さやか「まどかと結婚する人は幸せ者だなー」仁美「えっ?」(137)

仁美「??どういう意味ですの?さやかさん」

さやか「ん?いやホラ、まどかって結構尽くすタイプじゃん?
だから付き合う人はイロイロしてもらえちゃって幸せだなーって…」

仁美「は、はぁ…まぁ、そう、ですわね…」

さやか「まどかって自分より相手を優先しちゃうところあるからさー。仁美もそう思わない?」

仁美「そ、そう…ですか……?というか、さやかさん…?」

さやか「ん?私なんか変な事言った?」

仁美「『まどかさんと結婚する人』…って…」

さやか「いや別に今まどかに付き合ってる人がいるとかじゃないよ!?
将来将来!将来の話だって」アハハ

仁美「!?お、お二人は…お付き合いをしているんじゃあ……?」

さやか「!?」

さやか「へ?いや、誰と誰が!?」

仁美「いやその、さやかさんと……」ドキドキ

さやか「まどかが!?」

仁美「は、はい……」

さやか「な、何でっ!?」ドキーン

仁美「そ、その…普段から『私の嫁』と……」ポッ

さやか「いやいやいやいや!ギャグ!ギャグ!さやかちゃんズジョーク!」

仁美「そ、そうでしたの…?」

さやか「そりゃそうでしょ!?え、まさかマジだと思ってたの!?」

仁美「……」ポッ

さやか「マジで!?」ガーン

さやか「ねーでしょ!?女と女じゃん!?」

仁美「最初は私も驚いたのですが…外国にはそのような結婚が認められている国もあると知り…」

さやか「アリかと思ったの!?」

仁美「……はい…」

さやか「マジか……そりゃ私も嫁とか何とか言ってたけどさ……」
さやか「あくまでも友達と言うか…そういうあれだから……」

仁美「そ、そうでしたの……」

さやか「うん…ていうかこっちが驚いたわ…」

仁美「しかしそうなると…まどかさんが…」

さやか「へ?まどかがどうかしたの?」

仁美「まどかさんも、真に受けているはずですから……その、結婚……」

さやか「!?」

さやか「マジで!?」

仁美「私と二人になった時に、しきりに結納とか式典の話を……」

さやか(マジか……)クラッ

仁美「先日は友人代表のスピーチについて依頼を…」

さやか「頼まれたの?」

仁美「はい…」

さやか「……」

仁美「あと、式典での服装など……」

さやか「」プスプス

さやか「式典の話したんだ……式典…結婚式だよね…」ハハハ

仁美「はい……式典でのお召し物についても、和風がいいか洋風がいいかなど…」

さやか「そ、そっか……」

仁美「はい……ちなみにまどかさんはさやかさんにタキシードを着てほしいとの事でした…」

さやか「あ、あぁそうなんだ…タキシード…着た事ないな…」ハハハ

仁美「まどかさんはドレスが着たいとの事でしたが…さやかさんの意見によっては和装も、と…」

さやか「あ、ホラこんなところでも私に合わせてくれるんだまどか…私の言った通り…」ハハハ

仁美「…」ホホホ

さやか「……」

仁美「……」

>>13
> さやか「」プスプス


× さやか「」プスプス
〇 さやか「」ブスブス

さやか「笑い事じゃねえ!!」クワッ

仁美「!?」ビクッ

さやか「全然笑い事じゃないじゃん!ガチじゃんまどか!ガチまどかじゃん!」ブルブル

仁美「そ、そうですわね…」

さやか「そうですわねじゃないよ!?私中学生だよ!?中学生にして同性婚決定なの!?」

仁美「そ、それはさやかさんの言動にも責任の一端が…」ブルブル

さやか「わ、私のせいか……」

仁美(安易に嫁とか言うから…)

まどか「あ、いたいたー!二人ともー!」

さやか・仁美「!」

まどか「二人とも『トイレ行ってくる』って言って戻ってこないんだもん。焦っちゃったよー」ティヒヒ

仁美「ご、ごめんなさい……ついお喋りがはずんで…」

さやか「う、うん、帰ろーぜまどかー」

さやか(な、なんだろう…いつもの放課後なのに、さっきの事実を受けて急に緊張してきた……)

まどか「?どうかしたのさやかちゃん?」

さやか「ナ、ナンデモナイデスヨ!?」ドキーン

まどか「…?そう?ならいいんだけど…」

さやか「……」ドキドキドキドキ

仁美(さやかさん…心中お察しします…)

さやか「ソ、ソレジャー帰ロウゼー仁美ーマドカー」ガチガチ

仁美(さやかさん…緊張でガチガチです……)

まどか「うん!行こう!さやかちゃん!仁美ちゃんは今日はお稽古ないの?なかったっけ?あるよね?あるでしょ?」

仁美(まどかさんも露骨に私を排除しすぎです…)

さやか「ヒ、仁美ー、今日クライ一緒ニ帰ロウゼー」

仁美(こんなにも覇気のないさやかさんを初めてみました……)

仁美「そ、そうでした!私今日も稽古が!」

さやか「!!」

仁美「ごめんなさい二人とも…今日はここでお暇します」ダッ

さやか(ヒヒヒヒヒ仁美ー!!裏切り者ー!!)ブルブル

仁美(ごめんなさいさやかさん…
貴女と仲良くしすぎると、後でまどかさんにさりげなくモモチされますの…)

さやか(モモチ!?)ガーン

仁美(ごめんなさい、今日は二人でお帰りください……)

まどか「仁美ちゃんはお稽古だって…残念だね。今日は二人で帰ろっか」ティヒヒ

さやか(残念とかいいながら嬉しそうですけど…)

まどか「二人っきり、だね…」ポッ

さやか「ソッスネ…」

まどか「///」

さやか(無言で頬を赤らめないで……)

さやか(家が遠い……)テクテク

まどか「……」テクテク

まどか「……ね、さやかちゃん」

さやか「は、はひ!?」ドキッ

まどか「さやかちゃんは…子供って、何人くらい欲しい……?かな…?」ポッ

さやか「!?」

まどか「……」カァーッ

さやか「お、オゥフ……子供…?うん…」

さやか(これまでは何ともなかった質問も、結婚を前提にされてると思うと重い…!)
さやか「ていうか、まどか、照れすぎ……!」

まどか「……」ドキドキ

さやか「う、うん…こども…」

仁美(モモチとは、太ももの筋肉の隙間を、膝で思い切り蹴られるアレの事ですの…)

仁美(地域によってはモモカン、モモカツとも呼ばれるそうですわ…)

仁美(やられてみるとわかるけど、スゴく痛いんですのよ…?)

さやか「今はそこどうでもよくね?私助けるのが先じゃね?」

仁美(地域によってはももざしとも言うらしいですわ…)

さやか「たすけて!」

さやか「たすけて!」

まどか「さ、さやかちゃんどうしたの!?」ビクッ

さやか「あ、ご、ごめん…白昼夢…」ハハハ

まどか「も、もぅ…ビックリしたよ…さやかちゃんたら…」ティヒヒ

さやか「う、うん、ごめん…仁美が……」

まどか「?」ピクッ
まどか「仁美ちゃんが、どうかしたの……?」

さやか「い、いや、なんでもない!ただボーッとしただけ!!」

さやか(『仁美の事考えてボーッとしてた』)
さやか(って…言っちゃダメだろ!ウソじゃないけど今は言っちゃダメだろ!)

さやか(空気の読めるさやかちゃん!)テヘヘ

まどか「…?」

まどか「そ、それでね…?さやかちゃん、子供は何人くらいほしい…?」ティヒヒ

さやか(筋肉の隙間にパンチされると、なんであんなに痛いんだろう…)ボーッ

さやか(声出るくらい痛いよあれは…)
さやか(すごく痛い…ももちすごく痛い……)

まどか「あ、安心して?魔法少女の力があれば、そんなに痛みもなく……」
まどか「しゅ、出産、できると思うから……」カアッ

さやか「痛いよ!!」クワッ

まどか「!?」ビクッ

さやか「痛いよアレは!!」

まどか「さ、さやかちゃん……?」

さやか(あ、あれ…何の話してるんだ私……?)

まどか(……さやかちゃん、私の体の事気遣ってくれてるんだ……)ポッ

さやか(まずい話聞いてなかったまずい……)サーッ

まどか(私の体を第一に考えてくれてるさやかちゃん…)ポッ

さやか(まどか怒ってるんじゃあ……)

まどか(さやかちゃんは、私の、最高の旦那様だな…)

さやか(謝ろうかな…)

まどか(やっぱり私さやかちゃんのこと……)

さやか「あ、あの、まどか、ご、ごめんなさ…

まどか「さやかちゃん大好き!!」ダキッ

さやか「なんで!?」ガーン

~~~~

さやか「と、いう事がありました!以上報告終わります!」

ほむら「意味が分からない。まどかが美樹さやかと結婚意味が分からない。意味が分からない。意味が分からない」

マミ「おめでとう美樹さん!式はいつなの?」

杏子「ワタシガイッショニイテヤルヨサヤカ。ヒトリボッチハサミシイモンナ」

さやか「まともな反応が一人もない!?」ガーン

ほむら「私は子供は二人がいいわまどか。男女の順だとベストよ」

マミ「結婚式は女の子の一生に一度の晴れ舞台だもの!頑張ってね美樹さん!」

杏子「サヤカァー!」

さやか「聞いて!?」

さやか「だ、だれか私の相談に乗って下さい!」

ほむら「相談に見せかけた自慢。把握したわ美樹さやか。近いうちに自殺する」

マミ「幼馴染で結婚……かぁ…憧れちゃうわね…二人とも、おめでと」クスッ

杏子「まどかってあのちっこいやつだろ?あの幼児体型の。もしロリに飽きたら私を呼んでくれ」

さやか「聞いてよぉ!」

ほむら「死にたい」

マミ「お幸せに」

杏子「な?頼むから。な?な?」

さやか「聞けよ‼」ガーン

杏子「50分1000円!ポッキリ!」

さやか「杏子は身をやつしすぎだよ!!やめろ!!」

杏子「何でもしていいから‼なんでも‼」

さやか「やめろ!」

マミ「実際問題、美樹さんは何が不満なの…?」

ほむら「まどかを嫁にして不満とか意味が分からないわ。満ちてないのは貴女の脳でしょう」

さやか「いや、不満っ…ていうか……その…」

杏子「ポッキー食ベルカ?サヤカー?オイシイゾー」

マミ「鹿目さんはいい娘よ?あんなに良い娘は滅多に…
……ってごめんなさい、こんな事、今更貴女に言う事じゃないわね…?」クス

ほむら「まどかは私が転校してきた時の保健委員だったわ。すごく優しくしてくれて、かっこ良くて…」ペラペラ

さやか「いやあの…」
さやか(問題っていうかそれ以前に……)

さやか(女じゃん……!!二人とも……!ー)

マミ「鹿目さんはいい子よ?」

ほむら「マドカァー」

杏子「サヤカァー」

さやか(くぅっ……)フルフル

さやか「き、聞いてください!!」バンッ
さやか「私の話を聞いてください!!どうかっ!!」

マミ「?きゅ、急に真面目な顔して…どうしたの美樹さん?」

ほむら「まどかと婚約した時のやり取りを再現するショートドラマを見せようっていう魂胆ね。
どこまで私の心を折るつもりなのかしら美樹さやか…」ガタガタ

杏子「値下げ交渉か?よし分かった!30分1500!!もうこれ以上はまからないぞさやか!」

さやか「どんだけゲスなんだよ私は!」

さやか「じゃなくて!!」
さやか「私はさやかを嫁にする気がないんだって!!」クワッ

さやか「気づいたら言い間違えてたよ!なんだこれ!?」

ほむら(とうとう頭が……)

マミ(美樹さん……)

杏子「アリアリ30分1000円!これ以上はない!」

さやか「>>82の最後はいい間違いだから勘弁……」

さやか「というわけでまどかに惚れられちゃった私にどうしたらいいかご教授を…!!」

ほむら(違うでしょ?貴女が惚れられたのはまどかじゃなくてさやか…
つまり自分自身の…)ブツブツ

マミ(幸福の絶頂にある人はついつい浮かれちゃうものよね…ふふ、幸せなのね、美樹さん…)ニコッ

さやか「あ、『アリアリ』ってのは『刃物アリ、中アリ』だからな?本当に好きなことしていいんだぞ?さやか」
さやか「前このルールで隣町の幼女とした時にはイロイロ大変でさー」

さやか「聞けよ!ていうか言い間違い許してくれよ!」
さやか「>>82の最後は『まどか』だよ!」

さやか「っていうか杏子!?」ガーン

さやか「よし立て直した!相談に乗って下さい!」

杏子「まさかあんなに懐かれるとは思わなくてさー」ハハハ

さやか「聞いてる!?」ガーン

ほむら「聞いてるわよ美樹さやか。
つまり貴女が気まぐれでまどかに嫁だのなんだの言って、まどかをたぶらかした話でしょう?」

マミ「最低ね美樹さん」

さやか「あ、聞いてた!?そして予想以上に辛辣!?」

マミ「あなたのその、好きでもない相手に『嫁』とか言える精神が分からないわ」

さやか「あ、はい…仰る通りです…いや、でも、あれはギャグっていうか…ノリで…」

マミ「あなたはノリで結婚を申し込むの?」

さやか「いや、その……」
さやか(あぁマミさんマジだよ……)ドキドキ

ほむら「どうやって口説いたの?吐きなさい美樹さやか。どうやってまどかを落としたの?」

杏子「まぁぶっちゃけさやかならタダでいいんだけどな!」ハハハ

さやか(こいつらは相変わらずだし……)

さやか」(マミさんマジだよ…マジのお説教だよぉ…さっきまで祝福ムードだったのに…)

マミ「貴女が本気なら応援するわ。
でもその場の勢いや雰囲気で言ってたというのなら、許さないわよ」

さやか(やっべ心読まれてんじゃんやっべ…)

さやか(ぐ、ぐぅぅ……)

さやか(味方皆無‼)
さやか(今や私に味方はいない!)

さやか(この人たちに相談しようとしたのが間違いだった…!!)
さやか(一人でどうにかするしない……)

さやか(分かったよ!要はまどかをどうにかすればいいんだっ)

さやか「やってやるっ!」

ほむら「うまく行ったらコツを教えて」

さやか「うるさいっ!」

~~~
さやか「なんだかんだでうまく行った!」

まどか「さやかちゃん大好き!」チュッチュッ

さやか「はははくすぐったいよまどかー」

まどか「ん…ごめんね…?でも私、さやかちゃんのこと大好きだから……」チュチュ

さやか「子供もできて、今では家庭円満です!」
(週一で杏子と格安で寝てます)

さやか「幼馴染を嫁にするの、最高ですよ!皆さんもゼヒ!」

QB「今すぐお電話!」

Fin(Happy End)

QB「さて、次回のさやか☆ヒドスは?」

さやか「さやかです。最近めっきり冬ですね。お店(お風呂的な)に行って人肌で温まろうにも、嫁の目線が厳しいこの頃です」

さやか「来週のさやかちゃんは」

さやか「まどか決意の×××、新婚若妻献身テク、風俗通いも楽じゃない、の三本です」

QB「来週は僕と契約してね」
QB「じゃんけんぽん、ティヒヒヒヒヒ」
QB「意味が分からないよ」

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