やよい「うっうー……」 P「どうしたやよい? 元気がないな」 (14)

短いアイマスSS

――事務所

やよい「うっうー……」

P「どうしたやよい? このごろ元気がないじゃないか」

P「最近仕事も増えてきたし、疲れてるのか?」

やよい「ふえっ!? い、いえ……そうじゃないんです」

P「しかし、何もないわけじゃなさそうだが……」

やよい「なんていうか……よくわかんないけど、疲れるんです……」

P「ふむ……」

――給湯室


P「というわけで、だ。やよいを元気にしよう会議を行う」

小鳥「確かにやよいちゃんは最近元気がないですね」

伊織「あんたが何かしたんじゃないの?」

P「馬鹿言え。やよいLove倶楽部の創設者のこの俺が、そんなことするはずがない」

千早「確かにプロデューサーがそんなことをするとは思えません」

千早「やよいLove倶楽部内で唯一SSランクのヤヨイスキー称号を持っているプロデューサーが」

小鳥「私まだCランクですよ……」

伊織「ふふん、私はAよ。まだまだね」

千早(……まあ私はとっくの昔にSランクですが)

P「まあクラスはこの際どうでもいい。今はやよいの状況だ」

P「伊織、最近元気がない以外でやよいに変わったことはなかったか?」

伊織「そうね……。この前は仕事が増えてお金がたくさん入って、家族に美味しいごはんをたくさん食べさせられる、と嬉しがってたわね」

P「天使か」

千早「天使ね」

小鳥「天使すぎるわ」

P「しかしそれなら元気になるはずだが……。やっぱり仕事が多かったんだろうか」

P「千早は何か知ってるか?」

千早「そうですね……。先日、私の家に高槻さんが来て、ご馳走を作ってもらいました」

千早「材料は肉に魚に彩り豊かな野菜、和洋中はもちろんロシア料理やベトナム料理まで」

千早「私はいいと言ったんですが、普段お世話になってるお礼ですと」

P「天使ヤヨイだな」

小鳥「福音書に出てきそうですね」

伊織(マタイかしら?)

千早「その日は春香と真と萩原さんも呼んで、五人で食卓を囲みました」

P「なぜ呼んでくれなかったんだ!」

千早「その日は忙しくて事務所に泊まるとか言ってませんでしたか?」

P「呼んでくれたら頑張って終わらせたのに……」

P「まあいい。小鳥さんは?」

小鳥「やよいちゃん、最近もやしを食べなくなったって言ってました」

小鳥「今はもう張り切って節約しなくても良くなったって」

伊織「やよい……」

千早「高槻さん……よく頑張ったわね」グスッ

P「ふむ……ちょっとわかってきたぞ」

小鳥「へっ、今ので、ですか?」

P「ああ、最近はもやしを食べない。これだよ」

千早「はい?」

伊織「意味がわからないんだけど」

P「俺も信じられないが、やよいはもしかすると、もやしを食べなくなったから元気がないんじゃないかと思う」

小鳥「確かにもやしは栄養がありますけど……でもそれくらいで元気がなくなるほどじゃ……」

P「ものは試しです。やってみて、だめなら違うんですよ」

伊織「適当ね……」

千早「まあ、可能性はひとつずつ潰していくしかないですね」

P「だめだったら仕事がキツくないかとか、色々訊いてみるさ」

小鳥「順番が違う気がするんですけど……」

            ノヘ,_
    ,へ_ _, ,-==し/:. 入
  ノ"ミメ/".::::::::::::::::. ゙ヮ-‐ミ

  // ̄ソ .::::::::::: lヾlヽ::ヽ:::::zU
  |.:./:7(.:::::|:::|ヽ」lLH:_::::i::::: ゙l   いぇい!
 ノ:::|:::l{::.|」ム‐ ゛ ,,-、|::|:|:::: ノ   道端に生えてる草は食べられる草です!

 ヽ::::::人::l. f´`  _  |:|リ:ζ    畑に生えている草は美味しく食べられる草です!
 ,ゝ:冫 |:ハ、 <´ノ /ソ:::丿
 ヽ(_  lt|゙'ゝ┬ イ (τ"      ホント 貧乏は地獄です! うっう~~はいたーっち!!!

       r⌒ヘ__>ト、
      |:  ヾ   ゞ\ノヽ:    __  .      ri                   ri
      彳 ゝMarl| r‐ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
       ゞ  \  | [,|゙゙''―ll_l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
        /\   ゞ| |  _|_  _High To

――事務所


P「やよいー」

やよい「プロデューサー、なんですかー?」

P「久しぶりにもやし祭りを開催しないか?」

やよい「も、もやし祭りですかー? い、いいですけどー……」

P「どうした?」

やよい「弟たちがなんて言うか……」

P「……それなら多分、大丈夫だ」

やよい「……?」

――やよい家


P「おじゃましまーす」

かすみ「あ……」

長介「久しぶりだな、にーちゃん!」

P「はは、本当に久しぶりだな」

やよい「じゃあみんな、もやし祭り開催するよー!」

高槻家+P「はーい!」ワアアア

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