ハルヒ「そん・・・ごくう?」 (31)
ハルヒ「ここどこよ? 日本なの?」
クリリン「ほっとこうぜゴクウ。この子あれだ、かわいそうな子なんだよ」ボソボソ
ゴクウ「そうはいかね~よ。 こんな所に女の子1人置いとく訳にはいかね~よ。 恐竜に食われちまう」
クリリン「そりゃそうだけど」
チラッ
クリリン(性格はきつそうだけどかわいい子だな・・・18号には敵わないけど)
ハルヒ「ねぇ! あんた達!」
ハルヒ、クリリンの腕をつかむ
クリリン「いっ! 俺?」
ハルヒ「そうよ、あんた達といったらこの一帯でだれがいるっていうのよ」
クリリン「そりゃそうだけど・・・」
ハルヒ「ここはどこ? アンタ誰? なんで2人は空から降ってきたの?」
クリリン「おい、ゴクウ~助けてくれ~」
ゴクウ「おしっ! おらは孫悟空ってんだ、よろしくな!」
ゴクウ「こいつはクリリンってんだ」
ハルヒ「ゴクウ・・・クリリン変わった名前ね」
クリリン「初対面でそれかい。失礼な奴だな~」ボソッ
ハルヒ「何なんかいった?」
ゴクウ「まぁまぁ。おめ~らの名まだ聞いてなかったな、なんて名だ?」
キョン「やっと俺の出番か。×××という名を持ってるがキョンでいい、キョンと呼んでくれ」
古泉「んっふ。私は古泉と申します。以後お見知りおきを」
長門「・・・長門有希」
みくる「はわわ、朝比奈みくるといいます~。よ、よろしくです~」
ゴクウ「おっし、わかった! しかし、おめ~らなんでこんな所にいるんだ? 見た感じ普通の人間っぽいし・・・ここにいたらおめ~達死ぬぞ」
キョン(で、ですよね~。周りに、図鑑に載ってるような怪獣がワラワラいるんですが)
ハルヒ「知らないわよ! 私たちもクリスマスの準備してたら突然目の前が光って・・・そしたらここにいたの!」
ゴクウ「まぁそうギャンギャン喚くな。おらが安全な場所に連れてってやる」
ハルヒ「連れてくって、車も飛行機もないじゃない。それにあんた達には悪いけど、てんで弱そ(ryムグッ」
ハルヒの口を押さえるキョン
ハルヒ「ムグムグ」ジタバタ
キョン「ここは、目の前にいる救世主様に助けていただこうじゃないか」
ハルヒ「・・・わかったわよ」
キョン(おっ、今日はおとなしくて助かった)
キョン「ってぎゃああああああ。ゴジラァァァァ!!!」
ゴジラ「ギャースッ」
ゴクウ達の目の前に全長30M近いゴジラが現れた。
古泉「これは参りましたね・・・」
長門「・・・・・・」
みくる「ぴぇぇぇ~」
ハルヒ「SOS団ともあろうものが何をそんな驚いてるのよ! しっかりしなさい」
キョン「そんな事いったってててて、こんな事があってたまるかよぉぉ」
キョン(はっ! そうだ俺たちには長門がいたじゃないか)
キョン「長門!」
長門「不可能」
キョン「えっ・・・?」
長門「この世界において私の情報プログラムは作動しない」
キョン「どうすんだよ! なんか吐きそうだぞ、火だ!火だすぞ!」
古泉「落ち着いてください。彼らが何かするようです」
キョン「へっ?」
クリリン「また、厄介なのに目をつけられたな~」
ゴクウ「しょうがね~な~」シュッ
ハルヒ「消えた!?」
長門「違う。高速で空を飛んでいる」
ハルヒ「有希わかるの?」
長門「コクッ」
ゴクウ「今日は見逃してくんね~か?」
ゴジラ「ギャァース!」
ゴクウ「駄目か。しょうがねぇな」
ゴクウ「よっ」ヒョイ
ゴクウがゴジラの腕をつかんだかと思うと
そのまま宙に持ち上げる。
ハルヒ・古泉・キョン・みくる「!!!」
キョン「おいおい、まじかよ・・・」
ゴクウ「すまねぇが、ちょっと遠くにいってもらうぞ」
ゴクウ「おりゃぁー!」ブンッ
ゴジラ「ぎゃああああああああああああッス」
空の彼方に消えるゴジラ。
ハルヒ「な、何あれ・・・人間なの?」
古泉「これはこれは」
長門「彼らは人間。だが、1人は宇宙人」
ハルヒ「宇宙人!」キラン
ハルヒの目がいつにもまして輝く
古泉「その辺もう少し詳細に聞きたいですね」
長門「出身惑星は惑星ベジータ。民族名称は戦闘民族サイヤ人。地球で幼少時から育ち性格は地球人と大差ないが、民族的遺伝子により
戦闘能力と身体能力は現在の科学ではその数値を算出する事は不可能」
キョン(これは夢か? ああ、そうだ! 前に見たハルヒが作り上げた夢というやつだな。うんうん、ハルヒは叉なにか現在に不満でもあるのだろう)
ガッ
キョン、ハルヒの両肩を掴む
ハルヒ「な、何よ・・・」
キョン「ハルヒ・・・俺はポニーテール萌えなんだ」
ドカッ
キョン「ぐぇ」
ハルヒ「な、何バカな事言ってるのよ! このバカキョン!」
ハルヒ「この、このこのこのこの」ドカドカドカドカd
古泉「まぁまぁ団長様その辺で」
ハルヒの両手を後ろから掴む古泉
ハルヒ「ふ、ふん! 今日はこの辺で勘弁してあげるわ。今度団長に対して無礼な振る舞いをしたら粛清よ! 粛清!」
キョン「は、はい・・・ずみばぜんでした・・・」
古泉「では、長門さん。この世界は現実なのでしょうか?」
長門「現実。情報量は、我々がいた地球と大差はない。しかし、人類の情報に関しては根本的に違う」
古泉「根本的にとは・・?」
長門「わからない。情報統合思念体と情報共有ができない現状では、ここが限界」
古泉「そうですか・・・」
ハルヒ「と・に・か・く! 彼、え~とどっちが」
長門「孫悟空」
ハルヒ「彼が宇宙人なのは間違いないってことよね! なら話は早い」ツカツカ
ゴクウ「ん? なんだおらに何か用か?」
ハルヒ「あんた私の仲間になりなさい!」
ゴクウ「仲間? おめ~のか?」
ハルヒ「そうよ! 私たちSOS団は世界の不思議を探してるの。それにあなた宇宙人らしいじゃない。
なら話は早いわ。我らSOS団に入って世界の不思議を探しましょ!」
ゴクウ「不思議・・・あっー! そうかおめ~らドラゴンボール探してんのか!」
ハルヒ「ドラゴンボール? 何それ」
クリリン「何って、7つの玉を揃えるとどんな願いでも1つだけ叶えてくれる龍の神様がでるあれさ」
ハルヒ「どんな願いでも・・・」
キョン(まずい!)
ハルヒ「フルフル」
クリリン(怒ったと思ったら今度は震えだした・・・。最近の子はみんなこうなのかな~。最近都会行ってないからな~)
ハルヒ「いいわ! いい! それすっっっごくいいわ! ゴクウ、一緒にドラゴンボール探しに行きましょう!」
ゴクウ「やっぱりドラゴンボール探してたのか~。一緒に探してやりて~のは山々だけどおら修行しなゃいけね~からブルマ紹介してやる」
ハルヒ「ブルマ?」
クリリン「ああ、カプセルコーポレーションの令嬢だよ。珍しい、しらないのか?」
ハルヒ「ええ」
ゴクウ「ま、いいさ。ブルマんとこ連れてってやるからみんなオラの方につかまり」
ハルヒ「こう?」
キョン「おい、そんな勝手に───」
シュン
西の都
ゴクウ「さぁついたぞ」
ハルヒ「え・・・ここは・・・」
キョン「今何が起こった?」
古泉「これは予想外ですね」
ハルヒ「ねぇゴクウ! 今何したの?」
ゴクウ「ああ、説明すんの忘れてたな。これは瞬間移動ってんだ」
ハルヒ・キョン・古泉・みくる「しゅ、瞬間移動!!!!!」
ゴクウ「ああ、使えるようになるのにすっげぇ苦労したんだからな」
キョン(瞬間移動だって!? この世界はなんでもありなのか??)
古泉「情報が異なるとはこういう事ですね?」
長門「そう。この世界には、我々のいる地球と同じ文明コードを持ち合わせていると同時に、精神、体内エネルギーに関する
コードも発達している」
古泉「なるほど。つまり、この世界ではこのような超能力もお手の物・・・ということですね?」
長門「そう」
カプセルコーポレーション内
ブルマ「あ、孫くん、クリリン久しぶり~」
ゴクウ「よっ」
ブルマ「あんた2年前にあった以来全く顔見せないじゃない! そんなに修行が大事なの!?」
ゴクウ「わり~わり~、行こうと思ってたんだけどついな」アセアセ
ブルマ「まあいいわ。今度はちゃんと来なさいよ・・・ってかわいい子連れてるわね。道場でも始めたの?」
ゴクウ「それがドラゴンボール探してるんだってよ」
ブルマ「ドラゴンボール? あら、懐かしい」
ゴクウ「だからさ、ドラゴンレーダーあの子らに貸してやってくれね~か?」
ブルマ「お安いご用よ。ちょっとまってなさい」
ブルマ「はい、ドラゴンレーダー」
ゴクウ「サンキュ」
ツカツカ
ゴクウ「ほい」
ポイッ
ハルヒ「これ何?」
ゴクウ「これはドラゴンレーダーっていって、ドラゴンボールがどこにあるかが分かるんだ」
ハルヒ「へ~」ポチッ
レーダーに映し出される点滅
ハルヒ「あっ光ってる!」
ブルマ「その光ってるのがドラゴンボールの位置を示してるの」
ハルヒ「便利な物があるのね。これなら簡単に探せそう」
ブルマ「簡単・・・に行けば訳ないんだけどね」ボソッ
ハルヒ「えっ?」
ブルマ「いえ、こっちの話。気にしないで」
西の都
ハルヒ「ブルマさん。初対面にも関わらずこんなに色々用意してくれて・・・」
ブルマ「いいのよ。あんた達見てたら若い時の私思い出しちゃってね」
ハルヒ「じゃあブルマさんも?」
ブルマ「うん。昔はこの隣にいる孫君と一緒に世界を旅したもんよ」
ハルヒ「へ~!」キラキラ
ブルマ「それに、あなたにもボディーガードがついてるじゃない」
ハルヒ「そんな。大したボディーガードじゃありませんよ」
キョン(ほっとけ)
ハルヒ「ゴクウ・・・本当に一緒にいかないの?」
ゴクウ「わりぃな。おら修行しなきゃいけね~んだ」
ハルヒ「そう・・・」シュン
キョン(あれ? なんか寂しそうだな・・・)ズキッ
ハルヒ「しょうがないわ。ゴクウにも都合があるんだもの。じゃあまずは北北西にあるドラゴンボールを探しに行くわよ!」
みくる「は、はい~」
ハルヒ「じゃね~ゴクウ~ブルマさん~。叉必ず戻ってくるからね~」
ゴクウ「おう! き~つけろよ~」
タタタタタッ
ブルマ「ドラゴンボール・・・か。あの時孫君と出会わなかったら、あたし今頃どうしてたんだろう・・・」
ゴクウ「そうだな・・・オラもパオズ山で世界を知らずに一生終えてたかもな」
クリリン「僕もゴクウと出会わなかったら武天老師様の元から逃げ出していたかも・・・」
ブルマ「そうだ! 久しぶりに三人で亀ちゃんの所でパァッーとやりましょうよ!」
クリリン「いいですね!」
ゴクウ「おら・・・ちょっと・・・」
クリリン・ブルマ「ダメよ!」
ゴクウ「いいっ!」
ワイワイ。ガヤガヤ
こうして、ゴクウ達とハルヒの出会いから始まる新しいドラゴンボールの物語が始まるのであった・・・・・・。
完
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ケンシロウ「孫悟空・・・まさしくお前こそ最強の強敵」
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