マック
女「ありがとうございます、では……」カタッ
俺「……」ハンバーガーパクパク
女「あ、あのっ!」
俺「…なにか?」
女「私のこと、わかります?」
俺「2-Aの委員長、陸上部に所属。夏の県大会にはベスト4に入賞」
女「……そんなことまで知ってるんですね、驚きました」
俺「初歩の初歩だ。情報収集は”コッチ”の世界では基本でね」
委員長「でも大事な情報が抜けてます」
俺「……スリーサイズか?」
委員長「違います! 私と俺さんがクラスメイトだってことです」
俺「ああ、そんなこと……」
委員長「一番大事なことじゃないですか……俺さん、どうしてクラスの誰ともしゃべろうとしないんですか?」
俺「……必要ないからだ、俺には……普通の生活なんて、送れないから」
>>1「初歩の初歩だ。情報収集は”コッチ”の世界では基本でね」
>>1「……スリーサイズか?」
>>1「ああ、そんなこと……」
>>1「……必要ないからだ、俺には……普通の生活なんて、送れないから」
俺「あいつ独り言おおいなぁ…」マックパクパク
女「……そんなことないですよ、俺さん、クラスに打ち解けてますよ?」
俺「気休めはいい。多方あのおせっかい焼きの先生に言われてきたんだろう?」
女「ち、違います! 私はただ……俺さんが心配で……」
俺「だったらなおさらだ。俺はお前に心配される筋合いはない」サイフカラユキチーン
俺「じゃあな、釣りはお前にやるよ」ガタッ
女「お、俺さん、待ってください! あっ行っちゃった……歩くの早いなぁ……足が長いのか……」
女(もう……確かに先生に言われてきたんだけど……あんな言い方しなくたっていいのに……)
――――
俺(ふん……”オキシゲン”のやつもおかしなこと言いやがって……俺に学校に通えだなんて……)
俺(それに”ハイドロゲン”が俺のクラスの担任だなんて……やりにくいったらしょうがないぜ)
俺(はぁ……あの委員長、あれで諦めてくれるといいんだが)
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