近づく
2→ライトをつけたまま近づく
3→もう少し車内を探索する
4→声をかける
5→自由記述

>>118

1

>>118


かちっ

……反射的に、胸元のライトを消した。
自分の視界も再び闇の中に紛れてしまったが、しかしかと言って眼前のそれに気付かれる恐怖もまたあった。

恐る恐る、物音を立てないようにゆっくりと、ゆっくりと近づいて行く───

ふわっ、と漂う死の匂いが近付いた。
まさか……だが、それはもう確定している未来なのだ。俺ごときでどうこう出来るものではない……。
ギリギリまで近づいてみる……。


まず、目に飛び込んできたのは、
首元からおびただしい血を流して、ハンドルに体を委ねている運転手だった。

確か現地の人間にドライバーを任せたとかで、日系のアメリカ人だった気がする。
日本語が少し話せる、恰幅のいい男だった。
その男の太い首は、右の半分ほどが胴体からずり落ちてハンドルに血を滴らせている。
……右側から、鋭利な刃物のようなもので……首の中間辺りまでを斬られたのだ。
明らかに死んでいる。もうどうしようもないくらいに死んでいる。

だが、驚くのはそこだけでは、なかった。

ドライバーのすぐそばに、何かがいる。
体を包帯でぐるぐる巻きにされた、人型の何かだ……。
暗いが、距離もかなり近寄ったせいでよく見える。
両手らしき部分は、指先が全て刃物だ。そしてよく見ると、両足は何かに潰されたようにぐちゃぐちゃで……恐らく立てないのだろう。

確信する。
ドライバーを殺したのはこいつだ。

驚きすぎて……声が出ない。




1→気付かれないようそっとバスを降りる
2→多少気付かれてでも全力でバスを降りる
3→サバイバルナイフで先制攻撃だべ
4→ライトを付けて興味をこちらに寄せる
5→自由記述

>>122

>>122


さらに距離を縮める……そっと近付く。
人型のそれは、まだドライバーに夢中のようだ。
俺の距離でもドライバーの悲惨な様子が見える、と言う事はかなりの接近距離。
それでも人型のそれはまだこちらを見ない。
恐らく、屍体に夢中なのだ。
新しいおもちゃをもらった子供のように無邪気に、しかし残酷にそいつはドライバーの体を刻み始めるところだ。

俺はおもむろに、懐からサバイバルナイフを取り出した。
意味が分からない状況だが、だからこそやらなければやられると直感でそう感じた。

「……ッ、おおおっ!」

刹那、叫び声とともにナイフを突き出した。
人型のそれがやっと、こちらの気配を察知して顔を上げる。

包帯の隙間から、金色に煌めいた両目が見える。
そして口らしき部分は肌色で……唇を縫われていた。

どすっ

一発、人型のそれの肩口あたりにナイフが突き刺さる。
硬い感触がした。……骨、か?そこまでナイフが刺さったとでも?まさか……。
俺は恐ろしさに勝てずに、刺したナイフを引っこ抜いてしまった。
人ではない人型の傷から、どろっ、とどす黒い血のようなものが垂れ出す…粘ついていて、一気に流れ出る事はない。

びくびく、とそいつが体を震わせる。
だけれど唇は開かないから、そいつは……叫ばないのだ。目だけで、こちらに強い怒りを見せている。

「なん、だ……こいつ……は……!」

両指の刃物を煌めかせながら、そいつが俺にずる、ずると寄ってくる……!




1→間髪入れずにナイフで滅多刺し
2→十神フラッシュ
3→蹴り飛ばす
4→バスから出ようとする
5→自由記述

>>126

蹴るときは右足…というのは置いておいて安価踏んでたら下でお願いします

3

安価把握デース

良い子は寝る時間じゃよ
わしも寝るんじゃよ
また明日

はぺし。

>>126
>>127
黄金の右足




近寄るな……近寄るな化け物!
俺は思わず数歩後ずさった。

指先の刃物をギャリギャリ、と鳴らしながらそいつはこちらを向く。
開かない唇の奥側から、喉の中だけで大きく叫んでいるようだ。

『~~~~~~!!!』

自分の手がかすかに震えているのがわかる。
向けているナイフの切っ先が、ぷるぷると細かく左右に震えている。
……はは、俺も人間だったと言うわけだ。
無意識に、死を意識したせいで震えている。
俺もああなるのではないかと考えて。

ガチャ、ガチャ……

指先の刃物を床に立て、そいつが体を反転させた。
もう迷っている時間はない……!
俺は思いっきり、そいつの頭と思わしきところを蹴り飛ばした!

ドガッ


『~~~~、~~~~!!』

「な……?!」

その一撃で決めるには、そいつに与えたダメージは少なかったようだ。
かすかな叫び声を上げ、蹴り飛ばされた上半身を無理やりぐん、と戻してくる。
そして血と錆に汚れた手で、俺を……切り裂く。

『~~~~!』ぶんっ

ざくっ

「ぐ、っ!?」

……咄嗟に、利き手ではない、左腕を前に出して防御した。
刃物に軽く割かれて、袖がボロボロになり、腕にじんわり掻き傷と血が滲み始めている。鈍痛が左腕に襲う……。
だが、まだ行動不能にはならない。こいつは……次で仕留めなければ……!



状態【良好】
武器【サバイバルナイフ】

1→何度も切りつける
2→滅多刺しにする
3→さらに全力で蹴り飛ばす
4→ダメージそっちのけで猛攻
5→バスから降りるのを重視
6→自由記述

>>138

>>138


「おおおおっ!」

再び、己を奮い立たせるように叫び声をあげて体に力を込める。
刃物がこちらにさらなる攻撃を浴びせようと近付くが、速度は遅い。

包帯まみれのその顎の辺りを思い切り蹴り上げてやった。

『~~~~!?~~~……~~……』

びくびく、と痙攣している。見ていてあまり気分のいいものではない……。
肩口からヘドロのような血を流しながら、床にへたりこんでいる。
ついでだ。これも食らっておけ。

ぐしゃっ

『~~~~……、……、………』


顔面を右足で踏みつけた。
化け物は、一度大きく身をよじったが………動かなくなった。
死んだ。
こいつを俺が殺した。

静寂が再び、バスの中を襲う……。
唯一聞こえる音らしい音は、運転手の首の断面からしたる血の水滴が床に落ちて跳ねる音くらいだ。
……腕の止血をしておこう……。




1→バスの中を探索する
2→考える
3→ドライバーの死体を調べる
4→化け物を調べる
5→バスを降りる
6→自由記述

>>141

4

>>141


持ち物に清潔なハンカチがあってなによりだった。それを使って、簡単に左腕の止血をしておく。
じわっ、と血液がハンカチに滲むが、じきに出血は治るだろう。
大した怪我ではなく、安心した。

……問題は山積みだが、まずはこいつからだな……。

包帯にぐるぐる巻きにされた謎の怪物……。
あまり褒められた行為ではないが、しかし敵を知るのは第一だ。すでに動かなくなっている体をよく観察する。

頭から、体から、その腕や足に至るまでが包帯巻きでぐるぐるである。わずかに覗く皮膚は、若干血色の悪い肌色だ。
包帯はそれそのものが化け物の皮膚の代わりになっているのか、取り外そうとしても外れなかった。
体表にそっと触ると、ぶにぶにとしていて…人間によく似ているかもしれない。肌触りも人間に近い。

唇をよく見れば、雑に誰かに縫われたように見える。それも、大ぶりな家庭科用の針でザクザクと縫い合わせられたような印象だ。
雑に、と言うのは……その縫い合わせた糸の軌跡がぐちゃぐちゃだったからだ。まるで裁縫始めたてです、と自己申告しているように感じた。
そのせいで唇が変色し、口が開かないので叫び声も出せなかったのだ。
……俺は何をこんなに必死に見ているのだろうか。

怪物の両腕を見る。5本の指はいずれも鋭利な刃物だ。……メスのようにも見える。
そして後ろ足だが、……ふくらはぎの半分辺りから、何か重いものに潰されちぎられたようにぐちゃぐちゃになっている。
よく見ると、怪物が動いていたあたりにも跡が残っている……赤黒い、怪物の血痕らしきものだ……。

ここまでひどい光景だと、心が何も感じなくなるのだな……いい勉強になる。



1→バス内を調べる
2→ドライバーを調べる
3→外に出る
4→自由記述

>>144

2

>>144



むわっと漂う死の匂い。
……ドライバーの体を改めてみる事にした。

俺が遠巻きに見ていたのと大差はない。
ドライバーは目を見開き、がくりと項垂れて死んでいる。首の半分が体から切り離されて力なくずり落ちている……。
体はそこまで冷たくはなさそうだ。死んだのは……あまりそう遠くない過去なのだろうか。
首の断面は……いや、いい。そんなもの見たくない。

運転席のシートは、先程の怪物によるダメージでボロボロである。
そして、ドライバーのものと思しき鮮血が辺りに散乱している。
フロントガラスにまで付着しており、よっぽど最初の勢いがすごかったのだろうと推測出来る。
………。

運転席に、鍵は刺さったままだ。
運転していたところを襲われた?
だから、運転中に絶命してしまい、車があらぬ方向に走ってしまって、どこかにぶつかった?それならなんとなく納得は出来る。
………ん?運転手が何かを…握りしめている。


*メモ
【心的外傷の輪郭】を手に入れた。
→「心的外傷……トラウマとは、その人の心の奥深くに根付くものである」
→「気付かないうちに、その人を苦しめている事がある。軽度であっても、何度も何度もヒステリー状態になる」
→「心的外傷がその人の手で、絵や何かによって形取られる時…その創った本人に関連したものが付随する事が多い…と言われているが不明」
………などの事が書かれている。




1→バス内を調べる
2→運転席を詳しく調べる
3→外に出る
4→自由記述

>>147

2

>>147


………。

カチッ

胸元のライトを点ける。
もう化け物がいない事を祈りながら。
ぱっと目の前が明るくなり、惨状がさらに鮮明に見える。
首が半分は胴体に繋がっていないせいか、ドライバーはあらぬ方向に顔を向けて絶命しているようだ。
その体の至る部分に血が付いている。
これは…夢か?いや、夢であってほしい。

見ればその運転席も、なぜだか赤錆だらけでボロボロだ。
よくもここまで運転出来たなと感心してしまうほどの老朽さが見て取れる。
シフトレバーなど、錆びついて全く動かせそうにもない。

………バスの中にいるにしても、外に出るにしても、とにかく……武器が欲しい。
本当にここがアメリカで、ここが銃社会を走るバスなら恐らく………。
とても気が進まないが、しかしやるしかない。
俺はドライバーの死体に一度手を合わせてから、死体をゆっくりシートに座らせ、運転席に手を伸ばした。
ぬるり、と血が両手に付く。いや、この運転席で触って血が付かない場所などもうないが、気分が悪い…。
しかし止まるわけにも行かない、ダッシュボード辺りに、恐らくあるはずだ……と何かの映画の知識を思い出し……、


かちゃっ

……見つけた。


*武器
【ハンドガン】を手に入れた。
→装填6発/予備銃弾6を入手
極めて一般的なハンドガン。6発打てる。打ち終わったら弾を込め直さなければならない。




1→バス内を調べる
2→運転席をさらに調べる
3→外に出る
4→自由記述

>>151

1

>>151


ひどくべたつく両手がいやで、しかし拭えるものもなく、ひとまず探索を優先する。
錆まみれでぎしぎしときしむバスの中を、ゆっくりライトで照らしてあちこち見回ってみる事にした。

……全ての座席が老朽化している。
確か最初に乗った時は、このバスは比較的新し目で座席もとても綺麗だった。
が、今ではバスの座席の全てが錆びつき、壊れ、ボロボロになってどれもこれも座れない……座りたくない。

しかも、席によってはところどころ血のような液体で汚されている場所もある。
なんなんだ、一体?
……特に、確か腐川が座っていた席の損傷は異常に激しく……何年も何年も染み込ませたような、変色した血痕が複数残っている。
掻き傷のようなものもシートや前の座席の背もたれに残っており、なぜそこだけがひどく壊れているのかと考えてしまう。

そしてここは……誰だった?確か戦刃の席だったか……?

*回復アイテム
【アンプル】を手に入れた。
→全回復のほか、最大体力が微量に上昇。アンプルアンプル~♩

……あとは、何かないか……?




1→バス内をもうちょい調べる
2→外に出る
3→自由記述

>>155

2

>>155


もういいだろう。
こんなバスの中にずっといるのも、窮屈で仕方がない。
くるりと背を向けバスから去ろうとして、床になにかが落ちていた。……石?

*貴重品アイテム
【チャネリングストーン】を手に入れた。
→UFOを呼ぶための必須アイテム。
→特殊エンドに必要。

……あのくだらん雑誌の付録か。いつの間にこんな場所に落ちているんだか……。
とにかくこれ以上は、バスでやる事はあるまい。
ぬるぬると生ぬるい手で石を拾い上げ、バスの外へと出て行った。


瞬間、視界が真っ白に染まる。
これは……いや、霧だ。深すぎる霧が立ち込めているのだ。
まるであの時の夢のように。

遠くを見る事は出来ないが、周囲を見回してみる。
バスは何かの建物の壁にめり込んでいた。この建物はなんだろう?


………ガガ………ガ………


どこからか雑音がする。
人の気配は…ない。どうなっている、ここはサイレントヒルなのか?
なぜこんな霧に包まれている?
……サイレントヒルは、片田舎ののどかな街なのではなかったのか?




状態【良好】
武器【サバイバルナイフ】

*体力は自然回復しません。回復にはアイテムを。

1→建物を調べる
2→雑音に向かっていく
3→ライトを消す
4→自由記述

>>159

3

>>159


……かち

再びライトを消した。
この霧ではどうせライトなんてそんなに役には立たないだろう。
だが、先程のような化け物が光を見てこちらに来る可能性がある。
わずかな光で俺の居場所がバレてしまって、襲われる原因になるなんて事は避けたい。

……ガガ………ガガガ………

雑音はそんなに遠くではないようだ。
機械的な音がしているな。
恐らくラジオか何かだろう、歩いて取りに行ける距離だ…。
そちらに数歩寄れば取りに行けそうに思える。

………。
だが、なんとなく胸騒ぎがする。
何かのフラグと言うか、なんと言うか。
それを取りに行ってしまったら、何かに襲われてしまう気がすると言うか……。

街の景観はよく見えない。だが……地面のタイルがところどころ禿げていたり、血痕のようなものが幾つも散見してとれる。
…サイレントヒルになにがあった?この霧はなんなんだ…?




*行動は記述重視。数字の他になにかを書けば、十神はしっかりと従う。
*慎重に、とか大胆に、とか。

1→雑音(ラジオ?)を取りに行く
2→周囲の捜索をする
3→その場にとどまってみる
4→バスに振り返る
5→自由記述

>>162

1

>>162


このラジオの雑音が耳にこびりつきそうでたまらない。さっさと黙らせたい。
だが───霧の中では、何が来るか分かったものではない。

故にゆっくり、忍び足で。
何も見えない霧を、かき分けるように進む。
音はだんだん近くなっている…間も無く、その発生源が見えるはずだ。
と、そんな事を思いながらさらに進めば、遂に足元にその音がやってきた。

ガガガ……ガッ…ガガ……、ガ…

*装備
【ポケットラジオ】を手に入れた。
→壊れたラジオ。もう電波を拾わないはずだが……?


説明の大部分が英語で書かれたポケットラジオだ。その他は……何語だ?よく分からない……文字が潰れている。
運転手の血がだんだん乾きつつある手でそいつを拾った。
なにやら雑音がひどい。なんの放送を拾っているのか、分からない。


……ガ……
ガガガ……ッ、

ザアアア……!


「ッ!?」


突然雑音がさらにうるさくなる。
何が起きた……?

……ずりずり……カチャ、ずりずり……


霧の奥から……なにかがこちらに来る!
重いものを引きずっているようだ。これは……もしかしてさっきの化け物と同じような奴か?
金属音のような何かは指の刃物が擦れているのではないだろうか、と推測した。


ガ……ザザザ……!ザザッ……!


そいつの足音が近づくにつれ、ラジオの雑音は激しくなっている。
化け物が近くにいると……雑音がするのか?
じゃあこのラジオは化け物どもを察知するためのアイテムとして使える……が、
この霧だ。来る方向が分かっても初撃を交わせるかどうか微妙なところだ……。
しかも……


ずりずり……ずりずりずりずりずりずり
ずりずりずり……ずり……ずりずりずりずり


増えている。
確実に数が増えている。複数の個体が同時に襲いかかってくる可能性すらあり得るのだ。
まずい……まだ距離はあるようだが、その輪郭がぼんやりとこちらにも見え始めた!このままでは複数の怪物に囲まれる!




1→ハンドガンで対抗
2→サバイバルナイフの先制攻撃だべ
3→反転して建物へ走る
4→霧を突っ切りまっすぐ走る
5→自由記述

>>169

3

>>169


多勢に無勢。
ここは一度引くほかあるまい。と言って引いたところで無事かどうかは分からないが……走る!
怪物どもの声なき叫び声と、ずりずりと潰れた後ろ足を引きずる音が心臓に悪い。
ひたすら不快で不愉快でしょうがない。
だが、それをどうする事も出来ない。

くるりとその場から反転して、今来た道を速やかに戻った。
すぐに先程のバスが見えてくる、そしてそのバスが突っ込んでいる先は……やはり建物のようだ。
少し走れば建物の入り口が見えてきた。
あれは、病院か?入り口の上に看板のような、病院の名前が書かれている。


【アルケミラ病院(Alchemilla Hospital)】


「く……開いてくれよ、頼む……」

走りながらもう祈るしかない。後ろからは化け物が追ってきているのだ。
この中に入れなければもうおしまいだ。
……入れてくれ!


がちゃ

◆アルケミラ病院・入口総合受付


「はぁ、はぁっ……」

息を整える。
扉が開いてくれて助かった。これでこの病院に入れなかったらどうしようかと思っていた……。
最悪の事態を想定して、思わず背中がぶるりと震え上がる。
……誰もいないのか?

病院の中はさっきまでの霧も、サビも嘘のように美しい。
しかし、人の気配が全くと言っていいほどなかった。
看護師ばかりか入院患者の気配すら、だ。
音は全く聞こえない。
あのポケットラジオも今では沈黙している……。

静かすぎて逆に怖くなる。
ここは一体どうしてしまったんだ?
生徒達はどこへ行ったんだ?
俺の疑問に答えてくれるような人物はまだ見つからない。



1→マップ探す
2→人を探す
3→適当に見て回る
4→自由記述

>>174

1

>>174


この建物の地図があればまだ楽になるのだが…。
くるりと辺りを見回し、壁にそれらしいものが貼り付けてあるのを見つけた。
どうやらこれがアルケミラ病院の地図らしい。
いちいち書いてある文章は全て英語だが、俺なら読めるので問題はない。
俺以外の生徒だと…いや、今はそんな事を気にしている場合じゃないな。


*貴重品
【アルケミラ病院の地図】を手に入れた。


※サイヒルゼロwikiの地図らしい。流用。マップの形は大体こんなものと捉えてください。
※謎解きやアイテム配置はこの限りではありません。
http://i.imgur.com/eM7O2MQ.jpg



なるほど、1階は主に診察室や手術室。
2階は患者の部屋や何やらがあるようだ。
……ならばますます、人気がないのはおかしいのではないだろうか?
誰か探すのが先か?それとも……?
ごくりと生唾を飲み込んだ。




1→マップをよく見る
2→ゆっくり進む
3→人を探す
4→自由記述

>>177

>>177


マップをよく見る。
今は入口の部分、総合受付だ。
目の前に受付のカウンターが存在しているが、その受付にも当然人の気配はなく、音がしない。
(※マップで言う、黄色のマークがある部分が十神の現在地。前の三角みたいな方向を向いている)

奥へと続く廊下は細く真っ暗で、全く明かりがついていない……!?
本当にこの病院は使われているのだろうか?不安を覚えるほどの不気味さが、心をざわつかせる。
進んでも、いいのだろうか。


「誰か……誰か、いないのか?おい……」

ついでなので英語でも同じような事を叫んでみる。

「Please,answer for me!」

文法が合っているかどうかなんて考えている暇がない。とにかく思いついた単語を口に出していた。
焦る。
誰もいない、それにあの怪物……。



……かしゃ



廊下の奥で何か音がした。



1→ライトをつける
2→ゆっくり前進する
3→さらに声を上げる
4→静かにとどまる
5→自由記述

>>180

2

>>180


人か?
いや、人じゃなかったら……どうする。
最悪の想像ばかりが頭をよぎっている。
そんな、はは……まさか、サイレントヒルは謎の生物に支配されてしまったなんて事か?

いやいや、まさかまさか。

そうやって笑い飛ばしたい気持ちでいっぱいだが、さっき見た生き物は……あの光景は現実だ。
つまりやはり……あれは化け物だし、運転手は死んでいた。
夢だと信じたいが、しかしあの感触は……間違いなく俺が化け物を殺した……。

───血だまりの場合は、疲れとか、敵が増える予兆って言われてんだ。

夢占いを頼んだ時に葉隠がそう言っていたのを思い出した。
まさに悪夢、凶夢……これが夢であって欲しいと願わざるを得ない。


ゆっくり、前進する。ライトをつけてしまっては何かに襲われるかもしれなかった。
それで怖くて勝てなくて、俺は胸のライトをつけないまま前進する。
また化物でありませんように、と祈りを捧げながら。じりじり、と前進。

「……人?」

眼前から女の声がする。

「女か?」

??「……キミは……学生さん、すか?」




1→ライトをつける
2→こっちに来てもらう
3→ライトをつけずに話しかける
4→自由記述

>>183

1

>>183
癒しが欲しい…



カチッ

意思疎通が出来るなら怪物の可能性は少ない。
思い切って胸元のライトを点ける。

??「うぉっまぶしっ」

「悪いな。明かりらしい明かりはこれしか持ち合わせがないんだ」

??「そうなんすか、しんどいっすねー……はれれ、キミは……」

「十神白夜だ。そういうお前は?」

??「澪田唯吹の澪にー、澪田唯吹の田にー、澪「無駄な事に尺を使うな」

思わず声に怒気を込めてしまう。
この女……現状を理解してるのか?

澪田「もう、つまんないすね……とにかく【澪田唯吹】、【超高校級の軽音楽部】っすよ」


にこり、笑顔が眩しい。
……こいつ、どうしてこんなに余裕で居られるのだろうか?
はぁ、とため息が思わず漏れ出した。



1→化物について聞く
2→アルケミラ病院について聞く
3→他の生徒について聞く
4→前進する
5→後退する
6→自由記述

>>187

3運転手が死んでいたが他の奴らはどうした?

>>187


「澪田、と言ったな」

澪田「はいはい、白夜ちゃん?」

「………」

細かい事を突っ込んでいる時間が惜しい。
どうする、この1分先、1秒先にも化け物が現れる可能性は否定出来ないのだから。

「………バスの運転手が死んでいた。信じがたいが、意味の分からん化物に首の半分を切られて……死んでいた」

澪田「………は?」

「それ以上に、帯同したはずの生徒達の姿がない。どこかに行ったのか?…他の生徒達はどこに行ったか知らないか、澪田?」

澪田「………白夜ちゃん、何言ってるっすか?」

「なに?」

澪田「いや、普通にサイレントヒルに着いたからみんなでバス降りたんじゃないっすか。で自由時間だから唯吹は病院なう」

「な、に……?何を言っている?そもそもなぜ病院に……?」

澪田「んにゃ、特に意味はないんすけどねー。なんとなく?」

「………は………?」


話がどうも噛み合わない。
なんだ?どういう事だ?こいつは何を言っているんだ……?


「自由時間……?わけが分からんぞ……!」




1→考えを整理する
2→ここから出る
3→前進する
4→澪田を撃つ
5→自由記述

>>192

お昼ご飯休憩です。マガツ。

1

せっかく書いた裏設定なので投下。そんでUFOも呼べます。意図的におかしなコマンドが出たらそこがUFOポイント
あと30分くらいしたら再開。はぺし


あれこれさいれんとひる くりーちゃーじてん
#1 クライマー(その罪に叫ぶもの)

身体があちこち包帯でぐるぐる巻きで、その隙間から金色の目が覗いているんだ。唇らしきところは糸で縫い付けられているね。
人に似たような手のひらがあるけど、人の指に当たる部分はメスのような刃物に全て変わっていて、触るものをみんな傷付けるぞ!
ちなみに足にあたる部分は、ふくらはぎの中頃からぐちゃっとなって千切れているね。ずっとここから血が出ているみたいだから、探すのは簡単だよ。
足が使えないからあんまり歩くのも早くないんだ。だからみんな、逃げるのも簡単だね。でも一回捕まったら大変だー!見つけたら急いで逃げよう!



【■■■■■】の「抑圧している自分」と言う意識に、十神の押し殺していた自分に対する罪の意識が共鳴して現れたクリーチャー。
声なき声を上げるのは、それでもなお自分に気づいて欲しいという孤独感と自尊心の現れでもある。
唇が縫い付けられているのは、自分の心を隠していると言う暗示、らしい。

30分と言ったな、あれは嘘だ。

>>192


少し冷静になる必要がありそうだ。

この澪田が言うには、既に俺達は何の問題もなくサイレントヒルに到達しており、普通に観光を楽しんでいるらしい。
と言っても、既に夜もとっぷりと暮れた時間に何を観光するのだかは不明だ。

とにかく各自の自由行動の時間らしい……。
……手持ちの各班のリストを、照らし合わせる。初日の夜は確かにどの班も自由行動になっているようだ。

だが、そうなると俺の目覚めた状況とは異なるのではないか?
俺はサイレントヒルへの到着を確認していないのだから。
……もしかしてサイレントヒルに到着した事を、俺だけが覚えていないのか。
いや、そうならあのバスの中はどうしてあんな事になっていた?
そもそも街中にいたあの化物はなんだ?
そして、晴れる気配のないあの霧はなんだ?


澪田「とにかく自由行動してるんすよ!白夜ちゃんも一緒に来るっすか?」


……途端に澪田が不気味に思えてきた。
こいつもまた化物の仲間だったらどうする?
いや、それはさすがに考えすぎなんだろう……分かっている、分かっているけど……。




1→話をする
2→ついていく
3→注意深く観察する
4→自由記述

>>202

1 お前は一人で行動しているのか?同じ班の連中はどうした?

>>202
>>201


「自由行動なのはわかった」

澪田「そんなら、白夜ちゃんも……」

「だが、お前ひとりで行動しているのか?同じ班のやつらはどうした?」

澪田「………」

彼女は急に押し黙る。
その反応だけですでに恐ろしさを覚えているのはなぜだろうか。
俺は身構えすぎなのだろうか?

数秒後、とてもいいにくそうに澪田が口を開いた。

澪田「………実は唯吹、友達とはぐれちゃった的な………」たはは

「………」

その回答には絶句するほかなかった。
まさか、緊張感を高めて身構えてみたら、ただ迷子になっただけだったとは。
…少しだけ安心出来たが。

「………それでこんな病院でひとりで?危険だろう?何がいるか分かったもんじゃないんだから」

それ以上に。
こんな深夜に病院の玄関が開いている事自体がおかしいのだ。
もっと言えば、病院のはずなのに誰もいないのが、一番おかしい。

澪田「多分2階にいると思うんすけどねぇ……一緒に来てくれねっすか?」




*実は行動安価での選択次第で、エンディングが変わるようにしようとしていたりとかいなかったりとか。

1→訝しむ
2→快く引き受ける
3→断る
4→無視して先に行く
5→自由記述

>>206

>>206


……この申し出を……断る謂れがない。
正直、「でへへ、実は私の学園の生徒達に対するドッキリでしたー☆」と学園長が言ってくれる事をにわかに祈っている。
そのくらい、今までの光景は嘘だと思いたい。
だからこそ、だからこそ。


「いいだろう、ついて行ってやる」

澪田「うほっ、優しいっ!さすが!」

「何が流石なんだ?」

澪田「まーまー、とにかく行きましょうぜ旦那!」


意味のわからない事を言っている澪田とともに、病院の内部へと足を踏み入れて行く。

曲がり角の先は、当然と言えば当然だったのだが、薄暗く、そして……廃れていた。
この近年、人間が病院に立ち入ったであろうと思えるような跡すら存在しない。
だが、澪田はその違和感には一切触れようとしなかった。
むしろ、そんなもの存在してましたっけ?と言わんばかりの顔をして俺に振り返る。


澪田「なーんか、鍵がかかってんのか……何個か部屋が開かねーんすよねぇ。参っちんぐマチコ先生っつーか……」

「………」

ドアが老朽化によって壊れているのだ。見れば分かる事だが、例によって澪田はそれには触れない。

澪田「一番奥に階段があるっす。そこから2階にいけるんすよ」


……老朽化の事を聞こうかどうしようか、悩んだ。明確な回答がもらえない可能性が極めて高いからだ。
ここまでずっと建物の異変に言及しない澪田だ……何か聞いても無駄な気がする。




1→階段のある方まで行く(>>175のマップで言う1階の一番右上の大きな部分)
2→澪田を注意深く観察する
3→あちこちの部屋の扉を開けようとする
4→自由記述

>>211

2

>>211



【本当に何もない】のか?
疑わしきは罰せず、だが疑うだけならタダだ。
澪田は、明らかに普通ではない。
何か見た目にヒントはないのか?
暗い廊下の中でじっ、と彼女を見つめてみる。

澪田「ん?どしたんすか、白夜ちゃん?あんまり見つめられると恥ずいっす」


戯言を言っているが無視をする。

……そして、気付いた。

いや、気付いてしまった。

気付かなければよかった。



【澪田の体が透けているように見える】。


「………!?」

もう何があっても驚くか、と思ったが、さすがに驚いてしまう。
CG?SF?それとも何かのイリュージョン?
違う、これも現実だ。


澪田「どしたっすか?」





初めての自由記述安価
>>215

みおだにすけてるぞという

すぐ逃げられるように距離を取りながら>>213

>>215
>>213



じゃりっ。
後ずさりする。
何があってもすぐ、この場から離脱出来るようにしておかなくては。
さらに一歩、一歩と後ろへ。
それなりに互いの距離に余裕を持たせる。

今は地図(>>175のマップ)で言うと、ちょうど真ん中より少し左寄り(中央を区切る扉の前)辺りだろうか。
右へ曲がってまっすぐ走ればアルケミラ病院とはおさらば出来る。


ゆっくりと息を吸って、それからついに意を決して言った。

「み、澪田……お前、体が……透けているぞ」

思いがけず声が震えている。
俺が恐怖しているのか?いや、まさかそんな……と言いたいが、こんな理解不能の状況で恐怖しない人間がいるなら見てみたい。
ゆっくりじっとりと澪田を見つめる……。

澪田「白夜ちゃん」











澪田「何言ってんすか?」

「は?」


澪田は呆れたような顔をしている。
だが、やはり……その体は一部分が透けているようにみえるのだが……。




1→言及する
2→諦めて階段まで行く
3→逃げる
4→自由記述

>>219

1

>>219


なぜだ?なぜ澪田は自分が透けている事を認めようとしない?


「お前……気付いていないのか?お前の体は……透けているんだ。まるで、幽霊みたいに……」

澪田「白夜ちゃん、唯吹がおばけ苦手だと思ってるんすか?」

「そうではなく……」

澪田「確かに唯吹、おばけは苦手っすけどね?でもそんなのじゃ騙されないんだからねっ!」

「………澪田、真面目に聞いてくれ。お前の体は……」

澪田「だから透けてねーっす!ブラもパンティも透けてねーっすから!」


なぜだ……?
【澪田は自分の異変に気付いていない】?
それとも【意図的に忘れようとしている】?
今の澪田は【本当に自分が透けていないと思っている】ようだ。
これ以上俺が何を言っても無駄なのかもしれない。


澪田「と!に!か!く!2階に行くんすよ!そこに【唯吹はいる】んすから!」


───再び、違和感。
だがそれをどうこう言ってもどうしようもなさそうだ。




1→もっと言及する
2→階段のところまで行く
3→逃げる
4→抱きつく
5→自由記述

>>223

4

>>223



……抱きついてみた。


唯吹「あふんっ!」

……触れない。


あ、これはもう決まったな。これはもうあれだ。
ふふ、慄いているわけではない、もうこんなに典型的にそうだとは思わなかったからだ。
俺の口角が上がっていく。もう笑うしかないだろうこんな状況?

つまり、
【ここにいる澪田唯吹は幽霊だ】。
どういった理由かは知らんがもうこれは幽霊だ。

同時に、きっと【生身の澪田は死んでいる】のだろう。
誰がやった、なぜ死んだなんて考えるのは二の次でいい。
とにかくこれをはっきりさせておきたかった。


唯吹「ち、ちょっとだけよ……?」


俺には触れないのだが、澪田が頬を赤くしている。
……とりあえず触るふりだけしておいた。




1→……いや真面目に考えようよ!
2→とにかく階段まで行く
3→自由記述

>>229

2

>>229


「………行くか、階段まで」

中央を仕切る扉を開けて、そのまま地図に従って奥の方までぐっと入っていく。
相変わらずこの建物はどこもかしこも古くて暗くて、カビのような臭いがする。
俺が好き好んで入るような場所ではない事だけは確実だった。

こつこつ、と足音はよく聞けば一つしかしない。
もっと深く考えればまずそこからおかしかったのだが、俺はなぜ気付かなかったのだろうか。
やけに冷たい風が、病院内に流れている。

やはり……サイレントヒルに着いてから何かあったのだ。
それを覚えていない?俺が?
一体何が起きてそうなっているんだ?


澪田「………あったっす」

そうして澪田に連れて来られたのは、病院の一番奥にある、階段へ続く扉だった。
しかしなぜ階段に扉があるんだ?
意味がわからない。

しかも扉が開かない。


「澪田!鍵が……」

澪田「こういう時は鍵を探すっすよ!」

「………おい、話を」

澪田「入口のそばってナースステーション的なとこっすよね。そこにないっすかね?鍵」

「………」

全部先に言われた。




1→受付まで戻る
2→入れそうな部屋に入ってみる
3→周りを見回す
4→自由記述

>>232

2

>>232


戻る前に、入れそうな部屋に入ってみたい。
確かいくつか、開きそうな扉があったはずだ。

………ところで俺はなんでこんなに、この状況に適応しているのだろうか。
意味の分からない事が起きすぎて、いよいよ感覚が麻痺してきたのかもしれない。
外には化物で、死人が出ていて、街には霧、病院は無人、しまいには澪田が幽霊。
こんなにいろいろ起きたら、確かに麻痺してもおかしくはなさそうだな、と自分でも思う。

……とにかく、この病院を見回ってみる。
階段前からずっとまっすぐ戻っていくと突き当たりの左側、少し大きな部屋があった(マップの右下、入れそうな部屋)。
がちゃ。
そこの扉が開く事に気付き、澪田の声も聞かずに中に入ってみる。
男なら、入れる扉は全て入ってみるものだなどと言いながら。


ぶわっ、とこれまたカビのような陰気な臭いがする。
正直臭い。こんな部屋に入るのは気が滅入る……、どうやらここは診察室か何かのようだ。
机があり、またそこには診察用のベッドも置かれている。あまり大きな部屋ではない。
……なぜか机の上にカルテが置き去りにされている。

*メモ
【カルテ:ナルコレプシー】を手に入れた。
→ナルコレプシーとは、時間場所などを問わずに眠気の発作を主に感じる睡眠障害の事。
→カルテには【患者番号773】と言う数字と、簡単な症状が書いてある。




1→もう少し部屋を調べる
2→他の部屋にいく
3→入口まで戻る
4→自由記述

>>237

1

>>237


この部屋にまだおかしなところはないだろうか。
もう少しだけ調べよう……。


澪田「白夜ちゃん?なにしてるっすか?」


澪田の声を無視しながら部屋を探索する。
これで何も出なかったら、単なる時間の無駄なのだが……。


*回復アイテム
【栄養ドリンク】を見つけました。


……一体いつから置いてあったのか分からないが、未開封の栄養ドリンクだ。
飲むのは少し勇気がいるが、かと言って飲まなければ【体力が回復せず、死に至る】可能性もある。
背に腹は替えられない。
生きるためには、時にこう言ったリスクを背負う必要もあると言う事だ。

回復ドリンク以外に変わったものはない。
ハンドガンの弾でもあればよかったのだが、それもない。
この部屋には、これ以上何もないのかもしれないな。




1→それでも部屋を探す
2→別な部屋に行く
3→入口に戻る
4→自由記述

>>241

3

>>241



「…待たせたな」

澪田「いやいやなんのなんの」

恭しく澪田が頭を下げる。
イラっとするが、まぁ……黙っておく事にした。

「どうした、行かないのか?入口まで戻るんだろう?」

澪田「そっす!んで、そこから受付の中に入れるはずなんすよ!」

なぜか熱く主張する澪田に適当に相槌を打って、俺は診察室を出た。
そしてそのまま、その足で入口へ。
中央を仕切っている扉を開けて、さらに曲がり角を仕切っている扉を開けて。
戻ってきてしまった。

玄関に正面を向けているのが受付で、その中には背面の扉から入る事が出来る。
(>>175のマップの、?とかがいっぱいある部屋)
そこは……馴染みが深い言葉で言えばナースステーション。
所謂看護師たちの待機場所のようにも見える。

中に入ると、これまたかなり人の手がかかっていない事がすぐに分かった。
埃のかぶった机、誰も飲んでいないコーヒーカップ……手入れがされていないので既に使えるかどうか怪しいマイク。
そして───


澪田「ほら!ここに!」

見れば、壁にはちゃんと【非常用マスターキー】と書いたプラスチックの箱が備え付けられている。
が。

「………開けてみろ」

澪田「それが開かないんすよね」

「なに?」

澪田「なんかロックされてるっす」

「なんだと?」

澪田「パスワード入れるとこがあるっすよ」


何か暗証番号を入力しなければいけないらしい。数字は4桁、正確に入力しなければ開かないようだ。
そんなもの俺は持っていない……。
………つまり、探せという訳か。
そしてご丁寧に、隣になぜかカルテが置いてある。


*メモ
【カルテ:先天性相貌失認】を手に入れた。
→相貌失認とは、人の顔で個人の特定が出来なかったり、感情が理解出来ない事。ブラッド・ピットもこの症状があるとか。
→カルテには【患者番号11037】と言う数字と、簡単な症状が書いてある。


「………明らかにこれを持ってこいと言われているようだな」

澪田「そうなんすか?これってあれっすか?みーんな大好き謎解きっ、ふっふぅ!」




1→待機場所をもっと捜索
2→別な部屋を探す
3→澪田と話す(何を話す?)
4→自由記述

>>247

1

>>247



もう少し探索してみるとするか。
広い部屋だ。先の部屋よりはアイテムの入手確率は上がっているはず。
それに……カルテがもう一つくらいある可能性もない、事はないだろう。
でなれけば謎解きが進まないからだ。
一体どこの誰がやったかは存じない。
だが、これを解かなければいけないと言われている気がする。
階段の向こう側に行かなければならないのだから。


*回復アイテム
栄養ドリンクを手に入れた。


*メモ
【カルテ:緊張性頭痛】を手に入れた。
→いわゆる一般的な頭痛の事。そのタイプによって3つのカテゴリに分けられる。この患者は肩こりを伴う頭痛らしい。
→カルテには【患者番号123】と言う数字と、簡単な症状が書かれている。


「カルテはこの部屋に2枚だけだな……」

澪田「うーん?」

「………」


必要なパスワードは4桁。
カルテは3枚見つけた。だが、その桁はどれも4桁ではない。
これをどうするのかは分からんが、なんにせよヒントもないのでは謎解きにそもそもならない。




1→別な部屋を探すっすよ
2→いや、この部屋を探すっすよ
3→ちょっと休む
4→力づくで箱を開けてみる
5→自由記述

>>251

1

>>251


他に入れそうな部屋はなかったか?
待機室を出て、俺はマップをみる。
しかし………本当に誰がやったんだか知らんが、よくもまぁこんな面倒な事を考えたものだ。
たかだか鍵ひとつにこんな大回りをさせるなんて何がしたいんだか。

しかしこうなったら乗りかかった船だ。最後までやるしかなかろう。
廊下を仕切った扉を開けて、病院の中央に向かうまでの間の扉を片っ端から開けようとしてみた。

がちゃがちゃ。………開かない。
がちゃがちゃ。………これも。
がちゃがちゃ。………こっちもか、くそ。

幾つかの扉を開けようと試し、その度に開かなくて………そして、ついに。
がちゃ………ぎいい。

開いた。
中央の扉の一つ前の部屋だ。
そんなに大きくはない……ここは、どうやら薬品が管理されている部屋のようだ。
その割に使えそうなアンプルも栄養ドリンクもないとは、期待はずれだ。しかし、得たものもあった。


*メモ
【カルテ:もやもや病】を手に入れた。
→かつて【ウィリス動脈輪閉塞症】と呼ばれていたもの。脳内の異常な血管網がタバコの煙に似ている事から命名された。
→カルテには【患者番号15】と言う数字と、簡単な症状が書いてある。


*メモ
【マスターキーのパスワード】を手に入れた。
→「一番はズキズキ、二番はもやもや、三番はねむねむ、四番はふわふわ」と言う謎の文章が書かれている。
→「それぞれ全部、ひとまとめ」とつけくわえられている。なんの事だろう?




1→マスターキーを開けに行く
(正解の数字4桁も併記)
2→考える
(ヒントコーナー。簡単なヒントが出る)
3→もう少し部屋を探る
4→自由記述

>>255

1
6683

>>255


「………」

【それぞれ全部、ひとまとめ】……。
【それぞれ】【全部】【ひとまとめ】……。

ああ、そう言う事か。無駄に分かりにくく書きやがって。
しかし、このメモ……英語ではなく日本語だ。誰かが、明らかに俺に……もしくは日本人に解かせるために用意していたものだ。
書いたやつは鳥葬にしてやる。

憤慨も込めて俺は廊下を歩いていく。


澪田「え?分かったんすか?」

「当然だ、俺を誰だと思っている?」

澪田「えっ、答え教えてくださいっすよ!」

「簡単だろう?」

澪田「へ?」

「それぞれのカルテの番号、覚えているか?」

澪田「ええっと……773と11037と、123と15…っすかね?」

「そうだ。幽霊になって頭が軽くなったから数字が読めなくなったわけではなさそうだな」

澪田「なんの話っすか」

がちゃ

「そしてその順番だが、このメモが教えてくれる。もやもやはもやもや病そのものだからさておき」

「ねむねむが睡眠障害、ずきずきは頭痛だろう。ふわふわだけよく分からんが、他人の顔を理解出来ないと言うのはふわふわしているのかもしれんな」

澪田「うーん………なんとなくわかったよな分かんねーような………それで?」

「それぞれを全部ひとまとめにしてみろ」

澪田「へ?」

「だからそれぞれを全部ひとまとめだ」

澪田「どういう事だべ………」がくがく


ずきずき→緊張性頭痛
数字は123

もやもや→もやもや病
数字は15

ねむねむ→ナルコレプシー
数字は773

ふわふわ→先天性相貌失認
数字は11037


「それぞれの数字をひとまとめ、だ」

澪田「ひとまとめ?って事は……」

1+2+3=6

1+5=6

7+7+3=17

1+1+0+3+7=12



澪田「え?4桁になんねーっすよ?」

「だからそれぞれを全部ひとまとめだと言っているだろう?」


1+2+3=6

1+6=6

7+7+3=17→1+7=8

1+1+0+3+7=12→1+2=3


澪田「あ!」


「そう、だから答えは───」


【6683】

かちゃんっ


「………ビンゴだ。」

「手こずらせやがって」

こんな事に時間を割いてどうしようと言うんだ、こいつは……。
まぁいい。とにかく鍵は手に入ったんだ。
この意味不明な日常を終わらせるためにも、俺はさっさと行かなければならない。

箱の中に入っている鍵を手に入れ、俺はようやく息をついた。


*貴重品アイテム
【アルケミラ・マスターキー】を手に入れた。
→アルケミラ病院の全ての鍵を開けられる。らしい。


「………こんなもののために労力を………」

はぁ。ため息しか出ない。
病院に化物が出て来ない事だけが救いだ。




状態【良好】
武器【サバイバルナイフ/ハンドガン(6)】

1→階段へ向かう
2→少し休む
3→アイテム確認
4→自由記述

>>271

1

>>271



澪田「ナゾ解明!」びしっ

解いたわけでもない澪田がはしゃいでいる………しかも幽霊なのに。


「………はぁ、行くぞ。階段だったな」

澪田「そうっす、そこにいるっすから!」


そこに澪田がいる、と言うのが理解出来ないが、とにかく俺は上に行かなければならないらしい。
まぁ……いい。こうなったらサイレントヒルの謎を全て解き明かすしかあるまい。
俺が無事に帰れるのは、きっとそれからなのだろう。

先も通った廊下を通り、仕切りになっている扉を開いて、階段の前までやってくる。

*システム
【アルケミラ・マスターキー】を使いました。

がちゃんっ
ぎいいい………


ずいぶん軋んだ金属音で、その扉は開いた。
これでようやく2階に行けるのか………。
だが、なんだか嫌な予感しかしない。
そもそも幽霊になった澪田がいるのだから、もうそりゃあ嫌な予感しかしないのだが。

………腹をくくるか。




1→少しだけ休む
2→アイテム確認
3→階段を上がる
4→自由記述

>>277

2

>>277



………念には念を入れておきたい。
俺の今の手持ちアイテムはどうなっていた?





回復
栄養ドリンク×3
→体力を微量回復する。

アンプル
→体力全回復+上限がちょっと上がる。

装備
E:ライト
→付けておくと一部の敵が寄ってくる。

E:ポケットラジオ
→敵がいると鳴る。

E:サバイバルナイフ
→近接武器。5AAAでA連コンボや!

E:ハンドガン→6発
ハンドガンの弾→6発
→最大6発装填出来るハンドガンと、その予備の弾。撃ち終わったらリロードしよう


貴重品
ロビー君の人形(血まみれ)
修学旅行のしおり
第一班のスケジュールリスト(苗木・大和田・朝日奈・セレス)
第二班のスケジュールリスト(葉隠・山田・舞園・腐川)
第四班のスケジュールリスト(江ノ島・石丸・桑田・戦刃)
UFOのただしいさがしかた
チャネリングストーン
アルケミラ・マスターキー

メモ
スマイルサポート協会のチラシ
心的外傷の輪郭
カルテ:ナルコレプシー(患者番号773)
カルテ:先天性相貌失認(患者番号11037)
カルテ:緊張性頭痛(患者番号123)
カルテ:もやもや病(患者番号15)
マスターキーのパスワード(ずきずき→もやもや→ねむねむ→ふわふわ、ひとまとめ)





1→アイテムを調べる(どれ?)
2→階段を上がる
3→自由記述

>>282

1
UFOのただしいさがしかた

1修学旅行のしおり

>>282


【修学旅行のしおり】


1P
「今回は77・78期生合同の修学旅行となりました!」
「みんなで仲良く遊びに行こう!」
……などの文章が踊っている。
持ち物リストがあったので、全部チェックした。新品のハンカチを俺が持っていたのはこれのおかげと言うわけだ。石丸に感謝しよう。

しおりのマスコット、右半身が黒で左半身が白のクマ…【モノクマ】があちらこちらに描かれている。
【作・江ノ島盾子】らしい。器用だな。


2P
サイレントヒルの簡単なマップが載っている。
前にも石丸が言っていた通り、アメリカの小さな田舎だ。【トルーカ湖】なる大きな湖があり、夕暮れ時のそこの景色は最高に美しいとか。
だが、今俺が実際にいるサイレントヒルは、ここに書いてある事が全く通用しない得体の知らない場所になっている……。
下の方には【サイレントヒル スマイルサポート協会】…通称【4S】なるものの紹介も描かれて……ん?
殴り書きで「これが教団に辿り着くための近道」と書き足されている。……教団?


3P
今回は2泊3日の旅行のはずだった。
旅行中のスケジュールはなんとはない、大した事のない普通のスケジュールだ。
サイレントヒルには学校もあるらしく、そこにも行く予定がある。
……しかしこの状態だ。そもそも生徒全員が無事でない事が確定してしまった以上、このスケジュールに従うわけにもいかない。


4P
【困った時の簡単英会話】と書いてある。
本当に簡単な英会話の実例が載せられている。
例えば「ホテルの場所が分からなくなったら使う文章」や「トイレに行きたい時に使う文章」など。
だが残念ながらそれを試すためのアメリカ人は、このサイレントヒルにはもう残っていないように見受けられる。


5P以降
観光のスケジュールを書いたり、自由に記載出来るメモページがある。
そこから先は、サイレントヒルの歴史や観光名所、買えるものなどが載っている。
メモページにいつの間にか、いずれも達筆でいくつかの情報が付け加えられている。
「やつらを探せ、UFOを探せ」
「サイレントヒルには宇宙人がいる」
「チャネリングストーンは調和をもたらす」




1→アイテムを調べる
2→しおりについて考える
3→階段を上がる
4→自由記述

>>286

ダベミスレの十神っちはコンマ運が絶望的にない事を除けば有能だから安心できる
階段を上がる

>>281

>>281


【UFOのただしいさがしかた】
…著・三田井 具礼(ミタイ グレイ)

長ったらしいので抜粋する。


○UFOとは?
未確認飛行物体です。
皆さんはUFOと言うと円盤型の銀色を想像しますが、実はUFOの形はこれだけではありません!
こんなにいろんな種類のUFOが見つかっています!
(ざっと10種類ほどの写真が載っている。そのうちのひとつに丸がつけられており、横にハンバーガー泥棒と書いてある)
近年アメリカの【サイレントヒル】などでも目撃例があると言われています。


○UFOを見るにはどうしたらいいの?
我々からのメッセージを宇宙に飛ばして、宇宙人に受け取ってもらうのです!
そうすれば私達は宇宙との架け橋になれちゃうかも!?
(下の方に達筆で「うまく行けば一儲け出来そう→努力次第」と書いてある)


○宇宙にメッセージ?
実は簡単な方法で宇宙にメッセージが飛ばせます!
この本の付録についている【チャネリングストーン】を使ってください!
(以下、延々とチャネリングストーンの説明)

この【チャネリングストーン】には宇宙へも届くエネルギーがあります!
【未知のエネルギーを感じる場所】に行って、そこで【石を握りしめて念じて】みましょう!
【チャネリングストーン】を持っているあなたなら、【未知のエネルギーがある場所】はすぐに分かるはずです!
(下に達筆で「宇宙パワーすげー」と書かれている。……馬鹿だ)


……いろいろ書かれている本の一番最後のページに
「あくまで体験談です。この本に書かれている事を行って、必ずUFOが呼べるとは限りません」と注意書きがある。
そして、その下に達筆で「やつらは必ず存在する」と力強く書かれている。

……葉隠……。




1→アイテムを調べる
2→しおりについて考える
3→UFO本について考える
4→階段を上がる
5→自由記述

>>290

>>285
むしろコンマ運のなさがアイデンティティのかませ眼鏡具合をいい感じに演出してる

285にしちゃう。

>>290
>>285
*それがトガミビャクヤだからな!




心が休まるかと思ったが全然だ。むしろ少し重くなったような気さえする。
……はぁ、なんで俺はこんなところにまで来て葉隠の心配をせねばならん?
本来なら放っておいてもいいのだろうが、しかし今や街はクリーチャーの巣だ。
こんな事を言っていたんではすぐに死ぬと思うのだが……まぁいいか。死んだら死んだで面白い。


「……行くか……」

澪田「そうっすね」


傍の澪田も頷いた。
誰もいない、それこそ怪物もいない病院は気が抜けない。
いつどこから、あのわけの分からんやつらが来るか……。
それに、他の生徒の無事が全く確認出来ない。
澪田が現にこうして死んでいる(がピンピンしているのであまり実感が湧かない)。
他のやつらが無事であるのを祈るばかりだ……。


かん、かんかん、かん


階段を上がる。
その階段はどうも、やはり古い階段にしか見えない。
なんと言うかこう……錆びているような……。


……錆びて……いる?
まさかな。

◆アルケミラ病院・2階


かんかんかん


あっさりと2階へたどり着いた。
そして階段から先の踊り場に出て、さらに先に進もうと扉を開け放つ。
しかし───


「……進めないのか」

澪田「っすね?なんか塞がれてるってどゆこと?」


奥へと進むための通路は完全に瓦礫で塞がれていた。2階の探索が出来ないではないか。
……階段のそばに、一部屋入れそうな部屋がある。
澪田がいるのは2階だったのではないのか?
なら、答えはひとつしかないと思うのだが。

ふぅ……。

きっとショッキングなものを見る事になるのだろうと覚悟を決めておく。




1→部屋に突入☆
2→辺りを見回す
3→自由記述

>>297

ラジオは鳴ってないか?

>>297


手持ちのラジオに耳を澄ませてみる。

………。

………………。

………………………。


壊れているのかと思うほど、無音だ。
つまりここには【まだ敵はいない】と言う事だ。

…ふふ、まだ……か。
そんな考え方をするようになったのはいつからだろうな。




1→部屋に突入☆
2→辺りを見回す
3→澪田と話す
4→自由記述

>>300

3 二階に居るって言ってたけど記憶にないかどうか

>>300


「澪田……お前、2階にいるんじゃなかったのか?」

澪田「そっすよ?【2階に唯吹はいる】……【オトモダチもいるはず】なんすよ」

「なに?それは聞いてないぞ」

澪田「んな無茶な……唯吹だって徐々にジョジョォォォォォ!に思い出してんすから!」

「……お前」


死んだ時の衝撃で、意識が混濁しているのかもしれない。
そもそも自分が死んでいないと思っているのだから仕方がないのかもしれんな。
だがそうなると【唯吹は幽霊じゃない】のに【唯吹が2階にいる】と言う、澪田の発言が強烈に矛盾する。
やっぱり自分が死んでいる事を分かっていないと考えた方がいいのか?


「2階のどこかは分からんのか?」

澪田「それはさっぱど分かんねっす」

「……そうか」

澪田「とりあえず入れそうな部屋あるし、入っちゃいまショータイム!」

「……お前元気だな、死んでるのに」




1→突☆入
2→辺りを捜索
3→澪田と話す
4→自由記述

>>306

2

>>306



ひとまず澪田のことはいい。この病院を捜索すれば……嫌でも分かるだろう。
それよりも、このあたりに使えるものがないかどうかを先に調べてしまいたい。
瓦礫ばかりの廊下には、当然敵の気配はない。
ラジオにもその兆候はなく、やはり今は敵がいないのだと思わされる。

……何かのフラグがビンビンに立っていると、山田なら確実にそう言うであろう状況だ。

かなり埃っぽいそこをちらちら眺めると……なんだ?何かの記事のようなものが出てきた。
アルケミラ病院について書かれている……と推測出来る。写真が添付してあり、この建物そのものだからよくわかる。
全文英語だ……それにだいぶ古いもので、全文を読む事は出来なくなっている。


*メモ
【アルケミラ病院の紹介記事】を手に入れた。
→【アルケミラ病院】はサイレントヒル唯一の病院。その歴史はかなり古いらしい。
→どうやら【精神病】に侵された患者もかなり多く収容されていたらしく、勝手に出て行かないように階段に鍵がされていたようだ。


……そんな病院だったとは。
修学旅行のしおりには、そんな事は一切記載されていなかったぞ……?石丸が知らなかった?それとも……?



1→近くの部屋に突☆入
2→もう少し辺りを見回す
3→澪田と話す
4→自由記述

>>310

3ここにいるオトモダチというのは誰だ?

>>310



ひとりごちる。
アルケミラ病院の姿を想像したり、澪田の行き先を想像したり、UFOの事を考えたり。
そうこうしているうちに、またしても気になる事が出来てしまった。


「澪田」

澪田「なんすか?」


相変わらず陽気な声で澪田は返事をした。
顔色も、死んでさえいなければきっととてもいいのだろう。


「お前の言う【オトモダチ】とは誰だ?」

澪田「それはっすねー……」

「………」

澪田「………はれ?はれれ?唯吹の大事なマイフレンドなのに名前が出て来ない?ぐぎぎ…」

澪田「なんでっすか?なんで……ヒヨコちゃん、マヒルちゃん、そして……」

澪田「なんでひとりだけ出て来ないっすか?」


澪田は突然、頭を抱えてその場にうずくまってしまった。
何かとても苦しそうな表情をしている。
……もしかして思い出せないのか?
名前が。そいつの名前が。

もしかして、そのオトモダチとやら、
澪田を殺した本人なんじゃないか?


澪田「なんで……どうして……?唯吹達はよく4人で遊んでたんすよ……なのに……」

澪田「思い出せない……どうしてももうひとりだけ、名前が、顔が……声が……」

「………」


澪田は苦しそうにうめいている。




1→近くの部屋に入る
2→澪田に近づく
3→考える
4→自由記述

>>314

3

>>314


考えろ、考えろ。
こういう異常事態だからこそ、思考を止めては精神が死ぬ。

だが、考えると言っても分からない事だらけだ。

サイレントヒルに何が起きているのか。
あの怪物達はなんなのか。
澪田はなぜ死んだのか。
澪田の【オトモダチ】は誰でどこにいるのか。
他の生徒達はどこへ行ってしまったのか。

考えろ、考えるんだ。
それでも情報が少なすぎる………。


澪田「確か唯吹達は、サイレントヒルに着いて、でも夜だからなんもなくって……」

澪田「ええっと、用意してあった部屋には止まったけど……人がいなくって……」

澪田「その日の朝……」

…澪田は何を言っている?
俺は夜、宿泊した記憶はないぞ?


澪田「………」

澪田「………あ、そっか………」

出し抜けにふらっ、と澪田が立ち上がった。

澪田「唯吹………死んだんだ」

何を今更、と思ったが、自覚を伴う事は重要だ。
今まで澪田は、自分が死んだとは思っていなかったわけだから。

澪田「唯吹、唯吹……死ん……いや、いやぁ……」

澪田「でも、この街なら……この街は【すごい力がある】って……でも、そんな……あああああ……」

うめき声がだんだん大きくなる……嫌な予感がする。




1→近くの部屋に突入
2→澪田に話しかける
3→自由記述

>>318

2凄い力とは何だ?

>>318


「澪田!」

澪田「うう、ふぅー…ああ、唯吹は……いつそんな事聞いて……」

澪田「違うんす……唯吹、そん……な、【神の復活】なんて……興味ない……」

「話を聞け、澪田……!」

澪田「……っ!?」

はっ、とした顔で澪田が俺をみる。
目が血走っており、かなり憔悴しているように見える……。

「澪田……今の話は……」

「【すごい力がある】……【神の復活】?どういう意味だ?このサイレントヒルに何があるんだ……」

澪田「知らない……唯吹、そんな事は……知らない……」ぶるぶる

「澪田……、……頼む、俺に力を貸してくれ」

澪田「違うんす……ほんとに分かんない……今のだってそう、自分が自分じゃなくなったみたいで……!」

「………」

澪田「ってはは、死んでるんすもんね唯吹……自分が自分がなんて言うけど、戻るべき場所はどこにもないんすもんね」

うなだれた彼女の表情がロングの髪の毛で隠れてしまった。
だが、どうやらかなり疲弊しているようだ。
それだけ、自身の死は受け入れがたい事実なのだろう。
……しかしまた気になるワードが出てきたが、今は調べようがないだろう。




1→近くの部屋に突入
2→澪田と話す
3→自由記述

>>321

1

>>321


………澪田の事は気になるが、今は何も前に進まない。先に進めなくてはならないのに………。
そのためには………。

がちゃ


澪田「白夜ちゃん、どこいくすか…」はぁはぁ

「お前はその辺で寝ていろ」


近くの部屋に入った。
もうこれしかない。
ここで何かが起きるのを待つしかない。
それがたとえ滅びに向かう事だったとしても、進むべきなのだ。


入った部屋はやけに小さく、とても雑多にものが入れられている部屋だった。
どうやらここは……倉庫のような場所だったらしい。


奥側に何かがある。
そっと覗き込んだ。

……人が、死んでいる。
これ……は……、間違いない……見間違えるはずがない。

【澪田唯吹】だ。
澪田が壁にもたれて死んでいる。

平坦な両胸の中心に鉄パイプが刺さっており、そこからおびただしい出血の跡が見て取れる。
最後まで抵抗したのだろうか、両手は握られており、目は見開かれたままだ。
澪田がもたれかかっている壁に、何かのマークが書いてある……。




1→澪田の死体を調べる
2→鉄パイプを引っこ抜く
3→壁を調べる
4→部屋を調べる
5→自由記述

>>325

1

安価把握じゃぞ
意外とメンタル削られるんじゃぞ
良い子は寝るんじゃぞ
おやすみなさい、また明日

はぺし。

>>325


う……、と喉の奥で息がつまる。死体を見るのはこれで2回目か。
さっきが最後であって欲しかったが、そうはいかなかったようだ。
まぁ、回避出来ない未来であったとも言える。

なぜ彼女は死ななければならなかったのか。
……まず特筆すべきは、その死因だろう。【出血死】に違いない。
心臓をひと突きではなく、胸の中心を鉄パイプで貫かれている。
察するに、絶命するまでは相当苦しかっただろう。
それ以外の大きなダメージは見受けられない事から、やはりこれが致命傷になったと考えるべきだ。
……いや、【左胸からも出血がある】のか?
どれも血は乾いている、が古いものとは思えない。【澪田が死んだのはこの数日の事】だろうか。
では、なぜ?

……なぜ手は握られているのだろうか。

鉄パイプを抜こうとしたとか、あるいは敵に抵抗しようとしたとかそう言ったアクションがあるようには見えない。
痛みを耐えていた?
なぜ手を使わん……複数人に押さえつけられた?
……なんのために?

澪田の目はぎんと見開かれており、最後の時まで恐怖と絶望に晒されていた事が見て取れる。
可愛らしい顔つきも、派手目の化粧も台無しだ……。




1→澪田をさらに調べる
2→鉄パイプを抜く
3→壁の模様を調べる
4→自由記述

>>337

3

>>337


澪田がもたれている壁に、妙な模様が描かれている。
これは一体なんだ……、記憶を探り、なんとかそれに似たものを思い出した。
【魔法陣】とやらだ。
かつての人間は、本当に魔法があると信じていた。
その人間達が生み出した、現実を否定する紋様だ。
……くだらん資料だったが、その手の本も読んでおいて正解だった。

その魔法陣は真っ赤だ。
澪田の血で書いたとでも?だが、あり得る。
しかしこれがなんだと言うんだ?
ぺた、と魔法陣に触れた途端、



……ウウ……ウウウウウウ……



地鳴り?いや……なんだこれは?【サイレン】にも似た音がする。
まるで何かの変化を告げるように……。


ぺりぺり


……ばかな、【壁が剥がれていく】……。
床も……天井も……
【血と錆にまみれて行く】……。
これは……そうだ、あの夢の中の遊園地のような、壊れたバスの中のような……
陰気な感じが……


◆アルケミラ病院・2階(裏)


ォォオオオオオオォォォ……


……突然の出来事だった。
先程まで普通だったはずの一室が、今では辺り一面ボロボロになっている。
銀色のシンクは赤錆で覆われ、今やその面影は形以外に残っていない。
足元はどこかの工場のように、鉄板で覆われており、そしてその鉄板のどれもが錆きっている。
天井もボロボロで、素材が剥がれ落ちていたり、あるいは鉄骨がむき出しになってしまっている。
壁も同様に鉄のような素材らしい。あの魔法陣が鮮明に、とても美しい模様にすら見える。だがもう触ろうとは思わない。

澪田の遺体だが、突然損傷が激しい遺体にすり替わっていた。
頭などもはや、男性か女性かの判別もつかないほどの損傷である。……骨がちらりと覗いている……。
体のあらゆる部分に傷があり、それがどこかの部族が体に彫る模様のようにも見える。なんなのかは分からない。
そしてひときわ目立つ、鉄パイプ。今なら簡単に引っこ抜けそうだ。


マップを見ると、全く別なものに変わっている……なんだこれは……!?

※サイヒルゼロ流用。同じく謎解きなどはこの地図に依存しない。
http://i.imgur.com/SvFcqOf.jpg


……ざ、ザザ……ザ……




1→部屋を調べる
2→澪田を調べる
3→鉄パイプを抜く
4→自由記述

>>342
次は夜じゃぞ

3

はぺし。

>>342



「………ここは………」

明らかに異質な世界。
その空間に漂う臭いは常に血にまみれており、正直あまり気分のいいものではない。
今すぐでもここから逃げ出したいと思うが、かと言って逃げられるかどうかも分からない。

これが……この世界が、サイレントヒルの本当の姿だと言うのだろうか?

では今まで見てきた病院はなんだったのだろうか。
なぜこんな世界に突然すり替わってしまったのか……。
あれやこれや考えてもまだ納得がいく答えが出る気配はない。


目の前の遺体を見る。
もはや人の形を残すのでやっとの状態に見える。少しでも触ったら壊れてしまいそうだ。
その胸を突き刺していた鉄パイプは、簡単に抜けそうだ。
ナイフでは心もとない、鉄パイプに切り替えてみよう。

………すまない、澪田。

一度首を垂れ、それから俺はその亡骸に、今はモノを言わぬ澪田の体に刺さった鉄パイプを、抜いた。
思いの外、鉄パイプは軽い。これもまたかなり錆びており、真ん中辺りにどっぷりと血液が付着している……それでも、身が守れるならこれを使う他ない。

*装備
【鉄パイプ】を手に入れた。
→サイレントヒル名物。


……ガガ…ガ…ザザザ……




*近接武器はいずれ壊れる。また拾える。

1→部屋を探索
2→澪田を調べる
3→壁を調べる
4→外に出る
5→自由記述

>>349

2

>>349



改めて、鉄パイプと言う凶器から解放されたその体を見る。

まあ、俺でなければこれが先ほどの澪田と同一だとは分からないだろう。
損傷が、不自然な程に激しすぎる。
額の割れ目から骸骨が見えている……マジマジと見るものではないのは分かっているが、しかし見てしまう。
既に俺は狂い始めている、のかもしれない。

胸の中心……つまり谷間の部分には、大きな穴が開いている。当然、鉄パイプで開けられた穴だ。
しかし妙だ。人体をそんなに簡単に鉄パイプで貫く事が出来るのか?
……いや、恐らく出来るのだ。街にいる怪物達ならなにが出来てもおかしくはない。
そして、先程は分からなかったが……【左胸が抉られている】。
そこにはぽっかり、貫通こそしていないものの穴が開いている。
あるべきはずのものがない……。

澪田の皮膚に視線を戻す。
腕に、首に、太ももや腹や……体のあちこちに何かの模様が描かれている。これが何を意味しているのかが分からない。
なんだ?何かの儀式でもやったのだろうか?
模様はどうやら血液で皮膚に直接描かれているらしい。
どれが何の意味をもたらすか、俺には一切理解出来ないが。


……ガガッ、ザ、ガガガ……!


さっきからうるさいラジオだ。



1→部屋を見回す
2→澪田をさらに調べる(何を調べる?)
3→壁を調べる
4→外に出る
5→自由記述

>>353

1

>>353


改めて部屋を見回す。
ずいぶん汚い部屋だな。
もちろん初めから汚かったわけではないのだろうが、この世界の変化が起きる前からずいぶんごちゃごちゃした物置だった。
棚の中に入っているものなど、もはや腐敗が進行しすぎて原型がない。
一体なにがここに納められていたのか皆目見当もつかないほどの有様である。
壁のあちらこちらが剥がれ落ち、もう見るに堪えない。

……ガガガ……ガガ………!

ラジオの音がさらに大きくなる。
まるで空間に亀裂が走ったかのように、視界にノイズが見える……。

ぎいいいい

………不意に扉が開いた。
俺は身を硬くして、振り返る。
廊下の奥から………足音が聞こえる。

かしゃっ、かしゃっ……かしゃっ


体の各関節からいびつな音を立てながらやって来たのは、

『………』

顔の表面が泡立っている看護婦だった。


「………は?」




状態【良好】
武器【鉄パイプ/ハンドガン(6)】

1→鉄パイプで殴る
2→サバイバルナイフに持ち替えて刺す
3→銃で頭を撃つ

*攻撃の成否はいずれも【コンマ末尾】。
基本的に4以下は失敗、5以上は成功であるが、数値が高ければ高いほど/低ければ低い程、良い/悪い。
1はファンブル、0はクリティカル。

4→話しかける
5→自由記述

>>357

銃を構えて距離を開いて話しかける

>>357


がちゃっ。

「………お、前は……なんだ……?人なのか……?」

今は亡きドライバーの相棒であっただろうハンドガンをしっかりと構える。
射撃訓練くらいは積んでいる、この程度の軽銃ならば簡単に使いこなせるだろう。
こんな小さなもので人の命が奪えるのだから、文明の利器は恐ろしい。
いきなりの来訪者の頭に銃口を合わせ、いつでも引き金が引けるように身構えながら距離を取ろうとするが……

がつっ

「!」

俺は壁のすぐ近くだった。つまり【あまり距離は取れない】。
(>>339だと?がちょうど澪田がいるあたりと思ってもらえたらいい)
くそっ、と悪態をつきながら、自分の背中を部屋の左側へと向けて数歩後ずさりした。
が、そちらにも銀の棚がある、思うように距離は取れないだろう……。

かしゃ……っ

一歩、また一歩とこのナースは距離を詰めてくる。
俺の声には反応がなく、ゆったりとした歩調で進んでくる。とても不気味な頭をしており、近寄りたくはない。
まずい、あまり猶予はないぞ……。
手にはメスのようなものを握っているようだ。
俺の胸ポケット……【左胸の方】へと向けて、ギクシャクしながら進んでくる……!

………っ………どうする、戦うしかないのか?




状態【良好】
武器【鉄パイプ/ハンドガン(6)】

1→鉄パイプの先制攻撃
2→ハンドガンで撃つ
3→回避重視
4→素手で戦う
5→さらに話しかける
6→自由記述

>>362

1だべ

>>362


……いや、こんな敵がたくさん出て来ては困る、銃を無駄打ちは出来ない───
すぐさま鉄パイプに持ち変える。
若干格好は悪いが仕方がない。ベルトの隙間に無理やりハンドガンをねじ込んで、代わりに鉄パイプを拾い直す。
まっすぐ構えるが、ナースはそんな事知ったこっちゃないと言わんばかりに、規則ただしいリズムで俺にさらに接近した。

「……くるなっ!」

ぶん、と鉄パイプを振り回す。
ナースに当てるつもりだったが、まだ少しだけ距離があるのか───それとも俺の腰が引けているのか。
ナースに鉄パイプは当たらなかった。

かしゃっ

『………』

ナースは何も言わない。代わりに歩をさらに寄せてくる。
腕をぐんっと伸ばして攻撃態勢か、次の俺の攻撃が失敗したらまずい………!



1→鉄パイプで突く(接近+1)
2→鉄パイプをフルスイング
3→蹴る
4→自由記述

>>369

2+1

ぱるる……(金銀並)
*ボーナス考え中。お待ちください。

>>369


かしゃっ、かしゃっ……


メスはもう目の前だ。
次を外せば俺の命が危うい。だから───


「……っ、あああああ!」


ここだ、と言うタイミングで思いっきり、渾身のフルスイング。
今後の事も何も考えないほどの力をありったけ込めた、鉄パイプでのフルスイング。
それを一発、がつんとナースの頭にぶつけた。
硬い……、本当に人間を殴ったかのような衝撃が両腕を襲っている。
と言っても俺は人間を殴った事などないが。

『………?』

ナースの足元がふらついた。
ここで仕留めなければ俺はこいつに殺されるかもしれない……それだけはごめんだ!


「くたばれ……!」

ガッ

『!!』


反撃の余地など与えずに、胸板のあたりを思いっきり突く。
自身の体重も軽く鉄パイプにかけながらの突きは、簡単にナースを吹っ飛ばした。
反対側の棚などにぶつかり、体が跳ねる。そして、そのまま動かなくなった。

ガガガガガガ!ガガガ、…ざざ……さ……、……


ラジオのノイズも同時に鳴り止む。
……化物が絶命したかどうかを調べる指針にしよう……。

軽く切れた息を整えた。
まだ先程の感触が手に残っている。
あの硬いものを殴った、嫌な感触。

化物とは言え、俺が殺した。
殺すしかなかった。

部屋は沈黙で包まれている。
ナースは完全に動かなくなっていて、やがて俺に襲いかかると言う事も全くない。
少し荒れてしまったが、部屋で出来る事はないように思える。
……先程ナースがぶつかった棚から幾つかものが落ちている。


*回復アイテム
【栄養ドリンク】を手に入れた。

*回復アイテム
【ビーフジャーキー】を手に入れた。
→美味しそうなサイレントヒル産のビーフジャーキー。食べると微量回復のほか、一部の場所に置ける。


左腕が痛むような気がした。
既に出血は止まっているが、【まだ体力は回復していない】。もっとも、行動出来ないほどのものではないので問題ではない。
……出入り口に近寄ると、かすかにだがラジオが鳴り出す。おそらく外に……化物がいるのだろう。




1→部屋を探索する
2→ナースを調べる
3→外に出てみる
4→自由記述

>>379

2

>>379



……包帯まみれの化物とは違う。
こいつはなんなんだ?
おっかなびっくりではあるが、ゆっくりと近寄って行き、しゃがみこむ。
今や四肢を力なく投げ出しているそいつを観察する事にした。

骨格や体つきからして、恐らく女性だろう。
だろう、と言うのは、そもそも化物に性別があるかどうかが不明だからだ。
もちろん調べたければこの衣服を脱がせればいいのだろうが、そこまでの趣味はない。
よく見れば爪も長い。いや……付け爪か?これは……?
衣服は、よくよく見るとナース服そのものではなく【ナースのコスプレ】と言うのが関の山だ。かなり適当な服である。

頭をよく見る。
先程までは興奮していたのか、表面が泡立ったように見えていたが……今では全くそれはなくなり、表面はつるんとしているように見える。
質感も、見た目通りにつるっとしており、目や鼻、口などは見受けられない。そして……頭にヒレのようなものがある。何に使うんだこれは。

それとあまりいらない情報だが、こいつかなり巨乳だ。
澪田が泣いて悔しがりそうなほどには。




*1+2のように数字の複数指定や、いろんな行動をさせる事も出来る。
*ただしその場合ひとつひとつの動作は雑になる……あまりひとつに集中しなくなる。必要な事はひとつひとつ。

1→部屋を調べる
2→外に出る
3→自由記述

>>384

1

>>384


他にこの部屋で調べなくてはならない事はないだろうか?
最初に入ってきた時との違いは?
色々と思い出しながら、そして部屋のあちらこちらを見回るようにする。

今まで調べた内容の他に気になる事があるとすれば、やはり壁の模様だけだ。
先程よりも濃く、鮮明に、そして細かく描かれているように思える。
これがなにを示すのか、今の俺では全く分からないのだ。残念ながら。
……澪田の体にも、これに似た模様が描かれていたな。
どこかでこれを調べる事が出来ればいいのだが……出来るだろうか?
まずはこの病院の脱出を考えなければならないのだが、謎解きにも興味がある。

実にスリリングだ。こんな経験は、生まれてこのかたした事がない。
解き甲斐のある問題だ。が、全てを解けるかどうかは今後にかかっている。

しかしなんでまた、ここは突然こんなに汚い部屋になってしまったんだ。
血と錆の世界───俺の夢が正夢になってしまったのか?冗談は寝てから言うべきなんだろうが、今寝たら恐らく死ぬ。

……床に何か落ちている。


*メモ
【誰かの手記】を手に入れた。
→「この儀式さえ成功すれば、神は再臨する。選ばれた術者は舞い戻った。今がその時だ、贄を捧げよ」
→「聖女派に遅れを取るな」と書かれている。なんのことだかさっぱりだ。


……この部屋はあらかた見尽くしたな。



1→アイテム確認
2→アイテム使用
3→外に出る
4→自由記述

>>388

3

3

>>388


ガガ……ガ……

ラジオが再び鳴り出す。
どうやらこの部屋の外には敵がいるようだ。
けれど外に出なければ何事も始まらない。
澪田の無念を晴らすためには、やっぱり多少の恐怖には勝たなくてはならない。
俺は……進むだけだ、この気味の悪い場所を。

ぎぎ、ぎぃぃ

いつの間にやら、扉まで錆だらけの鋼鉄製に変わっている。さっきまでは木製ではなかっただろうか?
温かみのある病院など、もうそこには跡形もなくなっている。あるのは……病院だったはずの建物だけだ。
扉を慎重に開けて、外へとゆっくり歩き出す……。目の前には何もいないようだ……。

部屋を出て右側の扉……つまり、前は階段へ続く踊り場だったはずの扉は消え去って影も形もない。そこは鉄板になっている。
階段は使えない……のか。
そして左側を見ると……、いた……!
俺の姿を確認すると、やつらは即座に動き出した。


かしゃ、かしゃっ……


体をびくびくと痙攣させながら、ナースが2体同時に歩いてくる。
おい、冗談じゃないぞ。まだ廊下の奥にいるからさておき、このまま近寄られたら……!
しかも2体とも、メスではなく鉄パイプを握りしめている!……先程よりも明らかにリーチが長い。
しかしあいつら、目もないのにどうやって俺の気配を察知している?



1→ビーフジャーキーを使う
2→ライトを消す
3→ラジオを投げる
4→走り寄って鉄パイプで殴る
5→ハンドガンの先制攻撃だべ
6→自由記述

>>393

2

>>393



……そうか、ライトか。
俺はひとつの仮定に辿り着く。

最初のバスの中で出会った化物も、俺の事を認知するのに時間がかかった。
あの時も確か、ライトは消していたはずだ。
この時点で、俺はライトの明かりに敵が寄り付くのだろうと推測した。

まるで一筋の希望に縋り付くように、蜘蛛の糸を手繰り寄せようとするカンダタのように。

視界が悪くなる事は織り込み済みだ。
しかしここで囲まれるよりははるかにマシだろう。
それに視界が悪くなると言っても、ここには霧はない。
全て見えなくなるわけではないし、時間をかければ目もやがて慣れるだろう。
俺はそっと、胸元のライトを消した。


かちっ


途端に、廊下は漆黒を纏い大口を開けた。
同時に───


か、しゃっ


ナースがどちらも止まった。
動かなくなったのだ。
ナース攻略のカギはライトと言うわけか。




1→動かないナースを鉄パイプで倒す(+1)
2→動かないナースに発砲(+2)
3→ナースは無視して部屋を探す
4→自由記述

>>387

3

目がないのにライトに反応するのか

>>398
*目はないけど明暗くらいは判別出来るんじゃないかと、個人的解釈。

>>397


ガ……ガガガガガガガ……!

狭い廊下を抜ける。
もちろん細心の注意を払って、だ。
接触などしようものなら、さすがのナース達でも俺に気づくだろうからな。
完全にナースは沈黙している。
これは精巧なつくりものだと言われても信用出来るくらいには、硬直している。
ナースに近づけば近づく程にラジオのノイズはうるさくなり、耳が壊れそうな音を発している。
しかし、どうやらこの音はナースには聞こえていない。
彼女らには、胸はあっても耳はないようだ。

さて、そんな危険な廊下を抜けて以前の地図にあった部屋を探すが、そちらの扉は鎖のようなものでつながれ開けない。
いよいよ中央の仕切りを超えた先に行く必要がありそうだ。
(>>339のマップ2階のちょうど真ん中あたり)

ガガ……ざ……ザアアア……

ナースは動かなくても、常にラジオは反応している。
そして中央の扉の手前まで来たわけだが、ここでもまだ音がしている。もしかしてこの先にも敵がいるとか?
それとも単に、そこに残してきたナースに反応しているだけか?




1→中央より先に進む
2→アイテム確認・使用
3→やっぱりさっきのナースをヤろう
4→ライトをつけてみる
5→自由記述

>>402

3

>>402


……やっぱりさっきのナースはやっておこう。
後から後ろを刺されるなんて事があったら困るからな。
彼女らは、ライトを消したままの俺に気づく事は出来ない。
そのまま、あっさりと───


ごっ
めきゃっ

びしゃ……


ごろん


追加で2つほど死体が増えた。
もっとも、人間ではない、そもそも生物ですらないこいつらの亡骸を「死体」と呼ぶのが相応しいかどうかは分からんが。


……ざ……ザザ……ッ


再び中央に戻ると、やはり扉の向こうに反応してラジオが微かに鳴っている。
向こう側にも敵か。ナースのように簡単に倒せる相手ならいいのだが。

ついでに、曲がり角でアイテムを拾った。


*回復アイテム
【栄養ドリンク】を手に入れた。


……そう言えば澪田はどこだろうか?




状態【良好】…体力が7~8割ある感じ。
武器【鉄パイプ/ハンドガン(6)】

1→扉を開ける
2→ライトをつける
3→アイテム確認・使用
4→自由記述

>>407

1 静かに少しだけ開けて中を覗き見る

2

>>407



ふう、と息を吐いた。
ラジオのノイズが聞こえるけれど、しかし敵は向こう側。こちらには一切それらしいものはいないのだから問題はない。
さらに目下の強敵であるナースは先程闇討ちし、全体倒した。
つまり、ここでライトを点けても襲い来る敵はいないはずである。
今のところは。

闇は、怖い。
ひとりきりになってしまうから。
何も見えないから。

血と錆にまみれたこの異空間で、まるでひとり切り離されてしまったかのような錯覚を覚えてしまう。
だから怖い。

かちっ

ライトを点けた。
やっぱり目の前に広がっているのは、ボロボロになった壁と、きしんでいる建物の姿だけだった。
扉の向こう側で何が起きているか、全く分からない。
だが、出会い頭に敵がいるのだろうと考えておくに越した事はない。

澪田の姿は、ライトを使ってもやはりここには見えなかった。どこに行ったのだろうか?
部屋に戻った?
いや、そんなはずはない。それなら多分すれ違っている。
……仮に澪田が幽霊だから壁をすり抜けるのだとしても、それを俺が目撃していないはずがない……。

……どろり、とナースから溢れる体液が、廊下を濡らしていく。




1→仕切られた扉を開く
2→アイテム確認・使用
3→さっきの部屋に戻ってみる
4→自由記述

>>411

>>405

>>405


……待てよ。
もしかしたら向こう側に澪田がいる可能性はないのか?
突然憔悴しきった表情をしていた事からも、彼女自身で抑えきれない感情の昂りなどがあるようだ。
この異変に驚き、そして感情を押し殺し切れず……俺の目に届かない場所に行ってしまった可能性はないか?

そうだとしても、ここを無計画に進むのはやはりいただけない。
現にまだラジオは鳴っているのだ。敵が隣にいるのだから警戒すべきだろう。

だから、その仕切られている扉を少しだけ、わずかに開いて向こう側の様子を覗き見る事にした。


がさがさ。


何かが蠢いている。しかも扉にかなり近い位置だ。
それは───四足歩行、いやむしろ腹這いで床を這い蹲って進んでいる。
髪の毛らしき何かが、重力の言う事を聞かずに逆立って漂っているように見える。
はあはあ、と荒い息をしている事から、犬に近いのかもしれない。

ばたん

思わず扉を閉めてしまった。
……あんなのに出会い頭で絡まれたらどうしたらいいのだろうか。
そいつがいると言う恐怖のせいで、遠くはあまり見られなかった。
が、もしかしたらまたナースがいるのかも、しれない




1→思い切って突入
2→考える(なにについて?)
3→アイテム確認・使用
4→自由記述

>>415

魔法陣について考える
なぜ部屋の模様がいきなり変わったのか?

>>415


……少し、冷静になろう。
問題を先延ばしにしていい場合と悪い場合がある。
今回はどちらに当たるのか分からんが……だが、やはり何かどこかが、引っかかる。

あの魔法陣は一体何だったんだ?
なぜ、あれに触れてから世界が変わったんだ……?

澪田は譫言で「この街にはすごい力がある」と言っていた。そして「神の復活」とも。
後者が何を指すのかはまず置いておいて、この街にあると言うすごい力について考えておくべきなのかもしれない。
そのすごい力が、今の現象を引き起こしているのか?
では、誰が何のためにこんな事をしている?
そもそもそのすごい力は、こんな化物を生み出すための力なのか?

そう言えば、さっき拾った【手記】にも「儀式が成功すれば神は再臨する」と書いてある。それが後者と関係あるのか?
何のために……儀式のためにこんな状況を作り出した?
だが、一体どうやって?そもそも、どうしてこのサイレントヒルなんだ?
……情報はまだまだ足りない。

別な面から考える。
魔法陣は現実を否定するための存在だ。
つまり、この現実を否定したいやつがどこかにいるのだろう。
現実否定が……化物を生み出す事になる……のか……?

……、………………、………。
もう少し情報が欲しい………。



1→突入する
2→考える(なにについて?)
3→アイテム確認・使用
4→自由記述

>>419

魔法陣に触れてみる

>>419


あの魔法陣………。

はた、と思い当たる。
もしかして、あれがこの異空間と現実世界を繋いでいるのではないか?
分かっている、自分がむちゃくちゃな事を考えている事くらいは理解している。
だが、もうここで普通の思考をしていては生き残れない。
あまり気分は良くないし、正直もう二度と触りたくはないのだが、触ってみるしかなさそうだ。
あれが全てのスイッチだったのだからな。
魔法陣に触れば、再び戻れるかもしれない。

そう決めると衣服の汚れをぱん、と払ってから、一度歩いた廊下を再び戻っていく。
ナースが2体、何色とも表現しがたい体液を……人間で言う何の器官に当たるのか不明なぶぶんからの垂れ流している。
その体液は床の鉄板に流れ出て、ぐじゅぐじゅと固まっていた。

無視して最初の部屋に戻る。

相変わらず汚い部屋だ。
しかしもう人の気配も、化物の気配すらしない。ラジオも沈黙してしまった。ここには敵はいないようだ。
澪田だったものの凭れかかる壁、ちょうど俺の胸の位置辺りに書かれたのが、例の魔法陣だ。

指先で、そっ、と触れた。
……何も起きない。
ただ不気味に真っ赤に鈍く光り、自分の存在を誇示しているように見える……。

「なぜだ?……なぜ戻れん、触れば戻れるんじゃないのか!」

苛立ちを込めて吐き捨てながら、今度は手のひらいっぱいで触る。
やはり、何も起こらない。魔法陣は不気味に輝いているだけだ……。



1→鉄パイプで壁を壊す
2→戻って中央の仕切りを開ける
3→考える(なにについて?)
4→澪田の亡骸を調べる
5→自由記述

>>422

安価来てないけどわしが限界じゃよ
記述重視じゃよ、選択肢だけが選択じゃないんじゃよ
また明日

1 鉄パイプが壊れたらナースの鉄パイプ回収

はぺし。

>>422


……こんな魔法陣があるから……!

焦りと、不安が俺の胸の底から突然溢れ始める。
この魔法陣を壊してみなければ、と突然思い立った。
普段の俺ならまずそんな事を試そうとは思わないが、しかしこれを何かにぶつけなければ我慢もままならない。
すこし【暴力的に】なっているのかもしれない……。

がんっ!がんっ!!

壁はやはり鋼鉄のそれに変わっており、壊そうと叩くたびに腕にびりびりと痺れが来る。
何度か叩くだけで分かる、これはこんな鉄パイプでは破壊不可能だ。
何か【ハンマー】やら【バズーカ】があれば全く違うのだろうが、壁をぶち壊すのは土台無理な話に思える。

ならば、とその魔法陣に触れたり、左腕に巻いていたハンカチを解いてぬぐってみようとしたが、それも出来ない。
もう壁に張り付いてしまったかのようだ。
初めからこんなデザインだったのか?
……悪趣味すぎる。
何者が作ったのだろうか?だが、その疑問に答えてくれる人間はいない。

進むしか……ないのか?




1→進む
2→考える
3→休む
4→アイテム確認・使用
5→自由記述

>>428

3

>>428


いや……ダメだ。
このまま、この感情に任せて進むのは明らかに危険だ。
少し、ほんの少しだけ休もう。
体力が回復するわけでもないし、心を完全に休ませる事は不可能なのだが、それでも構わない。
少し冷静になろう……。

………。

中央の仕切りを超えた先にいる、犬のような化物………。
普通に歩いていけば足元から襲われてしまうだろう。
………犬のような、か………。
そう言えばあいつは、こちらがライトを点けているにも関わらず俺には気付いていなかったようだ。
あいつはナースと違い、明るさには反応しないのか?

………。

まだ腕がジンジンと痛む……。
鉄パイプは………うん、まだ使えそうだ。壊れたらその辺のナースから奪い取ればいいか。
【たくさんのものを一度に持つのは、得策とは思えない】……。
現地調達出来そうな武器はその場で拾っていくのが一番だろう。
だからこそ銃器などは絶対に無くしてはいけないし、落としてはいけない。
それにしても……予備弾すら見つからないとは、意外にもハードな状況だ……。




状態【良好】
武器【鉄パイプ/ハンドガン(6)】

1→先に進む
2→栄養ドリンクを飲んでおく
3→鉄パイプを交換する
4→何かを調べる(なにを?)
5→自由記述

>>431

さっき壁殴ってから交換してないよね?
3

>>431


ぎいぃ

きしむ扉を開いて再び廊下に出る。
……鉄パイプ、交換しておいたほうがいいだろうか?
澪田の致命傷を作った凶器は、あちこち傷があるもののまだ使えそうに見える。
が、もしもこの先いきなり壊れたなんて事になったら笑えない。
先の方が血でべっとりのそれを、俺は別なものに変えようと思案した。

ちょうど扉の先で倒れているナース達は、鉄パイプ片手に殴りかかってきていた。
あんなリーチの長いもので先制攻撃されていたら、俺が危なかったな。
……鉄パイプを交換した。
どちらも真新しいパイプではないし、錆び付いているが……比較的、ナースの持っていたものの方が損傷が少なさそうだ。


*システム
【装備中の鉄パイプ】を【落ちていた鉄パイプと交換】しました。


あとここで出来る事は……?



1→先に進む
2→アイテム確認・使用
3→自由記述

>>435

1

>>435


いや、ないな。
多少の危険を顧みても、ここは進むべきだ。
そうでなければいつまでこんな恐怖に怯えねばならん?
意を決して病院の中央を仕切る扉を、ゆっくりと開く……。

ぎぎぎぎ……


ザザザザザ───!!

ラジオがいきなり鳴り止まなくなった。
それが示す通りに扉のすぐ近くに、やはり犬のような化物がいる。

目は一応存在しているようだが、もはや機能していないのか真っ白だ。
長い舌で床を舐めながら、四足で這いずり回って移動している……さながらコモドオオトカゲを思い出させる動きだ。尻尾はない。
どことなく人間にも見える。頭部から何本も伸びる黒い毛は、ゆらゆら、あちらこちらに浮遊しているらしい。
胴体のような部分から、ワンピース?……スカートのようなひらひら部分があるようだ。それが、人間で言う股関節部分を覆っている。


『……フ……ハフハフハフ……』

はふはふしている。本当に犬かもしれない。

『……サマ……ビ……マ……』

ん……?発語した……?
それは初めてのケースだ……。




1→鉄パイプで思いっきり刺す
2→上から殴ってみる
3→発泡
4→ビーフジャーキー
5→自由記述

>>439

2

>>439


『ビ……ア"ア"ア"……』

口のようなところ……違うな、口なのだ。そこから、地面を震わせるような低音で何かをうめいている。
なんだこいつは……。

「ふん……邪魔だぞ」

鉄パイプを持ち直し、ずりずりと地面を這い蹲るそいつの頭目掛けて

がんっ


『……ッ、ヒュッ……』

空気を吐き出す音を立てる。
が、直後変異した。

『シ……イ、サビシイサビシイサビシイサビシイサビシイ』

「な……?!」

突然動きが活性化し、はっきりと分かる日本語を話した。
急加速し、あり得ない動きで体を反転する……そのまま俺の両足首を両手で捕まえてきた。

『イヤ……サビシイサビシイサビシイサビシイサビシイサビシイサビシイサビ』

「な、に……!?お前、これは……!」

白く濁った目が俺を捉える。
そいつは俺の足を捕まえたまま、縋り付くように頭をもたげたのだ。
顔の全容はよく分からないが、みすぼらしい女に見える。体には、誰がつけたのか……大きな切り傷が幾つと数えられないほど存在していた。
まずい……力はかなり強く、振りほどこうとしてもなかなか振りほどけない!
こいつがこれ以上の攻撃をしてくるわけではなさそうだが……まずいぞ……。

『オイテ……イカナイデ……サビシイサビシイサビシイサビシイ……サビシイ……』

懇願するセリフが耳にこびりつく。ああ、これが悪夢ならいいのに。



*ちなみに00ボーナスはまだ決まっていない模様。
*くりーちゃーじてんが必要なら書くらしいです。

1→全力で鉄パイプ攻撃
2→発砲する
3→自力で振りほどけないか試す
4→周囲に警戒する
5→自由記述

>>444

1


>>445



「く、そが……離れろォォォッ!!」

『サビシイサビシイサビシイサビシイサビシイサビシイサビシイサ』

狂ってしまっているそいつの頭を、今度は刺し切るように突いた。
ちょうど俺の真下にいるのだから、体重をかけるのも簡単だ。

メギッ、と嫌な音がする。

『サ……ヒトリ…ニ、…シナ……、ビャ………』

頭から、口から、壁の魔法陣みたいな鮮血の赤を噴き出しながら再び顔を上げる。

「……目障りだ。」


ぐしゃっ


ザザザザ……ザ、ガガ……ガ………


両手が足から離れる。
解放された。そして化物も絶命したようだ。
背中に恐ろしいほどの汗をかいている事に今気付いた。
最初のやつやナースと違い、こいつは……人間に近かった。
そして、真っ赤な血を噴き出して倒れたじゃないか。

こいつは………。




状態【良好】
武器【鉄パイプ/ハンドガン(6)】

1→先に進む
2→化物を調べる(8以上でくりーちゃーじてん公開)
3→辺りを見回す
4→アイテム確認・使用
5→自由記述

>>449

2

>>449


「こいつ……」

化物、とばかり呼ぶのも面倒なので、仮に【犬型】と呼ぶ事にしよう。
この犬型は、先程の見立てで間違いない……【目が見えていない】らしいと思える。
鼻先に錆のようなもの、また軽度の擦り傷が見える事から、犬型は【鼻先で匂いを嗅ぎながら徘徊していた】と仮定できる。
ここまでの目の濁り方は、人間で言うなら【白内障】くらいしか知らないが、あれは最終的に視界が白濁するので昼間など何も見えなくなるはずだ。
長い舌がべろん、と床に垂れている……やはり犬に見える。

身体中はボロボロで、何かで傷をつけられたように見える。俺が殴るよりも前の話だ。
【鋭利な刃物で身体中を切られている】。
そんな事をする人間が、俺以外にいるのか……それよりなにより、俺は刃物を持っていない。

全身は灰色がかった肌色に近く、遠くから見ればやはり人間に見えるのだろうか。
腰元のひらひらが何かは不明だが、これも身体を引っ張って取れない事から皮膚の一部と考えるのがいいだろう。

こいつ単体なら対処は簡単だ。が───

もし【こいつと同時に別な化物が出たら】。
考えただけでもぞっとする。




*ちなみに、腐川本人じゃないです。

1→先に進む。
2→化物をよく調べる(8以上でくりーちゃーじてん)
3→辺りを見回す
4→自由記述

>>454

3

>>454


先に進みたいがその前に、辺りに警戒しておきたい。
くるりと体を回転してまずは360度、全体を確認するが……

赤。

どこもかしこも錆びついてギシギシしており、いずれも老朽化した鉄板が張られている。
さらに床も同じように、やはり汚い。俺が知っている工事現場ではこんな事はなかった。
しかもさっきの犬型の体液、恐らく血液がぶちまけられており、俺の靴や床の鉄板を真っ赤に染め上げている。
全くひどい有様である。
天井を見ると、今度はボロボロの他に金網が張り巡らされており、上を誰かが通る事が出来るようにも見える。
やはりその金網もあちらこちら錆がついていて、一体いつ頃作られたのかと首を傾げたくなるような姿だ。
ギシギシ、と軋んでいる。

俺の目の前には、扉がひとつ見える。だが、何かのパネルが付いており……ああ、謎解きしないと中に入れないのかと思わされた。

曲がり角の先(>>339のマップ2階の左半分)はまだ確かめていないが、
化物が仮にいたとしても距離があるのかラジオが鳴らない。
それとも一定の条件を満たすと、鳴らなくなるのだろうか?
その辺りも解せない。


ただただ不気味に、アルケミラ病院は異邦人を迎え入れている。
あいにく歓迎しているわけではなさそうだ。
心臓に悪い……。




1→先に進む
2→犬型を調べる
3→扉を調べる
4→自由記述

>>458

2

>>458



改めて犬型を調べてみる。
……完全に絶命しており、力なく落ちている舌が、べろんと床についている。

新しい発見があるかと思いその体を改めて調べる。

両手……俺の足首を掴んでいた部分だが、やせ細っている。
不自然なほど、指だけが細い。
それであれだけの力を出したのか?
……足首を見ると、確かに軽く跡が残っていた。
じん、と指の形で痛くなる。
それ以外は先程見たのとあまり変わらない。
体のあちこちから血液が垂れ流されており、やっと今しがた止まったようだ。
その量はかなり多い。俺の靴も少し汚れてしまった……。

体を見た結果、こいつも女だろうと推測出来る。
体の柔らかさからそう感じるだけで、もしかしたら男なのかもしれない。
生殖器らしきものは見受けられない。まあ化物にそれがあったところで困るだけか。
ついでに貧乳だった。澪田、仲間が出来たぞ。喜べよ。

何か持っていないかと調べてみたが何もなかった。




1→先に進む
2→扉を調べる
3→自由記述

>>463

2

>>463


少し進んで、扉の前に行く。
曲がり角の向こう側が怖いが、とにかく何かを調べて前に進まない限りはどうしようもないのだ。

俺の目の前に見えていた扉まで寄ってみた。
プレートのようなものが下がっており、何かが書いてあるがなんとあるかは読めない。
恐らく英語だ。筆記体で書かれている。
そのプレートはがっつり錆びつき、曇り、文字が判別出来なくなっているのだ。
なんの部屋だったのだろうか?

……ガガ……ザザ……ガ……


がちゃんっ。

……鍵がかかっているかと思いきや、開けた。意外だ。
何かの謎解きかと思ったが違ったらしい。
この部屋には何があるのだろうか。
……とは言え、その扉もご多分に漏れず完全に錆び付いている。
ドアノブは全く回らず、力任せに開閉する他に方法がなさそうだ。

ががが……ガが……

ラジオが少しずつ鳴り始める。
曲がり角の向こう側、つまり俺の右側に何かいるのだ。
まだ発見されていないのか、そいつから仕掛けてくる様子はない。
……またさっきの犬型か?それとも?




1→部屋に入る
2→ライトを消す
3→右側を向く
4→自由記述

>>468

3

>>468


何があってもいいように、少しだけ扉から離れて……右側を向く。


ザザザザザッ……!

ラジオの音に強い乱れが起きた。
そして俺が見てしまったのは───

『……ァヴ……ハフハフハフ……』

さっきの犬型と、

『…………』

廊下の一番奥にかすかに見えるナースが2体だった。

「……この組み合わせか」


ナースは俺の胸のライトを、わずかに察知してぴくりと動こうとする。
だが、やはり距離があるせいか明確には察知していないらしい、わずかに一歩踏み出したにとどまっている。
どちらも鉄パイプを握っており、やはりリーチの長さが怖い。
犬型は俺よりも少し奥の方にいるが、俺に気付くのも時間の問題だろう。
まだ俺に背を向けて、はふはふしている。

一瞬の判断ミスが命取りになりそうだ。




1→ライトを消す
2→犬型を撃つ
3→ビーフジャーキーを投げる
4→思い切って突っ込む
5→自由記述

>>471

1

>>471


まずは慌てずに……ナースの接近を防いでおこう。
俺は胸元のライトを潔く消した。

かちっ……

アルケミラ病院に、死の夜が訪れる。
こんな暗い中にうごめくものは、犬型の一匹だけである。
その犬型は、何やら床をはふはふと舐めてかさかさ動き回っていたが、やがてこちらに振り返ろうとしていた。

ここで俺が犬の方に近寄るのは、危険だ。
だが犬がこちらに来る可能性はないか?
当然ある。
仮にまた犬型に捕まったとしよう。ライトの明かりがなければ上手く急所である頭を狙い叩けない。
その間にナースが止まっていればいいが、本当にあいつらはライトの光にだけ反応するのか?
……耳はないようだが、それ以外のものに反応してこちらに来たらどうする?

一旦引くか?
いや、引いても状況は変わらない。むしろ犬型が再び廊下の奥に戻ってしまい、始末が面倒になる場合が考えられる。
ナースと犬型、同時に襲われる事だけは回避したい!



1→犬型をおびき寄せる
2→鉄パイプで殴りに行く(-2)
3→ビーフジャーキー
4→一旦引く
5→自由記述

>>476

3

>>476


そうだ……【ビーフジャーキー】!
犬型がもし本当に目が見えず、臭いでものを察知しているのであれば、
サイレントヒル産の【ビーフジャーキー】の臭いには反応しないわけがない。

そっと、手に入れたばかりのビーフジャーキーの袋を取り出す。
コンビニなどで売っていそうなサイズの包装だ。内容が少ないが値段の張るものだろう。
中には、他のものと比べれば……比較的大きいと感じられるようなビーフジャーキーが1枚だけ入っている。
匂いはかなりよく、保存状態が良好であった事がうかがえる。賞味期限は……確認していないが、切れているかもしれないな。

『!……ハフハフ……』

袋を開けた途端、犬型は明確に反応を示した。
ぐるん、と体をこちらに向けて蠢いている。
長い舌をびたんびたん打ち付けて廊下を腹這いに進んでくる!
そいつの口元がよく見えないが、俺はそいつ目掛けてビーフジャーキーを投げた。

ぽてっ

『…に、く……ハフハフ、ハフハフハフハフハフハフハフハフ』

ばりばりっ


……食べているらしい。




1→殴りに行こうか(-1)
2→ショットショット(-2)
3→無視して部屋を探す
4→先にナースをやりにいく
5→自由記述

>>480

3

お昼休憩です。マガツ

ふくらはぎ。



あれこれさいれんとひる くりーちゃーじてん
#2 バブルヘッドナース(膨れ上がった頭を持つ看護士)

頭がぷっくりと膨れてしまったナースだゾ☆とても表面がつるつるしているんだね。そしてなぜかヒレがついてるね。
十神君は知らないけど、サイヒルシリーズのセックスシンボルと噂されてたりするんだ!おっぱいがエロいね!
あと太ももエロい、動きもなんか痙攣してるみたいだけどすごいエロい、ボクと契約して踏みつけてよ。
興奮すると頭がぽわぽわするらしいけど、そんなの原作にはないから注意してね!
明るいところに引き寄せられてしまうんだ!見つけたら絶対にライトを消そうね。



サイレントヒルに訪れ、その霧で意識が混濁した【■■■■■】の【誰かを救いたい】と言う本来の願いが、
アルケミラ病院で亡くなった患者達の無念の感情と呼応した結果、通常の姿から大きく湾曲したもの。
その顔が大きく膨れ上がっているのは、投薬の副作用で顔が歪に膨らんでしまった患者が以前いたところかららしい。
光に反応するのは、恐らくナースコールに対して対応したいと願う【■■■■■】の習性がそのまま反映されたからだと考えられる。

>>480



今しかない。
犬型はまだジャーキーに夢中だ。
俺はそっと、そいつを刺激しないように廊下を歩いていく。
ナースはまだ遠くで黙っている。
こつ、こつと足を進めていく。


※現在マップ↓
http://i.imgur.com/Pw7iFfr.jpg
(今は右の2階の左半分の辺り)


なるべくナースには近付かないように、ゆっくり歩いていく。
先ほど開いた扉(一番左下の場所)の他に、その側の二つの部屋もどうやら扉は開くようだ。
さらに先に進みたいが、そちらにはナースがいるので……倒さなければ入るのは少し怖いか。
もちろん見つかるよりも早く中に入ってしまえばいいのだろうが、しかし奥の部屋の扉が開かなかった場合は……。

さて、どの部屋から入ろうか?



1→どの部屋に入るか自由記述。
*マップの上から順に左の1~5番目の部屋どれに入るかを指定。
*ちなみに上から1・2番目の部屋のすぐそばはナースがいる。コンマ4以下で入るの失敗する。

2→先にナースをやる
3→犬型を倒す。ふくらはぎ
4→自由記述

>>488

2

>>488



……後から襲われては困るか、先にナースを倒しておこう。
全く動かないナース達を見て、哀れむ気持ちがないわけではない。
だが、俺もまたこんなところで死ぬわけにはいかないのだ。
だからこそ、多少面倒でもこのナース達は倒しておかなければ。
至近距離だ、仕損じる事はない。
さらに言えば、相手はどちらもマネキンのごとく動かない……。

がんっ、がんっ!

かしゃかしゃ、ぶん

がんっ!


まず一体。それからもう一体。
どの敵も動かないのなら簡単なのだが……そういうわけにもいかないのだろう。
どちらもあっけなく倒せた。
なんだか、俺はここに来てパイプを拾ってから接近戦ばかりやっているように思えるな……。

犬型は……まだ動かないな?
ラジオが鳴り止まないのだけがいやらしいが、仕方がないか。
犬型がこちらに来たら面倒だ。
いずれは倒さねばならんだろうが、しかし今ではない。



1→どの部屋に入るか自由記述
*マップ2階の左半分の部屋、上から順に1~5番目の部屋どれかで。
2→ついでなので犬も倒す
3→ライトをつける
4→自由記述

>>492

3して周囲をよく見回す

>>492
>>491


ナースの遺体を見るのはあまり好みではないが、このまま暗い中を歩くのも恐ろしい。
……ライトをつけた。

かちっ


……壁が汚い……。
汚れていない箇所がないのではないかと思えるほど汚い。
どす黒い、血なのかなんなのかももうわからないような液体の跡が大量にある。
指でこすったような跡にも見えて来た……。
ナースがやった?いやどうだろうか。それとも俺以外にもここに人がいる、とか?

わからん。
何一つ分からん。

床は汚いのに加えて、ナース達の体液でさらに汚してしまった。
はぁ……俺の服が汚れない選択肢はもうなさそうだ。
鉄板まみれの世界の一番突き当たりに、ついでのアイテムを見つけた。


*武器
【ハンドガンの弾】を6発分見つけました。


『……ガ……ゥ、ビャ……ルルル……』


……おっと。
ようやく犬型がジャーキーを食べ終わり、徘徊を再開したようだ。
だが廊下にはナースの腐臭が増えており、犬型は困惑している……。




1→どの部屋に入るか自由記述
*マップ2階の左半分の部屋、上から順に1~5番目の部屋どれかで。
2→ついでなので犬も倒す
3→アイテム確認
4→自由記述

>>494

2

>>494



『ルル……ドコ……サビシイサビシイ……』


うろうろとしている犬型。
目は見えていない。だからか、ライトの明かりに反応してこちらに近寄ってくる事はない。
先程の個体と一緒で、やはり身体中がボロボロになってしまっている。
一体誰がこんな事をしたのだろうか?
それともこの犬型が生まれた時から、体には傷があるのか?
謎がまだまだ多い。誰かと話を出来ればいいのだが、こんな場所で見つかる人間などろくなやつじゃなさそうだ。

すまん、犬型。
だがまた捕まるのも困るのでな。
さようならを言わせてもらおう。


───ごしゃっ


……ザ…………


そしてラジオが沈黙し、ここで生きているのはもう俺だけになった。
敵はいない。もうこの見えるところにはどこにもいない。
あとはこのそれぞれの部屋に何もいない事を祈るだけだ。




1→どの部屋に入るか自由記述
*マップ2階の左半分の部屋、上から順に1~5番目の部屋どれかで。
2→アイテムを確認
3→どこかを調べる
4→自由記述

>>498

1
1番目

>>496

>>498
>>496


……一番最奥地、便宜上【1の部屋】とするが……その部屋の扉を開いた。
鍵などはかかっていない。ここは……なんの部屋だ?


◆アルケミラ病院2階(裏)・1の部屋


ぎいい……


とても古びた扉になってしまっている。
それを開け放つと、もう使われなくなって長い時間をここで過ごしているであろう、薄汚れたベッドが置いてあった。
近くには誰が使うのか分からんが、机も置いてある。その上には箱があり、そして……


『……』にこ

「!?」


部屋のあちこちを順番に見ていって、びくりと震えた。
部屋の中に……そこに……なんと言っていいやら、人?がいる。

大きさはそうだな、一般的な子供……小学生くらいの大きさだろうか。
しかし見た目は全く違う。
グレイ型……典型的な【宇宙人】のそれだ。
肌は全身が肌色で、ギラギラした大粒の瞳が俺を見ている。
唇?みたいな部分が上向きになっている事から、笑顔を作っているのだ……と思われる。
頭からはウサギの耳のような長い器官が2つ、伸びて垂れている。

……ラジオが鳴らない。
そしてこいつは襲いかかってこない……。




1→部屋を調べる(どこを調べたいか書く)
2→箱を調べる
3→宇宙人?を調べる
4→自由記述

>>502

3

>>502



………なんだこいつ。

『……』にこにこ

「お前はなんだ?なぜここにいる?」

『……?』

「目的はなんだ、何がしたいんだ」

『?』きょとーん

全く理解していない……。
なんだこいつ……!
頭の上から生えているウサギの耳のような器官はなんなのかよく分からないが、とにかくこいつに敵意はないらしい。
現に、体のどこにも……牙も爪も、俺を殺そうとするための物が一切ない。

「……お前は……」

『……♩』

「……」

何度でも言ってやる。
なんだこいつ。
腕を伸ばして、そいつを触ってみる。
……ん?冷たいな……、体はひやりとしている。
触られて口角が上がっている……きがする。敵意がないのはいいが、こいつは果たしてなんのためにいるのか不明だ。
目はキラキラと輝いており、大きな水晶玉でも埋まっているように見えるな。
ちなみに触っても特になんのリアクションも起こさない。表面はやはりつやつやしているが。

チャネリングストーンは……ここではないのか?
一応宇宙人に見せてみた。
にこにこと笑っている……。
ここからは【神秘を感じない】……。

ぴこぴこ。頭の耳のようなものが震えている。



1→部屋を調べる
2→箱を調べる
3→宇宙人?をもっと調べる(8以上でくりーちゃーじてん)
4→自由記述

>>507

2

>>507



一旦こいつはいい……頭が痛くなりそうだ。

目を逸らし、今度は古ぼけてすでにその姿の半分を失っている、備え付けの机の上を見る。
その上に、真新しい箱が置いている。
そして箱にはご丁寧にもテンキーが付いている。
テンキー……嫌な予感がする。もしかしてまた謎解きか?おい、勘弁してくれ。
しかも今回のは4桁じゃあなさそうだ、8桁くらい打ち込めるようになっている。

くいくい

「……なんだ」

『……』にっこにっこにー

「……」

宇宙人が何かを渡してきた。
日本語で書かれたメモだ……つまりこの謎を出しているのも日本人なのか?
なんだこれは……もうどこから突っ込んでいけばいい?


*メモ
【大好きな味】を手に入れた。
→「わたしの大好きなグミの味」
→「いちご、メロンにレモンにばなな、それからももにマンゴー」
→「小泉おねぇと半分こして食べよう。でも一番は譲れないから、点々付いてるやつはわたしが食べるよ。全部いっぺんに」と書かれている。


……どういう意味だ……?



1→謎解きする
(正解の数字を併記)
2→ヒントを見る
3→自由記述

>>512

あ、しまった多分これじゃないや
安価だったら下

小泉真昼の事を考えてのヒント

>>512
>>513


……【小泉おねぇ】……俺が知っている小泉はひとり、恐らく【小泉真昼】の事だろう。
【超高校級の写真家】と言われる才能を持っている。

……ん?【小泉真昼】……?

澪田も確か【マヒルちゃん】と言う名前を出していたような気がしたな。
澪田も小泉と関係があるのだろうか?
そもそも、それが何か関係あるのだろうか?
いや、この謎解きには関係がなさそうだな……。


『……』とんとん

「なんだ、邪魔をするな……」

『……?』だべ?


宇宙人は、幾つかの単語を指さしている。
点々が付いている単語か?
いちごとばななとマンゴー……なるほどな。
だが本当にそれが正解か?

漢字に直してみるか?
苺……甜瓜……檸檬……甘蕉……桃……檬果……
いや、それが数字に関係しているとは思えない……。

やはり数字に直すのだろうか、いやそうだな、……そうしなければテンキーに打ち込めない。
……全部いっぺんに……?




1→謎解きする(答え併記)
2→さらにヒント
3→自由記述

>>517

いちごばななまんご→いち ご ば ななまんご
15870005じゃね?
一応安価下

んじゃあ2

>>517
>>518



全部……いっぺんに……。

【全部いっぺんに】テンキーに打ち込めと言う指示なのだろう。
それはわかる。
分かるが……。

いちご……ばなな……マンゴー……

点々がある味のものを……全部いっぺんにテンキーに打ち込む……のか。
ん?どれもが数字に変えられそうだな。
全て数字に直してみるか?

15…877…
……マンゴーはなんだ?

いちご……ばなな、マンゴー……

いちごばななまんごー……




もうヒントは出たぞ!
さあ!答えをどうぞ!
>>521

8桁らしいので

15870005で

>>521


いちご、ばなな、まんごー……

……そうか!
1587710005……?



「いや、待てよ」

『?』

「違う……それだと8桁にはならない」

『??』


【いちごばななまんごー】

これを【そっくりそのまま数字にすれば】いいんだ……!
そうすると答えは───

いちご ばなな まんごー
こう切るから分からなくなるんだ。

いちごばななまんごー

いちご ば ななまんごー
【15】【8】【70005】


「答えは……【15870005】……!!」


かちっ!


「当たった!?」

『……!』ぱちぱちー


*貴重品アイテム
【ルビー】を手に入れた。
→赤くて綺麗。


「……石?」




1→部屋を調べる
2→石を調べる
3→ベッドを調べる
4→宇宙人を調べる
5→自由記述

>>526

*あと、そこの占い師は鳥葬です。

2

>>526


「……これは……」

ルビー、か。
その語源はラテン語の「赤」を意味する【ルベウス】。
特徴としては、ダイアモンドの次と言われる硬度を持っている事か。そして赤の変色もまた特徴。
ミャンマー産のものは【ピジョン・ブラッド】とも呼ばれ、最高級のルビーが取れるんだったな。

で、そのルビーがなぜこんなところに?
どんなものか確認するが、綺麗な丸の形に加工されている。
その表面には傷ひとつない。
まさかとは思うが……どこかで使うのだろうか。

もしどこかで使うのならば、きっとこの他にも同じようなアイテムがあるはずだな。
面倒だが探すほかがないと言うわけか……やれやれ……。

部屋の中には他に変なものもないし、ここを調べる必要はもうなさそうに思える。
部屋を出ようとすると……なぜか宇宙人も一緒についてくる。
おい、なぜお前がついてくる?
ぴこぴこ。
耳の部分?を跳ねさせて嬉しそうに笑っている。
……どうしたものか……。




1→他の部屋に行く
*今いるところ……>>485のマップ2階の一番左上を1の部屋として、順に2~5の部屋どれかを指定

2→部屋をとりあえず調べる
3→宇宙人を調べる
4→宇宙人を鉄パイプで殴る
5→自由記述

>>531

3

>>531



「なぜ着いてくる」

『……』ぴこぴこ

「俺の邪魔をするつもりなのか?」

『……♩』

「ちっ……!」


俺は鉄パイプでそいつの頭を殴った。


がぎん、

と言う金属音がした。やはり体は金属なのか……?
しかし、そんな一撃で倒れるほど弱くはないみたいだ。
先ほど殴った部分は衝撃で凹んでおり、やや痛々しく見える。
殴られた宇宙人は困った様子で(主観だが)項垂れており、その大きい目からは今にも涙を流しそうである。


『……、……??』


口元から、緑色の血を流している……。
それなりの衝撃を受けたようだ。
かなり困惑しているようで、おろおろしながら俺の方を見つめている。
なぜ自分が殴られたか分かっていないようにも思える。

「なんなんだ……お前、本当になんなんだ……?」




1→宇宙人をすごく頑張って調べる
*7以上でくりーちゃーじてん。また、十神にも宇宙からの電波が届いて知識を得る。

2→宇宙人を殴って殺す
3→宇宙人にハンドガンを使って殺す
4→諦めて一緒に移動する(どの部屋に移動するか併記)
5→話しかけてみる
6→自由記述

>>535

1

>>535

6でした

*ちなみに今まで隠してましたが、ここまでの言動で十神君の隠しステータスが変動しています
*現状、内部ステ的に十神君は【冷静沈着、グロ耐性がありやや暴力的】です


*とはいえお前安価ミスだろ?と言われたら否定出来ん件
*くりーちゃーじてん出すから許してください!なんでもしますから!

>>535
*と言うわけで何事もなかったかのようにこれを成功にする悪魔のようなミメイソン。




……潤んだ瞳になんだか罪悪感が湧いてきた……。
へこんだ部分を撫でてやったら、耳らしきものがぴこぴこ動いている。
友好的、なのか?こいつは。
改めてその体を調べて見よう。

『~~~~~』

「……なに?何を言っている?」

『~~~!~~~!!』

宇宙人の目が怪しく輝く……!
俺の頭の中に、文書がそのまま刻まれていくような感覚に陥る……!


あれこれさいれんとひる くりーちゃーじてん
#3 チャイルドグレイ(幼い宇宙人)

子供のような姿とうさぎ耳のような何かが特徴の宇宙人だゾ☆十神サイヒルの癒し枠になる予定なんだ。多分無理だけど。
その体型は本当に小さな子供。力もなく、戦うような意思も全くないんだ。殴ったら簡単に死ぬよ!
身体中、全身が灰色になっているよ。多分だけど金属で出来てるんじゃないかな?体のメカニズムは不明だね。
触るとわりと冷たいよ!

ちなみに別のクリーチャーに襲われて死んだりもするけど、別にそれでステータス変動が起きたりはしないから安心してくれ!



【サイレントヒルの宇宙人】を盲信する【葉隠康比呂】の【友好的な宇宙人のイメージ】に、
【自分を隠して振舞っている】と言う意識を持っていた【西園寺日寄子】の感情が入り込んで生まれたクリーチャー。
なぜ葉隠のイメージに西園寺の感情が入り混じったかは不明。
恐らく、西園寺が自分の体型にコンプレックスを抱えている事が原因と思われる。
戦闘能力がないのは、そのイメージ元が【友好的な宇宙人】から来ているからである。ちなみに人懐っこいのもそこから。




*システム
【くりーちゃーじてん】が解放されました。
→アイテム確認などのメニューから【くりーちゃーじてん】を選ぶと、現状の十神が抱いているイメージを確認出来ます。



「お前、は……【本物の宇宙人】ではない……の、か……?」

『……』ぴこぴこ

「……サイレントヒル、……なんなんだ……一体……?」


頭の中に刻まれたのは、

こいつが本当の宇宙人ではないと言う事……
霧の中から現れたと言う事……
そして、敵意がないと言う事だ……


「……とにかく、殴って済まなかった。だが……ここから先、一緒にくるのは危険だぞ」

『……?』ぴこぴこ


……宇宙人はまだ着いてこようとしている。




1→他の部屋に行く
*今いるところ……>>485のマップ2階の一番左上を1の部屋として、順に2~5の部屋どれかを指定

2→部屋を調べる
3→宇宙人に話してみる
4→メニュー(アイテム/辞典)
5→自由記述

>>547

>>543

間違い
#3

ただしい
#4

安価来てないけど今日はここまでじゃよ
今日は安価ミスしてごめんじゃよ
おやすみなさい

3 お前は俺の話が分かるのか?分かるなら右手を挙げろ

宇宙人に栄養ドリンクを飲ませる

乙!

ところで>>1って腐川でクロックタワー書いてた人?

こちらこそなんか皮肉っぽい言動になってしまってすみませんでした。
乙でした。

>>550
そうだよ。ダンロンSS最大手と言っても過言ではないダベミを知らん人がまだいたとは

はぺし。
*昨日の「なぜ殴ったし」と言われた瞬間のミメイソン
http://i.imgur.com/lHxDz7q.jpg

>>550
そうだよ。クロックタワーとか妖怪ウォッチとかもやってた、現行スレがどっちもクロスな……私だよ。

>>551
うんにゃ!

>>553
最大手←言い過ぎ
なんか無駄に長い事色んなSS書いちゃった暇人←悲しいけどこれが事実

>>547


『……』うるうる

「血が出てるな……」

完全にやりすぎた……。
なぜ俺はそんな事を……、頭もへこんでいるし。

「ちっ、仕方がない……これでも飲め」

『……?』

「早くしろ。お前みたいな得体の知れん者に情をかけるのは、珍しいぞ」


先程拾った栄養ドリンクだ。
これを飲めば僅かにだが体力を回復出来るだろう。
ただし、これはこの訳のわからない世界で拾ったものなので、効くかどうかは分からんが。

『……、……?』ぴこぴこ

「………」

『……?』

「………ああもう」


かしゅっ


「飲め」

『……!』

ビンの蓋を開けてやると、それを受け取りごくりと飲み干した。
牛乳を飲むみたいに一気飲みして、ぱあっと明るい顔(?)をしている。
よく見るとへこんだ部分がいつのまにか戻っている。……回復した……んだよな?




1→他の部屋に行く
*今いるところ……>>485のマップ2階の一番左上を1の部屋として、順に2~5の部屋どれかを指定

2→部屋を調べる
3→宇宙人に話してみる
4→メニュー(アイテム/辞典)
5→自由記述

>>561

>>546

>>561
>>546


「お前は俺の話が分かるのか?」

『……』ぴこぴこ

「………分かるなら右手を上げろ」

『……?』ぴこぴこ

耳のような何かをぴこぴこしながら考えている……(ようにみえる)。

「右手だ、こちらの手を上げるんだ。こう」

『♩』

宇宙人から見て右手(つまり俺の左手)を上げてみる。
するとそれに反応して自分の手を上げた。
……。
先程の文字をとんとん叩いた仕草から、俺の言葉が分からないとは思えないが……。
………。
【聞く耳持たず】ってやつか?
日本語は読めるようだし………な。
ちなみに英語は読めないらしい。

つまり、意思疎通は取れるが【言葉でのコミニュケーションは出来ない】。
ボディランゲージでなんとかしろと?
手話でもいいが……こいつに手話を理解する力があるかは不明だ。



1→他の部屋に行く
*今いるところ……>>485のマップ2階の一番左上を1の部屋として、順に2~5の部屋どれかを指定

2→部屋を調べる
3→宇宙人に話してみる
4→メニュー(アイテム/辞典)
5→自由記述

>>565

2

>>565



改めて部屋を見回す。
それにしても汚い。

謎を解かれてしまった箱はぽっかりと空いており、その役目を終えてしまっている。
ルビーが中に入っていたが、箱それ自体もそんなには大きくない。
しかし誰がこんないたずらを思いつくのだろうか。
日本語で問題を出す、と言う事は【犯人は日本人】なのだろうか?

軋むスプリングと錆が印象的な入院患者用の粗末なベッドは、もうあられもない姿に変わってしまっている。
敷き布団は穴だらけでボロボロ、掛け布団も朽ち果てて一部が赤く変色している。
清潔感の欠片もない……こんな場所に入院などごめんだ。
そばになにか、【携帯ゲーム機】のような何かが置いてあるが、それもカビか何かが生えて汚くなっている。触りたくない。

なによりこの部屋自体が、窓もなく全てが鉄に置き換えられている。
誰がつけたのか、血の跡がところどころ残っている。
壁が一部へこんでいる?……入院患者が暴れたとか?

なんにせよこれ以上特筆すべき点はない。



1→他の部屋に行く
*今いるところ……>>485のマップ2階の一番左上を1の部屋として、順に2~5の部屋どれかを指定

2→部屋をさらに調べる
3→宇宙人に話してみる
4→メニュー(アイテム/辞典)
5→自由記述

>>571

1
2番目

宇宙人をなでなでしながら3

>>571



「おい………」

『!』

「………」

撫でてみた。
体はひんやりと冷たい……。
思いの外つやつやしている。

こいつは……【宇宙人をモチーフ】にしているらしい。
さっきこいつから得た情報だと、突然霧から現れたようだが……。
霧が何か作用した?ではどんな、誰に、どうして、いつ頃……?
謎が深まるばかりじゃないか。

なでなで。

『♩』

「お前はどこから来た?何者なんだ?」

『♩』

「どうしてここへ来た、どうやって……」

『~~~♩』

「………はあ」

紙とペンがあればともかく、言葉でのコミニュケーションはやはり不可能か……。



1→他の部屋に行く
*今いるところ……>>485のマップ2階の一番左上を1の部屋として、順に2~5の部屋どれかを指定

2→部屋を調べる
3→宇宙人になにか見せてみる
4→メニュー(アイテム/辞典)
5→自由記述

>>575

>>570

>>575
>>570



この部屋の探索はもうやめ、次の部屋に行く事にする。
扉を開いて廊下に出ると、そこでは相変わらずナースと犬型が死んでいた。

『……!!』

……宇宙人がビクついている……。
本当に戦闘能力も意欲もないようだ。
目が大きく潤んだようにも見える。

「ふん……死体がなんだと言うんだ?死体に殺されるのか?」

『……』

「お前……本当に着いてくるのか……」

『……』

仕方がないか……。


◆アルケミラ病院(裏)・2番目の部屋


がちゃ


………今度は何もいない。
ここも同じく入院患者用の部屋だったようで、ベッドと机がある。どちらも汚くなっており、あまり触りたくはない。
床になにか落ちているように見えるが、あれはなんだろうか?
壁に薄汚れた金属バットがかけてある。なぜだ。

そして……はぁ、また箱だ………。




1→床を調べる
2→金属バットを調べる
3→箱を調べる
4→自由記述
>>579

次は多分夜じゃよ

さっきのゲーム機を取りに行く

3

はぺし。

>>579


嫌々ながらも、この謎を解かなければならない事はなんとなく分かっていたので……ため息を吐きながらも箱を手に取る。
………。
………おい、聞いてないぞ。
今度はアルファベットでロックがかかっている……!?

こんなものどうしろって言うんだ、数字じゃないのに何パターンも試す時間はない!

くいくい

「………どうした、今度は」

『!』

宇宙人が紙を手渡してくる。
ご丁寧な日本語ばかりで頭が下がるよ。
そしてその紙には、【モノクマ】とか言った江ノ島の落書きとともにこんなクイズがあった。


*メモ
【あるなしクイズ】を手に入れた。
→「うぷぷ!頭の体操だよ!あるなしクイズの答えが、鍵の答えそのものだからね!」

効果にあって、効能にない
至近にあって、接近にない
あなたにあって、わたしにない
けんじゃにあって、ゆうしゃにない

→「わっかるっかなー、わっかんねぇだろうなぁー?」
→「ヒントは【変換】だよ!うぷぷ!」




1→箱のロックを外す
(答え併記。英語)

2→ヒントを見る
3→宇宙人に見せる
4→自由記述

>>584

3

>>584



「………分かるか?」

その紙を宇宙人に見せる。

『……?』

『……』ぴこぴこ

『……』

『………………』


紙を見たまま固まった……。
相当悩んでいるらしい。耳も動かなくなった。


「…おい」

『………………』

「……考え込んでいるのか?それにしても……」


ずいぶん手の込んだいたずらだ。
本当に。本当に……な。
なぜこんなもの解かなければならないんだ、俺は?


『……!』

不意に宇宙人が、紙を指でこすった……。
じりじり、と紙から煙が出る!?
……なに?


「……さいにあって、かばにない?……おい、問題文を増やしてどうする」

『♩』

「喜んでいる場合かお前!ああ、くそ……」


 ある        ない
 効果        効能
 至近        接近
あなた        わたし
けんじゃ       ゆうしゃ
 さい        かば

*ヒントは【変換】



1→謎解きする
(答えの英語を併記)

2→ヒントを見る
3→自由記述

>>588

3
ローマ字変換の資料と英語変換の資料を作る。

>>588
>>587



………どうだろう、これを変換する?
まずは定番のローマ字でやってみようか。

kouka        kounou
shikin        sekkin
anata        watashi
kenja         yuusha
sai          kaba

ローマ字では……うーん、何かの規則性は見られない。
使われている文字もだいたい同じのようだし……これは違うのかもしれないな。

では英語に直してみるか?


effect       (an) effect
very near      approach
you         I
wise man      hero
rhinoceros     hippopotamus


………規則性が………。

………そう言えば、
「けんじゃ」と「ゆうしゃ」はなぜひらがななんだ?


箱を見る。アルファベットは5文字ほど……だろうか?



1→謎解きする
(答えの英単語併記)

2→ヒントを見る
3→自由記述

>>593

2

>>593


「けんじゃ」と「ゆうしゃ」……。

……なぜわざわざひらがなにする?漢字に変えてみるか……。

賢者と勇者…だな。

………。
………ん?

なぜ俺は今、漢字に変換した?
この単語に、【別な書き方がある】と知っていたからか。
ひらがなではなく【漢字で書ける】と。

……変換……【ヒントは変換】………?
他の単語も、いかにもなにもなさそうだが変換出来るのか?

つまり……あるの方になにかの規則性があると言う事だ。そしてその規則性こそが答えになると言う事か。




1→謎解きする
2→ヒントをさらに見る
3→自由記述

>>597

 ▎

 ▌             ▲
 ▉           ▐▓▋
 ■          ▊▓ ▊
  █          █ ▓▍█
 ◥█         █▌▓▓ █▍
  █        ▓█ ▓▓▌█▋
  ◥█       █▓▌▓▓█ ██
   █      ██▓ ▓▓█▌██▍
  ◥█    ▅███▌▓▓▓█ ███▅
    █ ◢◤▀▓██▌▓▓▓▓▌██▍█▅
   ◥█ ▌ ▐▓██ ▓▓▓▓▓ █▊▐▓▋
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      ◥█ █▄  ▍ ▓▓▂  ▎ 〓▼▀
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       █▂   ▃█▓▓▓▅〓▃〓▅■
     ▅█〓▄〓▅█▀▀▀▀██▆▅▃▅█

      ▀█▇▆▇▀      ▀███▀
       ■▓▉         ███
        █▓█▎         ██▉
       ▐▓█▋           ██▊
        ▓██            ██▋
        ▅██▉          ▀███▆
      ▀█▀

硬貨
資金
貴方
賢者


貝=shellってこと?

>>597


……他の単語に変換出来るのか、あるの漢字は……。
別の書き方が……ある?
効果……こうか?しきん……あなた……さい……

あなた……漢字だと貴方……か。
……ん?

賢者……貴方……


「………そうか」


やっと分かった。
【別な単語に変換しろ】と言う意味だったのか。
その上で共通点がある単語に変える。
つまり、こうだ。

硬貨、資金、貴方、賢者、賽。

この漢字全てに共通するのは───【貝】。
それを英語に直して5文字!

答えは【shell】!


かちっ

「!」

『♩』ぱちぱち

………開いた!


*貴重品アイテム
【サファイア】を手に入れた。
→めっちゃ綺麗な宝石。これも丸い


手こずらせやがって、ちくしょう。



1→部屋を調べる
2→宝石を調べる
3→金属バットを持つ
4→宇宙人と話す(?)
5→自由記述

>>600

2

>>600



これは……【サファイア】だな。
「ダイアモンドに次ぐ硬度を持つ、赤色以外の宝石」を指す名称だ。赤ならルビーだからな。
コランダムの変種で、昔は青色の顔料の素材として使われていたんだったな。
カシミール産のものはコーンフラワーブルーと呼ばれ、とても価値が高い。

これも先のルビーのように丸く加工されており、その表面には全く傷がない。
やっぱりこいつらは集めて別な場所に使うんだろうな……はぁ、面倒だ。

しかし、ルビー・サファイア……?
ここでポケットなファンタジーでも始めるつもりか?

宇宙人はサファイアを不思議そうに見つめている。
時折嬉しそうな様子で口角を上げているようだ。
ほう……どうやらこいつにもサファイアの価値が分かるようで、まじまじと見つめては耳を動かしている。




1→部屋を調べる
2→金属バットを調べる
3→別の部屋に行く
(現在は>>485のマップで左上から2番目の部屋。行っていないのは3・4・5の部屋)
4→自由記述

>>605

2

>>605



壁に金属バットがある。ずいぶん汚れているようだ。
グリップ部分はかなりの時間が経過しているせいか既によれており、劣化も激しくあまり激しく振ると手からすっぽ抜けてしまいそうに感じた。
肝心の打撃面だが、そこも8割が赤錆と……なにかよく分からん液体に表面を奪われていた。
がさがさしているし、何よりなんだこれは?
ナースか何かを叩いたのだろうか。ところどころへこんでいるほか、表面にも傷がある。
なにかのステッカーのようなものが貼られていたようだが、それもまた謎の液体で読めなくなってしまっている。
……なぜだろうか、俺はこれをどこかで見た事がある気がする。どこだかまではさすがに記憶に当たらないのだが。

まだ使えない事もないのかもしれないが、なんとなく……持って行くのはためらわれる。
リーチが違いすぎるのだ。鉄パイプの方が長さがあるように感じる。

よくこの部屋を見れば、部屋の壁にも打撃痕がいくつか見られる。
硬いもので殴ったような……もしかするとこの金属バットが付けた傷?
では誰がバットを握っていたのだろうか。
今では推測する他ないか。
あとは、その張本人が今でも生きている人間である事を祈るだけだ。




1→部屋を調べる
2→鉄パイプと金属バットを交換する
3→別の部屋に行く
4→自由記述

>>609

1

>>609


部屋はどこもかしこも汚い。
とにかく、それしか言えないほどに汚い。
しかも何かしら使えそうなアイテムすらない。
何て事だ……時間の無駄になるかもしれんな、苛立つ。
しかし、これから先に使えそうな情報がどうしても欲しい、部屋を見ておこう。

先ほど見たばかりだがやはり壁はどこかしらが打撃痕が残っており、へこんでいる。
そして人間の体液とは思えないものが、一部へばりついている。
だが、肝心のそいつの死体がない。誰かが意図的にどこかにやったのだろうか?
そのほか、壁には争いの痕跡がありありと残っている。
俺以外にも襲われた人間がいたと考えても問題はないだろう。

金属バットの消耗具合から考えても相当大きな争いだったはずだ。
では、いつそんな事が起きたのか?

澪田が言っていた時間の流れが、俺の記憶と相違する事が引っかかる。
俺はまだ1日目の夜、つまり飛行機で到着したその日の事だと思っていたが、澪田はそこから1日経過しているような事をほのめかした。
つまり今は2日目の夜だと言う事か?
それなら確かに、ああ……俺が知らない間にここで何かの争いが起きていてもおかしくはないのだが。

ベッドは元からボロボロだったのだろうが、さらにボロボロになっている。
中心あたりから半分に割れてしまっていて、敷布団が汚い地面についてしまっている……。

……もうこの部屋には何もなさそうだ。



1→次の部屋に行く
2→金属バットと鉄パイプを交換する
3→メニュー(アイテム/辞典)
4→自由記述

>>614

>>578

>>614
>>578


……1の部屋で見たゲーム機……。
なぜこんなところにあるのか、意味が分からないアイテムではあった。
なにせ【あまりにも世界観に合っていない】。
本当に気が進まないが、あれに意味があるのかと思い、拾いに行く事にする。

がちゃ

『♩』

「お前はどこまで付いて来るんだ?」

またしても床の死体でびくびく震える宇宙人を連れて先の部屋に。
どこもかしこも暗いし臭いし、赤いし……錆びているし。ああ、嫌になる。
俺が、この十神白夜がなぜこんな場所を歩いているんだ……。

1の部屋に戻ると、やはり変わらない汚い部屋が俺を待ち構えている。
ああ……ちっ。
汚くなっている【ゲーム機】を拾ってみた。
……電源は入らない。そもそもどこが電源ボタンで、どこが何のボタンなのか……全く分からない。
うう……触ると何が悪いのかぬめぬめしている。一刻も早く捨てたい……。


*貴重品アイテム
【携帯ゲーム機】を手に入れた。
→完全にボロボロのゲーム機。電源は入らなさそうに見える。



1→別の部屋に行く
2→ゲーム機を調べる
3→宇宙人にゲーム機を渡す
4→アイテムを確認する
5→自由記述

>>619

3

>>619


「……お前」

『?』

「使うか?」


自分で触っているのが嫌になって、それを宇宙人に向けてみる。
ああ、くそっ。ゲーム機から垂れてくる、錆び付いた水が俺の手に着くじゃないか!
こんなものを置いておくとは、サイレントヒルのセンスを疑う。なんだこれは。衛生にも悪い。
……それを得体の知れない生き物に渡そうとしている俺も俺か。


『……!……!!』


何事か言っている(……言葉にはならない)。
薄汚れたゲーム機を、そいつは嬉しそうに触っている。
俺には考えられんな……。
ゲーム機をしばらく触ってから、顔を上げて俺を見つめてきた。
なんだ、一丁前に感謝の気持ちでも持ったか?
ならいい、俺のために働けばそれでいいんだ。
……次は殴ったりしないから。




1→次の部屋に行く
2→しばらく観察する
3→何かを考える
4→自由記述

>>623

2

>>623


「……好きにしろ」


こんな異質な空間で、やけに楽しそうだ。
思わず緊張の糸がほぐれてくる。そう言えば今まで、ずっと体を緊張させながらここまで来ていたな。
ふぅ、と息を吐いた。
宇宙人はゲーム機を楽しそうに触っているので、しばらくそのまま置いておく事にした。

『……』

『……~〆|%・<<1$』

何か言っている。こいつが喋るのは初めてだな。発声器官がない、と言うわけではなさそうだな。
……だが何を言っているのか、そもそも言葉なのか、それさえも分からない。
地球上に存在している言語なのか?もしくは、創作された何かなのか?
理解が出来ない。
宇宙人はまだ楽しそうな様子でゲーム機を触っている。
耳が時折ぴこんぴこんと跳ねており、かなりの興味を示している(ような有様を俺に見せている)。


「もういいか?次に行くが……」

『……♩』


実に楽しそうだ。新しいおもちゃを買い与えられた子供のような様である。
好奇心は強いらしい。だが、臆病で……ふむ。そのゲーム機の電源が入ればまだ違うのだろうか?
しかし……あらゆるパーツが錆きっているため、直せるかどうか分からん。
そもそも電池を持っていない。
……この世界が元に戻ったら直してやらんこともないぞ。少し辛抱しろ。




1→次の部屋に行く
2→アイテムを確認
3→自由記述

>>627

1
3の部屋

>>627
>>626



次に行こう。
……もしかしたら次にも、また何かあるかもしれない。
何が起きているかはわからんが、とにかくこの異界から逃げるためには、俺は戦い続けなければいけないのだ……。


◆アルケミラ病院(裏)・3の部屋


扉の前に来た時から、ざざ…とラジオがざわつき始めている。おそらく敵が中にいるのだ。
意を決して、扉を開く。


がちゃ


くっちゃくっちゃ

最初に聞こえたのは、そんな咀嚼音。


『ハフハフハフハフハフハフ』

失礼した……と扉を閉めるところだった。あぶない。
完全に敵が目の前にいて、俺は改めて気を引き締める。
犬型が何かを食べているのだ。


目を疑った。

………人だ。

人の死肉を食っている。


今までと同じような病室、ベッドが部屋の一番奥にあり、そこに背を預けるように人が2人。
そのうち片方は特に小さく、小学生にも満たないように見える。
手に……何かを握っている。
………嫌な予感がする。



『ハフハフハフハフハフハフハフハフハフハフハフハフ』


が、ガッ、ザザザザ……ざあああああ……




1→犬型を鉄パイプで倒す
2→犬型を撃つ
3→部屋を出る
4→自由記述

>>631

1

>>631


ガガガガガガガ!


恐ろしく鳴り続けるラジオが耳障りで、仕方がなくて。
犬型の姿も癪にさわる。
とにかくこいつを今すぐ、今すぐなんとかしなければ。
これ以上死肉を漁っているようなら、目も当てられない。

仕損じる事はない。
そこで止まっている犬型の頭にめがけて、全力で鉄パイプを振り抜いた───


ゴガァンッ!

『ァ、グガ……ギャ……』

がんっ、ごんっ!

『グ、グル……グ……ビャ……』


ザザザ……ザ、が……ザ……


ラジオが止まった。
後ろで宇宙人がびくびくと震え上がっているのが分かるが……それを無視して犬型の死体を退ける。

……こいつらは……。




1→死体を調べる
2→部屋を調べる
3→宇宙人をなだめる
4→自由記述

>>635

1

>>635



……俺はこいつらが誰なのか、分からなかった。
これもまた、損傷が激しすぎるのだ。
どちらの姿も、原型をほとんど留めていない。
ただ、着ている服が女物に見える事から……恐らくどちらも女なのだろう、と推測が出来る。

向かって左側の女は、体のあちらこちらに刺し傷が見える。
その痕跡から考えると、かなり大きな刃物で突くように刺したのではないかと考えた。
そのうちの幾つかは肉を裂き、さらに奥に到達して恐らく骨を砕いている。
澪田の時と同じように、左胸からの大きな出血の跡が見える。

そして右側の小さな方も女だ。こちらの死因は……絞殺だろうか。首に跡がある。
それなりに高そうな生地の着物を着ているようだ……しかし今ではその生地も、血と肉と錆にまみれて全く無駄になってしまっている。勿体無い事を。
そして驚くのは、こちらもまた左胸からの大きな傷がある事だ。
左胸は大きく抉られており、そこにあるはずのものがない……ずたずたに裂かれた生地がより痛々しい。

そしてその二人の手は握られいた。
握られた手の様子から、恐怖が尽きるその最後の一瞬まで共に過ごしていたのだろう事が窺える。

重なった両手の間に……光るものが見える。


*貴重品アイテム
【ダイアモンド】を手に入れた。
→高そう



1→部屋を調べる
2→死体を調べる
3→石を調べる
4→自由記述

>>640

3

>>640


これは……【ダイアモンド】だ。
天然で発見される鉱石のなかで最も硬い事で知られている。よく聞くだろう?包丁研ぎにダイアモンドの粉末が入っている、とか。
あれらは工業用のダイアモンドのため、あまり価値はないのだ。
その硬さゆえに、他の鉱石と一緒に運んでいると傷をつけてしまうこともあるそうだ。
そして……そう言えばこれもまた、今までの宝石と同じく、丸く綺麗に加工されている。
ダイアモンドの加工と言えば一般的には【ブリリアントカット】と呼ばれるものが好まれるものだが。

これもまたどこかで使うのだろうか?
それにしてもダイアモンド?
……なんだかどこかで見た事がある並びである。
どこで見たのか?今すぐに思い出せないのがなんともしがたいな。

部屋が、そしてこの空間があまり明るくないので、胸元のライトで照らして眺めてみる。
その輝きはやはり本物のダイアモンドか。
この二人の絆も、またダイアモンドのように硬く強い絆だったのだろうか?
そんな事を考えさせられる。

こいつらを弔う方法……それは、この謎を解き明かして、犯人を取っ捕まえる事。
それしかない、のだ。



1→部屋を調べる
2→次の部屋に行く
3→死体を調べる
4→自由記述

>>644

3

>>644


死体をさらに調べる。

小さい方の女は長髪だったようだな。近くに髪ゴムが落ちているのを見つけたため、普段は髪の毛を縛っていたものと考えられる。
待てよ?俺はこの女を知らないだろうか。
頭の損傷も激しい、それに身体中もボロボロだ。それでも俺はこの女が何者か知っている……!
【西園寺日寄子】。
【超高校級の日本舞踊家】。
澪田が言っていた【日寄子】とは彼女の事を指していたのだ。

ではその隣は?
……先程の謎解きのメモを思い起こす。
あれに関係がない人物がここにいるとは思えない、なぜだか分からないが。
そうすると、もしかしてこちらは……
【小泉真昼】……なのか?
ん?カメラらしきものは身につけていない。
どこかに置いてきたのだろうか。

ふたりともこんな得体の知れない場所で、酷い死に方を……。
………。
なぜこうなったんだ……、澪田も彼女らも……。
一体誰がこんな事をしたんだ?

そして共通している事が一つ。衣服の様子から伺い、そしてしっかりと観察してわかった事だ。
ふたりとも【心臓が抉り取られている】。
確か澪田もそうだったはずだ。
あるべき場所に心臓がない。誰かに取られているのか。
……ただ殺すだけに飽き足らず、心臓をえぐっている?
こんな事をするのは、もう狂人しかありえない……。




1→次の部屋に行く
2→宇宙人をみる
3→アイテム確認・使用
4→部屋を調べる
5→自由記述

>>648

2

>>648


さて俺がそんな恐ろしい死体を見ている間、宇宙人は何をしていたのだろうか?
俺がふと振り返ると、明らかに困惑の表情で硬直していた。
こんな有様をどう受け取ったらいいか、分からないと言わんばかりである。
一歩後ずさりして、右手にゲーム機を持ったままおどおどとしている。

明るくて大きな瞳が、特に西園寺をじっと見つめているようだ。
何か思うところあるのだろうか?
……深くは分からない。


「俺がもっと早く来ていれば、止められたのか?これは」

『……』

「お前にはショッキングかもしれんが、俺だって人間だ。こんな酷いものを見て落ち込まない訳ではない」

『……』ぴくぴく


友好的な、優しい感情を主とするこいつからすれば理解不能なのだろう。
確かにそうかもしれん。
意味が分からない。
こんな事をしなければならない意味が、さっぱり分からない。
サイレントヒルがそうさせるのか?それとも……。


ついでに部屋を見回るが、特にアイテムらしいアイテムもない。
なるほど、このふたりのための部屋だったか、ここは。
……今はただ安らかな眠りを祈るだけだ。




1→次の部屋に行く
2→宇宙人をなでる
3→アイテム確認・使用
4→自由記述

>>651

1
4番目

2 撫でよう

安価把握じゃよ
明日にはいいとこまでいけるかもしれんのじゃよ、わしも気を引き締めるんじゃよ
またあした

00ボーナスで誰か生き返らせますかGM

はぺし。

宇宙人は癒しです。チャイルドグレイちゃんきゃわわ、と可愛がってください。内部ステータスも変動しています。
少なくとも病院ステージはこのまま帯同予定です。クリーチャーにやられなければ。

>>658
生徒は無意味に殺したり死んで登場させてるわけではないですので、無理です。
「誰々を(ゴースト扱いで)出して欲しい」なら可能かもしれません。とは言え誰が死んでるか、十神視点じゃ分からないかも……。

>>651


『……~~……』

「……」

長い耳のようなものをぴくぴくしながら、宇宙人は怯えている。
もしも涙腺があるのなら、今にも大粒の涙が目からこぼれ落ちそうだ。
おろおろとしながら、どうしたらいいのか分からず死体や犬型から視線を外し、俺を見ている。

『……、………』

ぽんっ

「安心しろ」

『……?』

「お前の事は大体分かった。こんな怖いところにいて大変だろうが……」

「俺とともにここを出られるように、考えてやらん事もない。だから気をつけて付いて来い」

頭に手を置き、撫ででやる。
すでに亡骸には背を向け、宇宙人の方へと体を向けていた。
宇宙人の視界に彼女らの姿が入らないよう気をつけながら、頭を撫でる……。

『!……、………』

「問題はない、必ずここから出してやる……十神の名にかけてな」

言葉は伝わらないはずだが、撫ででやる事に意味がある。
宇宙人はやや落ち着いたのか、今や嬉しそうに俺の手の感触を受け入れている(ように思えた)。
……いつまでもこうしているわけにはいかないが、しかしこいつの事も心配だし……隣の部屋にまた敵がいたらどうしたらいいものか……。
せめてこいつと意思疎通出来ればいいのだが、方法は分からない。
……今は進むべきか?



1→次の部屋に行く
2→なでなで
3→メニュー(アイテム/辞典)
4→自由記述

>>662

>>650

>>662
>>650


この部屋で出来る事はもうないようだ。
さっさと次に行ってしまおう。
……でなければ安息はやってこない。
と言って、この街から出られるのがいつになるかは定かではないが。


◆アルケミラ病院(裏)・4の部屋


何の事はない、ただの病室だ。
部屋の荒れ具合は今までの部屋と同様で、ひどい有様になっている。
だがここには死体も謎解きもない。

机の上に、何か置いてある。
【コップ】か?中身がどうなっているかは、ここからでは窺い知れない。
だがあまりいいものは入っていなさそうだ。
絶対に腐敗した水か何かが入っているのだろうしな……気がひける。
ベッドは、他の部屋に比べればまだ綺麗な方か。それでも何かの血の跡がべっとりと付けられており、背筋に嫌な汗を掻く。

一緒に置いてあるのは……?


*回復アイテム
【応急キット】を手に入れた。
→体力を中程度回復する。


使えない事もなさそうなので一緒に持って行こう。
何かと物入りなようで、この世界は困る。



1→コップを調べる
2→部屋を見回る
3→別な部屋に行く
4→自由記述

>>665

2

三角様について誰も触れてないww

>>665



部屋を見回してみる。
まずは机だが、その表面には埃が溜まっていた。随分長い間使われていないように見える。
コップは銀メッキがされていたのだろうか、しかしそれは剥がれていまやボロボロである。
中には……半分ほど、水が溜まっていた。その水は……う、なんだかどろどろしている。
ん?何かが中で光ったような……おい、まさかここに何かあるのか?
謎解きの箱はないようだ、つまりここには謎はない。

一方ベッドは、清潔感こそないが今までの中では一番綺麗だ。
そのシーツに、人型の血痕さえなければ少しはマシだったかもしれない。
床には空になったビンがいくつも落ちている。
錠剤らしきものもあったが、床にへばりついており取れない。と言うか取りたくない。

壁や天井を見てみる。
改めて、どうやったらこうもボロボロに腐食するのだろうか?
どこもかしこも錆びだらけだ、触るのは極めてためらわれる。
壁に何かをぶつけた跡などは見られない。

………。



1→コップを調べよう
2→部屋を調べる
3→考える(なにについて?
4→アイテム
5→自由記述

>>670

1

>>666
▲<………。

>>670


あまり触りたくないが、このコップの中に何かがある事は間違いない。
仕方がない……中身を出してみよう……。
どうせもう誰も使わないからいいだろう。
俺はコップを掴むと、それの中身を一気にベッドにぶちまけた。
中にある何かがどこかに滑っていっては困るからだ。

ばじゃぁっ

……う……。
どうやったらここまで汚れるのが分からない、と言うしかない水の色だ。
それはシーツを汚し、血に軽く混じり、少しだけ床にこぼれ落ちる。
そして……、その後に硬いものが落ちてくる。
ビショビショになったシーツの上に、紫の怪しげな光を保ちながらそいつは現れた。


*貴重品アイテム
【アメシスト】を手に入れた。
→むらさきいろ。


………またしても、またしても丸い宝石だ。




1→部屋を調べる
2→宝石を調べる
3→どこかに行く
4→自由記述

>>674

2

>>674



これは【アメシスト】か。
簡単に言えば、紫水晶の事だ。
ブラジルやスリランカ、マダガスカル産が知られる。日本でも鳥取や宮城で算出されている。
語源はギリシャ語の「アメシストス」だとか。
実際、ギリシャ神話においてアメシストは、酒の神【バッカス】の杯の一番底にあったとも言われている、とかいないとか。

………これで宝石は4つだな。
ルビー、サファイア、ダイアモンド、アメシスト……。
………どれも日本ではよく装飾用で取り扱われる事が多い石だ。

ちなみに宇宙人にアメシストを見せたら首を傾げていた。
こいつからすれば、天然の紫色は珍しいのかもしれない。
俺からすれば、お前の存在が珍しいんだが。

残念ながら、この部屋にはもうめぼしいところはない。
先に進んでしまってもいいかもしれんな。




1→次の部屋に行く
2→宇宙人をみる
3→何かを考える
4→自由記述

>>678
次は夜じゃよ

1 5の部屋

はぺし。遅くなったけど、プレイヤーさんおるけー?

>>678
>>677


この部屋にももはや用はない。
となると、一番最初に開けたプレートのかかっている扉の中を確認するのが最後になったか。
ふう、と溜息を吐いてから俺は廊下へと出て行く。
相変わらずの赤と鈍色に包まれた世界で、だんだんと感覚が殺されていくような錯覚を覚えた。
世界が元に戻る気配は、今のところ……ない。


◆アルケミラ病院(裏)・5の部屋


ぎぎぃ……


最後に入ったそこは、さらに異質な部屋だった。
どうやら……そうだな、【処置室】と言うのが正しいのだろうか?
部屋の奥にはストレッチャーが一台。
そして中央には、誰が開けたのか理解不能な程の大穴が、頭上のライトに照らされて輝いていた。
そして下を覗けば、そこには足場になりそうな棚が見えている。
ここから下へ行けそうな気がする。

部屋の中は中央以外が全く持って暗すぎた。
むしろ中央が明るすぎるのだ。
メスやら何やら、ここで何をしたのか分からんがいずれもまっ黒く変色している。



1→下に行く
2→部屋を調べる
3→考える
4→アイテム使用
5→自由記述

>>685

ライトで穴の中を照らす

宇宙人の力で西園寺か葉隠れと交信してみる

>>685



『♩』

「……おい」


こんな異常事態に、ひとり呑気なやつがいる。
はぁ……振り返って、俺は宇宙人を見た。
そいつははてなを浮かべ、俺の表情を窺っているようだ。


「もしお前が宇宙人なら、誰かと交信でもしてみろ」


どうせ聞こえていないのも分かっている。
分かっているが取り敢えず言ってみた。
気を紛らわしている、と言えばそれだけなのだ。
こんな場所にいつまでもいたら気が狂ってしまいそうだからな。
せめてこのくらいはいいだろう?
だからこそ俺はそいつにそう言った。


『?……??……、……@3×:々5○:℃……』


何かを呟いている。
正直予想外だった。だが、やっぱり何を言っているかは全く見当も付かない。

……UFOの神秘を感じる場所は下にあるような気がした。なんとなくそんな気がした。なんとなくだ。
ちなみに、俺の呼びかけに答えるものは誰もいない。
西園寺も澪田も、宇宙人ですら俺の言葉に正確な反応をしていない……。




1→下に行ってみる
2→部屋を調べる
3→アイテムを使用
4→自由記述

>>689

>>689
>>684



さて、こいつをなんとかしないとな。
俺は部屋のど真ん中に開けられた大穴を覗く。
ライトひとつでは光源が足りないため、より近く見やすい胸元のライトで中をゆっくりと照らしてみる。

そこにはアルケミラ病院の、姿が変わってしまった1階のどこかが広がっていた。

どんな部屋なのかは不明だ。俺が世界が変わる前に立ち入れなかった部屋のように感じる。
しかし、ちょうど穴のすぐそばに大きな本棚のてっぺんが見えるのだ。
ここから足を伸ばせば、そう苦はなく降りられるだろう。
本棚からの着地もそれほど大変ではなさそうだ。
降りるのが簡単だが、登るのは少し大変そうだな。まぁ、無理ではないか。

下の部屋は、俺が目視出来る範囲では全く敵はいない。ラジオも反応しない事から、ここには脅威はないと判断しても良さそうだ。
何かのアイテムがあるかどうかまでは不明だが……。

下の階にも敵がいるのだろうか?
まぁ、とにかく行って見なければなんとも言えないか。
どうせあの宝石、下の階で使えとでも言うのだろう?



状態【良好】
武器【鉄パイプ(微損)/ハンドガン(6)】

1→下に行く
2→部屋を調べる
3→アイテムを使う
4→自由記述

>>694

2

>>694


この部屋に、穴以外におかしなところはないだろうか?

中央に穴、その上を照らすようにライトがある。いわゆる手術台を照らすような大型のライトだ。
光源にはあまり影響はないようだが、例えばアーム部分はすでにかなり錆びており、今にも崩れてしまいそうに見える。
足についたキャスターでころころと移動出来るような形であるが、その肝心のころころ回る部分も恐らく錆びついて動かないだろう。

部屋の壁には様々な薬品の名前がラベルされたビンが所狭しと並べられている。どれもこれも劇薬の名前に変わっているぞ……手術ではまず使わないだろう!
それに……やけに大きなビンの中には、得体の知れない肉塊が浮かんでいた。時折ぴくぴく、と跳ねている。カエルの心臓か?
どれもこれも触らない。触りたくない。
部屋の一番奥にはストレッチャーがある。

また扉がある側の壁に沿って、手術で使うだろう用具がいくつも置いてある。
何本ものメスや注射器、針や糸や……謎の桶?とにかく人体に使うための道具だ。しかしどれもこれも錆びついて使えない。

……部屋の端っこにひとつだけ、使えそうなものが置かれていた。ありがたくもらっていこう。


*回復アイテム
【栄養ドリンク】を手に入れた。




1→下に行く
2→何かを調べる(何を?
3→アイテム確認・使用
4→自由記述

>>698

加速

やってしまった… 1でお願いします

>>698
>>700
*1で


「……ふぅ、降りるか」

『?』

「下に行くぞ」

『……!』


穴のすぐそばまでやってくる。
足場になりそうなものはすぐそこだ。足を少しだけ伸ばし、そしてすぐさま本棚に乗ってみる。
案外頑丈だ。このまま降りられそうだから降りてみるか。
幸いこの部屋の安全は、先ほど俺が確認したばかりだ。よし、行こう。


◆アルケミラ病院1階(裏)・資料室


すたんっ


「……ここ、は」

『~~~~』

「ああ、お前も来い。受け止めてやる」


確か、世界が変わる前には入れなかった部屋のはずだ。
ここは……本棚がたくさんある。

http://i.imgur.com/3qLKry5.jpg
(↑の1階左下の部屋)

とにかくたくさんの本があるようだ。
一体何の本なのだろうか?そもそも……病院に本などこんなに必要なのか?
もしかして本じゃないとか……そんな可能性があるのだろうか。
興味はあるが、しかし全てを見るようなつもりはない。



1→本棚を調べる(コンマ高数値で……
2→部屋を調べる
3→外に出てみる
4→アイテム確認
5→自由記述

>>704

1

>>704
5


この本棚、本当に何もないのか?
少しだけ興味がある。
何か今後に使えそうなものがないかと、暗い部屋でひとり本棚をあれこれ探ってみる……。

……そして分かった事がひとつ。

この本棚にあるのは……とにかく膨大な資料だった。
カルテや処置方法、あるいは患者の記録や一挙手一投足と言った情報や、サイレントヒルの新聞やアルケミラ病院の広告医院長の講演会のお知らせ……。
ありとあらゆる情報を残している【資料室らしい】と言う事だ。
残念なのは、いずれもほとんどが血のようなもので塗れて判別がつかないと言う事だ。

ひらっ

「……ん?これはなんだ?」

不意に、そんな膨大な資料からはみ出した紙を拾い上げる。
そこには、今は使えるかどうかわからない情報が少しだけ記載されている。


*メモ
【あるジャーナリストの記録】を手に入れた。
→「サイレントヒルには【教団】と呼ばれる宗教団体がある。それは、何かの呼称は一切持たず、単に【教団】と呼ばれるようだ」
→「元は現地民があがめていたものだったらしい、けれど今になっては全く別のものとなり暴走している」
→「力を失った神を蘇らせる事を目的としているようだ。教団はふたつの派閥に分かれていて……」ここから先は読めない。




1→部屋を調べる
2→外に出る
3→アイテム確認
4→自由記述

>>708

他に何か見れそうな資料がないか探しながら1

>>706

>>708
>>706


他に何か読めそうなものがあればいいんだが……。
俺はあちらこちらの本棚を調べる事に決める。
しかし……。


『?』

「ちっ……、どれもこれも血で汚れて読めん!」

「いや、むしろ誰かに汚されたとすらなるぞ…どうなってる!」

『?』


ひどい有様だ。
読めそうな資料たる資料のほとんどが真っ赤に塗り固められていて、使い物にならない。
ただでさえカルテもろもろは栄子で書かれていると言うのに、その筆跡も分からなくなるほどの汚さだ。
一体なにが起きたらこうなるんだ!
まるで誰かに読まれたくないとでも言わんばかりの状態に、思わず頭が痛くなる……。

ならば他に使えるものはないかと探すが、


*回復アイテム
【栄養ドリンク】を手に入れた。


こんなものしか見当たらない。
使えるのなら仕方ないか、これは持っていく事にする。飲むかどうかは別として、あるに越した事はないだろう。
この部屋は本当に何もないのだろうか?



1→部屋を出る
2→部屋を調べる
3→アイテム確認
4→自由記述

>>712

今日は短いけどここまでじゃよ
いよいよ明日はボス行けたら……いいな……と思っておるよ
またあした

2

乙。回復アイテムも銃も温存してきたし、
サクッと倒せるといいな


金属バット回収し忘れたな
もう2階にはもどれないのかな

はぺし。

>>709
栄子って誰だよ……
栄子→英語の誤記っぽいです。すまんの

>>714
戻るのは多少大変だけど戻れない事も無いようじゃよ。

>>712



より慎重に部屋を調べてみるように心がける。
本棚におかしなところはないか?
床に、壁に、何か今後使えそうな情報はないか?

しかし、あれこれ探してみたがいずれもハズレであった。

部屋のどこかが壊されているわけでもないのに、本棚の中の資料はどれもこれもぐちゃぐちゃで読めない。
この部屋で探せる情報が極端に少ない事から、何かを誰かが隠そうとしている事を推測する。
それでも教団、なるものの情報だけが残ったのは、その教団が今回の事件に強く関わりを持っているからじゃないのか?
とは言えいずれも予測の範疇を出る事は今のところなく、俺としても可能性でしか話せないのだが。

【教団】……一体何なんだ?
サイレントヒルにあるはずの宗教団体らしいが……。
そう言えば、俺の【修学旅行のしおり】の【サイレントヒル スマイルサポート協会】のページにも
【教団にたどり着く近道】と言う誰かの殴り書きが付け足されていた。
その【教団】に何かがあるのだろうか?
誰かと意見交換などしたいが、くそっ……誰もいない。宇宙人も、言語は伝わらない……。

この部屋には、有用な情報はもうない……。




1→外に出る
2→アイテム確認
3→宇宙人をなでる
4→自由記述

>>719

1

>>719


ちっ。
期待して損をした、とひとり苛立ちながら、俺は部屋を出るために扉に手をかけて、
……ラジオに耳を澄ませるが、音はしない。
つまり、ここでも敵はいないと言うわけだ。
普通に廊下に出てしまって良さそうなので、ぐっと重い扉に力を入れて開け放つ。

澪田と歩いたはずのアルケミラ病院は既に異界になっており、あの時薄暗かった廊下は不気味に赤黒くてかっている。
壁も床も天井も、まるで何かの生き物のように怪しい光沢を放っており、しかしいずれも損傷が激しく軋んで錆だらけだ。
激しい嫌悪感を覚えた。

ひとの一人といない。
生き物の一匹とて確認出来ない。
こんな不可解な場所に俺と、意味の分からん生き物の2人旅か。

廊下の奥、元は入口の方面であったであろう場所には大きな門がある。
普通に入ろうとして入れなさそうである。
また、建物を中央で仕切っていた扉は溶解しており、向こう側には行けないようになっていた。
動ける場所が制限されている?




1→入れそうな部屋を探す
2→門の方にいく
3→廊下を調べる
4→自由記述

>>722

金属バットを回収する

>>722


だが、もしも敵が現れたら?
こんな狭い廊下だ、俺の持っている鉄パイプではいささか戦いにくいのではないだろうか?
振り回しやすく、打撃力がある武器……確か2階にあったはずだ。あれと取り替えるべきではないのか?
そう思い、俺は多少面倒だが一度上に戻ってみる事にした。
戻る方法は、当然本棚の上に足をかけ登るしかない。
それを苦もなくやってのける。まあ、フリークライミングだと思えば簡単だ。
宇宙人は登れないのか、不安そうに俺を下から見つめている。

「すぐに戻る。……そこにいろ」

それだけ伝えて、俺は2階に戻っていった。


2階で2番目に入った扉を再び開く。
ああ、もう何度見ても部屋が汚い!
いますぐ十神財閥のあらゆる力を使って、この部屋をリフレッシュしたい気持ちになる。
が、呼べるような人もここにはいない。

薄汚れ、幾つかがひん曲がっている鉄の壁に寄りかかるように、金属バットが置いてある……。
打撃面は非常に汚れている、最初に見た時と変わらない。
さて……こいつを持って行こうか?



1→鉄パイプと交換する(装備を金属バットに変更する)
2→武器として持っていく(交換せずどちらも携帯する)
3→武器としては使わない(とりあえず持っていく)
4→そのほか

>>725

3

>>725


……そうだな……。
リーチとしては短くなるが、おそらくダメージは上がるはずだ。
それに下の、廊下のような狭い場所で全力で振り切れるだろう。囲まれても安心、と言うわけだ(実際に安心なわけではない)。
しかし、この金属バットはところどころ汚れているし、何より一部凹んだり傷ついたりしている。
戦闘などに使って後から壊れてしまっては元も子もないか。
では、どうするべきか?
これが何なのかも分からんし、とりあえず持って行こう。
武器として使うのではなく、今後の参考として、だ。


*貴重品アイテム
【汚れた金属バット】を手に入れた。
→打撃面に激しい戦闘の跡が見られる。何かの体液で汚れ、ところどころへこんでいる。
→グリップエンドの一番底に「LK」と刻んである。イニシャルだろうか?

2階でやるべき事ももうなくなったので、さっさと下に引き返す。
化物共の亡骸に思う事ももうあまりない。
はじめこそ不気味だったのだが、動かない異形のものはもう俺の興味関心にはかからない。
淀みない足取りで5の部屋へ戻ると、同じ部屋の同じ場所で、天井の大穴を不安そうに見つめている宇宙人が待っていた。
手に持った汚らしい携帯ゲーム機を握りしめ、かなり心配そうに俺の方を見ている。

「待たせたか?」

『……』

何も言わないが、目で寂しかったと訴えてくる……。



1→1階の廊下に出る
2→どこかを調べる(門、入れそうな扉など
3→アイテム確認・使用
4→考える(何について?
5→自由記述

>>728

4宝石の使い道

>>728



さて……。
ここまで来たが、まだ宝石を使うような場所が出てこない。
ではこれは一体何に使うものなのだろうか?
……まだこのフロアを見回っていないからなんとも言えんが……。

ここで手に入るものは、ここの謎解きに使うのではないかと俺は推測した。

意外かと思われるかもしれないが、それは脱出ゲームの基本だ。
謎解きに必要なものは謎解きで手に入れる。
そして今まで使わなかったものは、往々にして最後の謎解きで使うと言うわけだ。
であれば、この石を使う必要がある場所は、もうすぐ出てくるはずだが……?
あの門に取り付けるのだろうか?
と言っても、門をちゃんと観察したわけではないから分からんか。

それ以外に可能性があるなら、きっとそれはここを出てからの事になる。
一体この石がサイレントヒルとどう関係があるかは、あいにく推測の域を出ない。
アメリカの宝石商はあまりつてがないので、この石がサイレントヒルで好まれていたかどうかと言うのも分からない。

今はこの宝石の使い道を考えるより、探索をして決めていくほうがいいのか?
それとももっと慎重になるべきだろうか?
俺は敵がいない、と言うだけの理由で気を抜きすぎではないだろうか……?



1→廊下に出る
2→どこかを調べる
3→考える
4→落ち着く
5→自由記述

>>732

1

>>732


改めて廊下に出た。
ぎしぎし、と痛むような金属音が相変わらず耳にうるさい。
この建物の老朽化を表しているようにも見えるし、それとは関係なくこの世界がたんに歪んでいるだけなのかもしれん。

廊下はずっと暗い。
胸元の明かりがなければ足元に何があるかも分からない薄暗さだ。
目が慣れつつあると言えばあるのだが、かと言ってずっと暗い中にいたいわけではない。
天井に付いていたであろう、照明器具がぶらんと宙に垂れ下がっている。
誰かが壊したと言うより、年代のせいで自壊したような印象だ。

なんだか廊下に出てから寒いな……。
どうにも、建物が金属質に変化しているせいでずっとずっと熱がこもりにくのかもしれん。
鳥肌が立ちそうになる。
ふと、その廊下の壁に何かがたてかけてあるのが見えるが、一体なんだろうか?

ちらりと門の方まで視線を泳がせるが、なにやら物々しい様子である。ああ、面倒だ。なぜ俺はこんな事をさせられているんだ?
そして俺から見て右側……扉がひとつある。あそこは開くのだろうか……?




1→扉を調べる
2→門を調べる
3→廊下を調べる
4→自由記述

>>737

3

>>737


廊下に怪しいところはない。
いや、怪しいか怪しくないかで言えばありとあらゆる箇所が怪しいのだが、それを突っ込み始めたらキリがない。

廊下の壁をより詳しく見ると、あの魔法陣のような模様がいくつかあった。
澪田の部屋で見た、あの魔法陣だ。
しかしそれは大きさがどれも不揃いで、しかもかなり歪んでいる。
さらに圧倒的に違うのは、その模様の細かさだった。
壁に書かれているのは、どれも丸に幾つかの幾何学模様を足しただけのような簡素なものだった。
澪田やあそこに書かれていたものとは全く違うし、恐らく別の誰かが書いたのだろう。
これではちゃんとした魔法陣とは呼べない。

床には何も落ちていなかった。
仮に落ちていたとして、これらを拾うような勇気はない。
しかし、興味深いものがある。
床に何かの足跡がべったりと残っている。血か何かで染色されており、一歩の間隔は割と広い。少なくとも女性のものではなさそうだ。

そして壁に立てかけてあったものだが……【ハンマー】だった。
何に使うかは知らんがハンマーだ。金槌をそのまま大きくしたような作りで、鉄パイプよりも少し長さがある。
リーチがある分、振り回すのは少し気をつけないとならなさそうだ。
何より恐らく重い。
両手で振り回さなければならないだろう。




1→門を調べる
2→扉を開けて中に入る
3→ハンマーと鉄パイプを交換する
4→自由記述

>>741

ハンマーをとりあえず持ってく

>>741


ハンマー……どこかで使えるだろうか?
例えば犬型に絡まれた時、とりあえず頭を殴るのならこう言う重たい鈍器の方がダメージも高く、早く倒せるはず。
ならばひとつ持って行こうじゃないか。

ん?どうやって持っていくのかって?
お前達は、人がいちいち道具をどう持つのかに興味があるのか?
サイレントヒルの異界の魔力で、ポケットが無限ポケットに変わっているとでも言えば満足するのか?
当然、そんな事はない。アイテムのほとんどは携行しているわけだ。必要がないから描写が省かれてわかりにくいが。
……それはさておき、これは持って行こう。
武器が壊れてしまった時のためと思って、いつか使う機会があればいいんだが。


*武器
【ハンマー】を手に入れた。
→重たい。モーションはやや遅め、その代わりダメージは大きい


1番はこんな危ないものを使う機会が来ない事ではあるが、まぁそんな事を言ってはいられないだろう。
穏便にこのまま済めばいいが、そうもいかなさそうだ。

……ザ……ザザ……ザ……


奥の扉の近くで音が鳴る。
……ラジオだ。つまり、この部屋の中には恐らく敵がいるのだ。面倒な……。



1→奥の部屋に入る
2→門を調べる
3→武器を入れ替える
4→アイテム確認
5→自由記述

>>745

>>743

>>745



ここで敵がいるからと言って中に入るのを躊躇うくらいなら、俺はここまでは来れなかっただろう。
警戒を怠らないように、気を引き締めておく。
そうだ、この世界には化物がいて当たり前なのだ。
そしてそいつらは俺を殺そうとしてくる。
それは大いに当たり前なのだ。

ふぅ、
息をついてから扉をほんのわずかに開いた。
中にどんな敵がいるのか窺い知るためである。

扉をわずかに、音が出ないように気をつけながら開く。
ラジオの音は胸元で隠しようがあるが、扉の開閉音だけはどうしようもない。
視線を這わせるが、相変わらず暗いな……。

手洗い場……か……?
やけに狭い……そして、そこに……


『……、……』

いた。一番最初にみた化物……運転手の首を掻き切ったあいつだ。
なんでまたこんな狭い場所にいるんだ?何かを守っている?それとも?
そいつは後ろを向いているようで、こちらには気付いていない。
足からは止まる事のない血流が見える。どす黒く、どろりと粘液のような血液が床に垂れ流しになっている……。




1→この距離から撃つ(-1)
2→中に入って鉄パイプの攻撃
3→とりあえず中に入る
4→扉を閉める
5→作戦を考えよう
6→自由記述

>>749

2

>>749
*クリティカル


───好機!
これを逃せば、こいつに俺が気付かれてしまう可能性が上がる!
今しかない……!


ぎ、ッ


『……?』


大きく振りかぶった。
一気に距離を詰める、こんな狭い場所だ……躱せないし躱させない。
しかし一撃で決まらなければ、反撃が来る可能性だって大きい。
勝負は一瞬だ。
ぎゅっ、と鉄パイプを持つ両手に力が入った。
あの時の左腕の借りもついでに今返させてもらおう。


「……っ!」

まずは一発、後ろから殴りかかった。
その衝撃が両手に伝わり、また化物も不意打ちを食らって慌てふためいていると見えるが、体を反転させるには少し狭い。
しめた、これなら反撃なく倒せそうだぞ。
「遅いぞ」、と一言だけ注意して───

どすっ、と鉄パイプは簡単にそいつの頭に突き刺さる。

この距離だったからこそ、決められたと言ってもいいだろう。
力なく化物は床に崩れ落ちる。
鉄パイプがまた汚れてしまったな……。


「……」



*クリティカルは、ゲームで言う【特殊モーションの攻撃】。一撃や自分が有利になる。
*逆にファンブルは【敵側の特殊モーションの攻撃】。

1→部屋を調べる
2→怪物を調べる
3→宇宙人を呼ぶ
4→別な場所にいく
5→自由記述

>>753

1

>>753


ここはどうやら【女子トイレ】とでも言った方がいいだろうか。
俺の左側に……個室が3つほどある。

いずれも扉が閉まっていたので、そのうちのひとつを、化物を踏みしめながら開いてみた。
……汚い。
こう言う表現が一番わかりやすいかもしれない、と思ってあえて汚い言葉を使うならこうだろう。
月経で溢れた血液を、個室内にありったけぶちまけたようになっている。
とにかく真っ赤だ。誰かが便器に向かって心中でもかけたかのように。
背後には窓が付いていて、恐らく尿検査のコップを後ろに出せるようにしてあるのだろう。
男子トイレはどうなっているんだか知らないがな。

他の個室を開く。そちらもものすごく汚れていて……うう、見るのも辛い。
しかもおい……便器の中に……嘘だろう?何かが入っているぞ。
あれは……財布のようにも見えるな。皮の財布だ。
一体何で汚れたのか理解出来ないほどの汚水の中に、財布が浮かんでいる。
こんな場所にあると言う事は、意味があるのか?


もうひとつの、つまり一番手前の個室は少しだけ様子がおかしかった。
汚いのはそのままだ。誰かが壁に床に便座にあらゆる場所に血を垂れ流したとしか思えない。
……しかし便器の蓋が閉まっており、その上に、これまた真っ赤に染まった上ぎっちぎちに錆びついた箱がある。
クッキーなどを入れておくような、少し大きめのサイズの箱のようだ。金属質で、鈍く輝いている。見た目はとても汚い。


ぎぃ……

『……?』

「お前……来たのか」


気づいたら宇宙人が自分でここに入ってきていた。
ひとりぼっちは寂しいもんな。



1→財布を取る
2→箱を開ける
3→部屋をもう少し調べる
4→宇宙人をなでる
5→自由記述

>>757

1

>>757


………。

財布『』ぷかぁ

………。
………。

『……?』

「……お前ならあれを取るか?」

『?……?!……、……?』

「……」

財布『オスイツライデチ』ぷかぁ


やりたくない。
もう一度言うぞ、やりたくない。
だがこれが何かに関わっているかもしれないし、仕方がない。
そうだ、これはやむなく致し方がなく、俺の意思に反してやる事なんだ!そうだ仕方がない。
と自分を納得させる。
ああ……なんで俺はこんな事を……。



ちゃぷ

ちゃぷ……じゃば……

ばしゃ……べしゃ


「う、っぐ……あ!?」

水と皮の臭いがダメージを与えてくる。
くそっ、敵は化物だけじゃなかったのか!?
最悪だ……最悪の気分だ……。

中身はどうやら、普通の財布だ。
持ち主が特定出来そうなものは大体が水でふやけてしまってボロボロになっている。
一体どれだけの長い間。水に浸かっていたのだろうか?
ん?中に……硬いものが入っているぞ。これはなんだ?

*貴重品アイテム
【誰かの電子生徒手帳】を手に入れた。
→恐らく生徒のものと思わしき、電子生徒手帳。だが、電池が切れているのか電源が入らない。


ではあの財布は生徒のものか?



1→財布を調べる
2→箱を開ける
3→部屋を調べる
4→考える(なにについて?
5→自由記述

>>762

1

お昼休憩です。マガツイナバへご案内

はい、はぺし。

>>762


この財布はどんなものかと、調べてみる。
触りたくはないが、いやしかし、これが仮に生徒の誰かのものだとしたら仕方がない。
何かの手がかりになるかもしれないし、それで誰かの安全が分かるなら御の字だろう。

その財布は、黒革の二枚折の財布だ。
まず女がこんな財布を持つ事はないだろうから、これは恐らく男性のものだろうと考えられる。
個人の特定出来そうなもの……探してはみたが、そもそも財布が謎の液体でべたべたになっており、
合わせてポイントカードだの会員証だの、個人名が分かりそうなものがふやけて、字が読めなくなっている。
ぼんやりとしている文字の欠片から考えると……あまり長い名前の人間ではなさそうだな……。

他に何かないかと中身を見てみる。
日本円がいくつか、それと恐らく空港で変換したのであろうドル紙幣が何枚か。
あまり金は持っていないようだな。

あとは……これは?
……一枚だけ、防水加工されたプラカードらしき何かが出てきた。
誰かの写真……か?しかし、ベトベトになっていて、薄汚れてしまっている……誰なのか分からないぞ…どうしたものか……?




1→プラカードを洗う
2→箱を開ける
3→部屋を調べる
4→考える(なにについて?
5→自由記述

>>770

1

>>770



これを何かで洗えば……、
……だが洗うような水なんてあったか?

一応便座の水を流そうとしたが全く流れなかった。
手洗い場の蛇口をひねっても水はやっぱり出てこない。
どうしようもないので、俺の左腕の血が付いたハンカチでプラカードを拭く事にする。

うう……。
プラカードの表面は本当に……汚い……。
これは一体何で出来てるんだ……?
ベトベトしているし、なによりも臭いぞ?
………。

……もうハンカチとはおさらばするしかないな……。

きゅっ、と表面を磨きあげると、そこからはまだ汚いが写真の人間が見えてきた。
金髪碧眼、陶器のような白い肌……これは……

【ソニア・ネヴァーマインド】。
外国からの留学生のはずだ。

……その写真が財布に入っていると言う事は?



1→財布を調べる
2→箱を開ける
3→部屋を調べる
4→考える(なにについて?
5→自由記述

>>775

1

>>775


こうなったら是が非でも、この財布の持ち主を特定したい。
が、だめだ。
それ以外のアイテムはどれもこれも水でふやけて使えない。
頼みの綱は電子生徒手帳だが、それもまだ使えない。

それにしても、こんなシンプルな財布を使うような人間がいたのか?
ずいぶんとあっさりした、ほとんど装飾のない黒い財布だ。
二つ折りと言うところから、恐らく普段は尻ポケットに入れていたのではないかと推測される。
しかしなぜそれがトイレに?
落とした、のだろうか?
いや、落としたのなら気付くはずだろう。
ならば、なぜそのままに?

慌てていた?
誰かに襲われた?
それとも……?

……嫌な事を考えてしまいそうだ。
臭いがあまりにも臭くて顔をしかめる。
この財布から分かることはもうあまりなさそうだな……。




1→箱を調べる
2→部屋を調べる
3→考える
4→自由記述

>>779

2

>>779



しかしあいも変わらず苦しくなるようなトイレだ。
この閉塞感の正体は……窓がないから、か。
窓らしきところは鉄に置き換わっており、外は見えない。
換気扇らしきものも全くないことから、ここの空気が停滞しているであろう事はすぐに推測出来る。
息苦しさは単に視界から来るだけではなく、実際に空気の流れがないから起きている現象と言うわけだ。

便器は3つのいずれも汚い。
本当に誰かここで吐血でもしたんじゃないのか?
ああ、水が汚いから流してやりたいが……流せないのがイライラする。

そういえば手洗いの蛇口からも全く水は出てこなかった。
水滴のひとつも、だ。
つまりここには、水がもう行き通っていないと言う事になる。
壁にかかっている鏡は全て割れてしまっている。
破片は……いや、破片はなぜかどこにもない。
誰かが意図的に割ったのか?

あちらこちら、もうどこを見ても鈍色で、苦しくてたまらない。
血の色が目にこびりついてくるかのようだ。
さっさとこんな場所出なければ…。

『……、…………』

「なんだ、お前……まだ震えているのか?奥の化物はもう死んでいる……俺が殺したぞ」

『……、……、………』




1→箱を調べる
2→宇宙人を撫でとく
3→考える(なにについて?
4→自由記述

>>783

2

>>783
*内部ステは常に変動している。つんでれ


「そう怖がるだけか?お前は」

『?』

「まぁいい……弱者は弱者らしく震えていろ……」

きゅっ、と言う音が聞こえてきそうだ。
艶やかな体表を撫でてやる。
宇宙人は大きな宝石のような目で俺を見つめており、もはや堪え切れないほどの感謝を持っているようにも見える。
ふん、この俺だからこそここまでやってやるのだ。
他のやつではこうはなるまい。

倒れている化物をわざとらしく踏みつけた。

「ほら、動かんだろう?」

『……』

「蹴っても襲ってはこないぞ」

『……、……』

げし


宇宙人が小さめの足で、控えめの蹴りを亡骸に繰り出す。
本当に動かないので少しだけ安心したのか、ほぅ、と息を吐いて俺の方を見つめている。
この苦しい場所にこんな弱い生き物をどこかに逃がしてやらなくては……哀れだ。



1→箱を開ける
2→別な場所に行く
3→考える
4→自由記述

>>787

1

>>787


あとここに残っている手がかりらしきものは……この箱くらいか。
錆びついてしまってどうしようもないが、開くだろうか?
ぐっ、と力を込める。
あまり頑丈な作りではないのか、軽く表面が凹んだように見え……それから、

がぼっ

……開いた。
そしてそこには、4枚のプレートと1枚の紙が入っている。
紙には日本語で問題文、ついでにあの【モノクマ】とやらが書かれている。
ちくしょう、このためだけにこんな汚い場所を用意したのか?


*メモ
【挑戦状】を手に入れた。
→紙にはこう書かれている……。


うぷぷ!
やっとここまで来たね!誰が来たかは知らないけど、お待たせしました!やっとボスだよ。
え?いいじゃない、これからキミが行く部屋はボス部屋なんだよ?
そこをクリアすれば、ひとまずこの異界とはおさらば出来る……うぷぷ、じゃあクリアするしかないよね!
え?
……ああ、ボス部屋の門が開かない?当然だよ、謎解きしないとはいれないもん。
ここに4枚のプレートがあるでしょ?
これを規則正しく並べて、キミが持ってる宝石と一緒に門に入れないといけないんだ!
宝石持ってない?2階にあったでしょ?4つあったよね?持ってるよね?

それじゃあ、扉を開けるために必要な問題だね!
プレートと石の並べ方はね…木の成長だ!

【苗を植えれば枝が伸び、葉が付いてやがて花が咲く】

ヒントは、キミがよーく知ってるはずの人だから割愛するよ。
ここまで来れたキミならこれでも解けるでしょ?んじゃ、頑張ってね。


*貴重品アイテム
【4枚のプレート】を手に入れた。
→それぞれ【♒︎】【♍︎】【♌︎】【♉︎】と書かれている。


謎解き……だと……?



1→謎解きする(答えを併記)
2→ヒント
3→門に行ってみる
4→自由記述

>>793

苗木、狛枝、葉隠、花村の星座を思い出す

>>793


【苗を植えれば枝が伸び、葉が付いてやがて花が咲く】……。

これが問題なのはいい。
では、そのヒントが【よーく知ってる人のはず】と言うのはどう言う事だ?
よーく知ってる【人】?
ものじゃなくて、人なのは理由があるはずだ。

……この漢字に何か、規則性……が……?

……苗の付く人物と言う事か?
……俺が知る人物だと、手近なのは【苗木誠】……?
……!
つまり生徒の名前を指しているのか!

そうなると、該当は……、
【狛枝凪斗】……
【葉隠康比呂】……
【花村輝々】……

ではこのプレートはなんだ?

このマークは……思い出した、【星座】だ。
生徒の星座を当てはめろ、と言う事か。
確か苗木は【水瓶座】だったと記憶している。何かのきっかけでそんな話になった時に聞いたからな。
ああ、ちなみに葉隠は【しし座】だ。同じタイミングで聞いた。本来なら全く興味がない事だが。
……残りの生徒はどうだったか……。




1→謎解きする(答えを併記
2→ひんと
3→門に行く
4→考える
5→自由記述

>>797

1それぞれの誕生石と星座として
苗木…アメジスト・・
狛枝…ダイヤ・・
葉隠…ルビー・・
花村…サファイア・・

>>797


では次はこの宝石を処理するか。
日本でも馴染み深いこれらの宝石。
何かで見た事があると思って考えていたが、こうなってくると可能性は絞られる。
そしてこの規則性から考えて間違いない。

これらは、【誕生石】だ。


こいつらの誕生石を生まれ月に沿って並べると言う事だ。

苗木は確か2月生まれだったはず。だから石は【アメシスト】。
そして葉隠は夏の生まれだと一度聞いた気がする。夏の宝石と仮定して、7月の【ルビー】か。
あとはそれに合わせて考えれば……
苗木より後で葉隠の前にある狛枝が4月の【ダイアモンド】、葉隠より後の花村が9月の【サファイア】か?

確か星座にも誕生石が設定されていたはずだが、それに合わせると石の種類がもともと違う。
だからきっと、この誕生石で合っているはずだ。

……門のところに行ってみるか。




……さて、あんな閉塞的な便所から抜け出し、俺は宇宙人とともに門の前にいた。
現実の病院であれば、入り口へ向かうための仕切りの扉だったはずだ。
しかしそこは今やきっちりと閉じられている。
そしてプレートをはめ込むための場所と、宝石を中に入れるための場所がそれぞれある。
門には【Sin of the tree】と刻まれているようだ。


とりあえず石をはめてみる。
1→苗木… +アメシスト
2→狛枝… +ダイアモンド
3→葉隠… +ルビー
4→花村… +サファイア

これはここで間違いないだろう。
あとはプレートだけか。
【♒︎】【♍︎】【♌︎】【♉︎】
誰がどのプレートだ?

どの星座がどのプレートなのかさえわかればあとはそのままはめ込むだけだ……!




1→謎解き
2→考える
3→自由記述

>>805

やだ星座が・になってた……これで駄目なら↓で
苗木…・
狛枝…・
葉隠…・
花村…・

※多分正解だけどまた・しか見えんけん心眼で見て正解って事に……して……

>>805
*言葉ではなくッ!心で伝わったッ!


……思案する。
このプレート、どれがどの星座だっただろうか。
思い出せ、思い出すんだ。

確か苗木は【水瓶座】で葉隠が【しし座】。
残りのふたりは分からんが、誕生石から星座はある程度絞り込めるはずだ。
狛枝は4月の誕生石を使ったので、4月の前半の【牡羊座】か後半の【牡牛座】のどちらかだ。
そして花村は、9月の誕生石なので……9月生まれが該当する【乙女座】か【天秤座】になる。

それを踏まえてプレートを見よう。

このプレートに書かれた星座記号にはちゃんと意味がある。
星座を模っているのだ。
だから落ち着いて、どれが何なのかを考えれば分かるはずだ。

【♒︎】は水の流れのように見える。
【♉︎】は俺もそうだからな、知っている。角の生えた頭だ。
【♍︎】は【さそり座】と間違えやすいな。
【♌︎】は……なんだこれは……?

ここまで分かれば問題ない。あとは消去法でいいんだからな。
【♒︎】は間違いなく水瓶、【♉︎】は牡牛。【♍︎】は乙女座だ。

つまり正解は……


【♒︎】+アメシスト
【♉︎】+ダイアモンド
【♌︎】+ルビー
【♍︎】+サファイア


「ふん、他愛もなかったな」

がごんっ!


ご、ごご……ごごごご……


物々しい音を立てながら、門が開いた。
その先にはやっぱりサビで汚れた空間が広がっている。
入口側の方にも空間が広がっているようだ。そして……
恐らくだが、このすぐ右側に見える扉がボス部屋、と言うわけだろう。
入ったら即戦闘もあり得る話だ、警戒するに越した事はない。

もしかすると、奥側になにか使えるアイテムがあるんじゃないかと思っている俺がいる。
敵がいたら困るのだが、距離が離れているせいでまだラジオが鳴らない。
警戒は怠りたくないが、かと言っていつまでも緊張の糸を張っているのも疲れてくる。

それでもあと少しだ。
あと少しでこんな場所を出る事が出来る。
最後まで慢心するな……最後だからこそ、死がひたひたと足元まで近寄ってきているのだから。

……ここを出ても外に出られなかったらどうしたらいいんだか……。




1→奥に行く
2→扉を開ける
3→少し休む
4→考える(なにについて?
5→自由記述

>>812

宇宙人を撫でつつ1

>>812


『……、……j#「♪'||~_』

なにやらよく分からない言葉を発している……。

「落ち着け」

ぽんっ

『!』

「ここには俺がいる。俺がお前を死なせん……十神の名にかけてな」

『……!』

なでなで

「ふん、臆病もここまで来ると芸だな……」


満更でもなさそうな宇宙人を連れて奥をそっと覗きに行く事にした。
……意外にも敵はいない。
なにか使えるものがあるかどうかと、やや広めの空間を見回してみる。
これもまた意外だが、有用そうなアイテムが幾つか見つかった。

*回復アイテム
【栄養ドリンク】を手に入れた。

*武器
【ハンドガンの弾】を6発手に入れた。
→もうすぐ持てる弾の限界になります。


……気を引き締めよう。



状態【良好】…体力が8割ほどある
武器【鉄パイプ(微損)/ハンドガン(6)】

1→アイテムを使う
2→扉を開ける
3→考える
4→自由記述

>>817

バットをみて桑田の事を考える

>>817


ふぅ。
俺がこんなに労力を費やしているのに、他のやつらはいったいどこで何をしているんだ?
ここが鉄だから入って来られない、とか?
そんな言い訳は聞きたくはない。
まあ、少なくともどこかしらで生きていればそれでいいかと思えるが。

……そう思って、持って来た金属バットを見る。
ずいぶん錆びて、よれて、俺の記憶にある姿とは全く変わってしまっているが同一のものに違いない。

グリップエンドに彫られたアルファベットは【LK】。
レオン・クワタ……【桑田の金属バット】だ。あいつ、こんなもの国外に持ち込んでいたのか。

そう言えばやけに「アメリカは野球の本場だから」と意気込んでいた。
実は野球をやるのが楽しみで仕方がなかったと見える。
確かサイレントヒルで草野球のチームと一緒に野球を行う、などと言うかったるいメニューが、しおりに乗っていた。
今はむしろ野球をやってやりたい気持ちでいっぱいである。

……それで、桑田は無事なのだろうか。
あいつが持っていた武器らしい武器はこれだけだろう。
その武器がこんなにグシャグシャなのだ。あいつは自分の身を守り切れたのか?
それよりもどこにいるんだ?
……心配になってきた。

まああいつの身体能力なら、普通にバットじゃなくともそれなりにいい戦いをするだろう。
ボールを投げても強いだろうし、ボール以外でも千切っては投げ千切っては投げで上手い事反撃するだろう。
問題は、相手が訳の分からん人外で、それも不気味で俺達の予測の範疇を大いに上回っていると言う事だ。

桑田……無事なのか?どこにいるんだ?



1→アイテムを使う
2→扉を開ける
3→考える(なにについて?
4→自由記述

>>821

念のために回復しておいて、ツンデレ的に体調が良くなかった石丸とか腐川(戦闘要員)なんかもきにかける。

>>821


不安で言えば、石丸もだ。

あいつは確か、この旅行のためにしおりの製作に追われていた。
そのせいでやや体に無理をして目の下にクマまで作っていた。
あいつらしくもない。
そんな事までしていて、いざ現地に来てみるとこの有様だ。
あいつの苦労は水の泡、どころか水ごと蒸発したようなものだ。
まさかこんな訳の分からん事に巻き込まれるとは誰も思うまい。

どうしてこうなった?
お前もまた、無事なのか?石丸……。
……石丸の無事が確認出来ない以上、安心は出来ない。
むしろ、ほぼ全ての生徒の安否が分かっていない……。

……腐川……はいいか。
見つかったらボロ雑巾のように働かせればいい。
……だから俺の目の届かんところで死んでいる事など絶対に許さん。


不意に喉の渇きを覚えた。
少し嫌な予感もしたが、あの栄養ドリンクは効き目があるようだ。
実際、宇宙人にすら効いたのだから人間に効かないわけがないだろう。
とりあえずひとつ、飲んでおくか。


*システム
【栄養ドリンク】を使いました。
状態が【良好】から【最高】…体力満タンになりました。



1→扉を開ける
2→休む
3→考える
4→自由記述

>>826

1

>>826


……行くか。
俺は、ゆっくりと歩いて扉を開けに行った。
そこは確か、看護士達の待合室になっている場所だったはずだ。
ラジオは鳴らない。
だが、心音が大きく聞こえる。

がちゃ



◆アルケミラ病院(裏)1階・【罪の部屋】



「なん、だ……これは……」


入った瞬間に絶句する。

全てが真っ赤だった。

部屋のあらゆる壁に床に天井に、魔法陣がびっしり大量に書き込まれている。
どれもこれも真っ赤で、時々一部から水滴がしたたっている。
あれは、血だ。
人の血だ。
まるでこの部屋自体が生きていて、欠損し、魔法陣の形の傷から出血を起こしているかのようだ。


「……どうして、こんな事に……!?」


入って左……受付の側に扉がひとつある。
しかしそれを調べるよりも、眼前にひとりいる人物との話し合いが先である。


「お前は……何か知っているのか?」

??「うふふ、どうでしょうねぇ~?」

「いつからここにいた」

??「あなたよりも先にいましたよぉ?ずっと、ずうっと……」



1→お前は誰だ?
2→どうしてここにいる?
3→なぜ小泉達は死んだ?
4→自由記述

>>830

>>830


俺の前に人がいる。
しかしそいつは暗い部屋の奥側にいて、顔をこちらに向けていなかった。
女だ、と言う事はわかる。

「……お前は、誰だ」

??「私ですかぁ?分かりませんか?十神さぁん」

妙に間延びした語尾が、より正気ではない事を教えてくれている気がして背中に汗が溜まっていく。
そいつは数歩前に歩んで、俺にも顔が見えるところまでやってきた。



「私ですぅ……【罪木蜜柑】ですよぉ?それとも、私みたいなゴミの事は目に入っていませんでした?」



罪木の瞳孔は開ききっている。常人のそれではない。明らかに様子がおかしい……!
常にくすくす、と笑いながら俺の方に歩み寄ろうとしてきている。
その衣服はどこもかしこも血にまみれた白衣だ。戦医でもやって来たのかと言わんばかりの荒れようだった。


罪木「それにしても十神さん、すごいですねぇ?こんな場所に来てもずーっと冷静なんて……」

「……当たり前だ」

声が上ずりそうになった。慌てて我慢して、相手を睨みつける。

罪木「本当にすごいですぅ、それに比べて私なんか……こんな事でしか役に立てない……」

罪木「ふえぇん……すみませぇん、【術者様】ぁ……」

「なに?何を言っている?」


物々しい雰囲気が漂う。
宇宙人は俺の後ろでカタカタと震えているようだ……。



1→どうしてここにいる?
2→なぜ小泉達は死んだ?
3→なぜ化け物だらけなんだ?
4→自由記述

>>834

術者様とは何だ?

>>834


「【術者様】とはなんだ?」

罪木「そんな事知りたいんですかぁ?」


にやぁ、と笑う罪木の表情はとてもいびつだった。
……狂っている……間違いなく……。
表情も、仕草も、声色すら何かがおかしい。
ネジが外れたおもちゃみたいだ。


罪木「あなたはそんな事、知らなくっていいんですぅ。だって【術者様】に選ばれて、生かされてるんですからぁ」

「なんだと!?俺が生死を誰かに決められているとでも言うのか?!」

罪木「そうですよぉ……そうなんですぅ、あなたには『まだ』生きてもらわなきゃいけないんですぅ」

「まだ?どう言う意味だ?」

罪木「【秘術】はもう止められないんです……【21】の心臓を捧げて……完成する……」

罪木「【神】の再臨……それだけが私の望みですよぉ……」うっとり


もはや話が通じない……。
謎が次々と増えているじゃないか!
秘術?神の再臨?術者?
何が何だかさっぱりだ。


罪木「サイレントヒルはね、十神さん……【人の罪】を形にする街なんです……」




1→小泉達を殺したのはお前か?
2→術者とは誰だ?
3→他の生徒はどこだ?
4→自由記述

>>838

3

>>838


「そんな事は聞いていない……!」

罪木「あなたの意識していない、【罪の意識】……それが霧に反応して、形取られるんですぅ……うふふふふふふ」

「他の生徒は……他の生徒はどこだ!」

ありったけの声を出す。

罪木「そんなの知らないっ!!」

「!?」

しかし、それ以上の大声で俺の言葉は打ち切られてしまった。

罪木「あなたは他人より自分の心配をしたらいいじゃないですかぁ……、普段は他人なんて一切考えないくせに……」

罪木「う、ああ……私、なんて言葉を……ああ、神様ぁ……」

「……!?」

罪木「ごめんなさい許してくださいなんでもしますからごめんなさいごめんなさいごめんなさい私が悪かったです許してくださいごめんなさいこんな私が神様に言葉を投げかける事自体が罪ですごめんなさい」

「何を……罪木、落ち着け……!」



罪木「いや……いやああああああ!!一人にしないでええええええ!!」



ずるっ、と。

音もなく罪木の後ろから、影が現れた。


罪木「……やっとひとりじゃない」


ばくんっ

「……は?」


罪木が、後ろから現れた生き物に体の半分を頭から食われた。
罪木が食われた。
死ん、だ……。

そいつは、大きなサルのように見える。
リスザル、か?
両腕で、今や胴体から分離した罪木の腕を握っており、ムシャムシャと咀嚼の真っ最中である。
尻尾など鞭のように太く分厚い。叩かれたらすぐに三途の川が見えるかもしれん。

だが……遮蔽物がこの部屋にほとんどない……!


『……ギ……ギギ……モウ怖クナイ……』

『私ハ……孤独デモ構ワナイ……』


リスザルのような何かが、片言で喋り始める。
ぶわっ、と全身が膨らんでいる!間違いなくこちらに攻撃を仕掛けてくる……!


「く……!?」




状態【最高】
武器【鉄パイプ(微損)/ハンドガン(6)】

*ボスの行動成否はGMレスにて判定。通常判定と同じく、4以下失敗・5以上成功・1がファンブル・0はクリティカル。
*攻撃時に追加で記述すると、少しだけ効果がある。「慎重に」とか、「素早く」とか。
*「攻撃されるつもりで全力で攻撃」すれば大ダメージを一気に与えられるが、当然反撃も確定で当たる。

1→鉄パイプで殴る
2→銃を撃つ
3→移動する
4→自由記述

>>843

降りてきた部屋に戻って応戦

>>842

(降りてきたって本棚のお部屋かしら)

>>843
>>842


くそっ!こんな大きなサルなんか、この部屋で相手が出来るわけがない!
部屋自体はそれなりの広さがある。
だが、あいにく姿を隠せるようなものがないのだ。
つまり、完全にフラットなフィールドでの戦いになっている。
これは俺には明らかに不利。
ここで戦うのはまずい!


「ならばさっきの部屋まで戻っ」

後ろ手でドアを開けようとして、

「て……」

ドアノブの引っ掛かりを感じない事に違和感を覚え、振り向いて、

「……たた、か……」

そこにドアがない事を目視した。


「……わ……、なんっ……だと……!?」


入ってきた扉が無くなっている!?
どうやって出ればいいんだ!
いや、それよりまずい……これはまずい!


『ヒトリニナル……ヒトツニナル……』

ぐっちゃぐっちゃ。
罪木の亡骸を、骨も残さずリスザルが食べている。
俺の動揺など気付いていないようだ。
今なら不意打ちをする事が可能かもしれない。



*部屋から出られなくなりました
*ただしボスファンブル、十神成功のため無条件で1ターン攻撃が成功します

1→鉄パイプ
2→銃を撃つ
3→自由記述

>>850

2

>>850


『う、ウゥ……グ……』

ぐっちゃぐっちゃ

肉の潰れる音が耳にこびりつく。
宇宙人は部屋の隅に待機させ、丸くなっているように指で指示を出す。
こいつ自身もそうしていたいのか、携帯ゲーム機を体に内側で守るようにしながら体育座りに似た形になった。


「……気味が悪いぞ、化物」

『ァウ……モウ、寂シク……』

「ああそうだ、もう寂しくない。あの世に送ってやるからな」

たぁんっ!

ここに来て初めて、ハンドガンを撃った。
十二分に狙いを定める時間はあった、しっかりとか頭を撃ち抜く。
その銃痕からぶしゅう、と大音を立てて鮮血が飛び散った。


『ギャ、ガ……アアァァァ!』

「ふん……雑魚が、すぐにあの世を見せてやる……」

痛みに耐え兼ねたリスザルは、腕を大きく振るい上げてこちらに振り下ろそうとしている!



*回復しながら攻撃する、なんて事も出来る。ただしよほど余裕がないと、攻撃のスキを作るかもしれない。

1→鉄パイプで攻撃
2→銃を撃つ
3→鉄パイプで防御(+3/ダメージ軽減)
4→回避重点(+1/攻撃せず回避します)
5→自由記述

>>855

4

>>855


『ガァァァァ!!』

ぶんっ

リスザルは大きく膨れ上がった右腕を俺に向けて振り下ろす!
その速さも大きさも、とんでもないものである事は一目でわかる!

だが───俺にそんな単調な攻撃は当たらない。
軽くステップを踏んで、反対側に回り込むようにその腕を躱した。

ガゴォンッ!

数瞬後、俺がいたはずである場所からは大きな音がする。
目を凝らす。
壁がへこんでいるぞ……まともに食らえばどうなるか、分かったものではない。

『私ハ私ハ私ガ私ハ許シテ私ハ』

リスザルが頭を抱えて何かを呟いている。
どうやら動けんようだな、今のうちにさらに一撃入れたいところだ!

「どうした化物、俺を殺す気じゃなかったのか?」




1→鉄パイプ
2→ハンドガン(5)
3→自由記述

>>860

2

>>860


「ほら、もう一発だ」

だぁんっ!

『ガァァァァ!!ああああ!アアァァァ!』

再び額から鮮血が漏れ出した。
さすがのリスザルもこれで少しは怯んで……


『どうしてドウして私ハなにかシマシたか私ガごめんナさい』

支離滅裂な事を言いながら、さらに拳を突き出してくる。
それを再び躱した。
相変わらず単調な動きだなと、俺はひとりごちていたのだが───

『お願いしまス許しテくださアアァァァ』

ぶわっ……

「!?」

途端に尻尾が……そう、リスザルの大きく太い尻尾が一気に膨張する。
そしてそのまま体を半回転させ、尻尾で俺を凪ぐつもりのようだ……!
こんなの一撃食らえばまともに立ってはいられない……!!




1→鉄パイプもってあえて距離を詰める
2→ハンドガン(4)
3→鉄パイプで防御(+3)
4→回避重点(+1)
5→自由記述

>>865

4

>>865
*どちらも4以下、ただしリスザルは44のためこうなる



『あああああああああああ』


狂ったように叫ぶリスザル。
そいつが体を反転させた!
まずい、想像していたよりも遥かに速い!このままでは躱すのは困難……


ばちんっ


「は?」

『あああああああああああ!ウアアアアアガがグオアアア!!』


尻尾は俺には届かず、反対側の壁を強い力で打ち付けた。
そこからさらに2発、3発……と壁を何度も尻尾で打ち付けた。

リスザルが自傷行為を始めた、と知った。

尻尾は硬い壁で何度も叩いたせいか、だんだん毛皮が剥がれて血液が壁に付着し始める。
魔法陣の赤を、自分の赤でさらに塗りつぶすような形である。


「なんだ、こい……つ……狂ってる……、まともに戦闘すら出来んのか……?」

『許しテ許してユるしてお願イシマすごめんなさいごメんなさい』

ばちんばちんばちんばちん

その尻尾がいつ俺に矛先を変えるか分かったものではない……!



1→鉄パイプでぶん殴る
2→ハンドガン(4)
3→ハンドガンを撃ち切る(4発分)
4→自由記述

>>870

4宇宙人と部屋のすみにいく

4何を言っているか注意深く聞く

868&867

>>870
>>868>>869


びゅう

「……な」

その尻尾は、速度を殺さず俺の腹に刺さる。
刺さる、と言うのはあくまで比喩だ。
強い衝撃を受けて一瞬だけ、息が出来なくなる。
べちゃあ、と出血が俺の腹に跡を濃く残している。

……だが、俺は膝を地面に付かなかった。
実のところ衝撃に合わせて後ろに飛んでいたんだ。
俺くらいになれば、その程度簡単に出来るんだぞ。知っていたか?愚民。

ざざざっ!

「ぐ……っ」


だから見た目よりダメージは低くて済んだ。まともに正面から受けていれば、すぐに立てなくなっていただろう。
内臓にも骨にも甚大なダメージはなく、まだまだ戦える。
後ずさりで部屋の隅まで来てしまった。宇宙人に背を向けながら、俺はリスザルを注意深く観察する。


『私ハ……私は悪いコですぅ……』

『頼らレていなイト……不安なんでスゥ……』

ぼろぼろっ

『誰か……私をコロして……』


リスザルが泣いている……。



1→全力の鉄パイプ
2→ハンドガンを撃つ(4)
3→ハンドガンを全弾撃つ(4発分)
4→自由記述

>>876

ほい

1

>>876



……それなら望み通りにしてやろうじゃないか。
軽く痛む腹をさすって、俺はゆっくりと立ち上がった。
べっとり付いたリスザルの血が腹を染め上げているから、これじゃあ俺がダメージを負ったみたいに見えるな。

苦笑いしながら、まだ頭を抱えているリスザルに真っ向から向かい、対峙する。


『……あ……ガ……』


リスザルは何もしてこない。
なぜかは分からんが、何もしてこない。
もしかしたら次の行動のための準備なのかもしれないが、そんなの構わなかった。
一気に走り出す!


「そんなに死にたいなら───」

たんっ、と床を蹴って、宙へ。
俺の体重と、合わせて自由落下の衝撃を乗せて鉄パイプを脳天へ振り下ろす!


「───【独りで】死ね」


ばぎいいいんっ!


強烈な一撃で、鉄パイプに大きなヒビが入る。
リスザルの脳天はかち割られたのか、だくだくと血の滝が止まらなくなっている。
これで終わらせるには足りなかったのか、まだリスザルはそこにいた。

次を最後にしよう、罪木蜜柑。
ありったけの一撃を……。



1→鉄パイプ
2→ハンドガン(4)
3→蹴り

>>880

1

>>880


「さよならだ、孤独の化物」

ぶんっ


ばきぃんっ


振り下ろす鉄パイプは、ついに半分に折れた。
同時に、リスザルの頭も大きく割れ……、


『……あり……ガ……と…………』


ぶっしゃぁぁぁぁぁぁ


「……ああ、どういたしまして。」


リスザルは頭から大滝を流して……臥せた。
大きな目を開いたまま全く動かなくなったのだ。

俺が孤独を殺した。

そして後に残ったのは、でかいリスザルの死骸と、俺と、宇宙人と、気持ちの悪い部屋だけか……。


*システム
【ソリテュード】を撃破しました。

*システム
【鉄パイプ】が壊れました。


やけにあっけなく終わった……。
……聞きたい事はほとんど聞けなかったな。
ちっ。
血まみれで臭い……。
静寂が部屋を包み、宇宙人は部屋の隅でカタカタと震えていた。




1→隣の部屋を見に行く
2→宇宙人をなでる
3→リスザルを調べる
4→自由記述

>>884

2

>>884


ぽん

「……驚かせたな」

『……』

「お前になにもなくてよかった」

『……』

宇宙人はまだ震えている。
だが、幾分かマシになったようだ。
それはそうか、こんな死を間近で見てしまったらおののくのも当たり前だ。
こいつを撫でてやる事にした。
きゅっ、と相変わらず艶やかな頭だ。
いつにもなく冷たい気がしないでもないが、むしろ今はそれが心地よく、俺にはちょうど良かった。
耳のような器官が、撫でられるたびにぴく、ぴく、と軽く浮いている。
嬉しい……のか?

『……』

「あとは……ここから出ないとな……」

今更になって腹がじんじんと痛む。
だが、休むのは後にしよう。
もうすぐ終わる気がするんだ……。

げほっ、と一回だけ咳をして、それから部屋を一度見回した。
やはりこの部屋に何か出来る事はこれ以上なさそうだ。
……隣の部屋か。




1→隣の部屋に行く
2→そのた

>>888

2、リスざるを調べる

>>888
>>887



───サイレントヒルはね、十神さん
───人の罪を形にする街なんです


これが罪だって言うのか、お前の?

目の前の大きなリスザルを調べる事にする。
体長は俺の2倍ほどだろうか?
目はとても大きい。腕も尻尾も足も……いずれも普通のリスザルの何倍ものエネルギーを出力出来るだろう。
あんなもので全力を出されていたらどうなったか分かったものではない。

すでに体液のほとんどは出尽くしたのか、頭からの出血は止まりかけていた。
先ほどの滝のような血を思い出す。
俺が……こいつを殺したのか。

尻尾は自傷行為によって、先端から中盤までが著しく禿げており、そこからもまた血液が流れていた。
こいつが俺の腹に血痕を残したのだ。

そういえば、なぜリスザルなのかと思って不意に思い出した。
リスザルは【孤独死する動物】らしい。
だからこそ、一人になりたくない罪木の意識が反映されたのだろうか?

その罪木の体はどこにもなくなってしまっている。
このリスザルの体の中に全て収まったのだ。
哀れにも思うが、本人が望んだ結末がこれなら仕方がないだろう。




1→隣の部屋に行く
2→そのた

>>892

1

>>892


「……行こう」

『?』

宇宙人の手を引いて、俺はこの部屋に唯一の扉を開く。
受付のところにつながっているはずの、真鍮で出来た扉だ。

ぎぃ、と開くと、それこそあまり広くない部屋に出た。
やはりここは、変化する前の世界では受付につながっていたのだろう。
そして、その部屋の奥には……


「やっぱりお前も……死んでいたのか、罪木」


壁に寄りかかって死んでいる【罪木蜜柑】がいた。
つまり、先ほどの部屋で見たのは【罪木の魂】だったのだ。
それが……罪が形になるという事なのだろうか、分からない。
彼女の頭上にも、やはり魔法陣が書かれており、同時に彼女の体にも【心臓がない】。

その亡骸を調べようと近づいた時───


……ウウウウウウ……!


「なんだ!なんの、音……が……」


突然、意識が


途絶




『!……!!』


声が……聞こえる……


「ちょっと、何気絶してんのよ、男でしょ?シャキっとしなさいよ」

「す、すみませぇん、死んでまでご迷惑おかけしてぇ……」

「蜜柑ちゃんは悪くないよ、悪いのは……【術者】ってやつだから」

「でもわたしもみんなも思い出せないしなぁ、【術者】……」

「なんでなんすかね?やっぱ脳みそこねこねしたから?」

「こねこねってなに?」

「ええっと、いわゆる脳手術って言うものの話でしょうかねぇ……それってつまり……」

「ゲロブタ!死んでまでグロい話してんじゃねーよ!」

「ふええっ!」

「日寄子ちゃん!ダメでしょ!」

「とにかく白夜ちゃんには頑張ってもらうっす、この異変を止めるために」

「あの【術者】ってやつ、人をどんどん殺す気だよ!……おにぃ、頑張ってね」

「あのあの、見守ってますからねぇ……」



誰だ……


待ってくれ……俺は、一体なぜ……

「待て!!」がばっ


次の瞬間俺が目にしたのは、すっかり元に戻ったアルケミラ病院の姿だった。
真っ白な床と壁が、目に眩しいくらいだ。
むしろこんな光景を見るのがあまりに久しぶりすぎて、本当にここがアルケミラ病院なのか分からなくなったほどで。


???「……おい、こいつ目ェ覚めたぞ。どうすんだ」

??「え?ほんとに?」


誰かがそばで話をしている……。
なぜか頭が痛い。何があったのだろうか……。
そもそも、いつのまに俺はこの世界に帰ってきた?
それに……あ、宇宙人はどこに……?


??「十神クン!よかった……!」


そう言って俺の顔を覗いてきたのは、【苗木誠】だった。


───Chapter1 END

くぅー疲(ry

今日はここまでじゃよ
明日からはついに病院脱出。その前に苗木クンとゆっくりしていってね。
また明日

乙ー

>>1ってこんなに静岡の世界観再現して書けるってことは今までのシリーズもやっぱやってる感じ?

ちなみに一番好きなの何作目?

はぺし。

>>901
最初に謝らせてください
ホラゲーはほとんど出来なくて見る専なんです……クロック3の1面すら攻略出来ない腕です。あとチキン
人のプレイやゲームの実況動画で静岡シリーズは一通り視聴済み、です。シリーズ知識はあるつもり……です……。

最初に見た動画なので、HCに思い入れがあります。ビフォーアフター好き、ニードラー好き。
エンディングは2のIn Waterが一番好きかもしれない、悲しいけれど。あといぬ。
あとは……SMのUFO探しが好きです。なんで棚とかに置いてあんの、UFO?
こんな状態でございます、ご承知おきください。

◆アルケミラ病院・総合受付


苗木「十神クン!よかった……!」


今にも泣きそうな顔の【苗木誠】が、俺の顔を覗き込んでいた。
あまり珍しい顔色でもないのだが、しかしこいつにそこまで心配されるのは初めてかもしれない。
隣にはもうひとりいる。
幸い人間だ。だが、俺達のクラスメイトではないらしい。黒に白線の入ったスーツが見える。


苗木「探してたんだよ、ずっと。あれから連絡がないから、電話をしてみようと思ったけど電波がなくなっちゃって……」

「?……なに?」

苗木「なにって……昨日の夜、十神クンが外に助けを呼びに行ってくれたじゃないか!」

……は?
なんの話だ?
俺が外に助けを呼びに行った?
いつの事だ、あの車で目覚めた時か?
全く記憶にないぞ。
本当にこいつは俺の知る苗木なのか?

「……お前は何を言っている?」

苗木「十神クン……もしかして、覚えてないの?」

???「はっ。こんな状況だ、何があったっておかしくねぇよ」

苗木「そうなのかな……?」


苗木は不思議そうに首をひねっており、その隣の男はイライラしているのか舌打ちをした。
おかしい……なにかがおかしい。



1→苗木達と話す
2→アイテム確認
3→自分の状態を確認
4→宇宙人を探す
5→自由記述

>>906

3 4

>>906


まずは俺の状態だが、そんなに悪くはない。
腹にリスザルからの一撃をもらったあの衝撃が未だに残っている。
だが───【血が付いていない】。
リスザルの尾は明らかに血まみれだったはずだが、その血が腹に一切付いていない。
また、その時に気付いたが、一番最初の化物に引っ掻かれた時の傷は腕に残っていたが、服は全く破れていなかった。

「……?」

疲労感はそのままだ。
気絶していたのなら少しくらい回復してくれても良さそうなものだが、そう言う話でもないらしい。
身体中が軽く痛む……。
手持ちのアイテムもどうやらほとんどそのままのようだ。

……それと、あいつだ。
だがこいつらには正直に言うのを躊躇われた。

「外の空気を吸ってくる……」

そう言って立ち上がり、玄関から出ようとすると

???「……オイ」

「……なんだ?」

???「苗木のやつは信じねぇが、今こっちには化物がわんさかいる。こっちじゃなくて、出るなら裏口から出ろ」

「……」

苗木が信じない、と言うのは引っかかる。
だが、そこを突き詰めるのはもう少し後でもいい。時間はまだ、ある。

「……分かった。裏口だな?」

◆アルケミラ病院裏口


がちゃ

木製に戻っている扉を開いて外に出る。
相変わらずの濃い霧で、一寸先すら見えなくなりそうになる。
むしろ、以前よりも霧が増したのではないかと思うほどだ……。
苗木のあの言い方からして、きっと今は昼間なのだろう。
だがこの薄暗さでは、ライトは必然であると思える。

……不意に、何かを感じる。

「お前か?宇宙人、お前がいるのか」

しかし霧の奥からは返答はない。
ラジオが鳴る気配もなく……静かだ。
なんだか不思議な高揚感が俺の中に急速に芽生えてくる、なんだこれは……。
ここに……ここから【神秘的な力を感じる】……のか……?
しかしなぜこんな場所なのか?
それよりも、ここで【あの石】を使えばいいのか?




1→UFOどこ?(【チャネリングストーン】で祈りを捧げる
2→宇宙人を探す
3→戻る
4→自由記述

>>911

戻って苗木達と話す

>>911


……不可解な事ばかりだな……一度苗木達と話してみるか……。


ばたん


「……が……、い……に……、見つ……」



◆アルケミラ病院・総合受付


ばたん、と裏口の扉を閉めて中に戻って行く。
以前の世界のアルケミラ病院よりもかなり清潔感を感じる。
やはり病院はこうでなければな。


「……ひどい霧だな」

???「あ?テメェにも【霧が見えるのか】」

「どう言う意味だ?」

???「そのままだ。苗木には【霧が見えねぇ】んだと、十神クンとやら」

苗木「そうなんだ……十神クンも霧が……」

「お前は……」

???「オレは【九頭龍冬彦】だ。お互い面倒な事に巻き込まれちまったみてぇだな」

「ああ」

九頭龍、か。上級生だったな。
極道だったんじゃないのか?
その凄みは今やほとんど感じられない……。
見れば九頭龍もかなり疲弊してるように思える。

九頭龍「チ、ここで何が起きてやがる?テメェはなんか知ってんのか?十神」




1→化物の話をする
2→澪田達が殺された事を話す
3→宇宙人の話をする
4→自由記述

>>914

2

>>914


「……生徒が殺された」

九頭龍「あ?」

「俺が来た時には既に、何者かに惨殺されていた。ひどい有様だった」

苗木「そんな、嘘……でしょ?」

「俺は嘘が苦手だ」

九頭龍「なんで、生徒って……何言ってんだテメェ……?」

「身元も確認出来ている。澪田、小泉、西園寺に……罪木。いずれも女性だな」

九頭龍「テメェ!」

がっ、と胸ぐらを掴まれる。

九頭龍「意味分かんねーぞコラ……な、そんな変な冗談言ってんなよ……!」

「なら慌てふためけばいいのか?あいつらの死を泣いてやればいいのか?そうしたら信用するか?」

九頭龍「な……!」

苗木「十神クン、今のは……」

「事実だ。このアルケミラ病院で……全員死んだ」

九頭龍「……そんなの……」

「あり得ないと言えるか?俺と同じように霧が見えるお前に」

九頭龍「……、……」


九頭龍が離れる。
憔悴している……無理もない。
突然はぐれたクラスメイトがここで死んでいる、なんていきなり言われて正気でいる人間はそういない。

苗木「ここに……いるの……?」

「……ああ」


雰囲気が重苦しい……。




1→ふたりと話す(話題併記
2→裏口に行く
3→自由記述

>>921

1、化け物について

>>921



「霧が見えるなら、九頭龍」

九頭龍「……」

「あの【化物】も見えるな?」

九頭龍「……」

苗木「化物?な、なんの話を……」

「お前には見えんらしい。だからお前には分からんと思うが───」

苗木「どう言う事?」


俺はゆっくりととつとつと、ふたりにこの病院で出会った化物達の話をした。
唇を縫い付けられたやつ、犬型、ナース……リスザル……。
……宇宙人は……あいつは敵じゃない、と一言付け足して。


「こいつらは、人の罪の形だそうだ」

九頭龍「……」

「死んだはずの罪木がそう語り、もう一度死んだ……殺された、リスザルに」

九頭龍「……十神、テメェは」

「俺も死ぬか生きるかの状況だった。……無配慮で悪いな」

九頭龍「別に……」

苗木「ええっと、そう言うのがいっぱいいる……んだね、分かったよ」

「お前は襲われんだろうから安心しろ」

苗木「うっ……、なんかそう言われるとちょっと……喜びにくいんだけど……」




1→ふたりと話す(内容併記
2→裏口に行く
3→UFO探そうぜ!
4→自由記述

>>924

1、見つけた写真と財布について

>>924


「そう言えばこんなものを、病院で見つけた」

ぽさっ


九頭龍「あん?なんだそりゃ、きったねぇ財布だな」

「ああ。汚水まみれになっていた。何かの手がかりになるかと思って拾ったんだが」

九頭龍「マジかよ……オメェ意外とやるな……」

苗木「何に感心してるの?」

「それと、その財布にこんなものが入っていてな」


俺は財布のほか、中にあった写真と電子生徒手帳を出した。
九頭龍は何か興味深げに生徒手帳を触るが、電源は入らない。
そのあと写真と財布を両方見つめて……


九頭龍「……間違いねぇ、左右田のだ」

「左右田?」

九頭龍「ああ、【左右田和一】。【メカニック】でよ、この財布は確か……親御さんに買ってもらった数すくねぇ高級品だとかで、一度自慢してやがったな」

苗木「そうなんだ……、確かに皮の素材はすごくよさそうだね」

九頭龍「それ以上に、財布にソニアの写真なんざ入れんのは、左右田だけだろうしよ」

「なるほど」

九頭龍「……左右田は」

その時わずかに、九頭龍の声が一瞬だけ、詰まった。

九頭龍「左右田は……死んだとか言わねーよな」

「死体はここにはないぞ。生きている可能性がまだある」

九頭龍「……そうか」




1→ふたりと話す(内容併記
2→裏口に行く
3→UFO探そうぜ!
4→自由記述

>>928
次は夜じゃよ

3

>>918
静岡は、怖い

はぺし。980くらいで次に行きます。はい。

>>929
リリアンさん「静岡やない!サイレントヒルや!」

>>928



「……」

そう言えば。
この街には【UFOの目撃例】があるらしい。
先程の神秘的な力を感じた事と言い、謎の本の記述と言い……興味深くはある。

「少し……調べ物をする。裏口だ……お前達も来るか?」

九頭龍「……それが終わったら、澪田達を……」

「……分かった」

苗木「九頭龍さん、少し休んでてもいいですよ……?」

九頭龍「いや、ちょっと頭を冷やしてぇんだ……大丈夫だ」

苗木「そう、です……か」


短いセリフをそれぞれ話した後、俺達は裏口から出て行く。
相変わらずの濃い霧に顔をしかめる俺と九頭龍、そしてそれを不思議そうに眺めている苗木。
こいつに霧が見えんとは……正直、そこまでの善人だとは思わなかった。
本当に罪の意識がない男なのか……。


苗木「……十神クン、十神クンももう少し休んだ方が……」

「そうかもしれんが、俺にはまだ調べる事がある」

苗木「……そっか」


苗木が俺を気遣う。ふん、いつから愚民にここまでの心配をされるほど弱ってしまったのか、俺よ。
いたって何も気にしていないと言う素振りで俺が答えると、苗木はやや困ってしまったようで押し黙った。
【神秘的な力】がすぐそばに感じられる……。
少し申し訳なさそうに眉を垂らす苗木が、不意に呟く。

苗木「ん?これ……なんだろう……」




1→UFOどこ?(チャネリングストーンに祈りを捧げる
2→ふたりと話す
3→あたりを見回す
4→自由記述

>>940

2

>>940



数秒の沈黙。
まるで世界が終わってしまったかのような長い沈黙が、霧の中に重なる。
苗木はと言うと、地面に目を落としており、それが何なのかを見定めようとしていた。
苗木におい、と言葉をかけようとして


九頭龍「なぁ」


最初に言葉を発したのは九頭龍。


苗木「どうしたんですか?」

九頭龍「……教えろ十神。テメェはどうやってここまで来れた」

「それはどう言う意味での質問だ?」

九頭龍「外に出たはずのテメェが、病院の入口でノびてたのはなんでだって聞いてる。本当に覚えてねーのか?」

「……ああ、何も覚えていない」

苗木「そっか……覚えてないんだね」

「何があった?」

九頭龍「それは中に戻ってからにしねぇか?ここじゃ……出るかもしれねぇだろ、バケモンが」


確かにそうかもな。
だが、ラジオはひとつも音を発しない。
ここに敵はまだいないようだ。


九頭龍「……で?調べ物はいいのか?」




1→UFOどこ?
2→ふたりと話す(話題も併記
3→あたりを見回す
4→自由記述

>>945

1

>>945



……確かあの本にはこう書かれていた……

───この【チャネリングストーン】には宇宙へも届くエネルギーがあります!
───【未知のエネルギーを感じる場所】に行って、そこで【石を握りしめて念じて】みましょう!

ふん、こうなったらとことん狂った世界に付き合ってやろう。
なぜ俺がこんな神秘的な力を感じるのかも含めて、どこまでも落ちていってやろう。
ポケットから【チャネリングストーン】を取り出すと、それを握りしめてみた。
さぁ、どうだ?蛇が出るか鬼が出るか。


苗木「十神クン、何して……」

「静かにしろ」

苗木「あ、うん……」


………。

……………。

………………………。

……何も起こらない……。


「……飛んだ無駄足だったか」

馬鹿馬鹿しい。なんで俺がこんな本の事を信じて行動してしまったのだろうか。
はぁ、と溜息を吐く。
もういいぞ、と一言告げて中に帰ろうと背を向けようとして───


??「いやいや、そうとも限んねーぞ?」


……声が、する。聞きなれた声が。




1→無視。
2→振り返る
3→銃でも突き付けようか
4→自由記述をどうぞ

>>949

2

>>949


「……なぜお前がここにいる?」

半分は本気で驚いているからこそ、そんな言い方になってしまう。
生徒の大半が行方不明だと言っているのにも関わらず、霧の向こう側からはぼんやりとシルエットが見えてきた。
こんな廃墟のようなサイレントヒルにはまず似つかわしくない、あっけらかんとしたラフなその格好は間違いない───


苗木「は、葉隠クン!?無事だったの!?」

そいつは半笑いで霧の奥から現れた。

葉隠「苗木っちも無事で何より……あ、十神っちもな。そんでそっちさんは……」

九頭龍「ぁあ?」

葉隠「ナンデモアリマセン」

「仕方があるまい。こいつは知らんのだからな、病院の惨事を」

九頭龍「そうかもしれねぇが……」

葉隠「病院?」

「生徒が数名、病院の中で惨殺されていたんだ。お前もその辺でのたれ死ぬ前に───」

葉隠「んな事よりも聞けよ十神っち!」

「……なに?」

九頭龍「あ?待てテメェ、おい……」

葉隠「俺はついに確信を得たぞ……この街にはやっぱ宇宙人がいるんだべ!」

「葉隠、お前の頭の中はすっからかんなのか?人の話を……」

葉隠「何言ってんだ!こんな【霧が濃くて探しにくい】のに、こんなとこで時間食ってらんねぇぞ!」

……ん?こいつ……様子が……

九頭龍「テメェ……訂正しろ、人が死んでるんだぞ、それをそんな事って……!」

葉隠「宇宙の神秘……俺達なら絶対見つけられるってーの!」きゃっきゃうふふ

苗木「葉隠クン……?」



1→さらに話を聞いてみる
2→とりあえず殴る
3→十神フラッシュ
4→九頭龍を抑える
5→自由記述

>>953

2

>>953


葉隠「やっとみっけたんだよ……やっと……」

葉隠「宇宙人の住処ってのはサイレントヒルだったんだ……!っははは!」


次第にその様子がおかしくなって行っている事に、誰しもが気付く。

その表情は恍惚の笑みに満たされており、呆然と立ち尽くしてその高笑いを耳に入れるだけだった。
その目が血走っている事を俺は知ってしまった。
霧で見えなかった葉隠の様子が、だんだん分かってきたからだ。
……腕にいくつかの擦り傷がある……、よく見れば左の太ももからも出血があるようだが、それを苦にもしていない。
どうしてしまったんだ?お前に何があった?


九頭龍「なん、だよ……こいつ……!」

苗木「ぼ、ボクだって何が何だか……普段はもうちょっとまともなん……だとも言えないのが悲しいけどこれよりはまともなんです!」

九頭龍「………!?」


葉隠「あと4つ、あと4つあれば……UFOは俺らんとこn」

「うるさい、黙れ愚民」


とりあえず殴る。

どすっ

問答無用の暴力が葉隠を襲う───!
もちろん全力でやった。腹に一発。
怪我してるだろう?知るか、黙れ。


葉隠「……!?」


……沈まない?!



1→君が気絶するまで殴るのをやめない
2→全員で押さえ込んでみる
3→もういい撃つ
4→十神フラッシュ
5→自由記述をどうぞ。殺さないでね

>>960

2

>>960


「……手伝え、苗木!九頭龍!」

九頭龍「あ?」

「このバカを抑え込む!」

苗木「……でも!」

「さっさとしろ!」


思い切り殴り飛ばされ体をくの字に曲げる葉隠を、全員がかりで抑え込みにかかる。


葉隠「う……俺、は……宇宙人……を……」

「黙れと言っている!」

苗木「ちょっと十神クン!このままじゃ……」

「こいつごときが死ぬわけがないだろう」

九頭龍「まぁいいけどよ……、なんだこいつ……力つえーなおい……!」はぁはぁ


全員がかりでもまだギリギリと言ったところだった。
葉隠がこんなバカな力を持っているとは思えん。何かがあったに違いない。
しかし、それもそう長くは続かず、しばらくして力が弱まっていき……そして……


むぎゅう。


「……やっと大人しくなったか……」

葉隠「」

苗木「ひどい怪我してる……、ど、どうしよう?」

「とりあえず……」


……ざ……ザザ……

「……中に戻るぞ。話はそれからだ」





「……はぁっ」


深い霧の中から、ようやく俺達は病院の中に戻ってきた。
しかもひとり増えて。
にしても、厄介な事になった。
UFOを探してみようと思っただけだったのだが、変なものを呼び寄せてしまったようだ。

なぜあいつが俺に気付けたのかが分からないが、まぁ死なずに合流出来たのは不幸中の幸いか。


九頭龍「くそ、っ!何が何だか分かんねぇぞ、十神!どうなってんだよ!」

壁を殴る九頭龍。気持ちは分かるが。

「俺にも分かるわけがあるまい。まさかこんな事になっているとは、予想外だった」

九頭龍「だってそいつ……そいつおかしいぞ?」

「おかしいのはいつもの事なんだがな……」

九頭龍「あ?」

苗木「……ノーコメントで」

九頭龍「……チッ」

苗木「それより病院の中を見回りたいんだけど……ど、どうしようか……」

九頭龍「オレは絶対に……仏さん拝んでからじゃねぇと先には行かねぇぞ」

「そうだろうな」

苗木「えーと……うーん……」




1→葉隠を起こす。いやだ?答えは聞いてない
2→九頭龍と病院内を歩く
3→ふたりと会話(内容併記
4→自由記述

>>965

葉隠を拘束してから軽く手当て

>>965


「こいつを野放しでは問題があるだろう」

葉隠を指す。原因は分からないが、またあんな風に変な事を言い出したら困ってしまう。
それにもっと悪化して、誰かが襲われるなんて事になれば悲惨でしかない。
とにかく何も分からない以上は、その自由を奪っておく他にはないのだ。

九頭龍「確かに、な。だが、どうするんだ?拘束するもんなんて……」

「……いや、ここは病院だ。だからあるはずだ」


数分後。

すぐそばの部屋に、たまたま包帯やガーゼがあったのを見つけた。
……これ、使えるんだよな?と九頭龍が顔で聞いてきたが、これしかないなら使う他ない。
他にも何かあればと目を凝らしたが、残念だが、医薬品の類はどれもほとんどが使えないような有様である。
本当に大した手当は出来なさそうだ。
ひとまずは葉隠の両手首を後ろ手に縛っておき、それから簡単に手当をする。
と言っても、一番傷が深そうな左の太ももにガーゼを止める程度しか出来なかったが。

一度部屋を適当に見ておいてよかった。大体の配置が分かっていたからだ。
その包帯も、俺達からすぐ近くの部屋にあったため、葉隠が目覚めるよりもずっと早く戻って来られた。


苗木「……みんな、大丈夫なのかな……」

苗木がポツリと呟く。
あの葉隠のアホでさえこうなのだ、他の常人がどうなっているのか……想像しただけでも恐ろしいが……。



1→九頭龍と病院を歩く
2→何かを話す(内容併記
3→葉隠が目覚めるのを待つ
4→自由記述

>>974

十神が眠ってから起きるまで何があったのか
なぜ二人はここにいるのか

>>974


……それにしても、俺が眠ってから一体何があったのだろうか。
そもそも、こいつらはなぜここにいるのだろうか……?


「もうこの馬鹿の事は一旦忘れろ。……それで、教えてくれないか」

苗木「ああ、えっと……初日からの流れを……だよね……」

一度苗木がどこから話したらいいやら、と言った表情をして、それからゆっくりと話し始めた。


苗木「えっと……ボク達がサイレントヒルに着いたのは、もう日もずっと暮れた夜の事でね」

苗木「本当なら出迎えがくるはずだったんだけど誰も来なくって……それでみんな不安だったんだけど、」

苗木「とりあえず学園長が、初日泊まる事になってたモーテルにみんなを誘導して、そこで一晩過ごしたんだ」

苗木「正直みんな戸惑ってて、どうしようもなかったんだけど……管理人さんらしき人の置き手紙があって、」

苗木「歓迎と謝罪、あとモーテルを好きに使ってもいいって内容が書かれてたんだって。霧切さんも後から読んで翻訳したら大体そんな内容だったらしい」

苗木「それで朝を迎えたんだけど、昼くらいかな?何人かが「霧がひどい」っていきなり言い始めたんだよ」

苗木「しかもはぐれないように、ってあれこれ手を尽くしたはずなのに、気付いたら何人かもういなくなってて……」

苗木「どこにも行かないようにって言ってるはずなのに、どんどんとモーテルから人がいなくなっていく」

苗木「それでその時に十神クンが、「これはおかしい。俺がサイレントヒルの外に助けを呼びに行く」って言って」

苗木「勝手に運転手さんと一緒に外に飛び出して行って……」

「……俺はそんな事をしていたのか」

苗木「自分でも霧が濃くて、とか言ってるのに行くって聞かなかったんだ。運転手さんにも霧が見えてなかったみたいだし」

「……なに?」

九頭龍「そのあと、いつのまにかハグれてたオレを、苗木が見つけたってわけだ」

苗木「ボクには霧が見えないから、普通に歩いていけるんだけど……みんな、見ないうちに消えるようにどこかに行っちゃって……」

九頭龍「……つーわけだ。分かったか?」


その話の中にも、なんだか不可解な部分がたくさんあるように思える。
だが、霧が見えない苗木がそう言うのだから、きっとそれが真実なのだろう。
それにしても俺はそんな無謀な事を言って飛び出したのか……。
では、なぜ霧が見えないはずの運転手は死んでいたのだろうか?
……訳がわからない。
それに置き手紙があったと言う事は、少なくとも誰かが生きていたと言う事ではないだろうか?
現地の人間はまだどこでも見つけていないが……どう言う事だ?



1→ふたりと話す(内容を併記
2→九頭龍と病院探索
3→自由記述

>>979
続きは次スレじゃぞ。

1そういえば罪木も葉隠と同じような状態だった

このスレ埋めた方がいいの
それとも>>1が依頼出すの

ダベミのホラーダンガンロンパほんとうにすき
ところでピザ屋の深夜バイトには興味ないかね

>>962

乙です

HCはゲスト出演みたいなもんだったからね
新作のヒルズには▲様出るんだろうか…

*次スレ
十神「サイレントヒルだと?……葉隠、お前は説明しなくていい」
十神「サイレントヒルだと?……葉隠、お前は説明しなくていい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421932118/)


>>982
せっかくだから使い切りたいでちゅ。埋めよう、まな板にしようぜ。

>>983
何かと思って調べたらホラーじゃないか!!だからホラーは見る専だとあれほど!

>>984
▲<出てもいいけど出なくてもいいよ。

>説明しろ、苗木
>……葉隠、お前は説明しなくていい

なるほどと思うと同時に吹いた

>>987
せめてタイトルだけでは葉隠クンをディスりたいという十神さんの精神が出ました。仕方ないね。



ここから>>999まで質疑応答して>>1000は叶えられるなら叶えてみる

謎解きで使った宝石は消耗品ですか?
葉隠を調べて何か奪う事は出来ますか?

>>989
宝石
一応持ってる事は持ってますが、アイテムとしてはもう使えません。
消耗品と同じ扱いで大丈夫です。

葉隠
何てことを……
考えておきます。今から。

*サイレントヒルのうた十神バージョン、いつか作りましょう

UFOの条件はチャネリングストーンと宝石の両方、もしくは片方ですか?

>>992
*UFOの条件はこちら。

5ヶ所のUFOスポットで、チャネリングストーンを使う→イベント→イベントで指定された場所に行く→UFO

ちなみに葉隠はあのままほっといたらどんどん狂ってました。あっぶねー
UFOの時だけ無条件で出て来るようにしようとしてましたが、同時に途中であれです。あれ。、

体力の段階について
あと弾の最大所持数

>>994

*十神クンの体力は大体こんな感じで大まかに5段階。

最高(満タン)

良好(8割くらい)

平常(6割くらい)

疲労(4割くらい)

危険(2割くらい)

死亡

*もちろん一気に2段階ほどの上下がある可能性はある。
*栄養ドリンクなら1段階、応急キットは2~3段階、アンプルは完全回復。


*内部ステータスが関係あるので拾える弾数はなんとも言えないが
ハンドガンの場合は装填6発+予備24発が所持限界。

*常に十神がトドメを刺した武器の種類で内部ステは変動する。

うめ

梅茶漬け

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