杏子「・・・ほむら?」(493)

QB「やっと来たね、杏子」

杏子「・・・ったく、いきなり何の用だよ」

杏子「あたしだって向こうの魔獣退治で忙しいってのに」

QB「昼間はどうせ暇だろう?相変わらず学校には行っていないみたいだし」

杏子「うるせぇ」

QB「それに、向こうには既に他の魔法少女が何人かいるはずだよ」

杏子「それは・・・そうだけど」

QB「そこで君にお願いがあるんだ」

杏子「?」

QB「巴マミが海外へ留学しているから、今この町にいる魔法少女は一人だけ」

杏子「ほむらだろ?」

QB「あぁ、そうだよ」

QB「でも少し問題が発生してしまっていてね」

杏子「?」

               ,..,  _  ,
              ,/:i /:!,...'/__  _
        ,rヘ、 ,  /:::::レ(: : i: ; -i, >::::::/
       / ,ヽ/(` ̄ ̄ ̄`─`‐,|::;. .──‐┐

       /: ゝ,(: : :`: : : : :ヘ ヘ: : : : : : :/そ i、
      ,ム': : : , : : :, ^ 、: : : : : \-.、:/: : : / | ヽ       ).、
    , < : : : : / : ∠ノ ヽ: , : 、: : `: :V: : : r 、_: : ゝ __, ,  ,ノ : ヽ
.  rx,ヘ ̄<フ: //     ヽ`.十─: : : : , rヽ、└,_ : : : ム< : : : ∧
  <ゝ, >-/: :/7'        \i \: : : :/.x ゝ___/ : : : : : : : : : : : ハ
 ゝ,「.'./,ァ: :/  \     ,x ──.\ /  ` ─ .i : : : : : : : : : : : : !
  ヽ  ./ : /,,, ̄ ̄    _ ̄ ̄ ̄,,, /:'      ,ノ : : : : : : : : : : : /
.  ゝ ./ : 〈     r  'ゝ' ヽ   /:/     /i┘: : : : : : : : : /
    V<i.>.、    i     )  フ: :!     ,/:|: ヾ >.、: : : :ゝ   うりゃー
      ` .V.x`┐、 `____ ,!: :ゝ    (--.!: :i : : : ヽ∧ '
        >x、  |ヽヾ!-<:::ノ!< ,〉 _ i__ノヽ': : : : : : : i

           >┐-x二O'__ >     `ヾ ---,: : :ノ,..--、

              ヽ   Y--x     /    i::::>iヽ、:::::::::::ヽ、
               \  ヽ「iノ   /__,    /:::i .〉 .}:::::::::::::::::〉
                ヽ  `ヽヽ  ̄     , :::「 .i  ム ' ` - '
                 ヽ  ` .ヽ、   .,/,丿,ム ̄
                  ヽ __/`--':vv') ̄:::::::ヽ

                      ゝ-vニ'‐'__/::::::::::::::::〉
                           ` ̄ ^.─

QB「とりあえずほむらを探し出してみてくれないかな、今もどこかで魔獣を狩っているはずだし」

杏子「ほむらがどうかしたのか?」

QB「いろいろあるんだよ」

杏子「おい」

QB「実際に見た方が早いと思うよ、じゃあね」

杏子「何だよ、キュゥべえのやつ・・・」

杏子「暇なのは確かだし、とりあえずほむら探すか・・・」

杏子「・・・」

杏子「・・・あれ?」

杏子「あいつは学校行ってるはずじゃ・・・」

ほむら「はぁ・・・はぁ・・・」

魔獣「・・・」

ほむら「・・・くっ」

魔獣「・・・」カッ

ズドンッ!

ほむら「うぅっ・・・!」

魔獣「・・・」

杏子「なーに手こずってんのさ」

ほむら「・・・佐倉・・・杏子?」

杏子「後は任せな」

ほむら「・・・」

杏子「ロッソ・ファンタズマ!」

杏子「・・・ふぅ」

杏子「大丈夫か?」

ほむら「・・・」

杏子「っておい!ソウルジェム真っ黒じゃねーか!」

杏子「ほら、これ使えって」

ほむら「・・・」

杏子「・・・ほむら?」

ほむら「・・・私は助けなんて求めてない」

杏子「はぁ?」

ほむら「・・・あのまま死ねればそれで良かった」

杏子「おい、何言って・・・」

ほむら「・・・邪魔をしないで」

杏子「・・・」

杏子「あ、あのさ・・・」

杏子「何があったのか知らねーけど、あたしで良ければ相談に・・・」

ほむら「・・・あなたにはどうせ理解できないわ」

ほむら「・・・まどかの事を覚えているのは、この世界で私ただ一人なのだから」

杏子「・・・?」

ほむら「それじゃ・・・」

杏子「・・・」

ほむら「・・・」フラッ・・・

バタッ

杏子「おい・・・大丈夫か?」

ほむら「・・・」

杏子「おい!しっかりしろ!」ユサユサ

ほむら「・・・」

杏子「やっべぇ・・・なんかあたしがブッ倒したみたいじゃん・・・」

杏子「とりあえず運んでおくか・・・」

杏子「んっ・・・しょ」

杏子「あれ?思ったより軽いな・・・」

杏子「ちゃんと飯食ってんのか?」

杏子「なんか髪も前見た時よりボサボサになってるような・・・」

ほむホーム

杏子「・・・ここだっけ?」

杏子「おーい、キュゥべえ」

QB「なんだい?杏子」

杏子「こいつの家ってここであってる?」

QB「そうだよ、っていうかこんな事でわざわざ呼ばないでくれないかな」

杏子「平日の昼間はどうせ暇なくせに」

QB「君に言われたくないよ」

QB「鍵は開いてるみたいだよ」

杏子「へぇ、じゃあお邪魔しまーす」

ガチャッ

杏子「うわっ、ゴミだらけ・・・」

QB「何度見てもひどいね、これは」

杏子「ゴミのほとんどがカロリーメイトと野菜ジュースの空き箱なような気が・・・」

QB「栄養剤の空き瓶もあるよ」

杏子「とりあえずベッドに寝かせておこう・・・」

杏子「んっ・・・しょ」

ほむら「すぅ・・・すぅ・・・」

杏子「こうやって見てみると、寝顔は案外可愛いな」

QB「普段は無愛想だからね」

杏子「・・・」ツンツン

ほむら「ん・・・」

杏子「おぉ」

ほむら「すぅ・・・すぅ・・・」

杏子「・・・」フニフニ

ほむら「んぅ・・・」

杏子「おぉぉ」

杏子「(ヤバい可愛い)」

QB「何をやっているんだい?わけがわからないよ」

杏子「はっ!」

QB「そんな事やってないで、早く手当てするべきだと思うよ」

杏子「言われなくてもわかってるっつーの」

杏子「とりあえずキュゥべえは外に出てけ」

QB「なんでだい?」

杏子「変態って呼ぶぞ」

QB「わけがわからないよ」

杏子「こ、これは手当てだから仕方ないよな・・・?」

杏子「ぬ、脱がすぞ・・・」

杏子「・・・」ゴクリ

スッ・・・

杏子「あ、やっぱり胸は無いのか」

杏子「ってどこ見てんだあたし!」ポカッ

杏子「こ、こういうのは無我の境地で・・・」

杏子「・・・」

杏子「・・・あああああああ!やっぱダメだ!」

杏子「あぁ・・・なんか疲れた・・・」ゼェゼェ

QB「手当てするだけなのにそこまで体力が必要なのかい?」

杏子「うるさい・・・」

QB「まぁ、後は任せたよ」

QB「じゃあね」

杏子「・・・」

ほむら「すぅ・・・すぅ・・・」

杏子「・・・」

杏子「(可愛い・・・じゃなくて!)」

杏子「掃除でもしてよう・・・」

ほむら「んっ・・・」

ほむら「あれ・・・?」

ほむら「確か・・・途中で倒れて・・・」

ほむら「?」

杏子「すぅ・・・すぅ・・・」

ほむら「佐倉杏子・・・?」

杏子「んっ・・・」

ほむら「・・・」

杏子「・・・あぁ、おはよう」

ほむら「何故あなたがここに・・・?」

杏子「なんでって・・・」

杏子「お前がいきなりぶっ倒れるから、ここまで運んでやったんじゃん」

ほむら「・・・そう」

ほむら「じゃあさっさと帰って、邪魔だから」

杏子「なっ・・・!?」

杏子「な、なんだよ!せっかくここまで運んでやったのに!」

ほむら「頼んだ覚えは無いわ」

杏子「う・・・」

ほむら「言ったわよね?あのまま死ねればそれで良かったって」

杏子「あ、あたしは・・・!」

ほむら「何も知らないくせに余計な事をしないで!」

杏子「っ!?」ビクッ

ほむら「・・・帰って・・・!」

杏子「・・・う、うぅ」ウルウル

杏子「もう知らないからな!勝手に死んでろ!」ダッ

バタンッ!

ほむら「・・・」

ほむら「・・・はぁ」

QB「流石に今のは杏子がかわいそうだと思うよ」

ほむら「・・・」

QB「『まどか』っていうのは、君が以前言っていた少女の事かい?」

ほむら「・・・そんな話もしたわね」

QB「僕が今から話す内容は完全に憶測だ、聞き逃してくれても構わない」

QB「だけど、一言だけ言わせてもらうよ」

QB「少なくとも、その『まどか』という少女は・・・君がこんな状態になる事を望んでいないはずだ」

ほむら「・・・っ」

QB「まぁ、これから先どうするかは君次第だけどね」

QB「僕の立場でいろいろと口を出すつもりはないし」

QB「それじゃ」

ほむら「・・・」

ほむら「まどか・・・」

杏子「・・・」

杏子「バカ・・・」

杏子「あたしはただ、これ以上仲間を失いたくないだけなのに・・・」

杏子「ほむらのバカぁ・・・」ウルウル

ガサガサッ!

杏子「っ!?」

杏子「だ、誰だよ・・・!」

ほむら「・・・私よ」

杏子「ほむら・・・?」

杏子「な、何だよ今更・・・」

ほむら「えっと、その・・・」

杏子「・・・」

ほむら「・・・」

杏子「・・・」

ほむら「・・・ごめんなさい」

杏子「・・・えっ?」

ほむら「ひどい事をしてしまったから・・・その・・・」

杏子「・・・」

杏子「・・・ぷっw」

ほむら「・・・今笑ったわね」

杏子「い、いや・・・ほむらがそうやって頭下げてるとこ初めて見たからなんか面白くて・・・w」

ほむら「雰囲気ぶち壊しじゃない」

杏子「これはこれでいいんだよ!」

杏子「まぁ、仲直りの印(?)に・・・」

つきのこの山

杏子「食うかい?」

ほむら「私たけのこ派なのだけど」

杏子「おい」

ほむら「仕方ないから貰っておくわ」

杏子「素直じゃねーな」

ほむら「自分の欲望に忠実という意味ではとても素直だと思うのだけれど」

杏子「はいはい」

ほむら「・・・」ホムホム

杏子「・・・」ジーッ

ほむら「・・・」ホムホム

杏子「・・・」ジーッ

ほむら「・・・じ、ジロジロ見ないで///」

杏子「あぁ、悪い」

ほむら「ほむぅ・・・」

ほむら「きのこの山も案外悪くなかったわね」

杏子「だろ?」

杏子「じゃあ、あたしはここで」

ほむら「どこへ行くつもり?」

杏子「ん?ちょっくら空き巣をしに・・・」

ほむら「そうはいかないわ」ガシッ

杏子「えっ」

杏子「魔法使えばバレないからいいじゃんかよー」

ほむら「そういう問題じゃないでしょう」

杏子「じゃあどうすんだよ」

ほむら「そ、それは・・・」

杏子「あ、そうだ」

ほむら「?」

杏子「お前って・・・一人暮らしだよな?」

ほむら「えぇ」

杏子「お願いします泊めて下さい」

ほむら「っ!?」

ほむホーム

ほむら「・・・はぁ」

杏子「なんだよ」

ほむら「騒がしくなりそうね」

杏子「あたしの事なんだと思ってんだよ」

ほむら「野生動物」

杏子「おいこら」

杏子「腹減ったからなんか食いたい」

ほむら「はい」

つカロリーメイト、野菜ジュース、栄養剤

杏子「ちょっと待ておい」

ほむら「何かしら?」

杏子「なんで今更おやつ?」

ほむら「えっ」

杏子「えっ」

杏子「あたしよりひどい食生活だな・・・」

ほむら「必要な栄養はこれで足りるはずだけど・・・」

杏子「そういう問題じゃねーよ」

ほむら「一応、卵かけご飯もあるわ」

杏子「・・・はぁ」

杏子「・・・ケチャップある?」

ほむら「多分」

杏子「・・・よしっ」

杏子「できたっ」

ほむら「それは何かしら?」

杏子「簡単なオムライス」

ほむら「料理できたのね・・・」

杏子「まぁ、少しだけな」

ほむら「じゃあ、いただきます」

ほむら「・・・おいしい」

杏子「だろ?」

ほむら「名付けてほむライス」

杏子「ただの劣化オムライスだけどな」

ほむら「食べる?」

杏子「えっ?いや、あたしはいいよ」

杏子「スプーン一つしかないし」

ほむら「普通にスプーンを使い回せばいいじゃない」

杏子「そ、それは・・・」

杏子「・・・///」

ほむら「?」

杏子「い、いいから早く食えよ!」

ほむら「あなたはどうするの?」

杏子「あたしはカロリーメイトで我慢するかrむぐっ!?」

ほむら「ちゃんと食べなさい」

杏子「お、お前に言われたくねーよ!///」

杏子「(か、か、間接キス・・・!?///)」

ほむら「顔が赤いわね・・・」

杏子「なんでもないっ!」

ほむら「ならいいけど」

ほむ風呂

ザブーン

杏子「あーっ・・・、生き返る~」

杏子「窮屈なユニットバスとは大違いだな~」

杏子「最高~・・・」

ガラッ

ほむら「お邪魔するわ」

杏子「っ!?///」

ほむら「?」

杏子「な、なんでいきなり入ってくるんだよ!」

ほむら「二人で入った方が効率がいいのよ」

杏子「うぅ・・・///」

ほむら「もうのぼせた?」

杏子「ちげーよ!」

杏子「・・・」ジーッ

ほむら「・・・?」

杏子「・・・」ジーッ

ほむら「・・・///」

ほむら「あ、あまりジロジロ見ないで・・・その・・・」

ほむら「む、胸も無いし・・・///」

杏子「(・・・なんか可愛い)」

ほむベッド

杏子「どうしてこうなった」

ほむら「ベッドが一つしかないのだから仕方ないでしょう」

杏子「うぅ・・・///」

ほむら「電気消すわね」

杏子「あ、あぁ・・・」

パチンッ

ほむら「えいっ」ギュッ

杏子「ふぇっ!?///」

ほむら「佐倉杏子・・・暖かいわね」

杏子「・・・///」

ほむら「それじゃあ、本当におやすみなさい」

杏子「お、おやすみ・・・」

翌日

杏子「おーい、起きろー」ユサユサ

ほむら「朝から騒々しいわね・・・」

杏子「遅刻するぞ!」

ほむら「何を言っているのかしら」

杏子「えっ」

ほむら「えっ」

杏子「・・・要するに、不登校?」

ほむら「・・・」コクリ

杏子「なんでまた・・・」

ほむら「そもそも学校に行ってないあなたに言われたくないわ」

杏子「ぐぬぬ」

杏子「とりあえず学校行けよ」

ほむら「嫌」

杏子「なんでだよ」

ほむら「嫌なものは嫌」

杏子「・・・なんかあったのか?」

ほむら「・・・」

ほむら「・・・私みたいなのがクラスに馴染めると思う?」

杏子「無理だな」

ほむら「そこまでキッパリと言われると凹むわね・・・」

杏子「あ、ゴメン・・・」

ほむら「友達のいない学校生活ほど辛いものはないわ」

ほむら「だから学校へ行くのは嫌」

杏子「・・・じゃあさ」

ほむら「?」

杏子「あたしも学校行く」

ほむら「わけがわからないわ」

杏子「だから、あたしも学校行く!」

杏子「そうすりゃほむらだって一人ぼっちじゃないだろ?」

ほむら「それは・・・そうだけど」

杏子「?」

ほむら「(まぁ細かい事は、お父さんのコネで何とかなるわよね)」

ほむら「どの道、今日は無理ね」

杏子「なんでだよー」

ほむら「ノートとか文房具とか買いに行かないと」

杏子「あっ」

ほむら「さて、PC起動っと」

杏子「ん?出掛けるんじゃないのか?」

ほむら「電脳世界で十分だわ」

ほむら「さぁ、これがAmazonよ」

ほむら「車からマジコンまで、ありとあらゆる商品が取り揃えられているわ」

杏子「おーっ!すげー!」

杏子「なぁ、これで注文したのっていつ届くんだ?」

ほむら「明日」

杏子「間に合わないじゃねーか」

ほむら「あっ」

杏子「おい」

杏子「ほら、出掛けるぞ」グイグイ

ほむら「うぅ・・・」

杏子「そんなに外が嫌か」

ほむら「だ、だって・・・」

杏子「らしくねーなぁ・・・」

ほむら「ほむぅ・・・」

杏子「・・・」スタスタ

ほむら「・・・」ギュッ

杏子「(ほむらがしがみついてるせいで歩きにくい・・・)」

杏子「なんでそんなにビビってんだよ・・・」

ほむら「・・・周りの視線が・・・」

杏子「引きこもりじゃねーか」

ほむら「えぇ、そうよ」

杏子「開き直るな」

ほむら「文房具屋は・・・どこだったかしら」

杏子「まさか・・・」

ほむら「お、覚えてない・・・」

杏子「・・・はぁ」

ほむら「というわけで家に帰りましょう」

杏子「そうはいかねーぞ」ガシッ

ほむら「ほむぅ・・・」

ゴメンちょっと休憩

寝落ちしていた
仕事が朝早いので今日はここまでで勘弁

再開できるのは17時以降だと思われ
落ちてたら立て直す

あんこの山かほむのこの里か

>>235
あんほむの(ry
ほむあんn(ry

ほむら「・・・」グデー

杏子「買い物だけでそんなに疲れるのかよ」

杏子「荷物だってほとんどあたしが持ってたじゃんか」

ほむら「・・・精神的に疲れたわ」

杏子「ダメだこいつ・・・」

ほむら「やっぱり自分の家が一番落ち着くわね」

杏子「今はあたしの家でもあるけどな」

ほむら「私としてはさっさと出ていって欲しいのだけれど」

杏子「えっ・・・」

ほむら「えっ」

杏子「・・・」ウルウル

ほむら「うぐっ」

ほむら「・・・じ、冗談よ」

杏子「・・・!」パァァッ

ほむら「(単純ね・・・)」

杏子「べ、別に寂しいとかそんなんじゃねーからな!」

ほむら「はいはい」

ほむら「それより、早く夕食の準備をしてくれないかしら」

杏子「随分と偉そうだな・・・」

ほむら「じゃあカロリーメイt」

杏子「わかったわかった!」

ほむら「・・・計画通り」キリッ

杏子「ぶっ飛ばすぞおい」

杏子「じゃあほむらは玉ねぎ切るのよろしく」

ほむら「手が滑ってあなたを刺すかもしれないけどそれでもいいなら」

杏子「いや普通に手伝えよ」

ほむら「料理なんてした事ないわ」

杏子「だから練習すんだろ」

ほむら「ほむぅ・・・」

ほむら「・・・」トントン

ほむら「・・・」トントン

ほむら「・・・っ」ウルウル

杏子「(ほむらの涙目とか初めて見た・・・)」

杏子「・・・可愛い」ボソッ

ほむら「っ!?///」ドキッ

杏子「どうした?」

ほむら「な、何でもない・・・痛っ!」

杏子「おいおい、指切っちゃってるじゃねーか」

杏子「絆創膏持ってくるからちょっと待ってて」

ほむら「ええ・・・」

杏子「うん、これでよし」

ほむら「あ、ありがとう・・・」

杏子「じゃあほむらは休憩な、後はあたしがやるから」

ほむら「で、でも・・・」

杏子「怪我人はおとなしくしてな」

ほむら「ほむぅ・・・」

杏子「ほら、できたぞ~」

ほむら「これは・・・ハンバーグ?」

杏子「うん、まぁそんな感じ」

ほむら「ほむバーグね」

杏子「自分の名前好きだなお前・・・」

ほむら「じゃあ、いただきます」

ほむら「・・・」ホムホム

ほむら「・・・」ホムホム

杏子「ど、どう?」

ほむら「・・・最悪」

杏子「えっ・・・?」

杏子「ご、ゴメンな、すぐ作り直すから・・・!」

ほむら「冗談よ」

杏子「おいこら!」

ほむら「意外と繊細なのね」

杏子「うるせぇ!」

ほむら「っていうか、なんでホームレス中学生のあなたが料理なんてできるの?」

杏子「料理本立ち読みしてたらなんか覚えた」

ほむら「なんでそんなのを読んでるのよ」

杏子「だって旨そうな食べ物がいっぱい載ってるじゃん」

杏子「いつか食べてみたいな~って」

ほむら「グルメリポーターにでもなったら?」

杏子「太りそうだからやだ」

ほむら「一応そういうところは気にしてるのね」

杏子「あ、あたしだって女だからな・・・そこは・・・その・・・」

ほむら「(なんか可愛い)」

杏子「い、いいから早く食えよっ!」

ほむら「顔が真っ赤よ?」

杏子「うるせぇ!」

ほむら「ふふっ」

杏子「うぅ・・・///」

ほむら「ねぇ、佐倉杏子」

杏子「んー?」

ほむら「フルネームで呼ぶのも面倒だから、名前で呼んでもいいかしら」

杏子「べ、別にいいけど・・・」

ほむら「・・・杏子」

杏子「んー?」

ほむら「杏子っ!」

杏子「な、なんだよ・・・」

ほむら「呼んでみただけ」

杏子「うぅ・・・///」

杏子「な、なぁ、ほむら・・・」

ほむら「何?」

杏子「今日も、その、風呂、一緒に・・・///」

ほむら「?」

ほむら「元々そのつもりだけど・・・」

杏子「・・・!」パァァッ

杏子「そ、そっか、そうだよな!」

ほむら「?」

ほむ風呂

杏子「・・・///」

ほむら「んっ・・・二人で入るとちょっと狭いわね」

杏子「そ、そうだな・・・」

ほむら「ほら、もっと寄って」ピトッ

杏子「っ!?///」

ほむら「どうかしたの?」

杏子「な、なんでもない・・・」

ほむら「?」

ほむら「ねぇ、杏子」

杏子「な、なんだよ・・・」

ほむら「私たちって、胸無いわよね・・・」

杏子「そうだな・・・」

ほむら「何故巴マミの胸はあんなに大きいのかしら」

杏子「さやかも結構デカかったなぁ」

ほむら「・・・」

杏子「・・・」

ほむら「はぁ・・・」

杏子「はぁ・・・」

杏子「ぷはぁーっ!風呂上がりにはやっぱ牛乳だよな!」

ほむら「わけがわからないわ」

杏子「飲むかい?」

ほむら「じゃあお言葉に甘えて・・・」

杏子「!?」

杏子「や、やっぱ無理っ!」

ほむら「?」

ほむベッド

ほむら「・・・」

杏子「・・・」

ほむら「えいっ」ギュッ

杏子「っ!?///」

ほむら「・・・この方が落ち着くわね」

杏子「うぅ・・・///」

ほむら「ねぇ、杏子」

杏子「・・・?」

ほむら「あの、その・・・」

杏子「あっ、学校サボりたいとかは無しだぞ」

ほむら「ち、違うわ・・・」

杏子「じゃあなんだよ・・・」

ほむら「えっと、その・・・」

ほむら「学校で、一緒にいてくれる・・・?」

杏子「・・・」

ほむら「でないと、私・・・また一人に・・・」ウルウル

杏子「・・・やだ」

ほむら「!?」

杏子「なんて言うわけねーだろ」

杏子「大切な、仲間だからな」

ほむら「・・・ありがとう」

杏子「おやすみ、ほむら」

ほむら「おやすみなさい、杏子・・・」

翌朝

杏子「おーきーろーっ!!!」

バッ

ほむら「んっ・・・」

ほむら「・・・?」

杏子「学校だよ学校!」

ほむら「あぁ、そんなのもあったわね・・・」

杏子「おいこら」

ほむら「やっぱり行きたくない・・・」

杏子「そうはいかねーぞ」

杏子「っていうかさ、あたしの制服はどうすんの?」

ほむら「とりあえず私のを着といて、二着あるから」

杏子「わかった」

ほむら「・・・私は二度寝してくるわね」

杏子「ベッド没収するぞおい」

杏子「教科書よし、服装よし、弁当よし・・・っと」

杏子「忘れ物ないよな?」

ほむら「・・・多分」

杏子「じゃあ行くぞっ」

ほむら「はぁ・・・」

杏子「あたしが一緒にいてやるからさ、大丈夫だってば」

ほむら「そうだといいけど・・・」

さる食らう前にちょっくら飯食ってくる

メルケル「さあ、あんこの山かほむのこの里か」
サルコジ「あなたはどちらを選ぶんですかね」

オバマ「さやかのマーチが良い」

メルサル「!?」
オバマ「Yeah」ドヤァ

学校

ほむら「うぅ・・・」ギュッ

杏子「どうしてこうなった・・・」

ほむら「う、うるさいわね・・・」

杏子「いや、だって・・・立場逆だろ」

和子「えっと、あなたが転校生の佐倉杏子さんですね」

杏子「ん?あぁ、はい」

和子「あなたのクラスの担任をしている、早乙女和子と言います」

和子「後ろにいるのは・・・暁美さん?」

ほむら「・・・っ」ギュッ

和子「久しぶりの登校で緊張するかもしれないけど、頑張ってね」

ほむら「・・・」コクリ

和子「じゃあ、佐倉さんはちょっと来て?」

杏子「はーい」

ほむら「あっ・・・」

ほむら「・・・杏子・・・」

ガラッ

ほむら「・・・」

ワイワイガヤガヤ

ほむら「うぅ・・・」

ほむら「(早く来て・・・杏子・・・)」

和子「はーい、皆さん席に着いて~」

和子「今日は皆さんに、大事なお話があります!」ダンッ!

和子「彼女の目の前で堂々とエロゲーをやる男ってどう思いますか!?」

和子「はい、中沢君!」

中沢「えっ!?いや、流石にマズいと思います・・・」

和子「そうです!その通り!」

和子「純情な乙女にそんな破廉恥なモノを見せ付けるなんて言語道断!」

和子「女子の皆さんは、決してそんな馬鹿な男とはお付き合いしないように!」

和子「男子の皆さんは、絶対にそんな大人にならないように!」

和子「いいですね!?」

「あちゃー・・・またダメだったんだぁ」

「これで何回目だっけ?」

杏子「あの~・・・」

和子「あっ」

和子「えっと、転校生の佐倉杏子さんです!」

杏子「えーっと、うーん・・・」

杏子「佐倉杏子です、よろしくお願いします」

「ポニテ美少女キター!」

「仁美さん派だったけど寝返ろうかな・・・?」

杏子「せんせー」

和子「はい、何ですか?」

杏子「あたしの席ってどこ?」

和子「あー、そうですね・・・」

和子「暁美さんの隣が空いてるので、そこで」

杏子「はーい」

ほむら「(杏子・・・!)」パァァッ

1時間目

杏子『大丈夫だったか?』←テレパシー

ほむら『な、なんとか・・・』

杏子『今にも泣きそうだったくせに』

ほむら『うぅ・・・』

※席順は改変前のまどかの位置にほむら、さやかの位置に杏子

和子「えーっと、ここは・・・」

和子「佐倉さん、この単語を訳してみて下さい」

杏子「えっ!?あ、はい・・・」

杏子「(ヤバい・・・全然分かんねぇ・・・)」

ほむら『その単語の意味は「会社」よ』

杏子「えっと、会社?」

和子「正解!」

杏子『ありがと、ほむら』

ほむら『このぐらいできて当たり前よ』

杏子『ぐぬぬ』

昼休み

杏子「全然わかんねぇ・・・」グデー

ほむら「何回サポートすればいいのよ・・・」

杏子「悪い・・・」

ほむら「・・・これ」

杏子「ノート?」

ほむら「私のノートよ、多少は勉強の役に立つだろうし・・・」

杏子「おっ、サンキュー」

ほむら「それと、その・・・」

「ねぇねぇ佐倉さん」

杏子「ん?」

「あのさ、一緒にお弁当食べない?」

杏子「あー・・・」チラッ

ほむら「・・・っ」ウルウル

杏子「ゴメン、あたしほむらと一緒に食うからさ」

「そっか・・・じゃあね」

杏子「ほら、食おうぜ」

ほむら「え、えぇ・・・」

ほむら「あの、杏子・・・」

杏子「ん~?」モグモグ

ほむら「あ、ありがとう・・・」

杏子「いや、別に気にすんなって」

杏子「あたしだってまだ友達全然いないし」

ほむら「・・・」

杏子「うおっ、弁当箱の下の段が悲惨な事に・・・」

ほむら「・・・」ホムホム

杏子「・・・」モグモグ

ほむら「・・・」ホムホム

杏子「・・・」モグモグ

ほむら「あっ・・・」

杏子「?」

ほむら「・・・」フキフキ

杏子「あ、ありがと・・・」

放課後

杏子「ほむらーっ」

ほむら「杏子・・・」

杏子「一緒に帰ろーぜ」

ほむら「えぇ・・・」

5時間目

杏子「佐倉杏子、いっきまーす!」

杏子「・・・」タッタッタッ

杏子「よっ・・・と」

ボスン

「おーっ!すげー!」

「佐倉さんすごーい!」

先生「インターハイ出れるんじゃ・・・?」

ほむら「すごいわね、杏子・・・」

杏子「まぁな」

ほむら「その調子で勉強も・・・」

杏子「それはちょっと無理」

ほむら「ふふっ」

杏子「笑うなよぉ・・・」

放課後

杏子「ほむらーっ」

ほむら「杏子・・・」

杏子「一緒に帰ろーぜ」

ほむら「・・・いいの?」

杏子「なんでだよ」

ほむら「私なんかと仲良くしてたら・・・あなたも・・・」

杏子「別にいいんだよ、あたしがやりたくてやってるだけだから」

ほむら「・・・そう」

杏子「しっかしあれだな、学校も悪くないな」

ほむら「よかったわね」

杏子「・・・宿題手伝ってくれよ?」

ほむら「うーん・・・どの道杏子一人じゃ無理よね・・・」

ほむら「最初のうちだけよ」

杏子「ありがと!」

ほむホーム

杏子「ただいま~」

ほむら「誰もいないわよ?」

杏子「こういうのは気分なんだよっ」

ほむら「ほむぅ・・・」

杏子「さて、ゲームやろーっと」

ほむら「その前に手洗いしないとダメよ」

杏子「はーい」

杏子「よーし、手洗いも終わったし早速ゲーm」

ギュッ

杏子「っ!?///」

ほむら「・・・っ」ギュー

杏子「ほ、ほむら・・・?」

ほむら「が、学校・・・こ、怖かったぁ・・・」ウルウル

杏子「ほむら・・・」

ほむら「うぅ・・・」グスッ

杏子「・・・よしよし」ナデナデ

ほむら「・・・///」

杏子「よく頑張ったよ、ほむらは」

ほむら「杏子ぉ・・・」グスッ

杏子「大丈夫、これからもあたしがそばに居てやるから」

ほむら「うん・・・」

杏子「(何この小動物可愛い)」

数分後

杏子「あのさ・・・ほむら?」

杏子「そろそろ離してくれないかなぁ・・・なんて」

ほむら「・・・っ」フルフル

杏子「えー・・・」

ほむら「杏子・・・あったかい・・・」ギュー

杏子「(どうしてこうなった・・・)」

杏子「おーい、ほむら~・・・」

ほむら「すぅ・・・すぅ・・・」

杏子「寝やがったこいつ・・・」

ほむら「すぅ・・・すぅ・・・」

杏子「(あぁ、この寝顔見ると何でも許せそうな気がする・・・ってそうじゃなくて)」

杏子「動けねーよ・・・」

杏子「ん?なんだあの赤いリボン?」

杏子「ほむらはいつも黒いカチューシャ付けてるし・・・」

杏子「んっ・・・しょ」

杏子「あ、届いた・・・・・・っ!?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ほむら『何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる・・・!』



ほむら『私ね、未来から来たんだよ』



ほむら『まどか・・・たった一人の私の友達』



ほむら『それじゃあ、私は何のために・・・!』


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

杏子「・・・い、今のは一体・・・?」

杏子「ほむらの・・・記憶?」

杏子「何なんだよ・・・」

杏子「『まどか』って・・・誰だ?」

杏子「わけわかんねぇ・・・」

ほむら「んっ・・・」

ほむら「あれ?私・・・」

杏子「おはよう、ほむら」

ほむら「あっ、それ・・・!」

杏子「・・・この赤いリボン?」

ほむら「えぇ・・・」

杏子「あのさ、ほむら」

杏子「『まどか』って・・・誰だ?」

ほむら「・・・っ」

ほむら「それは・・・」

杏子「言えない理由でもあるのか?」

ほむら「いえ、違うわ・・・」

ほむら「話したところで、誰も信じてくれない・・・」

ほむら「事実かどうか、確かめる術がこの世界にはないから・・・」

杏子「・・・」

杏子「あたしは、ほむらの言うこと信じるよ」

ほむら「えっ・・・?」

杏子「だってさ、友達だろ?」

杏子「ほむらは、あたしを騙したりしないってわかるから」

ほむら「杏子・・・」

杏子「友達が一人で苦しんでるのを、ただ黙って見てるのはもう嫌だ・・・」

杏子「だから、あたしにも教えてよ」

ほむら「・・・」

ほむら「・・・わかったわ」

ほむら「この世界は、とある魔法少女の願いで一度改変されているの」

ほむら「そして、私は改変前の世界からやって来た唯一の存在」

ほむら「私は改変前の世界で、鹿目まどかという一人の少女に出会った」

ほむら「その頃の私は気弱で何もできないダメな人間だった」

ほむら「そして鹿目まどかとの出会いから一ヶ月後・・・彼女は死んだ」

ほむら「そして私は彼女を救うために魔法少女になって、何度も時間遡行を繰り返した」

ほむら「その中で私は気付いてしまった」

ほむら「キュゥべえの真の目的と、魔法少女の真実について」

ほむら「魔法少女の本体がソウルジェムだっていうのは・・・もう教えたわよね」

ほむら「改変前の世界での魔法少女は、いずれ魔女になる運命を背負っていたの」

ほむら「魔女っていうのは、この世界でいう魔獣みたいなものよ」

ほむら「そして魔法少女が絶望して魔女になる瞬間に発生するエネルギーを回収するのがキュゥべえ・・・いや、インキュベーターの目的だった」

ほむら「真実を伝えたところで、実際にそれを目にするまで誰も信じなかった・・・知ったら知ったで心中しようとした魔法少女もいたしね」

ほむら「そして私は誰も信じなくなった」

ほむら「その頃だったかしら・・・今みたいな性格に変わったのは」

ほむら「その後も、私は同じ時間を繰り返し続けたわ」

ほむら「そして最後の時間軸で、全ての真実を知った鹿目まどかはこう願った」

ほむら「『全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい』・・・とね」

ほむら「そして世界の改変が行われて、全ての魔法少女は救われた」

ほむら「鹿目まどかの消滅と引き換えにね」

ほむら「その赤いリボンは・・・最後にまどかが私に託したものよ」

杏子「・・・」

ほむら「私は結局、まどかを守れなかった」

杏子「ほむら・・・」

ほむら「まぁ、簡単に説明するとこんな感じかしら」

杏子「・・・」ギュッ

ほむら「えっ・・・?」

杏子「ゴメンな、ほむら」

杏子「ずっと、気付いてやれなくて・・・」

ほむら「杏子・・・」

杏子「これからはさ、一人で抱え込んでないであたしにも相談してくれよな」

ほむら「うん・・・ありがとう」

ほむら「・・・でもね、もういいの」











チュッ








杏子「ほ、ほむら・・・!?///」

ほむら「私のことをこんなに大切に想ってくれる人が、すぐそばにいるってわかったから・・・」

ほむら「もう、平気よ」

杏子「・・・そっか」

ほむら「あと、もう一つ」











ほむら「杏子・・・大好き」

ほむら「たった一人の、私の恋人」









杏子「こ、これって・・・!///」

ほむら「・・・告白・・・かしら?」

杏子「ほ、ほむら・・・///」

ほむら「返事、聞かせて欲しいなって」

杏子「あ、あたしは・・・」











杏子「あたしも・・・ほむらとずっと一緒にいたい」

杏子「独りぼっちは、さびしいもんな」









ほむら「杏子・・・///」

杏子「や、やっぱ恥ずかしいな、こういうの・・・///」

ほむら「・・・///」

杏子「・・・///」

ほむら「・・・///」

杏子「・・・///」

ほむら「・・・ふふっ」

杏子「な、なんだよっ!」

ほむら「何でもないわ」

杏子「うぅ・・・///」

ほむら「さて、そろそろ夕食の準備をしないといけないわね」

杏子「ほむら・・・?」

ほむら「今日は私が作るわ」

杏子「大丈夫かよ・・・?」

ほむら「・・・多分」

杏子「おい」

ほむら「できたわ」

杏子「なんだこれ」

ほむら「ほむバーグライスよ」

杏子「オムライスとハンバーグ足しただけだろ」

ほむら「別にいいじゃない」

杏子「まぁいいや、いただきまーす」

杏子「あれ・・・?」

杏子「意外と旨い!」

ほむら「そ、そう・・・///」

杏子「食うかい?」

ほむら「じゃあ、その・・・」

ほむら「た、食べさせて・・・?」

杏子「わ、わかった・・・」

杏子「あ、あーん・・・///」スッ

ほむら「あ、あーん・・・///」パクッ

ほむら「・・・///」ホムホム

杏子「ど、どうだ?」

ほむら「・・・うん、おいしい」

杏子「そ、そっか・・・」

ほむら「・・・///」ホムホム

杏子「・・・」モグモグ

ほむら「・・・///」ホムホム

杏子「・・・」モグモグ

ほむら「・・・ね、ねぇ、杏子」

杏子「ん~?」

ペロッ

杏子「っ!?///」

ほむら「ほ、頬が汚れてたから・・・///」

杏子「・・・///」

ほむら「・・・ふぅ」

ほむら「・・・食べ過ぎたわ」

杏子「あたしも・・・」

杏子「んじゃ、そろそろ風呂入るか」

ほむら「そうね」

ほむ風呂

杏子「・・・///」

ほむら「・・・///」

杏子「・・・///」

ほむら「・・・///」

杏子「・・・うりゃっ」

ギュッ

ほむら「ふぇっ!?///」

杏子「ね、寝るときの仕返しだからなっ///」ギュー

ほむら「うぅ・・・///」

杏子「あのさ・・・ほむら」

ほむら「何?」

杏子「洗いっこしようぜ」

ほむら「べ、別にいいけど・・・」

杏子「ほら、あっち向いて」

ほむら「よ、よろしく・・・///」

杏子「んっ・・・しょ」ゴシゴシ

ほむら「・・・///」

杏子「んっ・・・しょ」ゴシゴシ

ほむら「・・・///」

杏子「前・・・どうする?」

ほむら「さ、流石に自分でやるわ・・・」

杏子「そ、そっか・・・」

ほむら「つ、次は私の番ね」

杏子「よ、よろしくな・・・///」

ほむら「んっ・・・しょ」ゴシゴシ

杏子「・・・///」

ほむら「んっ・・・えいっ」ゴシゴシ

杏子「・・・///」

杏子「・・・///」

ほむら「・・・///」

杏子「・・・///」

ほむら「・・・///」

杏子「顔真っ赤だぞ・・・のぼせたのか?」

ほむら「あなたも同じだと思うけど・・・」

杏子「・・・そろそろ出ようぜ」

ほむら「・・・そうね」

杏子「ぷはぁーっ!」

ほむら「まるでおじさんね」

杏子「風呂上がりは牛乳って昔から決まってるんだよ」

ほむら「そう・・・?」

杏子「飲むかい?」

ほむら「じゃあ、もらうわ」

ほむら「・・・」ホムホム

ほむら「ぷはっ・・・悪くないわね」

杏子「だろ?」

杏子「さて、そろそろ寝るか・・・」

ほむら「その前に宿題」

杏子「ぐはっ」

ほむら「私が手伝ってあげるから、ほら」

杏子「はーい・・・」

ほむら「まずは数学ね、これはこの公式を使って・・・」

杏子「なるほど」

ほむら「わかった?」

杏子「わかった!」

杏子「ほむらってさ、教えるの上手いんだな」

ほむら「そ、そう?///」

杏子「この調子でさっさと終わらせて寝ようぜ~」

ほむら「そうね」

1時間後

杏子「お、終わったぁ・・・」グデー

ほむら「よく頑張ったわね」

杏子「ありがとな、ほむら」

ほむら「どういたしまして」

杏子「さーて、寝るぞ~」

ほむら「電気消すわよ?」

杏子「オッケー」

ほむベッド

ほむら「えいっ」ギュッ

杏子「わぷっ」

ほむら「捕まえたっ」

杏子「逃げねーよ」

ほむら「ふふっ」ギュー

杏子「・・・///」

チュッ

杏子「!?///」

ほむら「・・・おやすみのキス」

杏子「うぅ・・・///」

ほむら「杏子・・・大好き」

杏子「あたしもだよ、ほむら」

ほむら「・・・おやすみなさい」

杏子「・・・おやすみ」

翌朝

杏子「起きろー、おーい」ユサユサ

ほむら「んっ・・・」

ほむら「・・・おはよう」

杏子「朝ご飯できてるから、早く食えよ」

ほむら「・・・うん」

杏子「教科書よし、服装よし、弁当よし・・・」

杏子「忘れ物ないよな?」

ほむら「あ、ちょっと待って」

ほむら「一つだけあるわ」

杏子「?」











チュッ









ほむら「ふふっ」

杏子「うぅ・・・///」

ほむら「それじゃ、行きましょ?」

杏子「お、おう・・・」









Fin

今期アニメがあまりにも百合不足なので思い付きで立てた
まどマギSSは初だったので結構大変だったお

ちょっくらまど神様にシバかれてくる

神罰こわいお・・・

ゆるゆりSSの方も書いてたので興味があればそっちもどうぞ
京子「結衣、大好き!」結衣「私もだよ、京子」
京子「結衣、大好き!」結衣「私もだよ、京子」 - SSまとめ速報
(http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1316870157/)

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