ハルヒ「キョンって今彼女いるの?」 (43)

キョン「三年付き合ってた彼女と先月別れたんだよな」

ハルヒ「そうなの?実は私もそうなのよね」

キョン「そうなのか、まぁ出会いはまだあるからな」

ハルヒ「そうね…意外と身近にいい人がいたりするかもね」

キョン「そうそう、だからあんまり前の彼女にこだわってないんだ」

ハルヒ「でもそろそろ結婚したいって思ってるのよね」

キョン「まだ28歳じゃないか」

ハルヒ「キョンは結婚する気はないの?」

キョン「別れた彼女と結婚する予定だったんだけど、まぁ今は別にいいかなって思ってるが」

ハルヒ「私はすぐに結婚したいなぁ」

キョン「町コンとかあるだろ、ああいうの行ってみたらどうだ?」

ハルヒ「そういうのは嫌なのよ…」

キョン「まぁお前は美人だから、すぐに彼氏見つかるだろ」

ハルヒ「見た目で寄ってくる男はもううんざりよ」

キョン「そうなのか?」

ハルヒ「もっと、私の中身を理解してくれる人がいいのよね、昔からの私を知ってる人みたいな…」

キョン「そんな人が簡単に見つかるわけないだろ、とりあえず見た目で寄ってくる男からそういうの探せばいいだけだろ」

ハルヒ「でももっと、ほら…私のわがままを昔からきいてくれたり、いざとなったら叱ってくれるような男がいいのよ」

キョン「あのなハルヒ、都合のいい人間なんてそうそういるわけないだろ、多少は妥協しないといけないぞ」

ハルヒ「そうだけど…」

ハルヒ「明日は休み?」

キョン「そうだが」

ハルヒ「私も休みなのよね」

キョン「そうか、じゃあそろそろ店を出るか」

ハルヒ「うっうん」

キョン「それじゃ気を付けて帰れよ」

ハルヒ「え?…帰るの?」

キョン「そりゃ帰るだろ」

ハルヒ「キョンはこの後用事でもあるの?」

キョン「長門に会いに行くんだよ」

ハルヒ「え、有希と?」

ハルヒ「どうして有希と会うの?」

キョン「長門から会いたいって連絡あったからな」

ハルヒ「会いたいって…そんなのだめよ!」

キョン「どうしてだよ」

ハルヒ「団員同士の密会は禁止!」

キョン「まだそんなこと言ってるのか、でも何か懐かしいな」

ハルヒ「え、そう?」

キョン「ああ、あの時は本当に楽しかったな」

ハルヒ「そうね、懐かしいわね」

キョン「それじゃ俺はこれで、またな!」

ハルヒ「ちょっちょっとまちなさいよ1」

長門「いらっしゃい」

キョン「待たせたな」

ハルヒ「おじゃまします」

長門「…」

キョン「ハルヒがどうしてもお前に会いたいってしつこかったんだよ、構わないか?」

長門「…構わない」

ハルヒ「有希久しぶりね」

長門「そう」

キョン「ところで、話ってなんだ?」

長門「…」

ハルヒ「…なっ何よ」

キョン「ハルヒの前じゃ話せない事か?」

ハルヒ「邪魔だっていうの?」

長門「…問題ない」

キョン「俺に話ってなんだ?」

長門「あなたと依然していた約束の確認をするため」

キョン「約束?」

長門「あなたが先月彼女と別れたことは知っている」

ハルヒ「有希は彼氏とかいないの?」

長門「いない」

ハルヒ「へぇ、みんな一緒ね、別れたの?」

長門「私は恋人がいたことは一度もない」

ハルヒ「え、そうなの?でもそんな感じがするわよね」

キョン「ところで、話の事なんだが」

長門「あなたが結婚する相手がいない場合、私と結婚するという話を確認しようと思いあなたを呼んだ」

ハルヒ「なっなによそれ!」

キョン「そういう話してたような」

長門「あなたが私を初めて抱いた夜に、私が付き合って欲しいといったら、彼女がいまいるので付き合えないといった」

ハルヒ「はぁ?」

ハルヒ「有希とエッチしたの?」

キョン「まぁ勢いでな」

長門「その時にあなたは、三十前にお互いに結婚する相手がいなかったら結婚しようと私と約束した」

キョン「ああ、確かにそういう話したな

ハルヒ「何よ、三年前にそんなことしてたわけ?」

キョン「いや、前の前の前…の彼女の時だから19の時だな」

ハルヒ「はぁ?高校卒業してすぐに有希とエッチしたの?」

長門「その後、あなたは彼女と別れるたびに私を抱きにきた」

ハルヒ「何度もあってるじゃない!」

キョン「うーん…そういう約束してたし、確かに結婚する相手もいないからな、結婚するか?」

長門「私はずっとそのつもりだった」

ハルヒ「ストップ!そんなに簡単に結婚決めちゃだめよ!」

さっきから書かれてる国木田ってなんですか?

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