放課後の教室……
俺「え? だからなに?」
女「だからなにって……私もうすぐ死んじゃうんよ……悲しくない?」
俺「うーん、ちょびっと」指でCマークを作りながらウィンクする俺
女「もう! なんなんそれ! 私俺くんのことが好きなのに!!!」
俺「……え?」
女「……あ、いってしもた……」
俺「お前……俺のことが好きだったのか?」
女「……そ、そうだよ? 悪い?」胸ボイーン
俺「別に悪くないけどさ……お前結構おっぱいでかいんだな」
女「うん……そうだよ、触る?」
俺「え~とぉ、まだいいや」
女「……あはは、エイズ持ちの女なんてやっぱり気持ち悪いか」
女「じゃあまたね……さよなら」涙キラッ☆
俺「ちょ待てよ」グイッ……べろちゅー
俺「ぷはぁっ……お前の口ん中……たまごサンドイッチの味がしたぜ」制服の袖でグイッっと口もを拭う
女「それはお昼にサンドイッチ食べたから……ってそうじゃなくて!」
俺「ナ~イスノリツッコミ~」百万ドルの笑顔☆でサムズアップ
女「もうちゃかさんどいてって! 俺くんにエイズうつっちゃったかもしれへんねんよ!」
俺「ふ~ん、で?」
女「で……って俺くん死んじゃうんかもしれないんだよ……」
女「それも……私のせいで……」涙じわ~
俺「構わないよ」ギュッ☆
女「きゃっ……お、俺くん……なんで」
俺「俺は……女と一緒なら死んでも構わない」
俺「地獄にだってついて行くさ」耳元で囁く
女「もう……ひどいよ俺くん……私が地獄に落ちると思ってるなんて……」笑いながら涙を拭う
俺「ハハ、女の美しさは罪だからな」キラッ☆
女「もう……ホント」
女(かっこいいんだからっ……)
俺「なぁ……女……」
女「なぁに……俺くん……」
俺「俺の子供、生んでくれないか?」キラッ☆
女「……ひっぐ」ポロポロ
俺「はは……やっぱダメか、泣くほど嫌がられるとは思ってなかったが」ションボリ
女「ううん、違うの……俺くんが、私の好きな人がセックスしようって言ってくれたのが嬉しくて……」手で顔を覆う
俺「ばかっ」ポカッ☆
女「ひゃんっ!? もう~痛いよ」
俺「年頃の女のコがセックスなんて言っちゃダメだろ、お嫁に行けなくるぞ?」
女「えへへ……俺くんのお嫁さんになるから大丈夫」ちゅっ
俺「まったく……」
こうして僕たちはセックスをした……
女ちゃんは僕たちのセックスをしたあと涙を流した……
それが悲しみの涙だったのか喜びの涙だったのか僕は聞かなかった
だけど僕は――これが最後のセックスにならないようにと祈った
そして女ちゃんと一緒にもっといっぱいのセックスをしようと約束したのだった……
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