短いアイマスSS
――事務所
やよい「うっうー……」
P「どうしたやよい? このごろ元気がないじゃないか」
P「最近仕事も増えてきたし、疲れてるのか?」
やよい「ふえっ!? い、いえ……そうじゃないんです」
P「しかし、何もないわけじゃなさそうだが……」
やよい「なんていうか……よくわかんないけど、疲れるんです……」
P「ふむ……」
――給湯室
P「というわけで、だ。やよいを元気にしよう会議を行う」
小鳥「確かにやよいちゃんは最近元気がないですね」
伊織「あんたが何かしたんじゃないの?」
P「馬鹿言え。やよいLove倶楽部の創設者のこの俺が、そんなことするはずがない」
千早「確かにプロデューサーがそんなことをするとは思えません」
千早「やよいLove倶楽部内で唯一SSランクのヤヨイスキー称号を持っているプロデューサーが」
小鳥「私まだCランクですよ……」
伊織「ふふん、私はAよ。まだまだね」
千早(……まあ私はとっくの昔にSランクですが)
P「まあクラスはこの際どうでもいい。今はやよいの状況だ」
P「伊織、最近元気がない以外でやよいに変わったことはなかったか?」
伊織「そうね……。この前は仕事が増えてお金がたくさん入って、家族に美味しいごはんをたくさん食べさせられる、と嬉しがってたわね」
P「天使か」
千早「天使ね」
小鳥「天使すぎるわ」
P「しかしそれなら元気になるはずだが……。やっぱり仕事が多かったんだろうか」
P「千早は何か知ってるか?」
千早「そうですね……。先日、私の家に高槻さんが来て、ご馳走を作ってもらいました」
千早「材料は肉に魚に彩り豊かな野菜、和洋中はもちろんロシア料理やベトナム料理まで」
千早「私はいいと言ったんですが、普段お世話になってるお礼ですと」
P「天使ヤヨイだな」
小鳥「福音書に出てきそうですね」
伊織(マタイかしら?)
千早「その日は春香と真と萩原さんも呼んで、五人で食卓を囲みました」
P「なぜ呼んでくれなかったんだ!」
千早「その日は忙しくて事務所に泊まるとか言ってませんでしたか?」
P「呼んでくれたら頑張って終わらせたのに……」
P「まあいい。小鳥さんは?」
小鳥「やよいちゃん、最近もやしを食べなくなったって言ってました」
小鳥「今はもう張り切って節約しなくても良くなったって」
伊織「やよい……」
千早「高槻さん……よく頑張ったわね」グスッ
P「ふむ……ちょっとわかってきたぞ」
小鳥「へっ、今ので、ですか?」
P「ああ、最近はもやしを食べない。これだよ」
千早「はい?」
伊織「意味がわからないんだけど」
P「俺も信じられないが、やよいはもしかすると、もやしを食べなくなったから元気がないんじゃないかと思う」
小鳥「確かにもやしは栄養がありますけど……でもそれくらいで元気がなくなるほどじゃ……」
P「ものは試しです。やってみて、だめなら違うんですよ」
伊織「適当ね……」
千早「まあ、可能性はひとつずつ潰していくしかないですね」
P「だめだったら仕事がキツくないかとか、色々訊いてみるさ」
小鳥「順番が違う気がするんですけど……」
ノヘ,_
,へ_ _, ,-==し/:. 入
ノ"ミメ/".::::::::::::::::. ゙ヮ-‐ミ
// ̄ソ .::::::::::: lヾlヽ::ヽ:::::zU
|.:./:7(.:::::|:::|ヽ」lLH:_::::i::::: ゙l いぇい!
ノ:::|:::l{::.|」ム‐ ゛ ,,-、|::|:|:::: ノ 道端に生えてる草は食べられる草です!
,ゝ:冫 |:ハ、 <´ノ /ソ:::丿
ヽ(_ lt|゙'ゝ┬ イ (τ" ホント 貧乏は地獄です! うっう~~はいたーっち!!!
r⌒ヘ__>ト、
|: ヾ ゞ\ノヽ: __ . ri ri
彳 ゝMarl| r‐ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| | / |
ゞ \ | [,|゙゙''―ll_l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
/\ ゞ| | _|_ _High To
――事務所
P「やよいー」
やよい「プロデューサー、なんですかー?」
P「久しぶりにもやし祭りを開催しないか?」
やよい「も、もやし祭りですかー? い、いいですけどー……」
P「どうした?」
やよい「弟たちがなんて言うか……」
P「……それなら多分、大丈夫だ」
やよい「……?」
――やよい家
P「おじゃましまーす」
かすみ「あ……」
長介「久しぶりだな、にーちゃん!」
P「はは、本当に久しぶりだな」
やよい「じゃあみんな、もやし祭り開催するよー!」
高槻家+P「はーい!」ワアアア
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