モバP「まゆに貸し切られる一日」 (33)

まゆとただただいちゃいちゃするSSです。


AM 10:15



P「お待たせ。待たせちゃったな」

まゆ「いいえ、待ってるのも楽しいですからぁ♪」

P「でもいいのか?あんなに大きなライブの成功のご褒美を俺と一日一緒に過ごすだなんて……」

まゆ「もちろんですよぉ。これ以上に無いご褒美です♪」

P「まぁ俺も可愛い女の子と一緒に出かけられると思うと嬉しいよ。なんてな!」

まゆ「そこはまゆと一緒、じゃないんですかぁ?」プクー

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P「おらっ」ツン

まゆ「!!」プシュー

P「そうやってほっぺた膨らませるまゆが、最高に可愛いよ」

P「今日は楽しもうな!」

まゆ「は、はい……」///

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AM 11:00



まゆ「午前はお昼ごはんまでぶらぶらしましょう♪」

P「ウィンドウショッピングってやつだな。でも……」

まゆ「なんですかぁ?」

P「いつまゆってことが周りにバレるかヒヤヒヤするよ……」

まゆ「でもほら、ちゃーんと大きな帽子を深く被ってますよぉ?」

P「んー……俺が心配しすぎなのかな」

まゆ「いつもよりちょっと地味目な服を選んできましたし、メイクも違うんですから、大丈夫ですよぉ」

まゆ「ほんとはデートならもっとおめかししたかったのですけど♪うふっ♪」

P「デート……確かにこれはデートになるのかもな」

まゆ「えっ むしろなんだと思ってたんですかぁ?」

P「まゆのお願いを叶えてる、みたいな……」

まゆ「えー?だめですよぉ。Pさんもデートだと思って今日はまゆと居てください!」

P「わ、分かった分かった。落ち着いてくれ」

まゆ「分かってくれれば良いのですけどぉ」

P「ふう……ところで、学校はどうだ?」

まゆ「それはもう、楽しいですよぉ」

P「ん、良かった良かった。友達はいっぱいいるのか?」

まゆ「いっぱいいますよ♪ 可愛いコもいっぱいですよぉ?」

P「ほう……それは一度見てみたいな!」

まゆ「だめですーー Pさんはまゆ以外にも事務所の色んな女の子を困らせ……」

P「あ!!ごめんまゆ!!ちょっと待っててくれ!!!」ダッ

まゆ「えっ?ええ??」

………………………


P「いやーすまんすまん!お待ちどう様!」ホッコリ

まゆ「……おかえりなさい」

P「名刺も渡せたし、割りと好感触だったなぁ。期待出来るかもなぁ!」ウキウキ

まゆ「他のコとの話、楽しいですかぁ……?」ジトー

P「えっ!?」

まゆ「Pさん、酷いです。まゆとお話してたのにほったらかして他の女の子のとこに行くなんてぇ!」ポカポカ

P「いた、いたたた!ご、ごめん!!」

まゆ「今日はデートのつもりでって言ったじゃないですかぁ……」

まゆ「………うそつき」ジワ

P「!!!!」

P「まゆ、本当にごめん。本当に……どうしたら許してくれる?」

まゆ「そんなの……分かんないですもん」プイ

P「参ったな……」

まゆ「………」ムスー

P「じゃあ……」

P「今は、これで許してくれないか」グッ

まゆ「ひゃっ!?」

まゆ「……急に抱き寄せるなんて、いつからそんなキザになったのですかぁ?」

P「す、すまん。やっぱ変だよな」

まゆ「でも……悪くないです……」ギュッ

まゆ「ねぇ、抱き寄せるのは事務所の他のコにもやったことあるんですか?」

P「えっ?いや、無いよ流石に!!」

P「こんなこと、まゆが初めてだよ!」

まゆ「ふーん……なら、許してあげますよぉ♪」

P「そうか……良かったよ。安心した」スッ

まゆ「あ……もう終わりですかぁ?」

P「ん、いやほら……朝っぱらから道のど真ん中で男女が抱き合ってると周りの目がな……」

まゆ「なら、もう少しふてくされてた方が良かったかもですねぇ」

P「か、勘弁してくれよ……」

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PM 2:00


P「それにしても、昼ごはんはあれで良かったのか?」

まゆ「ええ、Pさんと一度でいいから2人でハンバーガーを食べてみたかったんです♪」

P「フィッシュバーガー、好きなんだな」

まゆ「あのタルタルソースが好きで……今だと、グラタンのコロッケも好きですよぉ」

P「あれは俺もまあまあ好きだな。俺はバーガーよりポテトをいっぱい食べたい派なんだけどな!」

まゆ「うふふ♪いっぱい食べてましたねぇ♪」

P「さて、午後は何するかなー」

まゆ「何をするんですかぁ?」

P「実は何も考えて無い!!」ドヤッ

まゆ「そうなのですか?でもまゆは、Pさんとならどこででも楽しめますよ♪」

P「ありがとな、まゆ。まぁ……実際デートなんてしたことないからな」

P「色々考えたんだけど……どれも失敗しそうだから、飾らないでいいかなーってな」

まゆ「そういう素直なPさんが、まゆは大好きです♪」

P「ははは、ありがとう。お世辞でも嬉しいよ」

まゆ「お世辞では無いのですけどぉ」

P「同じクラスの男子には言ったらダメだぞ?勘違いしちゃうからな」

まゆ「もー……Pさんは相変わらずですねぇ……」

…………………


まゆ「んーかわいいのばかりですねぇ♪」

P「こういう女の子向けの小物屋はどうも居心地が……」ソワソワ

まゆ「そう言わず、一緒にまゆに合いそうなものを選んでくださいな♪」

P「そうだなぁ……このブローチなんてどうだ?」ヒョイ

まゆ「猿、ですかぁ……?」

P「え、あ、ほんとだ」ササッ

P「いや、違うんだ。あーこれとか、いいんじゃないかな?うん」

まゆ「……Pさん、早く出たいからって適当に選んでませんかぁ?」

P「そ、そんなことは……」

まゆ「じー」ジー

P「……すまん」

まゆ「素直なのもいいですけど、時には考えものですねぇ?」

まゆ「ちゃんと選んでくださいねぇ」ジトー

P「は、はい!」

まゆ「うふ♪」

P「まゆはやっぱりリボンが好きなのか?」

まゆ「そうですねぇ、リボンも好きですし、ハート型も好きなんですよぉ」

P「うん、確かにその2つはまゆのイメージだな」

まゆ「部屋にいっぱいありますよぉ」

P「ふむ……ハートやリボンじゃないのがいいな……」

まゆ「そうですか?それはなんだか楽しみです♪」

P「果物型……りんごのネックレスとかどうだ。ちょっとごめんな」スッ

まゆ「んん、どうですかぁ?」

P「悪くないな。でもこれじゃあまりイメージが変わらない。無しだな」

P「これは……だめだな。こっち……うーん、いまいちだな……」

まゆ「♪」ニコニコ

P「やっぱリボンかハートか……?いや、それだと意味が……お」

まゆ「どうしましたぁ?」

P「四つ葉のクローバー、いいんじゃないか?」スッ

P「うん、いいな。フレッシュ感が新鮮だ」

まゆ「でも、智絵里ちゃんと被りませんか?」

P「大丈夫だ。智絵里の四つ葉のクローバーは、まゆで言うところのハートやリボンだ」

P「モノは一緒でも、周りに与える印象は全然違うぞ」

まゆ「なんとなーく……分かる気がします」

P「んじゃ、これを俺からまゆにプレゼントだ。店の外で待っててくれ」タタ

まゆ「あ……はぁい」


アリガトウゴザイマシター


P「さぁ、まゆ、こっちを向いて」スッ

まゆ「………」

P「おーいいな。よく似合ってる。薄緑がいいアクセントになってるな」

まゆ「………」

P「ん?どうした?もしかして、気に入らなかったか?」

まゆ「い、いえ!すっごく嬉しいですよぉ!」

まゆ「ただ、嬉しすぎてなんて言ったらいいか分からなくてぇ……」

まゆ「本当にありがとうございます。ずっとずっと、大事にします……」

P「まゆは大げさだなぁ。まあでも、喜んでくれて嬉しいよ!」ニッ

まゆ「………うふふっ♪」

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PM 8:30


まゆ「お夕飯、ご馳走様でした♪」

P「旨かっただろ?自慢の店なんだ」

まゆ「Pさんのご友人のお店なんですよね?」

P「ああ、だからスキャンダル的なこともならないぞ」

まゆ「また行ってみたいですねぇ♪」

P「おお、それはあいつも喜ぶぞ。アイドル御用達の店になったらいずれは大繁盛だろうな」

P「ん……もう8:30だな。まゆ、そろそろ……」

まゆ「もうそんな時間ですかぁ……早いですねぇ」

まゆ「でも門限まで1時間以上ありますし、まだ大丈夫ですよぉ」

P「明日は朝から仕事じゃないか。今日の疲れを取らないと」

まゆ「Pさんと一緒に居て疲れることなんてないですよ♪」

P「こーら。ああ言えばこう言わない」ペシ

まゆ「あうっ」

P「……またいつでも予定が合えば一緒に出かけられるから」サスサス

P「それに、いつまでもここに車を停めておくと……大人組に捕まったら連れ回されそうなんだよな……」ソワソワ

まゆ「あらあら、それは大変」

P「分かってくれたか?」

まゆ「はい♪では……」スッ

P「ん……?どうした?両手を前に出して……」

まゆ「ん!」

P「………」

まゆ「んーー!!」

P「………」

まゆ「んもう……今は夜ですし、人もいないからいいですよね?」

P「抱き寄せろってことか?いやいや……」

まゆ「また機嫌悪くしちゃいますよぉ?」

P「そんな我儘なコだったかー?」

まゆ「うふ♪」

P「仕方ないな……ほら」ギュッ

まゆ「………うふふ♪」

P「はい、おしまい!こんなこと……内緒だからな?」

まゆ「とっても満足です♪内緒にしておいてあげますよぉ♪」

P「はいはい……ほら、もう帰りなさい」

まゆ「はい、また明日です。Pさん、おやすみなさい♪」

P「おやすみ、まゆ」

まゆ「………♪」フリフリ

P「はは……出るまで見送る気か」フリフリ





P「……今日は楽しかったな」

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AM 9:30


P「おはようございまーす」ガチャ

奈緒「あ、来たぜ!」ガシ

加蓮「待ってたよ!Pさん!!」ガシ

P「な、なんだお前ら!というか、今日は休みだろ?」

加蓮「休みなんて関係無い話を知ったんだから!」

奈緒「昨日、まゆが珍しく夜に帰って来たところを見つけたからな」

凛「まゆをみんなで尋問したの」

P「尋問って……」

未央「そしたらプロデューサーとどこかに行ったって言うじゃん!!」

柚「朝から晩まで一緒なんてーーー!!ずるい!」

智絵里「私もかわいいネックレスとかプレゼントされたいです……!」

かな子「私もPさんの自慢のお店に行ってみたいです♪」

P「まゆ……色々喋ったんだな……」

まゆ「ごめんなさい、Pさん……みんなすごい迫力だったから……」

紗南「ねえ、あたしともどっか行こうよー。またゲーセンでもいいからさっ」

P「分かった分かった!!みんなどこででも好きなところに連れてってやるよ!!」

加蓮「みんな聞いた!?やったねっ」

奈緒「あたしはやっぱり映画だな。一人じゃアニメの映画はなかなか行きづらいからなー」


ワイワイワイワイ


まゆ「Pさん、ごめんなさい……」コソコソ

P「ん、いや仕方ないさ。気にするな」コソコソ

まゆ「でも、アレは内緒にしてますからね……♪」コソコソ

P「そ、そうか……ありがとな」コソコソ

あやめ「ふむふむ……アレとは一体……」

P「どわ!!?あやめいつの間に!?」

あやめ「忍んで近づくなんて朝飯前なのです!!」ニンニン

未央「なに!?まだ隠してることがあるの!?」ガシ

凛「プロデューサーも尋問だよ」ガシ

P「待て、これから仕事なんだ!遅れたらまずい!!離してくれぇ!」



おしまい




そろそろまゆの新しいSレアが出てきて欲しいです

ありがとうございました

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