「なんで穂乃○の下着が挟まっているの・・・？」

私はそう言いながらクローゼットに近づきます。
すると急にクローゼットの扉が開き、

「ﾎﾉｶﾁｬﾝﾎﾉｶﾁｬﾝﾎﾉｶﾁｬﾝ！！！」

灰色のマスクを被った女性が出てきました。

「ﾎﾉｶﾁｬﾝﾎﾉｶﾁｬﾝﾎﾉｶﾁｬﾝ！！！」

私の名前を連呼する女性・・・いやおかしい・・・明らかに上から聞こえてきた。

「ﾎﾉｶﾁｬﾝﾎﾉｶﾁｬﾝﾎﾉｶﾁｬﾝ！！！」

私は恐怖に震えながらも上を見上げました。
そこには、クローゼットから出てきた女性が腕をパタパタして浮遊している姿が！！！
気が付くと私の目の前には無数のトサカが「ﾎﾉｶﾁｬﾝﾎﾉｶﾁｬﾝ」と私に囁いている。

「そこまでや」

どこかで聞いたことのある包容力にあふれている声、寺生まれでスピリチュルなTさんだ。

>>4
わしわしすんぞこら

トサカと下着に囲まれている私の目の前に来ると、自前のタロットカードをばら撒きました。

「はーいプシュッ☆」

と叫ぶ、するとタロットカードが眩しい紫色に光り、タロットカードが巨大化してトサカを次々と潰してゆく！
ある程度トサカを潰すと、Tさんの呪文によって周りには光が走り、アッー！という間に女性とトサカは全滅した。

「Tちゃんもランニングしにきたの？」

そう尋ねるとTさんはお腹を指さし

「そうやね、ええ運動になったんよ・・・」

学校に行く途中で聞いた話によるとあそこはﾎﾉｷﾁの聖地として有名な名所で
下着泥棒が下着泥棒を呼ぶ恐怖の部屋らしい。

「これからは気をつけるんよ？」

そう言って階段を踏み外し転がっていくTさんを見て
寺生まれはスゴイ、私はいろんな意味で思った。

私は久々に嫌な夢をみたにゃ。
炊飯器を持った女が私の部屋に立っているにゃ・・・
私は恐怖のあまり傍観することしかできずただただ眺めていたにゃ。
すると女性は突然炊飯器の蓋を開け、ご飯をしゃもじて食べだしたにゃ！
思わず

「それ以上食べるのはやめて！」

と叫ぶ私。

するとしゃもじでご飯を食べながらこちらを振り返る女。
その顔は、見るも無残にご飯粒まみれで顔中にベトベト感があるにゃ・・・

「ﾘﾝﾁｬﾝもこうなりたいの？ﾘﾝﾁｬﾝもこうなりたいの？してあげようか？してあげようか？」

ゆっくり私が大切にしているカップラーメンに近づく女。私は金縛りにあったように動けず、そして・・・
女のしゃもじがカップラーメンの蓋に・・・

そこで目が覚めたにゃ。

嫌な夢だったにゃ、後味が悪いにゃ・・・私はカップラーメンを飲もうとキッチンへ行ったにゃ。
私の目に飛び込んできたのは、無残にも蓋があけられたカップラーメン！
私は恐怖で腰を抜かしてしまった、あの女は現実に・・・！
そして次は袋ラーメンもあけられてしまうのではないかと

その日の練習で、私は寺生まれでスピリチュアルなTさんにその夢を相談したにゃ。
しかし、Tさんは

「しょせん夢やろ？」

と冷たい対応・・・
なんとしても引き下がれないので必死になんとかしてにゃ！と頼み込むと

「それじゃあウチの作ったお守りあげるからそれを枕元に置いて寝るとええよ」

とお守りを渡してくれたにゃ。

次の日、不安ながらも朝の早かった私は床に付いたにゃ、そこでまた夢を見たにゃ。

「おこめ、おこめ、おこめ！おこめ！おこめ！おこめ！」

またあの米女にゃ！！私は夢の中でTさんのお守りを探したにゃ。
しかしどこにも見当たらないにゃ・・・

「これ？こめ？こめ？」

なんとお守りを女が持っているにゃ！もうおしまいにゃ！

けど次の瞬間、お守りが眩しい紫の光に包まれ、どこからともなくTさんの声が！

「はーいプシュッ☆」

お守りは膨張して弾け飛び、女の半身を吹き飛ばしたにゃ。

「こめああああああ」

半身でのたうつ女を尻目に私は夢から覚めたにゃ。
枕元にあったはずのお守りはどこをどんなに探しても見つからなかったにゃ・・・

その話をTさんに話すと

「半身を吹き飛ばした？威力はそこまでなかったんやね・・・」

とつぶやくTさん

寺生まれはスゴイ、私は感動を覚えずにはいられなかったにゃ。

私は自転車に乗って買い物に出かけたにこー
普段通り国道を走っていると
真っ赤なワンピースを来て髪が赤色のきれいな女性が目に映った。
私には負けるけどきれいな人だな、そう思った瞬間
私は対向車線から来た自転車に撥ねられた。
ラブライブの練習をしていた私はとっさの瞬間受け身をとることができたため
夕飯のきゅうりが折れる重傷だけですんだ。

それから数日たったある日、友人のEが同じく自転車に撥ねられた。
すぐに病院に駆けつけると、Eは小指を骨折する重傷を負ったらしい。
その場で救助にあたった人の話によるとEは、

「赤いワンピースを見てついよそ見してしまったわ・・・」

と呟いていたという。
私は驚いた。

アレは死神なんじゃないか？
私がそう思っている頃またあそこで事故があった。
話を聞いてみるとひき逃げらしかった。
この辺りは見通しがいいにもかかわらずそういう事故が多いらしい
私はあの赤髪のワンピースの女が死神だと確信した

数日後私は友人のTさんの自転車に乗ってその道を走っていた。
Tさんは実家が寺で非常にスピリチュアルらしく、私は死神の話をしてみた。

「ふーん」

っとそっけなく聞いていたTさん。
けど少し走ってからTさんが突然。

「あの女やね！」

と叫んだ

見ると確かにあの赤髪の赤いワンピースを着た女が道を歩いている！

「そうよ！あの女よ！」

私が叫ぶと

「そうやない！あっちや！」

と正面を指すTさん

見るとｲﾐﾜｶﾝﾅｲ！表情をした女が対向車線を走る自転車の方向を狂わそうと、
荷台に飛び移っているところだった！

「ハンドル・・・頼むで・・・」

Tさんはそう呟くと荷台の上に立ち狙いを定め

「はーいプシュッ☆」

するとTさんの両手から紫色のタロットカードが飛び出し、
女の霊を吹き飛ばした

「これで安心やね・・・」

そうつぶやくTさん。

いつまでも荷台に立つTさんを見て、
寺生まれってスゲェ・・・その時初めてそう思った。

私は部活仲間８人と海へ行くことにしました
お金持ちのNの計らいでプライベートビーチで遊べることになりました
早速浜に降り、ビーチバレーをしたり、砂のお城を作ったりと楽しい時間を過ごしました
するとEが

「私は賢いからあのブイまですぐに行けるわ！泳ぎ切ったらかき氷おごるのよ？」

と言い出しました。

私が返事をするより早く海に飛び込むE
なるほど賢いだけあってか可愛い泳ぎでブイまで辿り着くE
沖でハラショーと叫び、手を振るE
私達も浅瀬から手を降って返しますが、どうも様子がおかしい

「あれ！？溺れてるんじゃない！？」

誰かが叫んだ
確かに今にも沈みそうです！私達は急いで救助に向かいました
しかし、賢い可愛いEと違い、泳ぎの遅い私達は中々辿り着くことができず
代わりにEは今にも沈みそうに・・・

「おかしいです・・・」
そう思った私は水中に潜りました。するとそこにはEの身体にしがみつき、
引きこもうとする金色の影が無数に蠢いていました！！

このままじゃ私達も・・・
そう思った瞬間、大波の向こうから一人のサーファーが！！
寺生まれでスピリチュアルのTさんでした！
Tさんは胸を華麗に踊らしEを抱き上げるとそのまま波に乗って陸地へ

「はーいプシュッ☆」

振り返らずにTさんが叫びました
するとTさんが起こした無数の泡がぼこぼこと集まり浮き輪状に、
私達もそれにつかまって陸まで辿り着くことができました

「ありがとうございますTさん！」

そうお礼を言った私にTさんは

「この辺は曰くつきの海岸なんよ・・・毎年水難事故が起こってるって噂や」

そう言いながらEの胸をわしわしして呪文を唱えるTさん、
するとEの口から汚れた水が吐き出されEは意識を取り戻しました。

「きっと・・・死者が死者を呼ぶ潮の流れなんやろうね・・・ここは・・・」

海岸線を見つめて呟くTさん
顔を赤くしながら

「の、希になんかに助けてもらうくらいなら死ねばよかったわ！」

と大げさに言い放つEを見て
寺生まれはスゴイ、私はまたもやそう思いました。

簡潔な文章でかなり読みやすい
他にもSSスレ立ててたなら教えてほしー

>>19

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>>20
あれお前だったのか