男「夜食を作ります」 (132)
『日清食品カップヌードル 醤油味』
妹「イエー!!」パチパチ
男「深夜だから、静かにしましょう」
妹「ィェー」
男「急に涼しくなって、秋らしくなってきたので、温かいものにします」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、サイコー!」
男「静かにな」
妹「はい」
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男「まず、お湯を沸かします」
妹「はい」カチッ
男「カップメンを取り出します」
妹「えー、カップメンー?」
男「そうだよ、夜食の定番だ」
妹「秋っぽいものじゃないの? 蒸かし芋とか」
男「そんなことは知らん」
妹「お兄ちゃん好きだよね、カップメン」
男「この円柱型の容器には、男のロマンが詰まってるんだよ」
妹「男のロマン男のロマン」
男「馬鹿にしやがって」
妹「だって、お湯入れて3分待つだけじゃん」
男「そこがいいんだろうが。3分待つ間に食欲を高めるんだよ」
妹「男のロマンって、無駄の別名だよね」
男「女には分からないんだから、口を挟むな」
妹「はいはい、お湯が沸いたよ」
男「おおっと、ビニール包装も解いてなかった」ペリペリ
男「カップメンの代名詞、日清食品のカップヌードル醤油味だ」ドヤァ
妹「どや顔うぜぇ」
男「少し前に、謎の肉からコロチャーに具が変わったが、基本的な味は一緒だ」
妹「そーだねー」
男「お前なぁ」
妹「お腹すいたから、さっさとお湯入れるよ」
男「待て! お湯を入れる前に、これを入れるんだ」
妹「これ何? カツオブシ?」
男「そうだ、削ってある、削り節パックだな」
妹「どれくらい入れるの? 一つまみ?」
男「1パック全部だよ」バババ
妹「ああー、本当に全部入れちゃった」
男「これで更に美味くなる」
妹「昔流行ったよね、ちょい足し」
男「あれの源流はリトルグルメだと思ってる」
妹「なにそれ?」
男「知らないなら良い」
妹「お兄ちゃんって、歳いくつ?」
男「お湯を注ぐ」トポトポ
妹「包装ビニールでふたを閉じます」
男「それでも良いが、今日はヤカンでアイロンしよう」
妹「アイロン?」
男「この熱いヤカンの底で、カップメンの蓋の上に数秒乗せる」
妹「うん」
男「そうすると、蓋をくっつけてたノリが溶けて、もう一回蓋が閉じる」
妹「おー」
男「ちなみに、この方法は昔、坂本真綾に教えてもらった」
妹「気になる人は、"坂本真綾 カップ麺"でググってね」
男「誰と話してるんだ?」
妹「おっ、良い匂いがしてきたよ!」
男「しょうゆ味だからな、カツオ出汁が合わないわけが無い」
妹「ほうほう、これは、えも言われぬ香り」クンクン
男「どうだ、食欲が高まってきただろう」
妹「悔しい! カップメンなのに感じちゃう!」グゥゥ
男「そういうの、どこで覚えてくるんだ」
妹「悪いインターネット」
男「そのままカップメンを持って、いざベランダへ」
妹「何で?」
男「その方が美味いんだよ」
妹「男のロマン?」
男「そうだよ、お前も来い」
妹「はいはいー」ガラガラ
妹「んー、涼しいね」
男「虫も鳴いてる、いかにも秋だな」
妹「明日の夜から大雨だってさ」
男「じゃあ、今日で良かったな」
妹「そだね。もう3分経ったかな?」
男「まだ」
妹「何で分かるの?」
男「俺くらいのカップラーになると、体感で3分が分かる」
妹「別に大したことじゃないし、ドヤ顔うぜぇ」
男「箸もってこいよ」
妹「はいはい」
男「俺は椅子を出しておくか」
妹「へいお待ちー」
男「どうも。もう食べても良いぞ」
妹「やったー」ベリベリ
男「んー、良い香りだ」
妹「鰹節の匂いが醤油の風味が増してるね!」
男「そうだろう、そうだろう」
妹「いただきます」
男「頂きます」
妹「はふはふ、熱い」チュルチュル
男「平打ちの細めんに、スープがよく絡む」ズズズ
妹「うーん、角い肉が、良い味出してるね」モグモグ
男「しっかりスープが染み込んで、噛むたびに味が染み出る」
妹「海老も、小さいのに海老の味だね」パクリ
男「大きさの割りに、プリっとしてて美味い」
妹「玉子は玉子で、ちゃんと甘いんだよね」ハフハフ
男「決してしょっぱいだけじゃない、この微妙が甘みが心憎いんだ」
妹「細かいことはどうでもいいよ、美味しいから」チュルチュル
男「ふぅ、涼しい風が汗を流してくれる」
妹「たまんないね」
男「夜風を浴びながらスープを飲むところまでが、この夜食の醍醐味だ」
妹「それは分かるかも」
男「これの上位互換が、夜の海で食べるカップメンだ」
妹「それは分からないかも」
男「最上位がキャンプ場とか、山の上で食べるカップメンだな」
妹「カップメンからは離れないの?」
男「男のロマンだからな」
妹「ふぃー、ごちそーさまでした」
男「ご馳走様でした」
妹「さて、ご飯食べたし宿題やらなきゃ」
男「3連休の最後もいいところだな」
妹「大丈夫 僕の場合は」
男「計画的にやれよ、どうせいつかはやるんだから」
妹「ギリギリじゃないと僕ダメなんだよ」
男「はいはい、B'zが好きなのは分かったから」
妹「おねがい さむい目で見つめないでよ」
男「さっさといけ」
妹「自分のペースでやらせてよ じゃないとすぐにつb」
男「またみんなにコソコソ笑われるぞオマエ」
妹「ドヤ顔うぜぇ」
『ケロッグ ココくんのチョコワ』
男「おーい、起きろー」ゴンゴン
妹「うーい」
男「朝飯くえー」
妹「おーう、任せとけー」
男「宿題終わったのか?」
妹「何とか」
男「パンでいいんだろ?」
妹「今日は軽めでお願いします」
男「コーンフレークでいいのか?」
妹「もうちょっと濃い目でお願いします」
男「ワガママな奴だな」
妹「寝不足のときって、胃が重いのに妙な空腹感があるよね」
男「わからんでもないが」
妹「胃にやさしく空腹が満たされる感じで」
男「わかったから、着替えて来い」
妹「着替えは俺に任せろー」ベリベリ
男「何が面白くてマジックテープのパジャマなんか好んで着てるんだか」
男「とりあえず、牛乳をマグカップに入れて、電子レンジへ入れる。
2分くらい回して、その間にスープ皿を出して、コレも入れるか」
妹「着替えたー」
男「早いな、女の支度とは思えないぞ」
妹「学校行くだけだしー。後でちゃんとやるしー」
男「あんまりみっともない格好で行くなよ」
妹「はいはい。で、朝ごはんは何でしょう、お兄ちゃん」
男「んー、チョコワだ」
妹「あー、まぁ軽くて食べやすいよね」
男「すぐ出来るから、ヨーグルト食べてろ」
妹「果物は?」
男「ゴールデンキウイが入ってるよ」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん大好きー!!」
男「別に軽めにする必要なかったな」
妹「それとこれとは別ですよ。ゴールデンキウイですから」
男「確かに美味いけどな」
妹「緑のキウイは酸っぱくて、あんまり甘くないけど、
ゴールデンキウイは全然酸っぱく無いし、朝にピッタリの優しい味わいですよ」
男「お前はゼスプリの回し者か?」
妹「はぁ、ヨーグルトの酸味に、ゴールデンキウイの甘みが絡み合う」モグモグ
男「そんなに大したもんでもないけどな」
妹「昨日、お兄ちゃんが言ってたのが男のロマンなら、これは女心って奴だよ」
男「そりゃあ、俺には分からんな。確かに」
妹「スっと沁みこむ爽やかな甘みが、1日の始まりを告げるわけですよ」
男「分かった分かった。ほれ、チョコワだ」
妹「わーい……お? 湯気が出てる」
男「ホットミルクで作ったチョコワだ」
妹「ほーう、これはこれは」ズズズ
男「胃に優しいし、食べやすくて、チョコだからそれなりに腹持ちもあるだろ」
妹「ふむふむ、これは中々」モグモグ
男「ホットチョコレートみたいなもんだからな」
妹「冷たいミルクで作ったサクサクのチョコワも良いけど、
温かいミルクがジュっと染み込んだチョコワもいいね!」
男「サラダも食うか?」
妹「食べる!」
男「ゆっくり食えよー」
妹「ホットミルクのスープに、チョコレートが溶け出して甘みを加えてる。
チョコワは、ふやふやのお麩みたいになってるけど、チョコレートが濃いから飽きないね」モグモグ
コリッ
妹「おおっと、これは意外! ドライフルーツのバナナだ! お兄ちゃんめ、やってくれる!」
男「何だ、呼んだか?」
妹「ううん、バナナ美味しいね」ポリポリ
男「朝はバナナが定番だからな」
妹「何でチョコレートとバナナは相性が良いんだろうね」モグモグ
男「南国つながりじゃないか? 詳しくは知らないが」
妹「チョコバナナは世界で通用する食べ物だと思うよ」
男「ほら、サラダだ。ベビースター乗せといたからな」
妹「いやぁ、致せり尽くせりですなぁ」
男「トマトも残すなよ」
妹「はーい。サラダにベビースターラーメンも合うよね」
男「醤油味のな」
妹「でも、イタリアンサラダじゃないと合わないのは何でだろうね」
男「世界の不思議の一つだな」
妹「世界は奥が深い」
男「お前、靴下出してあったろ。履いてないのか?」
妹「柄が違ったから、履いてないよ」
男「あれ? 違ったか?」
妹「鳳凰の柄の、右がオスで左がメスなんだよ。お兄ちゃんが出したの、両方ともオスだった」
男「何で、お前の学校の指定靴下はそんなに面倒くさいんだ」
妹「知らないよ、そんなこと」
男「探してくるから、トマト残すなよ」
妹「はいはーい」
男「平等院鳳凰堂と何か関係あるのかもしれんな」ゴソゴソ
妹「んー、サラダも美味しい」ポリポリ
男「いくつか見つけたけど、雄と雌の区別がつかん」
妹「えーっと、あった。コレだけメスだ」
男「これだけか?」
妹「うん、他は全部オス」
男「何で靴下は片方だけどっかに行くんだろうなぁ」
妹「世界の不思議の一つだね」
男「世界は奥が深い」
今日は寝ます。
『日清食品 日清のどん兵衛カレーうどん』
キーンコーンカーンコーン
男 「昼だー」
男友 「お前は、またカップメンか」
男 「カップメンに国境は無いんだよ」
男友 「何の話だよ」
男 「昔、そういうCMがあってな。まぁいいや、お湯入れてくる」
男友 「はいよ」
幼馴染「来たよー」ガラッ
男友 「アイツはお湯入れに行ったよ」
幼馴染「またカップメンなの?」
男友 「カップメンに国境は無いんだと」
幼馴染「あぁ、そんなCMあったね」
男友 「それを知らない俺がおかしいのか」
男 「ただいま、っと」
幼馴染「お邪魔してるよ」
男 「ようボッチ」
幼馴染「ボッチじゃねえし」
男友 「友達いないの?」
幼馴染「いるよ。妹ちゃんとか」
男 「同世代で友達作れよ」
幼馴染「だってテレビの話とか、趣味合わないし」
男 「お前の歴代好きなテレビ番組3つ言ってみろ」
幼馴染「バミリオンプレジャーナイト
やしがにのウィンク
社会の窓2」
男友 「全部分からない」
男 「お前、歳いくつだよ」
幼馴染「面白いのに」
男 「よし、5分経った」ベリベリ
幼馴染「うわ、カレー臭っ」
男 「お前それ、親父さんには言うなよ。傷つくから」
男友 「カレー味か。匂いが凄いな」
男 「日清のどん兵衛カレーうどんだ」
幼馴染「ドヤ顔がうざい」
男友 「教室で食べると、カレーの匂いが充満するぞ」
男 「むしろそれが目的だ」
男友 「カレーテロリストだな」
同級生A(俺もカレーにしよう)
同級生B(今日はカレーだな)
同級生C(カレー食べたい)
同級生D(急いでカレーだ)
幼馴染「カレーうどんしか食べないの?」
男 「あと、コンビニで買ったカレーピラフおにぎり」
男友 「嫌がらせか」
幼馴染「何で料理できるのに、いつもカップメンとかコンビニ弁当なのよ」
男 「自分の飯なんかいつでも作れるから良いんだよ。
コンビニ弁当は、今だけの旬を抑えた限定の味なんだぞ」
男友 「相変わらず、良く分からん持論だ」
男 「今日は、新作を食べつくしたから、定番のカレーうどんなんだ」
男友 「好きにしてくれ」
男 「よく麺をかき混ぜて、そこにコンビニで1個60円の温泉玉子を落とす」
男友 「美味そうなことしてるな」ゴクリ
男 「チョー美味い。どん兵衛特有のモチモチしたうどんの食感に、
温泉卵でとろみのついたカレースープが絡んで最高」ズルズル
男友 「実況やめろ」
幼馴染「ちょっと分けてよ」
男 「少しだけだぞ」
幼馴染「うーん、ジャガイモがスープを吸い取ってホクホクだね」モグモグ
男 「そうだろうそうだろう」
幼馴染「何よりもカレー。食欲を刺激するスパイス。食べだしたら止まらないね」ズルズル
男 「その辺にしておけよ、俺のだぞ」
幼馴染「そして、温泉玉子! 半熟の黄身が麺に絡んで、濃厚な舌触り。カレーがさらにまろやかになるね」ズルズル
男 「やめろ! おい! 卵には手を出すな!」
幼馴染「とろけるスープ! スパイシーな辛味と卵の甘みが融合して、極上の喉越し!」ゴクゴク
男 「何してんだ、この糞ビッチ!」
幼馴染「カレー食べてるときに下品な話とか、サイテー」
男 「お前が最低だよ、人の昼飯を全部食いやがった」
幼馴染「てへっ」
男 「これから一生一人で飯食えよ」
幼馴染「やめてよ、そういう心にくること言うの」
男 「どうすんだ、俺一口しか食ってないのに、あとカレーピラフしか無いぞ」
幼馴染「私のお弁当あげるよ。お腹一杯になったし」
男 「もうそれでいいや、お前の昼飯なんだよ」
幼馴染「カレーピラフ」
男友 「嫌がらせか」
『ヤマザキ 高級つぶあんぱん』
妹「ただいまー雨凄いー」
男「おかえり、タオルで拭け」
妹「何か食べるものある?」
男「あんぱん買ってきた」
妹「あんぱんだー」
男「牛乳もあるぞ」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、流石!」
男「頂きます」
妹「いただきまーす」
男「ふかふかのパンに包まれた、まったりとした餡の安心感はハンパないな」モグモグ
妹「粒あんのつぶが、口に入れた瞬間にほろっと崩れるのが良いよね」モグモグ
男「一口食べたところで、牛乳をグイっと」ゴクゴク
妹「グイッ」ゴク
男「ぷはーっ」
妹「ぷはっ」
男「餡と牛乳の相性が、すげえ」
妹「この世で最も完璧に近い物の一つだね」
男「喉が潤ったところで、また一口」モグモグ
妹「はぁ、餡子の絹みたいな舌触りに唾液が止まらないね」
男「パンの上に振ってあるケシの実のプチプチした食感も楽しい」
妹「食べるとお腹が満たされるだけじゃなくて、心も満たされるよ」
男「そうだな、前向きに生きる気力を補充する食べ物だ」
妹「偉大な食べ物だね、あんぱん」
男「ドラ焼きには夢が詰まってるけど、アンパンには勇気が詰まってるな」
妹「これからも愛され続けることは間違い無いね」
男「ああ、間違いない」
今日は寝ます。
『セブンプレミアム 五目炒飯(冷凍食品)』
男「晩飯だぞー」
妹「はーい」
男「今日はチャーハンです」
妹「やったー! チャーハン大好きー!」
男「今日はコンビニの冷凍食品だけどな」
妹「私が作るよりも美味しいし」
男「そこは美味いの作れるようになれよ」
妹「そんなことより、チャーハンよこせー!」
男「はいはい、既にレンジでチンしてるよ」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん仕事が早い!」
男「まあ待て、落ち着け、まだ食うな」
妹「なんで?」
男「スーパーで100円で売ってるカットレタスを皿にあけて、
その上に温めた五目チャーハンを乗せる」
妹「おおう、彩りも鮮やかに!」
男「レタスと一緒に食え」
妹「いっただきまーす!」
男「頂きます」
妹「うーん! レタスがパリパリ!」パリパリ
男「パラパラのチャーハンは、レタスの水分と一緒に食べると丁度良い」パリパリ
妹「セブンプレミアムは、100円の癖にタケノコ入ってるのが生意気だよね」コリコリ
男「企業努力だな」モグモグ
妹「五目チャーハンの五目って何?」
男「卵と豚肉、タケノコと焼き豚、ネギに人参だ」
妹「ほうほう、みんなお米くらいの大きさに切りそろえられてて、食べやすいですなぁ」ハフハフ
男「レンジで温めただけなのに、キチンとパラパラになってるのも凄い」ハフハフ
妹「レタスでご飯を包んで食べると、パリっとしたレタスが口の中で破れて、
アツアツのチャーハンがこぼれ落ちてくて、もう! もう!」ハフハフ
男「焼けどすんなよ」
妹「ふぃー、熱かった」
男「冷たいお茶飲むか?」
妹「くださいな」
男「ほらよ」トポポポ
妹「お、何か良い香り」
男「セブンプレミアム 花香るジャスミンティーだ」
妹「でたな、セブンイレブンのまわし者め」
男「中華料理の脂っぽさを、花の爽やかな香りで洗い流してくれる」
妹「ふぅ、口の中がサッパリするねぇ」ゴクン
男「これがあるだけで、チャーハンを食べるのがはかどる」
妹「大満足です」
男「杏仁豆腐があれば完璧だったんだけどな」
妹「え、無いの?」
男「売り切れてた」
妹「えー、1件目で無ければ次の店でしょー」
男「隣駅まで行った。5件行ってもなかった」
妹「でたな、セブンイレブンをまわる者め」
『永谷園 さけ茶づけ』
男「夜食を作ります」
妹「はい」
男「まずお湯を沸かします」
妹「はい」カチッ
男「その間に、冷やご飯をレンジでチン」
妹「はい」ヴィーン
男「温まったご飯を、お茶碗に盛りまして、取り出しましたるは謎の小袋」
妹「はい」
男「他にも何か言えよ」
妹「またカップメンかと思ってたので」ヘヘヘ
男「今日も秋っぽいメニューです」
妹「何かな?」
男「永谷園の鮭茶漬け」
妹「まぁ、秋っぽいかな? 鮭だし」
男「乾燥鮭なんで、季節はあんまり関係ないかもしれん」
妹「ですよねー」
男「あと、瓶の鮭フレークをたっぷり乗せる」
妹「ゴージャス!」
男「これが美味いんだ」
妹「永谷園の鮭茶漬け使う必要はあるの?」
男「基本的な味付けを永谷園にお任せするんだよ」
妹「ふーん」
男「白ゴマを少しトッピング。あと、チューブのワサビをちょっぴり」
妹「ワサビは苦手ー」
男「風味が出るくらいの量だから、辛くないぞ」
妹「なら良し!」
男「今日は台風一過で、星がよく見える」
妹「やっぱり外で食べるんだね」
男「基本的に、何でも外で食べたほうが美味い」
妹「男のロマン?」
男「それもあるが、人間の五感のうち食事に使うのは基本的に味覚、嗅覚、視覚の三つまでだ。
しかし、さらに聴覚と触覚を刺激してやることで、もっと美味く食べることが出来る」
妹「わお、カガクテキ!」
男「焼肉なんかそうだろう。焼ける音と、炎の熱を肌で感じて食べる」
妹「なるほどねー」
男「俺の勝手な想像だから、実際はどうかは知らないがな」
妹「よくも騙したな」
男「それは別にしても、テレビ見ながら食べるより、月を眺めて食べるほうが風情があるだろう」
妹「満月じゃないけどね」
男「いいんだよ、そこに月があることが大事なんだ」
妹「雰囲気も味わうってことだね」
男「そういうことだ、お前は賢いな」
妹「えへへ」
男「では、小芝居も終わったところで頂きます」
妹「いただきます」
男「茶碗に口をつけると、お湯で刺激された海苔の香りが漂うな」ハフハフ
妹「ちょっとだけワサビの香りもするね」ハフハフ
男「あぁ、海苔とワサビとゴマの香りが、それぞれ邪魔をしないで胃袋に攻撃を繰り出してくる」モグモグ
妹「あー鮭の匂いー」ズズズ
男「塩気が効いてて、鮭の旨味を増幅するな」モグモグ
妹「鮭フレークが思いのほか、鮭っぽさを演出しているね」
男「こいつがお茶漬けに良く合うんだ」
妹「お茶漬けの汁と、鮭の塩味のバランスが絶妙なんだ」
男「ワサビの風味が、鮭フレークの僅かな生臭さも中和してくれるしな」
妹「あられが香ばしくて、アクセントになるね!」モグモグ
男「冷やご飯を温めなおしてるから、ちょっと固いところがあるのも、またいい」ズズズ
妹「うーん、この満足感」フゥ
男「一日の締めに相応しい、キングオブ夜食だ」
妹「あれ、カップメンは?」
男「ゴッドオブ夜食」
妹「何でも良いんじゃない」
男「どっちが良い、じゃないんだよ。どっちもいいんだ」
妹「はいはい」
今日は寝ます。
『日清食品 チキンラーメン』
男「夜食を作ります」
妹「あれ、2回連続?」
男「時系列とか、適当だし」
妹「そうなんだ」
男「今日はチキンラーメン!」
妹「おおー」
男「今日は文句言わないんだな」
妹「カップメンじゃないでしょ?」
男「むしろカップメンの原点なんだが、まあいい」
妹「お湯沸かしまーす」カチッ
男「冷蔵庫から出して直ぐの卵だと、お湯が冷めるから、
少し前に取り出して常温にしておくといい」
妹「とても3分じゃ出来ないね」
男「どんぶりにチキンラーメンを入れて、そこに生卵を入れる」
妹「ポケットに入れるのが難しいんだよね」
男「どうせ食うときに混ざるから、あんまり気にするな」
妹「イエッサー」
男「お湯が沸いたら、卵を避けるように注ぐ」
妹「卵にはかけないの?」
男「かけても良いんだが、前に黄身の弾力がありすぎて、熱湯を倍返しされたことがある」
妹「避けて注ぎます」
男「お湯を入れたら、ごま油を一滴」ポトッ
妹「一滴」ポトッ
男「必ず蓋をして、3分待つ」
妹「はーい」
男「蓋をしないと卵が半熟にならないんだ」
妹「私は生でもいいけどね」
男「まぁ、好みだな」
妹「はい、3分経ったよ」
男「蓋を取る」カパッ
妹「香ばしい醤油の匂い!」
男「このインパクトがチキンラーメンの醍醐味の一つだ」
妹「ごま油のアクセントが、花を添えてますな!」
男「これがまた食欲をそそる」グゥゥ
妹「美味しそうだね!」
男「さあ、頂きます」
妹「いただきまーす」
男「お湯を注いだだけなのに、しっかりと溶け出したスープが細い麺にしっかりと絡む」ズズズ
妹「この麺の独特の食感、お湯でふやけただけとは思えない絶妙な柔らかさだね!」ズズズ
男「そしてスープ。とてもインスタントとは思えない」ズズズ
妹「まるで何時間も煮込んだかのような複雑な味!」ズズズ
男「ああ、半熟の黄身が麺に絡む!」モグモグ
妹「それがまたスープを絡めて、口の中がまったりですよ!」モグモグ
男「そして鼻から抜けるゴマ油の香り!」
妹「はぁ、スープだけでも美味しい」
男「麺を丁度食べ終わると、少しだけスープが残っているから、これを一気にグイッ!」
妹「グイッ!」
男「ふぅ」
妹「ふぃー」
男「ちょっと口の中が油っぽいかな」
妹「そうだね」
男「そこで花香るジャスミンティー!」ゴクゴク
妹「でたな回し者!」ゴクゴク
男「しかし相性は良い」
妹「本当にね」
男「チキンラーメンの恐ろしいところは、もう1杯くらい食べられそうな気がするところだ」
妹「2杯は多いんだよね」
男「しかし、もうちょっと食べたい」
妹「ぐぬぬ」
男「そうなると思って、おかかオニギリを買ってきてあります!」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、マジサイコー!」
パクッ
男「うめえええええええ」
妹「うめえええええええ」
今日は寝ます。
『カレーハウスCoCo壱番屋 パリパリチキンカレー』
キーンコーンカーンコーン
男 「よし、飯だ!」
男友 「おい、どこ行くんだよ!?」
幼馴染「きたよー」
男友 「アイツ、どっかいっちまったぞ」
幼馴染「凄い勢いで飛び出していくのが見えたよ」
男友 「まぁ、そのうち戻ってくるだろう」
幼馴染「ご飯、買い忘れたのかな?」
男友 「それは無いだろう。アイツほど、飯の為に無駄な努力を割いている奴はいないからな」
幼馴染「ホント、無駄だよね」
男 「戻ったぞ」ハァハァ
男友 「どこ行ってたんだよ」
男 「出前、受け取ってた」
幼馴染「出前!?」
男 「昨日のうちから、今日の昼に届けてもらえるように手配してた」
男友 「何がお前をそこまでさせているんだ」
男 「ふふふ、やっぱり食べるなら出来立てが良いからな」ガサッ
幼馴染「あ、ココイチだ」
男友 「出たな、テロリスト」
カパッ
男 「はぁ、この芳醇な薫り。食欲を掻き立てる魔法の匂いだ」
男友 「悪質だ。訴えてやる」
幼馴染「そうだそうだ!」
同級生A(畜生、カレーが食べたい!)
同級生B(カレー……カレーを食べよう!)
同級生C(昨日もカレーだったのに!)
同級生D(今日の晩御飯はカレーなのに! 分かっているのに!)
男 「頂きます!」
幼馴染「くっそう、私も明日はカレーにしよう」
男 「ココイチのルーは、他の店に比べると柔らかいんだよな」モグモグ
男友 「そうなのか?」
男 「その分、米にルーが染みこみ易い。米の甘みとカレーの辛さが混然一体となる。
鼻に通るスパイスの香り、少しだけ舌にピリっとくる辛味」
男 「付け合せの福神漬けも美味い。ココイチの優秀な点は、無料なのに福神漬けが美味いんだよな。
店の帰り際に、お土産で買ったこともある」コリコリ
幼馴染「美味しそう……」ゴクリ
男 「お前には絶対にやらん」
幼馴染「この間のことは謝るからさぁ」
男 「そして、パリパリチキンだ。名前の通り、パリッパリに焼いてある皮が、たまらん」パリパリ
幼馴染「無視された」
男 「ふははっ、このチキンにもスパイスが振ってあるな。食べ始めると止まらなくなる。
更にカレーにつけて食べたりしたら、もうね! 凄いよ!」ハフハフ
男友 「お前に舌を火傷する呪いをかけた」
男 「それくらい熱いのが美味い! ガラムマサラが全身を廻る! 段々暑くなってきたぞ!」ハフハフ
幼馴染「ねー、無視しないでよー」
男 「カレー、ライス、チキン、カレー、夢のローテーションだ! パリパリチキンが6ピースしかないのが憎い!」
幼馴染「無視しないで。私のクラスの人達みたいなことしないでよー」
男 「……可哀想だから、一口やるよ」
幼馴染「やったね」
男 「お前、クラスでハブられてるのか?」
幼馴染「んー、腫れ物みたいな感じ」モグモグ
男友 「何かしたの? 喧嘩とか」
幼馴染「何も?」
男 「何もなくて、避けられないだろ」
幼馴染「映画の話してたから、勇気を振り絞って混ざろうとしたんだけどねぇ」
男 「何の映画の話したんだよ」
幼馴染「ジャッカス」
男 「俺も、カレー食ってるときにジャッカスの話する奴とは、付き合い考えるわ」
男友 「その映画は知らないけど、ロクでもない物ってことは分かった」
幼馴染「面白いのに」
『K&K 缶つま 国産鶏ぼんじり ソラチたれ焼き』
男「夜食を作ります」
妹「ヨッ! 日本一!」
男「随分、元気が良いじゃないか」
妹「私は見たのです。お兄ちゃんが、高そうな缶詰を仕舞うところを」
男「無駄に目が良いな」
妹「えへへ」
男「そう、今日は1個500円もする缶詰だ」
妹「おおおおお」
男「正直、高い。しかし、美味い」
妹「期待を込めて★x5です」
男「イラっときた」
妹「ごめんなさい」
男「今日ばかりは豪勢に、炊き立ての白米を使います」
妹「ほっかほかー」
男「丼によそって」
妹「はいさ」
男「そして、この高級缶詰を開封します」
妹「待ってました!」
パキッ
男「ほーら、高級な鶏肉の匂いだ」
妹「はぁー。タレの良い匂い」
男「これを白米に乗せる」
妹「とりゃー」
男「そして紅生姜を少々と、レタス少し、ちょっぴりマヨネーズ」
妹「はーい」
男「それでは、頂きます」
妹「いただきます!」
男「一口で食べてしまうのはもったいないが、あえて一口で食べる!」モグモグ
妹「私は、ちょっとかじります」モグモグ
男「はぁぁああん、プリップリの鶏肉だあああ」
妹「おいひいいいいい」
男「ちょっと辛めのタレが、脂の乗った鶏肉にピッタリだな!」
妹「お肉の旨味が、そこらの焼き鳥なんて目じゃないよ!」
男「そして、タレと脂の染み込んだ白米」パクッ
妹「炊きたて!」パクッ
男「うまああああああいいい!!」
妹「美味しいいいいい」
男「焼き鳥のタレとマヨネーズの組み合わせが最高だ!」
妹「紅生姜の酸味が、鶏肉の脂をサッパリさせるね!」
男「そしてまた鶏肉! ボンジリ!」モグモグ
妹「ぼんぢり!」モグモグ
男「ふわぁぁ、うめえ」
妹「感動が薄れないねぇ」
男「高いだけあるなぁ」モグモグ
妹「美味しいねぇ」モグモグ
男「レタスを口の中をリセット!」
妹「瑞々しいね!シャッキシャキ!」
男「そして鶏肉!」モグモグ
妹「プリっと歯ごたえ!」モグモグ
男「怒涛の勢いで食べつくしてしまった」フゥ
妹「いや、もう仕方ないよ」フー
男「また今度買ってこよう」
妹「そうだね、近いうちに」
男「豚の角煮の缶詰もあったなぁ」
妹「お兄ちゃん、今度買い物一緒に行こうね!」
『キンレイ ちゃんぽん(冷凍食品)』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
幼妹「ねえ、お父さん。お母さんは?」
父 「……遠いところに、行ったんだよ」
幼妹「いつ帰ってくるの? 来週?」
父 「もう、帰ってこれないんだ」
幼妹「何で?」
幼男「おい、あんまり父さんを困らせるな」
幼妹「お母さん帰ってこないの? 何で?」ジワァ
幼男「母さんは……!」
父 「お母さんは、お腹が痛くなる病気だったろ」
幼妹「うん」グス
幼男「……」
父 「お腹が痛いから、ご飯が食べられなくて可哀想だろ?」
幼妹「うん」ズビズビ
父 「でも空の上に、お母さんでもご飯が食べられる所があるんだ」
幼妹「お母さん、そこにいるの?」
父 「今頃、ご飯を食べてるはずだよ」
幼妹「お腹一杯になったらお母さん、おうちに戻ってくる?」
父 「お母さんは、お腹が痛くなる病気だったろ」
幼妹「うん」グス
幼男「……」
父 「お腹が痛いから、ご飯が食べられなくて可哀想だろ?」
幼妹「うん」ズビズビ
父 「でも空の上に、お母さんでもご飯が食べられる所があるんだ」
幼妹「お母さん、そこにいるの?」
父 「今頃、ご飯を食べてるはずだよ」
幼妹「お腹一杯になったらお母さん、おうちに戻ってくる?」
父 「戻ってきたら、お母さんはご飯が食べられなくなるじゃないか」
幼妹「あ、そっか」
父 「帰ってこられないけど、空の上からずっと見ているはずだよ」
幼妹「本当?」
父 「ああ! 本当だとも!」
幼男「父さん……」
父 「……よし! これから夜食を作ります!」
幼男「え?」
幼妹「ごはん?」
父 「冷蔵庫に何か入ってないのか?」
幼男「何も無いよ」
父 「困ったな」
幼妹「あるよ! 凍ってるの!」
父 「冷凍食品のチャンポンか。1個しかないけど、これを作ろう」
幼男「お父さん、料理できるの?」
父 「む、馬鹿にするんじゃないぞ。温めるだけだろ?」
幼妹「ごはんー!」
父 「えーと、フィルムを剥いで、ガスコンロにかける」
幼男「危ないよ、火強すぎ!」
父 「おっとっと」
幼妹「へたくそだー」
父 「それで、一煮立ちすればOKか」
幼妹「出来た?」
幼男「良い匂い」クンクン
父 「よし、それじゃあ食べようか」
幼男「テーブル片付けるよ」
幼妹「お手伝いするー!」
父 「これだけじゃつまらないから、何か一手間加えたいな。
お、チューブのこれがいい」
ブリュリュ
父 「……やべっ」
幼男「父さん?」
幼妹「どうしたの?」
父 「悲しいお知らせがある」
幼男「何したの」
父 「……柚子コショウを、入れすぎた」
幼男「慣れないくせに、変なことするからだよ」
父 「良いところを見せたいじゃないか」
幼男「その結果は?」
父 「……スミマセンでした」
幼妹「ごはん、食べられないの?」
幼男「いや、食べよう」
父 「食うのか? これを」
幼男「ちょっと辛いけど、食べられなくは無いよ」ペロッ
父 「そうか?」
幼男「テーブルに持っていくね」
幼妹「ごはんー!」
父 「よし、それじゃあ、頂きます!」
幼男「頂きます!」
幼妹「いただきまーす!」
ズズズ
父 「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」
幼男「騙されてやんの! バーカバーカ!」
幼妹「お父さん、鼻から何か出てる!」キャハハ
父 「我が子ながら、恐ろしい」ゲホッ
幼男「このちゃんぽんは出来損ないだ。食べられないよ」キリッ
父 「いや……しかし、不思議と後引く辛味だな」
幼妹「ほんとう?」
ズズズ
父 「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」
幼男「騙されてやんの! バーカバーカ!」
幼妹「お父さん、鼻から何か出てる!」キャハハ
父 「我が子ながら、恐ろしい」ゲホッ
幼男「このちゃんぽんは出来損ないだ。食べられないよ」キリッ
父 「いや……しかし、不思議と後引く辛味だな」
幼妹「ほんとう?」
父 「あぁ、ちゃんぽんの海鮮スープに溶け込んだ柚子が、爽やかな後味を醸し出してる。
それに、ピリっとくるコショウも良い。刺激的で美味いぞ」
幼男「いや、まさかそんな……」
父 「中太麺が、柚子コショウ風味のスープに絡む!」ズルズル
幼男「ちょっと、食べてみようかな」ゴクリ
父 「ほら、食え食え」
ズズズ
幼男「むボっ! ゲホッ! エホッ! 辛い!」
父 「騙されてやんの! バーカバーカ!」ゲホッ
幼妹「お兄ちゃんも、鼻から何か出てる!」ゲラゲラ
幼男「大人のやることかよ!」エホッ
幼妹「私も食べたい!」
幼男「ちょっと舐めるだけにしとけ」
幼妹「うん!」ペロッ
幼妹「エホッ! 辛いね!」ジワァ
父 「あー、涙出てきた!」ジワァ
幼男「全く! 辛すぎるよ!」ジワァ
父 「ああ、辛くて涙が出る!」
幼男「柚子コショウのせいだからな!」
幼妹「……辛い!」
父 「あぁ、柚子コショウが辛すぎるから仕方ないな」
幼男「うん」グス
幼妹「うん」グス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
妹「お兄ちゃん?」
男「うおっ、いつの間にか寝てた」
妹「お父さんから電話あったよ。今週末は帰るって」
男「海外の仕事も大変だなぁ」
妹「寂しくないかー、だって」
男「給料良いらしいから、仕方ない」
妹「ねえ、お腹空いたー」
男「あぁ、何か食べるか」
妹「今日も外で食べるの?」
男「そろそろ寒いかな」
妹「いいんじゃない? お母さんもよく見えるだろうし」
男「……!? お前、知ってて」
妹「うひひ」
妹「今日のメニューは?」
男「んー、そうだな。冷凍食品の鍋焼きうどんかな。卵入れて」
妹「ヒャッホウ! お兄ちゃん、素敵!」
男「よし、じゃあ冷凍庫から鍋焼きうどんを出すんだ!」
妹「アイサー!」
男「夜食を作ります!」
(おわり)
タラタラ書き過ぎるのもダレそうなんで、一旦終わります。
そのうちまた書くと思うんで、そのときはヨロシクどうぞ。
いつ書くか分からないので、次は多分新しく建てます。
このSSまとめへのコメント
夜中見るんじゃなかった…
お腹が減ったぁ……
なんという飯テロSS