京太郎「いやいや、レズだろ」
咲「違うもん!和ちゃんはちょっと頭が固いけど賢くて胸が大きくて麻雀が上手い普通の女子高生だよ」
京太郎「確かにものすごくハイスペックの美少女だ。だがレズだ」
咲「違うってば!だったら、親友の私が証明してみる」
京太郎「言ったな……。じゃあ、>>5だ」
咲が和にキスして反応を試してみろ
京太郎「咲が和にキスして反応を試してみろ」
咲「ええぇぇぇぇぇぇぇ!?!???!?」
京太郎「まぁ、ノンケなら嫌がるんじゃないかな?優希でシミュレーションしてみよう」
咲『きーーーみーーーは誰とキスをする?』
優希『へ?』
咲『わーたーしー、それともー私?』チュ
優希『ななななななななな、なにするんだじぇーーーー!』ババッ
京太郎「とまぁ、怒る、顔を真っ赤にして逃げるくらいじゃないかな」
咲「そうだね。私も部長にキスされた事あるけど、逃げちゃったよ~」
京太郎「良かったな。雰囲気に流されなくて。あの人はノンケでもホイホイ喰ってしまう女だからな」
咲「和ちゃんには悪いけど、少しだけ我慢して貰うね」
京太郎「おぅ。消毒液でも持って行くか?これタオル」
咲「わかった」
部室
和「……」ペラッ
咲「こんにちわ、和ちゃん」
咲「何読んでるの?」
和「マリア様が見てると言う小説ですよ」
咲「へぇーそうなんだ。聞いた事ない小説だね」
和「小説と言うかライトノベルに近いかもしれません。まぁ……なかなか面白くて、つい全巻をアマゾンで買ってしまいました」
咲「そうなんだ。私も機会があったら読んでみようかな」
和「ぜひッッ!!!!!!!」スクッ
咲「わわっ」
咲(急に立つから顔が近いよ……)
咲(どこにキスすればいいんだろ?)
ロッカー「>>20」○REC
安価の意図が読めない
ロッカー「おでこよ」
咲「……」
和「あれ?何か聞えませんでした?」
咲「き、気のせいだよ。和ちゃん、前髪を上げてくれないかな?」
和「はい?前髪ですか」スッ
前髪を上げる和
咲「後、立ってたらやりにくいから座って下さい」
和「わかりました」ペタッ
咲「ごめん!!!!後で全部、説明するから!」
チュ
咲「わぁ~~~ご、ご、ごめんなさーい」タッタッタ
和「……」ポカーン
視聴覚室
バターン
咲「ぜぇぜぇ……、走って逃げて来ちゃった」
京太郎「おー、お疲れさん。今、和の様子がモニターで見れるぞ」
まこ「和のヤツ、スクワットなんか始めよったぞ」
和『ふんっ!ふん!ふん!』プルン、プルルン
京太郎「アイツは一体、何をしてるんだ?」
まこ「なんと和のヤツ、カープファンじゃったか!」
和『煩悩退散ッッ!夢!幻!咲さんカワイイ!』プルン、プルルン
咲「どうなのかな?キスされてスクワットってよくわかんないよ」
京太郎「あまりの急な事に脳が変な命令与えたんだよ」
まこ「いや、CSファイナルに向けての練習じゃないか?」
京太郎「黒だと思うけどグレーでいいや」
ヌゥ……
優希「次は>>40とかいいと思うじぇ!」
熱い抱擁
優希「熱い抱擁だじぇ」
京太郎「これは……女同士でも普通にやるよな」
まこ「玉蹴りとかでもやっておるぞ。男同士で」
咲「どんな顔して会えばいいかわからないけど、やって来ます」
ガチャ、バタン
部室
咲「和ちゃん、さっきはごめんね」
和「熱過ぎですか?否!チャンス!否!鉄板!?」プルン、プルルン
咲「あの~」
和「あっ、ご、ごめんなさい咲さん。ついスクワットに夢中になってました」
咲「さっきはごめんね。気持ち悪かったよね」
和「いえいえ、とんでもないです。びっくりし過ぎて心臓が止まるかと思いましたけど」
咲「おでこ出して」
和「はい」
和(もしやまたキスして貰えるのでは……)
和「……」スッ
咲「消毒液持ってるから、タオルで拭くね」ゴシゴシ
和「何するんですかーーーーー!」パシッッッ
和は腕を振り払ったので、タオルが飛んでしまった
咲「ご、ごめん」
咲(滅茶苦茶怒ってるよ……)
和(このオデコ、一週間は洗わないつもりだったのに。咲さんひどいです)
和「ぷんぷん。おこです」
咲「ご、ごめん。変な事して。これにはとっても重大な理由があるの」
和「本当ですか?罰ゲームで仕方なしにとか、私、傷つきますよ」
咲「うーん。罰ゲームではないよ。えっと……」チラッチラッ
和(咲さんが私をチラチラ見てますね)
咲「女は度胸!えぇぇぇぇぇぇい」ダキッ
ギュウウウウウウ
咲「ううっ……胸に当たる二つの感触が憎いよおぉ」ムギュッ
和「!?」
咲「えい!えい!えい!」ギュギュギュ
和「あんっ…あん!」
咲「わぁ~~~ご、ご、ごめんなさーい。嫌いにならないで欲しい」タッタッタ
和「……」ポカーン
視聴覚室
咲「はぁ~和ちゃん、怒ってましたよ」
京太郎「俺にはそうは見えなかったぞ」
まこ「1001さんもニコニコしてて、そして急に怒り出すからの。内心はわからんって」
優希「和ちゃんが動き出したじぇ」
和『……』ゴソゴソ
和「……」ポチポチ
京太郎「携帯電話を使ってますね」
まこ「もうちょっとズームせんかー」
優希「はいよ」ポチッ
京太郎「宛先は新子憧となってますね」
咲「和ちゃんの幼馴染の人だよ」
From 原村和
Sub お久しぶりです
本文
私、恋をしています。
哀しいくらい、もう隠せません。
この切なさはもっといっしょにいたい、ふたりでいたい叶えて欲しい夏の憧れ。
阿知賀のカラオケ屋
穏乃「憧、携帯鳴ってるよ」
憧「まじでー。和からじゃん。めずらしー」
晴絵「恋が走り出したら~君が止まらない♪まだ誰も知らないときめき抱きしめて♪君と笑顔つかまえるのさ♪きっと♪」
灼「きゃああああああ!!!!!晴ちゃん、カッコいい!!!!最高だよ」
憧「また福山か。晴絵も好きねぇ」
穏乃「次、憧だよ。何入れる?」
憧「かのんちゃんの曲入れといて。トイレ行って来るわ」
トイレ
憧「何か緊急のメールかしら?」パカッ
憧「げっ!?イミワカンナイ」
俺「メール? 誰から?」
憧「誰でもいいでしょ。お金置いて出てって」プハー
和「むふふ……むふふ……憧、貴方の恋も上手く行くように祈ってますよ」ニヤニヤ
京太郎「急にニヤニヤしやがったぞ」
まこ「そりゃー、カープがCS勝率100%なんじゃから、ニヤつかない方がおかしいってもんじゃ」
優希「勝つのは巨人だじぇ」
咲「でもよくわからないですね。怒ったと思ったら急にニヤニヤして。今日の和ちゃんは感情豊かです」
優希「咲ちゃん居ない所では案外ニヤニヤしてたりするけどなー。まぁ、いいか」
まこ「次は>>87とかどうじゃ?」
べろちゅー
まこ「べろちゅーしてしまえ」
京太郎「ほぅ…、陰茎の角度が少しばかり…」ムクムク
優希「勇気パーーーン―――チ!」ゴキュゥゥゥ
京太郎「ほんぎゃああああああああああ!!!!!!!」
咲「大丈夫かなぁ……流石にこれは叩かれても仕方ないような事じゃ……」
まこ「大丈夫じゃ。マエケン使って広島が負ける確率くらいありえん」
咲「それは怒られるって事ですか?」
まこ「アホ言うな。逆じゃ逆」
部室
ギィィィィ
咲「……今日は変な事してごめんね」
和「あら~咲さん~。今日、私はとっても機嫌がいいんですよ~。咲さん見てるといつもハートDOKI☆DOKI 揺れる思いはマシュマロみたいにふわ☆ふわ」
咲「そうなんだ。最後に一つだけ頼み事聞いてくれる?」
和「はいはい、何でも聞きますよ何でも何でも」
まこ『怒られるのが嫌なら聞いてしまえ』
咲『何てですか?』
まこ『和の事が好きだから、べろちゅーがしたいってな。咲の事を友人としてしか見てないなら流石に断るじゃろ』
咲『そうですね』
咲「そ、そのっ……。わ、わ、私///」
和「はい」キリッ
咲「和ちゃんの事が好きで、キスがしたい///そ、その軽いのじゃなくて映画とかで見るような濃厚な感じの」
和「……」プツーーーーーーン
そこから原村和の動きは速かった。
当時、ロッカーに隠れていた竹井氏は語る
久「あの企画は軽い冗談のつもりでした。レズかノンケかは別に私達にとってどちらでも良かったです。いえ、答えは咲以外知ってましたしね」
久「テレビ局に頼まれて映像化したんですよ。ドッキリ企画とでも言いますか」
久「私も二人が軽いキスでもしたら、ドッキリでしたーってプラカードを持って登場するつもりでした……」
久「それがあんな事になるなんて」
同じ時刻、ロッカーの中に一緒に隠れてた福路氏は語る
美穂子「清澄高校は元々人数が少ない麻雀部なんですよ。今回のドッキリは人手が足りなかったので私も参加しました」
美穂子「私は人を騙す事やからかう事は苦手です。だから最初は乗り気じゃありませんでした」
美穂子「上埜さん……いえ、竹井さんが言うので。渋々付き合った感じですね」
美穂子「が、あの時は私が居て良かったと思います。竹井さん一人では抑えきれなかったでしょうから」
久「ちょ、ちょ!ちょっと!?和、ちょっと落ち着きなさい」グイッ
和「はむうぅぅぅぅぅぅぅぅ、れろれろ」チューーーー
咲「んっーーーーーー!?!???!?」バタバタ
美穂子「こんな所、先生に見られたらまずいですよ!来年のインハイ出場禁止もありえます!」グッグッ
和「ハナシテクダサイ」ンチュ、チュチュ、ハムハム
咲「んんんんっっ~~~~~?!??!?!?」ジタバタ
久「カメラなんか撮ってる場合じゃない。美穂子、本気で和を取り押さえるのよ」
美穂子「わかりました。原村さん、貴方のやってる事は犯罪です!」ガシッッ
和「があ゛あ゛あ゛゛あ゛あ゛゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!」
優希「みんな和ちゃんに飛びかかれ―」
京太郎「おりゃああああああああ」
まこ「和、お主は我を忘れてるんじゃ!しっかりせい!」
後日
ガシャーーーーン!
扉を蹴破る和
和「咲さん!咲さんをどこに隠しましたか!?」
優希「ひえぇぇぇぇぇぇぇぇ」ジョロジョロ
京太郎「こええぇぇぇぇぇ……、れ、レズが怖いらしく東京のお母さんの家に行ったぞ」
和「せっかく両想いになれたのにぃぃぃぃぃぃぃ!!!?!??!?!?!!??!」
和「今すぐ東京に向かいます」ギュイイイーーーン
終わる
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